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High speed quality evaluation system for extruded granulated goods

阅读:271发布:2021-08-09

专利汇可以提供High speed quality evaluation system for extruded granulated goods专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To automatically evaluate the quality of noodle-like molded goods at a high speed and to classify the goods by evaluating the quality of the noodle-like molded goods extruded from grid-like holes from the surface shapes.
SOLUTION: A hierarchizing means 3 generates hierarchical structures for respective spatial frequency bands different in spatial frequencies, by a two-dimensional discrete wavelet-conversion of the image-picked-up signal of a video camera 2. A background separation/feature extraction means 4 separates the background of the noodle-like goods 1 and extracts image data of the noodle- like goods 1. An outline extraction means 5 executes an inverse wavelet conversion based on the high-order layer of the hierarchical structures so as to extract the outline of the noodle-like goods 1. An image re-composting means 6 executes the inverse wavelet conversion to image elements in the extracted outline to the resolution of the lowest layer of the hierarchical structure so as to obtain reproduced image data obtained by detaching respective noodle-like goods 1. A quality estimation means 7 having a multilayered perceptron-type neural network evaluates the surface state of the noodle-like goods 1 on the re-constituted image.
COPYRIGHT: (C)1997,JPO,下面是High speed quality evaluation system for extruded granulated goods专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】ヌードル状に押し出し成形後にペレット状に細断して造粒される前記ヌードル状成形品の品質の良否をその表面状態から評価する押し出し造粒品の高速品質評価方式において、 前記ヌードル状成形品を撮像してその表面状態を二次元画像データに変換するビデオカメラと、 前記ビデオカメラの撮像信号を二次元離散ウエーブレット変換により空間周波数が異なる空間周波数帯域毎の階層構造を作成する階層化手段と、 前記階層化構造を用いて前記ヌードル状成形品の背景を分離して当該ヌードル状成形品の画像データを抽出する背景分離/特徴抽出手段と、 前記階層化構造の上位層を基にして逆ウエーブレット変換を施すことにより前記ヌードル状造粒品1の輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、 前記輪郭抽出手段で抽出された輪郭内の画素について前記階層構造の最下層の解像度まで逆ウエーブレット変換を施して前記ヌードル状成形品の各々を切り離した再生画像データを得る画像再合成手段と、 前記画像再合成手段で再構成された画像について前記ヌードル状成形品の表面状態を評価する多層パーセプトロン型ニューラルネットワークを有する品質推定手段とを備え、 格子状穴から押し出し成形されるヌードル状成形品の品質の良否をその表面状態から評価することを特徴とする押し出し造粒品の高速品質評価方式。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、格子状穴から押し出し成形後にペレット状に細断して造粒される前記ヌードル状成形品の品質を高速で評価するための押し出し造粒品の高速品質評価方式に関する。

    【0002】

    【従来の技術】製造された物体の良否を判断する視覚検査の分野においては、検査対象である物品が剛体等のようにその形状が既知である場合には、その幾何学的特徴から所謂モデルマッチング等によりパターン分類が可能である。 しかし、形状が必ずしも一定でない非剛体の物品を検査対象とした場合には、その形状を検査パラメータとして用いることは難しく、テクスチャ解析などの他の手法を用いる必要がある。

    【0003】また、この種の検査分野では、剛体、非剛体を問わず、実時間でかつ検査系に影響を及ぼさずに高速で処理できることが必要条件である。 特に、格子状孔から押し出し成形されたヌードル状成形品は、その断面が略々円形の非剛体は任意の曲率で湾曲しており、任意の向きで互いに接触し、あるいは重なり合う状態で存在する。

    【0004】このような対象物体の品質検査は、熟練した作業員が視覚的に、すなわち非接触で良否を評価している。 すなわち、この種の物体の品質の度合いは、その表面の粗さと強い相関関係があり、上記視覚的な評価では、この表面状態から品質を推定している。 このように、従来においては、ヌードル状成形品の品質評価はその表面状態を視覚的に観察する熟練した作業員によって行われており、このような作業を自動化した事例は知られていない。 一方、画像符号化処理の分野においては、
    画像を周波数帯域ごとに分離することが可能なウエーブレット(Wavelet)変換が知られているが、本発明の当該分野においては、ウエーブレット変換を用いて2次元画像の表面状態を抽出または強調する方式は提案されていない。 また、任意の向きの輪郭が持つ高周波成分を少ないフィルタで抽出できるものとしてステーラブル(Steerable)フィルタが知られているが、
    当該分野においてはステーラブルフィルタを用いて、互いに接触した物体を高速に分離する方式も提案されていない。

