Pll device

阅读:16发布:2024-02-21

专利汇可以提供Pll device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a PLL device where a lockup time is short and the power consumption is small. SOLUTION: The PLL device is provided with a generating means 6 that generates a plurality of reference signals with different phases, a plurality of variable frequency dividers 11-14 that apply frequency division to an output of a voltage controlled oscillator 15 to provide an output of each feedback signal, a plurality of phase comparators 7-10 that compare phases of the reference signals and the feedback signals, and a control section 30. When the control section 30 discriminates that at least one phase comparator is locked, the control section 30 allows the locked phase comparator to continue its output and opens the output of the phase comparator.,下面是Pll device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え前記制御部は、少なくとも1つの前記位相比較器がロックしたと判定すると、ロックした前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する事を特徴とするPLL装置。
  • 【請求項2】 位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え前記制御部は、少なくとも1つの前記位相比較器がロックに近い状態と判定すると、どれか1つの前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する事を特徴とするPLL装置。
  • 【請求項3】 位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え前記制御部は、スタート信号又は周波数変更コマンドが入力してから所定時間経過後に、1つの前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する事を特徴とするPLL装置。
  • 【請求項4】 前記制御部は、出力し続ける前記位相比較器に接続された前記可変分周器を動作させ続け、他の前記可変分周器の動作を停止する事を特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3のPLL装置。
  • 【請求項5】 各前記位相比較器の出力により、ロック状態又はロックに近い状態である事を検出し、前記制御部に出力する各検出器を、各前記位相比較器に接続させた事を特徴とする請求項1又は請求項2のPLL装置。
  • 【請求項6】 位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し、帰還信号を出力する単数又は複数の可変分周器と各前記基準信号と前記帰還信号を位相比較し、複数の位相比較信号を出力する単数又は複数の位相比較器を備え、複数の前記位相比較信号を出力させ、ロック前に、単一の前記位相比較信号に切換えて出力させる事を特徴とするPLL
    装置。
  • 【請求項7】 ロック直前に、前記切換えを行う事を特徴とする請求項6のPLL装置。
  • 【請求項8】 前記出力信号の周波数が、ロック時に於ける出力信号の周波数又は設定周波数に対し、70%ないし95%に達した時、前記切換えを行う事を特徴とする請求項6のPLL装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明はPLL装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来より、この種の装置は例えば「SA
    NYO TECHNICAL REVIEW」、VO
    L. 10、NO. 1、FEB. 1978の第32頁の図1に示されている。 この図1によると、基準信号RFを発生する基準発振器と、出信号FOを分周して帰還信号FVを発生する可変分周器と、帰還信号FVの位相および周波数を、基準信号の位相および周波数と比較し、
    誤差信号ERを発生する1個の位相比較器が設けられている。 そして誤差信号ERに応答し制御電圧CVを発生するローパスフィルタと、制御電圧CVに応答し出力信号FOを発生する電圧制御発振器とが設けられている。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、このPLL装置では、基準信号RFの周波数とロック時間との関係は最適に設計されれば、理論的に、一元的に決定される。
    従って、ロック時間を更に短く出来ない第1の欠点がある。 これを解消するために本発明者は、位相が異なる複数の基準信号を発生させ、位相比較器および可変分周器を多段に設けた構成を試みた。 しかし、上記構成でも、
    ロック時間は短くならない。 本発明者がその原因を究明したところ、ロック近くになった時、各位相比較器の出力が互いに邪魔し合って、ロックがスムーズに行かないためである事が分かった。

    【0004】この欠点を解消するために本発明者は、初め、各位相比較器を出力させ、その後に、1つの位相比較器を出力させる事を試みた。 しかし、上記構成でもロック時間A(図4)は短くならない(図4は立上り特性を示し、横軸は経過時間、縦軸は出力の周波数を示す)。 本発明者がその原因を究明したところ、位相比較器の出力段数の切換時点Bが早すぎるため、切換後の周波数の乱れ(ロック外れ)Cが生じたためである事が分かった。

    【0005】更に、上記構成では、ロック後も多段の可変分周器を動作させるため、電力消費量が多い欠点も有る。 故に、本発明はこの様な従来の欠点を考慮して、ロックアップ時間が短い、位相比較器の出力が邪魔し合わない、ロック外れがない、電力消費量が少ないPLL装置を提供する。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え、前記制御部は、少なくとも1つの前記位相比較器がロックしたと判定すると、ロックした前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する。

