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Image forming apparatus

阅读:1019发布:2020-12-27

专利汇可以提供Image forming apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an image forming apparatus that includes a resist roller pair and can reduce allophone resulting from bending of paper T in skew (slanting paper feeding) correction with a simple constitution.SOLUTION: The image forming apparatus includes a main conveyance passage L1, the resist roller pair 80 arranged in the main conveyance passage L1, a conveyance roller pair 82 for bending a material T to be transferred by butting the tip of the material T to be transferred on the resist roller pair 80, a sub conveyance passage La joining the main conveyance passage L1 on the upstream side of the resist roller pair 80, a plate-like guide member 851 arranged to separate the main conveyance passage L1 from the sub conveyance passage La, a guide member 861 on the main conveyance passage side arranged facedly to the guide member 851 on the main conveyance passage L1 side with respect to the guide member 851, and a projection part 852 that is formed on the tip side of the downstream side of the guide member 851 and projects on the side of the guide member 861 on the main conveyance passage side with respect to a nip connection plane 880 for interconnecting a resist nip N80 and conveyance nip N82.,下面是Image forming apparatus专利的具体信息内容。

  • シート状の被転写材に画像を形成する画像形成部と、
    前記被転写材を収容する主収容部と、
    前記被転写材を収容し前記主収容部とは異なる副収容部と、
    前記主収容部に収容される前記被転写材を前記画像形成部に向けて搬送する主搬送路と、
    前記主搬送路に配置され、レジストニップを形成するレジストローラ対であって、前記被転写材を前記画像形成部に向けて送り出すレジストローラ対と、
    前記主搬送路における前記レジストローラ対の前記主収容部側に配置され、搬送ニップを形成する搬送ローラ対であって、前記被転写材の先端を前記レジストローラ対に当接させて前記被転写材を湾曲させる搬送ローラ対と、
    前記副収容部に収容される前記被転写材をレジストローラ対に向けて搬送する副搬送路であって、前記レジストローラ対における前記被転写材の搬送方向の上流側で前記主搬送路と合流する副搬送路と、
    前記主搬送路と前記副搬送路とを仕切るように配置され、前記副搬送路において搬送される前記被転写材を前記レジストローラ対に向けてガイドする板状のガイド部材と、
    前記ガイド部材に対して前記主搬送路側に前記ガイド部材と対向して配置され、前記主搬送路において搬送される前記被転写材を前記レジストローラ対に向けてガイドする主搬送路側ガイド部材と、
    前記ガイド部材における前記搬送方向の下流側の先端側に形成され、前記レジストニップと前記搬送ニップとをつなぐニップ接続平面に対して前記主搬送路側ガイド部材側に突出する突出部と、を備える画像形成装置。
  • 前記突出部は、前記被転写材が前記主搬送路側ガイド部材側に突出する湾曲を形成するように前記被転写材を誘導する請求項1に記載の画像形成装置。
  • 前記レジストニップを含むレジストニップ平面は、前記レジストローラ対の前記搬送方向における上流側において、前記ニップ接続平面に対して前記主搬送路側ガイド部材側に形成される請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  • 前記搬送ニップを含む搬送ニップ平面は、前記搬送ローラ対の前記搬送方向における下流側において、前記ニップ接続平面に対して前記主搬送路側ガイド部材側に形成される請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  • 前記突出部は、前記ニップ接続平面における前記レジストニップ及び前記搬送ニップからの距離が等しい位置よりも前記レジストニップ側に配置される請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
  • 前記レジストローラ対は、レジスト駆動ローラと、前記レジスト駆動ローラに近接又は当接して対向配置されるレジスト対向ローラとを有し、
    前記搬送ローラ対は、前記ニップ接続平面に対して前記レジスト駆動ローラとは反対側に配置される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラに近接又は当接して対向配置される搬送対向ローラとを有する請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
  • 前記レジスト駆動ローラは、前記レジストニップを形成する部分において実質的に変形しない材質により形成され、
    前記レジスト対向ローラは、前記レジストニップを形成する部分において柔軟性及び弾力性を有する材質により形成され、
    前記搬送駆動ローラは、前記搬送ニップを形成する部分において実質的に変形しない材質により形成され、
    前記搬送対向ローラは、前記搬送ニップを形成する部分において柔軟性及び弾力性を有する材質により形成される請求項6に記載の画像形成装置。
  • 说明书全文

    本発明は、プリンタ、コピー機、ファクシミリ又はこれらの複合機などの画像形成装置に関する。

    従来より、被転写材としての用紙に画像を印刷(形成)するための装置として、プリンタ、コピー機又はこれらの複合機などの画像形成装置が知られている。 一般的に、画像形成装置においては、用紙に画像を形成する画像形成部における用紙の搬送方向の上流側には、用紙を検出するための用紙検出センサ、レジストローラ対、用紙をレジストローラ対に送り出す搬送ローラ対などが配置される。

    レジストローラ対は、画像形成部に用紙を送り出す前に、用紙のスキュー(斜め給紙)補正や、トナー画像とのタイミング調整を行うためのローラ対である。 レジストローラ対は、用紙検出センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして、転写ニップへ向けて用紙を搬送する。

    レジストローラ対は、停止状態で用紙の先端を一旦当接させて用紙に所定の湾曲を形成させた後、回転駆動して用紙を画像形成部に送り出す。
    具体的には、停止状態のレジストローラ対に当接される用紙は、用紙検出センサからの検出信号情報に基づいて、搬送ローラ対により、レジストローラ対側に所定量送り出される。 これにより、用紙は、先端が、レジストローラ対に形成されるレジストニップに向けて押し付けられた状態で湾曲する。 用紙に形成される湾曲の大きさは、搬送ローラ対による用紙の送り出し量により調整される。

    しかし、用紙に形成される湾曲の形状は、搬送ローラ対による用紙の送り出し量により調整することが困難である。 そのため、用紙に形成される湾曲の形状によっては、用紙に形成される突出した湾曲の部分は、搬送路を構成するガイドに接触する。 これにより、衝撃音としての異音が発生する場合があった。

    また、湾曲が形成された用紙をレジストローラ対により画像形成部に向けて送り出す際に、用紙に形成された湾曲は、解消されて直線状に戻る。 用紙に形成される湾曲が直線状に戻る際において、異音が発生する場合があった。
    特に、用紙を搬送する搬送路が複雑に湾曲している場合には、複数且つ複雑なS次状の湾曲が用紙に形成されることがあるため、複数回数の異音が発生すると共に、大きな異音が発生する場合がある。 これにより、用紙を搬送する際に生じる異音が周囲のユーザに不快感を与える場合があるという問題があった。

