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Quantum computer

阅读:159发布:2020-10-20

专利汇可以提供Quantum computer专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a quantum computer which has substantially the same cubits and is easy to assemble. SOLUTION: The quantum computer has a 1st single electronic meter, a 2nd single electronic meter, and a couple of cubits fitted between control gates. The cubits each have ammonium molecules (15) confined in a C60 molecule (16) arranged on a substrate. The ammonia-containing C60 molecule is arranged by using a scanning probe microscope.,下面是Quantum computer专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】少なくとも一つのキュービット(2)を有する量子コンピュータであって、 実質的には同じ複数の系のひとつであるような、第1の固有状態と第2の固有状態(|0>,|1>)を示す系(15)及び、 前記系を移動可能なように既定位置に固定するための手段(16)からなることを特徴とする量子コンピュータ。 【請求項2】前記系(15)が自然発生する、請求項1
    に記載の量子コンピュータ。 【請求項3】前記系(15)が分子を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の量子コンピュータ。 【請求項4】前記系(15)が錐形分子を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項5】前記系(15)がアンモニア分子を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項6】前記系(15)がシアンアミド分子を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項7】前記既定位置に前記系を固定するための前記手段(16)が、前記系を閉じ込めるための手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項8】前記既定位置に前記系を固定するための前記手段(16)が、前記系(15)を閉じ込めるための内面分子を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項9】前記既定位置に前記系を固定するための前記手段(16)が、前記系(15)を閉じ込めるためのバックミンスターフルレン分子を有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項10】前記既定位置に前記系を固定するための前記手段(16)が、前記系(15)を閉じ込めるためのC 60分子を有することを特徴とする請求項1から9
    のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項11】前記既定位置に前記系を固定するための前記手段(16)が、複数の実質的に同じ固定手段(1
    6)のひとつであることを特徴とする請求項1から10
    のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項12】請求項1から11のいずれかに記載の量子コンピュータであって、前記系(15)に固定するための基板(12、13、14)を有することを特徴とする量子コンピュータ。 【請求項13】前記基板(12、13、14)に絶縁領域(12)が含まれていることを特徴とする請求項12
    に記載の量子コンピュータ。 【請求項14】前記絶縁領域(12)が二酸化ケイ素を含んでいることを特徴とする請求項13に記載の量子コンピュータ。 【請求項15】前記絶縁領域(12)が窒化ケイ素を含んでいることを特徴とする請求項14に記載の量子コンピュータ。 【請求項16】伝導領域(13)が含まれていることを特徴とする請求項12から請求項15のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項17】前記伝導領域(13)が半導体を有することを特徴とする請求項16に記載の量子コンピュータ。 【請求項18】前記半導体がケイ素を含んでいることを特徴とする請求項17に記載の量子コンピュータ。 【請求項19】前記半導体が不純物でドーピングされていることを特徴とする請求項17又は18に記載の量子コンピュータ。 【請求項20】少なくとも1×10 18 cm −3の濃度を有する前記不純物がドーピングされていることを特徴とする請求項19に記載の量子コンピュータ。 【請求項21】前記基板がパターンニングされていることを特徴とする請求項12から請求項20のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項22】前記基板が、該系の状態を検出するための手段(4)を定義できるようにパターンニングされていることを特徴とする請求項21に記載の量子コンピュータ。 【請求項23】前記系の状態を検出するための手段(4)を有することを特徴とする請求項1から請求項1
    1のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項24】前記系の状態を検出するための前記手段(4)が、電位計を有することを特徴とする請求項22
    又は請求項23に記載の量子コンピュータ。 【請求項25】前記系が、第1の非局在状態と第2の非局在状態(|u>,|d>)を定義するための手段(1
    7、18)を有することを特徴とする請求項1から24
    のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項26】前記第1の非局在状態と第2の非局在状態(|u>,|d>)が、それぞれ第1の双極子モーメントと第2の双極子モーメントに関連づけられていることを特徴とする請求項25に記載の量子コンピュータ。 【請求項27】前記第1の双極子モーメントと第2の双極子モーメントが、電気双極子モーメントであることを特徴とする請求項26に記載の量子コンピュータ。 【請求項28】前記第1の非局在状態と第2の非局在状態(|u>,|d>)が、前記第1の固有状態と前記第2の固有状態(|0>,|1>)を生成できるように重ね合わせ可能であることを特徴とする請求項25から請求項27のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項29】前記第1の固有状態と第2の固有状態(|0>,|1>)が、エネルギーギャップ(24)によって分割されていることを特徴とする請求項1から2
    8のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項30】前記エネルギーギャップ(24)の大きさが、10μeV以上であることを特徴とする請求項2
    9に記載の量子コンピュータ。 【請求項31】さらに、前記系を前記既定位置に固定させるための前記手段(16)を配列させるための手段(53)を有することを特徴とする請求項1から30のいずれかに記載の量子コンピュータ。 【請求項32】前記既定位置に前記系を固定するための前記手段(16)を配列するための前記手段(53)が管状であることを特徴とする請求項31に記載の量子コンピュータ。 【請求項33】前記手段(53)が分子ナノチューブを有することを特徴とする請求項32に記載の量子コンピュータ。 【請求項34】前記分子ナノチューブがカーボンから形成されていることを特徴とする請求項33に記載の量子コンピュータ。 【請求項35】もう一つのキュービットを有することを特徴とする請求項1から34のいずれかに記載の量子コンピュータであって、 前記系(15)に実質的に同じもう一つの系(15)を備え、 前記もう一つの系を移動可能なようにもう一つの既定位置に固定するためのもう一つの手段(16)を備えることを特徴とする量子コンピュータ。 【請求項36】前記もう一つの系を移動可能なように前記もう一つの既定位置に固定するためのもう一つの手段(16)が、前記システムを移動可能なように前記既定位置に固定するための前記手段(16)とは異なることを特徴とする請求項35に記載の量子コンピュータ。 【請求項37】異なるキュービット(52)を有することを特徴とする請求項1から36のいずれかに記載の量子コンピュータであって、 前記異なる系が、実質的に同じ複数の系のひとつである第3の固有状態と第4の固有状態(|0> ,|1
    )を示す、異なる系(56)及び、 前記異なる系を移動可能なように既定位置に固定するための手段(57)からなることを特徴とする量子コンピュータ。 【請求項38】前記第1の固有状態と前記第2の固有状態(|0>,|1>)を第1の局在状態及び第2の局在状態(|u>,|d>)に分割させるための第1の静的電場(25)の供与よりなることを特徴とする請求項1
    から37のいずれかに記載の前記量子コンピュータを動作させるための方法。 【請求項39】さらに前記系(15)の測定よりなることを特徴とする請求項38に記載の該量子コンピュータを動作させるための方法。 【請求項40】前記系にラビ振動を与えるための時間依存電場(27)の供与よりなることを特徴とする請求項1から39のいずれかに記載の前記量子コンピュータを動作させるための方法。 【請求項41】前記第1の固有状態と第2の固有状態(|0>,|1>)間のエネルギーギャップ(24)を変化させるための第2の静的電場(28)の供与よりなることを特徴とする請求項1から40のいずれかに記載の前記量子コンピュータを動作させるための方法。 【請求項42】少なくとも1つのキュービット(2)を有する量子コンピュータを組み立てるための方法であって、 実質的に同じ複数の系のひとつであり、第1の固有状態と第2の固有状態(|0>,|1>)を示す系(15)
    の提供及び、 前記系を移動可能なように既定位置に固定させるための手段(16)の提供よりなることを特徴とする量子コンピュータを組み立てるための方法。 【請求項43】特定の位置への前記系(15)をさらに移動することよりなることを特徴とする請求項42に記載の量子コンピュータを組み立てるための方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、量子コンピュータに関する。 【0002】 【従来の技術】量子計算では、量子ビットすなわち「キュービット」形式でデータを処理する。 従来の計算では、1ビット分の情報が、とり得る2つの論理状態のどちらかひとつだけ、すなわち“1”又は“0”を表すのに使用されている一方で、量子計算では、1キュービットが同時に2つの論理状態を量子状態の重ね合わせとして表現できる。 この特性から、計算の強な並列性が生まれてくる。 この並列性を利用したアルゴリズム、例えば、大きな整数を効率的に因数分解するためのアルゴリズムなどが開発されている。 量子計算の概要については、1998年3月Physics World発行のDavid DeutshとArtur Ekertの共著による“Quantum Computatio
    n”の47−52ページ、及び1998年(World
    Scientific Publishing)発行のHoi−Kwong Lo、Tim Spiller
    及びSandu Popescu編集による“Intr
    oduction to Quantum Compu
    tation and Information”のA
    driano Barenco著による“Quantu
    m Computation: An Introdu
    ction”の143−183ページにそれぞれ記載がある。 【0003】従来のコンピュータでは、1ビット分の情報は、通常、電圧レベルによって表現される。したがって、“0”は、比較的低い電圧レベル、例えば0ボルトによって表現でき、“1”は、比較的高い電圧レベル、
    例えば5ボルトなどによって表現できる。 【0004】量子コンピュータでは、1キュービットは、光子の左右局在状態、電子のスピンアップ状態とスピンダウン状態、及び量子ドットの基底状態と励起状態などを使用して、様々な方法で表現できる。 このキュービットは、|0>及び|1>で表される2状態からなる基底によって定義される。 したがって、キュービットの状態は、以下の式(1)のように表現できる。 【0005】 【数1】

