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Silver halide photographic sensitive material

阅读:595发布:2021-09-26

专利汇可以提供Silver halide photographic sensitive material专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain a high-contrast image superior in durability and good in resistance to uneven development even in the case of ultrarapid processing by incorporating a specified compound and an electric charge transfer composite material in a hydrophilic colloidal layer and desalting an emulsion in an emul sion layer with a coagulated gelatin.
CONSTITUTION: The hydrophilic colloidal layer contains the tetrazolium compound represented by formula I and the organoboron compound of formula II the acidic boron atoms of which bond with the basic N atoms of the compound of formula I to form the charge transfer composite material. The emulsion is desalted with the coagulated gelatin and a ratio of silver to gelatin both contained in the hydrophilic colloidal layer on the side of a support having the emulsion layer is ≥1:1. In formulae I and II, each of R
1 -R
3 is H or a substituent: X
-1 is an anion; q is 0 or 1; when q is 1, A is -(X)
a -(Y)
b -(Z)
c -; each of X and Z is a ≤100C O-containing hydrocarbon group having a terminal ether group; Y is -O-C(=O)-R-C(=O)- or the like; each of a, b, and c is 0 or 1; and p is 10-1000.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Silver halide photographic sensitive material专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む親水性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該親水性コロイド層が一般式〔T〕で表されるテトラゾリウム化合物を含有し、
    かつ一般式〔B〕で表されるホウ素原子対塩基性窒素原子の電荷移動型結合体を含有し、前記乳剤層を構成する乳剤が凝集ゼラチンによって脱塩処理されたものであり、かつ支持体に対し前記乳剤層を含む側における親水性コロイド層中の銀とゼラチンとの重量比(銀/ゼラチン)が1.0以上であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 【化1】 〔式中、R 1 、R 2およびR 3は各々水素原子または置換基を表し、X -はアニオンを表す。 〕 【化2】
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関し、詳しくは超迅速処理適性を有し、現像むら、
    耐圧性の改良されたハロゲン化銀写真感光材料に関する。

    【0002】

    【発明の背景】近年、情報産業の1環として情報量の増大並びにスピードに対応するため、印刷業界においてもハロゲン化銀写真感光材料の迅速処理に対する要求が極めて厳しくなりつつある。 一方、作業の容易性及び安定度向上のため、従来印刷感光材料の現像において常用されているいわゆるリス現像からその欠点である保恒性を改良したラピッドアクセス現像が用いられるようになってきたこの場合、例えばテトラゾリウム化合物、あるいはヒドラジン化合物のごとき硬調化剤をハロゲン化銀乳剤中に含有させることによりリス現像と同等の硬調化を達成し、かつ20〜30秒の現像が可能となった。 しかしながら上記要求はさらに20秒以下の現像に対する要求が強く、しかも当然、画質の低下は許容されない。

    【0003】さらにハロゲン化銀写真感光材料の階調を非常に高いコントラストにすると、現像のほんのわずかの不均一、例えば現像主薬の拡散の不均一やBr~イオン等の現像抑制物の拡散の不均一によって微妙に濃度が変化し、使用上好ましくないという問題点があった。 前記のリス現像法における「Br~drug」という現象もこの例である。 リス現像における「Br~drug」
    を改善する方法としては、リス用感光材料のハロゲン化銀組成におけるBr含量を減らす。 アミン化合物を感光材料中に用いる、という方法が知られているが、減感、カブリ増加を生じたり、その効果が不充分であった。 さらに前記のテトラゾリウム化合物を含有した感光材料も、リス現像の約3倍の現像速度であるため、高コントラストによる現像の不均一は処理条件によってはより強くなって現れることがある。

    【0004】一方、印刷においては減といわれる作業があり、したがって、単に処理の迅速化の目的で銀量を減ずることは出来ない。 このため迅速処理、並びに省銀のためには、ゼラチンの減量が必要になるが、ゼラチンを減量すると一般に耐圧性の劣化がおこる欠点がある。

    【0005】他方、ハロゲン化銀写真感光材料の製造における脱塩には従来有機沈澱剤が多く用いられているが、これらは有機沈澱剤、例えばナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、パラスチレンスルホン酸塩の低縮合物等の有機沈澱剤を使用した場合、耐圧性が劣化し、
    しかもこの変動は特にテトラゾリウム化合物を含有するハロゲン化銀写真感光材料においてその影響が大きいことがわかった。