    用紙に形成される湾曲に起因する異音を低減することができる画像形成装置として、用紙に形成される湾曲を搬送方向に交差する方向に移動させる可動ガイドと、可動ガイドに対向して配置される固定ガイドとを備える画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
    特許文献1に記載される画像形成装置においては、湾曲が形成される前に、用紙が可動ガイドに接触する。 そして、用紙に湾曲が形成される際には、可動ガイドが移動する。 これにより、特許文献1に記載される画像形成装置は、用紙がガイドに衝突して発生する衝撃音を低減することができる。

    特開2009−40539号公報

    しかし、特許文献1に記載される画像形成装置は、用紙が衝突する際の衝撃を吸収するように移動する可動ガイドが設けられており、構成が複雑となる。 また、構成が複雑であるため、コストが上昇する。

    本発明は、レジストローラ対を備え、スキュー(斜め給紙)補正における用紙Tが湾曲されることに起因する異音を簡易な構成により低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。

    本発明は、シート状の被転写材に画像を形成する画像形成部と、前記被転写材を収容する主収容部と、前記被転写材を収容し前記主収容部とは異なる副収容部と、前記主収容部に収容される前記被転写材を前記画像形成部に向けて搬送する主搬送路と、前記主搬送路に配置され、レジストニップを形成するレジストローラ対であって、前記被転写材を前記画像形成部に向けて送り出すレジストローラ対と、前記主搬送路における前記レジストローラ対の前記主収容部側に配置され、搬送ニップを形成する搬送ローラ対であって、前記被転写材の先端を前記レジストローラ対に当接させて前記被転写材を湾曲させる搬送ローラ対と、前記副収容部に収容される前記被転写材をレジストローラ対に向けて搬送する副搬送路であって、前記レジストローラ対における前記被転写材の搬送方向の上流側で前記主搬送路と合流する副搬送路と、前記主搬送路と前記副搬送路とを仕切るように配置され、前記副搬送路において搬送される前記被転写材を前記レジストローラ対に向けてガイドする板状のガイド部材と、前記ガイド部材に対して前記主搬送路側に前記ガイド部材と対向して配置され、前記主搬送路において搬送される前記被転写材を前記レジストローラ対に向けてガイドする主搬送路側ガイド部材と、前記ガイド部材における前記搬送方向の下流側の先端側に形成され、前記レジストニップと前記搬送ニップとをつなぐニップ接続平面に対して前記主搬送路側ガイド部材側に突出する突出部と、を備える画像形成装置に関する。

    また、前記突出部は、前記被転写材が前記主搬送路側ガイド部材側に突出する湾曲を形成するように前記被転写材を誘導することが好ましい。

    また、前記レジストニップを含むレジストニップ平面は、前記レジストローラ対の前記搬送方向における上流側において、前記ニップ接続平面に対して前記主搬送路側ガイド部材側に形成されることが好ましい。

    また、前記搬送ニップを含む搬送ニップ平面は、前記搬送ローラ対の前記搬送方向における下流側において、前記ニップ接続平面に対して前記主搬送路側ガイド部材側に形成されることが好ましい。

    また、前記突出部は、前記ニップ接続平面における前記レジストニップ及び前記搬送ニップからの距離が等しい位置よりも前記レジストニップ側に配置されることが好ましい。

    また、前記レジストローラ対は、レジスト駆動ローラと、前記レジスト駆動ローラに近接又は当接して対向配置されるレジスト対向ローラとを有し、前記搬送ローラ対は、前記ニップ接続平面に対して前記レジスト駆動ローラとは反対側に配置される搬送駆動ローラと、前記搬送駆動ローラに近接又は当接して対向配置される搬送対向ローラとを有することが好ましい。

    また、前記レジスト駆動ローラは、前記レジストニップを形成する部分において実質的に変形しない材質により形成され、前記レジスト対向ローラは、前記レジストニップを形成する部分において柔軟性及び弾性を有する材質により形成され、前記搬送駆動ローラは、前記搬送ニップを形成する部分において実質的に変形しない材質により形成され、前記搬送対向ローラは、前記搬送ニップを形成する部分において柔軟性及び弾力性を有する材質により形成されることが好ましい。

    本発明によれば、レジストローラ対を備え、スキュー(斜め給紙)補正における用紙Tが湾曲されることに起因する異音を簡易な構成により低減することができる画像形成装置を提供することができる。

    本実施形態のプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。

    本実施形態のプリンタ1における給紙カセット52とレジストローラ対80との間の第1搬送路L1に関する構成を示す模式図である。

    本実施形態のプリンタ1において、第1搬送ローラ対82に送り出された用紙Tの先端が突出部852に当接した状態を説明する図である。

    本実施形態のプリンタ1において、突出部852に当接した用紙Tの先端が第1搬送路側ガイド部材861側に誘導される様子を説明する図である。

    本実施形態のプリンタ1において、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が用紙Tに形成された状態で、用紙Tがレジストローラ対80に向けて搬送される様子を説明する図である。

    本実施形態のプリンタ1において、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が用紙Tに形成された状態で、用紙Tがレジストローラ対80に当接した様子を説明する図である。

    本実施形態のプリンタ1において、図3Dに示す状態から第1搬送ローラ対82に送り出されることにより、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が用紙Tに形成された状態で、用紙が第1搬送路側ガイド部材861に沿うように湾曲される様子を示す図である。

    以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の実施形態を説明する。
    図1により、本実施形態の画像形成装置としてのプリンタ1における全体構造を説明する。 図1は、本実施形態のプリンタ1における各構成要素の配置を説明するための正面図である。

    図1に示すように、画像形成装置としてのプリンタ1は、装置本体Mと、所定の画像情報に基づいてシート状の被転写材としての用紙Tに所定のトナー画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに給紙すると共にトナー画像が形成された用紙Tを排紙する給排紙部KHとを有する。
    装置本体Mにおける外形は、筐体としてのケース体BDにより構成される。

    図1に示すように、画像形成部GKは、像担持体(感光体)としての感光体ドラム2a、2b、2c、2dと、帯電部10a、10b、10c、10dと、露光ユニットとしてのレーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dと、現像器16a、16b、16c、16dと、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dと、トナー供給部6a、6b、6c、6dと、ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dと、除電器12a、12b、12c、12dと、中間転写ベルト7と、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dと、2次転写ローラ8と、対向ローラ18と、定着部9と、を備える。

    図1に示すように、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差し給紙部64と、用紙Tの搬送路Lと、レジストローラ対80と、複数のローラ又はローラ対と、排紙部50と、を備える。 なお、搬送路Lは、後述するように、主搬送路としての第1搬送路L1と、第2搬送路L2と、第3搬送路L3と、副搬送路としての手差し搬送路Laと、戻し搬送路Lbとの集合体である。

