Pll circuit

阅读:172发布:2023-12-26

专利汇可以提供Pll circuit专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To limit the frequency of an oscillated output from a PLL circuit having same dispersion within a prescribed range of an upper limit frequency and a lower limit frequency. SOLUTION: A horizontal period measurement section 5 uses a horizontal period measurement clock signal Sm, to measure the period of a horizontal synchronizing signal Sh as a reference signal and provides an output of a measured value A. A frequency division ratio calculation section 6 calculates the oscillation frequency of a voltage controlled oscillator 4, calculates a frequency division ratio set to the upper limit frequency and calculates a frequency division ratio set to the lower limit frequency according to a prescribed calculation equation on the basis of a preset upper limit frequency, lower limit frequency and the measured data. A frequency division ratio calculation section 6 sets a frequency division ratio set to a frequency divider 1, so that the oscillation frequency of the voltage controlled oscillator 1 that is calculated in the above will not exceed the upper limit frequency or the lower limit frequency.,下面是Pll circuit专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 基準信号と分周器よりの帰還信号とを位相比較する位相比較器と、前記位相比較器よりの信号を制御電圧化するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタよりの制御電圧により制御されて所要周波数の信号を発振する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器よりの発振信号の周波数を分周して前記位相比較器へ信号帰還する分周器と、前記電圧制御発振器が発振する信号の周波数が、予め定めた上限周波数又は下限周波数を超えないように前記分周器に対し分周比を設定する分周比設定手段とを備えてなることを特徴とするPLL回路。
  • 【請求項2】 前記分周比設定手段を、基準信号周期計測用信号が入力され、同信号を用いて基準信号の周期を計測し、計測データを出力する基準信号周期計測部と、
    予め設定してなる上限周波数又は下限周波数と前記計測データとをもとに、前記電圧制御発振器の発振周波数、
    上限周波数に設定する分周比及び下限周波数に設定する分周比を算出する分周比算出部とで構成したことを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  • 【請求項3】 前記基準信号周期計測用信号の周波数を、前記基準信号の周波数より高い任意の周波数としたことを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  • 【請求項4】 前記基準信号周期計測部を、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下がりのエッジを検出し、検出信号を出力するエッジ検出部と、前記検出信号を遅延する遅延部と、前記遅延部よりの信号でクリアされ、前記基準信号周期計測用信号のパルス数をカウントするカウンタと、前記基準信号の1周期ごとに前記カウンタよりのカウントデータを保持し、同保持したカウントデータを前記計測データとして出力するレジスタとで構成したことを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  • 【請求項5】 前記遅延部における遅延時間を、前記基準信号周期計測用信号の1周期より短い任意の時間としたことを特徴とする請求項4記載のPLL回路。
  • 【請求項6】 前記分周比算出部を、前記基準信号周期計測部よりの計測データを保持するレジスタと、基準信号周期計測用信号の周期に係るデータ、固定値「1」に係るデータ、分周比初期値に係るデータ、前記電圧制御発振器が発振する信号の上限周波数及び下限周波数に係るデータそれぞれを固定データとして予め格納してなる固定データ格納部と、前記レジスタよりの計測データと前記固定データとをもとに前記電圧制御発振器の発振周波数、前記上限周波数に設定する分周比及び前記下限周波数に設定する分周比それぞれを算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出した電圧制御発振器の発振周波数を前記上限周波数及び下限周波数に係るデータと比較し、
