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Semiconductor device

阅读:143发布:2024-01-08

专利汇可以提供Semiconductor device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To prevent a failure incident to warp of the carrier tape of a COF (Chip On Film Package) IC. SOLUTION: A plurality of dummy bumps 17 are projected from the inside area of a plurality of bumps 15 of a COF IC chip 10, a plurality of dummy inner leads 27 are laid in the inside area at the forward end of the plurality of inner leads 25 of a carrier tape 20, and each dummy bump 17 and each dummy inner lead 27 are thermocompressed simultaneously at inner lead bonding of a regular bump 15 and a regular inner lead 25. Since a stress incident to warp of the carrier tape due to heating can be supported while being distributed to the dummy bumps and the dummy inner leads, a large stress can be distributed and reduced. Consequently, stripping at the joint of the inner lead and the bump, disconnection of the inner lead and separation of bonding interface between the inner lead and the tape body can be prevented. COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI,下面是Semiconductor device专利的具体信息内容。

  • 半導体チップの複数個の電極パッドがフィルム状のキャリアに敷設された複数本のインナリードに接合されている半導体装置であって、
    前記半導体チップにおける前記複数個の電極パッドの内側エリアまたは外側エリアまたは電極パッド間には電気的に非接続のダミーパッドが形成されているとともに、前記キャリアにおける前記複数本のインナリードの先端の内側エリアまたは外側エリアまたはインナリード間には電気的に非接続のダミーインナリードが敷設されており、前記ダミーパッドと前記ダミーインナリードとがダミーバンプによって接合されていることを特徴とする半導体装置。
  • 前記ダミーパッドおよび前記ダミーインナリードは複数が、前記内側エリアまたは外側エリアまたは電極パッド間において均等あるいはランダムに分布するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  • 前記ダミーバンプが前記ダミーパッドに予め形成されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  • 前記インナリード、ダミーインナリードおよびダミーバンプを樹脂封止する樹脂封止体が成形されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の半導体装置。
  • 半導体チップの複数個の電極パッドがフィルム状のキャリアに敷設された複数本のインナリードに接合されている半導体装置であって、
    前記キャリアにおける前記半導体チップと反対側の主面には電気的に非接続のダミーインナリードが敷設されていることを特徴とする半導体装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、半導体装置、特に、半導体素子を含む集積回路が作り込まれた半導体チップ(以下、チップという。)の電極パッドにフィルム状のキャリアに敷設されたインナリードがボンディングされた半導体装置に関し、例えば、チップ・オン・フィルム・パッケージ(Chip On Film Package)を備えた半導体集積回路装置(以下、COF・ICという。)に利用して有効なものに関する。
    【0002】
    【従来の技術】
    液晶表示装置のドライバには、フィルム状のキャリアに敷設された複数本のインナリードがチップの複数個の電極パッドにボンディングされたCOF・ICが、使用されている。
    【0003】
