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Multi-axis force sensor and acceleration sensor

阅读:0发布:2021-11-29

专利汇可以提供Multi-axis force sensor and acceleration sensor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To improve detection precision by performing computation so that noise is canceled out also for a force component in the direction of Z axis.
SOLUTION: A multi-axis force sensor includes first and second bridge circuit groups Bg1-Bg4, Bu1-Bu4 for detecting values of resistance of first and second groups of resistive elements Sg1-Sg4, Su1-Su4 for detecting strain arranged at strain generation sections 41a-d. In the multi-axis force sensor, the strain generation portions 41a-d are formed on two axes that are orthogonal each other. The first group of resistive elements Sg1-Sg4 for detecting strain are arranged opposingly while sandwiching an action section 2 on one axis, and the second group of resistive elements Su1-Su4 for detecting strain are arranged opposingly while sandwiching the action section 2 on another axis. The first bridge circuit groups Bg1-Bg4 output a positive voltage when receiving tensile force, and the second bridge circuit groups Bu1-Bu4 output a negative voltage when receiving tensile force.
COPYRIGHT: (C)2010,JPO&INPIT,下面是Multi-axis force sensor and acceleration sensor专利的具体信息内容。

  • 外力が印加される作用部と、
    この作用部を支持する支持部と、
    この支持部と前記作用部とを連結する連結部と、
    この連結部に形成され前記外力による歪を発生させる歪発生部と、
    前記歪発生部に配設された第1群の歪検出用抵抗素子および第2群の歪検出用抵抗素子と、
    前記第1群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第1のブリッジ回路群および前記第2群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第2のブリッジ回路群と、を備えた多軸力覚センサであって、
    前記歪発生部は、同一平面上で互いに直交する2軸上に形成され、
    前記第1群の歪検出用抵抗素子を一方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設し、前記第2群の歪検出用抵抗素子を他方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設するとともに、
    前記第1のブリッジ回路群は、それぞれ前記第1群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に正電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に負電圧を出力するように構成し、前記第2のブリッジ回路群は、それぞれ前記第2群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に負電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に正電圧を出力するように構成したこと、
    を特徴とする多軸力覚センサ。
  • 前記第1群の歪検出用抵抗素子は、p型の半導体歪ゲージからなり、前記第2群の歪検出用抵抗素子は、n型の半導体歪ゲージからなることを特徴とする請求項1に記載の多軸力覚センサ。
  • 前記第1群の歪検出用抵抗素子は、それぞれ前記第1のブリッジ回路群におけるグランド側に組み込まれ、前記第2群の歪検出用抵抗素子は、前記第2のブリッジ回路群における電圧入力側に組み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の多軸力覚センサ。
  • 質量をもった重錘体を有する作用部と、
    外部構造体に固定され前記重錘体を支持する枠部と、
    前記作用部と前記枠部を連結する連結部と、
    この連結部に形成され前記重錘体の変位により変形を発生させる変形発生部と、
    前記変形発生部に配設された第1群の歪検出用抵抗素子および第2群の歪検出用抵抗素子と、
    前記第1群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第1のブリッジ回路群および前記第2群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第2のブリッジ回路群と、を備えた加速度センサであって、
    前記変形発生部は、同一平面上で互いに直交する2軸上に形成され、
    前記第1群の歪検出用抵抗素子を一方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設し、前記第2群の歪検出用抵抗素子を他方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設するとともに、
    前記第1のブリッジ回路群は、それぞれ前記第1群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に正電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に負電圧を出力するように構成し、前記第2のブリッジ回路群は、それぞれ前記第2群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に負電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に正電圧を出力するように構成したこと、を特徴とする加速度センサ。
  • 说明书全文

    本発明は、多軸覚センサおよび加速度センサに係り、特に、Z軸方向の力成分のノイズを相殺する多軸力覚センサおよび加速度センサに関する。

    従来、圧力センサの分野では、シリコン基板に形成されたダイアフラムの表面に半導体歪ゲージ(拡散ゲージ)が形成されたものが知られている(例えば、特許文献1)。 この圧力センサでは、4つの拡散ゲージにより1つのブリッジ回路を構成しており、引張応力に対して正負の方向に抵抗値を変化させるようにしている。 このため、抵抗値変化の絶対値を等しくすることが可能となり、検出出力の直線性を良好にすることができる。

