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Character recognizing system

阅读:87发布:2021-10-02

专利汇可以提供Character recognizing system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To improve the recognition accuracy of a character having a similar character type in character recognition based upon a main component analyzing method.
CONSTITUTION: Since the character type of a numeral '1' is generally similar to that of a numeral '2', the hyperplane H
1 of a class '1' and the hyperplane H
2 of a class '2' have a near-by area shown by slashes in a character recognizing system utilizing the main component analyzing method. Since there is no case including both the character types of numerals '1', '2' in the case of handwritten by the same persion in the near-by area, each of them can be clearly judged. When the character type of the numeral '2' can be clearly judged as that of the numeral '2', the judged flag of the numeral '2' is set up at the time of recognizing the character type of the numeral '2', and when the character type of the numeral '1' appears, the class '2' in which the processed flag is set up is excluded from the classes '1', '2' to be originally competed and then decision is executed to judge the class as '1'.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Character recognizing system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 主成分分析法を用いた文字認識方式において、 認識対象文字から抽出した文字特徴からの投影距離が複数のクラスの超平面で等しくなった場合、当該競合する複数のクラスのうち、これまでの認識処理で競合せずに明らかにクラスの判定が行われたクラスを除外してクラスの判定を行うことを特徴とする文字認識方式。
  • 【請求項2】 認識対象文字から抽出した特徴の各クラスの超平面への投影距離に基づき認識対象文字のクラスを判定する主成分分析法を用いた文字認識方式において、 現認識対象文字の現候補の投影距離にかかる超平面の主成分軸に対する文字特徴の射影値を求め、 この射影値が当該超平面の近接領域にないか、或いはあってもその近接領域の相手方の超平面に対応する判定済フラグがセットされているときは当該超平面にかかるクラスを判定結果とすると共に当該超平面に対応する判定済フラグをセットし、 前記射影値が当該超平面の近接領域にあり且つ該近接領域の相手方の超平面に対応する判定済フラグがリセットされているときは、当該超平面に対応する判定済フラグがリセットされている場合はリジェクト処理を行って次の認識対象文字を処理し、前記判定済フラグがセットされている場合は次に距離の短い投影距離を現候補として現認識対象文字に対し上記処理を繰り返すことを特徴とする文字認識方式。
  • 【請求項3】 読み取りフィールド内の全文字について一通り処理した後、前記リジェクト処理された認識対象文字について再度前記の認識処理を行う請求項2記載の文字認識方式。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、手書き文字,印刷文字等を自動認識する文字認識方式に関し、特に主成分分析法を用いた文字認識方式に関する。

    【0002】

    【従来の技術】主成分分析法(KL展開)を用いた文字認識方式は、文字パターンの変形の相関性を利用し、少数の主成分軸(直交軸)を用いて文字パターンの分布を近似し、比較的少ない演算回数で種々の文字パターンの認識が可能であることから、手書き文字等の自動認識に利用されている。 なお、このような技術を示した文献としては、例えば「池田,田中,元岡;手書き文字認識における投影距離法,情報処理学会論文誌,Vol.2
    4,No. 1,Jan. 1983」がある。

    【0003】以下、主成分分析法を用いた従来の文字認識方式について説明する。

    【0004】文字パターンのクラスをc i ,クラスc i
    に属する文字パターンの特徴ベクトルをf i =(f i1,
    ,ij,,im )としたとき、クラスc iの特徴の平均ベクトル iは下記の(1)式により求められる。 ici Ef i …(1) ここで、 ci Ef iはクラスc iに属する文字パターンの特徴ベクトルf iの平均値をとることを示している。

    【0005】次に共分散行列Σ iは、 Σ ici E(f i i )(f i it …(2) により求まる(t;転置行列)。

    【0006】クラスc iに属する文字パターンの特徴ベクトルf iの集合を正規直交底 U i ' =〔N 1 (i)' ,…,N N (i)' 〕 …(3) で近似することを考えたとき、2乗誤差規準で最も近似する正規直交底は下記の(4)式の固有値問題を解くことにより求められる。 Σ ii ' =U i ' Λ …(4) Λ=diag(λ 1 ' , …,λ N ' ) …(5) なお、(4)式においてU i 'は固有ベクトル,Λは固有値行列(対行列)である。