    同比較に応じた信号を出力する比較手段と、前記固定データ格納部よりの分周比初期値に係るデータ、前記算出手段よりの上限周波数に設定する分周比及び下限周波数に設定する分周比に係るデータとが入力され、前記比較手段より出力された信号を切換信号としていずれかの分周比データを選択出力するセレクタとで構成し、前記比較手段における比較において、前記電圧制御発振器の発振周波数が、前記上限周波数及び下限周波数より高い場合には上限周波数に設定する分周比を選択し、前記上限周波数及び下限周波数より低い場合には下限周波数に設定する分周比を選択し、前記上限周波数より低く下限周波数より高い場合には分周比初期値を選択するように前記セレクタを前記比較手段が設定することを特徴とする請求項2記載のPLL回路。
  • 【請求項7】 前記比較手段における比較において、前記電圧制御発振器の発振周波数が、前記上限周波数又は下限周波数と等しい場合には分周比初期値を選択するように前記セレクタを前記比較手段が設定することを特徴とする請求項6記載のPLL回路。
  • 【請求項8】 前記固定データ格納部をレジスタで構成し、前記基準信号周期計測用信号の周期に係るデータ、
    分周比初期値に係るデータ、又は前記電圧制御発振器が発振する信号の上限周波数及び下限周波数に係るデータを書換え可能にしたことを特徴とする請求項6記載のP
    LL回路。
  • 【請求項9】 前記算出手段を、前記レジスタよりの基準信号周期に係る計測データと前記固定データ格納部よりの基準信号周期計測用信号の周期に係るデータとを乗算する第1の乗算器と、前記第1の乗算器よりの乗算データで前記固定データ格納部よりの固定値「1」に係るデータを除算する除算器と、前記除算器よりの除算データと前記固定データ格納部よりの分周比初期値に係るデータとを乗算し、前記電圧制御発振器の発振周波数のデータとして出力する第2の乗算器と、前記第1の乗算器よりの乗算データと前記固定データ格納部よりの上限周波数に係るデータとを乗算し、前記上限周波数に設定する分周比のデータとして出力する第3の乗算器と、前記第1の乗算器よりの乗算データと前記固定データ格納部よりの下限周波数に係るデータとを乗算し、前記下限周波数に設定する分周比のデータとして出力する第4の乗算器とで構成したことを特徴とする請求項6記載のPL
    L回路。
  • 【請求項10】 前記比較手段を、前記算出手段で算出した電圧制御発振器の発振周波数を前記上限周波数に係るデータと比較し、同比較に応じた信号を出力する第1
    のコンパレータと、前記算出手段で算出した電圧制御発振器の発振周波数を前記下限周波数に係るデータと比較し、同比較に応じた信号を出力する第2のコンパレータとで構成したことを特徴とする請求項6記載のPLL回路。
  • 【請求項11】 前記分周器を、前記電圧制御発振器の発振周波数をカウントするカウンタと、前記カウントよりのカウントデータと前記分周比算出部よりの分周比のデータとが入力され、双方のデータ値が一致するときにデコード出力する第1のカウントデコーダと、前記分周比算出部よりの分周比のデータの値を2分の1に処理する2分の1処理部と、前記カウントよりのカウントデータと前記2分の1処理部よりのデータとが入力され、双方のデータ値が一致するときにデコード出力する第2のカウントデコーダと、前記第1のカウントデコーダのデコード出力でセットされ、前記第2のカウントデコーダのデコード出力でリセットされ、分周出力するフリップフロップとで構成したことを特徴とする請求項1記載のPLL回路。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明はPLL回路に係り、
    より詳細には、ばらつきのある発振出の周波数を所定範囲内に制限するようにしたPLL(位相ロックループ)回路に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来における典型的なPLL回路を図5
    に示す。 同図は基準信号としての平同期信号Shに同期した所要周波数foのクロック信号Soを発生するものとした例である。 また、映像ソースの多様化に対処するため上記水平同期信号Shとしては、その周波数が15KHz
    台(テレビ信号等の15.734KHz )の信号の他、パソコン信号における31.468KHz (VGA )〜75.0KHz (UXGA)等の各種周波数の信号を対称にする。 分周器54はVCO
    (電圧制御発振器)53が出力するクロック信号Soを所定の分周比で分周し、位相比較器51へ帰還する。 同位相比較器51は基準信号である水平同期信号Shと分周器54より帰還された信号とを位相比較し、同比較データを出力する。 同比較データをLPF52で制御信号化し、同制御信号でVCO53の発振周波数を制御する。 これにより、V
    CO53からは水平同期信号Shに同期した高精度のクロック信号Soが出力されることとなる。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高精度なPLL回路であっても各PLL回路間(装置間)でその出力信号周波数にばらつきが生じる。 特に、前記のように各種周波数の水平同期信号を対称にする場合はなおさらである。 即ち、設計中心周波数をfoとした場合、同
    foを中心として上側周波数と下側周波数とのある幅でばらつく。 この周波数ばらつきは主にVCOの発振範囲のばらつきに起因する。 この周波数ばらつきがPLL回路の後段回路に悪影響を及ぼす場合がある。 例えば後段回路の動作周波数の定格を超える場合である。 また、上記とは別に、入力水平同期信号の周波数によってはVCO
    の安定発振範囲を超え、発振不可となる場合、または安定発振範囲の限界点近傍で発振する場合があり、これを回避するためにPLL回路の発振範囲を極力一律に揃えることが求められる場合もある。 このためには、VCO
    発振周波数がある定めた範囲を超える場合には発振周波数に制限をかける機能が必要となるが従来のPLL回路においてはそのような機能は設けられていなかった。 本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、VC
    O発振周波数がある定めた限界を超える場合には発振周波数に制限をかけるようにしたPLL回路を提供することを目的としたものである。

