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Patching jig for welding and automatic patching device

阅读:999发布:2020-10-26

专利汇可以提供Patching jig for welding and automatic patching device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To prevent the thermal deformation of a welded part with-out water- cooling a patching by pivotaly support an auxiliary patching closely contacting with the back surface of the welding position at the tip part of an inner patching. CONSTITUTION:The auxiliary patching 16b is rotated counterclockwise so as to centered on the shaft 24 while the tip part of the auxiliary patching 16b abuts on the inner surface of a panel P according as the body part 16a of the inner patching approaches to the panel P, and the abutting surface of the auxiliary patching 16b is brought into close contact with the back surface of the welding position. The inner patching 16 is pushed to the back surface of the welding position of a panel P by pushing-work of a pressurizing cylinder and the pannel P is clamped and the working of a welding robot is started. At this time, the thermal deformation is not developed in the pannel P, because the inner patching 16 providing the auxiliary patching 16b covers the back surface of the welding position to almost the whole surface and the welded heat is effectively absorbed.,下面是Patching jig for welding and automatic patching device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 被溶接物の溶接箇所の近傍部両側に当接するアウタ当金と、前記溶接箇所の裏面に当接するインナ当金を備えた溶接用当金治具において、 前記インナ当金に、基端側が当該インナ当金の先端部に軸着されるとともに被溶接物の側に付勢され、インナ当金の被溶接物への接近に伴って先端側が溶接箇所の裏面に当接しながら回動し、当該インナ当金の溶接箇所裏面への当接状態において溶接箇所裏面に密着する補助当金を設けてなることを特徴とする溶接用当金治具。
  • 【請求項2】 回転軸のまわりに配設され、当該回転軸の回動によって被溶接物の種類に応じて選択される複数の当金治具と、 前記回転軸を回動させることにより前記当金治具を選択的に切換える治具切換え手段と、 前記当金治具を前記被溶接物に対して位置決めする治具移動手段を備えた溶接用自動当金装置であって、 前記当金治具は、前記被溶接物の溶接箇所の近傍部両側に当接するアウタ当金と、溶接箇所の裏面に当接するインナ当金と、前記インナ当金を溶接箇所裏面にセットするインナ当金セット手段と、前記インナ当金とアウタ当金との間をロックするロック手段と、前記インナ当金を溶接箇所裏面に押圧する加圧手段を備えると共に、 前記インナ当金には、基端側が当該インナ当金の先端部に軸着されるとともに被溶接物の側に付勢され、前記インナ当金セット手段の作動に基づくインナ当金の被溶接物への接近に伴って先端側が溶接箇所の裏面に当接しながら回動し、当該インナ当金の溶接箇所裏面への当接状態において溶接箇所裏面に密着する補助当金を設けてなることを特徴とする溶接用自動当金装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、アークブレージングやソルダリングなどによって比較的薄板からなる被溶接物を溶接するに際して、溶接箇所にあてがって溶接部分をクランプすると共に、当該部分を冷却して被溶接物の変形を防止するのに利用される溶接用当金治具および自動当金装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】自動車ボディの組立て工程において、例えば、ルーフとピラー、あるいはルーフとリヤフェンダなどの継目部分には、当該継目を隠し、平滑にして外観を向上させるために、アークブレージングが施されており、このアークブレージングには従来、図13に示すような当金治具が用いられていた。

    【0003】すなわち、図に示す当金治具100は、基板101上に固定されたアウタ当金102と、前記基板101に回動可能に取付けられ、スイングシリンダ10
    3の作動によって軸101aを中心に回動するスイングプレート104と、該スイングプレート104に備えたアクチュエータ105によって図中上下方向に作動するインナ当金106を備えたものであって、前記インナ当金106は内部に冷却を通す通水路106aを有し、
    冷却水導入口106bおよび排水口106cには図示しない冷却水ホースがそれぞれ接続してある。

    【0004】上記構造の当金治具100を使用して、例えばリヤピラーパネルPにアークブレージングを施すに際しては、まず、スイングシリンダ103を押出し作動させることによってスイングプレート104を開いた状態で、パネルPの外面の所定のブレージング箇所両側にアウタ当金102に押し当て、前記スイングシリンダ1
    03の引込み作動によるスイングプレート104の回動によって、インナ当金106をパネルPの図中上方に開口している作業孔から該パネルPの内部に挿入する。

