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Image forming apparatus

阅读:729发布:2024-01-03

专利汇可以提供Image forming apparatus专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an image forming apparatus with which reset of a life counter which counts use frequencies of a component is surely performed with a simple work in replacing the component. SOLUTION: A fixed form format sheet having a check column of a replaced component is prepared, an image analysis is performed by reading the fixed form format sheet and a life counter corresponding to a component whose check column is marked is automatically reset. A plurality of life counters are reset by one fixed form format sheet. COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Image forming apparatus专利的具体信息内容。

  • 部品の使用頻度を計数するカウンタと、
    原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った画像を解析して、部品保守情報を認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した部品保守情報が示す部品のカウンタをリセットするリセット手段と を有する ことを特徴とする画像形成装置。
  • 前記リセット手段は、前記部品保守情報が複数の部品を示すときは、それぞれの部品に対応するカウンタをリセットする ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  • 前記認識手段は、前記画像を予め定めた書式の記入シートとして解析し、前記記入シートに設けられたチェック欄のマーク状況に基づいて部品保守情報を認識する ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  • 部品毎の上限使用回数を記憶した記憶手段と、
    各部品の交換の要否を、その部品に対応するカウンタの計数値とその部品の上限使用回数とを比較して判定する判定手段と、
    前記判定手段が交換要と判定した部品のチェック欄のみが形成された、もしくはこれらのチェック欄が他のチェック欄と識別可能に形成された記入シートを印刷出力する記入シート印刷手段と を有する ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  • 前記認識手段と前記リセット手段とによるカウンタのリセット動作の許可/禁止を設定する設定手段を備え、
    前記設定手段で許可されている場合にのみ、前記認識手段と前記リセット手段とによるカウンタのリセット動作を可能にした ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  • 当該画像形成装置が特定の動作モードに入っている場合にのみ、前記認識手段と前記リセット手段とによるカウンタのリセット動作を可能にした ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  • 前記リセット手段がリセットしたカウンタに対応する部品の一覧を印刷する部品リスト印刷手段を 有する ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  • 前記認識手段が認識した部品保守情報に対応する部品の名称を表示し、その部品に対応するカウンタのリセットを許可するか否かの確認操作を受け付ける確認手段を備え、
    前記リセット手段は、前記確認手段で許可されたカウンタのみをリセットする ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  • 说明书全文

    本発明は、複写機などの画像形成装置に係わり、特に、部品の使用頻度を計数するカウンタを部品交換時にリセットする技術に関する。

    複写機などの画像形成装置は、感光体ドラムや給紙ローラのようにその寿命が使用回数でほぼ定まる部品を有しており、それらの適正な交換時期を把握するために、該当する部品毎にその使用回数を計数するためのカウンタを備えている。

    このカウンタは、通常、部品交換を行なったサービスマンが画像形成装置の操作部から所定の操作を行なってリセットするようになっている。

    また、カウンタのリセットを自動的に行なう装置が特許文献1に開示されている。 この装置では、各消耗部品にフューズを付けておき、セットされた部品のフューズの導通の有無を検知する回路を設け、フューズの導通を検知すると消耗部品が新品に交換されたと判断してカウンタをリセットするとともに大電流を流してフューズを切断する。 中古部品に交換したり、部品を単に外して付け直したりしただけの場合には既にフューズが切断されているのでカウンタがリセットされないようになっている。

    このほか、1つの部品に対して、その点検時期を把握するための定期メンテナンスカウンタと部品の交換時期を把握するための部品ライフカウンタとを有する場合に、それらのリセットが適切に行なわれるようにした画像形成装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照。)。 この装置では、定期メンテナンスカウンタに対するリセット操作を行なうと定期メンテナンスカウンタのみをリセットし、部品ライフカウンタをリセットすると定期メンテナンスカウンタも同時にリセットするようになっている。

    特開平6−89287号公報

    特開平7−104615号公報

    部品交換後に手動でカウンタをリセットする場合には、一度に複数の部品を交換すると、それぞれの部品についてカウンタをリセットしなければならず、リセット作業に手間がかかる。 また、一部の部品のカウンタをリセットし忘れたり、間違った部品のカウンタをリセットしたりするなどの人為的なミスも生じ易くなる。

