专利汇可以提供Tape dubbing method and system, and information recording medium专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To grasp the operating state of each VCR, and to make automatic dubbing from one or more arbitrary VCRs to one or more VCRs in a flexible system configuration which is easy to exchange or select playback VCRs and recording VCRs. SOLUTION: One or more VCRs 10A to 10K having two-way communication function by IEEE1394 serial busses which can transmit control signals and information signals at the same time and a control computer 20 are connected with a 1394 repeater hub 40 through 1394 cables 30. Defining the attributes of each VCRs 10A-10K on a GUI screen by the above-mentioned computer 20, tape dubbing is automatically performed from one or more sets of VCRs to other one or more VCRs.,下面是Tape dubbing method and system, and information recording medium专利的具体信息内容。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばIEEE−
1394に準拠したシリアルバス(以下IEEE139
4シリアルバスという)のような制御信号と情報信号とを混在させて伝送できる通信制御バスで接続された複数の複数台のビデオテープレコーダ(VTR:Video Tape Rec
order)、又は、それに準ずる映像、音声記録/再生装置を接続し、専用コントローラにて集中的に制御を行い、
1台又は複数台のVTRから複数台又は1台のVTR
へ、自動的にダビングを行うためのテープダビング方法、テープダビングシステム及び情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プレーヤVTRに複数台のレコーダVTRを接続して、同時ダビングを行う同時テープダビングシステムでは、例えば図15に示すように、ビデオ信号やオーディオ信号を複数の台のレコーダVTRに分配するために、コントローラを兼ねる分配装置210
を介して、プレーヤVTR220からレコーダVTR群230に対して、アナログ信号として映像や音声を供給していた。
【0003】また、各VTRを希望のタイミングに応じてコントロールするためには、有線の場合、コントロールSやコントロールPなどのプロトコルを用いており、
小規模なコピーシステムでは、赤外線コントローラなどが用いられる場合もあった。
【0004】コントロールSやコントロールP、若しくは赤外線での制御は、コントローラからVTRへの一方通行の制御であるため、一般的にはVTRの状態を知ることはできない。 VTRの状態まで検査するためには、
双方向コントロールのRS−422A、RS−232
C、LANCなどが用いられる場合もあるが、これらのプロトコルは、コントローラとVTRの1対1での接続を前提としているため、複数台のレコーダVTRと通信するためには、多くの工夫が必要となる。
【0005】いずれにしても、VTRへの結線は、映像、音声、コントロールが必要となり、場合によっては、タイムコードの信号接続が要求される(タイムコードも含めて、オリジナルテープと全く同じものをコピーしたいという要求がある場合)。
【0006】また、アナログ信号の性質として、信号の流れる方向が決まっているため、プレーヤVTR220
とレコーダVTR230は明示的に区別する必要がある。 もしも、あるVTRをレコーダからプレーヤに入れ特えるときは、そのVTRへの接続はすべて変更する必要がある。
【0007】さらに、通常、コピー終了後に、出来上がったテープの品質を調べる工程を経る。 従来の方法では、テープ240を排出し、検査用のVTR250にて、1本ずつ人間がモニタテレビジョン受像機260やスピーカ270によりチェックを行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き構成の従来のダビングシステム200では、次のような問題点があった。 1. 複数台のVTRを接続するための配線の量が多い。 2. 信号分配のために一般的に高価な信号分配装置を必要とする。 3. 各VTRの動作状態を把握するために双方向通信にするには、専用のコントローラを必要とする。 4. システム構成が複数台のVTR間の結線で決まってしまうため、プレーヤVTRとレコーダVTRの入替えや選択は容易ではない。 5. テープ検査のために、人間による目視工程を必要とする。
【0009】そこで、本発明は、上述の如き従来の問題点に鑑み、各VTRの動作状態を把握することができ、
プレーヤVTRとレコーダVTRの入替えや選択を簡単に行うことができる柔軟なシステム構成で、任意の1台又は複数台のVTRから他の複数台又は1台のVTR
へ、自動的にダビングを行うことができるようにしたテープダビング方法、テープダビングシステム及び情報記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、IEEE1
394シリアルバスのような制御信号と情報信号とを混在させることのできる通信制御バスに、複数台のビデオテープレコーダ(VTR:Video Tape Recorder)、又は、それに準ずる映像、音声記録/再生装置を接続し、専用コントローラにて集中的に制御を行い、任意の1台又は複数台のVTRから複数台又は1台のVTRへ、自動的にダビングを行う。
【0011】すなわち、本発明に係るテープダビング方法は、制御信号と情報信号とを混在させて伝送できる通信制御バスによる双方向通信機能を有する複数台の記録/再生装置と制御装置を上記通信制御バスを介して接続し、上記制御装置によりGUI画面上で各記録/再生装置の属性を定義して、1台又は複数台の各記録/再生装置から他の複数台又は1台の記録/再生装置に自動的に情報信号をテープダビングを行うことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係るテープダビングシステムは、制御信号と情報信号とを混在させて伝送できる通信制御バスによる双方向通信機能を有する複数台の記録/再生装置と制御装置を上記通信制御バスを介して接続してなり、上記制御装置は、GUI画面上で各記録/再生装置の属性を定義して、1台又は複数台の各記録/再生装置から他の複数台又は1台の記録/再生装置に自動的に情報信号のダビングを行う制御機能を有することを特徴とする。
