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Image forming apparatus and method

阅读:1024发布:2020-12-09

专利汇可以提供Image forming apparatus and method专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an image processing apparatus for easily adjusting a color conversion parameter regardless of the kind of a file format in document data for color adjustment. SOLUTION: The image processing apparatus includes: an inputting means for inputting the document data; a rendering means for generating raster image data from the input document data; a color-conversion-parameter storing means for storing a color conversion parameter; a color-conversion processing means for performing color conversion on the raster image data in accordance with the color conversion parameter; an outputting means for outputting the raster image data color-converted by the color-conversion processing means; a displaying means for displaying the raster image data generated by the rendering means; and a color adjusting means for adjusting color of the output raster image data by modifying the color conversion parameter, with color of a portion designated on a screen displayed by the displaying means being color to be modified. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Image forming apparatus and method专利的具体信息内容。

  • 文書データを入力する入力手段と、
    入力された前記文書データからラスタ画像データを生成するレンダリング手段と、
    色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段と、
    前記ラスタ画像データを前記色変換パラメータにしたがって色変換する色変換処理手段と、
    前記色変換処理手段により色変換されたラスタ画像データを出力する出力手段と、
    前記レンダリング手段により生成された前記ラスタ画像データを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された画面の指定された部分の色を修正対象として前記色変換パラメータを修正することにより、出力される前記ラスタ画像データの色を調整する色調整手段とを備えた画像処理装置。
  • 前記レンダリング手段によって生成された前記ラスタ画像データを縮小する画像データ縮小手段をさらに備え、
    前記表示手段は、縮小された前記ラスタ画像データを表示する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  • 前記色調整手段は、所望の色を指定可能な色指示手段を備え、前記修正対象の色を指定された前記所望の色に調整する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  • 前記レンダリング手段によって生成された前記ラスタ画像データを縮小する画像データ縮小手段をさらに備え、
    前記表示手段は、縮小された前記ラスタ画像データを表示し、
    前記色調整手段は、所望の色を指定可能な色指示手段を備え、前記修正対象の色が指定された前記所望の色になるように調整する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  • 前記レンダリング手段により生成される文書構造情報を記憶する文書構造情報記憶手段をさらに備え、
    前記色変換手段は、前記ラスタ画像データを前記文書構造情報に対応する色変換パラメータにしたがって色変換し、
    前記色調整手段は、前記表示手段に表示された画面の指定された部分の色を修正対象として前記文書構造情報に対応する色変換パラメータを修正することにより、出力される前記ラスタ画像データの色を調整する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  • 前記レンダリング手段によって生成された前記ラスタ画像データと前記文書構造情報とを縮小する縮小処理手段をさらに備え、
    前記表示手段は、縮小された前記ラスタ画像データを表示する、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  • 前記色調整手段は、所望の色を指定可能な色指示手段を備え、前記修正対象の色が指定された前記所望の色になるように調整する、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  • 前記レンダリング手段によって生成された前記ラスタ画像データと前記文書構造情報とを縮小する縮小処理手段をさらに備え、
    前記表示手段は、縮小された前記ラスタ画像データを表示し、
    前記色調整手段は、所望の色を指定可能な色指示手段を備え、前記修正対象の色が指定された前記所望の色になるように調整する、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  • 前記文書構造情報は、前記文書データがもつオブジェクトの種類情報及び前記文書データがもつ出力条件指示情報の少なくとも一方をもつ情報である、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  • 文書データを入力するステップと、
    入力された前記文書データからラスタ画像データを生成するステップと、
    色変換パラメータを記憶するステップと、
    前記ラスタ画像データを前記色変換パラメータにしたがって色変換するステップと、
    色変換された前記ラスタ画像データを出力するステップと、
    生成された前記ラスタ画像データを表示するステップと、
    表示された前記ラスタ画像データの指定された部分の色を修正対象として前記色変換パラメータを修正することにより、出力される前記ラスタ画像データの色を調整するステップとを備えた画像処理方法。
  • 生成された前記ラスタ画像データを縮小するステップをさらに備え、
    前記表示するステップは、縮小された前記ラスタ画像データを表示する、
    請求項10に記載の画像処理方法。
  • 前記色を調整するステップは、所望の色を指定し、前記修正対象の色を指定された前記所望の色に調整する、
    請求項10に記載の画像処理方法。
  • 生成された前記ラスタ画像データを縮小するステップをさらに備え、
    前記表示するステップは、縮小された前記ラスタ画像データを表示し、
    前記色を調整するステップは、所望の色を指定し、前記修正対象の色が指定された前記所望の色になるように調整する、
    請求項10に記載の画像処理方法。
  • 前記文書データから文書構造情報を生成するステップと、
    生成された前記文書構造情報を記憶するステップとをさらに備え、
    前記色を変換するステップは、前記ラスタ画像データを前記文書構造情報に対応する色変換パラメータにしたがって色変換し、
    前記色を調整するステップは、表示された前記ラスタ画像データの指定された部分の色を修正対象として前記文書構造情報に対応する色変換パラメータを修正することにより、出力される前記ラスタ画像データの色を調整する、
    請求項10に記載の画像処理方法。
  • 生成された前記ラスタ画像データと前記文書構造情報を縮小するステップをさらに備え、
    前記表示するステップは、縮小された前記ラスタ画像データを表示する、
    請求項14に記載の画像処理方法。
  • 前記色を調整するステップは、所望の色を指定し、前記修正対象の色を指定された前記所望の色に調整する、
    請求項14に記載の画像処理方法。
  • 生成された前記ラスタ画像データと前記文書構造情報を縮小するステップをさらに備え、
    前記表示するステップは、縮小された前記ラスタ画像データを表示し、
    前記色を調整するステップは、所望の色を指定し、前記修正対象の色が指定された前記所望の色になるように調整する、
    請求項14に記載の画像処理方法。
  • 前記文書構造情報は、文書データがもつオブジェクトの種類情報及び文書データがもつ出力条件指示情報の少なくとも一方をもつ情報である、
    請求項14に記載の画像処理方法。
  • 说明书全文

