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Telecommunication system

阅读:718发布:2022-08-31

专利汇可以提供Telecommunication system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To provide an inexpensive intelligent modular telecommunication system which can offer a flexible distributed call-processing ability.
CONSTITUTION: A telecommunication network 10 is provided with local telecommunication equipment, such as chargeable telephone sets 12 and 14 and call- processing systems 16 and 18 and intelligent network platforms 20, 22, and 24. The platforms 20, 22, and 24 are respectively composed of highly flexible modular systems. Each modular system is provided with a system control module 56, a management control module 50, a realtime module 52, an interface module 56, a switch module 46, a service module 48, and a power module 54, which are connected to each other through a multichannel bus 36. The platforms 20, 22, and 24 process call traffics through the telecommunication network 10 by being interfaced to the intelligent chargeable telephone sets 12 and 14.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO,下面是Telecommunication system专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 電気通信システムにおいて、 この電気通信システムの利用者にアクセスできるローカル電気通信装置と、 このローカル電気通信装置に結合され、このローカル電気通信装置から電話の呼出しを受取るように動作できるインテリジェント・ネットワーク・プラットホームと、 このインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連し、このインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを、電気通信ネットワークに関連する通信リンクに結合するように動作できるインタフエース・システムと、 前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連し、前記ローカル電気通信装置を使用する利用者によってかけられる電話の呼出しに関連して利用者に自動電気通信サービスを提供するように動作できる電気通信サービス・モジュールと、 を包含する電気通信システム。
  • 【請求項2】 前記インタフエース・システムを複数のネットワーク回線に結合し、前記ローカル内電気通信装置と前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームとを、電話回線を経て結合し、前記電気通信サービス・モジュールに、前記電話回線を前記ネットワーク回線のうちの選択した回線に選択的に結合するように動作できる交換システムを設けた、請求項1の電気通信システム。
  • 【請求項3】 前記交換システムは、さらに前記電話回線を前記電気通信サービス・モジュールのうちの他の選択したモジュールに選択的に結合するように動作可能である、請求項2の電気通信システム。
  • 【請求項4】 前記電気通信サービス・モジュールに、
    前記電気通信システムの利用者により残された音声メッセージを記録し再生する作用をする音声メール・モジュールを設けた、請求項1の電気通信システム。
  • 【請求項5】 前記ローカル電気通信装置と、前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームとを電話回線を介して接続し、さらに前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連し、このインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを前記電話回線に結合するように動作できる電話回線インタフエース・
    サーキットリーを備え、 この電話回線インタフエース・サーキットリーに、所定の周波数を使い前記電話回線を介し送信しかつ受信するように動作できる第1の帯域外通信サーキットリーと、 前記ローカル電気通信装置に関連し、前記電話回線に結合され、前記所定の周波数を使いこの電話回線を介し送信しかつ受信するように動作できる第2の帯域外通信サーキットリーとを備えた、 請求項1の電気通信システム。
  • 【請求項6】 前記ローカル電気通信装置に関連し、利用者に関連するカードからデータを受取って読取るように動作できるカード読取りシステムを備えた、請求項1
    の電気通信システム。
  • 【請求項7】 電気通信ネットワークのリンクに結合され、この電気通信ネットワークを介する電気通信トラヒックを処理するように動作できるモジュラ電気通信システムにおいて、 多重チヤネル母線と、 この多重チヤネル母線に結合され、前記モジュラ電気通信システムに動作パワーを送出するように動作できるパワー・モジュールと、 前記電気通信ネットワークの複数のリンクに結合され、