    【0005】そして、アクチュエータ105を押出し作動させることにより当該インナ当金106をパネルPの内面のブレージング箇所裏面に押し当てたのち、この状態でアークブレージングトーチTによって、図中に矢印で示す方向に沿ってパネルPの外面の所定箇所にブレージングを行うようにしていた。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従来の当金治具100においては、ブレージング長さに対してパネルPの作業孔が小さく、インナ当金106によるパネルPのクランプ面積が作業孔の大きさによって制約を受け、作業孔の開いている部分だけしかクランプすることができないため、パネルPのインナ当金106によって押さえられていない部分の冷却が不十分となることから、この部分の熱変形が避けられないという問題点がある。 また、前記インナ当金106には、先に述べたように当該インナ当金106を冷却するための冷却ホースが接続されているので、これらの配管が複雑となって、車種の変更に伴う当金治具のスピーディな切換えが妨げられるという問題点があり、これら問題点の解消がブレージング作業の品質を向上させるための、あるいは上記のような当金操作を完全自動化するための課題となっていた。

    【0007】

    【発明の目的】本発明は、従来の当金治具における上記課題に着目してなされたものであって、溶接箇所への当接面積が大きくて熱吸収性に富み、当金を水冷することなく被溶接物の変形防止が可能な溶接用当金治具と、このような当金治具を複数個具備し、被溶接物の変更に容易に対応することができる溶接用自動当金装置を提供することを目的としている。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】本発明に係わる溶接用当金治具は、被溶接物の溶接箇所の近傍部両側に当接するアウタ当金と、前記溶接箇所の裏面に当接するインナ当金を備えた溶接用当金治具において、前記インナ当金に、基端側が当該インナ当金の先端部に軸着されるとともに被溶接物の側に付勢され、インナ当金の被溶接物への接近に伴って先端側が溶接箇所の裏面に当接しながら回動し、当該インナ当金の溶接箇所裏面への当接状態において溶接箇所裏面に密着する補助当金を設けてなる構成としたことを特徴としており、本発明に係わる溶接用自動当金装置は、回転軸のまわりに配設され、当該回転軸の回動によって被溶接物の種類に応じて選択される複数の当金治具と、前記回転軸を回動させることにより前記当金治具を選択的に切換える治具切換え手段と、前記当金治具を前記被溶接物に対して位置決めする治具移動手段を備えた溶接用自動当金装置であって、前記当金治具は、前記被溶接物の溶接箇所の近傍部両側に当接するアウタ当金と、溶接箇所の裏面に当接するインナ当金と、前記インナ当金を溶接箇所裏面にセットするインナ当金セット手段と、前記インナ当金とアウタ当金との間をロックするロック手段と、前記インナ当金を溶接箇所裏面に押圧する加圧手段を備えると共に、前記インナ当金には、基端側が当該インナ当金の先端部に軸着されるとともに被溶接物の側に付勢され、前記インナ当金セット手段の作動に基づくインナ当金の被溶接物への接近に伴って先端側が溶接箇所の裏面に当接しながら回動し、
    当該インナ当金の溶接箇所裏面への当接状態において溶接箇所裏面に密着する補助当金を設けてなる構成としたことを特徴としており、溶接用当金治具および自動当金装置における上記構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。

    【0009】

    【発明の作用】本発明に係わる溶接用当金治具においては、インナ当金の先端部に補助当金の基端側が軸着されており、該補助当金は被溶接物の側に付勢され、インナ当金のセット前にはインナ当金の本体側から溶接箇所の裏面に向けて突出した状態となっている。 当該補助当金は、インナ当金をセットするに際して、その先端側がインナ当金の本体部より先に被溶接物に当接するので、
    本体部が被溶接物に接近するに従って基端側を中心にして回動し、本体部が溶接箇所裏面に当接すると、溶接箇所の裏面形状に合わせて成形した当該補助当金の当接面が溶接箇所の裏面に密着することになる。

    【0010】したがって、図13に示したパネルPのように、溶接箇所裏面側の作業孔が小さくてインナ当金の寸法が制約されるような場合であっても、インナ当金の本体部と補助当金とがパネルPの内部に入り込み、インナ当金本体部と補助当金との両方で溶接箇所の裏面のほぼ全体をカバーすることから、冷却水を流さなくても溶接熱を速やかに吸収するので、被溶接物の熱変形が防止されることになる。