    フューズを用いてカウンタを自動リセットするものでは、確実なリセットが可能になるが、消耗部品毎にフューズおよびその導通検知や切断用の回路を備える必要があるので、構成が複雑になり、コストもアップしてしまう。

    部品ライフカウンタをリセットすると定期メンテナンスカウンタも同時にリセットする技術は、2つのカウンタを1回の操作でリセットするものであるが、それらは同一部品に対するカウンタであり、複数の部品を交換した場合には、依然として、部品毎にリセット操作を行なわなければならなかった。

    本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、部品交換時に、その部品の使用回数を計数するカウンタのリセットを簡単な作業で確実に行なうことのできる画像形成装置を提供することを目的としている。

    請求項1に係わる発明は、部品の使用頻度を計数するカウンタと、
    原稿の画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った画像を解析して、部品保守情報を認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した部品保守情報が示す部品のカウンタをリセットするリセット手段と を有する ことを特徴とする画像形成装置である。

    上記発明によれば、部品保守情報を含む原稿を読取手段で読み取り、その画像を認識手段で解析して部品保守情報を認識し、この認識した部品保守情報が示す部品のカウンタをリセット手段がリセットする。 したがって、部品交換時のカウンタリセット作業が、交換した部品に対応する部品保守情報を含む原稿を用意し、これを読取手段に読み取らせるだけの作業となって簡略化される。

    画像を解析する方法は、部品保守情報の記載方式に応じて設定すればよい。 部品保守情報として部品名や部品番号が手書きあるいは活字で原稿に記載される場合はOCR(Ooptical Ccharacter Readerrecognition)技術を利用できる。 また、定型の記入シートが有するチェック欄のマークにより部品保守情報を表わす場合にはOMR(Ooptical Mmark Readerrecognition)技術を利用することができる。 画像解析としてパターン照合や特徴抽出などを行なってもよい。

    部品保守情報は、1つの部品のみを表わすものでも、複数の部品を表わすものでもよい。

    請求項2に係わる発明は、前記リセット手段は、前記部品保守情報が複数の部品を示すときは、それぞれの部品に対応するカウンタをリセットする ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。

    上記発明によれば、1回の原稿読取で、複数の部品のカウンタをリセットすることが可能になる。 OCR方式では、複数の部品の名称を記載し、OMR方式では複数のチェック欄にマークすればよい。

    請求項3に係わる発明は、前記認識手段は、前記画像を予め定めた書式の記入シートとして解析し、前記記入シートに設けられたチェック欄のマーク状況に基づいて部品保守情報を認識する ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。

    上記発明によれば、予め定めた書式の記入シートが有するチェック欄にマークを施して読み取らせればよい。 認識手段は、予め定めた書式の記入シートであるか否かを判定し、記入シートであると判定したとき、その記入シート内のチェック欄の位置に相当する領域の画像を解析して部品保守情報を認識する。 マークされたチェック欄がどの部品に対応するかは、たとえば、記入シート内でのそのマークの位置により特定される。

    請求項4に係わる発明は、部品毎の上限使用回数を記憶した記憶手段と、
    各部品の交換の要否を、その部品に対応するカウンタの計数値とその部品の上限使用回数とを比較して判定する判定手段と、
    前記判定手段が交換要と判定した部品のチェック欄のみが形成された、もしくはこれらのチェック欄が他のチェック欄と識別可能に形成された記入シートを印刷出する記入シート印刷手段と を有する ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置である。

    上記発明によれば、カウンタの計数値とその部品の上限使用回数とを比較することで部品交換の要否を判定し、交換要と判定した部品のチェック欄のみが形成された記入シート、もしくはこれらのチェック欄が他のチェック欄と識別可能に形成された記入シートが印刷される。 交換の要否を判定する基準は、カウンタの計数値がその部品の上限使用回数を超えているか否か、カウンタの計数値と上限使用回数との差分が所定値以下か否か、上限使用回数に対するカウンタの計数値の割合が所定値以上か否かなどを採用することができる。

