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Communication system and method employing footprint information

阅读:125发布:2020-09-20

专利汇可以提供Communication system and method employing footprint information专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To enrich a mutual communication environment where the imaginative power of a person is utilized sufficiently by sharing a part of a behavior record of human being, i.e. the footprint, between persons existing in places remote from each other. SOLUTION: The communication system comprises a communication terminal having a function for acquiring footprint information by sensing a pressure applied to the floor surface by the weight of a person, a function for transmitting the footprint information to the other communication terminal on a network, and a function for receiving the footprint information including a pressure strength distribution transmitted from the other communication terminal and displaying an image abstracted by data conversion of pressure strength distribution information, and a management server for managing services provided to the a plurality of communication terminals and managing the routing of footprint information between a source communication terminal and a destination communication terminal. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Communication system and method employing footprint information专利的具体信息内容。

  • 人が歩いた痕跡、人の存在を表す足跡情報を、遠隔地でやり取りする複数のコミュニケーション端末であって、人の体重によって床面に加わる圧力をセンシングして足跡情報を取得する機能と、ネットワーク上の他のコミュニケーション端末に対して足跡情報を送信する機能と、他のコミュニケーション端末から送信された圧力強度分布を含む足跡情報を受信し、圧力強度分布情報にデータ変換を加え、抽象化した画像を表示する機能とを具備するコミュニケーション端末と;
    上記コミュニケーション端末間通信と、上記コミュニケーション端末の参加、退出とを管理する管理サーバであって、複数の上記コミュニケーション端末に提供するサービスを管理し、足跡情報の発信元コミュニケーション端末と宛先コミュニケーション端末とのルーティング経路を管理する管理サーバと;
    を有し、遠隔地間でお互いの足跡情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うことを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 人が歩いた痕跡、人の存在を表す足跡情報を、遠隔地でやり取りする複数のコミュニケーション端末であって、光センサによって上記足跡情報を検知する機能と、ネットワーク上の他のコミュニケーション端末に対して上記足跡情報を送信する機能と、他のコミュニケーション端末から送信された光強度分布情報を含む上記足跡情報を受信し、光強度分布情報にデータ変換を加え、抽象化した画像を表示する機能とを具備するコミュニケーション端末と;
    上記コミュニケーション端末間通信と、上記コミュニケーション端末の参加、退出とを管理する管理サーバであって、複数の上記コミュニケーション端末に提供するサービスを管理し、足跡情報の発信元コミュニケーション端末と宛先コミュニケーション端末とのルーティング経路を管理する管理サーバと;
    を有し、遠隔地間でお互いの足跡情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うことを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 請求項2において、
    上記コミュニケーション端末は、波長6〜14μmの赤外線だけを検知し、上記足跡情報を検知する際に、上記足跡情報が人の動きによるものかどうかを判断する手段を有する端末であることを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 請求項1または請求項2において、
    上記コミュニケーション端末は、無線タグを使用して個人識別を行う手段を有することを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 請求項1、請求項3、請求項4のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末は、受信した上記足跡情報に含まれている圧力強度分布情報に基づいて作成された抽象化画像の濃さ、色を、時間の経過に従って変化させながら、所定時間保持し、保持された画像に、その後の上記抽象化画像を重ね合わせて表示する端末であることを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 請求項2〜請求項4のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末は、受信した上記足跡情報に含まれている光強度分布情報に基づいて作成された抽象化画像の濃さ、色を、時間の経過に従って変化させながら、所定時間保持し、保持された画像に、その後の上記抽象化画像を重ね合わせて表示する端末であることを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 請求項1〜請求項6のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末は、上記足跡情報を蓄積する蓄積手段を有する端末であることを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 請求項1〜請求項6のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末は、公共性の高い場所で取得した上記足跡情報を表示する手段と、ネットワークを介して接続された通信端末に、上記足跡情報を閲覧する権利を与える手段とを有する端末であることを特徴とする足跡情報を用いたコミュニケーションシステム。
  • 請求項8記載において、
    上記コミュニケーション端末は、利用者の上記足跡情報を、位置情報と関連づけて、所定時間毎に記録し、上記記録された上記足跡情報に基づいて、利用者の行動履歴を分析する端末であることを特徴とするコミュニケーションシステム。
  • 請求項1〜請求項9のいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末は、足跡の抽象的な画像を表示する際に、利用者毎に異なる色の画像を表示する端末であることを特徴とするコミュニケーションシステム。
  • 人が歩いた痕跡、人の存在を表す足跡情報を、遠隔地でやり取りする複数のコミュニケーション端末が、人の体重によって床面に加わる圧力をセンシングして足跡情報を取得する段階と;
    ネットワーク上の他のコミュニケーション端末に対して足跡情報を送信する段階と;
    他のコミュニケーション端末から送信された圧力強度分布を含む足跡情報を受信し、圧力強度分布情報にデータ変換を加え、抽象化した画像を表示する段階と;
    上記コミュニケーション端末間通信と、上記コミュニケーション端末の参加、退出とを管理する管理サーバが、複数の上記コミュニケーション端末に提供するサービスを管理し、足跡情報の発信元コミュニケーション端末と宛先コミュニケーション端末とのルーティング経路を管理する段階と;
    を有し、遠隔地間でお互いの足跡情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うことを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 人が歩いた痕跡、人の存在を表す足跡情報を、遠隔地でやり取りする複数のコミュニケーション端末が、光センサによって上記足跡情報を検知する段階と;
    ネットワーク上の他のコミュニケーション端末に対して上記足跡情報を送信する段階と;
    他のコミュニケーション端末から送信された光強度分布情報を含む上記足跡情報を受信し、光強度分布情報にデータ変換を加え、抽象化した画像を表示する段階と;
    上記コミュニケーション端末間通信と、上記コミュニケーション端末の参加、退出とを管理する管理サーバが、複数の上記コミュニケーション端末に提供するサービスを管理し、足跡情報の発信元コミュニケーション端末と宛先コミュニケーション端末とのルーティング経路を管理する段階と;
    を有し、遠隔地間でお互いの足跡情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うことを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項12において、
    上記コミュニケーション端末が、波長6〜14μmの赤外線だけを検知し、上記足跡情報を検知する際に、上記足跡情報が人の動きによるものかどうかを判断することを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項11または請求項12において、
    上記コミュニケーション端末が、無線タグを使用して個人識別を行うことを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項11、請求項13、請求項14のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末が、受信した上記足跡情報に含まれている圧力強度分布情報に基づいて作成された抽象化画像の濃さ、色を、時間の経過に従って変化させながら、所定時間保持し、保持された画像に、その後の上記抽象化画像を重ね合わせて表示することを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項12〜請求項14のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末が、受信した上記足跡情報に含まれている光強度分布情報に基づいて作成された抽象化画像の濃さ、色を、時間の経過に従って変化させながら、所定時間保持し、保持された画像に、その後の上記抽象化画像を重ね合わせて表示することを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項11〜請求項16のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末が、上記足跡情報を蓄積することを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項11〜請求項16のうちいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末が、公共性の高い場所で取得した上記足跡情報を表示し、ネットワークを介して接続された通信端末に、上記足跡情報を閲覧する権利を与えることを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項18記載において、
    上記コミュニケーション端末が、利用者の上記足跡情報を、位置情報と関連づけて、所定時間毎に記録し、上記記録された上記足跡情報に基づいて、利用者の行動履歴を分析することを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 請求項11〜請求項19のいずれか1項において、
    上記コミュニケーション端末が、足跡の抽象的な画像を表示する際に、利用者毎に異なる色の画像を表示することを特徴とするコミュニケーション方法。
  • 说明书全文