    COF・ICの製造方法においてインナリードをチップの電極パッドにボンディングするインナリードボンディング工程を実施するボンディング装置として、多数本のインナリードをチップの多数個の電極パッドにボンディング工具によって一括して接合するインナリードボンディング装置(以下、ダイボンダという。)、がある(例えば、非特許文献1参照)。
    【0004】
    【非特許文献1】
    「電子材料1999年11月号別冊」,株式会社工業調査会,1999年11月25日,p. 115−120
    【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    しかしながら、前記したダイボンダにおいては、電極パッドおよびインナリードの多ピン化や狭ピッチ化が進むと、加熱によるフィルム状のキャリアの反り(変形)に伴う大きなストレス(機械的な応)が発生するために、電極パッドとインナリードとの接合部の剥離等の不良が発生するという問題点があることが本発明者によって明らかにされた。
    【0006】
    本発明の目的は、キャリアの反りに伴う不良を防止することができる半導体装置を提供することにある。
    【0007】
    本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
    【0008】
    【課題を解決するための手段】
    本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通りである。
    【0009】
    すなわち、半導体チップの複数個の電極パッドがフィルム状のキャリアに敷設された複数本のインナリードに接合されている半導体装置であって、
    前記半導体チップにおける前記複数個の電極パッドの内側エリアまたは外側エリアまたは電極パッド間には電気的に非接続のダミーパッドが形成されているとともに、前記キャリアにおける前記複数本のインナリードの先端の内側エリアまたは外側エリアまたはインナリード間には電気的に非接続のダミーインナリードが敷設されており、前記ダミーパッドと前記ダミーインナリードとがダミーバンプによって接合されていることを特徴とする。
    【0010】
    前記した手段によれば、フィルム状のキャリアの反りに伴って大きなストレスが発生しても、フィルム状のキャリアの内側エリアまたは外側エリアまたは電極パッド間に配置されたダミーバンプとダミーインナリードとの接合部により、このストレスを分散して受け持つことができるので、キャリアの反りに伴う不良が発生するのを防止することができる。
    【0011】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明の実施の形態を図面に即して説明する。
    【0012】
    本実施の形態において、本発明に係る半導体装置はCOF・ICとして構成されており、COF・ICは図1に示されたチップ10が図2に示されたキャリアテープ20に図3に示されたダイボンダ30によってインナリードボンディングされて製造されたものである。 以下、COF・ICの製造方法を説明することにより、本実施の形態に係るCOF・ICの構成を明らかにして行く。
    【0013】
    COF・ICの製造方法に使用されるチップ10は、COF・ICの製造方法における所謂前工程において半導体ウエハの状態で半導体素子を含む集積回路が各チップ部毎に作り込まれた後に、その半導体ウエハが各チップ部毎にダイシングされることにより、図1に示されているように、平面視が正方形の平板形状の小片に切り出されて成る。 チップ10のサブストレート11のアクティブエリア側主面(以下、第一主面という。)12には、集積回路を外部に取り出すための電極パッド13が複数個、四辺において互いに干渉しない適当な間隔をとってそれぞれ配列されて開設されている。 チップ10の第一主面12の上にはパッシベーション膜14が、電極パッド(以下、パッドという。)13をそれぞれ露出させた状態で全体的に均一に被着されている。 各パッド13の上には金系材料(AuまたはAu合金)からなるバンプ15がそれぞれ突設されている。 バンプ15は金メッキ処理が使用されて薄い平板に形成されており、パッシベーション膜14から突出した状態になっている。 チップ10の第一主面12におけるパッド13群の内側エリアにはチップ10の集積回路と電気的に接続されていないダミーパッド16が複数個(本実施の形態においては九個)、内側エリア内において均等に分布するように散在されており、ダミーパッド16にはダミーバンプ17がそれぞれ突設されている。 ちなみに、ダミーバンプ17は正規のバンプ15の成形に際して、同時に成形される。
    【0014】
    本実施の形態に係るCOF・ICの製造方法には、図2に示されたキャリアテープ20が供給される。 キャリアテープ20はTCP・IC(テープ・キャリア・パッケージを備えたIC)の製造方法に使用されるTAB(テープ・オートメイテッド・ボンディング)テープに相当するものである。 キャリアテープ20は同一パターンが長手方向に繰り返されるように構成されているため、その構成の説明および図示は一単位だけについて行う。
    【0015】