    印刷の起動要因には、出力要求操作、カウンタのリセットの実行、カウンタの計数値がその部品の上限使用回数を超えたこと、などがある。

    請求項5に係わる発明は、前記認識手段と前記リセット手段とによるカウンタのリセット動作の許可/禁止を設定する設定手段を備え、
    前記設定手段で許可されている場合にのみ、前記認識手段と前記リセット手段とによるカウンタのリセット動作を可能にした ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。

    上記発明によれば、リセット動作を禁止する設定がなされている場合には、認識手段の認識結果に基づくリセット動作は実行されない。 リセット動作の禁止は、認識手段とリセット手段のいずれか一方で行なってもよいし、双方で行なってもよい。 リセット動作を禁止した場合には、他の方法、たとえば、手動操作でカウンタをリセットすることになる。 許可/禁止の設定操作を、管理者など、その権限が認証された者だけに限定するとよい。 禁止設定は、誤って一般の原稿から部品保守情報を誤認識してカウンタがリセットされる事態を防止したい場合に有効となる。

    請求項6に係わる発明は、当該画像形成装置が特定の動作モードに入っている場合にのみ、前記認識手段と前記リセット手段とによるカウンタのリセット動作を可能にした ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。

    上記発明によれば、特定の動作モードに入っていないときは、リセット動作が禁止される。 リセット動作の禁止は、認識手段とリセット手段のいずれか一方で行なってもよいし、双方で行なってもよい。 特定の動作モードは、たとえば、一般のユーザが使用できない機能が使用可能となる動作モードであり、いわゆる管理者モードやサービスマンモードが該当する。

    請求項7に係わる発明は、前記リセット手段がリセットしたカウンタに対応する部品の一覧を印刷する部品リスト印刷手段を 有する ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。

    上記発明によれば、リセットされたカウンタに対応する部品の一覧が印刷される。 一覧には、部品の名称や部品番号のほか、実際に使用された回数、上限使用回数、カウンタをリセットした日時、印刷日時などを併せて記録してもよい。

    請求項8に係わる発明は、前記認識手段が認識した部品保守情報に対応する部品の名称を表示し、その部品に対応するカウンタのリセットを許可するか否かの確認操作を受け付ける確認手段を備え、
    前記リセット手段は、前記確認手段で許可されたカウンタのみをリセットする ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置である。

    上記発明によれば、認識結果の部品名を表示し、ユーザの確認操作を得てからリセットが実行される。 複数の部品がリセット対象として認識された場合には、リセットの許否を一括で確認するようにしてもよいし、部品毎にリセットの許否を確認可能に構成してもよい。

    本発明に係わる画像形成装置によれば、交換した部品に対応する部品保守情報を原稿に記入して読み取らせるだけで部品交換時のカウンタリセット作業が完了するので、簡単・確実・短時間に交換済み部品のカウンタをリセットすることができる。 また、原稿に部品保守情報を記入する作業は、記入内容の確認・訂正が可能で、ゆっくり確実に行なうことができるので、人為的なミスが生じ難くなる。

    複数の部品のカウンタを一度にリセットできるものでは、リセット作業がより一層簡単かつ短時間化される。 また、カウンタのリセットが必要なすべての部品を記入したか否かを原稿上で目視確認できるので、一部の部品のカウンタをリセットし忘れたり、間違った部品のカウンタをリセットしたりするなどの人為的なミスの発生が防止される。

    予め定めた書式の記入シートを使用することで、画像解析に伴う画像形成装置側の処理負担が軽減されるとともに、認識精度が高まる。 また、記入も容易になる。

    部品交換の要否を判定し、交換要と判定した部品のチェック欄のみが形成された記入シート、もしくはこれらのチェック欄が他のチェック欄と識別可能に形成された記入シートを印刷出力するものでは、交換を要する部品のチェック欄を作業者が簡単に識別できる記入シートを現場で得ることができる。

