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Image processing method and image read method

阅读:963发布:2020-10-15

专利汇可以提供Image processing method and image read method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain digital image data suitable for respective image pickup photosensing materials with a simple calibration processing in the case of reading the image under a same condition for each image pickup photosensitive material. SOLUTION: A patch image for calibration information is printed and exposed on a film N in advance, and the image is visualized in the same way as a case employing a frame image through a thermal development processing. In the case that image data received by a data sorting section 124 are discriminated to be the patch image, the data are given to a correction value-arithmetic section 128 from the data sorting section 124, a reference exposure curve (gamma curve) and a gamma curve based on the read patch image are compared, the correction value is calculated and the value is given to an image data conversion section 130. Data of each frame are corrected by the correction value.,下面是Image processing method and image read method专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 撮影用感光材料への画像露光前後に、該撮影用感光材料の画像露光領域外に、キャリブレーションパターンを露光し、 現像処理後に顕像化された画像及びキャリブレーションパターンをデジタル的に読取って、デジタル画像データ及びデジタルキャリブレーションパターンデータを生成し、 生成されたデジタルキャリブレーションパターンデータに基づいて、デジタル画像データを補正することを特徴とする画像処理方法。
  • 【請求項2】 撮影用感光材料への画像露光前後に、該撮影用感光材料の画像露光領域外に、キャリブレーションパターンを露光し、 現像処理後に顕像化された画像及びキャリブレーションパターンをデジタル的に読取って、デジタル画像データ及びデジタルキャリブレーションパターンデータを生成し、 生成されたデジタルキャリブレーションパターンデータを、前記撮影用感光材料の特性に依存しないデータに変換し、 この変換されたデータに基づいて、デジタル画像データを補正することを特徴とする画像処理方法。
  • 【請求項3】 前記撮影用感光材料の特性に依存しないデータが、撮影露光量−濃度特性に基づいて変換される撮影露光量であることを特徴とする請求項2記載の画像処理方法。
  • 【請求項4】 前記適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響しない定数のみの場合には、
    グレー又はRGB各色の少なくとも一方の所定の1階調を露光することを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  • 【請求項5】 前記適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響する係数の場合には、グレー又はRGB各色の所定の複数階調、若しくは所定の範囲の連続する階調を露光することを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  • 【請求項6】 前記適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響するか否かが判別できない係数の場合には、任意の色の所定の複数階調、若しくは所定範囲の連続する階調を露光することを特徴とする請求項3記載の画像処理方法。
  • 【請求項7】 撮影用感光材料への画像露光前後に、該撮影用感光材料の画像露光領域外に、キャリフレーションパターンを露光し、現像処理後に顕像化された画像及びキャリブレーションパターンをデジタル的に読み取って、デジタル画像データ及びキャリブレーションパターンデータを生成し、前記デジタル画像データに前記キャリブレーションパターンを付加して出力する画像読取方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、撮影用感光材料に露光された画像をデジタル的に読取り、この読み取られたデジタル画像に基づいて、画像を処理する画像処理方法及び画像読取方法に関する。

    【0002】

    【従来の技術】近年、撮影用感光材料としてのカラーネガフィルムに形成された画像を光電的に読み取った後、
    画像処理を施して記録用の画像データとし、この画像データによって他の画像記録材料に画像を得る方法も知られている。 特に上記の画像データをデジタル信号とし、
    それに応じて変調したレーザ光によってカラーペーパ等の感光材料を走査露光して仕上がりプリントとするデジタルプリンタの開発が進んでおり、その例は特開平7−
    15593号公報に記載されている。

    【0003】ここで、撮影済のカラーネガフィルムは、
    通常の現像、漂白、定着処理(湿式処理)が施されて画像を形成することを前提とするものであり、このような画像形成のプロセスは煩雑である。

    【0004】このため、本出願人は、熱現像感光材料を処理部材(媒染剤を含有する)と重ね合わせた状態で加熱することにより、熱現像感光材料上に画像を形成する装置を提案している(一例として、特願平8−1206
    19号)。