    以下、画像形成部GK及び給排紙部KHの各構成について詳細に説明する。
    まず、画像形成部GKについて説明する。
    画像形成部GKにおいては、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に沿って順に、上流側から下流側に順に、帯電部10a、10b、10c、10dによる帯電、レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dによる露光、現像器16a、16b、16c、16dによる現像、中間転写ベルト7及び1次転写ローラ37a、37b、37c、37dによる1次転写、除電器12a、12b、12c、12dによる除電、及びドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dによるクリーニングが行われる。
    また、画像形成部GKにおいては、中間転写ベルト7、2次転写ローラ8及び対向ローラ18による2次転写、並びに定着部9による定着が行われる。

    感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、円筒形状の部材からなり、感光体又は像担持体として機能する。 感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれは、中間転写ベルト7の進行方向に対して直交する方向に延びる機軸を中心に矢印の方向に回転可能に配置される。 感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面には、静電潜像が形成され得る。

    帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。 帯電部10a、10b、10c、10dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を一様に負(マイナス極性)又は正(プラス極性)に帯電させる。

    レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dは、露光ユニットとして機能するものであり、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面から離間して配置される。 レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。

    レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれは、PC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器から入力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を走査露光する。 レーザスキャナユニット4a、4b、4c、4dそれぞれにより走査露光されることで、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面の露光された部分の電荷が除去される。 これにより、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に静電潜像が形成される。

    現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dにそれぞれ対応して設けられ、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向して配置される。 現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成された静電潜像に各色のトナーを付着させて、カラーのトナー画像を感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に形成する。 現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの色に対応する。 現像器16a、16b、16c、16dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dの表面に対向配置された現像ローラ、トナー攪拌用の攪拌ローラ等を有して構成される。

    トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対応して設けられており、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給される各色のトナーを収容する。 トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれは、イエローのトナー、シアンのトナー、マゼンタのトナー、ブラックのトナーを収容する。

    トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれは、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5d及び現像器16a、16b、16c、16dにそれぞれ対応して設けられており、トナーカートリッジ5a、5b、5c、5dそれぞれに収容された各色のトナーを、現像器16a、16b、16c、16dそれぞれに対して供給する。 トナー供給部6a、6b、6c、6dそれぞれと現像器16a、16b、16c、16dそれぞれとは、不図示のトナー供給路により結ばれている。

    中間転写ベルト7には、感光体ドラム2a、2b、2c、2dに形成された各色のトナー画像が順次1次転写される。 中間転写ベルト7は、従動ローラ35、駆動ローラからなる対向ローラ18、テンションローラ36等に掛け渡される。 テンションローラ36が中間転写ベルト7を内側から外側に付勢するため、中間転写ベルト7には所定の張力が与えられる。

    中間転写ベルト7を挟んで感光体ドラム2a、2b、2c、2dと反対の側には、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれが対向して配置される。

    中間転写ベルト7における所定部分は、1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれと、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれとにより挟み込まれる。 この挟み込まれた所定部分は、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれにおける表面に押し当てられる。 感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれと1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれとの間で、それぞれ1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dが形成される。 1次転写ニップN1a、N1b、N1c、N1dそれぞれにおいて、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに現像された各色のトナー画像が中間転写ベルト7に順次1次転写される。 これにより、中間転写ベルト7には、フルカラーのトナー画像が形成される。

    1次転写ローラ37a、37b、37c、37dそれぞれには、不図示の1次転写バイアス印加部により、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれに形成された各色のトナー画像を中間転写ベルト7に転写させるための1次転写バイアスが印加される。

    除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。 除電器12a、12b、12c、12dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に光を照射することにより、1次転写が行われた後の感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面を除電する(電荷を除去する)。

    ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に対向して配置される。 ドラムクリーニング部11a、11b、11c、11dそれぞれは、感光体ドラム2a、2b、2c、2dそれぞれの表面に残存したトナーや付着物を除去すると共に、除去されたトナー等を所定の回収機構へ搬送して、回収させる。

    2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる。 2次転写ローラ8には、不図示の2次転写バイアス印加部により、中間転写ベルト7に形成されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに転写させるための2次転写バイアスが印加される。

    2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に対して当接したり離間したりする。 具体的には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7に当接される当接位置と中間転写ベルト7から離間する離間位置とに移動可能に構成される。 詳細には、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト7の表面に1次転写されたフルカラーのトナー画像を用紙Tに2次転写させる場合には当接位置に配置され、他の場合には離間位置に配置される。

    中間転写ベルト7における2次転写ローラ8とは反対側には、対向ローラ18が配置される。 中間転写ベルト7における所定部分は、2次転写ローラ8と対向ローラ18とによって挟み込まれる。 そして、用紙Tは中間転写ベルト7の外面(トナー画像が1次転写された面)に押し当てられる。 中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間で2次転写ニップN2が形成される。 2次転写ニップN2において、中間転写ベルト7に1次転写されたフルカラーのトナー画像が用紙Tに2次転写される。

    定着部9は、用紙Tに2次転写されたトナー画像を構成する各色のトナーを溶融及び加圧して、用紙Tに定着させる。 定着部9は、ヒータにより加熱される加熱回転体9aと、加熱回転体9aに圧接される加圧回転体9bと、を備える。 加熱回転体9aと加圧回転体9bとは、トナー画像が2次転写された用紙Tを挟み込んで加圧すると共に、搬送する。 加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間に挟まれた状態で用紙Tが搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融及び加圧をされることで用紙Tに定着される。

    次に、給排紙部KHについて説明する。
    図1に示すように、装置本体Mの下部には、用紙Tを収容する主収容部としての給紙カセット52が配置される。 給紙カセット52は、装置本体Mの筐体から平方向に引き出し可能に構成される。 給紙カセット52には、用紙Tが載置される載置板60が配置される。 給紙カセット52には、用紙Tが載置板60の上に積層された状態で収容される。 載置板60に載置された用紙Tは、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置されるカセット給紙部51により搬送路Lに送り出される。 カセット給紙部51は、載置板60上の用紙Tを取り出すための前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すための給紙ローラ対81とからなる重送防止機構を備える。

    装置本体Mの左側面(図1において左側)には、用紙Tを収容する副収容部としての手差し給紙部64が設けられる。 手差し給紙部64は、給紙カセット52とは異なる給紙部である。 手差し給紙部64は、給紙カセット52にセットされる用紙Tとは異なる大きさや種類の用紙Tを装置本体Mに供給することを主目的として設けられる。 手差し給紙部64は、閉状態において装置本体Mの左側面の一部を構成する手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。 手差しトレイ65は、その下端が給紙コロ66の近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。 開状態の手差しトレイ65には、用紙Tが載置される。 給紙コロ66は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを手差し搬送路Laに給紙する。