    【0006】ここで、aとbは複素数係数である。 キュービットは、異なる値のaとbを使用して、情報を0と1の組み合わせとして格納する。 ただし、キュービットの測定では、この組み合わせが|0>又は|1>のどちらかの状態に投影され、その結果として0か1が返される。 これらの値が返される確率は、それぞれ|a|

    及び|b|

    である。 このように、1キュービットで構成される系は、2つの二進値0と1を同時に格納できるが、格納された情報の再生は制限されている。 【0007】2キュービットで構成される系は、重ね合わせの結果として最高4つの二進値を同時に格納できる。 したがって、AとBのラベルの付いた2つ1組のキュービットを有する系は、|0>

    |0>

    、|0>


    |1>

    、|1>

    |0>

    及び|1>

    |1>

    のように記述できる4状態を基底として定義される。 1キュービットが|0>と|1>の重ね合わせとして情報を格納できるのと同じ方法で、2つ1組のキュービットも基底状態|0>

    |0>

    、|0>

    |1>

    、|1>


    |0>

    及び|1>

    |1>

    の重ね合わせとして情報を格納できる。 例えば、2キュービットは、以下の式(2)のように表現することができる。 【0008】 【数2】 【0009】このように、4つの二進値00、01、1


    0及び11は、同時にコード化される。 この場合、2つのキュービットは相互に独立して存在しているので、測定キュービットAの結果は、測定キュービットBの結果とは無関係である。 【0010】しかし、2つのキュービットが絡み合っている場合には、2つの測定結果は相関関係を持つようになる。 絡み合いによって、キュービットを以下の式(3)のように表すことができる。 【0011】 【数3】 【0012】このように、二進値の00と11は、同時にコード化される。 ただし、キュービットAを測定し、


    0の結果が返された場合には、次のキュービットBの測定結果も0となるのは、確実である。 【0013】3つのキュービットからなる系は、8つの二進数000、001、. . . 、111を同時に格納できる8状態の基底によって定義される。 【0014】一般に、mキュービットからなる系は、2


    状態の基底を有し、0から2

    −1までの数字を表すのに使用することができる。 したがって、量子コンピュータは、2

    の数字を同時に格納できるという点で、従来のコンピュータに比べて明らかな利点を有する一方、


    mビットの入力レジスタを有する従来のコンピュータの場合、このような数字のうちひとつだけしか一度に格納することはできない。 【0015】量子並列処理を可能にする量子状態の重ね合わせを利用することにより、複数の数を同時に格納することができる。 1つの計算ステップを使用するだけで、2

    の異なる数字で一度に同じ演算を実行し、対応する出力状態の重ね合わせを生成することができる。 従来のコンピュータで同じ結果を得るためには、計算ステップを2

    回繰り返すか、2

    個の異なるプロセッサが必要となると考えられる。 【0016】高性能ではあるが、量子並列処理にはたった1つの状態しか測定できないという欠点がある。 とはいえ、データベースの分類やサーチなどといったいくつかのプロセスでは、一価の解しか必要ではないであろう。 したがって、複数の数字で同時に演算が行われた系を測定したときに返される、確率の最も高い結果が所望の値であるなら、この系は並列性からさらに多くの利益を得るであろう。 このようにして動作するアルゴリズムの例が、第28回Annual ACM Sympos


    ium on the Theory of Comp


    uting報告書(1996年5月フィラデルフィアで発行)の212−219ページ記載のLov Grov


    er著による“A Fast Quantum Mec


    hanical Algorithm for Dat


    abase Search”に取り上げられている。 【0017】理想を言えば、量子コンピュータにおけるキュービットは同一であることが望ましい一方で、エネルギーに個別に変換できることも望まれる。個別に制御可能な同一キュービットを有しているということに対する要求事項を満たすいくつかの系が提案されている。例えば、原子ビーム、捕獲されたイオン及びバルク核磁気共鳴を使用した実験用量子コンピュータが実現化されている。 【0018】このような系の例については、Thoma


