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Dynamic semiconductor storage device

阅读:915发布:2024-01-03

专利汇可以提供Dynamic semiconductor storage device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To provide a DRAM capable of holding a high sense margin for a long time by a new dummy cell system. CONSTITUTION:This device is provided with plural bit lines BL, plural word lines WL crossing them and memory cells MC arranged on these crossing sections. Dummy cells DC are provided at every word line and dummy bit lines DBL for reading out a reference potential from these dummy cells DC are provided in parallel to plural bit lines BL. A sense amplifier circuit is constituted of a current mirror type differential amplifier having a reference input a dummy bit line DBL side constituted of an inverter type circuit 10 connected to the bit lines BL and an inverter type circuit 11 connected to the dummy bit lines DBL.,下面是Dynamic semiconductor storage device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】マトリクス配列された複数個のダイナミック型メモリセルと、 これらのメモリセルと情報のやりとりを行う複数本のビット線と、 これらのビット線と交差して配設されてメモリセル選択を行う複数本のワード線と、 前記ビット線と平行に配設されたダミービット線と、 前記ワード線により選択されて前記ダミービット線と基準信号電荷のやりとりを行う複数個のダミーセルと、 前記各ビット線にゲートが接続されるドライバトランジスタを持つインバータ型回路と前記ダミービット線にゲートが接続されるドライバトランジスタを持つインバータ型回路からなるダミービット線側を参照入力端子とするカレントミラー型差動増幅回路により構成されたセンスアンプと、 前記各ビット線毎に設けられて前記センスアンプ出力をフィードバックしてビット線に再書込みを行うためのリストア回路と、を備えたことを特徴とするダイナミック型半導体記憶装置。
  • 【請求項2】マトリクス配列された複数個のダイナミック型メモリセルと、 これらのメモリセルと情報のやりとりを行う複数対のビット線と、 これらのビット線対と交差して配設されてメモリセル選択を行う複数本のワード線と、 前記各ビット線対のデータを増幅して出力線に伝達する差動増幅型センスアンプと、 前記各ビット線対の一方を基準電位にプリチャージし、
    他方をその基準電位に対して前記センスアンプの入力オフセット分上乗せした電位にプリチャージする手段と、
    を備えたことを特徴とするダイナミック型半導体記憶装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、ダイナミック型半導体記憶装置(DRAM)に関する。

    【0002】

    【従来の技術】1トランジスタ/1キャパシタのダイナミック型メモリセルをマトリクス状に配列形成してなるDRAMにおいては、各メモリセルの情報電荷を読み出す際に、メモリセルに比べて十分に容量が大きいビット線を介して読み出す。 このため情報の“H”,“L”を正しく増幅するためには、高感度のセンス方式が必要とされる。 通常のDRAMでは読み出しを行うメモリセルが接続されたビット線と、これと対をなすダミーセルが接続されたビット線の電圧レベルを比較増幅する方式が用いられる。 ダミーセルには、メモリセルから読み出される“H”レベルと“L”レベルの中間電位を発生するように、通常(1/2)Vccが書込まれている。

    【0003】従来の(1/2)Vccプリチャージ方式のDRAMの構成例を図31に示す。 このDRAMのセンス動作を図32に従って簡単に説明する。 待機時、ビット線対BL,/BLは、制御信号/EQL=“H”によりVBL=(1/2)Vccに固定されている。 セル情報読み出し操作が開始されると、制御信号/EQL=“L”
    とし、ビット線対BL,/BLをフローティング状態にした後、選択されたワード線WLを立ち上げ、このワード線により選択されたメモリセルの情報をビット線対の一方例えばBLに読み出す。 このビット線BLと対をなすビット線/BLには、ダミーワード線DWLを“H”
    レベルにすることによりダミーセルの信号を読み出す。
    ダミーセルには、ルモリセルと同じ容量のものを用いて予めVDC=(1/2)Vccなるレベルを書込んでおく。

    【0004】これにより、読み出した後のビット線/B
    Lのレベルは、ビット線BLに“1”情報が読み出された場合と“0”情報が読み出された場合の中間電位になる。 そこでこれらビット線対BL,/BLの電位差をセンスアンプにより増幅することにより、“1”読みと“0”読みに対して等しいセンスマージンが得られる。