    【0004】

    【課題を解決するための手段】本発明は、基準信号と分周器よりの帰還信号とを位相比較する位相比較器と、前記位相比較器よりの信号を制御電圧化するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタよりの制御電圧により制御されて所要周波数の信号を発振する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器よりの発振信号の周波数を分周して前記位相比較器へ信号帰還する分周器と、前記電圧制御発振器が発振する信号の周波数が、予め定めた上限周波数又は下限周波数を超えないように前記分周器に対し分周比を設定する分周比設定手段とを備えてなるPL
    L回路を提供するものである。

    【0005】また、前記分周比設定手段を、基準信号周期計測用信号が入力され、同信号を用いて基準信号の周期を計測し、計測データを出力する基準信号周期計測部と、予め設定してなる上限周波数又は下限周波数と前記計測データとをもとに、前記電圧制御発振器の発振周波数、上限周波数に設定する分周比及び下限周波数に設定する分周比を算出する分周比算出部とで構成する。

    【0006】また、前記基準信号周期計測用信号の周波数を、前記基準信号の周波数より高い任意の周波数にする。

    【0007】また、前記基準信号周期計測部を、前記基準信号の立ち上がり又は立ち下がりのエッジを検出し、
    検出信号を出力するエッジ検出部と、前記検出信号を遅延する遅延部と、前記遅延部よりの信号でクリアされ、
    前記基準信号周期計測用信号のパルス数をカウントするカウンタと、前記基準信号の1周期ごとに前記カウンタよりのカウントデータを保持し、同保持したカウントデータを前記計測データとして出力するレジスタとで構成する。

    【0008】また、前記遅延部における遅延時間を、前記基準信号周期計測用信号の1周期より短い任意の時間に設定する。

    【0009】また、前記分周比算出部を、前記基準信号周期計測部よりの計測データを保持するレジスタと、基準信号周期計測用信号の周期に係るデータ、固定値「1」に係るデータ、分周比初期値に係るデータ、前記電圧制御発振器が発振する信号の上限周波数及び下限周波数に係るデータそれぞれを固定データとして予め格納してなる固定データ格納部と、前記計測データと前記固定データとをもとに前記電圧制御発振器の発振周波数、
    前記上限周波数に設定する分周比及び前記下限周波数に設定する分周比それぞれを算出する算出手段と、前記算出手段で算出した電圧制御発振器の発振周波数を前記上限周波数及び下限周波数に係るデータと比較し、同比較に応じた信号を出力する比較手段と、前記固定データ格納部よりの分周比初期値に係るデータ、前記算出手段よりの上限周波数に設定する分周比及び下限周波数に設定する分周比に係るデータとが入力され、前記比較手段より出力された信号を切換信号としていずれかの分周比データを選択出力するセレクタとで構成し、前記比較手段における比較において、前記電圧制御発振器の発振周波数が、前記上限周波数及び下限周波数より高い場合には上限周波数に設定する分周比を選択し、前記上限周波数及び下限周波数より低い場合には下限周波数に設定する分周比を選択し、前記上限周波数より低く下限周波数より高い場合には分周比初期値を選択するように前記セレクタを前記比較手段が設定する。