    s Pellizari著による“Quantum c


    omputers、Error−Correction


    and Networking: Quantum


    Optical approaches”の270−3


    10ページ、及び“Introduction toQ


    uantum Computation and In


    formation”ibidの311−339ページ記載のIsaac Chuang著“Quantum


    Computation with Nuclear


    Magnetic Resonance”に取り上げられている。ただし、これらの系は、作り上げるのが困難であるため、それらのアーキテクチャが約10キュービットを越える多数のキュービットを収容できるまでスケールアップするのが容易ではないという欠点もある。 【0019】量子コンピュータは、半導体ナノ構造及び/又はジョセフソン接合を採用した半導体システムを使用して実現化することも可能であろう。このような素子のひとつが、Nature第398巻(1999年発行)の786ページ掲載の、Y.Nakamura、Y


    u. A. Pashkin及びJ. S. Tsai共著による“Coherent control of mac


    roscopic quantum states i


    n a single−Cooper−pairbo


    x”に取り上げられている。別の素子についても、我々のEP出願01304745.1に記載がある。 【0020】このような半導体システムの利点は、スケーリングするのに好ましい状態にあるので、量子コンピュータを応用することができるという点にある。しかし、半導体システムでは、キュービットはリソグラフ法を用いて個別に組み立てられている。したがって、キュービットは、例えこれらが同じになるようにしようとしても、相互にわずかずつ異なってしまう。 【0021】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、改良された量子コンピュータを提供することを目的としている。


    本発明は、複数のキュービットが実質的に相互に同じで、組み立てやすい量子コンピュータを提供することも目的としている。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、1次固有状態と2次固有状態を示す系からなる少なくとも1つのキュービットを有する量子コンピュータが提供されており、該系は、複数の実質的に同じシステムのひとつと該系を移動可能なように既定位置に固定するための手段である。 【0023】この系は、自然発生して、分子を含むことができる。 分子はアンモニアやシアナミドのように錐形をしていると考えられる。 【0024】系を既定位置に固定するための手段は、エンドヘドラル分子などのような系を閉じ込めるための手段を有することができる。 アンドへドラル分子は、C


    60分子などのバックミンスターフルレン分子などであると考えられる。 【0025】量子コンピュータは、系を固定するための基板を有することができる。 この基板には、二酸化珪素又は窒化珪素などの絶縁領域を含むことができる。 基板は、さらに、シリコンなどのような半導体を含む伝導領域を有し、不純物をドーピングすることもできる。 不純物は、少なくとも1×10

    18 cm

    −3の濃度にドーピングすることができる。 基板はパターンニングできる。 【0026】量子コンピュータには、電位計などの該系の状態を検出するための手段を含むことができる。 この基板は、該系の状態を検出するための手段を定義するようパターンニングできる。 【0027】系には、それらに関連付けられるような、


    それぞれ第1の双極子モーメントと第2の双極子モーメントである第1の非局在状態と第2の非局在状態を定義するための手段を有することができる。 第1の双極子モーメントと第2の双極子モーメントは、電気双極子モーメントとすることができる。 第1の非局在状態と第2の非局在状態は、該第1の固有状態と該第2の固有状態を生成できるように、重ね合わせが可能である。 第1の固有状態と第2の固有状態の大きさは、10μeVかそれより大とすることができるエネルギーギャップによって分割可能である。 【0028】量子コンピュータはさらに、例えば、分子ナノチューブや特に炭素で形成されたカーボンナノチューブなどのように管状とすることができる、該系を該既定位置に固定するための該手段を配列するための手段を有する。 【0029】量子コンピュータは、実質的には該系と同じであるもう1つの系と、該もう1つの系を移動可能なように別の既定位置に固定するための別の手段を有するもう1つのキュービットを含むことができる。 該もう1


    つの系を移動可能なように該もう1つの既定位置に固定するためのもう1つの手段は、該系を移動可能なように該既定位置に固定するための該手段とは別の手段とすることができる。 【0030】量子コンピュータは、第3の固有状態及び第4の固有状態を示す異なる系を有する異なるキュービットを含むことができ、該異なる系は、実質的には同じ複数の系のいずれかひとつと、該異なる系を移動可能なように既定位置に固定するための手段からなっている。 【0031】本発明によれば、該第1の固有状態と第2


    の固有状態を第1の局在状態と第2の局在状態に分離させるための第1の静電場の供与により、量子コンピュータを動作させる方法も実現される。 この方法では、さらに該系の測定も行う。 【0032】本発明によれば、該系にラビ振動を与える時間依存電場の供与により量子コンピュータを動作させる方法も実現される。 【0033】本発明によれば、該第1の固有状態と第2


    の固有状態との間のエネルギーギャップを変化させるための第2の静電場の供与により量子コンピュータを動作させる方法も実現される。 【0034】本発明によれば、少なくとも1キュービットを有する量子コンピュータを組み立てるための方法が実現されるが、この方法は、第1の固有状態と第2の固有状態を示す実質的には同じ複数のシステムのひとつである系の供与及び該系を移動可能なように既定位置に固定するための手段の供与によりなる。 【0035】この方法は、さらに、該系の特定の位置への移動によりなる。 【0036】次に、添付図面を参照して、例を挙げながらこの発明の実施例について説明する。 【0037】 【発明の実施の形態】(実施例1)図1及び図2を参照すると、量子コンピュータ1は、第1の検出器4と第2


    の検出器5、及び制御ゲート6との間に配置された第1


    のキュービット2と第2のキュービット3を有している。 【0038】検出器4及び5は、誘導電荷に従って電流を制御するためクーロンブロッケードを採用している単電子電位計である。 電位計4及び5はそれぞれ、2個一組の電極8と9との間に、対応するエッチング領域10


    及び11によって電極8と9から絶縁されるよう配置された、領域7を有している。 絶縁領域7の直径は約20


    nmで、約10nmだけ各電極8及び9から分離されている。 電位計4及び5は、検出器であるだけでなく、追加制御ゲートとしての役割も果たすことができるという、二重の目的を帯びている。 【0039】電位計4及び5ならびに制御ゲート6は、


    ドーピング済み半導体層13内の絶縁基板12上に形成され、その上に保護キャッピング層14がオーバレイされている。 絶縁基板12は、二酸化珪素(SiO

    )を含有している。 ドーピング済み半導体層13は、濃度n


    =1×10

    20 cm

    −3までリン(P)を用いてドーピング済み多結晶シリコン(ポリ−Si)を有している。


    半導体層13の厚さは、10nmである。 キャッピング層14は、内在多結晶シリコンを有し、厚さが20nm


    である。 エッチング領域9及び10は、絶縁領域7と、


    抵抗Rが量子抵抗26kΩより大きい(R

    ≒26k


    Ω)電極8及び9との間に、トンネル障壁が形成されるように、薄いドーピング半導体層を有している。 【0040】電位計4と5は、矢印L

    によって示されているように、約100nmだけ相互に分離されている。 第1のキュービット2及び第2のキュービット3


    は、矢印L

    に示されているように、約10nmだけ相互に分離されている。 制御ゲート6は、矢印Wによって示されているように、キュービット2及び3から約50


    nmの位置に配置されている。 【0041】図3を参照すると、キュービット2及び3


    はそれぞれ、第1の固有状態|0>及び第2の固有状態|1>を示す系15及び、系を移動可能なように既定位置に固定するための手段16を有している。 系15は、


    60の分子を有する、固定手段16内に閉じ込められているアンモニア(NH

    )分子を有している。 【0042】アンモニア分子15は、走査プローブ顕微鏡を用いて、配置された電位計4と5との間の基板12


    上の一位置に固定されている。 【0043】アンモニア分子15は、他のアンモニア分子と同じである。 したがって、キュービット2及び3はそれぞれ、半導体のエッチングによって形成される量子ドットなど、人工のキュービットとは異なり、実質的に同じ固有状態を有する。 さらに、この発明による量子コンピュータは、以後さらに詳しく述べるように、容易に組み立てることができる。 アンモニア分子アンモニア分子15は、2状態の系であるため、量子計算に適している。 【0044】図4(a)及び図4(b)を参照すると、


