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Three-dimensional picture generating method and its device three-dimensional picture processor using the method and the device

阅读:445发布:2021-01-25

专利汇可以提供Three-dimensional picture generating method and its device three-dimensional picture processor using the method and the device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To process a general three-dimensional picture at high speed in small scale of circuit configuration. SOLUTION: A host CPU 1b and a storage device 1a supply polygon data, a coordinate converting circuit 2 converts the vertex coordinate of a polygon by a coordinate converting matrix, executes writing in a polygon cache memory 4 in accordance with a polygon code and also writes the polygon code in a polygon code memory 3 in accordance with respective pixels which constitute a screen. An interior division value generator 5 calculates an interior division value from the vertex coordinate of the polygon so as to output it, a renderer 6 generates chrominance data from the interior division values of the respective polygons and rendering parameter so as to output it and a display controller 7 outputs a picture signal and also generates a screen coordinate.,下面是Three-dimensional picture generating method and its device three-dimensional picture processor using the method and the device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義された3次元物体を、3頂点の座標データにて定義されたポリゴン面にて構成された多角形に分解して、表示画面の2次元座標上に投影する方法において、 前記ポリゴン面をXZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出するステップと、 前記ポリゴン面をYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出するステップとを具備することを特徴とする3次元画像生成方法。
  • 【請求項2】 Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義された3次元物体を、3頂点の座標データにて定義されたポリゴン面にて構成された多角形に分解して、表示画面の2次元座標上に投影する方法において、 前記ポリゴン面をYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出するステップと、 前記ポリゴン面をXZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出するステップとを具備することを特徴とする3次元画像生成方法。
  • 【請求項3】 3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、 Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、 この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、前記ポリゴン面をXZ
    平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、 前記頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面をYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする3次元画像生成装置。
  • 【請求項4】 3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、 Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、 この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、前記ポリゴン面をYZ
    平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、 前記頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面をXZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする3次元画像生成装置。
  • 【請求項5】 3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、 Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、 この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、原点を含みXZ平面に垂直な第1の平面に対し、ポリゴンの各頂点からX軸に平行に前記第1の平面上の位置までの距離であるX方向透視距離と、原点を含みYZ平面に垂直な第2の平面に対し、ポリゴンの各頂点からY軸に平行に前記第2の平面上の位置までの距離であるY方向透視距離とを求める透視距離算出手段と、 この透視距離算出手段から受けたX方向透視距離に基づき、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記X
    Z平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、 前記透視距離算出手段から受けたY方向透視距離および前記第1の内分比算出手段から受けた二つの内分比と前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序とに基づき、
    前記ポリゴン面の2辺間にて前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする3次元画像生成装置。
  • 【請求項6】 3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、 Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、 この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、原点を含みYZ平面に垂直な第1の平面に対し、ポリゴンの各頂点からY軸に平行に前記第1の平面上の位置までの距離であるY方向透視距離と、原点を含みXZ平面に垂直な第2の平面に対し、ポリゴンの各頂点からX軸に平行に前記第2の平面上の位置までの距離であるX方向透視距離とを求める透視距離算出手段と、 この透視距離算出手段から受けたY方向透視距離に基づき、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記Y
    Z平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、 前記透視距離算出手段から受けたX方向透視距離および前記第1の内分比算出手段から受けた二つの内分比と前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序とに基づき、
    前記ポリゴン面の2辺間にて前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする3次元画像生成装置。
  • 【請求項7】 3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像データをポリゴンコードにて供給するポリゴンデータ供給手段と、 ポリゴン画像を構成する各ポリゴンのコードを、表示画面を構成するピクセルに対応させて記憶するポリゴンコードメモリと、 ポリゴンコードに対応して各ポリゴンの3頂点の座標とレンダリングパラメータとを記憶するためのポリゴンキャッシュメモリと、 前記ポリゴンデータ供給手段からポリゴンコードに対応した画像データを供給されて座標変換し、前記画面を構成するピクセルに対応させて前記ポリゴンコードメモリにポリゴンのコードを書き込むと共に、前記ポリゴンキャッシュメモリに各ポリゴンのコードに対応して3頂点の座標およびレンダリングパラメータを書き込む座標変換手段と、 前記画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、前記ポリゴンデータ供給手段から前記画面を構成するピクセルに対応するポリゴンコードを、前記ポリゴンキャッシュメモリに与える表示同期手段と、 前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたポリゴンの3頂点の3次元座標に基づき、前記画面上の2次元座標位置を算出するための内分値を求める内分値発生手段と、 前記画像信号の水平同期信号に同期して、この内分値発生手段から受けた内分値と、前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたレンダリングパラメータとから、
    マテリアル色データまたはテクスチャ色データを求めて出力するレンダリング手段と、 このレンダリング手段の出力を受けて、前記画像信号を出力する信号処理回路とを具備することを特徴とする3
    次元画像処理装置。
  • 【請求項8】 前記内分値発生手段が、請求項3または請求項4に記載の第1および第2の内分比算出手段にて構成されることを特徴とする請求項7に記載の3次元画像処理装置。
  • 【請求項9】 前記内分値発生手段が、請求項5または請求項6に記載の透視距離算出手段と第1および第2の内分比算出手段にて構成されることを特徴とする請求項7に記載の3次元画像処理装置。
  • 【請求項10】 前記レンダリング手段が、前記内分値発生手段の求めた内分値に基づき、前記ポリゴン面の3
    頂点間のレンダリングデータを補間して求める補間手段を具備することを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の3次元画像処理装置。
  • 【請求項11】 3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像データをピクセルを細分したサブピクセルのポリゴンコードにて供給するサブポリゴンデータ供給手段と、 ポリゴン画像を構成する各ポリゴンのコードを、前記画面を構成するサブピクセルに対応させて記憶するポリゴンコードメモリと、 各ポリゴンの3頂点の座標とレンダリングパラメータとを記憶するためのポリゴンキャッシュメモリと、 前記サブポリゴンデータ供給手段からポリゴンコードに対応した画像データを供給されて座標変換し、前記画面を構成するサブピクセルに対応させて前記ポリゴンコードメモリにポリゴンのコードを書き込むと共に、前記ポリゴンキャッシュメモリに各ポリゴンのコードに対応して3頂点の座標およびレンダリングパラメータを書き込む座標変換手段と、 前記画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、前記サブポリゴンデータ供給手段から前記画面を構成するサブピクセルに対応するポリゴンコードを、前記ポリゴンキャッシュメモリに与える表示同期手段と、 前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたポリゴンの3頂点の3次元座標に基づき、前記画面上の2次元座標位置を算出するための内分値を求める内分値発生手段と、 前記画像信号の水平同期信号に同期して、この内分値発生手段から受けた内分値と、前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたレンダリングパラメータとから、
    マテリアル色データまたはテクスチャ色データを求めて出力するレンダリング手段と、 このレンダリング手段の出力の前記サブピクセルのマテリアル色データまたはテクスチャ色データを合成して、
    前記ピクセルのマテリアル色データまたはテクスチャ色データを生成する合成手段と、 この合成手段の出力を受けて、前記画像信号を出力する信号処理回路とを具備することを特徴とする3次元画像処理装置。
  • 【請求項12】 前記表示同期手段からの各ピクセル位置に対応した画面座標を示す同期信号に応じて、乱数を発生する乱数発生手段と、 この乱数発生手段からの乱数出力および前記画面座標からサブピクセル座標を生成するサブピクセル座標生成手段と、 前記乱数発生手段からの乱数出力に応じてピクセルを構成するサブピクセルの中の一つを選択するサブピクセル選択手段とを具備することを特徴とする請求項11に記載の3次元画像処理装置。
  • 【請求項13】 前記合成手段は、 前記表示同期手段からの各ピクセル位置に対応した画面座標を示す同期信号に応じて、乱数を発生する乱数発生手段と、 この乱数発生手段の乱数出力と前記サブピクセルのマテリアル色データまたはテクスチャ色データとを積算する複数の積算手段と、 この複数の積算手段の出力を加算して出力する加算手段とを備えることを特徴とする請求項11に記載の3次元画像処理装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、ポリゴン画像を用いて画面上に立体画像を表示する3次元画像処理装置に適用して好適な、3次元画像生成方法および装置とこの方法および装置を用いた3次元画像処理装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】従来、コンピュータシステムにおいて、
    画像表示のための装置が種々用いられている。 図35
    は、従来のパーソナルコンピュータなどに用いられている表示装置の構成例を示す。 CPU(Central Processin
    g Unit)103は、入装置101または記憶装置10
    2から入力された文字コードをメインRAM(Random Ac
    cess Memory)104に書き込み、編集などの任意の処理を行う。 そして表示の際、この文字コードに対応する文字の画像データをグラフィックVRAM(Video Random
    Access Memory)105に書き込む。 そしてディスプレイの平および垂直同期信号に同期して、グラフィックV
    RAM105から文字の画像データが読み出され、ディスプレイコントローラ106にて画像信号に変換されてディスプレイ107上に表示される。

    【0003】図36は、従来の3次元画像表示装置の構成例を示す。 入力装置111または記憶装置112から入力されたアプリケーションデータは、CPU113にて必要な処理をされ、ジオメトリ処理回路114に出力される。 そしてジオメトリ処理回路114にてモデリング変換や投影変換を受けて、ポリゴンパラメータを変換され、このポリゴンパラメータがポリゴンマッピング回路115へ出力される。

    【0004】ポリゴンマッピング回路115は、ポリゴンパラメータに対応するテクスチャ(表面の模様)データをテクスチャメモリ116から取り込み、各ポリゴンにテクスチャ付与を行いながら隠面消去処理を行って、
    フレームメモリ117に出力する。 そしてフレームメモリ117から画像データが繰り返し読み出されて、ディスプレイコントローラ118にて画像信号に変換されてディスプレイ119に表示される。

    【0005】ところで、3次元画像処理装置では、3次元図形の表面を多数のポリゴンに分割することによって近似し、画像処理する際、視点から見て奥にあるポリゴンが手前のポリゴンに隠されるように隠面消去処理が必要となる。 この隠面消去処理の方法として、Zバッファ法、スキャンライン法などが知られている。

    【0006】Zバッファ法は、3次元空間に対応するバッファメモリに各図形の存在する位置を示す情報を記憶し、視点から図形を見た視線に沿って、その視線が最初に図形と交差する面を見える面として、隠面消去処理する方法である。 スキャンライン法は、高さ方向(Y方向)にスライスした奥行き(Z方向)を有する図形の断面について、視線を横方向(X方向)に走査(スキャン)して隠面消去処理を行う。 これらの方法によって、
    隠面消去処理を行った場合、多数のポリゴンについて隠面消去処理を行う必要があるため、多くの計算時間を必要とし画像表示が遅くなる。

