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Video moving image work station

阅读:779发布:2023-05-05

专利汇可以提供Video moving image work station专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE:To provide special effects such as automatic zooming in real time by displaying plural moving images which belong to one window at the same time while performing overlap control. CONSTITUTION:Pixel data are selected among data in 1st and 2nd moving image memories 2A and 2B and a still picture memory 1. This work station is provided with 1st and 2nd window area memories 3A and 3B where the shape and size of the window that the respective video moving images should belong to are specified, 1st and 2nd moving image area memories 4A and 4B where data storage locations in the moving image memories 2A and 2B are specified, and a priority control register 5 which specifies which video moving image is displayed on a foreground screen when the moving images overlap with each other and a pixel-by-pixel display is made according to the logical AND value between read data of the 1st window area memory 3A and 1st moving image area memory 4A, the logical AND value between read data of the 2nd window area memory 3B and 2nd moving image area memory 4B, and read data of the priority control register 5.,下面是Video moving image work station专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 各々1つのウィンドウに所属した複数のビデオ動画を同時にかつオーバーラップ制御しながら表示するためのビデオ動画ワークステーションであって、 複数の画素で構成されかつ前記複数のビデオ動画を含んだ1つの画像を表示するための表示手段と、 各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応した動画データを記憶するための複数の動画記憶手段と、 前記複数の動画記憶手段中の各動画データに対応したビデオ動画が所属すべきウィンドウの形状及び寸法を指定するように、各々前記表示手段に表示されるべき画像の各画素が該ビデオ動画の所属ウィンドウの内部に位置するか否かを示した画素毎のウィンドウ領域データを記憶するための複数のウィンドウ領域記憶手段と、 前記複数の動画記憶手段中の各動画データの記憶位置を指定するように、各々前記表示手段に表示されるべき画像の各画素が該動画データの記憶位置に該当するか否かを示した画素毎の動画領域データを記憶するための複数の動画領域記憶手段と、 前記複数の動画記憶手段中の各動画データの表示優先順位を示した優先データを記憶するための優先データ記憶手段と、 前記複数の動画記憶手段、複数のウィンドウ領域記憶手段、複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込み制御を実行するための制御手段と、 前記表示手段に表示されるべき画像の特定の画素が1つのビデオ動画の所属ウィンドウの内部に位置することを前記複数のウィンドウ領域記憶手段のうちの1つのウィンドウ領域記憶手段中のウィンドウ領域データが示しかつ該特定の画素が該ビデオ動画に対応した動画データの記憶位置に該当することを前記複数の動画領域記憶手段のうちの1つの動画領域記憶手段中の動画領域データが示し、かつ、該特定の画素が他のビデオ動画の所属ウィンドウの内部に位置することを他のウィンドウ領域記憶手段中のウィンドウ領域データが示しかつ該特定の画素が該他のビデオ動画に対応した動画データの記憶位置に該当することを他の動画領域記憶手段中の動画領域データが示すときには、前記優先データ記憶手段中の優先データに従って前記複数の動画記憶手段のうちの1つを選択し、かつ該選択した動画記憶手段中の動画データを該特定の画素の表示データとして前記表示手段に供給するための選択手段とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項2】 請求項1記載のビデオ動画ワークステーションにおいて、 前記制御手段は、 各々前記複数の動画記憶手段に書き込まれるべき各動画データを出力するように、各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応したビデオ信号を設定された制御コマンドに従って処理するための複数のビデオ信号処理回路と、 オペレーティングシステムの管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行することにより、前記複数のビデオ信号処理回路の各々への制御コマンドの設定と、前記複数のウィンドウ領域記憶手段、複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込みとを実行するための中央演算処理装置とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項3】 請求項1記載のビデオ動画ワークステーションにおいて、 前記制御手段は、 各々前記複数の動画記憶手段に書き込まれるべき各動画データを出力するように、各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応したビデオ信号を設定された制御コマンドに従って処理するための複数のビデオ信号処理回路と、 オペレーティングシステムの管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行することにより、前記複数のウィンドウ領域記憶手段の各々へのデータの書き込みを実行するための第1の中央演算処理装置と、 前記第1の中央演算処理装置とは独立して命令群を実行することにより、前記複数のビデオ信号処理回路の各々への制御コマンドの設定と、前記複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込みとを実行するための第2の中央演算処理装置とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項4】 請求項1記載のビデオ動画ワークステーションにおいて、 前記制御手段は、 各々前記複数の動画記憶手段に書き込まれるべき各動画データを出力するように、各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応したビデオ信号を設定された制御コマンドに従って処理するための複数のビデオ信号処理回路と、 オペレーティングシステムの管理下で複数のクライアントプログラムを実行することにより、該複数のクライアントプログラムの各々に応じた描画要求を発行するための第1の中央演算処理装置と、 前記第1の中央演算処理装置から発行された描画要求に従ってマルチウィンドウ管理プログラムのうちの描画制御のためのサーバプログラムを該第1の中央演算処理装置とは独立して実行することにより、前記複数のビデオ信号処理回路の各々への制御コマンドの設定と、前記複数のウィンドウ領域記憶手段、複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込みとを実行するための第2の中央演算処理装置とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項5】 請求項1記載のビデオ動画ワークステーションにおいて、 前記制御手段は、 各々前記複数の動画記憶手段に書き込まれるべき各動画データを出力するように、各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応したビデオ信号を設定された制御コマンドに従って処理するための複数のビデオ信号処理回路と、 各々前記複数のビデオ信号処理回路から出力された各動画データの前記複数の動画記憶手段への書き込みと、該書き込まれた各動画データの読み出しとを制御するための複数のリードライト制御回路と、 オペレーティングシステムの管理下で、描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行することにより前記複数のビデオ信号処理回路の各々への制御コマンドの設定と、前記複数のウィンドウ領域記憶手段、複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込みとを実行し、かつ前記複数のリードライト制御回路を通じた前記複数の動画記憶手段からの各動画データの読み出しを実行するための中央演算処理装置とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項6】 請求項1記載のビデオ動画ワークステーションにおいて、 前記制御手段は、 各々前記複数の動画記憶手段に書き込まれるべき各動画データを出力するように、各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応したビデオ信号を設定された制御コマンドに従って処理するための複数のビデオ信号処理回路と、 各々前記複数のビデオ信号処理回路から出力された各動画データの前記複数の動画記憶手段への書き込みと、該書き込まれた各動画データの読み出しとを制御するための複数のリードライト制御回路と、 オペレーティングシステムの管理下で、描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行することにより前記複数のウィンドウ領域記憶手段の各々へのデータの書き込みを実行し、かつ前記複数のリードライト制御回路を通じた前記複数の動画記憶手段からの各動画データの読み出しを実行するための第1の中央演算処理装置と、 前記第1の中央演算処理装置とは独立して命令群を実行することにより、前記複数のビデオ信号処理回路の各々への制御コマンドの設定と、前記複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込みとを実行するための第2の中央演算処理装置とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項7】 