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Membrane filtration system

阅读:638发布:2024-01-17

专利汇可以提供Membrane filtration system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To improve treatment efficiency using a reverse osmosis membrane.SOLUTION: A membrane filtration system includes a biological treatment apparatus, a membrane filtration module, a line, and a reverse osmosis membrane module. The biological treatment apparatus has aerobic microorganisms therein, by which water to be treated is treated biologically. The membrane filtration module treats the water to be treated, having treated by the biological treatment apparatus, by membrane filtration. The line is connected with the biological treatment apparatus and the membrane filtration module, and supplies wastewater of the membrane filtration module to the biological treatment apparatus. The reverse osmosis membrane module passes the filtered water after membrane filtration by the membrane filtration module to remove a solute contained in the filtered water.,下面是Membrane filtration system专利的具体信息内容。

  • 好気性微生物を内部に有し、この好気性微生物によって流入する被処理水を生物処理する生物処理装置と、
    前記生物処理装置で処理された被処理水を膜ろ過処理する膜ろ過モジュールと、
    前記生物処理装置と前記膜ろ過モジュールに接続され、前記膜ろ過モジュールの排水を前記生物処理装置に供給するラインと、
    前記膜ろ過モジュールで膜ろ過されたろ過水を通水し、ろ過水に含まれる溶質を除去する逆浸透膜モジュールと、
    を備えることを特徴とする膜ろ過システム。
  • 前記生物処理装置は、並列する複数の複数の処理装置で構成され、
    一部の処理装置に、前記ラインを介して前記膜ろ過モジュールから排水が供給されるタイミングで、他の生物処理装置には、被処理水が流入することを特徴とする請求項1記載の膜ろ過システム。
  • 前記生物処理装置、前記膜ろ過モジュール及び前記ラインは、前記膜ろ過モジュールから前記生物処理装置に自然流下で排水を供給可能に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜ろ過システム。
  • 前記生物処理装置で生物処理された被処理水を流入して固液分離する固液分離装置と、
    被処理水に含まれる固形分が分離された被処理水を前記膜ろ過モジュールに供給するラインと、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の膜ろ過システム。
  • 前記固液分離装置で固形分が分離された被処理水を、逆洗水として前記生物処理装置に供給するラインを備えることを特徴とする請求項4に記載の膜ろ過システム。
  • 前記膜ろ過モジュールで固形分がろ過されたろ過水を、逆洗水として前記生物処理装置に供給するラインを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の膜ろ過システム。
  • 前記逆浸透膜モジュールで処理水から分離された溶質の濃縮水を、逆洗水として前記生物処理装置に供給するラインを備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の膜ろ過システム。
  • 取水原から被処理水を流入して貯留する原水槽を備え、
    前記生物処理装置は、前記原水槽内に配置される ことを特徴とする請求項1又は2に記載の膜ろ過システム。
  • 前記生物処理装置に供給する被処理水の水質を測定するセンサと、
    前記センサによる測定結果に応じて前記膜ろ過モジュールから前記生物処理装置への排水の供給をコントロールする制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の膜ろ過システム。
  • 前記生物処理装置に供給する被処理水の水質を測定する第1センサと、
    前記生物処理装置で処理された被処理水の水質を測定する第2センサと、
    前記第1センサ及び前記第2センサによる測定結果に応じて前記膜ろ過モジュールから前記生物処理装置への排水の供給をコントロールするコントローラと、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の膜ろ過システム。
  • 前記逆浸透膜モジュールに供給するろ過水の水質を測定する第3センサと、
    前記逆浸透膜モジュールで処理水から分離された溶質の濃縮水の水質を測定する第4センサと、
    前記第3センサ及び第4センサによる測定結果に応じて前記膜ろ過モジュールから前記生物処理装置への排水の供給をコントロールするコントローラと、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載の膜ろ過システム。

  • 说明书全文

    本発明は、前処理された被処理を逆浸透膜で処理して真水を生成する膜ろ過システムに関する。

    イオンや塩類を含む海水、汽水または地下水等から生活用水、工業用水または農業用水等を製造する膜ろ過システムでは、逆浸透膜(RO膜)を利用する方法が用いられることがある。 逆浸透膜は、水を透過させるが、イオンや塩類など水以外の不純物は透過させない性質を持つ。 したがって逆浸透膜では、被処理水に溶質の濃度に応じた浸透圧以上の圧をかけることで、水と溶質とを分離することができる。

    一方、逆浸透膜を利用する膜ろ過では、逆浸透膜にろ過性を低下させるファウリングが発生することがある。 例えば、海水を淡水化する場合、海水中に含まれる濁質、藻類、生物等が原因で逆浸透膜にファイリングが発生する。 したがって、逆浸透膜を用いる膜ろ過システムでは、定期的に逆浸透膜を洗浄し、ファウリングを除去又は抑制することがある。 また、逆浸透膜で処理する前に、好気性微生物を利用した生物処理により、被処理水中の有機物を除去することで、ファウリングを抑制することも検討されている。

    例えば、逆浸透膜を薬品洗浄する場合、薬品によって逆浸透膜の膜性能を低下させるおそれがある。 一方、生物処理によれば、薬品洗浄のように膜性能の低下の問題はないが、被処理水中の有機物の量によっては、効果が得られない場合がある。 すなわち、好気性微生物は、酸素量、有機物濃度及び温度が最適な状態で活発に働くが、微生物の栄養源である有機物が不足する場合には、活発に働くことができず、被処理水中の有機物が処理されない。