    前記多重チヤネル母線に結合され、前記リンクから前記モジュラ電気通信システムにトラヒックを通信するように動作できるインタフェース・モジュールと、 前記多重チャネル母線に結合され、前記モジュラ電気通信システム及び前記電気通信ネットワークの利用者に電気通信サービスを与えるように動作できるサービス・モジュールと、 前記多重チヤネル母線に結合され、前記インタフエース・モジュール及びサービス・モジュールにより、サービスを受ける選定したリンクの間で、前記モジュラ電気通信システム内部のトラヒックを選択的に経路選択するように動作できるスイッチ・モジュールと、 前記多重チヤネル母線に結合され、前記インタフエース・モジュール、サービス・モジュール及びスイッチ・モジュールを使用する電気通信トラヒックの処理を制御するように動作できる実時間モジュールと、 を包含するモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項8】 前記多重チヤネル母線に結合され、前記モジュラ電気通信システム構成を管理するように動作可能であり、前記モジュラ電気通信システムにより処理される電気通信トラヒックに関連する情報を記憶するように動作できるメモリ・システムを備えた管理制御モジュールを包含する、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項9】 前記メモリ・システムが前記モジュラ電気通信システムの利用者に関連する勘定に関連する勘定識別及び差引残高の情報を記憶するように動作可能であり、前記管理制御モジュールが前記モジュラ電気通信システムにより処理される電気通信トラヒックに関連する料金を、前記メモリ・システム内に記憶された適当な勘定に適用することにより、差引残高情報を更新するように動作できるようにした、請求項8のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項10】 前記メモリ・システムが前記モジュラ電気通信システムの利用者に関連する勘定に関連する勘定識別及び優先する搬送波情報を記憶するように動作可能であり、 前記管理制御モジュールが、前記モジュラ電気通信システムの特定の利用者に関連する特定の優先する搬送波情報を検索するように動作可能であり、 前記インタフエース・モジュールに前記特定の利用者に関連する前記特定の優先する搬送波情報により識別される特定の共通の搬送波トランクを含む複数の共通の搬送波トランクに結合されるように動作できるインタフエース・サーキットリーを設け、 前記モジュラ電気通信システムが、前記特定の共通の搬送波トランクを使用して前記特定の利用者により要求される適当な電気通信トラヒックを経路選択するように動作できるようにした、 請求項8のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項11】 前記サービス・モジュールに、前記モジュラ電気通信システム及び電気通信ネットワークから受取る音声メッセージを記録し再生するように動作できる音声メールシステムを設けた、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項12】 前記サービス・モジュールに、利用者を識別する利用者からの情報を記録することにより、自動コレクト・コールを処理するように動作できる自動オペレータ・システムを設け、前記モジュラ電気通信システムが、被呼者への通信経路を完成し、利用者からの記録された情報を使用して要求されたコレクト・コールを被呼者に知らせるように動作可能であり、さらに前記モジュラ電気通信システムが、前記コレクト・コールの容認を指示し、被呼者からの指示への応答を受取る方法について被呼者に指示するように動作可能である、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項13】 前記モジュラ電気通信システムが、ローカル電気通信装置に結合され、電話呼出しに関連する料金を、前記ローカル電気通信装置に関連する勘定以外の勘定に請求書発送をするように指示する第1の請求書発送フオーマット内でダイヤル操作される電話番号を受取るように動作可能であり、前記モジュラ電気通信システムが、前記電話番号を前記第1の請求書発送フオーマットから直接ダイヤル・フオーマットに変換しこの直接ダイヤル・フオーマットを使用してコレクト・コールを完了するように動作可能である、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項14】 前記インタフエース・モジュールに、
    前記電気通信ネットワークに関連する電話回線に前記モジュラ電気通信システムを結合するように動作できる電話回線インタフエース・サーキットリーを設けた、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項15】 前記インタフエース・モジュールに、
    前記電気通信ネットワークに関連するSS7リンクに前記モジュラ電気通信システムを結合するように動作できるSS7リンク・インタフエース・サーキットリーを設けた、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項16】 前記インタフエース・モジュールに、
    前記電気通信ネットワークに関連する光フアイバー回線に前記モジュラ電気通信システムを結合するように動作できる光フアイバー回線インタフエース・サーキットリーを設けた、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項17】 前記インタフエース・モジュールに、
    前記電気通信ネットワーク内のセルラー・インタフエースに関連するネットワーク・マルチプレクサ/デマルチプレクサ・システムに前記モジュラ電気通信システムを結合するように動作できるネットワーク・マルチプレクサ/デマルチプレクサ・インタフエース・サーキットリーを設けた、請求項7のモジュラ電気通信システム。
  • 【請求項18】 電気通信トラヒックを経路選択するように動作できる電気通信システムにおいて、 宛先識別情報を受取るように動作できる入力システムを持ち、前記電気通信システムの利用者にアクセスできる発信電話機と、 この発呼電話機に選択的に結合され、第1のインタフエース・モジュールを持ち、前記発呼電話機から宛先識別情報を受取るように動作できる第1のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームと、 第2のインタフエース・モジュールを持つ第2のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームと、 前記宛先識別情報により識別され、前記第2のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに選択的に結合された宛先電話機と前記第1及び第2のインタフエース・モジュールの間に選択的に結合され前記第1のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームから前記第2のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに電気通信トラヒックを経路選択するように動作できる伝送システムと、 を包含する電気通信システム。
