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Dressing simulation method and device therefor

阅读:512发布:2023-02-27

专利汇可以提供Dressing simulation method and device therefor专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a dressed simulation method and a device therefor superior in calculation speed, accuracy and stability, and to provide a dress manufacturing method capable of manufacturing a dress inexpensively in short period thereby. SOLUTION: An input device 101, an operation means 200, a display means 400 and a data storage means are provided. The operation means 200 is provided with a contact judgment means 102 judging the presence or absence of contact between the dress and a human body from a dress form model and a human body form model, which are previously given, a weight calculation means 104 calculating the gravity of the dress and a dress pressure calculation means 105 calculating contact force operating on the dress by repetitive calculation and obtaining dress pressure. The display means 400 is provided with a display control means 107 working a calculated result calculated by the operation means 200 so that the calculated result is displayed by a display method which an operator desires, a display part 108 displaying the calculated result which can be worked in the display control means 107 and a printing part 109 printing the calculated result which can be worked in the display control means 107.,下面是Dressing simulation method and device therefor专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 予め与えられた衣服形状モデルおよび人体形状モデルから、衣服と人体との接触の有無を判断するステップと、該衣服に作用する重力を計算するステップと、繰り返し計算によって該衣服に作用する接触力を計算して衣服圧を求めるステップとを包含する着装シミュレーション方法。
  • 【請求項2】 計算結果を表示するステップを更に包含する請求項1に記載の着装シミュレーション方法。
  • 【請求項3】 操作者の所望する表示方法で計算結果を表示するように該計算結果を加工するステップと、該加工された計算結果を表示するステップとを更に包含する請求項1に記載の着装シミュレーション方法。
  • 【請求項4】 予め与えられた衣服形状モデルおよび人体形状モデルから、衣服と人体との接触の有無を判断し、該衣服に作用する重力を計算し、繰り返し計算によって該衣服に作用する接触力を計算して衣服圧を求める手段を備える着装シミュレーション装置。
  • 【請求項5】 計算結果を表示する手段を更に備える請求項4に記載の着装シミュレーション装置。
  • 【請求項6】 操作者の所望する表示方法で計算結果を表示するように該計算結果を加工する手段と、該加工された計算結果を表示する手段とを更に備える請求項4に記載の着装シミュレーション装置。
  • 【請求項7】 操作入力手段を更に備える請求項4に記載の着装シミュレーション装置。
  • 【請求項8】 計算結果を記憶するデータ記憶手段を更に備える請求項7に記載の着装シミュレーション装置。
  • 【請求項9】 計算結果を印刷する印刷手段を更に備える請求項5に記載の着装シミュレーション装置。
  • 【請求項10】 操作者の所望する表示方法で計算結果を表示するように該計算結果を加工する手段と、該加工された計算結果を表示する手段と、操作入力手段と、該計算結果を記憶するデータ記憶手段と、該計算結果を印刷する印刷手段とを備える請求項4に記載の着装シミュレーション装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、衣服の設計工程、
    製造工程の生産性を向上するための着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置に関し、特に、
    実際に衣服を作製したり試着することなく、衣服圧を予測する着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置に関するものである。

    【0002】本発明は、アパレル産業やファッション産業の他に、スポーツウェアに関するスポーツ用品分野、
    布地が用いられた構造物を設計対象とするインテリア分野、さらには、アニメーション等にコンピュータグラフィックスを利用する分野などで利用されうる。