    アンモニア分子15が、錐形構造内に配置された、1個の窒素原子17と3個の素原子18

    、18

    、18


    を有している。 アンモニア分子15には、分子15が回転しているか移動しているか又は振動しているかとは関係なく、2種類の等価形状の配列がある。 窒素原子1


    7は、図4(a)に示されているように、水素原子18


    、18

    、18

    の平面上又は、図4(b)に示されているように、水素原子18

    、18

    、18

    の平面下に配置することができる。 したがって、アンモニア分子15には、以下の式(4)、(5)に示すような2状態がある。 【0045】 【数4】 【0046】 【数5】 【0047】これらについては、以後、便宜上|u>及び|d>と表す。 窒素原子17は、水素原子18

    、1


    、18

    を有する平面を通過して、もう一方の側へ移動するので、|u>と|d>の2状態間でフリップする。 【0048】アンモニア分子15は、N−H共有結合内の不揃いな電子分布から生じる、電気双極子モーメントμを有する。 電気双極子ベクトル19は、分子15の質量20の中心から離れて窒素原子17の方向へ移動する。 したがって、双極子モーメントベクトル19が向かう方向は、|u>と|d>の2状態で異なる。 後で述べるように、この特性を用いると、アンモニア分子15の状態|Ψ>を測定することができる。 【0049】前に述べたように、窒素原子17は、水素原子18

    、18

    、18

    を有する平面を通過して、


    もう一方の側へ移動することができるので、|u>と|


    d>の2状態間でフリップする。 しかし、窒素原子17


    は、完全に自由にこのようにできるわけではない。 【0050】図5を参照すると、第1のポテンシャルの井戸21と第2のポテンシャルの井戸22によって表現される|u>と|d>の2状態が、障壁の高さがφ


    barr

    ier =250meVである反転障壁として表現されることのある、トンネル障壁23によって相互に分離されている。 このように、2状態間でフリップするため、窒素原子17が、障壁23をトンネル効果により通過する。 【0051】図6(a)を参照すると、|u>と|d>


    の2状態が相互に分離された場合、すなわちポテンシャルの井戸21及び22にそれぞれ局在化された場合には、2状態は構造的に等価であるため、等しいエネルギーを有するようになる。 【0052】ただし、窒素原子17は局在化しない。 したがって、|u>と|d>の2状態は、アンモニア分子15の系の固有状態ではない。 その理由は、窒素原子1


    7が障壁21をトンネル効果により通過するのに要するトンネリング時間t

    tunn

    elが、デコヒーレンス時間t

    decより短くなる(t

    tunnel


    dec )、という点にある。 したがって、|u>と|


    d>の2状態が非局在状態となる。 その結果、|u>と|d>の2状態の重ね合わせが生じる。 第1の固有状態|0>は、|u>と|d>の2状態の対称的重ね合わせとして形成され、第2の固有状態|1>は、|u>と|


    d>の2状態の非対称的重ね合わせとして形成される。


    したがって、アンモニア分子15の固有状態|0>及び|1>は、以下の式(6)、(7)のように定義される。 【0053】 【数6】 【0054】 【数7】 【0055】図6(b)を参照すると、第1の固有状態|0>及び第2の固有状態|1>のエネルギーは、 【0056】 【数8】 【0057】エネルギーギャップ24によって分割されているが、この場合、第1の固有状態|0>のエネルギーが第2の固有状態|1>のエネルギーより低い。 第1


    の固有状態|0>及び第2の固有状態|1>は、多くの場合、それぞれ基底状態と励起状態として表されている。 【0058】室温では、アンモニア分子15が第1の固有状態|0>になる確率は、第2の固有状態|1>になる確率とほぼ同じである。 ただし、20mKなどのような低温では、アンモニア分子15が第1の固有状態|0


    >になる確率は1である。 したがって、量子コンピュータ15を約20mKの温度にまで冷却し、数秒間など、


    十分に長い時間待った後で、状態|Ψ>=|0>のキュービット2及び3がそれぞれ得られる。 【0059】前に述べたように、アンモニア分子15には、電気双極子モーメントμがある。 この電気双極子モーメントを用いると、アンモニア分子15の状態を判定できるだけでなく、他のアンモニア分子と相互作用するための手段も得られる。 【0060】|u>及び|d>の対称的重ね合わせ及び非対称的重ね合わせからゼロの純双極子モーメントが生じるので、固有状態|0>及び|1>には静的双極子モーメントは存在しない。 ただし、第2の固有状態|1>


    には、局在化電場E

    loc >5×10

    Vm

    −1を供与することによって静的双極子モーメントに転換できる、


    ゼロではない動的双極子モーメントが存在する。 【0061】図7(a)及び図7(b)を参照すると、


    局在化電場(E

    loc )25が、電気双極子モーメントベクトル19が方向づけられている軸26に平行に供与されると、電場(E

    loc )が、|d>の状態のポテンシャルエネルギーが|u>の状態より低くなるように、


    ポテンシャルの井戸22及び23を傾ける。 その結果、


    |u>及び|d>の両状態が局在するようになる。 【0062】アンモニア分子15が第1の固有状態|0


    >である場合には、供与される局在化電場(E

    loc


    25内で、分子15がなおゼロの動的双極子モーメントを有する。 アンモニア分子15が第2の固有状態|1>


    である場合には、局在化電場(E

    loc )25内で、分子15が自己の電場E

    indを誘起するゼロではない動的双極子モーメントを有するようになる。 【0063】このように、アンモニア分子15の状態|


    Ψ>の測定は、E

    loc >5×10

    Vm

    −1であるような局在化電場(E

    loc )25を供与し、動的双極子モーメントによって電場E

    indが誘起されているかどうかを検出することによって行われる。 実際には、不整合電場は軸26に平行な成分と垂直な成分に分解できるので、局在化電場(E

    loc )25が軸26に平行に整合している必要はない。 【0064】驚いたことに、C

    60分子16は、静的電場及び時間依存電場を完全に選別し、排除することはない。 これは、C

    60分子16の分極化が一部だけしか可能ではないという理由による。 動的双極子モーメントによって生じる誘起電場E

    in

    の約10%が、C

    60分子16によって選別及び排除される。 【0065】したがって、アンモニア分子15は、C


    60分子16内に閉じ込められるが、なお外部電場と相互作用することができる。 【0066】他の系をアンモニア分子15の代用として使用可能であるということは十分理解されるであろう。


