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Reproducing method for electrolyte of redox-flow cell and its operating method

阅读:323发布:2021-08-17

专利汇可以提供Reproducing method for electrolyte of redox-flow cell and its operating method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide a reproducing method for an electrolyte of a redox-flow cell capable of recovering the performance of a deteriorated electrolyte, and recovering and maintaining the performance of a cell system.
CONSTITUTION: An electrolyte containing formic acid is taken out from an electrolyte tank 31. An organic solvent is added to the electrolyte in a solvent extraction device 32 and formic acid is extracted into the organic solvent. The organic solvent is separated from the electrolyte to remove formic acid from the electrolyte. The electrolyte is returned to the electrolyte tank 31.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO,下面是Reproducing method for electrolyte of redox-flow cell and its operating method专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 電解液中に含まれる活物質の酸化還元反応を利用して充放電動作を行なうレドックスフロー電池の、前記電解液の再生方法において、 ギ酸が混入した前記電解液をレドックスフロー電池から取出す工程と、 前記電解液に有機溶媒を加え、前記ギ酸を該有機溶媒中に抽出する工程と、 前記電解液から前記有機溶媒を分離し、それによって、
    前記電解液から前記ギ酸を除去する工程と、 前記電解液を前記レドックスフロー電池へ戻す工程と、
    をさらに備えることを特徴とする、レドックスフロー電池の電解液の再生方法。
  • 【請求項2】 前記活物質が塩酸に溶けているレドックスフロー電池において、 前記ギ酸を除去した後、前記電解液中に塩酸を加え、該電解液中の塩酸濃度を調整する工程をさらに含む、請求項1に記載の、レドックスフロー電池の電解液の再生方法。
  • 【請求項3】 電解液中に含まれる活物質の酸化還元反応を利用して充放電動作を行なうレドックスフロー電池の運転方法において、 ギ酸が混入した前記電解液をレドックスフロー電池から取出す工程と、 前記電解液に有機溶媒を加え、前記ギ酸を該有機溶媒中に抽出する工程と、 前記電解液から前記有機溶媒を分離し、それによって、
    前記電解液から前記ギ酸を除去する工程と、 前記電解液を前記レドックスフロー電池へ戻す工程と、
    をさらに備えることを特徴とする、レドックスフロー電池の運転方法。
  • 【請求項4】 前記活物質が塩酸に溶けているレドックスフロー電池において、 前記ギ酸を除去した後、前記電解液中に塩酸を加え、前記電解液中の塩酸濃度を調整する工程をさらに含む、請求項3に記載の、レドックスフロー電池の運転方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】この発明はレドックスフロー電池の再生方法に関するものであり、より特定的には、電池システムの長期信頼性をさらに高め、より長寿命なシステムを構築できるように改良されたレドックスフロー電池の電解液の再生方法に関する。 また、この発明は、そのような電解液の再生方法を含む、レドックスフロー電池の運転方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】レドックスフロー電池には、従来から、
    塩酸溶液中に溶解させた鉄イオン(2価,3価)とクロムイオン(3価,2価)を用いるいわゆる鉄・クロム系が知られており、最近では、硫酸水溶液中に溶解させたバナジウムイオン(2価,3価,四価,五価)を用いるバナジウム系も用いられるようになっている。

    【0003】これらにおいては、水溶液系の電解液を用いるため、負極副反応として充電末期に水素ガス発生反応が生じ、このため徐々に電池容量が減少する現象が生じる。 長期にわたる電池容量の維持のために、リバランスと呼ばれる電解液の再生操作が行なわれている。

    【0004】出願人は、既に、このリバランス方法として、正極液中の3価の鉄イオンを2価に還元するリバランス方法として、対極反応にギ酸の分解反応を用いる方法を提案している。 このギ酸の分解反応を用いる電解液の再生方法について次に説明しておく。

    【0005】図3は、従来提案されているレドックスフロー電池の概略構成図である。 レドックスフロー電池1
    は、セル2、正極液タンク3および負極液タンク4を備える。 セル2内は、たとえばイオン交換膜からなる隔膜5により仕切られており、一方側が正極セル2a、他方側が負極セル2bを構成している。 正極セル2aおよび負極セル2b内には、それぞれ電極として正極6あるいは負極7が配置されている。