    本発明は、画像処理装置及び画像処理方法に係り、特に、画像データの容易な色調整を可能とする画像処理装置及び画像処理装置に関する。

    近年、ワープロソフト、表計算ソフト、描画ソフト等の各種文書作成アプリケーションソフトウェアのカラー化の普及に伴い、カラープリント(カラー印刷)の需要は大きく増大してきている。

    カラー対応の文書作成アプリケーションソフトウェアを用いてカラープリントを行った場合、時にはユーザが所望しない色でプリントされる場合がある。

    特に、企業マーク(ロゴマーク)等では正確な色表現が重要視されるが、企業マーク等をプリントした場合、ユーザの所望する色表現と実際にプリントされた色とがわずかに相違する場合がしばしばある。

    この理由は、プリンタの色変換パラメータの設計にある。 即ち、プリンタの色変換パラメータは、基本的には正確な色をプリントするように設計されているが、さまざまな文字、図形、自然画像等がプリントの対象であり、それぞれがプリントされたときに、平均的なユーザが好ましいと感じるように色変換パラメータが微調整されているためである。

    例えば、色変換パラメータは、平均的なユーザに対して好ましい色となるように、少し明るめに、或いは少しコントラストが強めになるように微調整されることが多い。 このため、正確な色表現が必要とされる企業マークをプリントした場合にプリントの色に若干のずれが発生することになる。

    また、たとえ正確な色をプリントするように色変換パラメータを設計した場合であっても、入される色を総て正確にプリントできるように色変換パラメータを作ることは困難であり、部分的には色の誤差が発生する。 企業マークの色はそれぞれ異なるため、非常に多くの企業マークの色が存在する。 このため、ある企業の企業マークは正確な色でプリントできたとしても、他の企業の企業マークでは色がずれる場合も起こりうる。

    さらに、プリンタ自体にもそれぞれある程度の個体差があるため、予めプリンタに設定された同一の色変換パラメータを使用したとしても、常に完全に同一の色でプリントできるとは限らない。

    企業マークの色を例にとって説明したが、企業マーク以外であっても個人の色に対する好みに起因してユーザの不満が発生することもある。 上述したように、多くの場合、色変換パラメータは平均的なユーザが好ましいと感じるように設計される。 しかしながら、色の好みは個々のユーザに応じて異なる。 このため、例えば、通常の赤い文字をプリントする場合であっても、予めプリンタに設定された色変換パラメータを使用してプリントされた赤の色に不満を感じるユーザもいる。

    これらの対策として、従来から色調整処理が存在する。 色調整処理は、例えばプリンタ内に格納された色変換パラメータを、所望の色のプリント出力が得られるように修正する処理である。

    従来から行われている色調整処理の動作を図11を用いて説明する。

    カラープリンタ1600は、画像データをプリントするための出力手段と、色変換パラメータを記憶している色変換パラメータ記憶手段1620を備えている。

    色調整処理は、例えば、カラープリンタ1600に外付けされるパーソナルコンピュータにインストールされる色調整用アプリケーションソフトウェアを実行させることによって行われる。

    色調整用アプリケーションソフトウェアは、色調整処理手段1610と色調整用標準画像データ1630を備えている。 色調整用標準画像データ1630は、通常は、予め用意された複数の異なる色パッチによって構成される画像データである。

    まず、色調整処理手段1610は、予め設定されている色変換パラメータをカラープリンタ1600から読みこむ。

    次に、ユーザは、色調整用標準画像データ1630の中から、調整したいと思っている色に最も近い色の色パッチを選択する。 選択された色パッチは、例えばパーソナルコンピュータの表示画面に「修正前の色」として表示される。

    次に、ユーザは、色調整処理手段1610が提供する適宜のユーザインタフェースを介して、表示された修正前の色をユーザが所望する色に微調整する。 微調整された色は「修正後の色」として、例えば「修正前の色」と並列的に表示画面に表示される。 この微調整はカラープリンタ1600から取り込まれた色変換パラメータを微調整することによって行われる。

    「修正後の色」がユーザの満足する色に修正されると、ユーザは「修正後の色」に対応して修正された色変換パラメータを、色調整処理手段1610からカラープリンタ1620に格納する。 以降は、「修正前の色」に対応した画像データがカラープリンタ1620に入力された場合でも、修正された色変換パラメータに基づいて「修正後の色」が出力手段を介してプリントされることになる。