    本発明は、人が足を置いた場所に関する情報である足跡情報を用いて,遠隔地に存在している相手や、時間差をもって同じ場所に存在していた人との親近感を深めるコミュニケーションを行う足跡情報を用いたコミュニケーションシステムおよびコミュニケーション方法に関する。

    従来から、足跡は不法侵入者等の犯罪者を追跡するために有効な情報であり、「防犯用マット及び警備システム」が提案され(たとえば、特許文献1参照)ており、「圧センサ」を利用して、足跡の画像を得る方法も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。 また、「自動ドアの入退場者計数装置」では、通過経路を限定し,通過扉を設けることによって入場者数を測定する方法も提案されている(たとえば、特許文献3参照)。 このように、足跡に関する情報は、何かを監視する目的や、ある場所を通過した人の存在を計測する目的として利用されてきた。

    一方、遠隔地でのコミュニケーションを活性化したり、円滑化したりする手段として、アウェアネス情報を利用する方法が提案されている。 遠隔地の利用者同士で臨場感のあるインフォーマル会話を行うために、相手の存在の認識が自然に生じるような支援方法について検討を行っている(たとえば、非特許文献1参照)。 遠隔講義において、WEBコンテンツのアクセスログやWEBブラウザ内での行動を分析するだけでなく、全アプリケーションにおける行動履歴を分析し、学習者のアウェアネス情報と理解度の関連性を検討している(たとえば、非特許文献2参照)。 この他、相手の存在に気づいたり、ばったり出会ったりというような「会話動機の発生」や「遭遇」を支援する方法や、相手との会話を思い立つといった「呼びかけ」を支援する方法や、相手を探すといった「探索」を支援する方法が多く提案されている。

    しかし、アウェアネス情報を利用するコミュニケーション支援は、コミュニケーションを行う双方が同期して相手を認識する必要があり、通信を用いることによる場所の制限は受けないが、時間的制約がある。 また、アウェアナス情報は、仕事面における生産性の向上が主な目的であるので、具体的なコミュニケーション行為に発展することを前提とした支援方法である。 したがって、常時情報をやり取りすることによって常にコミュニケーションを促されることは、人間にとって必ずしも快適なコミュニケーション環境とは言えない。 アウェアネス情報は、比較的リアルタイム性や即時性の高い情報であるので、コミュニケーションのきっかけ作りを目的とする応用例が多い。

    特開平11-195179号公報

    特表2002-507279号公報

    特開2002-216100号公報

    特開平8-140158号公報

    広明敏彦他," 遠隔インフォーマル会話におけるアウェアネス支援 "情報処理学会研究報告,Vol. 94,No. 96,pp. 34−40,1995 島田健一郎他," 遠隔教育システムにおけるアウェアネス情報分析及び理解度評価 "電子情報通信学会技術研究報告,IA2001−19−41,Vol. 101,No. 440,pp. 79−86,2001

    IT(情報技術)が発展するに従って、あらゆる情報がネットワーク上に流れ、サービスを提供するに当たって、個人のプライバシを守ることや、個人に精神的負担を与えないように情報を提供することが重要である。 また、同じ嗜好を持った人同志が、インターネット上の掲示板等で情報を共有することによって、各人の存在を意識し、満足する現象も現れている。

    足跡は、まさしく、人が歩いた場所の履歴であり、それ自体で個人の存在をアピールしている情報といっても過言ではない。

    つまり、従来の足跡情報の活用方法は、足跡情報を取得された人の意思とは異なる目的で用いられ、デジタル情報(数値、画像等)として正確に取得することに重点が置かれているので、主に、監視手段の1つである。

    このために、その情報が自分の知らない誰かに見られていることを意識すると、何らかの不快感を覚える可能性が高く、自分の存在を知って欲しい相手に対しても、伝えたいと思うことがある反面、あまりに正確な情報が常に伝わっていることを意識すると、違和感を覚えやすい。 このように、足跡は、個人の存在を表す重要な情報であるにも関わらず、個人がほとんど無意識に発信するコミュニケーションの要素として扱われることはほとんどない。