    【0003】

    【従来の技術】従来のアパレル産業などでは、衣服の製造は概ね図6に示される作業工程(P1〜P12)にしたがって行われている。 このうち作業工程P3〜P6は必要に応じて繰り返される。 しかしながら、作業工程P
    3〜P6を1サイクル行うためには数日オーダーの時間が必要であり、作業工程P3〜P6の繰り返しは衣服製造工程におけるボトルネックになっている。 そのため、
    衣服の設計者は過密なスケジュールに追われるあまり、
    本来の創造性を発揮することができないという問題があった。 そこで近年、作業工程P3〜P6を着装シミュレーションに置き換えることにより、衣服製造工程の期間を短縮しようとする試みがなされている。 衣服は、人体形状や生地特性、縫製条件などの他に、着せ付け方によっても、その形状が変化する。 着やすく動きやすい衣服をつくるためには、着装時の衣服の前面側と背面側とで、重量分布や衣服と人体との接触状況のバランスがとれていることが重要である。 また、「衣服圧」を適切に保つ必要がある。 ここで、「衣服圧」とは、衣服と人体との接触圧のことである。 衣服圧は、着装時の衣服の重量分布や、衣服と人体との接触状況の影響を受ける。 このため、衣服圧を正確に計算することは、難しいことではあるが、着装シュミレーションにおいて非常に重要なことである。

    【0004】また、ウエスト部分などのように意図的に衣服圧を高め、衣服シルェットを整形する場合がある。
    この場合にも、予め衣服圧を正確に知ることが重要になる。 従来の衣服圧の計算方法の例として、「庭屋晴夫、
    今岡春樹、渋谷惇夫、相坂登:布の接触圧の予測,繊維学会,Vol.46,No.6(1990)」がある。 庭屋らは、の釣合を考えて、衣服が人体を押す力と接触抗力とが同じ大きさであるとして接触抗力の計算を行い、その接触抗力を単位面積当たりの値に換算することで衣服圧を求めている。 前記例は、布の力学特性(自重、曲げ特性、引張り特性)に基づく応力と歪みとの関係からポテンシャルエネルギを定式化し、このポテンシャルエネルギが極小値をとるときの布形状を予測するものである。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】前記例の計算において、定式化されたポテンシャルエネルギの曲線の傾きは、布の伸び歪みにより生じる伸び回復力に強く依存する。 ところで、実際の布では、大きな応力が加えられても、縦糸方向、横糸方向には小さな歪みしか生じない。
    しかし、従来の方法では、布の伸び歪みが小さくても、
    計算上は大きな伸び回復力が発生することになり、この大きな伸び回復力が衣服圧の計算誤差の原因となるため、正確な衣服圧を予測することが困難であった。

    【0006】また、従来の方法では、計算誤差によって発生した小さな歪みが大きな伸び回復力を与えてしまうために、計算誤差が大きく増幅されるという問題があった。 したがって、ポテンシャルエネルギの極小値を安定的に求めることが困難であった。

    【0007】以上のように、従来の方法は、正しい衣服圧が得られなくなるばかりか、本来ならば無視できる程度の計算誤差を大きく増幅してしまって、計算の安定性をも損なうという大きな問題を抱え込んでいた。

    【0008】上記の問題は、作用している応力と曲げ回復力とが釣り合うと仮定したことに起因する。 実際の布では、図7に示すように、応力は、伸び回復力、布中に生じる摩擦による抵抗力、塑性による抵抗力、などと釣り合っており、伸び回復力は従来の方法で考えられているほど大きくはない。

    【0009】また、従来の方法では、伸び歪みの大きさが衣服圧の大きさに関係しているが、実際には衣服圧の大きさは伸び歪みとは関係がない。

    【0010】例えば、図8に示すように、1kgの重り503、506をそれぞれ秤501、504の下に吊るしたとする。 (A)では、重り503と秤501の間にバネ502がつながっているとする。 (B)では、重り506と秤504の間に伸びない糸505がつながっているとする。 バネ502、糸505は共にその重さが無視できるとする。 ここで、重り503に作用する重力は、布に作用する応力に相当し、バネ502の伸びは、
    布の伸び歪みに相当する。 バネ502は歪みと応力の関係により、Δl=F/kだけ伸びる。 ここで、kはバネ502のバネ定数であり、Fは重り503によりバネに作用する力である。 バネ定数がどのような値であろうとも、秤501の目盛は1kgを指し示す。 また、バネ5
    02がどれだけ伸びていようとも、秤501の目盛は秤504と同じ値(1kg)を指し示す。 ここで、バネ定数は、布の歪みと応力の関係から求まる弾性率に相当し、秤が指し示す目盛の値は衣服圧に相当する。 このような簡単な思考実験によっても明らかであるように、布の伸び歪みと衣服圧とは無関係である。

