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Distributed control system and information processor

阅读:875发布:2021-10-25

专利汇可以提供Distributed control system and information processor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To suppress a software change amount with the change of a system configuration and to attain improvement in productivity of software.
SOLUTION: Concerning this distributed control system, the memories of respective control units 1a-1n store program modules (AP modules) M1-Mn to be cooperatively operated by message communication, a piece of middleware 5 for providing services to the AP modules, an operating system(OS) 3 for performing the task control of the middleware or the like and a network communication driver 4. As services for the middleware of respective units, there are tasks T1-Tn for performing AP module activation and RT communication processing calls according to activation order information, etc., in AP configuration information 7 (1) and an RT communication service for performing the transmission/reception of messages Msg1-Msgn between the AP modules corresponding to the call of the task (2). In this case, the AP configuration information and the messages are generated on the basis of user definition information by an information processor 2 and transferred to individual units in an offline mode.
COPYRIGHT: (C)2000,JPO,下面是Distributed control system and information processor专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】複数の制御ユニット上のアプリケーションプログラム間のメッセージ通信処理によって、アプリケーションを実行する分散制御システムであって、 前記各制御ユニットは、それぞれ、 前記アプリケーションプログラムと、前記メッセージ通信処理が定義された通信制御処理プログラムとが格納される第1情報格納手段と、 当該制御ユニット上におけるプログラムの起動順番を定めたモジュール構成情報が格納される第2情報格納手段と、 前記モジュール構成情報に定められた起動順番したがって、前記アプリケーションプログラムおよび前記通信制御処理プログラムを起動する起動制御手段と、 前記起動制御手段により起動された通信制御プログラムが、前記アプリケーションプログラム間でメッセージデータを送受信させるためのメッセージオブジェクトが格納される第3情報格納手段とを有することを特徴とする分散制御システム。
  • 【請求項2】請求項1記載の分散制御システムであって、 前記起動制御手段は、前記モジュール構成情報に定められた起動順番にしたがって、前記少なくとも1のプログラムを起動するタスクを複数有し、 前記モジュール構成情報には、前記タスクごとに、それぞれ、当該タスクによるプログラムの起動順番が定められていることを特徴とする分散制御システム。
  • 【請求項3】請求項1または2記載の分散制御システムであって、 前記メッセージオブジェクトには、さらに、優先度情報が含まれ、 前記起動制御手段により起動された通信制御プログラムによるメッセージ送受信は、前記メッセージオブジェクトの優先度情報にしたがって行われることを特徴とする分散制御システム。
  • 【請求項4】複数の制御ユニットを有する分散制御システム上で実行されるアプリケーションを構成する全アプリケーションモジュールの起動順番情報と、前記各アプリケーションモジュールの配置先ユニットが指定されたユニット格納情報と、前記各アプリケーションモジュールの入出力データ名情報との入力を受け付ける入力受付手段と、 前記配置先ユニット情報により配置先ユニットとして指定された各制御ユニットについて、それぞれ、当該制御ユニット上に配置される全アプリケーションモジュールの当該制御ユニット上における起動順番を定めたモジュール構成情報、および、当該制御ユニット上に配置される各アプリケーションモジュールにメッセージデータを送受信させるためのメッセージオブジェクトのうちの少なくとも一方を、前記起動順番情報および前記入出力データ名情報に基づき生成する情報生成手段と、 前記情報生成手段が生成した情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  • 【請求項5】請求項4記載の情報処理装置であって、 前記入力受付手段は、さらに、 前記アプリケーションを構成する各アプリケーションプログラムの実行優先度を表す実行優先度情報の入力を受け付け、 前記情報生成手段により生成される、各制御ユニットのモジュール構成情報には、さらに、当該制御ユニット上に配置される各アプリケーションプログラムの実行優先度を表す実行優先度情報が含まれ、 前記情報生成手段は、 前記各制御ユニット上に配置される各アプリケーションモジュールの実行優先度情報を、前記入力受付手段が入力を受け付けた当該アプリケーションモジュールの実行優先度情報に基づき生成することを特徴とする情報処理装置。
  • 【請求項6】請求項5記載の情報処理装置であって、 前記情報生成手段により生成されるメッセージオブジェクトには、さらに、優先度情報が含まれ、 前記情報生成手段は、 前記各メッセージオブジェクトごとに、それぞれ、 当該メッセージオブジェクトからメッセージを読み出す1または複数のアプリケーションプログラムがある場合には、当該1のアプリケーションの実行優先度または当該複数のアプリケーションモジュールのうちで最も実行優先度が高いアプリケーションモジュールの実行優先度情報に基づき、当該メッセージオブジェクトの優先度情報を生成し、 当該メッセージオブジェクトからメッセージを読み出すアプリケーションプログラムがない場合には、当該メッセージオブジェクトにメッセージを書き込むアプリケーションプログラムの実行優先度に基づき、当該メッセージオブジェクトの優先度情報を生成することを特徴とする情報処理装置。
  • 【請求項7】請求項4、5および6のうちの何れか1項記載の情報処理装置であって、 前記情報生成手段により生成される、前記各制御ユニットのモジュール構成情報には、さらに、当該制御ユニット上に配置された1以上のプログラムを当該制御ユニット上において起動する各タスクの起動条件情報が含まれ、 前記情報生成手段は、 前記各制御ユニットごとに、それぞれ、当該制御ユニット上の各タスクにおける最初の起動アプリケーションプログラムが受け取るメッセージデータの出力タイミングを、前記システム構成情報および前記入出力データ名情報に基づき決定し、当該出力タイミングに基づき、前記各タスクの起動条件情報を生成することを特徴とする情報処理装置。
  • 【請求項8】請求項4、5、6および7のうちの何れか1項記載の情報処理装置であって、 前記情報生成手段は、 前記配置先ユニット情報および前記入力データ名情報に基づき、同一制御ユニット上に配置されるアプリケーションプログラム間で送受信されるメッセージデータを決定し、当該メッセージデータについては、当該メッセージデータを送受信させるためのメッセージオブジェクトを生成しないことを特徴とする情報処理装置。
  • 【請求項9】分散制御システム上の各制御ユニットごとに、それぞれ、当該制御ユニット上に配置される全アプリケーションモジュールの当該制御ユニット上における起動順番を定めたモジュール構成情報、および、当該制御ユニット上に配置される各アプリケーションモジュールにメッセージを送受信させるためのメッセージオブジェクトのうちの少なくとも一方が格納されたことを特徴とする機械読取り可能な記憶媒体。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術の分野】本発明は、CAN(Control
    ler Area Nerwork)、Foundation Fieldbus等のフィールドネットワークによって複数の組込みシステムを接続させた分散制御システムに関する。

    【0002】

    【従来の技術】自動車のパワートレイン制御システム、
    ファクトリーオートメーションやプロセスオートメーションのフィールド機器制御システム、医療機器やロボットの制御システム等には、フィールドネットワークにより複数の組込システムを接続させた分散制御システムが適用されている。

    【0003】さて、フィールドネットワークの一つであるLON(Local Operating Network)、自動車制御向け標準通信プロトコル(OSEK−COM)等においては、
    アプリケーションプログラムモジュール(以下、APモジュールと呼ぶ)が通信処理を呼び出すライブラリ方式が採用されている。 なお、これに関連する技術は、例えば、「OSEK/VDX Communication Version2.0a(OSEKグループ編)」等に記載されている。

    【0004】また、多くの産業システムにおいては、共有メモリを介して分離されたAPモジュールと通信処理とが非同期に動作するメモリ転写方式(Reflective Memo
    ry方式)が採用されている。 なお、これに関連する技術は、例えば、特開平6−332807号公報に開示されている。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来のライブラリ方式によれば、APモジュールに通信処理等が記述されているため、ネットワークを介した通信処理を含むセンサ入〜アクチュエータ出力までの最悪実行時間の保証、すなわち、End−to−Endのリアルタイム性の保証が困難である。

    【0006】すなわち、APモジュールおよび通信処理の起動タイミングを考慮しつつAPモジュール毎に独立のリアルタイム性が保証されている場合、少なくともリアルタイム性の保証についてはAPモジュールに汎用性がないため、システム構成変更のたびにAPモジュールの全面的な書替えが必要となり、End−to−End
    のリアルタイム性の保証が困難となる。 また、フィールドネットワークのプロトコルの標準化の進行に伴い、互いに異なるベンダユニットの相互接続の要求が高まるものと予測されるが、これらの異種ユニットの相互接続に際して、各ユニット上のAPモジュールの書替えが不可能である場合、End−to−Endのリアルタイム性は保証されない。

    【0007】一方、上記従来のメモリ転写方式によれば、APモジュールと通信処理とが分離されているため、個々のAPモジュールの最悪実行時間および通信処理の最悪実行時間は保証されるが、APモジュールと通信処理とが非同期に起動されるため、データ伝搬遅延が発生する。 したがって、ネットワークを介した通信処理を含むセンサ入力〜アクチュエータ出力までの最悪実行時間が保証されない。 このような理由から、上記従来のメモリ転写方式は、最悪実行時間に対する要求が厳しい処理には不向きとされている。

    【0008】また、上記従来のメモリ転写方式によれば、通信処理によって共有メモリ上のデータが周期的に転送・更新されるため、ネットワーク上のトラフィックが発生しやすい。