    用紙Tを搬送する搬送路Lは、カセット給紙部51から2次転写ニップN2までの第1搬送路L1と、2次転写ニップN2から定着部9までの第2搬送路L2と、定着部9から排紙部50までの第3搬送路L3と、給紙部64から供給される用紙を第1搬送路L1に合流させる手差し搬送路Laと、第3搬送路L3を下流側から上流側へ搬送する用紙を、表裏反転させて第1搬送路L1に戻す戻し搬送路Lbと、を備える。

    第1搬送路L1は、給紙カセット52に収容される用紙Tを画像形成部GKに向けて搬送する。 手差し搬送路Laは、手差し給紙部64に収容される用紙Tを後述するレジストローラ対80に向けて搬送する。

    また、第1搬送路L1の途中には、第1合流部P1及び第2合流部P2が設けられている。 第3搬送路L3の途中には、第1分岐部Q1が設けられている。
    第1合流部P1は、手差し搬送路Laが第1搬送路L1に合流する合流部である。 第2合流部P2は、戻し搬送路Lbが第1搬送路L1に合流する合流部である。
    第1分岐部Q1は、戻し搬送路Lbが第3搬送路L3から分岐する分岐部である。

    第1搬送路L1の途中(詳細には、第2合流部P2と2次転写ローラ8との間)には、用紙Tを検出するための用紙検出センサ(図示せず)と、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせるためのレジストローラ対80とが配置される。 前記用紙検出センサは、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。 レジストローラ対80は、前記用紙検出センサからの検出信号情報に基づいて上述の補正やタイミング調整をして用紙Tを搬送する。

    第1搬送路L1における第1合流部P1と第2合流部P2との間には、搬送ローラ対としての第1搬送ローラ対82が配置される。 第1搬送ローラ対82は、給紙ローラ対81の下流側に配置され、給紙ローラ対81より搬送される用紙Tを挟持して、レジストローラ対80へ搬送する。

    戻し搬送路Lbは、用紙Tに両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(未印刷面)を中間転写ベルト7に対向させるために設けられる搬送路である。 戻し搬送路Lbによれば、第1分岐部Q1から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第1搬送路L1に戻して、2次転写ローラ8の上流側に配置されたレジストローラ対80の上流側に搬送させることができる。 戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tには、2次転写ニップN2において未印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。

    第1分岐部Q1には、整流部材58が設けられている。 整流部材58は、定着部9から搬出され第3搬送路L3を上流側から下流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、排紙部50に向かう方向に整流すると共に、排紙部50から第3搬送路L3を下流側から上流側に向けて搬送する用紙Tの搬送方向を、戻し搬送路Lbに向かう方向に整流する。

    第3搬送路L3における端部には、排紙部50が形成される。 排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。 排紙部50は、装置本体Mの左側面側(図1において左側)に向けて開口している。 排紙部50は、用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。 排紙部50は、排出ローラ対53を有している。 排出ローラ対53によれば、第3搬送路L3を上流側から下流側に搬送される用紙Tを装置本体Mの外部に排紙すると共に、排紙部50において用紙Tの搬送方向を反転させて用紙Tを第3搬送路L3の上流側に向けて搬送することができる。

    排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。 排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。 排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方に窪んで形成された部分である。 排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。 排紙集積部M1には、所定のトナー画像が形成され排紙部50から排紙された用紙Tが積層して集積される。
    なお、各搬送路の所定位置には用紙検出用のセンサが配置される。

    以下、図面を参照して、本実施形態のプリンタ1における特徴部分に係る構成について説明する。 図2は、本実施形態のプリンタ1における給紙カセット52とレジストローラ対80との間の第1搬送路L1に関する構成を示す模式図である。

    図2に示すように、給紙カセット52とレジストローラ対80との間における第1搬送路L1には、給紙カセット52からレジストローラ対80に向かって(上流側から下流側に向かって)、前送りコロ61と、給紙ローラ対81と、第1搬送ローラ対82と、レジストローラ対80とが配置されている。

    給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61、給紙ローラ対81及び第1搬送ローラ対82により順次送り出され、レジストローラ対80に向けて第1搬送路L1を搬送される。 第1搬送路L1は、全体視で上方に向けて延びている。

    また、図1に示すように、手差し給紙部64とレジストローラ対80との間における手差し搬送路Laには、手差し給紙部64からレジストローラ対80に向かって(上流側から下流側に向かって)、給紙コロ66と、複数の搬送ローラ対と、レジストローラ対80とが配置されている。

    手差し給紙部64に収容された用紙Tは、給紙コロ66、複数の搬送ローラ対により順次送り出され、レジストローラ対80に向けて手差し搬送路Laを搬送される。 手差し搬送路Laは、ケース体BDの水平方向(X方向)における一方側(図1におけるケース体BDの左側面側)から他方側(第1搬送路L1側)にわたって画像形成部GKと給紙カセット52との間を通って横断するようにして形成される。 手差し搬送路Laにおける第1搬送路L1側の端部は、上方に向かうように湾曲してレジストローラ対80における搬送方向の上流側に合流する。

    また、前述したように、用紙検出センサ(不図示)は、用紙Tの搬送方向におけるレジストローラ対80の直前(搬送方向における上流側)に配置される。 本実施形態においては、用紙検出センサは、第1搬送路L1におけるレジストローラ対80の直前、及び、手差し搬送路Laにおけるレジストローラ対80の直前に配置される。
    用紙検出センサは、反射光を利用して、レジストローラ対80の直前を搬送する用紙Tの有無を検出することができる。

    図2に示すように、レジストローラ対80における用紙Tの搬送方向の上流側の近傍には、第1合流部P1が形成される。 第1合流部P1は、第1搬送路L1と手差し搬送路Laとが合流される合流部である。 手差し搬送路Laは、レジストローラ対80における用紙Tの搬送方向の上流側の第1合流部P1において、第1搬送路L1と水平方向に並んで合流する。

    第1合流部P1におけるレジストローラ対80の直前には、第1搬送路L1及び手差し搬送路Laを搬送される用紙Tをレジストローラ対80のレジストニップN80(後述)に案内する第1導入ガイド部材806及び第2導入ガイド部材807が配置される。

    第1導入ガイド部材806及び第2導入ガイド部材807は、板状の部材である。 第1導入ガイド部材806及び第2導入ガイド部材807は、レジストニップN80に向かうにしたがって、間隔が狭くなるように傾斜して配置されている。 第1導入ガイド部材806及び第2導入ガイド部材807は、レジストローラ対80の直前において、第1搬送路L1及び手差し搬送路Laを搬送される用紙Tをレジストローラ対80のレジストニップN80(後述)に案内(ガイド)する。

    第1搬送路L1と手差し搬送路Laとの間には、第1搬送路L1と手差し搬送路Laとを仕切るように配置されるガイド部材としての仕切りガイド部材851が配置される。 仕切りガイド部材851は、手差し搬送路Laを搬送される用紙Tをレジストローラ対80に向けてガイドする。

