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Analog/digital converter

阅读:67发布:2021-02-03

专利汇可以提供Analog/digital converter专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To suppress a voltage fluctuation in a power supply of a chopper amplifier by providing a 1st chopper amplifier comparing an analog input voltage and a reference voltage and a 2nd chopper amplifier in the complementary operation thereto to the A/D converter.
CONSTITUTION: An analog input voltage 1 is inputted to an inverting input terminal of a chopper amplifier 6 and a current correction chopper amplifier 7 and a reference voltage 2 from a digital/analog converter 5 is inputted to other input terminals. A digital signal being an output of the chopper amplifier 6 is given to a successive approximation register 9 and inputted to the digital/ analog converter 5 via a bus. A chopper control signal 3 from a control circuit 8 is inputted to a control terminal of the chopper amplifier 6 and a current correction chopper amplifier control signal 4 is inputted to a control terminal of a current correction chopper amplifier 7. Thus, when a power supply current flowing through the chopper amplifier 6 is increased (or decreased), a power supply current flowing through the chopper amplifier 7 is decreased (or increased) to make the voltage of the power supply stable.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Analog/digital converter专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 アナログ入力電圧と基準電圧とを第1のチョッパアンプで比較して、その比較結果に基づいてデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換装置において、 前記第1のチョッパアンプと相補動作し、電源から第1
    のチョッパアンプに流れる電源電流を補正する第2のチョッパアンプを備えていることを特徴とするアナログ/
    デジタル変換装置。
  • 【請求項2】 請求項1記載のアナログ/デジタル変換装置において、アナログ/デジタル変換動作中のみ第1
    のチョッパアンプと相補動作する動作をし、電源電流を補正する第2のチョッパアンプを備えたことを特徴とするアナログ/デジタル変換装置。
  • 【請求項3】 請求項1記載のアナログ/デジタル変換装置において、第1のチョッパアンプ及び第2のチョッパアンプのレイアウトを同一の構成にしてあることを特徴とするアナログ/デジタル変換装置。
  • 【請求項4】 第1のチョッパアンプの電源電流が流れる電源側及び接地側夫々に、抵抗値が等しい抵抗を介装してあることを特徴とするアナログ/デジタル変換装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明はアナログ入電圧と基準電圧とをチョッパアンプで比較して、その比較結果に基づいてアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】図1は従来のアナログ/デジタル変換装置の要部ブロック図である。 アナログ信号たるアナログ入力電圧1はチョッパアンプ6の一入力端子へ入力され、その他入力端子にはデジタル/アナログ変換器5からの基準信号たる基準電圧2が入力される。 制御回路8
    からのチョッパアンプ制御信号3はチョッパアンプ6の制御端子へ与えられる。 チョッパアンプ6の出力信号たるデジタル信号は逐次近似レジスタ9へ与えられ、逐次近似レジスタ9のデータたるデジタル信号はデジタル/
    アナログ変換器5へ与えられる。

    【0003】図2はチョッパアンプ6の構成を示すブロック図である。 このチョッパアンプ6は、2つのインバータを直列接続した2段増幅構造となっている。 この段数は必要な増幅率に応じて選定される。 アナログ入力電圧1はNチャネルトランジスタ10 a及びコンデンサ17 a
    の直列回路を介してインバータ18 aへ入力される。 基準電圧2はNチャネルトランジスタ10 b及びコンデンサ17
    aの直列回路を介してインバータ18 aへ入力される。 N
    チャネルトランジスタ10 aのゲートにはサンプル信号11
    が入力され、Nチャネルトランジスタ10 bのゲートには反転サンプル信号12が入力される。 インバータ18 aの出力信号はコンデンサ17 bを介して第2のインバータ18 b
    へ入力される。 インバータ18 aには、Nチャネルトランジスタ10 cが並列接続され、そのゲートにはバイアス信号13が入力される。 インバータ18 bにはNチャネルトランジスタ10 dが並列接続され、そのゲートにはバイアス信号13が入力される。 インバータ18 bからチョッパアンプ出力信号15が出力される。 このチョッパアンプ6はN
    チャネルトランジスタ10 a , 10 bによりアナログ入力電圧1又は基準電圧2を選択する。 またバイアス信号13がHレベルのときインバータ18 a , 18 bが動作点にバイアスされる。