    特開2003−112181号公報

    上述したように、逆浸透膜を利用した膜ろ過システムでは、逆浸透膜に発生するファウリングを抑制することが困難であり、処理の効率が低下する問題があった。

    したがって、本発明は、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる膜ろ過システムを提供する。

    実施形態に係る膜ろ過システムは、生物処理装置と、膜ろ過モジュールと、ラインと、逆浸透膜モジュールとを備える。 生物処理装置は、好気性微生物を内部に有し、この好気性微生物によって流入する被処理水を生物処理する。 膜ろ過モジュールは、生物処理装置で処理された被処理水を膜ろ過処理する。 ラインは、生物処理装置と膜ろ過モジュールに接続され、膜ろ過モジュールの排水を生物処理装置に供給する。 逆浸透膜モジュールは、膜ろ過モジュールで膜ろ過されたろ過水を通水し、ろ過水に含まれる溶質を除去する。

    本発明の第1実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    膜ろ過システムで利用される生物処理装置の一例を説明する概略図である。

    本発明の第2実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第3実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第4実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第5実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第6実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第7実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第8実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第9実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第10実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第11実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第12実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第13実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    本発明の第14実施形態に係る膜ろ過システムを説明する概略図である。

    以下に、図面を用いて本発明の各実施形態について説明する。 以下の説明において、同様の構成については同一の符号を用いて説明を省略する。 本発明の実施形態に係る膜ろ過システムは、不純物に有機物を含む被処理水を、逆浸透膜を利用して処理し、真水を生成するシステムである。 以下では、膜ろ過システムによって海水から溶解成分である塩分等を除去し、真水を生成する例で説明する。 ここで、膜ろ過システムでは、前処理として被処理水である海水から固形分等を除去した後に、逆浸透膜を用いて被処理水の溶解成分である塩分等を除去して真水を生成する。

    [第1実施形態]
    図1に示すように第1実施形態に係る膜ろ過システム1Aは、供給される被処理水を生物処理する生物処理装置1と、生物処理装置1で生物処理された被処理水を貯留する原水槽2と、原水槽2に貯留される被処理水を膜ろ過する膜ろ過モジュール3と、膜ろ過モジュール3で膜ろ過されて得られたろ過水を貯留するろ過水槽4と、ろ過水槽4で貯留されるろ過水を被処理水として通水する逆浸透膜モジュール5と、逆浸透膜モジュール5で得られた処理水を貯留する処理水槽6とを備えている。 すなわち、膜ろ過システム1Aでは、前処理として、生物処理装置1を利用して生物処理を行ない、かつ、膜ろ過モジュール3で膜ろ過をした後、逆浸透膜モジュール5に通水して真水を生成する。

    また、膜ろ過システム1Aでは、膜ろ過モジュール3の排水を生物処理装置1に供給し、排水に含まれる有機物を生物処理装置1で生物処理に利用する好気性微生物に与えて微生物を活発化させる。 好気性微生物は、最適な量の酸素及び有機物が与えられるとともに、温度も最適な場合に活発になり、有機物の分解効率を向上させることができる。

    生物処理装置1では、被処理水に含まれる有機物は、好気性微生物に分解されるものの、被処理水中の全ての有機物を分解することは困難である。 そのため、膜ろ過モジュール3からの排水には有機物が含まれている。 したがって、膜ろ過システム1Aでは、好気性微生物が活発化するために十分な量の有機物が被処理水に含まれていない場合であっても、排水に含まれる有機物を生物処理装置1に循環させることで、生物処理装置1の好気性微生物を活発化させる。

    ここで、「排水」とは、後に説明する「給水」、「逆洗」及び「捨水」の各工程で膜ろ過モジュール3から排水されるものであり、「ろ過」の工程で被処理水から除かれてろ過モジュール3内に残った被処理水中の固形分を含む液体である。

    生物処理装置1は、取水源からラインL11及びバルブV1を介して、被処理水である海水を導入する。 この生物処理装置1内には、好気性微生物を有しており、被処理水に含まれる有機物を生物処理する。 生物処理装置1は、生物処理した被処理水を、ラインL12を介して後段の原水槽2に送出する。 生物処理装置1で利用する微生物の種類は、被処理水に含まれる有機物の種類によって異なるが、海水を被処理水とする場合、塩分に耐えうる海水由来の微生物であることが好ましい。

    例えば、生物処理装置1は、図2(a)に示すように、好気性微生物を保持するろ床100を備え、導入した被処理水をろ床100が保持する好気性微生物に接触させて生物処理し、送出するように構成されている。 好気性微生物で生物処理する際にはは酸素を必要とするため、生物処理装置1は、ろ床100に保持される好気性微生物に酸素又は空気を供給するブロア等の散気手段101を備えていることが好ましい。

    また例えば、生物処理装置1は、図2(b)に示すように、好気性微生物が保持されるろ床100と、空気を含んだ被処理水を供給する散水手段102とを備えていても良い。 すなわち、図2(b)に示す生物処理装置1では、被処理水を生物処理装置1内で散水することで、被処理水に空気を含有させた後に、ろ床100が保持する好気性微生物に被処理水を接触させることができる。

    その他、図2では省略しているが、上述したように好気性微生物は生物処理に最適な温度があるため、生物処理装置1では、内部を好気性微生物の処理に最適な温度に調整するための調整手段を備えていてもよい。

    また、図1に示すように、生物処理装置1で生物処理された被処理水の流出に利用されるラインL12には、ラインL121が接続されるとともに、ラインL12にはバルブV12が設けられ、ラインL121にはバルブV121が設けられる構成であることが好ましい。 例えば、通常は、バルブV12が開、バルブV121が閉の状態であり、生物処理装置1で生物処理された被処理水が後段に送出される。 一方、メンテナンス時等に発生する、被処理水ではない排水が発生する場合、バルブV12が閉、バルブV121が開の状態となり、生物処理装置1からの排水はラインL121を介して排出されて排水として処理される。