    【0005】また、物体の亀裂を検査するために、亀裂そのものを階層化方式で測定するものが提案されている。 これは種々の亀裂を2値化して抽出するものであり、亀裂の幅などを精度よく測定できるようにしたものである。 なお、上記ウエーブレット変換については、エス. ジー. マレー著「ア セオリー フォア マルチレゾリューション シグナル デコンポジション:ザ ウエーブレット レプレゼンテーション」(S.G.Ma
    llet「A Theory for Multire
    solution Signal Decomposi
    tion:The Wavelet Represen
    tation」IEEE Trans. Pttern
    Anal. & Mach. Intell. ,PAMI−
    11,7,pp. 674−693,July 198
    9)に、またステーラブルフィルタに関しては、ダブリュー. ティー. フリーマンおよびイー. エイチ. アンデルセン著「ザ デザイン アンド ユース オブ ステーラブル フィルタ」(W.T.Freeman &
    E. H. Andelson「The Design a
    nd Use of Steerable Filte
    r」(IEEE Trans.Pattern Ana
    l. & Mach. Intell. ,PAMI−13,
    9,pp. 891−906,Sep. 1991)に、さらに上記亀裂の検査については特開平3−138775
    号公報の開示がある。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術において、対象物体の表面状態を評価する技術は開発されておらず、またステーラブルフィルタを用いた輪郭データを高速分離する技術も開発されていない。 さらに、亀裂を画像データの階層化で測定するものでは、亀裂の幅を精度良く想定できるが、対象物体の表面状態を評価することはできない。

    【0007】本発明は、対象物体の表面の滑らかさの程度を定量的に評価し当該対象物体の表面の亀裂や凹凸の度合いを物体単位で、予め学習した作業者の評価基準を基に判定し、品質ごとに分類可能にしたものである。 特に、格子状等の穴から押し出し成形されるヌードル状成形品は、画像上で明確に分離されて見えるものもあるが、それらが互いに接触した状態にあり、また直線状のものや任意の曲率で湾曲し、さらにはその大きさもまちまちであるのが一般的であるため、当該物体を画像上で強制的に分離する必要がある。

    【0008】そのため、この種の物体を典型的モデルと衝合するモデルマッチングの手法を適用することはできない。 物体の品質は、当該物体の表面状態から推定できるが、亀裂などの抽出を行う前記高域通過フィルタを用いたものでは処理に時間がかかり、高速処理するには向いていない。

    【0009】また、評価対象の品種が変わった場合に、
    その都度フィルタ係数を変更しなければならず、対処能に欠ける。 さらに、処理時間の節約と不要雑音の抑制のために、対象物体の領域外は処理対象外とする必要があるが、従来のフィルタ処理では処理時間の節約と実空間と周波数空間とを同時に扱うことも困難である。

    【0010】対象物体の品質とその表面状態との関係は、物体の品種により少しずつ異なり、品質と表面状態とは線形な関係にはない。 そして、この関係を定式化したものがなく、現状では作業者の経験に依存している。
    このことから、従来の線形パターン分類の方式を格子状穴から押し出し造粒されるような物体の品質に適用することは適当ではない。

    【0011】すなわち、本発明の目的は、上記従来技術の諸問題を解消し、格子状等の穴から押し出し成形されるヌードル状成形品の品質を画像処理により高速で自動評価し、分類する評価システムを提供するものである。

    【0012】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明は、まず、評価対象となる物体(ヌードル状成形品)をビデオカメラで撮像し、その画像データをウエーブレット変換により階層化する。 階層化した各階層の画像の持つ周波数成分に基づいて背景分離と特徴抽出を行う。