    図2に示されているように、キャリアテープ20はポリイミド樹脂等の絶縁性を有する材料が用いられてテープ形状に形成されたテープ本体21を備えており、テープ本体21には多数個の送り孔22が両端辺に沿うように所定の間隔で配列されている。 テープ本体21の中心線上には仮想的に形成された略正方形のボンディングエリア23が多数個、所定の間隔をもって配列されており、各ボンディングエリア23は中心線の一方がテープ本体21の中心線に一致されている。 ボンディングエリア23の四方には四個のアウタリードホール24、24、24、24が前後左右対称形にそれぞれ開設されている。 テープ本体21の一方の主面(以下、第一主面とする。)には集積回路を外部に取り出すためのインナリード25が複数本、互いに電気的に非接続になるように敷設されている。 インナリード25群は複数本宛がボンディングエリア23の四方に分配されており、四方の各インナリード25の先端部はボンディングエリア23に突き出してチップ10の各バンプ15と対応するように配列されている。 インナリード25の外側には各アウタリード26がそれぞれ一体的に形成されており、各アウタリード26はテープ本体21の四方のアウタリードホール24、24、24、24をそれぞれ跨ぐように形成されている。 ボンディングエリア23のインナリード25群の内側エリアにはダミーインナリード27が複数個(本実施の形態においては九個)、チップ10のダミーバンプ17に対応して内側エリア内において均等に分布するように散在されている。 各ダミーインナリード27はインナリード25およびアウタリード26の成形に際して、チップ10のダミーバンプ17に対応した大きさの正方形の小片に同時に成形される。 図示しないが、インナリード25、アウタリード26およびダミーインナリード27の表面には錫メッキ被膜が部分的または全体的に被着されている。
    【0016】
    図3に示されているように、ダイボンダ30はキャリアテープ20を一方向に案内する複数個のテープガイド31を備えており、複数個のテープガイド31の間に架橋されたキャリアテープ20は、ピッチ送り装置(図示せず)によって一方向にピッチ送りされるようになっている。 所定の位置において隣り合うテープガイド31、31の途中にはボンディングステーション32が設定されており、ボンディングステーション32にはキャリアテープ20をクランピングする上クランパ33Aおよび下クランパ33Bが設置されている。 また、ボンディングステーション32にはヒートブロック34が設置されており、ヒートブロック34の上には第一ボンディング工具35が設置されている。 第一ボンディング工具35はチップ10をバンプ15側が上向きになった状態で保持するように構成されている。 ヒートブロック34は断熱ブロック36を介してZテーブル37に支持されており、Zテーブル37は第一ボンディング工具35を垂直(Z)方向に昇降させるように構成されている。 Zテーブル37はΘテーブル38に支持されており、Θテーブル38はZテーブル37を平面内で回転させるように構成されている。 Θテーブル38はXテーブル39に支持されており、Xテーブル39はΘテーブル38を水平面内でキャリアテープ20の送り方向(Y方向)と直交する方向であるX方向に往復移動させるように構成されている。 Xテーブル39はYテーブル40に支持されており、Yテーブル40はXテーブル39を水平面内でキャリアテープ20の送り方向であるY方向に往復移動させるように構成されている。
    【0017】
    ボンディングステーション32の上方には上側Yテーブル41が水平に設置されており、上側Yテーブル41の上には上側Xテーブル42が支持されている。 上側Yテーブル41は上側Xテーブル42を水平面内でY方向に往復移動させるように構成されている。 上側Xテーブル42のボンディングステーション32に面する側面にはブラケット43が垂直に支持されており、上側Xテーブル42はブラケット43を水平面内でX方向に往復移動させるように構成されている。 ブラケット43のボンディングステーション32に面する側面の上端部には、荷重印加装置44が設置されており、荷重印加装置44には第二ボンディング工具51が、ロードセル45、工具平坦度Θy調整部46、工具平坦度Θx調整部47、工具平坦度Θ調整部48、断熱部49および保持部50を介して連結されている。 荷重印加装置44は送りねじ軸装置によって第二ボンディング工具51に荷重を印加するように構成されており、ロードセル45は荷重印加装置44をフィードバック制御するように構成されている。 第二ボンディング工具51はボンディングエリア23に対応する長方形の棒形状に形成されており、第二ボンディング工具51にはヒータ(図示せず)が内蔵されている。 図示しないが、ブラケット43には画像認識装置が垂直方向下向きに設置されている。 また、各テーブルや荷重印加装置44はコントローラによって制御されるように構成されている。
    【0018】
    以上の構成に係るダイボンダ30によるCOF・ICの製造方法におけるインナリードボンディング工程を説明する。
    【0019】
    チップ10がキャリアテープ20にインナリードボンディングされるに際して、図3に示されているように、一方のワークであるキャリアテープ20はインナリード25側の第一主面が下向きに配置された状態で、複数個のテープガイド31間に張設されて一方向にピッチ送りされる。 他方のワークであるチップ10はバンプ15側の第一主面を上向きにした状態で第一ボンディング工具35に保持される。