    例えば、錐形構造を持ち、非局在状態を示す、シアンアミド(NH

    CN)などのような他の分子も使用可能である。 シアンアミドには、φ

    barrier =58me


    Vの反転障壁と電気双極子モーメント0.96Dがある。 キュービットの作成、操作及び測定次に、例に示されているキュービット、すなわち第1のキュービット2を作成し、操作するためのプロセスについて説明する。 【0067】まず初めに、|Ψ>=|0>となるように第1のキュービット2の段取りを行う。 この段取りでは、静かな電磁環境に量子コンピュータ1を配置し、希釈冷凍を用いてこれを約20mKにまで冷却する。 【0068】次に、以下の式(8)、(9)に示されているように、状態|Ψ>のユニタリートランスフォーメーションU

    を行なう。 【0069】 【数9】 【0070】 【数10】 【0071】ここでは、α及びβは複素数係数である。 【0072】図8を参照すると、ユニタリートランスフォーメーションU

    を行うときには、時間Tの既定期間、エネルギーギャップ24に対応する、共振周波数υ


    =2πω=23.8GHzでガンダイオード(表示せず)によって生成されたマイクロ波放射パルスとして、


    時間依存電場27E

    Rabi (t)=E

    cos(ω


    t)を供与する。 時間依存電場27の大きさは、E

    である。 アンモニア分子15は、第1の固有状態|0>及び第2の固有状態|1>との間でラビ振動を受ける。 第2の固有状態|1>内にアンモニア分子15を発見する確率Pは、以下の式(10)で求められる。 【0073】 【数11】 【0074】ここで、Ψ(t)は、アンモニア分子15


    の時間依存状態、μは電気双極子モーメント、 【0075】 【数12】 【0076】次に、最終状態|Ψ

    >の測定を行う。 この測定では、局在化電場(E

    loc )25を供与できるように、制御ゲート6にゲートバイアスV

    をかける。


    第1の電位計4を使用して、第1のキュービット2の動的双極子モーメントを測定する。 【0077】測定を行うと、最終状態|Ψ

    >が|0>


    又は|1>に投影され、動的双極子モーメントの有無にそれぞれ一致する、値0又は1が返される。 これらの値が返される確率は、それぞれ|α|

    と|β|

    である。 αとβの値を判定するには、同じ既定時間Tを用いて、プロセスをN回繰り返す。 このようにすることで、


    |0>

    又は|1>

    の混合統計データを取得でき、トランスフォーメーションの効果を判定できる。 0を返す測定回数がn

    で、1を返す測定回数がn

    の場合には、初期固有状態|0>のトランスフォーメーションU


    は、以下の式(11)で表わされると予想される。 【0078】 【数13】 【0079】ここで、e

    iθは、相数項である。 【0080】例えば、|0>が|0>と|1>の等しい重ね合わせに変換されるような、いわゆるハダマードトランスフォーメーション、U

    を、当業者が試行錯誤する中で行うのに必要な時間間隔Tを判定できる。 ハダマードトランスフォーメーションは、以下の式(12)、


    (13)のような量子アルゴリズムで一般に使用されている、ユニタリトランスフォームである。 【0081】 【数14】 【0082】 【数15】 【0083】あるいは、当業者は、確率Pを0.5として設定し、tをTと置き換えて、以下の式(14)が得られるように式を配列しなおしたなら、上記式(10)


    を用いて、パルス持続期間Tを推測することができる。 【0084】 【数16】 【0085】例えば、ガンダイオードをマイクロ波発生源として使用すると、式(14)によれば、ハダマードトランスフォーメーションを実施するのに必要なパルス期間Tは、約1ns〜100nsとなる。 第1のキュービット2及び第2のキュービット3の個別アドレッシング前に述べたように、キュービットの状態は、時間依存電場27を使用して設定することができる。 これは、量子コンピュータ1を実装している基板の方向に向けて、直接又は波導管を通じて放射することによって、ガンダイオードからマイクロ波放射パルスとして供給される。 時間依存電場27が第1のキュービット2と第2のキュービット3の両方に供与されるので、第1のキュービット2及び第2のキュービット3の両方が同じ状態で生成されることは明らかである。 このことは、量子コンピュータ1の動作を制限する。 理想を言えば、第1のキュービット2を第2のキュービット3とは別々に設定可能なように、第1のキュービット2及び第2のキュービット3


    をそれぞれ個別にアドレッシングできることが望ましい。 【0086】次に、キュービット2及び3に個別にアドレッシングする方法について説明する。 【0087】図9(a)及び図9(b)を参照すると、


    エネルギーギャップ24は、静的同調電場(E

    tune )28を供与することによって変化させることができる。 静的同調電場(E

    tune )28を、第2のキュービット3ではなく、第1のキュービット2に供与すると、エネルギーギャップ24が変化し、変形エネルギーギャップ24'となる。 同調電場(E

    tune )28を供与している間、変形エネルギーギャップ24'に一致する周波数υ'で、グローバルな時間依存電場27が供与される。 このような環境の下では、ラビ振動を受けるのは、第1のキュービット2だけである。 【0088】図10を参照すると、量子コンピュータ1


    には、第1、第2及び第3の電圧源29、30、31


    と、電位計3及び4を制御ゲートモードに切り替えるための第1スイッチ32及び第2スイッチ33が備わっている。 【0089】第1の電位計4の電極8及び9を第1の電圧源29に接続すると、第1の電位計が、第1のキュービット2に静的同調電場(E

    tune )28を供与するための制御ゲートとして動作するので、エネルギーギャップ24が変形エネルギーギャップ24'に変化する。


    ガンダイオード(図示せず)は、変形エネルギーギャップ24'に一致する時間依存電場27を供与し、第1のキュービット2をラビ振動させる。 【0090】第1のキュービット2だけをラビ振動させるには、エネルギーギャップ24と変形エネルギーギャップ24'が、少なくとも0.1%だけ異なっていることが好ましい。 これは、通常は、ガンダイオードのQファクタが10

