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歩行型草刈機

阅读:286发布:2020-05-08

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走行用の車輪が備えられた機体に、エンジンと、第1草刈部とが備えられ、 上下方向及び横方向に姿勢変更自在な操縦ハンドルが、前記機体に支持され、 支持フレームが、前記機体の後部の上下方向の縦軸芯周りに揺動自在に前記機体に支持されて、平面視で前記機体の左右中央と交差するように横外側に延出され、 前記支持フレームを横外側に付勢するバネ機構と、前記支持フレームの横外側への揺動を所定位置で止める位置決め部とが備えられ、 前記支持フレームの延出部分に、第2草刈部が支持されている歩行型草刈機。前記車輪が、右及び左の前輪、右及び左の後輪であり、 前記支持フレームが前記所定位置に位置する状態で、前記第1草刈部の前記第2草刈部側の部分と、前記第2草刈部の前記第1草刈部側の部分との間に、平面視で、右及び左の前記後輪のうちの前記第2草刈部に近い前記後輪が位置している請求項1に記載の歩行型草刈機。前記操縦ハンドルの基部が、前記機体の進行方向に対して前記支持フレームの延出側とは反対側の前記機体の部分に備えられている請求項1又は2に記載の歩行型草刈機。前記操縦ハンドルの基部が、前記エンジンの最上部よりも低くなるように備えられている請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記操縦ハンドルの長手方向の途中部分に、前記操縦ハンドルを上下方向に折り曲げ自在な関節部が備えられている請求項1〜4のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記操縦ハンドルに沿って操縦用の操作ワイヤが取り付けられ、 前記操作ワイヤにおける前記機体付近の部分が、前記エンジンの最上部よりも低くなるように、前記操作ワイヤにおける前記機体付近の部分を前記機体に固定する固定部が備えられている請求項1〜5のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記車輪の外周部に、前記車輪の回転方向に沿った平板状のリブが備えられている請求項1〜6のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。地面に対する前記第2草刈部の高さを維持する補助車輪が、前記支持フレームに備えられている請求項1〜7のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記支持フレームの前記所定位置から前記機体の左右中央側への揺動を阻止する阻止状態と、前記支持フレームの前記所定位置から前記機体の左右中央側への揺動を許容する許容状態とに切換自在な阻止機構が備えられている請求項1〜8のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記第1草刈部が刈り取る第1草刈範囲と、前記第2草刈部が刈り取る第2草刈範囲とにおいて、 前記支持フレームが前記所定位置に位置する状態で、前記第1草刈範囲の前記第2草刈範囲側の部分と、前記第2草刈範囲の前記第1草刈範囲側の部分とが、前記機体の進行方向から視て重複するように、前記位置決め部の位置が設定されている請求項1〜9のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記第1草刈範囲の前記第2草刈範囲側の部分と、前記第2草刈範囲の前記第1草刈範囲側の部分とが重複する重複部分において、 前記位置決め部の位置を変更することにより前記重複部分の重複幅を大小に変更する位置変更部が備えられている請求項10に記載の歩行型草刈機。前記第2草刈部における前記機体の進行方向前側の部分に、草が入り込む前開口部が備えられ、前記第2草刈部における前記機体の進行方向後側の部分に、草が出て行く後開口部が備えられており、 前記前及び後開口部に、前記第2草刈部からの飛散物を止める軟質のカバー部材が備えられている請求項1〜11のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記第2草刈部における前記機体とは反対側の横側の部分に、前記第2草刈部からの飛散物を止める硬質の飛散防止部材が備えられている請求項1〜12のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。前記第2草刈部における前記機体の進行方向前側部分に、平面視で前記機体に近い部分ほど前記機体の進行方向前側に位置するように斜めに配置されて、丸棒材を折り曲げて構成されたガイド部材が備えられている請求項1〜13のうちのいずれか一つに記載の歩行型草刈機。

说明书全文

本発明は、歩行型草刈機の全体構成に関する。

歩行型草刈機としては、特許文献1に開示されているように、走行用の車輪が備えられた機体に、エンジンと草刈部(縦軸芯周りに回転駆動される刈刃)とが備えられ、上下方向及び横方向に姿勢変更自在な操縦ハンドルが、機体に支持されたものがある。 これにより、作業者は機体の進行方向の横側に位置して操縦ハンドルを持つのであり、歩行型草刈機が草刈作業を行いながら移動するのに伴って、作業者も一緒に歩いて移動する。

特開2005−151966号公報

特許文献1では、障害物の無い作業地を歩行型草刈機が、真っ直ぐに走行する状態が示されている。 前述の障害物の無い作業地に対して、例えば果樹園のように果樹(幹)等の障害物が散在するような作業地では、障害物の周囲の地面の草刈作業を行う場合、先ず歩行型草刈機を障害物に向って走行させ、歩行型草刈機が障害物に到達すると、平面視で円を描くように歩行型草刈機を障害物に沿って走行させて、障害物の周囲の地面の草刈作業を行う。

この場合、作業者は操縦ハンドルを操作して歩行型草刈機の進行方向を変更しながら、前述のように平面視で円を描くように歩行型草刈機を障害物に沿って走行させることになり、作業者にとって操縦ハンドルによる歩行型草刈機の進行方向の変更に大きな労が必要となるので、改善の余地がある。 本発明は、例えば果樹園のように果樹(幹)等の障害物が散在するような作業地において、障害物の周囲の地面の草刈作業を容易に行うことができる歩行型草刈機を得ることを目的としている。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 走行用の車輪が備えられた機体に、エンジンと、第1草刈部とが備えられ、 上下方向及び横方向に姿勢変更自在な操縦ハンドルが、前記機体に支持され、 支持フレームが、前記機体の後部の上下方向の縦軸芯周りに揺動自在に前記機体に支持されて、平面視で前記機体の左右中央と交差するように横外側に延出され、 前記支持フレームを横外側に付勢するバネ機構と、前記支持フレームの横外側への揺動を所定位置で止める位置決め部とが備えられ、 前記支持フレームの延出部分に、第2草刈部が支持されている。

(作用及び発明の効果) 本発明の特徴によると、機体の進行方向から視て機体(第1草刈部)及び第2草刈部が横方向に並んだ状態となっており、バネ機構の付勢力及び位置決め部により、機体(第1草刈部)に対する第2草刈部の位置が決められている(支持フレームが所定位置に位置する状態)。

例えば果樹園のように果樹(幹)等の障害物が散在するような作業地において、障害物の周囲の地面の草刈作業を行う場合、本発明の特徴によると、先ず歩行型草刈機を障害物に向って走行させるのであり、第2草刈部が障害物に到達するように、歩行型草刈機を走行させる。

これにより、歩行型草刈機が障害物に到達すると、機体(第1草刈部)が障害物の横側に位置し、第2草刈部が障害物の正面に位置する状態となる。 この後、歩行型草刈機を走行させると、機体(第1草刈部)は障害物の横側を通過するのに対して、第2草刈部は、障害物との接触により障害物に沿うように機体の左右中央側に移動(支持フレームが所定位置から機体の左右中央側に揺動)し、機体(第1草刈部)に続いて障害物の横側を通過する。 さらに歩行型草刈機を走行させて、第2草刈部が障害物の横側を通過すると、第2草刈部がバネ機構の付勢力により障害物に沿うように横外側に移動(支持フレームが所定位置に揺動)して、第2草刈部が元の位置に戻る(支持フレームが所定位置に戻る)。

以上のように歩行型草刈機を走行させることにより、障害物の周囲の地面の草刈作業を行うことができる。この間において、平面視で円を描くように歩行型草刈機を障害物に沿って走行させる必要はなく、歩行型草刈機を略直線的に走行させればよいので、操縦ハンドルを持つ作業者にとって歩行型草刈機の操作が容易且つ楽なものとなる。 この後、歩行型作業機の進行方向を変更し、歩行型草刈機を略直線的に走行させて、同じ障害物に対して前述のような草刈作業を行うことにより、障害物の周囲の地面の草刈作業を行うことができる。