    【0007】固有値λ k ' に対応する固有ベクトルをN
    (i), kとし、λ 1 ≧λ 2 ≧…≧λ Nとなるよう固有ベクトルU i 'を並べ換えたものを、 U i =〔N 1 (i) ,N 2 (i) ,…,N N (i) 〕 …(6) とする。 これがKL変換行列となる。

    【0008】図4に主成分分析法の概念図を示す。 クラスc iの学習パターンの特徴ベクトル{f (1)
    (2) ,f (3) ,…}の平均ベクトルを i ,最大固有値をとる固有ベクトルをN 1 ,2番目に大きい固有値をとる固有ベクトルをN 2としたとき、 i ,N 1 ,N 2
    によって生成される超平面iは学習パターンの特徴ベクトルの分布を2乗誤差の規準で最も近似する超平面である。

    【0009】未知パターン即ち認識対象文字パターンの特徴ベクトルfが生成されたとき、特徴ベクトルfと超平面H iとの投影距離は、fから超平面H iへの垂線の長さとなり、下記の(7)式により求められる。 D i 2 (f)=(f− it (f− i ) −Σ{N k (i)t・(f− i )}{(f− it・N k (i) } …(7) ここで、Σはk=1から2までを扱う。

    【0010】投影距離法では、未知パターンの特徴ベクトルfと各クラスの超平面との投影距離D i (f) を求め、 D i '(f)= ck Min D k (f) …(8) なるクラスc i '即ち投影距離最小のクラスが未知パターンの属するクラスに決定される。

    【0011】

    【発明が解決しようとする課題】上述した従来の主成分分析法を用いた文字認識方式では、各クラス毎に独立に文字認識辞書情報(特徴の平均ベクトル i ,固有ベクトルN 1 (i) ,N 2 (i) ,…)を求めるため、類似するクラスの情報はない。 このため、以下のような問題点がある。

    【0012】図5に、2つのクラスc i ,c jのパターンが近接して分布している超平面の様子を示す。 ここで、斜線を施した領域が2つのクラスのパターンが重なっている領域(近接領域)である。 従って、この近接領域に含まれる未知パターンの特徴ベクトルとしてfが入されたとき、クラスc iの超平面H iに対する投影距離D i (f) ,クラスc jの超平面H jに対する投影距離D j (f) は等しくなり、読取不能あるいは誤認識が発生する。

    【0013】即ち、主成分分析法を用いた従来の文字認識方式は、類似クラスに対する配慮が為されていないため、類似する文字が入力された場合、読取不能や誤認識が発生し易いという問題点がある。

    【0014】そこで本発明の目的は、類似した字型の文字に対して読取不能や誤認識が発生する確率を低く抑えることにある。

    【0015】

    【課題を解決するための手段】本発明の原理を分り易く説明するために、認識対象文字として数字の1,2,
    7,8を取り上げる。 一般に手書きにおいては、これらの数字のうち数字1は数字7,数字2と類似した字型になりがちである。 このことは、主成分分析法による文字認識方式では、クラス“1”の超平面とクラス“7”の超平面とが近接領域を持ち、クラス“1”の超平面とクラス“2”の超平面とが近接領域を持つことを意味する。

    【0016】従って、この近接領域に含まれる字型の数字1を単独で処理する場合には、それが数字の1なのか、数字の7或いは2なのかは判定できない。

    【0017】ところで、手書き文字は書き手の癖で種々の字型になるが、同一の文字については通常統一されており、類似する字型を比べても尚どちらの文字であるか判別できないような字は一般に書かない。 例えば、図2
    の2番目に記載された字型だけを見ると、数字の1と認識できる他に数字の2とも認識できる。 しかし、4番目に記載された字型は明確に数字の2と認識できるから、
    この結果を踏まえれば2番目の字型は数字の2ではなく数字の1と判断できることになる。 このように、前後の文字の判定結果を活用すれば、単独では認識不能となる文字でも正確に認識できることになる。

    【0018】本発明はこのような点に着目して為されたものであり、主成分分析法を用いた文字認識方式において、認識対象文字から抽出した文字特徴からの投影距離が複数のクラスの超平面で等しくなった場合、当該競合する複数のクラスのうち、これまでの認識処理で競合せずに明らかにクラスの判定が行われたクラスを除外してクラスの判定を行うようにしている。

