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Magnetic head slider, its support and magnetic head device

阅读:371发布:2024-02-26

专利汇可以提供Magnetic head slider, its support and magnetic head device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce a difference in floating amounts between floating profiles by providing the characteristic of no changes in floating amounts with respect to both of a peripheral speed change and a yaw angle change caused by the difference of a magnetic disk radial direction in a magnetic head slider.
SOLUTION: A 2-stage stepped surface is provided through a step on the contact surface 112 of the flow-in pad 11 or the flow-out pad 12 of a magnetic head slider 1. When the depth of the stepped surface 114 of a first stage with respect to the contact surface 112 is δs, the depth of the stepped surface 116 of a second state is δr, the length of the slider 1 in an air flow-in direction is L, and a distance between the air flow flow-in end of the slider and a dimple position is xp, then 0.047≤δs/δr≤0.364, and 0.002≤xp/L≤0.4, or 0.008≤δs/δr≤0.025 and 0.55≤xp/L are set.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Magnetic head slider, its support and magnetic head device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 磁気ディスクと対向する側に流入パッドと流出パッドを備え、流入パッドと流出パッドのコンタクト面よりも磁気ディスク面から遠ざかる方向に段差部を介して2段階の段差面が形成されている磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを支持するとともに、磁気ヘッドスライダに荷重を負荷するディンプルを設けた支持体を含んでなる磁気ヘッドスライダ及びその支持体において、 前記コンタクト面から1段目の段差面までの深さをδ
    s、2段目の段差面までの深さをδrとしたとき、δs/
    δrが、 0.047≦δs/δr≦0.364 で示される条件を満たす範囲にあり、 前記磁気ヘッドスライダの空気流流入方向の長さをL,
    磁気ヘッドスライダの空気流流入端と前記ディンプル位置との距離をxpとしたとき、xpとLが、 0.002≦xp/L≦0.4 で示される条件を満たす範囲にあることを特徴とする磁気ヘッドスライダ及びその支持体。
  • 【請求項2】 磁気ディスクと対向する側に流入パッドと流出パッドを備え、流入パッドと流出パッドのコンタクト面よりも磁気ディスク面から遠ざかる方向に段差部を介して2段階の段差面が形成されている磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを支持するとともに、磁気ヘッドスライダに荷重を負荷するディンプルを設けた支持体を含んでなる磁気ヘッドスライダ及びその支持体において、 前記コンタクト面から1段目の段差面までの深さをδ
    s、2段目の段差面までの深さをδrとしたとき、δs/
    δrが、 0.008≦δs/δr≦0.025 で示される条件を満たす範囲にあり、 前記磁気ヘッドスライダの空気流流入方向の長さをL,
    磁気ヘッドスライダの空気流流入端と前記ディンプル位置との距離をxpとしたとき、xpとLが、 0.55≦xp/L で示される条件を満たす範囲にあることを特徴とする磁気ヘッドスライダ及びその支持体。
  • 【請求項3】 回転駆動される磁気ディスクと、この磁気ディスクに対してデータの書き込み、読み出しの一方もしくは双方を行なう磁気ヘッドを備えた磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを支持する支持体と、この支持体を介して磁気ヘッドを位置決めする駆動部と、を有してなる磁気ディスク装置において、 前記磁気ヘッドスライダ及びその支持体が、請求項1又は2に記載された磁気ヘッドスライダ及びその支持体であることを特徴とする磁気ディスク装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は磁気ヘッドスライダとその支持体及び磁気ディスク装置に係わり、特に高記録密度化、高信頼性化に優れた磁気ヘッドスライダとその支持体及び磁気ディスク装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】近年、磁気ディスク装置 (以後、装置と記する)の高記録密度化に伴い、ヘッド・ディスクインタ−フェイス(HDI)に対する高信頼性、低浮上化の要求は増々厳しいものとなっている。 特に浮上量が10
    nm以下になると、磁気ヘッドスライダが媒体面と間欠接触し、浮上量が5nm以下では連続摺動が発生する可能性がある。 従来の浮上型記録方式では、スライダの小型化、軽荷重化によって浮上量を小さくしてきたが、浮上量が10nm以下になると、浮上型とは違った新しい記録方式が必要になる。

    【0003】特開平6−60329号公報、特開平6−
    52645号公報及び特開平6−150283号公報に記載されている浮上接触記録方式は、従来の浮上記録方式の小型スライダの流入端に空気軸受面になりうる2個のレ−ル面を設けて浮上させ、流出端に磁気トランスデュ−サを有する空気軸受面になりにくい1個のコンタクト面を設け、このコンタクト面を記録媒体面に追従接触走行させながら記録再生を行うものである。 この記録方式によって磁気トランスデュ−サギャップ部と磁性膜面との磁気記録的スペ−シング損失が低減でき、磁気記録密度は飛躍的に向上する。