請求項1記載のビデオ動画ワークステーションにおいて、 前記制御手段は、 各々前記複数の動画記憶手段に書き込まれるべき各動画データを出力するように、各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応したビデオ信号を設定された制御コマンドに従って処理するための複数のビデオ信号処理回路と、 各々前記複数のビデオ信号処理回路から出力された各動画データの前記複数の動画記憶手段への書き込みと、該書き込まれた各動画データの読み出しとを制御するための複数のリードライト制御回路と、 オペレーティングシステムの管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行することにより、前記複数のウィンドウ領域記憶手段の各々へのデータの書き込みを実行するための第1の中央演算処理装置と、 前記第1の中央演算処理装置とは独立して命令群を実行することにより、前記複数のビデオ信号処理回路の各々への制御コマンドの設定と、前記複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込みと、前記複数のリードライト制御回路を通じた前記複数の動画記憶手段からの各動画データの読み出しとを実行するための第2の中央演算処理装置とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項8】 請求項1記載のビデオ動画ワークステーションにおいて、 前記制御手段は、 各々前記複数の動画記憶手段に書き込まれるべき各動画データを出力するように、各々前記表示手段に表示されるべき各ビデオ動画に対応したビデオ信号を設定された制御コマンドに従って処理するための複数のビデオ信号処理回路と、 各々前記複数のビデオ信号処理回路から出力された各動画データの前記複数の動画記憶手段への書き込みと、該書き込まれた各動画データの読み出しとを制御するための複数のリードライト制御回路と、 オペレーティングシステムの管理下で複数のクライアントプログラムを実行することにより、該複数のクライアントプログラムの各々に応じた描画要求を発行するための第1の中央演算処理装置と、 前記第1の中央演算処理装置から発行された描画要求に従ってマルチウィンドウ管理プログラムのうちの描画制御のためのサーバプログラムを含んだ命令群を該第1の中央演算処理装置とは独立して実行することにより、前記複数のビデオ信号処理回路の各々への制御コマンドの設定と、前記複数のウィンドウ領域記憶手段、複数の動画領域記憶手段及び優先データ記憶手段の各々へのデータの書き込みとを実行し、かつ前記複数のリードライト制御回路を通じた前記複数の動画記憶手段からの各動画データの読み出しを実行するための第2の中央演算処理装置とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項9】 背景としての1つの静止画と、各々1つのウィンドウに所属した第1及び第2のビデオ動画とを含んだ1つの画像を表示するためのビデオ動画ワークステーションであって、 複数の画素で構成された1つの画像を表示するための表示装置と、 オペレーティングシステムの管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行するための第1
    の中央演算処理装置と、 データ転送のために前記第1の中央演算処理装置に接続された第1のデータバスと、 前記第1の中央演算処理装置とは独立して命令群を実行するための第2の中央演算処理装置と、 データ転送のために前記第2の中央演算処理装置に接続された第2のデータバスと、 前記第1及び第2の中央演算処理装置の間のデータ転送制御を実行するように前記第1及び第2のデータバスの間に介在したバスインターフェイス回路と、 第1及び第2のポートを有しかつ一定の画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、かつ前記表示装置に表示されるべき静止画に対応した静止画データを記憶するように前記第1のポートから前記第1のデータバスを通じて前記第1の中央演算処理装置により書き込み制御される静止画メモリと、 前記表示装置に表示されるべき第1の動画に対応した第1の動画データを出力するように、前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により設定された第1の制御コマンドに従って第1のビデオ信号を処理するための第1のビデオ信号処理回路と、 前記表示装置に表示されるべき第2の動画に対応した第2の動画データを出力するように、前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により設定された第2の制御コマンドに従って第2のビデオ信号を処理するための第2のビデオ信号処理回路と、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第1のビデオ信号処理回路から出力された第1
    の動画データを記憶するように前記第1のポートから書き込み制御される第1の動画メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第2のビデオ信号処理回路から出力された第2
    の動画データを記憶するように前記第1のポートから書き込み制御される第2の動画メモリと、 前記第1のビデオ信号処理回路から出力された第1の動画データの前記第1の動画メモリへの書き込みと、該書き込まれた第1の動画データの前記第2のデータバスを通じた前記第2の中央演算処理装置への読み出しとを制御するための第1のリードライト制御回路と、 前記第2のビデオ信号処理回路から出力された第2の動画データの前記第2の動画メモリへの書き込みと、該書き込まれた第2の動画データの前記第2のデータバスを通じた前記第2の中央演算処理装置への読み出しとを制御するための第2のリードライト制御回路と、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第1の動画メモリ中の第1の動画データに対応した前記第1のビデオ動画が所属すべきウィンドウの形状及び寸法を指定すべく該ウィンドウの内部に対応する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”を各々持った第1のウィンドウ領域データを記憶するように、前記第1のポートから前記第1のデータバスを通じて前記第1の中央演算処理装置により書き込み制御される第1のウィンドウ領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第1の動画メモリ中の第1の動画データの記憶位置を指定すべく該記憶位置に該当する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”
    を各々持った第1の動画領域データを記憶するように、
    前記第1のポートから前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により書き込み制御される第1の動画領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第2の動画メモリ中の第2の動画データに対応した前記第2のビデオ動画が所属すべきウィンドウの形状及び寸法を指定すべく該ウィンドウの内部に対応する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”を各々持った第2のウィンドウ領域データを記憶するように、前記第1のポートから前記第1のデータバスを通じて前記第1の中央演算処理装置により書き込み制御される第2のウィンドウ領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第2の動画メモリ中の第2の動画データの記憶位置を指定すべく該記憶位置に該当する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”
    を各々持った第2の動画領域データを記憶するように、
    前記第1のポートから前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により書き込み制御される第2の動画領域メモリと、 前記第1及び第2の動画メモリ中の第1及び第2の動画データの表示優先順位を指定すべく第2の動画データより第1の動画データを優先するときにはデータ“0”
    を、第1の動画データより第2の動画データを優先するときにはデータ“1”を各々持った優先データを記憶するように、前記第2の中央演算処理装置により前記第2
    のデータバスを通じて書き込み制御される優先制御レジスタと、 前記第1の動画メモリ、第2の動画メモリ、静止画メモリ、第1のウィンドウ領域メモリ、第1の動画領域メモリ、第2のウィンドウ領域メモリ及び第2の動画領域メモリの各々の共通の画素アドレスから各々の第2のポートを通じて読み出したデータをそれぞれA入力、B入力、C入力、a入力、b入力、c入力及びd入力とし、
    前記優先制御レジスタから読み出したデータをh入力とし、前記a入力及びb入力の論理AND値をxとし、前記c入力及びd入力の論理AND値をyとし、かつ前記h入力をPとしたとき、 x=y=“0”のときには前記C入力を、 x=“1”かつy=“0”のときには前記A入力を、 x=“0”かつy=“1”のときには前記B入力を、 x=y=“1”かつP=“0”のときには前記A入力を、 x=y=“1”かつP=“1”のときには前記B入力を 各々選択出力するためのデータセレクタと、 前記データセレクタの出力データから前記表示装置へ供給すべき映像信号を生成するためのD/A変換器とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 【請求項10】 背景としての1つの静止画と、各々1
    つのウィンドウに所属した第1〜第3のビデオ動画とを含んだ1つの画像を表示するためのビデオ動画ワークステーションであって、 複数の画素で構成された1つの画像を表示するための表示装置と、 オペレーティングシステムの管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行するための第1
    の中央演算処理装置と、 データ転送のために前記第1の中央演算処理装置に接続された第1のデータバスと、 前記第1の中央演算処理装置とは独立して命令群を実行するための第2の中央演算処理装置と、 データ転送のために前記第2の中央演算処理装置に接続された第2のデータバスと、 前記第1及び第2の中央演算処理装置の間のデータ転送制御を実行するように前記第1及び第2のデータバスの間に介在したバスインターフェイス回路と、 第1及び第2のポートを有しかつ一定の画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、かつ前記表示装置に表示されるべき静止画に対応した静止画データを記憶するように前記第1のポートから前記第1のデータバスを通じて前記第1の中央演算処理装置により書き込み制御される静止画メモリと、 前記表示装置に表示されるべき第1の動画に対応した第1の動画データを出力するように、前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により設定された第1の制御コマンドに従って第1のビデオ信号を処理するための第1のビデオ信号処理回路と、 前記表示装置に表示されるべき第2の動画に対応した第2の動画データを出力するように、前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により設定された第2の制御コマンドに従って第2のビデオ信号を処理するための第2のビデオ信号処理回路と、 前記表示装置に表示されるべき第3の動画に対応した第3の動画データを出力するように、前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により設定された第3の制御コマンドに従って第3のビデオ信号を処理するための第3のビデオ信号処理回路と、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第1のビデオ信号処理回路から出力された第1
