Concrete water channel in which landscape and bioenvironment are improved
专利汇可以提供Concrete water channel in which landscape and bioenvironment are improved专利检索，专利查询，专利分析的服务。并且PURPOSE: To maintain environment, and improve safety by a method wherein a void is kept along the concrete inner wall of a water channel, a permeable wall is erected, the void is filled with soil for growing a waterside plant while a sheet, etc., are used as a core material in the permeable wall and natural stone is joined and molded in water permeability.
CONSTITUTION: A U-shaped grooved permeable wall 2 is admitted to the inner wall of a U-shaped grooved water channel 1 made of concrete. Stopped sections are formed to the inner wall of the water channel at that time. Consequently, the water channel serves for prevention of an accident of being drowned. A section between the water channel 1 and the permeable wall 2 is filled with special soil 3, in which a porous material and vegetable fibers are mixed with general soil. Waterside plants are grown on soil 3. The bent base sections of engaging pieces on the permeable wall 2 side are fixed onto a core material by welding, etc., and only projecting sections are exposed to the outside. Consequently, both the core material and the base sections of the engaging pieces are fastened easily at the time of installation. The periphery of the core material is fixed in water permeability by natural stone and cement. Accordingly, landscape and bioenvironment are improved while the water channel can also be effective for prevention of drowning.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO，下面是Concrete water channel in which landscape and bioenvironment are improved专利的具体信息内容。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は景観、生物環境を向上したコンクリート製水路に関し、特に水路沿いに水辺植物を生育し得るものを提供する。
【０００２】
【従来の技術】現在一般に使用される用水路は工業用、
農業用を問わず、すべてコンクリート製Ｕ字溝形である。 そのためコンクリートの肌あいだけの外観となり、
周囲の景観にそぐわないものになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート製用水路は上述の景観破壊に加えて、土壌のない水路にバクテリアが育たず、また土壌があってもコンクリート特有のアルカリが用水に影響して土壌中に小動物が育たない。 従ってこれを餌とするザリガニ、サワガニ、ゲンゴロウ等の水棲動物やフナ、コイ、ハヤ等の魚類の成育環境となり得ず、環境破壊にもつながっている。 この発明は上述のようなコンクリート製用水路の問題点を解消し、またやや大きな用水路で起きやすい水死事故も未然に防止することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明の景観、生物環境を向上したコンクリート製水路は、水路のコンクリート内壁沿いに、間隙を保って立つ透水壁と、上記間隙を満たした水辺植物生育用土壌とを備えることを特徴とする。 なおその透水壁は網、シート等を芯材とし、小粒の自然石を透水性に接合成形した壁体とすることを勧める。 またその土壌は、一般土壌に多孔質材料、植物繊維を混合し、これに生育した水辺植物の根が加わって土の流出を防ぎ得る組成にすることを勧める。 またその水路も透水壁も共にＵ字溝形で、該透水壁は水路の底面に載り、その両側または片側に上記土壌用間隙を形成することを勧める。 なおその透水壁は外壁面から係止片を突出させ、上記水路の内壁面から突出した係止材と係合するようにすることを勧める。 その透水壁の上縁は、水路の満水時の水面と渇水時の水面との中間の高さにすることを勧める。 またその透水壁の内壁、底面の一方又は双方に、水中小動物の生育用凹み部分を飛び飛びに設けることを勧める。
