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外部擾乱の周りを密封するためのステントグラフト

阅读:102发布:2020-05-08

专利汇可以提供外部擾乱の周りを密封するためのステントグラフト专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且血管内ステントグラフト(10,110,210,310)が提供され、当該血管内ステントグラフト(10,110,210,310)は、弾性ストラット(20)と 流体 流れガイド(30)を含んでおり、該流体流れガイド(30)は、ストラット(20)の第1および第2のサブセット(32,34)に固定されている。第1のサブセット(32)のストラット(20)は、流体流れガイド(30)が実質的に円筒形である管状部分(40)を定めることを引き起こす、周方向に連続するリング(56)における周方向セル(80)として配置される。第2のサブセット(34)のストラット(20)は、流体流れガイド(30)がバルジ(42)を定めることを引き起こし、該バルジ(42)は、近位方向および遠位方向にバルジ(42)に隣接する実質的に円筒形である管状部分(40)の平均半径より少なくとも5%だけ大きい中心長手方向軸(38)からの最大バルジ半径を有する。第2のサブセット(34)のストラット(20)は、先端部分(50)を定めている。バルジ(42)を定める第2のサブセット(34)のストラット(20)の先端部分(50)の数は、近位方向および遠位方向にバルジ(42)に隣接する2つの周方向に連続するリング(56)における周方向セル(80)の平均数より少なくとも50%だけ大きい。 【選択図】図1A,下面是外部擾乱の周りを密封するためのステントグラフト专利的具体信息内容。

送達カテーテルとともに用いるための装置であって、当該装置は血管内ステントグラフトを有し、該血管内ステントグラフトは、最初は半径方向に圧縮された状態で前記送達カテーテル中に位置し、かつ、前記送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されており、かつ: ストラットを有し;かつ、 流体流れガイドを有し、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを有し、かつ、前記ストラットの第1および第2のサブセットに固定されており、前記の第1および前記の第2のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず、 前記の第1および前記の第2のサブセットの前記ストラットは弾性であり、前記ステントグラフトが前記の半径方向に拡張した状態をとるとき: 前記流体流れガイドが中心長手方向軸を有するルーメンを定めるようになっており、 前記の第1のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こす、周方向に連続するリングにおける複数の周方向セルとして配置されるようになっており、 前記の第2のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが前記中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に前記バルジに隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、 前記の第2のサブセットの前記ストラットが先端部分を定めるようになっており、かつ、 前記バルジを定める前記の第2のサブセットの前記ストラットの前記先端部分の数が、近位方向および遠位方向に前記バルジに隣接する前記の2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも50%だけ大きいようになっている、 前記装置。前記バルジを定める前記の第2のサブセットの前記ストラットの前記先端部分の前記数が、周方向セルの前記平均数の175%〜250%に等しい、請求項1に記載の装置。前記バルジを定める前記の第2のサブセットの前記ストラットの前記先端部分の前記数が、周方向セルの前記平均数の200%に等しい、請求項2に記載の装置。前記バルジを定める前記の第2のサブセットの前記ストラットの前記先端部分の前記数が、12〜16に等しい、請求項1に記載の装置。前記バルジが、前記ステントグラフトを完全に周方向に取り囲む、請求項1に記載の装置。前記先端部分が、前記流体流れガイドに直接的に縫合される、請求項1に記載の装置。前記先端部分が、それぞれの非外傷性特徴部を定める形状である、請求項1に記載の装置。前記流体流れガイドが、前記ステントグラフトが前記の半径方向に拡張した状態をとるときにすべての骨組みが前記ルーメンを定めるように配置される、請求項1に記載の装置。前記の周方向に連続するリングが波打ち、前記周方向セルがそれぞれのピークおよびトラフを定める形状であるようになっている、請求項1に記載の装置。前記ピークおよびトラフが、実質的に半円形であり、第1の平均曲率半径を有し、かつ、前記の第1の平均曲率半径の10%〜50%に等しい第2の平均曲率半径を有するそれぞれの歪み分布特徴部を定める形状である、請求項9に記載の装置。前記バルジの軸方向長さが、(a)前記最大バルジ半径と、(b)近位方向および遠位方向に前記バルジに隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の前記平均半径との間の差の10%〜40%に等しい、請求項1に記載の装置。前記の第1および前記の第2のサブセットの前記ストラットが、前記の第1のサブセットの前記ストラットが、前記の第2のサブセットの前記ストラットによって加えられる半径方向外側より少なくとも20%だけ大きい半径方向外側のを加えるように配置および成形される、請求項1に記載の装置。前記の第1および前記の第2のサブセットの前記ストラットが、前記の第1のサブセットの前記ストラットが、前記の第2のサブセットの前記ストラットによって加えられる前記半径方向外側より少なくとも40%だけ大きい前記の半径方向外側の力を加えるように配置および成形される、請求項12に記載の装置。前記周方向セルがW字形である、請求項1に記載の装置。前記の第1および前記の第2のサブセットの前記ストラットが超弾性である、請求項1に記載の装置。前記周方向セルがダイヤモンド形である、請求項1に記載の装置。前記バルジが第1のバルジであり、 前記流体流れガイドが、前記ストラットの前記の第1のサブセット、前記ストラットの前記の第2のサブセットおよび前記ストラットの第3のサブセットに固定されて前記ルーメンを定めており、前記の第1、前記の第2および前記の第3のサブセットがいかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、 前記の第3のサブセットの前記ストラットが弾性であり、前記ステントグラフトが前記の半径方向に拡張した状態をとるとき: 前記の第3のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが前記中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有する第2のバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に前記の第2のバルジに隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、 前記の第3のサブセットの前記ストラットが先端部分を定めるようになっており、かつ、 前記の第2のバルジを定める前記の第3のサブセットの前記ストラットの前記先端部分の数が、近位方向および遠位方向に前記の第2のバルジに隣接する前記の2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも50%だけ大きいようになっている、 請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの少なくとも第1のものが、前記の第1のサブセットの前記ストラットのうちの少なくとも第2のものと構造的に一体である、請求項1〜16のいずれか1つに記載の装置。前記の第2のサブセットのすべてのストラットが、前記の第1のサブセットの前記ストラットのうちの少なくとも1つと構造的に一体であり、 前記の第2のサブセットのうちのいかなるストラットも、前記の第2のサブセットのその他のストラットのうちのいずれにも直接的に接続されず、かつ、 前記の第2のサブセットのうちのいかなるストラットも、前記の第1のサブセットの前記ストラット以外のいかなるストラットによっても、前記の第2のサブセットのその他のストラットのうちのいずれにも間接的に接続されない、 請求項18に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの第1のものの前記先端部分のうちの少なくとも第1のものについて、(a)前記中心長手方向軸と、(b)(i)前記先端部分のうちの前記の第1のものと(ii)前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1のものと前記の第1のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第2のものとの間の接合部とによって定められる線とによって度が定められており、かつ、前記角度が5〜60度である、請求項18に記載の装置。前記角度が10〜30度である、請求項20に記載の装置。前記ステントグラフトがさらに、前記の第1および前記の第2のサブセットの前記ストラットを前記流体流れガイドに固定する縫合糸を有し、かつ、 前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1のものの前記先端部分のうちの少なくとも第1のものについて: 前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1のものが、前記ストラットのうちの前記の第1のものに沿って、(a)前記の第1の先端部分と、(b)前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1のものと前記の第1のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第2のものとの間の接合部との間で測定される長さを有し、 前記ストラットのうちの前記の第1のものの遠い方の半分が、前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1のものの前記長さの50%に沿って前記の第1の先端部分から延びており、かつ、 いかなる縫合糸も、前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1のものの前記の遠い方の半分の少なくとも50%に沿って配置されない、 請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記の第1のサブセットの前記ストラットが、交互に繰り返すピークおよびトラフを有する複数の波打った周方向に連続するリングにて配置されており、かつ、 前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの第1の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの1つの近い方の半分から始まり、かつ、前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの第2の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの前記1つの遠い方の半分から始まる、 請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの前記1つの軸方向高さの近い方20%から始まる、請求項23に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの前記1つの最近位部位から始まる、請求項24に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第2の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの前記1つの前記軸方向高さの遠い方20%から始まる、請求項24に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第1の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの前記1つの最近位部位から始まり、かつ、 前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの前記の第2の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの前記1つの最遠位部位から始まる、 請求項26に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの第1の複数が、前記の波打った周方向に連続するリングのうちの1つの2つ以上の軸方向に異なる位置から始まる、請求項23に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットのうちの少なくとも1つが、前記の第1のサブセットの前記ストラットのうちのいずれとも構造的に一体ではない、請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記流体流れガイドが、前記ストラットの前記の第1のサブセット、前記ストラットの前記の第2のサブセットおよび前記ストラットの第3のサブセットに固定されて前記ルーメンを定め、前記の第1、前記の第2および前記の第3のサブセットが、いかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、 前記の第3のサブセットの前記ストラットが弾性であり、前記ステントグラフトが前記の半径方向に拡張した状態をとるとき、前記の第3のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが前記流体流れガイドの一端へと延びるフレア状の軸方向部分を定めることを引き起こすようになっており、該フレア状の軸方向部分は、(a)前記中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、前記のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)前記最大フレア半径と(ii)前記のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の前記半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記のフレア状の軸方向部分が第1のフレア状の軸方向部分であり、かつ、前記流体流れガイドの前記一端が前記流体流れガイドの第1の端部であり、かつ、 前記の第3のサブセットの前記ストラットが弾性であり、前記ステントグラフトが前記の半径方向に拡張した状態をとるとき、前記の第3のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが前記流体流れガイドの第2の端部へと延びる第2のフレア状の軸方向部分をさらに定めることを引き起こすようになっており、該第2のフレア状の軸方向部分は、(a)前記中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、前記の第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)前記最大フレア半径と(ii)前記の第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の前記半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 請求項30に記載の装置。前記ステントグラフトがさらに、前記の第1および前記の第2のサブセットの前記ストラットを前記流体流れガイドに固定する縫合糸を有し、かつ、 前記の第1のサブセットの前記ストラットの表面積の少なくとも80%が、前記の第1のサブセットの前記ストラットを前記流体流れガイドに固定する前記縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある、 請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記の第2のサブセットの前記ストラットの前記表面積の50%以下が、前記の第2のサブセットの前記ストラットを前記流体流れガイドに固定する前記縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある、請求項32に記載の装置。前記流体流れガイドのすべての実質的に円筒形である管状部分の各円周が、10%未満で異なる、請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記の実質的に円筒形である管状部分のうちの第1のものの円周が、前記の実質的に円筒形である管状部分のうちの第2のものの円周より少なくとも10%だけ大きい、請求項1〜16のいずれか1つに記載の装置。前記血管内ステントグラフトが、前記の半径方向に圧縮された状態で前記送達カテーテルに取り外し可能に配置されるとき、前記の第1のサブセットの前記ストラットが、前記の第2のサブセットの前記ストラットと一致しない、請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 前記流体流れガイドが、いかなる開窓部またはスカロップも定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、1つ以上の分岐ステントグラフトを有する、 請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。前記ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 前記流体流れガイドが、開窓部、スカロップ、および、開窓部とスカロップ、からなる開口部の群より選択される1つ以上の開口部を定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、多数の分岐ステントグラフトを有し、該数は開口部の数より大きい、 請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置。送達カテーテルとともに用いるための装置であって、当該装置は血管内ステントグラフトを有し、該血管内ステントグラフトは、最初は半径方向に圧縮された状態で前記送達カテーテル中に位置し、かつ、前記送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されており、かつ: ストラットを有し;かつ、 流体流れガイドを有し、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを有し、かつ、前記ストラットの第1および第2のサブセットに固定されており、前記の第1および前記の第2のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず、 前記の第1および前記の第2のサブセットの前記ストラットは弾性であり、前記ステントグラフトが前記の半径方向に拡張した状態をとるとき: 前記流体流れガイドが中心長手方向軸を有するルーメンを定めるようになっており、 前記の第1のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こす、周方向に連続するリングにおける複数の周方向セルとして配置されるようになっており、 前記の第2のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが前記中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こす複数のバルジ誘導ユニットとして配置されるようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に前記バルジに隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、 前記バルジ誘導ユニットの平均周方向幅が、近位方向および遠位方向に前記バルジに隣接する前記の2つの周方向に連続するリングにおける前記周方向セルの平均周方向幅の25%以下であるようになっている、 前記装置。方法であって、当該方法は: 対象の大動脈の中へと血管内ステントグラフトを前進させることを有し、該血管内ステントグラフトは、半径方向に圧縮された状態で送達カテーテルに取り外し可能に配置されており、かつ、(a)(i)弾性ストラットと、(ii)流体流れガイドとを有する主たるステントグラフトを有し、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを有し、かつ、前記ストラットの第1および第2のサブセットに固定されており、前記の第1および前記第2のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず; 前記送達カテーテルから前記血管内ステントグラフトを配備することを有し、前記血管内ステントグラフトが、半径方向に拡張した状態をとるようになっており、該状態では、(a)前記流体流れガイドが、中心長手方向軸を有するルーメンを定めており、(b)前記の第1のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こす、周方向に連続するリングにおける複数の周方向セルとして配置されており、(c)前記の第2のサブセットの前記ストラットが、前記流体流れガイドが前記中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こし、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に前記バルジに隣接する前記の実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、(d)前記の第2のサブセットの前記ストラットが先端部分を定めており、かつ、(e)前記バルジを定める前記の第2のサブセットの前記ストラットの前記先端部分の数が、近位方向および遠位方向に前記バルジに隣接する前記の2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも50%だけ大きく;かつ、 部分的には前記の主たるステントグラフトと並べて、かつ、部分的には前記大動脈から分岐するそれぞれの分岐動脈に、1つ以上の分岐ステントグラフトを配備することを有し、前記分岐ステントグラフトの一部が前記バルジに接触するようになっている、 前記方法 。