    【0004】浮上接触記録方式では押付荷重と浮上の差が接触力となるため、最小となる流出端浮上量をスライダが接触し始める時の浮上量(接触開始浮上量)になるようにスライダを設計することによって、接触力をほぼ零にすることができる。 しかし、ディスク最内周と最外周の間のディスク周速の差により、スライダがディスク半径方向に移動する間に浮上量が変化する場合、その浮上量変化が接触力変化となって現れ、スライダの接触振動及び摩耗が発生する。 したがって、浮上量が10n
    m以下の低浮上スライダを実現するためには、ディスク最内周から最外周までの浮上量の軌跡である浮上プロファイルの平坦化が要求される。

    【0005】また、ディスク1枚あたりの記録容量を効率よく高めるためには、ディスク最内周から最外周までの線記録密度を一定にする必要がある。 これを実現するためには、高感度でかつ再生出力が媒体からの磁界の強さだけに関係する磁気抵抗効果型ヘッドの採用と、磁気ヘッドスライダの浮上特性における浮上プロファイルの平坦化が要求される。

    【0006】現行のロータリアクチュエータ方式でヘッド位置決めする場合、ディスク最内周から最外周までの浮上量変化の原因は、最内外周の半径位置の違いによる周速変化と空気流入度を示すヨー角度変化である。

    【0007】特開平6−325530号公報に記載されている従来の浮上型記録方式の磁気ヘッドスライダは、
    ディスク停止時に媒体面と接触し且つ、空気軸受面となりうる浮上面と空気流入方向に段差部を介して設けた段差面から構成する。 段差部の深さδsは、500nm未満であり、スライダの空気流入方向の長さLと空気流入方向に対して垂直方向の長さWとの比W/Lが0.3以下である。 この構成によって、周速変化に対して浮上量が変化しない浮上特性を満足する。 しかし、最内外周の半径位置の違いによるヨー角度変化に対して浮上量変化しないという浮上特性は満足しない。

    【0008】特開平5−28682号公報に記載されている従来の浮上型記録方式の磁気ヘッドスライダは、空気流流入端側に傾斜した平面部と、流出端までのびる平面部の空気軸受面になりうる2面から構成する一対のレールが両側に沿って平行に設けられている。 このスライダの荷重支点をスライダの空気流方向中心よりも流入側にずらして配置し、かつこのずらしに伴う浮上力の不均衡を是正するためのモーメント付与手段が設けられている。 モーメント付与手段として、ジンバルのスライダ取り付け面に予め傾斜角度を設定する、あるいは、空気流流入端側のレール幅を流出端側のレール幅よりも広くなるように構成する。 これらの構成によって、スライダの流出端側の荷重変動に対する浮上量変化は小さくなる。

    【0009】米国特許第5612839号に記載されている従来の浮上接触型記録方式の磁気ヘッドスライダは、空気流流入端側に傾斜した平面部と、流出端までのびる平面部の空気軸受面になりうる2面から構成する一対のレールが両側に沿って平行に設けられている。 また、接触時の磁気記録媒体面の損傷を低減するために、
    接触面となる前記スライダレールの流出端のコーナを丸めて、接触応力を小さくさせる。 さらに、支持体から加えられた荷重と釣り合う浮上力を、スライダを浮上させる方向に発生する正圧力と媒体面に接近させる方向に発生する負圧力とに分けた場合、正圧力の中心位置とスライダの空気流流入端側位置との距離をx1、荷重作用点位置と空気流流入端側位置との距離をxp、スライダのピッチ方向のスライダ姿勢角度をθ、Lは前記スライダの長手方向の全長とすると、x1、xp、θ、Lは、下記の関係式を満足させる範囲にある。 0.05≦x1/L≦0.49、 0.05≦xp/L≦0.49、 1.05≦xp/x1≦1.2、 0.0003deg≦θ≦0.0006deg このように荷重支点をスライダの空気流流入端側位置にずらした構成により、接触時の接触力を小さくできる。
    ただし、荷重支点をスライダの空気流流入端側位置にずらしただけでは、最内外周の半径位置の違いによる周速変化と空気流入角度を示すヨー角度変化の双方に対して浮上量変化しないという浮上特性を得ることはできない。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気ヘッドスライダでは、最内外周の半径位置の違いによる周速変化と空気流入角度を示すヨー角度変化に対して浮上量変化しない浮上特性を同時に満足せず、浮上プロファイルの浮上量差を小さくできないため、ディスク最内周から最外周までの浮上接触時の接触力変化を小さく、またディスク最内周から最外周までの線記録密度を一定にすることができない。