    【0007】この隠面消去処理に要する計算時間を短縮するため、特開平7−146952号公報に開示された装置では、隠面消去処理されたポリゴン画像をポリゴン面番号にてフレームメモリに書き込み、これをモニタの掃引に同期して読み出し、対応するマッピングパラメータを用いてテクスチャ付与のためのマッピング演算を行い、モニタに表示する。 このことによって、塗り重ね処理を必要とせずに1画面分のピクセル数のマッピング演算で処理可能としている。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図35
    の表示装置では、ディスプレイ107の水平垂直同期信号に同期して画素処理を行うため、処理負荷が軽いという特徴があるが、平面図形しか処理できない。

    【0009】また図36の画像表示装置では、立体図形を処理できるが、全てのポリゴンについてレンダリング処理を行うため、画像の塗り重ねが多く、画素生成処理の負荷が重くなる。

    【0010】また特開平7−146952号公報に開示された装置では、映像信号に同期して画面上の画素を生成するために、ポリゴンパラメータに対し3次元マトリクス変換3回、2次元マトリクス変換3回、合計6回の変換を行い、マッピングパラメータメモリに格納する。
    また本公報に示された例では、ポリゴン座標のポリゴンの形と、テクスチャ座標のテクスチャの形とが相似の場合のみ例示の変換マトリクスで処理可能であり、ポリゴン座標とテクスチャ座標との関係が変化すると変換マトリクスを再計算しなければならない。 さらにポリゴンに関するパラメータおのおのについて、それぞれ変換マトリクスが必要となり、パラメータが増加する特殊効果映像や高画質の映像生成には演算負荷が重くなるという問題点があった。

    【0011】そこで本発明は、上記従来の問題点を解消すべくなされたものであり、小規模な回路構成にて一般的な3次元画像を高速に処理可能とする3次元画像生成方法および装置とこの方法および装置を用いた3次元画像処理装置を提供することを目的とする。

    【0012】

    【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の3次元画像生成方法は、
    Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義された3次元物体を、3頂点の座標データにて定義されたポリゴン面にて構成された多形に分解して、表示画面の2次元座標上に投影する方法において、前記ポリゴン面をXZ平面に垂直な平面にて切断することによって、
    前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出するステップと、前記ポリゴン面をYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出するステップとを具備することを特徴とする。

    【0013】本発明の請求項2に記載の3次元画像生成方法は、Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義された3次元物体を、3頂点の座標データにて定義されたポリゴン面にて構成された多角形に分解して、
    表示画面の2次元座標上に投影する方法において、前記ポリゴン面をYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出するステップと、
    前記ポリゴン面をXZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出するステップとを具備することを特徴とする。

    【0014】本発明の請求項3に記載の3次元画像生成装置は、3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、前記ポリゴン面をXZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、前記頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面をYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする。

    【0015】本発明の請求項4に記載の3次元画像生成装置は、3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、前記ポリゴン面をYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、前記頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面をXZ平面に垂直な平面にて切断することによって、前記ポリゴン面の2辺間にて前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする。

    【0016】本発明の請求項5に記載の3次元画像生成装置は、3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、原点を含みXZ
    平面に垂直な第1の平面に対し、ポリゴンの各頂点からX軸に平行に前記第1の平面上の位置までの距離であるX方向透視距離と、原点を含みYZ平面に垂直な第2の平面に対し、ポリゴンの各頂点からY軸に平行に前記第2の平面上の位置までの距離であるY方向透視距離とを求める透視距離算出手段と、この透視距離算出手段から受けたX方向透視距離に基づき、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、前記透視距離算出手段から受けたY方向透視距離および前記第1の内分比算出手段から受けた二つの内分比と前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序とに基づき、前記ポリゴン面の2辺間にて前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする。

    【0017】本発明の請求項6に記載の3次元画像生成装置は、3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像を用いて3次元画像を生成する装置において、Z軸を奥行き方向とするXYZの直交座標系にて定義されたポリゴン面の3頂点の座標データを供給する頂点データ供給手段と、この頂点データ供給手段から供給された前記ポリゴン面の3頂点の座標データを用いて、原点を含みYZ
    平面に垂直な第1の平面に対し、ポリゴンの各頂点からY軸に平行に前記第1の平面上の位置までの距離であるY方向透視距離と、原点を含みXZ平面に垂直な第2の平面に対し、ポリゴンの各頂点からX軸に平行に前記第2の平面上の位置までの距離であるX方向透視距離とを求める透視距離算出手段と、この透視距離算出手段から受けたY方向透視距離に基づき、前記ポリゴン面を構成する3頂点間の2辺と前記YZ平面に垂直な平面とが交差する位置にて前記2辺をそれぞれ内分する二つの内分比、および前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序を算出する第1の内分比算出手段と、前記透視距離算出手段から受けたX方向透視距離および前記第1の内分比算出手段から受けた二つの内分比と前記ポリゴン面を構成する3頂点の並び順序とに基づき、前記ポリゴン面の2辺間にて前記XZ平面に垂直な平面とが交差する位置の内分比を算出する第2の内分比算出手段とを具備することを特徴とする。

    【0018】本発明の請求項7に記載の3次元画像処理装置は、3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像データをポリゴンコードにて供給するポリゴンデータ供給手段と、ポリゴン画像を構成する各ポリゴンのコードを、表示画面を構成するピクセルに対応させて記憶するポリゴンコードメモリと、ポリゴンコードに対応して各ポリゴンの3頂点の座標とレンダリングパラメータとを記憶するためのポリゴンキャッシュメモリと、前記ポリゴンデータ供給手段からポリゴンコードに対応した画像データを供給されて座標変換し、前記画面を構成するピクセルに対応させて前記ポリゴンコードメモリにポリゴンのコードを書き込むと共に、前記ポリゴンキャッシュメモリに各ポリゴンのコードに対応して3頂点の座標およびレンダリングパラメータを書き込む座標変換手段と、前記画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、前記ポリゴンデータ供給手段から前記画面を構成するピクセルに対応するポリゴンコードを、前記ポリゴンキャッシュメモリに与える表示同期手段と、前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたポリゴンの3頂点の3次元座標に基づき、前記画面上の2次元座標位置を算出するための内分値を求める内分値発生手段と、前記画像信号の水平同期信号に同期して、この内分値発生手段から受けた内分値と、前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたレンダリングパラメータとから、マテリアル色データまたはテクスチャ色データを求めて出力するレンダリング手段と、このレンダリング手段の出力を受けて、前記画像信号を出力する信号処理回路とを具備することを特徴とする。

    【0019】本発明の請求項8に記載の3次元画像処理装置は、請求項7に記載の3次元画像処理装置を構成する手段において、前記内分値発生手段が、請求項3または請求項4に記載の第1および第2の内分比算出手段にて構成されることを特徴とする。

    【0020】本発明の請求項9に記載の3次元画像処理装置は、請求項7に記載の3次元画像処理装置を構成する手段において、前記内分値発生手段が、請求項5または請求項6に記載の透視距離算出手段と第1および第2
    の内分比算出手段にて構成されることを特徴とする。

    【0021】本発明の請求項10に記載の3次元画像処理装置は、請求項7ないし請求項9のいずれか1項に記載の3次元画像処理装置を構成する手段において、前記レンダリング手段が、前記内分値発生手段の求めた内分値に基づき、前記ポリゴン面の3頂点間のレンダリングデータを補間して求める補間手段を具備することを特徴とする。

    【0022】本発明の請求項11に記載の3次元画像処理装置は、3次元物体を多角形に分解したポリゴン画像データをピクセルを細分したサブピクセルのポリゴンコードにて供給するサブポリゴンデータ供給手段と、ポリゴン画像を構成する各ポリゴンのコードを、前記画面を構成するサブピクセルに対応させて記憶するポリゴンコードメモリと、各ポリゴンの3頂点の座標とレンダリングパラメータとを記憶するためのポリゴンキャッシュメモリと、前記サブポリゴンデータ供給手段からポリゴンコードに対応した画像データを供給されて座標変換し、
    前記画面を構成するサブピクセルに対応させて前記ポリゴンコードメモリにポリゴンのコードを書き込むと共に、前記ポリゴンキャッシュメモリに各ポリゴンのコードに対応して3頂点の座標およびレンダリングパラメータを書き込む座標変換手段と、前記画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、前記サブポリゴンデータ供給手段から前記画面を構成するサブピクセルに対応するポリゴンコードを、前記ポリゴンキャッシュメモリに与える表示同期手段と、前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたポリゴンの3頂点の3次元座標に基づき、前記画面上の2次元座標位置を算出するための内分値を求める内分値発生手段と、前記画像信号の水平同期信号に同期して、この内分値発生手段から受けた内分値と、前記ポリゴンキャッシュメモリから読み出されたレンダリングパラメータとから、マテリアル色データまたはテクスチャ色データを求めて出力するレンダリング手段と、このレンダリング手段の出力の前記サブピクセルのマテリアル色データまたはテクスチャ色データを合成して、前記ピクセルのマテリアル色データまたはテクスチャ色データを生成する合成手段と、この合成手段の出力を受けて、前記画像信号を出力する信号処理回路とを具備することを特徴とする。

    【0023】本発明の請求項12に記載の3次元画像処理装置は、請求項11に記載の3次元画像処理装置を構成する手段に加えて、前記表示同期手段からの各ピクセル位置に対応した画面座標を示す同期信号に応じて、乱数を発生する乱数発生手段と、この乱数発生手段からの乱数出力および前記画面座標からサブピクセル座標を生成するサブピクセル座標生成手段と、前記乱数発生手段からの乱数出力に応じてピクセルを構成するサブピクセルの中の一つを選択するサブピクセル選択手段とを具備することを特徴とする。

    【0024】本発明の請求項13に記載の3次元画像処理装置は、請求項11に記載の3次元画像処理装置を構成する手段において、前記合成手段が、前記表示同期手段からの各ピクセル位置に対応した画面座標を示す同期信号に応じて、乱数を発生する乱数発生手段と、この乱数発生手段の乱数出力と前記サブピクセルのマテリアル色データまたはテクスチャ色データとを積算する複数の積算手段と、この複数の積算手段の出力を加算して出力する加算手段とを備えることを特徴とする。