    【0004】次にアナログ/デジタル変換装置の動作を説明する。 デジタル/アナログ変換器5による1回目のデジタル/アナログ変換をした場合は、逐次近似レジスタ9に基準電圧2の1/2 の電圧に対応するデジタルコードがセットされ、これをデジタル/アナログ変換器5がアナログ信号に変換する。 そしてアナログ入力電圧1と基準電圧2とを比較した結果を逐次近似レジスタ9にフィードバックする。 nビットのデジタル/アナログ変換器5の場合、このような動作をn回行って、アナログ信号をデジタル信号に変換することになる。

    【0005】図3はチョッパアンプ6の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図3(a) に示すようにサンプル信号11がHレベルになるとNチャネルトランジスタ10 aがオンしてアナログ入力電圧1によりコンデンサ17 aが充電され、またコンデンサ17 bが充電される。 その後バイアス信号13が図3(c) に示すようにHレベルになると、Nチャネルトランジスタ10 c , 10 dがともにオンしてインバータ18 a , 18 bが短絡されて動作点にバイアスされる。 その後、バイアス信号13が図3(c)
    に示すようにLレベルになると、Nチャネルトランジスタ10 c , 10 dがオフしてインバータ18 a , 18 bが開放され、その後反転サンプル信号12が図3(b)に示すようにHレベルになるとNチャネルトランジスタ10 bがオンして、基準電圧2によりコンデンサ17 a , 17 bが充電され、インバータ18 a , 18 bによりアナログ入力電圧1と基準電圧2とが比較されて増幅される。 そして、インバータ18 a , 18 bが動作点にバイアスされると、インバータ18 a , 18 bには、図3(d) に示すように図示しない電源からインバータ18 a , 18 bに電源電流が流れ、バイアスされている期間中流れ続ける。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、インバータが動作点にバイアスされたときに電源電流が増大する原因は、バイアス信号がLレベルになったときの信号変化が寄生容量を介してインバータに与えられて、それによりインバータを構成しているPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタの一方がオンしてチョッパアンプの出力電圧がインバータの電源の電圧の1/2 にならないことによる。 通常、外部電源にもインピーダンスがあり、またデバイス内部の電源ラインにもインピーダンスがあるため、この電流変化によりインバータの電源の電圧が変動して、チョッパアンプによりデジタル信号に変換する精度が低下するという問題がある。 本発明は斯かる問題に鑑み、チョッパアンプに流れる電源電流の変動を抑制し、高精度にアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換装置を提供することを目的とする。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】第1発明に係るアナログ/デジタル変換装置は、アナログ入力電圧と基準電圧とを比較する第1のチョッパアンプと相補動作する第2のチョッパアンプを備えて構成する。 第2発明に係るアナログ/デジタル変換装置は、アナログ/デジタル変換動作中のみ、第1のチョッパアンプと相補動作により動作する第2のチョッパアンプを備えて構成する。 第3発明に係るアナログ/デジタル変換装置は、第1のチョッパアンプ及び第2のチョッパアンプのレイアウトを同一の構成にする。 第4発明に係るアナログ/デジタル変換装置は、チョッパアンプの電源電流が流れる電源側及び接地側夫々に抵抗値が等しい抵抗を介装させて構成する。

    【0008】

    【作用】第1発明では、第1のチョッパアンプに流れる電源電流が増加 (又は減少) すると、第2のチョッパアンプに流れる電源電流が減少 (又は増加) する。 これにより、第1のチョッパアンプ及び第2のチョッパアンプに流れる電源電流の和の電流が変動せず、電源の電圧が安定する。 第2の発明では、アナログ/デジタル変換動作中は、第1のチョッパアンプに流れる電源電流が増加
    (又は減少) すると、第2のチョッパアンプに流れる電源電流が減少 (又は増加) する。 変換動作をしない場合は、第2のチョッパアンプの電源電流は増加しない。 これによりアナログ/デジタル変換動作中は、第1のチョッパアンプ及び第2のチョッパアンプに流れる電源電流の和の電流が変動しない。 アナログ/デジタル変換動作をしていないときの電源電流は少なくなる。