    【0011】また、本発明に係わる溶接用自動当金装置は、インナ当金およびアウタ当金を溶接箇所に固定するセット手段,ロック手段および加圧手段を設けた上記構造の当金治具を被溶接物の種類に応じて複数個備えると共に、切換え手段や移動手段を備えており、切換え手段によって前記複数の当金治具の中から選択した被溶接物の種類に適した治具を移動手段が被溶接物に対して位置決めし、インナ当金およびアウタ当金が前記セット手段,ロック手段および加圧手段によって被溶接物の所定の溶接箇所に固定されることになる。 このとき、前記インナ当金は、前述のように本体部と補助当金とから構成され、溶接箇所裏面のほぼ全面に当接することによって被溶接物の熱変形を防止し、水冷する必要のないものであるから、当金治具の選択に際して冷却水ホースの配管が当金治具の円滑な切換えを妨げることがなく、被溶接物の変更に応じた当金治具の選択、治具の位置決めおよび固定といった一連の動作が円滑かつ速やかなものとなる。

    【0012】

    【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。

    【0013】図1ないし図12は、本発明に係わる溶接用自動当金装置の一実施例を説明するものであって、図1ないし図3は当該自動当金装置の全体を示すそれぞれ平面図,正面図および左側面図である。

    【0014】すなわち、図1ないし図3に示す溶接用自動当金装置1は、自動車の車体組立工程において、ルーフとリヤフェンダとの継目にアークブレージングを施すに際して、溶接ロボットと組合わせて使用される全自動の当金装置であって、当該自動当金装置1は、車体組立工場建屋内の床面に立設された門型をなす架台2の梁材2aの中央部に上下動自在に取付けられ、上下軸(Z
    軸)用ACサーボモータ3aの作動に基づいて上下動する昇降部材3と、該昇降部材3の下端部に前方向に摺動自在に取付けられるとともに前記梁材2aに固定された補助シリンダ4に支持され、前後軸(Y軸)用ACサーボモータ5aの作動によって前後方向に摺動する前後動部材5と、該前後動部材5に固定されたアーム6の両端に設けた回転軸(S軸)用ACサーボモータ7a,7a
    (治具切換え手段)の作動によって回動する回転軸7,
    7と、当該回転軸7,7にダンパプレート8を介してそれぞれ取付けられた3基の当金治具9,10,11を備えており、前記上下軸用サーボモータ3aおよび前後軸用サーボモータ5aにより、前記当金治具9,10,1
    1を被溶接物である自動車の車体Bに位置決めする治具移動手段が構成されている。

    【0015】前記当金治具9ないし11は、それぞれ異なった寸法,形状を有し、図4に示すように回転軸7のまわりに120°間隔の放射状に配設されており、前記サーボモータ7aにより前記回転軸7を回動させることによって、3種の当金治具9,10,11の中から当該自動当金装置1に搬入された車種に適した当金治具を選択して切換えるようになっている。

    【0016】これら当金治具9,10,11は、基本的には同様の構造を有し、例えば当金治具9は、図5ないし図7に示すように、回転軸7に取付けた前記ダンパプレート8にブラケット12を介して取付けられており、
    当該ブラケット12に取付けられたベースプレート13
    の一方側、すなわち図5における下方側には、固定部材13a,13bによって銅製のアウタ当金14が取付けられている。

    【0017】前記ベースプレート13の他方側(図5における上方側)には、加圧シリンダ15を介してインナ当金16を備えるとともにベースプレート13に設けた回動軸13cに支持されて回動するスイングプレート1
    7と、同じくベースプレート13に軸着され前記スイングプレート17をスイング作動させるスイングシリンダ18を備えており、これらによって前記インナ当金16
    を車体Bを形成するパネルPの溶接箇所Wの裏面にセットするためのインナ当金セット手段が構成されている。

    【0018】スイングプレート17の中央部には、前記加圧シリンダ15と当該加圧シリンダ15のシリンダロッド15aの先端に接続されるとともに、図5における下面側に前記インナ当金16を取付けた当金ホルダ19
    が設けてあり、これらにより前記インナ当金16をパネルPの溶接箇所Wの裏面に押圧するための加圧手段が構成されている。

    【0019】さらに、前記スイングプレート17の先端側、すなわち図5における左端側には、図中上方に突出するフックアーム20が固定されており、当該フックアーム20の基端部には、前記溶接箇所Wにそれぞれセットされたアウタ当金14とインナ当金16とをパネルP
    を挟持した状態にロックするロックアーム21が軸着されると共に、前記フックアーム20の先端部には前記ロックアーム21を作動させるためのフックシリンダ22
    が軸着されており、これらによってロック手段が構成されている。

    【0020】また、前記ブラケット12にはタッチセンサ23が取付けてあり、車体Bとの当接状態を検知することによって、当該当金治具9の位置決めを判定するようになっている。