  • 【請求項19】 前記伝送システムを前記第1のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連するマイクロ波送信機と、前記第2のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連するマイクロ波受信機とにより構成した請求項18の電気通信システム。
  • 【請求項20】 前記伝送システムに、前記第1のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連する第1の衛星トランシーバと、前記第2のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連する第2の衛星トランシーバと、前記第1及び第2の衛星トランシーバの間に電気通信トラヒックを経路選択するように動作できる通信衛星とを設けた、請求項18の電気通信システム。
  • 【請求項21】 前記電気通信システムにおいて、前記電気通信システムの利用者にアクセスできるローカル電気通信装置と、 前記ローカル電気通信装置に電話回線を経て結合され、
    前記ローカル電気通信装置から電話の呼出しを受取るように動作できるインテリジェント・ネットワーク・プラットホームと、 このインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連し、このインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを電気通信ネットワークに関連する通信リンクに結合するように動作できるインタフエース・システムと、 前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連し、前記ローカル電気通信装置を使用する利用者によりかけられた電話の呼出しに関連して利用者に自動電気通信サービスを提供するように動作できる電気通信サービス・モジュールと、 前記ローカル電気通信装置に関連し、特定の前記ローカル電気通信装置に独特の識別情報を記憶するように動作できる記憶サーキットリーと、 前記ローカル電気通信装置に関連し、前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームへのアクセスが、
    認可されてない使用の恐れがないように、前記独特の識別情報を検索し、前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに伝送するように動作できる処理サーキットリーと、 を包含する電気通信システム。
  • 【請求項22】 前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに関連し、このインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを電話回線に結合するように動作できる電話回線インタフエース・サーキットリーを備え、 この電話回線インタフエース・サーキットリーに、 所定の周波数を使用して前記電話回線を介して送信しかつ受信するように動作できる第1の帯域外通信サーキットリーと、 前記ローカル電気通信装置に関連し、前記電話回線に結合され、前記所定周波数を使用して前記電話回線を介して送信しかつ受信するように動作できる第2の帯域外通信サーキットリーとを設け、 前記ローカル電気通信装置が前記第2の帯域外通信サーキットリーを使用して前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに前記独得の識別情報を伝送するように動作可能であり、 前記インテリジェント・ネットワーク・プラットホームが、前記第1の帯域外通信サーキットリーを使用して前記独得の識別情報を受取るように動作可能である、請求項21の電気通信システム。
  • 【請求項23】 電気通信ネットワークのリンクに結合され、電気通信トラヒックを前記電気通信ネットワークによって処理するように動作できるモジュラ電気通信システムにおいて、 多重チヤネル母線と、 この多重チヤネル母線に結合され、前記電気通信システムに動作パワーを送出するように動作できるパワー・モジュールと、 前記電気通信ネットワークの複数のリンクに結合され、
    前記多重チヤネル母線に結合され、前記リンクから前記モジュラ電気通信システムにトラヒックを通信するように動作できるインタフエース・モジュールと、 前記多重チヤネル母線に結合され前記モジュラ電気通信システム及び前記電気通信ネットワークの利用者に電気通信サービスを提供するように動作できるサービス・モジュールと、 前記多重チヤネル母線に結合され、前記インタフエース・モジュール及びサービス・モジュールによりサービスを与えられる選定したリンクの間で前記モジュラ電気通信システム内部おいてトラヒツクを選択的に経路選択するように動作できるスイッチ・モジュールと、 前記多重チヤネル母線に結合され、前記インタフエース・モジュール、サービス・モジュール及びスイッチ・モジュールを使用して前記電気通信トラヒックの処理を制御するように動作できる実時間モジュールと、 前記多重チヤネル母線に結合され、前記モジュラ電気通信システムの構成を管理するように動作可能であり、前記モジュラ電気通信システムにより処理される電気通信トラヒックに関連する情報を記憶するように動作できるメモリ・システムを持つ管理制御モジュールと、 を備え、 前記メモリ・システムが、前記モジュラ電気通信システムをアクセスするように認可されたローカル電気通信装置を識別する機密保護情報を記憶するように動作可能であり、 前記管理制御モジュールが、前記モジュラ電気通信システムへのアクセスに対する要求に応答して前記機密保護情報をアクセスするように動作可能である、モジュラ電気通信システム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、一般に電気通信システム(telecommunicationsyste
    m)の分野、ことにモジュラ電気通信システム(mod
    ular telecommunication sy
    stem)を使う方法及び装置に関する。