    【0006】

    【発明の目的】上記のごとき問題点に対して本発明の目的は、超迅速処理においても、耐圧性に優れ、現像むらも良好で、かつ硬調な画像が得られるハロゲン化銀写真感光材料を提供することである。

    【0007】

    【発明の構成】本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む親性コロイド層を有するハロゲン化銀写真感光材料において、該親水性コロイド層が一般式〔T〕で表されるテトラゾリウム化合物を含有し、かつ一般式〔B〕で表されるホウ素原子対塩基性窒素原子の電荷移動型結合体を含有し、
    前記乳剤層を構成する乳剤が凝集ゼラチンによって脱塩処理されたものであり、かつ支持体に対し前記乳剤層を含む側における親水性コロイド層中の銀とゼラチンとの重量比(銀/ゼラチン)が1.0以上であることを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料により達成される。

    【0008】

    【化3】

    【0009】〔式中、R 1 、R 2およびR 3は各々水素原子または置換基を表し、X -はアニオンを表す。 〕

    【0010】

    【化4】

    【0011】以下本発明の詳細につき説明する。

    【0012】本発明の態様におけるゼラチン量とは、支持体に対して感光性ハロゲン化銀乳剤層を含む側における1層以上のゼラチン量の総和のことであり、ハロゲン化銀乳剤層のゼラチン量に限定されるものではない。 また銀量も支持体に対して同じ側において複数の層に塗設されているような場合は、各層の合計の銀量に対して定義される。

    【0013】次に本発明に使用される一般式〔T〕について説明する。

    【0014】一般式〔T〕において、R 1ないしR 3が表す置換基の好ましい例としてアルキル基(例えばメチル、エチル、シクロプロピル、プロピル、イソプロピル、シクロブチル、ブチル、イソブチル、ペンチル、シクロヘキシル等)、アミノ基、アシルアミノ基 (例えばアセチルアミノ)、ヒドロキシル基、アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペントキシ等)、アシルオキシ基(例えばアセチルオキシ)、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭素等)、カルバモイル基、アシルチオ基(例えばアセチルチオ)、アルコキシカルボニル基(例えばエトキシカルボニル)、カルボキシル基、アシル基(例えばアセチル)、シアノ基、ニトロ基、メルカプト基、スルホオキシ基、アミノスルホキシ基のような基が挙げられる。

    【0015】前記X -で示されるアニオンとしては、例えば塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン等のハロゲンイオン、硝酸硫酸、過塩素酸等の無機酸の酸根、スルホン酸、カルボン酸等の有機酸の酸根、アニオン系の活性剤、具体的にはp-トルエンスルホン酸アニオン等の低級アルキルベンゼンスルホン酸アニオン、p-ドデシルベンゼンスルホン酸アニオン等の高級アルキルベンゼンスルホン酸アニオン、ラウリルスルフェートアニオン等の高級アルキル硫酸エステルアニオン、テトラフェニルボロン等の酸系アニオン、ジ-2-エチルヘキシルスルホサクシネートアニオン等のジアルキルスルホサクシネートアニオン、セチルポリエテノキシサルフェートアニオン等のポリエーテルアルコール硫酸エステルアニオン、ステアリン酸アニオン等の高級脂肪族アニオン、ポリアクリル酸アニオン等のポリマーに酸根のついたもの等を挙げることができる。

    【0016】以下、本発明に用いられる一般式〔T〕で表される化合物の具体例を表1に挙げるが、本発明の化合物はこれに限定されるものではない。

    【0017】

    【表1】

    【0018】本発明に用いられるテトラゾリウム化合物は、例えばケミカル. レビュー(Chemical Reviews)
    第55巻、第335頁〜483頁に記載の方法にしたがって容易に合成することができる。 本発明で用いる一般式〔T〕
    で表されるテトラゾリウム化合物は、本発明のハロゲン化銀写真感光材料に含有されるハロゲン化銀1モル当たり約1mg以上約10gまで、好ましくは約10mg以上約2g
    の範囲で用いられる。

    【0019】本発明に用いられるテトラゾリウム化合物は、例えばケミカル・レビュー (Chemical Reviews) 第
    55巻、第335頁〜483頁に記載の方法に従って容易に合成することができる。

    【0020】本発明の一般式〔T〕で表されるテトラゾリウム化合物は、本発明のハロゲン化銀写真感光材料中に含有されるハロゲン化銀1モル当り約1mg以上10gまで、好ましくは約10mg以上約2gまでの範囲で用いられるのが好ましい。