【0013】さらに、本発明は、制御信号と情報信号とを混在させて伝送できる通信制御バスによる双方向通信機能を有する複数台の記録/再生装置と制御装置を上記通信制御バスを介して接続したテープダビングシステムにおけるテープダビング制御プログラムを記録した情報記録媒体であって、上記制御装置によりGUI画面上で各記録/再生装置の属性を定義して、1台又は複数台の各記録/再生装置から他の複数台又は1台の記録/再生装置に自動的に情報信号をテープダビングを行うことを特徴とするテープダビング制御プログラムをコンピュータにより実行可能に記録してなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】本発明は、例えば図1に示すような構成のダビングシステム100に適用される。
【0016】このダビングシステム100は、それぞれIEEE1394に準拠したシリアルバスによる通信機能を有する複数台のVTR10A〜10Kがコンピュータ20が1394ケーブル30を介して1394リピータハブ40に接続され、上記複数台のVTR10A〜1
0Kの内の1台(この例ではVTR10A)にモニタテレビジョン受像機50が接続されている。 各VTR10
A〜10Kとコンピュータ20との間の1394ケーブル30は、接続台数に合わせて、1394リピータハブ40を用いて、IEEE1394の規定に従って、スター状若しくはツリー状に接続されている。
【0017】IEEE1394の規定により、1つのバスには、最大63台までの機器が接続できる。
【0018】このダビングシステム100では、コンピュータ20をシステムコントローラとして用い、最大で62台のVTRをデッキとしてつなぐことが可能である。
【0019】また、いずれか1台のデッキ(この例ではVTR10A)にモニタテレビジョン受像機50を接続しておくことで、1394シリアルバスを通じて、デッキのEE表示機能を用いて、すべてのデッキのテープ再生を確認することが可能となる。
【0020】このダビングシステム100では、VTR
としてDVCAMフォーマットの業務用デッキを使用している。 このデッキでは、1394シリアルバスから送り込まれたデータの仕向け(NTSCかPAL)に応じて、自動的に判別してコピーを行う機能を搭載しており、NTSC/PALの区別なく、1つのシステムで双方の方式に対応することが可能である。 テープ画像確認用のモニタテレビジョン受像機50も両方式に対応し多くの業務用のもの使用されている。
【0021】1394シリアルバスは、各VTR10A
〜10Kに対して等価なので、どのVTRをプレーヤとして選択するかが自由になる。 すなわち、このダビングシステム100では、システムコントローラであるコンピュータ20により、VTR10A〜10Kの各属性を任意に定義して、1台又は複数台のプレーヤVTRから他の複数台又は1台のレコーダVTRに自動的にテープダビングを行うことができる。
【0022】なお、コンピュータ20を接続せずに、各VTRの制御をコントロールSやコントロールP、赤外線などで行うにしても、1394シリアルバスで映像/
音声を分配することは、配線量の削減やプレーヤVTR
とレコーダVTRの選択を容易にするというメリットがあるため、有効である。
【0023】このダビングシステム100における信号の伝送は、図2に示すように、所定の通信サイクル(例えば125μsec)毎に時分割多重によって行われる。 そして、この信号の伝送は、サイクルマスターと呼ばれる機器が通信サイクルの開始時であることを示すサイクルスタートパケットをIEEE1394シリアルバス上へ送出することにより開始される。 なお、サイクルマスターは、各機器をIEEE1394シリアルバスのケーブルで接続した時に、IEEE−1394で規定する手順により自動的に決定される。
【0024】1通信サイクル中における通信の形態は、
ビデオ信号やオーディオ信号などの情報信号をアイソクロナス伝送するIso通信と、接続制御コマンド等の制御信号をアシンクロナスを伝送するAsync通信の二種類である。 そして、IsoパケットがAsyncパケットより先に伝送される。 Isoパケットそれぞれにチャンネル番号1,2,3 ,・・・nを付けることにより、複数のIsoデータを区別することができる。 Is
oパケットの送信が終了した後、次のサイクルスタートパケットまでの期間がAsyncパケットの伝送に使用される。
【0025】このダビングシステム100では、IEE
E1394シリアルバスを通じて、コンピュータ20から統一的に各VTR10A〜10Kをコントロールする。
【0026】近年のパーソナルコンピュータは、安価になり、多くの機種で標準的に1EEE1394コネクタを備えている。 したがって、システム制御用のコンピュータ20としてパーソナルコンピュータを用いることによって、従来は大掛かりなシステム構築が必要だった多数台ダビングが、デッキ、1394ケーブル、1394
リピータハブ、パーソナルコンピュータだけで実現することができる。
【0027】このダビングシステム100では、IEE
E1394シリアルバスを通じて、コンピュータ20から統一的に各VTRをコントロールする構成としたことにより、次のようなことができる。
【0028】A)IEEE1394シリアルバスは双方向バスなので、コンピュータ20は、各VTRの状態を知ることができる。
【0029】B)映像データや音声データもバス上を流れるので、コンピュータ20にそのデータを蓄積することができる。
【0030】C)コンピュータ20に蓄積している映像データや音声データをテープにコピーすることもできる。
【0031】D)コンピュータ20は、1394ケーブルの抜き差しの状態を知ることができる。
【0032】上記ダビングシステム100において、システムコントローラとして機能するコンピュータ20
は、ソフトウエアを起動することにより、図3に示すように、各種操作ボタン21A〜21I、プレーヤタイムコード表示部22、各種ボックス23A〜23Gを有するGUI画面25をモニタ画面27に表示する。
【0033】ここで、このGUI画面25におけるプレーヤ選択ボタン21Aは、レコーダリストから1台のV
TRを選択するためのボタンであって、このボタンを押すことでプレーヤVTRとして登録される。
【0034】プレーヤコントロールボタン21Bは、プレーヤVTRのテープ走行制御ボタンであり、REWボタン、PLAYボタン、FFボタン、STOPボタン及びSTILLボタンからなる。
【0035】レコーダコントロールボタン21Cは、レコーダリストの中で選択した1台のVTRに対するテープ走行制御ボタンであって、REWボタン、PLAYボタン、FFボタン、STOPボタン及びSTILLボタンからなる。
【0036】レコーダ群コントロールボタン21Dは、
レコーダリストに登録されているVTR全体を同時にコントロールするためのテープ走行制御ボタンであって、
REC_P ALLボタン、REC ALLボタン、E
JECT ALLボタン、REW ALLボタン、PB
ALLボタン、FF ALLボタン及びSTOPAL