    【0002】

    【発明の背景】電気通信システムの伝統的構成では、電話回線を介して中央局(central offic
    e)に結合した比較的簡単な電話器具を備えている。 この構成では、呼処理(call processin
    g)及びその他の精巧なシステムの多くは、中央局内に在り、ローカル電話機は、最終利用者に対する単にインタフェースとして、一般には中央局に対し受動モード作用する。

    【0003】最近の発展は、高度に洗練された(sma
    rt)電話システムを形成するのに処理能に役立っている。 これ等の高度に洗練された電話機は、ローカル的には呼処理及び自動オペレータ・サービスを行い又電気通信ネットワークの性能を高めることができる。 このようなあかぬけした電気通信の方式及び機能性は本出願譲受入出願に係わる米国特許第4,933,965号、同第4,933,966号、同第4,890,317号、
    同第4,908,852号、同第4,952,588及び同第4,920,562号の各公報に記載され、その内容は本明細書に参照してある

    【0004】中央局の処理能力にさらに役立ちこれを局部化するシステム及び方法が必要になつている。 さらに高い融通性を持つインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム(intelligent networ
    k platform)を備えた確実な電気通信ネットワーク環境を設けることが必要になつている。 融通性のある確実な電気通信ネットワークは、既存のシステムの費用のかかる改造や改善を必要としないで迅速な電気通信サービスを行うことができる。 「高度に洗練された電話機」の機能性を越えるこの複雑な処理能力は、本願の親特許明細書に記載され本説明に参照したインテリジェント・ネットワーク・プラットホームのようなネットワーク・プラットホームで得られる。 安価に得られる呼処理能力(call processing capab
    ility)は、中央局の費用のかかる改良を必要としない迅速な電気通信サービスの展開用のプラットホームを形成することができる。 たとえば伝統的な費用のかかる中央局システムを備え又は改良しなくても配分されたインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使い、大規模な精巧な電気通信サービスを各区域に極めて安価に極めて迅速に与えることができる。

    【0005】従って安価であり、インテリゼント(in
    telligent)であり、かつ融通性のある分散形の呼出処理能力を提供するモジュラ電気通信システムが必要になつている。