    【0013】また、階層化した上位層の画像を基に当該物体の輪郭を抽出し、互いに接触する物体を画像上で分離して、それぞれの物体毎に特徴抽出された画像の輝度分布を求め、これに基づいて品質の推定を行うようにしたものである。 すなわち、請求項1に記載の発明は、図1に示したように、ヌードル状成形品1を撮像してその表面状態を二次元画像データに変換するビデオカメラ2
    と、前記ビデオカメラ2の撮像信号を二次元離散ウエーブレット変換により空間周波数が異なる空間周波数帯域毎の階層構造を作成する階層化手段3と、前記階層化構造を用いて前記ヌードル状成形品1の背景を分離して当該ヌードル状成形品1の画像データを抽出する背景分離/特徴抽出手段4と、前記階層化構造の上位層を基にして逆ウエーブレット変換を施すことにより前記ヌードル状成形品1の輪郭を抽出する輪郭抽出手段5と、前記輪郭抽出手段5で抽出された輪郭内の画素について前記階層構造の最下層の解像度まで逆ウエーブレット変換を施して前記ヌードル状成形品1の各々を切り離した再生画像データを得る画像再合成手段6と、前記画像再合成手段6で再構成された画像について前記ヌードル状成形品1の表面状態を評価する多層パーセプトロン型ニューラルネットワークを有する品質推定手段7とを備え、格子状穴から押し出し成形されるヌードル状成形品の品質の良否をその表面状態から評価することを特徴とする。

    【0014】なお、上記発明における検査対象物体は、
    格子状等の穴から押し出し成形されるヌードル状成形品に限るものではなく、押し出されたヌードル状成形品を細断してペレット状としたもの、および表面状態から品質評価が可能な他の物体にも同様に適用できる。

    【0015】

    【発明の実施の形態】ビデオカメラ2は、CCD撮像素子あるいは撮像管、そのたの光電変換素子を有し、格子状等の穴から押し出しで成形されるヌードル状成形品1
    を撮像してその表面状態を二次元画像データに変換する。 階層化手段3は、前記ビデオカメラ2の撮像信号を二次元離散ウエーブレット変換により空間周波数が異なる空間周波数帯域毎の階層構造を作成する。

    【0016】ウエーブレット変換による階層化は次のように実行される。 ここでは、説明の簡単のために1次元で説明する。 すなわち、ビデオカメラ2からの入力信号をi(x)とし、その低周波成分を持つ出力をO
    L (x)、高周波成分をもつ出力をO H (x)とすると、O L (x)、O H (x)は

    【0017】

    【数1】

    ・・・・・・・・・(1) で得られる。 ただし、

    【数2】

    はウエーブレット変換係数であり、

    【数3】

    は低周波特性、

    【数4】

    【0018】は高周波特性を有する。 図2はウエーブレット変換による階層化手段の構成を説明する模式図であって、ここでは階層数を3としてあり、1は原画像、2
    a,2bは平ダウンサンプラー、3a,3b,3c,
    3dは垂直ダウンサンプラー、4は第1層、5a,5b
    は水平ダウンサンプラー、6a,6b,6c,6dは垂直ダウンサンプラー、7は第2層である。

    【0019】同図において、原画像1の画素数をNとすると、この原画像1を低周波および高周波ウエーブレット変換係数を用いてそれぞれ水平ダウンサンプラー2
    a,2bによりサンプリングした後、サンプリングした各画像をさらに同様に垂直ダウンサンプラー3a,3
    b,3c,3dによりサンプリングして画素数がN/2
    の4枚の画像からなる第1層を得る。

    【0020】そして、この第1層の画像のうち水平低周波画像および垂直低周波画像にウエーブレット変換を施して水平ダウンサンプラー5a,5bを通し、さらに同様にウエーブレット変換を施して垂直ダウンサンプラー6a,6b,6c,6dでサンプリングすることにより、画素数がN/2 2の4枚の画像からなる第2層7を得る。

    【0021】図3は逆ウエーブレット変換による画像再合成手段の構成を説明する模式図であって、前記図2で説明した4枚の画像の第2層7のそれぞれを垂直アップサンプラー8a,8b,8c,8dによりサンプリングし、これを低周波および高周波のウエーブレット変換係数で逆ウエーブレット変換して加算器9a,9bで加算する。

    【0022】この逆変換した2枚同士をさらに水平アップサンプラー10a,10bを通し、これを低周波および高周波のウエーブレット変換係数で逆ウエーブレット変換して加算器11で加算して再合成第1層12を得る。 そして、この再合成第1層の2枚の画像を垂直アップサンプラー13a,13b,13c,13dでサンプリングして同様に逆ウエーブレット変換した2枚を加算器14a,14bで加算する。

    【0023】上記変換後の2枚を水平アップサンプラー15a,15bでサンプリングして同様に逆ウエーブレット変換した2枚を加算器16で加算して再合成画像1
    7を得る。 図4は階層化構造の各階層が持つ周波数成分の説明図であって、ウエーブレット変換により得た画像は、それぞれが持つ周波数帯域は独立しており、原画像を最下層とした階層数が3である場合は各画像のもつ周波数成分は図示したとおりとなる。