    原水槽2は、ラインL12を介して生物処理装置1から導入した生物処理後の被処理水を、後段の膜ろ過モジュール3に送出するまでの期間、貯留している。

    膜ろ過モジュール3は、例えば、精密ろ過膜や限外ろ過膜等のろ過膜で構成されるモジュールである。 この膜ろ過モジュール3は、原水槽2で貯留される被処理水を、ラインL2、ポンプP2及びバルブV2を介して導入してろ過し、得られたろ過水を、ラインL31及びバルブV31を介して後段のろ過水槽4に送出する。

    ろ過水槽4は、ラインL31を介して膜ろ過モジュール3から導入したろ過水を、後段の逆浸透膜モジュール5に送出するまでの期間、貯留している。

    保安フィルタ8は、ろ過水槽4と逆浸透膜モジュール5の間に設けられており、逆浸透膜モジュール5の目詰まりを防止するため、膜ろ過モジュール3で除去できなかった粒径の大きい濁質を除去する。 保安フィルタ8は、ラインL42及びポンプP42を介してろ過水槽4で貯留されるろ過水を導入し、ろ過水の濁質を除去した後にラインL8及びポンプP8を介して逆浸透膜モジュール5に送出する。 なお、逆浸透膜モジュール5には、被処理水を高圧(例えば、5〜6Pa)で供給する必要があるため、ポンプP8は、逆浸透膜モジュールで必要とされる圧力に昇圧した被処理水を供給する。

    逆浸透膜モジュール5は、逆浸透膜で構成されるモジュールであり、ラインL8を介してろ過水を導入し、処理水である真水と、溶質を含む濃縮水とに分離する。 また、逆浸透膜モジュール5は、処理水をラインL51を介して処理水槽6に送出し、濃縮水を排水としてラインL52を介して排出する。 排水は、例えば、被処理水の取水源である海へ排出してもよい。 このとき、排水は、高圧であるため、動力回収装置(図示せず)によって動力を回収し、他の装置等で利用することもできる。

    処理水槽6は、ラインL51を介して導入した処理水を貯留した後、供給先に送出する。

    膜ろ過システム1Aにおいて、膜ろ過モジュール3では、「給水」、「ろ過」、「逆洗」、「エアスクラビング」、「捨水」の工程を繰り返している。

    「給水」は、膜ろ過モジュール3で被処理水を膜ろ過する前処理として、膜面上に水分を与えてろ過をし易くするため、また、膜面上に固形分が含まれる場合にこの固形分を膜ろ過モジュール3から排出するため、少量の液体(被処理水)を供給する工程である。

    「ろ過」は、給水工程の後に、膜ろ過モジュール3で行なわれるメインの工程である。 この「ろ過」では、導入する固形分を含む被処理水から、ろ過膜により固形分を除去し、得られたろ過水を後段のろ過水槽4に送出する。

    「逆洗」は、ろ過工程でろ過水が流出する側(膜ろ過モジュール3の二次側)から洗浄水を逆洗水として供給し、ろ過工程で膜面上に溜まった固形分を排出する工程である。 すなわち、膜面上に固形分が多く堆積すると、ろ過の効率が低下するためである。 ここで、「逆洗」は、ろ過工程が一定時間行われたタイミング、又は、一定量の被処理水がろ過されたタイミングで、開始される。 なお、ろ過工程を行なう時間は、被処理水の水質、すなわち、被処理水に含まれる固形分の量に応じて定められる。

    「エアスクラビング」は、逆洗工程の後で、膜ろ過モジュール3内に逆洗水を含んだ状態で空気等の気体を膜ろ過モジュール3内に供給し、膜面を振動させることで、膜面に付着した汚れ等を剥離する工程である。

    「捨水」は、エアスクラビング工程の後に、エアスクラビング工程で膜面から剥離された汚れを含む逆洗水を排水として膜ろ過モジュール3に排出する工程である。

    ここで、第1実施形態に係る膜ろ過システム1Aでは、「給水」、「逆洗」又は「捨水」の少なくともいずれかの工程において、排出される排水を生物処理装置1に供給する。 この排水には、被処理水に含まれる有機物を含んでいるため、排水中の有機物を生物処理で利用する微生物に供給し、微生物を活発化させるためである。

    また、「ろ過」工程は、膜ろ過システム1Aのメインの工程であり、長時間連続して実行されるが、この「ろ過」の途中で生物処理における有機物が必要となる場合、ろ過を一時中断して「給水」及び「捨水」を実行した後に「ろ過」を再開してもよい。 これにより、有機物が不足する生物処理装置1に有機物を与えて、好気性微生物を活発化させることができる。

    通常の「給水」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV2、V32及びV33を開とし、バルブV31、V34、V35、V41、V71、V72及びV73を閉とする。 また、膜ろ過システム1Aでは、ポンプP2によってラインL2を介して少量のろ過水を膜ろ過モジュール3に供給して、膜面上に流した後、排水としてラインL32及びL33を介して排出する。

    これに対し、排水を生物処理装置1に供給する「給水」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV2、V32及びV34を開とし、バルブV31、V33、V35、V41、V71、V72及びV73を閉とする。 また、膜ろ過システム1Aでは、ポンプP2によってラインL2を介して少量のろ過水を膜ろ過モジュール3に供給し、膜面上に流した排水を、ラインL32及びL34を介して生物処理装置1に供給する。 ここで、図1では省略しているが、ラインL32又はL34には膜ろ過モジュール3から生物処理装置1に排水を送水するための動力を発生するポンプ等の動力源を備えているものとする。

    「ろ過」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV2及びV31を開とし、バルブV32、V33、V34、V35、V41、V71、V72及びV73を閉とする。 また、膜ろ過システム1Aでは、ろ過工程を停止するまで、ポンプP2によってラインL2を介してろ過水を膜ろ過モジュール3に供給し、ろ過水をラインL31を介してろ過水槽4に送出する。

