Industrial robot

阅读:150发布:2020-10-07

专利汇可以提供Industrial robot专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide an industrial robot that can facilitate the cable maintenance of a robot and reduce a robot installation space at the same time.
CONSTITUTION: A first cable stay 31 is erectly provided at the lower face of an upper base end connecting arm 7a, and a second cable stay 33 is erectly provided at the upper face of a lower base end connecting arm 7b. A flat cable is a belt-like cable used to supply electricity and air, and this flat cable is disposed in a space K horizontally extended between the upper base end connecting arm 7a and an upper tip connecting arm 9a, and the lower base end connecting arm 7b and a lower tip connecting arm 9b. That is, the flat cable is bent in approximately S-shape so as to be stretched across both cable stays 31, 33, with the flat face placed vertically to the ground surface so as to connect a column 1 and a work head part 11 to each other.
COPYRIGHT: (C)1996,JPO,下面是Industrial robot专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 ロボット本体に接続されたアーム部が水平方向に駆動される水平多関節型ロボットにおいて、 電気を送るための配線且つ/又はエアー等を送るための配管用のフラットケーブルが、前記ロボット本体と前記アーム部の先端側に設けられた作業ヘッド部とを接続して、ロボット外部にて水平に伸びるように配置されるとともに、該フラットケーブルのフラット面が前記水平方向と垂直となるように配置されたことを特徴とする産業用ロボット。
  • 【請求項2】 前記ロボット本体が、略コの字形のコラムを備えるとともに、前記アーム部が、 前記コラムの上下に同軸的に旋回自在に取り付けられた第1アーム及び第2アームと、 該第1アーム及び第2アームの各自由端側にそれぞれ旋回自在に取り付けられた第3アーム及び第4アームと、 を備えた4節リンク構造を有することを特徴とする前記請求項1記載の産業用ロボット。
  • 【請求項3】 前記第1アーム及び第3アームと前記第2アーム及び第4アームとによって挟まれて水平方向に伸びる空間に、前記フラットケーブルが配置されたことを特徴とする前記請求項2記載の産業用ロボット。
  • 【請求項4】 前記第1アーム又は第3アームから下方に向かって前記フラットケーブルの配置位置にまで伸びて、前記フラットケーブルの動きを規制する第1ケーブルステーと、 前記第2アーム又は第4アームから上方に向かって前記フラットケーブルの配置位置にまで伸びて、前記フラットケーブルの動きを規制する第2ケーブルステーと、 を備えたことを特徴とする前記請求項3記載の産業用ロボット。
  • 【請求項5】 前記フラットケーブルが、経路的に前記ロボット本体側に近い前記ケーブルステーにて係止部材によって係止されて、その動きを抑制されていることを特徴とする前記請求項4記載の産業用ロボット。
  • 【請求項6】 前記ロボット本体から伸びる1本のアーム部の動作によって作業を行なう産業用ロボットであって、 前記アーム部が、 前記ロボット本体に旋回自在に取り付けられた基端側アームと、 該基端側アームの自由端側に旋回自在に取り付けられた先端側アームと、 を備えたことを特徴とする前記請求項1記載の産業用ロボット。
  • 【請求項7】 前記アーム部の下方に、前記フラットケーブルが配置されたことをことを特徴とする前記請求項6記載の産業用ロボット。
  • 【請求項8】 前記アーム部から下方に向かって立設され、前記フラットケーブルの配置位置にまで伸びて、前記フラットケーブルの動きを規制するケーブルステーを備えたことを特徴とする前記請求項6又は7記載の産業用ロボット。
  • 【請求項9】 前記ケーブルステーが、前記フラットケーブルを挟む様に、前記基端側アーム又は先端側アームに1対配置されていることを特徴とする前記請求項8記載の産業用ロボット。
  • 【請求項10】 前記ケーブルステーに、該ケーブルステーと同軸に回転自在に取り付けられた回転部材を備えたことを特徴とする前記請求項4,5,8又は9のいずれか記載の産業用ロボット。
  • 【請求項11】 前記フラットケーブルが、少なくとも2本のフラットケーブルからなり、各フラットケーブルは、そのフラット面を同一として並列に配置されて互いに接続されていることを特徴とする前記請求項1〜10
    のいずれか記載の産業用ロボット。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、ロボット本体に接続されたアームが平方向に駆動される水平多関節型の産業用ロボットに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来より、各種の作業を行なうロボットとして、ロボット本体にアームを旋回自在に取り付けた水平多関節型の産業用ロボットが知られている。 この種の水平多関節型ロボットにおいては、アームの先端側に設けられた作業ヘッド部にて、例えばモータを回転させてドリルによる切削等の加工を行なうために、作業ヘッド部のモータに電を供給している。 また、モータ内に加工屑等が入り込まない様に、モータを収容したケース内にエアーを供給している。