    【0010】また、前記比較手段における比較において、前記電圧制御発振器の発振周波数が、前記上限周波数又は下限周波数と等しい場合には分周比初期値を選択するように前記セレクタを前記比較手段が設定する。

    【0011】また、前記固定データ格納部をレジスタで構成し、前記基準信号周期計測用信号の周期に係るデータ、分周比初期値に係るデータ、又は前記電圧制御発振器が発振する信号の上限周波数及び下限周波数に係るデータを書換え可能にしてもよい。

    【0012】また、前記算出手段を、前記レジスタよりの基準信号周期に係る計測データと前記固定データ格納部よりの基準信号周期計測用信号の周期に係るデータとを乗算する第1の乗算器と、前記第1の乗算器よりの乗算データで前記固定データ格納部よりの固定値「1」に係るデータを除算する除算器と、前記除算器よりの除算データと前記固定データ格納部よりの分周比初期値に係るデータとを乗算し、前記電圧制御発振器の発振周波数のデータとして出力する第2の乗算器と、前記第1の乗算器よりの乗算データと前記固定データ格納部よりの上限周波数に係るデータとを乗算し、前記上限周波数に設定する分周比のデータとして出力する第3の乗算器と、
    前記第1の乗算器よりの乗算データと前記固定データ格納部よりの下限周波数に係るデータとを乗算し、前記下限周波数に設定する分周比のデータとして出力する第4
    の乗算器とで構成する。

    【0013】また、前記比較手段を、前記算出手段で算出した電圧制御発振器の発振周波数を前記上限周波数に係るデータと比較し、同比較に応じた信号を出力する第1のコンパレータと、前記算出手段で算出した電圧制御発振器の発振周波数を前記下限周波数に係るデータと比較し、同比較に応じた信号を出力する第2のコンパレータとで構成する。

    【0014】また、前記分周器を、前記電圧制御発振器の発振周波数をカウントするカウンタと、前記カウントよりのカウントデータと前記分周比算出部よりの分周比のデータとが入力され、双方のデータ値が一致するときにデコード出力する第1のカウントデコーダと、前記分周比算出部よりの分周比のデータの値を2分の1に処理する2分の1処理部と、前記カウントよりのカウントデータと前記2分の1処理部よりのデータとが入力され、
    双方のデータ値が一致するときにデコード出力する第2
    のカウントデコーダと、前記第1のカウントデコーダのデコード出力でセットされ、前記第2のカウントデコーダのデコード出力でリセットされ、分周出力するフリップフロップとで構成する。

    【0015】

    【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。 図1は本発明によるPLL回路の一実施例を示す要部ブロック図であり、
    前記図5と同様に、周波数を異にする各種水平同期信号
    ShをPLL回路の基準信号とし、この同期信号Shに同期した所要周波数foの出力クロック信号Soを発生するものとした例である。 この図1をもとに本発明の基本動作について説明する。 図1において、1はVCO(電圧制御発振器)4が出力する周波数foの出力クロック信号Soを所要の分周比で分周する分周器、2は基準信号である周波数fhの水平同期信号Shと分周器1より帰還された信号とを位相比較し位相比較データを出力する位相比較器、
    3は位相比較器2よりの位相比較データを制御信号化するLPF(ローパスフィルタ)、4はLPF3よりの制御信号で制御され、周波数foの出力クロック信号Soを発生するVCOである。 上記分周器1〜VCOの各機能については、分周器1の分周比が可変である点を除き前記図5のそれらと同様である。