    【0011】本発明の目的は、ディスク最内外周の半径位置の違いによる周速変化に対して浮上量変化しない浮上特性と空気流入角度を示すヨー角度変化に対して浮上量変化しない浮上特性を同時に満足して、浮上プロファイルの浮上量差を小さくすることである。

    【0012】

    【課題を解決するための手段】発明者等は、2段の段差面を備えた磁気ヘッドスライダについて、浮上面の形状、段差面の高さ、前記xpの大きさなどについて種々の場合を想定して実験や計算を行ない、得られた結果を検討した結果、本発明に到達した。 なお、発明者等は、
    xp/L≦0.5の場合は浮上量差を0.8nm以下、
    0.5<xp/Lの場合は浮上量差を3nm以下とすることを目安として検討を行ない、本発明に到達した。

    【0013】すなわち、上記の目的は、磁気ディスクと対向する側に流入パッドと流出パッドを備え、流入パッドと流出パッドのコンタクト面よりも磁気ディスク面から遠ざかる方向に段差部を介して2段階の段差面が形成されている磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを支持するとともに、磁気ヘッドスライダに荷重を負荷するディンプルを設けた支持体において、前記コンタクト面から1段目の段差面までの深さをδs、2段目の段差面までの深さをδrとしたとき、δs/δrを、
    0.047≦δs/δr≦0.364で示される条件を満たす範囲に設定し、前記磁気ヘッドスライダの空気流流入方向の長さをL,磁気ヘッドスライダの空気流流入端と前記ディンプル位置との距離をxpとしたとき、xp
    とLが、0.002≦xp/L≦0.4で示される条件を満たす範囲にあるようにすることで達成される。

    【0014】前記δs/δr、xp/Lの範囲は、 0.008≦δs/δr≦0.025でかつ、 0.55
    ≦xp/L としてもよい。

    【0015】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1を図1により説明する。 図1は本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダ1、その支持体2の立体斜視図である。
    図2に図1の磁気ヘッドスライダ(以下、スライダという)1の立体斜視図を示す。

    【0016】スライダ1は、空気流入側に、空気軸受面になりうるパッド11(以後、流入パッドと記する)を2つ(一対)備え、空気流出側に、空気軸受面になりうるパッド12(流出パッド)を1つ、備えている。 二つの流入パッド11は、同形の長方形をしており、夫々の長辺が空気流入方向に対して直交するように、かつ空気流入側の長辺が一直線上に並ぶように間隔をおいて配置されている。 流出パッド12も長方形をしており、その長辺を流入パッド11の長辺と平行させ、流入パッド1
    1の間でかつ空気流下流側になる位置に配置されている。

    【0017】流出パッド12の流出端に再生用MRヘッドのMR素子の露出部と記録用電磁誘導型磁気ヘッドのギャップ部から構成する記録再生素子1bが設けられ、
    スライダ1の流出端側面に磁気ヘッド1c及び接続端子1dが設けられている。

    【0018】図3、図4に、図2に示すスライダ1の流入パッド11と流出パッド12のスライダ本体との高さ方向の位置関係を示す。 スライダ1は、ディスク停止時に媒体面と接触する流入パッド11のパッド面112
    (以後、コンタクト面と記する)と空気流入方向上流側及び横側に段差部113を介して設けた1段目の段差面114(ステップ面)と、コンタクト面112の空気流入方向下流側に段差部115を介して設けられた2段目の段差面116(リセス面)の2段ステップ面を備えている。 同様に、ディスク停止時に媒体面と接触する流出パッド12のパッド面112(以後、コンタクト面と記する)の周囲に段差部113を介して1段目の段差面1
    14(ステップ面)が設けられ、段差面114(ステップ面)の空気流入方向上流側及び横側に段差部115を介して前記2段目の段差面116(リセス面)が配置されている。 なお、流入パッド11のコンタクト面112
    と段差部113を介して設けた1段目の段差面114
    は、一対の流入パッド11の間で切断され、その間は、
    前記2段目の段差面116(リセス面)となっている。

    【0019】δs、δrはそれぞれ、パッド面112に対する1段目の段差面114の深さ(ステップ深さ)、パッド面112に対する2段目の段差面116の深さ(リセス深さ)を示す。