    この他、特許文献1、2にも色調整処理に関する技術が開示されている。

    特開2002−259109号公報

    特開2003−296088号公報

    しかしながら、上述した従来の色調整処理には幾つかの問題点がある。

    第1の問題点は、色調整用アプリケーションソフトウェアが予め保有する色調整用標準画像データ1630の色パッチの色の種類が限定されている点である。 即ち、色調整用標準画像データ1630の中にユーザが調整したい色が含まれているとは限らない。

    従って、色調整用標準画像データ1630の中にユーザが調整したい色が含まれていない場合には、調整したい色の色調整用標準画像データ1630をユーザ自身が新たに作成し追加する必要がある。

    通常、ユーザが作成する文書に色を付ける際には、該当する文書作成アプリケーションソフトウェアが用意した複数の色群から使用したい色を選択することが多く、この場合、ユーザは選択した色の具体的な数値、例えば、Red=255、Green=128、Blue=128といった数値を特に意識していない。

    しかしながら、従来の色調整用アプリケーションソフトウェアにおいてユーザが新たに色調整用標準画像データ1630を作成しようとする場合には、これらの色の具体的数値が必要となる。 このため、ユーザは複数の色群から使用したい色を選択する際には選択した色の具体的数値を調査し、この数値を用いて色調整用標準画像データ1630を作成しなければならず、非常に大きな労力を要することとなる。

    一方、ユーザが作成し色付けした文書データを色調整用アプリケーションソフトウェアが読みこみ、色付けされた画像データを色調整用標準画像データ1630のフォーマットに変換することも理論的には可能である。 色調整用標準画像データ1630のフォーマットは、TIFF(Tagged Image File Format)等のラスタデータ系のフォーマットであることが多い。 しかしながら、ユーザが作成する文書に含まれる画像データのフォーマットは、文書作成アプリケーションソフトウェアの種類に依存し、ワープロ系、表計算系、グラフィック系等のアプリケーションソフトウェアで規定されたフォーマットであり、多種にわたる。 このため、多くの種類のフォーマットを色調整用標準画像データ1630のフォーマット、例えばTIFFに変換する多くの種類のコンバータをユーザが別途用意する必要があり、ユーザにとって極めて煩雑であり現実的とは言えない。

    第2の問題点は、色変換パラメータの種類を指定する際の煩雑さにある。

    カラープリンタ1600が有する色変換パラメータ記憶手段1620には、通常複数の種類の色変換パラメータが記憶されていることが多い。 例えば、カラープリンタ1600に入力される文書データの中には、文字、図形、自然画等の異なる種類のオブジェクトが存在する。 これらの異なる種類のオブジェクトの色を最適に表現するため、オブジェクトの種類に対応した複数の種類の色変換パラメータが記憶されている。 オブジェクトの種類に加えて、用紙の種類、プリントの解像度、ハーフトーンの種類等のプリント条件に応じて色変換パラメータの種類は増加する。

    このように多数の色変換パラメータの種類の中から、ユーザが修正しようとする色変換パラメータの種類を特定することは容易ではなく、また場合によっては事実上困難となる場合もある。

    特許文献1は、アプリケーションソフトウェア上の色情報を取得し、取得した色情報をページ記述言語に変換し、各色毎に濃度や線幅等を変更してプリンタに送信する技術について記述しているが、上記問題点を解決する技術については何ら開示していない。

    また、特許文献2は、画像データの色調整を容易にすることを課題としているが、上記問題点を解決する技術については何ら開示していない。

    本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、色調整用の文書データのファイルフォーマットの種類にかかわらず、色変換パラメータを容易に調整することができる画像処理装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。

    上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理装置は、請求項1に記載したように、文書データを入力する入力手段と、入力された前記文書データからラスタ画像データを生成するレンダリング手段と、色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段と、前記ラスタ画像データを前記色変換パラメータにしたがって色変換する色変換処理手段と、前記色変換処理手段により色変換されたラスタ画像データを出力する出力手段と、前記レンダリング手段により生成された前記ラスタ画像データを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された画面の指定された部分の色を修正対象として前記色変換パラメータを修正することにより、出力される前記ラスタ画像データの色を調整する色調整手段と、を備えたことを特徴とする。

    また、上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理方法は、請求項10に記載したように、文書データを入力するステップと、入力された前記文書データからラスタ画像データを生成するステップと、色変換パラメータを記憶するステップと、前記ラスタ画像データを前記色変換パラメータにしたがって色変換するステップと、色変換された前記ラスタ画像データを出力するステップと、生成された前記ラスタ画像データを表示するステップと、表示された前記ラスタ画像データの指定された部分の色を修正対象として前記色変換パラメータを修正することにより、出力される前記ラスタ画像データの色を調整するステップと、を備えたことを特徴とする。

    本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法によれば、色調整用の文書データのファイルフォーマットの種類にかかわらず、色変換パラメータを容易に調整することができる。