    【0007】請求項2の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え、前記制御部は、少なくとも1つの前記位相比較器がロックに近い状態と判定すると、どれか1つの前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する。

    【0008】請求項3の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え、前記制御部は、スタート信号又は周波数変更コマンドが入力してから所定時間経過後に、1つの前記位相比較器を出力させ続け、
    他の前記位相比較器の出力を開放する。

    【0009】請求項4の本発明では、前記制御部は、出力し続ける前記位相比較器に接続された前記可変分周器を動作させ続け、他の前記可変分周器の動作を停止する。

    【0010】請求項5の本発明では、各前記位相比較器の出力により、ロック状態又はロックに近い状態である事を検出し、前記制御部に出力する各検出器を、各前記位相比較器に接続させた。

    【0011】請求項6の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力信号を分周し、帰還信号を出力する単数又は複数の可変分周器と、各前記基準信号と前記帰還信号を位相比較し、複数の位相比較信号を出力する単数又は複数の位相比較器とを備え、複数の前記位相比較信号を出力させロック前に、単一の前記位相比較信号に切換えて出力させる。

    【0012】請求項7の本発明では、ロック直前に、前記切換えを行う。

    【0013】請求項8の本発明では、前記出力信号の周波数が、ロック時に於ける出力信号の周波数又は設定周波数に対し、70%ないし95%に達した時、前記切換えを行う。

    【0014】

    【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態1に係るPLL装置1を図1のブロック図に従い説明する。
    図1に於て、基準発振器2は、基準信号FR1を出力する。 遅延回路3、4、5は、基準信号FR1に応答し、
    各々、位相が互いに異なる複数の基準信号FR2、FR
    3、FR4を発生する。 これらの基準発振器2と、遅延回路3と4と5とにより、(基準信号)発生手段6が構成されている。

    【0015】より具体的には、基準信号FR1は位相比較器7に入力される。 遅延回路3は基準信号FR1を1
    /4周期だけ遅延させ、それを基準信号FR2として、
    位相比較器8へ出力する。 遅延回路4は、基準信号FR
    1を1/2周期だけ遅延させそれを基準信号FR3として、位相比較器9へ出力する。 遅延回路5は、基準信号FR1を3/4周期だけ遅延させ、それを基準信号FR
    4として、位相比較器10へ出力する。

    【0016】可変分周器11、12、13、14の各入力側は共に、電圧制御発振器15の出力側に接続され、
    整数の分周比にて、分周するものである。

    【0017】位相比較器7は、可変分周器11の出力(帰還信号FV1)の位相および周波数と、基準信号F
    R1の位相および周波数を比較する。 位相比較器7は上記比較の結果、2個の出力端子(図示せず)に各々、ポンプアップ信号とポンプダウン信号を出力する。 検出器7aはアンドゲート等から成り、ポンプアップ信号とポンプダウン信号のアンドをとり、端子aとeを介し、その信号(検出信号)をマイコン(マイクロコンピュータ)16へ出力する。 チャージポンプ17はポンプアップ信号およびポンプダウン信号が入力され、誤差信号E
    R1を出力する。

    【0018】同様に、位相比較器8は可変分周器12の帰還信号FV2の位相および周波数と、基準信号FR2
    の位相および周波数を比較する。 位相比較器9は上記比較の結果、ポンプアップ信号とポンプダウン信号を検出器7bへ出力し、検出器7bは上記両信号のアンドをとり、端子bとfを介してマイコン16へ出力する。 チャージポンプ18は上記両信号が入力され、誤差信号ER
    2を出力する。

    【0019】また、位相比較器9は、可変分周器13の帰還信号FV3の位相および周波数と、基準信号FR3
    の位相および周波数を比較する。 位相比較器9は上記比較の結果、ポンプアップ信号とポンプダウン信号を検出器7cへ出力し、検出器7cは上記両信号のアンドをとり、端子cとgを介してマイコン16へ出力する。 チャージポンプ19は上記両信号が入力され、誤差信号ER
    3を出力する。