以上のように、作業者が操縦ハンドルを操作して歩行型草刈機の進行方向を変更しながら、平面視で円を描くように歩行型草刈機を障害物に沿って走行させなくても、歩行型草刈機を略直線的に走行させることにより、障害物の周囲の地面の草刈作業を行うことができる歩行型草刈機を得ることができて、草刈作業の作業能率の向上を図ることができる。 (構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記車輪が、右及び左の前輪、右及び左の後輪であり、 前記支持フレームが前記所定位置に位置する状態で、前記第1草刈部の前記第2草刈部側の部分と、前記第2草刈部の前記第1草刈部側の部分との間に、平面視で、右及び左の前記後輪のうちの前記第2草刈部に近い前記後輪が位置している。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記操縦ハンドルの基部が、前記機体の進行方向に対して前記支持フレームの延出側とは反対側の前記機体の部分に備えられている。 (作用及び発明の効果) 本発明の特徴によると、機体の進行方向に対して支持フレームの延出側とは反対側の機体の部分に操縦ハンドルの基部が備えられている。 これにより、前述のように、機体(第1草刈部)が障害物の横側に位置し、第2草刈部が障害物の正面に位置する状態となるように、歩行型草刈機を障害物に向って走行させる場合、操縦ハンドルを持つ作業者は機体(第1草刈部)に対して果樹(幹)とは反対側に果樹(幹)から離れて立つことができるので、作業者は果樹の枝の影響を受けることが少なく、作業性の良いものとなる。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記操縦ハンドルの基部が、前記エンジンの最上部よりも低くなるように備えられている。 (作用及び発明の効果) 例えば果樹園では、障害物としての果樹(幹)から枝が横側に延びていることがある。 本発明の特徴によると、前述の状態において歩行型草刈機を果樹(幹)の近傍を走行させても、機体に支持される操縦ハンドルの基部がエンジンの最上部よりも低い点により、操縦ハンドルの基部が果樹の枝に引っ掛かることが少なくなり、操縦ハンドルの基部が果樹の枝に引っ掛かることによって果樹の実が落ちたり、機体の姿勢が乱れたりすることが少なくなって、作業性の良いものとなる。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記操縦ハンドルの長手方向の途中部分に、前記操縦ハンドルを上下方向に折り曲げ自在な関節部が備えられている。

(作用及び発明の効果) 例えば果樹園において、障害物としての果樹(幹)の低い位置から枝が横側に延びている状態で、歩行型草刈機を果樹(幹)の近傍を走行させる場合、本発明の特徴によると、操縦ハンドルの基部側の部分に対して、操縦ハンドルの端部側の部分が上側に位置するように、操縦ハンドルを関節部分で折り曲げることにより、操縦ハンドルの基部側の部分の位置を低くすることができる。 これにより、操縦ハンドルの基部側の部分が果樹の枝に引っ掛かることが少なくなり、操縦ハンドルの基部側の部分が果樹の枝に引っ掛かることによって果樹の実が落ちたり、機体の姿勢が乱れたりすることが少なくなって、作業性の良いものとなる。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記操縦ハンドルに沿って操縦用の操作ワイヤが取り付けられ、 前記操作ワイヤにおける前記機体付近の部分が、前記エンジンの最上部よりも低くなるように、前記操作ワイヤにおける前記機体付近の部分を前記機体に固定する固定部が備えられている。

(作用及び発明の効果) 歩行型草刈機では、操縦ハンドルに沿って操縦用の操作ワイヤ(例えば主クラッチの操作ワイヤ等)が取り付けられている。 本発明の特徴によると、操作ワイヤにおける機体付近の部分が、エンジンの最上部よりも低くなるように固定されている。 これにより、例えば果樹園において、障害物としての果樹(幹)から枝が横側に延びている状態で、歩行型草刈機を果樹(幹)の近傍を走行させる場合、操作ワイヤにおける機体付近の部分が果樹の枝に引っ掛かることが少なくなり、操作ワイヤにおける機体付近の部分が果樹の枝に引っ掛かることによって果樹の実が落ちたり、機体の姿勢が乱れたりすることが少なくなって、作業性の良いものとなる。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記車輪の外周部に、前記車輪の回転方向に沿った平板状のリブが備えられている。

(作用及び発明の効果) 前述のように、機体(第1草刈部)が障害物の横側に位置し、第2草刈部が障害物の正面に位置する状態で、歩行型草刈機を走行させることにより、第2草刈部が障害物との接触により障害物に沿うように機体の左右中央側に移動(支持フレームが機体の左右中央側揺動)する場合、障害物からの反力が第2草刈部及び支持フレームを介して機体(第1草刈部)に掛かるので、歩行型草刈機の姿勢が乱れることが考えられる。

本発明の特徴によると、機体(第1草刈部)に備えられた車輪のリブが地面に掛かることによって、前述のように障害物からの反力により歩行型草刈機の姿勢が乱れようとしても、車輪のリブが抵抗となるので、歩行型草刈機の姿勢が乱れることは少なく、安定した草刈作業を行うことができる。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 地面に対する前記第2草刈部の高さを維持する補助車輪が、前記支持フレームに備えられている。

(作用及び発明の効果) 機体(第1草刈部)から支持フレームが横外側に延出されて、支持フレームの延出部分に第2草刈部が支持された場合、第2草刈部が機体(第1草刈部)に片持ち状に支持された状態となる。

本発明の特徴によると、地面に対する第2草刈部の高さを維持する補助車輪を備えているので、第2草刈部が機体(第1草刈部)及び地面に対して安定して支持される。 この場合、補助車輪を支持フレームに備えており、補助車輪が第2草刈部の外周部から外側に出ることは少ないので、草刈作業時に補助車輪が障害物に接触して破損するようなことが少ない。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記支持フレームの前記所定位置から前記機体の左右中央側への揺動を阻止する阻止状態と、前記支持フレームの前記所定位置から前記機体の左右中央側への揺動を許容する許容状態とに切換自在な阻止機構が備えられている。

(作用及び発明の効果) 前述のように、第2草刈部が障害物との接触により障害物に沿うように機体の左右中央側に移動(支持フレームが所定位置から機体の左右中央側に揺動)する状態以外の状態として、例えば地面の草が硬く密集しているような場合、バネ機構が地面の草からの抵抗に負けて、第2草刈部が機体の左右中央側に移動(支持フレームが所定位置から機体の左右中央側に揺動)する状態が考えられる。 このように地面の草からの抵抗により第2草刈部が機体の左右中央側に移動(支持フレームが所定位置から機体の左右中央側に揺動)すると、草刈作業が適切に行われない。

本発明の特徴によると、地面の草からの抵抗により第2草刈部が機体の左右中央側に移動(支持フレームが所定位置から機体の左右中央側に揺動)するような場合、阻止機構を阻止状態に操作しておけばよい。 これにより、地面の草からの抵抗が大きくても、第2草刈部が機体の左右中央側に移動(支持フレームが所定位置から機体の左右中央側に揺動)することはなく、安定した草刈作業を行うことができる。

次に、第2草刈部を障害物との接触により障害物に沿うように機体の左右中央側に移動(支持フレームを所定位置から機体の左右中央側に揺動)させる場合、阻止機構を許容状態に操作しておけばよい。 これによって、第2草刈部は、障害物との接触により障害物に沿うように機体の左右中央側に無理なく移動(支持フレームが所定位置から機体の左右中央側に無理なく揺動)して、安定した草刈作業を行うことができる。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記第1草刈部が刈り取る第1草刈範囲と、前記第2草刈部が刈り取る第2草刈範囲とにおいて、 前記支持フレームが前記所定位置に位置する状態で、前記第1草刈範囲の前記第2草刈範囲側の部分と、前記第2草刈範囲の前記第1草刈範囲側の部分とが、前記機体の進行方向から視て重複するように、前記位置決め部の位置が設定されている。

(作用及び発明の効果) 本発明の特徴によると、支持フレームが所定位置に位置する状態で、第1草刈範囲の第2草刈範囲側の部分と、第2草刈範囲の第1草刈範囲側の部分とが、機体の進行方向から視て重複しているので、歩行型草刈機を走行させた際(機体の前後方向や、機体の前後方向に対して少し斜めの方向等)、第1草刈部と第2草刈部との間で刈り残しが生じるようなことは少ない。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記第1草刈範囲の前記第2草刈範囲側の部分と、前記第2草刈範囲の前記第1草刈範囲側の部分とが重複する重複部分において、 前記位置決め部の位置を変更することにより前記重複部分の重複幅を大小に変更する位置変更部が備えられている。