    【0009】第3発明では、第1のチョッパアンプに流れる電源電流と等しい電源電流が第2のチョッパアンプに流れる。 これにより、第1のチョッパアンプに流れる電源電流と、第2のチョッパアンプに流れる電源電流とが確実に相殺され、電源電流の和の電流が変動しない。
    第4の発明では、第1のチョッパアンプに電源電流が流れると、電源側及び接地側夫々に介装させた抵抗による電圧降下が等しくなり、第1のチョッパアンプの動作点の電圧は電源の電圧の1/2 の電圧になる。 これにより、
    第1のチョッパアンプを動作点にバイアスした場合に、
    動作点は電源の電圧の1/2 の電圧から逸脱しない。

    【0010】

    【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面により詳述する。 図4は本発明に係るアナログ/デジタル変換装置の要部構成を示すブロック図である。 アナログ信号たるアナログ入力電圧1はチョッパアンプ6及び電流補正チョッパアンプ7の一入力端子に入力され、夫々の他入力端子にはデジタル/アナログ変換器5からの基準信号たる基準電圧2が入力される。 チョッパアンプ6の出力たるデジタル信号は逐次近似レジスタ9へ与えられ、逐次近似レジスタ9からのデジタル信号はバスを介してデジタル/アナログ変換器5へ入力される。 制御回路8からのチョッパアンプ制御信号3はチョッパアンプ6の制御端子へ入力され、電流補正チョッパアンプ制御信号4
    は電流補正チョッパアンプ7の制御端子へ入力される。

    【0011】図5はチョッパアンプ6及び電流補正チョッパアンプ7の構成を示す副ブロック図である。 チョッパアンプ6は、アナログ入力電圧1がNチャネルトランジスタ10 a及びコンデンサ17 aの直列回路を介してインバータ18 aへ入力される。 基準電圧2はNチャネルトランジスタ10 b及びコンデンサ17 aの直列回路を介してインバータ18 aへ入力される。 インバータ18 aにはNチャネルトランジスタ10 cが並列接続される。 Nチャネルトランジスタ10 aのゲートにはサンプル信号11が、Nチャネルトランジスタ10 bのゲートには反転サンプル信号12
    が入力される。 Nチャネルトランジスタ10 cのゲートにはバイアス信号13が入力され、インバータ18 aからチョッパアンプ出力15が出力される。

    【0012】電流補正チョッパアンプ7は、アナログ入力電圧1がNチャネルトランジスタ10 e及びコンデンサ
    17 cの直列回路を介してインバータ18 cに入力される。
    基準電圧2はNチャネルトランジスタ10 f及びコンデンサ17 cの直列回路を介してインバータ18 cへ入力される。 インバータ18 cにはNチャネルトランジスタ10 gが並列接続される。 Nチャネルトランジスタ10 eのゲートには反転サンプル信号12が、Nチャネルトランジスタ10
    fのゲートにはサンプル信号11が入力される。 Nチャネルトランジスタ10 gのゲートには反転バイアス信号14が入力される。

    【0013】この電流補正チョッパアンプ7はアナログ/デジタル変換のための論理的結合はない。 即ち、チョッパアンプ6に流れる電源電流を補正するためのものである。 なお図5はインバータを1個用いた1段増幅のチョッパアンプ6及び電流補正チョッパアンプ7を示したが、増幅率を高めるためには図6に示す如く、コンデンサ17 a ( 又は17 c ) と、インバータ18 a ( 又は18 c )
    と、コンデンサ17 bと、インバータ18 bとを直列接続し、インバータ18 a ( 又は18 c ) にNチャネルトランジスタ10 cを並列接続し、インバータ18 bにNチャネルトランジスタ10 dを並列接続して2段増幅する構造としてもよい。