    【0009】そこで、本発明は、ネットワークをまたがったEnd−to−Endのリアルタイム性を容易に保証することが可能で、かつ、システム構成の変更に伴うソフトウエア変更量を抑制することができる分散制御システムを提供することを目的とする。 また、この分散制御システム上の各制御ユニットの制御構造が定義された情報を自動生成することができる情報処理装置を提供することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため、本発明は、複数の制御ユニット上のアプリケーションプログラム間のメッセージ通信処理によって、アプリケーションを実行する分散制御システムであって、前記各制御ユニットは、それぞれ、前記アプリケーションプログラムと、前記メッセージ通信処理が定義された通信制御処理プログラムとが格納される第1情報格納手段と、当該制御ユニット上におけるプログラムの起動順番を定めたモジュール構成情報が格納される第2情報格納手段と、前記モジュール構成情報に定められた起動順番したがって、前記アプリケーションプログラムおよび前記通信制御処理プログラムを起動する起動制御手段と、
    前記起動制御手段により起動された通信制御プログラムが、前記アプリケーションプログラム間でメッセージを送受信させるためのメッセージオブジェクトが格納される第3情報格納手段とを有することを特徴とする分散制御システムを提供する。

    【0011】本分散制御システムにおいては、起動制御手段が、モジュール構成情報にしたがってアプリケーションプログラムおよび通信制御プログラムを起動するようにしているため、アプリケーションプログラムとメッセージ通信処理プログラムとの完全な分離化が実現されている。 したがって、本分散制御システムによれば、システム構成やユニット構成等が変更されても、ソフトウエアに変更を加えることなく、モジュール構成情報の設定内容を変更するだけで、新たなシステム構成下におけるアプリケーションの実行を可能とすることができる。
    すなわち、システム構成やユニット構成の変更に伴うソフトウエア変更量を最小限に抑制することができるため、アプリケーションを新たなシステム対応にするための労力を削減することができると共に、ソフトウエアの生産性の向上にも有用である。

    【0012】また、本分散制御システムにおいては、各制御ユニット上のモジュール構成情報の設定内容を変更することによって、各制御ユニット上におけるアプリケーションプログラムおよび通信制御プログラムの起動順番を変更させることができるため、簡単に、アプリケーションプログラムと通信制御プログラムとを同期的にあるいは非同期に起動させることができる。 従って、ネットワークを介した通信処理を含むセンサ入力〜アクチュエータ出力までの最悪処理実行時間を簡単に短縮化することができ、ネットワークを介したend−to−en
    dのリアルタイム性を容易に保証することができる。

    【0013】さらに、上記課題を解決するため、本発明は、複数の制御ユニットを有する分散制御システム上で実行されるアプリケーションを構成する全アプリケーションモジュールの起動順番情報と、前記各アプリケーションモジュールの配置先ユニットが指定されたユニット格納情報と、前記各アプリケーションモジュールの入出力データ名情報との入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記配置先ユニット情報により配置先ユニットとして指定された各制御ユニットについて、それぞれ、当該制御ユニット上に配置される全アプリケーションモジュールの当該制御ユニット上における起動順番を定めたモジュール構成情報、および、当該制御ユニット上に配置される各アプリケーションモジュールにメッセージを送受信させるためのメッセージオブジェクトのうちの少なくとも一方を、前記起動順番情報および前記入出力データ名情報に基づき生成する情報生成手段と、前記情報生成手段が生成した情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする情報処理装置を提供する。

    【0014】本情報処理装置によれば、アプリケーションを構成する全アプリケーションモジュールの起動順番が定められたシステム構成情報等の入力情報を入力受付手段に入力するだけで、上記分散制御システムの各制御ユニットの制御構造が定義された情報、すなわち、モジュール構成情報およびメッセージオブジェクトのうちの少なくとも何れか一方が入力情報に基づき自動生成される。 したがって、上記分散制御システムのend−to
    −endのリアルタイム性の保証の容易化に役立つ。

    【0015】

    【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら、本発明に係る実施の一形態について説明する。

    【0016】まず、図1により、本実施の形態に係る分散制御システムの基本構成について説明する。

    【0017】本分散制御システムは、CPU及びメモリ等を備えた複数の制御ユニット1a,...,1nをネットワーク接続することによって構成されている。 そして、
    各制御ユニットのメモリには、それぞれ、相互のメッセージ通信によって協調動作するアプリケーションプログラムモジュールM 1 ,M 2 ,...,M n (以下、APモジュールと呼ぶ)、APモジュール間の通信サービス等を提供する分散制御処理ミドルウェア5、タスク制御等を行うリアルタイムオペレーティングシステム(以下、RTOS
    と呼ぶ)3、ネットワーク上へのデータ転送等を制御するネットワーク通信処理ドライバ4が格納されている。
    ここで、各制御ユニットの分散制御処理ミドルウェア5
    がAPモジュールに対して提供するサービスには、(1)
    APモジュールとの間でメッセージオブジェクトMsg
    1 ,Msg 2 ,...,Msg nの送受信を行うRT通信サービス、(2)AP構成情報7によって割り当てられたAPモジュールを起動する複数のタスクT 1 ,T 2 ,...,T n 、がある。 これらのサービスによって、各制御ユニットに分散されたAPモジュールが相互のメッセージ通信により協調動作を行うことができるが、これについては後述する。

    【0018】さて、各制御ユニット1a,...,1n上のAP構成情報7及びメッセージオブジェクトは、いずれも、記憶媒体等を利用して、情報処理装置2の出力情報をオフライン転送したものである。 情報処理装置2は、
    外部記憶装置に格納されたプログラム、すなわち情報解析ツール8をロード及び実行することによって、それらのAP構成情報7及びメッセージオブジェクトを、ユーザからの入力情報であるユーザ定義情報に基づき自動生成する。 この情報解析ツール8による情報自動生成処理の詳細な説明に先立ち、その処理に関連する情報((1)
    ユーザ定義情報、(2)AP構成情報、(3)メッセージオブジェクト)について説明しておく。

    【0019】(1)ユーザ定義情報 ユーザ定義情報には、3種類の情報、すなわち、システム構成情報20、ユニット構成情報21、システム入出力情報25が含まれている。

    【0020】ユニット構成情報21には、図2(b)に示すように、APモジュール配置情報テーブル23が含まれている。 このAPモジュール配置情報テーブル23には、各制御ユニットごとに、それぞれ、その制御ユニットのAPモジュール配置情報が登録されている。 そして、各制御ユニットのAPモジュール配置情報には、それぞれ、その制御ユニットに配されるAPモジュール名23aが含まれている。 なお、ここで一例として挙げた、制御ユニットU 1のAPモジュール配置情報には、
    制御ユニットU 1に配される2つのAPモジュール名「M
    1 」,「M 2 」が含まれている。

    【0021】また、システム入出力情報25には、図2
    (c)に示すように、システム入出力情報テーブル26が含まれている。 このシステム入出力情報テーブル26には、システムの入力データ名及び出力データ名が登録されている。 なお、ここで一例として挙げたシステム入出力情報テーブル26には、入力データ名として「D 11
    「D 21 」「D 31 」が登録され、出力データ名として「D 14
    「D 24 」「D 34 」が登録されている。

    【0022】また、システム構成情報20には、図2
    (a)に示すように、2種類の情報テーブル、すなわち、
    APモジュール起動情報テーブル22及びAPモジュール入出力情報テーブル24が含まれている。

    【0023】一方のAPモジュール起動情報テーブル2
    2には、タスクごとに、それぞれ、そのタスクのAPモジュール起動情報が登録されている。 そして、各タスクのAPモジュール起動情報には、それぞれ、そのタスクによるAPモジュールの起動順番情報22a、そのタスクの優先度情報22b、そのタスクの起動条件22情報c、そのタスクのウエイト状態を解除させるタイミング等が設定されたイベントセット条件情報22dが含まれている。

    【0024】他方のAPモジュール入出力情報テーブル24には、各APモジュールごとに、それぞれ、そのA
    PモジュールのAPモジュール入出力情報が登録されている。 そして、各APモジュールのAPモジュール入出力情報には、それぞれ、そのAPモジュールの入力データ名24a及び出力データ名24bが含まれている。

    【0025】なお、ここで一例として挙げたAPモジュールM 1のAPモジュール入出力情報には、APモジュールM 1の入力データ名「D 1 」及び出力データ名「D 2 」が含まれている。 また、タスク1のAPモジュール起動情報には、優先度情報「1」の他、「タスク1は、10ms
    周期で実行状態に移行するが、実行状態においては、A
    PモジュールM 1を起動し、10msのウェイトを経て、2つのAPモジュールM 2 ,M 3を順番に起動する」ことを表す情報が含まれている。

    【0026】(2)AP構成情報 AP構成情報7には、APモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルが含まれている。 このAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルには、図3(a)に示すように、タスクごとに、それぞれ、
    タスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報が登録されている。 各タスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報には、それぞれ、そのタスクによるAPモジュール及びメッセージオブジェクトの起動順番情報30a、そのタスクの優先度情報30
    b、そのタスクの起動条件情報30c、そのタスクのウエイト状態を解除するイベント等が設定されたイベントセット条件情報30dが含まれている。

    【0027】なお、ここで一例として挙げた、タスク1
    のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報には、優先度情報「1」のほか、「タスク1は、実行可能状態から実行状態に10ms周期で移行するが、実行状態においては、まず、APモジュールM 1を起動し、1
    0msのウェイトを経て、2つのAPモジュールM 2 ,M
    3を順番に起動した後、メッセージオブジェクトMsg
    11を起動する」ことを表す情報が含まれている。