    通常の「逆洗」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV41、V32及びV33を開とし、バルブV2、V31、V34、V35、V71、V72及びV73を閉とする。 また、膜ろ過システム1Aでは、ポンプP41によってラインL41を介してろ過水をろ過工程でろ過水が流出する側から供給し、膜面上に堆積する固形分とともに排水としてラインL32及びL33を介して排出する。

    これに対し、排水を生物処理装置1に供給する「逆洗」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV41、V32及びV34を開とし、バルブV2、V31、V33、V35、V71、V72及びV73を閉とする。 また、膜ろ過システム1Aでは、ポンプP41によってラインL41を介してろ過水をろ過工程でろ過水が流出する側から供給し、膜面上に堆積していた固形分を含む排水を、ラインL32及びL34を介して生物処理装置1に供給する。

    「エアスクラビング」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV71、V72、V32及びV33を開とし、バルブV2、V31、V34、V35、V41及びV73を閉とする。 また、膜ろ過システム1Aでは、コンプレッサ7を起動させ、ラインL71及びL72を介してコンプレッサ7からガスを供給して膜ろ過モジュール3の膜面を振動させる。 なお、エアスクラビングの際に膜ろ過システム1A内の排水が溢れ出る場合、ラインL32及びL33を介して排出される。

    通常の「捨水」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV72、V73、V35を開とし、バルブV2、V31、V32、V33、V34、V41及びV71を閉とする。 これにより、膜ろ過システム1Aでは、ラインL35を介して膜ろ過モジュール3内に空気が入るとともに、ラインL72及びL73を介してエアスクラビング工程で剥離された汚れを含む排水を、膜ろ過モジュール3内から排出する。 その後、給水工程となり、再び被処理水のろ過が開始される。 なお、給水工程においてエアスクラビング工程で剥離された汚れを膜ろ過モジュール3内から排出することができる場合には、捨水工程は省略することができる。

    これに対し「捨水」の際には、膜ろ過システム1Aでは、バルブV32及びV34を開とし、バルブV2、V31、V32、V33、V34、V35、V41、V71V72及びV73を閉とする。 これにより、膜ろ過システム1Aでは、エアスクラビング工程で剥離された汚れを含む排水を、ラインL32及びL34を介して生物処理装置1に供給する。

    上述した第1実施形態に係る膜ろ過システム1Aでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Aでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Aでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。

    [第2実施形態]
    図3に示すように、第2実施形態に係る膜ろ過システム1Bも、生物処理装置1、原水槽2、膜ろ過モジュール3、ろ過水槽4、逆浸透膜モジュール5、処理水槽6、コンプレッサ7及び保安フィルタ8を備えている。 この膜ろ過システム1Bは、図1を用いて上述した膜ろ過システム1Aと比較して、膜ろ過モジュール3から生物処理装置1に排水を送水するためのポンプ等の動力源を備えず、膜ろ過モジュール3から生物処理装置1に自然流下で排水が送出される点で異なる。 すなわち、膜ろ過システム1Bでは、例えば、膜ろ過モジュール3が生物処理装置1よりも物理的に高い位置に備えられている。

    具体的には、図3に示す膜ろ過システム1Bは、図1に示す膜ろ過システム1Aと比較して、膜ろ過モジュール3と生物処理装置1とがラインL32及びL34を介して接続されているのではなく、自然流下で排水が流れるようにラインL36及びL37を介して接続されている点で異なる。

    膜ろ過システム1Bでは、「捨水」の際に、バルブV6、V8及びV20を開にし、バルブV71、V72及びV73を閉にすることで、排水を自然流下によって膜ろ過モジュール3から生物処理装置1へ供給する。 また、膜ろ過システム1Bのメインの工程である「ろ過」工程の途中で生物処理における有機物が必要となる場合、ろ過を一時中断して、「捨水」に切り換えることで、被処理水からろ過により除かれ、膜ろ過モジュール3内に残る固形分に含まれる有機物を生物処理装置1へ供給することができる。

    なお、図3では省略されているが、膜ろ過システム1Bにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第2実施形態に係る膜ろ過システム1Bでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Bでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Bでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。

    加えて、第2実施形態に係る膜ろ過システム1Bでは、自然流下により膜ろ過モジュール3から生物処理装置1に供給することで、省エネルギー化を図ることができる。

    [第3実施形態]
    図4に示すように、第3実施形態に係る膜ろ過システム1Cは、図1を用いて上述した膜ろ過システム1Aと比較して、原水槽2に代えて、固液分離装置200と、固液分離装置200に接続されるラインL201と、ラインL201上のバルブV201及びポンプP201とを備えている点で異なる。

    固液分離装置200は、例えば、液体サイクロン等の固体と液体とに分離する装置である。 この固液分離装置200は、ラインL12を介して生物処理装置1で生物処理された被処理水を導入し、被処理水に含まれる固形分を分離し、固形分を分離後の被処理水を、ラインL2を介して膜ろ過モジュール3に送出する。 また、固液分離装置200は、被処理水から分離された固形分を、ラインL201、バルブV201及びポンプP201を介して排出する。

    この膜ろ過システム1Cの生物処理装置1においても、ラインL11を介して導入する被処理水の生物処理と、ラインL32及びL34を解して導入する膜ろ過モジュール3の排水を導入することによる有機物の供給とを繰り返す。

    なお、図4の膜ろ過システム1Cでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Cでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図4では省略されているが、膜ろ過システム1Cにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第3実施形態に係る膜ろ過システム1Cでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Cでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Cでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。

    [第4実施形態]
    図5に示すように、第4実施形態に係る膜ろ過システム1Dは、図4を用いて上述した膜ろ過システム1Cと比較して、ラインL12上のバルブV12と、生物処理装置1に接続されるラインL13と、ラインL13上のバルブV13と、固液分離装置200に接続されるラインL202と、ラインL202上のポンプP202及びラインL202とを備えている点で異なる。