    本発明に係る画像処理装置および画像処理方法の実施形態について添付図面を参照して説明する。

    (1)第1の実施形態 図1は、本発明に係る画像処理装置1の第1の実施形態の構成例を示す図である。

    画像処理装置1は、文書データを入力する入力手段110と、入力された文書データからラスタ画像データを生成するレンダリング手段120と、色変換パラメータを記憶する色変換パラメータ記憶手段150と、ラスタ画像データを色変換パラメータにしたがって色変換する色変換処理手段130と、色変換処理手段130により色変換されたラスタ画像データを出力する出力手段140とを備える。

    また、画像処理装置1は、レンダリング手段120により生成されたラスタ画像データを記憶するラスタ画像データ記憶手段160と、記憶されたラスタ画像データを表示し、表示された画面の指定された部分の色を修正対象として前記色変換パラメータを修正することにより、出力される前記ラスタ画像データの色を調整する色調整手段170とを備える。

    入力手段110は、文書データを画像処理装置1に入力するための手段であり、LAN(Local Area Network)、インタネット、USB、電話網、専用通信線等の通信インタフェースでもよい。 有線、無線を問わない。

    また、入力手段110は、CD−ROM、DVD等の外部の記憶媒体から文書データを入力する形態であっても良いし、画像処理装置1が内蔵する適宜の内部記憶装置から入力する形態でも良い。

    また、入力手段10は、スキャナーやデジタルカメラ等の画像生成装置から文書データを入力する形態でも良い。

    また、出力手段140は、色変換処理手段130によって処理された文書データを、人間の視覚によって認識しうるものにする手段であり、プリント手段、ディスプレイは出力手段に該当する。 但し、以下の実施形態の説明においては、特に断らない限り、出力手段としてはプリント手段を例にした説明を行う。

    入力手段110は、単数ページまたは複数ページからなる文書データを受け入れる。 文書データは一般的な文書作成ソフトウェア、例えばMicrosoft Word、Excel、Adobe Acrobat(登録商標)などで作成されることが多い。 入力手段110は、これらの文書データ、または事前にプリンタドライバなどによってPostscript(登録商標)やPCLなどのPDL(ページ記述言語)となった文書データを受け入れる。

    レンダリング手段120は、入力された文書データをラスタ画像データに変換する。 図2(a)に示すように入力される文書データには、その文書中あるいはページ中にラスタデータではないデータが含まれることがある。 すなわち、文字データは、通常アスキーコードとその色情報と大きさなどの情報で表現された非ラスタデータである。 また、いわゆるドロー系グラフィックソフトウェアで作成された図形データは、直線、四、円などの形状やその大きさ、位置、色情報などからなるベクターデータという非ラスタデータで表現される。 また、自然画像データは圧縮処理された非ラスタデータ形式の場合がある。

    図2(b)は、これら文字データ、図形データ、自然画像データを、すべてラスタ画像データに変換した後の状態を示している。

    色変換処理手段130は、ラスタ画像データを色変換パラメータにしたがって色変換を行う。 色変換パラメータはテーブルあるいは行列(マトリクス)の形態で表現することができる。 但し、以下の説明においては、特に断らない限り、便宜上、テーブルの形態で表現された色変換パラメータについてのみ述べるが、本発明はテーブルの形態で表現された色変換パラメータに制限されるものではない。

    図3に色変換処理手段130における処理の一例を示す。 図3では入力のラスタ画像データの色空間をRGB(Red、Green、Blue)で表されるRGB色空間とし、色変換処理手段130から出力されるラスタ画像データの色空間をCMYK(Cyan、Magenta、Yellow、Black)で表されるCMYK色空間としている。 したがって、この例ではR、G、Bの3つの変数で定められる入力値を、C、M、Y、Kの4つの変数で定められる出力に色変換処理される。

    色変換処理手段130は、3次元LUT(ルックアップテーブル)を持つ。 3次元LUTには、いかなるRGB値が入力されたときには、いかなるCMYK値に変換すべきかを決定するデータが予め格納される。 3次元LUTに格納されるデータは色変換パラメータの一形態であり、色変換処理対象の属性に適合した色変換パラメータが図3に示す色変換処理手段130に格納される。 すなわち、色変換パラメータは通常、色変換対象の属性に応じて複数存在する。

    なお、入力であるR、G、Bのそれぞれの値は256種類(8ビット)程度の場合が多く、この場合、色は約1670万種類にもなり、これをそのまま3次元LUTデータとするのはメモリ容量の面から実用的でない。 そこで通常は、R、G、Bの各軸を何分割かして、この何分割された各軸の交点にあたる格子点におけるRGB値の組み合わせに対応するCMYK値を3次元LUTデータとして、3次元LUTに格納する。

    このように3次元LUTにデータを格納しておき、入力RGB値の組み合わせが3次元LUTの格子点にあれば、その3次元LUTの格子点におけるデータのCMYK値を出力する。 また、入力RGB値の組み合わせが3次元LUTの格子点にない場合には、入力RGB値に近接する周囲の複数の格子点(例えば8点)を抽出し、抽出された複数の格子点に対応する3次元LUTデータのCMYK値をもとに、補間演算により入力RGB値に対応するCMYK値を出力する。