    【0025】上記の構成によって、本発明の請求項1および請求項2に記載の3次元画像生成方法は、3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求める際、XZ平面に垂直な平面およびYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、三つの内分比および3頂点の並び順序を算出して、投影位置を求めるので、ポリゴンを構成する3頂点の座標データから任意の3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求めることができる。 またXZ平面に垂直な平面、YZ平面に垂直な平面のどちらで先に切断しても同様の効果が得られる。

    【0026】本発明の請求項3および請求項4に記載の3次元画像生成装置は、3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求める際、XZ平面に垂直な平面およびYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、三つの内分比および3頂点の並び順序を算出して、投影位置を求めるので、ポリゴンを構成する3頂点の座標データから任意の3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求めることができる。 またX
    Z平面に垂直な平面、YZ平面に垂直な平面のどちらで先に切断しても同様の効果が得られる。

    【0027】本発明の請求項5および請求項6に記載の3次元画像生成装置は、X方向透視距離およびY方向透視距離を用いて、内分比および3頂点の並び順序を求めるので、パイプライン方式の処理回路を用いることによって、より最適化された回路構成にて処理可能とする。
    またX方向透視距離およびY方向透視距離を用いた場合も、XZ平面に垂直な平面、YZ平面に垂直な平面のどちらで先に切断しても同様の効果が得られる。

    【0028】本発明の請求項7に記載の3次元画像処理装置は、ポリゴンデータをコードに対応させて3頂点座標およびレンダリングパラメータにてメモリに記憶し、
    画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、メモリから読み出してレンダリング処理を行うので、ポリゴンデータをメモリに記憶する前に隠面消去処理を行い、1
    画面分のポリゴンデータのみに対して、ピクセル表示周期でレンダリング処理を行うことができる。

    【0029】本発明の請求項8に記載の3次元画像処理装置は、三つの内分比および3頂点の並び順序を算出して内分値とするので、ポリゴンを構成する3頂点の座標データから任意の3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求めることができる。

    【0030】本発明の請求項9に記載の3次元画像処理装置は、X方向透視距離およびY方向透視距離を用いて、内分比および3頂点の並び順序を求めて内分値とするので、パイプライン方式の処理回路を用いることによって、より最適化された回路構成にて処理可能とする。

    【0031】本発明の請求項10に記載の3次元画像処理装置は、ポリゴン面の3頂点間のレンダリングデータを、内分値に基づき、補間して求めるので、どのような形状の3次元物体がどのように変化しても、レンダリング処理を可能とする。

    【0032】本発明の請求項11に記載の3次元画像処理装置は、ピクセルを細分したサブピクセル単位でポリゴンデータをコードに対応させて3頂点座標およびレンダリングパラメータにてメモリに記憶し、画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、メモリから読み出してサブピクセル単位でレンダリング処理を行った後、ピクセルの色データを合成するので、ポリゴンデータをメモリに記憶する前に隠面消去処理を行い、1画面分のサブピクセル単位のポリゴンデータに対して、ピクセル表示周期でレンダリング処理を可能とする。

    【0033】本発明の請求項12に記載の3次元画像処理装置は、ピクセルを構成するサブピクセルの中の一つを乱数に対応して選択し、レンダリング処理を行うので、オーバーサンプリングした画像データを確率的にサンプルしたことになり、規則的な画面上のジャギー(階段状のギザギザ)を除去できる。

    【0034】本発明の請求項13に記載の3次元画像処理装置は、レンダリング処理にて求めた各サブピクセルの色データに乱数を積算した後、加算してピクセルの色データとするので、オーバーサンプリングした画像データを確率的に重みづけしたことになり、規則的な画面上のジャギーを除去できる。

    【0035】

    【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。 図1は本発明の第1の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。
    ホストCPU1bは記憶装置1aから読み出したアプリケーションデータに基づき、ポリゴンコードとポリゴンの頂点座標および座標変換マトリクスを座標変換回路2
    に出力すると共に、各ポリゴンコードに対応したレンダリングパラメータをポリゴンキャッシュメモリ4に書き込む。 また、ポリゴンコードメモリ3とポリゴンキャッシュメモリ4を制御するための制御信号を出力する。 このことによって、ホストCPU1bと記憶装置1aは、
    ポリゴンデータ供給手段1を構成する。

    【0036】座標変換回路2は、入力されたポリゴンの頂点座標を座標変換マトリクスによって座標変換し、各ポリゴンコードに対応した座標変換後の頂点座標をポリゴンキャッシュメモリ4に書き込むと共に、隠面消去処理を行って、画面を構成する各ピクセルに対応して、ポリゴンコードをポリゴンコードメモリ3に書き込む。

    【0037】なお、凸多面体すなわち凹部を有さない立体を処理する場合は、ホストCPU1bにて視線ベクトルとポリゴンの法線ベクトルを用いて隠面消去処理を行い、その結果を座標変換回路2に出力することによって、座標変換回路2では隠面消去処理を行わずに処理の高速化を図ることができる。

    【0038】ポリゴンコードメモリ3は、ポリゴンコードを格納するための、画面の横ピクセル数×縦ピクセル数のエントリを有する二つのメモリにて構成される。

    【0039】ポリゴンキャッシュメモリ4は、ポリゴンコードの最大数のエントリを有する二つのバッファメモリにて構成される。 この二つのバッファメモリは、制御信号に応じて交互に、座標変換回路2からアドレスとして出力されるポリゴンコードの示す位置すなわちエントリに頂点座標とレンダリングパラメータが格納される。

    【0040】内分値発生器5は、ポリゴンキャッシュメモリ4から画面座標に対応したポリゴンの頂点座標を与えられ、内分値を算出してレンダラ6に出力する。

    【0041】レンダラ(レンダリング手段)6は、各ポリゴンの内分値およびレンダリングパラメータからマテリアル色データ値またはテクスチャ色データ値を生成し、ディスプレイコントローラ7に出力する。

    【0042】ディスプレイコントローラ7は、画面上のピクセル位置の色データ値を受けて、画像信号を生成し、ラスタスキャン方式のディスプレイ8に出力して、
    画像表示する。 このディスプレイコントローラ7は、表示同期手段7aと信号処理回路7bとを構成する。

    【0043】本実施の形態では、座標変換回路2と内分値発生器5とレンダラ6とは、ホストCPU1bとは別のハードウェア構成とし、特に内分値発生器5とレンダラ6とは、処理を高速化するため、画面のピクセル表示周期に同期して、並列に段階的な処理を行うパイプライン方式の回路構成とする。

    【0044】ここで上記のホストCPU1bに高性能なRISC(Reduced Instruction SetComputer)プロセッサを用いることによって、座標変換、内分値発生、レンダリングのすべてをホストCPU1bによるソフトウェア処理とすることもできる。

    【0045】次に本実施の形態の3次元画像処理装置の動作を説明する。 本装置の動作には描画側と表示側の二つの処理がある。 すなわち描画側は、ポリゴン画像の外形を生成する処理であり、他方、表示側は、ポリゴン面を構成するピクセルの色を決定し、ディスプレイに表示する処理である。

    【0046】まず描画側の処理を説明する。 まずホストCPU1bは、使用者の指示に応じて記憶装置1aからアプリケーションデータを読み出し、ポリゴンコードとポリゴンの頂点座標と座標変換マトリクスとを座標変換回路2に出力する。 また各ポリゴンコードに対応したレンダリングパラメータをポリゴンキャッシュメモリ4に書き込む。

    【0047】ここで図2は、立体の存在する3次元座標と,画面となるz=1の平面との関係を示す。 画面は−
    1≦y/z≦1および−1≦x/z≦1の範囲に設定され、図に示すように、画面の上端の座標が(1,1,
    1)および(−1,1,1)、下端の座標が(1,−
    1,1)および(−1,−1,1)となる。 ここでは3
    次元座標上の点P0(x0,y0,z0)が,画面上の座標(x0/z0,y0/z0,1)に投影される。 同様に、点P1(x1,y1,z1)が,画面上の座標(x1/z1,y1/z1,1)に、点P2(x2,y
    2,z2)が,画面上の座標(x2/z2,y2/z
    2,1)に投影される。

    【0048】画面が上記の領域に設定されているため、
    ポリゴンを描画すべき領域は、−1≦y/z≦1と−1
    ≦x/z≦1およびz=nearとz=farとで囲まれる部分になる。 ここでnearとfarは使用者が定義する正の値である。

    【0049】座標変換回路2は、この領域内のポリゴン面を構成する各ピクセルに対応した画面アドレスを生成し、このアドレスで示されるポリゴンコードメモリ3のエントリにポリゴンコードを書き込む。

    【0050】図3は、この書き込み処理が行われたポリゴンコードメモリ3の状態を示す。 ポリゴンコードがI
    D=1,2,3である三つのポリゴンをポリゴンコードメモリ3に書き込んだ状態であって、3次元空間から画面となる平面上に投影され、隠面消去処理された三つの三角形ポリゴンがポリゴンコードメモリ3に保存されている。

    【0051】また座標変換回路2では、座標変換のための4×4の座標変換マトリクスを用いるため、ポリゴンの3頂点の座標は(x,y,z,1)の形式で表される。 この頂点座標に4×4の座標変換マトリクスを左からかけて各ポリゴンコードに対応した3頂点の座標(x
    1 ,y 1 ,z 1 )、(x 2 ,y 2 ,z 2 )、(x 3 ,y 3
    3 )を生成して、ポリゴンキャッシュメモリ4に出力する。

    【0052】ポリゴンキャッシュメモリ4には、ポリゴンコードに対応して座標変換回路2から与えられる頂点座標およびホストCPU1bから与えられるレンダリングパラメータが書き込まれる。

    【0053】図4は、この書き込み処理が行われたポリゴンキャッシュメモリ4の状態を示す。 ポリゴンコードがID=1,2,3である三つのポリゴンの頂点座標およびレンダリングパラメータが、各ポリゴンコードを示すIDの位置に格納されている。

    【0054】描画に必要なすべてのポリゴンコードに対応したデータの書き込みが完了すると、ディスプレイコントローラ7から与えられるピクセル位置に対応する画面座標のポリゴンコードが、ポリゴンコードメモリ3から与えられる。 そのポリゴンコードに対応して、ポリゴンの頂点座標およびレンダリングパラメータが読み出され内分値発生器5へ送られる。

    【0055】1画面分の表示に必要なポリゴン処理を行い、ポリゴンコードメモリ3およびポリゴンキャッシュメモリ4への書き込みが完了した時点で、ホストCPU
    1bは、制御信号にてポリゴンコードメモリ3とポリゴンキャッシュメモリ4の描画側と表示側との入れ替えを指示する。 この処理をスワップバッファ処理と呼び、これによって書き込みが完了したデータを表示側の回路から参照できるようになる。