    の動画データを記憶するように前記第1のポートから書き込み制御される第1の動画メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第2のビデオ信号処理回路から出力された第2
    の動画データを記憶するように前記第1のポートから書き込み制御される第2の動画メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第3のビデオ信号処理回路から出力された第3
    の動画データを記憶するように前記第1のポートから書き込み制御される第3の動画メモリと、 前記第1のビデオ信号処理回路から出力された第1の動画データの前記第1の動画メモリへの書き込みと、該書き込まれた第1の動画データの前記第2のデータバスを通じた前記第2の中央演算処理装置への読み出しとを制御するための第1のリードライト制御回路と、 前記第2のビデオ信号処理回路から出力された第2の動画データの前記第2の動画メモリへの書き込みと、該書き込まれた第2の動画データの前記第2のデータバスを通じた前記第2の中央演算処理装置への読み出しとを制御するための第2のリードライト制御回路と、 前記第3のビデオ信号処理回路から出力された第3の動画データの前記第3の動画メモリへの書き込みと、該書き込まれた第3の動画データの前記第2のデータバスを通じた前記第2の中央演算処理装置への読み出しとを制御するための第3のリードライト制御回路と、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第1の動画メモリ中の第1の動画データに対応した前記第1のビデオ動画が所属すべきウィンドウの形状及び寸法を指定すべく該ウィンドウの内部に対応する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”を各々持った第1のウィンドウ領域データを記憶するように、前記第1のポートから前記第1のデータバスを通じて前記第1の中央演算処理装置により書き込み制御される第1のウィンドウ領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第1の動画メモリ中の第1の動画データの記憶位置を指定すべく該記憶位置に該当する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”
    を各々持った第1の動画領域データを記憶するように、
    前記第1のポートから前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により書き込み制御される第1の動画領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第2の動画メモリ中の第2の動画データに対応した前記第2のビデオ動画が所属すべきウィンドウの形状及び寸法を指定すべく該ウィンドウの内部に対応する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”を各々持った第2のウィンドウ領域データを記憶するように、前記第1のポートから前記第1のデータバスを通じて前記第1の中央演算処理装置により書き込み制御される第2のウィンドウ領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第2の動画メモリ中の第2の動画データの記憶位置を指定すべく該記憶位置に該当する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”
    を各々持った第2の動画領域データを記憶するように、
    前記第1のポートから前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により書き込み制御される第2の動画領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第3の動画メモリ中の第3の動画データに対応した前記第3のビデオ動画が所属すべきウィンドウの形状及び寸法を指定すべく該ウィンドウの内部に対応する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”を各々持った第3のウィンドウ領域データを記憶するように、前記第1のポートから前記第1のデータバスを通じて前記第1の中央演算処理装置により書き込み制御される第3のウィンドウ領域メモリと、 第1及び第2のポートを有しかつ前記静止画メモリと同じ画素容量を備えたデュアルポートメモリで構成され、
    かつ前記第3の動画メモリ中の第3の動画データの記憶位置を指定すべく該記憶位置に該当する画素アドレスにはデータ“1”を、他の画素アドレスにはデータ“0”
    を各々持った第3の動画領域データを記憶するように、
    前記第1のポートから前記第2のデータバスを通じて前記第2の中央演算処理装置により書き込み制御される第3の動画領域メモリと、 前記第1〜第3の動画メモリ中の第1〜第3の動画データの表示優先順位を指定すべく、 第3の動画データより第2の動画データを、かつ第2の動画データより第1の動画データを各々優先するときにはP2=P1=P0=“0”のデータを、 第2の動画データより第3の動画データを、かつ第3の動画データより第1の動画データを各々優先するときにはP2=P1=“0”かつP0=“1”のデータを、 第3の動画データより第1の動画データを、かつ第1の動画データより第2の動画データを各々優先するときにはP2=P0=“0”かつP1=“1”のデータを、 第1の動画データより第3の動画データを、かつ第3の動画データより第2の動画データを各々優先するときにはP2=“0”かつP1=P0=“1”のデータを、 第2の動画データより第1の動画データを、かつ第1の動画データより第3の動画データを各々優先するときにはP2=“1”かつP1=P0=“0”のデータを、 第1の動画データより第2の動画データを、かつ第2の動画データより第3の動画データを各々優先するときにはP2,P1,P0の他の組み合わせに係るデータを各々持った優先データを記憶するように、前記第2の中央演算処理装置により前記第2のデータバスを通じて書き込み制御される優先制御レジスタと、 前記第1の動画メモリ、第2の動画メモリ、第3の動画メモリ、静止画メモリ、第1のウィンドウ領域メモリ、
    第1の動画領域メモリ、第2のウィンドウ領域メモリ、
    第2の動画領域メモリ、第3のウィンドウ領域メモリ及び第3の動画領域メモリの各々の共通の画素アドレスから各々の第2のポートを通じて読み出したデータをそれぞれA入力、B入力、C入力、D入力、a入力、b入力、c入力、d入力、e入力及びf入力とし、前記優先制御レジスタから読み出したデータP0、P1及びP2
    を各々h入力、i入力及びj入力とし、前記a入力及びb入力の論理AND値をxとし、前記c入力及びd入力の論理AND値をyとし、かつ前記e入力及びf入力の論理AND値をzとしたとき、 x=y=z=“0”のときには前記D入力を、 x=“1”かつy=z=“0”のときには前記A入力を、 x=z=“0”かつy=“1”のときには前記B入力を、 x=y=“0”かつz=“1”のときには前記C入力を、 x=y=“1”かつz=“0”かつP2=P1=P0=
    “0”のときには前記A入力を、 x=y=“1”かつz=“0”かつP2=P1=“0”
    かつP0=“1”のときには前記A入力を、 x=y=“1”かつz=“0”かつP2=P0=“0”
    かつP1=“1”のときには前記B入力を、 x=y=“1”かつz=“0”かつP2=“0”かつP
    1=P0=“1”のときには前記B入力を、 x=y=“1”かつz=“0”かつP2=“1”かつP
    1=P0=“0”のときには前記A入力を、 x=y=“1”かつz=“0”かつP2,P1,P0が他の組み合わせであるときには前記B入力を、 x=z=“1”かつy=“0”かつP2=P1=P0=
    “0”のときには前記A入力を、 x=z=“1”かつy=“0”かつP2=P1=“0”
    かつP0=“1”のときには前記A入力を、 x=z=“1”かつy=“0”かつP2=P0=“0”
    かつP1=“1”のときには前記A入力を、 x=z=“1”かつy=“0”かつP2=“0”かつP
    1=P0=“1”のときには前記C入力を、 x=z=“1”かつy=“0”かつP2=“1”かつP
    1=P0=“0”のときには前記C入力を、 x=z=“1”かつy=“0”かつP2,P1,P0が他の組み合わせであるときには前記C入力を、 x=“0”かつy=z=“1”かつP2=P1=P0=
    “0”のときには前記B入力を、 x=“0”かつy=z=“1”かつP2=P1=“0”
    かつP0=“1”のときには前記C入力を、 x=“0”かつy=z=“1”かつP2=P0=“0”
    かつP1=“1”のときには前記B入力を、 x=“0”かつy=z=“1”かつP2=“0”かつP
    1=P0=“1”のときには前記B入力を、 x=“0”かつy=z=“1”かつP2=“1”かつP
    1=P0=“0”のときには前記C入力を、 x=“0”かつy=z=“1”かつP2,P1,P0が他の組み合わせであるときには前記C入力を、 x=y=z=“1”かつP2=P1=P0=“0”のときには前記A入力を、 x=y=z=“1”かつP2=P1=“0”かつP0=
    “1”のときには前記A入力を、 x=y=z=“1”かつP2=P0=“0”かつP1=
    “1”のときには前記B入力を、 x=y=z=“1”かつP2=“0”かつP1=P0=
    “1”のときには前記B入力を、 x=y=z=“1”かつP2=“1”かつP1=P0=
    “0”のときには前記C入力を、 x=y=z=“1”かつP2,P1,P0が他の組み合わせであるときには前記C入力を各々選択出力するためのデータセレクタと、 前記データセレクタの出力データから前記表示装置へ供給すべき映像信号を生成するためのD/A変換器とを備えたことを特徴とするビデオ動画ワークステーション。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、各々1つのウィンドウに所属した複数のビデオ動画を同時にかつオーバーラップ制御しながら表示するためのビデオ動画ワークステーションに関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】近年、いわゆるマルチメディア・コンピュータが開発されている。 これは、従来の文字や図形等のメディアに加えて、音声やビデオ動画等の時間軸を持ったメディア用いることにより、人間とコンピュータとの間をより親密にしようとしたものである。