说明书全文

関連出願への相互参照 本願は、本願の譲受人に譲渡され、かつ、参照によって本明細書に組み込まれる、2017年3月21日付けで出願の米国仮出願第62/474,391号からの優先権を主張する。

出願の分野 本発明は、概して埋め込み可能な医療デバイスに関し、具体的には埋め込み可能なステントグラフト(stent−graft)に関する。

出願の背景 大動脈瘤を治療するために、血管内補綴が用いられる場合がある。かかる治療は、異常を迂回するために、罹患した血管内にステントまたはステントグラフトを埋め込むことを含む。動脈瘤は、動脈の壁部の膨張(dilation)によって形成される嚢である。動脈瘤は先天的なものであるかも知れないが、通常は病気によって引き起こされ、外傷によって引き起こされる場合もある。通常は腎動脈と腸骨動脈との間に生じる大動脈瘤は、腹部大動脈瘤(「AAA」)と呼ばれる。大動脈には、胸部大動脈瘤(「TAA」)およびaortic uni−iliac(「AUI」)動脈瘤のようなその他の動脈瘤が発生する。TAAは、大動脈弓の下流(すなわち、下行大動脈)に発生するかも知れない。代替的には、TAAは大動脈弓自体(そこでは大動脈が分岐して腕頭動脈、左頸動脈および鎖骨下動脈を与える)に発生するかも知れず、上行大動脈に発生するかも知れない。

血管内動脈瘤修復術(EVAR)は、大動脈瘤の治療の実務を切開手術的アプローチからいっそう侵襲的でない手術的アプローチへと変換した。血管内介入の第1のステップは、通常、送達システムを対象の血管系の中へと導入することを必要とする。送達システムのクロッシングプロファイル(すなわち、外径)が24Fr(3Fr=1ミリメートル)以下であれば、真に経皮的なアプローチが用いられてもよい。なぜなら、かかる穿刺部位の適切な閉塞のために血管閉塞デバイスが利用可能であるからである。

血管はもろくなり、または、破裂する場合さえある。例えば、大動脈では、血管壁はもろくなり、または、断裂し、動脈瘤および解離のような危険な症状をもたらし得る。かかる症状の治療は、最小限に侵襲的な手術的手順を用いてステントグラフトを血管系内に埋め込むことによって実行され得る。腔内ステントグラフトは、典型的には、グラフト材料に取り付けられた1つ以上のステントを含んでおり、かつ、血管内挿入によって治療部位へと送達される。一旦腔内ステントグラフトが半径方向に拡大すると、それは血管壁への自己付着によって無期限で所定の場所に留まり、血液またはその他の流体の流れのための管の代用品として作用するはずである。

大動脈解離は、大動脈の内壁における断裂または部分断裂であり、血液が大動脈の壁部の層の間を流れ、層がバラバラになることを強いることを引き起こす。大動脈解離は、スタンフォード分類にしたがって2つのタイプに分けられてもよい。タイプA解離は、上行大動脈および/または大動脈弓と関わり、かつ、場合によっては下行大動脈と関わる。タイプB解離は、下行大動脈または弓(右腕頭動脈起始部に対して遠位)と関わり、上行大動脈とは関わらない。

出願の概要 本発明の実施形態は、血管内ステントグラフトを提供し、該血管内ステントグラフトは、ストラットと流体流れガイドとを有し、該流体流れガイドは、ストラットの第1および第2のサブセットに固定されている。第1および第2のサブセットのストラットは弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき: 流体流れガイドが、中心長手方向軸を有するルーメンを定めるようになっており、 第1のサブセットのストラットが、流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こすようになっており、かつ、 第2のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ(bulge)半径を有するバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きい。

いくつかの応用例については、バルジは、溝(gutter)(すなわち、血管内ステントグラフトおよび該血管内ステントグラフトと並んで配置された分岐ステントグラフトのルーメンの外側に配置された残りの血管内空間)を通る長期の漏れ(すなわち、血流)の可能性を減少させるように構成されている。代替的または追加的には、バルジは、血管内ステントグラフトと、例えばプラーク、石灰化または血栓(これらはすべて、血管壁の循環性を変更し、かつ、そうでなければステントグラフトと血管壁との間の良好な密封について問題を提起するであろう)の隔離された領域のような血管壁の解剖学的構造の特徴部との間の血流の可能性を減少させてもよい。結果として、タイプ1エンドリークの可能性は減少する。

いくつかの応用例については、第2のサブセットのストラットは、半径方向に測定される第1のサブセットのストラットの平均壁厚の80%以下(例えば、60%以下)である、半径方向に測定される平均壁厚を有する。かかるいっそう薄い壁厚は、第1のサブセットのストラットより小さい第2のサブセットのストラットのバネ定数に貢献し、このことは、分岐ステントグラフトを不必要に押し潰すこと、または、追加の金属製ステントを用いての分岐ステントグラフトの内部補強を必要とすることを伴わず、分岐ステントグラフトの周りのバルジのいっそう局所的な変形(ギザギザにすること)を容易にするであろう。

いくつかの応用例については、第1のサブセットのストラットは、流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こす、周方向に連続するリングにおける複数の周方向セルとして配置される。いくつかの応用例については、第2のサブセットのストラットは、先端部分を定めている。これらの応用例のいくつかについては、バルジを定める第2のサブセットのストラットの先端部分の数は、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも30%(典型的には、少なくとも50%)(例えば、周方向セルの平均数の少なくとも175%だけ大きく、250%以下であり、かつ/または、175%〜250%(例えば、200%))だけ大きい。かかる相対的に多い数の先端部分を提供することは、分岐ステントグラフトを不必要に押し潰すこと、または、追加の金属製ステントを用いての分岐ステントグラフトの内部補強を必要とすることを伴わず、分岐ステントグラフトの周りのバルジのいっそう局所的な変形(ギザギザにすること)を容易にするであろう。

したがって、本発明の発明概念1によれば、送達カテーテルとともに用いるための装置が提供され、当該装置は血管内ステントグラフトを含んでおり、該血管内ステントグラフトは、最初は半径方向に圧縮された状態で送達カテーテル中に位置しており、かつ、送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されており、かつ: ストラットを含んでおり;かつ、 流体流れガイドを含んでおり、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組み(fabric)を含んでおり、かつ、ストラットの第1および第2のサブセットに固定されており、第1および第2のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず、 第1および第2のサブセットのストラットは弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき: 流体流れガイドが中心長手方向軸を有するルーメンを定めるようになっており、 第1のサブセットのストラットが、流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こす、周方向に連続するリングにおける複数の周方向セルとして配置されるようになっており、 第2のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、 第2のサブセットのストラットが先端部分を定めるようになっており、かつ、 バルジを定める第2のサブセットのストラットの先端部分の数が、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも50%だけ大きいようになっている。

発明概念2。バルジを定める第2のサブセットのストラットの先端部分の数が、周方向セルの平均数の175%〜250%に等しい、発明概念1に記載の装置。

発明概念3。バルジを定める第2のサブセットのストラットの先端部分の数が、周方向セルの平均数の200%に等しい、発明概念2に記載の装置。

発明概念4。バルジを定める第2のサブセットのストラットの先端部分の数が、12〜16に等しい、発明概念1に記載の装置。

発明概念5。バルジが、ステントグラフトを完全に周方向に取り囲む、発明概念1に記載の装置。

発明概念6。先端部分が、流体流れガイドに直接的に縫合される、発明概念1に記載の装置。

発明概念7。先端部分が、それぞれの非外傷性特徴部を定める形状である、発明概念1に記載の装置。

発明概念8。流体流れガイドが、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるときにすべての骨組みがルーメンを定めるように配置される、発明概念1に記載の装置。

発明概念9。周方向に連続するリングが波打ち、周方向セルがそれぞれのピークおよびトラフを定める形状であるようになっている、発明概念1に記載の装置。

発明概念10。ピークおよびトラフが、実質的に半円形であり、第1の平均曲率半径を有し、かつ、第1の平均曲率半径の10%〜50%に等しい第2の平均曲率半径を有するそれぞれの歪み分布特徴部を定める形状である、発明概念9に記載の装置。

発明概念11。バルジの軸方向長さが、(a)最大バルジ半径と、(b)近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径との間の差の10%〜40%に等しい、発明概念1に記載の装置。

発明概念12。第1および第2のサブセットのストラットが、第1のサブセットのストラットが、第2のサブセットのストラットによって加えられる半径方向外側より少なくとも20%だけ大きい半径方向外側のを加えるように配置および成形される、発明概念1に記載の装置。

発明概念13。第1および第2のサブセットのストラットが、第1のサブセットのストラットが、第2のサブセットのストラットによって加えられる半径方向外側より少なくとも40%だけ大きい半径方向外側の力を加えるように配置および成形される、発明概念12に記載の装置。

発明概念14。周方向セルがW字形である、発明概念1に記載の装置。

発明概念15。第1および第2のサブセットのストラットが超弾性である、発明概念1に記載の装置。

発明概念16。周方向セルがダイヤモンド形である、発明概念1に記載の装置。

発明概念17。バルジが第1のバルジであり、 流体流れガイドが、ストラットの第1のサブセット、ストラットの第2のサブセットおよびストラットの第3のサブセットに固定されてルーメンを定めており、第1、第2および第3のサブセットがいかなる共通のストラットを含んでおらず、かつ、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき: 第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有する第2のバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に第2のバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、 第3のサブセットのストラットが先端部分を定めるようになっており、かつ、 第2のバルジを定める第3のサブセットのストラットの先端部分の数が、近位方向および遠位方向に第2のバルジに隣接する2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも50%だけ大きいようになっている、 発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念18。第2のサブセットのストラットのうちの少なくとも第1のものが、第1のサブセットのストラットのうちの少なくとも第2のものと構造的に一体である、発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念19。第2のサブセットのすべてのストラットが、第1のサブセットのストラットのうちの少なくとも1つと構造的に一体であり、 第2のサブセットのうちのいかなるストラットも、第2のサブセットのその他のストラットのうちのいずれにも直接的に接続されず、かつ、 第2のサブセットのうちのいかなるストラットも、第1のサブセットのストラット以外のいかなるストラットによっても、第2のサブセットのその他のストラットのうちのいずれにも間接的に接続されない、 発明概念18に記載の装置。

発明概念20。第2のサブセットのストラットのうちの第1のものの先端部分のうちの少なくとも第1のものについて、(a)中心長手方向軸と、(b)(i)先端部分のうちの第1のものと(ii)第2のサブセットのストラットのうちの第1のものと第1のサブセットのストラットのうちの第2のものとの間の接合部とによって定められる線とによって度が定められており、かつ、該角度が5〜60度である、発明概念18に記載の装置。

