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Digital broadcasting receiving apparatus and method of controlling the same

阅读:1010发布:2020-12-01

专利汇可以提供Digital broadcasting receiving apparatus and method of controlling the same专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a digital broadcasting receiving apparatus and a method of controlling the same which allows a user to use subtitle service of standard subtitles and expanded subtitles through common operations without recognizing a difference between the standard subtitles and the expanded subtitles.
SOLUTION: An option specifying unit 500 specifies, as displayable subtitles, the standard subtitles that are decodable by a subtitle processing unit 300 with standard functions and the expanded subtitles that are decodable by the subtitle processing unit 300 with character expansion applications obtained from data broadcasting and executed by an application processing unit 900. A user interface unit 200 displays, when the user presses a "subtitle" button, a subtitle switching screen on a monitor 30 as a user interface that presents the specified displayable subtitles as switchable subtitle options to the user and allows the user to select one of the presented options as a subtitle to be superimposed on an image.
COPYRIGHT: (C)2011,JPO&INPIT,下面是Digital broadcasting receiving apparatus and method of controlling the same专利的具体信息内容。

  • デジタル放送番組データを受信するデジタル放送受信装置であって、
    標準字幕および拡張字幕の字幕文データと、前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションとを含むデジタル放送番組データを受信する受信部と、
    前記デジタル放送番組データから前記標準字幕の字幕文データを取得し、復号することが可能な字幕処理部と、
    前記標準字幕と前記拡張字幕とを、ユーザが選択可能な字幕の選択肢として提示するユーザインターフェース部と、
    ユーザにより前記拡張字幕の選択肢が選択された場合に、選択された前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションを前記デジタル放送番組データから取得して実行することで、前記字幕処理部が前記拡張字幕の字幕文データを復号することを可能にするアプリ処理部と、を備えるデジタル放送受信装置。
  • 前記アプリ処理部により前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションが実行されて、前記字幕処理部が前記拡張字幕の字幕文データを復号することを可能になった後は、ユーザにより前記拡張字幕の選択肢が再び選択された場合に、前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションを実行することなく、前記字幕処理部が前記拡張字幕の字幕文データを復号することが可能であることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  • 前記デジタル放送番組データから、前記拡張字幕の文字符号化方式および言語コードを示す字幕管理データを取得し、前記字幕処理部が復号可能な文字符号化方式および言語コードを示す文字対応情報と比較することで、前記拡張字幕を前記字幕処理部が復号可能か否かを判定する対応可否判定部をさらに備え、
    前記対応可否判定部は、前記アプリ処理部により前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションが実行されて、前記字幕処理部が前記拡張字幕の字幕文データを復号することを可能になった場合に、前記字幕処理部が復号可能な文字符号化方式および言語コードを示す文字対応情報を更新することを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  • デジタル放送番組データを受信するデジタル放送受信装置であって、
    標準字幕の字幕文データを含むデジタル放送番組データを受信する受信部と、
    前記デジタル放送番組データから前記標準字幕の字幕文データを取得し、復号することが可能な字幕処理部と、
    前記デジタル放送番組データに含まれる文字拡張アプリケーションを示す情報を取得し、前記デジタル放送番組データから取得可能な文字拡張アプリケーションを特定する特定部と、
    前記標準字幕と、前記取得可能な文字拡張アプリケーションに対応する拡張字幕とを、ユーザが選択可能な字幕の選択肢として提示するユーザインターフェース部と、
    ユーザにより前記拡張字幕の選択肢が選択された場合に、選択された前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションを前記デジタル放送番組データから取得して実行することで、前記拡張字幕の字幕文データを復号するアプリ処理部と、を備えるデジタル放送受信装置。
  • 前記特定部は、アプリケーション情報テーブルを前記デジタル放送番組データから取得して、前記アプリケーション情報テーブルに記述されているアプリケーションの種類を識別することにより、前記デジタル放送番組データから取得可能な文字拡張アプリケーションを特定することを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  • 前記特定部は、データ放送画面を構築するためのマークアップ言語で記述された文書を前記デジタル放送番組データから取得して、当該文書に記述されているアプリケーション起動関数を識別することにより、前記デジタル放送番組データから取得可能な文字拡張アプリケーションを特定することを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  • 標準字幕および拡張字幕の字幕文データと、前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションとを含むデジタル放送番組データを受信する受信部と、前記デジタル放送番組データから前記標準字幕の字幕文データを取得し、復号することが可能な字幕処理部とを備えるデジタル放送受信装置の制御方法であって、
    前記標準字幕と前記拡張字幕とを、ユーザが選択可能な字幕の選択肢として提示する提示ステップと、
    ユーザにより前記拡張字幕の選択肢が選択された場合に、選択された前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションを前記デジタル放送番組データから取得して実行することで、前記字幕処理部で前記拡張字幕の字幕文データを復号することを可能にするアプリ処理ステップと、を有するデジタル放送受信装置の制御方法。
  • 標準字幕の字幕文データを含むデジタル放送番組データを受信する受信部と、前記デジタル放送番組データから前記標準字幕の字幕文データを取得し、復号することが可能な字幕処理部とを備えるデジタル放送受信装置の制御方法であって、
    前記デジタル放送番組データに含まれる文字拡張アプリケーションを示す情報を取得し、前記デジタル放送番組データから取得可能な文字拡張アプリケーションを特定する特定ステップと、
    前記標準字幕と、前記取得可能な文字拡張アプリケーションに対応する拡張字幕とを、ユーザが選択可能な字幕の選択肢として提示する提示ステップと、
    ユーザにより前記拡張字幕の選択肢が選択された場合に、選択された前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションを前記デジタル放送番組データから取得して実行することで、前記拡張字幕の字幕文データを復号するアプリ処理ステップと、を有するデジタル放送受信装置の制御方法。
  • 说明书全文

    本発明は、デジタル放送受信装置及びその制御方法に関する。

    地上デジタル放送や衛星デジタル放送等のデジタル放送では、今後、種々の高度なサービスが提供されると考えられる。 そのようなサービスの一つとして、多言語の字幕を表示可能にする拡張字幕サービスが期待されている。
    下記の特許文献1には、同期式字幕ファイルに映像及び字幕についての付加情報を追加して、さらに多くの付加情報をユーザに提供する拡張型字幕ファイルを用いて付加情報を提供する装置及び方法が記載されている。

    特開2006−333460号公報

    現行の字幕サービス(標準字幕サービスという)により提供される字幕の表示切り換えや字幕言語の選択は、リモコンの「字幕」ボタンの操作により行なうのが一般的である。 一方、拡張字幕サービスにより提供される字幕の表示切り換えや字幕言語の選択は、データ放送画面上での操作により行うことが想定される。 例えば、「d」ボタンの操作により表示されるデータ放送画面上に、「英語字幕」「アラビア語字幕」等の利用可能な字幕が表示され、その中からユーザが所望の字幕を選択することにより、当該選択した字幕が表示される、といったサービス利用形態が考えられる。

    標準字幕サービスに加えて、このような拡張字幕サービスが提供されるようになった場合、共に字幕を利用するためのサービスでありながら、サービスを利用するためにユーザが行なうべき操作が異なることになり、好ましくない。 また、ユーザがデータ放送画面を表示するまで、その番組で拡張字幕サービスが提供されていることにユーザが気付けない可能性があり、拡張字幕サービスが有効に利用されない問題が生じる可能性もある。

    そこで、本発明は、ユーザが標準字幕サービスと拡張字幕サービスとの提供態様の相異を意識することなく、両方の字幕サービスを共通のユーザインターフェースを介して利用可能なデジタル放送受信装置及びその制御方法を提供することを目的とする。

    本発明に係るデジタル放送受信装置は、デジタル放送番組データを受信するデジタル放送受信装置であって、標準字幕および拡張字幕の字幕文データと、前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションとを含むデジタル放送番組データを受信する受信部と、前記デジタル放送番組データから前記標準字幕の字幕文データを取得し、復号することが可能な字幕処理部と、前記標準字幕と前記拡張字幕とを、ユーザが選択可能な字幕の選択肢として提示するユーザインターフェース部と、ユーザにより前記拡張字幕の選択肢が選択された場合に、選択された前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションを前記デジタル放送番組データから取得して実行することで、前記字幕処理部が前記拡張字幕の字幕文データを復号することを可能にするアプリ処理部と、を備える。