(作用及び発明の効果) 本発明の特徴によると、位置決め部の位置を変更することによって、第2草刈部を第1草刈部に接近させたり、離間させたりすることができるのであり、第1草刈範囲の第2草刈範囲側の部分と第2草刈範囲の第1草刈範囲側の部分とが重複する重複部分において、重複部分の重複幅を大小に変更することができる。 これにより、作業地の草の状態や、歩行型草刈機の進行方向等に基づいて、位置決め部の位置を変更することにより、前述の重複部分の重複幅を適切な値に設定することができる。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記第2草刈部における前記機体の進行方向前側の部分に、草が入り込む前開口部が備えられ、前記第2草刈部における前記機体の進行方向後側の部分に、草が出て行く後開口部が備えられており、 前記前及び後開口部に、前記第2草刈部からの飛散物を止める軟質のカバー部材が備えられている。

(作用及び発明の効果) 本発明の特徴によると、第2草刈部に前及び後開口部を備えることにより、歩行型草刈機の走行(機体(第1草刈部)の進行)に伴って、地面の草の第2草刈部への導入、及び第2草刈部からの草の排出を円滑に行うことができる。 この場合、第2草刈部により跳ね飛ばされた小石等の飛散物が、第2草刈部の前及び後開口部から飛び出そうとしても、第2草刈部の前及び後開口部のカバー部材によって止められる。 第2草刈部の前及び後開口部のカバー部材は軟質であるので、地面の草の第2草刈部への導入、及び第2草刈部からの草の排出が、カバー部材によって妨げられることはない。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記第2草刈部における前記機体とは反対側の横側の部分に、前記第2草刈部からの飛散物を止める硬質の飛散防止部材が備えられている。

(作用及び発明の効果) 本発明の特徴によると、第2草刈部により跳ね飛ばされた小石等の飛散物が、第2草刈部の横側から飛び出そうとしても、飛散防止部材によって止められる。 この場合、飛散防止部材が硬質であるので、例えば第2草刈部の横側が障害物に接触しても、第2草刈部の内部の刈刃が障害物に接触することはなく、第2草刈部の内部の刈刃や障害物が損傷を受けることはない。

(構成) 本発明の特徴は、次のように構成することにある。 前記第2草刈部における前記機体の進行方向前側部分に、平面視で前記機体に近い部分ほど前記機体の進行方向前側に位置するように斜めに配置されて、丸棒材を折り曲げて構成されたガイド部材が備えられている。

(作用及び発明の効果) 前述のように、機体(第1草刈部)が障害物の横側に位置し、第2草刈部が障害物の正面に位置する状態で、歩行型草刈機を走行させることにより、第2草刈部が障害物との接触により障害物に沿うように機体の左右中央側に移動(支持フレームが機体の左右中央側に揺動)する場合、本発明の特徴によると、第2草刈部に備えられたガイド部材が障害物に接触することにより、第2草刈部が、障害物に沿うように無理なく円滑に機体の左右中央側に移動(支持フレームが機体の左右中央側に揺動)する。 例えば障害物が果樹(幹)である場合、第2草刈部が果樹(幹)の直接に接触することがないので(ガイド部材が果樹(幹)に接触するので)、第2草刈部や果樹(幹)が損傷を受けることがない。

歩行型草刈機の全体側面図である。

歩行型草刈機の全体平面図である。

機体(第1草刈部)及び第2草刈部の側面図である。

機体(第1草刈部)及び第2草刈部の平面図である。

機体(第1草刈部)の縦断側面図である。

第2草刈部の縦断側面図である。

機体(第1草刈部)の平面図である。

機体において操作ワイヤの配置を示す平面図である。

機体(第1草刈部)において伝動ケースの縦断背面図である。

第2草刈部の平面図である。

支持フレームの基部の付近の平面図である。

係合部材の付近の縦断側面図である。

支持フレームに備えられたキャスター車輪の縦断側面図である。

支持フレームに備えられたキャスター車輪の縦断側面図である。

支持フレームに備えられたキャスター車輪の縦断背面図である。

第2草刈部に備えられたキャスター車輪の横断平面図である。

第2草刈部に備えられたキャスター車輪の側面図である。

第2草刈部に備えられたキャスター車輪の側面図である。

操縦ハンドルの平面図である。

操縦ハンドルの側面図である。

前輪及び後輪、第1及び第2刈刃の伝動系を示す図である。

歩行型草刈機の作業状態を示す平面図である。

歩行型草刈機の作業状態を示す平面図である。

歩行型草刈機の作業状態を示す平面図である。

歩行型草刈機の作業状態を示す平面図である。

歩行型草刈機の作業状態を示す正面図である。

本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。歩行型草刈機において、前輪1側が「前」であり、前輪1側に走行することが前進である。後輪2側が「後」であり、後輪2側に走行することが後進である。 機体3から前を視て右側に相当する方向が「右」であり、機体3から前を視て左側に相当する方向が「左」である。

[1] 歩行型草刈機の全体構成について説明する。 図1,2,3,4に示すように、右及び左の前輪1(走行用の車輪に相当)、右及び左の後輪2(走行用の車輪に相当)により支持された機体3の上部に、エンジン4が支持され、機体3の下部の上下方向の縦軸芯P1周りに第1刈刃5が回転駆動自在に支持されており、第1刈刃5及び機体3等により第1草刈部11が構成されている。

図1,2,3,4に示すように、機体3の左部に操縦ハンドル6の基部6aが支持されている。支持フレーム7が、機体3の後部の上下方向の縦軸芯P2周りに揺動自在に支持されており、支持フレーム7が平面視で機体3の進行方向B(機体3の左右中央CL)と交差するように(図2及び図4参照)、右斜め後の横外側に延出されて、支持フレーム7の延出部分に第2草刈部12が支持されている。 以上のようにして、歩行型草刈機が構成されている。

[2] 次に、機体3、前輪1及び後輪2について説明する。 図5及び図7に示すように、機体3は板金をプレス加工して構成されており、丸パイプを平面視でV字状に折り曲げて構成されたフレーム8が、機体3の中央部に左右方向に連結されている。

図5及び図7に示すように、丸パイプ製の前車軸ケース10が、機体3の前部に左右に亘って連結されており、丸パイプ製の後車軸ケース13が、機体3の後部に左右に亘って連結されている。前車軸ケース10に前車軸15が回転自在に支持されて、前車軸15の右及び左部に前輪1が連結されている。後車軸ケース13に後車軸16が回転自在に支持されて、後車軸16の右及び左部に後輪2が連結されている。

図7に示すように、前輪1及び後輪2は、板金をプレス加工して構成されている。前輪1及び後輪2の外周部の機体3側の部分に、前輪1及び後輪2の回転方向に沿った平板状のリブ1a,2aが備えられており、前輪1及び後輪2の外周部に、機体3の左右方向に沿った凸部1b,2bが備えられている。

これにより、前輪1及び後輪2が回転駆動された場合、前輪1及び後輪2の駆動力が前輪1及び後輪2の凸部1b,2bを介して地面に効率良く伝えられる。機体3に対して左右方向の力が掛かった場合、前輪1及び後輪2のリブ1a,2aが、地面に掛かることにより前輪1及び後輪2が抵抗となって、機体3の姿勢が乱れることなく安定した走行が行われる。

[3] 次に、第1草刈部11及び第1刈刃5について説明する。 図1,3,5に示すように、機体3の中央部に伝動ケース17が支持されて、伝動ケース17の上部にエンジン4が支持されており、伝動ケース17の下部に第1刈刃駆動軸18が縦軸芯P1周りに回転自在に支持されている。

図5及び図9に示すように、第1刈刃5は、円板状の基部5a、基部5aの外周部の複数個所の上下方向の縦軸芯P5周りに自由回転自在に支持された刈刃5b、基部5aの中央部に連結されたボス部5c等を備えている。第1刈刃5のボス部5cの内面にスプライン部が形成されており、第1刈刃駆動軸18の下部のスプライン部に第1刈刃5のボス部5cを挿入して、ボルト19により第1刈刃駆動軸18の下部に第1刈刃5(ボス部5c)が連結される。

