Reactor core

阅读:549发布:2020-05-24

专利汇可以提供Reactor core专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a reactor core which is proper for raising a use quantity of plutonium more than the conventional one and safer in a refueling core to be loaded simultaneously with uranium assemblies and MOX assemblies.
SOLUTION: In the reactor core to be simultaneously loaded with uranium fuel assemblies and MOX fuel assemblies of predetermined numbers, the fraction of MOX fuel assemblies occupying the core periphery region consisting of the outermost region and the second layer from the outermost region among the fuel assembly array region in the core is made larger than the fraction of MOX fuel assemblies occupying the middle region inside the core periphery region.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Reactor core专利的具体信息内容。

  • 核燃料物質としてウランのみを含むウラン燃料棒を複数本格子状に束ねてなるウラン燃料集合体と、核燃料物質としてウランとプルトニウムとを含むウラン−プルトニウム混合酸化物燃料棒を複数本格子状に束ねてなるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体とが取替燃料集合体としてそれぞれ予め定められた本数ずつ同時に装荷される原子炉炉心において、
    炉心内の燃料集合体配列領域のうち、最外周領域と最外周から2層目の領域からなる炉心周辺領域に占めるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体の割合が、前記炉心周辺領域より内側の中央領域に占めるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体の割合より大きいことを特徴とする原子炉炉心。
  • 前記炉心周辺領域に占める3サイクル目の燃料集合体の割合が、前記中央領域に占める3サイクル目の燃料集合体の割合より大きいことを特徴とする請求項1に記載の原子炉炉心。
  • 前記ウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体は、集合体の格子状配列の最外周領域より内側領域にウラン−プルトニウム混合酸化物燃料棒が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の原子炉炉心。
  • 沸騰水型原子炉炉心であって、前記ウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体が9行9列以上の燃料棒正方格子配列であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の原子炉炉心。
  • 说明书全文

    本発明は、例えばウラン燃料集合体およびウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体が同時装荷される原子炉炉心に関し、特にこれら燃料集合体の炉心内配置に関するものである。

    沸騰型原子炉(BWR)及び加圧水型原子炉(PWR)では、使用済燃料の再処理によって得られたプルトニウムを核燃料物質として用いてなるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料(以下、MOX燃料と記す)を炉内に装荷することで、ウランの省資源化とプルトニウムの使用を図る、所謂プルサーマル計画が進められている。 MOX燃料の装荷に当たっては、取替燃料の一部としてウラン燃料と共に炉心に混在させて装荷する方法がある。

    一方で、MOX燃料の装荷計画が遅れた場合には、再処理されたプルトニウムが余剰化し、我が国の核燃料サイクルを着実に進めていく上で好ましくない状況が生じうる。 従って、MOX燃料を装荷する原子炉の数が少ない場合でも、安全性を確保しつつ効率的にプルトニウムを使用できるような燃料及び炉心を開発しておくことは有益と考えられる。

    このような要求に対しては、従来から検討されてきたような、経済性を向上させることを目的としてMOX燃料集合体の平均プルトニウム富化度を高めてその燃料集合体1体当たりのプルトニウム使用量を増やす燃料設計が有効である。 また、ウラン燃料集合体とプルトニウム使用量を増やした設計のMOX燃料集合体が同時装荷される炉心において、経済性を損なうことなく炉心内の出分布の平坦化を図ることで熱的運転余裕を確保し、安全性の高いBWR炉心を得るための各燃料集合体の配置を定めるような燃料装荷法も考えられている(例えば、特許文献1参照)。

    特開2002−372594号公報

    しかしながら、上記のような従来技術においては、MOX燃料の燃焼度がウランより小さいことを前提としているなど、未だ、プルトニウムの使用量を充分に高めるための検討には改善の余地がある。

    例えば、従来技術におけるウラン燃料集合体とMOX燃料集合体を適度に散在させた炉心を構成した場合、プルトニウム使用量を高めることを目的としてMOX燃料集合体のプルトニウム富化度を徐々に増加させていくと、MOX燃料集合体の出力はウラン燃料集合体の出力に比較して高くなり、充分な安全余裕を持った運転が難しくなる。

    また、プルトニウム富化度の増加に伴い、炉心の余剰反応度も増加することから、燃料取替時におけるMOX燃料集合体の取替体数を減らす必要がある。 このMOX燃料集合体の取替体数の減少は、プルトニウム使用量増大の観点で燃料集合体1体当たりのプルトニウム富化度を増やしたにもかかわらず、炉心全体のプルトニウム使用量の増大効果としては逆効果となってしまう。

