专利汇可以提供Equipment and method of assisting building plan专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To conduct examination sufficiently without three-dimensional shape data by converting the three-dimensional shape data of a moving body into image data and synthesizing converted data with a two-dimensional image such as a drawing and moving a moving-body image in a plane. SOLUTION: A three-dimensional shape data base 1 and an operation specifying device 2 are installed to a plan supporter at the time of the new construction and reconstruction of a building such as a large-scale plant, and connected to a two-dimensional image (such as a drawing) data base 3 and a mapping processor 4. The external surface, borderline, etc., of a moving body such as a construction machine such as a crane used for assembly works, equipments and materials, an article to be carried in, etc., are stored beforehand in the three-dimensional shape data base 1. The operation of the moving body is specified by the operation specifying device 2 while the three-dimensional shape data only of the enumeration of numeric value are converted into image data capable of being visually observed by a rendering processor 5. The images of the data bases 1 and 3 are synthesized, and displayed on an image display 6. Accordingly, the movement procedure and interference check of the moving body can be investigated.,下面是Equipment and method of assisting building plan专利的具体信息内容。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の新築時及び改築時の建築計画の支援方法に係り、特に建築物として大規模プラントに適用するのに好適な支援方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築計画の支援方法に関する第1の従来技術としては、日立評論 VOL.97,No.10(199
0年10月号)27〜38頁に、建築物の形状情報を全て計算機に登録した後、3次元の設計情報をもとに建設計画等を行う技術が記載されている。
【0003】また、第2の従来技術としては、NIKKEI C
OMPUTER GRAPHICS 1995年9月号 205〜208
頁に、スキャナなどで読み取った2次元の図面の上に、
平面図又は立面図などで描かれた建設機械を重ね合わせて表示する技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来技術では、
計算機に支援された3次元空間内でいろいろな方向から観察しながら、建設手順,搬入順序,干渉チェック等の検討ができた。 しかし、建設計画の初期段階では、建築物の全ての形状が3次元で登録されているとは限らない。 特に、改造工事では、過去に作った建築物に関しては2次元の図面しか存在しない場合が多く、この場合、
建設計画のために新たに3次元の形状情報を入力しなければならず、多大な労力を必要とした。