    認識手段とリセット手段とによるカウンタのリセット動作の許可/禁止を設定可能なものや、画像形成装置が特定の動作モードに入っている場合にのみ上記リセット動作を作動可能にするものでは、誤って通常の原稿から部品保守情報を誤認識してカウンタがリセットされる事態を防止することができる。

    カウンタをリセットした部品の一覧を印刷する機能を有するものでは、カウンタがリセットされた部品を確認し証明するための資料を得ることができる。

    認識結果の部品名を表示し、作業者の確認操作を得てからリセットを実行するものでは、誤認識された部品のカウンタが誤ってリセットされてしまう事態が防止される。

    以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。

    図1は、本発明の実施の形態に係わる画像形成装置としての複写機10の構成を示している。 複写機10は、原稿画像を読み取ってその複製を記録紙上に形成するコピー機能を有している。

    複写機10は、その動作を統括制御するシステム制御部11を備えている。 システム制御部11はCPUを中核として構成されており、ROM(リード・オンリ・メモリ)12と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)13と、不揮発メモリ14と、ハードディスク装置15と、表示部16と、操作部17と、読取部18と、印刷部19とが接続されている。

    ROM12は、システム制御部11のCPUが実行するプログラムや各種固定データを記憶している。 RAM13は、上記CPUがプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、回転処理などを施すために画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリとして機能する。

    読取部18は、原稿の画像を読み取る機能を果たし、読み取り対象の原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路とを備えている。 ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)などで構成される。 ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。

    印刷部19は、電子写真プロセスによって記録紙上に視認可能な画像を形成して出力する機能を果たす。 印刷部19は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを備えている。 印刷部19は、感光体ドラムや給紙ローラのように、その寿命が使用回数でほぼ定まる消耗部品を複数備えている。 これらの消耗部品は、通常、専門のサービスマンが交換する。

    不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が保持される書き換え可能なメモリである。 不揮発メモリ14の記憶領域は、消耗部品の使用回数を計数するためのライフカウンタ21、消耗部品の上限使用回数を記憶した上限回数記憶部22、各種の設定値を記憶した設定値記憶部23などに使用される。

    表示部16は、液晶ディスプレイなどの表示装置で構成され、ユーザに各種の案内表示や操作画面を表示する。 操作部17は、表示部16の画面の表面に設けた透明なタッチパネルと各種の操作スイッチとから構成され、ユーザから各種の操作を受け付ける。 ハードディスク装置15は、設定確認部37で読み取った画像データなどを格納するための大容量の記憶装置である。

    システム制御部11は、コピー機能を実行するための各種機能のほかに、消耗部品の交換時期の管理や交換作業を効率化するための各種機能を備えている。 詳細には、カウント処理部31、認識部32、設定管理部33、リセット制御部34、一覧印刷制御部35、定型フォーマット用紙印刷制御部36としての機能を果たす。

    カウント処理部31は、複写機10が稼動する毎に、該当する消耗部品の使用回数を計数するためのライフカウンタ21をカウントアップする機能を果たす。 たとえば、1枚印刷する毎に、感光体ドラムに対応するライフカウンタ21の計数値を「+1」する。

    このライフカウンタ21のリセットには、図2に示すような定型フォーマット用紙50が利用される。 定型フォーマット用紙50は、予め書式の定められた記入シートである。 定型フォーマット用紙50には、消耗部品毎に、その部品名称51とチェック欄52とを対応付けて、所定の配置で記載してある。 交換した部品に対応するチェック欄52にマークを施してこの定型フォーマット用紙50を複写機10の読取部18で読み取ることで、該当する消耗部品のライフカウンタ21がリセットされる。 図2に例示した定型フォーマット用紙50は、感光体ドラム用のチェック欄52aと、第1給紙ローラ用のチェック欄52bと、第2給紙ローラ用のチェック欄52cとを有し、このうち感光体ドラム用のチェック欄52aと第2給紙ローラ用のチェック欄52cにマークが施されている。