    同様に、アウェアネス情報は、具体的なコミュニケーション行為の発生を支援し、遠隔地で行う協調作業を効率化するための情報であるので、自分の存在や場所、行動に関する情報をできる限り明確に伝え合い、一度、違和感を覚えると、両者に精神的な負担を与える場合がある。

    また、アウェアネス情報は、リアルタイム性が高く、目的のはっきりした直接的な情報であるので、ある見方をすれば、遠隔地にいる人に監視されている感覚があり、アウェアネス情報を用いて、人の想像力の豊かさをコミュニケーションに反映させることは困難である。

    さらに、アウェアネス情報は、具体的なコミュニケーションへの発展を目的としている情報であるので、この情報を提供された人から見れば、コミュニケーションを開始するように指示されたと感じられ、情報を提供された人に対して与える影響も大きい。

    本発明は、互いに遠隔地に存在している人と人との間で、足跡という人間の行動履歴の一部を共有することによって、人の持つ想像力を十分に活用したお互いのコミュニケーション環境を豊かにすることができる足跡情報を用いたコミュニケーションシステムおよびコミュニケーション方法を提供することを目的とする。

    また、本発明は、遠隔地の相手に、自分の存在を柔らかく伝え、かつ、情報を発信している自分自身も、相手に見られているという精神的不安を軽減させ、たまたま、その情報を目にした場合に、相手のことを想像し、相手が変わりなく活動していることを知って安心することができる足跡情報を用いたコミュニケーションシステムおよびコミュニケーション方法を提供することを目的とする。

    本発明は、人が歩いた痕跡、人の存在を表す足跡情報を、遠隔地でやり取りする複数のコミュニケーション端末であって、人の体重によって床面に加わる圧力をセンシングして足跡情報を取得する機能と、ネットワーク上の他のコミュニケーション端末に対して足跡情報を送信する機能と、他のコミュニケーション端末から送信された圧力強度分布を含む足跡情報を受信し、圧力強度分布情報にデータ変換を加え、抽象化した画像を表示する機能とを具備するコミュニケーション端末を設け、上記コミュニケーション端末間通信と、上記コミュニケーション端末の参加、退出とを管理する管理サーバであって、複数の上記コミュニケーション端末に提供するサービスを管理し、足跡情報の発信元コミュニケーション端末と宛先コミュニケーション端末とのルーティング経路を管理する管理サーバを設け、遠隔地間でお互いの足跡情報を共有することによって、お互いの存在、行動を伝え合うものである。

    本発明によれば、互いに遠隔地に存在している人と人との間で、足跡という人間の行動履歴の一部を共有することによって、人の持つ想像力を十分に活用したお互いのコミュニケーション環境を豊かにすることができるという効果を奏する。

    発明を実施するための最良の形態は、以下の実施例である。

    図1は、本発明の実施例1である足跡情報を用いたコミュニケーションシステムCS1を示す図である。

    コミュニケーションシステムCS1は、発信元コミュニケーション端末101と、宛先コミュニケーション端末102と、コミュニケーション端末103と、ネットワーク116と、コミュニケーション端末101〜103の管理とコミュニケーション端末101〜103間の通信を制御する管理サーバ117と、コミュニケーション端末101〜103に関する情報を管理するコミュニケーション端末情報データベース118とを有する。

    発信元コミュニケーション端末101は、足跡情報を取得する圧力センサ104と、足跡情報を表示する表示装置107と、コミュニケーション端末全体の制御を行う処理装置110と、通信に関する処理を行う送受信装置113とを有する。

    宛先コミュニケーション端末102は、足跡情報を取得する圧力センサ105と、足跡情報を表示する表示装置108と、コミュニケーション端末全体の制御を行う処理装置111と、通信に関する処理を行う送受信装置114とを有する。

    他の利用者のコミュニケーション端末103は、足跡情報を取得する圧力センサ106と、足跡情報を表示する表示装置109と、コミュニケーション端末全体の制御を行う処理装置112と、通信に関する処理を行う送受信装置115とを有する。

    図2は、実施例1の制御動作を示すフローチャートである。

    ステップS1では、人が動くことによって加えられる床面への圧力を、圧力センサ104が検知し、足跡情報を取得する。

    図3は、実施例1において、床面に設置されている圧力センサ104の構成例を示す図である。

    なお、図3に示すコミュニケーション端末CT1は、発信元コミュニケーション端末101と、宛先コミュニケーション端末102と、コミュニケーション端末103との総称である。

    圧力センサ104は、複数の圧力センサ301〜305で構成され、圧力センサ301〜305のそれぞれは、床面に規則的に設置されている。 人の体重による圧力が、圧力センサ301〜305に加わると、圧力センサ301〜305は、その強度を検知する。 処理装置110は、複数のセンサ情報を同時に並列で処理する。

    ステップS2において、処理装置110は、取得した足跡情報を、通信フレームに変換し、ステップS3において、送受信装置113は、管理サーバ117に足跡情報を送信する。 ステップS4において、管理サーバ117は、コミュニケーション端末101との間で足跡情報のやり取りを行う宛先コミュニケーション端末102を、コミュニケーション端末情報データベース118から検索し、宛先コミュニケーション端末102に、足跡情報を送信する。 ステップS5において、宛先コミュニケーション端末102は、発信元コミュニケーション端末101から受信した足跡情報を、データ変換し、ステップS6において、抽象化画像を、表示装置109に表示する。

    図4は、実施例1において、足跡情報に基づいて、抽象化画像を作成する原理を示す図である。

    圧力センサ401〜404が設けられ、図4において、位置(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)は、それぞれ4つの圧力センサ401〜404の中心位置であり、各センサが測定した圧力値を、P1(x1,y1)、P2(x2,y2)、P3(x3,y3)、P4(x4,y4)とする。