    【0028】(3)メッセージオブジェクト メッセージオブジェクト情報テーブルには、図3(b)に示すように、1以上のメッセージオブジェクトM iが登録されている。 各メッセージオブジェクトM iには、それぞれ、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータ31a、メッセージオブジェクト名31b、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータに対するAPモジュールのアクセス権が設定された読出し/書込み情報31c、そのメッセージオブジェクトが送信オブジェクトであるか受信オブジェクトであるかを表す送信/受信情報31d、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータ更新時のアクション情報31e、そのメッセージオブジェクトの優先度情報31f、そのメッセージオブジェクトの更新条件情報31g等が含まれている。

    【0029】なお、ここで一例として挙げたメッセージオブジェクト「Msg 12-13 」の各データ設定領域31
    a,31b,31c,31d,31e,31f,31gには、
    それぞれ、2つのメッセージデータ「D 12 」「D 13 」、メッセージオブジェクト名「Msg 12-13 」、メッセージデータに対するAPモジュールの読出し/書込み情報「読書き」、送信/受信情報「制御ユニット外との送受信なし」、メッセージデータ更新後のアクション情報「アクションを起こさない」、優先度情報「2」、メッセージデータ更新条件情報「APモジュールM 1起動後」が設定されている。

    【0030】つぎに、情報解析ツール8による情報自動生成処理について説明する。 但し、ユーザ定義情報は、
    予めデータベースに格納されていることとする。 そして、そのユーザ定義情報には、前述の3種類の情報として、(1)3個の制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3が登録されたAPモジュール配置情報テーブル23(図4参照)を含むユニット構成情報、(2)入力データD 11 ,D 21 ,D 31及び出力データD 14 ,D 24 ,D 34が登録されたシステム入出力情報テーブルを含むシステム入出力情報(図33参照)、
    (3)3個のタスクT 1 ,T 2 ,T 3が登録されたAPモジュール起動情報テーブル22(図5参照)及び9個のAPモジュールM 11 ,M 12 ,M 13 ,M 21 ,M 22 ,M 23 ,M 31 ,M 32 ,M
    33が登録されたAPモジュール入出力情報テーブル23
    (図6参照)を含むシステム情報が格納されていることとする。

    【0031】図7に示すように、情報解析ツール8は、
    データベースからユーザ定義情報を取り出して、メッセージオブジェクト情報テーブル生成処理S70〜S74
    を実行し、ユーザ定義情報に基づきメッセージオブジェクト情報テーブルを生成した後、さらに、APモジュール/メッセージオブジェクト情報テーブル生成処理S7
    5〜S79を実行し、ユーザ定義情報に基づきAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルを生成する。

    【0032】具体的には、情報解析ツール8は、まず、
    メッセージオブジェクト情報テーブル生成処理S70〜
    S74において、以下に示す一連の処理を実行して、A
    Pモジュール配置情報テーブル23に登録されている各制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3のメッセージオブジェクト情報テーブルを作成する。

    【0033】S70において、情報解析ツール8は、A
    Pモジュール配置情報テーブル23に登録されている制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3を順次処理対象ユニットとして、それぞれについて、図8に示したユニット間通信データ抽出処理S81〜S83を実行する。 ただし、S8
    3だけは、全制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3についてのS8
    1〜S82の実行が終了してから実行する。

    【0034】処理対象ユニット上に配置される全APモジュールの入出力データをAPモジュール入出力情報テーブル24から取り出し、そのなかから、入力データ及び出力データの双方として用いられているデータを削除する(S81)。 そして、最終的に残った入力データを、
    その制御ユニットのユニット間通信情報の入力データとして保存する(S82)。 以上の処理を全ての制御ユニットについて実行したら、さらに、各制御ユニットについて、ぞれぞれ、S83を実行する。 すなわち、他の制御ユニットのユニット間通信情報の入力データとして保存されているデータと、システム入出情報の出力データとのなかから、処理対象ユニット上のAPモジュールの出力データと共通するものを抽出し、そのデータをユニット間通信情報の出力データとして保存する(S83)。

    【0035】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合のユニット間通信データ抽出処理では、
    図9に示すように、制御ユニットU 1の入出力データ、
    他の制御ユニットの入力データ、システムの入出力データのうち、入力データD 11 ,D 21及び出力データD 14 ,D
    32 ,D 22 ,D 12 ,D 13が、制御ユニットU 1のユニット間通信情報の入力データ及び出力データとして保存される。

    【0036】つぎに、S71において、情報解析ツール8は、APモジュール配置情報テーブル23に登録されている制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3を順次処理対象ユニットとして、それぞれについて、図10に示したタスク間通信データ抽出処理S90〜S93を実行する。

    【0037】APモジュール起動情報テーブル22に登録されている各タスクごとに、それぞれ、そのタスクで起動されるAPモジュールのうち、処理対象ユニットに配されるものの入力データ及び出力データをAPモジュール入出力情報テーブル24から取り出し、それらの入出力データによってタスク入出力情報テーブルを作成する(S90)。 そして、各タスク入出力情報テーブルに登録されている入力データ及び出力データから、それぞれ、処理対象ユニットのユニット間通信情報の入力データ及び出力データを削除する(S91)。 さらに、各タスク入出力情報テーブルから、それぞれ、入力データ及び出力データの双方として登録されているデータを削除し
    (S92)、最終的に残ったデータ群を、タスク間通信情報として保存しておく(S93)。

    【0038】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合のタスク間通信データ抽出処理S90〜
    S93では、図11に示すように、APモジュール起動情報テーブル22に登録されている各タスクT 1 ,T 2 ,T
    3ごとに、それぞれ、そのタスクで起動されるAPモジュールのうち、処理対象ユニットU 1に配されるモジュールM 11 ,M 12 ,M 13 ,M 21 ,M 31の入力データ及び出力データがAPモジュール入出力情報テーブル24から取り出され、それらの入出力データによってタスク入出力情報テーブル110a,110b,110cが作成される。
    そして、各タスク入出力情報テーブル110a,110
    b,110cの入力データ及び出力データから、それぞれ、処理対象ユニットU 1のユニット間通信情報(図9参照)の入力データD 11 ,D 21及び出力データD 14 ,D 32が削除され、さらに、入力データ及び出力データの双方として登録されているデータ(タスク入出力情報テーブル110aにおいてD 12 ,D 13 )が削除される。 そして、最終的に残ったデータD 22が、タスク間通信情報121として保存される。

    【0039】つぎに、S72において、情報解析ツール8は、APモジュール配置情報テーブル23に登録されている制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3を順次処理対象ユニットとして、それぞれについて、図12に示したパックデータ抽出処理S120〜S121を実行する。

    【0040】処理対象ユニットのタスク間通信情報及びユニット間通信情報から、それぞれ、全ての保存データを取り出す。 そして、処理対象ユニット上に配されるA
    Pモジュールのなかで、各保存データを出力するものをAPモジュール入出力情報テーブル24で検索し、その結果得られたAPモジュールを実行するタスクを、AP
    モジュール起動情報テーブル22でそれぞれ検索する
    (S120)。 さらに、処理対象ユニットに配されるAP
    モジュールのなかで、各保存データを読み出すものをA
    Pモジュール入出力情報テーブル24で検索する(S1
    21)。 このとき、いずれかの保存データを読み出すA
    Pモジュールが複数検索された場合には、それらのうちから、その保存データを出力するAPモジュールと同一タスクで起動されるほうのAPモジュールを、その保存データの読出APモジュールとして選択する。 そして、
    各保存データと以上の検索結果(読出APモジュール、
    出力タスク)とを対応付けて、パック抽出テーブルとして保存しておく(S122)。

    【0041】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合のパックデータ抽出処理S120〜S1
    21では、制御ユニットU 1のタスク間通信情報(図11
    参照)及びユニット間通信情報(図9参照)から保存データD 11 ,D 21 ,D 22 ,D 12 ,D 14 ,D 13 ,D 32が取り出され、
    それら各データD 11 ,D 21 ,D 22 ,D 12 ,D 14 ,D 13 ,D 32を出力するAPモジュールの起動タスク、及び、それら各データD 11 ,D 21 ,D 22 ,D 12 ,D 14 ,D 13 ,D 32を読み出すAPモジュールが検索され、その検索結果に基づいて、
    図13に示したパック抽出テーブル130が作成される。

    【0042】つぎに、S73において、情報解析ツール8は、APモジュール配置情報テーブル23に登録されている制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3を順次処理対象ユニットとして、それぞれについて、図14に示したメッセージオブジェクト生成処理S140〜S141を実行する。

    【0043】処理対象ユニットのパック抽出テーブルに登録されているデータのうち、互いに同じAPモジュールに読みだされ、かつ、互いに同じタスクで起動されるAPモジュールから出力される2つ以上のデータがある場合には、図3(b)に示したメッセージオブジェクトと同様なデータ構造を有する名前付きのメッセージオブジェクトを生成し、このメッセージオブジェクトに、それら2つ以上のデータを1つのパックデータとして割り当てる(S140)。 このように、送信元タスク及び送信先モジュールの双方が共通するデータ群を1つのパックデータとして1つのメッセージオブジェクトに割り当てることによって、アプリケーション実行中における通信量の削減を図ることができる。

    【0044】そして、それ以外のデータについては、それぞれに名前付きのメッセージオブジェクトを生成し、
    メッセージオブジェクトにデータを1対1に割り当てる
    (S141)。

