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Hybrid stencil printing equipment, controlling method and controlling program therefor

阅读:573发布:2024-01-06

专利汇可以提供Hybrid stencil printing equipment, controlling method and controlling program therefor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide hybrid stencil printing equipment, with which a spot color printing and a full color printing can be executed in a favorable image quality even onto a paper with a rugged surface. SOLUTION: In the hybrid stencil printing equipment having a stencil processing and printing part, in which perforation processing in response to a desired image is applied to a stencil paper so as to be wound around the outer peripheral surface of a plate cylinder in order to convey a printing medium under pressure to the plate cylinder for applying printing to the printing medium and an other system image forming part for applying printing to the printing medium with a printing system other than that employed in the stencil processing and printing part, this printing equipment has an image forming part selecting means for respectively allotting an image portion of colors dealing with inks in the stencil processing and printing part in a digital image copy to the stencil processing and printing part and the remaining image portion to the other system image forming part.,下面是Hybrid stencil printing equipment, controlling method and controlling program therefor专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置であって、 ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色の画像部分を前記孔版製版印刷部に、それ以外の画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択手段を有することを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置。
  • 【請求項2】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置であって、 ディジタル画像原稿中の前記ベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記ビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択手段を有することを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置。
  • 【請求項3】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置であって、 ディジタル画像原稿中の画像部分を前記孔版製版印刷部または前記他方式画像形成部のうちどちらかユーザが所望する方に手動で選択的に割り当てる手動画像割り当て手段と、 ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷形成部のインクが対応できる色のベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に、 前記ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色のビットマップ画像部分、および、前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のベクトル画像部分は、前記手動画像割り当て手段により割り当てられた画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択手段とを有することを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置。
  • 【請求項4】前記他方式画像形成部は、前記印刷媒体にインクを噴射して印刷を施すインクジェット画像形成部であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のハイブリッド孔版印刷装置。
  • 【請求項5】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置の制御方法であって、 ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色の画像部分を前記孔版製版印刷部に、それ以外の画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てて印刷を行うように制御することを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置の制御方法。
  • 【請求項6】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置の制御方法であって、 ディジタル画像原稿中の前記ベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記ビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てて印刷を行うように制御することを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置の制御方法。
  • 【請求項7】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置の制御方法であって、 ユーザが望みに応じて画像を割り当てる手動画像割り当て手段を具備し、 ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色のベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に割り当て、 前記ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色のビットマップ画像部分と前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のベクトル画像部分は、前記孔版製版印刷部または前記他方式画像形成部のうちどちらかユーザが手動で選択する方に各々割り当てて印刷を行うように制御することを特徴とするハイブリッド孔版印刷装置の制御方法。
  • 【請求項8】前記他方式画像形成部は、前記印刷媒体にインクを噴射して印刷を施すインクジェット画像形成部であることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のハイブリッド孔版印刷装置の制御方法。
  • 【請求項9】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置を制御する制御プログラムであって、 ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色の画像部分を前記孔版製版印刷部に、それ以外の画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択機能をコンピュータに実現させることを特徴とする制御プログラム。
  • 【請求項10】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置を制御する制御プログラムであって、 ディジタル画像原稿中の前記ベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記ビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択機能をコンピュータに実現させることを特徴とする制御プログラム。
  • 【請求項11】 孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置を制御する制御プログラムであって、 ディジタル画像原稿中の画像部分を前記孔版製版印刷部または前記他方式画像形成部のうちどちらかユーザが所望する方に手動で選択的に割り当てる手動画像割り当て機能と、 ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色のベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に、 前記ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色のビットマップ画像部分、および、前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のベクトル画像部分は、前記手動画像割り当て手段により割り当てられた画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする制御プログラム。
  • 【請求項12】前記他方式画像形成部は、前記印刷媒体にインクを噴射して印刷を施すインクジェット画像形成部であることを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれかに記載の制御プログラム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、孔版製版印刷部と該孔版製版印刷部とは別印刷方式の他方式印刷部とを有するハイブリッド孔版印刷装置、その制御方法、及び制御プログラムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】孔版印刷機は、ランニング・コストが低く、高速(毎分120枚)に印刷できるため、新聞の折込広告、不動産の広告、学校の教師から家庭への連絡文書などの、速報性を有する一過性の印刷物を多枚数印刷するために広く利用されている。 ここで、「一過性の印刷物」とは、例えば、情報伝達の目的が達成されたら保存されることなく破棄されるような印刷物などを意味する。 そのような目的においては、印刷物のコストを抑えることが重要であり、印刷用紙としては更紙などの低価格のものが使用されることが多い。

    【0003】このような低価格の用紙は、その表面が粗いという特徴がある。 孔版印刷機に使用されるエマルジョン・インクは、粘性が高いため、表面が粗い用紙に転写してもインクがにじんで拡散することがなく、良好な高精細の画像を印刷することができる。

    【0004】孔版印刷機のほとんどは、印刷ドラムを着脱することができる構造になっている。 従って、「黒」
    以外の色のインクを充填した印刷ドラムを用意しておき、印刷ドラムを交換することにより、様々な色で印刷することができる。 また、複数の印刷ドラムで重ね刷りすることにより、基本は黒であるが、原稿のうち強調したい部分だけを赤色で印刷するというような複合色の印刷物を得ることも可能である。 本明細書では、単色のカラー・インクで印刷することを、CMY(Cyan,Magent
    a,Yellow)の3色のプロセス・インクを用いて行う「フル・カラー印刷」と区別するために、「スポット・カラー印刷」と呼ぶ。