    【0020】位相比較器10は、可変分周器14の帰還信号FV4の位相および周波数と、基準信号FR4の位相および周波数を比較する。 位相比較器10は上記比較の結果、ポンプアップ信号とポンプダウン信号を検出器7dへ出力し、検出器7dは上記両信号のアンドをとり、端子dとhを介してマイコン16へ出力する。 チャージポンプ20は上記両信号が入力され、誤差信号ER
    4を出力する。 この様に位相比較器7、8、9、10は複数(上記例では、4個)の位相比較信号(ポンプアップ信号とポンプダウン信号から成る)を出力する。 各位相比較器7、8、9、10は各基準信号FR1、FR
    2、FR3、FR4と、各帰還信号FV1、FV2、F
    V3、FV4とを位相比較し、その結果として、各誤差信号ER1、ER2、ER3、ER4を出力する。

    【0021】ローパスフィルタ21は位相比較器7、
    8、9、10からの誤差信号ER1、ER2、ER3、
    ER4に応答して、制御電圧CVを電圧制御発振器15
    へ出力する。 電圧制御発振器15は、上記制御電圧CV
    に応答して、出力信号VOを発生する。

    【0022】開閉器22、23、24、25は例えばゲート等から成る。 開閉器22は電圧制御発振器15の出力側と、可変分周器11の入力側との間に設けられている。 開閉器23は、電圧制御発振器15の出力側と、可変分周器12の入力側との間に設けられている。 開閉器24は、電圧制御発振器15の出力側と、可変分周器1
    3の入力側との間に設けられている。 開閉器25は、電圧制御発振器15の出力側と、可変分周器14の入力側との間に設けられている。

    【0023】同様に、ゲート26は、チャージポンプ1
    7の出力側と、ローパスフィルタ21の入力側との間に設けられている。 ゲート27は、チャージポンプ18の出力側と、ローパスフィルタ21の入力側との間に設けられている。 ゲート28は、チャージポンプ19の出力側と、ローパスフィルタ21の入力側との間に設けられている。 ゲート29は、チャージポンプ20の出力側と、ローパスフィルタ21の入力側との間に設けられている。

    【0024】制御部30は例えば、マイコン16とゲート制御回路31等から成る。 ゲート制御回路31は、マイコン16からの各信号と、基準信号FR1〜FR4の入力により、制御信号G1、G2、G3、G4を出力するものであり、論理回路から成る。

    【0025】制御信号G1は、開閉器22とゲート26
    に供給され、制御信号G2は、開閉器23とゲート27
    に供給され、制御信号G3は、開閉器24とゲート28
    に供給され、制御信号G4は、開閉器25とゲート29
    に供給される。

    【0026】次に、図1ないし図2に従い、このPLL
    装置1の動作を説明する。 図2はPLL装置1に用いられる各信号のタイミングチャートである。 これらの図に於て使用者が選局キーにて、例えば300KHZの周波数を選択し、スタートキーを押し、300KHZの出力信号VOを出力し、その後、使用者が選局キーにて、例えば500KHZの周波数に変更した例を示す。

    【0027】最初に300KHZの出力信号VOを出力している時(この時、出力信号VOはロックされている)、検出器7a又は7b又は7c又は7dは検出信号を出力するが、上記信号はワンショットであるので、A
    1の時点(図2参照)では、Lo信号である。

    【0028】次に、使用者が選局キーを操作し、300
    KHZから500KHZに変更したとする。 上記変更に従い、周波数変更コマンドは、ゲート制御回路31へ入力される。 この時、上記コマンドはワンショット型に形成されているので、短時間Hi信号となり、その後Lo
    信号となる(図2のA2を参照)。

    【0029】この時、ゲート制御回路31が出力する制御信号G1はHi信号からLo信号に切換わり、切換って所定時間経過するまで、Lo状態に維持される(図2
    のA4を参照)。 同様に、リセット信号が出力されてから(図2のA3)、所定時間の間、制御信号G2、G
    3、G4はLo状態に維持される(図2のA5、A6、
    A7を参照)。 この時、開閉器22、23、24、25
    は閉じるので、各可変分周器11、12、13、14
    へ、出力信号VOは出力されなくなる。 そして、分周器11、12、13、14は、カウント動作を停止し、かつカウント値を所定値(例えば0)に設定する。

    【0030】またゲート26、27、28、29も閉じるので、誤差信号ER1、ER2、ER3、ER4は、
    ローパスフィルタ21へ出力されない。 この様に、制御部30は、各可変分周器11〜14が分周動作を開始する前に、各可変分周器11〜14をリセットする。