    【0045】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合のパックデータメッセージオブジェクト生成処理では、制御ユニットU 1のパック抽出テーブルに登録されているデータD 11 ,D 21 ,D 22 ,D 12 ,D 14 ,D
    13 ,D 32のうち、2つのデータD 12 ,D 13がパックとされ、そのパックデータに1つのメッセージオブジェクトMsg 12-13が割り当てられる(S140)。 また、それ以外の各データD 11 ,D 21 ,D 22 ,D 14 ,D 32が、互いに異なるメッセージオブジェクトMsg 11 ,Msg 21 ,Msg
    22 ,Msg 14 ,Msg 32に割り当てられる(S141)。

    【0046】つぎに、S74において、情報解析ツール52は、APモジュール配置情報テーブル23に登録されている制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3を順次処理対象ユニットとして、それぞれについて、図16、図17及び図18に示したメッセージオブジェクト項目設定処理を実行する。 すなわち、各制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3ごとに、それぞれ、以下に示す処理(1)(2)(3)(4)(5)
    (6)を行い、その制御ユニットのパック抽出テーブルの登録データに割り当てられたメッセージオブジェクトの各データ設定領域へのデータ設定処理を行う。

    【0047】 (1)書込み/読出し設定処理S150〜S154 処理対象ユニットのパック抽出テーブルに登録された各データに読出APモジュールがあるか否かを、ユニット間通信情報の入力データの内容及びタスク間通信情報の内容によって判定する(S150)。

    【0048】ここで、ユニット間通信情報の入力データ及びタスク間通信情報の何れにもそのデータが設定されていれば、そのデータには読出APモジュールがないと判定し、そのデータに割り当てられたメッセージオブジェクトの読出し/書込み情報設定領域に「書込み」を設定する(S151)。

    【0049】それ以外の場合には、データに読出APモジュールがあると判定し、今度は、そのデータに書込A
    Pモジュールがあるか否かを、ユニット間通信情報の出力データの内容及びタスク間通信情報の内容によって判定する(S152)。

    【0050】ここで、ユニット間通信情報の出力データ及びタスク間通信情報のいずれにもそのデータが設定されていなければ、そのデータには書込APモジュールがないと判定し、そのデータに割り当てられたメッセージオブジェクトの読出し/書込み情報設定領域に「読出し」
    を設定する(S153)。

    【0051】一方、タスク間通信情報にのみそのデータが設定されていれば、そのデータに割り当てられたメッセージオブジェクトの読出し/書込み情報設定領域に「読書き」を設定する(S154)。

    【0052】これにより、処理対象ユニットのパック抽出テーブルに登録された各データに割り当てられたメッセージオブジェクトの読出し/書込み情報設定領域へのデータ設定が終了する。

    【0053】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合の書込み/読出し設定処理S150〜S
    154では、制御ユニットU 1のパック抽出テーブル(図13参照)に登録された各データD 22 ,D 11 ,D 21 ,D 14 ,
    32のうち、ユニット間通信情報の入力データ及びタスク間通信情報のいずれにも設定されていないデータD 14 ,D 32に割り当てられたメッセージオブジェクトM
    sg 14 ,Msg 32の読出し/書込み情報設定領域には「書込み」が設定され(S151)、ユニット間通信情報の出力データ及びタスク間通信情報のいずれにも設定されていないデータD 11 ,D 21に割り当てられたメッセージオブジェクトMsg 11 ,Msg 21の読出し/書込み設定領域には「読出し」が設定される(S153)。 また、タスク間通信情報にのみ設定されているデータD 22に割り当てられたメッセージオブジェクトMsg 22の読出し/書込み設定領域には「読書き」が設定される(S154)。

    【0054】 (2)送信/受信設定処理S155〜S159 処理対象ユニットのパック抽出テーブルの登録データに割り当てられたメッセージオブジェクトが、処理対象ユニットから他の制御ユニットに送信されるか否かを判定する(S155)。 そのメッセージオブジェクトのデータがユニット間通信情報の出力データに設定されている場合には、処理対象ユニットから他の制御ユニットにメッセージオブジェクトが送信されると判定し、そのメッセージオブジェクトの送信/受信情報設定領域に「送信」を設定する(S156)。 それ以外の場合には、処理対象ユニットから他の制御ユニットにメッセージオブジェクトが送信されないと判定し、今度は、そのメッセージオブジェクトを処理対象ユニットが受信するか否かを判定する(S157)。 そのメッセージオブジェクトのデータがユニット間通信情報の入力データに設定されている場合には、そのメッセージオブジェクトを処理対象ユニットが受信すると判定し、そのメッセージオブジェクトの送信/受信情報設定領域に「受信」を設定し(S158)、それ以外の場合には、処理対象ユニットではそのメッセージオブジェクトの送受信を行わないと判定し、そのメッセージオブジェクトの送信/受信情報設定領域に「なし」
    を設定する(S159)。

    【0055】これにより、処理対象ユニットのパック抽出テーブルに登録された各データに割り当てられたメッセージオブジェクトの送信/受信情報設定領域へのデータ設定が終了する。

    【0056】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合の送信/受信設定処理S150〜S15
    4では、各データD 22 ,D 11 ,D 21 ,D 14 ,D 32のうち、ユニット間通信情報の出力データに該当するデータD 14 ,
    32のメッセージオブジェクトMsg 14 ,Msg 32は、
    送信オブジェクトと判定され、その送信/受信情報設定領域には「送信」が設定される(S156)。 また、ユニット間通信情報の入力データに該当するデータのD 11 ,D
    21のメッセージオブジェクトMsg 11 ,Msg 21は、受信オブジェクトと判定され、その送信/受信情報設定領域には「受信」が設定される(S158)。 そして、ユニット間通信情報の入出力データの何れにも該当しないデータD 22のメッセージオブジェクトMsg 22は、送信オブジェクト及び受信オブジェクトの何れでもないと判定され、その送信/受信情報設定領域には「なし」が設定される(S159)。

    【0057】 (3)更新後アクション設定処理S160〜S166 処理対象ユニットの各メッセージオブジェクトの読出し/書込み情報の設定内容によって、そのメッセージデータが読出し可能か否かを順次判定する。

    【0058】メッセージオブジェクトの読出し/書込み情報として「書込み」が設定されている場合には、メッセージオブジェクトのメッセージデータを読出し不可能と判定し、そのメッセージオブジェクトのアクション情報設定領域に「アクションなし」を設定し、その後の処理を行わずに、次述の(4)優先度設定処理に移行する。

    【0059】一方、メッセージオブジェクトの読出し/
    書込み情報として「読出し」が設定されている場合には、
    メッセージオブジェクトのメッセージデータを読出し可能と判定し、このメッセージデータを入力データとするAPモジュールをAPモジュール入出力情報テーブル2
    4で検索する(S160)。 このとき見つけたAPモジュールを起動するタスクをAPモジュール起動情報テーブル22で検索し(S161)、そのタスクのAPモジュール起動情報をAPモジュール起動情報テーブル22から取り出して、このAPモジュール起動情報に基づき以下の処理を進める。

    【0060】まず、APモジュール起動情報に含まれている起動条件情報の設定内容が「メッセージオブジェクトのメッセージデータの更新後」であるか否かを判定し
    (S162)、「メッセージオブジェクトのメッセージデータ更新後」が設定されていた場合にだけ、メッセージオブジェクトのアクション情報設定領域に「S161で見つかったタスクの起動」を設定する(S163)。 さらに、APモジュール起動情報に含まれている起動順番において、S160で見つかったAPモジュールの起動直前にウエイトの設定があるか否かを判定し(S164)、
    ウエイトの設定があった場合にだけ、メッセージオブジェクトのアクション情報設定領域にイベントセットを設定する(S165)。

    【0061】そして、S160で見つけたAPモジュールを起動する他のタスクをAPモジュール起動情報テーブル22で検索し、それが見つからなくなるまで、S1
    61以降の処理を繰り返し実行する(S166)。

    【0062】これにより、処理対象ユニットの各メッセージオブジェクトのイベントセット条件情報設定領域へのデータ設定が終了する。

    【0063】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合の更新後アクション設定処理S160〜
    S166では、読出し/書込み情報として「書込み」が設定されているメッセージオブジェクトMsg 14 ,Msg
    32は、メッセージデータ読出し不可能と判定され、そのアクション情報設定領域に「アクションなし」と設定される(S160)。 一方、読出し/書込み情報として「読出し」または「読書き」が設定されているメッセージオブジェクトMsg 11 ,Msg 21 ,Msg 22は、いずれも、メッセージデータ読出し可能と判定されるが、そのメッセージデータを入力とするAPモジュールの起動タスクのA
    Pモジュール起動情報に含まれている起動条件情報に「メッセージオブジェクトのメッセージデータの更新後」
    と設定されていたメッセージオブジェクトMsg 21のアクション情報設定領域にだけ「タスクT 2起動」が設定される(S163)。

    【0064】(4)優先度設定処理S167〜S171 処理対象ユニットの各メッセージオブジェクトの読出し/書込み情報の設定内容によって、そのメッセージデータを書き込む書込APモジュールがあるか否かを順次判定する(S167)。

    【0065】メッセージオブジェクトの読出し/書込み情報として「読出し」が設定されている場合には、そのメッセージオブジェクトには書込APモジュールがないと判定し、そのメッセージオブジェクトの優先度情報設定領域に「優先度なし」と設定する(S168)。

    【0066】一方、メッセージオブジェクトの読出し/
    書込み情報として「書込み」または「読書き」で設定されている場合には、そのメッセージオブジェクトには書込APモジュールがあると判定し、さらに、そのメッセージオブジェクトの読出し/書込み情報の設定内容によって、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータを読みだす読出APモジュールがあるか否かを判定する
    (S169)。