    【0020】
    キャリアテープ20が間欠停止されて上クランパ33Aと下クランパ33Bとによってクランピングされると、図4(a)に示されているように、チップ10のパッド13に突設されたバンプ15がキャリアテープ20のボンディングエリア23に対向してインナリード25の先端部に整合されるとともに、第一ボンディング工具35が上昇される。
    【0021】
    この状態で、第二ボンディング工具51が荷重印加装置44によって下降されると、図4(b)に示されているように、各バンプ15および各ダミーバンプ17は各インナリード25の先端部および各ダミーインナリード27に、第一ボンディング工具35と第二ボンディング工具51とによって一括して熱圧着される。 すなわち、金系材料から構成されたバンプ15および各ダミーバンプ17と、インナリード25およびダミーインナリード27の表面に被着された錫メッキ被膜との間において、金−錫共晶層が形成される。 この熱圧着により、各パッド13と各インナリード25とはバンプ15によって機械的かつ電気的に接続された状態になる。 但し、各ダミーパッド16と各ダミーインナリード27とは各ダミーバンプ17によって機械的に接続された状態になるが、電気的には接続されていない。
    【0022】
    第一ボンディング工具35と第二ボンディング工具51との協働によるギャングボンディングが終了すると、図4(c)に示されているように、第二ボンディング工具51は上昇される。 続いて、図4(d)に示されているように、第一ボンディング工具35が下降される。
    【0023】
    以降、キャリアテープ20の各単位毎にインナリードボンディングが、前記作動が繰り返されることにより順次実施されて行く。
    【0024】
    インナリードボンディング工程が終了すると、図5に示されているように、キャリアテープ20にチップ10がバンプ15によって機械的かつ電気的に接続された組立体28が製造されたことになる。 すなわち、図5に示されているように、チップ10のパッド13に突設されたバンプ15がキャリアテープ20のボンディングエリア23に対向してインナリード25の先端部に機械的かつ電気的に接続されている。 但し、各ダミーパッド16と各ダミーインナリード27とは各ダミーバンプ17によって機械的に接続された状態になるが、電気的には接続されていない。
    【0025】
    ところで、COF・ICにおいてパッドおよびインナリードの多ピン化や狭ピッチ化が進むと、インナリード25およびアウタリード26がテープ本体21の片面のみに敷設されていることにより、キャリアテープ20の厚さ方向において熱膨張差が大きくなるために、キャリアテープ20に反り(変形)が発生する。 すなわち、インナリード25およびアウタリード26の熱膨張率はテープ本体21の熱膨張率よりも大きいために、前述したインナリードボンディングにおいて加熱されると、図6(a)に示されている如く、キャリアテープ20はインナリード25およびアウタリード26が敷設された側の主面が出っ張るように反り返る。 この反った状態から自然の平坦な状態に戻ると、キャリアテープ20の反りの上側に位置したインナリード25とバンプ15との接合部にはテープ本体21の弾発力がインナリード25とバンプ15とを引き剥がす方向に作用するために、インナリード25とバンプ15との接合部が剥離してしまう。 インナリード25とバンプ15との接合部の接合強度が充分に高い場合には、その接合強度よりも機械的強度の低いインナリード25が断線したり、インナリード25とテープ本体21との接着界面が剥離したりする。
    【0026】
    しかし、本実施の形態においては、チップ10における複数個のバンプ15の内側エリアには複数個のダミーバンプ17が均等に分布されて突設されているとともに、キャリアテープ20における複数本のインナリード25の先端の内側エリアには複数個のダミーインナリード27が敷設されており、各ダミーバンプ17と各ダミーインナリード27とが正規のバンプ15と正規のインナリード25のボンディング時に同時にボンディングされるので、ボンディング時の加熱によってキャリアテープ20が反り返っても、インナリード25とバンプ15との接合部が剥離したり、インナリード25が断線したり、インナリード25とテープ本体21との接着界面が剥離したりする不良が発生するのを防止することができる。 すなわち、ボンディング時の加熱によるキャリアテープ20の反りが大きくなることによって大きなストレス(機械的な応力)が発生しても、図6(b)に示されているように、キャリアテープ20の内側エリアに配置された複数個のダミーバンプ17とダミーインナリード27との接合部のそれぞれによって、このストレスを分散して受け持つことができるので、正規のバンプ15と正規のインナリード25との接合部や、各正規のインナリード25および各インナリード25とテープ本体21との接着界面のそれぞれに大きなストレスが作用するのを防止することができ、その結果、インナリード25とバンプ15との接合部が剥離したり、インナリード25が断線したり、インナリード25とテープ本体21との接着界面が剥離したりする不良が発生するのを防止することができる。