    【0005】しかしながらこの様な従来のDRAMには、次のような問題があった。 メモリセルの蓄積ノードはワード線が閉じられた後はフローティングとなるため、そこに蓄えられた電荷は時間とともにリークにより減少し続ける。 所定時間毎に情報の再書込みを行うリフレッシュが必要とされる所以である。 ところが、ダミーセルは通常二本のダミーワード線により、一つのメモリセルが選択される毎に半分ずつ選択され、その度に再書込みがなされているため、ほぼ(1/2)Vccの電位が固定されている。 このためメモリセルの情報を正しく読み出すためには例えば、図33に示すようにメモリセル電位がVccから(1/2)Vcc+ΔVまで減衰する時間Δt以上メモリセルを放置しておくことはできない。 これは、DRAMのリフレッシュサイクルを伸ばすことに対し、大きい障害となる。

    【0006】従来のDRAMにはセンスアンプ方式にも問題がある。 従来のゲート入型センスアンプを用いたビット線センス回路の構成(プリチャージ動作時とセンス動作時)を、図34に示す。 この回路構成では、プリチャージ動作に、(1/2)Vcc基準電位発生回路によりビット線対BL,/BLを(1/2)Vccの電位にプリチャージし、続いて、センス動作時ビット線対BL,
    /BLをフローティング状態にする。 その後、ワード線を選択することにより、読み出し動作を開始する。

    【0007】図35に従来のビット線センス動作の各信号の動作波形を示す。 制御信号/RASが“H”のとき(即ちプリチャージ状態のとき)、スイッチEQ1 を“ON”にし、ビット線対BL,/BLを(1/2)V
    ccにプリチャージする。 ワード線WLを“H”にすることにより、セルの信号をビット線BLに読み出す。 ビット線対の電位の変化をセンスアンプ回路が検出し、出力線OUT,/OUTに読み出す。

    【0008】ビット線電位をトランジスタのゲートで受けるタイプのセンスアンプ回路では、センスアンプ回路自体でビット線電位を増幅することが出来ず、メモリセルへの再書込みができない。 そのため通常フリップフロップ型のセンスアンプ回路が必要である。

    【0009】しかし、ビット線対BL,/BLを(1/
    2)Vccの電位にプリチャージする従来の回路構成と動作タイミングでは、センスアンプ回路を構成するトランジスタ対にしきい値やチャネルコンダクタンス等のアンバランスが存在すると、センスアンプ回路の増幅能力が低下し、ビット線データの読み出し時間が増大したり誤データを出力したりする。 また各センスアンプ回路間で、読み出し時間のバラツキが大きくなる。

    【0010】

    【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のD
    RAMのダミーセル方式ではメモリセルの書込みレベルが時間の経過と共に減衰した場合に、“1”あるいは“0”のいずれか一方の読み出しマージンが著しく低下し、従ってリフレッシュサイクルを十分長くすることができなかった。

    【0011】また従来から使用されている(1/2)V
    ccプリチャージ方式のセンスアンプ回路は、回路を構成する各トランジスタ対のしきい値やチャネルコンダクタンス等のアンバランスによって入力オフセット電圧を生じ、センスアンプ回路の増幅能力を低下させるという問題がある。

    【0012】本発明の第1の目的は、新しいダミーセル方式と差動増幅型センスアンプ方式を採用してリフレッシュサイクルを長くしても大きなセンスマージンを得ることを可能としたDRAMを提供することにある。 本発明の第2の目的は、差動増幅型センスアンプを用いて入力オフセット電圧の影響を除去して高性能化を図ったD
    RAMを提供することにある。

    【0013】

    【課題を解決するための手段】本発明にかかるDRAM
    は、第1に、各ワード線毎にダミーセルが設けられ、これらのダミーセルから基準電位レベルを読み出すダミービット線が複数のビット線に平行に設けられ、そのダミービット線を参照入力端子とし、同じワード線で選択されるメモリセル情報が読み出されるそれぞれのビット線をデータ入力端子とするカレントミラー型差動増幅器によりセンスアンプ回路が構成されていることを特徴とする。

    【0014】本発明にかかるDRAMは、第2に、ビット線センスアンプとして差動増幅型センスアンプを用いて、各ビット線対の一方を基準電位にプリチャージし、
    他方をその基準電位に対してセンスアンプの入力オフセット分上乗せした電位にプリチャージする手段を備えたことを特徴としている。

    【0015】

    【作用】第1の発明によれば、ダミーセルは常にそれが参照されるメモリーセルと同様の時間放置されることになる。 つまり、ダミーセルの電位は、メモリーセルのそれと同様の減衰特性を示す。 この結果、従来のダミーセル方式に比べて高いセンスマージンを長い時間保つことができる。

    【0016】第2の発明によれば、センスアンプ回路にトランジスタ対の特性の違いによる入力オフセット電圧が存在しても、この入力オフセット電圧を実質上減少させるセンス動作と回路構成により、センスアンプ回路の増幅能力低下を抑えて、センス動作の高速化が達成される。