    【0003】そして、この作業ヘッド部に電気及びエアーの供給を行なうために、例えばアーム内部に電気の配線やエアーの配管用のケーブルを通したものや、ファイバー等の芯棒にてケーブルを自立させる自立型ケーブルを用いたものが使用されているが、それぞれ一長一短あり、一層の改善が望まれていた。

    【0004】例えばアーム内にケーブルを通したものは、ケーブルがロボット内部に収容されているので、作業等の邪魔にならず、しかもロボットの配置のための空間が少なくて済むという利点があるが、ケーブルに断線等の不具合を生じた時のメンテナンスが困難であるという問題がある。 一方、自立型ケーブルを用いたものは、ケーブルがロボットの上方に大きく張り出しているので、メンテナンスの点では好適であるが、ロボット自体の高さが高くなり、ロボットの大型化につながるので、ロボットを配置する空間を大きくとらなければならないという問題がある。

    【0005】しかしながら、近年のロボットでは、上述したどちらかの利点があればよいというのではなく、メンテナンス性の容易化とロボット設置空間(スペース)
    の縮小とを共に実現したいという強い要望がある。 本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、
    ロボットのケーブルのメンテナンス性の容易化と、ロボット設置スペースの縮小とを共に実現できる産業用ロボットを提供することを目的とする。

    【0006】

    【課題を解決するための手段】前記目的を達成するための請求項1の発明は、ロボット本体に接続されたアーム部が水平方向に駆動される水平多関節型ロボットにおいて、電気を送るための配線且つ/又はエアー等を送るための配管用のフラットケーブルが、前記ロボット本体と前記アーム部の先端側に設けられた作業ヘッド部とを接続して、ロボット外部にて水平に伸びるように配置されるとともに、該フラットケーブルのフラット面が前記水平方向と垂直となるように配置されたことを特徴とする産業用ロボットを要旨とする。