    ここでは、位置(x1,y1)と位置(x2,y2)との距離は、Lであり、位置(x1,y1)と位置(x3,y3)との距離も、Lである。 このときに、正方形(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)、(x4,y4)内に存在していう位置(x,y)における強度P(x,y)を、P1(x1,y1)、P2(x2,y2)、P3(x3,y3)、P4(x4,y4)に基づいて、補間することによって、上記正方形内の強度分布を算出し、抽象化画像に変換する。

    実際には、4個のセンサが1群となるセンサ群が、平面状に並べられ、コミュニケーション端末の入力部を構成する。 したがって、表示される抽象化画像は、4個のセンサ毎に作られる抽象化画像を、平面状に連続的に並べたものである。

    距離αは、直線(x1,y1)、(x2,y2)から位置(x,y)までの距離であり、距離βは、直線(x1,y1)、(x3,y3)から位置(x,y)までの距離である。 このときに、位置(x,y)における強度P(x,y)は、
    P(x,y)=P1(x1,y1)×(L−α)×(L−β)/L
    +P2(x2,y2)×(L−α)×β/L
    +P3(x3,y3)×α×(L−β)/L
    +P4(x4,y4)×α×β/L … 式(1)
    で表される。

    図5は、実施例1において、補間して算出された強度分布データに基づいて変換された抽象化画像の例を示す図である。

    図5において、イメージが湧きやすいように、足型を強調しているが、靴等を履いている場合や、センサの分解能が小さい場合は、より抽象度を増すように設計することができる。 抽象化画像は、センサで検出される強度差に基づいて、濃さや色を変化させて、表示する。

    上記のように、実施例1によれば、圧力センサが出力した強度分布に基づいて、足跡情報の抽象度を調整することができる。

    足跡に基づいた抽象度の高い画像を、双方向で伝え合うことによって、生々しい情報で相手の存在をはっきりと意識するのではなく、柔らかい表現で、何となく相手の存在を意識することができる。 このようにすることによって、足跡という人間の存在を意味する情報のやり取りが、お互いの存在を無意識のうちに意識し、離れた場所に居ることによるコミュニケーションの障害を、無意識に軽減する可能性が高い。

    また、実施例1によれば、圧力センサを用いて、情報を取得するので、情報を発信する人は、情報の入力が無意識に行われ、情報の入力が煩わしくない。

    図6は、本発明の実施例2であるコミュニケーションシステムCS2におけるコミュニケーション端末CT2の光センサの構成例を示す図である。

    コミュニケーション端末CT2は、光センサ601〜604によって、足跡情報を検出する端末であり、コミュニケーション端末CT1と同様であるが、足跡情報を取得するセンサ部が、コミュニケーション端末CT1とは異なる。

    コミュニケーション端末CT1は、床面に一定間隔で穴が空けられ、これら穴を通過した光の強度を、光センサ601〜604が検出する。 処理装置605は、図1に示す処理装置110〜112に相当する。 コミュニケーション端末CT1では、人の体重によって床面に加えられる圧力に基づいて、抽象化画像を作成するが、コミュニケーション端末CT2では、人の足によってさえぎられる光の量、または、人から放射される赤外線の量に基づいて、抽象化画像を作成する。

    コミュニケーション端末CT2によれば、光センサを用いて、足跡情報を検知し、双方向で行うコミュニケーション環境を実現することができる。

    図7は、本発明の実施例3であるコミュニケーションシステムCS3におけるコミュニケーション端末CT3の構成を示す図である。

    コミュニケーション端末CT3は、6〜14μmの波長の赤外線だけを検知する機能を、コミュニケーション端末が持ち、これによって、送られている足跡情報が人間の動作によるものかどうかを判断する精度を向上させることができる。

    コミュニケーション端末CT3において、センサ701は、床面に設置された圧力または光を検出する足跡情報のセンサであり、人感センサ702〜705は、6〜14μmの波長の赤外線だけを検知する人感センサであり、センサ701、人感センサ702〜705の出力信号を、処理装置706が処理する。

    コミュニケーション端末CT3によれば、床面で足跡を検知すると同時に、センシングされている空間に人がいるかかどうかを判断することができる。 この応用方法としては、圧力センサで検知されたとしても、人の存在がないと判断されると、宛先コミュニケーション端末に対して、人がいないことを示す抽象化画像を送信するように設定することができる。 これによって、コミュニケーションに用いられている情報から、人の出入りや動きを感じ取ることができる。

    図8は、コミュニケーション端末CT3の制御動作を示すフローチャートである。

    まず、ステップS81において、センサ701は、足による圧力または光の遮断度を測定する。 ステップS82において、人感センサ702〜705は、対象空間における人の存在を検出する。 ステップS83において、処理装置706は、人が存在する場合、ステップS84の処理によって、通常の足跡情報(実施例1における足跡情報)を宛先端末に送信する。 ステップS83において、処理装置706は、人の存在がない場合、ステップS85の処理によって人がいないということをイメージしやすい固定の映像を、宛先端末に送信する。

    コミュニケーション端末CT3によれば、コミュニケーション端末が取得している情報に基づいて、人の気配を感じ取ることができる。

    図9は、本発明の実施例4であるコミュニケーションシステムCS4におけるコミュニケーション端末CT4の構成を示す図である。

    コミュニケーション端末CT4は、コミュニケーション端末が検出する足跡情報と、各個人の所有する無線タグを用いて行う個人識別を組み合わせて、足跡情報を用いたコミュニケーションを行うコミュニケーション方法を提案する。

    コミュニケーション端末CT4は、床面に設置された圧力または光を検出する足跡情報のセンサ901と、無線タグからの情報を受信する受信機902、903と、各個人が所有する無線タグ904〜906と、処理装置907と、無線タグの情報から個人を識別するための個人情報データベース908とを有する。