    【0005】これによれば、画像が露光された熱現像感光材料に対し、従来のように煩雑な現像、漂白、定着処理を行うことなく、簡易な方法で画像を形成することができると共に、処理液等の薬剤を含む液体を使用しないため、メンテナンス性の向上を図ることができる。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラーネガフィルムを種類に関係なく、同じ条件で画像を読み取ると、色濃度が異なり、適正なデジタル画像データが得られない。 このため、カラーネガフィルム1本毎に、
    複雑なキャリブレーションを行わなければならず、画像の読取りに相当の時間を要することになり、作業効率が低下するという問題点がある。

    【0007】本発明は上記事実を考慮し、撮影用感光材料毎に同一の条件で画像を読み取る場合に、簡単なキャリブレーション処理でそれぞれの撮影用感光材料に適したデジタル画像データを得ることができる画像処理方法及び画像読取方法を得ることが目的である。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
    撮影用感光材料への画像露光前後に、該撮影用感光材料の画像露光領域外に、キャリブレーションパターンを露光し、現像処理後に顕像化された画像及びキャリブレーションパターンをデジタル的に読取って、デジタル画像データ及びデジタルキャリブレーションパターンデータを生成し、生成されたデジタルキャリブレーションパターンデータに基づいて、デジタル画像データを補正することを特徴としている。

    【0009】請求項1に記載の発明によれば、予め撮影用感光材料にキャリブレーションパターンを露光しておく。 この露光領域は、撮影時の画像露光領域外である。
    また、撮影用感光材料がカートリッジ等に層状に巻き取られて収容される写真フィルムであれば、感光する恐れの少ない後端部、すなわち巻き芯に近い側の端部に設けることが好ましい。

    【0010】このようにキャリブレーション情報が露光された撮影用感光材料を現像処理すると、撮影画像とともにキャリブレーション情報としてのキャリブレーションパターンも顕像化される。

    【0011】ここで、現像処理後は、顕像化された撮影画像及びキャリブレーションパターンに基づく像をデジタル的に読取る。

    【0012】次いで、読み取られた撮影画像のデジタル画像データをデジタル化されたデジタルキャリブレーションパターンデータに基づいで補正する。

    【0013】補正することによって、その後にこのデジタル画像データを用いて印画紙等に焼込露光する場合に、光源等の光学系を標準的なものに統一することができる。

    【0014】なお、キャリブレーションパターンの設定は、撮影用感光材料を特定する識別符号(バーコード等)を読み取って、予め記憶された複数のキャリブレーションパターンから選択するようにしてもよい。 また、
    例えば、APS(アドバンスド・フォト・システム)対応の写真フィルムの場合には、磁気記録層に該写真フィルムを特定する情報が記録されているため、この磁気情報を読み取ってもよい。

    【0015】請求項2に記載の発明は、撮影用感光材料への画像露光前後に、該撮影用感光材料の画像露光領域外に、キャリブレーションパターンを露光し、現像処理後に顕像化された画像及びキャリブレーションパターンをデジタル的に読取って、デジタル画像データ及びデジタルキャリブレーションパターンデータを生成し、生成されたデジタルキャリブレーションパターンデータを、
    前記撮影用感光材料の特性に依存しないデータに変換し、この変換されたデータに基づいて、デジタル画像データを補正することを特徴としている。

    【0016】請求項3に記載の発明は、前記撮影用感光材料の特性に依存しないデータが、撮影露光量であることを特徴としている。

    【0017】請求項2に記載の発明によれば、キャリブレーションパターンは、標準的の露光量−濃度特性で露光されるため、標準的なデータと、現像後に読み取られるデジタルキャリブレーションパターンデータとに差が生じた場合は、撮影用感光材料の特性に起因するものであり、この差分をなくすため、撮影用感光材料の特性に依存しないデータに変換した後、画像データを補正する。 これにより、撮影用感光材料に依存しない、より正確な補正を行うことができる。

    【0018】なお、請求項3に記載の如く、撮影用感光材料の特性に依存しないデータとしては、撮影露光量が最適である。

    【0019】請求項4に記載の発明は、前記適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響しない定数のみの場合には、グレー又はRGB各色の少なくとも一方の所定の1階調を露光することを特徴としている。