    【0006】図3に示したレドックスフロー電池1では、たとえば鉄イオン、クロムイオンのような原子価の変化するイオンの水溶液をタンク3,4に貯蔵し、これをポンプPで流通型電解セル2へ送液し、酸化還元反応により充放電を行なう。

    【0007】たとえば、正極活物質としてFe 3+ /Fe
    2+ 、負極活物質としてCr 2+ /Cr 3+を用い、それぞれ、塩酸溶液とした場合、各酸化還元系の両極6,7における電池反応は、下記の式のようになる。

    【0008】

    【化1】

    【0009】上述の式の電気化学反応により、約1ボルトの起電が得られる。

    【0010】しかしながら、現実には、上述の電気化学反応は、両極6,7において等しく進行するものではない。 この原因として、次の副反応が考えられる。

    【0011】第1に、充電末期には、負極において水素ガスが発生し、それによって、上記酸化還元ペアの絶対量が減少する。

    【0012】第2に、Cr 2+イオンが比較的不安定であり、空気中の酸素による酸化を受けやすく、容易にCr
    3+イオンに変化してしまう。 この場合も、電池反応にあずかる酸化還元ペアの絶対量が減少する。

    【0013】よって、上述のような副反応が生じると、
    酸化還元ペア(Cr 3+ /Fe 2+またはCr 2+ /Fe 3+
    の絶対量が減少し、充放電動作を繰返すうちに、電池貯蔵電力量すなわち電池容量が低下することになるのみならず、電池の内部抵抗が増大し、充放電効率も低下しがちとなる。

    【0014】上述の問題を解消するために、出願人らは、既に図4に示す、レドックスフロー電池の電解液再生装置を提案している。

    【0015】レドックスフロー電池1の構成は、図3に示したものと同じであるので、その説明を省略する。

    【0016】電解液再生装置11は、隔膜15を介して設けられた正極16を有する正極液槽12と、負極17
    を有する負極液槽13を備えている。 負極液槽13は、
    レドックスフロー電池1の正極6側との間で正極活物質を含む電解液を授受し得るように、正極液タンク4に接続されている。

    【0017】一方、電解液再生装置11の正極液槽12
    には、気液分離器21と正極液タンク18とが接続されており、ポンプ19によりその間をギ酸溶液が循環するように構成されている。 気液分離器21は、正極液槽1
    2から発生してくる炭酸ガスおよび酸素ガスを、ギ酸溶液から分離するためのものであり、必要であれば用いる。

    【0018】次に、上述した電解液再生装置の動作を、
    正極活物質としてFe 3+ /Fe 2+イオン、負極活物質としてCr 3+ /Cr 2+イオンを用いた場合について説明する。

    【0019】まず、レドックスフロー電池1において、
    充放電動作が繰返されるに従い、上記酸化還元ペアのうち、Fe 3+イオン(またはCr 3+イオン)が過剰となり、前述したように電解液の劣化が生じてくる。 この装置では、この過剰となったFe 3+イオンが電解液再生装置11により還元される。 したがって、Fe 2+イオンが再生され、酸化還元ペアのバランスが正常とされる。

    【0020】すなわちレドックスフロー電池1の正極液タンク4から、電解液再生装置11の負極液槽13に供給されたレドックスフロー電池の正極液は、電極16,
    17から通電することにより、下記の式に従い還元される。

    【0021】Fe 3+ +e→Fe 2+他方、正極液タンク18から負極液槽12に供給された負極液すなわちギ酸溶液では、下記の式で表わされる反応が生じる。

    【0022】

    【化2】

    【0023】したがって、電解液再生装置では、Fe 3+
    イオンがFe 2+イオンに還元されることになり、正極1
    6においては炭酸ガスおよび酸素ガスが発生することになる。 ギ酸溶液は正極液槽12、気液分離器21および正極液タンク18間をポンプ19により循環させられているので、炭酸ガスおよび酸素ガスは、必要に応じて気液分離器21により分離される。 炭酸ガスおよび酸素ガスは無毒であるので、そのまま大気に放出でき、特別なガス吸収装置は不要である。 また、炭酸ガスおよび酸素ガスは人体に安全であり、そのため装置の気密化も不要であり、取扱い操作が簡便となる。 また、装置材質にも特殊材料を要求せず、経済的にも優れている。