発明概念21。角度が10〜30度である、発明概念20に記載の装置。

発明概念22。ステントグラフトがさらに、第1および第2のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸を含んでおり、 第2のサブセットのストラットのうちの第1のものの先端部分のうちの少なくとも第1のものについて: 第2のサブセットのストラットのうちの第1のものが、ストラットのうちの第1のものに沿って、(a)第1の先端部分と、(b)第2のサブセットのストラットのうちの第1のものと第1のサブセットのストラットのうちの第2のものとの間の接合部との間で測定される長さを有し、 ストラットのうちの第1のものの遠い方の半分が、第2のサブセットのストラットのうちの第1のものの長さの50%に沿って第1の先端部分から延びており、かつ、 いかなる縫合糸も、第2のサブセットのストラットのうちの第1のものの遠い方の半分の少なくとも50%に沿って配置されない、 発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念23。第1のサブセットのストラットが、交互に繰り返すピークおよびトラフを有する複数の波打った周方向に連続するリングにて配置され、かつ、 第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの近い方の半分から始まり、かつ、第2のサブセットのストラットのうちの第2の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの遠い方の半分から始まる、 発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念24。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの軸方向高さの近い方20%から始まる、発明概念23に記載の装置。

発明概念25。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの最近位部位から始まる、発明概念24に記載の装置。

発明概念26。第2のサブセットのストラットのうちの第2の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの軸方向高さの遠い方20%から始まる、発明概念24に記載の装置。

発明概念27。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの最近位部位から始まり、かつ、 第2のサブセットのストラットのうちの第2の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの最遠位部位から始まる、 発明概念26に記載の装置。

発明概念28。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの2つ以上の軸方向に異なる位置から始まる、発明概念23に記載の装置。

発明概念29。第2のサブセットのストラットのうちの少なくとも1つが、第1のサブセットのストラットのうちのいずれとも構造的に一体ではない、発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念30。流体流れガイドが、ストラットの第1のサブセット、ストラットの第2のサブセットおよびストラットの第3のサブセットに固定されてルーメンを定めており、第1、第2および第3のサブセットが、いかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの一端へと延びるフレア状の(flared)軸方向部分を定めることを引き起こすようになっており、該フレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と(ii)フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念31。フレア状の軸方向部分が第1のフレア状の軸方向部分であり、かつ、流体流れガイドの一端が流体流れガイドの第1の端部であり、かつ、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの第2の端部へと延びる第2のフレア状の軸方向部分をさらに定めることを引き起こすようになっており、該第2のフレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と(ii)第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 発明概念30に記載の装置。

発明概念32。ステントグラフトがさらに、第1および第2のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸を含んでおり、かつ、 第1のサブセットのストラットの表面積の少なくとも80%が、第1のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある、 発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念33。第2のサブセットのストラットの表面積の50%以下が、第2のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある、発明概念32に記載の装置。

発明概念34。流体流れガイドのすべての実質的に円筒形である管状部分の各円周が、10%未満で異なる、発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念35。実質的に円筒形である管状部分のうちの第1のものの円周が、実質的に円筒形である管状部分のうちの第2のものの円周より少なくとも10%だけ大きい、発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念36。血管内ステントグラフトが、半径方向に圧縮された状態で送達カテーテルに取り外し可能に配置されるとき、第1のサブセットのストラットが、第2のサブセットのストラットと一致しない、発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念37。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、いかなる開窓部またはスカロップ(scallop)も定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、1つ以上の分岐ステントグラフトを含んでいる、 発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

発明概念38。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、開窓部、スカロップ、および、開窓部とスカロップ、からなる開口部の群より選択される1つ以上の開口部を定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、多数の分岐ステントグラフトを含んでおり、該数は開口部の数より大きい、 発明概念1〜16のいずれか1つに記載の装置。

さらに、本発明の発明概念39によれば、送達カテーテルとともに用いるための装置が提供され、当該装置は血管内ステントグラフトを含んでおり、該血管内ステントグラフトは、最初は半径方向に圧縮された状態で送達カテーテル中に位置しており、かつ、送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されており、かつ: ストラットを含んでおり;かつ、 流体流れガイドを含んでおり、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを含んでおり、かつ、ストラットの第1および第2のサブセットに固定されており、第1および第2のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず、 第1および第2のサブセットのストラットは弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき: 流体流れガイドが中心長手方向軸を有するルーメンを定めるようになっており、 第1のサブセットのストラットが、流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こす、周方向に連続するリングにおける複数の周方向セルとして配置されるようになっており、 第2のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こす複数のバルジ誘導ユニットとして配置されるようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、 バルジ誘導ユニットの平均周方向幅が、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均周方向幅の25%以下であるようになっている。

発明概念40。バルジ誘導ユニットの平均周方向幅が、周方向セルの平均周方向幅の20%以下である、発明概念39に記載の装置。

発明概念41。バルジ誘導ユニットの平均周方向幅が、周方向セルの平均周方向幅の10%以下である、発明概念40に記載の装置。

発明概念42。バルジ誘導ユニットのうちの少なくとも1つが、第2のサブセットのストラットのうちのまさに1つを含んでいる、発明概念39に記載の装置。

発明概念43。バルジ誘導ユニットのうちの少なくとも1つが、第2のサブセットのストラットのうちの2つを含んでいる、発明概念39に記載の装置。

発明概念44。バルジ誘導ユニットの数が、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも50%だけ大きい、発明概念39に記載の装置。

発明概念45。バルジ誘導ユニットの数が、周方向セルの平均数の175%〜250%に等しい、発明概念44に記載の装置。

発明概念46。バルジ誘導ユニットの数が、周方向セルの平均数の200%に等しい、発明概念45に記載の装置。

発明概念47。周方向に連続するリングが波打ち、周方向セルがそれぞれのピークおよびトラフを定める形状であるようになっている、発明概念39に記載の装置。

発明概念48。周方向セルがW字形である、発明概念39に記載の装置。

発明概念49。周方向セルがダイヤモンド形である、発明概念39に記載の装置。

発明概念50。バルジの軸方向長さが、(a)最大バルジ半径と(b)近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径との間の差の10%〜40%に等しい、発明概念39に記載の装置。

発明概念51。バルジがステントグラフトを完全に周方向に取り囲む、発明概念39に記載の装置。

発明概念52。第1および第2のサブセットのストラットが超弾性である、発明概念39に記載の装置。

発明概念53。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、いかなる開窓部またはスカロップも定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、1つ以上の分岐ステントグラフトを含んでいる、 発明概念39〜52のいずれか1つに記載の装置。

発明概念54。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、開窓部、スカロップ、および、開窓部とスカロップ、からなる開口部の群より選択される1つ以上の開口部を定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、多数の分岐ステントグラフトを含んでおり、該数は開口部の数より大きい、 発明概念39〜52のいずれか1つに記載の装置。

発明概念55。第2のサブセットのストラットが、半径方向に測定される第1のサブセットのストラットの平均壁厚の80%以下である、半径方向に測定される平均壁厚を有する、発明概念39〜52のいずれか1つに記載の装置。

発明概念56。半径方向に測定される第2のサブセットのストラットの平均壁厚が、半径方向に測定される第1のサブセットのストラットの平均壁厚の60%以下である、発明概念55に記載の装置。

発明概念57。流体流れガイドが、ストラットの第1のサブセット、ストラットの第2のサブセットおよびストラットの第3のサブセットに固定されてルーメンを定めており、第1、第2および第3のサブセットが、いかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの一端へと延びるフレア状の軸方向部分を定めることを引き起こすようになっており、該フレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と(ii)フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 発明概念39〜52に記載の装置。

発明概念58。フレア状の軸方向部分が第1のフレア状の軸方向部分であり、かつ、流体流れガイドの一端が流体流れガイドの第1の端部であり、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの第2の端部へと延びる第2のフレア状の軸方向部分をさらに定めることを引き起こすようになっており、該第2のフレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と(ii)第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 発明概念57に記載の装置。

またさらに、本発明の発明概念59によれば、送達カテーテルとともに用いるための装置が提供され、当該装置は血管内ステントグラフトを含んでおり、該血管内ステントグラフトは、最初は半径方向に圧縮された状態で送達カテーテル中に位置し、かつ、送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されており、かつ: ストラットを含んでおり;かつ、 流体流れガイドを含んでおり、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを含んでおり、かつ、ストラットの第1および第2のサブセットに固定されており、第1および第2のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、第2のサブセットのストラットは、半径方向に測定される第1のサブセットのストラットの平均壁厚の80%以下である、半径方向に測定される平均壁厚を有し、 第1および第2のサブセットのストラットは弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき: 流体流れガイドが中心長手方向軸を有するルーメンを定めるようになっており、 第1のサブセットのストラットが、流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こすようになっており、かつ、 第2のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きい。

発明概念60。半径方向に測定される第2のサブセットのストラットの平均壁厚が、半径方向に測定される第1のサブセットのストラットの平均壁厚の60%以下である、発明概念59に記載の装置。

発明概念61。第1のサブセットのストラットが、第1のサブセットのストラットの各軸に対して垂直に測定される第1の平均断面積を有し、 第2のサブセットのストラットが、第2のサブセットのストラットの各軸に対して垂直に測定される第2の平均断面積を有し、かつ、 第2の平均断面積が、第1の平均断面積の80%以下である、 発明概念59に記載の装置。

発明概念62。流体流れガイドが、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるときにすべての骨組みがルーメンを定めるように配置される、発明概念59に記載の装置。

発明概念63。バルジが第1のバルジであり、 流体流れガイドが、ストラットの第1のサブセット、ストラットの第2のサブセットおよびストラットの第3のサブセットに固定されてルーメンを定めており、第1、第2および第3のサブセットがいかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、第3のサブセットのストラットは、半径方向に測定される第1のサブセットのストラットの平均壁厚の80%以下である、半径方向に測定される平均壁厚を有し、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有する第2のバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に第2のバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きい、 発明概念59に記載の装置。

発明概念64。第1および第2のサブセットのストラットが、第1のサブセットのストラットが、第2のサブセットのストラットによって加えられる半径方向外側より少なくとも20%だけ大きい半径方向外側の力を加えるように配置および成形される、発明概念59に記載の装置。

発明概念65。第1および第2のサブセットのストラットが、第1のサブセットのストラットが、第2のサブセットのストラットによって加えられる半径方向外側より少なくとも40%だけ大きい半径方向外側の力を加えるように配置および成形される、発明概念64に記載の装置。

発明概念66。第1および第2のサブセットのストラットが超弾性である、発明概念59に記載の装置。

発明概念67。バルジがステントグラフトを完全に周方向に取り囲む、発明概念59に記載の装置。

発明概念68。第2のサブセットのストラットのうちの少なくとも第1のものが、第1のサブセットのストラットのうちの少なくとも第2のものと構造的に一体である、発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念69。第2のサブセットのすべてのストラットが、第1のサブセットのストラットのうちの少なくとも1つと構造的に一体であり、 第2のサブセットのうちのいかなるストラットも、第2のサブセットのその他のストラットのうちのいずれにも直接的に接続されず、かつ、 第2のサブセットのうちのいかなるストラットも、第1のサブセットのストラット以外のいかなるストラットによっても第2のサブセットのその他のストラットのうちのいずれにも間接的に接続されない、 発明概念68に記載の装置。

発明概念70。第2のサブセットのストラットのうちの第1のものが第1の先端部分を定めており、 (a)中心長手方向軸と、(b)(i)第1の先端部分と(ii)第2のサブセットのストラットのうちの第1のものと第1のサブセットのストラットのうちの第2のものとの間の接合部とによって定められる線とによって角度が定められており、かつ、該角度が5〜60度である、 発明概念68に記載の装置。

発明概念71。角度が10〜30度である、発明概念70に記載の装置。

発明概念72。第2のサブセットのストラットのうちの第1のものが、第1の先端部分を定めており、 第2のサブセットのストラットのうちの第1のものが、第2のサブセットのストラットのうちの第1のものに沿って、(a)第1の先端部分と、(b)第2のサブセットのストラットのうちの第1のものと第1のサブセットのストラットのうちの第2のものとの間の接合部との間で測定される長さを有し、 第2のサブセットのストラットのうちの第1のものの遠い方の半分が、第2のサブセットのストラットのうちの第1のものの長さの50%に沿って第1の先端部分から延びており、 ステントグラフトがさらに、第1および第2のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸を含んでおり、かつ、 いかなる縫合糸も、第2のサブセットのストラットのうちの第1のものの遠い方の半分の少なくとも50%に沿って配置されない、 発明概念68に記載の装置。