    【0020】図5は、図1に示す支持体2の平面図である。 支持体2は、荷重用ビ−ム部21、ジンバル部2
    2、荷重用突起部(以後、ディンプルと記する)23を含んで構成される。

    【0021】図6の(a)に本実施の形態のスライダの浮上走行時の側面図を示す。 図6の(b)は、図6の(a)のA−A線矢視図である。 ディンプル23は、荷重用ビ−ム部21から押し付けられた荷重Fをスライダ1に作用させる荷重作用点として設けられている。 またそこを支点として、スライダを並進(上下)、ピッチ(前後)、ロ−ル(シ−ク)方向の3自由度の運動に対して復元力が作用するように設けられている。

    【0022】荷重作用点であるディンプル23の位置(Xp,Yp)は、ピッチ方向に対してはXp=xp/
    L、ロ−ル方向に対してはYp=yp/wの無次元化した値として表わす。 ただし、xpはスライダの流入端とディンプル23の距離、ypはスライダ側面の端とディンプル23の距離、Lはスライダの長手方向(空気流入方向)の長さ、wはスライダの短手方向(空気流入方向と直交する方向)の長さである。 なお、図6の(a)では、ディスク面に平行に測るかのように記載されているが、図17に示すように図った寸法である。

    【0023】支持体2はさらに、ディンプル23の回りにピッチ方向にピッチ角度θpが小さくなるように荷重モーメントMを加える。 ピッチ角度θpは、ディスク面とコンタクト面が、ディスク面に直交し空気流入方向に平行な断面でなす角度である。 ディンプル23の回りに荷重モーメントMを加える手段としては、図7に示すように、ジンバル部22を角度θmで曲げる。 角度θmは、
    コンタクト面とディスク面が、ディスク停止状態で、ディスク面に直交し空気流入方向に平行な断面でなす角度であり、図示のように、空気流入方向下流側になるにつれ、コンタクト面とディスク面の間隔が開くように設定される。

    【0024】スライダ1は、ディンプル23の位置で押付荷重F、荷重モーメントM、空気力学的に発生する浮上力Qとが釣り合うように、ピッチ方向、ロ−ル方向の浮上姿勢を表わすピッチ姿勢角度θp、ロ−ル姿勢角度θr、流入端浮上量h1、流出端浮上量h2を一定に保ちながら動的に安定浮上している。 ディンプル位置Xp
    と荷重モーメントMとの関係式は、下記で示される。 Xp=Xp0−M/(FL) ここで、Xp0(=xp0/L)はM=0時のディンプル23の位置を表わす。

    【0025】図8に本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの立体斜視図を示す。 スライダ1は、流入側に形成された一対の流入パッド11と、流出側に形成された流出パッド12と、スライダ両側に空気流入方向に沿って形成された一対のサイドレール13と、を含んで構成される。 流出パッド13の流出端に再生用MRヘッドのMR素子の露出部と記録用電磁誘導型磁気ヘッドのギャップ部から構成する記録再生素子1bが設けられ、スライダ1の流出側端面に磁気ヘッド1c及び接続端子1
    dが設けられている。

    【0026】図9、図10に、図8に示す磁気ヘッドスライダの流入パッド11とサイドレール13、流出パッド12を示す。 これらは、ディスク停止時に媒体面と接触するパッド面112(以後、コンタクト面と記する)
    と空気流入方向に段差部113を介して設けた1段目の段差面114(ステップ面)、段差部115を介して設けた2段目の段差面116(リセス面)の2段ステップ面から構成する。 δs、δrはそれぞれ、パッド面112
    に対する1段目の段差面114の深さ(ステップ深さ)、パッド面112に対する2段目の段差面116の深さ(リセス深さ)を示す。

    【0027】本実施の形態が前記実施の形態1のスライダと異なるのは、流入パッド11の形状が、長方形の短辺の一つを斜めにした形状であり、他の短辺を空気流入方向上流側に向け、長いほうの長辺をスライダ外側に向けかつ空気流入方向に沿う方向になるように配置した点と、ステップ面114がスライダ外側の縁に沿って、空気流入方向に所定の幅で延長され、一対のサイドレール13が形成されている点と、二つの流入パッド11の間のステップ面114が空気流入側端部で切り離されずにつながっていて、二つの流入パッド11の間に負圧ポケット14が形成されている点である。 流出パッド12周りの構成は前記実施の形態1の場合と同じである。

    【0028】次に、本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダ及びその支持体のディンプル位置、ステップ深さδs、リセス深さδrについて説明する。 図11に本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダの浮上面形状(以後、ABS1と記する)を示す。