    【0017】

    【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。

    【0018】図1は、一実施例のDRAMの概略構成を示す。 複数のメモリセルMCがマトリクス配列され、これらと情報電荷のやりとりを行う複数本のビット線BL
    (BL1 ,BL2 ,…)が配列されている。 メモリセルMCはよく知られている1トランジスタ/1キャバシタ構造のものである。 メモリセルMCを選択するワード線WL(WL1 ,WL2 ,…)にはそれぞれにダミーセルDC(DC1 ,DC2,…)が配設されている。 これらダミーセルDCは、メモリセルと同じ構造であり、ビット線と平行に配列形成されたダミービット線DBLとの間で電荷のやりとりを行うようになっている。

    【0019】各ビット線BLにはそれぞれ、NMOSドライバトランジスタQ11,Q12,…とPMOS負荷トランジスタQ21,Q22,…からなるインバータ型回路10
    (101 ,102 ,…)が接続されている。 ダミービット線DBLには、NMOSドライバトランジスタQD1とPMOS負荷トランジスタQD2からなるインバータ型回路11が接続されている。 PMOS負荷トランジスタQ
    D2のゲート・ドレインは共通接続されている。 そして各ビット線のインバータ型回路10とダミービット線のインバータ型回路11とが対をなして、それらのPMOS
    負荷トランジスタのゲートを共通接続したカレントミラー型差動増幅器を構成しており、これがビット線センスアンプとなっている。

    【0020】ここで、ダミービット線DBLに設けられたインバータ型回路11のトランジスタQD1,QD2の寸法は、各ビット線BLに設けられたインバータ型回路1
    0の対応するトランジスタの寸法のK倍(K>1)に設定される。 また、ダミービット線DBLには、差動増幅回路の参照入力電位を与えるダミーセル電位発生回路1
    4が設けられている。

    【0021】各ビット線BLおよびダミービット線DB
    Lには、基準電位を与えるビット線電位発生回路13がトランスファゲートを介して接続されている。 各ビット線BLにはまた、センスアンプ出力をフィードバックして再書き込みを行うためのリストア回路12(121 ,
    122 ,…)が設けられている。 各ビット線センスアンプはそれぞれのビット線BLとダミービット線DBLの電位を比較し、それを反転した電圧を出力端子OUTに出力できる。 各ビット線BL毎に設けられたリストア回路12は、このセンスアンプの出力OUTの反転電圧を再度ビット線に書込む為の回路である。

    【0022】センスアンプの出力OUTは、カラム選択線CSLを選択的に立上げることにより、入出力線IO
    に接続され外部に情報が転送される。 また書込みデータは、入出力線IO線からOUT端子に転送され、リストア回路12により強制的にビット線に書込まれることになる。

    【0023】本実施例の回路動作を、図2のタイミング図を用いて詳細に説明する。 /RAS=“H”のプリチャージ状態においては、ビット線プリチャージ信号EQ
    L=“H”とし、各ビット線BL,及びダミービット線DBLは全てビット線電位発生回路13の出力に接続されて、VBLの電位にプリチャージされている。 ここで、
    VBLは特に限定しないが例えば(1/2)Vccとする。

    【0024】次に、/RAS=“L”でアクティブサイクルに入ると(t1 )、EQL=“L”となって(t2
    )、各ビット線がフローティング状態となり、その後1本のワード線WLが立ち上る(t3 )。 これによりメモリセル情報が各ビット線BLに読み出される。 この時、ダミーセルDCの情報もダミービット線DBLに読み出される。 このワード線WLの立上げにより、各センスアンプはそれぞれのビット線電位とダミービット線電位とを比較増幅して、各出力端子OUTに出力する。

    【0025】次に、リストア回路活性化信号RSTRによりリストア回路12が動作し(t4 )、センスアンプ出力OUTの情報が各ビット線BLに反転書込みされる。 次にダミーセル書込み信号DCWが“H”となって(t5 )、ダミービット線DBLがダミーセル書込みレベルVDCにセットされる。 ここで、VDCのレベルは例えば(1/2)Vccとする。 尚この実施例では、ダミーセル電位発生回路14を設けているが、これはビット線電位発生回路13で共用することもできる。

    【0026】その後、/RAS=“H”となり再度のプリチャージ状態に入ると、ワード線WLが立下がり、続いて各制御信号がリセットされる。 これら一連の動作により各ビット線はVBLにプリチャージされ、メモリセルの記憶ノードはリフレッシュされ、またダミーセルの記憶ノードはVDCにセットされる。 そして次に同じワード線が再度選択されるまで、そのワード線に接続されているメモリセルとダミーセルの記憶ノードの電位は、同様の減衰過程を経ることになる。