    次に、ウラン燃料集合体とMOX燃料集合体を適度に散在させて装荷するのではなく、MOX燃料集合体を炉心中央に集中的に配置させたような炉心構成とした場合、プルトニウム富化度を増加することによるMOX燃料集合体の高出力化は、炉心中央付近の中性子インポータンスが高いことにより、先の例のような燃料配置の時よりもより顕著となる。

    また、それと同時にMOX燃料集合体の制御棒価値の低下傾向から、炉停止余裕は厳しくなり、充分な安全裕度を持った運転はさらに難しくなる。 加えて、先の例のような燃料集合体配置の場合と同様に、プルトニウム富化度の増加に伴い炉心の余剰反応度も増加することから、燃料取替時におけるMOX燃料集合体の取替体数を減らす必要が生じ、プルトニウム使用量の増大効果はあまり期待できない。

    本発明の目的は、上記問題点に鑑み、ウラン燃料集合体とMOX燃料集合体とが同時に装荷される原子炉炉心において、従来に比べてプルトニウムの使用量を高めるのに適し、且つ安全性の高い原子炉炉心を提供することにある。

    上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る原子炉炉心は、核燃料物質としてウランのみを含むウラン燃料棒を複数本格子状に束ねてなるウラン燃料集合体と、核燃料物質としてウランとプルトニウムとを含むウラン−プルトニウム混合酸化物燃料棒を複数本格子状に束ねてなるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体とが取替燃料集合体としてそれぞれ予め定められた本数ずつ同時に装荷される原子炉炉心において、炉心内の燃料集合体配列領域のうち、最外周領域と最外周から2層目の領域とからなる炉心周辺領域に占めるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体の割合が、前記炉心周辺領域より内側の中央領域に占めるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体の割合より大きいことを特徴とするものである。

    また、請求項2に記載の発明に係る原子炉炉心は、請求項1に記載の原子炉炉心において、前記炉心周辺領域に占める3サイクル目の燃料集合体の割合が、前記中央領域に占める3サイクル目の燃料集合体の割合より大きいことを特徴とするものである。

    また請求項3に記載の発明に係る原子炉炉心は、請求項1または請求項2に記載の原子炉炉心において、前記ウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体は、集合体の格子状配列の最外周領域より内側領域にウラン−プルトニウム混合酸化物燃料棒が配置されていることを特徴とするものである。

    本発明においては、ウラン燃料集合体とウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体とが同一炉心に同時装荷される原子炉炉心において、ウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体1体当たりのプルトニウム使用量を従来より高めながらも安全性の高い原子炉炉心を得ることができるという効果がある。

    本発明は、ウラン燃料集合体とウラン−プルトニウム混合酸化物燃料(以下、MOX燃料と記す)集合体とが取替燃料集合体としてそれぞれ予め定められた本数ずつ同時に装荷される原子炉炉心において、炉心内の燃料集合体配列領域を、最外周領域及び最外周から2層目の領域からなる炉心周辺領域とその内側の中央領域とに分けたとき、炉心周辺領域に占めるウラン−プルトニウム混合酸化物燃料集合体の割合が、中央領域に占めるウラン−プルトニウム混合酸化燃料集合体の割合より大きくなるように各燃料の配置が定められているものである。 これにより、MOX燃料集合体1体あたりのプルトニウム使用量を高め、プルトニウムの使用に適した安全性の高い原子炉炉心を得ることができる。

    なお、本発明における「最外周領域」にある燃料集合体とは、炉心内の燃料集合体格子配列を平面視した際に、その燃料集合体の前後左右斜めの周囲八方向のうち一方向以上が他の燃料集合体に接していない状態で配置されているものをいい、また「最外周から2層目の領域」にある燃料集合体とは、その燃料集合体の前後左右斜めの周囲八方向のうちの少なくとも一方向で前記最外周領域にある燃料集合体と接した状態で配置されており、「最外周領域」にある燃料集合体ではないものをいう。

    即ち、MOX燃料集合体を前記炉心周辺領域部に集中的に装荷した本発明の炉心構成では、まず炉心中央領域においてプルトニウム富化度を増加することによるMOX燃料集合体の高出力化が、燃焼が進んで比較的低い反応度を有するウラン燃料集合体を周辺に配置することにより抑えることができ、またMOX燃料集合体が集中的に装荷された炉心周辺領域については、この領域がもともと中性子インポータンスの低い領域であるために、高出力化を招くおそれがない。