    図1の認識部32は、読取部18で読み取った画像を解析して部品保守情報を認識する機能を果たす。 ここでは、読み取った原稿が前述の定型フォーマット用紙50か否かを判定し、定型フォーマット用紙50である場合には、各チェック欄52にマークがあるか否かを判定する。 そして、マークの施されているチェック欄52に対応する消耗部品の部品名あるいは部品コードを部品保守情報として取得するようになっている。

    画像の解析には既存のOMR技術が利用される。 たとえば、図3に示すように、定型フォーマット用紙50の中のチェック欄52の位置に対応させて、1ページの中で画像解析すべき領域61を予め登録しておき、各領域61内の黒画素数が基準値を超える場合に「マークあり」と認識する。 そして「マークあり」と判定した領域61の位置からその部品を特定する。 図3の領域データは、図2の定型フォーマット用紙50に対応したものであり、領域61aは図2の感光体ドラム用のチェック欄52aに対応している。 領域61aを画像解析した結果が「マークあり」の場合は、感光体ドラムが交換されたことを認識するようになっている。 同様に、領域61bは図2の第1給紙ローラ用のチェック欄52bに対応し、領域61cは図2の第2給紙ローラ用のチェック欄52cに対応している。

    このような領域データや認識用の各種の固定データは、ROM12あるいはハードディスク装置15に格納されている。 なお、定型フォーマット用紙が読取部18に上下逆さにセットされた場合でも、その内容を認識可能になっている。

    図1の設定管理部33は、表示部16や操作部17を制御して、各種パラメータの設定を受け付け、その設定内容を不揮発メモリ14の設定値記憶部23に保存する機能を果たす。 設定操作の受け付けは、後述するサービスマンモードで表示される設定画面や装置の環境設定画面などを通じて行なわれる。 ここでは、以下の3つの動作条件が設定対象になっている。

    (1)カウンタリセットSWの設定。 カウンタリセットSWは、ライフカウンタ21のリセット動作の「自動/手動」を設定するものであり、「自動」に設定すると定型フォーマット用紙50を用いたライフカウンタ21の自動リセットが許可される。 「手動」に設定すると定型フォーマット用紙50を用いたライフカウンタ21の自動リセットが禁止される。 自動リセットを禁止した場合には、作業者が操作部17から手動でライフカウンタ21のリセットを行なうことになる。 たとえば、サービスマンモードで手動リセットが可能になる。

    (2)動作モード判定SWの設定。 動作モード判定SWは、ライフカウンタ21の自動リセットを特定の動作モードにある場合のみに制限するか否かを設定するものである。 制限「有」に設定すると複写機10が特定の動作モードに入っている場合だけ定型フォーマット用紙50を用いたライフカウンタ21の自動リセットが可能になる。 特定の動作モードとは、通常状態では禁止されている所定の機能が使用可能になる動作モードであり、たとえば、権限が認証された場合に遷移する管理者モードや、一般の人が知らない特別な操作を行なうなどで入ることのできるサービスマンモードなどがある。 ここでは、特定の動作モードをサービスマンモードとしている。

    (3)自動出力SWの設定。 自動出力SWは、ライフカウンタ21をリセットしたとき、その部品の一覧を自動出力するか否かを設定するものである。 「自動」に設定すると、ライフカウンタ21をリセットしたとき、それらリセットされた部品の一覧が自動出力され、「手動」に設定すると一覧の自動出力は行なわれない。

    図1のリセット制御部34は、ライフカウンタ21のリセットに係わる制御を行なう。 リセット制御部34は、ライフカウンタ21のリセットの実行許否を確認するための設定確認部37と承認確認部38とを備えている。 設定確認部37は、前述したカウンタリセットSWの設定状態および動作モード判定SWの設定状態と現在の動作モードとの関係からリセットの実行許否を確認する。 承認確認部38は、認識部32が画像解析で認識した結果の部品保守情報が示す部品名を表示部16に表示し、それらの部品に対応するライフカウンタ21のリセットを許可するか否かの確認操作を作業者から操作部17を通じて受け付ける機能を果たす。

    一覧印刷制御部35は、リセットしたライフカウンタ21に対応する部品の一覧を印刷部19に印刷させる機能を果たす。 詳細には、リセットしたライフカウンタに対応する部品名が掲載された画像データを作成し、この画像データの印刷を印刷部19に指示する。