    【0027】図3は、この実施例でのメモリセルとダミーセルの記憶ノードの電位減衰過程を、従来の図33と比較して示している。 図に示すように、メモリセルとダミーセルが同様の減衰過程を経ることになるため、ダミーセル電位VDCをメモリセルの“1”情報と“0”情報のほぼ中間レベルに設定しておけば、どの時刻においてもダミーセルの記憶ノードの電位はメモリセルの“1”,“0”の中間レベルに自動的に設定されている。 したがってリフレッシュ間隔が長くなっても高いセンスマージンが得られる。

    【0028】図4は、センスアンプ等の配置を変えた他の実施例である。 この実施例ではセンスアンプ回路を、
    ビット線の両側に1つずつ交互に配設してある。 ここでは簡単な為、リストア回路やプリチャージ回路は省略してあるが、それらもセンスアンプと同様ビット線の両側に交互に配設する。 センスアンプ回路の構成は図1の実施例と同様である。 この実施例によれば、ビット線ピッチが狭い場合でもセンスアンプ等を容易にレイアウトすることができる。

    【0029】図5は他の実施例である。 この実施例ではメモリセルアレイがワード線方向に、ブロック1,2,
    …と複数段に分割され、各ブロック毎にダミーセル及びダミービット線が配設されている。 ダミービット線DB
    Lはこの実施例では、各セルアレイ・ブロックの中央部に配設されている。

    【0030】以上のようメモリセルアレイをブロック分割して、各ブロック毎にダミービット線を設けることによって、ダミーセルからの基準信号NRを高速に各ビット線センスアンプに転送することができる。 更に、ダミービット線を図に示したように各ブロック中のほぼ中央に配設することにより、配線抵抗Rと配線容量CによるRC遅延の影響を更に軽減でき、より高速のセンス動作が可能となる。

    【0031】以上はワード線とビット線との全ての交点にメモリセルが配設されているオープンビット線方式のDRAMを説明した。 本発明は、折り返しビット線方式のDRAMにも同様に適用することができる。

    【0032】図6は、折り返しビット線方式のDRAM
    に適用した実施例である。 ここでは1本のワード線WL
    により選択されるメモリセルは2本のビット線BL,/
    BLのいずれか一方にのみ接続されている。 各ビット線にそれぞれ先の実施例と同様にカレントミラー型差動増幅回路のデータ入力側となるインバータ型回路10が設けられている。

    【0033】そしてビット線対に対応するダミービット線対DBL,/DBLが配設され、それぞれにやはり、
    カレントミラー型差動増幅回路の参照入力側となるインバータ型回路11が設けられている。

    【0034】また各ビット線対BL,/BLにはそれらのセンスアンプの出力OUT,/OUTを入力とし、ビット線対BL,/BLに再書込みを行うリストア回路1
    2が設けられている。 この実施例のDRAMの動作は、
    図1の実施例のDRAMと基本的に同様である。

    【0035】図7は、以上に説明した実施例のリストア回路12の具体例である。 図7(a)は図1の実施例のリストア回路であり、NMOSトランジスタQ54,Q55とPMOSトランジスタQ52,Q53を直列接続したクロックト・インバータである。 制御信号RSTR=“L”では、ビット線BLに繋がる出力端子はフローティング、
    RSTR=“H”ではセンスアンプ出力端子OUTを反転した電圧がビット線BLに出力される。

    【0036】図7(b) は、図6の実施例のリストア回路12の構成例である。 これは、クロスカップル型のセンスアンプのPMOSトランジスタQ71,Q72とNMOS
    トランジスタQ73,Q74との間に、NMOS信号入力ゲートQ75,Q76が挿入された構成である。 リストア時に、RSTRを所定の中間レベル(例えばVcc/2)から“H”レベルに、/RSTRを中間レベルから“L”
    レベルにそれぞれ遷移させることにより、入力すなわちセンスアンプの二つの出力端子OUT,/OUTに応じた電圧を、ビット線対BL,/BLに出力する。 ここでOUT>/OUTなら、BL→“L”,/BL→
    “H”,OUT</OUTなら、BL→“H”,/BL
    →“L”となる。 この回路では,OUT,/OUTを外部から強制的に一方が“H”,他方が“L”となるように設定しておき、RSTRを同様に動作させることによりビット線への書込みを行うこともできる。