【0005】また、建築物等の3次元形状を可視化するためには、CRT等の2次元の画面に3次元形状を投影する処理が必要となる。 この投影処理に必要な計算量は、3次元形状の数に比例するため、大規模プラントのように、膨大な数の3次元形状で構成される建築物を可視化するには、多大な時間を必要とした。 建設手順等を検討する場合、試行錯誤を行う必要があるので、投影処理にはリアルタイム性が要求される。 大規模プラントで投影処理のリアルタイム性を実現するためには、非常に高速な計算機を必要とした。
【0006】また、第2の従来技術は計算機上で行うため、建設機械の配置位置等を対話的に変更できる。 しかし、建築物及び建設機械は2次元で与えられるため、建設機械の姿勢を変える場合は、新たに平面図又は立面図を描く必要がある。 即ち、その場で、建設機械の姿勢などを変えることはできなかった。 更に、物体との干渉の判定は、操作する人間に委ねられていた。
【0007】本発明の目的は、新しい建築物の建築計画の初期段階や既存の建築物を改造する建築計画時のように、建築物の3次元の形状データが存在しない場合でも、3次元の形状データが存在する場合と同程度に、建築計画の検討ができる建築計画の支援装置及び支援方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、第1の発明は、建築作業時に位置が変わらない構造物を2次元画像データとして記憶する第1の記憶手段と、建築作業時に位置が変わる移動物体の3次元形状データを記憶する第2の記憶手段と、前記移動物体の動作を指定する動作指定手段と、前記2次元画像データを3
次元空間内の平面に張り付ける処理を行うマッピング処理手段と、前記3次元形状データを画像データに変換し、該変換された画像データ及び前記平面に張り付けられた画像データを合成した画像を生成する画像生成手段と、該画像生成手段により生成された画像を表示する画像表示手段と、を備える。
【0009】また、第2の発明は、建築作業時に位置が変わらない構造物を、始点と終点で規定される線分で表わしたベクターデータを記憶する第1の記憶手段と、建築作業時に位置が変わる移動物体の3次元形状データを記憶する第2の記憶手段と、前記移動物体の動作を指定する動作指定手段と、前記ベクターデータ及び前記3次元形状データを第1の画像データ及び第2の画像データに変換し、該第1及び第2の画像データを合成した画像を生成する画像生成手段と、該画像生成手段により生成された画像を表示する画像表示手段と、を備える。
【0010】また、第3の発明は、建築作業時に位置が変わらない構造物の形状に関する2次元形状データ及び建築作業時に位置が変わる移動物体の3次元形状データを用いて、前記2次元形状データに対応する第1の画像及び前記3次元形状データに対応する第2の画像を作成し、前記第1の画像及び前記第2の画像を同じ画像表示画面に表示し、前記第2の画像を前記画像表示画面内で動かすことにより前記移動物体の移動手順を検討する処理を備える。
【0011】第1及び第2の発明によれば、画像表示手段に表示された移動物体の画像を動作指定手段を用いて動かすことにより、移動物体と構造物の位置関係,移動物体の姿勢,作業範囲,作業手順などを、画像表示手段上で任意の位置から把握することができる。 従って、建築物の3次元の形状データが存在しない場合でも、3次元の形状データが存在する場合と同程度に、建築計画を検討することができる。
【0012】また、第3の発明によれば、構造物及び移動物体に対応する第1の画像及び第2の画像を同じ画像表示画面に表示し、第2の画像を画像表示画面内で動かして移動物体の移動手順を検討することにより、移動物体と構造物の位置関係,移動物体の姿勢,作業範囲,作業手順などを、画像表示画面上で任意の位置から把握できる。 従って、建築物の3次元の形状データが存在しない場合でも、3次元の形状データが存在する場合と同程度に、建築計画を検討することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下の実施例では、建設現場における建設機械の配置や作業範囲,部品の搬入や組立作業等を例にとって、本発明による建築計画の支援方法及び支援装置を説明する。 但し、本発明は家電品や車等の一般の組立作業に対しても適用できる。 本発明による建築計画の支援装置の第1実施例を図1〜図5を用いて説明する。 図1は第1実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,
2次元画像データベース3,マッピング処理装置4,レンダリング処理装置5,画像表示装置6で構成される。
【0014】3次元形状データベース1は、建築作業時に位置が変化する(動作を伴う)物の3次元の形状データを記憶している。 位置が変化する物としては、組立に用いる部品,組立作業に関係する建設機械(クレーンなど)や足場,建設機材などがある。 3次元の形状データは、搬入物などの外面や輪郭線などを3次元空間の座標値で表わしたデータである。
【0015】動作指定装置2は、3次元形状データベース1の3次元形状の動作を指定する。 クローラクレーンを例にとると、図2に示すように、本体103の水平方向の移動103a及び周方向の移動103b,ジブ10