    であるという理由による。 図9(b)によれば、静的同調電場(E

    tune )28の値が0.3


    4Vμm

    −1で、この変化が生じる。 時間依存電場27


    のパルス放射が終了すると、静的同調電場(E

    tune )28も取り除かれる。 【0091】別の方法を用いて、同じ結果を達成することもできる。 第2の電位計5の電極8及び9を、第2の電圧源30に接続する。 このようにすると、第2の電位計5が、制御ゲートとして動作し、静的同調電場(E


    tune )28が第2のキュービット3に供与される。


    ただし、第1のキュービット2内でラビ振動を生じさせることができるように、ガンダイオード(図示せず)が不変エネルギーギャップ24に一致する時間依存電場2


    7を供与する。 2キュービットのC−NOTゲート図10に示されている量子コンピュータ1は、動作U


    CNOTを実行する2キュービットの制御用NOT(C


    NOT)ゲートとして使用することができる。 【0092】第1のキュービット2を、ターゲットキュービットTとして選択し、第2のキュービット3を制御キュービットCとして使用する。 制御キュービットCが固有状態|1>にあるときには、ターゲットキュービットTの状態がフリップする。 それとは逆に、制御キュービットCが固有状態|0>にあるときには、ターゲットキュービットTの状態が不変のままとなる。 したがって、動作U

    CNOTの効果は、以下の式(15)〜式(18)のように表わされる。 【0093】 【数17】 【0094】 【数18】 【0095】 【数19】 【0096】 【数20】 【0097】制御キュービットCの状態は、U

    CNOT


    動作を実行するときには不変である。 【0098】次に、CNOT変換を実行する方法について以下に説明する。 【0099】まず初めに、第1のキュービット2及び第2のキュービット3を、|Ψ>

    =|Ψ>

    =|0>が成り立つように配列する。 この場合、量子コンピュータ1を静かな電磁環境に置き、これを20mKまで冷却する。 量子コンピュータ1がすでにこのような環境に置かれており、動作している場合には、量子コンピュータ1


    を第1のキュービット2及び第2のキュービット3が基底状態になれるだけの、十分に長い時間放置しておく。 【0100】次に、第1のキュービット2及び第2のキュービット3を初期状態、すなわちそれぞれ|Ψ


    及び|Ψ

    の状態にする。 【0101】第1の(ターゲット)キュービット2を準備するために第1のキュービット2に静的同調電場(E


    tune )28を供与できるよう、第1の電圧源29


    が、第1の電位計4の電極8及び9にバイアスを供給する。 したがって、エネルギーギャップ24が、変形エネルギーギャップ24'に変化し、値がΔEからΔE

    になる。 ガンダイオード(図示せず)は、期間T

    の間、


    値ΔE

    を有する変形エネルギーギャップ24'に一致する周波数υ

    で、時間依存電場27を供与する。 次に、第1の電圧源29が、供給されたバイアスを取り除く。 その次に、第1のキュービット2が、初期状態|Ψ


    になる。 【0102】第2の(制御)キュービット3を準備するために第2のキュービット3に静的同調電場(E


    tune )28を供与できるよう、第2の電圧源30


    が、第2の電位計5の電極8及び9にバイアスを供給する。 したがって、エネルギーギャップ24が変形エネルギーギャップ24'に変化し、値がΔEから値ΔE

    になる。 ガンダイオード(図示せず)は、期間T

    の間、


    値ΔE

    を有する変形エネルギーギャップ24'に一致する周波数υ

    で、時間依存電場27を供与する。 第2


    の電圧源30が、供給されたバイアスを取り除く。 次に、第2のキュービット3が初期状態|Ψ

    になる。 【0103】C−NOTゲートを動作させるため、ガンダイオード(図示せず)が、期間T

    CNOTの間、周波数υ

    CNOTで、時間依存電場27を供与する。 周波数υ

    NOTの選択方法に関しては、後で詳しく説明する。 【0104】最後に、第1のキュービット2及び第2のキュービット3を測定する。 第1のキュービット2及び第2のキュービット3に、局在化電場(E

    loc )25


    を供与できるよう、第3の電圧源31が、制御ゲート6


    にバイアスを供給する。 電位計4及び5が、第1のキュービット2及び第2のキュービット3の双極子モーメントを測定する。 【0105】図11(a)及び図11(b)を参照すると、CNOTの動作は以下のように理解することができる。 第1のキュービット2及び第2のキュービット3はそれぞれ、電気双極子モーメントμが相互作用できるよう十分に接近して構成されている。 したがって、第1の(ターゲット)キュービット2のエネルギーレベルが、


    図11(b)に示されているように、分割エネルギー3


    4によって、4状態、すなわち|1>

    |0>

    、|0


    |0>

    、|0>

    |1>

    及び|1>

    |1>


    に分割される。 【0106】図12を参照すると、エネルギー分割34


    の程度は、第1のキュービット2と第2のキュービット3がどれだけ分離しているかによって異なる。 【0107】周波数υ

    CNOTで供与される時間依存電場27は、|1>

    |0>

    と|1>

    |1>

    との間のエネルギーギャップ35に同調される。 期間T


    CNOTは、ヒルベルト空間におけるπ回転に一致するトランスフォーメーションをもたらすように選択される。 これは、P=1を設定することによって、式(1


    0)を用いて計算することができる。 したがって、第2


    の(制御)キュービット3を|1>に設定すると、第1


    の(ターゲット)キュービット2が固有状態|0>にあるときには、|1>に変換されるが、その逆の場合も成り立つ。 【0108】ユニタリトランスフォームUはいずれも、


    及びU

    CNOT動作を任意のキュービット回転と共に用いることによって合成可能であることが理解されよう。 1つ又は複数のユニタリトランスフォームシーケンスを使用すると、量子アルゴリズムを構築できる。 このようなアルゴリズムのひとつが、グローバのサーチングアルゴリズムであり、ibid、166−171ページの“Introduction to Quantum


    Computation and Informat


    ion”に記載されている。 量子コンピュータ1の組立次に、量子コンピュータ1を組み立てる方法について以下に説明する。 【0109】簡単に説明すると、プロセスは、それぞれが個々のアンモニア分子15を含むC

    60分子16の形成、電位計4及び5ならびに制御ゲート6の定義、基板12上へのC

    60分子16の堆積及び、走査プローブ顕微鏡を用いたC

    60分子16の一位置への誘導により構成されている。 【0110】C

    60分子16のそれぞれに個々のアンモニア分子15が含まれるように、C

    60分子16を形成する方法はいくつかある。 【0111】図13を参照すると、第1の方法では、イオン化アンモニアガス36が、Rf励起などを用いてチャンバ37で生成される。 チャンバ37からプレート3


    9に40kVなどの高バイアスをかけることによって、


    アンモニアイオンビーム38が形成される。 ビーム38


    は、40μAの電流を有することができる。 ビーム38


    は、C

    60分子を含むサンプル40に向けられ、アンモニアイオンがC

    60分子内に注入される。 次に、サンプル40が、化学反応によって精製され、損傷を受けたC


    60分子が取り除かれる。 【0112】第一のプロセスの変様として、C

    60分子に窒素原子を注入し、窒素含有C

    分子を水素に曝す。 【0113】図14を参照すると、第2の方法では、バックミンスターフルレン分子41が、2個一組のグラファイト製電極43及び44を用いて、アンモニア雰囲気42中に形成されている。 バックミンスターフルレン分子41には、活性炭及びシリカゲルを用いた、高圧液クロマトグラフィなどによりフィルタをかけて取り除かれる、C