    【0024】同図において、HL jは階層jにおける水平周波数成分は高周波域、垂直周波数成分は低周波域、
    ω xは水平周波数帯域、ω yは垂直周波数帯域を示す。
    背景分離/特徴抽出手段4は前記階層化構造を用いて前記ヌードル状成形品1の背景を分離して当該ヌードル状成形品1の画像データを抽出する。 上記階層化構造の最上位は最低分解能であり、下位の層ほど高い分解能である。 また、ある階層Jにおける低周波画像(前記式(1)のO Lに相当)は、その階層より下位の層における画像が有する高周波成分は有しない。

    【0025】そこで、画像の再合成を行う際に、必要な階層Jの必要な周波数成分に該当する画像を有効とし、
    それ以外は無効とすることで、必要な周波数帯域だけからなる情報を抽出する。 低周波画像において対象物体の表面の亀裂や凹凸が十分減衰している階層Jにおいて、
    低周波画像I LL j (x,y)を、閾値THにより、 I LL j (x,y)=0, when I LL j (x,y)<TH ・・・(2) とし、それより下位の層においては、 I LL j-1 (x,y)=0, when I LL j (x,y)<TH,and I LL j (x/2,y/2)<TH ・・・(3) とする。

    【0026】この変換をしながら再合成を行うことにより、対象物体の表面と背景や影を分離する。 次に、階層jの画像を、その画像が含む周波数帯域に対応させてI
    HL j ,I LH j ,I HH j ,I LL jとする。

    【0027】各画像の持つ帯域幅ω HL j ,ω LH j ,ω HH
    j ,ω LL jは、水平周波数帯域ω xと垂直周波数帯域ω
    yを用いて、 ω HL j =((1/2) j π≦ω x <(1/2) j-1 π, 0≦ω y <(1/2) j π) ω LH j =( 0≦ω x <(1/2) j π,(1/2) j π≦ω y <(1/2) j-1 π) ω HH j =((1/2) j π≦ω x <(1/2) j-1 π,(1/2) j π≦ω y <(1/2) j-1 π) ω LL j =( 0 ≦ω x <(1/2) j π, 0≦ω y <(1/2) j π) ・・・・・(4) と表される。 また、ω LL jは1階層上の画像との間に、 ω LL j-1 =ω HL j +ω LH j +ω HH j +ω LL j・・・・・(5) の関係がある。

    【0028】そこで、除去したい周波数帯域を持つ画像の除去したい空間領域を0とし、再合成することで亀裂や凹凸による特徴を強調する。 輪郭抽出手段5は、前記階層化構造の上位層を基にして逆ウエーブレット変換を施すことにより前記ヌードル状成形品1の輪郭を抽出し、画像再構成手段6は前記輪郭抽出手段5で抽出された輪郭内の画素について前記階層構造の最下層の解像度まで逆ウエーブレット変換を施して前記ヌードル状成形品1の各々を切り離した再生画像データを得る。

    【0029】図5はステーラブフィルタの構成例の説明図であって、20a〜20cはそれぞれθが0°、60
    °、120°の二次元フィルタ、21a〜21cは乗算器、22は加算器、23はルックアップテーブルである。 また、図6はエッジの傾きに応じたウインドウと傾き推定の概念図、図7はエッジに垂直なウインドウの概念図である。

    【0030】ここで、向きθのエッジを強調するステーラブルフィルタを、ガウシアン関数G(x,y)のN次導関数G Nを用いて、 [G N ( θ ) ]=[Σ (M) (r=1) ]k r (θ)[G N ( θr ) ] ・・・・(6) とする。

    【0031】ここで、[G N ( θ ) ]、
    [Σ (M) (r=1) ]、[G N ( θr ) ]は、それぞれ

    【数5】

    を意味する。 ステーラブルフィルタは、例えばN=2の場合図5に示した構成となる。 まず、階層Jにおいて以下の処理を行う。 [G

    N

    ( θ

    ) ]とそのヒルベルト変換対[H


    N

    ( θ

    ) ]を用いて、向きθm(0°≦θm≦360°


    の任意に選んだ離散値)のエネルギーを次式により求める。

    【0032】 [E ( θm ) ]=((I LL J ※[G ( θm ) ]) 2 +(I LL J ※[H ( θ m )21/2・・・・・(7) ここで、※は畳み込み積分を示し、[E ( θm ) ]、
    [G ( θm ) ]、[H ( θm ) ]は、それぞれ、