    【0031】そして、ゲート制御回路31により、基準信号FR1の立上り(A8)に応じて、制御信号G1は立上り(A9)、開閉器22は開成を開始し、出力信号VOは可変分周器11へ出力され可変分周器11は分周動作を開始する。 また上記制御信号G1の立上り(A
    9)に従い、ゲート26は開き、位相比較器7は、可変分周器11により分周された出力信号VO、即ち帰還信号FV1と、基準信号FR1とを位相比較し(図2のA
    16を参照)、誤差信号ER1を出力する。

    【0032】同様に、基準信号FR2の立上り(A1
    0)に応じて、制御信号G2は立上り(A11)、開閉器23は開成を開始し、出力信号VOは可変分周器12
    へ出力され、可変分周器12は分周動作を開始する。 また、制御信号G2の立上り(A11)に従い、ゲート2
    7は開き、位相比較器8は、可変分周器12により分周された出力信号VO、即ち帰還信号FV2と、基準信号FR2とを位相比較し(図2のA17を参照)、誤差信号ER2を出力する。

    【0033】また、基準信号FR3立上り(A12)に応じて、制御信号G3は立上り(A13)、開閉器24
    は開成を形成し、出力信号VOは可変分周器13へ出力され、可変分周器13は分周動作を開始する。 また、制御信号G3の立上り(A13)に従い、ゲート28は開き、位相比較器9は、帰還信号FV3と、基準信号FR
    3とを位相比較し(図2のA18を参照)、誤差信号E
    R3を出力する。

    【0034】更に、基準信号FR4の立上り(A14)
    に応じて、制御信号G4は立上り(A15)、開閉器2
    5は開成を形成し、出力信号VOは可変分周器14へ出力され、可変分周器14は分周動作を開始する。 また、
    制御信号G4の立上り(A15)に従い、ゲート29は開き、位相比較器10は帰還信号FV4と、基準信号F
    R4とを位相比較し(図2のA19を参照)、誤差信号ER4を出力する。

    【0035】この様に、制御部30は、各基準信号FR
    1〜FR4の位相(例えば立上りA8、A10、A1
    2、A14等)に合せて、各可変分周器11〜14の分周動作を開始させる。

    【0036】また上述した様に、基準発振器2は基準周波数FR(周期TR=1/FR)を持つ基準信号FR1
    を発生する。 そして、遅延回路3、4、5により、基準信号FR2、FR3、FR4は、基準信号FR1に対し、各々、1/4周期(TR/4)ずつ順次遅延して形成されたものである。

    【0037】そして、各可変分周器11、12、13、
    14の分周動作開始は、各基準信号FR1,FR2、F
    R3、FR4の位相に合わせられている。 故に、上記分周動作開始時は、各々、TR/4ずつ順次遅延されたものとなり、各位相比較器7、8、9、10に於ける位相比較タイミングは、各々、略TR/4ずつ遅延されたものとなる。

    【0038】この様に、各基準信号FR1〜FR4の位相に合せて、各可変分周器11〜14の分周動作を開始させる事により、各位相比較器7〜10の位相比較タイミングは、略等間隔となり、正確な位相比較ができる。

    【0039】また、この様に基準信号FR1〜FR4は各々、位相が異なる(例えば上記説明では、互いにπ/
    2ずつ、位相がずれている)ものであり、各基準信号F
    R1〜FR4毎に位相比較を行なう。 その結果、基準信号FR1の1周期(TR)の間に、位相比較を複数回(上記説明では、A16、A17、A18、A19の4
    回)行なう事となり、従来のロックアップ時間の約1/
    4倍に短縮される。

    【0040】更に、時間が経過し、上述の位相比較が繰り返されると(図2のA20、A21、A22、A23
    を参照)、出力信号VOは、設定周波数に到達する(ロックする)。 この時、位相比較器7、8、9、10のどれか1つに接続された検出器7aと7bと7cと7d
    が、マイコン16に対し、検出信号を出力する。 例えば、検出器7aがロックを検出したとする。 マイコン1
    6はゲート制御回路31に対しロック検出信号を出力する(図2のA25を参照、ロック検出信号はワンショット型である)。

    【0041】この時に、制御信号G2、G3、G4はL
    o信号となる(図2のA26、A27、A28を参照)。 また、制御信号G1はHiであり、Hi状態が維持される(図2のA25を参照)。

    【0042】その結果、開閉器23、24、25は閉じ、可変分周器12、13、14は分周動作を停止する。 この時、制御信号G2、G3、G4により制御されているゲート27、28、29も閉じる。 即ち、位相比較器27、28、29の出力は開放される。 その結果、
    誤差信号ER2、ER3、ER4はローパスフィルタ2
    1へ出力されない。 この様に、ロック検出後に、可変分周器12、13、14は分周動作を停止する事により、
    電力消費量を少なくできる。