    【0014】次に図5に示すチョッパアンプ6の動作を、信号のタイミングチャートを示す図7とともに説明する。 いま、1ビット目のアナログ/デジタル変換動作を開始すると、サンプル信号11が図7(a) に示す如くH
    レベルとなり、チョッパアンプ6のコンデンサ17 aはアナログ入力電圧1により充電される。 その後バイアス信号13が図7(c) に示す如くHレベルとなり、Nチャネルトランジスタ10 cがオンしてインバータ18 aは、その電源 (図示せず) の電圧の1/2 の電圧にバイアスされる
    (入力電圧=出力電圧=電源電圧の1/2 の電圧) 。 したがってインバータ18 aを構成している図示しないPチャネルトランジスタ及びNチャネルトランジスタがともにオンして、電源側から接地側へ貫通電流たる図7(e) に示す電源電流19が流れる。 その後、図7(c) に示す如くバイアス信号13がLレベルになり、インバータ18 aの短絡が開放された状態になる。 その後サンプル信号11が図7(a)に示す如くLレベルになり、反転サンプル信号12
    が図7(b) に示す如くHレベルになり、Nチャネルトランジスタ10 bがオン、Nチャネルトランジスタ10 aがオフして基準電圧2によりコンデンサ17 aが充電される。
    それによりチョッパアンプ6はアナログ入力電圧1と、
    基準電圧2とを比較して増幅する。 このようにバイアス信号13が図7(c) に示す如くHレベルになると図7(e)
    に示す如くインバータ18 aに流れる電源電流19が増加し、バイアス信号13がLレベルになると減少する。

    【0015】次に電流補正チョッパアンプ7の動作を説明する。 1ビット目のアナログ/デジタル変換を開始すると、サンプル信号11が図7(a) に示す如くHレベルになり、それによってNチャネルトランジスタ10 fがオンして基準電圧2によりチョッパアンプ7のコンデンサ17
    cが充電される。 その後反転バイアス信号14が図7(d)
    に示す如くLレベルになると、Nチャネルトランジスタ
    10 fがオフしてインバータ18 cに電源から流れる電源電流20は図7(f) に示す如く減少する。 その後に図7(d)
    に示す如く反転バイアス信号14がHレベルになるとNチャネルトランジスタ10 gがオンしてインバータ18 cが動作点にバイアスされて図7(f) に示す如く電源電流20が増加する。 このようにバイアス信号13、反転バイアス信号14が反転する時点でチョッパアンプ6の電源電流19は図7(e) に示すように増加するのに対し、電流補正チョッパアンプ7の電源電流20は図7(f) に示すように減少する。 つまり、チョッパアンプ6の電源電流19と電流補正チョッパアンプ7の電源電流20は相補的な変化をする。 したがって、チョッパアンプ6の電源電流19と、電流補正チョッパアンプ7の電源電流20との和の電流は図7(g) に示す如くバイアス信号13及び反転バイアス信号
    14が反転する時点付近で一時的に僅かに変動するが、それ以外の期間では電流が安定する。 なお、アナログ入力電圧1と基準電圧2との電位差をチョッパアンプ6と同じ条件にするために電流補正チョッパアンプ7のNチャネルトランジスタ10 eに反転サンプル信号12を、Nチャネルトランジスタ10 fにサンプル信号11を入力している。

    【0016】一方、チョッパアンプ6及び電流補正チョッパ7のレイアウトを同一の構成にすれば、夫々に流れる電源電流19と20とを等しくできて、相殺できるため、
    それらの電源電流19,20 の和の電流の変動をより抑制できる。

    【0017】図8はチョッパアンプ6及び電流補正チョッパアンプ7の他の実施例を示すブロック図である。 チョッパアンプ6のNチャネルトランジスタ10 cのゲートへ入力するバイアス信号13はNOR 回路30の一入力端子へ入力される。 アナログ/デジタル変換装置がアナログ/
    デジタル変換動作中であることを示すHレベルの動作信号22は、インバータ31を介してNOR 回路30の他入力端子へ入力される。 NOR 回路30が出力するバイアス信号23
    は、電流補正チョッパアンプ7のNチャネルトランジスタ10 gのゲートに入力される。 それ以外の構成は図5に示したものと同様となっており、同一構成部分には同符号を付している。