    【0016】また、5は周波数fmの水平周期計測用クロック信号Sm(基準信号周期計測用信号)を用いて水平同期信号Shの周期を計測し計測値A(計測データ)を出力する水平周期計測部(基準信号周期計測部)である。 ここで、周波数fmは、「fm>水平周波数fh」の関係を有する任意周波数である。 また、6は水平周期計測部5で計測した計測値Aをもとに分周比Nを算出し、同分周比N
    に前記分周器1を設定する分周比算出部である。 なお、
    上記水平周期計測部(基準信号周期計測部)及び分周比算出部とが分周比設定手段を形成する。 本発明の動作を簡潔に説明すれば、水平周期計測用クロック信号Smを用いて水平同期信号Shの水平周期を計測し(計測値A)
    (水平周期計測部5)、同計測値Aをもとに、出力クロック信号Soのばらつきの上限周波数fuに設定する分周比N=Nuと、下限周波数flに設定する分周比N=Nlとをそれぞれ算出し(分周比算出部6)、同算出したNu又はNl
    を分周比の可変範囲として制限し(分周器1)、出力クロック信号Soの上限周波数をfu、下限周波数をflにそれぞれ制限するものである。

    【0017】以下、具体的に説明する。 水平同期信号Sh
    (基準信号)の周波数fhは、水平周期計測用クロック信号Smの周波数をfm、水平周期計測値をAとすれば下記(1)式となる。 周波数fh=1/(A/fm) ………(1) なお、「1/fm」は水平周期計測用クロック信号Smの周期となる。 従って、VCO4よりの出力クロック信号So
    の周波数foは分周器1の分周比をNとすれば下記(2)
    式となる。 周波数fo=fh×N={1/(A/fm)}×N ………(2) ここで、出力クロック信号Soの上限周波数をfu、下限周波数をflとし、これらfu又はflに設定する分周器1の分周比NをそれぞれNu又はNlとすれば、上限周波数fu又は下限周波数flはそれぞれ上記(2)式から以下のように表せる。 周波数fo=fu={1/(A/fm)}×Nu ………(3) 周波数fo=fl={1/(A/fm)}×Nl ………(4) (3)式から、Nu=(A/fm)×fu ………………(5) (4)式から、Nl=(A/fm)×fl ………………(6) また、fl<fo<fu、又はfl≦fo<fu、又はfl<fo≦fuの各範囲については下記に設定するものとする。 分周比N=No(初期値) ………………(7)

    【0018】上記(5)(6)(7)の算出式又は条件式を分周比算出部6に設けておき、これらにもとづき分周比Nを算出する。 また、上限周波数fu及び下限周波数
    flについても予め定めておき、これらデータを分周比算出部6に格納しておく。 分周比算出部6は予め定めた時間ごとに水平周期計測部5より水平周期計測値Aを読み込み、上記より算出したいずれかの分周比Nを分周器1
    に対して設定する。 これにより、いずれの装置のPLL
    回路における出力クロック信号Soの周波数foは上限周波数fuから下限周波数flの範囲に制限されることとなる。

    【0019】次に、前記図1の水平周期計測部5について図2をもとに説明する。 図2は水平周期計測部5の具体的構成例を示す要部ブロック図である。 同図において、エッジ検出部11において入力される水平同期信号Sh
    (パルス信号)の立ち上がり又は立ち下がりが検出し、
    エッジ検出信号を遅延部12及びレジスタ14へ送出する。
    また、水平周期計測用クロック信号Sm(周波数fm)がカウンタ13に入力する。 このクロック信号Smの周波数fmは前記のように水平同期信号Shの周波数fhより十分高く設定してある(fm>fh)。 前記遅延部12の遅延時間はこのクロック信号Smの1クロック以内(数ns)の時間に設定する。 この遅延により、レジスタ14のデータ保持とカウンタ13のクリア(CLR )とが同タイミングとなることを防止している。 即ち、レジスタ14にデータ保持させた後にカウンタ13をクリアするようにしている。