    【0011】従来の方法では、布形状が保持された状態で人体に作用している応力を求めるために、歪みと応力の関係から、伸び回復力を算出する必要がある。 また、
    従来の方法では、安定な計算を行うためには、実測の歪みと応力の関係から求められる弾性率よりも、計算に用いる弾性率を小さくしなければならない。 しかしながら、その結果、伸び回復力が同一だとすれば、計算される布の伸び歪みは大きくなる。 したがって、計算結果は実際の布よりも伸びた形状を与えることになる。 その結果、過大に計算された伸び歪みが衣服圧の値を不正確にしてしまうという課題があった。

    【0012】また、従来の方法では、人体は弾性体と仮定されているが、実際には、下着のようなものは別にして、一般的な衣服をまとう程度では人体形状はほとんど変化しない。 また、たとえ弾性体近似をするにしても、
    人体の弾性率を測定することは実際上困難であり、従来の方法は現実には使用しにくいという課題があった。 本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、衣服圧を予測する計算の計算速度、計算精度、計算安定性を向上させるシミュレーション方法およびシミュレーション装置を提供することである。 このシミュレーション方法またはシミュレーション装置を用いることで衣服製造工程を短縮し、製造コストを削減する衣服製造方法を提供することが可能になる。

    【0013】

    【課題を解決するための手段】本発明の着装シミュレーション方法は、予め与えられた衣服形状モデルおよび人体形状モデルから、衣服と人体との接触の有無を判断するステップと、該衣服の重力を計算するステップと、繰り返し計算によって該衣服に作用する接触力を計算して衣服圧を求めるステップとを包含しており、そのことにより上記目的が達成される。

    【0014】前記着装シミュレーション方法は、計算結果を表示するステップを更に包含していてもよい。

    【0015】前記着装シミュレーション方法は、操作者の所望する表示方法で計算結果を表示するように該計算結果を加工するステップと、該加工された計算結果を表示するステップとを更に包含していてもよい。

    【0016】本発明の着装シミュレーション装置は、予め与えられた衣服形状モデルおよび人体形状モデルから、衣服と人体との接触の有無を判断し、該衣服に作用する重力を計算し、繰り返し計算によって該衣服に作用する接触力を計算して衣服圧を求める手段を備えており、そのことにより上記目的が達成される。

    【0017】前記着装シミュレーション装置は、計算結果を表示する手段を更に備えていてもよい。

    【0018】前記着装シミュレーション装置は、操作者の所望する表示方法で計算結果を表示するように該計算結果を加工する手段と、該加工された計算結果を表示する手段とを更に備えていてもよい。

    【0019】前記着装シミュレーション装置は、操作入力手段を更に備えていてもよい。

    【0020】前記着装シミュレーション装置は、データ記憶手段を更に備えていてもよい。 前記着装シミュレーション装置は、計算結果を印刷する印刷手段を更に備えていてもよい。

    【0021】本発明の着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置では、予め与えられた衣服形状モデルおよび人体形状モデルから、衣服と人体との接触の有無を判断するので、衣服と人体との接触の有無を判断することが可能になる。 また、衣服に作用する重力を計算するので、衣服に働く力と人体に働く力との詳細な力の釣り合いを考慮することができる。 その結果、伸び回復力を実際よりも大きく計算してしまうことがない。 さらに、衣服圧に無関係な歪みと応力の関係を使わず、衣服と人体との接触の事実から衣服圧を計算するので、衣服圧の予測計算を高速かつ高精度で安定的に行うことができる。