    【0021】本発明において用いられる一般式〔T〕で表されるテトラゾリウム化合物は、1種を用いてもまた2種以上を適宜の比率で組み合わせて用いてもよい。

    【0022】次に一般式〔B〕で表される有機ホウ素化合物とヒドロキシル基を少なくとも1個有する合計炭素数5〜82の3級アミンの反応生成物であるホウ素原子対塩基性窒素原子電荷移動型結合体について説明する。

    【0023】3級アミンとしてはジエチルヒドロキシメチルアミン、ジメチル-2-ヒドロキシプロピルアミン、
    メチル-ジ-(ヒドロキシエチル)アミン、ジ-ベンジル-
    2-ヒドロキシプロピルアミン、ジ−(ヘキサデシル)アミンのエチレンオキシド(1〜25)付加体等が挙げられる。 以下に具体例を挙げる。

    【0024】

    【化5】

    【0025】

    【化6】

    【0026】

    【化7】

    【0027】

    【化8】

    【0028】

    【化9】

    【0029】

    【化10】

    【0030】

    【化11】

    【0031】一般に、写真用ハロゲン化銀乳剤の製造工程において、物理熟成を終了したハロゲン化銀乳剤は過剰のハロゲン化物をはじめとして硝酸アルカリ塩、アンモニウムなどの可溶性塩を除去するための脱塩工程を行うのが普通である。

    【0032】脱塩法としては例えばヌーデル法、透析法或いは凝集剤を用いる凝析沈降法などが知られているが、そのうちの凝析沈降法は他の方法に比して優れていることから広く実用化されている。

    【0033】本発明に係る凝集ゼラチン剤としては、ゼラチン分子のアミノ基の50%以上を置換した変性ゼラチンをゼラチン凝集剤として有利に用いられる。 ゼラチンのアミノ基に対する置換例は米国特許2,691,582号、同
    2,614,928号、同2,525,753号に記載がある。

    【0034】有用な置換基としては、(1) アルキルアシル、アリールアシル、アセチル及び置換、無置換のベンゾイル等のアシル基(2) アルキルカルバモイル、アリールカルバモイル等のカルバモイル基、(3) アルキルスルホニル、アリールスルホニル等のスルホニル基、
    (4) アルキルチオカルバモイル、アリールチオ カルバモイル等のチオカルバモイル基、(5) 炭素数1〜18
    個の直鎖、分岐のアルキル基、(6) 置換、無置換のフェニル、ナフチル及びピリジル、フリル等の芳香族複素環等のアリール基、が挙げられる。

    【0035】就中、好しい凝集ゼラチン剤はアシル基(−
    COR 1 )またはカルバモイル基〔CON(R 2 )R 1 〕によるものである。 前記R 1は置換、無置換の脂肪族基(例えば炭素数1
    〜18個のアルキル基、アリル基)、アリール基又はアラルキル基 (例えばフェネチル基) であり、R 2は水素原子、脂肪族基、アリール基、アラルキル基である。

    【0036】特に好ましいものはR 1がアリール基、R 2
    が水素原子の場合である。

    【0037】以下に凝集ゼラチン剤の具体例をアミノ基置換基によって例示する。

    【0038】: 例示凝集ゼラチン剤 (アミノ基置換基)
    :

    【0039】

    【化12】

    【0040】凝集ゼラチン剤はハロゲン化銀乳剤の脱塩工程以前で用いる事ができるが、好ましくは脱塩工程時である。 脱塩に使用する凝集ゼラチン剤の添加量は、特に制限はないが、脱塩時に保護膠質として含まれているゼラチンの0.1〜10倍量 (重量)が適当であり、特に好ましくは0.2〜5倍量 (重量) である。 これらの凝集高分子剤を添加した後、pHを調整してハロゲン化銀乳剤を凝析せしめるようにすることができる。 凝析を行わせるpH
    としては、5.5以下で、好ましくは、4.8〜2.0以下である。 pH調整に用いる酸には特に制限はないが、酢酸、クエン酸、サルチル酸等の有機酸、塩酸、硝酸、硫酸、リン酸等の無機酸が好ましく用いられる。 高分子凝集剤に併用して重金属イオン例えばマグネシウムイオン、カドミウムイオン、鉛イオン、ジルコニウムイオン等を添加してもよい。 脱塩は1回でも数回繰返してもかまわない。 数回繰返す場合、脱塩の度に凝集高分子剤を添加してもよいが、最初に凝集高分子剤を添加しただけでもよい。