    【0005】しかし、印刷ドラムは保管場所を必要とするので、場所に余裕がない場合には、揃えておけるインク色の数が制限される。 CMYの3色のプロセス・インクをそれぞれ充填した印刷ドラムを使用すれば、孔版印刷機にてフル・カラー印刷を行うこともできるが、現行の孔版印刷機の印刷位置精度は十分ではなく、CMYの各印刷位置を実用上問題ないところまで精細に合わせることは困難である。

    【0006】一方、インク・ジェット・プリンタは、C
    MYインクが一体化されたインク・カートリッジを備えることにより、実用上十分な印刷位置精度のフル・カラー印刷を実現することができる。 しかし、インク・ジェット・プリンタのインクは、粘性が低いため、孔版印刷機用に使用されている更紙などの低価格で表面が粗い用紙を使用すると、インクが紙の繊維方向に四方八方にじんで拡散し、良好な画質の印刷物を提供することができない。 そのため、インク・ジェット・プリンタで高精細な印刷物を得るためには、インクのにじみを抑える専用の用紙を使用しなければならない。

    【0007】

    【発明が解決しようとする課題】以上、説明したように、孔版印刷機は、表面の粗い用紙に高精細な画像を印刷することができるが、スポット・カラー印刷を行うためにはコストがかかり、フル・カラー印刷を行うためには位置精度の問題があって実用的ではない。

    【0008】一方、インク・ジェット・プリンタは、スポット・カラー印刷物やフル・カラー印刷物を低コストで実用上問題のない位置精度で提供できるが、表面の粗い用紙において良好な画像を提供することができない。

    【0009】本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、表面の粗い用紙に対しても、良好な画質でスポット・カラー印刷やフル・カラー印刷を行うことができるハイブリッド孔版印刷装置、その制御方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置であって、ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色の画像部分を前記孔版製版印刷部に、それ以外の画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択手段を有することを特徴とする。

    【0011】ここで、「ディジタル画像原稿」とは、ディジタル・データ化された原稿のことをいう。 例えば、
    紙の原稿をイメージ・スキャナ等で読み取ることで得られる画像データや、パソコンの文書作成ソフトウェア等により編集、作成する文書データなどがある。 また、
    「孔版製版印刷部のインクが対応できる色の画像部分」
    とは、ディジタル画像原稿中の画像部分のうち、孔版製版印刷部の印刷ドラムに充填されているインク色で表現することができる画像部分である。

    【0012】本発明の第2の特徴は、孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置であって、ディジタル画像原稿中の前記ベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記ビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択手段を有することを特徴とする。

    【0013】ここで、「ビットマップ画像」とは、濃淡、或いは、色の値をもつ画素を格子状に並べて構成することで表現する画像であり、ラスター画像ともいう。
    写真の画像はビットマップ画像で表現されることが多い。 孔版印刷機の製版部に入される画像は、穿孔/非穿孔の二値からなるビットマップ画像である。 インク・
    ジェット・プリンタのプリント・ヘッド部に入力される画像は、各画素においてどの色のインクを吐出するかを示す値からなるビットマップ画像である。

    【0014】一方、「ベクトル画像」とは、直線、或いは、曲線により構成される画像である。 曲線は、二次スプライン曲線、或いは、三次ベジェ曲線などで表現される。 ベクトル画像は、その画像が物理的に形成される媒体上の実座標空間における函数で表現されるため、画像形成部の解像度に依存しない。 パーソナル・コンピュータで使用されているアウトライン・フォントは、ベクトル画像で表現されている。 したがって、パーソナル・コンピュータのアプリケーション・ソフトウェアから出力される文字列は、ベクトル画像で表現されることが多い。 また、ワード・プロセッサなどのアプリケーション・ソフトウェアで円や矩形などの図形を作画した場合、
    それらは、ベクトル画像として表現されることが多い。
    ベクトル画像は、解像度に依存しないため、自在に拡大、縮小することができる。

    【0015】本発明の第3の特徴は、孔版原紙に所望画像に応じた穿孔製版を施し、この孔版原紙が外周面に巻装された版胴に印刷媒体を押圧搬送して前記印刷媒体に印刷を施す孔版製版印刷部と、この孔版製版印刷部とは別の印刷方式で前記印刷媒体に印刷を施す他方式画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置であって、ディジタル画像原稿中の画像部分を前記孔版製版印刷部または前記他方式画像形成部のうちどちらかユーザが所望する方に手動で選択的に割り当てる手動画像割り当て手段と、ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷形成部のインクが対応できる色のベクトル画像部分を前記孔版製版印刷部に、前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のビットマップ画像部分を前記他方式画像形成部に、前記ディジタル画像原稿中の前記孔版製版印刷部のインクが対応できる色のビットマップ画像部分、および、前記孔版製版印刷部のインクが対応できない色のベクトル画像部分は、前記手動画像割り当て手段により割り当てられた画像形成部に各々割り当てる画像形成部選択手段とを有することを特徴とする。