発明概念73。第1のサブセットのストラットが、交互に繰り返すピークおよびトラフを有する複数の波打った周方向に連続するリングにて配置されており、かつ、 第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの近い方の半分から始まり、かつ、第2のサブセットのストラットのうちの第2の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの遠い方の半分から始まる、 発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念74。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの軸方向高さの近い方20%から始まる、発明概念73に記載の装置。

発明概念75。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの最近位部位から始まる、発明概念74に記載の装置。

発明概念76。第2のサブセットのストラットのうちの第2の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの軸方向高さの遠い方20%から始まる、発明概念74に記載の装置。

発明概念77。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの最近位部位から始まり、かつ、 第2のサブセットのストラットのうちの第2の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの最遠位部位から始まる、 発明概念76に記載の装置。

発明概念78。第2のサブセットのストラットのうちの第1の複数が、波打った周方向に連続するリングのうちの1つの2つ以上の軸方向に異なる位置から始まる、発明概念73に記載の装置。

発明概念79。第2のサブセットのストラットのうちの少なくとも1つが、第1のサブセットのストラットのうちのいずれとも構造的に一体ではない、発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念80。流体流れガイドが、ストラットの第1のサブセット、ストラットの第2のサブセットおよびストラットの第3のサブセットに固定されてルーメンを定めており、第1、第2および第3のサブセットが、いかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの一端へと延びるフレア状の軸方向部分を定めることを引き起こすようになっており、該フレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と(ii)フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念81。フレア状の軸方向部分が第1のフレア状の軸方向部分であり、かつ、流体流れガイドの一端が流体流れガイドの第1の端部であり、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの第2の端部へと延びる第2のフレア状の軸方向部分をさらに定めることを引き起こすようになっており、該第2のフレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と(ii)第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 発明概念80に記載の装置。

発明概念82。ステントグラフトがさらに、第1および第2のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸を含んでおり、かつ、 第1のサブセットのストラットの表面積の少なくとも80%が、第1のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある、 発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念83。第2のサブセットのストラットの表面積の50%以下が、第2のサブセットのストラットを流体流れガイドに固定する縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある、発明概念82に記載の装置。

発明概念84。流体流れガイドのすべての実質的に円筒形である管状部分の各円周が、10%未満で異なる、発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念85。実質的に円筒形である管状部分のうちの第1のものの円周が、実質的に円筒形である管状部分のうちの第2のものの円周より少なくとも10%だけ大きい、発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念86。バルジの軸方向長さが、(a)最大バルジ半径と(b)近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径との間の差の10%〜40%に等しい、発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念87。血管内ステントグラフトが、半径方向に圧縮された状態で送達カテーテルに取り外し可能に配置されるとき、第1のサブセットのストラットが、第2のサブセットのストラットと一致しない、発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念88。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、いかなる開窓部またはスカロップも定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、1つ以上の分岐ステントグラフトを含んでいる、 発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

発明概念89。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、開窓部、スカロップ、および、開窓部とスカロップ、からなる開口部の群より選択される1つ以上の開口部を定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、多数の分岐ステントグラフトを含んでおり、該数は開口部の数より大きい、 発明概念59〜67のいずれか1つに記載の装置。

追加的に、本発明の発明概念90によれば、送達カテーテルとともに用いるための装置が提供され、当該装置は血管内ステントグラフトを含んでおり、該血管内ステントグラフトは、最初は半径方向に圧縮された状態で送達カテーテル中に位置し、かつ、送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されており、かつ: ストラットを含んでおり;かつ、 流体流れガイドを含んでおり、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを含んでおり、かつ、ストラットの第1、第2および第3のサブセットに固定されており、第1、第2および第3のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず、 第1、第2および第3のサブセットのストラットは弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき: 流体流れガイドが中心長手方向軸を有するルーメンを定めるようになっており、 第1のサブセットのストラットが、流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こすようになっており、 第2のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、 第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの一端へと延びるフレア状の軸方向部分を定めることを引き起こすようになっており、該フレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と、(ii)フレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する。

発明概念91。フレア状の軸方向部分が第1のフレア状の軸方向部分であり、かつ、流体流れガイドの一端が流体流れガイドの第1の端部であり、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが流体流れガイドの第2の端部へと延びる第2のフレア状の軸方向部分をさらに定めることを引き起こすようになっており、該第2のフレア状の軸方向部分は、(a)中心長手方向軸からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径より少なくとも5%だけ大きく、かつ、(b)(i)最大フレア半径と(ii)第2のフレア状の軸方向部分に軸方向に隣接する実質的に円筒形である管状部分の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する、 発明概念90に記載の装置。

発明概念92。バルジが第1のバルジであり、 流体流れガイドが、ストラットの第1のサブセット、ストラットの第2のサブセットおよびストラットの第3のサブセットに固定されてルーメンを定めており、第1、第2および第3のサブセットがいかなる共通のストラットも含んでおらず、かつ、 第3のサブセットのストラットが弾性であり、ステントグラフトが半径方向に拡張した状態をとるとき、第3のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有する第2のバルジを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に第2のバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きい、 発明概念90に記載の装置。

発明概念93。バルジの軸方向長さが、(a)最大バルジ半径と(b)近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径との間の差の10%〜40%に等しい、発明概念90に記載の装置。

発明概念94。実質的に円筒形である管状部分のうちの第1のものの円周が、実質的に円筒形である管状部分の第2のものの円周より少なくとも10%だけ大きい、発明概念90に記載の装置。

発明概念95。バルジがステントグラフトを完全に周方向に取り囲む、発明概念90に記載の装置。

発明概念96。第1および第2のサブセットのストラットが超弾性である、発明概念90に記載の装置。

発明概念97。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、いかなる開窓部またはスカロップも定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、1つ以上の分岐ステントグラフトを含んでいる、 発明概念90〜96のいずれか1つに記載の装置。

発明概念98。ステントグラフトが主たるステントグラフトであり、 流体流れガイドが、開窓部、スカロップ、および、開窓部とスカロップ、からなる開口部の群より選択される1つ以上の開口部を定める形状ではなく、かつ、 当該装置がさらに、多数の分岐ステントグラフトを含んでおり、該数は開口部の数より大きい、 発明概念90〜96のいずれか1つに記載の装置。

さらに追加的に、本発明の発明概念99によれば、方法が提供され、当該方法は: 対象の大動脈の中へと血管内ステントグラフトを前進させることを含んでおり、該血管内ステントグラフトは、半径方向に圧縮された状態で送達カテーテルに取り外し可能に配置されており、かつ、(a)(i)弾性ストラットと、(ii)流体流れガイドとを含む主たるステントグラフトを含んでおり、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを含んでおり、かつ、ストラットの第1および第2のサブセットに固定されており、第1および第2のサブセットは、いかなる共通のストラットも含んでおらず; 送達カテーテルから血管内ステントグラフトを配備することを含んでおり、血管内ステントグラフトが、半径方向に拡張した状態をとるようになっており、該状態では、(a)流体流れガイドが、中心長手方向軸を有するルーメンを定めており、(b)第1のサブセットのストラットが、流体流れガイドが複数の実質的に円筒形である管状部分を定めることを引き起こす、周方向に連続するリングにおける複数の周方向セルとして配置されており、(c)第2のサブセットのストラットが、流体流れガイドが中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有するバルジを定めることを引き起こし、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きく、(d)第2のサブセットのストラットが先端部分を定めており、かつ、(e)バルジを定める第2のサブセットのストラットの先端部分の数が、近位方向および遠位方向にバルジに隣接する2つの周方向に連続するリングにおける周方向セルの平均数より少なくとも50%だけ大きく;かつ、 部分的には主たるステントグラフトと並べて、かつ、部分的には大動脈から分岐するそれぞれの分岐動脈に、1つ以上の分岐ステントグラフトを配備することを含んでおり、分岐ステントグラフトの一部がバルジに接触するようになっている。

また、本発明の発明概念100によれば、送達カテーテルとともに用いるための装置が提供され、当該装置は血管内ステントグラフトを含んでおり、該血管内ステントグラフトは、最初は半径方向に圧縮された状態で送達カテーテル中に位置し、かつ、送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されており、かつ: ストラットを含んでおり; 流体流れガイドを含んでおり、該流体流れガイドは、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを含んでおり、かつ、ストラットに固定されており、かつ、 1つ以上のバルジを含んでおり、該1つ以上のバルジは、半径方向外側に膨らみ、かつ、1つ以上のそれぞれの周方向らせん(helices)として配置されており、周方向らせんはそれぞれ、血管内ステントグラフトの周りを少なくとも0.3回の完全なターン(complete turn)だけ囲む。

発明概念101。1つ以上の周方向らせんがそれぞれ、血管内ステントグラフトの周りを少なくとも0.5回の完全なターンだけ囲む、発明概念100の装置。

発明概念102。1つ以上の周方向らせんがそれぞれ、血管内ステントグラフトの周りを少なくとも1.5回の完全なターンだけ囲む、発明概念101の装置。

発明概念103。1つ以上のバルジが、まさに1つのバルジである、発明概念100に記載の装置。

発明概念104。1つ以上のバルジが、複数のらせんとして配置された複数のバルジである、発明概念100に記載の装置。

発明概念105。複数のらせんがn重らせんとして配置される、発明概念104に記載の装置。

発明概念106。1つ以上のバルジがそれぞれ、流体流れガイドの中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有し、該最大バルジ半径は、血管内ステントグラフトの実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きい、発明概念100〜105のいずれか1つに記載の装置。

発明概念107。ストラットが流体流れガイドのルーメンを定める形状であり、かつ、1つ以上のバルジが、流体流れガイドの骨組みと、流体流れガイドのルーメンを定める形状であるストラットとによって定められている、発明概念100〜105のいずれか1つに記載の装置。

発明概念108。1つ以上のバルジがそれぞれ、流体流れガイドの骨組みとは別個に、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを含んでいる、発明概念100〜105のいずれか1つに記載の装置。

発明概念109。1つ以上のバルジがそれぞれ、1つ以上のバルジに構造を提供する1つ以上のバネをさらに含んでいる、発明概念108に記載の装置。

発明概念110。1つ以上のバネがつる巻きバネを含んでおり、かつ、1つ以上のバルジの骨組みがバネの一部を取り囲み、バネが1つ以上のバルジの骨組みと流体流れガイドとの間に配置されるようになっている、発明概念109に記載の装置。

本発明は、図面とともに考慮される以下の実施形態の詳細な説明からいっそう完全に理解されるであろう。

図1A〜Cは、本発明のある応用例による血管内ステントグラフトの概略図である。

図1A〜Cは、本発明のある応用例による血管内ステントグラフトの概略図である。

図1A〜Cは、本発明のある応用例による血管内ステントグラフトの概略図である。

図2A〜Dは、本発明の各応用例による、動脈瘤性下行大動脈における血管内システムの例示的な配備の概略図である。

図2A〜Dは、本発明の各応用例による、動脈瘤性下行大動脈における血管内システムの例示的な配備の概略図である。

図2A〜Dは、本発明の各応用例による、動脈瘤性下行大動脈における血管内システムの例示的な配備の概略図である。

図2A〜Dは、本発明の各応用例による、動脈瘤性下行大動脈における血管内システムの例示的な配備の概略図である。

図3は、本発明のある応用例による、製作の最中の図1A〜Cの血管内ステントグラフトの流体流れガイドの骨組みについての切断パターンの概略図である。

図4は、本発明のある応用例による図1A〜Cの血管内ステントグラフトの単一の波打った周方向に連続するリングの概略図である。

図5A〜Bは、本発明の各応用例による、図1A〜Cの血管内ステントグラフトの単一の波打った周方向に連続するリングの代替的な構成の概略図である。

図6は、本発明のある応用例による、別の血管内ステントグラフトの概略図である。

図7は、本発明のある応用例による、動脈瘤性下行大動脈における血管内システムの例示的な配備の概略図である。

図8は、本発明のある応用例による、また別の血管内ステントグラフトの概略図である。

図9A〜Bは、本発明のある応用例による、さらに別の血管内ステントグラフトの概略図である。

図10A〜Bは、本発明のある応用例による、血管内ステントグラフトの単一の波打った周方向に連続するリングの概略図であり、それぞれ、ステントが半径方向に圧縮された送達状態にあるとき、および、半径方向に拡張した状態にあるときのものである。