    コミュニケーション端末CT4によれば、床面で足跡を検知すると同時に、各個人の所有する無線タグの情報を用いて、足跡情報の個人識別を実行することができる。

    すなわち、特定の個人と個人との間で、足跡情報を用いたコミュニケーションが可能になる。 そして、コミュニケーションに使用される抽象化画像は、センサ部全体から取得される足跡情報であるので、複数の人が同じ空間にいる場合等は、特定の相手が存在している場所の雰囲気を、足跡情報に基づいて感じることができ、必ずしも個人と足跡情報とが1対1の関係ではないので、プライバシに対する抵抗感も減少すると考えられる。

    図10は、コミュニケーション端末CT4の制御動作を示すフローチャートである。

    まず、ステップS101において、センサ901は、圧力センサ(実施例1)または光センサ(実施例2)によって、足跡情報を作成するための足跡を測定する。 ステップS102において、受信機902、903は、無線タグ904〜906から個人情報を取得し、個人識別を行う。 ステップS103において、識別された個人情報が、個人情報データベース908と一致している場合、その個人に対応する宛先端末に足跡情報を送信する(ステップS104)。

    ステップS103において、検出された個人情報が、個人情報データベースと一致しない場合、または、検出された個人情報に対する足跡情報の宛先端末が存在しない場合、取得した足跡情報を破棄する(ステップS105)。

    コミュニケーション端末CT4によれば、足跡情報を個人識別することによって、特定の個人と個人との間でのみコミュニケーションを行うように設定することができる。 すなわち、コミュニケーション端末自体の設置場所に依存することなく、任意の場所に設置された端末を用いて、特定の相手との間で、足跡情報を用いたコミュニケーションが可能である。

    本発明の実施例5は、受信した足跡情報の圧力強度分布情報または光強度分布情報に基づいて作成された抽象化画像の濃さや色を、時間の経過とともに変化させながら、一定時間保持し、この保持された画像に、その後の抽象化画像を重ねた画像を表示するコミュニケーションシステムである。

    ある瞬間の抽象化画像は、図5に示すように表示される。 足跡情報は、連続的に入力されるので、表示される画像も連続であり、表示間隔を短くすれば、動画に近い表示形態になる。 しかし、画像が動画のように動いたのでは、変化が大きく、目障りなる可能性がある。 そこで、ある単位時間に取得される足跡情報に対する画像の濃さや色が、時間とともに変化するように、表示する。 画像の濃さや色は、センサが検知する強度に対応して変化するように設定するので、時間とともにある測定点の強度が変化するようなデータを、作成すればよい。

    ある単位時間に測定した強度をP 、経過時間をT[秒]、画像の時定数をτとすると、T秒経過後の強度P(T)は、
    P(T)=P ×exp(−t/τ) … 式(2)
    で算出される。

    上記「時定数」は、入力の変化に対する出力の応答時間の目安を与える定数であり、減衰定数とも呼ばれる。 時定数が大きいと、出力される値が小さくなるまでに要する時間が長くなる。 ここでは、画像の濃度が、強度に比例して濃くなるので、時間の経過とともに画像の濃度を薄くするために導入している。

    図11は、時間に対して変化する強度P(T)を示す図である。

    図12は、実施例5において、双方向でやり取りする画像の例を示す図である。

    強度P(T)は、τ秒後に、1/eになる。 なお、eは自然対数の底である。 このように算出されたデータと、その後の足跡データとを組み合わせることによって、たとえば、図12に示す画像を双方向でやり取りすることができる。 また、時定数τの値を変化させることによって、足跡情報に対する画像の残像時間を、容易に設定できる。

    次に、実施例5の制御動作について説明する。 図1に示すように足跡情報を圧力センサが取得する場合における実施例5の制御動作について説明する。

    図13は、実施例5の制御動作を示すフローチャートである。

    ステップS131において、センサ104は、所定の時間の圧力強度を測定する。 ステップS132において、処理装置110は、センシングされた測定値と測定座標とを対応させた圧力強度分布情報を作成し、管理サーバに送信するための通信フレーム(圧力分布情報を含む)に変換する。 ステップS133において、送受信機113は、作成された通信フレームを一定間隔で送信する。

    ステップS134において、管理サーバ117は、コミュニケーション端末101から、一定間隔で送信される通信フレームを受信し、圧力強度分布を時系列に並べて保持する。 ステップS135において、管理サーバ117は、図11に示す減衰特性に従い、保持している圧力強度分布を、受信してからの経過時間に応じて変換し、最新の圧力強度分布と重ね合わせた足跡情報を作成する。 このときに、同じ座標上に複数の変換値が存在する場合は、最新情報を採用する。

    ステップS136において、管理サーバ117は、コミュニケーション端末101との間でやり取りを行う宛先コミュニケーション端末102を、端末情報データベース118から検索し、宛先コミュニケーション端末102に、足跡情報を送信する。 ステップS137において、宛先コミュニケーション端末102は、送信元コミュニケーション端末101から受信した足跡情報を、データ変換し、抽象化画像を、表示装置109に表示する。

    実施例5によれば、足跡情報に対応する画像を作成する際、ある瞬間の測定値のみを利用するのでなく、その前後の時間における測定値も利用するので、曖昧ではあるが、人の行動や動きに関する情報を含ませることができ、閲覧者の想像力によって大きな刺激を与えることができる。 また、時定数τを長くすることによって、多くの画像が重なり合うので、結果として表示される画像の抽象度が増加し、監視的な要素を和らげることができる。

    図14は、本発明の実施例6であるコミュニケーションシステムCS6におけるコミュニケーション端末CT6の構成を示すブロック図である。

    コミュニケーション端末CT6は、足跡情報を蓄積する機能を有する端末である。

    コミュニケーション端末CT6は、足跡情報を取得するセンサ1401と、足跡情報と足跡情報を取得した地理情報とを関連付けた画像を表示する表示装置1402と、センサから入力された情報を記憶装置に記憶する処理を行い、地理情報入力装置1405から入力された地理情報とセンサ1401から取得された足跡情報とを関連付ける処理を行う処理装置1403と、地理情報を入力する地理情報入力装置1404と、足跡情報や地理情報を記憶する記憶装置1405とを有する。