    【0020】請求項4に記載の発明によれば、キャリブレーションパターンとして、適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響しない定数のみの場合には、グレー又はRGB各色の所定の1階調を露光する。 標準となる前記特性に対して撮影用写真フィルム特有の前記特性線がシフトしているのみであるため、所定の階調で1点のみのグレー又はRGB各色の露光を行えばよい。 例えば、グレー(中間調)を用いた場合、顕像化された像がグレーに対してどの程度ずれているかを判別し、そのずれ量を演算し、その演算結果をデジタル画像データに反映させる。 これにより、種類の異なる撮影用感光材料であっても、最終的には、標準的なデジタル画像データとなり、その後にこのデジタル画像データを用いて印画紙等に焼込露光する場合に、光源等の光学系を標準的なものに統一することができる。

    【0021】請求項5に記載の発明は、前記適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響する係数の場合には、グレー又はRGB各色の所定の複数階調、若しくは所定の範囲の連続する階調を露光することを特徴としている。

    【0022】請求項5に記載の発明によれば、適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響する係数の場合には、グレー又はRGB各色の所定の複数階調、若しくは所定の範囲の連続する階調を露光する。
    この場合、露光階調数は多ければ多い程、精度が良くなるが、逆に処理時間が延長することになり、精度と処理時間との兼ね合いから、最も適正な階調数を選択する。
    例えば、撮影用感光材料の露光量に依存しない領域(傾きがフラットな部分)は、この領域内の階調数を少なくし、補正係数としてリニアな領域とすればよい。

    【0023】請求項6に記載の発明は、適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響する係数か、影響しない定数か、判別できない場合には、任意の色の所定の複数階調、若しくは所定範囲の連続する階調を露光することを特徴としている。

    【0024】請求項6に記載の発明によれば、適用される撮影用感光材料の露光量−濃度特性と、標準とされる露光量−濃度特性との間の差が、該特性の傾きに影響しない定数であるのか、該差が特性の傾きに影響する係数であるのか、判別がつかない場合には、非線形のデータとして、ルックアップテーブル等にそれぞれの変換データをメモリしておけばよい。

    【0025】請求項7に記載の発明は、撮影用感光材料への画像露光前後に、該撮影用感光材料の画像露光領域外に、キャリフレーションパターンを露光し、現像処理後に顕像化された画像及びキャリブレーションパターンをデジタル的に読み取って、デジタる画像データ及びキャリブレーションパターンデータを生成し、前記デジタイル画像データに前記キャリフレーションパンを付加して出することを特徴としている。

    【0026】請求項7に記載の発明によれば、上記請求項1乃至請求項6では、最終的に画像データを補正しているため、作成されるプリント画像は補正後の画像のみとなる。 ところで、近年では、パーソナルコンピュータによって、個人で画像処理することが容易に可能となっており、これに対応するため、画像データは画像でーたとして、補正データは補正データとして、顧客に渡すことを可能とする。

    【0027】これにより、顧客は、個人で受け取った画像データ及び補正データを用いて、所望の画像処理を施して画像をプリントすることができる。

    【0028】

    【発明の実施の形態】図1乃至図2には本発明の実施の形態に係る感光材料処理装置10が斜視図にて示されている。

    【0029】感光材料処理装置10の本体12は箱状に形成されている。 本体12の右下部には、カートリッジ装填部18が設けられている。 カートリッジ装填部1
    8は、撮影済のフィルムNを収容したカートリッジ20
    を装填することができる。 また、カートリッジ装填部1
    8の近傍には搬送ローラ22が配置されており、装填されたカートリッジ20からフィルムNを引き出して搬送することができる。

    【0030】なお、本実施の形態におけるフィルムN
    は、本発明の色材含有熱現像感光材料に相当し、支持体上に、少なくとも感光性ハロゲン化銀、バインダー、及び画像状に拡散性色素を放出ないし拡散する機能を持つ色材を含み、感光波長領域及び前記色材の現像処理後における色相が互いに異なる少なくとも三種類の感光層を有している。