    【0003】このマルチメディア・コンピュータを対話性に優れたワークステーションで実現するとき、マルチウィンドウ管理プログラムを走らせ、カラーディスプレイの画面上の一定の領域を占めるウィンドウ中に、該ウィンドウに所属したビデオ動画を映し出す。 ウィンドウへのビデオ動画の「所属」とは、所属ウィンドウが他のウィンドウでさえぎられたときにはビデオ動画も一部又は全部がさえぎられるように表示され、所属ウィンドウが場所を変えたときにはそれにつれてビデオ動画も場所を変えて表示される等、従来の文字、図形等の静止画に関するウィンドウ表示画面と全く同じ処理をされることを意味するものである。

    【0004】従来のビデオ動画ワークステーションの構成例を図8に示す。 同図において、11は中央演算処理装置(CPU)、12はデータバス、7はビデオ信号処理回路(VSP)、1は静止画メモリ(SI)、2は動画メモリ(DI)、34はキープレーンメモリ(KE
    Y)、8はカラールックアップテーブル(LUT)、6
    はデータセレクタ、9はD/A変換器、10はカラーディスプレイである。

    【0005】CPU11は、タイムシェアリング/マルチタスクOS(オペレーティングシステム)の管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行し、かつデータバス12を介して主記憶装置やI/O
    装置(例えばハードディスク装置)とデータのやり取りをする。 静止画メモリ1、動画メモリ2及びキープレーンメモリ34は、いずれも従来のフレームメモリ(通常VRAMと呼ばれる。)と同様の構成を有するデュアルポートメモリであって、左側の第1のポートからは読み出し及び書き込みができ、右側の第2のポートからは読み出しができる。 いずれのメモリ1,2,34も、画素(ピクセル)の容量すなわち解像度は横1280、縦1
    024である。 ただし、1画素あたり、静止画メモリ1
    は8ビット、動画メモリ2は24ビット、キープレーンメモリ34は1ビットのデータをそれぞれバッファ記憶する。

    【0006】VSP7は、外部から入されたアナログビデオ信号(例えばNTSCコンポジット映像信号)をA/D変換してディジタルデータにし、所定の処理を施したうえ、1/60秒毎にビデオ映像のフィールド画像に対応した動画データを送り出す。 これに先立って、ビデオ信号の処理内容を記述した制御コマンドがCPU1
    1によりVSP7に設定される。 処理内容は、元の画像の切り出し位置とそのサイズ、拡大/縮小率、カラーディスプレイ10の画面でのビデオ動画の位置とそのサイズ、コントラスト/輝度制御等である。 VSP7から出力された動画データは、動画メモリ2にその第1のポートから書き込まれる。

    【0007】CPU11は、データバス12を通じて、
    文字や図形等の1画面分の静止画データを静止画メモリ1に、ビデオ動画/静止画の選択のためのキーデータをキープレーンメモリ34に各々書き込む。 キープレーンメモリ34には、ビデオ動画に対応する画素アドレスにデータ“1”が、静止画に対応する画素アドレスにデータ“0”がそれぞれ書き込まれる。 これらの画素毎のキーデータは、データセレクタ6にそのセレクト入力(S
    入力)として供給される。

    【0008】静止画メモリ1から読み出された8ビットのデータ(256通りの色指定データ)は、LUT8で画素毎に24ビットの(色)データに変換される。 データセレクタ6は、S入力が“0”のときには静止画メモリ1の読み出しデータに基づいたLUT8からの24ビットの(色)データを、“1”のときには動画メモリ2
    からの24ビットの(色)データをそれぞれ選択出力する。 データセレクタ6の出力データはD/A変換器9でアナログRGB(赤緑青)の映像信号に変換され、解像度1280×1024画素のカラーディスプレイ10でカラー表示される。

    【0009】カラーディスプレイ10への映像信号に同期した読み出し制御信号RDと読み出しアドレスADD
    Rとを静止画メモリ1、動画メモリ2及びキープレーンメモリ34の各々の第2のポートに共通に供給すると、
    図8に示すように、1つのウィンドウに所属したビデオ動画として、例えば「航行中のヨット」をカラーディスプレイ10の画面に表示できる。 この際、CPU11
    は、ユーザーの操作に即応して、ビデオ動画の所属ウィンドウの形状に応じたキーデータをキープレーンメモリ34に書き込む必要がある。 図8は、ビデオ動画のウィンドウがプルダウンメニュー(縦に細長い長方形)にさえぎられた状態を表している。 静止画メモリ1は、このプルダウンメニューに対応した静止画データを持っている。

    【0010】プルダウンメニューは、マウスを操作することで生成され、また消滅させられる。 図8の表示状態からプルダウンメニューを消滅させるべくマウスを操作すると、これがイベント割り込みとしてCPU11に伝わり、タイムシェアリング/マルチタスクOSの管理下でウィンドウ管理プログラムを実行することにより、静止画メモリ1中のプルダウンメニューに対応した図形データを消し、かつキープレーンメモリ34中のデータ“1”のパターンの凹みを埋めて長方形にするという一連の動作が起こる。 ウィンドウの移動/リサイズ/生成/消滅もまた、マウス操作に応答して実行される。 CP
    U11は人の手による比較的ゆっくりしたマウス操作に追従すればよいので、タイムシェアリング/マルチタスクOS下であっても、マウス操作に対してなんとかリアルタイムに応答できている。

