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Ternary output power unit and image forming device

阅读:839发布:2021-08-24

专利汇可以提供Ternary output power unit and image forming device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To provide the ternary output power unit at high start/stop speed and the high-resolution image forming device. CONSTITUTION:When electronic switches S3 and S4 are turned off and electronic switches S1 and S2 are turned on, the output of a positive-output high frequency driving converter composed of a converter transformer T1 and a diode D1 or the like is supplied to an output terminal P1 and when the electronic switches S1 and S2 are turned off and the switches S3 and S4 are turned on, the output of a negative-output high frequency driving converter composed of a converter transformer T2 and a diode D2 or the like is supplied to the output terminal P. When the electronic switches S1 and S3 are turned off and the switches S2 and S4 are turned on, the output supplied from each converter to the output terminal P1 is turned to zero. Thus, ternary output at high start/stop speed can be provided by switching the high frequency converter circuits with the electronic switches of high-speed operations.,下面是Ternary output power unit and image forming device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 正出力の高周波駆動コンバータと、負出力の高周波駆動コンバータと、前記高周波より十分低い周波数の所要のタイミングで、出力端に前記正出力,負出力を供給させ、または供給させないようにする高速動作のスイッチ手段とを備えたことを特徴とする3値出力電源装置。
  • 【請求項2】 正出力の高周波駆動コンバータと、負出力の高周波駆動コンバータと、前記高周波より十分低い所要のタイミングで出力端に、前記正出力,負出力を供給させ、または供給させないようにする高速動作のスイッチ手段とを備えた3値出力電源装置であって、前記出力端に現れる正出力の振幅,負出力の振幅を個別に検出する振幅検出手段と、この振幅検出手段で検出した正出力の振幅を第1の基準値と比較する第1の比較手段と、
    前記振幅検出手段で検出した負出力の振幅を第2の基準値と比較する第2の比較手段と、前記第1の比較手段の出力により制御され前記正出力の高周波駆動コンバータを駆動する第1の高周波駆動手段と、前記第2の比較手段の出力により制御され前記負出力の高周波駆動コンバータを駆動する第2の高周波駆動手段とを備えたことを特徴とする3値出力電源装置。
  • 【請求項3】 正出力の高周波駆動コンパレータと、負出力の高周波駆動コンバータと、この2つのコンバータの出力が供給される出力端と、この2つのコンバータの各コンバータトランスの1次側に前記高周波より十分低い所要のタイミングで高周波を供給するか、またはこの1次側を短絡するかして前記出力端に正出力,負出力を供給させるかまたは供給させないようにする高速動作のスイッチ手段とを備えたことを特徴とする3値出力電源装置。
  • 【請求項4】 正出力の高圧電源と、負出力の高圧電源と、前記正出力の高圧電源と負出力の高圧電源の間に直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を選択的にオン,オフするタイミング制御手段と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の共通接続点に接続した出力端とを備えたことを特徴とする3値出力電源装置。
  • 【請求項5】 タイミング制御手段は、更に、出力端の電位が正或は負のピークから中間レベルに切り換わるタイミング時に、所要時間幅だけ第1のスイッチング素子或は第2のスイッチング素子を選択的にオンするものであることを特徴とする請求項1記載の3値出力電源装置。
  • 【請求項6】 正出力の高圧電源と、負出力の高圧電源と、前記正出力の高圧電源と前記負出力の高圧電源の間に直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の共通接続点に接続した出力端と、この出力端の出力を検出する出力検出手段と、この出力検出手段の出力と基準信号とを比較する比較手段と、この比較手段の出力に応じて前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を選択的にオン,
    オフする制御手段とを備えたことを特徴とする3値出力電源装置。
  • 【請求項7】 正出力の高圧電源と、負出力の高圧電源と、前記正出力の高圧電源と前記負出力の高圧電源の間に直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の共通接続点に接続した出力端と、この出力端の出力を検出する出力検出手段と、この出力検出手段の出力と基準信号とを互に逆極性で比較する2個の比較手段と、この2個の比較手段の夫々の出力に応じてPWM信号を生成し前記第1のスイッチング素子,前記第2のスイッチング素子に供給する2個の制御手段とを備えたことを特徴とする3値出力電源装置。
  • 【請求項8】 第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子に、この各スイッチング素子を定電流駆動する定電流駆動回路と、この各スイッチング素子のオン電圧が所定レベルより低くならないようにする飽和阻止回路とが付加されていることを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれかに記載の3値出力電源装置。
  • 【請求項9】 正出力の高圧発生手段と、負出力の高圧発生手段と、前記正出力の高圧発生手段の出力を出力端へオンオフする正側スイッチ手段と、前記負出力の高圧発生手段の出力を前記出力端へオンオフする負側スイッチ手段と、前記正出力の高圧発生手段,負出力の高圧発生手段,正側スイッチ手段,負側スイッチ手段の夫々を出力レベル切換えのタイミングでオンオフするタイミング制御手段とを備えたことを特徴とする3値出力電源装置。
  • 【請求項10】 タイミング制御手段は、出力端の出力を正から負に切り換える際に、正側スイッチ手段をオフするタイミングを負側スイッチ手段をオンするタイミングより所要時間だけ早くするものであることを特徴とする請求項9記載の3値出力電源装置。
  • 【請求項11】 タイミング制御手段は、出力端の出力を正から負に切り換える際に、負出力の高圧発生手段をオンするタイミングを正出力の高圧発生手段をオフするタイミングより所要時間だけ早くするものであることを特徴とする請求項9記載の3値出力電源装置。
  • 【請求項12】 タイミング制御手段は、出力端の出力を負から正に切り換える際にも、負側スイッチ手段をオフするタイミングまたは正出力の高圧発生手段をオンするタイミングを所要時間だけ早くするものであることを特徴とする請求項10または請求項11記載の3値出力電源装置。
  • 【請求項13】 所要の直流電源装置の出力に、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の3値出力電源装置の出力を重畳して現像バイアスとしたことを特徴とする画像形成装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式の複写機,
    プリンタ等の画像形成装置における現像バイアス等で用いる3値出電源装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、この種画像形成装置の現像バイアスとして正弦波や矩形波のAC高圧が用いられてきた。
    近年、現像性能の向上に効果があるということで、4:
    6や3:7の偏デューティの矩形波が用いられることもある。