    【0007】請求項2の発明は、前記ロボット本体が、
    略コの字形のコラムを備えるとともに、前記アーム部が、前記コラムの上下に同軸的に旋回自在に取り付けられた第1アーム及び第2アームと、該第1アーム及び第2アームの各自由端側にそれぞれ旋回自在に取り付けられた第3アーム及び第4アームと、を備えた4節リンク構造を有することを特徴とする前記請求項1記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0008】請求項3の発明は、前記第1アーム及び第3アームと前記第2アーム及び第4アームとによって挟まれて水平方向に伸びる空間に、前記フラットケーブルが配置されたことを特徴とする前記請求項2記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0009】請求項4の発明は、前記第1アーム又は第3アームから下方に向かって前記フラットケーブルの配置位置にまで伸びて、前記フラットケーブルの動きを規制する第1ケーブルステーと、前記第2アーム又は第4
    アームから上方に向かって前記フラットケーブルの配置位置にまで伸びて、前記フラットケーブルの動きを規制する第2ケーブルステーと、を備えたことを特徴とする前記請求項3記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0010】請求項5の発明は、前記フラットケーブルが、経路的に前記ロボット本体側に近い前記ケーブルステーにて係止部材によって係止されて、その動きを抑制されていることを特徴とする前記請求項4記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0011】請求項6の発明は、前記ロボット本体から伸びる1本のアーム部の動作によって作業を行なう産業用ロボットであって、前記アーム部が、前記ロボット本体に旋回自在に取り付けられた基端側アームと、該基端側アームの自由端側に旋回自在に取り付けられた先端側アームと、を備えたことを特徴とする前記請求項1記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0012】請求項7の発明は、前記アーム部の下方に、前記フラットケーブルが配置されたことをことを特徴とする前記請求項6記載の産業用ロボットを要旨とする。 請求項8の発明は、前記アーム部から下方に向かって立設され、前記フラットケーブルの配置位置にまで伸びて、前記フラットケーブルの動きを規制するケーブルステーを備えたことを特徴とする前記請求項6又は7記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0013】請求項9の発明は、前記ケーブルステーが、前記フラットケーブルを挟む様に、前記基端側アーム又は先端側アームに1対配置されていることを特徴とする前記請求項8記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0014】請求項10の発明は、前記ケーブルステーに、該ケーブルステーと同軸に回転自在に取り付けられた回転部材を備えたことを特徴とする前記請求項4,
    5,8又は9のいずれか記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0015】請求項11の発明は、前記フラットケーブルが、少なくとも2本のフラットケーブルからなり、各フラットケーブルは、そのフラット面を同一として並列に配置されて互いに接続されていることを特徴とする前記請求項1〜10のいずれか記載の産業用ロボットを要旨とする。

    【0016】

    【作用及び発明の効果】請求項1の発明では、配線や配管用のフラットケーブルが、ロボット本体と作業ヘッド部とを接続して、ロボットの外側に水平方向に伸びるように配置されるとともに、フラットケーブルのフラット面が前記水平方向に対して垂直となるように配置されている。

    【0017】つまり、本発明では、ロボットの外部にフラットケーブルが配置されているので、フラットケーブルの配線や配管等に異常が発生した場合に容易に対処でき、フラットケーブルのメンテナンス性が向上するという効果がある。 また、フラットケーブルのフラット面が垂直に配置されているので、フラットケーブルの自重によるたれを防止して、ロボット本体と作業ヘッド部とを水平に接続することができ、それによって、ロボット設置スペースを縮小することができる。 即ち、フラットケーブルのメンテナンス性の向上とロボット設置スペースの縮小とを共に実現できるという顕著な効果を奏する。

    【0018】このフラットケーブルとしては、内部に配線や配管が形成された帯状のケーブルを採用できるが、
    自重によるたれ下がりが少ないフラットなケーブルであれば、その構造に特に限定はない。 請求項2の発明では、前記フラットケーブルの配置を適用するロボットとして、略コの字形のコラムと第1〜第4アームとを備えた4節リンク構造を有する産業用ロボットを採用できる。

    【0019】請求項3の発明では、第1アーム及び第3
    アームと第2アーム及び第4アームとによって挟まれて水平方向に伸びる空間に、フラットケーブルが配置されているので、フラットケーブルが作業等の邪魔にならず、その配置のための空間を最小限に設定することができる。

    【0020】請求項4の発明では、第1アーム又は第3
    アームから下方に向かって伸びる第1ケーブルステーと、第2アーム又は第4アームから上方に向かって伸びる第2ケーブルステーとによって、フラットケーブルの動きが規制される。 そのため、フラットケーブルは、左右に大きくはみ出すことなく前記空間内に位置する様に好適に保持されるので、ロボットの動作や作業の邪魔になることもない。

    【0021】尚、第1ケーブルステー及び第2ケーブルステーは、内側に配置されたアームに設けると、ステーの長さも短くて済み好適である。 また第1ケーブルステー及び第2ケーブルステーを、各々第1アーム及び第2
    アームに設けると、第1アーム及び第2アームの動きが他のアームほど複雑ではないので、フラットケーブルの動きの規制を好適に行なうことができる。