    【0021】なお、前記アウタ当金14は、図6に示すように、車体Bのルーフとリヤフェンダとの継目である溶接箇所Wの両側にそれぞれ当接する2つの部材14a
    および14bとからなるものであって、両部材14aおよび14bの間に形成される隙間から、図示しない溶接ロボットに操作される溶接トーチTによって、前記溶接箇所Wに溶接(ブレージング)を施すようになっている。

    【0022】また、前記ダンパプレート8は、2枚のプレート間にゴム製ダンパ8aを挟持したものであって、
    当該ゴム製ダンパ8aの弾性によって車体Bとアウタ当金14およびインナ当金16との間の密着製が向上するようにしてある。

    【0023】図8ないし図10は、前記インナ当金16
    の形状および構造をより詳しく説明するものである。
    すなわち、前記インナ当金16は、アウタ当金14と同じく銅製のものであって、前記当金ホルダ19に装着されたインナ当金本体部16aと、図8中における前記本体部16aの下端寄りの位置に設けた第1の軸24にその基端側を軸着され、該軸24の図中上方に設けた第2
    の軸25に取付けられたねじりコイルばね26によって図中時計回り方向に付勢された補助当金16bと、前記本体部16aの下端左側に固定され、前記補助当金16
    bの回動範囲を制限するストッパ16cとから構成されており、これらインナ当金本体部16a,補助当金16
    bおよびストッパ16cのパネルPへの当接面は、当該パネルPの溶接箇所Wの裏面形状にあわせた形状に成形してあり、図に示すパネルPとの当接状態において、前記溶接箇所裏面にぴったりと密着して溶接熱を有効に吸収することができるようになっている。

    【0024】また、当該インナ当金16がパネルPから離れた状態においては、前記補助当金16bがねじりコイルばね26の弾性力によって軸24を中心に時計方向に回動して、その当接面が前記ストッパ16cに当接するので、当該補助当金16bの先端側が図8の下方側に突出した状態となる(図11参照)。

    【0025】以下に、上記構成を有する溶接用自動当金装置1を用いて、車体Bの所定の溶接箇所Wに当金を施し、当該溶接箇所Wにアークブレージングを行う過程について説明する。

    【0026】まず、自動当金装置1の待機状態において、車体Bが当該ブレージング工程に搬入され、所定の位置に到達すると、その車種が検知され、図示しない制御装置が車種の検知結果に基づいて回転軸用サーボモータ7a,7aを作動させ、回転軸7,7が適宜方向に1
    20°回動することにより、3種の当金治具9,10,
    11の中から搬入された車種に適した当金治具、例えば9が選択される。 このとき、前記当金治具9のインナ当金16は水冷用の冷却水ホースを接続していないので、配管が交錯することがなく、治具の切換えを円滑かつ速やかに行うことができる。

    【0027】次に、車体Bが所定の位置に停止し、車体Bの位置決めがなされると、制御装置が車種ごとに記憶している位置データの中から、搬入された車種に対応する高さ位置データおよび前後方向位置データを読み出し、上下軸用サーボモータ3aおよび前後軸用サーボモータ5aにそれぞれ駆動信号を送ることによって、昇降部材3を所定の高さまで下降させたのち、前後動部材5
    を所定の位置まで前進させる。

    【0028】そして、前記回転軸用サーボモータ7a,
    7aを再度作動させることにより、回動軸7,7をわずかに回動させ、アウタ当金14を車体Bの所定の溶接箇所Wに押し当てる。 このとき、当金治具9に設置した前記タッチセンサ23からの信号が参照されると共に、
    前記ダンパプレート8に設けたゴム製ダンパ8aが弾性変形するので、アウタ当金14を溶接箇所Wに密着させることができる。

    【0029】次に、当金治具9のスイングシリンダ18
    の押出し作動によってスイングプレート17が回動し、
    当該スイングプレート17に取付けられたインナ当金1
    6が車体Bを形成するパネルPの内側にセットされる。
    このとき、前記インナ当金16の補助当金16bは、
    ねじりコイルばね26によって付勢されているので、パネルPへの当接前には、図11に示すようにインナ当金本体部16aの当接面よりパネルPの側に突出した状態となっている。