図9に示す状態は、第1刈刃5(ボス部5c)と伝動ケース17との間に2個のスペーサ20が取り付けられた状態で、第1刈刃5が低位置に設定された状態である。 図9に示す状態に対して、第1刈刃5(ボス部5c)と伝動ケース17との間に1個のスペーサ20を取り付け、第1刈刃5(ボス部5c)とボルト19との間に1個のスペーサ20を取り付けると、第1刈刃5を低位置よりも高い中位置に設定することができる。 第1刈刃5(ボス部5c)とボルト19との間に2個のスペーサ20を取り付けると、第1刈刃5を中位置よりも高い高位置に設定することができる。

図3,5,7に示すように、丸パイプを折り曲げて構成されたバンパー21が、機体3の前部に左右に亘って連結されている。軟質のゴム板で構成されたカバー部材22が、機体3の前部及び後部に連結されて下向きに垂れ下がっている。

図2,4,7に示すように、板金を折り曲げて構成されたカバー部材23が、右の前輪1及び右の後輪2に間に位置するように、機体3の右部に連結されている。板金を折り曲げて構成されたカバー部材24が、左の前輪1及び左の後輪2の外側を覆うように、フレーム8の左部に連結されている。 以上のように、第1刈刃5、機体3、カバー部材22,23,24等により、第1草刈部11が構成されている。

[4] 次に、操縦ハンドル6について説明する。 図4及び図7に示すように、支持板9がフレーム8の左部に連結されている。支持部材14が支持板9の上下方向の縦軸芯P3周りに回転自在に支持され、図19及び図20に示すように、操縦ハンドル6の基部6aが支持部材14の横軸芯P4周りに上下に揺動自在に支持されている。

これにより、図1及び図2に示すように、操縦ハンドル6の基部6aが、エンジン4の最上部よりも低くなるように、機体3の進行方向B(機体3の左右中央CL)に対して支持フレーム7の延出側とは反対側の機体3の部分に備えられた状態となっている。

図1,2,19,20に示すように、操縦ハンドル6は、操縦ハンドル6の基部6aが連結された基部側部分6b、中間部分6c、握り部側部分6dが備えられており、基部側部分6bと中間部分6cとが関節部25を介して連結され、中間部分6cと握り部側部分6dとが関節部25を介して連結されている(操縦ハンドル6の長手方向の途中部分に関節部25が備えられた状態に相当)。

図19及び図20に示すように、操縦ハンドル6の基部側部分6bに対して、関節部25の横軸芯P6周りに操縦ハンドル6の中間部分6cが上下方向に折り曲げ自在である。 操縦ハンドル6の中間部分6cに対して、関節部25の横軸芯P6周りに操縦ハンドル6の握り部側部分6dが上下方向に折り曲げ自在である。

図19及び図20に示すように、関節部25の固定部25aを回し操作して締め付けることにより、操縦ハンドル6の基部側部分6bに対して、操縦ハンドル6の中間部分6cを任意の上下位置で固定することができるのであり、操縦ハンドル6の中間部分6cに対して、操縦ハンドル6の握り部側部分6dを任意の上下位置で固定することができる。

図19及び図20に示すように、操縦ハンドル6の基部6aに、上下位置ロック部26が備えられており、上下位置ロック部26により操縦ハンドル6(基部側部分6b)を支持部材14の横軸芯P4周りの任意の上下方向の位置で固定することができる。 操縦ハンドル6の基部6aに、横位置ロック部27が備えられており、横位置ロック部27により操縦ハンドル6(基部側部分6b)(支持部材14)を縦軸芯P3周りの任意の横方向の位置で固定することができる。

図19及び図20に示すように、操縦ハンドル6の握り部側部分6dに、平面視で長円状の握り部6eが連結されて、操縦ハンドル6の握り部6eに上下位置ロックレバー28及び横位置ロックレバー29が備えられている。上下位置ロック部26と上下位置ロックレバー28とに亘って操作ワイヤ30が接続され、横位置ロック部27と横位置ロックレバー29とに亘って操作ワイヤ30が接続されており、操作ワイヤ30が操縦ハンドル6に沿って取り付けられている。

これによって、図19及び図20に示すように、上下位置ロックレバー28を操縦ハンドル6の握り部6eに接近する側に操作すると、上下位置ロック部26が解除状態に操作されるので、操縦ハンドル6(基部側部分6b)の位置を上下方向に変更することができる。上下位置ロックレバー28を操縦ハンドル6の握り部6eから離れる側に操作すると、上下位置ロック部26がロック状態に操作されるので、操縦ハンドル6(基部側部分6b)を任意の上下方向の位置で固定することができる。

図19及び図20に示すように、横位置ロックレバー29を操縦ハンドル6の握り部6eに接近する側に操作すると、横位置ロック部27が解除状態に操作されるので、操縦ハンドル6(基部側部分6b)(支持部材14)の位置を横方向に変更することができる。 横位置ロックレバー29を操縦ハンドル6の握り部6eから離れる側に操作すると、横位置ロック部27がロック状態に操作されるので、操縦ハンドル6(基部側部分6b)(支持部材14)を任意の横方向の位置で固定することができる。

[5] 次に、第2草刈部12を支持する支持フレーム7について説明する。 図4,5,6,7,10,11に示すように、機体3の後部の右部及び左部にブラケット3aが連結されて、右及び左のブラケット3aに亘ってパイプ状のフレーム31が連結されており、フレーム31の後部において機体3の左右中央CLに対して左側(操縦ハンドル6側)の部分に、ブラケット31aが連結されている。フレーム31のブラケット31aに、支点軸32が上下向きに連結されており、支持フレーム7の基部が支点軸32に揺動自在に支持されている(支持フレーム7が縦軸芯P2(支点軸32)周りに揺動自在に支持されている)。

図4,7,10に示すように、フレーム31の右部に連結されたブラケット31cにピン31bが上向きに連結され、支持フレーム7の延出部分にピン7aが上向きに連結されており、フレーム31のピン31bと支持フレーム7のピン7aとに亘って、バネ33(バネ機構に相当)が接続されている。これにより、支持フレーム7がバネ33により右の横外側(前側)に付勢されている(図4において、支持フレーム7が縦軸芯P2周りに反時計方向に付勢されている)。

図10,11,12に示すように、支持フレーム7の右部(前部)に、ブラケット7bが連結され、ブラケット7bの縦壁部分にボス部34(位置変更部に相当)が連結されており、ボス部34の内面に雌ネジ部が形成されている。ネジ軸35(位置決め部に相当)がボス部34に挿入されており、ネジ軸35の端部に硬質ゴム製の接当部35aが備えられ、ネジ軸35にロックナット36が取り付けられている。

図10及び図11に示す状態は、支持フレーム7がバネ33により右の横外側(前側)に付勢されて、ネジ軸35の接当部35aがフレーム31の後部に接当している状態であり、支持フレーム7が所定位置Aで止められた状態である。 以上の構造により、平面視で、支持フレーム7が支点軸32(縦軸芯P2)から機体3の進行方向B(機体3の左右中央CL)と交差するように、右斜め後の横外側に延出された状態となっている。

図10及び図11に示す状態において、ロックナット36を緩め、ネジ軸35を回転操作して、ネジ軸35の位置をボス部34に沿って変更することにより、支持フレーム7の所定位置Aを少し横外側(前側)に変更したり、少し機体3の左右中央CL側(後側)に変更することができる。

[6] 次に、支持フレーム7の所定位置Aから機体3の左右中央CL側への揺動を阻止する阻止状態と、支持フレーム7の所定位置Aから機体3の左右中央CL側への揺動を許容する許容状態とに切り換える構造について説明する。

図10,11,12に示すように、フレーム31の後部の右部に、ブラケット31dが連結されている。フック状の係合部材42(阻止機構に相当)が備えられており、係合部材42に連結されたピン42aにより、係合部材42がフレーム31のブラケット31dの左右方向の横軸芯P9周りに上下に揺動自在に支持されている。

図2,11,12,19に示すように、操縦ハンドル6の握り部6eに操作レバー43が備えられており、操作レバー43と係合部材42とに亘って操作ワイヤ44が接続されて、操作ワイヤ44が操縦ハンドル6に沿って取り付けられている。係合部材42を上側に付勢するバネ45が、係合部材42のピン42aに取り付けられている。支持フレーム7のブラケット7bの下部にブラケット7dが連結されており、ブラケット7dにピン7eが横向きに連結されている。