    【数6】

    を意味する。

    【0033】図6に示した向きθmを中心軸とする扇形状の領域WHにおいて、エネルギー集中度S(θm)
    を次式により求める。 S(θm)=∫ WH [E ( θm ) ]dxdy ・・・・(8) このSが最大となるθmを推定エッジ向きθeとする。

    【0034】θeに垂直な向きθ⊥について、図7に示した向きθ⊥を中心軸とする領域WVにおいて、エネルギーが局所最大でかつ一定の閾値TH以上であればエッジ点とする。

    【0035】各画素毎の空間位相[φ ( θe ) ]を、 [φ ( θe ) ]=tan -1 (I※[H ( θe ) ]/I※[G ( θe ) ] ・・・・(9) により計算する。ここで、[φ ( θe ) ]、[H ( θe
    ) ]、[G ( θe ) ]は、それぞれ、

    【数7】

    を意味する。

    【0036】計算結果がχ/2rad. と3χ/2ra
    d. 付近であればステップ状エッジと見做す。 また、0
    rad. とχrad. 付近であればパルス状エッジと見做す。 エッジ点において、ステップ状エッジの場合は輪郭とする。 また、エッジがパルス状の場合、[E ( θe
    ) ]が一定の閾値TH2以上で、かつS(θm)が十分大きく、さらに向きθ⊥に存在する最も近いエッジとの距離がL以上であれば輪郭とする。 ここで、Lは対象の形状により設定する距離の閾値である。

    【0037】ここで、[E ( θe ) ]は、

    【数8】

    【0038】を意味する。 任意の画像を中心とする任意の向きθの領域WHについて、その両側に輪郭点があり、各側にある輪郭の向きの平均値がθ±Δθであれば、その画像をエッジとする。 このエッジの向きθに垂直なθ⊥について、中心にあるエッジを輪郭とする。

    【0039】次に、階層Jより下位の層j(0≦j<
    J)において、I LL j+1 (x/2,y/2)が輪郭である座標(x,y)で上記の〜を実行する。 これを再下位の層(j=0)まで繰り返す。 品質推定手段7は、
    前記画像再構成手段6で再構成された画像について前記ヌードル状造粒品1の表面状態を評価する多層パーセプトロン型ニューラルネットワークを用いて格子状穴から押し出し成形されるヌードル状成形品の品質の良否をその表面状態から評価する。

    【0040】すなわち、品質推定手段7はパーセプトロン型ニューラルネットワークを用いて、対象物体であるヌードル状成形品の表面の状態ごとに品質を推定し、分類する。 品質推定手段7の入力は物体ごとの輝度分布とし、出力は品質ランクとする。 まず、事前に品質を分類する数(ランク数)を設定する。 そして、従来、目視分類を行ってきた作業者に入力画像フレームを提示し、1
    画素平均の品質を分類させる。

    【0041】次に、1画像中の物体領域の平均輝度分布を入力とし、この分類結果を教師信号とする。 この学習を最も悪い品質から良い品質のものまで一様に行う。 このようにして得た学習結果を用いて、格子状穴から押し出し成形されるヌードル状成形品の品質の良否がその表面状態から自動的に評価される。

    【0042】

    【実施例】以下、本発明の実施例につき、図面を参照して詳細に説明する。 本実施例では、対象物体として有機ゴム薬品を例として構成した高速品質評価システムについて説明する。 この有機ゴム薬品を多数の格子状穴から押し出してヌードル状成形品としたもので、その直径は約1mmであり、これをビデオカメラにより拡大撮像する。

    【0043】図8と図9は本発明による押し出し造粒品の高速品質評価方式の1実施例を説明するシステム構成図であって、両図は図示の都合で分割してあり、図中丸A、丸B、丸C同士で結合して1図面となる。 図8、9
    において、30はビデオカメラで撮像して得た対象物体の画像データを階層化するウエーブレット変換を用いた階層化部(ウエーブレット階層化部)、31は背景分離/特徴抽出部、33は画像再合成/輝度分布演算部、3
    4はニューラルネット品質推定部である。

    【0044】入力画像はウエーブレット階層化部30においてウエーブレット変換により多解像度に分解される。 ここでは、入力画像は512×512画素とし、最上位階層は64×64画素とする。 また、分解能は25
    6階調とする。 ビデオカメラで拡大撮像された画像信号は、まずウエーブレット階層化部30で階層化されるが、本実施例では、階層は原画像を除き3階層である。