    【0022】本発明の着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置では、このように衣服圧の予測計算を高速かつ高精度で安定的に行うことができるため、着装シミュレーションを高速かつ高精度で安定的に行うことができる。 さらに、表示部や印刷部に操作者の所望する表示方法で計算結果を表示できるので、高速かつ高精度な着装シミュレーションが可能になる。 このことにより、衣服製造工程の期間を短縮することが可能になるので、製造コストの低減が図れる。 また、衣服製作者がより多くの時間を創造性に富んだ製作に費やすことが可能になる。

    【0023】

    【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説明する。

    【0024】図1は、本発明によるシミュレーション装置100の概略構成例を示す図である。 シミュレーション装置100は、操作入力装置1(例えばキーボード、
    マウスなど)、表示装置2(例えばカラーディスプレー)、主演算ユニット3、並列演算ユニット4、外部記憶装置5、印刷装置6(例えばカラープリンタ)を備えている。

    【0025】シミュレーション装置100では、表示装置2に、操作者が所望する方法でシミュレーション結果の表示を行うことが可能である。 例えば、表示装置2に表示された3次元衣服形状および3次元人体形状に対して、回転や移動などの座標変換を行うことである。 これらの表示は、操作者により、操作入力装置1を介して行われる。 また、シミュレーション装置100では、高性能な主演算ユニット3および並列演算ユニット4により、操作者の入力操作に対する応答は、ほぼリアルタイムで行われる。 さらに、本発明による方法で演算処理された衣服圧を、疑似カラー表示によるレンダリングを施して表示装置2に表示するとともに、カラープリンタなどの印刷装置6からハードコピーとして出力することも可能である。

    【0026】図2は、シミュレーション装置100の構成を機能ブロックに分けて示す図である。 操作入力装置1は入力装置101に、表示装置2は表示部108に、
    主演算ユニット3と並列演算ユニット4は演算手段20
    0、形状モデル部300および表示制御手段107に、
    外部記憶装置5はデータ記憶部106に、印刷装置6は印刷部109に、それぞれ相当する。

    【0027】図3は、本発明による着装シミュレーション方法を示すフローチャートである。 図4は、衣服圧を計算するステップS8の内容を詳細に示すフローチャートである。 以下、図2〜4を参照しながら、本発明の一実施例を詳述する。

    【0028】まず、3次元衣服形状データ部110から3次元の数値データからなる3次元衣服形状データが、
    3次元人体形状データ部111から3次元の数値データからなる3次元人体形状データが、形状モデル構成手段112に送られる。 このとき、操作者の操作によって、
    入力装置101から、3次元衣服形状データ制御部11
    0aを介して信号I6が送られ、3次元衣服形状データの選択、加工、変更などが行われてもよい。 また、同様にして、3次元人体形状データ制御部111aを介して信号I7が送られ、3次元人体形状データの選択、加工、変更などが行われてもよい。 以上がステップS1である。

    【0029】ステップS1によって送られてきたデータから、形状モデル構成手段112によって、3次元衣服形状モデルと3次元人体形状モデルとが構成される。 操作者が信号I8を送ることによって、モデルの加工、変更を行うことも可能である。 以上がステップS2である。

    【0030】本実施例では、3次元衣服形状データおよび3次元人体形状データから3次元衣服形状モデルおよび3次元人体形状モデルを構成するステップが含まれているが、本発明の着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置では予め前記モデルが与えられていてもよい。

    【0031】次に、形状モデル部300から送られてきたデータに基づいて、演算手段200で衣服圧その他の計算が行われる。 まず、接触判断手段102で、以下に述べるような方法で、衣服と人体との接触の有無が判断される。 始めに、3次元衣服形状モデルを構成する格子点から、衣服モデルの法線に沿って人体形状モデルの探索を行い、衣服と人体との距離が求められる(ステップS3)。 衣服と人体との距離が十分小さい場合、つまり、予め定めておいた判定基準としての基準距離(例えば1cm)以下である場合は、衣服と人体とが接触していると判断する。 また、衣服と人体との距離が前記の基準距離よりも大きい場合は、接触していないと判断する(ステップS4と、S5a又はS5b)。