    本発明に係る他のデジタル放送受信装置は、デジタル放送番組データを受信するデジタル放送受信装置であって、標準字幕の字幕文データを含むデジタル放送番組データを受信する受信部と、前記デジタル放送番組データから前記標準字幕の字幕文データを取得し、復号することが可能な字幕処理部と、前記デジタル放送番組データに含まれる文字拡張アプリケーションを示す情報を取得し、前記デジタル放送番組データから取得可能な文字拡張アプリケーションを特定する特定部と、前記標準字幕と、前記取得可能な文字拡張アプリケーションに対応する拡張字幕とを、ユーザが選択可能な字幕の選択肢として提示するユーザインターフェース部と、ユーザにより前記拡張字幕の選択肢が選択された場合に、選択された前記拡張字幕に対応する文字拡張アプリケーションを前記デジタル放送番組データから取得して実行することで、前記拡張字幕の字幕文データを復号するアプリ処理部とを備える。

    本発明によれば、ユーザが標準字幕サービスと拡張字幕サービスとの提供態様の相異を意識することなく、両方の字幕サービスを共通のユーザインターフェースを介して利用することが可能になる。

    実施例1のデジタル放送受信装置の機能ブロック図

    実施例1の選択肢特定部による処理のフローチャート

    実施例1の対応可否判定部による処理のフローチャート

    実施例1の対応可否判定結果の例

    実施例1の文字拡張アプリ有無判定部による処理のフローチャート

    AITの内容例

    実施例1の字幕切換アプリ部による処理のフローチャート

    実施例2のデジタル放送受信装置の機能ブロック図

    実施例2の選択肢特定部による処理のフローチャート

    実施例2の拡張字幕アプリ有無判定部による処理のフローチャート

    実施例3のデジタル放送受信装置の機能ブロック図

    実施例3の選択肢特定部による処理のフローチャート

    実施例3の字幕拡張判定部による処理のフローチャート

    実施例3の初期画面用BML文書の例

    実施例3の字幕切換アプリ部による処理のフローチャート

    字幕切換画面例

    (実施例1)
    図1は、本発明の第1の実施例に係るデジタル放送受信装置1の機能ブロック図である。 デジタル放送受信装置1は、デジタル放送の放送波を受信し、映像及び音声をモニタ30及び不図示のスピーカに出する受信機である。 本実施例は、デジタル放送の受信機としてこのようなデジタル放送受信装置1へ本発明を適用した例であるが、本発明を適用可能なデジタル放送の受信機はこれに限られない。 例えば、デジタル放送を受信して映像及び音声をアナログ端子及び/又はデジタル端子(HDMI、IEEE1394等)に出力するチューナー装置や、デジタル放送を受信して映像及び音声をストレージに出力し記録する録画装置等にも本発明を適用できる。

    本実施例のデジタル放送受信装置1は、標準字幕サービス及び拡張字幕サービスの2種類の字幕サービスが提供されるデジタル放送番組データを受信可能なデジタル放送の受信機である。 ここで、標準字幕サービスにより番組に提供される字幕(標準字幕という)は、デジタル放送受信装置1の標準機能として後述する字幕処理部300がその字幕コンポーネントの字幕文データを復号可能な字幕である。 標準字幕は、リモコン20の「字幕」
    ボタンの操作により表示切り換えを行なうことができる。 標準字幕サービスは、現行の字幕サービスと同等である。 拡張字幕サービスにより番組に提供される字幕(拡張字幕という)は、後述するアプリ処理部900が所定の文字拡張アプリケーションを実行することにより字幕処理部300がその字幕コンポーネントの字幕文データを復号することが可能になる字幕である。 拡張字幕は、リモコン20の「d」ボタンの操作により表示されるデータ放送画面上で、その表示の切り換えや言語の選択を行なうことができる。

    <放送受信部100>
    放送受信部100は、放送波入力部10から入力されるデジタル放送の放送波を復調し、MPEG2−TS方式で多重化されたデジタル放送番組の多重化データ(デジタル放送番組データ)を受信し、映像、音声及びデータの各コンポーネントに分離する。 放送受信部100は、映像コンポーネントを復号してモニタ30へ出力し、音声コンポーネントを復号して不図示のスピーカへ出力する。 データコンポーネントには、字幕、文字スーパー、静止画、図形、映像、音声、アプリケーション、BML(Broadcast Markup Language
    )文書等のマルチメディアデータや、PSI/SI等がある。 PSI/SIとは、受信機が多重分離及び復号を自動的に行なうために必要な伝送制御情報や、ユーザがサービス選択を行なうために必要な番組配列情報が格納されるデータである。 放送受信部100は、字幕コンポーネントを字幕処理部300へ、PSI/SIをPSI/SI管理部400へ、アプリケーションをアプリ処理部900へ、それぞれ渡す。 放送受信部100は、ユーザインターフェース部200からの選局指示に従って番組を選局した場合、当該番組が選局されたことを選択肢特定部500に通知する。 放送受信部100は、本発明における「受信部」を構成する。

    <ユーザインターフェース部200>
    ユーザインターフェース部200は、ユーザの指示をリモコン20からの信号として受信し、ユーザの指示に従ってデジタル放送受信装置1の動作が行なわれるよう、放送受信部100及び字幕切換アプリ部800を制御する。
    ユーザインターフェース部200は、ユーザがリモコン20で番組を選局する操作を行ない、リモコン20からその操作信号を受信すると、放送受信部100へ選局を指示する。
    ユーザインターフェース部200は、ユーザが字幕切換画面の表示を指示する操作を行なう(本実施例では、リモコン20の「字幕」ボタンを押下する)と、字幕切換画面を構築するよう字幕切換アプリ部800に指示する。 字幕切換画面とは、切換可能な字幕の選択肢をユーザに一覧表示により提示する画面である(詳細は後述)。 ユーザインターフェース部200は、字幕切換アプリ部800が構築した字幕切換画面のデータを字幕切換アプリ部800から取得し、モニタ30へ出力する。
    ユーザインターフェース部200は、ユーザが、字幕切換画面の表示中に、提示された選択肢の中から所望の字幕を選択する操作を行なうと、選択された字幕への切り換え処理を行なうよう字幕切換アプリ部800に指示する。 本実施例では、字幕選択画面の表示中に提示された選択肢の中から所望の字幕を選択する操作は、リモコン20のカーソルボタンや決定ボタンの操作である。
    ユーザインターフェース部200は、ユーザのリモコン20の操作を補助するGUI(「はい」「いいえ」の選択肢等)をモニタ30へ出力する。
    ユーザインターフェース部200は、本発明における「インターフェース部」の一部を構成する。 なお、ユーザインターフェース部200に字幕切換画面の表示を指示する信号を入力する手段は、ユーザによるリモコン20の「字幕」ボタンの押下に限らない。 ユーザインターフェース部200に当該信号を入力するように定められたリモコン20の他のボタンや、デジタル放送受信装置1がデジタルテレビであれば、テレビ本体に備わるボタン等でも良い。 また、このようなユーザによる何らかの操作以外の手段で、ユーザインターフェース部200に字幕切換画面の表示を指示する信号を入力するようにしても良い。
    例えば、番組に付随するデータ放送のBML文書に、ユーザインターフェース部200に字幕切換画面の表示を指示する命令を記述し、番組が選局された時に自動的に字幕切換画面が表示されるようにすることもできる。

    <字幕処理部300>
    字幕処理部300は、放送受信部100が受信したデジタル放送番組の多重化データから字幕コンポーネントを取得し、取得した字幕コンポーネントを処理し、字幕が映像に同期して重畳表示されるようモニタ30に出力する。 字幕コンポーネントは字幕管理データ及び字幕文データから構成される。

    字幕管理データは、字幕コンポーネントに含まれる字幕の言語情報(言語数、文字符号化方式、言語コード、拡張フラグ等)、表示書式情報(1920×1080の縦書、720×480の横書等)、表示モード情報(自動表示、選択表示等)を格納している。 拡張フラグとは、標準字幕か拡張字幕かを識別するための情報であり、拡張字幕であればオン、標準字幕であればオフとなる。
    字幕文データは、符号化された字幕本文や字幕の提示タイミングに関する情報(時刻制御モードや提示開始時刻)を格納する。

    字幕処理部300は、字幕管理データを選択肢特定部500に渡す。
    また、字幕処理部300は、字幕切換アプリ部800から字幕の切換指示を受けると、切換指示された字幕の字幕コンポーネントを取得し、字幕文データを復号し、当該字幕が映像と同期して映像に重畳されるようにモニタ30へ出力する。
    字幕処理部300は、字幕処理部300が処理可能な文字符号化方式及び言語コードで符号化されている字幕文データを復号することができる。