図10,11及び図12の実線に示す状態は、操作レバー43が阻止位置に操作され、操作ワイヤ44が係合部材42側に戻し操作されて、係合部材42が阻止位置に位置した状態であり、支持フレーム7が所定位置Aに位置して、支持フレーム7のピン7eが係合部材42の凹部状の係合部42bに入り込んだ状態である。

図10,11及び図12の実線に示す状態において、支持フレーム7が所定位置Aから機体3の左右中央CL側へ揺動しようとしても、支持フレーム7のピン7eが係合部材42に係合して、支持フレーム7の所定位置Aから機体3の左右中央CL側への揺動が阻止される(阻止状態)。

前項[5]に記載のように、ネジ軸35を回転操作して、ネジ軸35の位置をボス部34に沿って変更することにより、支持フレーム7の所定位置Aを変更する場合、図12の実線に示すように、係合部材42の係合部42bの前後幅の範囲で支持フレーム7のピン7eが前後方向に移動する範囲内において、支持フレーム7の所定位置Aの変更を行うことができる。

図12の実線に示す状態から、操作レバー43を許容位置に操作すると、操作ワイヤ44が操作レバー43側に引き操作されて、係合部材42が許容位置に操作される(図12の二点鎖線参照)。この状態において、支持フレーム7のピン7eは係合部材42の係合部42bに入り込むことはないので、支持フレーム7の所定位置Aから機体3の左右中央CL側への揺動が許容される(許容状態)。

支持フレーム7が所定位置Aから機体3の左右中央CL側に揺動した後、図12の実線に示すように、操作レバー43を阻止位置に操作して、係合部材42を阻止位置に操作したとする。この状態で、支持フレーム7が所定位置A側に揺動した場合、支持フレーム7のピン7eが係合部材42に接当しながら係合部材42を下側に押し操作して、支持フレーム7のピン7eが係合部材42の係合部42bに自動的に入り込んで、前述の阻止状態に復帰する。

[7] 次に、支持フレーム7に備えられたキャスター車輪39(補助車輪に相当)について説明する。 図10,11,15に示すように、支持フレーム7の左部(後部)にブラケット7cが連結されて、支持部材37がボルト38によりブラケット7cの横軸芯P7周りに揺動自在に支持されている。キャスター車輪39が備えられており、キャスター車輪39のネジ部39aが、支持部材37に連結されたナット37aに挿入されて連結されて、キャスター車輪39が縦軸芯P8周りに自由に向きを変更する状態となっている。

図10,11,15に示すように、支持フレーム7のブラケット7cに、ロックピン40及びロックピン40を突出側に付勢するバネ41が備えられている。図13及び図14に示すように、支持部材37に案内板37bが連結されており、案内板37bに2個の開口部37c,37d及び2個のピン37e,37fが備えられている。

図13に示す状態は、ロックピン40を支持部材37(案内板37b)の開口部37cに挿入して、支持部材37を図1及び図3に示す位置で固定した状態である。この状態において、キャスター車輪39が地面に接地して、地面に対する支持フレーム7(第2草刈部12)の高さが維持される。

図14に示すように、ロックピン40を支持部材37(案内板37b)の開口部37cから抜き、キャスター車輪39(支持部材37)を後側に持ち上げて、ロックピン40を支持部材37(案内板37b)の開口部37dに挿入することにより、キャスター車輪39(支持部材37)を地面から持ち上げた位置で固定することができる。

前述のようにロックピン40を支持部材37(案内板37b)の開口部37c,37dから抜いた場合、誤ってキャスター車輪39を図13及び図14に示す位置を越えて支持フレーム7側に揺動させてしまうような状態となっても、支持部材37のピン37e,37fが支持フレーム7のブラケット7cの下部(上部)に接当することにより、キャスター車輪39は図13及び図14に示す位置で止められる。

[8] 次に、第2草刈部12について説明する。 図6及び図10に示すように、支持フレーム7の端部に、上下向きのボス部46が連結されて、第2刈刃駆動軸47がボス部46に回転自在に支持されており、第2刈刃駆動軸47の下部に第2刈刃48が連結されている。

図6に示すように、第2刈刃48は、円板状の基部48a、基部48aの外周部の複数個所の上下方向の縦軸芯P10周りに自由回転自在に支持された刈刃48b、基部48aの中央部に連結されたボス部48c等を備えている。第2刈刃48のボス部48cの内面にスプライン部が形成されており、第2刈刃駆動軸47の下部のスプライン部に第2刈刃48のボス部48cを挿入して、ボルト19により第2刈刃駆動軸47の下部に第2刈刃48(ボス部48c)を連結する。

図6に示す状態は、第2刈刃48(ボス部48c)とボス部46との間に2個のスペーサ20が取り付けられた状態で、第2刈刃48が低位置に設定された状態である。 図6に示す状態に対して、第2刈刃48(ボス部48c)とボス部46との間に1個のスペーサ20を取り付け、第2刈刃48(ボス部48c)とボルト19との間に1個のスペーサ20を取り付けると、第2刈刃48を低位置よりも高い中位置に設定することができる。第2刈刃48(ボス部48c)とボルト19との間に2個のスペーサ20を取り付けると、第2刈刃48を中位置よりも高い高位置に設定することができる。

図2,3,4,6,10に示すように、ボス部46の下部に天板49が連結されて、天板49が第2刈刃48の上側を覆っており、天板49の右部(機体3とは反対側の横側)から下側に右壁部50(飛散防止部材に相当)が延出され、天板49の左部(機体3側の横側)から下側に左壁部51が延出されている。

図6及び図10に示すように、右壁部50の前部と左壁部51の前部とが左右方向に離れており、右壁部50の前部と左壁部51の前部との間(第2草刈部12の機体3の進行方向前側の部分)が、前開口部52となっている。天板49の前部に軟質のゴム製のカバー部材53が取り付けられて、カバー部材53が前開口部52を塞ぐように天板49の前部から下側に垂れ下がっている。

図6及び図10に示すように、右壁部50の後部と左壁部51の後部とが左右方向に離れており、右壁部50の後部と左壁部51の後部との間(第2草刈部12の機体3の進行方向後側の部分)が、後開口部54となっている。天板49の後部に軟質のゴム製のカバー部材55が取り付けられて、カバー部材55が後開口部54を塞ぐように天板49の後部から下側に垂れ下がっている。

[9] 次に、第2草刈部12に備えられたガイド部材56について説明する。 図4,6,10に示すように、支持フレーム7の端部に支持フレーム57が連結されており、支持フレーム57が右斜め前側に延出されている、天板49におけるボス部46の付近に支持フレーム58,59が連結されており、支持フレーム58が右の横外側に延出され、支持フレーム59が右斜め後側に延出されている。

図4,6,10に示すように、丸棒材を折り曲げて構成されたガイド部材56が、支持フレーム57,58,59の端部に連結されており、支持フレーム57とガイド部材56の前部56aとに亘って補強部材60が連結されている。

図4,6,10に示すように、ガイド部材56の前部56aは、天板49と略同じ高さに位置して、第2草刈部12における機体3の進行方向Bの前側部分に位置しており、平面視で機体3に近い部分ほど機体3の進行方向Bの前側に位置するように斜めに配置されている。 ガイド部材56の中間部56bは、天板49と略同じ高さに位置して、第2草刈部12における機体3の進行方向Bの右側部分に位置しており、平面視で機体3の進行方向Bに沿って配置されている。 ガイド部材56の後部56cは、天板49と略同じ高さに位置して、第2草刈部12における機体3の進行方向Bの後側部分に位置しており、平面視で機体3の進行方向Bと交差するように配置されている。

図4,6,10に示すように、丸棒材を折り曲げて構成されたガイド部材66が備えられており、ガイド部材66の前部が支持フレーム57に連結され、ガイド部材66の後部が支持フレーム59に連結されている。 ガイド部材66は、支持フレーム57,59から下側に延出されて、右壁部50の下端部と略同じ高さに位置して、第2草刈部12における機体3の進行方向Bの右側部分に位置しており、平面視で機体3の進行方向Bに沿って配置されている。