    【0031】また、フィルムNは、APS(アドバンスド・フォト・システム)対応のフィルムであり、図3に示される如く、カートリッジ20から着脱可能となっており、フィルムNがカートリッジ20から引き出され、
    後端までくると専用の取り外し装置(図示省略)によって、フィルムNはカートリッジ20から分離されるようになっている。

    【0032】また、フィルムNには、磁気記録層100
    が設けられ、この磁気記録層100には、撮影された各画像コマを特定する、例えばコマ番号等が予め記録されている。 また、各画像コマ毎に一対のパーフォレーション102が設けられている。

    【0033】さらに、フィルムNの後端部には、キャリブレーション情報としてのパターンが記録されている。
    このキャリブレーションパターンは、グレー又はRGB
    各色の単色の円形又は矩形の画像(パッチ画像)であり、本実施の形態では、図3(A)に示される如く、それぞれ中間調の1点(例えば、階調が256階調の場合は、128階調の濃度に相当する画像)づつ設けられている(合計4点)。 なお、パッチ画像としては、適用されるフィルムの特性に応じて、グレーの画像の1点のみ(図3(B)参照)、RGBの各色の画像の3点(図3
    (C)参照)、グレーの画像のグレーデション又は複数点(図3(D)又は(E)参照)、RGBの各色の画像のグラデーション又は複数点(図3(F)又は(G)参照)等々、様々な形態とすることができる。

    【0034】なお、グラデーション露光は、変調可能な光源、例えば、レーザビーム等を用いれば、マクロ的に連続的に徐々に濃度を変化させることが可能となる。

    【0035】このキャリブレーション情報のパッチ画像は、後工程で適用される写真焼き付け装置における基準露光量と同等の条件で焼付露光されるようになっている。

    【0036】なお、このキャリブレーション情報のパッチ画像をフィルムNの後端部としたのは、撮影領域に影響なく、最も感光しにくい位置のためである。 従って、
    撮影領域に影響なく、感光しない場所であれば、フィルムNの先端や画像コマの周囲のベース部分であってもよい。

    【0037】前記磁気記録層100には、このキャリブレーション情報のパッチ画像の位置及び露光形態が記録されている。

    【0038】カートリッジ装填部18(搬送ローラ2
    2)の搬送方向下流側には、塗布手段としての塗布部24が設置されている。

    【0039】水塗布部24は、塗布タンク26が配置されている。 塗布タンク26は皿状に形成されており、内部には画像形成用溶媒としての水が充填される。 また、
    塗布タンク26のフィルムN搬送方向上流側の端部には供給ローラ28が配置されており、さらに、フィルムN
    搬送方向下流側の端部にはスクイズローラ30が配置されている。 したがって、塗布タンク26内に水が充填された状態では、供給ローラ28によって送り込まれたフィルムNに水が塗布され、さらに、スクイズローラ30
    により挟持搬送されることによって余分な水が除去されるようになっている。

    【0040】塗布タンク26の下方には補充タンク32
    が配置されている。 補充タンク32内には、画像形成用溶媒としての水が充填されており、パイプ34及びポンプ36等を介して塗布タンク26に接続されている。 これにより、補充タンク32内の水を塗布タンク26へ送給して充填できると共に、塗布タンク26内の水を補充タンク32へ排出する(戻す)ことができる構成である。

    【0041】水塗布部24の搬送方向下流側の側近には加熱ドラム38が設置されている。 加熱ドラム38は本体12に回転可能に支持されており、図示を省略した駆動系によって回転駆動される。 加熱ドラム38内にはハロゲンランプ40が収容されており、加熱ドラム38を昇温することができる。

    【0042】一方、加熱ドラム38の側方、すなわち、
    カートリッジ装填部18と反対側の本体12には、処理部材カセット42が装填されている。 この処理部材カセット42は、ボックス形に構成されており、本体12の上部及び下部にそれぞれ設けられたスライド保持部46
    に着脱自在に装填されている。 したがって、この処理部材カセット42は、スライド保持部46の延長方向に沿って本体12から取り外すことができる。