    【0045】各階層の各画像I HL j ,I LH j ,I HH jおよび最上位階層のI LL jは、背景分離/特徴抽出部31
    に入力する(j=1〜3)。 背景分離/特徴抽出部31
    では物体と背景とを識別し、物体の領域については不要な周波数成分を除去する。 この結果はマスクビットMB
    j (MB j LL ,MB j HH 、MB j LH ,MB j HL 、j=1
    〜3)として画像再合成/輝度分布演算部に出力される。

    【0046】また、輪郭抽出部32では物体の輪郭が抽出され、この結果はマスクビットMC j (j=1〜3)
    として画像再合成/輝度分布演算部33に出力される。
    画像再合成/輝度分布演算部33ではマスクビットMB
    jとマスクビットMC jが”1”であれば画像再合成過程において該当画素の該当する周波数成分が除去される。

    【0047】また、この画像再合成で得られた結果から、輝度を変数とする頻度分布が演算される。 その演算結果はニューラルネット品質推定部34に入力されて、
    予め学習させた輝度分布と品質との関係から当該物体の品質が推定される。 以下、上記システム構成における各部について、さらに説明する。 図10と図11は背景分離/特徴抽出部の構成図であって、31a,31bは1
    階層再合成部、31c,31d,31eは比較器、31
    f,31g,31hは論理積回路、31iは除去帯域選択器、31j〜31sは論理和回路である。

    【0048】同図において、階層化された画像を入力とし、1階層再合成部31a,31bによりI j LL (j≧
    1)が求められる。 図12は1階層再合成部の構成例を説明する回路図であって、31d 1 ,31d 3は水平h
    フィルタ、31d 2 ,31d 4は水平gフィルタ、31
    5 ,31d 6 ,31d 11は加算器、31d 7 ,31d
    8は水平アップサンプラー、31d 9は垂直hフィルタ、31d 10は垂直gフィルタ、31d 12は垂直アップサンプラーである。

    【0049】I J LLにおいて、輝度が閾値THより低い画素は背景と認識され、より低分解能の画像においても背景であれば背景フラグB J LL (J=1〜3)がセットされる。 この背景フラグB J LLと帯域除去選択器31i
    により選択された帯域からフラグMB J LL (J=1〜
    3)がセットされる。 この場合、選択された帯域に相当する画像においては全域をマスクすることになる。

    【0050】図13は輪郭抽出部の構成例を説明する回路図であって、32a,32c,32fは階層選択器、
    32bは1階層再合成部、32dは論理積回路、32e
    は1階層輪郭抽出部、32gは階層を選択するためのレイヤー信号を出力する階層管理部である。 この輪郭抽出部において、最初に階層選択器32a,32c,32f
    は階層管理部32gからの層選択信号Layerで第3
    層が指定される。

    【0051】これにより、I 3 ll 、I 3 LH 、I 3 Hl
    3 HHが1階層再合成部32bに入力する。 1階層再合成部32bからはI j-1 LLすなわちI 2 LLが出力される。 一方、層選択信号Layerにより現在の層においては階層選択器32cの入力は常に1であるため、I 3
    llはそのまま1階層輪郭抽出部32eに出力される。 1
    階層輪郭抽出部32eからは抽出された輪郭が画素毎にフラグMC 3として出力される。

    【0052】この階層の処理が終了すると、階層管理部32gは層選択信号Layerを階層選択器32a,3
    2c,32fに与え第2層を選択させる。 1階層再合成部32bの入力部には、I 2 LH 、I 2 Hl 、I 2 HHと前の階層で合成されたI 2 llが入力する。 また、1階層輪郭抽出部32eへは前の層で抽出された輪郭に対応する画素だけが論理積回路32dを通って入力する。

    【0053】そして、上記と同様にして第1階層までの処理が繰り返されて、フラグMC 2 、フラグMC 1が出力される。 図14、図15および図16は1階層輪郭抽出部の構成例を説明する回路図であって、図示の都合上3分割してある。 同各図において、321aはステーラブルフィルタの実部、321bは同虚部、322a 1
    322a mは第1入力の二乗と第2入力の二乗の平方根演算回路、322b 1 〜322b mは第1入力と第2入力のtan -1の演算回路、323a,323bは向きθ
    選択器、324はウインドウWH内θの平均値演算回路、325はウインドウWV内の局所最大エネルギー検出回路、326は位相判定回路、327a 1 〜327a
    3はそれぞれ閾値TH1,TH2,TH3判定回路、3
    28a 1 ,328a 2は論理積回路、328a 3は論理和回路、329は距離L内のエッジ探索回路、330はウインドウWH内の輪郭検出回路、331はウインドウWV内の中心判定回路、332は論理積回路、333は論理和回路である。