    また、力を検出する多軸力センサの分野では、半導体基板に梁構造を形成し、その梁上に歪検出素子を形成することで、軸力・偶力を検出するものが知られている(例えば、特許文献2)。 この多軸力センサでは、1軸方向の力だけではなく複数軸の力を検出するため、複数組のブリッジ回路により構成されていた。

    特開平9−232595号公報

    特開2001−264198号公報

    しかしながら、従来の多軸力センサにおいては、Z軸方向の力成分Fzについては、複数の歪検出素子に含まれるノイズ成分(コモンモードノイズ)がすべて重畳されて演算されてしまうため、検出精度に悪影響を及ぼすという弊害があった。

    本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、Z軸方向の力成分のノイズを相殺して、検出精度を向上させることができる多軸力覚センサおよび加速度センサを提供することを課題とする。

    前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、外力が印加される作用部と、この作用部を支持する支持部と、この支持部と前記作用部とを連結する連結部と、この連結部に形成され前記外力による歪を発生させる歪発生部と、前記歪発生部に配設された第1群の歪検出用抵抗素子および第2群の歪検出用抵抗素子と、前記第1群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第1のブリッジ回路群および前記第2群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第2のブリッジ回路群と、を備えた多軸力覚センサであって、前記歪み発生部は、同一平面上で互いに直交する2軸上に形成され、前記第1群の歪検出用抵抗素子を一方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設し、前記第2群の歪検出用抵抗素子を他方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設するとともに、前記第1のブリッジ回路群は、それぞれ前記第1群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に正電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に負電圧を出力するように構成し、前記第2のブリッジ回路群は、それぞれ前記第2群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に負電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に正電圧を出力するように構成したこと、を特徴とする。

    請求項1に係る発明によれば、前記第1のブリッジ回路群は、それぞれ前記第1群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に正電圧を出力し、前記第2のブリッジ回路群は、それぞれ前記第2群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に負電圧を出力するようにして、第1群の歪検出用抵抗素子の出力と第2群の歪検出用抵抗素子の出力とが互いに逆の極性となるようにしたことで、Z軸方向(外力が作用する方向)の力成分Fzのように、第1群および第2群の歪検出用抵抗素子がいずれも同様に引張力または圧縮力を受けるような場合であっても、第1群および第2群の歪検出用抵抗素子が互いに正負逆の電圧を出力するため、第1群の歪検出用抵抗素子によるノイズ(コモンモードノイズ)と第2群の歪検出用抵抗素子によるノイズが相殺される。

    このため、X軸およびY軸方向(外力の方向に直交する平面に沿う方向)も含めてすべての力成分についてノイズが相殺されるように演算することが可能となり、検出精度を向上させることができる。

    請求項2に係る発明は、請求項1に記載の多軸力覚センサであって、前記第1群の歪検出用抵抗素子は、p型の半導体歪ゲージからなり、前記第2群の歪検出用抵抗素子は、n型の半導体歪ゲージからなることを特徴とする。

    請求項2に係る発明によれば、第1群の歪検出用抵抗素子をp型の半導体歪ゲージとし、第2群の歪検出用抵抗素子をn型の半導体歪ゲージとすることで、第1群および第2群の歪検出用抵抗素子が互いに正負逆の電圧を出力するため、簡易な構成により、第1群の歪検出用抵抗素子によるノイズと第2群の歪検出用抵抗素子によるノイズが互いに相殺されるように演算することができる。

    請求項3に係る発明は、請求項1に記載の多軸力覚センサであって、前記第1群の歪検出用抵抗素子は、それぞれ前記第1のブリッジ回路群におけるグランド側に組み込まれ、前記第2群の歪検出用抵抗素子は、前記第2のブリッジ回路群における電圧入力側に組み込まれていることを特徴とする。