Lボタンからなる。
【0037】AUTOラジオボタン21Eは、AUTO
モードの設定ボタンであって、このボタンを押すことでAUTOモードが設定される。 AUTOモードでは、プレーヤ、レコーダ群のすへてのVTRをテープトップまで巻き戻してからコピーを開始する。
【0038】MANUALラジオボタン21Fは、MA
NUALモードの設定ボタンであって、このボタンを押すことでMANUALモードが設定される。 MANUA
Lモードでは、現在テープが停止している位置からコピーを開始する。
【0039】ダビングスタートボタン21Gは、テープコピーのスタートボタンであって、このボタンを押すことでテープコピーを開始する。
【0040】ダビングストップボタン21Hは、テープコピーのストップボタンであって、このボタンを押すことでテープコピーを停止する。
【0041】検査時間変更スピンボタン21Iは、検査時間の変更ボタンであって、このボタンを押すことで検査時間を変更する。
【0042】また、プレーヤタイムコード表示部22には、プレーヤVTRのタイムコードを表示する。
【0043】さらに、レコーダ選択リストボックス23
Aには、1394シリアルバスに接続されているレコーダVTRが列挙される。 ノードユニーク番号とカセットの有り無し、カセットメモリーの有り無し、カセットメモリー情報から読み取ったテープ長などを表示する。
【0044】プレーヤボックス23Bには、選択されたプレーヤVTRを表示する。
【0045】CMチェックボックス23Cは、カセットメモリーの内容をコピーするか否かのチェックボックスであり、このボックスがオンのときにカセットメモリーの内容もコピーする。
【0046】EJECT ALL 有効選択チェックボックス23Dは、EJECT ALLボタンを有効にするか否かの選択ボタンであり、このボックスがオンのときにEJECT ALLボタンを有効にする。
【0047】チェックボックス23E〜23Gは、テープコピー後の動作選択ボタンであって、AUTO RE
WINDチェックボックス23Eがオンのときには、コピー終了後、テープを頭まで巻き戻し、また、AUTO
EJECTチェックボックス23Fがオンのときには、コピー終了後、テープを自動的に排出し、さらに、
TAPE Q. C. チェックボックス23Gがオンのときには、コピー終了後、レコーダテープを再生して、正しくコピーできているかどうかの確認検査を行う。
【0048】チェックボックス23H〜23Jは、どのぐらいの長さについて上記確認検査を行うかを指定するための選択ボタンであり、TOPチェックボックス23
Hがオンのときには、テープの頭の部分をチェックし、
MIDチェックボックス23Iがオンのときには、テープの中央付近をチェックし、さらに、ENDチェックボックス23Jがオンのときには、記録終了付近をチェックする。
【0049】すなわち、このダビングシステム100おいて、コンピュータ20は、GUI画面25を表示して、各VTR10A〜10Kを次のように制御する。
【0050】コンピュータ20は、ソフトウエアが起動されると、1394シリアルバスに接続されているデッキをリストに登録して、レコーダ選択リストボックス2
3Aに表示する。 リストには、ノードユニーク番号、テープの有無、カセットメモリーの有無、カセットメモリーが搭載されている場合は、そこから読み取ることができたテープの記録時間も同時に表示する。
【0051】コンピュータ20は、ソフトウエアが起動されると、図4のフローチャートに示す手順に従って初期化処理を行う。
【0052】すなわち、コンピュータ20は、ソフトウエアが起動されると、ステップS1において、前回プログラムを終了したときの、プレーヤとして選択されていたデッキのノードユニークIDを初期設定ファイル、又は、レジストリに記録した値から読み込み、記憶する。
【0053】次のステップS2では、1394シリアルバスに接続されている機器の問い合わせを開始する。
【0054】次のステップS3では、デッキのノードユニークIDの問い合わせを行う。 このノードユニークI
Dの問い合わせは、1394シリアルバスのASYNC
コマンドを使ってConfig ROMの読み取りにて行う。
【0055】次のステップS4では、ノードユニークI
Dからメーカー名称を特定する。
【0056】次のステップS5では、ノードユニークI
Dからデッキ名称を特定する。
【0057】次のステップS6では、ノードユニークI
Dからシリアル番号を特定する。
【0058】次のステップS7では、カセット及びカセットメモリーの有無の問い合わせを行う。
【0059】そして、次のステップS8では、カセットメモリの有無を判定する。 このステップS8における判定結果がカセットメモリ無しの場合には、ステップS1
0に進み、また、カセットメモリ有りの場合には、次のステップS9において、カセットメモリー情報(テープ長、メモリー容量、テープ厚さ、材質、グレード)の問い合わせを行う。 このカセットメモリーの内容の読み取りは、1394シリアルバスのAV/C(Audio
Video/Control)コマンドを使って行う。
【0060】次のステップS10では、前回プログラムを終了した時点でプレーヤとして選択されていたデッキと同じノードユニークIDであるか否かを判定する。
【0061】そして、このステップS10における判定結果がNOすなわちノードユニークIDが異なる場合にはステップS12に進み、また、判定結果がYESすなわちノードユニークIDが同じ場合には、次のステップS11において、プレーヤボックス23Bに、メーカー名、デッキ名、シリアル番号、カセット有無及びカセットメモリー情報を表示する。
【0062】次のステップS12では、レコーダ選択リストボックス23Aに、メーカー名、デッキ名、シリアル番号、カセット有無及びカセットメモリー情報を追加表示する。 これにより、レコーダをレコーダ選択リストボックス23Aに列挙していく。
【0063】次のステップS13では、すべてのデッキへの問い合わせを完了したか否かを判定する。
【0064】そして、このステップS13における判定結果がNOすなわち問い合わせをすべきデッキがまだ残っている場合には、上記ステップS2に戻り、次のデッキについて上記ステップS2〜S13の処理を順次繰り返し行い、判定結果がYESすなわち全てのデッキについて問い合わせを完了すると、初期化処理を終了する。
【0065】ここで、1394シリアルバスでは、どのVTRに対しても等価であるため、リストの中から自由にプレーヤとして使用するVTRを選択することが可能である。
【0066】そこで、このダビングシステム100おけるコンピュータ20は、図5のフローチャートに示す手順に従ってプレーヤ選択処理を行う。
【0067】すなわち、コンピュータ20は、ステップS21でプレーヤ選択ボタン21Aが押されると、次のステップS22において、プレーヤボックス23Bが空であるか否かを判定する。
【0068】このステップS22における判定結果がY
ESすなわちプレーヤボックス23Bが空でまだプレーヤが登録されていない場合には、ステップS24に進み、判定結果がNOすなわち既にプレーヤが登録されている場合には、次のステップS23において、プレーヤとして登録されていたデッキをレコーダ選択リストボックス23Aに追加する。