    【0041】本発明においては、支持体に対し前記乳剤層を含む側における親水性コロイド層中の銀とゼラチンの重量比(銀/ゼラチン)は1.0以上であることを特徴とする。 即ち銀に比べて低ゼラチン量であることであり、かかる低ゼラチン量であっても耐圧性が低下しないことに本発明の特徴がある。

    【0042】次に、本発明の感光材料に用いるハロゲン化銀乳剤には、ハロゲン化銀写真感光材料業界公知の各種増感法等を含む調製方法、各種添加剤を用いることができる。 本発明においては、単分散乳剤が好ましい。 単分散乳剤中の単分散のハロゲン化銀粒子としては、平均粒径rを中心に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量が、全ハロゲン化銀粒子重量の60%以上であるものが好ましく、特に好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上である。

    【0043】本発明の単分散乳剤は、(粒径の標準偏差/平均粒径)×100=単分散度によって定義した単分散度が20以下のものであり、更に好ましくは15以下のものである。

    【0044】本発明の感光材料には、目的に応じて種々の添加剤を用いることができる。 これらの添加剤は、より詳しくは、リサーチディスクロージャー第176巻Item
    17643(1978年12月)及び同187巻Item18716(1979年11
    月)に記載されている。

    【0045】本発明においては、またハロゲン化銀写真感光材料に用いられる公知の各種可撓性支持体の片面又は両面に塗布して構成することができる。 支持体は、染料や顔料を用いて着色されてもよい。 遮光の目的で黒色にしてもよい。 これらの支持体の表面は一般に、乳剤層等との接着をよくするために下塗処理される。

    【0046】本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料において、写真乳剤層その他の親水性コロイド層は種々の塗布法により支持体上又は他の層の上に塗布できる。 塗布には、ディップ塗布法、ローラー塗布法、カーテン塗布法、押出し塗布法等を用いることができる。

    【0047】本発明における処理についても公知の各種技術が使用できるが、現像時間が30秒以内好ましくは、
    15秒以内で処理される現像・定着・水洗・乾燥工程について記す。

    【0048】本発明に使用する黒白現像液に用いる現像主薬には良好な性能を得やすい点で、ジヒドロキシベンゼン鎖と1-フェニル-3-ピラゾリドン類の組合せが最も好ましい。 勿論この他にp-アミノフェノール系現像主薬を含んでもよい。

    【0049】L. F. A. メソン著「フォトグラフィック・プロセシン・ケミストリー」、フォーカル・プレス刊(1966年)の226〜229頁、米国特許第2,193,015号、
    同2,592,364号、特開昭48-64933号などに記載のものを用いてもよい。

    【0050】本発明において「現像時間」、「定着時間」とは各々、処理する感光材料が自現機の現像タンク液に浸漬してから次の定着液に浸漬するまでの時間、定着タンク液に浸漬してから次の水洗タンク液(安定液)
    に浸漬するまでの時間を言う。 また「水洗時間」とは、
    水洗タンク液に浸漬している時間をいう。

    【0051】また「乾燥時間」とは通常35℃〜100℃で好ましくは40℃〜80℃の熱風が吹きつけられる乾燥ゾーンが、自現機には設置されているが、その乾燥ゾーンに入っている時間をいう。

    【0052】現像温度及び時間は約25℃〜50℃で30秒以下であるが好ましくは30℃〜40℃で15秒以内である。 定着液はチオ硫酸塩を含む水溶液であり、pH3.8以上、好ましくは4.2〜5.5を有する。

    【0053】定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモニウムがあるが、チオ硫酸イオンとアンモニウムイオンとを必須成分とするものであり、定着速度の点からチオ硫酸アンモニウムが特に好ましい。 定着剤の使用量は適宜変えることができ、一般には約0.1〜約6
    モル/lである。

    【0054】その他定着液に一般的に用いられる各種添加剤を用いることができる。

    【0055】定着温度及び時間は約20℃〜約50℃で6秒〜1分が好ましいが、30℃〜40℃で6秒〜30秒がより好ましく、更に好ましくは30℃〜40℃で6秒〜15秒である。

    【0056】本発明においては感光材料は現液、定着した後、水洗又は安定化処理に施される。 水洗又は安定化処理は本分野で公知のあらゆる方法を適用することができ、本分野で公知の種々の添加剤を含有する水を水洗水又は安定化液として用いることもできる。 水洗または安定浴温度及び時間は0℃〜50℃で6秒〜1分が好ましいが15℃〜40℃で6秒から30秒がより好ましく、更には15
    ℃〜40℃で6秒から15秒が好ましい。