    標準字幕の字幕文データは、デジタル放送受信装置1の標準機能で字幕処理部300が処理可能な文字符号化方式及び言語コードで符号化されている。
    拡張字幕の字幕文データは、デジタル放送受信装置1の標準機能で字幕処理部300が処理できない文字符号化方式又は言語コードを用いて符号化されている。
    但し、字幕処理部300が処理可能な文字符号化方式及び言語コードは、データ放送により提供される文字拡張アプリケーションを実行することにより拡張可能である。 文字拡張アプリケーションの取得及び実行はアプリ処理部900が行なう。

    字幕処理部300が処理可能な文字符号化方式及び言語コードは、対応可否判定部600が保持する文字対応情報にリストされている。 アプリ処理部900が文字拡張アプリケーションを実行することで字幕処理部300の処理可能な文字符号化方式や言語コードが拡張された場合、文字対応情報は更新される。
    字幕処理部300は、本発明における「字幕処理部」を構成する。

    <PSI/SI管理部400>
    PSI/SI管理部400は、放送受信部100からPSI/SIを取得し、取得したPSI/SIを解析して伝送制御情報や番組配列情報を取得する。 PSI/SIにAIT(Application Information Table、アプリケーション情報テーブル)が含まれる場合、
    PSI/SI管理部400は、AITを文字拡張アプリ有無判定部700へ渡す。 AITは、データ放送により提供されるアプリケーションのリスト、アプリケーションの共通情報及びアプリケーションの個別情報を格納するデータである。 PSI/SI管理部400は、放送受信部100から定期的にPSI/SIを取得し、伝送制御情報や番組配列情報を最新の情報に更新する。

    <選択肢特定部500>
    選択肢特定部500は、番組で提供されている字幕のうち表示可能な字幕を特定し、特定した表示可能な字幕の情報を字幕切換アプリ部800に渡す。

    表示可能な字幕とは、その字幕文データを字幕処理部300が復号可能な字幕、及び、その字幕文データの字幕処理部300による復号を可能にする文字拡張アプリケーションがデータ放送によって提供されている字幕である。 表示可能な字幕には、標準字幕が含まれる。 また、拡張字幕のうち、その字幕文データの文字符号化方式及び言語コードの字幕処理部300による処理を可能にする文字拡張アプリケーションが、既に実行済みか、未実行だがデータ放送により提供されている、拡張字幕が含まれる。 拡張字幕の中には、その字幕文データの文字符号化方式及び言語コードが、現状で字幕処理部300が処理不可能であって、且つその処理を可能にする文字拡張アプリケーションがデータ放送により提供されてもいないような字幕が有る場合もある。 そのような拡張字幕は、表示可能な字幕のリストには含まれない。

    選択肢特定部500は、字幕処理部300から取得する字幕管理データと、対応可否判定部600による判定処理(後述)の結果と、文字拡張アプリ有無判定部700による判定処理(後述)の結果と、に基づいて表示可能な字幕を特定する。 選択肢特定部500による表示可能な字幕の特定処理の詳細は後述する。
    また、選択肢特定部500は、字幕処理部300が字幕文データを復号可能にする文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得するための情報を文字拡張アプリ有無判定部700から取得し、表示可能な字幕の情報と関連付けて字幕切換アプリ部800に渡す。 選択肢特定部500は、本発明における「特定部」を構成する。

    <対応可否判定部600>
    対応可否判定部600は、文字対応情報に基づいて、選択肢特定部500から指示された字幕の字幕文データを字幕処理部300が復号可能か否か判定する。 対応可否判定部600による判定処理の詳細については後述する。

    <文字拡張アプリ有無判定部700>
    文字拡張アプリ有無判定部700は、選択肢特定部500から指定された文字符号化方式及び言語コードの字幕処理部300による処理を可能にする文字拡張アプリケーションが、選局された番組に付随するデータ放送により提供されているか否か判定する。 文字拡張アプリ有無判定部700は、この判定処理を、PSI/SI管理部400から取得するAITに基づいて行なう。
    文字拡張アプリケーションが選局された番組に付随するデータ放送により提供されている場合には、文字拡張アプリ有無判定部700は、当該文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を取得し、その情報を選択肢特定部500へ渡す。 アプリケーションの取得に必要な情報とは、アプリケーションリソースのモジュール識別、アプリケーションを伝送するデータカルーセルのコンポーネントタグ、サービス識別、トランスポートストリーム識別等である。 文字拡張アプリ有無判定部700は、PSI/SI管理部400から取得するAIT等に基づいてアプリケーションの取得に必要な情報を取得する。 文字拡張アプリ有無判定部700による判定処理の詳細は後述する。

    <字幕切換アプリ部800>
    字幕切換アプリ部800は、ユーザインターフェース部200から字幕切換画面の構築を指示されると、選択肢特定部500が特定した表示可能な字幕のリストを選択肢特定部500から取得する。 そして、表示可能な字幕の各々についてフォーカス可能な表示部品であるリスト項目部品を生成し、リスト項目部品と字幕とを1対1で対応付けて、全てのリスト項目部品で構成されるリスト部品を生成する。 字幕切換アプリ部800は、リスト部品に含まれるリスト項目部品の1つをフォーカス状態とし、残りのリスト項目部品を非フォーカス状態として、リスト部品を含む字幕切換画面を構築する。 字幕切換アプリ部800は、リスト部品に含まれる全てのリスト項目部品の各々について、リモコン20のカーソル上ボタンまたはカーソル下ボタンによるフォーカス移動により選択可能なように字幕切換画面を構築する。 具体的には、各リスト項目部品について、リモコン20のカーソル上ボタンによるフォーカス移動先のリスト項目部品と、リモコン20のカーソル下ボタンによるフォーカス移動先のリスト項目部品とを関連付ける。 字幕切換アプリ部800は、構築した字幕切換画面のデータをユーザインターフェース部200に渡すとともに、ユーザインターフェース部200に該字幕切換画面をモニタ30へ出力するよう指示する。 モニタ30には、図16に示すような字幕切替画面が表示される。
    字幕切換アプリ部800は、ユーザインターフェース部200からフォーカス移動の指示を受けると、字幕切換画面の現在フォーカス状態にあるリスト項目部品に関連付けられたフォーカス移動先のリスト項目部品をフォーカス状態にする。 そして、それまでフォーカス状態にあったリスト項目部品を非フォーカス状態にする。 字幕切換アプリ部800は、リモコン20の決定ボタン押下により、ユーザインターフェース部200から字幕切換指示を受けると、字幕切換画面のフォーカス状態から特定された字幕をモニタ30に表示するよう、字幕処理部300に指示する。 この時、切換指示された字幕に文字拡張アプリケーションの取得に必要な情報が関連付けられていれば、字幕切換アプリ部800は、その文字拡張アプリケーションの取得に必要な情報をアプリ処理部900へ渡す。 そして、その文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得し実行するようアプリ処理部900に指示する。
    字幕切換アプリ部800は、文字拡張アプリケーションの実行により字幕処理部300が処理可能になった文字符号化方式及び言語コードの情報を対応可否判定部600に渡し、文字対応情報の更新を指示する。 字幕切換アプリ部800による字幕切換処理の詳細は後述する。
    字幕切換アプリ部800は、本発明における「制御部」を構成する。

    <アプリ処理部900>
    アプリ処理部900は、字幕切換アプリ部800から文字拡張アプリケーションの取得及び実行を指示されると、文字拡張アプリケーションの取得に必要な情報を字幕切換アプリ部800から取得する。 そして、その情報に基づいて放送受信部100が受信した多重化データから文字拡張アプリケーションのリソースを伝送するコンポーネントを取得し、文字拡張アプリケーションを実行する。
    アプリ処理部900は、本発明における「アプリ処理部」を構成する。

    <選択肢特定処理フロー>
    選択肢特定部500が、表示可能な字幕を特定する処理について説明する。 図2に、選択肢特定部500によって実行される処理のフローチャートを示す。