    【0022】請求項5の発明では、フラットケーブルが、経路的にロボット本体側に近いケーブルステーにて係止部材によって係止されて、その動きを抑制されているので、下方へのたれを好適に防止することができる。
    つまり、ロボット本体側に近いケーブルステーの動きはそれほど大きくはないので、このケーブルステーを利用して係止部材によってフラットケーブルを係止することにより、例えばフラットケーブルの移動が可能な様に、
    弾性のある紐状の係止部材によって緩く結ぶことにより、フラットケーブルのたれを防止することができる。

    【0023】請求項6の発明では、前記フラットケーブルの配置を適用するロボットとして、前記4節リンク構造のロボット以外に、基端側アーム及び先端側アームを備える、通常の1本のアーム部の動作によって作業を行なう産業用ロボットを採用できる。

    【0024】請求項7の発明では、アーム部の下方に、
    前記のフラットケーブルが配置されているので、自重によるたれが発生することなく、メンテナンス性の向上とロボット設置スペースの縮小とを共に実現することができる。 請求項8の発明では、アーム部から下方に向かって立設されたケーブルステーによって、フラットケーブルの動きを規制している。 よって、フラットケーブルがアーム部から左右にはみ出さない様にすることができるので、作業の邪魔になることはない。

    【0025】請求項9の発明では、ケーブルステーが、
    フラットケーブルを挟む様に、基端側アーム又は先端側アームに1対配置されているので、フラットケーブルの保持位置を確実に設定することができる。 よって、より好適にフラットケーブルがアーム部から左右のはみ出さない様にすることができるので、作業の邪魔になることはない。

    【0026】請求項10の発明では、ケーブルステーに、ケーブルステーと同軸に回転自在に取り付けられた回転部材を備えている。 そのため、ロボットの動作に応じてフラットケーブルが移動した場合でも、ケーブルステーとの接触による摩耗を防止することができ、しかも、フラットケーブルの移動が滑らかに行なわるので、
    ロボットの作業の妨げになることがない。

    【0027】請求項11の発明では、フラットケーブルとして、例えば2本のフラットケーブルを、そのフラット面を同一として並列に配置されたものを採用できる。

    【0028】

    【実施例】以下、本発明における実施例である産業用ロボットを、図面に基づいて説明する。 (実施例1)図1は、本発明が適用された実施例1の産業用ロボット(以下単にロボットと称す)の概略構成図である。

    【0029】図1に示す様に、本実施例のロボットは、
    水平方向に複数のアームが移動する水平多関節ロボットであり、詳しくは後述する様な4節リンク機構を備えたロボットである。 まず、本実施例のロボットの固定部分(ベース)であるロボット本体は、コラム1を備えている。 このコラム1は側面がコ字形をなしており、その上部2aにはサーボモータ3aおよび減速機4aが設けられている。

    【0030】コラム1の上部2aに設置されたサーボモータ3aは、減速機4aを介して上部回転軸5aを回転駆動するものである。 上部回転軸5aは、コラム1の上部2aから下向きに突出されており、この突出端部には上部回転節6aが取り付けられ、上部回転節6aには上部基端連結アーム(第1アーム)7aが水平方向に延びて連設されている。 そして、前記サーボモータ3aの回転により、上部基端連結アーム7aは水平面内で旋回する。

    【0031】前記上部基端連結アーム7aの先端に設置されたサーボモータ3bは、減速機4bを介して枢軸8
    aを回転駆動するものである。 枢軸8aは、上部基端連結アーム7aの先端から下向きに突出されており、この突出端部より、上部先端連結アーム(第3アーム)9a
    が水平方向に延びて連設されている。 そして、前記サーボモータ3bの回転により、上部先端連結アーム9aは水平面内で旋回する。 尚、上部先端連結アーム9aの(後述する作業ヘッド部11に固定される)先端固定部9a1は、コラム1側に向かって略コ字状に形成されている。