    【0057】本発明の方法によれば、現像、定着及び水洗された写真材料は水洗水をしぼり切る、すなわちスクイズローラ法を経て乾燥される。 乾燥は約40℃〜約100
    ℃で行なわれ、乾燥時間は周囲の状態によって適宜変えられるが、通常は約5秒〜1分でよいが、より好ましくは40℃〜80℃で約5秒〜30秒である。

    【0058】尚本発明においてラインスピードは1000mm
    /min以上好ましくは1500mm/min以上、より好ましくは18
    00mm/min以上である。

    【0059】本発明の方法によれば、現像、定着、水洗及び乾燥されるまでのいわゆる Dry to Dryの処理時間は100秒以内、好ましくは60秒以内更に好ましくは50秒以内で処理されることである。

    【0060】ここで“Dry to Dry”とは処理される感材の先端が自現機のフィルム挿入部分に入った瞬間から、
    処理されて、同先端が自現機から出てくる瞬間までの時間を言う。

    【0061】

    【実施例】以下、実施例により本発明の効果を例証する。

    【0062】実施例1 〔乳剤(A)の調製方法〕次に示すA液、B液、C液、D
    液の溶液を用いて塩臭化銀乳剤を調製した。 <溶液A> オセインゼラチン 17g ポリイソプロピレン-ポリエチレンオキシ ジコハク酸エステルナトリウム塩10%エタノール水溶液 5ml 蒸留水 1280ml <溶液B> 硝酸銀 170g 蒸留水 410ml <溶液C> 塩化ナトリウム 45.0g 臭化カリウム 27.4g 三塩化ロジウム3水塩 28μg ポリイソプロピレンオキシジコハク酸 エステルナトリウム塩10%エタノール溶液 3ml オセインゼラチン 11g 蒸留水 407ml <溶液D> 凝集ゼラチン剤(G−8、変性率90%) 36g 溶液Aを40℃に保温した後EAg値が160mVになる様に塩化ナトリウムを添加した。 次に特開昭57-92523号と同57
    -92524号記載の混合撹拌機を用いて、ダブルジェット法にて溶液B及び溶液Cを添加した。 添加流量は下記に示した様に全添加時間80分の間に亘って、除々に添加流量を増加させEAg値を一定に保ちながら添加を行った。 EAg
    値は160mVより添加開始5分後に3ml/lの塩化ナトリウム水溶液を用いてEAg値120mVに変化させ、以後混合の完了迄この値を維持した。 EAg値を一定に保つため、3モル/
    lの塩化ナトリウム水溶液を用いてEAg値を制御した。

    EAg値の測定には、金属銀電極と、ダブルジャンクション型飽和 Ag/AgCl 比較電極を用いた(電極の構成は、特開昭57-197534号に開示されるダブルジャンクションを使用した。)。 又、溶液B液、C液の添加には、流量可変型のローラーチューブ定量ポンプを用いた。 添加中、乳剤のサンプリングにより、系内に新たな粒子の発生が認められないことを電子顕微鏡により観察し、確認している。 さらに添加中、系のpH値を3.0に一定に保つように3%硝酸水溶液で制御した。 B液、C液を添加終了後、乳剤は10分間オストワルド熟成した後、溶液Dを加え、5分間し、酢酸(20%)でpH4.7に下げ、ゼラチンを凝集、沈澱させて上澄液を排水し、1回目の脱塩終了後、新たに水を加え、5分間撹拌した後、1回目同様に酢酸(20%)でp


    H4.7に下げ、2回目の脱塩を行った。 この操作をもう1回くり返して、3回目の脱塩を終了し、その後化合物〔A〕、〔B〕、〔C〕の混合物の1%水溶液を15mlを添加して乳剤Aを得た。

    【0063】

    【化13】

    【0064】この間、液温は40℃に保持した。 乳剤Aの平均サイズは0.30μmであり、単分散度は13であった。

    【0065】〔乳剤Bの調製方法〕乳剤Aにおいて脱塩工程で凝集ゼラチン剤を使わずに、デモール(花王〔株〕製)を用いて脱塩を行い、これを乳剤Bとした。

    【0066】このようにして得られた乳剤A、Bに対してそれぞれ金硫黄増感を施し、増感色素Aを乳剤中に含まれるハロゲン化銀1モルあたり300mg安定剤として4‐
    ヒドロキシ‐6-メチル-1,3,3a,7-テトラザインデンを加え、増感色素Bを乳剤中に含まれるハロゲン化銀1モルあたり100mg添加した。