    【0003】正弦波や1:1のデューティの矩形波は、
    正弦波や方形波を昇圧トランスで昇圧して得ることが一般的である。 重畳用の直流高圧は、DC−DCコンバータ等で発生し、前記昇圧トランスの2次巻線の他端に供給されている。

    【0004】偏デューティの矩形波については、高周波のDC−DCコンバータの1次側と2次側を低周波で変調する方式が提案され、実施されている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、現像性能の向上、特にトナーの飛散りを防いで高解像度化するには、3値交流バイアスすなわち、正,負及び中間レベルの3値をもつAC高圧が必要である。 更に、画質向上には出力波形の正負の立上がり,立下がりを早くすることが効果的である。

    【0006】しかし、3値バイアスの正,負個々の基本周波数は、通常の現像バイアスが数百Hzから2KHz
    と比較的低周波であるのに対し、8KHzと高周波であるので、従来の現像バイアスに比して、立上がり,立下がりスピードの大幅な改善が必要である。

    【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、高速の立上がり,立下がり速度の3値出力電源装置および高解像度の画像形成装置を提供することを目的とするものである。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成するため、3値出力電源装置,画像形成装置を次の(1)〜(13)のとおりに構成する。

    【0009】(1)正出力の高周波駆動コンバータと、
    負出力の高周波駆動コンバータと、前記高周波より十分低い周波数の所要のタイミングで、出力端に前記正出力,負出力を供給させ、または供給させないようにする高速動作のスイッチ手段とを備えた3値出力電源装置。

    【0010】(2)正出力の高周波駆動コンバータと、
    負出力の高周波駆動コンバータと、前記高周波より十分低い所要のタイミングで出力端に、前記正出力,負出力を供給させ、または供給させないようにする高速動作のスイッチ手段とを備えた3値出力電源装置であって、前記出力端に現れる正出力の振幅,負出力の振幅を個別に検出する振幅検出手段と、この振幅検出手段で検出した正出力の振幅を第1の基準値と比較する第1の比較手段と、前記振幅検出手段で検出した負出力の振幅を第2の基準値と比較する第2の比較手段と、前記第1の比較手段の出力により制御され前記正出力の高周波駆動コンバータを駆動する第1の高周波駆動手段と、前記第2の比較手段の出力により制御され前記負出力の高周波駆動コンバータを駆動する第2の高周波駆動手段とを備えた3
    値出力電源装置。

    【0011】(3)正出力の高周波駆動コンパレータと、負出力の高周波駆動コンバータと、この2つのコンバータの出力が供給される出力端と、この2つのコンバータの各コンバータトランスの1次側に前記高周波より十分低い所要のタイミングで高周波を供給するか、またはこの1次側を短絡するかして前記出力端に正出力,負出力を供給させるかまたは供給させないようにする高速動作のスイッチ手段とを備えた3値出力電源装置。

    【0012】(4)正出力の高圧電源と、負出力の高圧電源と、前記正出力の高圧電源と負出力の高圧電源の間に直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を選択的にオン,オフするタイミング制御手段と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の共通接続点に接続した出力端とを備えた3値出力電源装置。

    【0013】(5)タイミング制御手段は、更に、出力端の電位が正或は負のピークから中間レベルに切り換わるタイミング時に、所要時間幅だけ第1のスイッチング素子或は第2のスイッチング素子を選択的にオンするものである前記(1)記載の3値出力電源装置。

    【0014】(6)正出力の高圧電源と、負出力の高圧電源と、前記正出力の高圧電源と前記負出力の高圧電源の間に直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の共通接続点に接続した出力端と、この出力端の出力を検出する出力検出手段と、この出力検出手段の出力と基準信号とを比較する比較手段と、この比較手段の出力に応じて前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子を選択的にオン,
    オフする制御手段とを備えた3値出力電源装置。