    【0032】また、コラム1の下部2bには、回動自在に取り付けられた下部回転軸5bが設置されている。 下部回転軸5bは、コラム1の下部2bから上向きに突出されており、この突出端部には下部回転節6bが取り付けられている。 下部回転節6bには、下部基端連結アーム(第2アーム)7bが取り付けられており、この下部基端連結アーム7bと前記上部先端連結アーム9aとは、互いに一体的に同方向に旋回可能であるとともに互いに独立して旋回し得る。

    【0033】前記下部基端連結アーム7bには、枢軸8
    bを介して下部先端連結アーム9bが回動自在に連結されている。 また、下部先端連結アーム9bの先端は、上述した上部先端連結アーム9aの先端固定部9a1の凹部9a2に嵌め込まれるとともに、上部先端連結アーム9aと下部先端連結アーム9bとが、その先端側にて連結軸10により互いに回動自在に連結されている。

    【0034】また、上部先端連結アーム9aの先端には、作業ヘッド部11が固定されており、この作業ヘッド部11は、ボックス形状のフレーム12に矢印Z方向に移動可能な上下移動部13が取り付けられて構成されている。 このうち、フレーム12の上端部には、サーボモータ14が搭載され、フレーム12内部には、回転自在に固定されたボールねじナット23と、ボールねじナット23に固定されたギア24とが設けられている。 そして、このギア24とサーボモータ14の出力シャフトに取り付けられたギア(図示せず)が噛みあっていて、
    サーボモータ14の回転力をボールねじナット23に伝達している。

    【0035】一方、上下移動部13の基台としてスライダ16が設けてあり、このスライダ16は、フレーム1
    2の外部にLMガイド15を介して取り付けられるとともに、ボールねじ17の下端に固定されている。 そして、前記ボールねじナット23の回転に対し、ボールねじ17はLMガイド15によりその回転が阻止されているため、ボールねじ17は上下に移動し、それによって、スライダ16も上下方向に移動する。

    【0036】また、スライダ16には、軸受ボックス1
    8が連結されており、この軸受ボックス18の上端部には、加工用モータ19が取り付けられている。 加工用モータ19には、軸受ボックス18を貫通した駆動軸20
    が回転自在に取り付けられており、この駆動軸20の下端にはチャック21が設けられている。 尚、加工ツール22はその軸が垂直方向となる様にしてチャック21に取り付けられており、加工しようとする孔径に応じて加工ツール22を取り換えることができる。

    【0037】特に本実施例では、前記上部基端連結アーム7aの下面に、後述するフラットケーブル30の配置位置にまで伸びる第1ケーブルステー31が、下方に向けて立設されるとともに、下部基端連結アーム7bの上面には、フラットケーブル30の配置位置にまで伸びる第2ケーブルステー33が、上方に向けて立設されている。

    【0038】前記フラットケーブル30は、電気及びエアーの供給のため使用される帯状のケーブルであり、上部基端連結アーム7a及び上部先端連結アーム9aと下部基端連結アーム7b及び下部先端連結アーム9bとの間の水平方向に伸びる空間Kに配置されている。 つまり、このフラットケーブル30は、そのフラット面を地面に対して垂直にして、図2に示す様に、両ケーブルステー31,33にて掛けられる様に、略S字状に曲げられて配置され、しかもコラム1の中央部から出て下部先端連結アーム9bの先端側固定部9a1から入る様に配置されることによって、コラム1と作業ヘッド部11とを連結している。

    【0039】前記各ケーブルステー31,33のうち、
    例えば第1ケーブルステー31は(尚、第2ケーブルステー33も同様)、図3(a)に示す様に、各上部基端連結アーム7aにねじ込まれるボルト状の軸部31a
    と、軸部31aの周囲に配置されて同軸に回動可能な筒状の回転部材31bと、(固定部材を兼ねる)スペーサ31cとから構成されている。