    定型フォーマット用紙印刷制御部36は、定型フォーマット用紙を印刷部19に印刷させる機能を果たす。 定型フォーマット用紙印刷制御部36は、ライフカウンタ21で使用回数が計数されるすべての部品が記載された全部品用定型フォーマット用紙、各部品の交換要否を自動判定して交換の必要な部品のみが記載された自動定型フォーマット用紙、作業者の手動操作で選択された部品のみが記載された手動定型フォーマット用紙の3種類を印刷することができる。 判定部39は、自動定型フォーマット用紙を印刷する際に、各部品の交換の要否をその部品に対応するライフカウンタ21の計数値と上限回数記憶部22に記憶されているその部品の上限使用回数とを比較することで部品の交換要否を判定する。

    図4は、不揮発メモリ14の記憶領域に割り当てたライフカウンタ21および上限回数記憶部22、設定値記憶部23を示している。 カウンタリセットSW22aは、「0」で「自動」を、「1」で「手動」を表わす。 動作モード判定SW22bは、「0」で「制限なし」を、「1」で「サービスマンモード判定有り」(制限あり)を表わす。 自動出力SW22cは、「0」で「手動」を、「1」で「自動」を表わす。 ライフカウンタ21は、カウント値を記憶する領域であり、設定値記憶部23は、上限使用回数を記憶する領域である。 これらは使用回数を計数すべき部品毎に設けてある。

    図5は、サービスマンによる部品交換手順を示している。 サービスマンは交換時期の到来している部品を交換する(ステップS101)。 次に、複写機10で定型フォーマット用紙を印刷し(ステップS102)、この定型フォーマット用紙の中の、交換済み部品に対応するチェック欄をマークする(ステップS103)。 マークした内容に誤りがないかを充分確認した後、この定型フォーマット用紙を複写機10の読取部18に読み取らせる(ステップS104)。 定型フォーマット用紙を読み取ることで、チェック欄にマークの施された部品に対応するライフカウンタ21を複写機10が自動的にリセットするので、サービスマンが行なうべきリセット作業はこれで終了する(エンド)。

    図6は、ライフカウンタ21の自動リセットに係わる複写機10の動作を示している。 複写機10は、原稿がセットされた状態でスタートボタンが操作されると、その原稿の画像を読取部18で読み取る(ステップS201)。

    読み取った原稿の画像が定型フォーマット用紙か否かを判定し(ステップS202)、定型フォーマット用紙でない場合は(ステップS202;N)、一般原稿としてジョブを実行して(ステップS203)、この処理を終了する(エンド)。 たとえば、通常のコピー動作が行なわれる。

    定型フォーマット用紙か否かは、原稿の端部などに識別用の特定画像が存在するか否かに基づいて判定するとよい。 たとえば、バーコードのような特定画像を原稿の一端または上下両端に設けておくとよい。 特定画像が用紙の端にあれば、一般原稿か否かの判定結果を読み取り開始後の早期に得ることができ、一般原稿であった場合には認識動作を即座に中止してその後の処理負担を軽減させることができる。

    読み取った原稿が定型フォーマット用紙の場合は(ステップS202;Y)、カウンタリセットSW22aを調べる(ステップS204)。 「手動」に設定されている場合は(ステップS204;N)定型フォーマット用紙50を用いたライフカウンタ21の自動リセットが許可されていないので、その旨のエラーメッセージを表示部16に表示して(ステップS210)処理を終了する(エンド)。

    カウントリセットSW22aが「自動」に設定されている場合は(ステップS204;Y)、動作モード判定SW22bを調べる(ステップS205)。 動作モード制限「有り」に設定されている場合は(ステップS205;Y)、現時点の動作モードがサービスマンモードか否かを判定し(ステップS206)、サービスマンモードでなければ(ステップS206;N)、その旨のエラーメッセージを表示部16に表示して(ステップS210)処理を終了する(エンド)。 カウントリセットSW22aや動作モード判定SW22bの設定状況および現時点の動作モードを判定することにより、一般原稿を定型フォーマット用紙と誤判定した場合でも、誤ったリセット動作の実行が防止される。