【0069】そして、次のステップS24では、レコーダ選択リストボックス23Aで選択していたデッキを、
プレーヤボックス23Bに移動し、新しく登録する。
【0070】さらに、次のステップS25では、レコーダ選択リストボックス23Aから、プレーヤボックス2
3Bに移動されたデッキを削除して、プレーヤ選択処理を終了する。
【0071】なお、このダビングシステム100では、
プログラム終了時にプレーヤボックス23Bに登録されているデッキのノードユニークIDをプログラム初期化ファイル(INIファイル)又はレジストリに記憶している。 そして、2回目以降にこのプログラムを起動した際に、その情報を読み取り、もし記憶しておいたIDと同じデッキが1394シリアルバス上に存在している場合は、自動的にそのVTRをプレーヤボックスに登録するようにしている。
【0072】また、このダビングシステム100では、
プレーヤVTRは1台だけしか選択できないが、同時に再生するのでなければ、複数台のプレーヤを選び、順次再生させながらテープをコピーしていくことも拡張機能として可能である。
【0073】このダビングシステム100では、プレーヤとして選択されたVTRに対しては、GUI画面25
上に現在のタイムコードを表示するプレーヤタイムコード表示部22、その下にテープ制御用のプレーヤコントロールボタン21Bが用意されている。
【0074】レコーダVTR群の中のリスト上選択された1台に対しても、プレーヤと同じくテープ制御用のプレーヤコントロールボタン21Cが用意されている。
【0075】さらに、レコーダ群のリスト下部には、レコーダVTR全体を同時に制御するレコーダ群コントロールボタン21Dを配置している。
【0076】ここで、レコーダ群コントロールボタン2
1Dの操作による同時実行処理について、REC AL
Lボタンが押された場合を例として、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0077】すなわち、ダビングシステム100におけるコンピュータ20は、レコーダ群コントロールボタン21DのREC ALLボタンが押されると(ステップS31)、レコーダ選択リストボックス23Aの1台目を制御対象として選択し(ステップS32)、制御対象のデッキにREC(記録)コマンドを発行する(ステップS33)、コマンドは、1394のAV/Cコマンドを使用する。
【0078】そして、コンピュータ20は、すべてレコーダに対してRECコマンドを発行したか否かを判定する(ステップS34)。
【0079】このステップS34における判定結果がN
OすなわちRECコマンドを発行すべきレコーダが残っている場合には、制御対象のレコーダをレコーダ選択リストボックス23Aの次のデッキに移してから(ステップS35)、上記ステップS33に戻り、次のデッキについて上記ステップS33〜S35の処理を順次繰り返し行う。
【0080】そして、上記ステップS34における判定結果がYESすなわちRECコマンドをすべてのレコーダに発行したら、レコーダ群全体を対象にした処理の終了する。
【0081】REC−P ALL、EJECT AL
L、REW ALL、PB ALL、FF ALL、S
TOP ALLの各ボタンを押したときの処理は、発行する1394シリアルバスのAV/Cコマンドを変えるだけで、上記手順と同じになる。
【0082】後述する自動ダビングを行っている際の、
レコーダ群に対する処理も、上記手順と同じになる。
【0083】レコーダ群全体に対するデッキ状態の問い合わせも、1394のAV/Cコマンドの問い合わせ命令を使用して、上記手順に従って処理を行っている。
【0084】実際のテープのコピーにおいては、手動にてプレーヤVTRを再生にし、レコーダVTR群を同時に記録にすることでも可能であるが、このダビングシステム100は、その手順を自動で行わせるための自動ダビングの制御機能を搭載している。
【0085】すなわち、このダビングシステム100におけるコンピュータ20は、ダビングスタートボタン2
1Gが押されると、図7のフローチャーチに示すように、ダビング前検査処理(ステップA)、ダビング実処理(ステップB)、ダビング後検査処理1(ステップC)、ダビング後検査処理2(ステップD)、ダビング後検査処理3(ステップE)、ダビング終了処理(ステップF)の順に自動ダビングのための処理を行う。
【0086】そして、ダビング前検査処理(ステップA)では、図8のフローチャートに示す手順に従った処理を行う。
【0087】すなわち、ダビングスタートボタン21G
が押されるとダビング前検査処理を開始し(ステップA
1)、先ず、プレーヤが登録されているか否かを判定する(ステップA2)。
【0088】このステップA2における判定結果がNO
すなわちプレーヤが登録されていない場合にはステップA9に進み、また、判定結果がYESすなわちプレーヤが登録されている場合には、レコーダ選択リストボックス23Aに少なくとも1台のレコーダが登録されているか否かを判定する(ステップA3)。
【0089】このステップA3における判定結果がNO
すなわちレコーダが登録されていない場合にはステップA9に進み、また、判定結果がYESすなわちレコーダが登録されている場合には、プレーヤにテープが装着されているか否かを判定する(ステップA4)。
【0090】このステップA4における判定結果がNO
すなわちプレーヤにテープが装着されていない場合にはステップA9に進み、また、判定結果がYESすなわちプレーヤにテープが装着されている場合には、レコーダにテープが装着されているか否かを判定する(ステップA5)。 このステップA5の判定処理は、レコーダにテープが装着されていないときに警告を出す設定になっている場合に行われる。
【0091】このステップA5における判定結果がNO
すなわちレコーダにテープが装着されていない場合にはステップA9に進み、また、判定結果がYESすなわちレコーダにテープが装着されている場合には、レコーダテープの誤記録防止ノブが「記録可能」側になっているか否かを判定する(ステップA6)。
【0092】このステップA6における判定結果がNO
すなわち記録不可である場合にはステップA9に進み、
また、判定結果がYESすなわち記録可能である場合には、レコーダのテープ長はプレーヤと同じ、若しくは長いか否かを判定する(ステップA7)。 このステップA
7の判定処理は、テープ長チェックの指定がある場合に行われる。
【0093】このステップA7における判定結果がNO
すなわちレコーダにテープ長が短い場合にはステップA
9に進み、また、判定結果がYESすなわちテープ長が同じ(長い)場合には、レコーダにカセットメモリーがあり、容量は十分であるか否かを判定する(ステップA
8)。 このステップA8の判定処理は、カセットメモリーコピーの指定がある場合に行われる。
【0094】このステップA8における判定結果がNO
すなわちカセットメモリーの容量が少ない場合には、エラーに応じたメッセージを表示して、ダビング処理を中断し(ステップA9)、また、判定結果がYESすなわちカセットメモリーの容量が十分(同じ、又は、多い)
である場合には、ダビング実処理(ステップB)に移り、ダビング実処理を開始する(ステップB1)。