    【0037】図8(a) (b) は、ビット線センスアンプの変形例とその動作波形を示したものである。 前述の実施例ではセンスアンプ回路すなわちカレントミラー型差動増幅回路を構成するデータ入力側のインバータ型回路1
    0は、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタがいずれも常時ON状態にある。 このためこの回路貫通電流が流れてしまい、消費電力が増大する。 これを防止するため、図8(a) では、NMOSドライバトランジスタQ81とPMOS負荷トランジスタQ82に直列に、スイッチングNMOSトランジスタQ83を挿入している。 このNMOSトランジスタQ83は、制御信号SENにより制御され、プリチャージ期間等センスアンプが動作を要しない間貫通電流をしゃ断する働きをする。 即ち図8(b)
    に示すように、ビット線センス時のみ、制御信号SEN
    を“H”として一時的にセンスアンプを活性化している。

    【0038】以上本発明の実施例について説明したが本発明は上記実施例に限定されるものではない。 例えば、
    センスアンプ回路にはNMOSドライバ,PMOS負荷型のカレントミラー型差動増幅回路を用いたが、PMO
    Sドライバ,NHOS負荷型のカレントミラー型差動増幅回路を用いてもよい。 また、センスアンプ回路は複数のメモリセルアレイで共用するいわゆるシェアードセンスアンプ方式としてもよい。 次に差動増幅型センスアンプを用いた場合のオフセット補償を施した発明の実施例を説明する。

    【0039】図9はその一実施例のDRAM構成である。 メモリセルアレイのビット線対BL,/BLには図示のように差動増幅型センスアンプ回路21(211 ,
    212,…)が設けられている。 今の場合、ビット線対BL,/BLのうち一方のビット線BLがセンスアンプ回路21の非反転入力端子に接続され、他方のビット線/BLが反転入力端子に接続されている。 そしてビット線/BL側には、NMOSトランジスタQ92(Q921 ,
    Q922 ,…)を介して基準電位(図の場合Vcc/2)にプリチャージする手段が設けられている。 もう一方のビット線BLとセンスアンプ回路21の反転出力/OUT
    の間には、その反転出力/OUTをフィードバックしてビット線BLに基準電位として与えるNMOSトランジスタQ91(Q911 ,Q912 ,…)が設けられている。 各ビット線対BL,/BLには、リストア用のフリップフロップ回路22(221 ,222 ,…)が設けられている。

    【0040】図10は、図9における差動増幅型センスアンプ回路21の構成例である。 これは、NMOSドライバトランジスタQ1 ,Q2 と、NMOS電流源トランジスタQ3 、および能動負荷を構成するPMOSトランジスタQ4 ,Q5 により構成されたカレントミラー型差動増幅回路DAである。

    【0041】この実施例のDRAMの動作を、図11を用いて説明する。 DRAMのビット線プリチャージ動作時に、図11(a) に示すように、一方のビット線/BL
    はビット線基準電位発生回路により作られる(1/2)
    Vccの電位にプリチャージされる。 このとき他方のビット線BLには、センスアンプの反転出力/OUTがビット線プリチャージ信号EQ2 を“H”にすることにより帰還されて、出力OUT,/OUT間が零電圧の状態になるまでプリチャージされる。 その電位は、センスアンプ回路の入力オフセット電圧をδVとして、(1/2)
    Vcc+δVである。 その後、図11(b) に示すように、
    ビット線対BL,/BLをフローティング状態にし、ワード線を立ち上げてメモリセルMCのセンス動作を開始する。

    【0042】図12は、この実施例でのセンスアンプ回路の動作タイミング図である。 /RASが“H”の時(プリチャージ動作時)、ビット線プリチャージ信号E
    Q2 を“H”にすることによって、ビット線/BLとB
    Lがそれぞれ、(1/2)Vccと(1/2)Vcc+δV
    にプリチャージされる。 次に、/RASの立ち下げによりEQ2 を“L”とし、ワード線WLを“H”にすることにより、ビット線にセル信号が読み出され、センス動作が開始される。

    【0043】図13は、図9の実施例におけるセンスアンプ回路21の別の構成例を示す。 図10に示した一つのカレントミラー型差動増幅回路DAを用いたセンスアンプ回路では、出力OUTの電圧振幅が小さい。 そこで図13では、2つのカレントミラー型差動増幅回路DA
    1 ,DA2 を並列接続して、出力OUTの電圧振幅を大きくしている。 この結果、高速のセンス動作を達成できる。

    【0044】図14は、センスアンプ回路21の更に別の例を示す。 ここでは二つのカレントミラー型差動増幅回路DA1 ,DA2 を直列接続することにより、センスアンプ回路としての増幅率を大きくしている。 こうすることにより、より効果的に差動増幅型センスアンプ回路の入力オフセット電圧を補償することができる。