2の移動角度102a,フック101の垂直方向の移動距離101a等を、動作指定装置2で指定する。 動作指定装置2としては、ジョイスティック2a,キーボード2b,マウス2cなどを用いることができる。
【0016】2次元画像データベース3は、建築作業時に位置が変わらない(動きのない)構造物を2次元の画像データとして記憶している。 位置が変わらない構造物としては、壁や床などがある。 2次元の画像データは、
例えば、図面等をイメージスキャナで読み取ったものを用いることができる。
【0017】マッピング処理装置4は、2次元画像データベース3の画像データを用いてテクスチャマッピング処理(以下、単にマッピング処理という)を行う。 マッピング処理の方法を図3を用いて説明する。 図3で、2
次元の画像データは、m×n個の画素で構成されている。 1つの画素は、1つの濃度(色の濃さ)D(m,n)
を表わす。 図3では2種類の濃度を用いた場合を示しており、白抜きの画素112は低濃度を、斜線表示の画素1
13は高濃度を表わしている。
【0018】マッピング処理を行う3次元空間に置かれた平板111を、上記画素と同様にm×n個の領域に分割する。 分割された各領域の濃度は、対応する画素の濃度と同じにする。 例えば、領域112aの濃度は画素1
12の濃度と同じに、領域113aの濃度は画素113
の濃度と同じにする。 このようにして、全ての領域に対して濃度を設定し、マッピング処理を施した平板110
を作成する。
【0019】2次元の画像は、そのままでは3次元空間内で回転移動や平行移動を行うことはできない。 しかし、2次元の画像を3次元空間に置かれた平板(平面)
に張り付けてマッピング画像を作成することにより、この平板を3次元空間内で自由に回転移動及び空間移動させることができる。
【0020】レンダリング処理装置5は、図4に示すように、マッピング処理装置4でマッピング処理を行った平板と、3次元形状データベース1の3次元形状とを画像の形で観測されるようにレンダリング処理を行う。 レンダリング処理とは、数値の羅列に過ぎない3次元の形状データを、CRTなどに表示して視覚的に観測できる画像データに変換する処理のことである。 例えば、3次元形状に対してある位置から照明を当てた場合を想定して3次元形状の陰影を計算し、この陰影の画像をCRT
に表示する。 また、観測者の目の位置,注目している方向,画角から3次元形状を2次元のスクリーンに透視変換して、透視変換した画像をCRTに表示する。
【0021】更に、レンダリング処理を行う際に、2次元の画像データに変換された図面の縮尺率と、3次元形状で記述されたクローラクレーンの縮尺率を同じにする。 このようにして、クローラクレーン122が図面と同じ縮尺率で図面121の上に乗ったような画像120
が作成される。 画像表示装置6は、レンダリング処理装置5でレンダリング処理された画像を表示する。
【0022】次に、図5を用いて、クローラクレーンによる部品の搬入計画の検討例を説明する。 画像表示装置6のCRT画面に図面121とクローラクレーン122
が一緒に表示されている状態で、動作指定装置2を用いてクローラクレーンの動作部を制御する。 これにより、
図面121上でクローラクレーン122の本体、ジブ及びフックの移動を行うことができる。 更に、動作指定装置2で視点130も制御することにより、観測者(作業計画者)は、図面とクローラクレーンの位置関係,クローラクレーンの姿勢等を、CRT画面上で任意の位置から把握することができる。
【0023】クローラクレーンを用いて部品を搬入する場合に重要となるのは、クローラクレーンの進入経路及びジブの角度である。 ジブの角度が変わるとクローラクレーンの重心の位置が変化するので、運搬可能な部品の最大重量も変化する。 従って、ジブの角度は特に重要となる。
【0024】本実施例によれば、作業計画者は、対話的に試行錯誤を繰り返すことにより、CRT画面上で部品やクローラクレーンの動きを確認しながら、部品を搬入する作業手順を検討することができる。 従って、建築物の3次元の形状データが存在する場合と同じように、作業計画者は作業計画を検討することができる。
【0025】次に、本発明による建築計画の支援装置の第2実施例を図6を用いて説明する。 図6は第2実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,画像読取装置7,マッピング処理装置4,レンダリング処理装置5,画像表示装置6で構成される。 本実施例では、画像読取装置7以外は第1実施例と同じ構成であるので、同じ構成の説明は省略する。
【0026】一般に、図面は紙などに書かれている場合が多く、何らかの方法で2次元の画像データに変換する必要がある。 本実施例はこの場合に適用できるものである。 画像読取装置7は、建築作業時に位置が変わらない構造物の図面から画像を読み取り、2次元の画像データに変換する。 画像読取装置7としては、イメージスキャナやテレビカメラなどを用いることができる。 画像読取装置7で図面を2次元の画像データに変換した後は、第1実施例と同様な処理が行われ、建設機械の配置,作業範囲,部品の搬入及び組立の手順等が検討される。