    【0027】
    以上のようにしてインナリードボンディング工程においてチップ10がキャリアテープ20にインナリードボンディングされてなる組立体28は、樹脂封止体成形工程に供給される。 樹脂封止体成形工程において、図7で参照されるように、テープ本体21とチップ10との合わせ面間にはアンダフィルが充填されることにより、組立体28には樹脂封止体29がポッティング法によって成形される。 この樹脂封止体成形工程のアンダフィルのテープ本体21とチップ10の合わせ面間への充填に際して、テープ本体21とチップ10との合わせ面間の隙間はダミーバンプ17群およびダミーインナリード27群によって全体的に均一に維持されているので、アンダフィルは気泡や未充填部位を発生することなく、均一かつ完全に充填される。 以上のようにして成形された樹脂封止体29はチップ10の第一主面、バンプ15群、インナリード25群、ダミーバンプ17群およびダミーインナリード27群を樹脂封止した状態になるとともに、樹脂封止体29はテープ本体21およびチップ10にそれぞれ接着した状態になっている。
    【0028】
    その後に、成形品が左右のアウタリード26、26とテープ本体21の樹脂封止体29の前後両脇において切断されると、図7に示されたCOF・ICが製造された状態になる。 COF・ICにおいて、チップ10の上面には複数個のパッド13が四辺に整列されており、インナリード25の先端部はボンディングエリア23においてパッド13にそれぞれバンプ15を介してギャングボンディングされて機械的かつ電気的に接続されており、樹脂封止体29によって樹脂封止されている。 樹脂封止体29の内部にはバンプ15群およびインナリード25群と共に、ダミーバンプ17群およびダミーインナリード27群が樹脂封止されている。
    【0029】
    前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
    【0030】
    1) チップ10における複数個のバンプ15の内側エリアには複数個のダミーバンプ17を突設するとともに、キャリアテープ20における複数本のインナリード25の先端の内側エリアには複数個のダミーインナリード27を敷設し、各ダミーバンプ17と各ダミーインナリード27とを正規のバンプ15と正規のインナリード25のボンディング時に同時にボンディングすることにより、ボンディング時の加熱によってキャリアテープ20が反り返っても、インナリード25とバンプ15との接合部が剥離したり、インナリード25が断線したり、インナリード25とテープ本体21との接着界面が剥離したりする不良が発生するのを防止することができる。
    【0031】
    2) 複数個のダミーバンプ17およびダミーインナリード27を均等に配置することにより、ボンディング時の加熱によるキャリアテープ20の反りに伴って発生するストレスを均等に分散して受け持つことができるので、正規のバンプ15と正規のインナリード25との接合部の剥離や、各正規のインナリード25および各インナリード25とテープ本体21との接着界面のそれぞれに大きなストレスが作用するのを均等に小さく抑制することができ、その結果、インナリード25とバンプ15との接合部が剥離したり、インナリード25が断線したり、インナリード25とテープ本体21との接着界面が剥離したりする不良が発生するのをより一層確実に防止することができる。
    【0032】
    3) テープ本体21とチップ10との合わせ面間の隙間をダミーバンプ17群およびダミーインナリード27群によって全体的に均一に維持することにより、樹脂封止体成形工程のアンダフィルのテープ本体21とチップ10の合わせ面間への充填に際して、アンダフィルを気泡や未充填部位を発生することなく、均一かつ完全に充填させることができるので、チップ10、バンプ15群、インナリード25群、ダミーバンプ17群およびダミーインナリード27群を全体にわたって均一かつ確実に樹脂封止することができ、COF・ICの耐湿性を高めることができる。
    【0033】
    4) COF・ICのキャリアテープは所謂フライングインナリードが無いことにより、インナリードの多ピン化や狭ピッチ化が容易であるので、COF・ICの多ピン化や狭ピッチ化およびシュリンク化を促進することができ、また、インナリードの成形や取り扱いの観点から歩留り的に有利であるので、COF・ICの製造コストを低減することができる。
    【0034】
    図8は本発明の第二の実施の形態であるCOF・ICのインナリードボンディング工程後を示しており、(a)は一部省略底面図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。
    【0035】
    本実施の形態が前記実施の形態と異なる点は、ダミーインナリード25A群およびダミーアウタリード26A群がテープ本体21の第二主面に敷設されている点である。 本実施の形態によれば、キャリアテープ20の熱膨張が第一主面側と第二主面側とで略等しくなることにより、キャリアテープ20の反りの発生を殆ど抑止して大きなストレスが発生するのを防止することができるので、インナリード25とバンプ15との接合部が剥離したり、インナリード25が断線したり、インナリード25とテープ本体21との接着界面が剥離したりする不良が発生するのを防止することができる。