    【0043】また、制御信号G1はHi状態に維持されているので、開閉器22とゲート26は継続して開状態となり、可変分周器11は分周動作を継続する。 そして、位相比較器7は可変分周器11が出力する帰還信号FV1と、基準信号FR1を位相比較する(図2のA2
    9、A30を参照)。

    【0044】この時、制御信号G1により制御されるゲート26は開いているので、チャージポンプ17はローパスフィルタ21に対し、誤差信号ER1を出力する。
    ローパスフィルタ21は電圧制御発振器15へ制御信号CVを出力し、電圧制御発振器15は、設定周波数となった出力信号VOを出力し続ける。 即ち、ロックした位相比較器7は、出力し続ける。

    【0045】上述の内容をまとめる。 位相比較器7、
    8、9、10に接続された検出器7aと7bと7cと7
    dの内、少なくとも1つの(例えば7a)がロックを検出したとする。 検出器7aは、制御部30のマイコン1
    6に対して、ロック検出信号を出力する。

    【0046】制御部30は、上記ロック検出信号に応じて、ロックした位相比較器7を出力させ続け(図2のA
    25を参照)、他の位相比較器8、9、10の出力を開放する(図2のA26、A27、A28を参照)。

    【0047】上記動作と共に、制御部30は、出力し続ける位相比較器7に接続された可変分周器11のみの分周動作を継続させる。 そして制御部30は、他の可変分周器12、13、14の分周動作を停止させる。

    【0048】次に、本発明の実施の形態2に係るPLL
    装置32を説明する。 PLL装置32は、例えば、PL
    L装置1とは、制御部30(詳しくはマイコン16)の制御内容が異なる。 PLL装置32に於て、他の部品はPLL装置1のものと同一である。

    【0049】PLL装置32において、スタート信号が入力されると、所定時間後、開閉器22、23、24、
    25と、ゲート26、27、28、29が開成する。 その結果、可変分周器11、12、13、14が電圧制御発振器15の出力信号VOを分周し、各帰還信号を出力する。 位相比較器7、8、9、10は、初め、各帰還信号と各基準信号を位相比較し、複数の位相比較信号を出力し、ローパスフィルタ21に対して、チャージポンプ17、18、19、20を介して、誤差信号を出力する。

    【0050】この時、検出器7a、7b、7c、7dは各々、位相比較器7、8、9、10が出力する各ポンプアップ信号、ポンプダウン信号のアンドをとり、アンドをとられた各検出信号をマイコン16へ出力する。

    【0051】この様にして、上記位相比較が繰り返され、電圧制御発振器15の出力(出力信号)VOは、設定周波数Dに近づく(図3のEを参照)。

    【0052】なお、図3は、本PLL装置32に於ける、出力信号VOの立上り特性を示し横軸は経過時間を示し、縦軸は出力信号VOの周波数を示す。

    【0053】更に、上記位相比較が繰り返されると、出力信号VOはオーバーシュート(図3のFを参照)、ダウンシュートし(図3のGを参照)、再び、上昇する。

    【0054】そして、上記位相比較が繰り返されると、
    検出器7a、7b、7c、7dの少なくともどれか1つが出力する検出信号は、しきい値に到達する(図3に於て、経過時間がHになった時)。

    【0055】マイコン16は、ロック時に於ける、電圧制御発振器15の出力信号VOの周波数D1の90%を設定値として演算し、その設定値に対応する信号を、しきい値として演算する。

    【0056】上記例では、例えば、検出器7bは、上記しきい値に到達した検出信号をマイコン16へ出力したとする。 他の検出器7a、7b、7c、7dの検出信号は、しきい値に達していないとする。 これにより、制御部30は、少なくとも1つの位相比較器(上記例では、
    位相比較器8)がロックに近い状態(別な表現では、ロック前の状態という)にあると、判定する。

    【0057】この判定により、経過時間H(図3を参照)に於て、制御部30は、位相比較器7、8、9、1
    0が出力する複数(例えば4個)の位相比較信号を、単一の位相比較信号に切換えて出力させる。 即ち、制御部30は、どれか1つの位相比較器(例えば位相比較器1
    0、望ましくは、ロック近い状態にあると判定された位相比較器8)を出力させ続ける。