    請求項3に係る発明によれば、ブリッジ回路を電圧入力側のハーフブリッジ回路と、グランド側のハーフブリッジ回路と、を組み合わせて構成し、第1群の歪検出用抵抗素子を当該第1のブリッジ回路群のグランド側に組み込み、第2群の歪検出用抵抗素子を当該第2のブリッジ回路群の電圧入力側に組み込むことで、第1群および第2群の歪検出用抵抗素子が互いに正負逆の電圧を出力する。 このため、簡易な構成により、第1群の歪検出用抵抗素子によるノイズと第2群の歪検出用抵抗素子によるノイズが互いに相殺されるようにすることができる。

    請求項4に係る発明は、質量をもった重錘体を有する作用部と、外部構造体に固定され前記重錘体を支持する枠部と、前記作用部と前記支持部を連結する連結部と、この連結部に形成され前記重錘体の変位により変形を発生させる変形発生部と、前記変形発生部に配設された第1群の歪検出用抵抗素子および第2群の歪検出用抵抗素子と、前記第1群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第1のブリッジ回路群および前記第2群の歪検出用抵抗素子の抵抗値をそれぞれ検出する第2のブリッジ回路群と、を備えた加速度センサであって、前記変形発生部は、同一平面上で互いに直交する2軸上に形成され、前記第1群の歪検出用抵抗素子を一方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設し、前記第2群の歪検出用抵抗素子を他方の軸上において前記作用部を挟んで対峙する位置に対向して配設するとともに、前記第1のブリッジ回路群は、それぞれ前記第1群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に正電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に負電圧を出力するように構成し、前記第2のブリッジ回路群は、それぞれ前記第2群の歪検出用抵抗素子が前記外力により引張力を受けた場合に負電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に正電圧を出力するように構成したこと、を特徴とする。

    請求項4に係る発明によれば、Z軸方向の力成分Fzについてもノイズ(コモンモードノイズ)が第1群および第2群の歪検出用抵抗素子において互いに相殺されるように演算して、ノイズを低減することができる。 このため、すべての力成分についてノイズが相殺されるように演算することが可能となり、検出精度を向上させることができる。

    本発明に係る多軸力覚センサおよび加速度センサは、Z軸方向の力成分のノイズを相殺して、検出精度を向上させることができる。

    (a)は本発明の実施形態に係る多軸力覚センサの概略構成を示す斜視図であり、(b)は本発明に係る多軸力覚センサを外部構造体に固定した構造を示す断面図である。

    本発明の第1実施形態に係る多軸力覚センサにおける半導体素子の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)はp型の半導体素子の構成を示す(a)のX′−X′断面図、(c)はn型の半導体素子の構成を示すY′−Y′断面図である。

    (a)は本発明の第1実施形態に係る多軸力覚センサにおける歪検出用抵抗素子とブリッジ回路との関係を模式的に示した平面図であり、(b)はZ軸方向の力成分−Fxが作用した場合の歪検出用抵抗素子の状態を模式的に示す断面図である。

    本発明の第1実施形態に係る多軸力覚センサにおける歪抵抗素子の歪の状態および出力電圧を示す表である。

    (a)は本発明の第2実施形態に係る多軸力覚センサにおける歪検出用抵抗素子とブリッジ回路との関係を模式的に示した平面図であり、(b)は第1のブリッジ回路、(c)は第2のブリッジ回路を示す回路図である。 である。

    本発明の変形例に係る加速度センサの概略構成を説明するための斜視図である。

    本発明の実施形態に係る多軸力覚センサ1の全体構成について、図1〜図3を参照しながら詳細に説明する。 なお、参照する図において、説明の便宜上、主要な構成を模式的に示し、配線や電極等の付随的な構成は図示を省略する。

    本発明の第1実施形態に係る多軸力覚センサ1は、図1(a)および図2(a)に示すように、平面視で略正方形の偏平な形状からなる半導体基板1a上に形成され、外力Pが印加される作用部2と、この作用部2を支持する支持部3と、この支持部3と作用部2とを連結する連結部4と、この連結部4に形成され外力Pによる歪を発生させる歪発生部41と、を備えている。