    【0024】

    【発明が解決しようとする課題】以上のように、ギ酸を再生溶液に用いた場合、副生する炭酸ガスおよび酸素ガスが人体に安全であり、そのため、装置の気密化も不要であり、取扱い操作が簡便となる利点がある一方、長期にわたる使用時において、リバランスセルの隔膜15を通して、ギ酸が電解液中へ混入する現象が生じ、ひいては、電池性能を低下させるという問題点があることがわかった。

    【0025】この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、ギ酸を再生液と用いた場合に、電池性能を低下させないように改良した、レドックスフロー電池の電解液の再生方法を提供することを目的とする。

    【0026】

    【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面に従う方法は、電解液中に含まれる活物質の酸化還元反応を利用して充放電動作を行なうレドックスフロー電池の、電解液の再生方法において、以下の処理を追加することを特徴とする。 まず、ギ酸が混入した上記電解液をレドックスフロー電池から取出す。 上記電解液に有機溶媒を加え、上記ギ酸を該有機溶媒中へ抽出する。 上記電解液から上記有機溶媒を分離し、それによって、上記電解液から上記ギ酸を除去する。 上記電解液をレドックスフロー電池へ戻す。

    【0027】この発明の第2の局面に従う方法は、電解液中に含まれる活物質の酸化還元反応を利用して充放電動作を行なうレドックスフロー電池の運転方法において、以下の処理を行なうことを特徴とする。 まず、ギ酸が混入した上記電解液をレドックスフロー電池から取出す。 上記電解液に有機溶媒を加え、上記ギ酸を該有機溶媒中に抽出する。 上記電解液から上記有機溶媒を分離し、それによって、上記電解液から上記ギ酸を除去する。 上記電解液を上記レドックスフロー電池へ戻す。

    【0028】

    【作用】本発明の第1の局面に従うレドックスフロー電池の電解液の再生方法によれば、ギ酸が混入した電解液からギ酸を除去するので、性能低下した電解液の性能を回復することが可能となる。

    【0029】この発明の第2の局面に従うレドックスフロー電池の運転方法によれば、ギ酸が混入した電解液からギ酸を除去するので、性能低下した電解液の性能を回復することが可能となり、ひいては、電池システムの性能を回復維持できる。

    【0030】

    【実施例】図1は、本発明に係るレドックスフロー電池の電解液の再生方法を実現するための装置の概念図である。 図1を参照して、電解液タンク31は、溶媒抽出装置32に第1の接続管33によって接続されている。 第1の接続管33には、ポンプ34が設けられている。 溶媒抽出装置32は、抽出剤を収容する抽出剤タンク35
    に、第2の接続管36によって接続されている。 第2の接続管36には、ポンプ37が設けられている。

    【0031】電解液タンク31には、ギ酸を含む電解液(Crイオン,Feイオン,HCl)が収容されている。

    【0032】図2は、電解液からギ酸を除去するフロー図である。 図1と図2を参照して、電解液からギ酸を除去する方法の概要について説明する。

    【0033】ポンプ34を作動し、電解液タンク31から、ギ酸が混入した電解液を第1の接続管33を通じて溶媒抽出装置32へ導く。 ポンプ37を作動し、抽出剤タンク35から、第2接続管36を通じて溶媒抽出装置32へ抽出剤を導く。 溶媒抽出装置32中で、抽出剤と電解液とを攪拌し、抽出剤と電解液とを分離する。 これによって、電解液中のギ酸が、抽出剤中に抽出される。
    ギ酸を抽出した抽出剤は、抽出剤再生装置38に導かれる。 ギ酸が除去された電解液は液組成のチェックが行なわれ、必要に応じてHClを追加し、電解液タンク31
    に戻される。 一方、抽出剤再生装置38に送られた抽出剤には、ギ酸と微量のHClが含まれているので、これらのギ酸とHClが除去され、抽出剤タンク35へ戻される。