【0095】そして、ダビング実処理(ステップB)では、図9のフローチャートに示す手順に従った処理を行う。
【0096】すなわち、ダビング前検査処理(ステップA)を終了して、ダビング実処理を開始する(ステップB1)と、先ず、AUTOラジオボタン21Eが選択されているか否かを判定する(ステップB2)。
【0097】このステップB2おける判定結果がNOすなわちAUTOラジオボタン21Eが選択されておらずマニュアル動作が選択されている場合にはステップB7
に進んで現状の位置からすぐにダビングを開始し、また、判定結果がYESすなわちAUTOラジオボタン2
1Eが選択されている場合には、プレーヤにREWコマンドを送出する(ステップB3)。 デッキヘのコマンド発行は、1394シリアルバスのAV/Cコマンドを使用して行う(以下同じ)。
【0098】次に、レコーダ群にREWコマンドを送出する(ステップB4)。
【0099】そして、プレーヤとレコーダ群がテープトップに達したか否かを判定する(ステップB5)。 デッキのテープ走行状態の問い合わせは、1394シリアルバスのAV/Cコマンドを使って行う(以下同じ)。
【0100】このステップB5における判定結果がNO
すなわちテープトップに達していない場合には達するまで待機し、あるいは、達しておらず、デッキがREW状態になっていない場合はステップB3に戻ってREWコマンドを再度送出する。
【0101】そして、上記ステップB5における判定結果がYESすなわちテープトップに達した場合には、ダビング開始条件が指定されたプレーヤの開始タイムコード位置であるか否かを判定する(ステップB6)。
【0102】このステップB6における判定結果がNO
すなわちプレーヤの開始タイムコード位置が指定されていない場合には、直ちに、レコーダ群にRECコマンドを送出し(ステップB7)、さらに、プレーヤにRLA
Yコマンドを送出して(ステップB8)、ダビングを開始する。
【0103】また、上記ステップB6における判定結果がYESすなわちプレーヤの開始タイムコード位置が指定されている場合には、レコーダ群にREC PAUS
Eコマンドを送出し(ステップB9)、さらに、プレーヤにRLAYコマンドを送出して(ステップB10)する。
【0104】そして、プレーヤが指定タイムコード位置を通過したか否かを判定する(ステップB11)。 このステップB11における判定結果がNOの場合には、ステップB11の判定処理を繰り返し行いダビング開始条件が整うを待ち、判定結果がYESすなわちプレーヤが指定タイムコード位置を通過した時点で、レコーダ群にRECコマンドを送出して(ステップB12)、ダビングを開始する。
【0105】このようにしてダビングを開始したら、次に、ダビングストップボタン21Hが押されたか否かを判定する(ステップB13)。
【0106】このステップB13おける判定結果がYE
Sすなわちダビングストップボタン21Hが押された場合にはステップB20に進んでプレーヤとレコーダ群にSTOPを送出してダビングを中断し、また、判定結果がNOすなわちダビングストップボタン21Hが押されていない場合には、プレーヤがPLAY以外の状態になったか否かを判定する(ステップB14)。
【0107】このステップB14における判定結果がY
ESすなわちプレーヤがPLAY以外の状態になった場合にはステップB23に進み、また、判定結果がNOすなわち再生状態を継続している場合には、指定された以上の時間、プレーヤの画像、音声、タイムコードが検出できなくなったか否かを判定する(ステップB15)。
【0108】このステップB15における判定結果がY
ESすなわち指定された以上の時間、プレーヤの画像、
音声、タイムコードが検出できなくなった場合には無記録部と判断して判断ステップB23に進み、また、判定結果がNOすなわち映像、音声、タイムコードを検出できた場合には、プレーヤがメニューで指定した終了タイムコードに達したか否かを判定する(ステップB1
6)。
【0109】このステップB162における判定結果がYESすなわちプレーヤがメニューで指定した終了タイムコードに達した場合には、ステップB23に進み、また、判定結果がNOすなわちプレーヤがメニューで指定した終了タイムコードに達していない場合には、レコーダ群のデッキが記録以外の状態になったか否かを判定する(ステップB17)。
【0110】このステップB17における判定結果がN
Oすなわち記録状態を維持している場合には上記ステップB13に戻ってダビング中の状態検査を引き続き行い、また、判定結果がYESすなわち記録以外の状態になった場合には、エラーメッセージを表示する(ステップB18)。 メッセージボックスには、「ダビング続行」と「ダビング中断」ボタンを配置する。
【0111】そして、ダビング続行ボタンが押されたかダビング中断ボタンが押されたかを判定する(ステップB19)。
【0112】このステップB19における判定結果がダビング続行ボタンが選択された場合には上記ステップB
13に戻ってダビング中の状態検査を引き続き行い、また、判定結果がダビング中断ボタンが押された場合には、プレーヤにSTOPコマンドを送出する(ステップB20)。
【0113】さらに、レコーダ群にSTOPコマンドを送出して(ステップB21)、ダビングを中断する(ステップB22)。
【0114】また、上記ステップB10〜B16のいずれかのステップにおける判定結果がYESになった場合には、CMコピーチェックボックス23Cが選択されているか否かを判定する(ステップB23)。
【0115】このステップB23における判定結果がN
OすなわちCMコピーチェックボックス23Cが選択されていない場合には、ダビング後検査処理1(ステップC)に移ってダビング後検査処理を開始し(ステップC
1)、また、判定結果がYESすなわちCMコピーチェックボックス23Cが選択されている場合には、カセットメモリーのダビング処理を行ってから(ステップB2
4)、ダビング後検査処理1(ステップC)に移ってダビング後検査処理を開始する(ステップC1)。
【0116】このダビング後検査処理1(ステップC)
では、図10のフローチャートに示す手順に従った処理を行う。
【0117】すなわち、ダビング実処理(ステップB)
を終了して、ダビング後検査処理1を開始する(ステップC1)と、先ず、プレーヤにSTOPコマンドを送出し(ステップC2)、次に、プレーヤにSTOPコマンドを送出する(ステップC3)。
【0118】そして、TAPE Q. C. チェックボックス23Gが選択されているか否かを判定する(ステップC4)。
【0119】このステップC4における判定結果がNO
すなわちTAPE Q. C. チェックボックス23Gが選択されていない場合には、ダビング終了処理(ステップF)に進み、また、判定結果がYESすなわちTAP
E Q. C. チェックボックス23Gが選択されている場合には、TAPE Q. CのENDチェックボックス23Jが選択されているか否かを判定する(ステップC
5)。
【0120】このステップC5における判定結果がNO
すなわちTAPE Q. CのENDチェックボックス2
3Jが選択されていない場合には、ダビング後検査処理2(ステップD)に進み、判定結果がYESすなわちT