    次に、実施例6の制御動作について説明する。

    図15は、コミュニケーション端末CT6の制御動作を示すフローチャートである。

    まず、ステップS151において、コミュニケーション端末CT6は、センサ1401から取得した強度と、どのセンサから取得した情報であるかを示すセンサIDとを関連付け、記憶装置1405に記憶する。 ステップS152において、コミュニケーション端末CT6は、地理情報入力装置1404から受信した地理情報に、センサの位置情報とセンサIDとを関連付け、記憶装置1405に記憶する。

    ステップS153において、処理装置1403は、記録装置1405に記憶されている足跡情報と地理情報とを関連付ける処理を行う。 ステップS154において、コミュニケーション端末CT6は、地理情報と関連付けられた足跡情報を、表示装置1402に表示する。 センサIDと強度とが関連付けられた足跡情報に、センサIDとセンサ位置とが対応している地理情報を加えることによって、強度分布を、地理情報上にマッピングすることができる。

    図16は、コミュニケーション端末CT6において、足跡情報と地理情報とが関連付けられた画像の例を示す図である。

    コミュニケーション端末CT6によれば、足跡情報と地理情報とが関連付けられた画像は、図16に示すように、赤ちゃんのハイハイの様子を記録した思い出や、生活の忙しさを表した記録になる可能性がある。

    図17は、本発明の実施例7であるコミュニケーションシステムCS7におけるコミュニケーション端末CT7を示すシステム構成図である。

    コミュニケーション端末CT7は、公共性の高い場所で取得した足跡情報を表示する機能と、インターネット等の公共性の高いネットワークを介して接続されている通信端末に、足跡情報を閲覧する権利を与える機能とを持つ端末である。

    コミュニケーション端末CT7は、足跡情報を取得するセンサ1701と、公共の場所を撮影するカメラ1702と、センサ1701から得られた足跡情報とカメラ1702から得られた映像とを関連付ける処理装置1703と、足跡情報と映像とを関連付けて表示するディスプレイ1704とを有する。 図17は、賑わう公共施設1705の様子を示している。

    多くの人が利用する比較的公共性の高い場所では、不特定多数の人が足跡情報を提供するので、個人をほとんど識別できないように加工された足跡情報を、その場所に残し、これによって、見られることに対する抵抗感が薄れる。 その代わりに、そこを通った人には、何か記念になるものを残したという感覚が生まれ、情報を発信することに対する満足感が生まれる場合もある。

    たとえば、不特定多数の情報提供者から得られた足跡情報に基づいて、抽象化画像を作成し、この作成された抽象化画像を表示することによって、デパートや美術館等の各フロアの賑わい具合を想像させることができ、また、ユーザや客に対して、その建物の付加価値を高めるサービスになる可能性がある。

    図18は、本発明の実施例8であるコミュニケーションシステムCS8におけるコミュニケーション端末CT8を示すブロック図である。

    コミュニケーション端末CT8は、足跡情報に基づいて、各フロアの賑わい具合を提供する端末である。

    コミュニケーション端末CT8は、各フロアの足跡情報を取得するセンサ1801〜1806と、処理装置1807と、足跡情報を表示する表示装置1808と、表示するフロアを制御する表示切替装置1809とを有する。

    コミュニケーション端末CT8によれば、各フロアの足跡情報を見ることによって、それを見た人が、その賑わい具合を想像し、そのフロアへ行くつもりのなかった場合でも、行ってみようと思う等、優れた効果が望める。

    また、コミュニケーション端末CT8によれば、自分の訪れた経験のある公共性の高い場所の混雑状況や、賑わい具合を、遠隔地から知ることによって、その場所にいるような雰囲気を味わい、そこにいる人との親近感を深めることができる可能性がある。

    図19は、コミュニケーションシステムCS8を示すブロック図である。

    コミュニケーションシステムCS8は、公共の場所に現在は居ないが、その場所に行ったことがある等、個人的経験がある人、その場所に対する思い入れが深い人に、その場所の足跡情報のみを伝え、雰囲気を楽しんでもらうシステムである。

    コミュニケーションシステムCS8は、足跡情報を取得するセンサ1901と、センサ情報をデータ変換する処理装置1902と、ネットワーク上に足跡情報を公開する情報提供サーバ1903と、ネットワーク1904と、公共の場所の足跡情報を閲覧する携帯端末1905とを有する。

    図20は、携帯端末で公共の場所の状況を閲覧した場合の様子を示す図である。

    公共の場所にあるディスプレイ2001と、携帯端末2002とに、公共の場所の状況が表示され、遠隔地からも、足跡情報に基づいて、その場の雰囲気を想像することができるコミュニケーション環境を実現することができる。

    図21は、本発明の実施例9であるコミュニケーションシステムCS9におけるコミュニケーション端末CT9が記録した所定の客G1の足跡の記録であって、客G1がレイアウトLY1の店に入ってから店を出るまでの軌跡を記録した図である。

    図22は、コミュニケーション端末CT9が記録した所定の客G2の足跡の記録であって、客G2がレイアウトLY2の店に入ってから店を出るまでの軌跡を記録した図である。

    図21に示す軌跡から、客G1は、生鮮食品コーナとスナック、お菓子コーナが目的地であるにも関わらず、本や雑誌の置いてあるコーナをわざわざ通っていることがわかる。 同様に、図22に示す軌跡から、客G2も生鮮食品コーナが目的地であるにも関わらず、スナック、お菓子コーナを通って生鮮食品コーナに行っていることがわかる。