図4,6,10に示すように、ボス部61がガイド部材56の後部56cに上下に揺動自在に支持され、ボス部61に支持板61aが連結されている。図16及び図17に示すように、キャスター車輪62が備えられており、キャスター車輪62のネジ部62aが、ボス部61の支持板61aに連結されたナット61bに挿入されて連結されて、キャスター車輪62が縦軸芯P11周りに自由に向きを変更する状態となっている。

図10,16,17に示すように、天板49の後部に一対のブラケット63が連結されており、ボス部61に連結された案内板61cが、一対のブラケット63の間に挟まれた状態となっている。ブラケット63に、ロックピン64及びロックピン64を突出側に付勢するバネ65が備えられ、ブラケット63にピン63aが連結されている。ボス部61の案内板61cに、2個の開口部61d,61e及び円弧状の案内孔61fが備えられている。

図17に示す状態は、ロックピン64をボス部61(案内板61c)の開口部61dに挿入して、キャスター車輪62を図6に示す位置で固定した状態である。この状態において、キャスター車輪62が地面に接地して、地面に対する支持フレーム7(第2草刈部12)の高さが維持される。

図18に示すように、ロックピン64をボス部61(案内板61c)の開口部61dから抜き、キャスター車輪62を後側に持ち上げて、ロックピン64をボス部61(案内板61c)の開口部61eに挿入することにより、キャスター車輪62を地面から持ち上げた位置で固定することができる。

図16に示すように、ブラケット63のピン63aが、ボス部61(案内板61c)の案内孔61fに挿入されている。これにより、キャスター車輪62は、ボス部61(案内板61c)の案内孔61fの範囲である図17に示す位置と図18に示す位置との間で揺動させることができる。

[10] 次に、エンジン4から第1刈刃5への伝動系について説明する。 図9及び図21に示すように、エンジン4の動力が主クラッチ67から伝動軸68に伝達されている。第1刈刃駆動軸18の上側に同芯状に伝動軸69が支持されて、エンジン4の動力が主クラッチ67から、伝動軸68の伝動ギヤ68a及び伝動軸69の伝動ギヤ69aを介して、伝動軸69に伝達されている。

図9及び図21に示すように、伝動軸69の下部の咬合部69bに対して、第1刈刃駆動軸18の上部にクラッチ部材18aがスプライン構造により一体回転及びスライド自在に備えられ、クラッチ部材18aを伝動軸69の咬合部69bとの咬合側に付勢するバネ18bが備えられている。第1刈刃駆動軸18のクラッチ部材18a及びバネ18b、伝動軸69の咬合部69bにより、第1刈刃クラッチ71が構成されている。

図9及び図21に示すように、第1刈刃駆動軸18のクラッチ部材18aをバネ18bにより上側に操作して伝動軸69の咬合部69bに咬合させることにより、エンジン4の動力が主クラッチ67、伝動軸68から第1刈刃駆動軸18に伝達されて、第1刈刃5が縦軸芯P1周りに回転駆動される(第1刈刃クラッチ71の伝動位置)。

図7,8,9,21に示すように、伝動ケース17に支持された操作レバー70を操作して、第1刈刃駆動軸18のクラッチ部材18aを伝動軸69の咬合部69bから下側に離すことにより、第1刈刃5は停止する(第1刈刃クラッチ71の遮断位置)。

[11] 次に、エンジン4から前輪1及び後輪2への伝動系について説明する。 図9及び図21に示すように、伝動軸69の動力がウォームギヤ機構73を介して伝動軸74に伝達されている。伝動軸74に低速ギヤ75及び高速ギヤ76が相対回転自在に外嵌されており、低速及び高速ギヤ75,76の間の伝動軸74の部分に、シフト部材77がスプライン構造により一体回転及びスライド自在に外嵌されている。

図21に示すように、伝動軸74と平行に支持された伝動軸78に低速ギヤ78a及び高速ギヤ78bが固定されて、低速ギヤ75,78aが咬合し、高速ギヤ76,78bが咬合している。これにより、低速ギヤ75、高速ギヤ76、伝動軸78の低速ギヤ78a及び高速ギヤ78b、シフト部材77等により走行用の変速装置79が構成されている。

図21に示すように、シフト部材77を低速ギヤ75に咬合させることにより、伝動軸74の動力が低速状態で伝動軸78に伝達される(変速装置79の低速位置)。シフト部材77を高速ギヤ76に咬合させることにより、伝動軸74の動力が高速状態で伝動軸78に伝達される(変速装置79の高速位置)。

図9及び図21に示すように、出力軸80が伝動軸78とが直交するように配置されており、伝動軸78にベベルギヤ78cが連結されている。出力軸80に前進ベベルギヤ81及び後進ベベルギヤ82が相対回転自在に外嵌されて、前進及び後進ベベルギヤ81,82が伝動軸78のベベルギヤ78cに咬合している。前進及び後進ベベルギヤ81,82の間の出力軸80の部分に、シフト部材83がスプライン構造により一体回転及びスライド自在に外嵌されている。

これにより、図9及び図21に示すように、伝動軸78のベベルギヤ78c、前進及び後進ベベルギヤ81,82、シフト部材83等により前後進切換装置84が構成されている。シフト部材83を前進ベベルギヤ81に咬合させることにより、伝動軸78の動力が前進状態で出力軸80に伝達される(前後進切換装置84の前進位置)。

図9及び図21に示すように、シフト部材83を後進ベベルギヤ82に咬合させることにより、伝動軸78の動力が後進状態で出力軸80に伝達される(前後進切換装置84の後進位置)。シフト部材83を前進ベベルギヤ81と後進ベベルギヤ82との間に操作することにより、伝動軸78の動力が遮断される(前後進切換装置84の中立位置)。

図7及び図21に示すように、出力軸80にスプロケット80aが連結されており、前車軸15にスプロケット15aが連結され、後車軸16にスプロケット16aが連結されている。出力軸80のスプロケット80aと、前車軸15のスプロケット15aと、後車軸16のスプロケット16aとに亘って、伝動チェーン85が取り付けられており、伝動チェーン85を覆うチェーンケース86が備えられている。

以上の構造により、前後進切換装置84を前進位置に操作すると、出力軸80及び伝動チェーン85により前輪1及び後輪2が前進状態に駆動されて、機体3は前進する。前後進切換装置84を後進位置に操作すると、出力軸80及び伝動チェーン85により前輪1及び後輪2が後進状態に駆動されて、機体3は後進する。前後進切換装置84を中立位置に操作すると、前輪1及び後輪2の駆動が停止して、機体3は停止する。

[12] 次に、エンジン4から第2刈刃48への伝動系について説明する。 図5,6,7,9,21に示すように、伝動軸68の下端部にプーリー68bが連結されている。支点軸32の上部に円筒軸87が回転自在に支持されており、円筒軸87の上部及び下部にプーリー87a,87bが備えられている。

図5,6,7,9,21に示すように、伝動軸68のプーリー68bと円筒軸87のプーリー87aとに亘って伝動ベルト88が取り付けられており、伝動ベルト88に対してテンションプーリー89が備えられ、伝動ベルト88を覆うベルトカバー90が備えられている。これにより、伝動軸68の動力が常に円筒軸87に伝達される。

図6,10,21に示すように、第2刈刃駆動軸47の上部にプーリー47aが連結されており、円筒軸87のプーリー87bと第2刈刃駆動軸47のプーリー47aとに亘って伝動ベルト91が取り付けられて、伝動ベルト91を覆うベルトカバー92が備えられている。

図6,10,21に示すように、支点軸32の上端部に、テンションアーム93が支点軸32(縦軸芯P2)周りに揺動自在に支持されており、テンションアーム93の端部にテンションプーリー94が支持されている。支持フレーム7の上下方向の縦軸芯P12周りにクラッチレバー95が揺動自在に支持されており、クラッチレバー95とテンションアーム93の端部とに亘ってバネ96が接続されている。 これにより、テンションアーム93、テンションプーリー94、クラッチレバー95及びバネ96等によって、第2刈刃クラッチ72が構成されている。

図21に示す状態は、クラッチレバー95を伝動位置に操作して保持している状態である。この状態において、バネ96によりテンションプーリー94が伝動ベルト91に押圧され、円筒軸87の動力が伝動ベルト91を介して第2刈刃駆動軸47に伝達されて、第2刈刃48が回転駆動される(第2刈刃クラッチ72の伝動位置)。