    【0020】遅延部12を経たエッジ検出信号はカウンタ
    13のクリア(CLR )端子に入力し、同カウンタ13をクリアしてクロック信号Smのパルス数カウントを開始する。
    エッジ検出部11において次のエッジが検出され、そのエッジ検出信号が遅延部12を経てカウンタ13に入力すると同カウンタ13はクリアされる。 この最初のクリアと次のクリアとの間のパルスカウント数が水平周期の1周期を示し、計測値Aとなる。 上記計測値Aはエッジ検出部11
    よりのエッジ検出信号をクロック(CLK )として1水平周期ごとにレジスタ14に保持更新され、水平周期計測値Aとして分周比算出部6へ送出される。

    【0021】次に、前記図1の分周比算出部6について図3をもとに説明する。 図3は分周比算出部6の具体的構成例を示す要部ブロック図である。 同図において、前記水平周期計測部5で計測された水平周期計測値Aがレジスタ21に入力し、一旦データ保持後、第1の乗算器22
    へ送出される。 一方、第1の固定データ格納部23には水平周期計測用クロック信号Smの周期を示す「1/fm」、
    第2の固定データ格納部24には定数「1」、第3の固定データ格納部25には分周比初期値「No」がそれぞれ固定データとして格納されている。 第1の乗算器22においては、レジスタ21よりの計測値Aと第1の固定データ格納部23よりの「1/fm」とを乗算する。 上記乗算により、
    第1の乗算器22からは「A/fm」のデータが出力される。

    【0022】次いで除算器26において、第2の固定データ格納部24よりのデータ「1」を分子とし、第1の乗算器22からのデータ「A/fm」を分母とした除算を行う。
    上記除算により、除算器26からは前記(1)式の水平同期信号周波数fhを示す「1/(A/fm)」のデータが出力される。 次いで第2の乗算器27において、第3の固定データ格納部25よりのデータ「No」と除算器26よりのデータ「1/(A/fm)」とを乗算する。 上記乗算により、第2の乗算器27からは前記(2)式のN=Noとした出力クロック信号Soの周波数foを示す「{1/(A/f
    m)}×No」のデータが出力される。 また、第4の固定データ格納部28にはVCO4が発振する「上限周波数f
    u」、第5の固定データ格納部29には同・「下限周波数f
    l」がそれぞれ固定データとして格納されている。

    【0023】第3の乗算器30においては、第1の乗算器
    22よりのデータ「A/fm」と第4の固定データ格納部28
    よりのデータ「上限周波数fu」とを乗算する。 上記乗算により、第3の乗算器30からは前記(5)式の上限周波数fuに設定する分周比Nuを示す「(A/fm)×fu」のデータが出力される。 また、第4の乗算器31においては、
    第1の乗算器22よりのデータ「A/fm」と第5の固定データ格納部29よりのデータ「下限周波数fl」とを乗算する。 上記乗算により、第4の乗算器31からは前記(6)
    式の下限周波数flに設定する分周比Nlを示す「(A/f
    m)×fl」のデータが出力される。 また、第1のコンパレータ32において第4の固定データ格納部28よりのデータ「fu」(データ値aと記す)と第2の乗算器27よりの前記周波数foを示すデータ「{1/(A/fm)}×No」
    (データ値bと記す)とを比較する。 また、第2のコンパレータ33において第5の固定データ格納部29よりのデータ「fl」(データ値aと記す)と第2の乗算器27よりの前記データ値bとを比較する。