    【0029】図12の(a)に、浮上面形状ABS1を用いて、押付荷重F14.9mN、ディンプル位置Yp
    0.5を一定とした条件で、ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrを0.25、0.3、0.33
    3、0.375、0.5と変化させた場合の、ディンプル位置Xp(≦0.5)に対する浮上プロファイルの浮上量差Δhin-out 、スライダ周辺の気圧変化による浮上量低下Δh0-3の計算結果を示す。 ここでΔhin-out
    は、高度0m及び最内周条件の流出端浮上量hin0と高度0m及び最外周条件の流出端浮上量hout0との差、Δ
    h0-3は、hin0と高度3000m及び最内周条件の流出端浮上量hin3との差を示す。 図12(b)に、特にδs
    /δr=0.333におけるhin0,hout0,hin3を示す。

    【0030】図13の(a)に、浮上面形状ABS1を用いて、押付荷重F26.5mN、ディンプル位置Yp
    0.5を一定とした条件で、ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrを0.263、0.303、0.
    357、0.435、0.556と変化させた場合の、
    ディンプル位置Xp(≦0.5)に対する浮上プロファイルの浮上量差Δhin-out 、スライダ周辺の気圧変化による浮上量低下Δh0-3の計算結果を示す。 図13の(b)に、特にδs/δr=0.357におけるhin0,ho
    ut0,hin3を示す。

    【0031】図12、13より、ディンプル位置Xpを流入端側に設けると、hin0とhout0との差Δhin-out
    は負の値から正の値に増加するが、hin0とhin3との差Δh0-3は逆に正の値から負の値に減少する。 そして、
    押付荷重F14.9mNの場合はXp=−0.05、δs
    /δr=0.333の時、押付荷重F26.5mNの場合はXp=0.011、δs/δr=0.357の時、同時にゼロになることが分かった。 この知見を意味することは、任意の浮上面に対してΔhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xp 、ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrが一意的に決まるということである。 また、Δhin-outとΔh0-3の絶対値をゼロから0.8nm以下に許容した場合、図13の(b)に示すように、ディンプル位置Xpは0.011から0.0
    75となり、質量中心位置0.5に近づく。

    【0032】図14(a)に、実施の形態1のABS1
    を用いて、押付荷重F26.5mN、ディンプル位置Yp
    0.5を一定とした条件で、ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrを0.008、0.012、
    0.017、0.02、0.025と変化させた場合の、ディンプル位置Xpに対する浮上プロファイルの浮上量差Δhin-out 、スライダ周辺の気圧変化による浮上量低下Δh0-3の計算結果を示す。 図14(b)に、
    特にδs/δr0.012におけるhin0,hout0,hin3を示す。

    【0033】図14より、ディンプル位置Xpを流出端側に設けても、hin0とhout0との差Δhin-out、hin0
    とhin3との差Δh0-3は縮まることが分かった。 ただし、図12、13に示すようなΔhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなることはない。 図14(b)より、ディンプル位置Xp=0.635の時、Δhin-outとΔh0-3
    の絶対値がが同時に3nm以下になる。 したがって、Δ
    hin-outとΔh0-3の絶対値が同時に3nm以下にするためには、Xp≧0.635が必要条件となる。 さらにディンプル位置Xpを流出端側に設けると、流出パッド12の面積を小さくすることなく流出端浮上量h2を小さくできるため、一対の流入パッド11の空気膜剛性に比べて、記録再生素子1dが設けられている流出パッド12の空気膜剛性を大きくでき、安定浮上が可能である。 さらに、ピッチ姿勢角度θpを大きくできるため、
    流出パッド12の流出端が媒体面と接触した時の真実接触面積、接触力を小さくでき、スライダの接触振動を防止できる。 また、流入端浮上量h1が大きくできるため、スライダが前方に傾斜して流入パッドが媒体面と接触するツンノメリを防止できる。 また、負圧力は小さいため、ロードアンロード時が容易にできる。 流入端浮上量h1は125nm〜250nm、ピッチ姿勢角度θp
    は5nrad〜100nradに設定することにより、
    磁気的スぺーシングの増大を防ぐ。

    【0034】図15に本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状(ABS11)を示す。 実施の形態1のABS11は、流出パッド12に負圧力を発生させるための負圧ポケット14を設けている。 この負圧力により、一対の流入パッド11の空気膜剛性に比べて流出パッド12の空気膜剛性をさらに大きくできるために、実施の形態1のABS1に比べてより安定浮上走行が可能である。

    【0035】図16に本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状(ABS12)を示す。 実施の形態1のABS12は、実施の形態1のABS11
    に比べて負圧ポケット14に発生する負圧力を大きくして、実施の形態1のABS11に比べてより安定浮上走行が可能である。