    また、プルトニウム富化度の増加に伴うMOX燃料集合体の反応度の増加は主に炉心周辺領域で現れるため、炉心周辺領域の出力が比較的高まり、炉心からの中性子の漏れに費やされる。 これは、炉心からの中性子の漏れが、炉心最外周領域の中性子束分布の空間的勾配に比例するためで、図7に見られるように、炉心周辺部の出力の増加は、従来のような炉心の余剰反応度が高まることによるMOX燃料集合体の取替体数の減少を招くことがない。 また、炉心中央領域に制御棒価値の低下を招くMOX燃料集合体があまり装荷されていないことから、炉停止余裕は厳しくなることはなく、むしろ炉心の径方向出力分布の平坦化に伴って炉内の制御棒価値は平準化し、その余裕は大きくなる。

    さらに、MOX燃料集合体のうちでも特に反応度が高まる2サイクル目および3サイクル目のMOX燃料集合体を炉心周辺領域に配置すれば、炉心外周領域からの中性子の漏れはさらに大きくなり、より高富化度化したMOX燃料集合体を装荷しても、余剰反応度がサイクル末期においても余ることなく、プルトニウムを効率よく使用することが可能な炉心を構成することができる。

    また、このようなMOX燃料集合体による高リーケージ炉心では、ウラン燃料集合体による高リーケージ炉心と異なり、MOX燃料集合体の燃焼に伴う反応度スィングが比較的小さいことから、サイクル期間を通じ、常に平坦な径方向出力分布が保たれるという利点があり、運転中の熱的余裕の増大という観点では好適である。 また副次的効果として、ウラン燃料集合体がその使用期間を通じて出力の比較的高い炉心中央領域に集中的に配置されることから、ウラン燃料集合体の取出燃焼度が、ウランの高濃縮度化を伴わずに達成できるという効果も得られる。

    また、MOX燃料集合体として、燃料集合体の最外周全てにウラン燃料棒を配置し、MOX燃料棒を最外周よりも中央領域に集中して配置するいわゆるアイランド型設計のものを用いることが望ましい。 これは、ウラン燃料では濃縮度が低いほどコスト負担が少ないのに対してMOX燃料の原料として使用済み核燃料の再処理によってのみ得られるウラン−プルトニウム混合酸化物は核分裂性Puを60〜70%と高濃度で含んでおり、その富化度を低くするほどコスト負担が大きくなるため、前記アイランド型設計とすればMOX燃料集合体におけるMOX燃料棒の平均富化度を高めることができ、MOX燃料集合体の加工費を低減することが可能であり、結果として経済性にも優れた炉心を構成することが可能となる。

    本発明の第1実施例として、764体の燃料集合体からなる定格熱出力3293MWのBWRを対象にした取替炉心における炉内燃料集合体配置を図4に示す。 ここでは、説明の簡便のため、1/4炉心分を示し、これと回転対称をなす構成の他の3/4領域の図示は省いた。

    本炉心では、燃料棒9行×9列の燃料棒格子配列で中央部に燃料棒9本(3×3)分の領域を占める管形状の太径水ロッドWを持つ燃料集合体(以下、9×9集合体)で平均取出燃焼度の設計値が、15ヶ月運転を想定した場合、ウラン燃料集合体で約45GWd/t、MOX燃料集合体で約45GWd/tであるものを装荷するものとした。

    このウラン燃料集合体は、図1に示すとおり、燃料集合体の4隅に濃縮度を最低の2.4wt%とした燃料棒U6を配し、上下端領域を除く被覆管内の燃料に可燃性毒物としてのガドリニアを添加したガドリニア入り燃料棒G1,G2が図1に示すようにそれぞれ4本及び8本配され、集合体中央部には3×3燃料棒分領域を占める水ロッドWを備えたものを用いた。

    またMOX燃料集合体には、図2に示すとおり、上端領域を排除したMOX燃料棒P1〜P4と、ガドリニア入り燃料棒G1,G2がそれぞれ8本及び4本、図示したように配され、燃料集合体の中央部に3×3燃料棒分の領域を占める水ロッドWを備えたものを用いた。 なお図中の番号は、燃料集合体の運転サイクル数を示し、1は1サイクル目の取替新燃料集合体を意味し、2〜4はそれぞれ2サイクル目〜4サイクル目の燃料集合体を意味する。

    本実施例による炉心は、ウラン燃料集合体とMOX燃料集合体とを取替燃料集合体としてそれぞれ一定体数ずつ同時に装荷した平衡炉心における構成としたものであって、MOX燃料集合体の装荷体数は300体であり、全体の燃料集合体装荷体数764体に対する装荷割合は約39%である。