    【0015】(7)正出力の高圧電源と、負出力の高圧電源と、前記正出力の高圧電源と前記負出力の高圧電源の間に直列接続された第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子の共通接続点に接続した出力端と、この出力端の出力を検出する出力検出手段と、この出力検出手段の出力と基準信号とを互に逆極性で比較する2個の比較手段と、この2個の比較手段の夫々の出力に応じてPWM信号を生成し前記第1のスイッチング素子,前記第2のスイッチング素子に供給する2個の制御手段とを備えた3値出力電源装置。

    【0016】(8)第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子に、この各スイッチング素子を定電流駆動する定電流駆動回路と、この各スイッチング素子のオン電圧が所定レベルより低くならないようにする飽和阻止回路とが付加されている前記(4)ないし(7)のいずれかに記載の3値出力電源装置。

    【0017】(9)正出力の高圧発生手段と、負出力の高圧発生手段と、前記正出力の高圧発生手段の出力を出力端へオンオフする正側スイッチ手段と、前記負出力の高圧発生手段の出力を前記出力端へオンオフする負側スイッチ手段と、前記正出力の高圧発生手段,負出力の高圧発生手段,正側スイッチ手段,負側スイッチ手段の夫々を出力レベル切換えのタイミングでオンオフするタイミング制御手段とを備えた3値出力電源装置。

    【0018】(10)タイミング制御手段は、出力端の出力を正から負に切り換える際に、正側スイッチ手段をオフするタイミングを負側スイッチ手段をオンするタイミングより所要時間だけ早くするものである前記(9)
    記載の3値出力電源装置。

    【0019】(11)タイミング制御手段は、出力端の出力を正から負に切り換える際に、負出力の高圧発生手段をオンするタイミングを正出力の高圧発生手段をオフするタイミングより所要時間だけ早くするものである前記(9)記載の3値出力電源装置。

    【0020】(12)タイミング制御手段は、出力端の出力を負から正に切り換える際にも、負側スイッチ手段をオフするタイミングまたは正出力の高圧発生手段をオンするタイミングを所要時間だけ早くするものである前記(10)または(11)記載の3値出力電源装置。

    【0021】(13)所要の直流電源装置の出力に、前記(1)ないし(12)のいずれかに記載の3値出力電源装置の出力を重畳して現像バイアスとした画像形成装置。

    【0022】

    【作用】前記(1)〜(12)の構成により、所要のタイミングで、高速で立上がり,立下がる3値出力が供給される。 前記(13)の構成では、直流電圧に、高速で立上がり,立下がる3値出力が重畳された現像バアイスが得られる。

    【0023】前記(8)の構成により、スイッチング素子は、定電流駆動,不飽和駆動される。

    【0024】

    【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。

    【0025】(実施例1)図1は実施例1である“複写機の現像バイアス電源”のブロック図である。 図2は図1の各部の出力波形図であり、図3は図1に対応する詳細回路図である。

    【0026】図1において、1は高周波(50〜200
    KHz程度、本実施例では100KHzを用いる)の発信回路で、その出力はコンバータトランスT1,T2の1次側に給電される。 コンバータトランスT1,T2の2次巻線出力は、各々ダイオードD1,D2で整流され、その出力端は出力端子P1で並列に接続される。

    【0027】S1〜S4では、電子スイッチで、S1はアンド回路5−1の出力で、S2はノア回路6−1の出力で、S3はアンド回路5−2の出力で、S4はノア回路6−2の出力によって制御される。

    【0028】2は低周波(2〜10KHz程度、本実施例では8KHzを用いる)の発振回路、3は1/2の分周回路、4−1,4−2はインバータ回路、5−1,5
    −2はアンド回路、6−1.6−2はノア回路である。

    【0029】図示接続でアンド回路5−1,5−2の出力には、それぞれ図2の(C),(D)に示す1/4のデューティをもつ正パルスが、1/4周期の位相ズレで得られ、ノア回路6−1,6−2の出力には図2の(E),(F)に示す出力が得られる。

    【0030】結局、1/2分周回路3の出力を図2の(B)に示すように、1/4周期毎に第1から第4迄のタイミング〜に分けて、電子スイッチS1〜S4は次のとおり動作する。

    【0031】第1のタイミングでS1,S2がオン、
    S3,S4がオフ、第2のタイミングでS1,S2がオフ、S3,S4がオン、第3,第4のタイミング,
    でS1,S3がオフ、S2,S4がオンとなる。 なお、ノア回路6−1,6−2の系は回路構成上負論理となっている。

    【0032】出力端子P1は、現像器の現像スリーブに接続されているので、次のように動作する。

    【0033】電子スイッチS1,S2がオンすると、正出力コンバータが作動して、出力端子P1に接続された負荷容量(現像スリーブ、感光ドラム間の空間容量)を正方向に充電する。 電子スイッチS3,S4がオンすると、負出力コンバータが作動して、負荷容量を負方向に充電する。 電子スイッチS1,S3がオフ、S2,S4
    がオンすると、正出力,負出力のコンバータ出力は共にゼロとなって出力端子P1は直流高圧電源11の出力に接続される。 このようにして図2(G)に示したような3値バイアスが得られる。