    【0036】以下、本発明の実施の形態1、2の磁気ヘッドスライダ及びその支持体の効果のメカニズムを図1
    7を用いて説明する。 スライダ周辺の気圧が低下した場合あるいは最外周から最内周条件(周速及びヨー角度)が変化した場合、スライダ1のピッチ姿勢角度θpが変化する。 ピッチ姿勢角度が変化するときの瞬間回転中心位置が流出端位置の時、流出端浮上量h2は変化しない。
    スライダ1は、ディンプル位置xp及びδs/δrを変化させ、姿勢角度を制御することにより、この瞬間回転中心位置を流出端位置に設けて流出端浮上量h2を変化させないようにする。

    【0037】次に、本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダ及びその支持体のディンプル位置、ステップ深さδs、リセス深さδrについて説明する。 図18に本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの浮上面形状(以後、ABS2と記する)を示す。 実施の形態2のA
    BS2は、両側に沿って形成された一対のサイドレール13を設けることにより、負圧ポケット14として機能する部分の面積を大きくしている。 これにより、実施の形態1のABS1に比べて負圧ポケット14による負圧力を大きくして、Δhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.
    5に近づけている。 いかえると、外乱に対する浮上安定性を向上させるためには、Δhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.5に近づける必要があり、Δhin-outとΔh
    0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.5に近づけるために、負圧ポケット1
    4による負圧力を大きくしたのである。

    【0038】図19に本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状(以後、ABS3と記する)を示す。 ABS3は、ABS2に比べて両側に沿って形成された一対のサイドレール13の長さをABS2
    に比べてさらに大きくすることにより負圧ポケット14
    として機能する部分の面積を大きくして、Δhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.5に近づけたものである。

    【0039】図20に本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状(以後、ABS4と記する)を示す。 ABS4は、ABS2及びABS3に比べて流入パッド面積を大きくして、また両側に沿って形成された一対のサイドレール13の長さをABS2に比べて大きくすることにより負圧ポケット14として機能する部分の面積を大きくして、負圧力、流入パッドの浮上量を大きくさせている。 このように構成することにより、Δhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.5に近づけている。

    【0040】図21に本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状(以後、ABS5と記する)を示す。 ABS5は、 ABS2〜ABS4に比べて流入パッド面積を大きくして、また両側に沿って形成された一対のサイドレール13の長さをABS2に比べて大きくすることにより負圧ポケット14として機能する部分の面積を大きくして、負圧力、流入パッドの浮上量を大きくしている。 このように構成することにより、
    Δhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.5に近づけている。

    【0041】なお、ABS1〜ABS5の長手方向(空気流入方向)の長さLを1.25mmに、短手方向(長手方向に直交する方向)の長さwを1.0mmとした。

    【0042】図22に本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状(以後、ABS6と記する)を示す。 ABS6の大きさは、ABS1〜ABS5
    の長手方向の長さLを0.68倍に、短手方向の長さw
    を0.7倍に縮小させ、流入パッド11、流出パッド1
    2の形状も、ABS2の流入パッド11、流出パッド1
    2の形状を長手方向を0.68倍に、短手方向を0.7
    倍に相似的に縮小させたものである。 このようにディンプル位置xp(mm)と流出端からの距離(L−xp)
    を小さくさせることによって、Δhin-outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.5に近づけている。

    【0043】図23に本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状(以後、ABS7と記する)を示す。 ABS7の大きさは、ABS1〜ABS5
    の長手方向の長さLを0.68倍に、短手方向の長さw
    を0.7倍に縮小させ、流入パッド11、流出パッド1
    2の形状も、ABS4の流入パッド11、流出パッド1
    2の形状の長手方向を0.68倍に、短手方向を0.7
    倍に相似的に縮小させたものである。 このようにディンプル位置xp(mm)と流出端からの距離(L−xp)
    を小さくさせることと、両側に沿って形成された一対のサイドレール13の長さをABS6に比べて長くすることにより負圧ポケット14として機能する部分の面積を大きくして、負圧力を大きくさせることにより、Δhin
    -outとΔh0-3が同時にゼロとなるディンプル位置Xpをスライダの質量中心位置0.5に近づけている。

    【0044】前記浮上面形状ABS1〜ABS7を用いて、押付荷重Fを26.5mNに一定とした条件で、Δ
    hin-outとΔh0-3が同時にゼロになるステップ深さδs
    とリセス深さδrとの比δs/δrに対するディンプル位置Xp、流出端浮上量h2を求めた。 得られた結果を図24の(a)、(b)に示す。