    また、通常と同様に、炉心は図中十字で示した制御棒を取り囲む燃料集合体4体を一組としたセル(図中の□枠)で構成される。 本実施例では、燃料集合体が前後左右斜めの周囲八方向のうち一方向以上で他の燃料集合体に接しない最外周領域と、その1層内側で燃料集合体が前後左右斜めの周囲八方向のうちの少なくとも一方向で最外周領域にある燃料集合体と接する2層目領域とからなる領域を炉心周辺領域(図中網掛け部分)とし、それより内側の層に属する領域を中央領域とする。

    従って、本炉心の中央領域においては、燃料集合体の装荷体数540体中MOX燃料集合体の装荷体数は200体であり、その装荷割合は200/540で約37%である。 一方、炉心周辺領域においては、燃料集合体装荷体数224体中MOX燃料集合体の装荷体数は100体であり、その装荷割合は100/224で約45%であり、前記中央領域のMOX燃料集合体装荷割合約37%よりも大きい。

    以上のような本実施例による原子炉炉心によれば、高い安全性を確保しながらもプルトニウム使用量を従来より高めることができた。

    次に、本発明の第2実施例として、実施例1とは異なるMOX燃料集合体装荷割合の取替炉心における炉内燃料集合体配置を図5に示す。 ここでは、説明の簡便のため、1/4炉心分を示し、これと回転対称をなす構成の他の3/4領域の図示は省いた。 本炉心は、実施例1と同様に、764体の燃料集合体からなる定格熱出力3293MWのBWRを対象にし、MOX燃料集合体装荷体数300体で全体の燃料集合体装荷体数764体に対する装荷割合が約39%としたものである。

    また、ウラン燃料集合体として図1に示したもの、MOX燃料集合体として図2に示したものをそれぞれ装荷するものである。 また図中の番号も実施例1と同様に、燃料集合体の運転サイクル数を示し、1は1サイクル目の取替新燃料集合体を意味し、2〜4はそれぞれ2サイクル目〜4サイクル目の燃料集合体を意味する。

    また、本実施例においても、燃料集合体がその前後左右斜めの周囲八方向のうち一方向以上で他の燃料集合体に接しない最外周領域と、その1層内側で燃料集合体が前後左右斜めの周囲八方向のうちの少なくとも一方向で最外周領域にある燃料集合体と接する2層目領域とからなる領域を炉心周辺領域(図中網掛け部分)とし、それより内側の層に属する領域を中央領域とする。 本炉心では、中央領域での燃料集合体装荷体数540体中のMOX燃料集合体の装荷体数は152体であり、その装荷割合は152/540で約28%である。 一方、炉心周辺領域では、燃料集合体装荷体数224体中MOX燃料集合体装荷体数は148体であり、その装荷割合は148/224で約66%であり、本実施例の炉心は、実施例1で示した炉心よりも炉心周辺領域におけるMOX燃料集合体の装荷割合が高く、より高いプルトニウム消費効果が期待される炉心である。

    本発明の第3実施例として、上記実施例1、2とは異なるMOX燃料集合体装荷割合の取替炉心における炉内燃料集合体配置を図6に示す。 ここでも1/4炉心分を示し、これと回転対称をなす構成の他の3/4領域の図示は省いた。

    本炉心は、実施例1と同様に、764体の燃料集合体からなる定格熱出力3293MWのBWRを対象にし、MOX燃料集合体装荷体数300体で全体の燃料集合体装荷体数764体に対する装荷割合が約39%としたものである。 また、ウラン燃料集合体として図1に示したもの、MOX燃料集合体として図2に示したものをそれぞれ装荷するものである。 また図中の番号も実施例1と同様に、燃料集合体の運転サイクル数を示し、1は1サイクル目の取替新燃料集合体を意味し、2〜4はそれぞれ2サイクル目〜4サイクル目の燃料集合体を意味する。

    また、本実施例においても、燃料集合体がその前後左右斜めの周囲八方向のうち一方向以上で他の燃料集合体に接しない最外周領域と、その1層内側で燃料集合体が前後左右斜めの周囲八方向のうちの少なくとも一方向で最外周領域にある燃料集合体と接する2層目領域とからなる領域を炉心周辺領域(図中網掛け部分)とし、それより内側の層に属する領域を中央領域とする。 本炉心では、中央領域での燃料集合体装荷体数540体中MOX燃料集合体装荷体数は144体でその装荷割合は144/540で約27%である。