    【0056】次に、表示側の処理を説明する。 ディスプレイ8の水平垂直走査に同期して、ディスプレイコントローラ7は表示画面の座標を生成する。 そして表示画面の座標で示される位置に格納されているポリゴンコードをポリゴンコードメモリ3から読み出して、ポリゴンキャッシュメモリ4に与える。 そのポリゴンコードで示される位置に格納されている三つの頂点座標およびレンダリングパラメータをポリゴンキャッシュメモリ4から読み出し、内分値発生器5へ与える。 そして内分値発生器5は、表示画面の座標で示される位置に投影される三つの頂点座標で定義されたポリゴン面上の位置を算出する。

    【0057】算出した点の位置は三つの頂点座標の内分値で表される。 図5は、この内分値の説明図であって、
    ポリゴンは3頂点ABCにて構成されている。 内分値は頂点順序および三つの内分比にて構成される。

    【0058】例えば、頂点順序ABC,ACB,BA
    C,BCA,CAB,CBAの場合、それぞれを1,
    2,3,4,5,6の数字で表すと、図5の例では、頂点順序は1であり、内分比がそれぞれα,β,γである。 このとき、ABをα:1−αで内分した点をP、A
    Cをβ:1−βで内分した点をQとする。 この2点P,
    Qをγ:1−γで内分した点をRとする。 この点Rの位置が内分値(1およびα,β,γ)によって表される位置である。 頂点順序が2のときは、BとCとを入れ替えて、同様の演算を行う。

    【0059】レンダラ6には、内分値発生器5から上記の内分値が入力され、またポリゴンキャッシュメモリ4
    から3組のレンダリングパラメータが入力される。 レンダラ6は、3組のレンダリングパラメータを用いて、内分値が示す位置における色データ値を補間によって算出する。

    【0060】図6は、レンダリングパラメータの補間の様子を示す。 3頂点A,B,Cにて構成されるポリゴンのレンダリングパラメータをそれぞれ(s0,t0,r
    0)、(s1,t1,r1)、(s2,t2,r2)とし、頂点順序を1、内分比をそれぞれα,β,γとする。 レンダリングパラメータsに着目し、頂点A,Bのレンダリングパラメータs0,s1をα:1−αで内分した値をsaとし、頂点A,Cのレンダリングパラメータs0,s2をβ:1−βで内分した値をsbとする。
    この二つの値sa,sbをγ:1−γで内分した値をs
    とする。 この値sが内分値(1およびα,β,γ)にて示される位置Rにおけるレンダリングパラメータの値である。 レンダラは、位置Rにおける残りのパラメータt,rについても同様に算出する。

    【0061】このレンダリングパラメータは、使用者が各頂点ごとに指定する1組の数字であって、例えば、頂点色、3次元テクスチャ座標、テクスチャIDなどを使用する。

    【0062】図7は、レンダラ6の第1の構成例を示す。 内分値とレンダリングパラメータである3頂点のマテリアル色c0,c1,c2とを補間器61に入力し、
    直線補間によって、内分値で示される位置のマテリアル色データを出力する。

    【0063】図8は、レンダラ6の第2の構成例を示し、レンダリングパラメータとしてテクスチャ座標(s,t,r)と、指定したテクスチャを選択するためのアドレスとしてのテクスチャIDとを用いる。 本構成例は、補完器61aとテクスチャメモリ62とで構成され、テクスチャメモリ62は、ポリゴンに張り付けるテクスチャイメージを格納する。 内分値とレンダリングパラメータである3頂点のテクスチャ座標(s0,t0,
    r0)(s1,t1,r1)(s2,t2,r2)およびそれぞれに対応するテクスチャIDであるID0,I
    D1,ID2とを補間器61aに入力する。 補間器61
    aは直線補間によって、内分値で示される位置のテクスチャ座標(s,t,r)をテクスチャメモリ62に出力する。 また、テクスチャID0,ID1,ID2を補間して、テクスチャIDをテクスチャメモリに出力する。

    【0064】テクスチャメモリ62は、補完器61aからテクスチャIDとテクスチャ座標(s,t,r)とが入力され、テクスチャIDとテクスチャ座標(s,t,
    r)とで示される位置のテクスチャ色データを出力する。

    【0065】図9は、レンダラ6に入力されるレンダリングパラメータに、3頂点のマテリアル色c0,c1,
    c2と、テクスチャ座標(s,t,r)およびテクスチャIDとを用いた第3の構成例である。 補間器61aには、内分値と3頂点のテクスチャ座標およびテクスチャIDとが入力され、直線補間によって、内分値で示される位置のテクスチャ座標(s,t,r)およびテクスチャIDをテクスチャメモリ62aに出力する。 テクスチャメモリ62aからは、テクスチャIDとテクスチャ座標(s,t,r)とで示される位置のテクスチャ色がミキサ63に出力される。 また、3頂点のマテリアル色c
    0,c1,c2が補間器61aに入力され、直線補間によって、内分値で示される位置のマテリアル色として、
    ミキサ63に出力する。 ミキサ63は、テクスチャメモリ62aからのテクスチャ色と補間器61aからのマテリアル色とを混合し、混合色データを出力する。

    【0066】以上述べた補間器61,61a,61bでは、直線補間を用いたが、他の曲線による補間を用いることもできる。

    【0067】ディスプレイコントローラ7は、レンダラから色データを受けて、画像信号に変換してディスプレイ8に出力する。

    【0068】以上で画面上の1ピクセルに対応する表示側の処理となり、これらの処理をディスプレイのピクセル数分繰り返し、1画面の表示処理が終了する。

    【0069】次に、内分値発生器5における、内分値算出方法を説明する。 これは、画面の2次元座標上の所定位置(m,n)に、3次元座標上の3頂点にて定義されるポリゴン面上のどの位置(x,y,z)が投影されるかを算出する方法である。 本内分値算出方法では、ポリゴン面上の位置は三つの内分比および頂点順序で表される。 すなわち、3頂点の座標P0(x0,y0,z
    0)、P1(x1,y1,z1)、P2(x2,y2,
    z2)および画面座標(m,n)を入力し、内分比α,
    β,γおよび頂点順序δを生成する。 内分比は、3頂点の座標で定義されるポリゴンを二つの平面にて順次切断することによって生成する。 また頂点順序は、最初の平面による切断の際に決定する。

    【0070】まず内分比の算出法について、図10および図11を用いて説明する。 図10は、XYZの3次元座標における頂点座標P0,P1,P2にて定義された三角形が、XZ平面に垂直で原点と投影面の画面座標を結んだ平面によって切断している様子を示し、10A
    は、投影面上に三角形P0,P1,P2を正規化して投影した様子を示す。 図11は、上記の三角形が、YZ平面に垂直で原点と投影面の画面座標を結んだ平面によって切断している様子を示し、11Aは、投影面上に三角形P0,P1,P2を正規化して投影した様子を示す。
    図10,図11において、視点は原点と一致する。

    【0071】また図10,図11において、点Q0,Q
    1は三角形P0,P1,P2とx=mzの条件の平面との交点である。 すなわち線分Q0,Q1が、x=mzの条件の平面による三角形P0,P1,P2の切断線である。

    【0072】図10において、点A0は、点P0を通るx軸に平行な直線とx=mzの条件の平面との交点である。 同様に点A1は、点P1を通るx軸に平行な直線とx=mzの条件の平面との交点、点A2は、点P2を通るx軸に平行な直線とx=mzの条件の平面との交点である。 そして点Q0が、線分P0,P1を内分する比は、線分P0,A0の長さと線分P1,A1の長さとの比に等しい。 また点Q1が、線分P0,P2を内分する比は、線分P0,A0の長さと線分P2,A2の長さとの比に等しい。

    【0073】ここでP0(x0,y0,z0)、P1
    (x1,y1,z1)、P2(x2,y2,z2)であり、A0(mz0,y0,z0)、A1(mz1,y
    1,z1)、A2(mz2,y2,z2)とする。

    【0074】また三角形P0,Q0,A0と三角形P
    1,Q0,A1とは、相似であるから、 P0,Q0:Q0,P1=P0,A0:P1,A1=
    (mz0−x0):(x1−mz1) となる。 その結果、点Q0が、線分P0,P1を内分する比は、 α=|mz0−x0|/(|mz0−x0|+|mz1
    −x1|) となる。

    【0075】同様に、三角形P0,Q1,A0と三角形P2,Q1,A2とは、相似であるから、点Q1が、線分P0,P2を内分する比は、 β=|mz0−x0|/(|mz0−x0|+|mz2
    −x2|) となる。

    【0076】次に図11において、点Rは、線分Q0,
    Q1とYZ平面との交点である。 点B0は、点Q0を通るy軸に平行な直線とy=nzの条件の平面との交点である。 同様に点B1は、点Q1を通るy軸に平行な直線とy=nzの条件の平面との交点である。

    【0077】ここでQ0(x3,y3,z3)、Q1
    (x4,y4,z4)とすると、B0(x3,nz3,
    z3)、B1(x4,nz4,z4)となる。 このため、y3,z3,y4,z4は、 y3=y0+(y1−y0)×α z3=z0+(z1−z0)×α y4=y0+(y2−y0)×β z4=z0+(z2−z0)×β として、求まる。 また、三角形Q0,R,B0と三角形Q1,R,B1とは、相似であるから、 Q0,R:R,Q1=Q0,B0:Q1,B1=(nz
    3−y3):(y4−nz4) となるので、点Q0が、線分P0,P1を内分する比は、 γ=|nz3−y3|/(|nz3−y3|+|y4−
    nz4|) となる。

    【0078】次に頂点順序の算出について説明する。 まず、点P0から点A0までの距離x0−mz0,点P1
    から点A1までの距離x1−mz1,点P2から点A2
    までの距離x2−mz2を演算し、符号を調べる。 その結果、一つだけ異符号のものがあり、これが先頭にくるように並べ替える。 例えば、x0−mz0が負で、x1
    −mz1,x2−mz2が正ならば、頂点順序はP0,
    P1,P2となる。 また、x1−mz1が負で、x0−
    mz0,x2−mz2が正ならば、頂点順序はP1,P
    0,P2となる。 以上の演算で内分値が求まる。