    【0016】また、上記第1〜第3の特徴における前記他方式画像形成部は、前記印刷媒体にインクを噴射して印刷を施すインクジェット画像形成部であることを特徴とする。

    【0017】

    【発明の実施の形態】以下、図面をもとに、本発明の実施形態について説明する。

    【0018】図1は、本発明のハイブリッド孔版印刷装置における主に画像形成部の機構を例示する概略構成図である。

    【0019】図1に示すように、ハイブリッド孔版印刷装置1は、印刷媒体である印刷用紙2をインクジェット印刷部5に給紙する給紙部3と、この給紙部3より給紙された印刷用紙2にインクジェット記録ヘッド4で印刷を施す他方式印刷部であるインクジェット印刷部5と、
    このインクジェット印刷部5で印刷された印刷用紙2を搬送して孔版製版印刷部7に給紙する用紙搬送手段6
    と、この用紙搬送手段6により給紙された印刷用紙2に印刷を施す孔版製版印刷部7と、この孔版製版印刷部7
    で印刷された印刷用紙2を排紙する排紙部8とを備えている。

    【0020】給紙部3は、印刷用紙2が積載される給紙台10と、この給紙台10に積載された最上位置の印刷用紙2から1枚ずつ搬送する1次給紙ロール11と、この1次給紙ロール11によって搬送された印刷用紙2をインクジェット印刷部5に所定タイミングで給紙する2
    次給紙ロール12とを有している。

    【0021】インクジェット印刷部5(インクジェット画像形成部)は、用紙搬送路の上方に配置されたインクジェット記録ヘッド4と、このインクジェット記録ヘッド4より上流側に配置された一対の上流側搬送ロール1
    3,13と、インクジェット記録ヘッド4より下流側に配置された一対の下流側搬送ロール14,14と、印刷用紙2の搬送先端及び搬送後端を検出し、印刷用紙2への印刷開始基準等を認識するための第1用紙検出センサ15とを有している。 一対の上流側搬送ロール13,1
    3及び一対の下流側搬送ロール14,14は印刷用紙2
    をニップした状態で回転されることによって、印刷用紙2に搬送力を付与して印刷用紙2を所定のインクジェット印刷スピードで搬送する。

    【0022】用紙搬送手段6は、インクジェット印刷部5の一対の下流側搬送ロール14,14と、これより下流側に配置された一対の搬送ロール16,16と、これら搬送ロール13,16間に配置され、印刷用紙2を吸引ファン17でベルト面に吸引しつつ搬送するベルト搬送部18と、一対の搬送ロール16,16より若干下流に配置された一対の給紙ロール19,19と、印刷用紙2の搬送先端を検出し、印刷用紙2の待機位置を認識するための第2用紙検出センサ20とを有している。 一対の下流側搬送ロール14,14は、用紙搬送手段6とインクジェット印刷部5の搬送手段を兼用している。

    【0023】孔版製版印刷部7は、ロールされた長尺状の孔版原紙9を収容する図示しない原紙収容部、この収容された孔版原紙9の搬送下流に配置されたサーマルヘッド27及びプラテンロール28、このサーマルヘッド27及びプラテンロール28の搬送下流に配置された原紙カッタ29、この原紙カッタ29の搬送下流に配置された一対の搬送ロール30,30を有する製版部4と、
    この製版部4により製版された図示しない孔版原紙が外周壁に装着される版胴21と、この版胴21の外周壁に内周面側からインクを供給するスキージロール22と、
    回転する版胴21の外周壁に押圧する押圧位置と版胴2
    1の外周壁から離間する離間位置との間で変移自在な押圧ロール23とを有する。 製版処理においては、プラテンロール28と一対の搬送ロール30,30の回転により孔版原紙9を搬送し、この孔版原紙9に所望画像データに基づきサーマルヘッド27で感熱穿孔し、この製版した孔版原紙9の後流を原紙カッタ29で切断して所定長さの孔版原紙9を作成する。 また、印刷処理においては、印刷用紙2が給紙されると、孔版原紙が装着された版胴21に押圧ロール23が押圧し、版胴21と押圧ロール23との間を印刷用紙2が押圧搬送される過程で孔版原紙の穿孔箇所から滲み出るインクが印刷用紙2に転写されることによって所定の印刷画像が形成される。

    【0024】排紙部8は、孔版製版印刷部7の版胴21
    より印刷用紙2を強制的に引き剥がす分離爪24と、孔版製版印刷部7より排出された印刷用紙2を吸引ファン25でベルト面に吸引しつつ搬送するベルト搬送部26
    と、このベルト搬送部26により排出される印刷用紙2
    が積載される排紙台27とを有する。

    【0025】〔実施例1〕 (ディジタル画像原稿中の色により画像形成部を選択)
    図2は、本実施例におけるハイブリッド孔版印刷装置1
    の機能ブロック図である。 このハイブリッド孔版印刷装置1は、イメージ・スキャナ32と画像編集ボード33
    を具備している。

    【0026】イメージ・スキャナ32は、紙媒体に描かれた原稿画像31を読みとってディジタル画像原稿データにするユニットであり、平面原稿31に光を照射し、
    反射光または透過光をCCD(Charge Coupled Devic
    e)などのイメージ・センサーで受けて、画像イメージをデジタル信号に変換する。