    【0019】そして、好ましい実施例においては、認識対象文字から抽出した特徴の各クラスの超平面への投影距離に基づき認識対象文字のクラスを判定する主成分分析法を用いた文字認識方式において、現認識対象文字の現候補の投影距離にかかる超平面の主成分軸に対する文字特徴の射影値を求め、この射影値が当該超平面の近接領域にないか、或いはあってもその近接領域の相手方の超平面に対応する判定済フラグがセットされているときは当該超平面にかかるクラスを判定結果とすると共に当該超平面に対応する判定済フラグをセットし、前記射影値が当該超平面の近接領域にあり且つ該近接領域の相手方の超平面に対応する判定済フラグがリセットされているときは、当該超平面に対応する判定済フラグがリセットされている場合はリジェクト処理を行って次の認識対象文字を処理し、前記判定済フラグがセットされている場合は次に距離の短い投影距離を現候補として現認識対象文字に対し上記処理を繰り返すようにしている。

    【0020】更に、読み取りフィールド内の全文字について一通り処理した後、前記リジェクト処理された認識対象文字について再度前記の認識処理を行うようにしている。

    【0021】

    【作用】例えば図2に示したような字型の数字2と数字1とをこの順で認識処理することを考えると、先ず、数字2の字型の特徴の各クラスの超平面への投影距離を求める。 この場合クラス“2”に対する投影距離が最小となるのでそれが第1候補となる。 そこで、このクラス“2”の超平面の主成分軸に対する文字特徴の射影値を求め、それが当該超平面の近接領域にあるか否かを判定すると、数字2のこの字型は明確に2と判定できる字型なので近接領域にないことが判り、クラス“2”の超平面に対応する処理済フラグをセットし、当該文字のクラスを2と判定する。

    【0022】次に数字1の字型の特徴の各クラスの超平面への投影距離を求める。 この場合、数字1のこの字型は数字2の字型に類似しているので、クラス“1”の超平面に対する投影距離とクラス“2”の超平面に対する投影距離とは等しくなり、共に最小値となる。 そこで、
    例えばクラス“1”への投影距離を第1候補として処理を進め、クラス“1”の超平面の主成分軸に対する文字特徴の射影値を求め、それが当該超平面の近接領域にあるか否かを判定すると、近接領域にあることが判るが、
    この近接領域の相手クラス“2”の超平面の処理済フラグが直前の数字2の判定によりセットされているので、
    当該字型のクラスは1と判定し、クラス“1”の超平面に対応する処理済フラグをセットする。

    【0023】なお、数字1の字型に関し上記とは逆に、
    クラス“2”への投影距離を第1候補として処理を進めても結果は同じである。 即ち、クラス“2”の超平面の主成分軸に対する文字特徴の射影値を求め、それが当該超平面の近接領域にあるか否かを判定すると、近接領域にあり且つこの近接領域の相手クラス“1”の超平面の処理済フラグがリセットされていることが判る。 そこで、クラス“2”の超平面に対応する処理済フラグを調べると、セットされているので、第2候補に処理を移す。 第2候補はクラス“1”の超平面に対する投影距離であり、クラス“1”の超平面に対する文字特徴の射影値を求め、それが当該超平面の近接領域にあるか否かを判定すると、近接領域にあることが判るが、この近接領域の相手クラス“2”の超平面の処理済フラグがセットされているので、当該字型のクラスは1と判定し、クラス“1”の超平面に対応する処理済フラグをセットする。

    【0024】このように、それまでの認識結果を利用して以後の文字の認識を進めるので、読み取りフィールド内の全文字について一通り処理した後、残っている認識不能文字について再度認識処理を行うことで認識不能等の発生をより一層抑えることができる。

    【0025】

    【実施例】次に本発明の一実施例について、その処理の流れを示す図1,読み取りフィールドの一例を示す図2,本実施例の文字認識方式の動作説明図である図3を参照して、説明する。