【0027】従って、本実施例でも、第1実施例と同様に、建築物の3次元の形状データが存在する場合と同じように、作業計画者は作業計画を検討することができる。
【0028】次に、本発明による建築計画の支援装置の第3実施例を図7を用いて説明する。 図7は第3実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,2次元CADデータベース8,画像データベース9,マッピング処理装置4,レンダリング処理装置5,画像表示装置6で構成される。
本実施例では、2次元CADデータベース8及び画像データベース9以外は第1実施例と同じ構成であるので、
同じ構成の説明は省略する。
【0029】2次元のCAD(Computer Aided Design)
の場合、CADの画像をCRT等の画像表示装置に表示して作業が行われる。 このためには、表示する画像データをVRAMと呼ばれるメモリに一時的に記憶しなければならない。 本実施例では、このVRAMに記憶された画像データをマッピング処理に用いる。 もちろん、VR
AMの代わりに画像データとして出力できる手段を用いても良い。
【0030】本実施例では、CADのソフト処理により、2次元CADデータベース8に記憶された2次元のCADデータを画像データに変換し、変換された画像データを画像データベース9に保存する。 以後は、第1実施例と同様な処理が行われ、建設機械の配置,作業範囲,部品の搬入及び組立の手順等が検討される。
【0031】従って、本実施例でも、第1実施例と同様な効果を得ることができる。 更に、第2実施例のように画像読取装置を用いた場合、紙面上のゴミ等により画像データに雑音が混入する可能性があるのに比べて、本実施例では雑音の混入はない。 次に、本発明による建築計画の支援装置の第4実施例を図8を用いて説明する。 図8は第4実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、
3次元形状データベース1,動作指定装置2,3次元形状データベース10,2次元画像データベース11,マッピング処理装置4,レンダリング処理装置5,画像表示装置6で構成される。 本実施例では、3次元形状データベース10及び2次元画像データベース11以外は第1実施例と同じ構成であるので、同じ構成の説明は省略する。 現在、平面図や立面図を生成する2次元のCAD
以外に、3次元形状を直接入力する3次元CADが存在する。 3次元CADの場合、3次元データ及び3次元形状が登録されているために、前述したレンダリング処理を用いることにより、CRT画面上で3次元形状を任意の方向から観察したり、CRT画面にその断面や2次元CADのような線画を表示できる。 本実施例では、この画像データをマッピング処理に用いる。
【0032】3次元形状データベース10は、建築作業時に位置が変わらない構造物の3次元の形状データを記憶している。 この3次元の形状データを、レンダリング処理又は断面処理等により2次元へ投影した画像データへ変換する。 2次元画像データベース11は、この変換された2次元の画像データを記憶している。 以後は、第1実施例と同様な処理が行われ、建設機械の配置,作業範囲,部品の搬入及び組立の手順等が検討される。 従って、本実施例でも、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0033】本実施例の場合、3次元形状データベース10に記憶された3次元の形状データを2次元の画像データに変換しなくても、レンダリング処理装置5によるレンダリング処理は可能である。 しかし、3次元形状データベース10には構造物の周囲の形状の全てが記憶されているので、データ数が膨大となる。 このために、レンダリング処理は多大な時間を必要とする。 レンダリング処理の時間が長いと、動作指定装置2による対話処理は、実質的に困難となる。
【0034】本実施例のように、マッピング処理装置4
を用いてマッピング処理を行うことにより、膨大な数の3次元の形状データは1枚の平板になる。 このため、レンダリング処理装置5によるレンダリング処理を高速に行うことができ、対話処理に支障をきたすことがなくなる。
【0035】次に、本発明による建築計画の支援装置の第5実施例を図9を用いて説明する。 図9は第5実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,CADデータベース1
2,ベクターデータベース13,レンダリング処理装置5,画像表示装置6で構成される。 本実施例では、CAD
データベース12及びベクターデータベース13以外は第1実施例と同じ構成であるので、同じ構成の説明は省略する。
【0036】一般に、CADの内部処理では、構造物を始点と終点で規定される線分で表現している。 これを、
ベクターデータという。 この線分を画面に表示する場合は、このベクターデータを画像データに変換する。 本実施例では、このベクターデータをレンダリング処理に用いる。
【0037】CADデータベース12は、建築作業時に位置が変わらない構造物を表わす点列の集まりであるC