    【0067】メッセージオブジェクトの読出し/書込み情報が「書込み」であった場合には、そのメッセージオブジェクトには読出モジュールがないと判定し、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータを出力データとする書込APモジュールをAPモジュール入出力情報テーブル26で検索する。 このとき見つかった書込APモジュールの起動タスクのAPモジュール起動情報をAP
    モジュール起動情報テーブル22から取り出して、そのAPモジュール起動情報に含まれている優先度情報を、
    そのメッセージオブジェクトの優先度情報設定領域に設定する(S171)。

    【0068】一方、メッセージオブジェクトの読出し/
    書込み情報として「読み書き」が設定されている場合には、そのメッセージオブジェクトには書込モジュールの他に読出モジュールもあると判定し、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータを入力データとする読出APモジュールのうち、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータを出力データとする書込APモジュールとは別のタスクで起動される読出APモジュールをA
    Pモジュール入出力情報テーブル26で検索する。 この検索により見つかった読出APモジュールを起動するタスクのAPモジュール起動情報をAPモジュール起動情報テーブル22から取り出し、そのAPモジュール起動情報に含まれている優先度情報(検索により複数の読出APモジュールが見つかった場合であれば、各読出AP
    モジュールの起動タスクのAPモジュール起動情報に含まれている優先度情報の設定値のうちの最高値)を、メッセージオブジェクトの優先度情報設定領域に設定する。 このように、メッセージオブジェクトの優先度に送信先の優先度を設定することによって、優先度制御が保証される。

    【0069】これにより、処理対象ユニットの各メッセージオブジェクトの優先度情報設定領域へのデータ設定が終了する。

    【0070】例えば、処理対象ユニットが制御ユニットU 1である場合の優先度設定処理S167〜S171では、読出し/書込み情報として「読出し」が設定されているメッセージオブジェクトMsg 11 ,Msg 21は、書込APモジュールなしと判定され(S167)、その優先度情報設定領域には「優先度なし」と設定される(S16
    8)。 それ以外のメッセージモジュールMsg 14 ,Msg
    32 ,Msg 22のうち、読出し/書込み情報として「読書き」が設定されているメッセージオブジェクトMsg 22
    は、読出APモジュールありと判定されて(S169)、
    その優先度情報設定領域には、書込APモジュールM 21
    とは別タスクで起動される読出APモジュールM 31の起動タスクT 3の優先度「3」が設定され(S170)、その他のメッセージオブジェクトMsg 14 ,Msg 32は、読出APモジュールなしと判定されて(S169)、その優先度情報設定領域には、書込APモジュールM 13 ,M 31
    の起動タスクT 1 ,T 1の優先度「1」「3」が設定される(S
    171)。

    【0071】(5)更新条件設定処理S172〜S175 処理対象ユニットの各メッセージオブジェクトの送信/
    受信情報の設定内容によって、そのメッセージオブジェクトが受信オブジェクトであるか否かを順次判定する
    (S172)。

    【0072】ここで、メッセージオブジェクトの送信/
    受信情報として「受信」が設定されている場合には、そのメッセージオブジェクトを受信オブジェクトであると判定し、そのメッセージオブジェクトの更新条件情報設定領域に「メッセージ到着時」と設定する(S176)。

    【0073】それ以外の場合には、メッセージオブジェクトのメッセージデータがパックデータであるか否かを判定して(S174)、パックデータでなければ、メッセージオブジェクトの更新条件情報設定領域に「メッセージオブジェクトのメッセージデータを出力するAPモジュール終了後」と設定し(S176)、パックデータであれば、そのパックデータに含まれているデータを出力するAPモジュールうちで一番最後にデータを出力するA
    Pモジュールを、APモジュール起動情報の起動条件情報およびAPモジュール入出力情報で検索し、メッセージオブジェクトの更新条件情報設定領域に「最後のデータを出力するAPモジュール終了後」と設定する(S17
    5)。

    【0074】これにより、処理対象ユニットの各メッセージオブジェクトの更新条件情報設定領域へのデータ設定が終了する。

    【0075】以上の処理S70〜S74によって、AP
    モジュール配置情報テーブルに登録されている全ての制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3のメッセージオブジェクトの生成およびそのデータ設定領域へのデータ設定が終了すると、情報解析ツール8は、それらを、図18に示すように、各制御ユニットごとに準備したメッセージオブジェクト情報テーブルにそれぞれ登録する。 その後、前述したように、情報解析ツール8は、APモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブル生成処理S75〜
    S79を実行する。 具体的には、情報解析ツール8は、
    以下に示す一連の処理を実行し、APモジュール配置情報テーブル23に登録されている全ての制御ユニットU
    1 ,U 2 ,U 3のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルを作成する。

    【0076】まず、S75において、情報解析ツール8
    は、APモジュール起動情報22に登録された各タスクT 1 ,T 2 ,T 3について、それぞれ、そのタスクのAPモジュール起動情報をAPモジュール起動情報テーブルから取り出し、図19に示したメッセージオブジェクト送受信設定処理S200〜S205を実行する。

    【0077】各処理対象タスクのAPモジュール起動情報に含まれている起動順番情報に起動順に登録されているAPモジュールについて、順次、その入力データがいずれかのメッセージオブジェクトのメッセージデータに該当するか否かを、APモジュール入出力情報テーブル24の登録内容および各メッセージオブジェクトの設定内容により判定する(S200)。 そして、メッセージオブジェクトのメッセージデータを入力データとするAP
    モジュールが見つかった場合には、起動順番情報におけるそのAPモジュールの直前に「そのメッセージオブジェクト(メッセージオブジェクト名を特定)の受信」の設定を挿入する(S201)。

    【0078】さらに、起動順番情報に登録されている各APモジュールについて、順次、その出力データがいずれかのメッセージオブジェクトのメッセージデータに該当するか否かを、APモジュール入出力情報テーブル2
    4の登録内容および各メッセージオブジェクトの設定内容に基づき判定し(S202)、メッセージオブジェクトのメッセージデータを出力データとしていないAPモジュールについては、メッセージオブジェクト送受信設定処理における以降の処理S203〜S205を行わずに、次述のAPモジュール削除処理に移行する。

    【0079】一方、メッセージオブジェクトのメッセージデータを出力データとするAPモジュールについては、さらに、そのメッセージデータがパックデータであるか否かの判定を行い(S203)、パックデータでなければ、起動順番情報におけるそのAPモジュールの直後に「そのメッセーオブジェクト(メッセージオブジェクト名を特定)の送信」の設定を挿入するが(S204)、パックデータであれば、そのパックデータに含まれている各データを出力するAPモジュールのうちで、一番最後にデータを出力するAPモジュールを、APモジュール起動情報テーブル22およびAPモジュール入出力情報テーブル24で検索し、起動順番情報におけるそのAPモジュールの直後に「そのメッセーオブジェクト(メッセージオブジェクト名を特定)の送信」の設定を挿入する(S
    205)。

    【0080】つぎに、S76において、情報解析ツール8は、APモジュール配置情報テーブル24に登録された制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3を順次処理対象として、それぞれについて、以下のAPモジュール削除処理を実行する。 メッセージオブジェクト送受信設定処理において処理された各タスクT 1 ,T 2 ,T 3の起動順番情報から、
    それぞれ、処理対象ユニットのAPモジュール配置情報に含まれていないAPモジュールを削除し、これらを、
    処理対象ユニット上の各タスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の起動順番情報とする。 このとき全てのAPモジュールが削除されたタスクについては、以降の処理においては、そのタスクを処理対象ユニット上のタスクとして取り扱わない。

    【0081】つぎに、S77において、情報解析ツール8は、APモジュール配置情報テーブル24に登録された制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3を順次処理対象として、それぞれについて、図20に示した起動条件設定処理S2
    10〜S214を実行する。

    【0082】処理対象ユニットの各タスクT 1 ,T 2 ,T 3
    について、それぞれ、そのタスクのAPモジュール起動情報の起動順番情報において一番最初の起動モジュールとして設定されていたAPモジュールが、APモジュール削除処理で削除されたか否かを判定する(S210)。

    【0083】そして、最初の起動モジュールが削除されたタスクについては、メッセージオブジェクト送受信設定処理(S75)で取り出したそのタスクのAPモジュール起動情報に含まれている起動条件情報を、そのまま、
    そのタスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の起動条件情報とする(S211)。

    【0084】一方、最初の起動モジュールが削除されていないタスクについては、さらに、そのタスクの起動条件情報にウエイト設定があるか否かを判定する(S21
    2)。 このときウエイト設定が見つかれば、メッセージオブジェクト送受信設定処理(S75)で取り出したそのタスクのAPモジュール起動情報に含まれているイベントセット条件情報を、そのタスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の起動条件情報とするが
    (S213)、ウエイト設定が見つからなければ、最初の起動APモジュールの全ての入力データが準備されたタイミングを、そのタスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の起動条件情報として設定する
    (S214)。

    【0085】つぎに、S78において、情報解析ツール8は、APモジュール配置情報テーブル24に登録された制御ユニットを順次処理対象として、それぞれについて、図21に示したウエイト設定処理S220〜S22
    3を実行する。

    【0086】処理対象ユニット上の各タスクT 1 ,T 2 ,T
    3のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の起動順番情報に「メッセージ受信」が連続的に設定されていた場合には、その間に「ウエイト」の設定を挿入する
    (S220)。