    【0034】図3において、TR1,TR4は、それぞれコンバータトランスT1,T2の1次側駆動用のFE
    Tで、図1の電子スイッチS1,S3に相当し、TR
    1,TR4のゲートに接続されたトランジスタTR2,
    TR5は、1次側駆動用FETのゲートをグランドへ短絡して、コンバータトランスT1,T2の駆動入力を遮断する。

    【0035】TR3,TR6は、高耐圧のトランジスタでそれぞれ電子スイッチS2,S4に相当する。 D3,
    D4は、それぞれトランジスタTR3,TR6の逆電圧保護用のダイオードである。 トランジスタTR3,TR
    6のベースはそれぞれパルストランスT3,T4によってグランドから絶縁された状態で駆動される。 パルストランスT3,T4の1次側には、高周波発振回路1(1
    00KHz)の出力が結合用の抵抗,コンデンサを介して加えられる。 トランジスタTR3のコレクタ、トランジスタTR6のエミッタは、直流高圧電源の11の出力端に直接接続される。

    【0036】パルストランスT3,T4の1次側に発振出力が印加されると、2次側に高周波電圧が誘起されてトランジスタTR3,TR6にベース電流を供給し、それぞれのトランジスタTR3,TR6のコレクタ−エミッタ間をオンする。

    【0037】第1のタイミングでアンド回路5−1の出力は高レベル、ノア回路6−1の出力は低レベルでトランジスタTR2,TR8は共にオフとなり、FET・
    TR1がオンとなってコンバータトランスT1は、発振回路1の出力で100KHzの高周波で駆動され、トランジスタTR3は導通状態になり、出力端子P1に接続された負荷容量を正方向に充電する。

    【0038】第2のタイミングでアンド回路5−1の出力は低レベル、ノア回路6−1の出力は高レベルとなって、トランジスタTR2,TR8が導通状態になりトランスT1,T3の1次側への高周波駆動パルスを遮断する。 これによりトランジスタTR3が遮断状態になるので、出力端子P1がコンバータトランスT2の駆動によって負電位になっても、ダイオードD1が導通することはない。 第2のタイミングでは、アンド回路5−2の出力が高レベル、ノア回路6−2の出力が低レベルとなって、コンバータトランスT2が駆動状態、トランジスタTR6が導通状態になり、負荷容量は負方向に充電されていく。

    【0039】第3,第4のタイミング,では、コンバータトランスT1,T2の1次側は遮断状態、パルストランスT3,T4の1次側はトランジスタTR8,T
    R9がオフで駆動状態になる。 これにより、トランジスタTR3,TR6が共に導通状態になるので、出力端子P1の電位は急速に直流高圧電源11の出力電圧に収束する。

    【0040】以上説明したように、本実施例では、高周波駆動コンバータの回路を高速動作のスイッチで切り換えているので、図2(G)に示すような、高速の立上がり,立下がりの3値出力電圧が得られる。 また、この“複写機の現像バイアス電源”により、高濃度でかぶりの少ない、高解像度のハードコピーが得られる。

    【0041】(実施例2)図4は実施例2の回路図である。 本実施例は、高耐圧トランジスタTR3,TR6のスイッチングスピードを改善するためにパルストランスT3,T4の2次側のダイオードを除いたものである。
    2次巻線を直接TR3,TR6ベース,エミッタに接続することによってベースに蓄積電荷引き抜き用の逆バイアスを印加できるのでトランジスタTR3,TR6の遮断特性が著しく改善される。

    【0042】(実施例3)図5は実施例3の回路図である。 本実施例は、コンバータトランスT1,T2の2次側の電子スイッチS2,S4に、高耐圧トランジスタの代わりに高耐圧のFET・TR3a,TR6aを用いた例である。

    【0043】(実施例4)図6は実施例4である“複写機の現像バイアス電源”のブロック図である。 図7は図6の各部の出力波形図であり、図8は図6に対応する詳細回路図である。

    【0044】図6において、12,13は誤差増幅器で、振幅検出回路16で検出された正,負それぞれの振幅レベルを、それぞれ端子P2,P3に加えられる基準値と比較して、PWM回路14,15を制御する。 コンバータトランスT1,T2の1次側は、図8に示すように、PWM回路14,15によって駆動されるスイッチング用FET・TR1,TR4で通電量を制御される。
    コンバータトランスT1,T2の2次巻線出力は、各々ダイオードD1,D2で整流され、その出力端は出力端子P1で並列に接続される。

    【0045】S1〜S4は、電子スイッチで、S1はアンド回路5−1の出力により、S2はノア回路6−1の出力により、S3はアンド回路5−2の出力により、またS4はノア回路6−2の出力によって制御される。

    【0046】2は低周波(2〜10KHz程度、本実施例では8KHzを用いる)の発振回路、3は1/2の分周回路、4−1,4−2はインバータ回路、5−1,5
    −2はアンド回路、6−1.6−2はノア回路である。