    以上、説明を簡単にするため、例としてRGB色空間での値と、CMYK色空間での値とを、直接的に結びつけるものとして色変換パラメータについて説明した。 しかし、色は様々な表色系によって表すことが可能である。

    例えば、デバイスに依存せず、人間の視覚と親和性が高いCIE(Commission Internationale d'Eclairage;国際照明委員会)のLAB表色系の空間での値を介して、間接的にRGB色空間での値とCMYK色空間での値とを結びつける色変換パラメータもある。 ここで、CIE LAB表色系では、色はL*、a*、b*の3要素で表され、L*の値が明度を、a*、b*の値が色相、彩度(鮮やかさ)を表す。

    出力手段140は、画像をプリントする手段であり、インクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式などによるものがあるが、本発明では特にこれら方式を問うものではない。

    色変換パラメータ記憶手段150は、ハードディスクや半導体メモリなどで構成され、色変換処理手段130で使用される色変換パラメータを記憶する。 図3に示した色変換処理手段の例では、色変換パラメータは、入力がRGBで、出力がCMYKの3次元LUTの形で記憶されている。

    ラスタ画像データ記憶手段160は、レンダリング手段120によってラスタ化された文書データであるラスタ画像データを記憶する。 例えば、図2(b)に示したラスタ画像データが記憶される。

    色調整手段170は、色変換パラメータ記憶手段150に記憶されている色変換パラメータを、ユーザの指示にしたがって、出力の色がユーザの所望するものとなるように修正することができる。 ユーザによる色調整操作に際しては、ラスタ画像データ記憶手段160に記憶されたラスタ画像データが使用される。

    上記のように構成された画像処理装置1の動作について説明する。

    図4(a)は、ユーザが一般的な文書作成ソフトウェアを使用して作成した1ページの文書データを示す。 この文書データは、文字データ、ベクター(図形)データ、自然画像データを含む。 また文字データ1の文字は、ユーザが一般的な文書作成ソフトウェア上で指定した、例えば赤の文字である。 この文書データは、入力手段110を介して画像処理装置1に入力される。

    続いてレンダリング手段120によって、文書中の文字データ、ベクターデータ、自然画像データは、すべて、図4(b)に示すRGBのラスタ画像データになる。 このラスタ画像データは、色変換処理手段130に入力されるとともに、ラスタ画像データ記憶手段160に記憶される。

    色変換処理手段130の3次元LUTには、あらかじめ色変換パラメータ記憶手段150に記憶されていた色変換パラメータである3次元LUTデータがセットされる。 そして、色変換処理手段130は、入力されるRGBラスタ画像データに含まれるRGB値を、順次、3次元LUTに基づき、必要に応じて補間演算を行い、CMYK値に変換する。 図4(c)はこのようにしてCMYKに変換されたラスタ画像データを示す。 そして、色変換処理されたラスタ画像データは、出力手段140によりプリント出力される。

    ここで、ユーザがプリント出力されたハードコピーを見て、文字データ1の文字の赤色はユーザが所望する色ではないと考える場合がある。 このとき、ユーザは色調整手段170を用いて、文字データ1の文字の赤色をユーザが所望する色が得られるよう色変換パラメータを修正することができる。

    より詳細に色調整手段170を用いた色調整の例について説明する。

    図5に例示したように、色調整手段170は、例えば、ラスタ画像データの表示手段171(以下、画像表示手段171という)および色指示手段172というユーザインタフェースを持っている。

    画像表示手段171はRGBラスタ画像データを表示する。 色指示手段172には、画像表示手段171に表示されたラスタ画像データ中にユーザが修正したい色が存在するときに、ユーザが修正したい色(修正前の色)を指定する手段と、指定した色から所望する色にユーザが指示する手段が含まれる。

    まず、画像表示手段171はラスタ画像データ記憶手段160に記憶されているRGBラスタ画像データを表示する。 ここで、RGBラスタ画像データは、レンダリング手段120によって既にラスタ形式のデータフォーマットとなっている。 したがって、特別なフォーマットコンバータを必要としないで、RGBラスタ画像データを容易に画像表示手段に表示することができる。

    ユーザは、色指示手段172の一部である十字カーソル172aをマウスなどのポインティングデバイス(図示せず)を使用して、画像表示手段171に表示されたラスタ画像上で文字データ1の部分に合わせる。 この操作によって、文字データ1の色が修正したい色(修正前の色)として指定される。 この段階での文字データ1の色のRGB値を(R1,G1,B1)として、色調整手段170が備える適宜のメモリに記憶しておく。

    次に、ユーザは、色指示手段172の例えば、明るさ、色相、鮮やかさのスライドバーを操作する。 この操作に応じて画像表示手段に表示されている文字データ1の色と同じ色の部分の色が変化する。 但し、文字データ1の元々の色(R1,G1,B1)と異なる色の部分の色は変化しない。 ユーザは前記スライドバーの操作により、文字データ1の色が所望する赤色となるように調整する。 調整が終わった段階での文字データ1の色のRGB値を(R2,G2,B2)とし、色調整手段170が備える適宜のメモリに記憶しておく。