    【0026】図2に例示した読み取りフィールドには4
    つの文字が記載されている。 これは例えば、予め印刷された読み取りフィールド内に或る者が手書きで数字の“8”,“1”,“7”,“2”を記載したものである。 ここで、1番目の“8”と4番目の“2”は容易に“8”,“2”と読めるが、2番目の“1”は“1”以外に“2”とも“7”とも読め、3番目の“7”は“7”以外に“1”にも読めるような字型をしている。

    【0027】さて、図2に示した読み取りフィールドに記載された文字を認識する場合、図1の処理1において、先ず第1番目の文字“8”の部分を1文字切り出す。

    【0028】次に処理2において、この切り出された文字パターンの特徴ベクトルf aを抽出する。

    【0029】そして次の処理3において、特徴ベクトルf aと、学習パターンによって予め生成記憶されている各クラスの超平面との距離(投影距離)を前記(7)式に基づき計算する。

    【0030】このとき、第1文字“8”の特徴ベクトルf aとクラス“8”の超平面H 8との距離D 8 ( f a )が最小となり、次式(9)で与えられる。 D 8 2 ( f a ) =(f a 8t (f a 8 ) −Σ{N 1 (8)t・(f a 8 )}{(f a 8t・N 2 (8) } …(9) ここでΣはk=1から2までを扱う。

    【0031】次に処理4においてK=1とし、処理5以下を実行する。

    【0032】処理5では、K=1なので、第1候補距離D 1を予め定められた距離の最大値の閾値D maxと比較し、D 1 ≧D maxのときリジェクト処理を行い、次の文字“1”に処理を移す。 今の場合は、D 1 =D 8 ( f a )
    であり、一般的にはD 1 <D maxとなるので、処理6を実行する。

    【0033】処理6では、主成分軸N 1 (8)に対する射影値,主成分軸N 2 (8)に対する射影値を求め、次の処理7で、この求めた射影値が複数のクラスの近接領域にあるか否かを判定する。 この判定は、文字認識辞書に各クラスの学習パターンにより予め求められた各クラス毎の近接領域情報を格納してあるので、それらの近接領域情報に基づき上記射影値がそれに含まれるか否かを判定することにより行う。 なお、この処理7では、射影値が現在注目しているクラスの超平面の近接領域になければ勿論NOと判定されるが、その近接領域にあっても当該近接領域の相手クラスの判定済みフラグがセットされている場合にもNOと判定される。

    【0034】図3では、近接領域には斜線を施しており、クラス“8”の超平面H 8には斜線部分すなわち近接領域がないので処理7の判定結果はNOとなり、次の処理8で文字認識辞書の該当部分(例えばクラス“8”
    の特徴の平均ベクトル 8即ち超平面H 8 )に対応する判定済フラグをセットし、クラスを“8”と判定して、
    次の文字に処理を移す。

    【0035】図2を参照すると、次の文字は“1”であり、その文字パターンが処理1により切り出され、次の処理2により特徴ベクトルf bが抽出され、次の処理3
    により特徴ベクトルf bと各クラスの超平面との距離が求められる。

    【0036】このとき、特徴ベクトルf bとクラス“2”の超平面H 2との距離D 2 ( f b ) 、クラス“1”の超平面H 1との距離D 2 ( f b ) は各々次式(10),(11)で与えられ、その値は等しくなる(図3参照)。

    【0037】 D 2 2 ( f b ) =(f b 2t (f b 2 ) −Σ{N 1 (2)t・(f b 2 )}{(f b 2t・N 2 (2) } …(10) D 1 2 ( f b ) =(f b 1t (f b 1 ) −Σ{N 1 (1)t・(f b 1 )}{(f b 1t・N 2 (1) } …(11) ここでΣはk=1から2までを扱う

    【0038】次に処理4においてK=1とし、処理5以下を実行する。

    【0039】処理5では、K=1なので、第1候補距離D 1を予め定められた距離の最大値の閾値D maxと比較し、D 1 ≧D maxのときリジェクト処理を行い、次の文字“7”に処理を移す。 今の場合は、D 2 ( f b ) =D
    1 ( f b ) であり、仮にD 1 =D 2 ( f b ) ,D 2 =D 1 ( f
    b ) とし、D 1 <D maxとすると、処理6を実行する。