APE Q. CのENDチェックボックス23Jが選択されている場合には、ダビング終了ポイントに対するサーチコマンドをプレーヤに対して発行し、該当部分の映像、音声データをコンピュータ20に取り込む(ステップC6)。 すなわち、プレーヤに再生コマンドを発行し、伝送されてくる1394ストリームをコンピュータ20に取り込む。 そして、取り込み終了後は、プレーヤにSTOPコマンドを発行し停止させる。 取り込む時間は、検査時間スピンボタン21Iで指定された長さである。
【0121】次に、レコーダ選択リストボックス23A
の1台目を制御対象として選択する(ステップC7)。
【0122】次に、制御対象となったデッキを検査位置の少し手前まで巻き戻す(ステップC8)。
【0123】次に、検査対象デッキに再生コマンドを発行する(ステップC9)。
【0124】次に、検査対象部分の再生データを検査時間分だけコンピュータ20で読み取り、あらかじめ記憶しておいたプレーヤのデータと比較を行う(ステップC
10)。 すなわち、レコーダに再生コマンドを発行し、
伝送されてくる1394ストリームをコンピュータ20
に取り込みデータの比較を行う。 取り込み後は、レコーダにSTOPコマンドを発行し、停止させる。
【0125】そして、比較した結果、データは同じであるか否かを判定する(ステップC11)。
【0126】このステップC11における判定結果がY
ESすなわちデータが同じでダビング成功した場合は、
ステップC13に進み、判定結果がNOすなわちデータが異なる場合は、データが異なっている旨のメッセージを表示する(ステップC12)。
【0127】次に、レコーダ選択リストボックス23A
に登録されているすべてのデッキの検査が終了したか否かを判定する。 (ステップC13)。
【0128】このステップC13における判定結果がN
Oすなわち検査すべきデッキがまだ残っている場合には、レコーダ選択リストボックス23Aの次のデッキを制御対象として選択して(ステップC14)、上記ステップC8に戻り、次のデッキについて上記ステップC8
〜C14の処理を順次繰り返し行う。
【0129】そして、上記ステップC13における判定結果がYESすなわち全てのデッキの検査を終了した場合には、ダビング後検査処理2(ステップD)に進む。
【0130】このダビング後検査処理2(ステップD)
では、図11のフローチャートに示す手順に従った処理を行う。
【0131】すなわち、ダビング後検査処理1(ステップC)を終了して、ダビング後検査処理2(ステップD)に入ると、先ず、TAPE Q. C. のMIDチェックボックス23Iが選択されているか否かを判定する(ステップD1)。
【0132】そして、このステップD1における判定結果がNOすなわちTAPE Q. C. のMIDチェックボックス23Iが選択されていない場合には、ダビング後検査処理3(ステップE)に進み、判定結果がYES
すなわちTAPE Q. C. のMIDチェックボックス23Iが選択されている場合には、ダビング開始ポイントに対するサーチコマンドをプレーヤに対して発行し、
該当部分の映像、音声データをコンピュータ20に取り込む。 すなわち、プレーヤに再生コマンドを発行し、伝達されてくる1394ストリームをコンピュータ20に取り込む。 取り込み終了後は、プレーヤにSTOPコマンドを発行し停止させる。 取り込む時間は、検査時間スピンボタン21Iで指定された長さである。
【0133】次に、レコーダ選択リストボックス23A
の1台目を制御対象として選択する(ステップD3)。
【0134】次に、制御対象となったデッキを、検査位置(ダビング開始位置)付近まで巻き戻す(ステップD
4)。
【0135】次に、検査対象デッキに再生コマンドを発行する(ステップD5)。
【0136】次に、検査対象部分の再生データを検査時間分だけコンピュータ20で読み取り、あらかじめ記憶しておいたプレーヤのデータと比較を行う。 すなわち、
レコーダに再生コマンドを発行し、伝送されてくる13
94ストリームをコンピュータ20に取り込みデータの比較を行う。 取り込み後は、レコーダにSTOPコマンドを発行し、停止させる。
【0137】そして、比較した結果、データは同じであるか否かを判定する(ステップD7)。
【0138】このステップD7における判定結果がYE
Sすなわちデータが同じでダビング成功した場合は、ステップD9に進み、判定結果がNOすなわちデータが異なる場合は、データが異なっている旨のメッセージを表示する(ステップD8)。
【0139】次に、レコーダ選択リストボックス23A
に登録されているすべてのデッキの検査が終了したか否かを判定する。 (ステップD9)。
【0140】このステップD9における判定結果がNO
すなわち検査すべきデッキがまだ残っている場合には、
レコーダ選択リストボックス23Aの次のデッキを制御対象として選択して(ステップD10)、上記ステップD4に戻り、次のデッキについて上記ステップD4〜D
10の処理を順次繰り返し行う。
【0141】そして、上記ステップD9における判定結果がYESすなわち全てのデッキの検査を終了した場合には、ダビング後検査処理3(ステップE)に進む。
【0142】このダビング後検査処理3(ステップE)
では、図12のフローチャートに示す手順に従った処理を行う。
【0143】すなわち、ダビング後検査処理2(ステップD)を終了して、ダビング後検査処理3(ステップE)に入ると、先ず、TAPE Q. C. のTOPチェックボックス23Hが選択されているか否かを判定する(ステップE1)。
【0144】そして、このステップE1における判定結果がNOすなわちTAPE Q. C. のTOPチェックボックス23Hが選択されていない場合には、ダビング終了処理(ステップF)に進み、判定結果がYESすなわちTAPE Q. C. のTOPチェックボックス23
Hが選択されている場合には、ダビング中央ポイントに対するサーチコマンドをプレーヤに対して発行し、該当部分の映像、音声データをコンピュータ20に取り込む。 すなわち、プレーヤに再生コマンドを発行し、伝達されてくる1394ストリームをコンピュータ20に取り込む。 取り込み終了後は、プレーヤにSTOPコマンドを発行し停止させる。 取り込む時間は、検査時間スピンボタン21Iで指定された長さである。
【0145】次に、レコーダ選択リストボックス23A
の1台目を制御対象として選択する(ステップE3)。
【0146】次に、制御対象となったデッキを、検査位置(ダビング中央位置)の少し手前まで巻き戻す(ステップE4)。
【0147】次に、検査対象デッキに再生コマンドを発行する(ステップE5)。
【0148】次に、検査対象部分の再生データを検査時間分だけコンピュータ20で読み取り、あらかじめ記憶しておいたプレーヤのデータと比較を行う。 すなわち、
レコーダに再生コマンドを発行し、伝送されてくる13
94ストリームをコンピュータ20に取り込みデータの比較を行う。 取り込み後は、レコーダにSTOPコマンドを発行し、停止させる。
【0149】そして、比較した結果、データは同じであるか否かを判定する(ステップE7)。
【0150】このステップE7における判定結果がYE
Sすなわちデータが同じでダビング成功した場合は、ステップE9に進み、判定結果がNOすなわちデータが異なる場合は、データが異なっている旨のメッセージを表示する(ステップE8)。