ADデータを記憶している。 このCADデータは、線分の集まりであるベクターデータに変換される。 ベクターデータベース13は、変換されたベクターデータを記憶している。 ベクターデータベース13のベクターデータと、3次元形状データベース1の3次元の形状データとを用いて、レンダリング処理装置5でレンダリング処理を行う。 ベクターデータは3次元の座標値(2次元のC
ADの場合、高さ方向の座標値を全て同じにする)で表現されているので、そのまま座標変換が可能である。 従って、ベクターデータで表現された図面の上で、3次元の形状データを動かすことができる。
【0038】以後は、第1実施例と同様な処理が行われ、建設機械の配置,作業範囲,部品の搬入及び組立の手順等が検討される。 従って、本実施例でも、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0039】本実施例の特徴は、第1〜4実施例に比べて解像度の高い画像を表示できることである。 これは、
次の理由による。 図3に示したマッピング処理を用いた場合、画像の解像度は画素数で決まる。 画素数が少ないと、マッピング処理を施した平板は粗くなる。 解像度を高くするためには、非常に多くの画素数が必要となる。
一方、ベクターデータは始点と終点で表現されるので、
本実施例の場合、画像の解像度は始点と終点の精度で決まる。 始点と終点は数値で入力されるので、比較的容易に高精度化が図れる。 従って、ベクターデータを用いることにより高解像度で画像を表示できる。
【0040】次に、本発明による建築計画の支援装置の第6実施例を図10を用いて説明する。 図10は第6実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,2次元画像データベース3a,マッピング処理装置4a,CADデータベース12a,ベクターデータベース13a,レンダリング処理装置5,画像表示装置6で構成される。 本実施例では、3次元形状データベース1,動作指定装置2,レンダリング処理装置5及び画像表示装置6は第1実施例と同じ構成であるので、これらの構成の説明は省略する。
【0041】2次元画像データベース3aは、建築作業時に位置が変わらない構造物の2次元の画像データを複数記憶している。 マッピング処理装置4aは、2次元画像データベース3aに記憶されている複数の画像データをそれぞれマッピング処理し、マッピング処理された複数のマッピング画像を重ねる。 この際、重なった画像の陰の部分が見えるように、透明処理付きのマッピング処理を行う。
【0042】一般のマッピング処理では、図3で説明したように、平板内のある領域の色は対応する画素の濃度と同じにする。 この場合、画像が存在しない画素は、例えば図面の紙の色となり、後ろに重なっている画像を見ることができない。 透明処理付きのマッピング処理では、画素が特定の色(例えば紙の色)の場合、この画素に対応する平板内の領域に色を付けない。 これにより、
画像が存在しない画素に対応する領域は透明になり、陰になる部分が見えるようになる。
【0043】透明処理付きのマッピング処理の一例を図11を用いて説明する。 141は建物の設計図面の画像データであり、142は配管又は電線の施工図面の画像データである。 これら2つの画像データに対して透明処理付きのマッピング処理を行ってマッピング画像を作成し、2つのマッピング画像を140のように重ねる。 本処理方法を用いれば、別々の図面に書かれた建物と配管の位置関係を、1つのマッピング画像上で容易に確認できる。
【0044】CADデータベース12aは、建築作業時に位置が変わらない構造物を表わす点列の集まりであるCADデータを複数記憶している。 各CADデータは、
線分の集まりであるベクターデータに変換される。 ベクターデータベース13aは、変換された複数のベクターデータを記憶している。
【0045】以後は、第1実施例と同様な処理が行われ、建設機械の配置,作業範囲,部品の搬入及び組立の手順等が検討される。 従って、本実施例でも、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0046】本実施例の特徴は、異なる手法で描かれた複数の図面を1つの図面として表示できることにある。
例えば、複数の会社が建築計画に関係する場合、それぞれの会社で用いているCADソフト間で、データのやり取りができるとは限らない。 まして、手書きで描かれた図面等はCADにそのまま入れることはできない。 このような場合でも、本実施例の方法を用いれば、それらの図面を1つにまとめることができ、これを用いて建築計画の検討が行える。
【0047】次に、本発明による建築計画の支援装置の第7実施例を図12を用いて説明する。 図12は第7実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,画像読取装置7a,
マッピング処理装置4a,マッピング画像移動装置1
4,レンダリング処理装置5,画像表示装置6で構成される。 本実施例では、3次元形状データベース1,動作指定装置2,レンダリング処理装置5及び画像表示装置6は第1実施例と同じ構成であるので、これらの構成の説明は省略する。