    ここで、多軸力覚センサ1は、図1(a)に示すように、外力Pを6軸成分について力成分およびモーメント成分を検出できる6軸の多軸力覚センサ1を例として説明する。 具体的には、力成分は、直交するX軸、Y軸、Z軸方向について、それぞれFx,Fy,Fzとする。 そして、モーメント成分は、X軸、Y軸、Z軸の回りについて、それぞれMx,My,Mzとする。

    また、多軸力覚センサ1は、図3(a)に示すように、歪発生部41に配設された第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4および第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4と、第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4の抵抗値をそれぞれ検出する第1のブリッジ回路群Bp1〜Bp4、および第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4の抵抗値をそれぞれ検出する第2のブリッジ回路群Bn1〜Bn4と、を備えている。
    そして、第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4は、p型の半導体素子からなり、第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4は、n型の半導体素子からなる。

    多軸力覚センサ1は、図1(b)に示すように、外部部材である減衰装置9に装着して外力Pの6軸成分を検出する。
    減衰装置9は、外力Pが入力される入力部91と、入力部91に加えられた外力Pを減衰して多軸力覚センサ1の作用部2に伝達する伝達部92と、多軸力覚センサ1を固定する固定部93と、固定部93と入力部91とを連結する減衰部94と、を備えている。

    多軸力覚センサ1において、作用部2は、図1(a)に示すように、多軸力覚センサ1の中央に設けられ、減衰装置9の伝達部92から外力が減衰されて印加される(図1(b)参照)。
    かかる構成により、多軸力覚センサ1の耐力を超えるような過大な外力Pが印加された場合であっても、適宜減衰された力が作用部2に印加されてバランス良く高精度に外力Pを検出することができる。

    連結部4は、図1(a)に示すように、作用部2と支持部3とを連結する領域である。 また、細長いスリット状の貫通孔A〜D,E〜Hが所定の箇所に形成されている。 連結部4には、外力Pにより歪が発生することで引張力または圧縮力が作用する歪発生部41a,41b,41c,41dが設けられている。

    歪発生部41は、多軸力覚センサ1の同一平面上で互いに直交する2軸(X軸、Y軸)上に形成され、X軸上において作用部2を挟んで歪発生部41a,41cが設けられ、Y軸上において作用部2を挟んで歪発生部41b,41dが設けられている。

    そして、図1(a)に示すように、X軸上に形成された歪発生部41a,41cには、X軸方向に沿って第1群の歪検出用抵抗素子S(p型の半導体素子、Sp1〜Sp4)が配設されている(図3(a)参照)。 具体的には、歪発生部41aには、X軸を挟んで横並びに歪検出用抵抗素子Sp1,Sp2がそれぞれ配設され、歪発生部41cには、X軸を挟んで横並びに歪検出用抵抗素子Sp3,Sp4がそれぞれ配設されている。

    他方、Y軸上に形成された歪発生部41b,41dには、Y軸方向に沿って第2群の歪検出用抵抗素子S(n型の半導体素子、Sn1〜Sn4)が配置されている(図3(a)参照)。 すなわち、歪発生部41bには、Y軸を挟んで横並びに歪検出用抵抗素子Sn1,Sn2がそれぞれ配設され、歪発生部41dには、Y軸を挟んで横並びに歪検出用抵抗素子Sn3,Sn4がそれぞれ配設されている。

    なお、本実施形態においては、X軸上にp型の半導体素子を配設し、Y軸上にn型の半導体素子を配設しているが、これに限定されるものではなく、X軸上にn型の半導体素子を配設し、Y軸上にp型の半導体素子を配設してもよい。 また、歪検出用抵抗素子Sは、4箇所の歪発生部41a,41b,41c,41dにそれぞれX軸またはY軸を挟んで2本形成しているが、これに限定されるものではなく3本であってもよく歪検出用抵抗素子Sの配置は特に限定されるものではない。

    支持部3は、図1(a)に示すように、多軸力覚センサ1の周縁部に位置し、連結部4に形成された直線状の貫通孔A〜Dのさらに外側の部分であって、その全部または一部が減衰装置9の固定部93に固定されている(図1(b)参照)。