    【0045】図15は、図9の実施例を変形した方式の実施例である。 図9の実施例では、(1/2)Vcc発生回路からのプリチャージは一方のビット線/BLのみとしたのに対して、この実施例では、(1/2)Vcc発生回路23からビット線対BL,/BLに対して同様にプリチャージするため、トランジスタQ92a ,Q92b ,Q
    93によるプリチャージ/イコライズ回路を設けている。
    これと別にオフセット補償のために図9の実施例と同様に、反転出力/OUTをビット線BLに帰還するトランジスタQ91を設けている。 またトランジスタQ91と同時に制御されるNMOSトランジスタQ94を(1/2)V
    cc発生回路とビット線/BL間に設けている。

    【0046】したがってこの実施例では、ビット線のプリチャージ動作時に、制御信号EQ1 によるビット線対BL,/BLのイコライズ動作と、それに続く制御信号EQ2 によるビット線BL側の(1/2)Vcc+δVのプリチャージ動作を有する。 この方式によれば、再書き込みの為にVccと0の電位になっているビット線対の電荷を、無駄なく有効にビット線の(1/2)Vccプリチャージの利用することができる。 これは、低消費電力化に有効である。

    【0047】図16は、図15の実施例の動作タイミング図である。 /RASが“H”(プリチャージ状態)になり、ワード線を立ち下げた後、ビット線イコライズ信号EQ1 を“H”にする。 ビット線ついBL,/BLが(1/2)Vccの電位にイコライズされた後、信号EQ
    1 を“L”にし、続いてイコライズ信号EQ2 を“H”
    にする。 このときビット線対BL,/BLは、それぞれ(1/2)Vccの電位と、(1/2)Vcc+δVの電位にプリチャージされる。 以下、先の実施例と同様に/R
    ASの立ち下がりで、信号EQ2 “L”にし、ワード線WLを“H”にすることで、読み出しを開始する。

    【0048】図17は更に図15を変形した実施例である。 この回路構成では、基準となるビット線電位つまりビット線/BLのプリチャージ電位に、センスアンプ回路21の出力/OUTの振幅中心電圧を合わせるように、電流源トランジスタの制御電圧VCMV を制御するためのビット線電位発生回路24と差動増幅回路25を設けている。 差動増幅回路25は、ビット線電位発生回路24の出力とセンスアンプ回路21の非反転出力OUT
    を比較して、それらの差がなくなるようにセンスアンプ回路21の電流源を制御する。 これにより、一層効果的にセンスアンプ回路の入力オフセット電圧δVを補償することが可能となる。

    【0049】図18は、図15の実施例におけるトランジスタQ94をセンスアンプ回路21の出力OUTとビット線/BL間に設けた実施例である。 この回路構成は、
    図17に示した実施例とは逆に、ビット線/BLの電位をセンスアンプ回路21の出力/OUTの振幅中心電圧に合わせることにより、センスアンプ回路21の入力オフセット電圧δVを効果的に補償するようにしたものである。

    【0050】図19(a) (b) は、以上の実施例に説明した差動増幅型センスアンプ回路の変形例とその動作波形である。 ここでは、差動増幅器の電流源回路として二つのMOSトランジスタQ31,Q32を設けている。 一方のトランジスタQ31はゲート幅が小さく、他方のトランジスタQ32はこれよりゲート幅が大きい。 MOSトランジスタQ31のゲートには常時一定電圧VCMV が与えられ、
    MOSトランジスタQ32のゲートはクロック信号ACT
    により、図19(b) に示すようにクロック制御される。

    【0051】この様にDRAMのアクティブ動作時すなわち/RAS=“L”のときに選択的にセンスアンプ回路の電流を大きくすることにより、待機時の消費電力は小さく抑えながら、アクティブ時の高速動作を実現することができる。

    【0052】図20(a) (b) は更に別のセンスアンプ回路の変形例とその動作波形である。 この構成では、クロック信号ACTにより制御されるMOSトランジスタQ
    32がMOSトランジスタQ31に直列接続されている。

    【0053】この構成では、差動増幅型センスアンプ回路は、クロック信号ACTにより完全にON/OFF制御される。 即ち図20(b) に示すように、/RAS=
    “L”の待機状態では信号ACT=“L”でセンスアンプ回路の電流は零にする。 この間ビット線対は、信号E
    Q1 によりプリチャージレベルVBLにイコライズしておく。 /RASの立ち下がりにより、信号EQ1 =“L”
    としてイコライズを解除、信号EQ2 を立ち上げると同時に信号ACTをも立ち上げて、補償動作を開始する。
    更に所定の時間τの後に、信号EQ2 を立ち下げて、ビット線対をフローティング状態とし、ワード線を立ち上げる。 この実施例では、待機時のセンスアンプ回路に流れる貫通電流は零になる。