    【0032】次に、重力計算手段104において、衣服モデルの格子点が代表する体積と布の質量密度とから、
    格子点が受ける重力が計算される(ステップS7)。

    【0033】ところで、過去の研究などから、曲げ回復力が衣服圧の計算に与える影響は実質的に少ないことが分かっているので、衣服圧を求める計算において曲げ回復力は無視する。

    【0034】接触判断手段102および重力計算手段1
    04で計算された結果は衣服圧計算手段105に送られる。 衣服圧計算手段105では、格子点間の応力と接触力とが反復法にて計算される(ステップS8)。

    【0035】次に、ステップS8での、詳細な計算方法の例を説明する。 図4に、衣服圧の計算方法を示す詳細なフローチャートを示す。 本計算方法はポテンシャルエネルギ最小化の原理を利用した方法である。 なお、下記の説明において、スカラー量とベクトル量とを区別するために、ベクトル量については記号の後ろに「[ベクトル]」と表記することにする。

    【0036】まず、格子点に働く力について説明する。
    格子点間の力pij[ベクトル]は、格子点iと格子点jとの間の軸力である。 今、格子点iの実効的な変形力をFm[ベクトル]とし、格子点iと格子点aとの間の軸力をpa[ベクトル]、格子点iにかかる外力をFe
    xt[ベクトル]、接触力をFcol[ベクトル]とすると、

    【0037】

    【数1】

    【0038】となる。 図9にこの関係を示す。 pa[ベクトル]は、スカラー成分paと単位方向ベクトルda
    [ベクトル]との積である。 da[ベクトル]は格子点の配置で決まり、paの値は未知である。 また、Fco
    l[ベクトル]は、スカラー成分fcolと単位法線ベクトルni[ベクトル]との積である。 布が人体に吸い込まれることはないので、fcol≧0である。 布と人体との接触がないところでは、fcol=0である。

    【0039】格子点がMN個ある場合、(1)式はMN
    個の連立方程式となる。 Fext[ベクトル]、da
    [ベクトル]、ni[ベクトル]は既知であるが、pa
    とFm[ベクトル]、fcolは未知変数である。 このため、前記連立方程式を一意に解くことはできない。 ところで、布は自ら進んで変形するのではなく、外部力によって仕方なく変形するのであるから、静止状態では(1)式右辺は零となる。 ゆえに、自然の法則(ポテンシャルエネルギ最小化の原理)により、下記(2)式の関数は常に最小になっていると考えられる。

    【0040】

    【数2】

    【0041】Ecを最小化するには、

    【0042】

    【数3】

    【0043】になるpaを最急降下法により求めればよい。 最初に、初期値pa(0)、fcol(0)を与え(ステップS81)、関数Ecを計算する(ステップS
    82)。 すべてのiに対して、

    【0044】

    【数4】

    【0045】となるかどうか判定し(ステップS8
    3)、(3)式が成り立つ場合は接触力の計算を終了し、次のステップであるステップS85に進む。 ここで、εcは収束判定に用いる閾値である。 一方、(3)
    式が成り立たない場合は、ステップS84に進み、pa
    (m)、fcol(m)を以下の(4)、(5)式によって、それぞれpa(m+1)、fcol(m+1)に更新する。

    【0046】

    【数5】

    【0047】ここで、γは更新のステップ値である。 その後、pa(m+1)、fcol(m+1)を用いて、
    Ecの変化が閾値εc以下となるまで、ステップS8
    2、S83の繰り返し計算を行う。

    【0048】次に、前記の繰り返し計算により求められた格子点における接触力を、格子点が代表する面積で割ることにより、衣服圧が求められる(ステップS8
    5)。

    【0049】なお、ここでは、Ecの最小化計算に最急降下法を用いたが、他の最適化技法も利用可能であることはいうまでもない。 以上がステップS8の衣服圧の計算方法である。