    【0079】上述の例では、まずXZ平面に垂直な平面にて切断した後、YZ平面に垂直な平面にて切断した場合について説明したが、先にYZ平面に垂直な平面にて切断した後、XZ平面に垂直な平面にて切断した場合は、上述の説明におけるポリゴン座標のxとyを入れ替え、また画面座標のmとnを入れ替えて、その他の処理は同様である。

    【0080】図12は、上記の内分値算出方法を用いた内分値発生器の構成図である。 X方向切断回路51は、
    画面座標(m,n)およびポリゴンの三つの頂点座標P
    0(x0,y0,z0)、P1(x1,y1,z1)、
    P2(x2,y2,z2)が入力され、内分比α,βおよび頂点順序δを算出して、Y方向切断回路52に出力する。 これを受けて、Y方向切断回路52は内分比γを算出し、内分比α,β,γおよび頂点順序δを出力する。 このことによって、X方向切断回路51は第1の内分比算出手段、Y方向切断回路52は第2の内分比算出手段を構成し、3次元画像を生成する。 また図1のホストCPU1b、記憶装置1a、座標変換回路2にて頂点データ供給手段を構成し、ポリゴン面の3頂点の座標データを供給する。

    【0081】図13は、X方向切断回路51の動作フローチャートである。 まず各頂点のdx0=x0−mz
    0,dx1=x1−mz1,dx2=x2−mz2を求める(ST1)。 そして各dx0,dx1,dx2の符号を調べ(ST2)、負ならば、フラグsi0,si
    1,si2を1に設定し(ST3)、0または正ならば、0に設定する(ST4)。 さらにsi0×4+si
    1×2+si2を算出して、頂点順序δとする(ST
    5)。 その結果、頂点順序δは0から7の数字によって頂点順序を表す。 そして図14に示すように、頂点順序δの値に従って、dx0,dx1,dx2を並べ替えて、値a,b,cを生成する(ST6)。 例えばδが4
    のとき、aがdx0、bがdx1,cがdx2となる。
    そしてこの値a,b,cを用いて、 α=|a|/(|a|+|b|) β=|a|/(|a|+|c|) として、α,βを求める(ST7)。 そして内分比α,
    βおよび頂点順序δを出力する(ST8)。

    【0082】図15は、Y方向切断回路52の動作フローチャートである。 まず図16(a),(b)に示すように、頂点順序δの値に従って、各頂点のy座標、z座標を並べ替える(ST11)。 そしてα,βを用いて、
    以下の式に代入して、 y3=ya+(yb−ya)×α z3=za+(zb−za)×α y4=ya+(yc−ya)×β z4=za+(zc−za)×β y3,z3,y4,z4を求める(ST12)。 そしてd=y3−nz3,e=y4−nz4として、値d,e
    を求め(ST13)、 γ=|d|/(|d|+|e|) に代入して、γを求める(ST14)。 そして内分比α,β,γおよび頂点順序δを出力する(ST15)。

    【0083】図17は、先にY方向切断を行い、後にX
    方向切断を行う内分値発生器の構成図である。 その動作は、図12の内分値発生器に対し、xとyを入れ替え、
    mとnを入れ替えたものと同様である。

    【0084】次に、図10における、x−mzをX方向透視距離、y−nzをY方向透視距離と呼び、このX方向およびY方向透視距離を用いた内分値算出方法を、図18の内分値発生器について説明する。

    【0085】透視距離算出回路53は、画面座標(m,
    n)およびポリゴンの三つの頂点座標P0(x0,y
    0,z0)、P1(x1,y1,z1)、P2(x2,
    y2,z2)の入力を受けて、X方向切断回路51bにX方向透視距離を出力し、Y方向切断回路52bにY方向透視距離を出力する。 X方向切断回路51bは、X方向透視距離の入力を受けて、内分比α,βおよび頂点順序δを算出し、Y方向切断回路に出力する。 Y方向切断回路52bは、Y方向透視距離、内分比α,β、頂点順序δの入力を受けて、内分比γを算出し、内分比α,
    β,γおよび頂点順序δを出力する。 このことによって、透視距離算出回路53は透視距離算出手段、X方向切断回路51bは第1の内分比算出手段、Y方向切断回路52bは第2の内分比算出手段を構成し、3次元画像を生成する。

    【0086】透視距離算出回路53の算出する透視距離は、以下の式で示される。

    【0087】図19は、X方向切断回路51bの動作フローチャートである。 まず各頂点のX方向透視距離dx
    0,dx1,dx2が入力されると(ST21)、各d
    x0,dx1,dx2の符号を調べ(ST22)、負ならば、フラグsi0,si1,si2を1に設定し(S
    T23)、0または正ならば、0に設定する(ST2
    4)。 さらにsi0×4+si1×2+si2を算出して、頂点順序δとする(ST25)。 その結果、頂点順序δは0から7の数字によって頂点順序を表す。 そして図14に示すように、頂点順序δの値に従って、dx
    0,dx1,dx2を並べ替えて、値a,b,cを生成する(ST26)。 例えばδが4のとき、aがdx0、
    bがdx1,cがdx2となる。 そしてこの値a,b,
    cを用いて、 α=|a|/(|a|+|b|) β=|a|/(|a|+|c|) として、α,βを求める(ST27)。 そして内分比α,βおよび頂点順序δを出力する(ST28)。

    【0088】図20は、Y方向切断回路52bの動作フローチャートである。 まず各頂点のY方向透視距離dy
    0,dy1,dy2および内分比α,β、頂点順序δが入力されると(ST31)、図21に示すように、頂点順序δの値に従って、dy0,dy1,dy2を並べ替える(S32)。 本実施の形態のY方向切断回路52b
    は、y3,z3,y4,z4を求めずに、dy0,dy
    1,dy2を用いて、3−nz3,y4−nz4を求める。 すなわち、 y3=y0+(y1−y0)×α z3=z0+(z1−z0)×α y4=y0+(y2−y0)×β z4=z0+(z2−z0)×β の式から、 y3−nz3=(y0−nz0)+{(y1−nz1)
    −(y0−nz0)}×α=dy0+(dy1−dy
    0)×α y4−nz4=(y0−nz0)+{(y2−nz2)
    −(y0−nz0)}×β=dy0+(dy2−dy
    0)×β として、d=y3−nz3,e=y4−nz4を求め(ST33)、 γ=|d|/(|d|+|e|) に代入して、γを求める(ST34)。 そして内分比α,β,γおよび頂点順序δを出力する(ST35)。

    【0089】図22は、透視距離算出の後、先にY方向切断を行い、後にX方向切断を行う内分値発生器の構成図である。 その動作は、図18の内分値発生器に対し、
    dxとdyを入れ替え、mとnを入れ替えたものと同様である。

    【0090】以上述べたように、図18および図22の内分値発生器では、透視距離算出の後、X方向切断、Y
    方向切断を行うので、X方向切断回路およびY方向切断回路でそれぞれX方向透視距離、Y方向透視距離を算出する必要が無い。 このため内分値発生器に用いるパイプライン方式の回路構成を、図12および図17に示す内分値発生器より簡略なものにできる。

    【0091】次に、本実施の形態の3次元画像処理装置の内分値発生器およびレンダラにおけるパイプライン処理を説明する。 本実施の形態では、1秒間に60回画面を表示するインターレースのラスタースキャン方式のディスプレイを用い、ピクセル数は640×480のVG
    A(Video Graphics Array)相当とする。 この場合、1ピクセルの処理に許容される時間は、80nsである。 このため、内分値発生器およびレンダラでは、パイプライン方式にて、複数の処理を並列して行う。

    【0092】図23は、図18に示す透視距離算出回路を用いた内分値発生器におけるパイプライン処理の説明図である。 ここで、PA i , j 〜PF i , jは、画面の左上から(i,j)番目のピクセルにおける以下の処理PA〜
    処理PFを表す。

    【0093】まず処理PAは、各ピクセルにおける、 X方向透視距離:dx0=x0−mz0 dx1=x1−mz1 dx2=x2−mz2 Y方向透視距離:dy0=y0−mz0 dy1=y1−mz1 dy2=y2−mz2 頂点順序: δ=si0×4+si1×2+si2 を求める。

    【0094】処理PBは、各ピクセルにおける、dx
    0,dx1,dx2の並べ替えと、dy0,dy1,d
    y2の並べ替えと、頂点順序δの遅延を行う。

    【0095】処理PCは、各ピクセルにおける、内分比α,βの算出と、dy0,dy1,dy2および頂点順序δの遅延を行う。

    【0096】処理PDは、各ピクセルにおける、 d=dy0+(dy1−dy0)×α e=dy0+(dy2−dy0)×β を求め、α,βおよび頂点順序δの遅延を行う。

    【0097】処理PEは、各ピクセルにおける、内分比γの算出と、内分比α,βおよび頂点順序δの遅延を行う。

    【0098】処理PFは、各ピクセルにおける、内分比α,β,γおよび頂点順序δを出力する。

    【0099】上記各処理は、ピクセル表示周期のIサイクルでは一段目で処理PA 0 , 0を行う。 次に、IIサイクルでは二段目で処理PB 0 , 0を行うと共に、一段目で処理PA 1 , 0を行う。 次に、IIIサイクルでは三段目で処理PC 0 , 0を行うと共に、二段目で処理PB 1 , 0を行うと共に、一段目で処理PA 2 , 0を行う。 以降、同様にして、V
    Iサイクルでは六段目で処理PFが行われ、一段目〜五段目で処理PA〜処理PEが並列して行われる。

    【0100】図24は、図9に示すレンダラ、すなわちレンダリングパラメータとして、マテリアル色c0,c
    1,c2とテクスチャ座標(s,t,r)およびテクスチャIDとを用いたレンダラにおけるパイプライン処理の説明図である。 ここで、PG i , j 〜PL i , jは、画面の左上から(i,j)番目のピクセルにおける以下の処理PG〜処理PLを表す。 レンダラは、内分値発生器から内分比α,β,γおよび頂点順序δを受けて以下の処理を行う。

    【0101】まず処理PGでは、頂点順序δに対応して、各頂点のテクスチャID0,ID1,ID2とテクスチャ座標(s0,t0,r0)(s1,t1,r1)
    (s2,t2,r2)およびマテリアル色c0,c1,
    c2を並べ替える。 図25は、s0,s1,s2の並べ替え例を示し、他のパラメータについても同様に並べ替える。

    【0102】処理PHは、内分値にて表される位置のレンダリングパラメータsを sa=s0+(s1−s0)×α sb=s0+(s2−s0)×β s=sa+(sb−sa)×γ として求める。 さらにt,r,cについても同様に求める。