    【0054】図21は、図20(a) のセンスアンプ回路を用いた場合の図20(b) に代る別の動作タイミング例である。 図示のように、待機期間中は一定の周期で信号ACTのクロッキングを行う。 ここで、ON期間(T1
    )をOFF期間(T2 )に比べ十分短く設定しておくことにより、待機時の消費電流を小さく抑えることができる。

    【0055】他の実施例を図22に示す。 これは、4対のビット線で1つのセンスアンプ回路21を共有する構成としたものである。 ここではビット線対のイコライズ回路は省略してある。 4対のビット線を持つブロック3
    11 ,312 ,…内で一対のビット線を選択的にセンスアンプ回路21に接続するために、信号φ1 〜φ4 により制御されるトランスファゲート回路が設けられている。

    【0056】この実施例の回路構成での動作タイミングを図23に示す。 信号φ1 〜φ4 は4本のビット線対に対する選択信号であるが、オフセット補償動作時は信号φ1〜φ4 の全てを“H”レベルとして、全ビット線を共通レベルに設定する。 アクティブ動作時は、信号φ1
    〜φ4 のうち一つを“H”として、選択されたビット線対のデータを読み出す。

    【0057】この実施例により、ビット線ピッチが微細になった時のセンスアンプ回路のレイアウトが容易になる。 なおここではビット線4対に対し1個のセンスアンプ回路を接続したが、2対に1個、あるいは8対に1個等、共有するビット線対の数は種々変形して実施することができる。

    【0058】図24は更に他の実施例である。 ここまでの実施例では、ビット線のリストア回路として通常のフリップフロップ22を用いていたが、本実施例では、センスアンプ回路21の出力OUTを受けて、ビット線対にデータを再書込みするリストア回路32を設けている。 このリストア回路32は例えば、図24(b) に示す回路を用いる。 このリストア回路32は、クロックトC
    MOSフリップフロップのPMOSトランジスタとNM
    OSトランジスタの間に出力OUT,/OUTにより制御されるNMOSトランジスタを介在させて構成されている。

    【0059】この実施例での動作タイミングを図25に示す。 この方式では、リストア回路32により再書き込みされるデータがセンスアンプ回路出力OUT,/OU
    Tにより決定される。 従ってビット線対のプリチャージレベルの差やリストア回路自身が持つアンバランスにより、誤データが再書込みされる危険性がなくなるため、
    高い動作マージンが得られる。

    【0060】図26(a) 〜(c) は、センスアンプ回路2
    1として用られいる図10に示す差動増幅回路の更に別の変形例である。 図26(a) は抵抗負荷R1 ,R2 を用いたものであり、図26(b) はDタイプNMOSトランジスタQ22-1,Q22-2を負荷とした構成である。 図26
    (c) は、NMOSトランジスタQ1 ,Q2 側を能動型負荷とし、PMOSトランジスタQ4 ,Q5 をドライバとして、PMOS電流源トランジスタQ6 を用いてカレントミラー型差動増幅回路を構成した例である。 図27
    は、図15の実施例を変形した実施例である。 この実施例では、図15のフリップフロップ22に代って、差動増幅型センスアンプ回路21の出力端子側にリストア用のフリップフロップ型センスアンプ回路33を設けている。 そして、反転されたセンスアンプ出力を用いて再書込みを行うために、出力OUT,/OUTと各ビット線BL,/BLの間を選択的に接続するNMOSトランジスタQ95,Q96を設けている。

    【0061】図28はこの実施例での動作タイミング図である。 この実施例ではビット線対のデータをセンスアンプ回路21で増幅した後、活性化信号SEN,BSE
    Pによりフリップフロップ型センスアンプ回路33を活性化して出力端子OUT,/OUTをフル振幅させる。
    そしてリストア信号RSTRを“H”とすることにより、フル振幅させた出力端子OUT,/OUTの電位をビット線対に再書き込みする。

    【0062】この方式によれば、差動増幅型センスアンプ回路21で一旦増幅した信号をフリップフロップ型センスアンプ回路33でセンスしてフル振幅させてこれをリストアするため、高い動作マージンが得られる。

    【0063】図29は、図27の変形例である。 この実施例では、PMOSトランジスタQp1,Qp2が、差動増幅型センスアンプ回路21の負荷であると同時に、フリップフロップ型センスアンプ回路33のPMOSトランジスタとしても用いられるように共有となっている。 Q
    p1,Qp2を差動増幅型センスアンプ回路21の負荷として用いる場合とPMOSフリップフロップとして用いる場合とを切り替えるため、信号LATCHにより制御されるNMOSトランジスタQ97とPMOSトランジスタQ98が設けられている。