図11A〜Bは、本発明の各応用例による、別の血管内ステントグラフトの概略図である。

応用例の詳細な説明 図1A〜Cは、本発明のある応用例による血管内ステントグラフト10の概略図である。血管内ステントグラフト10は、血管内システムの一部として提供されてもよく、該血管内システムは、血管内送達ツール(例えば、送達カテーテルを有する)のようなその他の構成要素および/または図2A〜Dを参照して以下に記載されるような追加的な血管内ステントグラフトを追加的に有していてもよい。血管内システムは、動脈瘤、解離を患った動脈(例えば、下行大動脈150)のような血管、または、いっそう一般的には病理学的に膨張した血管を治療するのに用いられてもよい。

血管内ステントグラフト10は、例えば図1A〜Cおよび2A〜Dに示されているように、最初は半径方向に圧縮された状態で送達カテーテルに位置し、かつ、送達カテーテルから配備される際には半径方向に拡張した状態をとるように構成されている。いくつかの応用例については、血管内ステントグラフト10は自己拡張型である(すなわち、送達カテーテルから解放される際に半径方向に圧縮された送達状態から半径方向に拡張した状態へと自動的に移行するように構成されている)。その他の応用例については、ステントグラフト10は可塑的に拡張可能である(例えばバルーン拡張型であるように)。

血管内ステントグラフト10は: ストラット20(すなわち、ステントグラフト10に構造を提供し、かつ、任意選択的には各接合部において互いと相互接続される細長いセグメント;任意選択的には、複数のストラット20が、例えばレーザー切断によって円筒形チューブから製作される)を有し;かつ、 流体流れガイド30を有し、該流体流れガイド30は、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組みを有し、かつ、ストラット20の第1および第2のサブセット32および34に固定されており;第1および第2のサブセット32および34は、いかなる共通のストラット20も含まない。

第1および第2のサブセット32および34のストラット20は弾性であり、ステントグラフト10が例えば図1A〜Cに示されているように半径方向に拡張した状態をとるときには: 流体流れガイド30が、中心長手方向軸38(図1A〜Bにおいてラベル付けされている)を有するルーメン36(図1Cにおいてラベル付けされている)を定めるようになっており、 第1のサブセット32のストラット20が、流体流れガイド30が複数の実質的に円筒形である管状部分40を定めることを引き起こすようになっており、かつ、 第2のサブセット34のストラット20が、流体流れガイド30が中心長手方向軸38からの最大バルジ半径RBを有するバルジ42を定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径RBは、近位方向および遠位方向にバルジ42に隣接する(すなわち、バルジ42を軸方向に取り囲む)実質的に円筒形である管状部分40Aおよび40Bの平均半径RCより少なくとも5%だけ大きい(例えば、少なくとも10%だけ大きい(例えば、少なくとも15%だけ大きい))。

いくつかの応用例については、バルジ42は、溝(すなわち、血管内ステントグラフト10および血管内ステントグラフト10と並んで配置された分岐ステントグラフトのルーメンの外側に配置された残りの血管内空間)を通る長期の漏れ(すなわち、血流)の可能性を減少させるように構成されている。代替的または追加的には、バルジ42は、血管内ステントグラフト10と、例えばプラーク、石灰化または血栓(これらはすべて、血管壁の循環性を変更し、かつ、そうでなければステントグラフトと血管壁との間の良好な密封について問題を提起するであろう)の隔離された領域のような血管壁の解剖学的構造の特徴部との間の血流の可能性を減少させてもよい。結果として、タイプ1エンドリークの可能性は減少する。

いくつかの応用例については、バルジ42の軸方向長さLB(図1Aにおいてラベル付けされている)は、(a)最大バルジ半径RBと、(b)近位方向および遠位方向にバルジ42に隣接する(すなわち、バルジ42を軸方向に取り囲む)実質的に円筒形である管状部分40Aおよび40Bの平均半径RCとの間の差の少なくとも10%、40%以下、かつ/または、10%〜40%に等しい。

本願(請求の範囲を含む)で用いられるとき、ルーメン36の「中心長手方向軸」38は、ルーメン36に沿ったルーメン36の横断面部分のすべての重心のセットである。したがって、断面部分は、ルーメン36に沿って走る中心長手方向軸38に対して局所的に垂直である。(ルーメン36の断面が円形である構成については、重心は、円形断面部分の中心と一致する。)

典型的には、ストラット20は、可撓性金属、弾性金属、ステンレス鋼(例えば、弾性ステンレス鋼)、コバルトクロムまたは超弾性合金(ニチノールのような)のような金属を有する。流体流れガイド30は、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組み(例えば、1つ以上の薄い可撓性シート)を有し、該骨組みは、典型的には、ステントグラフト10が半径方向に拡張した状態で拘束されていないときには、管状構造体(直径がそれに沿って変化する)として配置される。骨組みは、例えば、高分子材料(例えば、ポリエステルもしくはポリテトラフルオロエチレン(PTFE))、織物材料(例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)(例えば、米国デラウェア州ウィルミントンのE. I. du Pont de Nemours and Company社製Dacron)もしくは延伸ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)(例えば、米国デラウェア州ニューアークのW. L. Gore & Associates社製))、自然組織(例えば、伏在静脈もしくはコラーゲン)、または、それらの組み合わせを有していてもよい。

典型的には、流体流れガイド30は、ステントグラフト10が半径方向に拡張した状態をとるときには、すべての骨組みがルーメン36を定めるように配置される(例えば、ステントグラフト10が、流体流れガイド30から半径方向外側に延びるいかなるスカートも有さないように)。

いくつかの応用例については、第1および第2のサブセット32および34のストラット20は、第1のサブセット32のストラット20が、第2のサブセット34のストラット20によって加えられる半径方向外側より少なくとも20%(例えば、少なくとも40%)だけ大きい半径方向外側の力を加えるように配置および成形される。

いくつかの応用例については、図1A〜Cに示されているように、流体流れガイド30は、1つ以上の追加のバルジ42を定める形状である。いくつかの応用例については、バルジ42は第1のバルジ42Aであり、かつ、流体流れガイド30は、ストラット20の第1のサブセット32、ストラット20の第2のサブセット34およびストラット20の第3のサブセット44に固定されてルーメン36を定めており;第1のサブセット32、第2のサブセット34および第3のサブセットは、いかなる共通のストラット20も含まない。第3のサブセット44のストラット20は弾性であり、ステントグラフト10が半径方向に拡張した状態をとるときには、第3のサブセット44のストラット20が、流体流れガイド30が中心長手方向軸38からの最大バルジ半径を有する第2のバルジ42Bを定めることを引き起こすようになっており、該最大バルジ半径は、近位方向および遠位方向に第2のバルジ42Bに隣接する(すなわち、バルジ42Bを軸方向に取り囲む)実質的に円筒形である管状部分40Cおよび40Dの平均半径より少なくとも5%だけ大きい。例えば図2A〜Dを参照して以下に記載されるように、第1のバルジ42Aは、煙突からの(すなわち、上からの)漏れを防止し、かつ、第2のバルジ42Bは、「潜望鏡」からの(すなわち、下からの)逆行性の漏れを防止するであろう。

いくつかの応用例については、バルジ42は、ステントグラフト10を完全に周方向に取り囲む。その他の応用例については、バルジ42は、ステントグラフト10を部分的に周方向に取り囲むのみである。流体流れガイド30が流体流れガイド30の軸方向長さ全体に沿って複数のバルジを定めるいくつかの応用例については、各円周角は、1つのバルジ42によって少なくとも囲まれる。流体流れガイド30が流体流れガイド30の軸方向長さ全体に沿って複数のバルジを定めるいくつかの応用例については、各円周角は、2つのバルジ42によって少なくとも囲まれる。

いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの少なくとも第1のものが、第1の先端部分50を定めている。いくつかの応用例については、(a)中心長手方向軸38と、(b)(i)第1の先端部分50と(ii)第2のサブセット34のストラット20のうちの第1のものと第1のサブセット32のストラット20のうちの少なくとも第2のものとの間の接合部とによって定められる線との間に角度が定められる。該角度は、5〜60度(例えば、10〜30度)である。いくつかの応用例については、第1の先端部50は、最大バルジ半径RBと一致するステントグラフト10に沿った軸方向位置52の近く(例えば、2mm以内)に軸方向に配置されており、その他の応用例については、第1の先端部分50は、バルジ42を軸方向に横断し、かつ、軸方向位置52から2mmより遠くで終端する。本願(請求の範囲を含む)で用いられるとき、「先端部分」は、第2のサブセット34のストラット20の自由端であり;該自由端は、ステントグラフト10が半径方向に拡張した状態をとるときには、実質的に円筒形である管状部分40(そこから先端部分が延びている)から半径方向外側に配置される。「自由端」は、ストラット20のその他の部分からの自由端を意味し;先端部分は、以下に記載されるように、流体流れガイド30に縫合されてもよい。

いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの第1のものは、ストラット20のうちの第1のものに沿って、(a)第1の先端部分50と、(b)第2のサブセット34のストラット20のうちの第1のものと第1のサブセット32のストラット20のうちの第2のものとの間の接合部との間で測定される長さを有する。ストラット20のうちの第1のものの遠い方の半分は、第2のサブセット34のストラット20のうちの第1のものの長さの50%に沿って第1の先端部分50から延びている。ステントグラフト10はさらに、第1のサブセット32および第2のサブセット34のストラット20を流体流れガイド30に固定する縫合糸を有する。いかなる縫合糸も、第2のサブセット34のストラット20のうちの第1のものの遠い方の半分の少なくとも50%に沿って配置されない。この構成は、第2のサブセットのストラットについてある程度の運動の自由を提供する。この自由は、第2のサブセットのストラットが、分岐ステントグラフトの擾乱(disturbance)をいっそう良好に収容することを可能にし、このことは、バルジと分岐ステントグラフトとの間のいっそう良好な密封を提供するであろう。この構成では、以下に記載の非外傷性特徴部84は、典型的には、縫合糸リングとして役立たない。

いくつかの応用例については、図1Bにおいてラベル付けされているように、第1のサブセット32のストラット20は、交互に繰り返すピーク58およびトラフ60(すなわち、反対の軸方向を指す頂点)を有する複数の波打った周方向に連続するリング56にて配置される。いくつかの応用例については、ピーク58およびトラフ60は、実質的に半円形であり、第1の曲率半径R1を有し、かつ、歪み分布特徴部61を定める形状であり、該歪み分布特徴部61は、第1の平均曲率半径の10%〜50%に等しい第2の平均曲率半径を有する。任意選択的には、歪み分布特徴部61は、ピーク58および/もしくはトラフ60の最近位ならびに/または最遠位点上に配置される。

いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの第1の複数62が、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの近い方の半分から始まり(すなわち、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの近い方の半分に結合され、かつ、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの近い方の半分から延びており)、かつ、第2のサブセット34のストラット20のうちの第2の複数64が、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの遠い方の半分から始まる。典型的には、第1の複数62および第2の複数64のストラット20は、同一の軸方向(例えば、図1Bにおいてラベル付けされているストラット20のセットにおいて示されているように近位方向)に延びている(ストラットはまた、半径方向外側を向いた部品とともに延びているが)。いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの第1の複数62は、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの軸方向高さHの近い方20%から(例えば、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの最近位部位から)始まる。代替的または追加的には、いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの第2の複数64は、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの軸方向高さHの遠い方20%から(例えば、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの最遠位部位から)始まる。いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの第1の複数62は、波打った周方向に連続するリング56のうちの1つの2つ以上の軸方向に異なる位置から始まる。

代替的には、いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの少なくとも1つが、第1のサブセット32のストラット20のうちのいずれとも構造的に一体ではない(構造は図示せず)。

いくつかの応用例については、図1Aにおいてラベル付けされているように、流体流れガイド30は、ストラット20の第1のサブセット32、ストラット20の第2のサブセット34およびストラット20の第4のサブセット70に固定されてルーメン36を定めており;第1、第2および第4のサブセット32、34および70は、いかなる共通のストラット20も含まない。第4のサブセット70のストラット20は弾性であり、ステントグラフト10が半径方向に拡張した状態をとるときには、第4のサブセット70のストラット20が、流体流れガイド30が流体流れガイド30の一端74へと延びるフレア状の軸方向部分72を定めるようになっており、該フレア状の軸方向部分72は、中心長手方向軸38からの最大フレア半径RFを有し、該最大フレア半径RFは、軸方向にフレア状の軸方向部分72に隣接する実質的に円筒形である管状部分40の半径RCより少なくとも5%だけ大きい。典型的には、(i)最大フレア半径RFと(ii)軸方向にフレア状の軸方向部分72に隣接する実質的に円筒形である管状部分40の半径RCとの間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さLFを有する。