    【0040】また、フラットケーブル30は、図3
    (b)に示す様に、一対の帯状の第1フラットケーブル30A及び第2フラットケーブル30Bとが、各フラット面が同一面となる様に上下に配置されて、ベルト状の係止部材35にて所定間隔を保って係止されたものである。 尚、各フラットケーブル30A,30Bのコラム1
    及び作業ヘッド部11の連結部分には、ゴム等による補強部材37が配置されている。

    【0041】前記第1フラットケーブル30A及び第2
    フラットケーブル30Bは、各々駆動用サーボモータ1
    4及び加工用モータ19に対して用いられる。 つまり、
    各フラットケーブル30A,30Bは、図3(a)に示す様に、各々駆動用サーボモータ14及び加工用モータ19を駆動するための電気の配線30Aa,30Ac,
    30Ba,30Bcと、両モータ14,19の内部に切削屑等が入らない様に、両モータ14,19のケース内に各々エアーを供給するための配管30Ab,30Bb
    とを、同一平面内に配置したものである。 尚、配線30
    Aa,30Ac,30Ba,30Bc及び配管30A
    b,30Bbは、上から順に、各々モータ制御信号用線30Aa,30Bb,エアー供給用配管30Ab30B
    b,モータ駆動用線30Ac,30Bcである。

    【0042】以下に、このような構成による本実施例のロボットの作動を説明する。 図1の制御ボックス40の操作により、コラム1の上部2aおよび上部基端連結アーム7aの先端に設けたそれぞれのサーボモータ3a,
    3bを回転させると、減速機4a,4bを介して上部基端連結アーム7aと上部先端連結アーム9aが水平面内で旋回され、このため下部基端連結アーム7bと上部先端連結アーム9bも水平面内で旋回される。 従って作業ヘッド11の加工ツール22は水平に移動される。

    【0043】この時、サーボモータ3a,3bのそれぞれの回転量を調整することにより、加工ツール22を図2に示す点,点,点を通る二点鎖線で包囲した領域内にて、XおよびY方向に移動させることができ、領域内の任意の位置へ加工ツール22を配置することができる。 これにより、フラットケーブル30は、両ケーブルステー31,33によりアーム7a,b,9a,bの動きと同調して蛇の様に動作する。

    【0044】そして、加工ツール22がワークWを加工するのに好適な位置に配置されると、上下移動部13の加工用モータ19を回転させ、これにより駆動軸20を介して加工ツール22を回転させる。 更に駆動用サーボモータ14を回転させてボールねじナット23を回転させる。 これによりスライダ16がZ方向、つまり図1の上下方向に移動する。 このことにより回転している加工ツール22をワークWに接触させて穿孔加工を開始する。 この穿孔加工動作を所定時間続けることにより、所定の深さの穿孔加工がなされる。

    【0045】この様に、本実施例では、可動部である作業ヘッド11への電源およびエアー源の供給のために、
    フラットケーブル30を上部基端連結アーム7a及び上部先端連結アーム9aと下部基端連結アーム7b及び下部先端連結アーム9bとの間の水平な空間Kに配置したので、即ち、ロボット外部に配置したので、断線等の不具合が起きた場合でも比較的容易に対処することができる。 また、フラットケーブル30を前記コラム1の中央部より引き出すことにより、ロボットの高さにおいて無駄なスペースを使わず、ロボット自体を小型化することができる。 つまり、本実施例では、メンテナンス性の容易化とロボット設置空間の縮小とを共に実現できるという顕著な効果を奏する。

    【0046】また、本実施例では、フラットケーブル3
    0のフラット面が地平面に垂直になるように接続することで、ケーブルの自重による垂れを防止することができる。 つまり、このフラット面の方向を規定することで、
    フラットケーブル30を上述した狭い空間Kに配置することが可能となる。