    【0011】

    【発明が解決しようとする課題】マルチメディアの応用においては、単にテレビジョンのように固定された形状のビデオ動画が得られるのはもちろんのこと、見る人に強烈な印象を与えるためにオートズーミング(ズームイン/ズームアウトを自動的に繰り返すこと)、スピニング(縦/横回転)等の特殊効果が強く要望される。 これらの特殊効果を実現するためには、キープレーンメモリ34を頻繁に書き換える必要がある。 しかしながら、複数のタスクを同時並行的に処理するタイムシェアリング/マルチタスクOSのもとでは、CPU11がキープレーンメモリ34の書き換えだけにサービスするわけにはいかない。 したがって、タスク処理が多くなってくると、例えばオートズーミングが滑らかに動かず途切れ途切れになって、非常に都合の悪いことになってしまう。

    【0012】さて、図8の方式で各々1つのウィンドウに所属した2つのビデオ動画を同時に表示しようとすると、次のように構成を変更する必要がある。 すなわち、
    VSP7と動画メモリ2とキープレーンメモリ34とを、2つのビデオ動画に対応して2組用意するのである。 また、データセレクタ6は、第1及び第2のキープレーンメモリの各々の出力に従って静止画メモリ1と2
    つの動画メモリとの各々の出力の中から1つを選択するように変更される。

    【0013】この構成によれば、ある画素に対して第1
    のビデオ動画を選択するときには、第1のキープレーンメモリの対応画素アドレスにデータ“1”を、第2のキープレーンメモリの対応画素アドレスにデータ“0”をそれぞれ書き込む。 逆に第2のビデオ動画を選択するときには、第1及び第2のキープレーンメモリの対応画素アドレスに各々“0”、“1”を書き込む。 また、ある画素に対して静止画を選択するときには、第1及び第2
    のキープレーンメモリの対応画素アドレスに各々“0”、“0”を設定する。 “1”、“1”の設定の場合には、データセレクタ6のハードウェアで定まるいずれか一方のビデオ動画が選択される。 したがって、第2
    のビデオ動画によって一部又は全部がさえぎられている第1のビデオ動画が前面に出るようにウィンドウの前後関係を変更したいときには、両ビデオ動画のオーバーラップ部分に対応した第1のキープレーンメモリの画素アドレスのデータをそれぞれ“0”から“1”に、また第2のキープレーンメモリの対応画素アドレスのデータをそれぞれ“1”から“0”に書き換えなければならない。 このような複数のキープレーンメモリの書き換えを伴なうオーバーラップ制御は、CPU11にとって大きな負担となる。

    【0014】本発明の目的は、ビデオ動画ワークステーションにおいて、各々1つのウィンドウに所属した複数のビデオ動画を同時にかつ効率良くオーバーラップ制御しながら表示し、かつタイムシェアリング/マルチタスクOS下でもオートズーミング等の特殊効果をリアルタイムに実現できるようにすることにある。

    【0015】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明は、複数のビデオ動画の各々に対して従来のキープレーンメモリをウィンドウ領域メモリと動画領域メモリとに分け、更に優先制御レジスタを設けた構成を採用したものである。 このうち各ウィンドウ領域メモリは、各ビデオ動画が所属すべきウィンドウの形状及び寸法を指定するように、表示されるべき画像の各画素がビデオ動画の所属ウィンドウの内部に位置するか否かを示した画素毎のウィンドウ領域データを記憶するためのメモリである。 各動画領域メモリは、各動画メモリ中の動画データの記憶位置を指定するように、表示されるべき画像の各画素が動画データの記憶位置に該当するか否かを示した画素毎の動画領域データを記憶するものである。 これらウィンドウ領域データと動画領域データとの論理AND値に従って、画素毎の表示が実行される。 優先制御レジスタは、オーバーラップの際にいずれのビデオ動画が前面に出るかをソフトウェアで切り替えられるように、優先データを記憶するものである。

    【0016】

    【作用】本発明によれば、各ウィンドウ領域メモリは、
    ウィンドウの形状・寸法を変更する必要がある場合に限って書き換えられる。 各動画領域メモリは、ウィンドウの形状・寸法の変動にかかわりなく、動画メモリ中の動画データの記憶位置を指定する。 これら2種類のメモリの出力の論理AND操作はハードウェアで自動的に高速実行されるため、オートズーミング等の特殊効果が途切れ途切れになってしまう問題が解消される。

    【0017】更に、オーバーラップの際にいずれのビデオ動画を前面に出すかを指定した情報を記憶するための優先制御レジスタを設けたことによって、前面に出るビデオ動画をソフトウェアで切り替えることができる。 したがって、複数のウィンドウ中に各々1つのビデオ動画を映し出すだけでなく、1つのウィンドウ中に複数のビデオ動画をオーバーラップ制御しながら同時に映し出すことができる。

    【0018】

    【実施例】以下、本発明の実施例に係る4つのビデオ動画ワークステーションについて、図面を参照しながら説明する。

    【0019】(実施例1)図1は、背景としての1つの静止画と各々1つのウィンドウに所属した第1及び第2
    のビデオ動画とを含んだ1つの画像を表示するための本発明の第1の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。 同図において、11
    は中央演算処理装置(CPU)、12はデータバス、7
    A,7Bは第1及び第2のビデオ信号処理回路(VSP
    1,VSP2)、17A,17Bは第1及び第2のリードライト回路(R/W)、1は静止画メモリ(SI)、
    2A,2Bは第1及び第2の動画メモリ(DI1,DI
    2)、3A,3Bは第1及び第2のウィンドウ領域メモリ(WA1,WA2)、4A,4Bは第1及び第2の動画領域メモリ(DA1,DA2)、5は優先制御レジスタ、8はカラールックアップテーブル(LUT)、6はデータセレクタ、9はD/A変換器、10はカラーディスプレイである。

    【0020】CPU11は、タイムシェアリング/マルチタスクOSの管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行する。 静止画メモリ1、第1
    の動画メモリ2A、第2の動画メモリ2B、第1のウィンドウ領域メモリ3A、第1の動画領域メモリ4A、第2のウィンドウ領域メモリ3B、第2の動画領域メモリ4Bは、いずれも従来のフレームメモリと同様の構成を有するデュアルポートメモリであって、左側の第1のポートからは読み出し及び書き込みができ、右側の第2のポートからは読み出しができる。 いずれのメモリ1〜4
    Bも、画素容量すなわち解像度は横1280、縦102
    4である。 ただし、1画素あたり、静止画メモリ1は8
    ビット、第1及び第2の動画メモリ2A,2Bは24ビット、第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B
    は1ビット、第1及び第2の動画領域メモリ4A,4B
    は1ビットのデータをそれぞれバッファ記憶する。

    【0021】第1及び第2のVSP7A,7Bは、各々図8中のVSP7と同様の機能を備えたものである。 第1のVSP7Aから出力された第1の動画データは、第1のリードライト制御回路17Aを介して、第1の動画メモリ2Aにその第1のポートから書き込まれる。 また、第2のVSP7Bから出力された第2の動画データは、第2のリードライト制御回路17Bを介して、第2
    の動画メモリ2Bにその第1のポートから書き込まれる。