いくつかの応用例については、フレア状の軸方向部分72は第1のフレア状の軸方向部分72Aであり、かつ、流体流れガイド30の一端74は、流体流れガイド30第1の端部74Aである。第4のサブセット70のストラット20は弾性であり、ステントグラフト10が半径方向に拡張した状態をとるときには、第4のサブセット70のストラット20が、流体流れガイド30が流体流れガイド30の第2の端部74Bへと延びる第2のフレア状の軸方向部分72Bを追加的に定めることを引き起こすようになっており、該第2のフレア状の軸方向部分72Bは、中心長手方向軸38からの最大フレア半径を有し、該最大フレア半径は、軸方向に第2のフレア状の軸方向部分72Bに隣接する実質的に円筒形である管状部分40の半径より少なくとも5%だけ大きい。典型的には、第2のフレア状の軸方向部分72Bは、(i)最大フレア半径と(ii)軸方向に第2のフレア状の軸方向部分72Bに隣接する実質的に円筒形である管状部分40の半径との間の差の5%〜20%に等しい軸方向長さを有する。

フレア状の軸方向部分72は、バルジ42と同一の機能を提供してもよい。ステントグラフト10の端部に、端部におけるバルジ42ではなくフレア状の軸方向部分72を提供することは、血液がバルジにおいて溜まること、および、循環すること(血栓症を引き起こすであろう)を防止するために役立つであろう。

いくつかの応用例については、ステントグラフト10はさらに、第1および第2のサブセット32および34のストラット20を流体流れガイド30に固定する縫合糸を有し、かつ、第1のサブセット32のストラット20の表面積の少なくとも80%が、第1のサブセット32のストラット20を流体流れガイド30に固定する縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある。いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20の表面積の50%以下が、第2のサブセット34のストラット20を流体流れガイド30に固定する縫合糸のうちの少なくとも1つから3mm以内にある。

例えば図1Cに示されているようないくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20は、半径方向に測定される第1のサブセット32のストラット20の平均壁厚T2の80%以下(例えば、60%以下)である、半径方向に測定される平均壁厚T1を有する。本願(請求の範囲を含む)で用いられるとき、ストラットの壁厚は、ストラットが中心長手方向軸38と平行に配向されるとき(これは、必ずしもその休止して拘束されていない配向ではないが)には、中心長手方向軸38からいっそう遠いストラットの表面と中心長手方向軸38にいっそう近いストラットの表面との間の距離を測定することによって「半径方向に測定」される。かかるいっそう薄い壁厚は、第1のサブセット32のストラット20より小さい第2のサブセット34のストラット20のバネ定数に貢献し、このことは、例えば図2A〜Dを参照して以下に記載されるように、分岐ステントグラフトを不必要に押し潰すこと、または、追加の金属製ステントを用いての分岐ステントグラフトの内部補強を必要とすることを伴わず、分岐ステントグラフトの周りのバルジ42のいっそう局所的な変形(ギザギザにすること)を容易にするであろう。いくつかの応用例については、第1のサブセット32のストラット20よりも長期間、第2のサブセット34のストラット20を電解研磨し、そのことによって第2のサブセットのものからいっそう多くの材料を除去することによって、いっそう薄い壁厚T1が達成される。代替的または追加的には、いくつかの応用例については、(a)第1のサブセット32のストラット20は、第1のサブセット32のストラット20の各軸に対して垂直に測定される第1の平均断面積を有し、(b)第2のサブセット34のストラット20は、第2のサブセット34のストラット20の各軸に対して垂直に測定される第2の平均断面積を有し、かつ、(C)第2の平均断面積は、第1の平均断面積の80%以下である。

典型的には、ステントグラフト10が例えば上記で説明されたように第2のバルジ42Bを定める応用例については、第3のサブセット44のストラット20は、半径方向に測定される第1のサブセット32のストラット20の平均壁厚の80%以下である、半径方向に測定される平均壁厚を有する。

図1A〜Cをさらに参照する。いくつかの応用例については、第1のサブセット32のストラット20は、流体流れガイド30が複数の実質的に円筒形である管状部分40を定めることを引き起こす、周方向に連続するリング56における複数の周方向セル80として配置される(説明の明確性のために、周方向セル80のうちの単一のものが、図1Bにおいてラベル付けされている)。図1Bに示されているように、各周方向セル80は、同一の軸方向位置にて始まり、かつ、終わる(すなわち、第1のサブセット32のストラット20のまさに1周期(サイクル)を含んでいる)。期間(サイクル)は、ストラット20の最も小さい考え得る繰り返し単位として理解されるべきであり、したがって、2つの同一の周方向に隣接するセルが2つの期間(各期間は特定の幅を有する)を定める(特定の幅の2倍の幅を有する単一の期間を定めるのではなく)ことが注目される。(任意選択的には、すべての周方向に連続するリング56が、バルジ42またはフレア状の軸方向部分72を定めるストラット20と接続されるわけではなく、該ストラット20と関連付けられるわけでもない。)いくつかの応用例については、上記されたように、第2のサブセット34のストラット20は、先端部分50(任意選択的には、最大バルジ半径RBと一致するステントグラフト10に沿った軸方向位置52の近くに(例えば、軸方向位置52から2mm以内に)軸方向に配置されるが、このことは必ずしも必要ではない)を定めている。これらの応用例のいくつかについては、バルジ42を定める第2のサブセット34のストラット20の先端部分50の数は、近位方向および遠位方向にバルジ42に隣接する(すなわち、バルジ42を軸方向に取り囲む)2つの周方向に連続するリング56における周方向セル80の平均数より少なくとも30%(典型的には、少なくとも50%)だけ大きい(例えば、周方向セル80の平均数の少なくとも175%だけ大きく、250%以下であり、かつ/または、175%〜250%(例えば、200%)だけ大きい)。いくつかの応用例については、バルジ42を定める第2のサブセット34のストラット20の先端部分の数は、少なくとも12、24以下および/または12〜24に等しい。かかる相対的または絶対的に多い数の先端部分50を提供することは、例えば図2A〜Dを参照して以下に記載されるように、分岐ステントグラフトを不必要に押し潰すこと、または、追加の金属製ステントを用いての分岐ステントグラフトの内部補強を必要とすることを伴わず、分岐ステントグラフトの周りのバルジ42のいっそう局所的な変形(ギザギザにすること)を容易にするであろう。

いくつかの応用例については、周方向に連続するリング56はそれぞれ、4〜16の周方向セル80を定める形状である。いくつかの応用例については、それぞれの周方向に連続するリング56の周方向セル80の少なくとも75%が、同様の形状である。いくつかの応用例については、それぞれの周方向に連続するリング56の周方向セル80の寸法は、周方向に隣接するセル80の間で異なる。

いくつかの応用例については、先端部分50は、流体流れガイド30に直接的に縫合される。これらの応用例のいくつかについては、先端部分50は、それぞれの非外傷性特徴部84(いくつかが図1Bにおいてラベル付けされている)を定める形状であり、該それぞれの非外傷性特徴部84は、任意選択的には、いくつかの構成においては、流体流れガイド30に直接的に縫合される縫合リングとして役立つ。任意選択的には、非外傷性特徴部84は、図示されているように、実質的に円形である。いくつかの応用例については、先端部分50の少なくともいくつかが、それぞれの放射線不透過性マーカーを有する。

いくつかの応用例については、周方向セル80は、W字形、V字形、U字形もしくはM字形であり(構成は図示せず)、または、一定の、もしくは、変化する幅を有するダイヤモンド形(構成は図示せず)である。

ここで図2A〜Dを参照すると、該図は、本発明の各応用例による、動脈瘤性下行大動脈150における血管内システム100の例示的な配備の概略図である。「サンドウィッチ」アセンブリーにおけるこの「潜望鏡」構成は、典型的には、例えば左右の腎動脈152Aおよび152Bのような分岐動脈に対して遠位方向(すなわち、下流)にある膨張を治療するのに用いられる。この配備では、ステントグラフト10は主たるステントグラフト10である。参照によって以下で組み込まれる特許出願のうちの1つ以上に記載され、そうでなければ本技術分野で既知である配備用の技術が用いられてもよい。配備は、下行大動脈、腎動脈、SMAおよび腹腔動脈を参照して示されているが、血管内システム100はまた、例えば動脈(例えば、内臓動脈)のようなその他の主たる血管および分岐血管の近くに配備されてもよい。

図2Bおよび図2Dに示されている構成では、ステントグラフト10は、例えば図8を参照して以下に記載されるように、複数の露出したストラット212を有する。

図2A〜Dは、以下の項目の配備の際の血管内システム100を示しており: 該項目は、左右の腎動脈152Aおよび152Bにまたがる、下行大動脈150における血管内ステントグラフト10であり、 該項目は、2つの分岐ステントグラフト280であり、該2つの分岐ステントグラフト280は、(a)分岐した左腎動脈および右腎動脈152Aおよび152Bに対して遠位方向である血管内ステントグラフト10の一部と並んで(すなわち、平行に)延びて位置しており、かつ、(b)腎動脈の中へと延びて位置しており;これらの分岐補綴は、したがって、主たる動脈から分岐動脈への血流経路を提供する。第2のバルジ42Bは、血管内ステントグラフト10と分岐ステントグラフト280との間の「溝」の間の長期の漏れ(すなわち、血流)の可能性を減少させる;結果として、タイプ1エンドリークの可能性は減少する。さらに、第2のバルジ42Bのストラット構造は、分岐ステントグラフト280を不必要に押し潰すこと、または、追加の金属製ステントを用いての分岐ステントグラフト280の内部補強を必要とすることを伴わず、分岐ステントグラフト280の周りのバルジのいっそう局所的な変形(ギザギザにすること)を容易にするであろうし、かつ、 該項目は、少なくとも1つの延長血管内ステントグラフト284であり、該少なくとも1つの延長血管内ステントグラフト284は、動脈瘤嚢を回避して左右の腸骨動脈154Aおよび154Bへと進み、かつ、配備手順の最中に血管内ステントグラフト10に密封して連結される。

典型的には、分岐ステントグラフト280の各遠位端は、例えば血管内ステントグラフト10の遠位端から2cm以内(遠位端から近位方向または遠位方向のいずれか)のように、血管内ステントグラフト10の遠位端に、または、血管内ステントグラフト10の遠位端の近くに配置される。分岐ステントグラフト280の各近位端は、左右の腎動脈152Aおよび152Bに配置される。

図2Aおよび2Bに示されている構成では、流体流れガイド30は、以下の項目を定める形状であり: 該項目は、流体流れガイド30を通る少なくとも1つの開窓部160である。いくつかの応用例については、開窓部160の周囲長は、開窓部160の軸方向位置においてステントグラフト10の周囲長の20%〜80%(例えば、20%〜40%)に等しい。いくつかの応用例については、開窓部160は、実質的に円形である(例えば、円形である);かつ/または、 該項目は、少なくとも1つのスカロップ162である。典型的には、スカロップ162の円周は25〜50mmである。いくつかの応用例については、スカロップ162は、U字形、V字形、長方形または半円形である。いくつかの応用例については、スカロップ162は、開窓部160に対して近位方向(すなわち、上流)に配置される。

図2Aおよび2Bに示されている構成では、ステントグラフト10は、開窓部160が、上腸間膜動脈(SMA)156(大動脈の前面の上にある)への血流経路を提供し、かつ、スカロップ162が、腹腔動脈166への血流経路を提供するように配置される。(したがって、血管内システム100は、多数の分岐ステントグラフトを有し、該数は、開口部(開窓部および/またはスカロップ)の数より大きい)。

図2Cおよび2Dに示されている構成では、流体流れガイド30は、開窓部160またはスカロップ162を定める形状ではない。代わりに、2つの追加のステントグラフト286および288が、「煙突」構成においてステントグラフト10の近位部分と並んで配備される。第1のバルジ42Aおよび/または第1のフレア状の軸方向部分72Aは、煙突からの漏れを防止する。さらに、第1のバルジ42Aのストラット構造は、分岐ステントグラフト286もしくは288を不必要に押し潰すこと、または、追加の金属製ステントを用いての分岐ステントグラフト286もしくは288の内部補強を必要とすることを伴わず、分岐ステントグラフト286または288の周りのバルジのいっそう局所的な変形(ギザギザにすること)を容易にするであろう。