【０００５】
【作用】この発明のコンクリート製水路は、その内壁沿いに水辺植物生育用土壌、その外側に透水壁を設けたから、土壌の流失を防ぐと同時に、水辺植物の生育に必要な水分を十分補給できる。 水辺には水辺植物がふさわしく、また育ちやすい。 上記透水壁は、予め網やシート、
つまり編組鉄筋、金網、ラス網、多孔板、各種ファイバーシート等を芯材として小粒の自然石を接合成形した壁体にしておくと、扱いやすく設置作業が容易で、透水性も確実である。
【０００６】上記土壌は、多孔質材料と一般土壌を植物繊維と水辺植物の根でもってまとめれば、その多孔質材料が多くのバクテリアの住居となって、小動物に餌を与え、その小動物が魚等の餌になる。 この発明のコンクリート製水路は主として用水路と道路側溝に適用されるが、いずれも主体はＵ字溝形で、その内側の透水壁も一まわり小さなＵ字溝形にすると設置しやすい。 水路の底面にＵ形透水壁の下面を載せるだけで安定するし、生育用土壌を片側、両側のどちらにでも作りやすい。
【０００７】Ｕ字溝形水路の中にほぼ同形の透水壁を据える場合、前者の内壁面から係止材、後者の外壁面から係止片を出しておけば、設置時、両者の固定が容易である。 透水壁の上縁を水路の満水時水面と渇水時水面との中間高さにしておくと、人が水死するような深さの用水路でも、両側内壁の途中に段部ができて、水死をまぬがれる。 水辺植物をつかんで、はい上がることも出来る。
透水壁の内壁、底面の一方又は双方に、水中小動物生育用凹み部分を飛び飛びに設けることにより、満水時の流速が速くても小動物が待避でき、渇水時も底に水溜りができ、また溺れた人の手がかりにもなる。
【０００８】
【実施例】図１にこの発明一実施例の用水路を示す。 その１はＵ字溝形のコンクリート製水路、２はその内壁に入れたＵ字溝形の透水壁、その水路１と透水壁２との間隙に、一般土壌に多孔質材料、植物繊維を混合した特殊土壌３が満たされている。 透水壁２の中を用水４が流れている。 土壌３から水辺植物５が伸び出ている。 図１の断面は図２のようになる。 透水壁２は水路１の底面中央に載り、左右両側に土壌３を入れている。 透水壁２の上縁と土壌３の上縁は並んで、水路１の上縁より下へさがっている。
【０００９】用水４の満水時と渇水時の水面を点線と実線で示しているが、透水壁２と土壌３の上縁は両水面の中間高さにあって、水路内壁に段部を作っている。 この段部は用水路の水死事故防止の決め手となる。 満水時、
土壌３は水面下に沈むが、水辺植物５に害はなく、土の流失もない。 渇水時、植物５への水分補給は、図に太い矢印で示すように透水壁２を通して土壌３の下部から上昇するので問題ない。
【００１０】図２でも示し、図３では取出して示すように、透水壁２の外壁面２ａから係止片６が突出している。 水路１の内壁面から突出した係止材７と上記係止片６とを、この例では略したボルト、ナットで結合すると、透水壁２は固定される。 水路１側の係止材７は用水路製作時、作り付けておく。 透水壁２側の係止片６は図３に示すように、芯材（ラス網）８に屈折したその基部を接着、溶接その他の手段で固定し、突出部だけ外に出るようにしておいて、芯材８のまわりを自然石９とセメント又は接着剤で透水性に固めた。 なお図２の透水壁２
はＵ字溝形であるが、図３は一枚の平板状にした実施例を示す。 既設水路にこの発明の透水壁２を固定する場合、クサビ、突っ張り材その他を応用すればよい。
【００１１】図４〜６はＵ字溝形透水壁２に小動物生育用凹み部分１０を設けた実施例を示す。 図４、５はＵ形透水壁２の底面飛び飛びに隆起部１１を設けて、それらの間を小動物生育用凹み部分１０にしている。 図６は透水壁２の両側内壁に小動物生育用凹み部分１０´を設けた例である。 この場合、土壌３が入る間隙は凹み部分１
０´の無い位置だけで、飛び飛びになっている。
【００１２】以上、小数の実施例について説明したが、
この発明の実施態様はその要旨を変えることなく、実施条件に応じて多様に変化、応用し得ること言うまでもない。 たとえば透水壁２は図３のような一枚の平板状に作り、水路１の片側内壁沿いに土壌３用間隙を明けて路底に立て、図３のように水路１内壁の係止材７に固定してもよい。 その材質も自然石を使わない透水性、耐久性既製板材でもよい。 水路１の内壁に接する土壌３は、水路全長に設けるとは限らない。 図６のように飛び飛びにするとか、片側だけの所要区間だけにする等、設計者に任される。
【００１３】
【発明の効果】コンクリート製水路が外観上殺風景で、
小動物、魚類が棲めないという従来の問題点を、この発明はほぼ解消し得た。 加えて水死事故の防止に有効な構成も提示した。 しかもこの発明は既設水路にも直ちに適用でき、部品は透水壁と特殊土壌だけであるから安あがりである。
【図１】この発明一実施例の斜視図である。
【図２】図１の横断面図である。
【図３】透水壁の実施例説明図である。
【図４】小動物生育用凹み部分の実施例縦断面図である。
【図５】図４の横断面図である。
【図６】他の実施例平面図である。
１ 水路 ２ 透水壁 ３ 土壌 １０ 凹み部分
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