    【0058】具体的には、制御部30は、Hiとなる制御信号G4を出力し続け、ゲート29を開き続ける。 また制御部30は、Loとなる制御信号G1、G2、G3
    を出力し、ゲート26、27、28を閉じる。 その結果、他の位相比較器7、8、9の出力は開放する。

    【0059】上記動作と共に制御部30は、出力し続ける位相比較器10に接続された可変分周器14のみの分周動作を継続させる。 そして制御部30は、他の可変分周器11、12、13の分周動作を停止させる。 即ち制御部30は、開閉器25のみを開き、開閉器22、2
    3、24を閉じる。

    【0060】この様に、経過時間Hに於て、位相比較信号を4個から1個に切換える事により、その後のロックはスムーズに行われる。 即ち、経過時間Iに於て、出力信号VOはロックされる。 例えば、出力信号VOの周波数D1が設定周波数Dの±5%内に、安定して位置した時に、ロックと見なされる。

    【0061】上述の様に、切換時点Hをロック前に設定する事により、従来の様なロック外れC(図4)が生じない。 本発明者の実験によると、出力信号VOの周波数が、ロック時の出力信号VOの周波数D1に対し、70
    %ないし95%に達した(但し、オーバーシュート時F
    およびダウンシュート時Gを除く)、位相比較信号を4
    個から1個に切換える事が望しい事が分った。

    【0062】本発明者の実験によると、上記割合が70
    %未満になると、切換後の周波数の乱れ(ロック外れ)
    現象が頻繁に起こる事が分った。 更に、上記割合が95
    %を越えると、各位相比較器7〜10の出力(位相比較信号)が互いに邪魔し合う現象が頻繁に起こる事が分った。

    【0063】本明細書では、「ロック前」という表現は、上記割合が70%ないし95%である事を示す。 更に、本発明者の実験では、上記割合が85%ないし95
    %の時(これを本明細書では「ロック直前」と呼ぶ)
    に、上記ロック外れ現象および位相比較器7〜10の出力が互いに邪魔し合う現象が、実用上、差しつかえない程度に防止できる事が分った。 なお、上記割合は、設定周波数Dに対する、出力信号VOの周波数の比率としても良い。

    【0064】次に、本発明の実施の形態3に係るPLL
    装置33を説明する。 PLL装置33は例えば、PLL
    装置1とは、制御部30(詳しくはマイコン16)の制御内容が異なる。 PLL装置33の他の部品はPLL装置1のものと同じである。

    【0065】PLL装置33において、スタート信号(使用者がスタートキーを押した時に出力する信号)又は周波数変更コマンドが入力されると、しばらくして、
    開閉器22、23、24、25と、ゲート26、27、
    28、29が開成する。 その結果、可変分周器11、1
    2、13、14が電圧制御発振器15の出力信号を分周し、各帰還信号を出力する。 位相比較器7、8、9、1
    0は、各帰還信号と、各基準信号を位相比較し、ローパスフィルタ21に対し、誤差信号を出力する。 この様に、上述の位相比較が繰り返されると、出力信号VOはロック状態近くになる。

    【0066】そして上記スタート信号又は周波数変更コマンドが入力してから所定時間(例えば50ミクロン秒ないし1ミリ秒)経過すると、制御部30は、どれか1
    つの位相比較器(例えば位相比較器9)を出力させ続け、他の位相比較器7、8、10の出力を開放する。

    【0067】即ち、この時、制御部30は、Hiとなる制御信号G3を出力し続け、ゲート28を開き続ける。
    また、制御部30はLoとなる制御信号G1、G2、G
    4を出力し、ゲート26、27、29を閉じる。 その結果、他の位相比較器7、8、10の出力は開放する。

    【0068】上記動作と共に制御部30は、出力し続ける位相比較器9に接続された可変分周器13のみの分周動作を継続させる。 そして制御部30は、他の可変分周器11、12、14の分周動作を停止させる。 即ち、制御部30は、開閉器24のみを開き、開閉器22、2
    3、25を閉じる。

    【0069】また、上述した実施の形態1、2、3では、可変分周器11〜14および位相比較器7〜10の数は、それぞれ4個あるが、特に限定されるものではない。 例えば4つの可変分周器11〜14をまとめ、時分割で可変分周器11〜14の各々の機能を果たす可変分周器を1つだけ設けても良い。 また、位相比較器7〜1
    0をまとめ、時分割で、位相比較器7〜10の各々の機能を果たす位相比較器を1つだけ設けても良い。