【0048】画像読取装置7aは、建築作業時に位置が変わらない構造物の複数の断面図から画像を読み取り、
複数の2次元の画像データに変換する。 複数の断面図としては、図13の151〜158のような各階毎の図面や、CADを用いて部品をある間隔で連続的に切った断面図などがある。
【0049】マッピング処理装置4aは、画像読取装置7aに記憶されている複数の画像データに対して透明処理付きのマッピング処理を行う。 マッピング画像移動装置14は、マッピング処理されマッピング画像が張り付けられた平板を、高さ方向に平行移動する。 平行移動の移動量は、本実施例では各階の高さに相当する大きさとする。 例えば、図13で1階の図面151を基準とすると、5階の図面155は5階分の高さH 5を平行移動して配置される。 このようにして各階の図面を重ねることにより、図13の150のような画像となる。 画像150
は3次元画像のように見えるので、これを疑似3次元画像と呼ぶ。
【0050】レンダリング処理装置5は、マッピング画像移動装置14で得られた疑似3次元画像と、3次元形状データベース1に記憶されている3次元の形状データとを用いてレンダリング処理を行う。 レンダリング処理を施した画像は、図14のようになる。 図14で、15
0aは構造物を表現した疑似3次元画像、122は3次元形状で表現されたクローラクレーンである。
【0051】作業計画者は、図14のような画像をCR
T画面上で見ながら、動作指定装置2によりクローラクレーン122を操作して、建設機械の配置,作業範囲,
部品の搬入手順等を検討できる。 従って、本実施例でも、第1実施例と同様に、建築物の3次元の形状データが存在する場合と同じように、作業計画者は作業計画を検討することができる。
【0052】更に、第2実施例のような1つのマッピング画像では高さ方向に関して正確な検討ができないのに比べて、本実施例では高さ方向の検討も行うことができる。 尚、本実施例では水平方向の断面図を例に説明したが、断面の方向は水平方向に限られず、垂直方向や斜めの方向でも良い。
【0053】次に、本発明による建築計画の支援装置の第8実施例を図15を用いて説明する。 図15は第8実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,2次元画像データベース3,マッピング処理装置4,レンダリング処理装置5,画像表示装置6,動作制限装置15及び運動特性データベース16で構成される。 本実施例では、動作制限装置15及び運動特性データベース16以外は第1実施例と同じ構成であるので、同じ構成の説明は省略する。
【0054】本実施例は、第1実施例の動作指定装置2
の後に動作制限装置15を追加したものである。 動作指定装置2だけでは、例えば図2のクローラクレーンのクローラの速度やジブの角度などは無制限に動いてしまう。 従って、実際にありえない動きまで指定する可能性がある。 そこで、本実施例では動作制限装置15によりクローラクレーン等の建設機械の動作を制限する。
【0055】建設機械の動作範囲は、運動特性データベース16に記憶されている。 動作制限装置15は、運動特性データベース16に記憶された動作範囲に基づいて、建設機械の移動速度や回転等を制限する。 これにより、CRT画面上の建設機械の画像が実際と同じように動く。
【0056】建設機械の静止状態では、実物の図面に建設機械のミニチュアモデルを置いても同様の検討はできる。 しかし、建設機械の動作状態では、ミニチュアモデルは、動作の最高速度、この速度における最大の回転半径などの力学的シミュレーションに近い運動は表現できない。 一方、本実施例によれば、建設機械の動作状態に対しても実際の動きをCRT画面上で再現できるので、
精度の高い検討を行うことができる。
【0057】次に、本発明による建築計画の支援装置の第9実施例を図16を用いて説明する。 図16は第9実施例の支援装置の構成図である。 本装置は、3次元形状データベース1,動作指定装置2,2次元画像データベース3,マッピング処理装置4,レンダリング処理装置5,画像表示装置6及び照明モデル記憶手段17で構成される。 本実施例では、照明モデル記憶手段17以外は第1実施例と同じ構成であるので、同じ構成の説明は省略する。
【0058】3次元の空中に物体がある場合、なんの手掛かりもなしに他の物体との位置の関係を把握することは難しい。 そこで、本実施例では、マッピング画像を張り付ける平板に垂直な上方から平行光線を照射するモデルを用いて影を生成する。
【0059】照明モデル記憶手段17は、影を作るための照明モデルを記憶している。 影を作る方法としては、
シャドウポリゴン法又はレイトレーシング法等を用いることができる。 影を生成した一例を図17に示す。 図1
7で、161は平行光線、162は搬入物、163はクローラクレーン、164は搬入物162及びクローラクレーン163の影、165は構造物である。 平行光線1