    【0087】そして、処理対象ユニット上の各タスクT
    1 ,T 2 ,T 3のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の起動順番情報に設定されているAPモジュールのなかに、APモジュール削除処理(S76)で削除されたAPモジュールの後に起動されるAPモジュールがあるか否かを判定する(S221)。 このとき、該当するAPモジュールが見つからかなった起動順番情報については、ウエイト設定処理における以後の処理S222〜
    S223を行わずに、次述のタスク優先度設定処理に移行する。 一方、該当するAPモジュールが見つかった起動順番情報については、さらに、そのAPモジュールの直前に「メッセージ受信」の設定がされているか否を判定し(S222)、「メッセージ受信」の設定がされていれば、その直前に「ウエイト」の設定を挿入するが(S22
    3)、「メッセージ受信」の設定がされていなければ、次述のタスク優先度設定処理に移行する。

    【0088】つぎに、S79において、情報解析ツール8は、APモジュール配置情報テーブル24に登録された制御ユニットを順次処理対象として、それぞれについて、図22に示したタスク優先度設定処理S230〜S
    231を実行する。

    【0089】メッセージオブジェクト送受信設定処理
    (S75)で取り出した各タスクT 1 ,T 2 ,T 3のAPモジュール起動情報に含まれている優先度情報を、それぞれ、各タスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の優先度情報とする(S230)。 そして、A
    Pモジュール削除処理で全てのAPモジュールが削除されたタスクがあった場合には、そのタスクよりも優先度の高い他のタスクの優先度情報を1段階ずつ繰り下げる
    (S231)。 例えば、処理対象ユニット上のタスクT 2
    の全APモジュールがAPモジュール削除処理で削除され、タスクT 2が処理対象ユニット上から削除された場合において、メッセージオブジェクト送受信設定処理
    (S75)で取り出した各タスクT 1 ,T 2 ,T 3のAPモジュール起動情報の優先度情報に「1」,「2」,「3」が設定されているときは、処理対象ユニット上の2つのタスクT
    1 ,T 3のうち、削除タスクT 2よりも優先度の高いほうのタスクT 3の優先度情報の設定を「3」から「2」に1段階繰り下げる。

    【0090】このような設定処理によれば、タスクが複数の制御ユニット上にまたがった場合でも、同一制御ユニット上で相対的にタスク優先度を設定することができるため、優先度制御が保証される。

    【0091】以上の処理S75〜S79によって、AP
    モジュール配置情報テーブルに登録されている全制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3上の各タスクのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報の生成が終了すると、情報解析ツール8は、それらを、図23、図24および図25に示すように、各制御ユニットごとに準備したAP
    モジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルにそれぞれ登録する。

    【0092】そして、各制御ユニットのメッセージオブジェクト情報テーブルおよびAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルは、前述したように、
    それぞれ、各制御ユニット用のAP構成情報およびメッセージオブジェクトとして記憶媒体等に保存され、分散制御システム上の各制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3にオフラインで転送される。

    【0093】以上のような情報自動生成処理が定義された情報解析ツール8を情報処理装置2にインストールされていれば、ユーザは、この情報解析ツール8を利用して、所望のシステム構成上における後述のAPモジュールの協調動作に必要となるAP構成情報およびメッセージオブジェクトを自動生成することができる。 したがって、例えば、APモジュール配置の変更等によりシステム構成が変更されても、ユーザは、APモジュールの内容を書きかえることなく、ユーザ定義情報の設定内容を修正するだけで足りる。

    【0094】なお、以上においては、メッセージオブジェクトに含まれているデータの種類が固定され、かつ、
    その設定が完全に自動化されているが、以下に示すように、必要に応じて、ユーザがメッセージオブジェクトの設定内容を変更できるようにしても構わない。

    【0095】ユーザは、メッセージオブジェクトの設定内容に変更を加える必要がある場合には、ユーザ定義情報に、図26に示すような通信情報テーブル180およびパック情報テーブル181を付加する。

    【0096】通信情報テーブル180には、図26(a)
    に示すように、設定内容を変更する必要があるメッセージオブジェクトの通信情報がそれぞれ登録される。 各通信情報には、メッセージオブジェクトを識別するためのメッセージデータ名180aの他、上述の情報自動生成処理によってメッセージオブジェクトのデータ設定領域に設定済みのデータを変更するための変更情報、例えば、メッセージオブジェクトの優先度情報180b、メッセージオブジェクトのメッセージ更新時のアクション情報(例えば、イベントセットやタスク起動の追加および削除)180dを含ませることができる。 その他、メッセージオブジェクトに新たに付加される付加情報、例えば、メッセージオブジェクトのメッセージ通信の種類
    (ダイレクト通信または指定時間毎の周期的通信)が設定されたダイレクト/周期(時間)設定情報180c、タイムアウト値180e、メッセージオブジェクトのメッセージ未到着許容回数情報180f、タイムアウト等のエラー発生時にメッセージオブジェクトが起動するタスク名180g、Ack設定情報(有/無)180h等を含ませることもできる。

    【0097】また、パック情報テーブル181には、図18(b)に示すように、メッセージデータ群を新たなパックデータにするためのパック情報が登録される。 各パック情報には、パックデータにすべき複数のメッセージデータ名181aの他、上述の通信情報と同様な変更情報および付加情報(優先度181b、ダイレクト/周期
    (時間)設定情報181c、受信時のアクション情報18
    1d、タイムアウト値181e、メッセージ未到着許容回数181f、エラー発生時の起動スク名181g、A
    ck設定情報181h)を含ませることができる。 さらに、メッセージオブジェクトのダイレクト送信タイミング情報(特定のメッセージデータ更新後、全メッセージデータ更新後、いずれかのメッセージデータ更新後等)
    181i、メッセージオブジェクトが送受信する特定のメッセージデータ名が指定された単独通信設定情報18
    1j等の付加情報も含ませることができる。

    【0098】そして、ユーザ定義情報に通信情報テーブル180が含まれている場合には、情報解析ツール8
    は、更新条件設定処理後に、通信情報に基づくメッセージオブジェクトの設定内容の修正処理(図27(a)参照)
    を実行する。 具体的には、更新条件設定処理の終了後に、ユーザ定義情報に通信情報テーブル180が含まれているか否かを判定し(S178)、通信情報テーブル1
    80が含まれていたら、各メッセージオブジェクトの設定内容を、そのメッセージオブジェクトのメッセージデータ名を含んでいる通信情報に基づき変更する(S17
    9)。 すなわち、通信情報に含まれている変更情報(優先度180b、更新後アクション情報180d)を用いて、メッセージオブジェクト中の対応情報の設定内容を変更し、さらに、通信情報に含まれている付加情報(ダイレクト/周期(時間)設定情報180c、タイムアウト値180e、メッセージ未到着許容回数180f、エラー発生時起動タスク180g、Ack設定情報180
    h)を、機能追加情報としてメッセージオブジェクトに付加する。

    【0099】また、ユーザ定義情報にパック情報テーブル181が含まれている場合には、情報解析ツール8
    は、メッセージオブジェクト生成処理(S140)中に、
    パック情報に基づくパック処理(図27(b)参照)をさらに実行すると共に、更新条件設定処理の終了後に、パック情報に基づくメッセージオブジェクトの設定内容の修正処理を実行する。 具体的には、メッセージオブジェクト生成処理(S140)において、ユーザ定義情報にパック情報テーブル181が含まれているか否かを判定し
    (S180)、パック情報テーブル181が含まれていたら、パック情報において指定されているメッセージデータ群を1つのパックデータとしてパックし、このパックデータを、1つのメッセージオブジェクトに割り当てる。 そして、更新条件設定処理の終了後には、パック情報に基づき生成されたメッセージオブジェクトの設定内容を、そのパック情報に基づき変更する。 すなわち、パック情報に含まれている変更情報(優先度181b、更新後アクション情報181d)を用いて、メッセージオブジェクト中の対応情報の設定内容を変更し、さらに、
    パック情報に含まれている付加情報(ダイレクト/周期
    (時間)設定情報181c、タイムアウト値181e、メッセージ未到着許容回数181f、エラー発生時の起動スク名181g、Ack設定情報181h、ダイレクト送信タイミング情報181i、単独通信設定情報181
    j)を、機能追加情報としてメッセージオブジェクトに付加する。

    【0100】このように、ユーザ定義情報に通信情報テーブルおよびパック情報テーブルが含まれていた場合にだけ、情報解析ツール8が、それらのテーブルに登録されている通信情報およびパック情報に基づき、メッセージオブジェクトの設定内容を修正するようにすれば、ユーザは、ユーザ定義情報への通信情報テーブルおよびパック情報テーブルの適宜な付加により、情報処理装置2
    で自動生成されるAP構成情報およびメッセージオブジェクトの設定内容(例えば、優先度、パックデータの組合せ等)を、対応システムに固有の事情に応じて修正することができる。 また、付加機能(ダイレクト通信から周期的通信への変更機能、単独通信機能等)の追加等、
    より細かな情報設定をすることもできる。

    【0101】したがって、例えば、上記情報自動生成処理において生成されるメッセージオブジェクト情報テーブルの登録内容が、システム変更やユニット構成変更の影響によって変更される可能性がある場合でも、一旦作成した通信情報テーブルやパック情報テーブルの登録内容を変更しなければ、そのような可能性をなくすことができる。

    【0102】さて、図18のメッセージオブジェクト情報テーブルおよび図23〜図25のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルが各制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3に転送された分散制御システムにおいては、図28に示したような各制御ユニットU 1 ,U 2 ,U 3
    上のAPモジュール間の相互のメッセージ通信によってアプリケーションが実行される。