    60分子が含まれている。 【0114】それぞれが個々のアンモニア分子15を含んでいるC

    60分子16が、トルエンなどの溶剤中で溶解する。 【0115】図15(a)を参照すると、供給ガスとしてシラン(SiH

    )、水素(H

    )及びホスフィン(PH

    )を用いて、770℃の温度条件および100


    0mTorrの圧力条件下で、低圧化学蒸着(LPCV


    D)法により、ドーピング済みn型多結晶シリコン(ポリ−Si)13'層がその上に堆積されている、二酸化珪素基板12'が提供されている。 固有多結晶シリコン14'のキャッピング層は、シラン(SiH

    )及び水素(H

    )を使用し、LPCVD法により堆積されている。 【0116】ドーピング済み多結晶シリコン層13'


    が、リン(P)によって濃度n=1×10

    20 cm

    −3


    までドーピング処理され、厚さが10nmとなる。 固有多結晶シリコン14'の厚さは、20nmである。 【0117】二酸化珪素基板12'及びオーバレイシリコン層13'及び14'は、光リソグラフィを用いてパターンニングされ、活性領域(図示せず)を定義するために反応イオンエッチング(RIE)法を用いてドライエッチングされている。 シリコンをエッチングするのにCF

    /O

    の混合物が使用され、二酸化珪素基板1


    2'をエッチングするのにCHF

    が使用されている。


    二酸化珪素基板12'上にアルミニウムをスパタリングし、光リソグラフィを用いてパターンニングし、接触領域(図示せず)を定義するために、BCl

    /Cl


    RIEを用いてエッチングされている。 二酸化珪素基板12'及びオーバレイシリコン層13'及び14'は、


    電子ビームリソグラフィ法及びRIE法を用いたドライエッチングによって、電位計4及び5ならびに制御ゲート6のチャネル7'及び8'を定義できるようにパターンニングされている。 対応する構造が、図15(b)に示されている。 【0118】絶縁領域7及びエッチング済み領域11


    は、電子ビームリソグラフィ法及びRIE法を用いて定義されている。 対応する層の構造が、図15(c)に示されている。 【0119】図15(d)を参照すると、その中にアンモニア含有C

    60分子が溶解している溶剤45が、パターンニング済み基板12及びシリコン層13ならびに1


    4に供給されている。 【0120】図15(e)を参照すると、溶剤45が蒸発し、パターンニング済み基板12及びシリコン層13


    ならびに14上に、アンモニア含有C

    60分子16が残留している。 アンモニア含有C

    60分子16が、ファンデルワールス力によって基板に固着する。 ただし、固着促進剤も使用可能であるという点が理解されるであろう。 【0121】図15(f)を参照すると、走査プローブ顕微鏡46が、パターンニング済み基板12及びシリコン層13ならびに14の表面をイメージ処理するのに使用されている。 次に、パターンニング済み基板12及びシリコン層13ならびに14上にアンモニア含有C

    60


    分子16を誘導するのに、走査プローブ顕微鏡46が使用されている。 C

    60分子16は、キュービットとして使用可能なように配置するか、又は、電位計4及び5から離れた、影響を与えない位置まで移動する。 通常は、


    イメージ処理には+4〜−4Vの間のバイアスが使用され、C

    60分子16の移動には0Vのバイアスが使用される。 対応する構造が、図15(g)及び図1にも示されている。 セルオートマトン47 図16を参照すると、もう1つの量子コンピュータ47


    は、PhysicalReview A第61巻、02


    0301ページ(2000年発行)のS. C. Benj


    amin著“Schemes for paralle


    l computation without loc


    al control of qubits”に記載の概念を論拠としたセルオートマトンである。 【0122】セルオートマタ47は、第1の検出器49


    と第2の検出器50との間に取り付けられたセル連鎖4


    8を有する。 検出器49及び50は、量子コンピュータ1に関連して前に述べた検出器と同じである。 【0123】図17を参照すると、セル連鎖48は、それぞれカーボンナノチューブ53、それもできれば1枚壁のカーボンナノチューブ内に格納されている、以後A


    型セル51と表現する第1の型のセル51と以後B型セル52と表現する第2の型のセル52を有している。 【0124】A型セル51は、前に述べたキュービット2及び3と同じであるが、A型セル51を以後記述するときには、便宜的に新しい参照番号を用いる。 【0125】したがって、図18(a)を参照すると、


    A型セル51はそれぞれ、第1の固有状態セット|0>


    と|1>

    を示す第1の系54と、該第1の系を移動可能なように既定位置に固定するための第1の手段55


    を有している。 第1の系54は、C

    60分子を有する第1の固定手段55内に閉じ込められているアンモニア分子(NH

    )を有している。 【0126】図18(b)を参照すると、B型セル52


    はそれぞれ、第2の固有状態セット|0>

    と|1>


    を示す第2の系56と、該系を移動可能なように既定位置に固定するための第2の手段57を有している。 第2


    の系56は、C

    60分子を有する第2の固定手段57内に閉じ込められている重水素アンモニア(ND

    )分子を有している。 【0127】図19(a)及び図19(b)を参照すると、第1の固有状態セット|0>

    と|1>

    が、第1


    のエネルギーギャップ58によって分割され、第2の固有状態セット|0>

    と|1>

    が、第2の異なるエネルギーギャップ59によって分割されている。 後でさらに詳細に述べるように、第1のエネルギーギャップ58


    と第2のエネルギーギャップ59との間の差を用いて、


    B型セルとは別々にA型セル51をアドレッシングすることができるが、その逆も成り立つ。 【0128】図20を参照すると、電気双極子モーメント60

    を有する第1のA型セル51

    が、それぞれ双極子モーメント61

    、61

    を有する隣接第1のB型セル52

    と第2のB型セル52

    と相互作用するが、


    その逆も成り立つ。 この例では、A型セル双極子モーメント60は、B型セル双極子モーメント61と同じである。 【0129】A型セル51とB型セル52はそれぞれ、


    第1のエネルギーギャップ58又は第2のエネルギーギャップ59のどちらかに一致する周波数ν

    又はν

    を有する時間依存電場(E

    Rabi )を供与することによって、前に述べたように、個別にアドレッシング可能である。 したがって、時間依存電場(E

    Rabi )に適したパルス期間を使用すると、A型セル51とB型セル5


    2を動作させることができる。 ただし、隣接第1のB型セル52

    と第2のB型セル52

    の双極子モーメント61

    及び61

    から誘起電場(E

    ind )が生じるため、第1のエネルギーギャップ58が変化する可能性がある。 【0130】したがって、周波数ν

    を有する時間依存電場(E

    Rabi )を供与すると、第1のA型セル52


    が変換されなくなると考えられる。 さらに、連鎖48


    のどちらかの端にあるセル51とセル52は、隣接セルが1つしかないので、個別にアドレッシング可能である。 これは、連鎖48に情報を「ロード」したり、連鎖48から情報を「アンロード」するのに使用される。 セルオートマトン47の組立セルオートマトン47は、量子コンピュータ1と同様の方法で組み立てられる。 【0131】簡単に説明すると、プロセスは、それぞれに個々のアンモニア分子54又は重水素アンモニア分子56を含む、C