    膜ろ過システム1Dでは、固液分離装置200で固形分を分離後の被処理水を、ラインL202を介して生物処理装置1の二次側(生物処理装置1が生物処理した被処理水を流出する側)から逆洗水として供給し、生物処理装置1を逆洗する。

    生物処理装置1で生物処理を行なっている際には、バルブV12が開であり、バルブV13及びV202は閉である。 すなわち、生物処理時には、ラインL11を介して生物処理装置1内に導入され、生物処理された被処理水は、ラインL12を介して固液分離装置200に送出される。

    また、生物処理装置1に有機物を含む膜ろ過モジュール3の排水を供給する際には、バルブV32、V34が開であり、バルブV33が閉である。 すなわち、排水を供給時には、ラインL32及び34を介して膜ろ過モジュールの排水が送出される。

    さらに、生物処理装置1で逆洗を行なっている際には、バルブV13及びV202が開であり、バルブV12は閉である。 すなわち、逆洗時には、ラインL202を介して固液分離装置200で固形分が分離された被処理水が逆洗水としてポンプP202によって二次側から生物処理装置1内に導入され、逆洗後の排水は、ラインL13から排出される。

    なお、図5の膜ろ過システム1Dでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Dでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図5では省略されているが、膜ろ過システム1Dにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第4実施形態に係る膜ろ過システム1Dでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Dでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Dでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。 さらに、膜ろ過システム1Dでは、生物処理装置1を逆洗し、生物処理装置1の目詰まりを解消することができる。

    [第5実施形態]
    図6に示すように、第5実施形態に係る膜ろ過システム1Eは、図4を用いて上述した膜ろ過システム1Cと比較して、ラインL12上のバルブV12と、生物処理装置1に接続されるラインL13と、ラインL13上のバルブV13と、ラインL41から分岐するラインL43と、ラインL43上のバルブV43とを備えている点で異なる。

    膜ろ過システム1Eでは、膜ろ過モジュール3のろ過水を、ラインL41、ポンプP41及びラインL43を介して生物処理装置1の二次側から逆洗水として供給し、生物処理装置1を逆洗する。

    生物処理装置1で生物処理を行なっている際には、バルブV12が開であり、バルブV13及びV43は閉である。 すなわち、生物処理時には、ラインL11を介して生物処理装置1内に導入され、生物処理された被処理水は、ラインL12を介して固液分離装置200に送出される。

    また、生物処理装置1に有機物を含む膜ろ過モジュール3の排水を供給する際には、バルブV32、V34が開であり、バルブV33が閉である。 すなわち、排水を供給時には、ラインL32及び34を介して膜ろ過モジュールの排水が送出される。

    さらに、生物処理装置1で逆洗を行なっている際には、バルブV13及びV43が開であり、バルブV12は閉である。 すなわち、逆洗時には、ラインL43を介してろ過水槽4で貯留されるろ過水が逆洗水としてポンプP41によって二次側から生物処理装置1内に導入され、逆洗後の排水は、ラインL13から排出される。

    なお、図6の膜ろ過システム1Eでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Eでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図6では、膜ろ過システム1Eは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が固液分離装置200で固液分離されるものとして示されているが、固液分離装置200の代わりに、単に被処理水を貯留する原水槽2を有する構成であってもよい。

    さらに、図6では省略されているが、膜ろ過システム1Eにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第5実施形態に係る膜ろ過システム1Eでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Eでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Eでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。 さらに、膜ろ過システム1Eでは、生物処理装置1を逆洗し、生物処理装置1の目詰まりを解消することができる。

    [第6実施形態]
    図7に示すように、第6実施形態に係る膜ろ過システム1Fは、図4を用いて上述した膜ろ過システム1Fと比較して、ラインL12上のバルブV12と、生物処理装置1に接続されるラインL13と、ラインL13上のバルブV13と、ラインL52上のバルブV52と、ラインL52から分岐して生物処理装置1に接続するL53と、ラインL53上のバルブV53とを備えている点で異なる。

    膜ろ過システム1Fでは、逆浸透膜モジュール5の濃縮水を、ラインL52及びL53を介して生物処理装置1の二次側から逆洗水として供給し、生物処理装置1を逆洗する。

    生物処理装置1で生物処理を行なっている際には、バルブV12が開であり、バルブV13及びV53は閉である。 すなわち、生物処理時には、ラインL11を介して生物処理装置1内に導入され、生物処理された被処理水は、ラインL12を介して固液分離装置200に送出される。

    また、生物処理装置1に有機物を含む膜ろ過モジュール3の排水を供給する際には、バルブV32、V34が開であり、バルブV33が閉である。 すなわち、排水を供給時には、ラインL32及び34を介して膜ろ過モジュールの排水が送出される。

    さらに、生物処理装置1で逆洗を行なっている際には、バルブV13及びV53が開であり、バルブV12は閉である。 すなわち、逆洗時には、ラインL53を介して逆浸透膜モジュール5の濃縮水が逆洗水として二次側から生物処理装置1内に導入され、逆洗後の排水は、ラインL13から排出される。

    なお、逆浸透膜モジュール5から排出される濃縮水は、ポンプP8で高圧にされているため、ラインL53上にはポンプを設けることなく、濃縮水を生物処理装置1に供給することができる。 また、濃縮水の圧力が高すぎる場合、減圧したあとで生物処理装置1に供給する。

    また、図7の膜ろ過システム1Fでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Fでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    さらに、図7では、膜ろ過システム1Fでは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が固液分離装置200で固液分離されるものとして示されているが、固液分離装置200の代わりに、単に被処理水を貯留する原水槽2を有する構成であってもよい。