    以上のような操作により、修正したい色(修正前の色)のRGB値(R1,G1,B1)と所望する色のRGB値(R2,G2,B2)とが指定される。 色調整手段170では、これらのRGB値に基づいて、予め色変換パラメータ記憶手段150から読み込まれている色変換パラメータを修正する。

    色変換パラメータ、即ち3次元LUTの内容の修正方法の具体例を次に説明する。

    修正前の色(R1,G1,B1)が3次元LUTの格子点に存在する場合には、この格子点には修正前のCMYK値(C1,M1,Y1,K1)が格納されている。 色調整手段170は、色調整後の色、即ち所望する色(R2,G2,B2)に対応するCMYK値(C2,M2,Y2,K2)を修正前の3次元LUTに基づいて求める。

    この際、所望する色(R2,G2,B2)も3次元LUTの格子点に存在する場合には対応するCMYK値(C2,M2,Y2,K2)を直ちに求めることができる。

    一方、所望する色(R2,G2,B2)が3次元LUTの格子点に存在しない場合には、所望する色(R2,G2,B2)に近接する、例えば8点の格子点にあるCMYK値から適宜の補間処理によってCMYK値(C2,M2,Y2,K2)を算出する。

    このようにして求めたCMYK値(C2,M2,Y2,K2)を、修正前の色(R1,G1,B1)の格子点に存在するCMYK値(C1,M1,Y1,K1)と置き換えることによって3次元LUTを修正する。

    他方、修正したい色(R1,G1,B1)が3次元LUTの格子点にはない場合には、(R1,G1,B1)に近接する周囲の、例えば、8つの格子点(R11,G11,B11)、(R12,G12,B12)、・・・・、(R18,G18,B18)を抽出し、抽出された8つの格子点のそれぞれに対応する3次元LUTデータのCMYK値の修正を行う。

    所望する色(R2,G2,B2)に対応するCMYK値(C2,M2,Y2,K2)は修正前の3次元LUTに基づいて求める。

    次に、前記8つの格子点(R1i,G1i,B1i)(i=1ないし8)に対応するCMYK値(C1i,M1i,Y1i,K1i)(i=1ないし8)をそれぞれ(C2i,M2i,Y2i,K2i)(i=1ないし8)に置き換えることによって3次元LUTを修正する。

    この際、(C2i,M2i,Y2i,K2i)(i=1ないし8)の値を用いた補間演算によって求められるCMYK値が所望する(C2,M2,Y2,K2)となるように(C2i,M2i,Y2i,K2i)(i=1ないし8)の値を決定する。

    上記のように修正された3次元LUT(色変換パラメータ)を、色変換パラメータ記憶手段150に格納する。

    色変換パラメータが修正された後、図4(a)に示した文書データが再度入力手段110を介して入力されると、修正された色変換パラメータにしたがって色変換処理がされるため、文字データ1の赤色は、ユーザが所望する赤でプリントされる。

    第1の実施形態に係る画像処理装置1によれば、入力される文書データのフォーマットに関わらず、色調整手段170は文書を容易に表示し、ユーザに提示することができる。 また、入力された文書データと同じ絵柄が表示されるため、ユーザは容易に、速く、修正したい色を指定できる。 さらに、ユーザが修正対象の色を含む部分と所望の色を指示することにより前記色変換パラメータが自動的に修正される。

    なお、本実施形態は本発明の一例であり、本発明の主旨にしたがい、例えば、色変換処理パラメータ、色指示手段170の指示項目およびデザインなどの変更が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。

    (2)第2の実施形態 図6は、本発明にかかる画像処理装置1aの第2の実施形態の構成例を示したものである。 第2の実施形態に係る画像処理装置1aは、第1の実施形態に係る画像処理装置1に縮小処理手段610を付け加えた構成となっている。

    縮小処理手段610は、ラスタ画像データ記憶手段160に記憶されたラスタ画像データのサイズ、すなわち縦方向と横方向の画素数を減少させる機能を有する。 例えば図7に示すように、縦2000×横1000画素のラスタ画像データを縦1000×横500画素にする。

    レンダリング手段120から出力されるラスタ画像データは、出力手段140の出力解像度に対応したデータサイズで出力される。 しかし、色調整手段170での画像表示には、高解像度のラスタ画像データは必ずしも必要ではないため、ラスタ画像データを縮小処理しても問題がない場合が多い。

    また、図8に示すように、レンダリング手段120によって生成されたラスタ画像データをラスタ画像データ記憶手段160に記憶させる前に、縮小処理手段610を設けても同様な効果を得ることができる。

    本実施形態における動作は、前記縮小処理手段610によりラスタ画像データのサイズが減少されたラスタ画像が色調整手段170の画面に表示されることを除くと、第1の実施形態と同様である。

    第2の実施形態に係る画像処理装置1aによれば、第1の実施形態に係る画像処理装置1の効果に加えて、前記縮小処理手段を設けることによってラスタ画像データのサイズが小さくなるため画像表示の速度が向上し、また、画像表示用メモリの容量も小さくて済む利点が生じる。