    動作モード制限「無し」に設定されている場合(ステップS205;N)または動作モード制限「有り」に設定されているが現時点の動作モードがサービスマンモードである場合は(ステップS206;Y)、読取部18で読み取った定型フォーマット用紙の画像を認識部32で解析して部品保守情報を認識する(ステップS207)。

    画像解析の結果、マークされたチェック欄が1つも存在せず、部品保守情報を認識できなかったときは(ステップS208;N)、その旨のエラーメッセージを表示部16に表示して(ステップS210)処理を終了する(エンド)。

    部品保守情報が認識されたときは(ステップS208;Y)、認識した部品名を表示部16に表示し、それらの部品に対応するライフカウンタ21のリセットを許可するか否かの確認操作を作業者から受け付ける(ステップS209)。 ライフカウンタ21のリセットが作業者の確認操作によって拒否されたときは(ステップS211;N)、ライフカウンタ21をリセットすることなく本処理を終了する(エンド)。 なお、作業者によりリセット対象の部品名の変更操作を受け付け可能にし、変更後の内容に対する承認を受け得るように構成してもよい。

    確認操作によりリセットの承認を得たときは(ステップS211;Y)、部品保守情報が示すすべての部品のライフカウンタ21を「0」にリセットする(ステップS212)。 その後、自動出力SW22cを調べ(ステップS213)、「自動」に設定されている場合は(ステップS213;Y)、今回リセットした部品の部品名を一覧表示した部品交換済リストを自動印刷して(ステップS214)処理を終了する(エンド)。 自動出力SW22cが「手動」に設定されている場合は(ステップS213;N)、部品交換済リストを印刷せずに処理を終了する(エンド)。

    図7は、部品交換済リスト70の一例を示している。 部品交換済リスト70は、図2の定型フォーマット用紙50を用いてライフカウンタ21をリセットした場合に対応したものであり、感光体ドラムと第2給紙ローラの名称が、ライフカウンタをリセットした交換部品名として印刷されている。 このほか、部品交換済リスト70には、部品番号、リセット直前のライフカウンタ値、その部品の上限使用回数、リセットした日時、部品交換済リスト70の印刷日時、複写機10の機械番号などを記載してもよい。

    図8は、定型フォーマット用紙の印刷処理の流れを示している。 操作部17で所定の操作を行なうと本処理が起動され、表示部16に図示省略の定型フォーマット用紙出力設定画面が表示される(ステップS301)。 この画面で作業者は、印刷する定型フォーマット用紙の種類を選択することができる。 全部品用定型フォーマット用紙が選択されると(ステップS302;Y)、ライフカウンタ21で使用回数を計数しているすべての部品が記載された全部品用定型フォーマット用紙を印刷する(ステップS303)。

    自動定型フォーマット用紙が選択されると(ステップS304;Y)、いずれか1つの部品に対応するライフカウンタのカウント値(A)とその部品の使用上限回数(B)とを不揮発メモリ14から読み出してそれらを比較する(ステップS305)。 (使用上限回数(B)−カウント値(A))が予め定めた基準値未満ならば(ステップS306;Y)、その部品の交換が必要と判定し、その部品に対応するチェック欄を作成対象に設定する(ステップS307)。 基準値が「0」に設定されている場合は、ライフカウンタのカウント値(A)が上限使用回数(B)を超えたとき、交換要と判定される。 また基準値を正の値(たとえば、「100」)に設定すれば、上限使用回数に到達するまでの残り使用回数が基準値未満となった部品が交換要と判定される。 (使用上限回数(B)−カウント値(A))が基準値以上の場合は(ステップS306;N)、その部品は交換不要と判定する。