    一方炉心周辺領域では、燃料集合体装荷体数224体中MOX燃料集合体装荷体数は156体でその装荷割合は156/224で約70%である。 これは実施例3の炉心周辺領域におけるMOX燃料集合体装荷割合約66%の場合とほぼ同等であるが、さらに炉心最外周領域に第3サイクル目の燃料集合体を装荷し、最外周から2層目に第2サイクル目の燃料集合体を多く配置することにより、さらにプルトニウム消費に適した炉心構成としたものである。

    本実施例においては、核分裂性プルトニウムの炉内インベントリを、実施例1と比較した場合、約25%増となっており、本炉心がプルトニウム消費の点で極めて有効であることが分かる。 熱的制限値に対する余裕および停止余裕に対しても、いずれも実施例1の場合より優れており、径方向の出力ピーキングは10%程度、また軸方向の出力ピーキングについても5%程度低減され、安全性の面でも極めて優れた性質を持つことが分かる。

    さらに、ウラン燃料が出力分布の平坦な炉心中央部に継続して配置されるため、実施例1と比べた場合でも、最高取出燃焼度は約1GWd/tほど低減されるにも係わらず、ウラン燃料の取出燃焼度は約2GWd/tほど増加し、ウラン燃焼の省資源化の観点でも極めて有効である。

    以上の実施例1〜3においては、MOX燃料集合体として、図2に示すものを用いた場合を説明したが、MOX燃料集合体として図3に示すようなアイランド型設計のものを利用した炉心構成では、このMOX燃料集合体内に配置されたMOX燃料棒の平均富化度が高く、MOX燃料の加工費が低減可能である。 このようなアイランド型MOX燃料集合体を用いる場合でも、上記各本実施例の炉心構成を適用することができ、安全性はもとより、アイランド型設計の持つ加工費低減効果と相まって、経済性にも優れた炉心の構成が可能である。

    また、従来から、制御棒の挿入・引抜により制御棒近傍の燃料棒出力が局所的に増加し、ペレット−被覆管相互作用(PCI:Pellet Clad Interaction )による被覆管の損傷の可能性を低減させるため、出力運転中もっぱら用いる制御棒の周りに予め燃焼の進んだ燃料集合体を配置するコントロールセル(図中の二重枠)といった炉心設計が採用されている。 これは、制御棒の操作により局所的に出力が増加してもそのセルの燃料集合体は燃焼が進んでいるため出力の絶対値は小さく、PCIを小さくすることができるものである。 上記実施例で示した炉心構成は、このような従来技術のコントロールセル炉心に対しても容易に適用することができるため、従来からの取替炉心設計技術の持つ利点を損なうことはない。

    以上のように、本発明の炉心構成によれば、ウラン燃料集合体とMOX燃料集合体とが同一炉心に同時装荷される場合において、MOX燃料集合体1体当たりのプルトニウム使用量を高めながらも、安全性の高いBWR炉心を構成でき、本産業の発展に貢献すること著しい。

    なお、以上の実施例では、BWR炉心における例を示したが、本発明の構成は加圧水型原子炉(PWR)においても適用可能である。 また、BWRでは、安全性の観点から、燃料棒の熱的負担の少ない9行9列格子配列以上の燃料集合体をMOX燃料集合体として使用するのが望ましい。

    本発明の実施例による原子炉炉心に装荷されるウラン燃料集合体のウラン濃縮度及びガドリニア分布を示す横断面模式図である。

    本発明の実施例による原子炉炉心に装荷されるMOX燃料集合体のプルトニウム富化度、ウラン濃縮度及びガドリニア分布を示す横断面模式図である。

    本発明の実施例による原子炉炉心に装荷される別のMOX燃料集合体のプルトニウム富化度、ウラン濃縮度及びガドリニア分布を示す横断面模式図である。

    本発明の第1実施例による取替炉心の炉心内燃料集合体配置を炉心横断平面内1/4領域で示した配置説明図である。

    本発明の第2実施例による取替炉心の炉心内燃料集合体配置を炉心横断平面内1/4領域で示した配置説明図である。

    本発明の第3実施例による取替炉心の炉心内燃料集合体配置を炉心横断平面内1/4領域で示した配置説明図である。

    炉心周辺領域の出力と中性子漏れとの関係を示す線図であり、(a)は炉心周辺領域の出力が小さい低リーケージ炉心の場合、(b)は炉心周辺領域の出力が大きい高リーケージ炉心の場合をそれぞれ示す。

    符号の説明

    U1,U2,U3,U4,U5,U6:ウラン燃料棒P1,P2,P3,P4:MOX燃料棒G1,G2:ガドリニア入りウラン燃料棒W:水ロッド

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