    【0022】第1及び第2のリードライト制御回路17
    A,17Bは、通常の設定では、第1及び第2のVSP
    7A,7Bで処理されて絶え間なく出力されて来る第1
    及び第2の動画データを各々入力して、各動画データを第1及び第2の動画メモリ2A,2Bに絶え間なく書き込み続けている。 第1及び第2のVSP7A,7Bは、
    各動画データを書き込むべき第1及び第2の動画メモリ2A,2Bの画素アドレス情報を各動画データと共に出力する。 第1及び第2のリードライト制御回路17A,
    17Bは、これらの画素アドレス情報を受けて、それぞれ適切に書き込み処理をしている。 また、両動画メモリ2A,2B中の各動画データをフリーズ画としてデータバス12を通じてCPU11へ読み出したり、これを加工したりする必要がある場合には、CPU11からの設定変更により、第1及び第2のリードライト制御回路1
    7A,17Bは、その実現のために第1及び第2の動画メモリ2A,2Bの第1のポートを通じて読み出し/書き込み制御を実行する。

    【0023】CPU11は、データバス12を通じて、
    文字や図形等の1画面分の静止画データを静止画メモリ1に、第1及び第2のビデオ動画が所属すべき各ウィンドウの形状及び寸法を指定するためのウィンドウ領域データを第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B
    に、第1及び第2の動画メモリ2A,2B中の各動画データの記憶位置を指定するための動画領域データを第1
    及び第2の動画領域メモリ4A,4Bに各々書き込む。
    詳細に説明すると、第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3Bには、各ビデオ動画が所属するウィンドウの表示領域中の他のウィンドウでさえぎられていない部分に対応する画素アドレスにデータ“1”が、他の画素アドレスにデータ“0”がそれぞれ書き込まれる。 第1
    及び第2の動画領域メモリ4A,4Bには、第1及び第2の動画メモリ2A,2Bにバッファ記憶されている各動画データに対応した動画表示有効領域の画素アドレスにデータ“1”が、他の画素アドレスにデータ“0”がそれぞれ書き込まれる。 動画表示有効領域とは、ビデオ動画の所属するウィンドウ形状や他のウィンドウのかぶさり等に一切かかわりなく、単にビデオ動画中のどの部分を利用したいか(ユーザーに見せたいか)で決まる領域のことである。 これら第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B並びに第1及び第2の動画領域メモリ4A,4Bの中の画素毎のデータは、図1に示すように、データセレクタ6にそのセレクト入力の一部(a〜
    d入力)として供給される。

    【0024】優先制御レジスタ5は、2つのビデオ動画が重なった場合にどちらが前面に出るかを指定した1ビットの優先データPを記憶するためのレジスタである。
    CPU11は、データバス11を通じてこの優先データPの書き込みをも実行する。 優先制御レジスタ5に記憶された優先データPは、データセレクタ6にそのセレクト入力の一部(h入力)として供給される。

    【0025】データセレクタ6は、第1及び第2の動画メモリ2A,2Bの各々からの24ビットの(色)データを各々A入力及びB入力とし、かつ静止画メモリ1の8ビットの読み出しデータ(256通りの色指定データ)に基づいたLUT8からの24ビットの(色)データをC入力として、該3入力の中から1つを、5つのセレクト入力(a〜d及びh入力)に従って選択出力する。 その選択規則を表1に示す。

    【0026】

    【表1】

    【0027】データセレクタ6の24ビットの出力データYはD/A変換器9でアナログRGB(赤緑青)の映像信号に変換され、カラーディスプレイ10でカラー表示される。 カラーディスプレイ10への映像信号に同期した読み出し制御信号RDと読み出しアドレスADDR
    とを静止画メモリ1、第1及び第2の動画メモリ2A,
    2B、第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B
    並びに第1及び第2の動画領域メモリ4A,4Bの各々の第2のポートに共通に供給すると、図2に示すように、各々1つのウィンドウに所属した第1及び第2のビデオ動画として、例えば各々640×480画素の「航行中のヨット」と「飛行中のジェット機」とをカラーディスプレイ10の画面に表示できる。 この際、データセレクタ6は、第1のウィンドウ領域メモリ3A中のウィンドウ領域データと第1の動画領域メモリ4A中の動画領域データとの論理AND値(表1中のa・b)と、第2のウィンドウ領域メモリ3B中のウィンドウ領域データと第2の動画領域メモリ4B中の動画領域データとの論理AND値(表1中のc・d)とに従って、第1及び第2の動画メモリ2A,2B中の各動画データを通過させるのである。

    【0028】ここで、ウィンドウ領域データと動画領域データとがどのように使い分けられるかを、図3及び図4を用いて詳しく説明する。

    【0029】まず、図2の状態からジェット機のビデオ動画が所属する右下のウィンドウが前面に出るようにマウス等の操作が行なわれると、図3に示すように、マルチウィンドウ管理プログラムの実行により静止画メモリ1が書き換えられる。 また、同じくマルチウィンドウ管理プログラムのはたらきにより、第1のウィンドウ領域メモリ3A中のデータ“1”の領域には欠けが生じ、第2のウィンドウ領域メモリ3B中のデータ“1”の領域は逆に欠けた部分が復活する。 したがって、第1及び第2の動画領域メモリ4A,4B中の各動画領域データが変化しなくとも、2つのビデオ動画が各々ウィンドウに所属するように正しく表示される。

    【0030】次に、図2の状態から各ビデオ動画の寸法がリアルタイムに(最高速で1/60秒に1回の割合で)変化するようにオートズーミングが起動されると、
    第1及び第2のVSP7A,7Bに供給される各制御コマンドが時々刻々更新される結果、図4に示すように、
    第1及び第2の動画メモリ2A,2B中の各動画データが互いに独立して縮んだり膨らんだりする。 第1及び第2の動画領域メモリ4A,4B中の各動画領域データは、マルチウィンドウ管理プログラムのはたらきにより、各動画データのリアルタイムな変化にぴったり即応して時々刻々書き換えられる。 したがって、第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B中の各ウィンドウ領域データが変化しなくとも、2つのビデオ動画が各々ウィンドウに所属するようにオートズーミングしながら正しく表示される。 タイムシェアリング/マルチタスクOS下でも特殊効果をリアルタイムに実現できるのである。

    【0031】さて、以上のように各ウィンドウ中に1つのビデオ動画を表示させるアプリケーションでは、マルチウィンドウ管理プログラムのはたらきによって第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B中の各ウィンドウ領域データが書き換えられる結果、第1のウィンドウ領域メモリ3Aの読み出しデータと第1の動画領域メモリ4Aの読み出しデータとの論理AND値と、第2のウィンドウ領域メモリ3Bの読み出しデータと第2の動画領域メモリ4Bの読み出しデータとの論理AND値とが共に“1”になることはない。 したがって、2つのビデオ動画のオーバーラップ制御の必要が生じることはない。 ところが、1つのウィンドウ中に2つのビデオ動画を表示させるアプリケーションでは、第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B中のウィンドウ領域データが互いに完全に一致するように設定される結果、第1
    の動画領域メモリ4A中のデータ“1”の領域と第2の動画領域メモリ4B中のデータ“1”の領域とのオーバーラップ部分に対応する画素については、第1及び第2
    の動画メモリ2A,2B中の各動画データのうちのいずれを選択すべきかを決定しなければならない。 この決定のために、優先制御レジスタ5の出力Pは、表1に示すようにデータセレクタ6の1つのセレクト入力(h入力)として用いられる。 すなわち、第1のビデオ動画を前面に出したいときには“0”を、第2のビデオ動画を前面に出したいときには“1”を各々優先制御レジスタ5に設定するのである。