    60分子55及び57の形成、カーボンナノチューブ53内におけるC

    60分子55及び57の会合によりなる。 このプロセスでは、その後に続いて、


    電位計49及び50の定義、カーボンナノチューブ53


    の基板12上への堆積及び、走査プローブ顕微鏡を用いた一位置へのカーボンナノチューブ53の誘導などが行われる。 【0132】C

    60分子55及び57は、例えば、キャピラリフィリング法、気相プロセス又は拡散法などによって、カーボンナノチューブ53内に会合する。 フルレンをカーボンナノチューブ内に挿入する方法を表す例が、Science第289巻、1324ページ(20


    00年発行)のR. R. Meyerら共著の“Disc


    rete atom imaging of one−


    dimensionalcrystals forme


    d within single−walled ca


    rbon nanotubes”、Nature第39


    6巻、323ページ(1998年発行)のB. W. Sm


    ithら共著の“Encapsulated C

    60


    in carbon nanotubes”、Carb


    on 38、1751ページ(2000年発行)のD.


    E. Luzzi及びB. W. Smith共著の“Car


    bon cage structures in SW


    NT: A new class of materi


    als”ならびに本論に引用されている文献に取り上げられている。 【0133】異なるエネルギーギャップをもつ、異なる種類のセルを生成する他の方法が存在することも理解されるであろう。例えば、各セルは、前に述べた静的同調電場(E

    tune )に類似した静的同調電場(E


    tune )を供与するための専用のゲートを保有することができる。 【0134】さらに、C

    60分子55及び57の分極化は、アンモニア分子54及び57が曝される電場を変えられるように、変化させることができる。 これは、C


    60分子55及び57に対して外面から化学基を添加することによって達成される。 あるいは、1つの型のセルをC

    70分子などの差分バックミンスターフルレン分子を有する固定手段内部に閉じ込めることができる。 【0135】上記の実施例に多くの変更を加えることが可能であるという点が理解されるであろう。 【0136】例えば、シアンアミド(NH

    CN)などのアンモニア分子15や2つのエネルギー分割固有状態を生じる2つの非局在状態を有する他の錐形分子に対する代用分子として、他の系を使用することができる。 【0137】一般的には、2つの固有状態を示し、電気的、光学的又は磁気的に他の系と相互作用することができる系を使用することができる。 【0138】この系は、さらに大きな分子の一部を形成する化学基とすることができる。 【0139】例えば、C

    70 、C

    76又はC

    84をはじめとするフルレンなど、別の固定手段を使用することもできる。 化学基は、フルレンに固着できる。 【0140】さらに一般的には、別な方法で移動可能な2状態の系を特定の位置に係留させたり、あるいは固着させることができる固定手段も使用できる。 【0141】電位計及びゲートはそれぞれ異なる配列を有することができる。 特に、電位計は、ワイヤ又は複数のアイランドとして配列し、他の半導体や金属などの異なる材質に形成することができる。 例えば、シリコンを砒素など他のn型不純物でドーピングしたりあるいは素などのp型不純物でドーピングすることができる。 他のドーピング濃度も使用することができる。 ドーピング済み半導体層の厚さは、可変である。 【0142】電位計及びゲートは、他の半導体、金属又は有機構造物などといった他の物質から形成可能である。 例えば、電位計及びゲートは、真性GaAsの半絶縁基板上に形成されたガリウム砒素(GaAs)やアルミニウムガリウム砒素(AlGaAs)などの他のドーピング済み半導体を有することができる。 あるいは、電位計及びゲートは、アルミニウムなどの金属を含むこともできる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による量子コンピュータの平面図である。 【図2】図1に示されている量子コンピュータの断面図である。 【図3】NH の分子とC 60の分子を表す図である。 【図4】図4(a)と図4(b)は、NH 分子の2状態を表す図である。 【図5】NH 分子における窒素原子の置換に対する位置エネルギーのプロット図である。 【図6】図6(a)は、状態が局在状態である場合の、
    図4(a)及び図4(b)に示されている2状態のエネルギーの概念図であり、図6(b)は、状態が非局在状態である場合の、図4(a)及び図4(b)に示されている2状態のエネルギーの概念図である。 【図7】図7(a)は、局在化を生じさせる大きな電場が供与されたNH 分子を表す図であり、図7(b)
    は、局在化を生じさせる大きな電場が供与されたNH
    分子内の窒素原子の置換に対する位置エネルギーのプロット図である。 【図8】ラビ振動を与える時間依存電場が供与されたN
    分子を表す図である。 【図9】図9(a)は、NH 分子の固有状態|0>と|1>間におけるエネルギーギャップを変化させる電場が供与されたNH 分子を表す図であり、図9(b)
    は、供与された電場における、NH 分子の固有状態|
    0>と|1>間におけるエネルギーギャップのプロット図である。 【図10】量子コンピュータを動作させるための回路と、図1に示されている量子コンピュータの概念図である。 【図11】図11(a)は、相互に分離された場合の、
    図1に示されている量子コンピュータの第1のキュービットと第2のキュービットの固有状態|0>と|1>のエネルギー概念図であり、図11(b)は、図1に示されている量子コンピュータの第1のキュービットと第2
    のキュービットを相互作用させる固有状態|0>と|1
    >のエネルギー概念図である。 【図12】2つのキュービット間の距離の関数としての、固有状態のエネルギーレベル分割のプロット図である。 【図13】その中に閉じ込められたNH 分子をそれぞれ有している、C 60の分子を生成するための第1の装置を表す図である。 【図14】その中に閉じ込められたNH 分子をそれぞれ有している、C 60の分子を生成するための第2の装置を表す図である。 【図15】図15(a)〜図15(g)は、図1に示されている量子コンピュータを製造するための方法を表す図である。 【図16】本発明によるもう1つの量子コンピュータの平面図である。 【図17】交互配列型セル連鎖の拡大図である。 【図18】図18(a)は、第1の型式のセルを表す図であり、図18(b)は、第2の型式のセルを表す図である。 【図19】図19(a)及び図19(b)は、セルの第1の型式と第2の型式の固有状態間におけるエネルギーギャップを表す図である。 【図20】第1の型式のセルと第2の型式の隣接セルの電気双極子モーメントを表す図である。 【符号の説明】 1:量子コンピュータ、2:第1のキュービット、3:
    第2のキュービット、4:第1の検出器、5:第2の検出器、6:制御ゲート、7:絶縁領域、8,9:電極、
    10,11:エッチング領域。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド・ウィリアム イギリス国 ケンブリッジ、ベイトマン ミューズ 15

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