    【0027】画像編集ボード33は、例えば、デジタイザ(Digitizer)などの座標入力ユニットであり、ユーザがペンやマウス状の入力機器を用いて、画像編集ボード33上に載せた原稿画像31の領域を指定し、各領域ごとに二値化処理の指定(単一閾値で二値化するのか、
    網点で二値化するのかを指定)や色の指定などを行うことができる。

    【0028】画像形成部選択手段34aには、イメージ・スキャナ32から出力されるディジタル画像原稿データと、画像編集ボード33から出力される色指定情報が入力され、ディジタル画像原稿データ中の画像部分毎に、図5に示すフロー・チャートの処理手順に従って、
    画像形成部を選択する。 尚、本発明に係るハイブリッド孔版印刷装置1の処理動作を制御する制御プログラムは、以下に示す処理手順に従ってその動作制御を行う(図3を参照)。

    【0029】まず、ディジタル画像原稿中の画像部に指定されている色が、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7の印刷ドラム(版胴21)に充填されているインク色であるかどうかを判定する(Step01)。

    【0030】ディジタル画像原稿データ中の画像部分に指定されている色が、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7の印刷ドラム21に充填されているインク色である場合には、当該画像部の印刷手段として孔版製版印刷部7を選択する(Step02)。 当該画像部は、孔版用画像処理手段35へ送られて、孔版用の画像処理が施され、孔版製版印刷部7にて製版・印刷が行われる。

    【0031】逆に、画像部分に指定されている色が、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7の印刷ドラム21に充填されているインク色でない場合には、当該画像部分の印刷手段としてインクジェット印刷部5を選択する(Step03)。 当該画像部分は、インクジェット用画像処理手段36へ送られて、インクジェット用の画像処理が施され、インクジェット印刷部5にて印刷が行われる。

    【0032】例えば、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7には、「黒」インクの充填されたインク・ドラムが装着されており、インク・ジェット印刷部5
    には、カラー・インク・カートリッジが装着され、図4
    に示すようなディジタル画像原稿データが使用された場合には、それぞれの画像部(第1画像部〜第5画像部)
    は、表1に示すように画像形成部が選択される。

    【0033】

    【表1】

    表1に示すように、第1画像部の文字列データと第2画像部の線画データは、指定されている色が「黒」であるため、「黒」インクの充填された孔版製版印刷部7が選択されており、同様に、第5画像部の写真データは「モノクロ」であるため、孔版製版印刷部7が選択されている。

    【0034】また、第3画像部の文字列データは、指定されている色が「赤」であるため、「黒」インクの充填された孔版製版印刷部7では対応できず、インクジェット印刷部5が選択されており、同様に、第4画像部の写真データは「フルカラー」であるため、インクジェット印刷部5が選択されている。

    【0035】すなわち、ディジタル原稿画像の各画像部分のうち、孔版製版印刷部7の対応できない色の画像部分については、カラーの表現できる他方式画像形成部に割り当てられるので、原稿に忠実な色の印刷結果を得ることができる。 また、文字や線画など、孔版製版印刷部7のインク色に対応した部分の画像形成は、孔版製版印刷部7に割り当てられるので、表面の粗い用紙においても良好な印刷画像を提供することができる。

    【0036】また、各印刷用紙2に対する孔版製版印刷部7とインクジェット印刷部5とによる各画像部の印刷は、一回の搬送動作中に相前後して行われるため、各画像部相互の位置ズレを生じさせるおそれも少なく、良好な位置精度をもった印刷画像を提供することができる。

    【0037】〔実施例2〕 (ディジタル画像原稿中の色により画像形成部を選択)
    図5は、本実施例におけるハイブリッド孔版印刷装置1
    の機能ブロック図である。 このハイブリッド孔版印刷装置1は、第1実施例と同様に、イメージ・スキャナ32
    を具備している。

    【0038】また、このハイブリッド孔版印刷装置1
    は、イメージ・スキャナ32から読み取られたディジタル画像原稿に対して、画像部分を小単位に分割する画像部分割手段41と、分割された小単位の画像部の色属性(カラーであるのかモノクロであるのか)を判別するカラー/モノクロ自動判別手段42を有している。 この画像部分割手段41とカラー/モノクロ自動判別手段42
    は、例えば、ソフトウェア的に実現することができる。

    【0039】画像部分割手段41は、ディジタル画像原稿を小画像に分割する。 この際、小画像の大きさは、例えば、原稿において一辺1mm程度大きさの正方形になるようにすればよい。 イメージ・スキャナの解像度が600d
    piであれば、原稿で一辺が1mmの正方形は24画素×24画素の小画像となる。

    【0040】カラー画素/モノクロ画素判別手段43
    は、分割された小画像の各画素について、R(Red)、
    G(Green)、B(Blue)の値の演算結果により、画素がカラー画素であるのか、或いは、モノクロ画素であるのかを判別する。 判別においては、例えば、次式(1)
    により、

    【数1】 J=(R−G) +(G−B) +(B−R) ・・・式(1) Jの値を求めて評価すればよい。 JはR、G、Bの値が近ければ小さくなり、離れていれば大きくなる。 即ち、
    色が偏っていれば大きくなり、色が偏っていなければ、
    つまり、モノクロであれば小さくなる。