    【0018】次にこの動作を図9に示すタイミングチャートとともに説明する。 動作信号22は、アナログ/デジタル変換動作を行っていない期間はLレベルとなるので、NOR 回路30の出力信号たるバイアス信号23は図9
    (d) に示す如くLレベルとなり、アナログ/デジタル変換動作を行うと動作信号22がHレベルとなり、バイアス信号13に同期して反転する図9(d) に示すバイアス信号
    23がNチャネルトランジスタ10 gに入力される。 それにより、インバータ18 a , 18 cが前述したと同様に動作して、夫々の電源電流19,20 の和の電流は図9(g) の如く安定する。 またアナログ/デジタル変換動作を行っていない期間は、電流補正チョッパアンプ7のインバータ18
    cを動作点にバイアスさせないからインバータ18 cに電源電流が流れなくなる。 そのためアナログ/デジタル変換動作を行わない場合は、チョッパアンプ6及び電流補正チョッパアンプ7に流れる電源電流19,20 の和の電流は図9(g) に示す如く減少することになる。

    【0019】図10はチョッパアンプ6の更に他の実施例を示すブロック図である。 電源V CCと接地V SSとの間に、抵抗24 aと、インバータを構成するPチャネルトランジスタ10 Pと、Nチャネルトランジスタ10 Nと、抵抗
    24 bとの直列回路が介装される。 Pチャネルトランジスタ10 P及びNチャネルトランジスタ10 Nのゲートが共通接続される。 Pチャネルトランジスタ10 Pのゲート及びNチャネルトランジスタ10 Nのゲートの接続部と、Pチャネルトランジスタ10 P及びNチャネルトランジスタ10
    Nの直列接続部との間に、Nチャネルトランジスタ10m
    を介装させている。 そして抵抗24 aと24 bとが同一抵抗値に選定されており、Pチャネルトランジスタ10 P及びNチャネルトランジスタ10 Nによりインバータを構成している。 それ以外の構成は図5に示したチョッパアンプ6の構成と同様であり、同一構成部分には同符号を付している。

    【0020】このチョッパアンプ6はPチャネルトランジスタ10 P及びNチャネルトランジスタ10 Nに流れる電源電流が変動すると、電源V CCの電圧変動が生じるが、
    電源V CC側と接地V SS側とが、抵抗24 a , 24 bの電圧降下により同じ電圧値で変化するため、チョッパアンプ6
    を動作点にバイアスしたときに、動作点は電源V CCの電圧の1/2 の電圧から逸脱しない。 それによりチョッパアンプ6のみを用いてアナログ信号をデジタル信号に高精度に変換できる。 なお、アナログ/デジタル変換装置用電源ラインのサージ耐量、ラッチアップ耐量を向上すべく抵抗を、チップ内部に内蔵させる必要がある場合は、
    このチョッパアンプ6のように抵抗値が等しい抵抗を、
    電源側及び接地側に介装させることによりアナログ/デジタル変換精度をも高めることができる。

    【0021】

    【発明の効果】以上詳述したように第1発明は、アナログ入力電圧と基準電圧とを比較して増幅する第1のチョッパアンプと相補動作する第2のチョッパアンプを設けることにより両チョッパアンプの和の電流の変動を抑制してチョッパアンプの電源の電圧変動を抑制できる。 また第2発明は、第1のチョッパアンプと補正動作する第2のチョッパアンプとを設けて、アナログ/デジタル変換動作中のみ第2のチョッパアンプを相補動作させることにより、チョッパアンプの電源の電圧変動を抑制でき、しかもアナログ/デジタル変換動作を行わない場合は、電源電流を少なくすることができる。 第3発明は、
    第1のチョッパアンプ及び第2のチョッパアンプのレイアウトの構成を同一にすることにより、夫々のチョッパアンプに流れる電源電流を確実に相殺でき、電源電流の和の電流の変動を抑制でき、電源の電圧変動を抑制できる。 第4発明によれば、第1のチョッパアンプの電源側及び接地側夫々に抵抗値が等しい抵抗を介装させることにより、第1のチョッパアンプの動作点を、常に電源の電圧の1/2 の電圧にすることができる。 したがって本発明によれば、チョッパアンプの電源の電圧を安定させ得、またはチョッパアンプの動作点を電源電圧の1/2 の電圧から逸脱しないようにできるから、アナログ信号をデジタル信号に変換する精度が高いアナログ/デジタル変換装置を提供できる優れた効果を奏する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】従来のアナログ/デジタル変換装置の要部構成を示すブロック図である。