    (3)第3の実施形態 図9は、第3の実施形態に係る画像処理装置1bの構成例を示したものである。

    第3の実施形態に係る画像処理装置1bは、第1の実施形態に係る画像処理装置1に文書構造情報記憶手段910を付け加えた構成を有する。

    ここで、文書構造情報とは、文書データ中のオブジェクトに関する情報、或いは出力手段における出力条件に関する情報(出力条件指示情報)、或いはこれらの双方の情報を含むものを意味する。

    文書データ中のオブジェクトに関する情報には、文書データ中に含まれるオブジェクトの種類、文書中のどの位置にどのオブジェクトが存在するかの情報を含む。 また、出力手段における出力条件に関する情報(出力条件指示情報)には、出力画像の解像度、ハーフトーン種類、プリント出力の場合にはプリント用紙種類等の情報が含まれる。

    レンダリング手段120は、入力された文書データをラスタ画像データに変換するとともに、文書データ中のオブジェクト種類(文字、図形、自然画)を判別し、さらに判別したオブジェクト種類から文書構造情報を生成する。 ここで、文書構造情報には、図2(c)に示すように、文書中のどの位置にどのオブジェクトがあるかを示す情報が含まれる。

    また、レンダリング手段120は、文書データ中のオブジェクト種類の判別結果に基づき、判別されたオブジェクトに対応した色変換パラメータを、色変換パラメータ記憶手段150に記憶されている複数の色変換パラメータの中から、指定する。

    色変換処理手段130は、ラスタ画像データを色変換パラメータにしたがって色変換を行う。 このとき用いる色変換パラメータは、前記レンダリング手段120が判別したオブジェクトの種類に対応した色変換テーブルである。 色変換手段130における変換処理は、既に説明した3次元LUTを用いる方法によって行うことができる。

    色変換パラメータ記憶手段150は、色変換処理手段130で使用され、オブジェクト種類に対応した複数の色変換パラメータを記憶する。

    文書構造情報記憶手段910は、レンダリング手段120によって生成された文書構造情報を記憶する。

    色調整手段170は、色変換パラメータ記憶手段150に記憶されている色変換パラメータを、ユーザの指示にしたがって出力の色が所望するものとなるように修正する。 このとき用いられる色変換パラメータは、文書構造情報記憶手段910に記憶されている文書構造情報に基づいて選択される。

    第3の実施形態に係る画像処理装置1bの具体的な動作例ついて以下に説明する。

    図4(a)は、ユーザが一般的な文書作成ソフトウェアを使用して作成した1ページの文書データであり、文字データ、ベクター(図形)データ、自然画像データを含む。 また、文字データ1の文字は、ユーザが一般的な文書作成ソフトウェア上で指定した例えば赤の文字である。 この文書データは、入力手段110を介して画像処理装置1bに入力される。

    続いてレンダリング手段120によって、文書中の文字データ、ベクターデータ、自然画像データは、すべて、図4(b)に示すRGBのラスタ画像データになる。 また、レンダリング手段120は、図4(d)に示すように、文書データ中のどの位置にどのオブジェクトがあるかを示す文書構造情報を生成し、この文書構造情報は文書構造情報記憶手段910に記憶される。 ラスタ画像データは、ラスタ画像データ記憶手段160に記憶されるとともに、色変換処理手段130に入力される。

    色変換処理手段130には、色変換パラメータ記憶手段150に記憶されている色変換パラメータである3次元LUTデータのうち、レンダリング手段120が判別したオブジェクトの種類に対応した3次元LUTがセットされる。 そして、色変換処理手段130は、入力されるRGBラスタ画像データを順次、3次元LUTに基づき、必要に応じて補間演算を行い、CMYK値に変換する。 図4(c)はこのようにしてCMYKに色変換されたラスタ画像データを示す。 CMYK値に色変換されたラスタ画像データは、出力手段140によりプリントされる。

    ここで、ユーザがプリント出力されたハードコピーを見て、文字データ1の文字の赤色はユーザが所望する赤ではないと考える場合がある。 このとき、ユーザは、色調整手段170を用いて、文字データ1の文字の赤色をユーザが所望する赤が得られるよう文字オブジェクト用の色変換パラメータを修正することができる。

    より詳細に、本実施形態における色調整手段170を用いた色調整の例について説明する。 第1の実施形態と同様に、図5に示すように色調整手段170は、例えば、画像表示手段171と色指示手段172というユーザインタフェースを持っている。 画像表示手段171はRGBラスタ画像データを表示する。 色指示手段172には、画像表示手段に表示されたラスタ画像データ中にユーザが修正したい色が存在するときに、ユーザが修正したい色(修正前の色)を指定する手段と、指定した色から所望する色にユーザが指示する手段が含まれる。

    まず、画像表示手段171はラスタ画像データ記憶手段160に記憶されているRGBラスタ画像データを表示する。 ここで、RGBラスタ画像データは、レンダリング手段120によって既にラスタ形式のデータフォーマットとなっている。 したがって、特別なフォーマットコンバータを必要としないで、RGBラスタ画像データを容易に画像表示手段に表示することができる。 ユーザは、色指示手段172の一部である十字カーソル172aをマウスなどのポインティングデバイス(図示せず)を使用して、画像表示手段171に表示されたラスタ画像上で文字データ1の部分にあわせる。 この操作によって、文字データ1の色を所望しない、すなわち修正したい色(修正前の色)として指定される。 この段階での文字データ1の色のRGB値を、(R1,G1,B1)とし、色調整手段170に記憶しておく。