    【0103】処理PJは、内分値にて表される位置のテクスチャ色を読み出し、マテリアル色の遅延を行う。

    【0104】処理PKは、内分値にて表される位置のテクスチャ色とマテリアル色とを混合する。

    【0105】処理PLは、混合色を出力する。

    【0106】上記各処理は、ピクセル表示周期のVIIサイクルでは一段目で処理PG 0 , 0を行う。 次に、VIIIサイクルでは二段目で処理PH 0 , 0を行うと共に、一段目で処理PG 1 , 0を行う。 次に、IXサイクルでは三段目で処理PJ 0 , 0を行うと共に、二段目で処理PH 1 , 0を行うと共に、一段目で処理PG 2 , 0を行う。 以降、同様にして、XIサイクルでは5段目で処理PLが行われ、一段目〜4段目で処理PG〜処理PKが並列して行われる。

    【0107】上述の説明は、VGA相当のピクセル数6
    40×480の画面としたが、SVGA相当など、より高解像度の画面の場合は、1ピクセルの処理に許容される時間はより少なくなる。

    【0108】以上述べたように、本実施の形態の3次元画像処理装置では、ポリゴンデータをコードに対応させて3頂点座標およびレンダリングパラメータにてポリゴンキャッシュメモリ4に記憶し、画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、ポリゴンキャッシュメモリ4
    から読み出してレンダリング処理を行うので、ポリゴンデータをポリゴンコードメモリ3およびポリゴンキャッシュメモリ4に記憶する前に隠面消去処理を行い、1画面分のポリゴンデータのみに対して、ピクセル表示周期でレンダリング処理を行うことができ、ポリゴン数の変動によるレンダリング処理の負荷変動が無く、小規模な回路で高速処理を可能とする。

    【0109】次に図26は、本発明の第2の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。 本実施の形態は、ポリゴン画像を構成するピクセルをサブピクセルに細分して処理するスーパーサンプリングによる画像処理を行う。 本実施の形態では、1ピクセルを2×2
    のサブピクセルに分割する。

    【0110】ホストCPU11bは記憶装置11aから読み出したアプリケーションデータに基づき、サブピクセル・ポリゴンコードとポリゴンの頂点座標および座標変換マトリクスを座標変換回路12に出力すると共に、
    各サブピクセル・ポリゴンコードに対応したレンダリングパラメータをポリゴンキャッシュメモリ14に書き込む。 また、ポリゴンコードメモリ13とポリゴンキャッシュメモリ14を制御するための制御信号を出力する。
    このことによって、ホストCPU11bと記憶装置11
    aは、サブポリゴンデータ供給手段11を構成する。

    【0111】座標変換回路12は、入力されたポリゴンの頂点座標を座標変換マトリクスによって座標変換し、
    各サブピクセル・ポリゴンコードに対応した座標変換後の頂点座標をポリゴンキャッシュメモリ14に書き込むと共に、隠面消去処理を行って、画面を構成する各サブピクセルに対応して、サブピクセル・ポリゴンコードをポリゴンコードメモリ13に書き込む。

    【0112】ポリゴンコードメモリ13は、サブピクセル・ポリゴンコードを格納するための、画面の全横サブピクセル数×全縦サブピクセル数のエントリを有する二つのメモリにて構成される。

    【0113】ポリゴンキャッシュメモリ14は、サブピクセル・ポリゴンコードの最大数のエントリを有する二つのバッファメモリにて構成される。 この二つのバッファメモリは、制御信号に応じて交互に、座標変換回路1
    2からアドレスとして出力されるサブピクセル・ポリゴンコードの示す位置すなわちエントリに頂点座標とレンダリングパラメータが格納される。

    【0114】内分値発生器15は、ポリゴンキャッシュメモリ14から画面座標に対応したポリゴンの頂点座標を与えられ、内分値を算出してレンダラ16に出力する。

    【0115】レンダラ16は、各ポリゴンの内分値およびレンダリングパラメータから、各サブピクセルのマテリアル色データ値またはテクスチャ色データ値を生成し、合成器19に出力する。

    【0116】合成器19は、各サブピクセルの色データ値を合成して、合成色データをディスプレイコントローラ17に出力する。

    【0117】ディスプレイコントローラ17は、画面上のサブピクセル位置の色データ値を受けて、画像信号を生成し、ラスタスキャン方式のディスプレイ18に出力して、画像表示する。 このディスプレイコントローラ1
    7は、表示同期手段17aと信号処理回路17bとを構成する。

    【0118】次に本実施の形態の3次元画像処理装置の動作を説明する。 本装置の動作には描画側と表示側の二つの処理がある。 すなわち描画側は、ポリゴン画像の外形を生成する処理であり、他方、表示側は、ポリゴン面を構成するサブピクセルの色を決定し、ディスプレイに表示する処理である。

    【0119】まず描画側の処理を説明する。 まずホストCPU11bは、使用者の指示に応じて記憶装置11a
    からアプリケーションデータを読み出し、サブピクセル・ポリゴンコードとポリゴンの頂点座標と座標変換マトリクスとを座標変換回路12に出力する。 また各サブピクセル・ポリゴンコードに対応したレンダリングパラメータをポリゴンキャッシュメモリ14に書き込む。

    【0120】座標変換回路12は、ポリゴン面を構成する各サブピクセルに対応した画面アドレスを生成し、このアドレスで示されるポリゴンコードメモリ13のエントリにサブピクセル・ポリゴンコードを書き込む。

    【0121】図27は、この書き込み処理が行われたポリゴンコードメモリ13の状態を示す。 サブピクセル・
    ポリゴンコードがID=1,2,3である三つのポリゴンをポリゴンコードメモリ13に書き込んだ状態であって、3次元空間から画面となる平面上に投影され、隠面消去処理された三つの三角形ポリゴンがポリゴンコードメモリ13に保存されている。

    【0122】また座標変換回路12では、座標変換のための4×4の座標変換マトリクスを用いるため、ポリゴンの3頂点の座標は(x,y,z,1)の形式で表される。 この頂点座標に4×4の座標変換マトリクスを左からかけて各ポリゴンコードに対応した3頂点の座標(x
    1 ,y 1 ,z 1 )、(x 2 ,y 2 ,z 2 )、(x 3 ,y 3
    3 )を生成して、ポリゴンキャッシュメモリ14に出力する。

    【0123】ポリゴンキャッシュメモリ14には、サブピクセル・ポリゴンコードに対応して座標変換回路12
    から与えられる頂点座標およびホストCPU11bから与えられるレンダリングパラメータが書き込まれる。

    【0124】この書き込み処理が行われたポリゴンキャッシュメモリ14の状態は、図4示すポリゴンキャッシュメモリ4の状態と同様である。 サブピクセル・ポリゴンコードがID=1,2,3である三つのポリゴンの頂点座標およびレンダリングパラメータが、各サブピクセル・ポリゴンコードを示すIDの位置に格納されている。

    【0125】描画に必要なすべてのサブピクセル・ポリゴンコードに対応したデータの書き込みが完了すると、
    ディスプレイコントローラ17から与えられるサブピクセル位置に対応する画面座標のサブピクセル・ポリゴンコードが、ポリゴンコードメモリ13から与えられる。
    そのサブピクセル・ポリゴンコードに対応して、ポリゴンの頂点座標およびレンダリングパラメータが読み出され内分値発生器15へ送られる。

    【0126】1画面分の表示に必要なポリゴン処理を行い、ポリゴンコードメモリ13およびポリゴンキャッシュメモリ14への書き込みが完了した時点で、ホストC
    PU11bは、制御信号にてポリゴンコードメモリ13
    とポリゴンキャッシュメモリ14の描画側と表示側との入れ替えを指示する。

    【0127】次に、表示側の処理を説明する。 ディスプレイ18の水平垂直走査に同期して、ディスプレイコントローラ17は表示画面の座標を生成する。 そして表示画面の座標で示される位置に格納されているサブピクセル・ポリゴンコードをポリゴンコードメモリ13から読み出して、ポリゴンキャッシュメモリ14に与える。 そのサブピクセル・ポリゴンコードで示される位置に格納されている三つの頂点座標およびレンダリングパラメータをポリゴンキャッシュメモリ14から読み出し、内分値発生器15へ与える。 そして内分値発生器15は、表示画面の座標で示される位置に投影される三つの頂点座標で定義されたポリゴン面上の位置を算出する。 算出した点の位置は三つの頂点座標の内分値で表される。

    【0128】レンダラ16には、内分値発生器15から内分値が入力され、またポリゴンキャッシュメモリ14
    から3組のレンダリングパラメータが入力される。 レンダラ16は、3組のレンダリングパラメータを用いて、
    内分値が示す位置における色データ値を補間によって算出する。

    【0129】合成器19は、各サブピクセルの色データc0,c1,c2,c3が入力されると、以下の式にて合成色cを算出して、出力する。 c=(p*c0+q*c1+r*c2+s*c3)/4 ここで、p,q,r,sは係数である。

    【0130】ディスプレイコントローラ17は、レンダラ16から色データを受けて、画像信号に変換してディスプレイ18に出力する。

    【0131】以上で画面上の1ピクセルに対応する表示側の処理となり、これらの処理をディスプレイ18のピクセル数分繰り返し、1画面の表示処理が終了する。

    【0132】本実施の形態では、1秒間に60回画面を表示するインターレースのラスタースキャン方式のディスプレイを用い、ピクセル数を640×480とすると、1ピクセルの処理時間は、80nsである。 このため、1ピクセルを2×2のサブピクセルに分割しているので、各サブピクセルにおける処理に許容される時間は、20nsである。 このため、内分値発生器15およびレンダラ16では、パイプライン方式にて、複数の処理を並列して行う。

    【0133】以上述べたように、本実施の形態の3次元画像処理装置は、ピクセルを細分したサブピクセル単位でポリゴンデータをコードに対応させて3頂点座標およびレンダリングパラメータにてポリゴンキャッシュメモリ14に記憶し、画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、ポリゴンキャッシュメモリ14から読み出してサブピクセル単位でレンダリング処理を行った後、ピクセルの色データを合成するので、ポリゴンデータをポリゴンコードメモリ13およびポリゴンキャッシュメモリ14に記憶する前に隠面消去処理を行い、1画面分のサブピクセル単位のポリゴンデータに対して、ピクセル表示周期でレンダリング処理を行うことによって、高画質な画像を小規模回路で高速に処理可能とする。