    【0047】図示接続でアンド回路5−1,5−2の出力には、それぞれ図7の(C),(D)に示す1/4のデューティをもつ正パルスが、1/4周期の位相ズレで得られ、ノア回路6−1,6−2の出力には図7の(E),(F)に示すパルスが得られる。

    【0048】結局、1/2分周回路3の出力を図7の(B)に示すように、1/4周期毎に第1から第4迄のタイミング〜に分けて、電子スイッチS1〜S4は次のとおり動作する。

    【0049】第1のタイミングでS1,S2がオン、
    S3,S4がオフ、第2のタイミングでS1,S2がオフ、S3,S4がオン、第3,第4のタイミング,
    でS1,S3がオフ、S2,S4がオンとなる。 なお、ノア回路6−1,6−2の系は回路構成上負論理となっている。

    【0050】出力端子P1は、現像器の現像スリーブに接続されているので、次のように動作する。

    【0051】電子スイッチS1,S2がオンすると、正出力コンバータが作動して、出力端子P1に接続された負荷容量(現像スリーブ、感光ドラム間の空間容量)を正方向に充電する。 電子スイッチS3,S4がオンすると、負出力コンバータが作動して、負荷容量を負方向に充電する。 電子スイッチS1,S3がオフ、S2,S4
    がオンすると、正出力,負出力のコンバータ出力は共にゼロとなって出力端子P1は直流高圧電源11の出力に接続される。 このようにして図7の(G)に示したような3値バイアスが得られる。

    【0052】図8において、TR1,TR4は、それぞれコンバータトランスT1,T2の1次側駆動用のFE
    Tで、図6の電子スイッチS1,S3に相当し、TR
    1,TR4のゲートに接続されたトランジスタTR2,
    TR5は、1次側駆動用FETのゲートをグランドへ短絡して、コンバータトランスT1,T2の駆動入力を遮断する。

    【0053】TR3,TR6は、高耐圧のトランジスタでそれぞれ電子スイッチS2,S4に相当する。 D3,
    D4は、それぞれトランジスタTR3,TR6の逆電圧保護用のダイオードである。 トランジスタTR3,TR
    6のベースはそれぞれパルストランスT3,T4によってグランドから絶縁された状態で駆動される。 パルストランスT3,T4の1次側には、高周波発振回路1(1
    00KHz)の出力が結合用の抵抗,コンデンサを介して加えられる。 トランジスタTR3のコレクタ、トランジスタTR6のエミッタは、直流高圧電源11の出力端に直接接続される。

    【0054】パルストランスT3,T4の1次側に発振出力が印加されると、2次側に高周波電圧が誘起されてトランジスタTR3,TR6にベース電流を供給し、それぞれのトランジスタTR3,TR6のコレクタ−エミッタ間をオンする。

    【0055】第1のタイミングでアンド回路5−1の出力は高レベル、ノア回路6−1の出力は低レベルでトランジスタTR2,TR8は共にオフとなり、FET・
    TR1がオンとなってコンバータトランスT1は、発振回路1の出力で100KHzの高周波で駆動され、トランジスタTR3は導通状態になり、出力端子P1に接続された負荷容量を正方向に充電する。

    【0056】第2のタイミングでアンド回路5−1の出力は低レベル、ノア回路6−1の出力は高レベルとなって、トランジスタTR2,TR8が導通状態になりトランスT1,T3の1次側への高周波駆動パルスを遮断する。 これによりトランジスタTR3が遮断状態になるので、出力端子P1がコンバータトランスT2の駆動によって負電位になっても、ダイオードD1が導通することはない。 第2のタイミングでは、アンド回路5−2の出力が高レベル、ノア回路6−2の出力が低レベルとなって、コンバータトランスT2が駆動状態、トランジスタTR6が導通状態になり、負荷容量は負方向に充電されていく。

    【0057】第3,第4のタイミング,では、コンバータトランスT1,T2の1次側は遮断状態、パルストランスT3,T4の1次側はトランジスタTR8,T
    R9がオフで駆動状態になる。 これにより、トランジスタTR3,TR6が共に導通状態になるので、出力端子P1の電位は急速に直流高圧電源11の出力電圧に収束する。

    【0058】出力の正,負の振幅は振幅検出回路16でそれぞれ分離されて検出される。 図9に振幅検出回路1
    6の具体回路を示す。 図9に示すように、出力端子P1
    の出力は、ダイオードD21,D22で正,負に分離される。 分離された各々の振幅成分はコンデンサC21,
    C22で交流結合され、ダイオードD23,D24以降の回路で整流平滑される。 振幅検出回路16で分離検出された信号は、誤差増幅器12,13でそれぞれの基準電圧と比較されて、PWM回路14,15の出力パルス幅を決定する。

    【0059】このようにして、本実施例によれば、出力端子P1に、所要の値の高速立上がり,立ち下がりの3
    値出力を得ることができる。 また、この“複写機の現像バイアス電源”により、高濃度でかぶりの少ない、高解像度のハードコピーが得られる。