    【0043】すなわち、この処理部材カセット42を保持するスライド保持部46には、ガイド孔62が設けられており、本体12に固定的に設けられた案内ピン64
    が入り込んでいる。 これにより、スライド保持部46
    は、処理部材カセット42を保持した状態で、本体12
    内を加熱ドラム38に接離する方向にスライド移動可能となっている。 また、スライド保持部46には、ガイド孔62の近傍にラック66が形成されており、さらに、
    ラック66には本体12に設けられたピニオン68が噛み合っている。 このため、図示しないモータの駆動によりピニオン68が回転することで、スライド保持部46
    すなわち処理部材カセット42が加熱ドラム38に接離する方向にスライド移動する構成である。

    【0044】処理部材カセット42の一対の保持板44
    の対向間隙には、処理部材ロール48及び巻取りローラ50が支持されており、さらに、巻掛けローラ52、巻掛けローラ54が支持されている。 一方の巻掛けローラ52は、スプリング56によって付勢されており、フィルムNを加熱ドラム38と後述する処理シート58の間に挟持する際の加圧ローラとされている。

    【0045】処理部材ロール48には、処理部材としての処理シート58がロール状に巻き取られて収容されている。 処理シート58は、支持体上にフィルムNを現像するための媒染剤を含む層を有している。 この処理シート58は、処理部材ロール48から繰り出されて巻掛けローラ52及び巻掛けローラ54に巻き掛けられた後に、先端部が巻取りローラ50に係止されている。

    【0046】巻掛けローラ52と巻掛けローラ54との間には、加熱ドラム38の湾曲状態に対応する形状の保持突起60が形成されており、処理シート58の繰出し部分の幅方向両端部を所定の湾曲状態で保持している。

    【0047】スライド保持部46に保持された処理部材カセット42は、加熱ドラム38に接近した状態では、
    処理部材ロール48から繰り出された巻掛けローラ52
    と巻掛けローラ54との間の処理シート58の繰り出し部分が、加熱ドラム38の外周に圧接する構成である。
    したがって、この状態では、水塗布部24から送り出されたフィルムNを、加熱ドラム38と前記処理シート5
    8の繰り出し部分との間で挟持搬送することができる。

    【0048】ここで、フィルムNが処理シート58と重ね合わされた状態で加熱されることにより、処理シート58に含有する媒染剤との反応によって、フィルムNに含まれる色材から画像状に拡散性色素が放出ないし拡散し、この拡散性色素の一部又は全部がフィルムNから除去される。 これにより、フィルムN上に少なくとも三色の色画像が形成される。

    【0049】なお、処理シート58上では、反応した媒染剤部分がフィルムNの画像濃度に応じた残像が残る。
    すなわち、フィルムN上に形成される画像に対して反転画像(すなわち、ポジ画像)が残る。

    【0050】一方、加熱ドラム38の上部近傍には、剥離爪70が配置されている。 剥離爪70は、加熱ドラム38と処理シート58の間で挟持搬送されたフィルムN
    を加熱ドラム38から剥離することができる。

    【0051】また、剥離爪70の近傍には、複数の搬送ローラ72が設けられており、剥離爪70によって加熱ドラム38から剥離されたフィルムNをさらに搬送して、本体12の上端角部に設けられた取出し口74から送り出すことができる構成である。

    【0052】この取出し口74が設けられた本体12の外側には、画像読取装置104が設けられている。 この画像読取装置104では、フィルムNに顕像化された画像をデジタル的に読み取るための光学系部品が収容されている。

    【0053】図4に示される如く、画像読取装置104
    では、ローラ対106に挟持され、読取部108へ搬送される。 読取部108は、光源110と光拡散板112
    と、を備え、フィルムNへ自然光に近い状態で光を照射する。 この光源110、光拡散板112が配設された側とは、フィルムNを介して反対側には、集光レンズ11
    4、CCDセンサ116が配設されている。 このため、
    フィルムNの透過光が集光レンズによって、CCDセンサ116の受光面上で結像され、各画像コマの画像がデジタル的に読み取られるようになっている。

    【0054】また、このCCDセンサ116では、フィルムNの後端部に設けられた前述のキャリブレーション情報としての色濃度画像を読み取るようになっている。

    【0055】コマ画像及びキャリブレーション情報画像が読み取られたフィルムNは、画像読取部108の下流側に設けられた反転ローラ118に巻き掛けられて、反転され、この画像読取装置104外へ水平状態で排出されるようになっている。