    【0054】図17は図14における1階層輪郭抽出回路のステーラブルフィルタの実部の構成例を説明する回路図である。 同図において、3210a,3210b,
    3210cはそれぞれ向きθが0°,60°,120°
    の2次元フィルタ、3211a,3211b・・・32
    11mは演算部であり、この動作は前記図5、図6、図7で説明した通りである。

    【0055】図18は画像再合成/輝度分布演算部の構成図であって、3310a,3311a〜3311c,
    3312a〜3312c,3313a〜3313cは論理積回路、3314は層選択器、3315は1階層再合成部、3316は階層管理部、3317は輝度分布算出部である。 この画像再合成/輝度分布演算部には階層化された画像とフラグMB J 、MC Jが入力され、階層管理部3316からの層選択信号によりフラグMB J 、M
    Jセットしている画素は輝度0としている。

    【0056】先ず、階層管理部3316からの層選択信号Layerにより層選択器3314は第3層を選択し、第3層の画像が1階層再合成部3315に入力される。 次に、層選択器3314により第2層が選択され、
    第2層の画像が1階層再合成部3315に入力される。
    以下、第1層まで繰り返されて1階層再合成部3315
    から特徴抽出画像が出力される。

    【0057】この特徴抽出画像は、輝度分布算出部33
    17に入力され、輝度256階調の各階調の出現頻度が算出される。 算出された結果は、階調を変数とする輝度分布として品質推定手段に与えられ、ニューロネットワークにより評価される。 ニューロネットワークそのものの構成と動作は既知であるので、ここでは詳しい説明は省略する。 本実施例では、当該ヌードル状成形品の品質評価に従事していた熟練の作業者による目視評価結果を教師データとした学習を施して置く。

    【0058】本システムの運用時には、上記画像再合成/輝度分布演算部からの輝度分布出力を入力として、上記学習の結果構築されたニューラルネットワークを用いて品質の評価を行わせる。 評価の動作は前記発明の実施の態様で説明した通りである。 図19は本発明による押し出し造粒品の高速品質評価方式の全体構成を説明する概略図であって、100は押し出し造粒機、101は原料供給管、102は添加剤A供給管、103は添加剤B
    供給管、104は成形品搬送装置、105はビデオカメラ、106は高速品質評価装置、107はファジイ演算装置、108は制御盤、109,110は電磁バルブである。

    【0059】押し出し造粒機100は原料と添加剤を混練して粒状に成形する造粒機構と、格子状に配列された多数の穴を有し、この格子状穴から上記混練物を押し出すことによりヌードル状の成形品を製造する。 押し出し造粒機100から押し出されたヌードル状成形品は造粒品搬送装置104で次の工程へ搬送される。 なお、この成形品搬送装置104に上記ヌードル状成形品を適宜の長さに細断してペレット状とする機能、あるいはヌードル状成形品もしくはペレット状成形品をビデオカメラ下で整列させる機能を持たせることもできる。

    【0060】ビデオカメラ105は成形品搬送装置10
    4で搬送される造粒品のを拡大撮像し、その画像信号(画像データ)を高速品質評価装置106に与える。 高速品質評価装置106では、前記した構成に基づいて非接触で、熟練作業者の評価と同等の品質評価を非定量的に推定し実行する。 高速品質評価装置106で推定された品質評価値はファジイ演算装置107に与えられ、所謂曖昧処理で添加剤の流量を演算し、これを制御盤10
    8に出力する。

    【0061】制御盤108はファジイ演算装置107からの入力に基づいて電磁バルブ109、110の開閉を制御して添加剤の量をコントロールすると共に、押し出し造粒機100の混練条件の制御を行う。 なお、制御盤108は造粒品搬送装置104の搬送の制御も行う。 図20は良品のヌードル状成形品の表面状態の一例を説明する写真の模写図と画像処理で得られた輝度分布の説明図であって、(a)はヌードル状成形品の写真の模写図、(b)はその1個の輝度分布図である。