    【0047】更に、フラットケーブル30は、両ケーブルステー31,33によってその動きを規制されているので、左右方向(水平方向)に大きくはみ出すことがなく、よってロボットの作業の邪魔になることがない。 その上、前記両ケーブルステー31,33は、その表面に、回動可能な円筒部材31bを備えているので、フラットケーブル30がこすれて摩耗することを防止することができる。 尚、第1ケーブルステー31に対しては、
    フラットケーブル30はそれほど摺動しないので、フラットケーブル30の下方への移動を防止するために、例えば紐状の係止部材(図示せず)にてフラットケーブル30を第1ケーブルステー31にゆるく係止してもよい。

    【0048】また、各フラットケーブル30は、図3に示す様な断面形状を有しており、その内部には、モータ制御信号用線30Aa,30Ba,エアー供給用配管3
    0Ab,30Bb,モータ駆動用線30Ac,30Bc
    の順序に配列されているので、信号用線30Aa,30
    Baに対するモータ駆動線30Ac,30Bcにて発生するノイズの影響を低減できる。

    【0049】更に、フラットケーブル30の外部シース材を、耐油,耐水性に富む材質を選定し、ロボット本体との固定部分の補強部材37として、耐水コネクタを使用することにより、耐環境性を向上させることができる。 (実施例2)次に、実施例2の水平多関節型ロボットについて説明する。

    【0050】本実施例のロボットは、前記実施例1の4
    節リンク機構のロボットではなく、関節を有する1本のアーム部を備えたものである。 図4に示す様に、本実施例のロボットは、ロボット本体51と、ロボット本体5
    1の上部から略水平方向に、回動自在に伸びる1本のアーム部53とを備えている。

    【0051】前記アーム部53は、その上部に接続された基端連結アーム55と、基端連結アーム55の自由端側に接続された先端連結アーム57と、先端連結アーム57との自由端側に固定された作業ヘッド部59とから構成されている。 前記基端連結アーム55の自由端側の節55Aの下面には、前記実施例1と同様な構成の一対のケーブルステー61,63が、下方に向かって平行に立設されている。

    【0052】そして、この両ケーブルステー61,63
    の間を通過する様に、前記ロボット本体51の側面と作業ヘッド部59の側面とを連設して、前記実施例1のフラットケーブルと同様な配線及び配管を有するフラットケーブル65が配設されている。 但し、本実施例では、
    フラットケーブル65は、作業ヘッド部59の図示しない1個のモータを駆動する1本を使用するだけであるので、自重によるたれを防止するために、フラットケーブル65のうちの配線や配管を設けていない部位、即ち配線や配管の側方のフラット面を上下方向に広く設定してある。

    【0053】よって、本実施例においても、前記実施例と同様な効果を奏する。 尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。 例えばフラットケーブルとしては、配線及び配管の両方が設けられたもの以外に、配線又は配管のみが設けられたものを採用できる。

    【0054】また、下方に向けて立設されるケーブルステーを略U字状に曲げ、そのU字の隙間にフラットケーブを配置することによって、フラットケーブルの下方へのたれを防止できる。 特に実施例2にこのU字状のケーブルステーを採用する場合には、ケーブルステーを1本にすることも可能である。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】 実施例1の産業ロボットを側面から示す概略構成図である。

    【図2】 実施例1の産業ロボットを上面から示す概略構成図である。

    【図3】 実施例1のフラットケーブルを示し、(a)
    はケーブルステー周辺のフラットケーブルを示す説明図、(b)は第1及び第2フラットケーブルを示す説明図である。

    【図4】 実施例2の産業用ロボットを示し、(a)はその側面を示す説明図、(b)はその上面を示す説明図である。

    【符号の説明】

    1…カラム、 7a…上部基端連結アーム、7b…下部基端連結アーム、 9a…上部先端連結アーム、9b…下部先端連結アーム、 11,5
    9…作業ヘッド部、31,33,61,63…ケーブルステー、30,30A,30B,65…フラットケーブル、51…ロボット本体

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