    【0056】画像読取装置104には、画像処理部11
    8が設けられており、前記CCDセンサ116で読み取られたデジタル画像(コマ画像、キャリブレーシション画像)データは、この画像処理部118へ送出される。

    【0057】画像処理部118には、CPU120が設けられている。 CPU120には、前記ローラ対106
    の下流側に設けられた磁気ヘッド122が接続されている。 磁気ヘッド122は、フィルムNの磁気記録層10
    0からコマ番号等の画像コマを特定する情報を読取る役目を有している。

    【0058】前記CCDセンサ116によって読み取られた画像データは、データ仕分け部124へ入力されるようになっている。 このデータ仕分け部124には、磁気ヘッド122からの画像コマ特定情報も入力され、コマ毎の画像及びキャリブレーション情報画像を分類し、
    コマ画像はフレームメモリ126へキャリブレーション情報は補正値演算部128へそれぞれ仕分けで送出するようになっている。 フレームメモリ126は、少なくともフィルム1本分の画像データが記憶可能であり、1コマの画像データが記憶されると、その画像データが画像データ変換部130へ送出される。

    【0059】一方、補正値演算部128に入力されたキャリブレーション情報は、記録時と同等の基準データを比較され、この比較による差分を補正するための補正値を演算し、画像データ変換部130へ送出するようになっている。

    【0060】例えば、グレー(中間調)を焼付露光すべく、基準の光量及び時間で焼き付けた後、現像処理後にCCDセンサ116で読み取ったこのグレー画像のデータが中間調からずれている場合は、フィルムNの特性に起因するものと判断し、このずれを解消する補正値を演算して、フレームメモリ126から画像データ変換部1
    30へ送出されたコマ画像データ130を補正する。

    【0061】画像データ変換部130には、ハードディスク132が接続されており、補正されたコマ毎の画像データが順次記憶されるようになっている。 なお、ハードシスク132は、CPU120によって制御され、必要時に記憶されたが画像データを読み出すことが可能となっている。

    【0062】次に、本実施の形態の作用を説明する。 上記構成の感光材料処理装置10では、処理部材カセット42の処理部材ロール48には、予め処理シート58がロール状に巻き取られて収容され、さらに、この処理シート58は、処理部材ロール48から繰り出されて巻掛けローラ52及び巻掛けローラ54に巻き掛けられた後に、先端部が巻取りローラ50に係止される。 この状態で、処理部材カセット42が本体12のスライド保持部46に装填される。

    【0063】この場合、処理部材カセット42が本体1
    2から取り外された状態であっても、処理シート58の繰出し部分(巻掛けローラ52と巻掛けローラ54との間)は保持突起60によって所定の湾曲状態で保持されるため、処理部材カセット42を本体12に対し着脱する際に処理シート58が不要に弛んだり緊張することがない。

    【0064】次いで、オペレータは、各コマに画像が記録されたフィルムNを収納したカートリッジ20を感光材料処理装置10のカートリッジ装填部18に装填し、
    図示しないスタートボタンを操作する。 これにより、フィルムNの熱現像処理が開始される。

    【0065】この場合、加熱ドラム38が所定の温度に達するまでは、ピニオン68の駆動によって処理部材カセット42(スライド保持部46)が加熱ドラム38から離間される。 したがって、処理シート58の不要な加熱が防止される。

    【0066】加熱ドラム38が所定の温度に達すると、
    ピニオン68の駆動によって処理部材カセット42(スライド保持部46)が加熱ドラム38に接近移動され、
    処理部材ロール48から繰り出された巻掛けローラ52
    と巻掛けローラ54との間の処理シート58の繰り出し部分が、加熱ドラム38の外周に圧接される(図4図示状態)。

    【0067】この場合、処理シート58(処理部材カセット42)が加熱ドラム38の外周から離間されても、
    この処理シート58の繰出し部分(巻掛けローラ52と巻掛けローラ54との間)は、前述と同様に保持突起6
    0によって所定の湾曲状態で保持されるため、処理シート58が不要に弛んだり緊張することがない。 したがって、処理部材カセット42を加熱ドラム38に接近移動すれば処理シート58は確実に加熱ドラム38に圧接される。