    仕切りガイド部材851は、斜め下方から第1合流部P1に向かって延びるように形成される板状の部材である。 具体的には、仕切りガイド部材851は、下方から上方に向かうにしたがって手差し搬送路La側から第1搬送路L1側に徐々に近づくように湾曲しながら延びている。

    第1搬送路L1には、第1搬送路L1において搬送される用紙Tをレジストローラ対80に向けてガイドする第1搬送路側ガイド部材861が配置される。 第1搬送路側ガイド部材861は、仕切りガイド部材851に対して第1搬送路L1側に配置される。 また、第1搬送路側ガイド部材861は、仕切りガイド部材851と対向して配置される。 第1搬送路側ガイド部材861は、レジストローラ対80に向かうにしたがってレジストローラ対80に形成されるレジストニップN80(後述)に近づく方向に傾斜して延びている。

    手差し搬送路Laには、手差し搬送路Laにおいて搬送される用紙Tをレジストローラ対80に向けてガイドする手差し搬送路側ガイド部材871が配置される。 手差し搬送路側ガイド部材871は、仕切りガイド部材851に対して手差し搬送路La側に配置される。 手差し搬送路側ガイド部材871は、レジストローラ対80に向かうにしたがってレジストローラ対80に形成されるレジストニップN80(後述)に近づく方向に湾曲しながら延びている。 また、手差し搬送路側ガイド部材871は、仕切りガイド部材851に沿うように対向して配置される。

    仕切りガイド部材851における搬送方向の下流側の先端側には、突出部852が形成される。 突出部852は、レジストニップN80(後述)と搬送ニップN82(後述)とをつなぐニップ接続平面880(後述)に対して第1搬送路側ガイド部材861側に突出するように形成される。
    突出部852における詳細は後述する。

    次に、第1搬送路L1に配置される前送りコロ61、給紙ローラ対81、第1搬送ローラ対82及びレジストローラ対80について説明する。
    前送りコロ61は、給紙カセット52における用紙送り出し側の端部(図1において右側の端部)に配置され、給紙ローラ対81と共に、カセット給紙部51を構成する。 前送りコロ61によれば、持ち上げられた状態の載置板60に載置された用紙Tを、給紙カセット52から取り出し、搬送路L(第1搬送路L1)へ送り出す。

    前送りコロ61のローラ軸には、前送りコロ61を回転駆動させる前送りコロ駆動部(不図示)が連結される。 前送りコロ駆動部により、前送りコロ61が所定速度で回転駆動される。 これにより、前送りコロ61は、給紙カセット52に収容される用紙Tを給紙ローラ対81へ向けて搬送することができる。

    給紙ローラ対81は、前送りコロ61の下流側に配置されている。 給紙ローラ対81は、給紙駆動ローラ811と、分離ローラ812とからなる。 給紙駆動ローラ811は、分離ローラ812の上方に配置されている。

    給紙駆動ローラ811のローラ軸には、給紙駆動ローラ811を回転駆動させる給紙ローラ駆動部(不図示)が接続される。 給紙ローラ駆動部により、給紙駆動ローラ811が所定速度で回転駆動されると共に、給紙駆動ローラ811の回転に従動して、分離ローラ812が回転される。 これにより、給紙ローラ対81は、前送りコロ61により送り出された用紙Tを挟持して搬送することができる。

    分離ローラ812は、給紙駆動ローラ811により送り出される用紙Tを1枚ずつに分離するために設けられる。 つまり、分離ローラ812は、用紙Tの重送(複数枚の用紙Tが重なった状態で送り出されること)を防止するために設けられる。 分離ローラ812の表面(周面)は、ゴム等のような摩擦係数が高い材料から形成されている。 分離ローラ812によれば、この摩擦係数の高さを利用して、給紙駆動ローラ811とは反対側から用紙Tに接触し、用紙Tの重送が発生しそうになったときに、分離ローラ812に接触する用紙Tが送り出されることを防止することができる。

    第1搬送ローラ対82は、第1搬送路L1における給紙ローラ対81の下流側で且つ後述するレジストローラ対80の上流側に配置される。 言い換えると、第1搬送ローラ対82は、第1搬送路L1におけるレジストローラ対80(後述)よりも給紙カセット52側に配置される。 第1搬送ローラ対82は、用紙Tの先端を後述するレジストローラ対80に当接させて用紙Tを湾曲させる。

    第1搬送ローラ対82は、搬送駆動ローラ821と、搬送対向ローラ822とからなる。 搬送駆動ローラ821及び搬送対向ローラ822は、略水平方向に並んで配置される。 搬送駆動ローラ821は、後述するニップ接続平面880に対して手差し搬送路Laとは反対側(図2における右側)に配置される。 搬送対向ローラ822は、ニップ接続平面880に対して手差し搬送路La側(図2における左側)に配置される。 搬送対向ローラ822は、搬送駆動ローラ821に近接又は当接して対向して配置される。

    第1搬送ローラ対82は、搬送駆動ローラ821と搬送対向ローラ822とにより搬送ニップN82を形成する。 第1搬送ローラ対82は、給紙ローラ対81により搬送される用紙Tを挟持して搬送ニップN82を通過させてレジストローラ対80に向けて搬送する。 搬送ニップN82を含む搬送ニップ平面825は、第1搬送ローラ対82の下流側において、後述するニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側に形成される。

    搬送駆動ローラ821は、搬送ニップN82を形成する部分において実質的に変形しない材質により形成される。 搬送対向ローラ822は、搬送ニップN82を形成する部分において柔軟性及び弾力性を有する材料により形成される。
    具体的には、搬送駆動ローラ821は、表層が硬度の高い樹脂材料により形成される。 搬送対向ローラ822は、表層が搬送駆動ローラ821よりも硬度が低い樹脂材料により形成される。

    これらの搬送駆動ローラ821や搬送対向ローラ822として採用することができる材料としては、例えば、フッ素樹脂等の合成樹脂、ウレタンゴムやクロロプレンゴム、シリコンゴム等の各種ゴム、発泡ウレタン樹脂や発泡シリコン樹脂等の発泡合成樹脂等が挙げられ、これらの材料のうち硬度の高いものと硬度の低いものを適宜選択して用いることができる。

    搬送駆動ローラ821のローラ軸821Aには、搬送駆動ローラ821を回転駆動させる搬送ローラ駆動部(不図示)が接続される。 搬送ローラ駆動部により、搬送駆動ローラ821が所定速度で回転駆動されると共に、搬送駆動ローラ821の回転に従動して、搬送対向ローラ822が回転される。 これにより、第1搬送ローラ対82は、給紙ローラ対81により送り出される用紙Tを挟持してレジストローラ対80に向けて搬送することができる。