    上記したステップS305からステップS307までの処理をすべての部品について行なう(ステップS308;N)。 すべての部品のチェックが完了すると(ステップS308;Y)、ステップS307で作成対象に設定されたチェック欄のみを有する定型フォーマット用紙を印刷する(ステップS309)。 たとえば、図9は、感光体ドラムと第2給紙ローラのみが交換の必要な部品として自動選択された場合の自動定型フォーマット用紙320の一例を示している。 図2と対比するとよく分かるように、図9では、交換不要な部品(第1給紙ローラ)の場所を詰めて部品名やチェック欄を配置してあるが、交換不要な部品の名称やチェック欄に相当する箇所を空白、あるいは薄く印刷するようにし、各部品のチェック欄がその部品の交換要否に係わらず同じ位置に印刷されるように構成してもよい。 なお、図9に示すように、交換不要な部品の場所を詰めるなどして各部品のチェック欄の場所が変化する場合には、部品名や部品コードを画像認識して、各チェック欄に対応する部品名を特定することができる。

    図示省略の定型フォーマット用紙出力設定画面で手動定型フォーマット用紙が選択されると(ステップS304;N)、チェック欄を作成する部品の選択操作を受け付け(ステップS310)、選択された部品のチェック欄のみを有する定型フォーマット用紙を印刷する(ステップS311)。

    なお、自動で交換要と判定した部品のリストを画面に表示し、これを基準に、チェック欄を作成する部品の変更操作を受け付けるように構成してもよい。

    以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。

    たとえば、実施の形態では、通常の読取動作中に、定型フォーマット用紙の認識処理を実行するように構成したが、定型フォーマット用紙専用の読取モードを設け、通常動作では認識処理を実行しないように構成してもよい。 たとえば、サービスマンモードに入っている場合の読取動作においてのみ、定型フォーマット用紙の認識処理を実行するように構成することができる。

    画像解析の方法は実施の形態で例示したものに限定されない。 また実施の形態で示した定型フォーマット用紙の書式は一例であり、適宜に変更することができる。 上限使用回数、基準値などは変更可能に構成するとよい。

    なお、図5では、部品交換を行なった後に定型フォーマット用紙を印刷したが、部品交換前に定型フォーマット用紙を印刷してもよい。 自動定型フォーマット用紙を印刷すれば、どの部品を交換すべきかを知ることができる。 なお、部品交換の目安、定型フォーマット用紙に設けるチェック欄を選択する目安、自動判定された交換要否の妥当性判断などのために、上限使用回数とライフカウンタの計数値とを対比表示可能に構成するとよい。

    本発明の実施の形態に係わる画像形成装置の構成を示すブロック図である。

    本発明の実施の形態に係わる画像形成装置で使用する定型フォーマット用紙の一例を示す正面図である。

    定型フォーマット用紙の画像認識に使用する領域データの一例を示す説明図である。

    本発明の実施の形態に係わる画像形成装置が有する不揮発メモリの記憶内容の一例を示す説明図である。

    本発明の実施の形態に係わる画像形成装置におけるサービスマンの部品交換手順の一例を示す流れ図である。

    ライフカウンタの自動リセットに係わる複写機の動作を示す流れ図である。

    本発明の実施の形態に係わる画像形成装置が出力する部品交換済リストの一例を示す正面図である。

    本発明の実施の形態に係わる画像形成装置が行なう定型フォーマット用紙の印刷処理を示す流れ図である。

    交換の必要な部品のみが記載された自動定型フォーマット用紙の一例を示す正面図である。

    符号の説明

    10…複写機 11…システム制御部 12…ROM
    13…RAM
    14…不揮発メモリ 15…ハードディスク装置 16…表示部 17…操作部 18…読取部 19…印刷部 21…ライフカウンタ 22…上限回数記憶部 22a…カウンタリセットSW
    22b…動作モード判定SW
    22c…自動出力SW
    23…設定値記憶部 31…カウント処理部 32…認識部 33…設定管理部 34…リセット制御部 35…一覧印刷制御部 36…定型フォーマット用紙印刷制御部 37…設定確認部 38…承認確認部 39…判定部 50…定型フォーマット用紙 51…部品名称 52…チェック欄 61…画像解析すべき領域 70…部品交換済リスト 320…自動定型フォーマット用紙

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