    【0041】Jの値を評価するための閾値Tは、次のようにして求める。 カラー・パッチをイメージ・スキャナ31により読み取って得られたR、G、Bの値を使用して、モノクロのパッチで計算されたJよりも大きく、カラーのパッチで計算されたJよりも小さくなる値を閾値Tとする。 判別は以下の規則でなされる。

    【0042】

    【数2】「J>Tならば、カラー画素、 J≦Tならば、モノクロ画素」 カラー画素数/モノクロ画素数計数手段44は、上記判別結果よりカラー画素数を計数する。 小画像の大きさを決めておけば、モノクロ画素数はカラー画素数から一意的に決まる。

    【0043】小画像カラー/モノクロ判定手段45は、
    カラー画素数/モノクロ画素数計数手段44から出力されるカラー画素数の数を評価して、当該小画像がカラー領域であるかモノクロ領域であるかを判別する。 判別は、以下の規則でなされる。

    【0044】

    【数3】「Nc>αNpならば、カラー領域、 Nc≦αNpならば、モノクロ領域」 (但し、Ncはカラー画素数、Npは小画像を構成する画素数、αは定数である) 定数αは、以下のようにして決定する。 原稿中にモノクロ・レーザ・プリンタで出力された文字があったら、そこは、モノクロ領域と判別できることが望ましい。 ところが、そのような文字をカラー・イメージ・スキャナで読み取ると、文字を形成するトナーと用紙との境目の部分は、カラー画素として読み取られてしまい、原稿がモノクロであったとしても、カラー画素数Ncはゼロにならないのである。 そこで、予め、いくつかのモノクロ原稿を読み取ってカラー画素数Ncを算出し、αNpがそのカラー画素数Ncよりも大きな値となるような定数α
    を設定しておけば良い。

    【0045】画像形成部選択手段34bには、イメージ・スキャナ32から出力されるディジタル画像原稿データと、カラー/モノクロ自動判別手段42から出力される画像領域毎の色指定情報が入力され、ディジタル画像原稿データ中の画像部分毎に、実施例1と同様に、図5
    に示したフロー・チャートの処理手順に従って、画像形成部が選択される。

    【0046】実施例1の場合と同様に、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7には、「黒」インクの充填されたインク・ドラムが装着され、インク・ジェット印刷部5には、カラー・インク・カートリッジが装着され、図4に示したディジタル画像原稿データが使用された場合には、それぞれの画像部(第1画像部〜第5画像部)は、表1に示したように画像形成部が選択される。

    【0047】〔実施例3〕 (ディジタル画像原稿中の色により画像形成部を選択)
    本実施例におけるハイブリッド孔版印刷装置1は、図7
    に示すように、例えば、文書作成アプリケーションを搭載したパソコンと接続されている。 図中、アプリケーション51は、パソコンに搭載されているアプリケーションソフトウェアであり、色情報抽出手段52、画像形成部選択手段53a、第1RIP手段54、第2RIP手段55は、パソコンに搭載されているプリンタドライバ70の機能である。

    【0048】アプリケーション51にて作成され出力されるディジタル画像原稿は、ページ記述言語(PDL;
    Page Discription Language)で記述されている。 ページ記述言語は、プリンタに印刷イメージを指示するために利用される言語で、文字も図形もページを構成する要素として基本的にベクトル・データとして表現し、プリンタはそのデータをページ単位でビットマップ・データに変換して印刷する。 但し、写真などはPDLの規則に従ってビットマップで表現される。

    【0049】色情報抽出手段52は、アプリケーション51から出力されるディジタル画像原稿(PDL)の中の各画像領域から色指定情報を抽出する。

    【0050】画像形成部選択手段53aは、実施例1〜
    実施例2と同様に、図3に示した処理手順に従って、色情報抽出手段52が出力する色指定情報が孔版製版印刷部7のインクに相当する色の場合には第1RIP手段5
    4に、そうでない色の場合には第2RIP手段55にディジタル画像原稿を出力する。 ここで、「RIP」とは、「Raster Image Processor」(画像生成出力装置)
    の略称であり、PDLの規則にしたがって記述された画像を、プリンタ(画像形成部)の色や解像度に合ったラスター画像(ビットマップ画像)に変換する。

    【0051】従って、第1RIP手段54は、ディジタル画像原稿をハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7の印刷色や解像度に応じたラスター画像に変換して、孔版製版印刷部7へ送り、第2RIP手段55は、
    ディジタル画像原稿をハイブリッド孔版印刷装置1のインクジェット印刷部5の印刷色や解像度に応じたラスター画像に変換して、インクジェット印刷部5へ送る。

    【0052】実施例1〜実施例2の場合と同様に、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7には、
    「黒」インクの充填されたインク・ドラムが装着され、
    インク・ジェット印刷部5には、カラー・インク・カートリッジが装着され、図4に示したディジタル画像原稿データが使用された場合には、それぞれの画像部(第1
    画像部〜第5画像部)は、表1に示したように画像形成部が選択される。

    【0053】〔実施例4〕 (ディジタル画像原稿がベクトル画像かビットマップ画像により画像形成部を選択)図8に示すように、本実施例におけるハイブリッド孔版印刷装置1は、文書作成アプリケーション等を搭載したパソコンと接続されている。 図中、アプリケーション51は、パソコンに搭載されているアプリケーションソフトウェアであり、ベクトル/ビットマップ判別手段56、画像形成部選択手段5
    3b、第1RIP手段54、第2RIP手段55は、パソコンに搭載されているプリンタドライバ70の機能である。