    レジストローラ対80は、第1搬送ローラ対82の下流側に配置されている。 レジストローラ対80は、レジスト駆動ローラ801と、レジスト対向ローラ802とからなる。 レジスト駆動ローラ801は、後述するニップ接続平面880に対して手差し搬送路側ガイド部材871側(図2における左側)に配置される。 レジスト駆動ローラ801は、ニップ接続平面880に対して搬送駆動ローラ821とは反対側に配置される。

    レジスト対向ローラ802は、後述するニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側(図2における右側)に配置される。 レジスト対向ローラ802は、レジスト駆動ローラ801に近接又は当接して対向して配置される。 レジスト対向ローラ802は、ニップ接続平面880に対して搬送対向ローラ822とは反対側に配置される。

    レジストローラ対80は、レジスト駆動ローラ801とレジスト対向ローラ802とによりレジストニップN80を形成する。 レジストローラ対80は、第1搬送ローラ対82により搬送される用紙Tを挟持してレジストニップN80を通過させて画像形成部GKに搬送する。
    レジストニップN80と搬送ニップN82とをつなぐ平面をニップ接続平面880という。 レジストニップN80を含むレジストニップ平面805は、レジストローラ対80の上流側において、ニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側に形成される。

    レジスト駆動ローラ801は、搬送駆動ローラ821と同様に、表層が硬度の高い樹脂材料により形成される。 レジスト対向ローラ802は、表層がレジスト駆動ローラ801よりも硬度が低い樹脂材料により形成される。 これらのレジスト駆動ローラ801やレジスト対向ローラ802として採用することができる材料は、前述の搬送駆動ローラ821や搬送対向ローラ822と同様である。

    レジスト駆動ローラ801及びレジスト対向ローラ802は、水平方向から傾いた方向に並んで配置されている。 具体的には、レジスト駆動ローラ801は、レジスト対向ローラ802に対して上下方向Zにおける下方側の位置に配置される。 これにより、レジスト駆動ローラ801の回転軸の中心とレジスト対向ローラ802の回転軸の中心とをつなぐ線が手差し搬送路La側が低くなるように傾斜している。

    レジスト駆動ローラ801のローラ軸801Aには、レジスト駆動ローラ801を回転駆動させるレジスト駆動部(不図示)が接続される。 レジスト駆動部により、レジスト駆動ローラ801が所定速度で回転駆動されると共に、レジスト駆動ローラ801の回転に従動して、レジスト対向ローラ802が回転される。 これにより、レジストローラ対80は、第1搬送ローラ対82により送り出される用紙Tのスキュー補正や画像形成部GKにおけるトナー画像の形成とタイミングを合わせることができる。

    次に、仕切りガイド部材851における突出部852の詳細について説明する。
    突出部852は、第1搬送路L1と手差し搬送路Laとを仕切る仕切りガイド部材851を利用することにより形成される。 突出部852は、仕切りガイド部材851における搬送方向の下流側の先端側に形成される。 突出部852は、レジストニップN80と搬送ニップN82とをつなぐニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側に突出するように形成される。

    突出部852は、レジストニップN80の近傍に配置される。 具体的には、突出部852は、ニップ接続平面880におけるレジストニップN80及び搬送ニップN82からの距離が等しい位置よりもレジストニップN80側に配置される。

    突出部852は、用紙Tが第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲を形成するように用紙Tを誘導する。 具体的には、突出部852は、用紙Tが当接することにより、第1搬送路L1を搬送される用紙Tの先端が第1搬送路側ガイド部材861側に誘導されるように契機付ける。

    また、突出部852は、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が形成された用紙Tを、第1搬送路側ガイド部材861側とは反対側に突出する湾曲が形成されないように規制する。 これにより、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が形成された用紙Tは、例えば、水平方向にバタつくような挙動があった場合であっても、突出部852により規制されて、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が保持される。

    具体的には、突出部852は、仕切りガイド部材851における第1搬送路L1側の面がニップ接続平面880に交差するように突出している。 詳細には、突出部852は、仕切りガイド部材851が下方から上方に向かう途中において、第1搬送ローラ対82における搬送対向ローラ822側から搬送駆動ローラ821側にニップ接続平面880を跨ぐように緩やかに傾斜した状態で突出して形成される。

    これにより、第1搬送ローラ対82により搬送された用紙Tは、突出部852に突き当たることにより、第1搬送路側ガイド部材861側に誘導されると共にレジストローラ対80に向けて搬送される。

    突出部852が形成される部分において、第1搬送路L1の幅(用紙の搬送方向に直交する方向の長さ)は、手差し搬送路Laの幅(用紙の搬送方向に直交する方向の長さ)よりも短く形成される。
    具体的には、仕切りガイド部材851と第1搬送路側ガイド部材861の表面までの用紙Tの搬送方向に直交する搬送幅方向の長さは、仕切りガイド部材851と手差し搬送路側ガイド部材871の表面までの搬送幅方向の長さよりも短く形成される。

    これにより、第1搬送路L1における突出部852の近傍においては、用紙Tに形成される湾曲の凸の向きが規制される。 また、手差し搬送路Laにおける突出部852の近傍においては、手差し搬送路Laのカーブが緩やかになるため、用紙Tがレジストローラ対80に向けてスムーズに搬送される。

    次に、図1を参照して、本実施形態のプリンタ1の動作について、簡単に説明する。
    まず、給紙カセット52に収容された用紙Tに片面印刷を行う場合について説明する。
    給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラ対81によって第1搬送路L1に送り出され、その後、第2合流部P2及び第1搬送路L1を介して、第1搬送ローラ対82により、レジストローラ対80に搬送される。
    レジストローラ対80においては、用紙Tのスキュー補正や、トナー画像とのタイミング調整が行われる。

    レジストローラ対80から排出された用紙Tは、第1搬送路L1を介して中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間(2次転写ニップN2)に導入される。 そして、用紙Tには、中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間において、トナー画像が転写される。
    その後、用紙Tは、中間転写ベルト7と2次転写ローラ8との間から排出され、第2搬送路L2を介して、定着部9における加熱回転体9aと加圧回転体9bとの間の定着ニップに導入される。 そして、定着ニップにおいてトナーが溶融し、トナーが用紙Tに定着される。

    次いで、用紙Tは、第3搬送路L3を通して排紙部50に搬送され、排出ローラ対53により排紙部50から排紙集積部M1に排出される。
    このようにして、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷が完了する。

    手差しトレイ65に載置された用紙Tに片面印刷を行う場合には、手差しトレイ65に載置された用紙Tは、給紙コロ66によって手差し搬送路Laに送り出され、その後、第1合流部P1及び第1搬送路L1を介して、レジストローラ対80に搬送される。 それ以降の動作は、前述した、給紙カセット52に収容された用紙Tの片面印刷の動作と同様であり、説明を省略する。