    【0060】(実施例5)図10は実施例5の詳細回路図である。 本実施例は、実施例4における誤差増幅器1
    2,13の基準電圧をプログラム制御するものである。
    すなわちマイクロコントローラ21でプログラミングによって基準電圧を発生し、D/Aコンバータ22でアナログ変換して誤差増幅器12,13に加えるようにしたものである。 これによりプログラミングによって出力の振幅を任意に変えることが可能になるばかりでなく、出力の立上げや立下げをソフトに制御することが可能となる。

    【0061】(実施例6)図11は実施例6の詳細回路図である。 本実施例は、制御回路を簡素化したもので、
    まずコンバータトランスT1,T2の2次側の電子スイッチの制御電圧を、パルストランスによらず、コンバータトランスT1,T2の2次巻線から得るようにしている。 すなわち、2次巻線としてTR3,TR6のベース駆動用巻線Nを設け、このベース駆動巻線Nの出力を整流してベース,エミッタ間に加えることによって、コンバータ動作中はトランジスタTR3,TR6は導通するようになる。 また、出力振幅を帰還制御することなく安定化するために、コンバータトランス1次側を相補型のスイッチでグランド側,電源側双方に切換えるようにしている。

    【0062】詳しくは次のとおり動作する。

    【0063】第1のタイミングでは、ナンド回路5−3
    の出力は“L”でトランジスタTR10がオフし、発振回路1からの高周波はコンバータトランスT1側に供給されるが、ナンド回路5−4の出力は“H”でトランジスタTR17がオンし、発振回路1からの高周波は遮断されてコンバータトランスT2側に供給されない。

    【0064】コンバータトランスT1側では、トランジスタTR11が発振回路1の出力でオン,オフし、これによりトランジスタTR12,TR15とトランジスタTR13,TR14が交互にオンし、コンバータトランスT1が高周波駆動される。 一方、コンバータトランスT2側では、トランジスタTR17がオンで、トランジスタTR18,TR21がオンし、コンバータトランスT2の1次側は接地すなわち短絡される。 このようにして出力端子P1には、直流高圧電源11の直流電圧に、
    コンバータトランスT1側の正出力電圧を重畳した電圧が供給される。

    【0065】第2のタイミングでは、ナンド回路5−3
    の出力は“H”で、ナンド回路5−4の出力は“L”となるので、第1のタイミングの場合とは逆にコンバータトランスT2側が高周波駆動され、出力端子P1には、
    直流高圧電源11の直流電圧にコンバータトランスT2
    側の負出力電圧を重畳した電圧が供給される。

    【0066】第3,第4のタイミングでは、ナンド回路5−3,5−4の出力は共に“H”で、コンバータトランスT1,T2は駆動されず、出力端子P1の電圧は、
    同端子に接続された抵抗R1により接地電位となる。

    【0067】このようにして、所要の値の高速立上がり,立下がりの3値出力を得ることができる。

    【0068】(実施例7)図12は実施例7の回路図である。 図において、Q101,Q102は、高耐圧のトランジスタで互に直列に接続され、正負の直流高圧電源+V1,−V2間に挿入される。 このトランジスタQ1
    01,Q102の共通接続点に発生する電圧を出力端子P1を介して、現像器のスリーブに現像ACバイアスとして給電する。 出力端子とグランド間には、現像スリーブ,感光ドラム間の容量を放電するための放電抵抗R1
    が接続される。 トランジスタQ101,Q102のベース電流は、それぞれフォトカプラQ103,Q104を介して、タイミングコントローラ101によって制御される。 E1,E2は、ベース電流供給用のフローティング電源である。

    【0069】高圧電源V1,V2、フローティング電源E1,E2の詳細回路を図13に示す。 図13において、T121はコンバータトランスで、2次側には高圧巻線L2、低圧巻線L3,L4が巻かれる。 高圧巻線L
    2出力は高圧ダイオードD121,D122で整流され、それぞれ+V1(+1KV),−V2(−1KV)
    を出力する。 低圧巻線L2,L3は、それぞれダイオードD123,D124で整流され、E1,E2出力として3V〜10V程度の出力が得られる。

    【0070】コンバータトランスT121の1次側は、
    相補型スイッチQ121,Q122を駆動回路121でスイッチングすることによって駆動される。

    【0071】図14にタイミングコントローラ1の詳細回路を、図15にそのタイミングチャートを示す。 31
    は発振回路で繰返し周波数8KHzのクロックパルスを発生する。 Q31〜Q33は、マスタースレーブ型のフリップフロップで3段のリングコンバータを形成する。
    それぞれのQ出力は、図15(イ)に示すタイミングt
    0,t1,t2でロウレベルからハイレベルへ反転する。 ナンド回路Q34で、フリップフロップQ33のQ
    出力の積分出力とクロック信号の反転出力とのナンドを取ると(ト)に示すリセットパルスが得られる。 フリップフロップQ33のQ出力で正側のスイッチQ103
    を、フリップフロップQ31の反転Q出力で負側のスイッチQ104を駆動することによって、(ニ)に示す3
    値バイアス出力が出力端子P1に得られる。 グランドレベルへの収束は、出力端子P1とグランド間に挿入された放電抵抗R1によってなされる。 このようにして、所要の値の高速立上がり,立下がりの3値出力を得ることができる。