    【0054】アプリケーション51にて作成され出力されるディジタル画像原稿は、実施例3と同様に、ページ記述言語(PDL)で記述されている。

    【0055】ベクトル/ビットマップ判別手段56は、
    アプリケーション51から出力されるディジタル画像原稿(PDL)の中の各画像領域について、その画像領域がベクトルデータで表現されているのか、ビットマップデータで表現されているのかを判別し、判別結果を画像形成部選択手段53bに出力する。

    【0056】画像形成部選択手段53bは、ベクトル/
    ビットマップ判別手段56の判別結果により、図9に示すフロー・チャートに従って、画像形成部を選択する。

    【0057】まず、ディジタル画像原稿中の各画像領域について、その画像領域がベクトルデータで表現されているのか、ビットマップデータで表現されているのかを判別した判別結果により(Step11)、ベクトル画像である場合には、当該画像部の印刷手段として孔版製版印刷部7を選択する(Step12)。 当該画像部は、第1RIP
    手段54に送られ、第1RIP手段54は、ディジタル画像原稿をハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7の印刷色や解像度に応じたラスター画像に変換して、孔版製版印刷部7へ送る。

    【0058】逆に、ビットマップ画像である場合には、
    当該画像部の印刷手段としてインクジェット画像形成部5に割り当てる(Step13)。 当該画像部は、第2RIP
    手段55に送られ、第2RIP手段55は、ディジタル画像原稿をハイブリッド孔版印刷装置1のインクジェット印刷部5の印刷色や解像度に応じたラスター画像に変換して、インクジェット印刷部5へ送る。

    【0059】例えば、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7には、「黒」インクの充填されたインク・ドラムが装着されて、インク・ジェット印刷部5には、カラー・インク・カートリッジが装着されおり、図10に示すようなディジタル画像原稿データが使用された場合には、それぞれの画像部(第1画像部〜第5画像部)は、表2に示すように画像形成部が選択される。

    【0060】

    【表2】

    表2に示すように、第1画像部の文字列データ、第2画像部の線画データ、及び第3画像部の文字列データは、


    「ベクトル」形式であるため、孔版製版印刷部7が選択されている。

    【0061】また、第4画像部及び第5画像部の写真データは、「ビットマップ」形式であるため、インクジェット印刷部5が選択されいる。

    【0062】つまり、アプリケーション・ソフトウェアから出力されるディジタル原稿画像の各画像部分がベクトル画像かビットマップ画像かに応じて画像形成部を切り替えることができるため、表面が粗い用紙上においても良好な画像を提供することができる。 つまり、文字や線画などベクトル画像は、表面が粗い用紙上でにじむと画質を損ねるため、孔版製版印刷部7で印刷した方が良好な画像を提供することができる。 一方、アプリケーション・ソフトウェアから出力されるビットマップ画像は、写真であることが多く、にじみの影響は小さいため、カラーの表現できる他方式画像形成部にて原画に忠実な色彩を表現した方が良好な画像を提供することができる。

    【0063】〔実施例5〕 (手動画像割り当てによりユーザの希望を考慮して画像形成部を選択)図11に示すように、本実施例におけるハイブリッド孔版印刷装置1は、文書作成アプリケーション等を搭載したパソコンと接続されている。 図中、アプリケーション51は、パソコンに搭載されているアプリケーションソフトウェアであり、色及びベクトル/ビットマップ判別手段61、手動画像割り当て手段62、
    画像形成部選択手段53c、第1RIP手段54、第2
    RIP手段55は、パソコンに搭載されているプリンタドライバ70の機能である。

    【0064】色及びベクトル/ビットマップ判別手段6
    1は、アプリケーション51から出力されるディジタル画像原稿(PDL)の中の各画像領域について、その画像領域が、以下の4種類のうちのどれかであるか判別し、判別結果を画像形成部選択手段53cと手動画像割り当て手段62に出力する。

    【0065】(1)孔版製版印刷部7のドラム色であるベクトル画像 (2)孔版製版印刷部7のドラム色でないベクトル画像 (3)孔版製版印刷部7のドラム色であるビットマップ画像 (4)孔版製版印刷部7のドラム色でないビットマップ画像 手動画像割り当て手段62は、上記(2)孔版製版印刷部7のドラム色でないベクトル画像、上記(3)孔版製版印刷部7のドラム色のビットマップ画像について、ユーザに孔版製版印刷部7とインクジェット印刷部5のどちらで画像を形成するか問い合わせるユーザ・インタフェースを備えている。 このユーザ・インタフェースによる問い合わせは、ユーザが印刷をするたびになされるようにしてもよいし、本ハイブリッド孔版印刷装置1の基本設定として、ユーザが必要に応じて設定するようにしてもよい。

    【0066】ユーザは、原稿の色を忠実に再現したい場合には、上記(2)孔版製版印刷部7のドラム色でないベクトル画像をインクジェット印刷部5で形成することを選択することができる。 一方、文字や線画の輪郭をにじませずに表現したいと考える場合には、上記(2)孔版製版印刷部7のドラム色でないベクトル画像を孔版製版印刷部7で形成することを選択することができる。