    【0103】(1)制御ユニットU 1上における処理 RTOS3は、タスクT 1のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図23)の起動条件情報にしたがい、タスクT 1をl0ms周期で起動する。 それにより実行状態に移行したタスクT 1は、タスクT 1のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図23
    (a))の起動順番情報にしたがい、APモジュールM 13 ,
    11 ,M 12およびRT通信処理制御部6を起動する。 具体的には、以下の通りである。

    【0104】タスクT 1は、まず、ネットワーク上からの受信メッセージによるオブジェクトMsg 11のメッセージデータ更新のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、オブジェクトMsg 11の更新条件情報(図18(a))に定められたタイミングで、オブジェクトMsg 11のメッセージデータを受信メッセージにより更新する。

    【0105】次いで、タスクT 1は、2つのAPモジュールM 11 ,M 12を順番に起動してから、さらに、ネットワーク上へのメッセージオブジェクトMsg 12-13の送信のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 12-13の更新条件情報(図18(a))にしたがい、APモジュールM 12の終了後にメッセージオブジェクトMsg 12-13のメッセージデータを更新してから、そのメッセージオブジェクトMsg 12-13をネットワーク上へと送信する。

    【0106】さらに、APモジュールM 13を起動し、最後に、ネットワーク上へのメッセージオブジェクトMs
    14の送信のためにRT通信処理制御部6を起動する。
    このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 14の更新条件情報(図18(a))にしたがい、APモジュールM 13の終了後にメッセージオブジェクトMsg 14のメッセージデータを更新してから、そのメッセージオブジェクトMsg 14をネットワーク上へと送信する。 なお、最後の起動処理を終了させたタスクT 1は終了する。

    【0107】また、ネットワーク上からメッセージオブジェクトMsg 22をネットワーク通信処理ドライバ4が受信すると、RTOS3は、RT通信処理制御部6を起動する。 RT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 12の更新後アクション情報(図18(a))にしたがい、RTOS3にタスクT 2を起動させるべくシステムコールを用いる。 それにより実行状態に移行したタスクT 2は、タスクT 2のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図23(b))の起動順番情報にしたがい、APモジュールM 21およびRT通信処理制御部6
    を起動する。 具体的には、以下の通りである。

    【0108】タスクT 2は、まず、メッセージオブジェクトMsg 12のメッセージデータ更新のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 12の更新条件情報(図18(a))にしたがい、メッセージオブジェクトMsg 12のメッセージデータを受信メッセージによって更新する。

    【0109】さらに、タスクT 2は、APモジュールM
    21を起動し、最後に、メッセージオブジェクトMsg 22
    の送信のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 22の更新条件情報および更新後アクション情報(図18(a))にしたがい、APモジュールM 21
    の終了後にメッセージセージオブジェクトMsg 22のメッセージデータを更新し、そのメッセージセージオブジェクトMsg 22をネットワーク上に送信すると共に、R
    TOS3にタスクT 3を起動させるべくシステムコールを用いる。 なお、最後の起動処理を終了させたタスクT
    2は終了する。

    【0110】さて、実行状態に移行したタスクT 3は、
    タスクT 3のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図23(b))の起動順番情報にしたがい、AP
    モジュールM 31およびRT通信処理制御部6を起動する。 具体的には、以下の通りである。

    【0111】タスクT 3は、まず、メッセージオブジェクトMsg 22のタスク間通信のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、タスクT 2からのメッセージオブジェクトMs
    22を受信する。

    【0112】次いで、タスクT 3は、APモジュールM
    31を起動し、最後に、メッセージオブジェクトMsg 32
    の送信のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 32の更新条件情報および更新後アクション情報(図18(a))にしたがい、APモジュールM 31
    の終了後にメッセージセージオブジェクトMsg 32のメッセージデータを更新し、そのメッセージセージオブジェクトMsg 32をネットワーク上に送信すると共に、R
    TOS3にタスクを終了させるべくシステムコールを用いる。 なお、最後の起動処理を終了させたタスクT 3は終了する。

    【0113】(2)制御ユニットU 2上における処理 ネットワーク上からメッセージオブジェクトMsg 22をネットワーク通信処理ドライバ4が受信すると、RTO
    S3は、RT通信処理制御部6を起動する。 RT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 22の更新後アクション情報(図18(b))にしたがい、RTOS3
    にタスクT 2を起動させるべくシステムコールを用いる。 それにより実行状態に移行したタスクT 2は、AP
    モジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図24
    (a))の起動順番情報にしたがい、APモジュールM 22 ,
    23 ,M 32およびRT通信処理制御部6を起動する。 具体的には、以下の通りである。

    【0114】タスクT 2は、まず、メッセージオブジェクトMsg 22のメッセージデータ更新のためにRT通信処理制御部6を起動し、さらに、メッセージオブジェクトMsg 12-13の受信のためにRT通信処理制御部6を起動する。 RT通信処理制御部6は、最初の起動時には、メッセージオブジェクトMsg 22の更新条件情報
    (図18(b))にしたがい、メッセージオブジェクトMs
    22のメッセージデータを受信メッセージによって更新し、次の起動時には、メッセージオブジェクトMsg
    12-13の更新条件情報(図18(b))にしたがい、ネットワーク上からのメッセージセージオブジェクトMsg
    12-13の到着時にそのメッセージデータでメッセージセージオブジェクトMsg 12-13を更新する。

    【0115】次いで、タスクT 2は、APモジュールM
    22を起動し、さらに、ウエイト1を実行させるべくシステムコールを用いる。 このとき、APモジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図24(a))のイベント情報に設定されているイベント1(APモジュール終了から10ms)を与えるアラームを起動させるべくシステムコールを用いる。

    【0116】その後、アラームの起動によってウエイト状態が解除されたタスクT 2は、APモジュールM 23を起動し、最後に、ネットワーク上へのメッセージオブジェクトMsg 24の送信のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6
    は、メッセージオブジェクトMsg 24の更新条件情報
    (図18(b))にしたがい、APモジュールM 23の終了後にメッセージセージオブジェクトMsg 24のメッセージデータを更新し、そのメッセージセージオブジェクトM
    sg 24をネットワーク上へと送信する。 なお、最後の起動処理を終了させたタスクT 2は終了する。

    【0117】さて、ネットワーク上からメッセージオブジェクトMsg 32をネットワーク通信処理ドライバ4が受信すると、RTOS3は、RT通信処理制御部6を起動する。 RT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 32の更新後アクション情報(図18(b))にしたがい、RTOS3にタスクT 3を起動させるべくシステムコールを用いる。 これにより実行状態に移行したタスクT 3は、タスクT 3のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図24(b))の起動順番情報にしたがい、APモジュールM 32およびRT通信処理制御部6
    を起動する。 具体的には、タスクT 3は、まず、メッセージオブジェクトMsg 32のメッセージデータ更新のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 32の更新条件(図18(b))にしたがい、メッセージオブジェクトMsg 32を受信メッセージにより更新する。 次いで、タスクT 3は、APモジュールM 32を起動し、最後に、メッセージオブジェクトMsg 33の送信のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 32の更新条件情報(図18(b))にしたがい、A
    PモジュールM 32の終了後にメッセージセージオブジェクトMsg 32のメッセージデータを更新する。 なお、最後の起動処理を終了させたタスクT 3は終了する。

    【0118】(3)制御ユニットU 3ネットワーク上からメッセージオブジェクトMsg 33をネットワーク通信処理ドライバ4が受信すると、RTO
    S3は、RT通信処理制御部6を起動する。 RT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 33の更新後アクション情報(図18(c))にしたがい、RTOS3
    にタスクT 3を起動させるべくシステムコールを用いる。 それにより実行状態に移行したタスクT 2は、タスクT 2のAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報(図25)の起動順番情報にしたがい、APモジュールM 33およびRT通信処理制御部6を起動する。 具体的には、タスクT 3は、まず、メッセージオブジェクトM
    sg 33のメッセージデータ更新のためにRT通信処理制御部6を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6は、メッセージオブジェクトMsg 33の更新条件情報(図18(c))にしたがい、メッセージオブジェクトMsg 33のメッセージデータを受信メッセージによって更新する。 次いで、タスクT 3は、APモジュールM 33
    を起動し、最後に、ネットワーク上へのメッセージオブジェクトMsg 34の送信のためにRT通信処理制御部6
    を起動する。 このとき起動されたRT通信処理制御部6
    は、メッセージオブジェクトMsg 34の更新条件にしたがい、APモジュールM 33の終了APとにメッセージオブジェクトMsg 34のメッセージデータを更新してから、そのメッセージオブジェクトMsg 34をネットワーク上へと送信する。 なお、最後の起動処理を終了させたタスクT 3は終了する。

    【0119】なお、以上において、各制御ユニットU 1 ,
    2 ,U 3からネットワーク上へのメッセージ送信は、それぞれのメッセージオブジェクトに含まれている優先度情報にしたがって行われている。

    【0120】このように、本分散制御システムにおいては、タスクが、AP構成情報にしたがってAPモジュールとメッセージ通信処理とを起動するようにしているため、APモジュールとメッセージ通信処理プログラムとの完全な分離化が実現されている。 したがって、本分散制御システムによれば、システム構成やユニット構成等が変更されても、ユーザは、ソフトウエアに変更を加えることなく、ユーザ定義情報の設定内容を変更するだけで、新たなシステム構成下におけるアプリケーションの実行を可能とすることができる。 すなわち、システム構成やユニット構成の変更に伴うソフトウエア変更量を最小限に抑制することができるため、アプリケーションを新たなシステム対応にするための労力を削減することができる。