    次に、ユーザは、色指示手段172の例えば、明るさ、色相、鮮やかさのスライドバーを操作する。 この操作に応じて画像表示手段171に表示されている文字データ1の色が変化する。 但し、文字データ1の元々の色(R1,G1,B1)と異なる色の部分の色は変化しない。

    ユーザは前記の操作により、文字データ1の色が所望する赤色となるように指定する。 この段階での文字データ1の色のRGB値を、(R2,G2,B2)とし、色調整手段170に記憶しておく。

    以上のように修正したい色(R1,G1,B1)と、所望する色(R2,G2,B2)とを指定した後、この指定にしたがって色変換パラメータが修正される。 色変換パラメータの修正方法は第1の実施形態で説明した方法と同様である。

    ここで、本実施形態で修正の対象となる色変換パラメータは、文書構造情報によって決定される。 すなわち、ユーザが色調整手段170の色指示手段を用いて十字カーソル172aで指定した色の位置と、文書構造情報記憶手段910に記憶されている文書構造情報を、色調整手段170が照らし合わせる。 このことにより、色調整手段170は、色指示手段を用いてユーザが十字カーソルで指定した色が、どの種類のオブジェクトに含まれているかを認識する。 この認識結果に基づき、色調整手段170は、オブジェクト種類に対応する色変換パラメータを色変換パラメータ記憶手段に記憶されている色変換パラメータの中から選択する。 上記の説明においては、文字データ1の色を修正対象として指示しているため、選択される色変換パラメータは文字オブジェクトに対応したものとなる。

    色変換パラメータが修正された後、図4(a)に示す文書データが再度、入力手段110を介して入力されると、修正された色変換パラメータにしたがって、色変換処理がされるため、文字データ1の赤色は、ユーザが所望する赤でプリントされる。 また、修正された色変換パラメータは、文字オブジェクトに対応した色変換パラメータだけであるため、他のオブジェクト、すなわち図形オブジェクトと自然画像オブジェクトの色は変化しない。

    第3の実施形態に係る画像処理装置1bによれば、第1の実施形態に係る画像処理装置1の効果に加えて、文書構造情報により、修正対象の色変換パラメータが自動的に選択され、かつ、ユーザが修正対象の色を含む部分と所望の色を指示することにより前記色変換パラメータが自動的に修正される。 また、ユーザが指定した色を含むオブジェクトの種類に対応した色変換パラメータのみが修正されるため、修正を必要としない他のオブジェクトの色には影響を与えない。

    なお、上記の説明では文書構造情報を文書データ中のオブジェクトの種類としたが、例えば用紙種類、ハーフトーン種類などの文書データが指示するプリント出力条件を文書構造情報とすることもでき、文書データ中のオブジェクトの種類と前記プリント出力条件との両方とすることもできる。

    (4)第4の実施形態 図10は、第4の実施形態に係る画像処理装置1cの構成例を示す図である。

    第4の実施形態に係る画像処理装置1cは、第3の実施形態に係る画像処理装置1bに縮小処理手段610を付け加えた構成を有する。

    縮小処理手段610は、第2の実施形態と同様にラスタ画像データ記憶手段160に記憶されたラスタ画像データのサイズを縮小する。 併せて、文書構造情報記憶手段910に記憶された文書構造情報のサイズ(文書構造の配置サイズ)をラスタ画像データの縮小サイズに対応させて縮小する。

    なお、ラスタ画像データは、ラスタ画像データ記憶手段160に記憶する前に縮小する形態としてもよい。

    第4の実施形態によれば、第1の実施形態に係る画像処理装置1の効果に加えて、第2、第3の実施形態に係る画像処理装置1a、1bの効果も併せて実現することが可能となる。

    なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。 また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。 例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。 さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。

    本発明に係る画像処理装置の第1の実施形態の構成例を示す図。

    本発明に係る画像処理装置の動作例を説明する第1の図。

    本発明に係る画像処理装置の色変換パラメータ(3次元LUT)の動作概念を説明する図。

    本発明に係る画像処理装置の動作例を説明する第2の図。

    本発明に係る画像処理装置の色調整手段の一例を示す図。

    本発明に係る画像処理装置の第2の実施形態の構成例を示す図。

    本発明に係る画像処理装置におけるラスタ画像データの縮小の概念を説明する図。

    本発明に係る画像処理装置の第2の実施形態の他の構成例を示す図。

    本発明に係る画像処理装置の第3の実施形態の構成例を示す図。

    本発明に係る画像処理装置の第4の実施形態の構成例を示す図。

    従来技術による色調整の方法を説明する図。

    符号の説明

    1、1a、1a'、1b、1c 画像処理装置110 入力手段120 レンダリング手段130 色変換処理手段140 出力手段150 色変換パラメータ記憶手段160 ラスタ画像データ記憶手段170 色調整手段610 縮小処理手段910 文書構造情報記憶手段

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