【0151】次に、レコーダ選択リストボックス23A
に登録されているすべてのデッキの検査が終了したか否かを判定する。 (ステップE9)。
【0152】このステップE9における判定結果がNO
すなわち検査すべきデッキがまだ残っている場合には、
レコーダ選択リストボックス23Aの次のデッキを制御対象として選択して(ステップE10)、上記ステップE4に戻り、次のデッキについて上記ステップE4〜E
10の処理を順次繰り返し行う。
【0153】そして、上記ステップE9における判定結果がYESすなわち全てのデッキの検査を終了した場合には、ダビング終了処理(ステップF)に進む。
【0154】このダビング終了処理(ステップF)では、図13のフローチャートに示す手順に従った処理を行う。
【0155】すなわち、ダビング後検査処理3(ステップE)を終了して、ダビング終了処理(ステップF)に入ると、先ず、AUTO REWINDチェックボックス23Eが選択されているか否かを判定する(ステップF1)。
【0156】そして、このステップF1における判定結果がNOすなわちAUTO REWINDチェックボックス23Eが選択されていない場合にはステップF4に進み、また、判定結果がYESすなわちAUTO RE
WINDチェックボックス23Eが選択されている場合には、レコーダ群に巻き戻しコマンドを発行する(ステップF2)。
【0157】次に、テープトップにぶつかったか否かを判定する(ステップF3)。
【0158】そして、このステップF3における判定結果がNOすなわちまだ巻き戻し中の場合にはステップF
3を繰り返し、判定結果がYESすなわちテープトップになったら、AUTO EJECTチェックボックス2
3Fが選択されているか否かを判定する(ステップF
4)。
【0159】そして、このステップF4における判定結果がNOすなわちAUTO EJECTチェックボックス23Fが選択されていない場合にはダビング終了処理を完了し、また、判定結果がYESすなわちAUTO
EJECTチェックボックス23Fが選択されている場合には、レコーダ群テープ排出コマンドを発行してから(ステップF5)、ダビング終了処理を完了する。
【0160】すなわち、このダビングシステム100において、ダビングスタートボタン21Gは、上記の手順を自動制御で行わせるためのボタンである。 このダビングスタートボタン21Gを押すことで、以下の設定に従って、プレーヤは再生、レコーダ群は記録状態になる。
ダビングスタートボタン21Hは、コピー途中で強制的に止めたい場合に押すボタンである。
【0161】このダビングシステム10では、自動制御をするに当たって、下記の機能を搭載している。
【0162】AUTOモードが選択されている場合は、
プレーヤとレコーダ群のVTRすべてをテープトップまで巻き戻してから、コピーを開始する。
【0163】さらに、レコーダの記録開始のタイミングを、メニューの設定で「プレーヤの再生と同時」か「指定したプレーヤのタイムコード値」のどちらかが選択できる。 多くの場合、プレーヤに装着されたオリジナルテープは、テープの順に品質管理用のカラーバー、基準音声信号などが記録されているため、その部分を省いてダビングする用途を考えて、「指定したプレーヤタイムコード値」も選べるようにしている。
【0164】MANUALモードが選択されている場合は、現在テープが上まっている位置から、直ちにコピーを開始する。
【0165】また、「CM(カセットメモリー)」のチェックがONになっている場合は、テープのコピー終了後、プレーヤVTRのテープにカセットメモリーが搭載されていれば、その内容をレコーダVTRのテープのカセットメモリーに複写すことを行う。
【0166】カセットメモリーのコピーに関しては、絶対トラックナンバーで管理されている内容については、
プレーヤのテープとレコーダのテープでの相関を取って、レコーダテープとして正しいトラックナンバーになるように自動的に変換する機能も搭載している。
【0167】また、コピー終了の条件は、 1. プレーヤが再生以外の状態(例えば、テープエンドに達し、再生を停止した)になった場合 2. プレーヤVTRが、一定時間無記録状態の部分を再生していることを検出した場合 3. メニューにて設定したプレーヤVTRテープの終了タイムコード位置まで達した場合 から選択できるようになっている。
【0168】上記無記録状態の検出時間は、メニューにて設定することができる。
【0169】さらに、このダビングシステム10では、
1394シリアルバスの状態を監視しており、ケーブルの抜き差しなどがあった際に、警告メッセージを出す仕様になっているので、従来は困難であったケーブル切断なのど不意の事故を検知することが可能である。
【0170】また、GUI画面25のメニュー設定によって、 1. レコーダVTRにテープが入っていない場合 2. レコーダVTRのテープが、誤消去防止状態になっている場合 3. カセットメモリーが搭載されていないのに、カセットメモリーコピーが指定された場合 4. プレーヤテープのカセットメモリ容量より、レコーダテープのカセットメモリー容量が少ない場合 5. プレーヤテープの長さよりもレコーダに装着されているテープの方が短い場合 6. プレーヤ再生スピードとレコーダ記録スピード設定が異なる場合 7. 前回プログラムを起動したときと比較して、接続されているVTRの数が異なる場合 などの際にも、警告を表示することもできる。
【0171】さらに、このダビングシステム100は、
コピー終了後に、自動的に以下の処理を行う機能を搭載している。
【0172】1. AUTO REWINDチェックボックス23Eがオンになっている場合は、コピー終了後、
自動的にテープを頭まで巻き戻す。
【0173】2. AUTO EJECTチェックボックス23Fでオンを選択した場合は、コピー終了後、自動的にテープを排出する。
【0174】3. TAPE Q. C. チェックボックス23Gがオンになっている場合は、コピー終了後、テープの品質検査を行う。
【0175】テープの品質検査は、レコーダそれぞれにテープを装着したまま、順次再生することで、1394
シリアルバス上に接続されたいずれか1台のVTRに接続されたモニタテレビジョン受像機50とスピーカで確認することが可能である。 このダビングシステム100
では、テープの先頭付近、中央付近、コピー部分の終わり付近で検査場所を選択できる。
【0176】また、コンピュータ20に映像、音声データが流れていることを利用して、デジタルデータとしてのエラーチェックを同時に行う機能も搭載している。
【0177】このように、このダビングシステム100
では、人間がモニタテレビジョン受像機とスピーカで確認することも、自動的にコンピュータ20でエラー検査をすることもできるようになっているため、全くの無人でコピー作業を行うことも可能となっている。
【0178】すなわち、このダビングシステム100におけるデータチェックの方法を図14に示してあるように、コンピュータ20は、ダビング後にテープ検査装置として機能する。
【0179】すなわち、まず、コピーの最中又は終了後に、プレーヤVTR10Pからの映像、音声データを、