    次に、両面印刷を行う場合のプリンタ1の動作について説明する。
    片面印刷の場合には、前述した通り、片面印刷がされた用紙Tが、排紙部50から排紙集積部M1に排出されて印刷動作が完了する。
    これに対し、両面印刷を行う場合には、片面印刷がされた用紙Tが、戻し搬送路Lbを介して、片面印刷時とは表裏反転して、レジストローラ対80に再度搬送されることにより、用紙Tに両面印刷が施される。

    詳述すると、片面印刷がされた用紙Tが排出ローラ対53により排紙部50から排出されるまでは、前述した片面印刷の動作と同様である。 而して、両面印刷の場合には、片面印刷がされた用紙Tが排出ローラ対53により保持されている状態において、排出ローラ対53の回転を停止させ、逆方向に回転させる。 このように排出ローラ対53を逆方向に回転させると、排出ローラ対53に保持されている用紙Tは、第3搬送路L3を逆方向(排紙部50から第1分岐部Q1に向かう方向)に搬送される。

    前述したように、用紙Tが、第3搬送路L3を逆方向に搬送されると、整流部材58により、用紙Tは、戻し搬送路Lbへ整流され、その後、第2合流部P2を介して、第1搬送路L1に合流する。 ここで、用紙Tは、片面印刷時とは表裏反転している。

    更に、用紙Tは、レジストローラ対80により前記補正又は前記調整が行われ、第1搬送路L1を介して、感光体ドラム2と2次転写ローラ8との間に導入される。 用紙Tは、戻し搬送路Lbを経由することにより、未印刷面が転写ローラ8に対向するので、未印刷面にトナー画像が転写され、その結果、両面印刷が施される。

    次に、図3Aから図3Eを参照して、本実施形態のプリンタ1の特徴部分である第1搬送路L1における用紙Tの搬送動作について説明する。 図3Aは、本実施形態のプリンタ1において、第1搬送ローラ対82に送り出された用紙Tの先端が突出部852に当接した状態を説明する図である。 図3Bは、本実施形態のプリンタ1において、突出部852に当接した用紙Tの先端が第1搬送路側ガイド部材861側に誘導される様子を説明する図である。 図3Cは、本実施形態のプリンタ1において、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が用紙Tに形成された状態で、用紙Tがレジストローラ対80に向けて搬送される様子を説明する図である。 図3Dは、本実施形態のプリンタ1において、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が用紙Tに形成された状態で、用紙Tがレジストローラ対80に当接した様子を説明する図である。 図3Eは、本実施形態のプリンタ1において、図3Dに示す状態から第1搬送ローラ対82に送り出されることにより、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が用紙Tに形成された状態で、用紙が第1搬送路側ガイド部材861に沿うように湾曲される様子を示す図である。

    まず、図3Aに示すように、給紙カセット52に収容された用紙Tは、前送りコロ61及び給紙ローラ対81によって第1搬送路L1に送り出される。 給紙カセット52から第1搬送路L1に送り出された用紙Tは、給紙ローラ対81により、第2合流部P2を経て、第1搬送ローラ対82に向けて搬送される。 第1搬送ローラ対82に搬送された用紙Tは、第1搬送ローラ対82に挟持されて、第1搬送ローラ対82により第1搬送路L1を上方に向けて送り出される。

    次に、第1搬送ローラ対82により送り出された用紙Tは、給紙カセット52から第1搬送ローラ対82にわたって配置された状態で、その先端が仕切りガイド部材851の突出部852に突き当たる。

    その後、図3Bに示すように、第1搬送ローラ対82により送り出されることで、用紙Tの先端は、第1搬送路側ガイド部材861側に誘導される。 このように、突出部852は、用紙Tが第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲を形成するように用紙Tを誘導する。

    そして、図3Cに示すように、第1搬送路側ガイド部材861側に誘導された用紙Tは、第1搬送路側ガイド部材861に沿うように、レジストローラ対80に向けて搬送される。 これにより、用紙Tには、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する(凸の)湾曲が形成される。

    また、用紙Tに形成される湾曲の凸は、突出部852がニップ接続平面880よりも第1搬送路側ガイド部材861側に突出するように形成されているため、用紙Tが第1搬送路側ガイド部材861とは反対側に突出しないように規制され、用紙Tに形成される湾曲の形状が第1搬送路側ガイド部材861側に突出する状態で保持される。 つまり、用紙Tは、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲を保持しながらレジストローラ対80に向けて搬送される。

    その後、用紙Tは、第1搬送ローラ対82により更にレジストローラ対80に向けて搬送される。 これにより、用紙Tは、突出部852により湾曲の凸が形成される方向が保持されながらレジストローラ対80に向けて搬送される。

    次に、図3Dに示すように、第1搬送ローラ対82により搬送される用紙Tは、第1搬送路側ガイド部材861に沿って搬送され、レジストローラ対80のレジストニップN80に向けて当接される。

    ここで、レジストローラ対80に形成されるレジストニップN80を含むレジストニップ平面805は、レジストローラ対80の搬送方向における上流側において、ニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側に配置される。 そのため、レジストニップN80に向かうようにレジストローラ対80に当接される用紙Tは、用紙Tに形成される湾曲が第1搬送路側ガイド部材861側に突出するようにレジストニップN80に向けて突き当たる。 用紙Tは、先端がレジストニップN80に当接した状態で、第1搬送ローラ対82により送り出されることにより、湾曲に形成される凸が第1搬送路側ガイド部材861に沿うように配置されやすくなる。

    次に、用紙Tは、先端がレジストニップN80に当接した状態で、第1搬送ローラ対82により送り出される。 これにより、図3Eに示すように、用紙Tは、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が用紙Tに形成された状態で、第1搬送路側ガイド部材861に沿うように湾曲される。

    このように湾曲が形成されることにより、用紙Tに形成される湾曲は、形成される湾曲の凸の数が1つであると共に、形成される湾曲の形状もシンプルな凸となる。 従って、用紙Tに形成される湾曲が第1搬送路側ガイド部材861に当接する際に生じる衝撃音(異音)は、回数が少ないと共に音が小さい方向に低減される。

    次に、スキュー補正やタイミング調整などが行われた後に、スキュー補正された用紙Tは、レジストローラ対80により、画像形成部GKに向けて搬送される。

    ここで、スキュー補正された用紙Tは、用紙Tがレジストローラ対80により搬送されることにより、用紙Tに形成された湾曲が直線状に戻る。 用紙Tの湾曲が直線状に戻る際に生じる異音は、用紙Tに形成される湾曲の凸の数が1つであると共に用紙Tに形成される湾曲の形状がシンプルであるため、小さいものとなる。 従って、スキュー補正における用紙Tに形成される湾曲が直線状に戻る際に生じる異音は、小さくなる方向に低減される。