    【0067】上記(3)孔版製版印刷部7のドラム色のビットマップ画像は、単色の写真であることが多い。 このような単色の写真を孔版製版印刷部7で形成すると写真を構成する点のにじみが少ない。 一方、インクジェット印刷部5は孔版製版印刷部7よりも解像度が高いため、単色の写真をインクジェット印刷部5で形成すると、点のにじみは多いものの解像度の高い印刷物を得ることができる。 ユーザはこのような点を勘案してどちらの画像形成部を選択するか決定することができる。

    【0068】手動画像割り当て手段62は、ユーザへの問い合わせ結果を画像形成部選択手段53cに出力する。

    【0069】画像形成部選択手段53cは、色及びベクトル/ビットマップ判別手段61の判別結果と、手動画像割り当て手段62の問い合わせ結果により、図12に示すフロー・チャートに従って、画像形成部を選択する。

    【0070】まず、ディジタル画像原稿中の各画像領域について、色及びベクトル/ビットマップ判別手段61
    において、孔版製版印刷部7のドラム色であるか否か、
    及びベクトル画像/ビットマップ画像の別を判別する(Step21)。

    【0071】判別結果が、上記(1)孔版製版印刷部7
    のドラム色であるベクトル画像である場合、当該画像部の印刷手段として孔版製版印刷部7を選択する(Step2
    3)。 当該画像部は、第1RIP手段54に送られ、第1RIP手段54は、ディジタル画像原稿をハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7の印刷色や解像度に応じたラスター画像に変換して、孔版製版印刷部7へ送る。

    【0072】判別結果が、上記(4)孔版製版印刷部7
    のドラム色でないビットマップ画像でない場合、当該画像部の印刷手段としてインクジェット印刷部5に割り当てる(Step24)。 当該画像部は、第2RIP手段55に送られ、第2RIP手段55は、ディジタル画像原稿をハイブリッド孔版印刷装置1のインクジェット印刷部5
    の印刷色や解像度に応じたラスター画像に変換して、インクジェット印刷部5へ送る。

    【0073】判別結果が、上記(2)孔版製版印刷部7
    のドラム色でないベクトル画像、または上記(3)孔版製版印刷部7のドラム色であるビットマップ画像である場合、手動画像割り当て手段62のユーザへの問い合わせ結果に従って、孔版製版印刷部7またはインクジェット印刷部5のどちらかを選択する(Step22)。

    【0074】例えば、ハイブリッド孔版印刷装置1の孔版製版印刷部7には、「黒」インクの充填されたインク・ドラムが装着されて、インク・ジェット印刷部5には、カラー・インク・カートリッジが装着されおり、図13に示すようなディジタル画像原稿データが使用された場合には、それぞれの画像部(第1画像部〜第5画像部)は、表3に示すように画像形成部が選択される。

    【0075】

    【表3】

    本実施例によれば、ユーザは、アプリケーション・ソフトウェアから出力されるディジタル原稿画像のベクトル画像において、色の忠実さを優先するか/表面が粗い用紙上でにじみが少ないことを優先するかを選択することができ、また、ディジタル原稿画像のビットマップ画像において、表面が粗い用紙上でにじみが少ないことを優先するか/解像度を優先するか選択することができる。


    そして、ユーザが選択した結果に基づいて画像形成部が割り当てられるため、ユーザの所望する良好な画像を提供することができる。

    【0076】以上、本発明の実施形態について実施例1
    〜実施例5を用いて詳細に説明したが、本発明は本実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更を成し得るであろう。

    【0077】例えば、本実施形態では、ハイブリッド孔版印刷装置1の他方式印刷部として、インクを噴射して印刷を施すインクジェット印刷部を備えた例を説明したが、他方式印刷部の形態はこれに限定されるものではなく、スポット・カラー印刷物やフル・カラー印刷物を低コストで実用上問題のない位置精度で提供できるが、表面の粗い用紙において良好な画像を提供することができない印刷方式を有する印刷部であれば良い。

    【0078】また、本実施形態では、ハイブリッド孔版印刷装置1において他方式印刷部を上流側に配置し、孔版製版印刷部を下流側に配置する例を示したが、他方式印刷部を下流側に配置し、孔版製版印刷部を上流側に配置しても構わない。

    【0079】また、本実施形態では、孔版製版印刷部は、孔版原紙が装着された版胴21に印刷用紙2を押圧搬送して孔版原紙の印刷画像を直接に印刷用紙2に転写するように構成されているが、本発明では、版胴に転写胴を押圧して孔版原紙の印刷画像を転写胴に一旦転写し、転写胴を介して印刷用紙に印刷画像を形成する場合をも含むものとする。

    【0080】また、実施例3〜実施例5において、パソコンに搭載されているプリンタドライバ70によって、
    各機能を実現する例を示したが、これらプリンタドライバ70が備える各機能をハイブリッド孔版印刷装置1側に搭載させるようにしても良い。

    【0081】従って、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ限定されるものでなければならない。

    【0082】

    【発明の効果】本発明によれば、孔版製版印刷部とこの孔版製版印刷部とは別方式の画像形成部とを有するハイブリッド孔版印刷装置において、それぞれの印刷部の長所を活かし、短所を補うことができ、例えば、表面の粗い用紙に対しても、良好な画質でスポット・カラー印刷やフル・カラー印刷を行うことができる。