    選択肢特定部500は、放送受信部100から選局通知を受信すると、選局された番組を構成する字幕コンポーネントの字幕管理データを字幕処理部300から取得する(S501)。 次いで、選択肢特定部500は、字幕管理データが格納する字幕言語数の情報を参照する(S502)。 字幕言語数が0の場合(S503のN)、選択肢特定部500は処理を終了する。 字幕言語数が0でない場合(S503のY)、選択肢特定部500は、字幕コンポーネントに含まれる第1言語の字幕を判定対象字幕として、判定対象字幕が表示可能な字幕であるか否かの判定処理を開始する。 まず、選択肢特定部500は、字幕管理データを参照し(S504)、判定対象字幕の拡張フラグがオンか否かを判定する(S505)。

    判定対象字幕の拡張フラグがオフの場合(S505のN)、選択肢特定部500は、判定対象字幕は標準字幕であると判定し、判定対象字幕は表示可能な字幕と判定し(S51
    1)、判定対象字幕を表示可能な字幕のリストに追加する(S512)。 なお、図示していないが、判定対象字幕の拡張フラグがオフ(S505のN)の字幕は、標準字幕であるため対応可否判定部600は「復号可能」と判定する。
    一方、判定対象字幕の拡張フラグがオンの場合(S505のY)、選択肢特定部500は、判定対象字幕は拡張字幕であると判定する。 そして、選択肢特定部500は、判定対象字幕の字幕文データの文字符号化方式及び言語コードの情報を対応可否判定部600に渡し、判定対象字幕の字幕文データを字幕処理部300が復号可能か否か判定を行うよう対応可否判定部600に指示する(S506)。 対応可否判定部600による判定処理の詳細は後述する。

    選択肢特定部500は、対応可否判定部600から判定結果を取得する。
    判定対象字幕の字幕文データを字幕処理部300は復号可能という判定結果を取得した場合(S507のY)、選択肢特定部500は、判定対象字幕は表示可能な字幕と判定し(S511)、判定対象字幕を表示可能な字幕のリストに追加する(S512)。
    一方、判定対象字幕の字幕文データを字幕処理部300は復号不可能という判定結果を取得した場合(S507のN)、選択肢特定部500は、判定対象字幕の字幕文データの文字符号化方式及び言語コードの情報を文字拡張アプリ有無判定部700に渡す。 そして、選択肢特定部500は、その文字符号化方式及び言語コードの字幕処理部300による処理を可能にする文字拡張アプリケーションがデータ放送により提供されているか否か判定するよう文字拡張アプリ有無判定部700に指示する(S508)。 更に、文字拡張アプリケーションがデータ放送により提供されている場合には、当該文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を取得するよう文字拡張アプリ有無判定部700に指示する。 文字拡張アプリ有無判定部700による判定処理の詳細は後述する。

    選択肢特定部500は、文字拡張アプリ有無判定部700から判定結果を取得する。
    判定対象字幕の字幕文データの復号に必要な文字拡張アプリケーションがデータ放送により提供されているという判定結果を取得した場合(S509のY)、選択肢特定部500は、判定対象字幕は表示可能な字幕と判定する(S511)。 そして、判定対象字幕を表示可能な字幕のリストに追加する(S512)。 更に、選択肢特定部500は、当該文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を文字拡張アプリ有無判定部700から取得し、判定対象字幕と関連付けて記憶し、処理を終了する。
    一方、判定対象字幕の字幕データの復号に必要な文字拡張アプリケーションはデータ放送により提供されていないという判定結果を取得した場合(S509のN)、選択肢特定部500は、判定対象字幕は表示不可能と判定する(S510)。 この場合、判定対象字幕は表示可能な字幕のリストには加えられない。

    選択肢特定部500は、字幕コンポーネントに含まれる第2言語以降の字幕についても、以上説明した処理を行ない、ステップS502で取得した字幕言語数分の全字幕について判定処理が終了すると(S513のY)、本フローチャートの処理を終了する。 なお、番組を構成する字幕コンポーネントが複数有る場合、選択肢特定部500は全ての字幕コンポーネントについて上記の処理を行ない、各字幕コンポーネントについて特定した表示可能な字幕を、1つの表示可能な字幕のリストに統合して保持する。 以下の説明において、表示可能な字幕のリストは、特に断らない限り、この全字幕コンポーネントについての判定結果が統合されたリストを指すものとする。
    下記の表1に、判定結果が統合された表示可能な字幕リストの一例を示す。

    <対応可否判定処理フロー>
    対応可否判定部600が、判定対象字幕の字幕文データを字幕処理部300が復号可能か否か判定する処理について説明する。 図3に、対応可否判定部600によって実行される処理のフローチャートを示す。

    対応可否判定部600は、判定対象字幕の字幕文データを字幕処理部300が復号可能か否か判定するよう選択肢特定部500から指示されると、対応可否判定部600の保持する文字対応情報を参照する(S601)。 次に、対応可否判定部600は、選択肢特定部500から字幕管理データを取得し、字幕管理データに基づいて判定対象字幕の字幕文データの文字符号化方式を特定する(S602)。 そして、文字対応情報と比較し、判定対象字幕の字幕文データの文字符号化方式が文字対応情報の中に有るか否か判定する(S603)。
    判定対象字幕の字幕文データの文字符号化方式が文字対応情報の中に無い場合(S603のN)、対応可否判定部600は、字幕処理部300は判定対象字幕の字幕文データを復号不可能と判定し(S607)、処理を終了する。
    一方、判定対象字幕の字幕文データの文字符号化方式が文字対応情報の中に有る場合(S603のY)、対応可否判定部600は、字幕管理データに基づいて判定対象字幕の字幕文データの言語コードを特定する(S604)。 そして、判定対象字幕の字幕文データの言語コードが文字対応情報の中に有るか否か判定する(S605)。

    判定対象字幕の字幕文データの言語コードが文字対応情報の中に無い場合(S605のN)、対応可否判定部600は、字幕処理部300は判定対象字幕の字幕文データを復号不可能と判断し(S607)、処理を終了する。
    一方、判定対象字幕の字幕文データの言語コードが文字対応情報の中に有る場合(S605のY)、対応可否判定部600は、字幕処理部300は判定対象字幕の字幕文データを復号可能と判断し(S606)、処理を終了する。

    図4に、字幕管理データ、文字対応情報及び対応可否判定部600による判定結果の一例を示す。 なお、図4では、拡張フラグがオンの字幕(拡張字幕)についてのみ記載し、拡張フラグがオフの字幕(標準字幕)については記載を省略した。 拡張フラグがオフの字幕については、対応可否判定部600による判定結果は常に「復号可能」となる。 拡張フラグがオンの字幕は、その字幕文データの文字符号化方式及び言語コードが両方とも文字対応情報の中に有る場合に、対応可否判定部600の判定結果が「復号可能」となり、それ以外の場合は判定結果は「復号不可能」となる。

    図4に示す例では、文字対応情報の中に、字幕処理部300が処理可能な文字符号化方式として「8単位符号」、処理可能な言語コードとして「ハングル」がそれぞれリストされている。 文字符号化方式の「UCS」や言語コードの「アラビア」は文字対応情報の中には無い。 従って、拡張フラグがオンの字幕のうち、文字符号化方式が「8単位符号」で且つ言語コードが「ハングル」である字幕のみ、対応可否判定部600による判定結果が「復号可能」となる。

    字幕文データの符号化に少なくとも文字符号化方式「UCS」又は言語コード「アラビア」のいずれかが用いられている字幕については、対応可否判定部600による判定結果は「復号不可能」となる。 文字符号化方式「UCS」の処理を可能にする文字拡張アプリケーションや、言語コード「アラビア」の処理を可能にする文字拡張アプリケーションを、アプリ処理部900が取得し実行すれば、「UCS」や「アラビア」が文字対応情報に追加される。

    <文字拡張アプリ有無判定処理フロー>
    文字拡張アプリ有無判定部700が、文字拡張アプリケーションの有無を判定する処理について説明する。 図5に、文字拡張アプリ有無判定部700によって実行される処理のフローチャートを示す。

    文字拡張アプリ有無判定部700は、判定対象字幕の字幕文データの復号に必要な文字拡張アプリケーションがデータ放送により提供されているか判定するよう選択肢特定部500から指示されると、PSI/SI管理部400からAITを取得する(S701)。 AITを取得できなかった場合(S702のN)、文字拡張アプリ有無判定部700は、判定対象字幕の字幕文データの復号に必要な文字拡張アプリケーションはデータ放送により提供されていないと判断し(S709)、判定処理を終了する。
    一方、AITを取得できた場合(S702のY)、文字拡張アプリ有無判定部700は、AITのアプリケーション個別情報を記述する記述子を参照し、AITにリストされたアプリケーションのアプリケーション種類を参照する(S703)。 アプリケーション種類とは、「ゲーム」「文字拡張」「ユーザ履歴収集」といったアプリケーションのカテゴリを示す情報である。 文字拡張アプリケーションのアプリケーション種類は「文字拡張」であるとする。 文字拡張アプリ有無判定部700は、AITにリストされたアプリケーションの中に、アプリケーション種類が「文字拡張」であるアプリケーションが有るか否か判定する(S704)。