    【0030】したがって、前記補助当金16bは、パネルPの裏面側に形成された作業孔が小さい場合であっても、前記スイングシリンダ18の押出し作動によって、
    前記本体部16aおよびストッパ16cと共に容易にパネルPの内部に入り込むことができる。 そして、補助当金16bは、インナ当金16の本体部16aがパネルPに接近するにしたがって、当該補助当金16bの先端部がパネルPの内面に当接しながら軸24を中心に反時計方向に回動し、前記本体部16aおよびストッパ16
    cがパネルPの溶接箇所裏面に当接したときには、図1
    1中に仮想線で示すように、あるいは図8に示すように、補助当金16bの当接面が溶接箇所裏面に密着することになり、その結果、インナ当金16の本体部16
    a、補助当金16bおよびストッパ16cによって溶接箇所Wの裏面をほぼ全面的にカバーするので、この部分を効率的に冷却することが可能になる。

    【0031】インナ当金16のセットが終了すると、フックシリンダ22の押出し作動によって、ロックアーム21が図12中に実線で示す位置から仮想線で示す位置に回動し、これによって前記インナ当金16とアウタ当金14とのあいだがロックされる。

    【0032】次いで、加圧シリンダ15の押出し作動によってインナ当金16がパネルPの溶接箇所裏面に押し付けられてパネルPがクランプされる。

    【0033】以上によって溶接箇所Wへの当金治具9の装着が完了するので、図示しない溶接ロボットが作動を開始し、前記アウタ当金14の当金部材14aおよび1
    4bの間から、溶接箇所Wに溶接(アークブレージング)が施される。 このとき、前述のように、補助当金16bを備えたインナ当金16が溶接箇所Wの裏面をほぼ全面的にカバーして溶接熱を効率的に吸収するので、
    パネルPに熱変形が生じることはない。

    【0034】溶接終了後には、前記とは逆の順序、すなわち、加圧シリンダ15,フックシリンダ22,スイングシリンダ18の順序で各シリンダが引込み作動し、これによって当金治具9のクランプ状態が解除され、当該当金治具9が車体Bから取り外されると、溶接を終了した車体Bが次工程に搬出されると共に、当該自動当金装置1は所定の待機状態に戻り、次に搬入される車体の溶接に備える。

    【0035】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる溶接用当金治具は、上記構成、すなわち被溶接物側に付勢され、セット状態において溶接箇所裏面に密着する補助当金をインナ当金の先端部に軸着した構成としたものであるから、溶接箇所の裏面側のスペースの関係でインナ当金の寸法が制約されるような場合であっても溶接箇所の裏面をほぼ全面的に冷却することができ、当金を水冷することなく溶接部の熱変形を防止することができるという優れた効果がもたらされる。

    【0036】また、本発明に係わる溶接用自動当金装置は、上記構成の当金治具を被溶接物の種類に応じて複数個備えると共に、前記複数の当金治具を被溶接物の変更に応じて選択する治具切換え手段や、治具移動手段,セット手段など、当該当金治具を被溶接物に装着するための自動機構を備えたものであり、しかも前記当金治具は当金を水冷するための冷却ホースを必要としないものであるから、被溶接物の変更に伴う当金治具の選択や位置決め、固定などの一連の自動操作を円滑かつ速やかに行うことができるという優れた効果をもたらすものである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の一実施例に係わる溶接用自動当金装置を示す平面図である。

    【図2】図1に示した溶接用自動当金装置の正面図である。

    【図3】図1に示した溶接用自動当金装置の左側面図である。

    【図4】図1に示した溶接用自動当金装置における当金治具の配置を示す拡大図である。

    【図5】図1に示した溶接用自動当金装置における当金治具の構造を示す平面図である。

    【図6】図5に示した当金治具の正面図である。

    【図7】図5に示した当金治具の側面図である。

    【図8】図5ないし図7に示した当金治具のインナ当金の形状および構造を示す平面図である。

    【図9】図8に示したインナ当金の正面図である。

    【図10】図8に示したインナ当金の側面図である。

    【図11】図8ないし図10に示したインナ当金のセット時における補助当金の動きを示す説明図である。

    【図12】図5ないし図7に示したロックアームによるインナ当金とアウタ当金とのロック状況を示す説明図である。

    【図13】従来の当金治具の構造および当該当金治具によるパネルのクランプ状況を示す説明図である。

    【符号の説明】

    1 溶接用自動当金装置 3a 上下軸用サーボモータ(治具移動手段) 5a 前後軸用サーボモータ(治具移動手段) 7 回転軸 7a 回転軸用サーボタモータ(治具切換手段) 9,10,11 当金治具 14 アウタ当金 15 加圧シリンダ(加圧手段) 16 インナ当金 16b 補助当金 17 スイングプレート(インナ当金セット手段) 18 スイングシリンダ(インナ当金セット手段) 21 ロックアーム(ロック手段) 22 フックシリンダ(ロック手段) B 車体(被溶接物) W 溶接箇所

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