    このような足跡情報を収集し、統計的に分析することによって、客はレイアウトに関係なく、レジとは逆の方法、すなわち右回りで目的のコーナに行き、最後のレジで清算を行う傾向にあることや、目的の有無に関わらず本、雑誌コーナを一度見てから、目的のコーナに行く客が多い等、推測を検証することが可能である。

    次に、コミュニケーション端末CT9において、客の足跡の軌跡を記録し、マーケティングやレイアウト設計に利用する方法について説明する。

    図23は、コミュニケーションシステムCS9を示すブロック図である。

    コミュニケーションシステムCS9は、足跡情報を取得するためのセンサSE23と、店のレイアウト情報を入力するための地理情報入力装置GI23と、足跡情報やレイアウト情報を記録する記録装置M23と、記録装置M6に記録されている足跡情報とレイアウト情報とから、客の行動を分析する解析装置AN23と、足跡情報やレイアウト情報およびAN23による分析結果を表示する表示装置DP23と、分析者がシステムに対する処理操作を行うための分析操作入力装置UI23と、処理装置P23とを有する。

    処理装置P23は、センサSE23と、地理情報入力装置GI23と、記録装置M23と、解析装置AN23と、表示装置DP23と、分析操作入力装置UI23とを制御する処理装置である。

    図24は、コミュニケーションシステムCS9が、足跡情報とレイアウト情報とを用いて、客の行動を分析する動作を示すフローチャートである。

    ステップS241において、センサSE23が、客の入店を検知し、分析装置AN23が、客の足跡のパターンとして認識し、客IDと足跡パターンIDとを関連付けて記録装置M23に保存する。 ステップS242において、センサSE23は、客の足跡を追従し、一定時間毎に記録される足跡の記録を、記録装置M23に保存する。

    図25は、上記各実施例において、足跡パターンを追従するための原理を示す図である。

    図26は、上記各実施例において、足跡パターンを追従する制御動作を示すフローチャートである。

    ここで、L×Lの正方形を1ユニットと、このユニット毎に、センサSE23が配置され、規則的に配置されている。 ステップS261において、センサSE23は、足跡を検出する。 ステップS262において、解析装置AN23は、記録装置M23に記憶されている過去の足跡情報の中から、センサSE23が検索したパターンと同じパターンを検索する。 過去に記録された足跡パターンに含まれていない場合、新たな客IDを作成し、この作成された客IDと関連づけて、検出されたパターンを記録装置M23に保存する。

    ステップS263において、解析装置AN23は、XY平面座標における足跡パターンのX軸方向の両端(直線X1、直線X2と、足跡パターンとの交点)のデータから、X軸方向の中心線Xcを算出する。 これと同様に、解析装置AN23は、直線Y1、直線Y2のデータから、Y軸方向の中心線Ycを算出する。

    ステップS264において、解析装置AN23は、中心線Xcと中心線Ycとの交点Fcを算出する。 ステップS265において、解析装置AN23は、足跡パターンの中心Fcから、足跡パターンの端mの距離の最大値Dmを算出する。 ステップS266において、解析装置AN23は、中心Fcから最も遠い足跡パターンの端と中心Fcとを結ぶ直線Mに垂直な直線Nと、足跡パターンの端nとの距離Dnを算出する。 ステップS267において、解析装置AN23は、足跡パターンの特徴として、最大値Dmと、距離DNとを、記録装置M6に保存する。

    ステップS268において、センサSE23は、一定時間毎に、足跡を検出する。 ステップS269において、解析装置AN23は、ステップS268において検出した足跡パターンのうちで、最大値Dmと距離DNとが似通い、しかも、足跡パターンの検出位置が、中心Fcとパターンの端mとを結ぶ直線に近い足跡が、次の足跡であると認識し、追従する。

    ステップS243において、解析装置AN23は、足跡の滞在時間が長い場所を検索し、この検索された場所が客の目的地であると判断し、客IDと目的地IDとを関連付けて、記録装置M6に記録する。

    ステップS244において、解析装置AN23は、入り口から、ステップS243において検出された目的地までの最短経路を検索する。 ステップS5において、解析装置AN23は、ステップS244において検索された最短経路と、実経路とを比較し、最短経路にはなく、実経路に含まれているコーナが、お気に入りコーナであると判断し、客IDとお気に入りコーナIDとを関連付けて、記録装置M23に保存する。

    ステップS246において、解析装置AN23は、客が過去に通った頻度の高い経路を、記録装置M23から検索し、実経路と比較し、過去の履歴との差分を、客IDと日付とを関連付けて、記録装置M23に保存する。 ステップS247において、解析装置AN23は、他の客が通る頻度の高い経路を、記録装置M23から検索し、実経路と比較する。

    この差分は、客特有の行動パターンとして判断し、客IDと経路とを関連付けて記録装置M23に保存する。

    分析者は、分析したい項目を、分析操作入力装置に入力することによって、たとえば、客毎のお気に入りコーナ、通常経路や経路の特徴、普段と異なる行動パターンを検索することができる。 また、多くの客に共通の経路を検索することによって、一般的な行動パターンを分析し、その日の購入品との関連を分析することによって、マーケティングやレイアウト変更に有効な情報を得ることができる。

    図27は、本発明の実施例10であるコミュニケーションシステムCS10が、所定の展示場において検出した足跡の軌跡を示す図である。

    図27において、コミュニケーションシステムCS10が検出した足跡の軌跡について、人によって色を変えて表示してある。

    コミュニケーションシステムCS10は、図25、図26に示す制御フローチャートによって、足跡を識別し、ほぼ同一であると判断された足跡には、同じ色で表示し、異なる足跡と判断される足跡には、互いに異なる色で表示するコミュニケーションシステムである。