    アプリケーション種類「文字拡張」のアプリケーションが無い場合(S704のN)、文字拡張アプリ有無判定部700は、判定対象字幕の復号に必要な文字拡張アプリケーションはデータ放送によって提供されていないと判断し(S709)、判定処理を終了する。
    一方、アプリケーション種類「文字拡張」のアプリケーションが有る場合(S704のY)、文字拡張アプリ有無判定部700は、ステップS705に進む。 ステップS705では、文字拡張アプリ有無判定部700は、AITにリストされた文字拡張アプリケーションの実行により字幕処理部300が処理可能になる文字符号化方式及び言語コードの情報を取得する。 文字拡張アプリ有無判定部700は、AITのアプリケーション個別情報を記述する記述子を参照することにより、この情報を取得する。

    文字拡張アプリ有無判定部700は、判定対象字幕の文字符号化方式の処理を可能にする文字拡張アプリケーション及び判定対象字幕の言語コードの処理を可能にする文字拡張アプリケーションが、AITにリストされた中に有るか否か判定する(S706)。 判定対象字幕の文字符号化方式の処理を可能にする文字拡張アプリケーションと、判定対象字幕の言語コードの処理を可能にする文字拡張アプリケーションと、は別のアプリケーションでも同一のアプリケーションであっても良い。 すなわち、一の文字拡張アプリケーションを実行することにより判定対象字幕の文字符号化方式及び言語コードの両方の処理が可能になるのでも良いし、複数の文字拡張アプリケーションを実行することによりそれが可能になるのでも良い。

    AITにリストされた文字拡張アプリケーションが処理可能にする文字符号化方式及び言語コードと、判定対象字幕の文字符号化方式及び言語コードとが「一致する」と判定された場合(S706のN)、文字拡張アプリ有無判定部700はステップS709に進む。 ステップ709では、文字拡張アプリ有無判定部700は、判定対象字幕の字幕文データの復号に必要な文字拡張アプリケーションはデータ放送から取得できないと判断し、処理を終了する。

    AITにリストされた文字拡張アプリケーションが処理可能にする文字符号化方式及び言語コードと、判定対象字幕の文字符号化方式及び言語コードとが「一致する」と判定された場合(S706のY)、文字拡張アプリ有無判定部700はステップS707に進む。 ステップS707では、文字拡張アプリ有無判定部700は、該当する文字拡張アプリケーションの取得に必要な情報を取得する。 文字拡張アプリ有無判定部700は、PSI/SI管理部400から取得するAIT、PMT、EIT等を解析して、文字拡張アプリケーションの取得に必要な情報を取得する。 そして、文字拡張アプリ有無判定部700は、判定対象字幕の字幕文データの文字符号化方式及び言語コードの字幕処理部300による処理を可能にする文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得可能と判断し(S708)、処理を終了する。

    AITに記述されるアプリケーション情報の例を図6に示す。 図6に示すように、AITには、データ放送で提供される全てのアプリケーションのリストや、各アプリケーションの共通情報、各アプリケーションの個別情報(アプリケーション名、バージョン、アプリケーション種類)が格納される。 図6に示すように、アプリケーション種類が「文字拡張」であるアプリケーションの個別情報には、そのアプリケーションの実行により字幕処理部300が処理可能になる文字符号化方式及び言語コードの情報が格納されている。

    <字幕切換処理フロー>
    字幕切換アプリ部800が、ユーザインターフェース部200からの字幕切換指示に従って字幕を切り換える処理について説明する。 図7に、字幕切換アプリ部800によって実行される処理のフローチャートを示す。

    字幕切換アプリ部800は、ユーザインターフェース部200から字幕切換画面を構築するよう指示されると、選択肢特定部500から表示可能な字幕のリストを取得し、リストに含まれる字幕を切換可能な字幕の選択肢として提示する字幕切換画面を構築する。 字幕切換アプリ部800は、構築した字幕切換画面のデータをユーザインターフェース部200に渡し、ユーザインターフェース部200に該字幕切換画面のモニタ30への出力を指示する。 図16は、字幕切換画面の例を示す。 図16の例では、切換可能な字幕の選択肢として日本語、英語及びアラビア語が提示されている。 なお、図16の字幕切換画面例で提示されている字幕は、図4で例示した文字対応情報とは無関係である。

    字幕切換アプリ部800は、リモコン20の決定ボタン押下によりユーザが選択した字幕への切り換え処理を行なうよう、ユーザインターフェース部200から指示を受ける。 そうすると、字幕切換画面において現在フォーカス状態となっている字幕を切換対象字幕として特定する(S801)。

    字幕切換アプリ部800は、表示可能な字幕に関連付けられて記憶されている、文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を、選択肢特定部500から取得する(S802)。 そして、ステップS801で特定した切換対象字幕に、文字拡張アプリケーションをデータ放送から取得するための情報が関連付けられて記憶されているか否かを判定する(S803)。

    切換対象字幕に文字拡張アプリケーションを取得するための情報が関連付けられていない場合(S803のN)、字幕切換アプリ部800は、切換対象字幕は標準字幕又は文字符号化方式及び言語コードが文字対応情報にリストされている拡張字幕であると判断する。 そして、字幕切換アプリ部800は、切換対象字幕を表示するよう字幕処理部300へ指示し(S807)、処理を終了する。
    一方、切換対象字幕に文字拡張アプリケーションを取得するための情報が関連付けられている場合(S803のY)、字幕切換アプリ部800は、その情報をアプリ処理部900へ渡し、当該文字拡張アプリケーションの取得を指示する(S804)。 次いで、字幕切換アプリ部800は、データ放送から取得した文字拡張アプリケーションを実行するようアプリ処理部900へ指示する(S805)。 アプリ処理部900が文字拡張アプリケーションを実行することにより、切換対象字幕の字幕文データの文字符号化方式及び言語コードの字幕処理部300による処理が可能になる。

    字幕切換アプリ部800は、アプリ処理部900が文字拡張アプリケーションを実行することにより字幕処理部300による処理が可能になった文字符号化方式及び言語コードの情報を文字対応情報に追加するよう対応可否判定部600に指示する(S806)。 これにより、対応可否判定部600が保持している文字対応情報が更新される。 次いで、字幕切換アプリ部800は、切換対象字幕を表示するよう字幕処理部300へ指示し(S807)、処理を終了する。 以上のように、文字拡張アプリケーションを一度実行すると、実行された文字拡張アプリケーションに対応する拡張字幕が復号可能なように字幕処理部300の機能が拡張される。 それ以降は、ユーザが再び同じ拡張字幕の表示を指示した場合に、再び同じ文字拡張アプリケーションを実行する必要はなく、字幕処理部300による復号が可能となっている。

    本実施例のデジタル放送受信装置1によれば、選局した番組に標準字幕及び拡張字幕が提供されている場合には、「字幕」ボタン押下により表示される字幕切換画面に、標準字幕及び表示可能な拡張字幕の両方が選択肢として提示される。 従って、ユーザは、従来一般的な「字幕」ボタン押下の操作を行なうだけで、選局した番組で提供される標準字幕及び表示可能な拡張字幕の中から、所望の字幕を選択し、利用することが可能になる。 これにより、ユーザは、標準字幕サービスと拡張字幕サービスとのサービス提供態様の相異を意識することなく、両方の字幕サービスを共通の操作で利用することができるようになり、ユーザの利便性が向上する。

    (変形例)
    なお、標準字幕及び拡張字幕の中から特定された切り換え可能な字幕の選択肢をユーザに提示し、選択肢の中からユーザが所望の字幕を選択することを可能にするインターフェースとしては、本実施例で説明した以外のものも考えられる。