    歪検出用抵抗素子S(Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4)は、図1(a)に示すように、半導体基板1aの表面(上層部)に形成された長方形の形状の活性層(拡散層)であり、図示は省略するが、その長手方向に外力Pが作用して変形すると抵抗が変化するように構成されている。

    具体的には、p型の半導体素子S(Sp1〜Sp4)は、引張力が作用すると抵抗値が増大して正電圧を出力し、圧縮力が作用すると抵抗値が減少して負電圧を出力する物理的特性を有する。 一方、n型の半導体素子S(Sn1〜Sn4)は、引張力が作用すると抵抗値が減少して負電圧を出力し、圧縮力が作用すると抵抗値が増大して正電圧を出力する物理的特性を有する。
    このように、p型の半導体素子S(Sp1〜Sp4)からなる第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4の出力と、n型の半導体素子S(Sn1〜Sn4)からなる第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4の出力とは、引張力または圧縮力が作用すると互いに逆の極性となる特性を有する。

    ベース部材にp型半導体基板を用いる場合の実施例を図2に示す。
    この実施例では、n型半導体素子は、図2(c)に示すように、p型半導体基板上に形成される。 また、p型半導体素子は、図2(b)に示すように、p型半導体基板上に形成されたn型半導体領域の表面領域に形成される。 本実施例では、バイアス電圧は各半導体素子とその下地のpn接合について逆バイアスとなるように印加される。 すなわち、各素子にGND電位と駆動電圧Vdという電圧印加がされている場合、n型半導体素子については、p型半導体基板側をGND以下の電位に、p型半導体素子については、nウェル(n型半導体領域)をp型半導体素子の駆動電圧以上の電位になるようにバイアスをかける。 このようなバイアス電圧を印加することで、各半導体素子に対する基板側の電位を安定させ、デバイス動作を安定することができる。 これによって、安定したセンサ出力を得ることができる。

    第1のブリッジ回路群Bp1〜Bp4および第2のブリッジ回路群Bn1〜Bn4は、同様のブリッジ回路で構成されている。
    具体的には、第1および第2のブリッジ回路群Bp1〜Bp4,Bn1〜Bn4は、電圧入力側(Vin)のハーフブリッジと、グランド側(G)のハーフブリッジと、からなり、各歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4は、それぞれグランド側(G)のハーフブリッジに組み込まれている。

    なお、本実施形態においては、各歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4は、グランド側(G)のハーフブリッジに組み込まれているが、これに限定されるものではなく、各歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4をそれぞれ電圧入力側(Vin)のハーフブリッジに組み込んでもよい。

    かかる構成により、第1のブリッジ回路群Bp1〜Bp4では、それぞれ出力電圧Voを検出して第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4の抵抗値を求め、第2のブリッジ回路群Bn1〜Bn4では、それぞれ出力電圧Voを検出して第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4の抵抗値を求めることができる。

    貫通孔A〜D,E〜Hは、直線状の貫通孔A,B,C,Dと、鉤状に直に曲がった貫通孔E,F,G,Hとを組み合わせて構成されている。 そして、全体として作用部2の周りに略正方形の形状となるように、貫通孔E,F,G,Hの直角の部分が正方形の四隅に形成されている。

    そして、貫通孔E〜Hは、貫通孔EとFの間に歪発生部41aが形成され、貫通孔FとGの間に歪発生部41bが形成され、貫通孔GとHの間に歪発生部41cが形成され、貫通孔HとEの間に歪発生部41dが形成されるように配設されている。

    このように、貫通孔E〜Hを設けることで、貫通孔E〜Hに接する内側(作用部側)の縁部は自由にストレスがなく移動することができるため、作用部2に外力P(図1参照)が作用しても、外力Pによる引張力や圧縮力が作用しない自由端となっている。
    これに対して、歪発生部41(41a,41b,41c,41d)においては、引張力や圧縮力が作用する。

    なお、本実施形態においては、直線状の貫通孔A〜Dと鉤状の貫通孔E〜Hを略正方形の形状になるように形成し、この貫通孔A〜D,E〜Hによって生じる歪みを考慮して歪検出用抵抗素子Sを配置したが、これに限定されるものではなく、検出される軸力およびモーメントを考慮して、例えば、貫通孔A〜D,E〜Hを円形等他の形状に設けてもよい。