    【0045】図より、δs/δrを小さくすると流出端浮上量h2はABS1を除いて小さくなるが、XpはABS
    1、 ABS6、 ABS7を除いて一定となる。 Xp
    は、ABS1、ABS2、ABS3、ABS4、ABS
    5、ABS6、ABS7の順で大きくなり、スライダの質量中心位置0.5に近づけている。 この結果は、AB
    S1〜ABS7の設計方針と一致している。

    【0046】図25に浮上面形状ABS1〜ABS7を用い、押付荷重F26.5mNを一定とした条件で、Δ
    hin-outとΔh0-3が同時にゼロになるステップ深さδs
    とリセス深さδrとの比δs/δrに対する高度0m及び最内周条件の負圧力を示す。 図より、ABS1の場合δ
    s/δrを小さくすると負圧力の絶対値は小さくなるが、
    ABS2〜ABS7の場合δs/δrを小さくすると負圧力の絶対値は大きくなる。 Δs/δr一定の場合、負圧力の絶対値はABS4が最も大きい。 ABS4は両側に沿って形成された一対のサイドレール13に囲まれた負圧ポケット14の面積は最も大きく、ABS2〜ABS
    7の設計方針と一致している。

    【0047】次に、本発明の実施の形態1、2の磁気ヘッドスライダ及びその支持体の目標仕様に対するディンプル位置Xpとステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrの範囲について説明する。 なお、浮上プロファイルの浮上量差の目標仕様は、xp/L≦0.5の場合1nm以下、できれば0.8nm以下、0.5<xp/
    Lの場合3nm以下とするのが望ましい。 したがって、
    発明者等は、浮上量差を0.8nm以下あるいは3nm
    以下とするための条件について検討した。

    【0048】浮上面形状ABS5を用い、押付荷重F2
    6.5mN、ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs
    /δr0.145を一定とした条件で、ディンプル位置X
    pに対する浮上プロファイルの浮上量差Δhin-out 、スライダ周辺の気圧変化による浮上量低下Δh0-3を求めた。 得られた結果を図26に示す。 図より、ディンプル位置Xp(=xp/L)=0.223の時、Δhin-outとΔh0-3の絶対値が同時に0.8nm以下になり、Xp=
    0.13の時、Δhin-outとΔh0-3が同時にゼロになる。 したがって、Δhin-outとΔh0-3の絶対値が同時に0.8nm以下になるようにするには、Xpを、0.1
    3≦Xp≦0.223の範囲に設定すればよい。

    【0049】図27に、上記ABS5について適用したのと同様な方法を用いて浮上面形状ABS1〜ABS
    4、ABS6〜ABS7において、Δhin-outとΔh0-
    3の絶対値が同時に0.8nm以下になるために必要なステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrとディンプル位置Xpの範囲を求めた結果を示す。

    【0050】また、図27に、図14の(a)の計算結果を用いて、浮上面形状ABS1において、Δhin-out
    とΔh0-3の絶対値が同時に3nm以下になるために必要なステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δrとディンプル位置Xp(≧0.5)の範囲を示す。

    【0051】図27に示された結果より、浮上量差を0.8nm以下、あるいは3nm以下とするためには、
    δs/δrとXpの使用範囲は、下記の二つの範囲で示される。 0.047≦δs/δr≦0.364でかつ0.0
    02≦Xp≦0.4、の範囲、0.008≦δs/δr≦
    0.025でかつ0.55≦Xpの範囲、である。

    【0052】図28に本発明が適用される磁気ディスク装置の例を示す。 図示の磁気ディスク装置は、磁気記録媒体(ディスク)3とこれを回転させる駆動部25、本発明の実施の形態の磁気ヘッドスライダ1及びその支持体21、位置決めする支持ア−ム26とこれの駆動部2
    7、スライダ1に搭載された磁気ヘッドの記録再生信号を処理する回路24を含んで構成されている。 図に、記録媒体面3に浮上した状態でスライダ1が走行及びシ−
    クしている状態の平面図(a)及び側面図(b)を示す。

    【0053】上記実施の形態によれば、ディスク最内周から最外周までの半径位置の違いによる周速変化と空気流入角度を示すヨー角度変化の双方に対して浮上量変化が低減され、浮上プロファイルの浮上量差が0.8nm
    以下を満足できるため、浮上接触時の最内周から最外周までの接触力変化を小さくかつ最内周から最外周までの線記録密度を一定にすることができる。 したがって、ディスク1枚あたりの記録容量を効率よく高めることができるため、高記録容量化に優れた磁気ヘッドスライダ及びその支持体及び磁気ディスク装置を提供するのに効果がある。