    例えば、ユーザの「字幕」ボタン押下により字幕切換画面を表示し、字幕切換画面表示中は、ユーザが「字幕」ボタンを押下する度に、選択される字幕が順次切り換わっていくようなインターフェースが考えられる。 図16の字幕切換画面例に則して説明すれば、番組視聴中にユーザが「字幕」ボタンを押すと、まず図16に示すような字幕切換画面が表示される。 この時、字幕切換画面は、選択肢の中の或る字幕(図16の例ではアラビア語字幕)が選択された状態で表示される。 字幕切換画面の表示時にデフォルトで選択された状態となる字幕は、例えば、選択肢に含まれる字幕の中で、字幕識別の値が、現在選択されている字幕の字幕識別の値の次に大きい字幕として決定する。 字幕識別は、番組に提供される全ての字幕を一意に識別可能な値であればどのようなものでも良く、例えば、1字幕言語につき1ESの運用がなされる場合には、字幕コンポーネントのコンポーネントタグ値を用いることができる。

    字幕切換画面の表示中に更に「字幕」ボタンを押すと、現在選択されている字幕の次の字幕が選択された状態に遷移する。 「次の字幕」は、例えば、字幕識別の値が、現在選択されている字幕の字幕識別の値の次に大きい字幕として決定できる。 或いは、字幕切換画面内の位置で現在選択されている字幕の下に表示されている字幕などとしても良い。 図16の例ではアラビア語字幕の下には選択肢が無いので、最も上に位置する選択肢である日本語字幕がアラビア語字幕の「次の字幕」になる。 そして、字幕切換画面において或る字幕が選択された状態で、一定時間「字幕」ボタンの操作が行なわれなかった場合や他のボタンが操作された場合に、字幕切換画面を消去し、「字幕」ボタン押下前の状態に復帰するようにしても良い。

    このようなインターフェースを採用すれば、ユーザは「字幕」ボタンのみの簡易な操作によって、番組に提供されている全ての標準字幕及び表示可能な拡張字幕のうちから所望の字幕を選択することができる。

    なお、上記2つの例に限らず、番組に提供されている全ての標準字幕及び表示可能な拡張字幕を、切り換え可能な字幕の選択肢としてユーザに提示し、提示された選択肢の中から所望の字幕をユーザが選択することができれば、どのようなインターフェースでも良い。 例えば、上記2つの例では、切り換え可能な字幕の選択肢が字幕切換画面としてモニタ30に表示されるが、デジタルテレビ本体、レコーダ本体、リモコン20に液晶画面その他の情報表示画面が設けられている場合、該情報表示画面に選択肢を表示しても良い。

    (実施例2)
    次に本発明の第2の実施例を説明する。 図8は、本実施例に係るデジタル放送受信装置2の機能ブロック図である。 図8において、図1に示した実施例1のデジタル放送受信装置1の構成要素と同等の構成要素については、図1と同じ符号及び名称を付し、詳細な説明を省略する。 また、符号のみが異なり名称が共通の構成要素については、実施例1との差異に特に言及していない機能に関しては実施例1と同等の機能を有するものとする。

    本実施例では、拡張字幕サービスの提供態様が実施例1と相違する。 実施例1では、拡張字幕は、標準字幕と同様、字幕管理データと字幕文データとから構成される字幕コンポーネントとして伝送され、字幕管理データにおける拡張フラグにより区別された。 本実施例では、拡張字幕はアプリケーションとして提供される。 従って、字幕管理データには標準字幕の情報のみが格納され、拡張字幕の情報はAIT(Application Information Table)に格納される。

    拡張字幕アプリケーションは、拡張字幕の字幕文データ、字幕の提示タイミングや表示モード等の制御情報の伝送、字幕文データの複合、映像への重畳、モニタ30への出力等の機能を有し、字幕言語毎に異なる拡張字幕アプリケーションとして提供される。 この点、実施例1の文字拡張アプリケーションが、字幕処理部300の処理可能な文字符号化方式及び言語コードを拡張する機能を有し、拡張字幕の字幕文データの復号やモニタ30への出力機能は字幕処理部300が担っていた点と相違する。

    本実施例では、拡張字幕アプリケーション単体の機能により拡張字幕の表示が実現する。 字幕処理部301は標準字幕の字幕文データの復号及びモニタ30への出力のみを行ない、拡張字幕のモニタ30への出力には関わらない。 そして、実施例1と同様、デジタル放送受信装置2の標準機能として、字幕処理部301は標準字幕の字幕文データを復号可能である。 従って、本実施例では、字幕文データの文字符号化方式や言語コードが文字対応情報に有るか否かを判定する必要性がなく、実施例1における対応可否判定部600に相当する構成要素は無い。
    本実施例では、字幕処理部301が本発明の「字幕処理部」を構成する。

    <選択肢特定部501>
    選択肢特定部501は、番組で提供されている字幕のうち表示可能な字幕を特定し、特定した表示可能な字幕の情報を字幕切換アプリ部800に渡す。 選択肢特定部501は、字幕処理部301から取得する字幕管理データと、拡張字幕アプリ有無判定部701による判定処理(後述)の結果と、に基づいて、表示可能な字幕のリストを特定する。
    本実施例では、選択肢特定部501が本発明の「特定部」を構成する。

    上述のように、本実施例では、字幕管理データが管理する字幕は標準字幕のみであり、標準字幕はデジタル放送受信装置2の標準機能により復号可能であるから、字幕管理データが管理する字幕は全て表示可能な字幕である。 また、拡張字幕アプリケーションは単体で拡張字幕の表示を行なう機能を有しているので、データ放送から取得可能な拡張字幕アプリケーションに対応する拡張字幕は、表示可能な字幕である。 従って、選択肢特定部501は、字幕管理データが管理する字幕の全てと、AITにリストされている全ての拡張字幕アプリケーションに対応する拡張字幕と、を表示可能な字幕として特定する。 選択肢特定部501による表示可能な字幕の特定処理の詳細は後述する。
    また、選択肢特定部501は、拡張字幕アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を拡張字幕アプリ有無判定部701から取得し、表示可能な字幕の情報と関連付けて字幕切換アプリ部801に渡す。

    <拡張字幕アプリ有無判定部701>
    拡張字幕アプリ有無判定部701は、PSI/SI管理部400から取得するAITに基づいて、番組に付随するデータ放送で拡張字幕アプリケーションが提供されているか否か判定する。 拡張字幕アプリ有無判定部701は、拡張字幕アプリケーションがデータ放送で提供されている場合には、拡張字幕アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を取得し、その情報を選択肢特定部501へ渡す。 拡張字幕アプリ有無判定部701による判定処理の詳細は後述する。

    <字幕切換アプリ部801>
    字幕切換アプリ部801は、ユーザインターフェース部200から字幕切換指示を受けると、切換指示された字幕が標準字幕であれば、字幕処理部301に、切換指示された字幕をモニタ30に表示するよう指示する。 一方、切換指示された字幕が拡張字幕であれば、アプリ処理部901に、切換指示された拡張字幕に対応する拡張字幕アプリケーションの取得に必要な情報を渡し、当該拡張字幕アプリケーションをデータ放送から取得し実行するよう指示する。
    本実施例においては、字幕切換アプリ部801は本発明における「制御部」を構成する。

    <アプリ処理部901>
    アプリ処理部901は、字幕切換アプリ部801から拡張字幕アプリケーションの取得及び実行を指示されると、拡張字幕アプリケーションの取得に必要な情報を字幕切換アプリ部801から取得する。 そして、その情報に基づいて放送受信部100が受信した多重化データから拡張字幕アプリケーションのリソースを伝送するコンポーネントを取得し、拡張字幕アプリケーションを実行する。
    本実施例においては、アプリ処理部901が本発明における「アプリ処理部」を構成する。

    <選択肢特定処理フロー>
    選択肢特定部501が、表示可能な字幕を特定する処理について説明する。 図9に、選択肢特定部501によって実行される処理のフローチャートを示す。

    選択肢特定部501は、放送受信部100から選局通知を受信すると、選局された番組を構成する字幕コンポーネントの字幕管理データを字幕処理部301から取得する(S521)。 次いで、選択肢特定部501は、字幕管理データが格納する字幕言語数の情報と各字幕データの言語コードとを参照して、表示可能な字幕のリストに追加する(S522)。 番組を構成する字幕コンポーネントが複数有る場合には、全ての字幕コンポーネントについて、同様に、その字幕管理データに格納されている全字幕を表示可能な字幕のリストに追加する処理を行なう。

    次いで、選択肢特定部501は、番組に付随するデータ放送によって提供されるアプリケーションの中に、拡張字幕アプリケーションが存在するか否か判定するよう拡張字幕アプリ有無判定部701に指示する(S523)。 拡張字幕アプリ有無判定部701による判定処理の詳細は、後述する。