    【0068】次いで、フィルムNの引出し搬送が開始され、フィルムNがカートリッジ20から引き出される。
    カートリッジ20から引き出されたフィルムNは、水塗布部24の塗布タンク26内を通過して、水が塗布される。

    【0069】このようにして水が塗布されたフィルムN
    は、加熱ドラム38の下端部と巻掛けローラ52との間に導かれる。 さらに、フィルムNは、巻掛けローラ52
    に巻きかけられた処理シート58と加熱ドラム38の外周部との間に挟まれつつ、加熱ドラム38の外周部を図1において時計回りに搬送される。 このとき処理シート58もフィルムNと同じ搬送速度で搬送される。 ここで、フィルムNには水が塗布されているため、フィルムNと処理シート58とは隙間なく密着した状態で加熱ドラム38の外周部を搬送される。

    【0070】そして、フィルムNの先端が加熱ドラム3
    8の外周部における加熱範囲に到達すると、フィルムN
    及び処理シート58の搬送が一時停止され、フィルムN
    及び処理シート58が所定時間加熱される。

    【0071】ここで、フィルムNが処理シート58と重ね合わされた状態で加熱されることにより、フィルムN
    に含まれる色材から画像状に拡散性色素が放出ないし拡散し、この拡散性色素の一部又は全部がフィルムNから除去される。 これにより、フィルムN上に少なくとも三色の色画像が形成される。 なお、前述したようにフィルムNには水が付着しているので、上記フィルムNはむらなく熱現像される。

    【0072】所定時間の加熱が完了すると、フィルムN
    及び処理シート58の搬送が再開される。

    【0073】フィルムN及び処理シート58の搬送が再開された後には、フィルムN及び処理シート58が加熱ドラム38の上端部に搬送されると、処理シート58は巻掛けローラ54に巻き掛けられることによりフィルムNから分離される。

    【0074】分離された処理シート58は、この分離後の搬送によって、巻取りローラ50に順次巻き取られる。

    【0075】一方、巻掛けローラ54に達したフィルムNは、剥離爪70の作動により加熱ドラム38から剥離される。 加熱ドラム38から剥離されたフィルムNは、
    搬送ローラ72よって取出し口74へ向けて搬送され、
    取出し口74から本体12外へ送り出される。

    【0076】このようにして、熱現像処理されたフィルムNは、画像読取装置104において、画像をデジタル的に読み取り、読み取った画像データをデジタルプリンタ等に入力することにより、フィルムNの各コマ画像の写真プリントを得ることができる。

    【0077】ところで、写真プリントを作成する場合、
    その色濃度は、フィルムNに顕像化された画像に依存されるため、色濃度補正を行う必要がある。 この場合、従来のアナログ露光では、フィルム透過画像をモニタに表示し、ほぼ目視判断で調整を行い、各色フィルタの挿入量を定め、実際の焼き付け処理を行っていた。 デジタル画像データの場合も同様にプリント前にモニタに表示し、目視判断する必要があった。

    【0078】しかし本実施の形態では、予めキャリブレーション情報に基づいて、補正を行うことにより、プリント時は基準露光量で行うことができる。 以下にキャリブレーションの手順を説明する。

    【0079】フィルムNには、予めキャリブレーション情報用のパッチ画像(グレー、RGB各色1点)が焼付露光されており、上記熱現像処理によって、コマ画像同様に顕像化されている。

    【0080】画像読取装置104における画像処理部1
    18では、CPU120で磁気ヘッド122からの情報を取り込むと同時に、データ仕分け部124でCCDセンサ116からの画像データを受ける。

    【0081】データ仕分け部124に入力した画像データが、前記磁気ヘッド122からの情報で撮影コマ画像である場合は、そのコマ番号を特定し、フレームメモリ126へ送出する。

    【0082】本実施の形態では、キャリブレーション情報はフィルムNの後端に設けられているため、上記撮影コマ画像が連続し、フレームメモリ126には、フィルム1本分の画像データが記憶される。