    たとえば、展示場Bを訪れた3名の足跡に焦点を当てると、必ず展示場Kに足を運んでいることがわかる。 これを見た他の来場者は、展示場Bを訪れると、展示場Kにも興味を持つ。 また、同じ順序で訪問した人がいるのを知ると、その人に対して何となく関心を抱く可能性も出てくる。 このように、足跡情報を共有することは、他の人の行動に興味を持ち、同じ足跡の軌跡を追いかけることによって、新たな出会いを創出する可能性を向上させる。

    上記実施例によれば、圧力センサや光センサから得られる強度分布に基づいて、抽象度を調整することができる足跡情報を、遠隔地間でやり取りすることによって、生々しい情報で相手の存在をはっきりと意識するのではなく、柔らかい表現で、何となく相手の存在を意識することが可能である。 これによって、足跡という人間の存在を意味する情報のやり取りが、お互いの存在を無意識のうちに意識し、離れた場所に居ることによるコミュニケーションの障害を、無意識の内に軽減することができる。

    また、圧力センサや光センサを用いて、情報を取得するので、情報を発信している人が、無意識で情報入力するので、情報の入力動作が煩わしくない。

    また、抽象化画像を、ある瞬間の測定値からのみでなく、その前後の時間における測定値も利用するので、曖昧ではあるが、人の行動や動きに関する情報を含ませることができ、閲覧者の想像力によって大きな刺激を与えることができる。

    また、画像の時定数を長くすることによって、多くの画像が重なり合うので、結果として表示される画像の抽象度が増加し、したがって、監視的な要素を和らげることができる。

    この他、足跡情報と地理情報とを関連付けた画像を蓄積すれば、赤ちゃんのハイハイの様子を記録した思い出や、生活の忙しさを表した記録になる。 公共性の高い場所では、不特定多数の情報提供者から得られた足跡情報に基づく抽象化画像を示すことによって、それを見た人が、デパートや美術館等の各フロアの賑わい具合を想像するができ、これが、その建物の付加価値を高めるサービスとなる可能性がある。 さらに、遠隔地からもその場の雰囲気を、足跡情報に基づいて想像することができる。

    そして、足跡情報を個人識別することによって、マーケティングや安全防災を考慮したレイアウト設計に重要な情報を得ることができる。

    本発明の実施例1である足跡情報を用いたコミュニケーションシステムCS1を示す図である。

    実施例1の制御動作を示すフローチャートである。

    実施例1において、床面に設置されている圧力センサ104の構成例を示す図である。

    実施例1において、足跡情報に基づいて、抽象化画像を作成する原理を示す図である。

    実施例1において、補間して算出された強度分布データに基づいて変換された抽象化画像の例を示す図である。

    本発明の実施例2であるコミュニケーションシステムCS2におけるコミュニケーション端末CT2の光センサの構成例を示す図である。

    本発明の実施例3であるコミュニケーションシステムCS3におけるコミュニケーション端末CT3の構成を示す図である。

    コミュニケーション端末CT3の制御動作を示すフローチャートである。

    本発明の実施例4であるコミュニケーションシステムCS4におけるコミュニケーション端末CT4の構成を示す図である。

    コミュニケーション端末CT4の制御動作を示すフローチャートである。

    時間に対して変化する強度P(T)を示す図である。

    実施例5において、双方向でやり取りする画像の例を示す図である。

    実施例5の制御動作を示すフローチャートである。

    本発明の実施例6であるコミュニケーションシステムCS6におけるコミュニケーション端末CT6の構成を示すブロック図である。

    コミュニケーション端末CT6の制御動作を示すフローチャートである。

    コミュニケーション端末CT6において、足跡情報と地理情報とが関連付けられた画像の例を示す図である。

    本発明の実施例7であるコミュニケーションシステムCS7におけるコミュニケーション端末CT7を示すシステム構成図である。

    本発明の実施例8であるコミュニケーションシステムCS8におけるコミュニケーション端末CT8を示すブロック図である。

    コミュニケーションシステムCS8を示すブロック図である。

    携帯端末で公共の場所の状況を閲覧した場合の様子を示す図である。

    本発明の実施例9であるコミュニケーションシステムCS9におけるコミュニケーション端末CT9が記録した所定の客G1の足跡の記録であって、客G1がレイアウトLY1の店に入ってから店を出るまでの軌跡を記録した図である。

    コミュニケーション端末CT9が記録した所定の客G2の足跡の記録であって、客G2がレイアウトLY2の店に入ってから店を出るまでの軌跡を記録した図である。

    コミュニケーションシステムCS9を示すブロック図である。

    コミュニケーションシステムCS9が、足跡情報とレイアウト情報とを用いて、客の行動を分析する動作を示すフローチャートである。

    上記各実施例において、足跡パターンを追従するための原理を示す図である。

    上記各実施例において、足跡パターンを追従する制御動作を示すフローチャートである。

    本発明の実施例10であるコミュニケーションシステムCS10が、所定の展示場において検出した足跡の軌跡を示す図である。

    符号の説明

    CT1〜CT10…コミュニケーションシステム、
    101、102、103、CT1〜CS10…コミュニケーション端末、
    104、105、106、301−305…圧力センサ、
    107、108、109、1902、1808、DP23…表示装置、
    110、111、112、306、605、706、907、1403、1703、1807、1902、P23…処理装置、
    113、114、115…送受信装置、
    116、1904…ネットワーク、
    117…管理サーバ、
    118…コミュニケーション端末情報データベース、
    601〜604…光センサ、
    701、901、1401、1701、1901、SE23…センサ、
    702〜705…赤外線センサ、
    902、903…無線タグ受信機、
    904〜906…無線タグ、
    908…個人情報データベース、
    1404…地理情報入力装置、
    1405、M23…記録装置、
    1702…カメラ、
    1704、2001…ディスプレイ、
    1705…公共施設、
    1801〜1806…床センサ、
    1809…表示切替装置、
    1903…情報提供サーバ、
    1905、2002…携帯端末、
    UI23…分析処理操作入力装置、
    GI23…地理情報入力装置、
    AN23…解析装置。

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