    【0121】さらに、ユーザ定義情報の設定内容を変更するだけで、AP構成情報の設定内容を変更させることができるため、APモジュールおよびメッセージ通信処理の起動順番やメッセージオブジェクトの優先度等の変更によって、簡単に、APモジュールとメッセージ通信処理とを同期的にあるいは非同期に起動させることができる。 従って、ネットワークを介した通信処理を含むセンサ入力〜アクチュエータ出力までの最悪処理実行時間を簡単に短縮することができ、ネットワークを介したe
    nd−to−endのリアルタイム性を容易に保証することができる。

    【0122】以上、ネットワーク上の複数の制御ユニットにAPモジュールが分散されている場合を例に挙げて説明したが、本発明は、ネットワーク上の1つの制御ユニットに全てのAPモジュールが配置される場合にも適用可能である。 例えば、図4のAPモジュール起動情報テーブルおよび図5のAPモジュール入出力テーブルがシステム構成情報20に含まれ、かつ、制御ユニットU
    1に配されるAPモジュールとして全てのAPモジュールが登録されたAPモジュール配置テーブルがユニット構成情報21に含まれている場合には、情報解析ツール8は、これらの情報20,21に基づき上述の情報自動生成処理を実行し、制御ユニットU 1のメッセージオブジェクト情報テーブルおよびAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルに、それぞれ、図29
    および図30に示したデータを登録する。 これらのテーブルが転送された制御ユニットU 1上におけるアプリケーション実行の際には、タスクが、APモジュール/メッセージオブジェクト起動情報において定められた起動順番等にしたがって、APモジュールおよびAPモジュール間のメッセージオブジェクト送受信サービスを提供するRT通信制御部を起動する(図31参照)。 これにより、相互のメッセージ通信によるAPモジュールの協調動作が行われ、アプリケーションが実行される。

    【0123】なお、本実施の形態では、メッセージオブジェクトに書込モジュールの他に複数の読出モジュールがある場合には、各読出APモジュールの起動タスクの優先度のなかの最高値を、そのメッセージオブジェクトの優先度としているが、必ずしも、このようにする必要はない。 例えば、書込モジュールの優先度をそのメッセージオブジェクトの優先度とすれば、優先度の高いタスクからメッセージが送信され易くなる。

    【0124】また、タスクが周期的にのみ起動されるシステムに本発明を適用する場合には、周期的にメッセージが更新されるようにするか、あるいは、周期的にメッセージを到着させ、その周期にあわせてタスクが起動されるようにすればよい。

    【0125】また、本実施の形態では、同一ユニット内におけるタスク間通信の場合にもメッセージを生成しているが、同一ユニット内におけるタスク間通信の場合にはメッセージを生成しないようにすれば、通信処理の削減が図られる。

    【0126】

    【発明の効果】本分散制御システムによれば、タスクが、AP構成情報にしたがってAPモジュールとメッセージ通信処理とを起動するようにしているため、APモジュールとメッセージ通信処理プログラムとの完全な分離化が実現される。 したがって、本分散制御システムによれば、システム構成やユニット構成等が変更されても、ユーザは、ソフトウエアに変更を加えることなく、
    ユーザ定義情報の設定内容を変更するだけで、新たなシステム構成下におけるアプリケーションの実行を可能とすることができる。 すなわち、システム構成やユニット構成の変更に伴うソフトウエア変更量を最小限に抑制することができるため、ソフトウエアの生産性を向上させることができると共に、種々の構成のシステムにアプリケーションを適用するために費やされる作業を削減することができる。

    【0127】また、ユーザ定義情報の設定内容を変更するだけで、AP構成情報の設定内容を変更させることができるため、APモジュールおよびメッセージ通信処理の起動順番やメッセージオブジェクトの優先度等の変更によって、簡単に、APモジュールとメッセージ通信処理とを同期的にあるいは非同期に起動させることができる。 従って、ネットワークを介した通信処理を含むセンサ入力〜アクチュエータ出力までの最悪処理実行時間を簡単に短縮することができ、ネットワークを介したen
    d−to−endのリアルタイム性を容易に保証することができる。

    【0128】また、メッセージオブジェクトに複数の読出モジュールがある場合には、書込モジュールの優先度をそのメッセージオブジェクトの優先度とすることによって、優先度の高いタスクからのメッセージの送信を行いやすくことができる。

    【0129】また、同一ユニット内におけるタスク間通信の場合には、メッセージを生成しないようにすれば通信処理の削減を図ることができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の一形態に係る分散制御システムの構成図である。

    【図2】(a)は、ユーザ定義情報に含まれているシステム構成情報のデータ構造を概念的に示した図であり、
    (b)は、ユーザ定義情報に含まれているユニット構成情報のデータ構造を概念的に示した図であり、(c)は、ユーザ定義情報に含まれているシステム入出力情報のデータ構造を概念的に示した図である。

    【図3】(a)は、AP構成情報のデータ構造を概念的に示した図であり、(b)は、メッセージオブジェクト情報のデータ構造を概念的に示した図である。

    【図4】ユニット構成情報に含まれているAPモジュール配置情報テーブルの一例を示した図である。

    【図5】システム構成情報に含まれているAPモジュール起動情報テーブルの一例を示した図である。

    【図6】システム構成情報に含まれているAPモジュール入出力情報テーブルの一例を示した図である。

    【図7】情報解析ツールが実行する情報自動生成処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図8】図7のユニット間通信データ抽出ルーチンS7
    0におけるユニット間通信データ抽出処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図9】ユニット間通信データ抽出処理を具体的に説明するための図である。

    【図10】図7のタスク間通信データ抽出ルーチンS7
    1におけるタスク間通信データ抽出処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図11】タスク間通信データ抽出処理を具体的に説明するための図である。

    【図12】図7のパックデータ抽出ルーチンS72におけるパックデータ抽出処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図13】パックデータ抽出処理により作成されたパック抽出テーブルのデータ構造を概念的に示した図である。

    【図14】図7のメッセージオブジェクト生成ルーチンS73におけるメッセージオブジェクト処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図15】図7のメッセージオブジェクト項目設定ルーチンS74における書込み/読出し設定処理および送信/受信設定処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図16】図7のメッセージオブジェクト項目設定ルーチンS74における更新後アクション設定処理および優先度設定処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図17】図7のメッセージオブジェクト項目設定ルーチンS74における更新条件設定処理および設定修正処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図18】情報解析ツールにより生成された各制御ユニットのメッセージオブジェクト情報テーブルの一例を示した図である。

    【図19】図7のメッセージオブジェクト送受信設定ルーチンS75におけるメッセージオブジェクト送受信設定処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図20】図7の起動条件設定ルーチンS76における起動条件設定処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図21】図7の起動条件設定ルーチンS78におけるウエイト設定処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図22】図7のタスク優先度設定ルーチンS79におけるタスク優先度設定処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図23】情報解析ツールにより生成されたAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報デーブルの一例を示した図である。

    【図24】情報解析ツールにより生成されたAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報デーブルの一例を示した図である。

    【図25】情報解析ツールにより生成されたAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報デーブルの一例を示した図である。

    【図26】(a)は、ユーザ定義情報に含まれている通信情報テーブルのデータ構造を概念的に示した図であり、
    (b)は、ユーザ定義情報に含まれているパック情報テーブルのデータ構造を概念的に示した図である。

    【図27】図7のメッセージオブジェクト項目設定ルーチンS74に付加する設定修正処理の流れを示したフローチャート図である。

    【図28】本発明の実施の一形態に係る分散制御システムにおける、メッセージ通信によるAPモジュールの協調動作を説明するための図である。

    【図29】1つの制御ユニットに全てのAPモジュールが配置される場合における、その制御ユニットのメッセージオブジェクト情報テーブルの一例を示した図である。

    【図30】1つの制御ユニットに全てのAPモジュールが配置される場合における、その制御ユニットのAPモジュール/メッセージオブジェクト起動情報テーブルの一例を示した図である。

    【図31】本発明の実施の一形態に係る分散制御システムにおける、メッセージ通信によるAPモジュールの協調動作を説明するための図である。

    【図32】システム入出力情報に含まれているシステム入出力情報テーブルの一例を示した図である。

    【符号の説明】

    1 ,M 2 ,...,M n …アプリケーションプログラムモジュール(APモジュール) Msg 1 ,Msg 2 ,...,Msg n …メッセージオブジェクト T 1 ,T 2 ,...,T n …タスク 1a,...,1n…制御ユニット 2…情報処理装置 3…リアルタイムオペレーティングシステム(RTOS) 4…ネットワーク通信処理ドライバ 5…分散制御処理ミドルウェア 6…RT通信処理制御部 7…AP構成情報 8…情報解析ツール 20…システム構成情報 21…ユニット構成情報 22…APモジュール起動情報テーブル 23…APモジュール配置情報テーブル 24…APモジュール入出力情報テーブル 25…システム入出力情報 26…システム入出力情報テーブル 180…通信情報テーブル 181…パック情報テーブル

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 崇明 東京都小平市上本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業本部内 (72)発明者 鈴木 昭二 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5B045 AA05 FF12 5B098 AA10 GA01 GA04 GC03 GC16 5H215 AA01 AA06 AA10 AA20 BB10 BB20 CX04 CX05 GG02 GG09 HH03 KK03

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