    【0072】(実施例8)図16は、実施例8におけるタイミングコントローラの回路図、図17はそのタイムチャートである。 なお主回路の構成は実施例7と同様で、図12に示すとおりである。 実施例7において、出力の中間レベル(グランドレベル)への収束を速くするためには、放電抵抗R1の抵抗値を下げざるを得ず、著しい電力損失を招き、放電抵抗自身の昇温やスイッチ素子,スイッチ回路の大型化を招いてしまう。

    【0073】本実施例では抵抗R1の電力消費を大きくすることなく中間レベルへの収束を早めるもので、−V
    2からグランドへの切換えタイミングに、所定幅のパルスを正側のスイッチQ103に加えて中間レベルに達する直前まで正側のスイッチQ103を駆動するものである。

    【0074】すなわち、フリップフロップQ31の反転Q出力をコンデンサC51,抵抗R51で積分して、図17の(ヘ)の積分出力を得、この積分出力とフリップフロップQ31のQ出力のアンド出力をアンド回路51
    で生成し、このアンド出力をフリップフロップQ33のQ出力にオア回路Q52により加えた信号によりP側のスイッチQ103を駆動し中間レベルへの収束を早める。 +V1から中間レベルへの収束も同様にして早めることができる。

    【0075】(実施例9)図18は、実施例9の回路図である。 図において、71は高速の誤差増幅器、72は基準信号発生器である。 出力電圧を抵抗R71,R72
    で所定比に分圧して、高速誤差増幅器71で基準信号発生器72の出力と比較する。 出力電圧が基準信号より高い場合は、誤差増幅器71の出力は正になってフォトカプラQ104をオンにして負側のスイッチQ102を駆動させる。 逆に出力電圧が基準信号より低い場合は、誤差増幅器71の出力は負になってフォトカプラQ103
    をオンにして正側のスイッチQ101を駆動させる。 このようにして、基準信号発生器72の基準信号に対応した立上がり,立下がりのスピードの早い多値出力を出力端子P1に得ることができる。

    【0076】(実施例10)図19は、実施例10の回路図である。 図において、81,82は高速の誤差増幅器、83,84はPWM回路である。

    【0077】出力電圧は抵抗R71,R72で分圧されて、基準信号発生器72の出力と誤差増幅器81,82
    で比較される。 誤差増幅器81,82の出力は、それぞれPWM回路83,84に入力され、フォトカプラQ1
    03,Q104をパルス幅制御する。 従って高耐圧トランジスタQ101,Q102もスイッチング制御されるので、電力損失を増すことなく出力の立上がり,立下がりスピードを早めることができる。 このようにして、高速立上がり,立下がりの多値出力を出力端子P1に得ることができる。

    【0078】(実施例11)図20は実施例11の回路図である。 本実施例は、図示のように、実施例7に用いたフォトカプラQ103,Q104の代りに、パルストランスT91,T92を用いたものである。 さらにスイッチングスピードを一定にし、かつ、高耐圧トランジスタQ101,Q102を過電流破壊モードから救うために高耐圧トランジスタQ101,Q102を定電流駆動を行っている。 また、高耐圧トランジスタQ101,Q
    102が飽和してその少数キャリアの蓄積効果による蓄積時間のために、スイッチングスピードが低下し高耐圧トランジスタQ101,Q102の同時オンモードが発生するのを避けるために、それぞれのコレクタ−ベース間に飽和阻止回路を設けている。

    【0079】91は100KHz前後の発振回路で、抵抗,コンデンサを介してパルストランスT91,T92
    の1次側に給電する。 それぞれの1次側に接続されたトランジスタQ91,Q92をタイミングコントローラ1
    01で制御することによって、発振回路91出力のトランスへの給電を阻止し、高耐圧トランジスタQ101,
    Q102を駆動する。

    【0080】高耐圧トランジスタQ101,Q102の定電流駆動回路は、それぞれのコレクタ電流をエミッタに挿入した抵抗R91,R92で検出し、この検出電圧が、それぞれのベースにコレクタが接続されたトランジスタQ93,Q94のベース−エミッタ間電圧に達すると、高耐圧トランジスタQ101,Q102のベース電流をトランジスタQ93,Q94側に流して高耐圧トランジスタQ101,Q102のコレクタ電流の最大値を一定に押えるようにしたものである。 高耐圧トランジスタQ101,Q102の飽和阻止回路は、それぞれのコレクタ−ベース間に挿入された高耐圧ダイオードD9
    1,D92とツェナーダイオードZD91,ZD92によって形成される。 ツェナーダイオードZD91,ZD
    92のツェナー電圧は、高耐圧ダイオードD91,D9
    2の順方向電圧を十分上回るように選ばれる。 高耐圧トランジスタQ101,Q102のコレクタ−エミッタ間電圧が、ツェナー電圧以下になると、パルストランスT
    91,T92の2次側の整流電流は、高耐圧ダイオードD91,D92を介して高耐圧トランジスタQ101,
    Q102のコレクタ側に流れるようになってベース電流の供給が制限されるため、飽和を避けることができる。
    なお本実施例における定電流駆動回路,飽和阻止回路は、前述の実施例7〜実施例10にも適用できることはいうまでもない。