図21に示す状態からクラッチレバー95を遮断位置に操作して保持すると、テンションプーリー94が伝動ベルト91から離れて、円筒軸87の動力が第2刈刃駆動軸47に伝達されず、第2刈刃48は停止する(第2刈刃クラッチ72の遮断位置)。

[13] 次に、主クラッチ67の操作系について説明する。 図19及び図20に示すように、操縦ハンドル6の握り部6eと略同じ形状(平面視で長円状)の主クラッチレバー97が、伝動位置及び遮断位置に亘って揺動操作自在に、操縦ハンドル6の握り部6eに支持されている。

図7,8,9に示すように、伝動ケース17の後側の部分(エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置)に、主クラッチ67の操作アーム100と、変速装置79の操作アーム101が支持されている。機体3の左側の部分(エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置)に、ワイヤ受け部102(固定部に相当)が連結されている。

図7,8,9に示すように、操作ワイヤ103のインナー103aが操作アーム100に接続されており、操作ワイヤ103のアウター103bがワイヤ受け部102に接続されている。操作ワイヤ103のインナー103aが、主クラッチレバー97に接続されており、操作ワイヤ103が操縦ハンドル6に沿って取り付けられている。

図7,8,9に示すように、伝動ケース17の後側の部分(エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置)に、バネ受け部17aが備えられており、バネ受け部17aと操作アーム100とに亘ってバネ104が接続されている。バネ104により操作ワイヤ103のインナー103aが機体3への引き操作側に付勢されて、主クラッチ67(操作アーム100)及び主クラッチレバー97が遮断位置に付勢されている。

これにより、図19及び図20に示すように、作業者は、主クラッチレバー97を下側の伝動位置に操作することにより、操作ワイヤ103のインナー103aを主クラッチレバー97側に引き操作して、主クラッチ67(操作アーム100)を伝動位置に操作することができる。

図19及び図20に示すように、作業者が、主クラッチレバー97と操縦ハンドル6の握り部6eと一緒に握ることにより、主クラッチレバー97を伝動位置に保持することができるのであり、作業者が主クラッチレバー97から手を離すと、バネ104により、主クラッチ67(操作アーム100)及び主クラッチレバー97が遮断位置に操作される。

前項[10][12]に記載の第1及び第2刈刃クラッチ71,72を伝動位置に操作した状態で、主クラッチ67を伝動及び遮断位置に操作すると、前輪1及び後輪2、第1及び第2刈刃5,48が作動及び停止する。 第1刈刃クラッチ71を伝動位置に操作し、第2刈刃クラッチ72を遮断位置に操作した状態で、主クラッチ67を伝動及び遮断位置に操作すると、第2刈刃48が停止した状態で、前輪1及び後輪2、第1刈刃5が作動及び停止する。

第1刈刃クラッチ71を遮断位置に操作し、第2刈刃クラッチ72を伝動位置に操作した状態で、主クラッチ67を伝動及び遮断位置に操作すると、第1刈刃5が停止した状態で、前輪1及び後輪2、第2刈刃48が作動及び停止する。 第1及び第2刈刃クラッチ71,72を遮断位置に操作した状態で、主クラッチ67を伝動及び遮断位置に操作すると、第1及び第2刈刃5,48が停止した状態で、前輪1及び後輪2が作動及び停止する。

[14] 次に、変速装置79の操作系について説明する。 図19及び図20に示すように、変速レバー98が、低速位置及び高速位置に亘って揺動操作自在に、操縦ハンドル6の握り部6eに支持されている。

図7,8,9に示すように、操作ワイヤ105のインナー105aが操作アーム101に接続されており、操作ワイヤ105のアウター105bがワイヤ受け部102に接続されている。操作ワイヤ105のインナー105aが、変速レバー98に接続されており、操作ワイヤ105が操縦ハンドル6に沿って取り付けられている。

図19に示す状態は、変速レバー98を低速位置に操作している状態であり、操作ワイヤ105のインナー105aが変速レバー98側に引き操作されて、変速装置79(操作アーム101)が低速位置に操作されている。変速レバー98を高速位置に操作すると、操作ワイヤ105のインナー105aが機体3側に戻し操作され、変速装置79の内部に備えられたバネ(図示せず)により、変速装置79(操作アーム101)が高速位置に操作される。

[15] 次に、前後進切換装置84の操作系について説明する。 図19及び図20に示すように、前後進レバー99が、中立位置、前進位置及び後進位置に亘って揺動操作自在に、操縦ハンドル6の握り部6eに支持されている。

図7,8,9に示すように、伝動ケース17の上側の部分(エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置)に、前後進切換装置84の操作軸106が備えられ、操作軸106の上部(エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置)に、操作アーム106aが連結されている。伝動ケース17の上側の部分(エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置)に、ワイヤ受け部17b,17c(固定部に相当)が備えられている。

図7,8,9に示すように、操作ワイヤ107(108)のインナー107a(108a)が,操作軸106の操作アーム106aの一方(他方)の端部に接続されて、操作ワイヤ107(108)のアウター107b(108b)が、伝動ケース17のワイヤ受け部17b(17c)に接続されている。操作ワイヤ107,108のインナー107a,108aが前後進レバー99に接続されており、操作ワイヤ107,108が操縦ハンドル6に沿って取り付けられている。

図19に示す状態は、前後進レバー99を中立位置に操作している状態であり、前後進切換装置84が中立位置に操作されている。 前後進レバー99を前進位置に操作すると、操作ワイヤ107のインナー107aが前後進レバー99側に引き操作されて、前後進切換装置84が前進位置に操作される。前後進レバー99を後進位置に操作すると、操作ワイヤ108のインナー108aが前後進レバー99側に引き操作されて、前後進切換装置84が後進位置に操作される。

前項[13][14]及び本項[15]の記載、並びに、図7,8,9に示すように、エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置に配置された操作アーム100,101、操作軸106の操作アーム106a、ワイヤ受け部102、伝動ケース17のワイヤ受け部17b,17cにより、操作ワイヤ103,105,107,108の機体3の付近の部分が、エンジン4(エンジン4の最上部)よりも低くなるように機体3に固定された状態となっている。 この場合、伝動ケース17のワイヤ受け部17b,17cは、伝動ケース17を介して機体3に備えられた状態となっている。

[16] 次に、歩行型草刈機の作業状態について説明する(その1)。 図22に示すように、バネ33の付勢力及びネジ軸35(図10,11,12参照)により、支持フレーム7が所定位置Aに位置した状態で、機体3(第1草刈部11)に対する第2草刈部12の位置が決められている。この状態において、機体3の進行方向Bから視て、機体3(第1草刈部11)及び第2草刈部12が横方向(機体3の左右方向)に並んだ状態となる。

第1草刈部11(第1刈刃5)が刈り取る円状の第1草刈範囲C1、及び第2草刈部12(第2刈刃48)が刈り取る円状の第2草刈範囲C2について、図22に示す状態において、第1草刈範囲C1の第2草刈範囲C2側の部分と、第2草刈範囲C2の第1草刈範囲C1側の部分とが、機体3の進行方向Bから視て重複している。

図22に示す第1草刈範囲C1の第2草刈範囲C2側の部分と、第2草刈範囲C2の第1草刈範囲C1側の部分とが重複する重複部分C3において、前項[5]及び図11に示すように、ネジ軸35を回転操作してネジ軸35の位置をボス部34に沿って変更することにより、重複部分C3の重複幅を大小に変更することができる。

この場合、図22に示すように、図11に示すネジ軸35の位置を変更して、支持フレーム7の所定位置Aを少し横外側(前側)に変更すると、重複部分C3の重複幅が小さくなる。ネジ軸35の位置を変更して、支持フレーム7の所定位置Aを、少し機体3の左右中央CL側(後側)に変更すると、重複部分C3の重複幅が大きくなる。

[17] 次に、歩行型草刈機の作業状態について説明する(その2)。 図22に示すように、果樹園のように果樹(幹)の障害物Kが散在するような作業地において、障害物Kの周囲の地面の草刈作業を行う場合、先ず歩行型草刈機を障害物Kに向って走行させるのであり、第2草刈部12が障害物Kに到達するように、歩行型草刈機を走行させて、第1及び第2草刈部11,12により草刈作業を行う。