    【0062】同図(a)に示されたように、良品と評価されるヌードル状成形品の表面には亀裂や凹凸が視認されず、その画像処理によって得られた輝度は(b)に示したように分布する。 図21は不良品のヌードル状成形品の表面状態の一例を説明する写真の模写図と画像処理で得られた輝度分布の説明図であって、(a)はヌードル状成形品の写真の模写図、(b)はその1個の輝度分布図である。

    【0063】同図(a)に示されたように、不良品と評価されるヌードル状成形品の表面には亀裂や凹凸が多く視認され、その画像処理によって得られた輝度は(b)
    に示したように分布する。 このような輝度分布の相違に基づいて、前記多層パーセプトロン型ニューラルネットワークを有する品質推定手段を備えた高速品質評価装置106が造粒品搬送装置104を搬送されるヌードル状成形品の良否を推定する。

    【0064】これにより、品質評価を行う作業者を必要としないで、高速で品質の評価が実行され、その評価結果を押し出し造粒機に供給する添加物の量あるいは造粒条件にフィードバックすることにより、高品質の造粒品を製造することができる。 なお、図19では、ヌードル状成形品を成形品搬送装置104で搬送しながら、あるいは搬送を停止した状態で、その表面状態を撮像する構成としているが、これに代えて、押し出し造粒機100
    の成形品出口にビデオカメラの視野を向け、成形直後のヌードル状成形品を撮像する構成としてもよい。

    【0065】さらに、本発明は上記実施例で説明したヌードル状成形品に限るものではなく、ヌードル状物体をさらに短く切断してペレット状としたもの、その他、表面の状態から品質の良否が判定可能な全ての物体の評価に適用できるものであることは言うまでもない。

    【0066】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
    対象物体、特に格子状穴から押し出し造粒されるヌードル状物体の表面の滑らかさの程度を定量的に評価し当該対象物体の表面の亀裂や凹凸の度合いを物体単位で、予め学習した作業者の評価基準を基に判定し、品質ごとに高速で自動評価し、分類する評価することが可能な押し出し造粒品の高速品質評価方式を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による押し出し造粒品の高速品質評価方式の基本構成を説明するブロック図である。

    【図2】ウエーブレット変換による階層化手段の構成を説明する模式図である。

    【図3】逆ウエーブレット変換による画像再合成手段の構成を説明する模式図である。

    【図4】階層化構造の各階層が持つ周波数成分の説明図である。

    【図5】ステーラブルフィルタの構成例の説明図である。

    【図6】エッジの傾きに応じたウインドウと傾き推定の概念図である。

    【図7】エッジに垂直なウインドウの概念図である。

    【図8】本発明による押し出し造粒品の高速品質評価方式の1実施例を説明するシステム構成の部分図である。

    【図9】本発明による押し出し造粒品の高速品質評価方式の1実施例を説明するシステム構成の図8に接続する部分図である。

    【図10】背景分離/特徴抽出部の部分構成図である。

    【図11】背景分離/特徴抽出部の図10に接続する部分構成図である。

    【図12】1階層再合成部の構成例を説明する回路図である。

    【図13】輪郭抽出部の構成例を説明する回路図である。

    【図14】1階層輪郭抽出部の構成例を説明する部分回路図である。

    【図15】1階層輪郭抽出部の構成例を説明する図14
    に接続する部分回路図である。

    【図16】1階層輪郭抽出部の構成例を説明する図15
    に接続する部分回路図である。

    【図17】図14における1階層輪郭抽出回路のステーラブルフィルタの実部の構成例を説明する回路図である。

    【図18】画像再合成/輝度分布演算部の構成図である。

    【図19】本発明による押し出し造粒品の高速品質評価方式の1実施例の全体構成を説明する概略図である。

    【図20】良品のヌードル状造粒品の表面状態の一例を説明する写真の模写図と画像処理で得られた輝度分布の説明図である。

    【図21】不良品のヌードル状造粒品の表面状態の一例を説明する写真の模写図と画像処理で得られた輝度分布の説明図である。

    【符号の説明】

    1 ヌードル状造粒品 2 ビデオカメラ 3 階層化手段 4 背景分離/特徴抽出手段 5 輪郭抽出手段 6 画像再合成手段 7 品質推定手段。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 規久夫 山口県宇部市上宇部山門1099−1 (72)発明者 堺 敏明 山口県熊毛郡平生町大野北316番地の11

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