    【0040】処理6では、K=1なので、主成分軸N 1
    (2) ,N 2 (2)に対する射影値(λ 1 ,λ 2 )を以下のように求める。 λ 1 =N 1 (2)t・(f b 2 ) …(12) λ 2 =N 2 (2)t・(f b 2 ) …(13)

    【0041】そして、この求めた射影値(λ 1 ,λ 2
    が複数のクラスの近接領域にあるか否かを判定する。 図3に示すように射影値(λ 1 ,λ 2 )は現在注目しているクラス“2”の超平面H 2の近接領域(相手はクラス“1”)にあり且つ相手クラス“1”の超平面H 1に対応する判定済フラグは未だセットされていないので、処理7の判定結果はYESとなり、処理9を行う。

    【0042】処理9では、現在注目しているクラス“2”の超平面H 2に対応する判定済フラグをチェックし、セットされていれば処理10へ、リセットされていればリジェクト処理を行って次の文字を処理する。 今の場合、クラス“2”の判定済フラグは未だセットされていないので、リジェクト処理が行われることになる。

    【0043】図2を参照すると、次の文字は“7”であり、その文字パターンが処理1により切り出され、次の処理2により特徴ベクトルf cが抽出され、次の処理3
    により特徴ベクトルf cと各クラスの超平面との距離が求められる。

    【0044】このとき、特徴ベクトルf cとクラス“1”の超平面H 1との距離D 1 ( f c ) 、クラス“7”の超平面H 7との距離D 7 ( f c ) は等しくなる(図3参照)。 従って、仮にD 1 =D 1 ( f c ) ,D 2
    7 ( f c ) とし、D 1 <D maxとして処理6,7を実行すると、主成分軸N 1 (1) ,N 2 (1)に対する射影値は現在注目しているクラス“1”の超平面H 1の近接領域(相手はクラス“7”)にあり且つ相手クラス“7”の超平面H 7に対応する判定済フラグは未だセットされていないので、処理7の判定結果はYESとなる。 また、
    現在注目しているクラス“1”の超平面H 1に対応する判定済フラグは未だセットされていないので、処理9の判定結果によりリジェクト処理が行われ、次の文字に処理が移る。

    【0045】図2を参照すると、次の文字は“2”であり、その文字パターンが処理1により切り出され、次の処理2により特徴ベクトルf dが抽出され、次の処理3
    により特徴ベクトルf dと各クラスの超平面との距離が求められる。 そして、D 1 =D 2 ( f d ) ,D 1 <D max
    とすると、処理6において主成分軸N 1 (2) ,N 2 (2)
    に対する射影値が計算され、処理7においてこの射影値が複数のクラスの近接領域にあるか否かが判定される。
    図3に示すように、この射影値は複数のクラスの近接領域にないため、処理7の判定結果はNOとなり、処理8
    において文字認識辞書のクラス“2”の特徴の平均ベクトル 2 (即ち超平面H 2 )に対応する判定済フラグをセットし、第4番目の文字のクラスが“2”と判定される。

    【0046】以上で図2に示した読み取りフィールドの全文字について一通り処理を終えたことになり、第1文字と第4文字についてそれぞれ“8”,“2”という判定結果を得たが、第2および第3文字についてはリジェクト処理が行われたことになる。

    【0047】本実施例は、ここで処理を終えるのではなく、上記リジェクトされた文字について再度図1に示す処理を行う。

    【0048】先ず、リジェクトされた第2番目の文字“1”について、前回と同様に処理を進め、K=1で処理7において主成分軸N 1 (2) ,N 2 (2)に対する射影値(λ 1 ,λ 2 )が複数のクラスの近接領域にあるか否かを判定すると、図3に示すように射影値(λ 1
    λ 2 )は現在注目しているクラス“2”の超平面H 2の近接領域(相手はクラス“1”)にあり且つ相手クラス“1”の判定済フラグは未だセットされていないので、
    処理7の判定結果はやはりYESとなり、処理9を行う。 しかし、処理9において現在注目しているクラス“2”の超平面H 2に対応する判定済フラグをチェックすると、今回の場合はセットされているので、処理10
    に進んでK+1として処理5に戻ることになる。