    【0054】

    【発明の効果】本発明によれば、浮上接触時の最内周から最外周までの接触力変化を小さくかつ最内周から最外周までの線記録密度を一定にすることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明が適用される磁気ヘッドスライダ及びその支持体の立体斜視図である。

    【図2】本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダを示す立体斜視図である。

    【図3】図2に示す磁気ヘッドスライダの流入パッドを拡大して示す立体斜視図である。

    【図4】図2に示す磁気ヘッドスライダの流出パッドを拡大して示す立体斜視図である。

    【図5】図1に示す磁気ヘッドスライダの支持体の平面図である。

    【図6】本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダの浮上走行時の側面図である。

    【図7】本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダの支持体の側面図である。

    【図8】本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダを示す立体斜視図である。

    【図9】図8に示す磁気ヘッドスライダの流入パッドとサイドレールを拡大して示す立体斜視図である。

    【図10】図8に示す磁気ヘッドスライダの流出パッドを拡大して示す立体斜視図である。

    【図11】図2に示す磁気ヘッドスライダの浮上面形状ABS1を示す平面図である。

    【図12】図11に示す浮上面形状ABS1の浮上特性を押付荷重F14.9mNの場合について示すグラフである。

    【図13】図11に示す浮上面形状ABS1の浮上特性を、押付荷重F26.5mN、ディンプル位置xp/L
    が−0.1〜0.5の場合について示すグラフである。

    【図14】図11に示す浮上面形状ABS1の浮上特性を、押付荷重F26.5mN、ディンプル位置xp/L
    が0.5〜1.0の場合について示すグラフである。

    【図15】本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状ABS11を示す平面図である。

    【図16】本発明の実施の形態1の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状ABS12を示す平面図である。

    【図17】本発明の実施の形態1,2の磁気ヘッドスライダ及びその支持体の効果を説明する側面図である。

    【図18】本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの浮上面形状ABS2を示す平面図である。

    【図19】本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状ABS3を示す平面図である。

    【図20】本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状ABS4を示す平面図である。

    【図21】本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状ABS5を示す平面図である。

    【図22】本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状ABS6を示す平面図である。

    【図23】本発明の実施の形態2の磁気ヘッドスライダの別の浮上面形状ABS7を示す平面図である。

    【図24】本発明の実施の形態1、2の磁気ヘッドスライダの浮上プロファイルの浮上量差及びスライダ周辺の気圧変化による浮上量低下とが同時にゼロになるステップ深さとリセス深さとの比に対するディンプル位置、及び、ステップ深さとリセス深さとの比に対する流出端浮上量を示すグラフである。

    【図25】本発明の実施の形態1、2の磁気ヘッドスライダの浮上プロファイルの浮上量差及びスライダ周辺の気圧変化による浮上量低下とが同時にゼロになるステップ深さとリセス深さとの比に対する高度0m及び最内周条件の負圧力を示すグラフである。

    【図26】本発明の実施の形態2の浮上面形状ABS5
    について、押付荷重F26.5mN、ステップ深さδsとリセス深さδrとの比δs/δr0.145を一定とした条件で、ディンプル位置と浮上プロファイルの浮上量差及びスライダ周辺の気圧変化による浮上量低下を示すグラフである。

    【図27】本発明の実施の形態1、2の磁気ヘッドスライダの浮上プロファイルの浮上量差及びスライダ周辺の気圧変化による浮上量低下の目標仕様に対するステップ深さとリセス深さとの比とディンプル位置の範囲を示すグラフである。

    【図28】本発明に係る磁気ディスク装置の実施の形態を示す平面図及び側面図である。

    【符号の説明】

    1 磁気ヘッドスライダ 1b 記録再生素子 1c 磁気ヘッド 1d 接続端子 2 支持体 3 磁気記録媒体(磁気ディスク) 11 流入パッド 12 流出パッド 13 サイドレール 14 負圧ポケット 21 荷重用ビ−ム部 22 ジンバル部 23 ディンプル(荷重用突起部) 24 記録再生信号処理回路 25 磁気記録媒体3を回転させる駆動部 26 支持ア−ム 27 支持ア−ムの駆動部 112 ディスク停止時に媒体面と接触するパッド面(コンタクト面) 113 段差部 114 段差面(ステップ面) 115 段差部 116 段差面(リセス面)

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 清司 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 徐 鈞国 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 5D042 NA02 PA01 PA05 PA09 QA03 TA02 5D059 AA01 BA01 CA11 DA24 EA02 EA07

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