    【0083】すなわち、本発明の第1の特徴によれば、
    ディジタル原稿画像の各画像部分のうち、孔版製版印刷部7の対応できない色の画像部分については、カラーの表現できる他方式画像形成部に割り当てられるので、原稿に忠実な色の印刷結果を得ることができる。 また、文字や線画など、孔版製版印刷部7のインク色に対応した部分の画像形成は、孔版製版印刷部に割り当てられるので、表面の粗い用紙においても良好な印刷画像を提供することができる。

    【0084】また、本発明の第2の特徴によれば、アプリケーション・ソフトウェアから出力されるディジタル原稿画像の各画像部分をベクトル画像かビットマップ画像かに応じて画像形成部を切り替えることができるため、表面が粗い用紙上においても良好な画像を提供することができる。 つまり、文字や線画などベクトル画像は、表面が粗い用紙上でにじむと画質を損ねるため、孔版製版印刷部で印刷した方が良好な画像を提供することができる。 一方、アプリケーション・ソフトウェアから出力されるビットマップ画像は、写真であることが多く、にじみの影響は小さいため、カラーの表現できる他方式画像形成部にて原画に忠実な色彩を表現した方が良好な画像を提供することができる。

    【0085】また、本発明の第3の特徴によれば、ユーザは、アプリケーション・ソフトウェアから出力されるディジタル原稿画像のベクトル画像において、色の忠実さを優先するか/表面が粗い用紙上でにじみが少ないことを優先するかを選択することができ、また、ディジタル原稿画像のビットマップ画像において、表面が粗い用紙上でにじみが少ないことを優先するか/解像度を優先するか選択することができる。 そして、ユーザが選択した結果に基づいて画像形成部が割り当てられるため、ユーザの所望する良好な画像を提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明のハイブリッド孔版印刷装置における主に画像形成部の機構を例示する概略構成図である

    【図2】実施例1におけるハイブリッド孔版印刷装置の機能ブロックを示すブロック図である。

    【図3】実施例1における画像形成部選択手段の処理手順を示すフローチャートである。

    【図4】実施例1におけるディジタルの原稿画像の例を示すイメージ図である。

    【図5】実施例2におけるハイブリッド孔版印刷装置の機能ブロックを示すブロック図である。

    【図6】実施例2におけるカラー/モノクロ自動判定手段42の機能ブロックを示すブロック図である。

    【図7】実施例3におけるハイブリッド孔版印刷装置の機能ブロックを示すブロック図である。

    【図8】実施例4におけるハイブリッド孔版印刷装置の機能ブロックを示すブロック図である。

    【図9】実施例4における画像形成部選択手段の処理手順を示すフローチャートである。

    【図10】実施例4におけるディジタルの原稿画像の例を示すイメージ図である。

    【図11】実施例5におけるハイブリッド孔版印刷装置の機能ブロックを示すブロック図である。

    【図12】実施例5における画像形成部選択手段の処理手順を示すフローチャートである。

    【図13】実施例5におけるディジタルの原稿画像の例を示すイメージ図である。

    【符号の説明】

    1....ハイブリッド孔版印刷装置 2....印刷用紙(印刷媒体) 5....インクジェット印刷部(他方式印刷部) 6....用紙搬送手段 7....孔版製版印刷部 31....原稿(紙媒体) 32....イメージ・スキャナ 33....画像編集ボード 34a〜34b....画像形成部選択手段 35....孔版用画像処理手段 36....インクジェット用画像処理手段 16....中止ボタン 41....画像部分割手段 42....カラー/モノクロ自動判別手段 43....カラー画素/モノクロ画素判別手段 44....カラー画素数/モノクロ画素数計数手段 45....小画素カラー/モノクロ判別手段 51....アプリケーション・ソフトウェア 52....色情報抽出手段 53a〜53c....画像形成部選択手段 54....第1RIP手段 55....第2RIP手段 56....ベクトル/ビットマップ判別手段 61....色及びベクトル/ビットマップ判別手段 62....手動画像割り当て手段 70....プリンタ・ドライバ

    ─────────────────────────────────────────────────────

    【手続補正書】

    【提出日】平成13年3月26日(2001.3.2
    6)

    【手続補正1】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0028

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0028】画像形成部選択手段34aには、イメージ・スキャナ32から出力されるディジタル画像原稿データと、画像編集ボード33から出力される色指定情報が入力され、ディジタル画像原稿データ中の画像部分毎に、 図3に示すフロー・チャートの処理手順に従って、
    画像形成部を選択する。 尚、本発明に係るハイブリッド孔版印刷装置1の処理動作を制御する制御プログラムは、以下に示す処理手順に従ってその動作制御を行う(図3を参照)。

    【手続補正2】

    【補正対象書類名】明細書

    【補正対象項目名】0045

    【補正方法】変更

    【補正内容】

    【0045】画像形成部選択手段34bには、イメージ・スキャナ32から出力されるディジタル画像原稿データと、カラー/モノクロ自動判別手段42から出力される画像領域毎の色指定情報が入力され、ディジタル画像原稿データ中の画像部分毎に、実施例1と同様に、 図3
    に示したフロー・チャートの処理手順に従って、画像形成部が選択される。

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