    【0083】ここで、磁気ヘッド122において、CC
    Dセンサ116で読み取った画像がキャリブレーション情報のパッチ画像であると判断した場合は、データ仕分け部124から補正値演算部128へ送出される。

    【0084】補正値演算部128では、基準露光曲線(γ曲線)と、読み取られたパッチ画像に基づくγ曲線とが比較される。 すなわち、1点のパッチ画像がキャリブレーション情報として記録されている場合は、γ曲線の傾きは基準露光曲線と同等であり、シフトしているのみであるため(該特性の傾きに影響しない定数のみの場合)、図5に示される如く、このシフト量分(+α)を加減するのみの補正となり、その値を画像データ変換部130へ送出する。

    【0085】また、γ曲線の特性が全ての露光量域に対して相関関係なくずれている場合は(図6参照)、予めキャリブレーション情報として、グレーのグラデーション(又は複数点)の露光がなされており(該特性の傾きに影響する係数の場合)、それぞれの極めて狭い領域での補正係数を定める。

    【0086】この領域の設定は、一律ではなく、フィルムNの露光量に依存しないフラットな傾きの領域は広く、露光量に依存する傾きが急峻な領域は狭くすることが望ましい。 また、非線型性が強い場合(階調毎に補正値がまちまちの場合)は、所定の制限、例えば、全ての処理時間に制限をつけて領域を定める。

    【0087】また、フィルムNの特性により、RGBの各色の1点画像パッチがキャリブレーション情報として記録されている場合は、RGB各色間でγ曲線でシフトしており(一例として図7のR'、B'参照)、所定の色(例えばG色)を基準として、他の色のそれぞれの露光量に対する補正係数を定め、画像データ変換部130
    へ送出する。

    【0088】画像データ変換部130では、フレームメモリ126から1コマ毎に画像データを読出し、補正値演算部128から送られてくる補正値に基づいて補正し、ハードディスク132へ記憶する。 これを撮影コマ分繰り返すことにより、ハードディスク132には、補正された画像データが記憶されることになる。

    【0089】このように、本実施の形態によれば、写真プリント処理前に、画像データを補正しておくため、画像コマ毎の補正のための処理が不要となり作業効率が向上する。

    【0090】なお、本実施の形態では、フィルムNの後端に予めキャリブレーション情報としての画像を焼付露光しておいたが、本感光材料処理装置10のカートリッジ装填部18から排出された時点で、キャリブレーション情報の焼付露光を行ってもよい。

    【0091】また、フレームメモリ126に記憶された画像データと、補正値演算部128で演算された補正値データを、別々に外部記録媒体に記録し、画像プリントを行わないで、この記録媒体を顧客に渡すようにしてもよい。 これにより、顧客は、そえぞれの個人的にパーソナルコンピュータ等を用いて補正の有無、補正の度合い、その他の画像処理を施して、所望の画像をプリントすることが可能となる。

    【0092】

    【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像処理方法及び画像読取方法は、撮影用感光材料毎に同一の条件で画像を読み取る場合に、簡単なキャリブレーション処理でそれぞれの撮影用感光材料に適したデジタル画像データを得ることができるという優れた効果を有する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の形態に係る感光材料処理装置の全体構成図である。

    【図2】本発明の実施の形態に係る感光材料処理装置の全体構成を示し、処理部材カセットが加熱ドラムから離間した状態の構成図である。

    【図3】(A)乃至(G)は、本発明の実施の形態に係るフィルムに設けられたキャリブレーション情報のパッチ画像を示す平面図である。

    【図4】画像読取装置の内部を示すブロック図である。

    【図5】Gray(グレー)1点パッチ画像により補正値を得るための露光量−濃度特性図である。

    【図6】Gray(グレー)グラデーション画像により補正値を得るための露光量−濃度特性図である。

    【図7】RGB各1点パッチ画像により補正値を得るための露光量−濃度特性図である。

    【符号の説明】

    10 感光材料処理装置 38 加熱ドラム 104 画像読取装置 118 画像処理部 N フィルム(熱現像感光材料)

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