    【0064】即ち、切替え制御信号LATCHを“L”
    レベルとすると、NMOSトランジスタQ97がオフ、P
    MOSトランジスタQ98がオンとなって、PMOSトランジスタQp1,Qp2はセンスアンプ回路21つまりカレントミラー型差動増幅回路の能動負荷となる。 制御信号LATCHを“H”レベルとすると、PMOSトランジスタQp1,Qp2は出力端子OUT,/OUT間に設けられたPMOSフリップフロップとなる。

    【0065】図30は図29の実施例の動作タイミング図である。 切替え制御信号LATCHが“L”レベルの状態で、上の実施例と同様にビット線信号を増幅した後、フリップフロップ型センスアンプ回路33の活性化信号SENを立ち上げ、さらに制御信号LATCHを“H”レベルとすることによりPMOSフリップフロップを動作させて、出力端子OUT,/OUTをフル振幅させる。 その後、リストア信号RSTRを立ち上げて、
    フル振幅させた信号をビット線対に再書き込みすることになる。

    【0066】

    【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれば、同一のワード線でメモリセルと参照されるダミーセルが選択されるから、ダミーセルの基準電位をメモリセルの書込み電位と同様に減衰させることができ、この結果高いセンスマージンを長い時間保持することができるDRAMが得られる。

    【0067】第2の発明によれば、素子の微細化によりトランジスタ特性のばらつきが増大してもセンスアンプの感度劣化を自己整合的に補正できるため、動作マージンの大きいDRAMが得られる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】第1の発明に係るDRAMの実施例の構成を示す図。

    【図2】同実施例のDRAMの動作を説明するためのタイミング図。

    【図3】同実施例のメモリセルとダミーセルの書込みレベルの時間変化を示す図。

    【図4】センスアンプ配置を変形した実施例のDRAM
    を示す図。

    【図5】ダミービット線配置を変形した実施例のDRA
    Mを示す図。

    【図6】折り返しビット線方式の実施例のDRAMを示す図。

    【図7】リストア回路の構成例を示す図。

    【図8】センスアンプ回路の変形例とその動作波形を示す図。

    【図9】第2の発明に係るDRAMの実施例を示す図。

    【図10】同実施例に用いるセンスアンプ回路の構成例を示す図。

    【図11】同実施例によるオフセット補償の原理を説明するための図。

    【図12】同実施例の動作波形を示す図。

    【図13】他のセンスアンプ回路の構成例を示す図。

    【図14】他のセンスアンプ回路の構成例を示す図。

    【図15】図9の実施例を変形した実施例のDRAMを示す図。

    【図16】同実施例のDRAMの動作波形を示す図。

    【図17】図15の実施例を変形した実施例のDRAM
    を示す図。

    【図18】図15の実施例を変形した実施例のDRAM
    を示す図。

    【図19】センスアンプ回路の他の構成例と動作波形を示す図。

    【図20】センスアンプ回路の他の構成例と動作波形を示す図。

    【図21】図20(b) に代る他の動作波形例を示す図。

    【図22】共有センスアンプ方式の実施例のDRAMを示す図。

    【図23】同実施例のDRAMの動作波形を示す図。

    【図24】リストア回路部を変形した実施例のDRAM
    とそのリストア回路の構成を示す図。

    【図25】同実施例のDRAMの動作波形を示す図。

    【図26】センスアンプ回路の変形例を示す図。

    【図27】リストア回路部を変形した実施例のDRAM
    を示す図。

    【図28】同実施例のDRAMの動作波形を示す図。

    【図29】リストア回路部を変形した他の実施例のDR
    AMを示す図。

    【図30】同実施例のDRAMの動作波形を示す図。

    【図31】従来のDRAMの構成を示す図。

    【図32】同従来例のDRAMの動作波形を示す図。

    【図33】同従来例でのメモリセルおよびダミーセル電位の時間変化を示す図。

    【図34】従来のDRAMのセンスアンプ方式の例を示す図。

    【図35】同従来例のDRAMの動作波形を示す図。

    【符号の説明】

    MC…メモリセル、 DC…ダミーセル、 BL…ビット線、 DBL…ダミービット線、 WL…ワード線、 10…インバータ型回路、 11…インバータ型回路、 12…リストア回路、 13…ビット線電位発生回路、 14…ダミーセル電位発生回路、 21…差動型センスアンプ回路、 22…リストア用フリップフロップ、 Q91(Q911 ,Q912 ,…)…オフセット補償用トランジスタ、 OUT,/OUT…センスアンプ出力端子。

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