図2A〜Dのすべてに示されている構成では、すべての腔内ステントグラフトの配備の際に、多部品血管内システム100は、腎動脈の上流から腎動脈、SMA、腹腔動脈および腸骨動脈への血流経路を定めている。図2A、2B、2Cおよび2Dの構成の組み合わせが用いられてもよい。

図3を参照すると、該図は、本発明のある応用例による、製作の最中の流体流れガイド30の骨組みについての切断パターンの概略図である。流体流れガイド30の製作の最中、流体流れガイド30の骨組みの一部88が切り取られ、流体流れガイド30であって、それに沿ってステントグラフト10の異なる直径に対応する異なる直径を有する前記流体流れガイド30が提供される。

図4を参照すると、該図は、本発明のある応用例による単一の波打った周方向に連続するリング56の概略図である。この図では、波打った周方向に連続するリング56は、第1のサブセット32のストラット20のうちの1つの周方向部位にて切断され、かつ、平坦に置かれて示されている。

いくつかの応用例については、血管内ステントグラフト10が半径方向に圧縮された状態で送達カテーテルに取り外し可能に配置されるときには、第1のサブセット32のストラット20は、第2のサブセット34のストラット20とは一致しない。換言すれば、例えば図4に示されているように、ストラット20が第1のサブセット32のストラット20のうちの1つの周方向部位にて切断され、かつ、平坦に置かれれば、第1のサブセット32のストラット20は、第2のサブセット34のストラット20と重複しない(すなわち、平面においていかなる同一の位置も占有しない)。ストラット20のこの配置構成は、ストラットが互いに重複していれば生じる半径方向に圧縮された送達状態におけるクロッシングプロファイルの増大を回避する。

いくつかの応用例については、第1および第2のサブセット32および34のストラット20は、単一の管状材料から製作される(例えば、材料をレーザー切断することによって)。いくつかの応用例については、例えば図面に示されているように、第2のサブセット34のストラット20のうちの少なくとも1つが、第1のサブセット32のストラット20のうちの少なくとも1つと構造的に一体である。いくつかの応用例については、第2のサブセット34のすべてのストラット20が、第1のサブセット32のストラット20のうちの少なくとも1つと構造的に一体であり、第2のサブセット34のいかなるストラット20も、第2のサブセット34のいかなるその他のストラットにも直接的に接続されず、かつ、第2のサブセット34のいかなるストラット20も、第1のサブセット34のストラット20以外のいかなるストラットによっても第2のサブセット34のいかなるその他のストラットにも間接的に接続されない。(第2のサブセット34のストラット20は、典型的には、流体流れガイド30によって間接的に接続される。)ストラット20のこの配置構成は、バルジ42の各周方向部分が概して互いとは別個に半径方向に拡張することを可能にする。なぜなら、第2のサブセット34のストラット20の周方向に隣接する端部が、互いに引き寄せ合わないからである。

図5A〜Bを参照すると、本発明の各応用例による、単一の波打った周方向に連続するリング56の代替的な構成の概略図である。図5A〜Bには、波打った周方向に連続するリング56の一部のみが示されている。これらの構成は、必要な変更を加えて、本明細書に記載のステントグラフト10の構成のいずれかとともに用いられてもよい。

これらの構成では、第2のサブセット34のストラット20は、複数のバルジ誘導ユニット90として配置されており、該複数のバルジ誘導ユニット90は、流体流れガイド30がバルジ42を定めることを引き起こす。典型的には、バルジ誘導ユニット90の平均周方向幅WBは、近位方向および遠位方向にバルジ42に隣接する(すなわち、バルジ42を軸方向に取り囲む)2つの周方向に連続するリング56における周方向セル80の平均周方向幅WCの25%以下(例えば、20%以下、15%以下または10%以下)である(図5Aおよび5Bには、これらの2つの周方向に連続するリング56のうちの1つのみが示されている)。バルジ誘導ユニット90の狭い幅は、例えば図2A〜Dを参照して上記されたように、分岐ステントグラフトを不必要に押し潰すこと、または、追加の金属製ステントを用いての分岐ステントグラフトの内部補強を必要とすることを伴わず、分岐ステントグラフトの周りのバルジ42のいっそう局所的な変形(ギザギザにすること)を容易にするであろう。(「周方向幅」は、波打った周方向に連続するリング56の円周の周りで、まるでリングが切断され、かつ、平坦に置かれたかのように測定される。)いくつかの応用例については、バルジ誘導ユニット90のうちの少なくとも1つ(例えば、すべてのバルジ誘導ユニット90)は、少なくとも4であるアスペクト比(長さ/幅)を有する。

いくつかの応用例については、例えば図5Aに示されているように、すべてのバルジ誘導ユニット90またはバルジ誘導ユニット90のうちの一部が、バルジ誘導ユニット90Bについて示されているように2つのストラット20を有し、かつ/または、すべてのバルジ誘導ユニット90またはバルジ誘導ユニット90のうちの一部が、バルジ誘導ユニット90Aについて示されているように、まさに1つの接合部にて第1のサブセット32に接続された、まさに1つのストラット20を有する。(バルジ誘導ユニット90Bの平均周方向幅WBは、先端部50と第2のサブセット34のまさに1つのストラット20との加重平均周方向幅に等しい。)図5Aは、バルジ誘導ユニット90Aがバルジ誘導ユニット90Aと互い違いになっている構成を示しており、図5Bは、バルジ誘導ユニット90Aのみを有する構成を示している。したがって、本明細書に記載のいくつかのその他の構成では(例えば、図1A〜C、4、6、7、8および9A〜Bに示されているように)、第2のサブセット34のストラット20は、複数のバルジ誘導ユニット90として配置されており、各バルジ誘導ユニット90は、まさに1つの接合部にて第1のサブセット32に接続された、まさに1つのストラット20を有する。

いくつかの応用例については、バルジ誘導ユニット90の数は、近位方向および遠位方向にバルジ42に隣接する(すなわち、バルジ42を軸方向に取り囲む)2つの周方向に連続するリング56における周方向セル80の平均数より少なくとも30%(典型的には、少なくとも50%)だけ多く、例えば、周方向セル80の平均数の少なくとも175%だけ大きく、250%以下であり、かつ/または、175%〜250%(例えば、200%)だけ大きい。

いくつかの応用例については、バルジ誘導ユニット90はそれぞれ、3〜20度(例えば、5〜15度)の角度を有する円弧を囲む。

図1A〜Cを参照して上記されたように、いくつかの応用例については、第2のサブセット34のストラット20のうちの少なくとも1つが、先端部分50を定めている。先端部分50は、各非外傷性特徴部84を定める形状であってもよく、各非外傷性特徴部84は、任意選択的には実質的に円形である。いくつかの応用例については、例えば図5Bに示されているように、先端部分50の非外傷性特徴部84は、ストラット20の第1のサブセット32によって定められた円筒形表面に対して概して平行に配向される。この配向は、バルジ42における先端部50による流体流れガイド30への損傷のリスクを減少させるであろう。

図1A〜Cを再び参照する。いくつかの応用例については、実質的に円筒形である管状部分40のうちの第1のもの(例えば、40Aまたは40B)の円周が、実質的に円筒形である管状部分40のうちの第2のもの(例えば、40Cまたは40D)の円周より少なくとも10%だけ大きい。

図6を参照すると、該図は、本発明のある応用例による、血管内ステントグラフト110の概略図である。以下に記載の事項を除いて、血管内ステントグラフト110は、図1A〜5Bを参照して上記された血管内ステントグラフト10と同様であり、かつ、必要な変更を加えて、その特徴のいずれかを実装していてもよい。血管内ステントグラフト110では、流体流れガイド30のすべての実質的に円筒形である管状部分40の各円周が、10%未満だけ異なる(例えば、等しい)。

ここで図7を参照すると、該図は、本発明のある応用例による、動脈瘤性下行大動脈150における血管内システム200の例示的な配備の概略図である。「サンドウィッチ」アセンブリーにおけるこの「潜望鏡」構成は、典型的には、例えば左右の腎動脈152Aおよび152Bのような分岐動脈に対して遠位方向(すなわち、下流)にある膨張を治療するのに用いられる。この配備では、ステントグラフト110は主たるステントグラフト110である。参照によって以下で組み込まれる特許出願のうちの1つ以上に記載され、そうでなければ本技術分野で既知である配備用の技術が用いられてもよい。

図7は、以下の項目の配備の際の血管内システム200を示しており: 該項目は、送達カテーテル772がステントグラフト10を解放するために回収された後の、左右の腎動脈152Aおよび152Bにまたがる、下行大動脈150における血管内ステントグラフト110であり、かつ、 該項目は、2つの分岐ステントグラフト280であり、該2つの分岐ステントグラフトは、「煙突」構成において血管内ステントグラフト110の近位部分に沿って、かつ、各分岐動脈:左腎動脈152Aおよび右腎動脈152Bの中に入るように部分的に延びて位置しており;第1のバルジ42Aおよび/または第1のフレア状の軸方向部分72Aは、「溝」を通る長期の漏れ(すなわち、血流)の可能性を減少させる。結果として、タイプ1エンドリークの可能性は減少する。

典型的には、分岐ステントグラフト280の各近位端は、例えば血管内ステントグラフト110の近位端から2cm以内(近位端から近位方向または遠位方向のいずれか)のように、血管内ステントグラフト110の近位端に、または、血管内ステントグラフト110の近位端の近くに配置される。好ましくは、分岐ステントグラフト280の各近位端は、血管内ステントグラフト110の近位端に対して近位方向でない方向に配置される。なぜなら、それらが血管内ステントグラフト110の近位端に対して近位方向に配置されれば、血流が、大動脈収縮周期にしたがって、それらが折れ曲がり、湾曲し、かつ、しなることを引き起こすからである。分岐ステントグラフト280の各近位端は、左右の腎動脈152Aおよび152Bに配置される。

任意選択的には、血管内システム200は、1つ以上の延長血管内グラフト284を含んでおり、該1つ以上の延長血管内グラフト284は、動脈瘤嚢を集合的に回避して左右の腸骨動脈154Aおよび154Bへと進む。延長血管内補綴は、配備手順の最中に血管内ステントグラフト110に密封して連結される。いくつかの実施形態については、主たるステントグラフト110は、バルジ42以外においては、延長血管内ステントグラフト284と比べて約15%だけサイズが大きい。図7に見られ得るように、すべての腔内補綴の配備の際に、多部品血管内システム200は、腎動脈の上流から腎動脈、SMA、腹腔動脈および腸骨動脈への血流経路を定めている。いくつかの応用例については、図7に示されているように、延長血管内ステントグラフト284の遠位端が分岐している。

図8を参照すると、該図は、本発明のある応用例による、血管内ステントグラフト210の概略図である。以下に記載の事項を除いて、血管内ステントグラフト210は、図1A〜5Bおよび6〜7をそれぞれ参照して上記された血管内ステントグラフト10および110と同様であり、かつ、必要な変更を加えて、それらの特徴のいずれかを実装していてもよい。血管内ステントグラフト210は、ステントグラフトの近位端において複数の露出したストラット212を有する。任意選択的には、露出したストラット212のうちの1つ以上が、固定バーブ214を定める形状であり、該固定バーブ214は、中心長手方向軸38と少なくとも20度の角度にて配向されていてもよい。いくつかの実施形態については、ステントグラフト210の軸方向長さの少なくとも10%(例えば、少なくとも50%)が、流体流れガイド30によって覆われていない(すなわち、露出したストラット212のみを有する)。

図9A〜Bを参照すると、該図は、本発明のある応用例による、血管内ステントグラフト310の概略図である。以下に記載の事項を除いて、血管内ステントグラフト310は、図1A〜5B、6〜7および8をそれぞれ参照して上記された血管内ステントグラフト10、110および210と同様であり、かつ、必要な変更を加えて、それらの特徴のいずれかを実装していてもよい。

図10A〜Bを参照すると、該図は、本発明のある応用例による、ステントグラフト10が半径方向に圧縮された送達状態および半径方向に拡張した状態をそれぞれとるときの、単一の波打った周方向に連続するリング56の概略図である。図10A〜Bは、ストラット20の第1のサブセット32のみを示しており、かつ、例えば図1A〜B、4、5A〜Bおよび/または11に示されているように任意選択的に提供されるストラット20の第2のサブセット34を示していない。