    選択肢特定部501は、拡張字幕アプリ有無判定部701から判定結果を取得する。
    拡張字幕アプリケーションがデータ放送により提供されているという判定結果を取得した場合(S524のY)、選択肢特定部501は、拡張字幕アプリケーションに対応する拡張字幕を表示可能な字幕のリストに追加する(S525)。 更に、選択肢特定部501は、当該拡張字幕アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を拡張字幕アプリ有無判定部701から取得し、拡張字幕と関連付けて記憶し、処理を終了する。 一方、拡張字幕アプリケーションがデータ放送により提供されていないという判定結果を取得した場合(S524のN)、選択肢特定部501は、表示可能な字幕のリストへの追加を特に行なわずに処理を終了する。

    <拡張字幕アプリ有無判定処理フロー>
    拡張字幕アプリ有無判定部701が、拡張字幕アプリケーションの有無を判定する処理について説明する。 図10に拡張字幕アプリ有無判定部701によって実行される処理のフローチャートを示す。

    拡張字幕アプリ有無判定部701は、番組に付随するデータ放送で提供されるアプリケーションの中に拡張字幕アプリケーションが存在するか否か判定するよう選択肢特定部501から指示されると、PSI/SI管理部400からAITを取得する(S711)。 AITを取得できなかった場合(S712のN)、拡張字幕アプリ有無判定部701は、拡張字幕アプリケーションはデータ放送により提供されていないと判断し(S718)、処理を終了する。
    一方、AITを取得できた場合(S712のY)、拡張字幕アプリ有無判定部701は、AITにリストされたアプリケーションを判定対象とし、判定対象のアプリケーションのアプリケーション種類を確認する(S713)。 そして、拡張字幕アプリ有無判定部701は、判定対象のアプリケーションのアプリケーション種類が「拡張字幕」か否か判定する(S714)。 アプリケーション種類「拡張字幕」は、拡張字幕アプリケーションが分類されるアプリケーションのカテゴリである。

    判定対象のアプリケーションのアプリケーション種類が「拡張字幕」ではない場合(S714のN)、拡張字幕アプリ有無判定部701は、AITにリストされた全てのアプリケーションについてアプリケーション種類を確認したか否か判定する(S717)。

    判定対象のアプリケーションのアプリケーション種類が「拡張字幕」の場合(S714のY)、拡張字幕アプリ有無判定部701は、当該拡張字幕アプリケーションをデータ放送から取得するために必要な情報を取得し、記憶する(S715)。 そして、拡張字幕アプリ有無判定部701は、拡張字幕アプリケーションはデータ放送により提供されていると判断し(S716)、ステップS717(上述)の処理を実行する。
    全てのアプリケーションについてアプリケーション種類の確認が完了していない場合(
    S717のN)、拡張字幕アプリ有無判定部701は、アプリケーション種類を未確認のアプリケーションを判定対象として、上記の処理を同様に実行する。
    一方、全てのアプリケーションについてアプリケーション種類を確認したと判定した場合(S717のY)、拡張字幕アプリ有無判定部701は、処理を終了する。

    以上説明した処理により、表示可能な字幕のリストが特定される。 字幕切換アプリ部801は、この表示可能な字幕のリストをもとに、実施例1と同様に字幕切換画面を構築する。 この字幕切換画面には、標準字幕及びアプリケーションとして提供される拡張字幕の両方が選択肢として提示される。 従って、ユーザは、従来一般的な「字幕」ボタン押下の操作を行なうだけで、選局した番組で提供される標準字幕及び表示可能な拡張字幕の全ての字幕の中から所望の字幕を選択して利用することが可能になる。

    なお、本実施例のように拡張字幕がアプリケーションとして提供される場合に、実施例1の変形例で例示したように字幕識別としてコンポーネントタグを用いる場合は、拡張字幕アプリケーションを伝送するデータカルーセルのコンポーネントタグを用いれば良い。

    (実施例3)
    次に本発明の第3の実施例を説明する。 本実施例は、実施例2と同様、拡張字幕がアプリケーションとして提供される場合の本発明の実施例である。
    本実施例では、拡張字幕アプリケーションの有無の判定方法が実施例2と相違する。 実施例2では、AITを解析して拡張字幕アプリケーションの有無を判定する例を説明した。 本実施例では、選局した番組のデータ放送画面を記述し構築するためのマークアップ言語であるBML(Broadcast Markup Language)で記述された文書を解析することによって拡張字幕アプリケーションの有無を判定する。

    図14にデータ放送の初期画面用BML文書の一例を示す。 初期画面用BML文書とは、スタートアップ文書又はスタートアップ文書の「d」ボタン押下スクリプトで遷移先に指定されたBML文書を指す。 スタートアップ文書は、選局時や起動時に最初に処理されるBML文書である。 図14に示す初期画面用BML文書例に従って制御されるデータ放送画面には、韓国語の拡張字幕アプリケーションを取得する要素として、「韓国語字幕」という文字列及び「hangul.jpg」というイメージオブジェクトが含まれる。 その他、アラビア語の拡張字幕アプリケーションを取得する要素、ゲームアプリケーションを取得する要素、ローカルに蓄積されているBML文書(weather.bml)を開く要素が同様に含まれている。 例えば、データ放送画面においてユーザがリモコン20を操作して韓国語字幕の要素を選択すると、スクリプトhangul()により、アプリケーション起動関数lanuchXlet()に引数“jimaku_hangul”が渡される。 これにより、韓国語の拡張字幕アプリケーションjimaku_hangulがデータ放送から取得され、実行され、韓国語の拡張字幕サービスを利用することができるようになる。

    図11は、本実施例に係るデジタル放送受信装置3の機能ブロック図である。 以下の説明において、実施例1及び2と共通する構成要素については同一の符号及び名称を用い、詳細な説明を省略する。 また、符号のみが異なり名称が共通の構成要素については、実施例1及び2との差異に特に言及していない機能に関して実施例1及び2と同等とする。

    <放送受信部102>
    放送受信部102は、多重分離したデータコンポーネントからPSI/SIを抽出して解析し、選局された番組の番組種別を取得し、字幕拡張判定部1100へ渡す。 ここで、番組種別とは、「通常のテレビ番組」(付加データが無い番組)、「データ付加テレビ番組」(付加データが有る番組)、「独立データ番組」(単独での視聴を目的としたデータ番組)といったデータ放送サービスに基づく番組の種別である。
    本実施例においては、放送受信部102が本発明における「受信部」を構成する。

    <データ放送処理部1000>
    データ放送処理部1000は、放送受信部102にて分離されたデータ放送用データであるBML文書をパースし、DOMオブジェクト、スクリプトオブジェクト及び表示画面用データを生成する。 ユーザが「d」ボタンを押下してデータ放送画面の表示を指示した場合には、データ放送処理部1000は表示画面用データをユーザインターフェース部202へ出力し、データ放送画面をモニタ30へ出力するよう指示する。 ユーザがカーソルボタンや赤・黄・青・緑ボタン等を操作すると、データ放送処理部1000は、ユーザインターフェース部202を介して当該操作に応じた指示を受け取る。 そして、ユーザの操作に応じたデータ放送画面の描画や遷移が行なわれるよう、DOMオブジェクト及び/又はスクリプトオブジェクトを制御する。 また、データ放送処理部1000は、初期画面用BML文書を字幕拡張判定部1100へ渡す。 なお、スタートアップ文書の記述内容によっては、DOMオブジェクトとスクリプトオブジェクトのみが生成され、表示画面用データが生成されない場合がある。 そのような場合、データ放送処理部1000は、「d」ボタン押下で実行されるスクリプトで遷移先に指定されたBML文書を初期画面用BML文書として扱う。

    <選択肢特定部502>
    選択肢特定部502は、番組で提供されている字幕のうち表示可能な字幕を特定し、特定した表示可能な字幕の情報を字幕切換アプリ部802に渡す。 選択肢特定部502は、字幕処理部302から取得した字幕管理データ及び字幕拡張判定部1100の判定結果に基づいて、表示可能な字幕のリストを特定する。 選択肢特定部502による表示可能な字幕の特定処理の詳細は後述する。
    本実施例においては、選択肢特定部502が本発明における「特定部」を構成する。