    【0050】衣服圧計算手段105で計算された衣服圧のデータは、データ記憶部106および表示制御手段1
    07に送られ、疑似カラー表示やベクトル表示のような所望の画像表示が得られるように制御されて、表示部1
    08に送られる。 図5は、疑似カラー表示によりレンダリングを施された、衣服圧の分布を示す3次元描画であり、前面図、側面図、後面図を並べて表示したものである(ステップS9)。 また、表示制御手段107に送られた衣服圧のデータは、印刷部109で印刷されてもよい。 このような表示により、衣服の試作をせずとも衣服圧についての検討が可能になり、着心地のよい衣服の設計を短期間に行うことができるようになる。

    【0051】本発明による着装シミュレーションは以上のようなステップで行われうる。 本発明による着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置では、衣服に作用する重力の計算が行われるので、布に作用している力の計算を詳細に行うことが可能になった。
    これにより、接触力をより正確に求めることができるようになったため、衣服圧の計算精度が向上した。 また、
    接触力を正確に求めることができるようになったので、
    計算の安定性が向上した。 これにより、従来の方法では約15分かかっていた計算を、約3分に短縮することが可能になるなど、計算速度がはやくなった。

    【0052】また、従来の方法では人体を弾性体と近似していたため、計算が面倒であった。 しかしながら、本発明による着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置では、ウエスト部分などのように意図的に衣服圧を高める部分については、人体を弾性体近似せずに、接触処理よりも衣服形状保持の処理を優先させることで、計算を容易に行うことができる。

    【0053】

    【発明の効果】以上のように、本発明の着装シミュレーション方法および着装シミュレーション装置を利用すれば、衣服圧の予測計算を高速かつ高精度で安定的に行うことができる。 このことにより、衣服の着心地感を高速、高精度で予測することが可能になった。

    【0054】また、利用する人体形状データを変更することにより、どのような体型の人までがその衣服を快適に着用することができるかが判断できる。 さらに、布の内力分布が計算できるので、与えられた衣服形状にするための布特性を逆算することが可能になる。 したがって、想定した衣服の形状を保持するための生地の選定や、補助素材を入れるべきかどうかの判断も可能になる。 また、衣服形状計算と衣服圧の計算とを組み合わせることにより、設定した素材を用いることで想定した衣服形状がどのように変化するかを知ることができる。

    【0055】このように、実際に衣服を試作しなくても、シミュレーションによって種々の検討が可能になるので、型紙の作製、縫製、試作、検討、修正のサイクルを削減することができる。 これにより、製作者は試作に費やす時間や費用を大幅に削減することができ、創作的な試行回数をより多くとることができるため、従来よりも、洗練されたデザインの衣服を生み出すことができる。 さらに、設計コストの削減も達成できる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による着装シミュレーション装置の概略構成例を示す図である。

    【図2】上記着装シミュレーション装置の構成を機能ブロックに分けて示す図である。

    【図3】上記着装シミュレーション装置による衣服圧計算方法のフローチャートである。

    【図4】ステップS8の内容を詳細に示すフローチャートである。

    【図5】本実施例におけるシミュレーション結果(衣服圧の分布)を示す、ディスプレー上に表示した中間調画像を表す写真である。

    【図6】従来の衣服製造工程を示すフローチャートである。

    【図7】衣服の布に作用する力の釣り合いを説明する図である。

    【図8】衣服圧と布の伸び歪みとは関係がないことを示すために、例として用いられた重りと秤の図である。

    【図9】格子点に作用する力を示す図である。

    【符号の説明】

    1 操作入力装置 2 表示装置 3 主演算ユニット 4 並列演算ユニット 5 外部記憶装置 6 印刷装置 100 着装シミュレーション装置 101 入力装置 102 接触判断手段 104 重力計算手段 105 衣服圧計算手段 106 データ記憶部 107 表示制御手段 108 表示部 109 印刷部 110 3次元衣服形状データ部 111 3次元人体形状データ部 110a、111a データ選択部 112 形状モデル構成手段 200 演算手段 300 形状モデル部 400 表示手段 501 秤 502 バネ 503 重り 504 秤 505 糸 506 重り

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