    また、図7では省略されているが、膜ろ過システム1Fにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第6実施形態に係る膜ろ過システム1Fでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Fでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Fでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。 さらに、膜ろ過システム1Fでは、生物処理装置1を逆洗し、生物処理装置1の目詰まりを解消することができる。

    [第7実施形態]
    図8に示すように、第7実施形態に係る膜ろ過システム1Gは、図4を用いて上述した膜ろ過システム1Cと比較して、第1生物処理装置1−1と、第2生物処理装置1−2とを備えている点で異なる。 すなわち、膜ろ過システム1Gでは、2台の生物処理装置を備えている。

    第1生物処理装置1−1には、ラインL11から分岐するL11−1を介して被処理水を導入し、ラインL34から分岐するL34−1を介して膜ろ過モジュール3の排水を導入する。 また、第2生物処理装置1−2には、ラインL11から分岐するL11−2を介して被処理水を導入し、ラインL34から分岐するL34−2を介して膜ろ過モジュール3の排水を導入する。

    生物処理装置1−1及び1−2は、図2を用いて上述した生物処理装置1と同様に内部に好気性微生物を有し、導入する被処理水を生物処理する。 第1生物処理装置1−1は、生物処理した被処理水を、ラインL12−1を介して固液分離装置200に送出する。 また、第2生物処理装置1−2は、生物処理した被処理水を、ラインL12−2を介して固液分離装置200に送出する。

    この膜ろ過システム1Gでは、例えば、バルブV11−1が閉であり、バルブV34−1が開であり、第1生物処理装置1−1に膜ろ過モジュール3の排水が供給されている場合であっても、バルブV11−2を開とし、バルブV34−2を閉として、第2生物処理装置1−2に被処理水を導入し、被処理水を生物処理することができる。 すなわち、いずれか一方の生物処理装置に排水を供給して生物処理装置内の有機物の濃度を調整しながら、同時に他方の生物処理装置で生物処理を行なうことができるため、生物処理の効率を向上させることができる。 したがって、図8では、膜ろ過システム1Gが2台の生物処理装置を有するものとして示しているが、複数台の生物処理装置を備え、生物処理と排水の供給とのタイミングを調整することができれば、膜ろ過システム1Gが有する生物処理装置の数は限定されない。

    なお、図8の膜ろ過システム1Gでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Gでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図8では、膜ろ過システム1Gは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が固液分離装置200で固液分離されるものとして示されているが、固液分離装置200の代わりに、単に被処理水を貯留する原水槽2を有する構成であってもよい。

    さらに、図8では省略されているが、膜ろ過システム1Gにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第7実施形態に係る膜ろ過システム1Gでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Gでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Gでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。

    [第8実施形態]
    図9に示すように、第8実施形態に係る膜ろ過システム1Hは、図8を用いて上述した膜ろ過システム1Gと比較して、第1生物処理装置1−1に接続されるラインL11−1と、ラインL11−1上のバルブV11−1と、第2生物処理装置1−2に接続されるラインL11−2と、ラインL11−2上のバルブV11−2と、固液分離装置200接続されるラインL202と、ラインL202上のポンプP202と、ラインL202から分岐してラインL12−1に接続するラインL202−1と、ラインL202から分岐してラインL12−2に接続するラインL202−2と、ラインL202−1上のバルブV202−1と、ラインL20−2上のバルブV202−2とを備えている点で異なる。

    この膜ろ過システム1Hでは、固液分離装置200で固形分を分離後の被処理水を、ラインL202及びL202−1を介して第1生物処理装置1−1の二次側から逆洗水として供給し、第1生物処理装置1−1を逆洗する。 また、膜ろ過システム1Hでは、固液分離装置200で固形分を分離後の被処理水を、ラインL202及びL202−2を介して第2生物処理装置1−2の二次側から逆洗水として供給し、第2生物処理装置1−2を逆洗する。

    ここで、膜ろ過システム1Hでは、いずれか一方の生物処理装置に排水又は逆洗水を供給している場合であっても、他方の生物処理装置で被処理水を生物処理することができるため、生物処理の効率を向上させることができる。 したがって、図9では、膜ろ過システム1Hが2台の生物処理装置を有するものとして示しているが、複数台の生物処理装置を備え、生物処理と排水又は逆洗水の供給とのタイミングを調整することができれば、膜ろ過システム1Hが有する生物処理装置の数は限定されない。

    なお、図9の膜ろ過システム1Hでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Hでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図9では省略されているが、膜ろ過システム1Hにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第8実施形態に係る膜ろ過システム1Hでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Hでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Hでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。 また、膜ろ過システム1Hでは、逆洗水にも有機物が含まれているため、この有機物を含む逆洗水で生物処理装置1を洗浄することで、好気性微生物を活発化させることができる。

    [第9実施形態]
    図10に示すように、第9実施形態に係る膜ろ過システム1Iは、図8を用いて上述した膜ろ過システム1Gと比較して、第1生物処理装置1−1に接続されるラインL13−1と、ラインL11−1上のバルブV11−1と、第2生物処理装置1−2に接続されるラインL11−2と、ラインL11−2上のバルブV11−2と、ラインL41から分岐して第1生物処理装置1−1に接続するラインL43−1と、ラインL43−1上のバルブV43−1と、ラインL43−1から分岐して第2生物処理装置1−2に接続するラインL43−2と、ラインL43−2上のバルブV43−2とを備えている点で異なる。

    この膜ろ過システム1Iでは、ろ過水槽4で貯留するろ過水を、ラインL41及びL43−1を介して第1生物処理装置1−1の二次側から逆洗水として供給し、第1生物処理装置1−1を逆洗する。 また、膜ろ過システム1Iでは、ろ過水槽4で貯留するろ過水を、ラインL41及びL43−2を介して第2生物処理装置1−2の二次側から逆洗水として供給し、第2生物処理装置1−2を逆洗する。