    【0081】(実施例12)図21は、実施例12の基本回路構成を示す図である。 図において、101は、正の高圧DC発生回路、102は正の高圧DC発生回路1
    01の出力と現像器負荷107との接続を選択するスイッチ、103は負の高圧DC発生回路、104は負の高圧DC発生回路103の出力と現像器負荷107との接続を選択するスイッチ、105は高圧ACに正の高圧D
    Cを印加する高圧DC発生回路、106は正の高圧DC
    発生回路101,正側のスイッチ102,負の高圧DC
    発生回路103及び負側のスイッチ104(以後それぞれをDC+、SW+、DC−、SW−と記述する)のオンオフを任意のタイミングで制御する切替制御回路である。

    【0082】図22は、図21に示した基本回路を従来の手法で動作させる場合のタイミングチャートである。
    図中Aに示すAC出力波形を得る場合、各DC及びSW
    をB〜Eに示すタイミングでオン,オフする。 しかしながら、このようなタイミングでそれぞれの回路を動作させた場合、Fに示すように、実際の出力では正から負への立下がりに遅れを生じ、正負のデューティが正側に偏ってしまったり、立下がり時の波形が崩れてしまう等、
    目的とする本来の波形が得られなくなってしまう。

    【0083】この原因として、SW+にストレージが残り、カットオフ時間が長い場合が考えられる。

    【0084】そこで本実施例では、図23に示すタイミングチャートのように動作させることにより、前述の問題を解決するものである。 すなわち、SW+を図22中Cに示すタイミングで動作させていたものを、図23中Iに示すように、本来のオフのタイミングよりも所定時間(SW+のストレージ時間)だけ早くオフさせることにより、ストレージ時間によるスイッチングの遅れを吸収し現像器ユニットへ印加する電圧波形を、高画質化に必要な急峻な立上がり立下がりをもった波形にすることを可能にした。

    【0085】本実施例は、出力端の出力を正から直接負に切り換えるものであるが、逆に負から直接正に切り換える場合には、SW−のオフタイミングを所定時間だけ早くすればよい。

    【0086】(実施例13)図24は、実施例13のタイミングチャートである。 基本回路構成は実施例12と同様で、図21に示すとおりである。

    【0087】図24中Pに示すとおり、DC−のオンするタイミングを、DC−の立上がり時間分早くすることで、図中Rに示すような本来要求される出力波形、即ち高画質化に必要な急峻な立上がり立下がりをもった波形にすることを可能にした。

    【0088】本実施例は、出力端の出力を正から直接負に切り換えるものであるが、逆に負から直接正に切り換える場合には、DC+の立上がり時間を早くすればよい。

    【0089】なお、実施例7〜実施例11では、直流高圧電源が付加されていないが、これらの実施例においても、他の実施例と同様に、直流高圧電源を付加した構成とすることができる。

    【0090】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    所要の出力振幅の高速立上がり,立下がりの3値出力電源を得ることができる。 また、この電源を現像バイアスに用いることにより、高濃度でかぶりの少ない高解像度のハードコピーが得られる。 請求項8の発明では、さらにスイッチング素子が定電流駆動,非飽和駆動されるので、素子(トランジスタ)の劣化,破損を阻止することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 実施例1のブロック図

    【図2】 実施例1の各部の出力波形図

    【図3】 実施例1の詳細回路図

    【図4】 実施例2の詳細回路図

    【図5】 実施例3の詳細回路図

    【図6】 実施例4のブロック図

    【図7】 実施例4の各部の出力波形図

    【図8】 実施例4の詳細回路図

    【図9】 振幅検出回路16の回路図

    【図10】 実施例5の詳細回路図

    【図11】 実施例6の詳細回路図

    【図12】 実施例7の回路図

    【図13】 実施例7における電源部の回路図

    【図14】 実施例7におけるタイミングコントローラの回路図

    【図15】 実施例7におけるタイミングコントローラのタイミングチャート

    【図16】 実施例8におけるタイミングコントローラの回路図

    【図17】 実施例8におけるタイミングコントローラのタイミングチャート

    【図18】 実施例9の回路図

    【図19】 実施例10の回路図

    【図20】 実施例11の回路図

    【図21】 実施例12の基本回路構成を示す図

    【図22】 図12の構成における従来の手法によるタイミングチャート

    【図23】 実施例12のタイミングチャート

    【図24】 実施例13のタイミングチャート

    【符号の説明】

    1 高周波の発振回路 2 低周波の発振回路 T1,T2 コンバータトランス S1,S2,S3,S4 電子スイッチ

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