    【図2】チョッパアンプの構成を示すブロック図である。

    【図3】チョッパアンプの各部信号のタイミングチャートである。

    【図4】本発明に係るアナログ/デジタル変換装置の要部構成を示すブロック図である。

    【図5】図4におけるチョッパアンプ及び電流補正チョッパアンプの構成を示すブロック図である。

    【図6】チョッパアンプを2段増幅にした回路図である。

    【図7】図4におけるチョッパアンプ及び電流補正チョッパアンプにおける各部信号のタイミングチャートである。

    【図8】チョッパアンプ及び電流補正チョッパアンプの他の実施例の構成を示すブロック図である。

    【図9】図8におけるチョッパアンプ及び電流補正チョッパアンプにおける各部信号のタイミングチャートである。

    【図10】チョッパアンプの他の実施例の構成を示すブロック図である。

    【符号の説明】

    5 デジタル/アナログ変換器 6 チョッパアンプ 7 電流補正チョッパアンプ 8 制御回路 9 逐次近似レジスタ 10 a , 10 b …10 g Nチャネルトランジスタ 17 a , 17 bコンデンサ 18 a , 18 bインバータ 24 a , 24 b抵抗 30 NOR 回路 31 インバータ

    ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成4年11月10日

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0005

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0005】図3はチョッパアンプ6の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 図3(a) に示すようにサンプル信号11がHレベルになるとNチャネルトランジスタ10 aがオンしてアナログ入力電圧1によりコンデンサ17 a充電される。 その後バイアス信号13が図3
    (c) に示すようにHレベルになると、Nチャネルトランジスタ10 c , 10 dがともにオンしてインバータ18 a , 18
    b 夫々の入力側と出力側とが短絡されて動作点にバイアスされる。 その後、バイアス信号13が図3(c) に示すようにLレベルになると、Nチャネルトランジスタ10 c ,
    10 dがオフしてインバータ18 a , 18 b短絡から開放され、その後反転サンプル信号12が図3(b)に示すようにHレベルになるとNチャネルトランジスタ10 bがオンして、基準電圧2によりコンデンサ17 a , 17 bが充電され、インバータ18 a , 18 bによりアナログ入力電圧1と基準電圧2とが比較されて増幅される。 このような原理
    でアナログ/デジタル変換を行っているためインバータ
    18 a , 18 bが動作点にバイアスされた時、図3(d) に示
    すように、インバータには電源電流が定常的に流れる。

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0006

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】ところでインバータに
    一定の電源電流が流れ続ければ問題はないが、バイアス
    信号がオフしたとき、インバータの電源電流が減少す
    る。 これは、バイアス信号がLレベルになったときの信
    号変化が寄生容量を介してインバータに影響し、それに
    よりインバータの動作点が電源電圧の1/2 にならないこ
    とによる。 通常、チョッパアンプは多段増幅構造である
    ため、初段ではインバータの動作点が、電源電圧の1/2
    の電圧から僅かに外れると、後段はこれを増幅するか
    ら、インバータを構成する一方のトランジスタがオフ状
    態になり、インバータに電源電流が流れなくなる。 通常、外部電源にもインピーダンスがあり、またデバイス内部の電源ラインにもインピーダンスがあるため、この電流変化によりインバータの電源の電圧が変動して、チョッパアンプによりデジタル信号に変換する精度が低下するという問題がある。 本発明は斯かる問題に鑑み、チョッパアンプに流れる電源電流の変動を抑制し、高精度にアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換装置を提供することを目的とする。

    【手続補正3】

    【補正対象書類名】図面

    【補正対象項目名】図10

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【図10】

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