    【0032】なお、第1及び第2のリードライト制御回路17A,17Bによるフリーズ動作はマルチメディア応用に極めて優れた価値を発揮するものであるが、両リードライト制御回路17A,17Bを介さずに第1及び第2のVSP7A,7Bが第1及び第2の動画メモリ2
    A,2Bに各動画データを直接書き込み制御するようにしてもよい。

    【0033】(実施例2)図5は、本発明の第2の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。 本実施例では、図1中のCPU11の機能の一部を他のCPUに分担させる。 図5において、
    11,13は第1及び第2の中央演算処理装置(CPU
    1,CPU2)、12,14は第1及び第2のデータバス、15はバスインターフェイス回路(I/F)、16
    は命令/データ用メモリ(MEM)である。 図5中の他の構成要素は、図1と同様である。

    【0034】第1のCPU11は、タイムシェアリング/マルチタスクOSの管理下で描画制御のためのマルチウィンドウ管理プログラムを実行することにより、第1
    のデータバス12を通じて静止画メモリ1並びに第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3Bの各々へデータを書き込む。 また、第1のCPU11は、バスインターフェイス回路15を介して命令/データ用メモリ16
    へ命令及びデータをダウンロードする。 つまり、バスインターフェイス回路15は、第2のデータバス14を第2のCPU13が解放していることを条件として、第1
    のCPU11からの要求に従って第2のデータバス14
    を第1のデータバス12に接続するものである。

    【0035】第2のCPU13は、命令/データ用メモリ16にダウンロードされた命令を第1のCPU11とは独立して実行するものであって、第2のデータバス1
    4を介して、第1及び第2のVSP7A,7B、第1及び第2のリードライト制御回路17A,17B、第1及び第2の動画領域メモリ4A,4B並びに優先制御レジスタ5に接続されている。 すなわち、第2のCPU13
    は、第1及び第2のVSP7A,7Bの各々への制御コマンドの設定と、第1及び第2のリードライト制御回路17A,17Bを通じた第1及び第2の動画メモリ2
    A,2Bの各々へのアクセスと、第1及び第2の動画領域メモリ4A,4B並びに優先制御レジスタ5の各々へのデータの書き込みとを司るものである。

    【0036】第1及び第2のCPU11,13の役割分担を更に詳細に説明すると、第1のCPU11は、まずバスインターフェイス回路15に第2のデータバス14
    の使用権の獲得を要求して、命令/データ用メモリ16
    に1群の命令をダウンロードする。 この命令群は、第1
    及び第2のVSP7A,7Bに設定すべき各制御コマンドを生成するためのルーチン、第1及び第2の動画メモリ2A,2Bの各々へアクセスできるように第1及び第2のリードライト制御回路17A,17Bの設定変更を実行するためのルーチン、第1及び第2の動画領域メモリ4A,4B並びに優先制御レジスタ5へ書き込むべき各データを生成するためのルーチン等を含んだものである。 命令群のダウンロードが終了すると、第1のCPU
    11は、第2のデータバス14を解放し、その使用権を第2のCPU13に戻す。

    【0037】この後、マウス操作等によって、ビデオ動画のウィンドウを他のウィンドウで覆い隠したり、ビデオ動画のウィンドウを移動させたりするようなウィンドウ状態の更新要求が発生すると、第1のCPU11は、
    静止画メモリ1に新しい静止画データを、ウィンドウ領域メモリ3A,3Bに新しいウィンドウ領域データを各々書き込む。 ウィンドウ状態の更新がビデオ動画の表示態様に影響を与えるものであれば、第1のCPU11
    は、直ちに、バスインターフェイス回路15を介した割り込み等により、第1及び第2のVSP7A,7Bの各々に対する新しい制御コマンドの設定や、第1及び第2
    の動画領域メモリ4A,4Bの各々に対する新しい動画領域データの書き込み等を内容とした適切な処理ルーチンを第2のCPU13に実行させるよう指示する。

    【0038】本実施例によれば、静止画メモリ1と第1
    及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3Bとの更新という遅くても構わない動作、すなわち人の手による比較的ゆっくりしたマウス操作等に追従すればよい動作は、
    タイムシェアリング/マルチタスクOSの管理下でマルチウィンドウ管理プログラムを実行するための第1のC
    PU11が分担する。 一方、第1及び第2のVSP7
    A,7Bの設定変更や第1及び第2の動画領域メモリ4
    A,4Bの更新という高速性が要求される動作、すなわちオートズーミング等のリアルタイム性を必要とする特殊効果を実現するための動作は、第1のCPU1とは独立してシングルタスクの命令群を高速実行できる第2のCPU13に委ねられている。 これにより、複数のビデオ動画のリアルタイムな特殊効果が更に確実に保証される。

    【0039】更に、第1及び第2のリードライト制御回路17A,17Bを通じた第1及び第2の動画メモリ2
    A,2Bの各々へのアクセスを第2のCPU13が分担しているので、その高速アクセスを実現できる。 これにより、例えばビデオカメラによる撮影で得たビデオ動画を0.5〜1秒毎にフリーズさせ、そのフリーズ画を画像認識にかけ、ある条件が満たされたときに特別な処理ルーチンを起動することが可能となる。 画面一杯の赤い物体が飛び込んで来たときに所定のメッセージや警告音を発する等の動作が可能となり、マルチメディア応用に極めて優れた価値を発揮できる。 ただし、該第1及び第2のリードライト制御回路17A,17Bを通じたアクセスを第1のCPU11に分担させることも可能である。

    【0040】なお、図5によれば命令/データ用メモリ16は第2のデータバス14にのみ接続されているが、
    この構成に限定されることはない。 例えば、第1及び第2のデータバス12,14の双方にまたがるデュアルポートメモリで命令/データ用メモリ16を実現してもよい。 この方が、第1のCPU11による第2のデータバス14の使用権獲得のためのオーバーヘッドがなくて好都合である。 また、第1及び第2のリードライト制御回路17A,17Bを介さずに第1及び第2のVSP7
    A,7Bが第1及び第2の動画メモリ2A,2Bに各動画データを直接書き込み制御するようにしてもよい。

    【0041】(実施例3)図6は、本発明の第3の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。 本実施例では、第1のCPU11から第2のCPU13へ委譲する役割を第2の実施例の場合より多くしている。 すなわち、本実施例によれば、第1
    のCPU11は、バスインターフェイス回路15を介して命令/データ用メモリ16へ命令及びデータをダウンロードした後は、タイムシェアリング/マルチタスクO
    Sの管理下で複数のクライアントプログラムを実行することにより各クライアントプログラムに応じた描画要求を発行するのみである。 これに対して、第2のCPU1
    3は、第1のCPU11から発行された描画要求に従って、マルチウィンドウ管理プログラムのうちの描画制御のためのサーバプログラムを第1のCPU11とは独立して実行する。 具体的には、第2のCPU13は、第1
    及び第2のVSP7A,7Bの各々への制御コマンドの設定と、第1及び第2のリードライト制御回路17A,
    17Bを通じた第1及び第2の動画メモリ2A,2Bの各々へのアクセスと、静止画メモリ1、第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3B、第1及び第2の動画領域メモリ4A,4B並びに優先制御レジスタ5の各々へのデータの書き込みとをすべて司る。