    ここで、膜ろ過システム1Iでは、いずれか一方の生物処理装置に排水又は逆洗水を供給している場合であっても、他方の生物処理装置で被処理水を生物処理することができるため、生物処理の効率を向上させることができる。 したがって、図10では、膜ろ過システム1Gが2台の生物処理装置を有するものとして示しているが、複数台の生物処理装置を備え、生物処理と排水又は逆洗水の供給とのタイミングを調整することができれば、膜ろ過システム1Gが有する生物処理装置の数は限定されない。

    なお、図10の膜ろ過システム1Iでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Iでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図10では、膜ろ過システム1Iは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が固液分離装置200で固液分離されるものとして示されているが、固液分離装置200の代わりに、単に被処理水を貯留する原水槽2を有する構成であってもよい。

    なお、図10では省略されているが、膜ろ過システム1Iにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第9実施形態に係る膜ろ過システム1Iでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Iでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Iでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。 また、膜ろ過システム1Iでは、逆洗水にも有機物が含まれているため、この有機物を含む逆洗水で生物処理装置1を洗浄することで、好気性微生物を活発化させることができる。

    [第10実施形態]
    図11に示すように、第9実施形態に係る膜ろ過システム1Jは、図8を用いて上述した膜ろ過システム1Gと比較して、第1生物処理装置1−1に接続されるラインL13−1と、ラインL11−1上のバルブV11−1と、第2生物処理装置1−2に接続されるラインL11−2と、ラインL11−2上のバルブV11−2と、ラインL52上のバルブV52と、ラインL52から分岐して第1生物処理装置1−1に接続するラインL53−1と、ラインL53−1上のバルブV53−1と、ラインL53−1から分岐して第2生物処理装置1−2に接続するラインL53−2と、ラインL53−2上のバルブV53−2とを備えている点で異なる。

    この膜ろ過システム1Jでは、逆浸透膜モジュール5の濃縮水を、ラインL52及びL53−1を介して第1生物処理装置1−1の二次側から逆洗水として供給し、第1生物処理装置1−1を逆洗する。 また、膜ろ過システム1Jでは、逆浸透膜モジュール5の濃縮水を、ラインL52及びL53−2を介して第2生物処理装置1−2の二次側から逆洗水として供給し、第2生物処理装置1−2を逆洗する。

    ここで、膜ろ過システム1Jでは、いずれか一方の生物処理装置に排水又は逆洗水を供給している場合であっても、他方の生物処理装置で被処理水を生物処理することができるため、生物処理の効率を向上させることができる。 したがって、図11では、膜ろ過システム1Jが2台の生物処理装置を有するものとして示しているが、複数台の生物処理装置を備え、生物処理と排水又は逆洗水の供給とのタイミングを調整することができれば、膜ろ過システム1Jが有する生物処理装置の数は限定されない。

    なお、図11の膜ろ過システム1Jでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Jでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図11では、膜ろ過システム1Jは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が固液分離装置200で固液分離されるものとして示されているが、固液分離装置200の代わりに、単に被処理水を貯留する原水槽2を有する構成であってもよい。

    さらに、図11では省略されているが、膜ろ過システム1Jにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第10実施形態に係る膜ろ過システム1Jでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Jでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Jでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。 また、膜ろ過システム1Jでは、逆洗水にも有機物が含まれているため、この有機物を含む逆洗水で生物処理装置1を洗浄することで、好気性微生物を活発化させることができる。

    [第11実施形態]
    図12に示すように、第11実施形態に係る膜ろ過システム1Kは、図1を用いて上述した膜ろ過システム1Aと比較して、生物処理装置1が、原水槽2内に備えられる点で異なる。 すなわち、膜ろ過システム1Kでは浸漬型の生物処理装置を利用する。 なお、図1では、図示を省略しているが、原水槽2内では、生物処理装置1の好気性微生物に空気又は酸素を供給するブロア等の散気手段を備えていることが好ましい。 なお、図12の膜ろ過システム1Kでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Kでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図12では省略されているが、膜ろ過システム1Kにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第11実施形態に係る膜ろ過システム1Kでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Kでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Kでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。 また、膜ろ過システム1Kでは、生物処理装置1を浸漬型にしたことで、構成を容易にすることができる。

    [第12実施形態]
    図13に示すように、第12実施形態に係る膜ろ過システム1Lは、図1を用いて上述した膜ろ過システム1Aと比較して、生物処理装置1に供給される被処理水の水質を測定する第1センサS1と、第1センサS1の測定結果に従って膜ろ過システム1Lを制御する制御装置30とを備える点で異なる。

    第1センサS1は、被処理水中の有機物濃度を予測するための水質(例えば、濁度、SDI、MFI、TOC、E260、TEP量、クロロフィルa量、植物プランクトン数または蛍光強度等)を測定することができればよい。 また、第1センサS1は、オンライン測定が可能であることが好ましい。

    制御装置30は、センサS1の測定結果に応じて、生物処理装置1に膜ろ過モジュール3の排水を供給するタイミングを決定する。 例えば、排水を供給する基準の供給時間が定められているとして、センサS1の測定結果で水質の有機物濃度が高い場合には、その基準の供給時間を短縮して排水を供給するように各バルブを制御し、水質の有機物濃度が低い場合には、その基準の供給時間を延長してさらに生物処理を行なった後に排水を供給するようにバルブを制御する。 その他、センサS1の濃度D(mg/L)と、膜ろ過モジュール3への被処理水の供給量L(L/min)と、膜ろ過モジュール3でのろ過時間T(min)とによりD×L×Tの値が所定値となった場合に排水を供給するようにしてもよい。

    なお、図13の膜ろ過システム1Lでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Lでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図13では、膜ろ過システム1Lは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が原水槽2で貯留されるものとして示されているが、原水槽2の代わりに、固液分離装置200で被処理水を固液分離する構成であってもよい。