図22に示すように、第1草刈範囲C1の第2草刈範囲C2側の部分と、第2草刈範囲C2の第1草刈範囲C1側の部分の間に、重複部分C3を設定しておくことによって、第1草刈部11と第2草刈部12との間に刈り残しが生じるようなことは少ない。 図1,2,3,4に示すキャスター車輪39,62を地面に接地させておくことによって、第2草刈部12が機体3(第1草刈部11)及び地面に対して安定して支持される。

この場合、第2草刈部12に掛かる草の抵抗等により、第2草刈部12が機体3の左右中央CL側に移動(支持フレーム7が所定位置Aから機体3の左右中央CL側に揺動)する場合、操作レバー43により係合部材42を阻止位置に操作して、支持フレーム7の所定位置Aから機体3の左右中央CL側への揺動が阻止される状態(阻止状態)としておけばよい(前項[6]及び図11,12参照)。

図5及び図6に示すように、地面の草が機体3の前部(カバー部材22)から第1草刈部11に入り込み、第2草刈部12の前開口部52(カバー部材53)から第2草刈部12に入り込んで(導入されて)、第1及び第2草刈部11,12により地面の草が刈り取られるのであり、地面に残った草が機体3の後部(カバー部材22)及び第2草刈部12の後開口部54(カバー部材55)から出て行く(排出される)。

図2,3,4に示すように、第1草刈部11によって刈り取られた草や小石等が、第1刈刃5により飛散しようとしても、第1草刈部11のカバー部材22,23,24によって止められる。第2草刈部12によって刈り取られた草や小石等が、第2刈刃48により飛散しようとしても、第2草刈部12のカバー部材53,55、右及び左壁部50,51によって止められる。

[18] 次に、歩行型草刈機の作業状態について説明する(その3)。 前項[17]に記載のように、操作レバー43により係合部材42を阻止位置に操作していた場合、歩行型草刈機が障害物Kに到達する少し前に、操作レバー43により係合部材42を許容位置に操作しておく(前項[6]及び図11,12参照)。

図22に示すように、歩行型草刈機が障害物Kに到達すると、機体3(第1草刈部11)が障害物Kの横側に位置し、第2草刈部12が障害物Kの正面に位置する状態となる。 この後、歩行型草刈機を走行させると、機体3(第1草刈部11)は障害物Kの横側を通過する。

これに対して、図22及び図24に示すように、ガイド部材56(前部56a)が障害物Kに接触することにより、第2草刈部12は障害物Kに沿うように機体3の左右中央CL側に移動(支持フレーム7が所定位置Aから機体3の左右中央CL側に揺動)し、機体3(第1草刈部11)に続いて障害物Kの横側を通過する。

これにより、図23から図24に示す状態において、障害物Kの周囲の地面の草が第2草刈部12によって刈り取られる。 同時に、ガイド部材56(前部56a)が障害物Kに接触することにより、ガイド部材56及び第2草刈部12の右壁部50によって、第2草刈部12及び障害物Kが損傷を受けることがなく、第2刈刃48の障害物Kへの接触が避けられる。

図24に示すように、第2草刈部12が障害物Kとの接触により障害物Kに沿うように機体3の左右中央CL側に移動(支持フレーム7が機体3の左右中央CL側揺動)する場合、障害物Kからの反力が第2草刈部12及び支持フレーム7を介して機体3(第1草刈部11)に掛かり、歩行型草刈機の姿勢が乱れることが考えられる。 第2草刈部12(ガイド部材56)が障害物Kに接触しなくても、作業地が傾斜している場合(法面)、歩行型草刈機の姿勢が乱れる(傾斜する)ことが考えられる。

この場合、図7に示すように、前輪1及び後輪2のリブ1a,2aが地面に掛かることにより、前述のように障害物Kからの反力が機体3(第1草刈部11)に掛かっても、前輪1及び後輪2のリブ1a,2aが抵抗となるので、歩行型草刈機の姿勢が乱れることは少なく、安定した草刈作業が行われる。

歩行型草刈機の姿勢が少し傾斜したとしても、図22及び図23に示すように、第1草刈範囲C1の第2草刈範囲C2側の部分と、第2草刈範囲C2の第1草刈範囲C1側の部分の間に、重複部分C3を設定しておくことによって、第1草刈部11と第2草刈部12との間に刈り残しが生じるようなことは少ない。

[19] 次に、歩行型草刈機の作業状態について説明する(その4)。 図25に示すように、さらに歩行型草刈機を走行させて、第2草刈部12が障害物Kの横側を通過すると、第2草刈部12がバネ33の付勢力により障害物Kに沿うように横外側に移動(支持フレーム7が所定位置Aに揺動)して、第2草刈部12が元の位置に戻る(支持フレーム7が所定位置Aに戻る)。

これにより、図23から図25に示す状態において、障害物Kの周囲の地面の草が第2草刈部12によって刈り取られる。 図1,2,3,4に示すように、キャスター車輪39が支持フレーム7の後部に備えられ、キャスター車輪62が第2草刈部12の後部に備えられていることにより、図23から図25に示す状態において、キャスター車輪39,62が障害物Kに接触することは少なく、障害物Kに接触したとしても、キャスター車輪39,62が自由に向きを変えることにより、キャスター車輪39,62及び障害物Kが損傷を受けることはない。

支持フレーム7が所定位置A側に揺動する場合、操作レバー43により係合部材42を阻止位置に操作しておくと、支持フレーム7のピン7eが係合部材42に接当しながら係合部材42を下側に押し操作して、支持フレーム7のピン7eが係合部材42の係合部42bに自動的に入り込んで、阻止状態に復帰する(前項[6]及び図11,12参照)。

図23,24,25に示す状態において、障害物Kから歩行型草刈機の上側に枝等が延びている場合、図26に示すように、操縦ハンドル6において関節部25を操作することにより、操縦ハンドル6の基部側部分6bを横向きに設定して、操縦ハンドル6の中間部分6cを縦向きに設定し、操縦ハンドル6の握り部側部分6dを横向きに設定することにより、操縦ハンドル6が枝等に引っ掛かることは少ない。

同様に、操縦ハンドル6の基部6aがエンジン4の最上部よりも低くなるように、機体3の進行方向B(機体3の左右中央CL)に対して支持フレーム7の延出側とは反対側の機体3の部分に備えられている点により(前項[4]及び図2,4参照)、操縦ハンドル6の基部6aが枝等に引っ掛かることは少ない。

エンジン4(エンジン4の最上部)よりも下側の低い位置に配置された操作アーム100,101、操作軸106の操作アーム106a、ワイヤ受け部102、伝動ケース17のワイヤ受け部17b,17cにより、操作ワイヤ103,105,107,108の機体3の付近の部分が、エンジン4(エンジン4の最上部)よりも低くなるように機体3に固定された状態となっている点により(前項[13][14][15]及び図7,8,9参照)、操作ワイヤ103,105,107,108の機体3の付近の部分が枝等に引っ掛かることは少ない。

[発明の実施の別形態] 機体3の右部に操縦ハンドル6の基部6aを支持してもよい。この構成では、支持フレーム7が平面視で機体3の進行方向B(機体3の左右中央CL)と交差するように、左斜め後の横外側に延出されて、支持フレーム7の延出部分に第2草刈部12が支持されるように構成すればよい。

操縦ハンドル6に2個の関節部25ではなく、操縦ハンドル6に1個の関節部25を備えるように構成してもよい。 第2草刈部12のキャスター車輪62を備えないように構成してもよい。

本発明は、歩行型草刈機に適用できる。

1 車輪、前輪 1a 車輪のリブ 2 車輪、後輪 2a 車輪のリブ 3 機体 4 エンジン 6 操縦ハンドル 6a 操縦ハンドルの基部 7 支持フレーム 11 第1草刈部 12 第2草刈部 17b 固定部 17c 固定部 25 関節部 33 バネ機構 34 位置変更部 35 位置決め部 39 補助車輪 42 阻止機構 50 飛散防止部材 52 前開口部 53 カバー部材 54 後開口部 55 カバー部材 56 ガイド部材 102 固定部 103 操作ワイヤ 105 操作ワイヤ 107 操作ワイヤ 108 操作ワイヤ A 所定位置 B 機体の進行方向 C1 第1草刈範囲 C2 第2草刈範囲 C3 重複部分 CL 機体の左右中央 P2 縦軸芯

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