    続いて、本発明の第1実施形態係る多軸力覚センサ1の動作について、表1を参照しながら説明する。 参照する表1は、本発明の第1実施形態に係る多軸力覚センサにおいて、外力Pに含まれる6軸成分による各歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4の歪の状態(圧縮、引張)および出力電圧Voを示す。

    減衰装置9に種々の軸成分を含んだ外力Pが入力されると(図1)、予め設計された割合で外力Pが減衰されて減衰後の力が多軸力覚センサ1に伝達される。
    そして、6軸成分を含む外力Pが多軸力覚センサ1の作用部2に入力されると、各歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4は、表1に示すように、引張力または圧縮力を受けて、抵抗値が変化する。 この抵抗値の変化をそれぞれ第1および第2のブリッジ回路群Bp1〜Bp4,Bn1〜Bn4により正電圧または負電圧の出力電圧Voとして検出する。

    このようにして、検出された出力電圧Voを公知の所定の演算式に適用して、外力Pに含まれる6軸成分を求めることができる(例えば、特開2003−207405号公報の段落0070参照)。

    ここで、表1に示すように、Z軸方向の力成分Fzは、各歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4に対して、同じように引張力または圧縮力を作用させる(−Fzの場合にはすべて引張力が作用、図3(b)参照)。
    したがって、従来技術のように、第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4と、第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4との極性を逆にしない場合には、すべての信号を同符号の正電圧(−Fzの場合にはすべて引張力が作用)として演算し、コモンモードノイズもすべて重畳されるから検出精度に悪影響を及ぼす。

    そこで、本発明の実施形態に係る多軸力覚センサ1では、第1群および第2群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4がすべて引張力を受けたような場合であっても、第1のブリッジ回路群Bp1〜Bp4は、それぞれ第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4が外力Pにより引張力を受けた場合に正電圧を出力し、第2のブリッジ回路群Bn1〜Bn4は、それぞれ第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4が外力Pにより引張力を受けた場合に負電圧を出力するようにした。

    このように、第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4の出力と第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4の出力とが互いに逆の極性となるようにしたことで、Z軸方向の力成分Fzに対しても、第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4によるノイズ(コモンモードノイズ)と第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4によるノイズが相殺される。

    この場合において、Z軸方向の力成分Fz以外の5軸成分は、表1に示すように、第1群の歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4においても、第2群の歪検出用抵抗素子Sn1〜Sn4においても、いずれも引張力を受けるものと圧縮力を受けるものが半数ずつであるから、第1のブリッジ回路群Bp1〜Bp4と第2のブリッジ回路群Bn1〜Bn4の極性を逆にしても(逆にしなくても)コモンモードノイズは相殺される。

    このため、X軸およびY軸方向(外力Pの方向に直交する平面に沿う方向)も含めてすべての力成分(Fx,Fy,Fz,Mx,My,Mz)についてノイズが相殺されるように演算することが可能となり、検出精度を向上させることができる。

    続いて、本発明の第2実施形態に係る多軸力覚センサ1′について、図5を参照しながら説明する。 以下の説明において、前記した第1実施形態に係る多軸力覚センサ1との相違点について主として説明し、同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。

    多軸力覚センサ1′は、第1群の歪検出用抵抗素子Sg1〜Sg4と、第2群の歪検出用抵抗素子Su1〜Su4と、がいずれも同じタイプの半導体素子(p型またはn型の半導体素子S)から構成され、第1群の歪検出用抵抗素子Sg1〜Sg4は、それぞれ第1のブリッジ回路群Bg1〜Bg4におけるグランド側(図5(b)参照)に組み込まれ、第2群の歪検出用抵抗素子Su1〜Su4は、第2のブリッジ回路群Bu1〜Bu4における電圧入力側(図5(c)参照)に組み込まれている点で、前記した第1実施形態とは相違する。