    さらに、図13の膜ろ過システム1Lでは、膜ろ過モジュール3の逆洗については示されていないが、膜ろ過システム1Lにおいても、第4〜第6の実施形態に係る膜ろ過システム1D〜1Fのように、生物処理装置1逆洗する構成であってもよい。

    また、図13では省略されているが、膜ろ過システム1Lにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第12実施形態に係る膜ろ過システム1Lでは、第1実施形態に係る膜ろ過システム1Aと同様に、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができる。 また、膜ろ過システム1Lでは、生物処理を有効に利用することにより、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。

    [第13実施形態]
    図14に示すように、第13実施形態に係る膜ろ過システム1Mは、図13を用いて上述した膜ろ過システム1Lと比較して、生物処理装置1に供給される被処理水の水質を測定する第1センサS1に加え、原水槽2内の生物処理された被処理水の水質を測定する第2センサS2を備える点で異なる。 第2センサS2は、第1センサS1と同様に、被処理水中の有機物濃度を測定し、オンライン測定が可能であることが好ましい。

    膜ろ過システム1Mでは、制御装置30は、第1センサS1及び第2センサS2の測定結果に従って膜ろ過システム1Mを制御する。 すなわち、制御装置30では、第1センサS1の測定結果と第2センサS2の測定結果を比較することで、生物処理装置1における生物処理の効果を求めることができる。 したがって、制御装置30は、生物処理装置1における生物処理の効果に応じて、膜ろ過モジュール3の排水を供給するタイミングを決定し、バルブの開閉を制御して生物処理装置1に有機物を含む排水を供給する。

    なお、図14の膜ろ過システム1Mでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Mでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給し、省エネルギー化を図るものとしてもよい。

    また、図14では、膜ろ過システム1Mは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が原水槽2で貯留されるものとして示されているが、原水槽2の代わりに、固液分離装置200で被処理水を固液分離する構成であってもよい。

    さらに、図14の膜ろ過システム1Mでは、膜ろ過モジュール3の逆洗については示されていないが、膜ろ過システム1Mにおいても、第4〜第6の実施形態に係る膜ろ過システム1D〜1Fのように、生物処理装置1逆洗する構成であってもよい。

    また、図14では省略されているが、膜ろ過システム1Mにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第13実施形態に係る膜ろ過システム1Mでは、第12実施形態に係る膜ろ過システム1Lと同様に、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができる。 また、膜ろ過システム1Mでは、生物処理を有効に利用することにより、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。

    [第14実施形態]
    図15に示すように、第14実施形態に係る膜ろ過システム1Nは、図13を用いて上述した膜ろ過システム1Lと比較して、生物処理装置1に供給される被処理水の水質を測定する第1センサS1に代えて、逆浸透膜モジュール5に供給するろ過水の水質を測定する第3センサS3と、逆浸透膜モジュール5から排出される濃縮水の水質を測定する第4センサS4とを備える点で異なる。 第3センサS3及び第4センサS4は、第1センサS1と同様に、被処理水中の有機物濃度を測定し、オンライン測定が可能であることが好ましい。

    膜ろ過システム1Nでは、制御装置30は、第3センサS3及び第4センサS4の測定結果に従って膜ろ過システム1Nを制御する。 すなわち、制御装置30では、第3センサS3の測定結果と第4センサS4の測定結果を比較することで、逆浸透膜モジュール5の主に微生物作用による膜面への汚れの付着状況を求めることができる。 したがって、制御装置30は、生物処理装置1における生物処理の効果に応じて、膜ろ過モジュール3の排水を供給するタイミングを決定し、バルブの開閉を制御して生物処理装置1に有機物を含む排水を供給する。

    なお、図15の膜ろ過システム1Nでは、膜ろ過モジュール3から有機物を含む排水を生物処理装置1に供給する際に、自然流下を利用するものとして示されていないが、膜ろ過システム1Nでも、自然流下を利用して生物処理装置1に膜ろ過モジュールの排水を供給するものとしてもよい。

    また、図15では、膜ろ過システム1Nは、生物処理装置1で生物処理された被処理水が原水槽2で貯留されるものとして示されているが、原水槽2の代わりに、固液分離装置200で被処理水を固液分離する構成であってもよい。

    さらに、図15の膜ろ過システム1Nでは、膜ろ過モジュール3の逆洗については示されていないが、膜ろ過システム1Nにおいても、第4〜第6の実施形態に係る膜ろ過システム1D〜1Fのように、生物処理装置1逆洗する構成であってもよい。

    なお、図15では省略されているが、膜ろ過システム1Nにおいても、膜ろ過システム1Aと同様に、生物処理装置1からの排水を排出用のラインやバルブを備えていることが好ましい。

    上述した第14実施形態に係る膜ろ過システム1Nでは、微生物の栄養源である有機物が被処理水に十分に含まれていない場合であっても、前処理に利用する膜ろ過モジュール3の排水に含まれる有機物を供給することができる。 これにより、膜ろ過システム1Nでは、被処理水の水質に左右されずに、生物を活性化させて生物処理を有効に利用することができ、逆浸透膜モジュール5におけるファウリングの発生を抑制することができる。 したがって、膜ろ過システム1Nでは、逆浸透膜を利用した処理効率を向上することができる。

    上記のように、本発明を各実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。 この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例および運用技術が明らかとなる。 また、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。

    1A〜1N…膜ろ過システム 1…生物処理装置 1−1,1−2…生物処理装置(処理装置)
    100…ろ床 102…散水手段 2…原水槽 200…固液分離装置 3…膜ろ過モジュール 4…ろ過水槽 5…逆浸透膜モジュール 6…処理水槽 7…コンプレッサ 8…保安フィルタ 8…保護フィルタ 30…制御装置

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