    【0042】第1のCPU11から命令/データ用メモリ16にダウンロードされる命令群の中に静止画メモリ1並びに第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3
    Bへ書き込むべき各データを生成するためのルーチン(上記サーバプログラムを含む。)が含まれる点を除けば、本実施例のビデオ動画ワークステーションの動作は、第2の実施例の場合と同様である。

    【0043】本実施例によれば、第1及び第2のVSP
    7A,7Bの設定変更や第1及び第2の動画領域メモリ4A,4Bの更新という特に高速性が要求される動作に加えて、静止画メモリ1と第1及び第2のウィンドウ領域メモリ3A,3Bとの更新動作をも、タイムシェアリング/マルチタスクOSのもとで動作する第1のCPU
    1とは独立して命令群を高速実行できる第2のCPU1
    3に分担させたので、複数のビデオ動画のリアルタイムな特殊効果を保証するとともに、静止画の描画とウィンドウの状態変化に対する応答とを高速化できる。 本実施例の構成は、第1のCPU11にとって描画以外のタスク処理が繁雑である場合に特に有効である。

    【0044】なお、図6によれば命令/データ用メモリ16は第2のデータバス14にのみ接続されているが、
    この構成に限定されることはない。 例えば、第1及び第2のデータバス12,14の双方にまたがるデュアルポートメモリで命令/データ用メモリ16を実現してもよい。 この方が、第1のCPU11による第2のデータバス14の使用権獲得のためのオーバーヘッドがなくて好都合である。 また、第1及び第2のリードライト制御回路17A,17Bを介さずに第1及び第2のVSP7
    A,7Bが第1及び第2の動画メモリ2A,2Bに各動画データを直接書き込み制御するようにしてもよい。

    【0045】(実施例4)上記第1〜第3の実施例では2つのビデオ動画を取り扱っていたが、各実施例の構成を3つ以上のビデオ動画を扱うように拡張することも可能である。

    【0046】図7は、背景としての1つの静止画と各々1つのウィンドウに所属した第1〜第3のビデオ動画とを含んだ1つの画像を表示するための本発明の第4の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図であって、第2の実施例(図5)の構成を拡張したものである。 図7において、7Cは第3のビデオ信号処理回路(VSP3)、17Cは第3のリードライト回路(R/W)、2Cは第3の動画メモリ(DI
    3)、3Cは第3のウィンドウ領域メモリ(WA3)、
    4Cは第3の動画領域メモリ(DA3)、50は優先制御レジスタ、60はデータセレクタである。 図7中の他の構成要素は、図5と同様である。

    【0047】優先制御レジスタ50は、2つ以上のビデオ動画が重なった場合にいずれのビデオ動画が前面に出るかを指定した3ビットの優先データP2〜P0を記憶するためのレジスタである。 第2のCPU13は、表2
    に示す規則に従って優先データP2〜P0の書き込みを実行する。 例えば、第3の動画メモリ(DI3)2C中の動画データより第2の動画メモリ(DI2)2B中のデータを優先し、かつ第2の動画メモリ(DI2)2B
    中のデータより第1の動画メモリ(DI1)2A中のデータを優先するときには、CPU11は、P2=P1=
    P0=“0”の優先データを優先制御レジスタ50に書き込むのである。

    【0048】

    【表2】

    【0049】第1〜第3のウィンドウ領域メモリ3A,
    3B,3C及び第1〜第3の動画領域メモリ4A,4
    B,4Cの中の画素毎のデータと、優先制御レジスタ5
    0に記憶された優先データP2〜P0とは、図7に示すように、データセレクタ60にそのセレクト入力(a〜
    f及びh〜j入力)として供給される。 データセレクタ60は、第1〜第3の動画メモリ2A,2B,2Cの各々からの24ビットの(色)データを各々A入力、B入力及びC入力とし、かつ静止画メモリ1の8ビットの読み出しデータ(256通りの色指定データ)に基づいたLUT8からの24ビットの(色)データをD入力として、該4入力の中から1つを、9つのセレクト入力(a
    〜f及びh〜j入力)に従って選択出力する。 その選択規則を表3に示す。

    【0050】

    【表3】

    【0051】本実施例に係るビデオ動画ワークステーションは、各ウィンドウ中に1つのビデオ動画を表示させるアプリケーションに限らず、1つのウィンドウ中に2
    つ又は3つのビデオ動画を表示させるアプリケーションにも適用可能である。 しかも、後者のアプリケーションにおいて第1〜第3のウィンドウ領域メモリ3A,3
    B,3C中の少なくとも2つのウィンドウ領域データが互いに完全に一致するように設定される場合、ビデオ動画のオーバーラップ部分に対応する画素について第1〜
    第3の動画メモリ2A,2B,2C中の各動画データのうちのいずれを選択すべきかを、3ビットの優先データP2〜P0として優先制御レジスタ50にソフトウェアで柔軟に設定できる。

    【0052】なお、上記のように3つのビデオ動画を取り扱う場合には、3の階乗(3!)が6であることに鑑みて、優先データのビット数を3とすればよい。 4つ又は5つのビデオ動画を扱う場合には、4の階乗(4!)
    が24でありかつ5の階乗(5!)が120であることに鑑みて、優先データのビット数を各々5又は7とすればよい。

    【0053】

    【発明の効果】以上説明してきたとおり、本発明によれば、複数のビデオ動画の各々に対して従来のキープレーンメモリをウィンドウ領域メモリと動画領域メモリとに分け、更に優先制御レジスタを設けた構成を採用したので、各々1つのウィンドウに所属した複数のビデオ動画を同時にかつ効率良くオーバーラップ制御しながら表示し、かつタイムシェアリング/マルチタスクOS下でもオートズーミング等の特殊効果をリアルタイムに実現できる。 特に、オーバーラップの際にいずれのビデオ動画を前面に出すかを指定した情報を記憶するための優先制御レジスタを設けたことにより、前面に出るビデオ動画をソフトウェアで切り替えることができるので、複数のウィンドウ中に各々1つのビデオ動画を映し出すだけでなく、1つのウィンドウ中に複数のビデオ動画をオーバーラップ制御しながら同時に映し出すことができる。 したがって、複数のビデオ動画を用いたマルチメディア関連の応用等において、極めて優れた効果を発揮するものである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の第1の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。

    【図2】図1のビデオ動画ワークステーションの動作原理を説明するための図である。

    【図3】図1のビデオ動画ワークステーションの動作原理を説明するための他の図である。

    【図4】図1のビデオ動画ワークステーションの動作原理を説明するための更に他の図である。

    【図5】本発明の第2の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。

    【図6】本発明の第3の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。

    【図7】本発明の第4の実施例に係るビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。

    【図8】従来のビデオ動画ワークステーションの構成を示すブロック図である。

    【符号の説明】

    1 静止画メモリ(SI) 2A,2B,2C 動画メモリ(DI) 3A,3B,3C ウィンドウ領域メモリ(WA) 4A,4B,4C 動画領域メモリ(DA) 5,50 優先制御レジスタ 6,60 データセレクタ 7A,7B,7C ビデオ信号処理回路(VSP) 8 カラールックアップテーブル(LUT) 9 D/A変換器 10 カラーディスプレイ 11,13 中央演算処理装置(CPU) 12,14 データバス 15 バスインターフェイス回路(I/F) 16 命令/データ用メモリ(MEM) 17A,17B,17C リードライト制御回路(R/
    W)

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 5識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/265 7337−5C (72)発明者 高橋 学志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 市瀬 毅 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 川野 威 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 辻本 泰造 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

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