    【0070】

    【発明の効果】上述の様に、請求項1の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え、前記制御部は、少なくとも1つの前記位相比較器がロックしたと判定すると、ロックした前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する。 この様に、
    制御部はロックしたと判定すると、少なくとも1つの位相比較器を出力させ続け、他の位相比較器の出力を開放するので、複数の位相比較器の出力が互いに邪魔する事が防止される。 故に、ロックがスムーズに行われる。 また、ロック前に基準信号の1周期の間に、位相比較を複数回行う事となり、ロックアップ時間が早くなる。

    【0071】請求項2の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、
    各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え、前記制御部は、少なくとも1つの前記位相比較器がロックに近い状態と判定すると、どれか1つの前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する。 この様に、少なくとも1つの位相比較器がロックに近い状態の時に1つの位相比較器を出力させ続け、他の位相比較器の出力を開放する。 その結果出力信号の周波数が目標周波数を超える量(オーバーシュート量)が小さくなりその分だけ、
    ロックアップ時間が早くなる。

    【0072】請求項3の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力を分周し各帰還信号を出力する複数の可変分周器と、
    各前記基準信号と各前記帰還信号を位相比較する複数の位相比較器と、制御部とを備え、前記制御部は、スタート信号又は周波数変更コマンドが入力してから所定時間経過後に、1つの前記位相比較器を出力させ続け、他の前記位相比較器の出力を開放する。 この様に、周波数変更コマンド等が入力してから所定時間経過後に1つの位相比較器を出力させ続け、他の位相比較器の出力を開放する。 その結果複数の位相比較器の出力が互いに邪魔する事が防止され、ロックがスムーズに行われる。

    【0073】請求項4の本発明では、前記制御部は、出力し続ける前記位相比較器に接続された前記可変分周器を動作させ続け、他の前記可変分周器の動作を停止する。 この様に、他の可変分周器の動作を停止させるので、PLL装置の中で最も電力消費量の大きい可変分周器による電力消費量が減り、電力消費の少ないPLL装置を提供する。

    【0074】請求項5の本発明では、各前記位相比較器の出力により、ロック状態又はロックに近い状態である事を検出し、前記制御部に出力する各検出器を、各前記位相比較器に接続させる。 この様に、各検出器は各位相比較器における、ロック状態または、ロックに近い状態である事を検出するので、他の位相比較器の出力を開放するタイミングを正確に設定する事ができる。

    【0075】請求項6の本発明では、位相が異なる複数の基準信号を発生する発生手段と、電圧制御発振器の出力を分周し、帰還信号を出力する単数又は複数の可変分周器と、各前記基準信号と前記帰還信号を位相比較し、
    複数の位相比較信号を出力する単数又は複数の位相比較器とを備え、複数の位相比較信号を出力させ、ロック前に、単一の前記位相比較信号に切換えて出力させる構成とする。 この様に、ロック前に、位相比較信号の出力を複数個から単数に切換える事により、従来から生じていた切換後の周波数の乱れ(ロック外れ)現象を防止する事ができる。

    【0076】請求項7の本発明では、ロック直前に前記切換えを行う事により、上記ロック外れ現象は、実用上、差しつかえない程度に、防止される。

    【0077】請求項8の本発明では、前記出力信号の周波数が、ロック時に於ける出力信号の周波数又は設定周波数に対し、70%ないし95%に達した時、前記切換えを行う。 この構成により、上記ロック外れ現象および各位相比較器の出力が互いに邪魔し合う現象を防止できる。 その結果、安定して、ロックアップ時間の短いPL
    L装置を提供できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の形態1に係るPLL装置1のブロック図である。

    【図2】上記PLL装置1に用いられる各信号のタイミングチャートである。

    【図3】本発明の実施の形態2に係るPLL装置32に於て、電圧制御発振器からの出力信号の立上り特性図である。

    【図4】本発明に対する比較例としてのPLL装置に於て、電圧制御発振器からの出力信号の立上り特性図である。

    【符号の説明】

    6 発生手段 7、8、9、10 位相比較器 11、12、13、14 可変分周器 15 電圧制御発振器 30 制御部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J106 AA04 BB10 CC01 CC30 CC53 CC58 DD09 DD32 EE08 GG04 HH10 KK03 KK29 KK40 PP03 QQ09 QQ10 RR12 RR20 RR21

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