    【0006】

    【発明の概要】本発明によれば従来のシステムに伴う欠点を実質的になくし又は減らしたモジュラ電気通信システムが得られる。

    【0007】本発明の1実施例によれば極めて高い融通性を持つモジュラ・インテリジェント・ネットワーク・
    プラットホームを備えた確実な電気通信ネットワーク環境が得られる。 これ等のプラットホームにより、既存のネットワーク要素及び中央局システムに対し費用のかかる改造や改良を必要としないで電気通信サービスを迅速に展開することができる。

    【0008】本発明の1実施例によれば、複数の電話機及び呼処理システムを共有することのできるインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システムが得られる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは融通性のあるスイッチング能力すなわち交換能力(switching capability)を生ずる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは性質がモジュール形であり、従って広範囲の種類の複雑さを持つサービス器具に使うことができる。 このインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、音声メール(voice mail)及びメッセージング(messaging)のような呼処理サービス(ca
    ll processing service)ができ、電気通信ネットワークの保守、監視及び管理のできる精巧なシステム管理サービスができる。

    【0009】本発明の1実施例によれば帯域外送信(o
    ut−of−band−signalling)又はデーターオーバーボイス(data−over−voic
    e)伝送を使い電話機や呼処理装置のような構内装置(premises equipment)と、本発明の確実なネットワーク用の処理能力を生ずるインテリジェント・ネットワーク・プラットホームとの間にデータ伝送を行う。 データーオーバーボイス伝送は、本発明ネットワークを確実にするように複雑な不正防止アルゴリズムを生ずるのに使う。 さらにデーターオーバーボイス送信は、SS7支援に必要な費用のかかる中央局及びネットワーク設備を設けないで比較的高価なSS7ネットワークに一般に伴うシステムの管理及び監視の機能性を生ずることができる。

    【0010】本発明の他の実施例によれば既存のネットワークにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム及び進歩した顧客構内設備(customer p
    remises equipment)を設けて、既存のネットワーク設備の費用のかかる変更改良を行わないで進歩した電気通信サービスを迅速に行うのに使う。 たとえば新型の音声メール・メッセージ送出し、情報サービス、公共用及び非常用サービス、そして国際間及びその他の形式の呼トラヒック(call traffi
    c)応答監視は、本発明のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使って行うことができる。 本発明のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、高度にモジュラ(modular)であり、既存のネットワーク・システムと相互作用するのに十分な融通性を持つものである。 このようにして、既存のネットワーク・システムを変更しないでこれ等のネットワーク・
    システムにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム及び顧客構内設備を共用させることによつて極めて進歩した遠隔通信サービスが得られる。

    【0011】本発明のなお別の実施例によればインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは顧客構内設備と相互作用して進歩した不正防止方法及びシステムが得られる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームの処理機能と、顧客構内に位置する電話機及び呼処理システムの処理機能とを利用すると、ネットワークの不正を防止するのに呼許可発信(call auth
    orizationsignalling)及び呼進行発信(call progress signalli
    ng)を使うことができる。 このようにしてインテリジェント・ネットワーク操作台及び進歩した顧客構内設備を使い進歩した確実な電気通信ネットワークが得られる。 確実なネットワークを設けると、このネットワークにより、種々の前払い及び後払いの電気通信サービスが、このようなサービスの提供に通常伴う不正を受けないで得られる。

    【0012】本発明システムの他の態様によれば、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使い前払いの電話の呼出し(prepaid telepho
    necall)及びその他の方式の請求できる電気通信トラヒックの確認を行うことができる。 たとえば前払い勘定は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム及びクレジット・カードを使って追跡することができ、そしてコレクト・コール・トラヒック(colle
    ct call traffic)は、前払い勘定、クレジット・カード勘定又は宛先電話番号により要求された電話の呼出しに対し確実に支払いができるように、電話の呼出しを行うのに先だつて確認することができる。