    【0036】
    以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
    【0037】
    例えば、ダミーバンプはチップにおける複数個の電極パッドの内側エリアに配置するに限らず、外側エリアや電極パッド間に配置してもよい。 ダミーインナリードはキャリアにおける複数本のインナリードの先端の内側エリアに配置するに限らず、外側エリアやインナリード間に配置してもよい。 要は補強できればよい。
    【0038】
    バンプはチップのパッド側に配設するに限らず、キャリアテープのインナリード側に配設してもよい。 また、バンプはメッキ法によって形成するに限らず、ワイヤボンディング法を利用した所謂スタッドバンプ形成法によって形成してもよい。
    【0039】
    COF・ICは分断して出荷してもよいし、テープの形態で出荷してもよい。
    【0040】
    以上の説明では主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野である液晶表示装置のドライバに使用されるCOF・ICの製造方法に適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、システムLSIのように他の用途に使用されるCOF・IC、トランジスタアレーおよび電子部品等の半導体装置全般に適用することができる。
    【0041】
    【発明の効果】
    本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次の通りである。
    【0042】
    半導体チップにおける複数個の電極パッドの内側エリアまたは外側エリアまたは電極パッド間には電気的に非接続のダミーパッドを形成するとともに、キャリアにおける複数本のインナリードの先端の内側エリアまたは外側エリアまたはインナリード間には電気的に非接続のダミーインナリードを敷設し、ダミーパッドとダミーインナリードとをダミーバンプによって接合することにより、フィルム状のキャリアの反りに伴う大きなストレスが作用しても、ダミーバンプとダミーインナリードとの接合部により、このストレスを分散して受け持たせることができるので、ストレスによる不良が発生するのを防止することができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の一実施の形態であるCOF・ICの製造方法に使用されるチップを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線に沿う拡大断面図である。
    【図2】同じくキャリアテープを示しており、(a)は一部省略底面図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。
    【図3】本発明の一実施の形態であるCOF・ICの製造方法に使用されるダイボンダを示す正面図である。
    【図4】作用を説明するための各拡大正面図であり、(a)は整合ステップ、(b)は熱圧着ステップ、(c)は第二ボンディング工具の上昇ステップ、(d)は第一ボンディング工具の下降ステップを示している。
    【図5】インナリードボンディング工程後を示しており、(a)は一部省略底面図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。
    【図6】キャリアテープの反りによるストレスを説明するための各拡大断面図であり、(a)は比較例の場合を示し、(b)は本実施の形態の場合を示している。
    【図7】本発明の一実施の形態であるCOF・ICを示しており、(a)は平面図、(b)は一部切断正面図である。
    【図8】本発明の第二の実施の形態であるCOF・ICのインナリードボンディング工程後を示しており、(a)は一部省略底面図、(b)は(a)のb−b線に沿う断面図である。
    【符号の説明】
    10…チップ(半導体チップ)、11…サブストレート、12…第一主面(アクティブエリア側主面)、13…電極パッド、14…パッシベーション膜、15…バンプ、16…ダミーパッド、17…ダミーバンプ、20…キャリアテープ、21…テープ本体、22…送り孔、23…ボンディングエリア、24…アウタリードホール、25…インナリード、26…アウタリード、27…ダミーインナリード、28…組立体、29…樹脂封止体、30…ダイボンダ(ボンディング装置)、31…テープガイド、32…ボンディングステーション、33A…上クランパ、33B…下クランパ、34…ヒートブロック、35…第一ボンディング工具、36…断熱ブロック、37…Zテーブル、38…Θテーブル、39…Xテーブル、40…Yテーブル、41…上側Yテーブル、42…上側Xテーブル、43…ブラケット、44…荷重印加装置、45…ロードセル、46…工具平坦度Θy調整部、47…Θx調整部、48…Θ調整部、49…断熱部、50…保持部、51…第二ボンディング工具、25A…ダミーインナリード、26A…ダミーアウタリード。

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