    【0024】上記双方のコンパレータとも「データ値a
    >データ値b」のときには例えばローレベル(Lo)を出力し、「データ値a<データ値b」又は「データ値a≦
    データ値b」のときにはハイレベル(Hi)を出力するように設定しておく。 これらコンパレータ出力を切換信号(SEL1、SEL2)としてセレクタ34へ送出する。 同セレクタ34には前記第3の乗算器30よりのデータ(Nuと記す)、前記第4の乗算器31よりのデータ(Nlと記す)及び第3の固定データ格納部25よりのデータ(Noと記す)
    とが入力し、前記切換信号(SEL1、SEL2)によりいずれかを分周比Nとして選択出力する。 この選択の態様として、SEL1及びSEL2の双方が例えばHiのときにはNuを出力し、SEL1及びSEL2の双方がLoのときにはNlを出力し、SE
    L1がHiでSEL2がLoのとき、又はSEL1がLoでSEL2がHiのときにはNoを出力する。 以上により、所要の分周比Nが出力されることとなる。 なお、上記において第1の固定データ格納部23から第5の固定データ格納部29の五つの格納部が固定データ格納部となり、第1の乗算器22から第4の乗算器31及び除算器26とが算出手段を形成し、第1
    のコンパレータ32及び第2のコンパレータ33とで比較手段を形成する。 また、第1の固定データ格納部23、第3
    の固定データ格納部25、第4の固定データ格納部28、又は第5の固定データ格納部29をそれぞれレジスタで構成し、格納するデータを書換え可能にしてもよい。

    【0025】次に、前記図1の分周器1について図4をもとに説明する。 図4(A)は分周器1の具体的構成例を示す要部ブロック図、同図(B)はタイミングチャートである。 同図において、カウンタ41はVCO4よりクロック(CLK )端子に入力する出力クロック信号Soをカウントし、そのカウントデータをNカウントデコーダ42
    (第1のカウントデコーダ)へ送出する。 このNカウントデコーダ42には分周比算出部6よりの分周比N(Nu〜
    Nl)のデータが入力し、同分周比Nのデータ値と前記カウンタ41よりのカウントデータ値とが一致したときデコード出力(パルス出力)する。 (B)図のにこのNカウントデコーダ42の出力を示す。 上記(B)図の信号でカウンタ41はクリア(CLR )され、新たに前記カウントを開始する。

    【0026】一方、前記分周比Nのデータは1/2処理部43へも入力し、同処理部43は分周比Nのデータの値を1/2にし、同1/2にしたデータを後段のN/2カウントデコーダ44(第2のカウントデコーダ)へ送出する。 このN/2カウントデコーダ44にはカウンタ41よりの前記カウントデータも入力し、同カウントデータ値と前記1/2処理部43よりのデータ値とが一致したときデコード出力(パルス出力)する。 (B)図のにこのN
    /2カウントデコーダ44の出力を示す。 フリップフロップ45はNカウントデコーダ42の出力でセット(S)され、N/2カウントデコーダ44の出力でリセット(R)
    される。 これにより、フリップフロップ45からは出力クロック信号Soを分周比N(Nu〜Nl)で分周した信号が出力される。 (B)図のにこのフリップフロップ45の出力を示す。

    【0027】

    【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、周波数を異にする各種水平同期信号を基準信号としてクロック信号を発生するPLL回路において、発生周波数ばらつきの上限側及び下限側を制限することができる。 これにより、回路動作周波数定格が定められているPLL
    回路の後段回路を保護することとなる他、発振範囲ばらつきによりVCOが発振不可となるという事態を回避できることとなる。 このように、本発明は周波数を異にする各種水平同期信号を基準信号として所要周波数のクロック信号等を派生するPLL回路の性能向上に寄与しうるものである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明によるPLL回路の一実施例を示す要部ブロック図である。

    【図2】図1の水平周期計測部5の具体的構成例を示す要部ブロック図である。

    【図3】図1の分周比算出部6の具体的構成例を示す要部ブロック図である。

    【図4】(A)は図1の分周器1の具体的構成例を示す要部ブロック図、(B)はタイミングチャートである。

    【図5】従来のPLL回路の一例を示す要部ブロック図である。

    【符号の説明】

    1、54 分周器 2、51 位相比較器 3、52 LPF 4、53 VCO 5 水平周期計測部 6 分周比算出部 11 エッジ検出部 12 遅延部 13、41 カウンタ 14、21 レジスタ 22、27、30、31 乗算器 26 除算器 23、24、25、28、29 固定データ格納部 32、33 コンパレータ 34 セレクタ 42、44 カウントデコーダ 43 1/2処理部 45 フリップフロップ Sh 水平同期信号 Sm 水平同期計測用クロック信号 So 出力クロック信号

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