61の方向は、図面を作る場合の投影方向であり、3次元形状(搬入物162及びクローラクレーン163)にとっては重力方向である。
【0060】従って、図17で構造物165に影ができた場合、3次元形状と構造物が干渉する可能性があると判定できる。 また、搬入物162を降ろした場合、その地点に落下することも判定できる。 搬入物162の影と構造物165が重なっている領域166がこれに対応する。 本実施例によれば、第1の実施例の効果に加えて、
更に物体の位置の関係が把握し易くなる。
【0061】次に、疑似3次元形状(画像)と3次元形状の干渉チェックについて説明する。 図18は、疑似3
次元形状を作るために用いる断面図を生成する手法の説明図である。 176はn番目の断面図の位置、174はn−1番目の断面図の位置、178はn+1番目の断面図の位置である。 図18では球を例にとり、側面から見た図を示している。
【0062】図18(a)に示すように、球170aに対して、n番目の断面とn−1番目の断面の間の位置1
75に平面s−1を、n番目の断面とn+1番目の断面の間の位置177に平面sを置く。 平面s及び平面s−
1で囲まれた領域171の形状を平面sをスクリーンとして平行投影する。 図18(b)に示すように、投影した結果171aをn番目の断面とする。 このようにして各断面図を生成する。 この断面図は、形状が変化しない限り1度だけ求めれば良い。
【0063】次に、3次元形状を干渉チェックのために投影変換する。 投影変換は、3次元形状が動く毎に行わなければならない。 図19に3次元形状の投影方法を示す。 図19(a)で、170bが3次元形状であり、平面s及び平面s−1は図18と同じ位置である。 図18
と同様に、領域171内にある形状を平面sをスクリーンとして平行投影する。 図19(b)に示すように、投影した結果171bをn番目の断面とする。
【0064】干渉の判定方法を図20及び図21に示す。 図20は干渉しない場合、図21は干渉する場合である。 176はn番目の断面図であり、171aは図1
8のようにして求めた球の断面である。
【0065】図20(a)の場合、図19のようにして求めた3次元形状170bの断面171bと球の断面1
71aは、断面図176上で重なっていない(図20
(b))ので、3次元形状と球は干渉しないと判定される。 一方、図21(a)の場合、図19のようにして求めた3次元形状170bの断面171bと球の断面171
aは、断面図176上で重なっている(図21(b))ので、3次元形状と球は干渉すると判定される。 本方法によれば、投影された2枚の画像の重なり具合をチェックするだけで、疑似3次元形状と3次元形状の干渉が判定できる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、建築作業時に位置が変わる移動物体の画像を画像表示画面上で動かしながら、
移動物体と構造物の位置関係などを任意の位置から把握できるので、建築物の3次元の形状データが存在しない場合でも、3次元の形状データが存在する場合と同程度に、建築計画を検討することができる。
【図1】本発明による建築計画の支援装置の第1実施例の構成図。
【図2】動作指定方法の説明図。
【図3】マッピング処理方法の説明図。
【図4】レンダリング処理方法の説明図。
【図5】部品搬入計画の検討方法の一例の説明図。
【図6】本発明による建築計画の支援装置の第2実施例の構成図。
【図7】本発明による建築計画の支援装置の第3実施例の構成図。
【図8】本発明による建築計画の支援装置の第4実施例の構成図。
【図9】本発明による建築計画の支援装置の第5実施例の構成図。
【図10】本発明による建築計画の支援装置の第6実施例の構成図。
【図11】透明処理付きマッピング処理方法の一例の説明図。
【図12】本発明による建築計画の支援装置の第7実施例の構成図。
【図13】疑似3次元画像の一例を示す図。
【図14】レンダリング処理の施した画像の一例を示す図。
【図15】本発明による建築計画の支援装置の第8実施例の構成図。
【図16】本発明による建築計画の支援装置の第9実施例の構成図。
【図17】照射モデルによる影の生成方法の説明図。
【図18】疑似3次元形状用の断面図の生成方法の説明図で、(a)は側面図を、(b)は断面図を示す。
【図19】3次元形状の投影方法の説明図で、(a)は側面図を、(b)は断面図を示す。
【図20】干渉の判定方法の一例の説明図で、(a)は斜め矢視図を、(b)は断面図を示す。
【図21】干渉の判定方法の一例の説明図で、(a)は斜め矢視図を、(b)は断面図を示す。
1,10…3次元形状データベース、2…動作指定装置、3,11…2次元画像データベース、4…マッピング処理装置、5…レンダリング処理装置、6…画像表示装置、7…画像読取装置、8…2次元CADデータベース、9…画像データベース、12…CADデータベース、13…ベクターデータベース、14…マッピング画像移動装置、15…動作制限装置、16…運動特性データベース、17…照明モデル記憶手段。
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