    <字幕拡張判定部1100>
    字幕拡張判定部1100は、データ放送処理部1000から取得した初期画面用BML文書を解析し、選局された番組のデータ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有るか否か判定する。 データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有る場合、字幕拡張判定部1100は、初期画面用BMLを解析し、当該拡張字幕サービスに対応する拡張字幕アプリケーションの実行条件を取得し、記憶する。 ここで、アプリケーションの実行条件とは、BML文書に記述されたアプリケーション起動関数の引数を指す。 字幕拡張判定部1100は、拡張字幕アプリケーションの実行条件を選択肢特定部502へ渡す。 字幕拡張判定部1100による判定処理の詳細は後述する。

    <字幕切換アプリ部802>
    字幕切換アプリ部802は、アプリ処理部902へ拡張字幕アプリケーションの取得及び実行を指示する。 その際、選択肢特定部502から取得した拡張字幕アプリケーションの実行条件を渡す。 字幕切換アプリ部802による字幕切換処理の詳細は後述する。
    本実施例においては、字幕切換アプリ部802が本発明における「制御部」を構成する。

    <選択肢特定処理フロー>
    選択肢特定部502が、切換可能な字幕の選択肢を特定する処理について説明する。 図12に、選択肢特定部502によって実行される処理のフローチャートを示す。

    図12のフローチャートのステップS531及びS532の処理内容は、図9のステップS521及びステップS522の処理内容と同等であるから説明を省略する。 ステップS532の処理を実行後、選択肢特定部502は、選局された番組に付随するデータ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有るか否か判定するよう字幕拡張判定部1100に指示する(S533)。 字幕拡張判定部1100による判定処理の詳細は後述する。

    選択肢特定部502は、字幕拡張判定部1100から判定結果を取得する。
    データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有るという判定結果を取得した場合(S534のY)、選択肢特定部502は、当該拡張字幕サービスに係る拡張字幕を表示可能な字幕のリストに追加し(S535)、処理を終了する。
    一方、データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが無いという判定結果を取得した場合(S534のN)、選択肢特定部502は、表示可能な字幕のリストに拡張字幕を追加せずに処理を終了する。

    <字幕拡張判定フロー>
    字幕拡張判定部1100が、データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有るか否か判定する処理について説明する。 図13に、字幕拡張判定部1100によって実行される処理のフローチャートを示す。

    字幕拡張判定部1100は、選択肢特定部502から選局された番組のデータ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有るか否か判定するよう指示されると、放送受信部102から選局された番組の番組種別の情報を取得する(S1101)。 そして、字幕拡張判定部1100は、放送受信部102から取得した番組種別の情報に基づいて、選局された番組の番組種別がデータ付加テレビ番組であるか否か判定する(S1102)。

    選局番組の番組種別がデータ付加テレビ番組ではない場合(S1102のN)、字幕拡張判定部1100は、データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクは無いと判断し(S1110)、処理を終了する。
    一方、選局番組の番組種別がデータ付加テレビ番組である場合(S1102のY)、字幕拡張判定部1100は、データ放送処理部1000から選局番組のデータ放送の初期画面用BML文書を取得する(S1103)。

    字幕拡張判定部1100は、初期画面用BML文書を解析し(S1104)、script要素内にアプリケーション起動関数が含まれているか否か判定する(S1105)。 図14に例示した初期画面用BML文書に基づいて説明すると、アプリケーション起動関数は“launchXlet”であり、script要素内のアプリケーション起動関数を含む部分は(a)、(b)及び(c)で示した箇所である。 従って、図14の例では、初期画面用BML文書のscript要素内にアプリケーション起動関数が含まれている、と判定される。

    初期画面用BML文書のscript要素内にアプリケーション起動関数が含まれていない場合(S1105のN)、字幕拡張判定部1100は、データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクは無いと判断し(S1110)、処理を終える。
    一方、初期画面用BML文書のscript要素内にアプリケーション起動関数が含まれている場合(S1105のY)、字幕拡張判定部1100は、ステップS1107に進む。 ステップS1107において、字幕拡張判定部1100は、アプリケーション起動関数を含むスクリプトを呼び出す要素が拡張字幕サービスに関する要素か否か判定する(S1107)。 アプリケーション起動関数を含むスクリプトを呼び出す要素は、アプリケーション起動関数を含むスクリプトを特定し、このスクリプトを呼び出している要素を検索することで特定する。 図14に示した初期画面用BML文書例では、アプリケーション起動関数を含むスクリプト(a)、(b)及び(c)を呼び出す要素は、それぞれ(A)、(B)及び(C)で示した箇所のdiv要素である。

    アプリケーション起動関数を含むスクリプトを呼び出す要素が拡張字幕サービスに関する要素でない場合(S1107のN)、字幕拡張判定部1100は、データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクは無いと判断し(S1110)、処理を終了する。

    一方、アプリケーション起動関数を含むスクリプトを呼び出す要素が拡張字幕サービスに関する要素である場合(S1107のY)、字幕拡張判定部1100は、アプリケーション実行条件を記憶する(S1108)。 そして、字幕拡張判定部1100は、データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有ると判断し(S1109)、処理を終了する。 本実施例では、要素が拡張字幕サービスに関するものであるか否かは、要素内の文字列に「字幕」が含まれるか否かに基づいて判断する。 図14で示した初期画面用BML文書例では、(A)及び(B)のdiv要素内の文字列には「字幕」が含まれ、(C
    )のdiv要素内の文字列には「字幕」が含まれないので、(A)及び(B)のdiv要素を拡張字幕サービスに関する要素と判定する。 また、(A)のdiv要素で呼び出されるスクリプトhangul()が含むアプリケーション起動関数launchXletの引数“jimaku_hangul”を、
    韓国語の拡張字幕アプリケーションの実行条件として記憶する。 また、(B)のdiv要素で呼び出されるスクリプトarabic()が含むアプリケーション起動関数lanuchXletの引数“jimaku_arabic”を、アラビア語の拡張字幕アプリケーションの実行条件として記憶する。 なお、拡張字幕に関する要素であるか否かの判定方法は上述の例に限られない。 例えばスクリプトを呼び出す要素の属性値やその他のメタデータ等を参照して、要素が拡張字幕サービスに関するものか否かの判定を行なうこともできる。

    以上説明した処理により、表示可能な字幕のリストが特定される。 字幕切換アプリ部802は、この表示可能な字幕のリストをもとに、実施例1及び2と同様に字幕切換画面を構築する。 この字幕切換画面には、切換可能な字幕の選択肢として標準字幕と、データ放送画面に利用するためのリンクが有る拡張字幕と、の両方の字幕を提示することができる。

    <字幕切換処理フロー>
    字幕切換アプリ部802が、ユーザインターフェース部202からの字幕切換指示に従って字幕を切り換える処理について説明する。 図15に、字幕切換アプリ部802によって実行される処理のフローチャートを示す。

    字幕切換アプリ部802は、ユーザインターフェース部202から字幕の切り換え処理を行なうよう指示されると、切換対象字幕を特定する(S811)。 切換対象字幕の特定方法は実施例1と同様であるから説明は省略する。 字幕切換アプリ部802は、拡張字幕毎に関連付けられて記憶されている拡張字幕アプリケーションの実行条件を選択肢特定部502から取得する(S812)。 そして、字幕切換アプリ部802は、切換対象字幕に関連付けられて記憶されている拡張字幕アプリケーションの実行条件が有るか否か判定する(S813)。

    切換対象字幕に関連付けられたアプリケーションの実行条件が無い場合(S813のN)、字幕切換アプリ部802は、切換対象字幕は標準字幕であると判定する。 そして、字幕切換アプリ部802は、切換対象字幕を表示するよう字幕処理部302へ指示し(S815)、処理を終了する。
    一方、切換対象字幕に関連付けられたアプリケーションの実行条件が有る場合(S813のY)、字幕切換アプリ部802は、切換対象字幕は拡張字幕であると判定する。 そして、字幕切換アプリ部802は、当該実行条件に従って切換対象字幕に対応する拡張字幕アプリケーションを実行するようアプリ処理部902に指示し(S814)、処理を終了する。

    データ放送画面に拡張字幕サービスを利用するためのリンクが有り、データ放送画面上で所定の操作を行なうことで拡張字幕サービスを利用することが想定されている場合であっても、標準字幕及び拡張字幕を選択肢として字幕切換画面に提示することができる。 従って、ユーザは、データ放送画面を表示させる必要なく、従来一般的な「字幕」ボタンの操作を行なうだけで、選局した番組で提供される標準字幕及び拡張字幕の中から所望の字幕を選択し、利用することができる。

    100:放送受信部、200:ユーザインターフェース部、300:字幕処理部、500:選択肢特定部、800:字幕切換アプリ部、900:アプリ処理部

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