    【0034】以下、具体的な数値を用いて、本発明について説明する。 実施例1電解液にギ酸を混入したサンプル模擬劣化液を作製し、
    本発明によるギ酸の除去を試みた。 オリジナル電解液は、HCl:3規定,鉄イオン濃度:1モル,クロムイオン濃度:1モルの組成のものを用いた。

    【0035】上記オリジナル電解液にギ酸を4wt%添加した模擬劣化液を作製し、ギ酸除去を試みた。 結果を表1に示す。

    【0036】

    【表1】

    【0037】抽出は、抽出剤(有機溶剤TBP)1.0
    モル,改質剤:2−エチルヘキサノール20vol%、
    希釈剤:流動パラフィン、溶媒量は電解液の2倍量で行なった。

    【0038】表1中、溶媒抽出操作1回目とあるのは、
    溶媒抽出操作を1回行なったときの電解液中に残存する、Cr,Fe,塩酸,ギ酸の量を表わしている。 溶媒抽出操作2回目とあるのは、溶媒抽出操作を2回行なった後の、電解液中に残存する、Cr,Fe,ギ酸の量を表わしている。 3回目も、同様である。

    【0039】表1から明らかなように、ギ酸は、溶媒抽出操作1〜2回で、ほとんど抽出除去されることがわかる。

    【0040】 実施例2実施例1と同様に、ギ酸を約8wt%添加し、実験した。 さらに、液調整を行ない小型電池を作製し、その性能の試験を行なった。 結果を表2に示す。

    【0041】

    【表2】

    【0042】なお、比較例として、上記オリジナル電解液を用い、小型電池(電極面積9cm 2 )により充放電特性を測定した(試験温度約30℃)。 その結果、電流効率98.7%、電圧効率88.4%、エネルギー効率87.2%の結果を得た。

    【0043】実施例2の結果より、ギ酸を混入したサンプル模擬劣化液から、ギ酸を抽出除去することにより、
    低下した電解液の性能を、当初の性能に回復することが可能となり、ひいては電池システムの性能を回復維持できることがわかった。

    【0044】そして、このようなギ酸を除去する工程を組込む、レドックスフロー電池の運転方法を行なうことにより、常に電解液の性能を回復維持できるため、電池システムの長期信頼性をさらに高め、より長寿命なシステムを構築することが可能となることがわかった。

    【0045】

    【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るレドックスフロー電池の電解液の再生方法によれば、長期使用に伴って混入したギ酸を除去する工程を組込んでいるので、低下した電解液の性能を回復することが可能となり、ひいては電池システムの性能を回復維持できる。

    【0046】また、レドックスフロー電池の運転方法において、ギ酸の抽出工程を、常時使用する、あるいは数年ごとの間欠使用をする、など、設置条件・使用状況などに応じ、種々の適用形態をとることができる。 いずれにせよ、常温・常圧下で簡便に実施できるため、現地での処理も可能であり、実用上の意義は大きい。

    【0047】さらに、本発明の処理(ギ酸除去)により、常に電解液の性能を回復維持できるため、電池システムの長期信頼性をさらに高め、より長寿命なシステムを構築できるという効果を奏する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明を実現するための装置の概念図である。

    【図2】本発明における、ギ酸除去のフローを示す図である。

    【図3】従来のレドックスフロー電池の一例を示す概略構成図である。

    【図4】従来の電解液再生装置を備えたレドックスフロー電池の概略構成図である。

    【符号の説明】

    31 電解液タンク 32 溶媒抽出装置 35 抽出剤タンク

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 信幸 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)発明者 西田 清二 兵庫県尼崎市大浜町2丁目23番地 株式会 社KN−ラボ・アナリシス内 (72)発明者 岸田 宗治 兵庫県尼崎市大浜町1丁目1番地 株式会 社KN−ラボ・アナリシス尼崎事業所内

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