    【0049】そして、D 2 =D 1 ( f b ) とし、D 2 <D
    maxとすると、次のK=2の処理6では、主成分軸N 1
    (1) ,N 2 (1)に対する射影値(ν 1 ,ν 2 )を以下のように求める。 ν 1 =N 1 (1)t・(f b 1 ) …(14) ν 2 =N 2 (1)t・(f b 1 ) …(15)

    【0050】そして、この求めた射影値(ν 1 ,ν 2
    が複数のクラスの近接領域にあるか否かを判定すると、
    現在注目しているクラス“1”の超平面H 1の近接領域(相手はクラス“2”)にあるが、相手クラス“2”の超平面H 2に対応する判定済フラグはリセットされているため、処理7の判定結果はNOとなり、処理8に進む。 これにより、文字認識辞書のクラス“1”の特徴の平均ベクトル 1 (即ち超平面H 1 )に対応する判定済フラグがセットされ、第2文字はクラス“1”と判定される。

    【0051】次に、リジェクトされた第3番目の文字“7”について図1の処理を行う。 この場合も前回と同様に処理を進め、K=1の処理7において主成分軸N 1
    (1) ,N 2 (1)に対する射影値が複数のクラスの近接領域にあるか否かを判定すると、図3に示すように射影値は現在注目しているクラス“1”の超平面H 1の近接領域(相手はクラス“7”)にあり且つ相手クラス“7”
    の超平面H 7に対応する判定済フラグは未だセットされていないので、処理7の判定結果はやはりYESとなり、処理9を行う。 しかし、処理9において現在注目しているクラス“1”の超平面H 1に対応する判定済フラグをチェックすると、今回の場合はセットされているので、処理10に進んでK+1として処理5に戻ることになる。

    【0052】そして、D 2 =D 7 ( f c ) とし、D 2 <D
    maxとすると、次のK=2の処理7で主成分軸N 1 (7) ,N 2 (7)に対する射影値が複数のクラスの近接領域にあるか否かを判定すると、現在注目しているクラス“7”の超平面H 7の近接領域(相手はクラス“1”)にあるが、相手クラス“1”の超平面H 1に対応する判定済フラグはリセットされているため、処理7
    の判定結果はNOとなり、処理8に進む。 これにより、
    クラス“7”の特徴の平均ベクトル 7 (即ち超平面H
    7 )に対応する判定済フラグがセットされ、第3文字はクラス“7”と判定される。

    【0053】この結果、図2に示した読み取りフィールドの認識結果は、本実施例の場合、“8”,“1”,
    “7”,“2”となる。 これに対し従来の方式では、第2文字と第3文字とは読取不能か或いは間違ったクラスに判定される。

    【0054】

    【発明の効果】以上説明した本発明の文字認識方式によれば、以下のような効果を得ることができる。

    【0055】前に書かれていた明らかに認識できた文字の判定結果を後続の認識対象文字の認識処理に反映させたことにより、従来読取不能であった文字が読取可能となる。

    【0056】前に書かれていた明らかに認識できた文字の判定結果を後続の認識対象文字の認識処理に反映させ、更にその判定結果を後続の認識対象文字の認識処理に反映させたことにより、読取不能等の発生をより一層抑えることができる。

    【0057】読み取りフィールド内の全文字について一通り処理した後、リジェクト処理された認識対象文字について再度認識処理を行うことにより、読み取りフィールド内に存在した判定可能文字の判定結果を全て活用することができ、より一層認識性能が向上する。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の文字認識方式の一実施例の処理の流れを示すフローチャートである。

    【図2】読み取りフィールドの一例を示す図である。

    【図3】本発明の文字認識方式の一実施例の動作説明図である。

    【図4】主成分分析法の概念図である。

    【図5】従来の文字認識方式の問題点の説明図である。

    【符号の説明】

    1…未知パターン入力を行う処理 2…特徴抽出を行う処理 3…投影距離を計算する処理 4…Kを1に初期設定する処理 5…第K候補距離を閾値と比較する処理 6…主成分軸に対する射影値を計算する処理 7…射影値が複数のクラスの近接領域にあるか否かを判定する処理 8…判定済フラグをセットする処理 9…判定済フラグをチェックする処理 10…Kを+1する処理 H 1 …クラス“1”の超平面 H 2 …クラス“2”の超平面 H 7 …クラス“7”の超平面 H 8 …クラス“8”の超平面

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