指定された位置で指定された時間だけ、コンピュータ2
0に蓄積する。 コピーが終了した後、レコーダVTR群から1台ずつ順番に、コンピュータ20に蓄積したデータ部位に相当する位置を再生させる。
【0180】コンピュータ20は、レコーダVTR10
Rが再生したデータ(画像や音声)と、あらかじめプレーヤVTR10Pから取り込んだデータを比較することで、正しくコピーが行われたかどうかの確認をすることができる。
【0181】なお、DVフォーマットやDVCAMフォーマットのデジタル画像データは、圧縮されているが、
データの比較だけに限れば、実映像に展開することなく、圧縮状態でのベリファイを取ることも可能である。
特に、CPUパワーが不足するような、低速のコンピュータを本システムで採用する際には、圧縮状態で比較できれば、処理時間に余裕を持たせることができる。
【0182】このダビングシステム100では、レコーダVTR10Rを検査用のVTRとしても利用しているが、別のシステムとして検査専用のデッキを用意しても、問題はない。 このような場合も、デジタルデータであるので、プレーヤのテープデータを、ネットワーク回線やストレージデバイス(リムーバブルハードディスク、DVD−RAM、テープストリーマー)を通じて検査用のパーソナルコンピュータに転送し、検査システムでデータのベリファイを行うという方式も考えられる。
【0183】別の方法としては、プレーヤに使用しているオリジナルテープが複数本ある場合や、あらかじめ検査システムの方でオリジナルテープからのデータの取り込みが可能な場合は、直接検査装置側でプレーヤテープからのデータを蓄積することも当然可能である。
【0184】さらに、ダビングシステム100に接続されているVTRに1394端子からのタイムコードもダビングする機能が搭載されていれば、タイムコードも含めたダビングも自動的に行われるため、タイムコード用の特別な配線が不要になるというメリットもある。
【0185】なお、以上説明した実施の形態におけるダビングシステム100では、DV若しくはDVCAMのデジタルビデオフォーマットについてのみ言及しているが、1394シリアルバスを使う別のデータ形式の機器を接続した場合も、同様の考え方を適用することが可能である。 例えば、MPEGであるとか、1394オーディオデータなどのダビングである。
【0186】また、上記ダビングシステム100では、
1394バスを1系統のみ使用したが、コンピュータ、
又は、それに類する集中コントロール装置で、複数のバスを所有している場合は、更に多くの機器を接続することも可能になる。
【0187】また、上記ダビングシステム100では、
デッキからデッキへのダビングのみに対応しているが、
コンピュータ内に蓄積されたデジタル画像や音声をデッキにコピーすることも可能である。 この場合、テープ素材を一度コンピュータに取り込み、そこでノンリニア編集を実行し、最終的な作品を多数本同時にコピーするということにも応用できる。 また、デッキが複数台接続されているので、素材テープが複数あった際にも、テープの架け替え無しで、取り込みを行うことができるという利点もある。
【0188】さらに、1394シリアルバス以外にも、
バス構成を取るUSB1. X、USB2. Xなどでも、
同じような考え方でコピーシステムを構築することか可能である。 現状のUSBでは、高画質の動画像を転送することはできないが、バージョン2.0以降では高速転送もサポートされる。 ただし、USBでは、必ずマスターデバイス(多くの場合、コンピュータがその役目を担う)が必要なので、一部の機能においては、1394シリアルバスで実現できていた内容を省く必要が出てくる可能性はある。
【0189】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御信号と情報信号とを混在させて伝送できる通信制御バスによる双方向通信機能を有する複数台の記録/再生装置と制御装置を上記通信制御バスを介して接続し、上記制御装置によりGUI画面上で各記録/再生装置の属性を定義して、1台又は複数台の各記録/再生装置から他の複数台又は1台の記録/再生装置に自動的に情報信号をテープダビングを行うことにより、各VTRの動作状態を把握することができ、プレーヤVTRとレコーダVTR
の入替えや選択を簡単に行うことができる柔軟なシステム構成で、任意の1台又は複数台のVTRから他の複数台又は1台のVTRへ、自動的にダビングを行うことができるしたがって、本発明によれば、高機能で全自動のダビングシステムを簡単に構築することができる。
【図1】本発明を適用したダビングシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】IEEE1394シリアルバスを用いた通信システムにおけるバス上のデータ構造の一例を示す図である。
【図3】上記ダビングシステムにおいてアプリケーションプログラムを起動することによりコンピュータのモニタ画面に表示されるGUI画面の構成を模式的に示す図である。
【図4】上記ダビングシステムにおいてコンピュータにより実行される初期化処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】上記ダビングシステムにおいてコンピュータにより実行されるプレーヤ選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】上記ダビングシステムにおいてコンピュータにより実行される同時実行処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】上記ダビングシステムにおいてコンピュータにより実行される自動ダビングのための処理手順を示すフローチャートである。
【図8】上記自動ダビング処理手におけるダビング前検査処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】上記自動ダビング処理手におけるダビング実処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】上記自動ダビング処理手におけるダビング後検査処理1の手順を示すフローチャートである。
【図11】上記自動ダビング処理手におけるダビング後検査処理2の手順を示すフローチャートである。
【図12】上記自動ダビング処理手におけるダビング後検査処理3の手順を示すフローチャートである。
【図13】上記自動ダビング処理手におけるダビング終了処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】上記ダビングシステムにおけるデータチェックの方法を模式的示す図である。
【図15】従来のダビングシステムの構成を示すブロック図である。
10A〜10K VTR、10P プレーヤVTR、1
0R レコーダVTR、20 コンピュータ、30 1
394ケーブル、40 1394リピータハブ、50
モニタテレビジョン受像機、100 ダビングシステム、21A〜21I 各種操作ボタン、22 プレーヤタイムコード表示部、23A〜23G 各種ボックス、
25 GUI画面、27 モニタ画面
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