    【0134】次に図28は、本発明の第3の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。 本実施の形態は、ポリゴン画像を構成するピクセルをサブピクセルに細分し、各サブピクセルに対応して並列ポリゴンキャッシュメモリ24、並列内分値発生器25、並列レンダラ26を並列に複数用いる。

    【0135】ホストCPU21bは記憶装置21aから読み出したアプリケーションデータに基づき、サブピクセル・ポリゴンコードとポリゴンの頂点座標および座標変換マトリクスを座標変換回路22に出力すると共に、
    各サブピクセル・ポリゴンコードに対応したレンダリングパラメータを各並列ポリゴンキャッシュメモリ24に書き込む。 また、ポリゴンコードメモリ23と並列ポリゴンキャッシュメモリ24を制御するための制御信号を出力する。 このことによって、ホストCPU21bと記憶装置21aは、サブポリゴンデータ供給手段21を構成する。

    【0136】座標変換回路22は、入力されたポリゴンの頂点座標を座標変換マトリクスによって座標変換し、
    各サブピクセル・ポリゴンコードに対応した座標変換後の頂点座標を各並列ポリゴンキャッシュメモリ24に書き込むと共に、隠面消去処理を行って、画面を構成する各サブピクセルに対応して、サブピクセル・ポリゴンコードをポリゴンコードメモリ32に書き込む。

    【0137】ポリゴンコードメモリ23は、サブピクセル・ポリゴンコードを格納するための、画面の全横サブピクセル数×全縦サブピクセル数のエントリを有する二つのメモリにて構成される。

    【0138】各並列ポリゴンキャッシュメモリ24は、
    サブピクセル・ポリゴンコードの最大数のエントリを有する二つのバッファメモリにて構成される。 この二つのバッファメモリは、制御信号に応じて交互に、座標変換回路22からアドレスとして出力されるサブピクセル・
    ポリゴンコードの示す位置すなわちエントリに頂点座標とレンダリングパラメータが格納される。

    【0139】各並列内分値発生器25は、並列ポリゴンキャッシュメモリ24から画面座標に対応したポリゴンの頂点座標を与えられ、内分値を算出して並列レンダラ26に出力する。

    【0140】各並列レンダラ26は、各ポリゴンの内分値およびレンダリングパラメータから、各サブピクセルのマテリアル色データ値またはテクスチャ色データ値を生成し、合成器29に出力する。

    【0141】合成器29は、各並列レンダラ26からのサブピクセルの色データ値を合成して、合成色データをディスプレイコントローラ27に出力する。

    【0142】ディスプレイコントローラ27は、画面上のサブピクセル位置の色データ値を受けて、画像信号を生成し、ラスタスキャン方式のディスプレイ28に出力して、画像表示する。 このディスプレイコントローラ2
    7は、表示同期手段27aと信号処理回路27bとを構成する。

    【0143】ここで並列ポリゴンキャッシュメモリ2
    4、並列内分値発生器25、並列レンダラ26を合わせて並列回路と呼ぶ。 図29は、ピクセルを構成する各サブピクセルに各並列回路が対応することを示す。 図に示すように、1ピクセルをn個のサブピクセルにて構成する場合、左上のサブピクセルが1番目の並列回路に対応し、順次各サブピクセルが各並列回路に対応して、右下のサブピクセルがn番目の並列回路に対応する。

    【0144】図30は、並列ポリゴンキャッシュメモリ24および並列内分値発生器25の一組の構成例を示す。 セレクタ24aには1ピクセルを構成する全てのサブピクセルのポリゴンコードが入力され、この並列回路が担当するサブピクセルのポリゴンコードを選択し、選択したサブピクセル・ポリゴンコードをポリゴンキャッシュメモリ24bに出力する。 ポリゴンキャッシュメモリ24bでは、選択されたサブピクセル・ポリゴンコードに対応したレンダリングパラメータとポリゴンの頂点座標とを出力する。

    【0145】サブピクセル画面座標発生器25aは、画面座標が入力され、この並列回路が担当するサブピクセルの画面座標を算出し、担当サブピクセル画面座標を内分値算出器25bに出力する。 内分値算出器25bでは担当サブピクセル画面座標と、ポリゴンキャッシュメモリ24bからのポリゴンの頂点座標とから、対応する内分値を算出し、出力する。

    【0146】例えば、1番目の並列回路の場合、担当するサブピクセル・ポリゴンコードは、左上のサブピクセルのポリゴンコードが選択され、担当サブピクセル画面座標として、左上のサブピクセルの画面座標が算出される。

    【0147】上記の説明は、並列回路の並列数が1ピクセルを構成する全てのサブピクセル数と同じ場合について説明したが、並列回路の並列数をサブピクセル数よりも少なく構成することもできる。

    【0148】並列回路の並列数が1ピクセルを構成する全てのサブピクセル数と同じ場合、並列回路を構成するパイプライン方式の回路の処理時間は、ピクセル表示周期と同じ、すなわち80nsである。 また並列回路の並列数が1ピクセルを構成する全てのサブピクセル数の半分とした場合、並列回路を構成するパイプライン方式の回路の処理時間は、ピクセル表示周期の半分、すなわち40nsである。 このため並列数を多くするほどパイプライン方式の回路の処理時間を長くすることができる。
    また、合成色データの生成に並列回路の並列数分のサブピクセル数の色データを用いた場合は、パイプライン方式の回路の処理時間を、ピクセル表示周期と同じにすることができる。

    【0149】例えば、1ピクセルを2×2のサブピクセルで構成する場合、図31は並列数を4とした構成例を示し、図32は並列数を2とした構成例を示す。 並列数が2の場合、2×2のサブピクセルの色データ全てを用いる場合は、各並列回路の処理時間はピクセル表示周期の半分となり、二つのサブピクセルの色データのみを用いる場合は、各並列回路の処理時間はピクセル表示周期と同じになる。

    【0150】以上述べたように、本実施の形態の3次元画像処理装置は、ピクセルを細分したサブピクセル単位でポリゴンデータをコードに対応させて3頂点座標およびレンダリングパラメータにて並列ポリゴンキャッシュメモリ24に記憶し、画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、並列ポリゴンキャッシュメモリ24から読み出してサブピクセル単位で並列にレンダリング処理を行った後、ピクセルの色データを合成するので、ポリゴンデータをポリゴンコードメモリ23および並列ポリゴンキャッシュメモリ24に記憶する前に隠面消去処理を行い、1画面分のサブピクセル単位のポリゴンデータに対して、ピクセル表示周期で並列にレンダリング処理を行うことによって、高画質な画像を小規模回路で高速に処理可能とする。 また並列処理によって、各並列回路の処理時間を長くすることができ、回路設計が容易となり、安価な部品を使用することができる。

    【0151】次に図33は、本発明の第4の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。 本実施の形態は、ポリゴン画像を構成するピクセルをサブピクセルに細分し、各サブピクセルに対応して並列ポリゴンキャッシュメモリ34、並列内分値発生器35、並列レンダラ36を並列に複数用い、かつ並列乱数発生器40
    から発生された乱数を用いて、処理するサブピクセルを選択する。 すなわち乱数を用いたスーパーストカスティックサンプリングによる画像処理を行う。

    【0152】ホストCPU31bは記憶装置31aから読み出したアプリケーションデータに基づき、サブピクセル・ポリゴンコードとポリゴンの頂点座標および座標変換マトリクスを座標変換回路32に出力すると共に、
    各サブピクセル・ポリゴンコードに対応したレンダリングパラメータを各並列ポリゴンキャッシュメモリ34に書き込む。 また、ポリゴンコードメモリ33と並列ポリゴンキャッシュメモリ34を制御するための制御信号を出力する。 このことによって、ホストCPU31bと記憶装置31aは、サブポリゴンデータ供給手段31を構成する。

    【0153】座標変換回路32は、入力されたポリゴンの頂点座標を座標変換マトリクスによって座標変換し、
    各サブピクセル・ポリゴンコードに対応した座標変換後の頂点座標を各並列ポリゴンキャッシュメモリ34に書き込むと共に、隠面消去処理を行って、画面を構成する各サブピクセルに対応して、サブピクセル・ポリゴンコードをポリゴンコードメモリ33に書き込む。

    【0154】ポリゴンコードメモリ33は、サブピクセル・ポリゴンコードを格納するための、画面の全横サブピクセル数×全縦サブピクセル数のエントリを有する二つのメモリにて構成される。

    【0155】並列乱数発生器40は、ピクセル位置に対応した画面座標に応じて、それぞれ乱数を発生する。 本実施の形態の並列乱数発生器40は、画面の横ピクセル数×縦ピクセル数の乱数のテーブルである。

    【0156】並列セレクタ42は、サブピクセル選択手段を構成し、ポリゴンコードメモリ33から1ピクセルを構成する全サブピクセルのポリゴンコードが入力され、並列乱数発生器40からの乱数によって示される位置のサブピクセルのポリゴンコードを選択し、サブピクセル・ポリゴンコードとして出力する。

    【0157】各並列ポリゴンキャッシュメモリ34は、
    サブピクセル・ポリゴンコードの最大数のエントリを有する二つのバッファメモリにて構成される。 この二つのバッファメモリは、制御信号に応じて交互に、座標変換回路32からアドレスとして出力されるサブピクセル・
    ポリゴンコードの示す位置すなわちエントリに頂点座標とレンダリングパラメータが格納される。

    【0158】並列画面座標発生器41は、サブピクセル座標生成手段を構成し、ピクセル位置に対応した画面座標と、その画面座標に応じた乱数とが入力され、その画面座標と乱数とによって示される位置のサブピクセルの画面座標をそれぞれ生成し、サブピクセル画面座標として出力する。 本実施の形態の並列画面座標発生器41
    は、画面の横ピクセル数×縦ピクセル数のサブピクセル画面座標のテーブルである。

    【0159】各並列内分値発生器35は、サブピクセル画面座標に対応したポリゴンの頂点座標を並列ポリゴンキャッシュメモリ34から与えられ、内分値を算出して並列レンダラ36に出力する。

    【0160】各並列レンダラ36は、各ポリゴンの内分値およびレンダリングパラメータから、各サブピクセルのマテリアル色データ値またはテクスチャ色データ値を生成し、合成器39に出力する。

    【0161】合成器39は、各並列レンダラ36からのサブピクセルの色データ値を合成して、合成色データをディスプレイコントローラ37に出力する。

    【0162】ディスプレイコントローラ37は、画面上のサブピクセル位置の色データ値を受けて、画像信号を生成し、ラスタスキャン方式のディスプレイ38に出力して、画像表示する。 このディスプレイコントローラ3
    7は、表示同期手段37aと信号処理回路37bとを構成する。