    かかる構成により、第1実施形態と同様に、第1のブリッジ回路群Bg1〜Bg4は、それぞれ第1群の歪検出用抵抗素子Sg1〜Sg4が外力Pにより引張力を受けた場合に正電圧を出力し、第2のブリッジ回路群Bu1〜Bu4は、それぞれ第2群の歪検出用抵抗素子Su1〜Su4が外力Pにより引張力を受けた場合に負電圧を出力するようにしている。

    なお、第1実施形態における歪検出用抵抗素子Sp1〜Sp4,Sn1〜Sn4は、半導体基板1aの表面(上層部)に形成された活性層(拡散層)であるが、これに限定されるものではなく、第2実施形態における第1群および第2群の歪検出用抵抗素子Sg1〜Sg4,Su1〜Su4は、基板となるベース部材上にいわゆる金属歪ゲージを配設して構成することができる。

    以上、本発明の第1および第2実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、適宜変更して実施することが可能である。
    例えば、前記した第1および第2実施形態においては、多軸力覚センサ1,1′に適用する場合について説明したが、多軸力覚センサに限定されるものではなく、印加された外力を加速度として検出する加速度センサであっても同様に適用することができる。

    例えば、図6に示すように、本発明の変形例に係る加速度センサ100は、質量をもった重錘体を有する作用部200と、外部構造体に固定され重錘体(作用部200)を支持する枠部300と、
    作用部200と枠部300を連結する連結部400と、この連結部400に形成され重錘体の変位により変形を発生させる変形発生部410と、変形発生部410に配設された第1群の歪検出用抵抗素子S100,S100および第2群の歪検出用抵抗素子S200,S200と、を備えて構成される。

    本発明の変形例に係る加速度センサ100は、検出する加速度によって生じる3軸成分の外力(Fx,Fy,Fz)を計測する点で前記した多軸力覚センサ1,1′と同様である。
    すなわち、加速度センサ100は、第1群の歪検出用抵抗素子S100,S100の抵抗値をそれぞれ検出する第1のブリッジ回路群(不図示)および第2群の歪検出用抵抗素子S200,S200の抵抗値をそれぞれ検出する第2のブリッジ回路群(不図示)と、を備え、第1のブリッジ回路群(不図示)は、それぞれ第1群の歪検出用抵抗素子S100,S100が印加される外力(加速度)により引張力を受けた場合に正電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に負電圧を出力するように構成し、第2のブリッジ回路群(不図示)は、それぞれ第2群の歪検出用抵抗素子S200,S200が外力により引張力を受けた場合に負電圧を出力し、圧縮力を受けた場合に正電圧を出力するように構成される。

    また、前記した第1および第2実施形態においては、多軸力覚センサ1,1′において、中央部に作用部2を設け、作用部2の外側に連結部4および支持部3を設けているが、これに限定されるものではなく、中央部に支持部を設け、その外側に連結部を設け、さらにその外側に作用部を設ける構成とすることもできる。 要するに、連結部は、作用部に隣接する位置で連結部に配置された歪検出用抵抗素子Sで作用部に伝達された外力Pを検出でき、支持部で連結部および作用部を支持できるような構成であればよい。

    また、前記した第1および第2実施形態においては、多軸力覚センサ1,1′を略正方形としているが、これに限定されるものではなく、矩形としてもよいし、円形としてもよい。 また、減衰装置9も立方体や直方体の形状とすることもできる。 本発明は、多軸力覚センサ1,1′の形状や減衰装置9の形状、およびこれらの組合せに関して、多様な形態を採用することができる。

    1,1′ 多軸力覚センサ 2 作用部 3 支持部 4 連結部 9 減衰装置(外部構造体)
    41(41a,41b,41c,41d) 歪発生部 100 加速度センサ 200 作用部 300 枠部 400 連結部 410 変形発生部 Bp1〜4 第1のブリッジ回路群 Bg1〜4 第2のブリッジ回路群 Sp1〜4 第1群の歪検出用抵抗素子 Sn1〜4 第2群の歪検出用抵抗素子 P 外力 S100 第1群の歪検出用抵抗素子 S200 第2群の歪検出用抵抗素子

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