図10A〜Bに示されている構成では、例えば図1A〜Bに示されている構成とは異なり、トラフ60のみが、各ひずみ分布特徴部61を定める形状である。いくつかの応用例については、ピーク58と、ピーク58間の第1のサブセット32のストラット20が、相対的に大きい開口部(大動脈擾乱を、開口部の中に擾乱を直接収容することによって収容し得る)を有する凸形のベル形状を一緒になって定めている。代替的には、ピーク58のみが、各ひずみ分布特徴部61を定める形状である(構成は図示せず)。

いくつかの応用例については、図1A〜Cに示されているように、細長い部材の前記アレイは、さらに別の実質的に細長い部材を介して第1のサブセット32のストラット20と構造的に一体化される。いくつかの応用例については、図1A〜Cに示されているように、細長い部材の端部が、前記部材の最小の幅の少なくとも150%である曲率半径を有する。

図11A〜Bを参照すると、該図は、本発明の各応用例による、血管内ステントグラフト410の概略図である。以下に記載の事項を除いて、血管内ステントグラフト410は、図1A〜5B、6〜7、8および9A〜Bをそれぞれ参照して上記された血管内ステントグラフト10、110、210および310と同様であり、かつ、必要な変更を加えて、それらの特徴のいずれかを実装していてもよい。血管内ステントグラフト410は、1つ以上のバルジ442を有し、該1つ以上のバルジ442は、半径方向外側に(すなわち、流体流れガイド30の中心長手方向軸から離れるように)膨らみ、かつ、1つ以上のそれぞれの周方向らせん448として配置されており、該1つ以上のそれぞれの周方向らせん448はそれぞれ、血管内ステントグラフト410の周りを少なくとも0.3回の完全なターン(例えば、少なくとも0.5回の完全なターン(例えば、少なくとも1.5、2または3回の完全なターン))だけ囲む。

いくつかの応用例については、例えば図11Aに示されているように、血管内ステントグラフト410は、まさに1つのバルジ442を有する。

その他の応用例については、例えば図11Bに示されているように、血管内ステントグラフト410は、複数のバルジ442(例えば、まさに2つのバルジ442、まさに3つのバルジ442、まさに4つのバルジ442(図11Bに示されているように)または5つ以上のバルジ442)を有する。例えば、複数のらせん448は、n重らせん(例えば、二重らせん、三重らせんまたは四重らせん(図11Bに示されているように))として配置されてもよい。本願(請求の範囲を含む)で用いられるとき、「n重らせん」はn個のらせんを有し、該n個のらせんは、同一の軸を有し、軸に沿う並進によって異なる。

いくつかの応用例については、バルジ442は、溝(すなわち、血管内ステントグラフト410および血管内ステントグラフト410と並んで配置された分岐ステントグラフトのルーメンの外側に配置された残りの血管内空間)を通る長期の漏れ(すなわち、血流)の可能性を減少させるように構成されている。1つ以上のバルジ442が各らせん448として配置されるので、1つ以上のバルジ442は、血管内ステントグラフト410の周りの分岐ステントグラフトの周方向位置に関わらず分岐ステントグラフトと接触する。

代替的または追加的には、1つ以上のバルジ442は、血管内ステントグラフト410と、例えばプラーク、石灰化または血栓(これらはすべて、血管の循環性を変更し、かつ、そうでなければステントグラフト410と血管壁との間の良好な密封について問題を提起するであろう)の隔離された領域のような血管壁の解剖学的構造の特徴部との間の血流の可能性を減少させてもよい。結果として、タイプ1エンドリークの可能性は減少する。

いくつかの応用例については、例えば図11Aに示されているように、1つ以上のらせん448のピッチは、1つ以上のバルジ442を有する血管内ステントグラフト410の軸方向部分の軸方向長さより小さい(例えば、軸方向長さの50%未満(例えば、軸方向長さの33%未満))。その他の応用例については、例えば図11Bに示されているように、1つ以上のらせん448のピッチは、1つ以上のバルジ442を有する血管内ステントグラフト410の軸方向部分の軸方向長さより大きい(例えば、軸方向長さの150%より大きい(例えば、軸方向長さの200%より大きい))。

いくつかの応用例については、例えば図11Aに示されているように、1つ以上のバルジ442はそれぞれ、少なくとも1つの生体適合性の実質的に血液不透過性である骨組み444を有する。骨組み444は、流体流れガイド30の骨組みとは別個のものであり;例えば、流体流れガイド30の骨組みの内面が流体流れガイド30を通る血流経路を定め、一方で、骨組み444はそのことを行わない。1つ以上のバルジ442は、流体流れガイド30の外面に連結される。典型的には、1つ以上のバルジ442はそれぞれ、1つ以上のバネをさらに有し、該1つ以上のバネは、1つ以上のバルジ442に構造を提供し、かつ、1つ以上のバルジの骨組み444と流体流れガイド30の骨組みとの間に配置される。例えば、1つ以上のバネは、つる巻きバネを有していてもよく、かつ、骨組み444は、バネの一部を包囲していてもよく、バネが骨組み444と流体流れガイド30との間に配置されるようになっている。典型的には、骨組み444は、流体流れガイド30に縫合される。

その他の応用例については、例えば図11Bに示されているように、1つ以上のバルジ442は、流体流れガイド30の骨組みおよび流体流れガイド30のルーメン36を定める同一のストラットによって定められる。

図11Bに示されているこの構成の特徴は、図11Aに示されている特徴と組み合されて実装されてもよく、その逆もまた同様であることが注目される。

典型的には、1つ以上のバルジ442はそれぞれ、流体流れガイド30の中心長手方向軸からの最大バルジ半径を有し(血管内ステントグラフト10について図1Cにおいてラベル付けされている)、該最大バルジ半径は、血管内ステントグラフト410の実質的に円筒形である管状部分の平均半径より少なくとも5%だけ大きい(例えば、少なくとも10%だけ大きい(例えば、少なくとも15%だけ大きい))(すなわち、平均半径の計算において血管内ステントグラフトの膨出部分は含まない)。

いくつかの応用例については、1つ以上のバルジ442は、例えば図11Bに示されているように、血管内ステントグラフト410の一端または両端へと延びており、一方でその他の実施形態については、1つ以上のバルジ442は、例えば図11Aに示されているように、血管内ステントグラフト410の一端または両端へと延びない。

いくつかの応用例については、当該装置は、第1の端部上では実質的に管状であり、かつ、その第2の端部上では2つの実質的に管状であるサブルーメンへと分岐して、第1の端部とその第2の端部上のサブルーメンとの間に連続空間を作り出す。いくつかの応用例については、そのサブルーメンのそれぞれの平均円周が、その第1の端部の平均円周の40%〜70%である。

図3を再び参照する。いくつかの応用例については、第1のサブセット32のストラット20は、前記ステントグラフトの軸に対して円錐角を定め、前記円錐角は、当該装置がその半径方向に拡張した状態にあるときには、ルーメンの角度に対して10〜30度である。

ある実施形態では、本願の譲受人に譲渡され、かつ、参照によって本明細書に組み込まれる以下の特許および特許出願のうちの1つ以上に記載の技術ならびに装置が、本明細書に記載の技術および装置と組み合される。

PCT公開第WO2008/107885号公報として公開された、2008年3月5日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2008/000287号 PCT公開第WO2010/150208号公報として公開された、2010年6月23日付けで出願のPCT出願第PCT/IB2010/052861号 PCT公開第WO2011/007354号公報として公開された、2010年7月14日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2010/000564号 PCT公開第WO2011/055364号公報として公開された、2010年11月4日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2010/000917号 PCT公開第WO2011/064782号公報として公開された、2010年11月30日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2010/000999号 PCT公開第WO2011/067764号公報として公開された、2010年12月2日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2010/001018号 PCT公開第WO2011/070576号公報として公開された、2010年12月8日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2010/001037号 PCT公開第WO2011/095979号公報として公開された、2011年2月8日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2011/000135号 PCT公開第WO2012/104842号公報として公開された、2012年2月2日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/000060号 PCT公開第WO2012/176187号公報として公開された、2012年6月19日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/000241号 PCT公開第WO2013/030819号公報として公開された、2012年8月12日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/000300号 Shalevらへの米国特許第8,317,856号明細書 Benaryらへの米国特許第8,574,287号明細書 2007年3月5日付けで出願の米国仮出願第60/892,885号 2007年12月2日付けで出願の米国仮出願第60/991,726号 2009年6月23日付けで出願の米国仮出願第61/219,758号 2009年6月28日付けで出願の米国仮出願第61/221,074号 米国特許出願公開第2011/0208289号公報として公開された、2011年2月22日付けで出願の米国出願第13/031,871号 2011年6月14日付けで出願の米国仮出願第61/496,613号 2011年6月21日付けで出願の米国仮出願第61/499,195号 2011年7月7日付けで出願の米国仮出願第61/505,132号 2011年9月1日付けで出願の米国仮出願第61/529,931号 2011年10月30日付けで出願の米国仮出願第61/553,209号 Shalevらへの米国特許第8,870,938号明細書 米国特許出願公開第2012/0179236号公報として公開された、2012年1月13日付けで出願の米国出願第13/384,075号 米国特許出願公開第2012/0310324号公報として公開された、2012年5月3日付けで出願の米国出願第13/505,996号 米国特許出願公開第2012/0330399号公報として公開された、2012年6月1日付けで出願の米国出願第13/513,397号 米国特許出願公開第2013/0013051号公報として公開された、2012年6月6日付けで出願の米国出願第13/514,240号 2012年8月1日付けで出願の米国仮出願第61/678,182号 Shalevへの米国特許第9,468,517号明細書 Shalevらへの米国特許第8,945,203号明細書 米国特許出願公開第2013/0131783号公報として公開された、2012年12月31日付けで出願の米国出願第13/807,880号 PCT公開第WO2012/117395号公報として公開された、2012年3月1日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/000095号 PCT公開第WO2013/030818号公報として公開された、2012年4月4日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/000148号 PCT公開第WO2013/171730号公報として公開された、2012年5月15日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/000190号 PCT公開第WO2013/005207号公報として公開された、2012年7月2日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/000269号 PCT公開第WO2013/065040号公報として公開された、2012年10月29日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/050424号 PCT公開第WO2013/084235号公報として公開された、2012年12月4日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2012/050506号 2013年1月8日付けで出願の米国仮出願第61/749,965号 Shalevへの米国特許第8,951,298号明細書 2013年3月11日付けで出願の米国仮出願第61/775,964号 2013年5月23日付けで出願の米国仮出願第61/826,544号 Shalevへの米国特許第9,855,046号明細書 PCT公開第WO2014/020609号公報として公開された、2013年7月31日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2013/050656号 2013年11月19日付けで出願の米国仮出願第61/906,014号 PCT公開第WO2014/108895号公報として公開された、2014年1月7日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2014/050019号 2014年1月13日付けで出願の米国仮出願第61/926,533号 PCT公開第WO2014/141232号公報として公開された、2014年2月18日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2014/050174号 PCT公開第WO2014/188412号公報として公開された、2014年5月18日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2014/050434号 PCT公開第WO2015/075708号公報として公開された、2014年11月6日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2014/050973号 2014年12月18日付けで出願の米国仮出願第62/093,497号 2015年1月12日付けで出願の米国仮出願第62/102,265号 米国特許出願公開第2015/0202065号公報として公開された、2015年1月21日付けで出願の米国出願第14/416,236号 2015年2月2日付けで出願の米国仮出願第62/110,659号 2015年11月12日付けで出願の米国仮出願第62/254,432号 PCT公開第WO2016/098113号公報として公開された、2015年12月16日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2015/051221号 PCT公開第WO2016/113731号公報として公開された、2016年1月6日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2016/050014号 PCT公開第WO2016/125137号公報として公開された、2016年1月14日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2016/050049号 2016年8月8日付けで出願の米国仮出願第62/371,983号 PCT公開第WO2017/081679号公報として公開された、2016年11月9日付けで出願のPCT出願第PCT/IL2016/051207号

本発明は、具体的に図示され、かつ、上記されたものに限定されないことが、当業者によって把握されるであろう。むしろ、本発明の範囲は、上記された種々の特徴の組み合わせおよび部分的組み合わせの両方、ならびに、上記の説明を読んだ当業者が想起する先行技術にはないそれらの変形および修正を含む。

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