    【0163】例えば、1ピクセルを2×2のサブピクセルで構成する場合、並列乱数発生器40は、1,2,
    3,4を乱数として発生する。 そして並列セレクタ42
    はこの乱数に応じて、例えば乱数が1ならばピクセルの左上位置のサブピクセルのポリゴンコードを選択する。
    同様に乱数が2,3,4ならば、それぞれピクセルの右上,左下,右下位置のサブピクセルのポリゴンコードを選択する。

    【0164】並列画面座標発生器41は、この乱数に応じたサブピクセルの画面座標を出力し、並列内分値発生器35は、このサブピクセル画面座標に対応したポリゴンの頂点座標から内分値を算出して並列レンダラ36に出力する。

    【0165】その他のホストCPU31b、座標変換回路32、ポリゴンコードメモリ33、並列レンダラ3
    6、合成器39、ディスプレイコントローラ37などの動作は、第3の実施の形態の3次元画像処理装置と同様である。 また並列乱数発生器40、並列セレクタ42、
    並列ポリゴンキャッシュメモリ34、並列画面座標発生器41、並列内分値発生器35、並列レンダラ36を合わせて並列回路と呼ぶと、並列回路の並列数を1ピクセルを構成する全てのサブピクセル数と同じとする構成、
    またはサブピクセル数よりも少なくする構成が可能である。

    【0166】以上述べたように、本実施の形態の3次元画像処理装置は、ピクセルを構成するサブピクセルの中の一つを乱数に対応して選択し、レンダリング処理を行うので、オーバーサンプリングした画像データを確率的にサンプルしたことになり、規則的な画面上のジャギー(階段状のギザギザ)を除去でき、高画質な3次元画像を表示できる。

    【0167】次に図34は、本発明の実施の形態の3次元画像処理装置を構成する合成器のブロック図である。

    【0168】乱数発生器91は、ピクセル位置に対応した画面座標の入力を受けて、乱数を発生する。 並列の積算器92はそれぞれ色データと乱数が入力され、色データと乱数を積算して、重みづけされた色データを出力する。 加算器93は、並列の積算器92からの重みづけされた色データを加算して合成色データを出力する。

    【0169】以下、合成器に入力される色データをc
    0,c1,c2,c3として説明する。 乱数発生器91
    は、画面の横ピクセル数×縦ピクセル数×4の乱数テーブルにて構成される。 この乱数発生器91は、入力された画面座標の示す位置に格納された四つの乱数ra,r
    b,rc,rdを出力する。 そして各積算器92は、四つの色データをc0,c1,c2,c3と、四つの乱数ra,rb,rc,rdとをそれぞれ積算し、ra×c
    0,rb×c1,rc×c2,rd×c3を出力する。
    加算器93は、重みづけされた色データであるra×c
    0,rb×c1,rc×c2,rd×c3を加算し、r
    a×c0+rb×c1+rc×c2+rd×c3を出力する。

    【0170】上記図34の合成器を本発明の第2または第3の実施の形態の3次元画像処理装置に適用することによって、各サブピクセルの色データに重みづけした合成色データを得ることができる。

    【0171】以上述べたように、本実施の形態の合成器を3次元画像処理装置適用することによって、レンダリング処理にて求めた各サブピクセルの色データに乱数を積算した後、加算してピクセルの色データとするので、
    オーバーサンプリングした画像データを確率的に重みづけしたことになり、規則的な画面上のジャギーを除去でき、高画質な3次元画像を表示できる。

    【0172】

    【発明の効果】以上説明した通り、本発明の請求項1および請求項2に記載の3次元画像生成方法は、3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求める際、XZ平面に垂直な平面およびYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、三つの内分比および3頂点の並び順序を算出して、投影位置を求めるので、ポリゴンを構成する3頂点の座標データから任意の3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求めることができる。 またXZ平面に垂直な平面、YZ平面に垂直な平面のどちらで先に切断しても同様の効果が得られる。 このためどのような形状の3次元物体がどのように変化しても、小規模な回路で高速に投影画像を得ることができる。

    【0173】本発明の請求項3および請求項4に記載の3次元画像生成装置は、3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求める際、XZ平面に垂直な平面およびYZ平面に垂直な平面にて切断することによって、三つの内分比および3頂点の並び順序を算出して、投影位置を求めるので、ポリゴンを構成する3頂点の座標データから任意の3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求めることができる。 またX
    Z平面に垂直な平面、YZ平面に垂直な平面のどちらで先に切断しても同様の効果が得られる。 このためどのような形状の3次元物体がどのように変化しても、小規模な回路で高速に投影画像を得ることができる。

    【0174】本発明の請求項5および請求項6に記載の3次元画像生成装置は、X方向透視距離およびY方向透視距離を用いて、内分比および3頂点の並び順序を求めるので、パイプライン方式の処理回路を用いた場合、より最適化された回路構成によって、小規模な回路で高速な処理を可能とする。 またX方向透視距離およびY方向透視距離を用いた場合も、XZ平面に垂直な平面、YZ
    平面に垂直な平面のどちらで先に切断しても同様の効果が得られる。

    【0175】本発明の請求項7に記載の3次元画像処理装置は、ポリゴンデータをコードに対応させて3頂点座標およびレンダリングパラメータにてメモリに記憶し、
    画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、メモリから読み出してレンダリング処理を行うので、ポリゴンデータをメモリに記憶する前に隠面消去処理を行い、1
    画面分のポリゴンデータのみに対して、ピクセル表示周期でレンダリング処理を行うことができ、ポリゴン数の変動によるレンダリング処理の負荷変動が無く、小規模な回路で高速処理を可能とする。

    【0176】本発明の請求項8に記載の3次元画像処理装置は、三つの内分比および3頂点の並び順序を算出して内分値とするので、ポリゴンを構成する3頂点の座標データから任意の3次元物体を2次元座標上に投影して画面上の投影位置を求めることができ、小規模な回路で高速な処理を可能とする。

    【0177】本発明の請求項9に記載の3次元画像処理装置は、X方向透視距離およびY方向透視距離を用いて、内分比および3頂点の並び順序を求めて内分値とするので、パイプライン方式の処理回路を用いて、より最適化された回路構成によって、小規模な回路で高速な処理を可能とする。

    【0178】本発明の請求項10に記載の3次元画像処理装置は、ポリゴン面の3頂点間のレンダリングデータを、内分値に基づき、補間して求めるので、どのような形状の3次元物体がどのように変化しても、小規模な回路で高速なレンダリング処理を可能とする。

    【0179】本発明の請求項11に記載の3次元画像処理装置は、ピクセルを細分したサブピクセル単位でポリゴンデータをコードに対応させて3頂点座標およびレンダリングパラメータにてメモリに記憶し、画像信号の水平および垂直同期信号に同期して、メモリから読み出してサブピクセル単位でレンダリング処理を行った後、ピクセルの色データを合成するので、ポリゴンデータをメモリに記憶する前に隠面消去処理を行い、1画面分のサブピクセル単位のポリゴンデータに対して、ピクセル表示周期でレンダリング処理を行うことによって、高画質な画像を小規模回路で高速に処理可能とする。

    【0180】本発明の請求項12に記載の3次元画像処理装置は、ピクセルを構成するサブピクセルの中の一つを乱数に対応して選択し、レンダリング処理を行うので、オーバーサンプリングした画像データを確率的にサンプルしたことになり、規則的な画面上のジャギーを除去でき、高画質な3次元画像を表示できる。

    【0181】本発明の請求項13に記載の3次元画像処理装置は、レンダリング処理にて求めた各サブピクセルの色データに乱数を積算した後、加算してピクセルの色データとするので、オーバーサンプリングした画像データを確率的に重みづけしたことになり、規則的な画面上のジャギーを除去でき、高画質な3次元画像を表示できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。

    【図2】立体の存在する3次元座標と,画面となる平面との関係を示す図である。

    【図3】書き込み処理が行われたポリゴンコードメモリの状態を示す図である。

    【図4】書き込み処理が行われたポリゴンキャッシュメモリの状態を示す図である。

    【図5】内分値の説明図である。

    【図6】レンダリングパラメータの補間の様子を示す図である。

    【図7】レンダラの第1の構成例を示す図である。

    【図8】レンダラの第2の構成例を示す図である。

    【図9】レンダラの第3の構成例を示す図である。

    【図10】三角形が、XZ平面に垂直な平面によって切断している様子を示す図である。

    【図11】三角形が、YZ平面に垂直な平面によって切断している様子を示す図である。

    【図12】内分値発生器の構成図である。

    【図13】X方向切断回路の動作フローチャートである。

    【図14】dx0,dx1,dx2の並べ替えを示す図である。

    【図15】Y方向切断回路の動作フローチャートである。

    【図16】(a),(b)は、y座標、z座標の並べ替えを示す図である。

    【図17】内分値発生器の構成図である。

    【図18】内分値発生器の構成図である。

    【図19】X方向切断回路の動作フローチャートである。

    【図20】Y方向切断回路の動作フローチャートである。

    【図21】dy0,dy1,dy2の並べ替えを示す図である。

    【図22】内分値発生器の構成図である。

    【図23】内分値発生器におけるパイプライン処理の説明図である。

    【図24】レンダラにおけるパイプライン処理の説明図である。

    【図25】s0,s1,s2の並べ替えを示す図である。

    【図26】本発明の第2の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。

    【図27】書き込み処理が行われたポリゴンコードメモリの状態を示す図である。

    【図28】本発明の第3の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。

    【図29】各サブピクセルに各並列回路が対応することを示す図である。

    【図30】並列ポリゴンキャッシュメモリおよび並列内分値発生器の一組の構成例を示す図である。

    【図31】並列数を4とした構成例を示す図である。

    【図32】並列数を2とした構成例を示す図である。

    【図33】本発明の第4の実施の形態の3次元画像処理装置の機能ブロック図である。

    【図34】本発明の合成器のブロック図である。

    【図35】従来のパーソナルコンピュータに用いられている表示装置の構成例を示す図である。

    【図36】従来の3次元画像表示装置の構成例を示す図である。

    【符号の説明】

    1 ポリゴンデータ供給手段 1a 記憶装置 1b ホストCPU 2 座標変換回路 3 ポリゴンコードメモリ 4 ポリゴンキャッシュメモリ 5 内分値発生器 6 レンダラ(レンダリング手段) 7 ディスプレイコントローラ 7a 表示同期手段 7b 信号処理回路 8 ディスプレイ

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