    【0067】

    【化14】

    【0068】次いでハロゲン化銀1モル当りT−36示すテトラゾリウム化合物の塩化物を800mg加え、更にp-ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ300mg、スチレン-マレイン酸共重合体がポリマー2g、スチレン-ブチルアクリレート-アクリル酸共重合体ラテックス(平均粒径約
    0.25μm)15gと一般式〔B〕の本発明の化合物を表2
    のように加え、Ag量、ゼラチン量を表2のように加えて特開昭59-19941号実施例1に記載の下引を施したポリエチレンテレフタレートフィルムベース上に塗布した。 その際、延展剤として、ビスー(2-エチルヘキシル)スルホコハク酸エステルを10mg/m 2 、硬膜剤としてホルマリン
    15mg/m 2 、グリオキザール8mg/m 2含む保護層を同時重層塗布した。

    【0069】

    【表2】

    【0070】これらの試料を露光し、下記条件で処理し、評価した。

    【0071】 ガンマ得られた試料をステップウエッジに密着し、3200Kのタングステン光で5秒間露光し、現像処理した。 得られた試料を光学濃度計コニカPDA-65で濃度測定し、濃度0.1として2.5との正接をもってガンマを表示した。 6未満のガンマ値では使用不能であり、6以上10未満のガンマ値ではまだ不充分な硬調性能である。 ガンマ10以上で超硬調な画像となり充分に実用可能となる。 現像むらベタ濃度が1.0〜1.3になるように露光して同様に処理し、現像むらを10段階評価した。 10が最良であり、1〜
    4が使用不可、5以上が使用可能なレベルである。

    【0072】 耐圧性の測定耐圧性については、これらの試料に対し、95%網撮影を行った後、一定圧力により、露光済み試料を折り曲げ、
    現像処理した。 加圧による濃度変化の大きいものをランク1、濃度変化のないものをランク10とし、10段階評価を行った。 ランク4は実用上問題となるレベルである。

    【0073】露光を与えた試料は、下記の処方による現像液及び定着液を用いて自動現像機にて処理した。

    【0074】 <現像処理条件> (工程) (温度) (時間) タンク容量(l) 現 像 28℃ 30秒 20 定 着 28℃ 30秒 20 水 洗 18℃ 20秒 15 乾 燥 40℃ 20秒 各工程は次工程までのいわゆるワタリ搬送時間も含む。 D
    ry to Dry時間は100秒である。 <現像液処方> (組成A) 純水(イオン交換水) 150ml エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩 2g ジエチレングリコール 50g 亜硫酸カリウム(55%w/v水溶液) 100ml 炭酸カリウム 50g ハイドロキノン 15g 5-メチルベンゾトリアゾール 200mg 1-フェニル-5-メルカプトテトラゾール 30mg 水酸化カリウム 使用液のpHを10.4にする量 臭化カリウム 4.5g (組成B) 純水(イオン交換水) 3ml ジエチレングリコール 50g エチレンジアミン四酢酸2ナトリウム塩 25mg 酢酸(90%水溶液) 0.3ml 5-ニトロインダゾール 110mg 1-フェニル-3-ピラゾリドン 700mg ブチルアミンジエタノールアミン 15g 現像液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。 <定着液処方> (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5%w/v水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 硼酸 6g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g 酢酸(90%w/w水溶液) 13.6ml (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50%w/w水溶液) 4.7g 硫酸アルミニウム(Al 2 O 3換算含量が8.1%w/wの水溶液) 26.5g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの順に溶かし、1リットルに仕上げて用いた。 この定着液のpHは約4.3であった。 結果を表3に示す。

    【0075】

    【表3】

    【0076】表3の結果から本発明の試料は、ガンマ、
    現像むら、耐圧性において優れていることがわかる。

    【0077】実施例2 現像条件を下記に変えた以外は実施例1と全く同様に処理し、評価した。

    【0078】 <現像処理条件> (工程) (温度) (時間) (タンク容量リットル) 現像 34℃ 15秒 20 定着 34℃ 15秒 20 水洗 18℃ 10秒 15 乾燥 50℃ 10秒 結果を表4に示す。

    【0079】

    【表4】

    【0080】表4の結果から実施例1と同様、本発明の試料はガンマ、現像むら、耐圧性において優れていることがわかる。

    【0081】

    【発明の効果】本発明により超迅速処理においても、耐圧性に優れ、現像むらも良好で、かつ硬調な画像が得られるハロゲン化銀写真感光材料を提供することができた。

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