    ところで、プリンタ1により印刷される用紙Tには、仕様や性質などが異なる多くの種類のものがある。 用紙Tの仕様や性質としては、例えば、厚み、長さ、幅などの各種大きさ、剛性(コシの強さ)、摩擦係数などがある。 仕様や性質が異なることにより、用紙Tに形成される湾曲の形状が異なる。

    しかし、本発明においては、用紙Tの仕様や性質によらず、搬送される用紙Tを突出部852に突き当てることにより、用紙Tに形成される湾曲の突出する方向(凸が形成される方向)を第1搬送路側ガイド部材861側に誘導することができる。 また、突出部852により、用紙Tの仕様や性質によらず、用紙Tに形成される湾曲の突出する方向を保持することができる。

    これにより、用紙Tに形成される湾曲が第1搬送路側ガイド部材861に当接する際に生じる衝撃音(異音)は、回数が少ないと共に小さくなる方向に低減される。 また、スキュー補正における用紙Tが湾曲状態から直線状態に戻る際に生じる異音は、小さくなる方向に低減される。

    このように、用紙Tの仕様や性質によらず、スキュー(斜め給紙)補正における湾曲を形成することに起因する異音を低減することができる。 従って、用紙Tを搬送する際に生じる異音が周囲のユーザに不快感を与えることが低減される。

    本実施形態のプリンタ1によれば、例えば、次のような効果が奏される。
    本実施形態のプリンタ1においては、給紙カセット52と、給紙カセット52とは異なる手差し給紙部64と、給紙カセット52に収容される用紙Tを画像形成部GKに向けて搬送する第1搬送路L1と、第1搬送路L1に配置されるレジストローラ対80と、用紙Tの先端をレジストローラ対80に当接させて用紙Tを湾曲させる第1搬送ローラ対82と、手差し給紙部64に収容される用紙Tをレジストローラ対80に向けて搬送する手差し搬送路Laであってレジストローラ対80の上流側で第1搬送路L1と合流する手差し搬送路Laと、第1搬送路L1と手差し搬送路Laとを仕切るように配置される板状の仕切りガイド部材851と、仕切りガイド部材851に対して第1搬送路L1側に仕切りガイド部材851と対向して配置される第1搬送路側ガイド部材861と、仕切りガイド部材851の下流側の先端側に形成され、レジストニップN80と搬送ニップN82とをつなぐニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側に突出する突出部852と、を備える。

    そのため、突出部852により、用紙Tに形成される湾曲の突出する方向を所定方向に誘導することができる。 また、突出部852により、所定方向に突出するように形成された湾曲を規制して保持することができる。 これにより、用紙Tに形成される湾曲の形状をシンプルにすることができる。 従って、用紙Tに形成される湾曲が第1搬送路側ガイド部材861に当接する際に生じる衝撃音(異音)が低減される。 その結果、スキュー(斜め給紙)補正における用紙Tが湾曲されることに起因する異音を簡易な構成により低減することができる。

    また、用紙Tに形成される湾曲の形状がシンプルであるため、スキュー補正における用紙Tに形成される湾曲が直線状に戻る際に生じる異音は、小さくなる方向に低減される。 これにより、スキュー(斜め給紙)補正における用紙Tが湾曲されることに起因する異音を簡易な構成により低減することができる。

    本実施形態のプリンタ1においては、突出部852は、用紙Tが第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲を形成するように用紙Tを誘導する。 そのため、用紙Tには、その先端が突き当たり誘導されることにより、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲が形成される。 これにより、用紙Tを第1搬送路側ガイド部材861側に突出する方向に湾曲させて、スキュー(斜め給紙)補正における用紙Tが湾曲されることに起因する異音を簡易な構成により低減することができる。

    本実施形態のプリンタ1においては、レジストニップN80を含むレジストニップ平面805は、レジストローラ対80の搬送方向における上流側において、ニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側に形成される。 そのため、レジストニップN80に向けて当接された用紙Tは、第1搬送路側ガイド部材861側に湾曲が突出する(凸になる)形状に形成されやすい。 これにより、用紙Tに形成される湾曲を第1搬送路側ガイド部材861側に突出した形状にすることができる。 従って、スキュー(斜め給紙)補正における用紙Tが湾曲されることに起因する異音を簡易な構成により一層低減することができる。

    本実施形態のプリンタ1においては、搬送ニップN82を含む搬送ニップ平面825は、第1搬送ローラ対82の搬送方向における下流側において、ニップ接続平面880に対して第1搬送路側ガイド部材861側に形成される。 そのため、第1搬送ローラ対82により搬送される用紙Tは、第1搬送路側ガイド部材861側に向かって搬送される。 これにより、用紙Tは、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲を形成するように誘導されやすくなる。 これにより、用紙Tに形成される湾曲を第1搬送路側ガイド部材861側に突出した形状にすることができる。 スキュー(斜め給紙)補正における用紙Tが湾曲されることに起因する異音を簡易な構成により一層低減することができる。

    本実施形態のプリンタ1においては、突出部852は、ニップ接続平面880におけるレジストニップN80及び搬送ニップN82からの距離が等しい位置よりもレジストニップN80側に配置される。 そのため、突出部852は、レジストローラ対80におけるレジストニップN80の近傍に配置される。 これにより、ニップ接続平面880に対して少し突出部852を突出させるだけで、第1搬送路側ガイド部材861側に突出する湾曲を保持することができる。

    以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
    例えば、前記実施形態においては、主収容部を給紙カセット52として構成すると共に副収容部を手差し給紙部64として構成したが、これに制限されない。 例えば、主収容部を手差し給紙部64として構成すると共に副収容部を給紙カセット52として構成してもよい。

    前記実施形態は、いわゆる間接転写方式の画像形成装置であり、転写ニップは、中間転写ベルトと2次転写ローラとの間に2次転写ニップN2として形成されているが、これに制限されない。 例えば、直接転写方式の画像形成装置の場合には、転写ニップは、例えば、感光体ドラムと転写ローラとの間に形成される。
    本発明の画像形成装置の種類は、特に限定がなく、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、又はこれらの複合機などであってもよい。
    シート状の被転写材は、用紙に制限されず、例えば、フィルムシートであってもよい。

    1……プリンタ(画像形成装置)、52……給紙カセット(主収容部)、64……手差し給紙部(副収容部)、80……レジストローラ対、82……第1搬送ローラ対(搬送ローラ対)、801……レジスト駆動ローラ、802……レジスト対向ローラ、805……レジストニップ平面、821……搬送駆動ローラ、822……搬送対向ローラ、825……搬送ニップ平面、851……仕切りガイド部材(ガイド部材)、852……突出部、861……第1搬送路側ガイド部材(主搬送路側ガイド部材)、880……ニップ接続平面、GK……画像形成部、L1……第1搬送路(主搬送路)、La……手差し搬送路(副搬送路)、N80……レジストニップ、N82……搬送ニップ、T……用紙(被転写材)

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