    【0013】本発明のなお別の態様によればインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使い最少費用の方向呼処理(direction call pro
    cessing)を行うことができる。 本発明のこの態様によれば、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、宛先番号から発信番号(originat
    ing number)にかけられる呼が、発信番号から宛先番号にかけられる呼より費用が安いかどうかを定めることができる。 このような安い場合にはネットワークと関連して動作するインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、最低費用方向の送信の呼を、発呼者に接続することができる。

    【0014】本発明のなお別の態様によれば、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、従来の電気通信ネットワークからの電話サービスに適合できない顧客に前払い電話回線サービスを与えるのに使うことができる。 たとえば信用危機にある利用者は、全部の利用者の呼がインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを通り又呼トラヒックの前払い額を利用者が越すことが確実にないようにするのにインテリジェント・ネットワーク・プラットホームにより確実に制御される前払い電話回線を購入する。

    【0015】本発明のなお別の態様によれば、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使い、中央局システム、共用搬送波システム又はこれ等の両方をバイパスする。 この実施例によれば若干の電話機は、衛星リンク又はマイクロウエーブ局のような通信システムに結合できるインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに直接接続することができる。 このようにしてインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、既存の普通の搬送波ネットワーク及び中央局システムに関係なく、完全に別個の電気通信ネットワークを生成することができる。 或いはインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは普通の搬送波のトランク回線の端末点として使うことができる。 このようにして中央局システムは、バイパスされ、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使い複数の電話機回線を普通の搬送波トランクに切替え既存のネットワークを変更しないでサービスを行うことができる。

    【0016】本発明のなお他の実施例によればインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システムを利用する本発明ネットワークは、費用のかかる中央局システムを使わないで勘定をつけにする加入者の採択可能性(Billed Party Preference
    Capability)を与えることができる。 本発明によればインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、識別した発呼者と関連する適当な搬送波を検索するのに勘定をつけにする加入者採択情報データベースを直接アクセスする能力が得られる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームはこの場合適当な搬送波を直接アクセスするか又は中央局を経てダイヤル操作し、勘定をつけにする加入者の採択データベースから検索した情報を使い発呼者の呼を結合することができる。

    【0017】以下本発明の実施例を添付図面について詳細に説明する。

    【0018】

    【実施例】図1のは本発明により構成した電気通信ネットワーク10のブロツク図である。 電気通信ネットワーク10を3群の設備に概念的に分割することができる。
    第1の群は有料電話機12,14及び呼処理システム[call processing system]1
    6,18により図1に示した顧客構内設備(custo
    mer premise equipment)を備えている。 第2群の設備は図1で遠隔インテリジェント・
    ネットワーク・プラットホーム20,22及びローカル・インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム2
    4により示したインテリジェント・ネットワーク・プラットホームである。 電気通信ネットワーク10の最後の区分は、既存の接続ネットワークと呼ばれ、図1に中央局システム26,28,30と衛星局32と、マイクロ波局34とにより表わしてある。

    【0019】有料電話機12,14及び処理システム1
    6,18を備えた顧客構内設備は、「ダム(dum
    b)」および「スマート(smart)」な有料電話機と呼処理システム及び電話端末の組合わせとを含む種々のローカル電気通信装置を備えている。 本発明の電気通信ネットワークは、複雑な電気通信機能を自体は処理機能をほとんど又は全く持たない既存の電話機に付与することができる。 さらに本発明の電気通信ネットワーク、
    とくに図1に示したインテリジェント・ネットワーク・
    プラットホーム20,22のようなインテリジェント・
    ネットワーク・プラットホームは処理機能を持つ顧客構内設備と相互作用し、この説明で述べる種々の機能を生ずることができる。 たとえば有料電話機12のような特定の有料電話機は、インテリジェント・ネットワーク・
    プラットホーム20のようなインテリジェント・ネットワーク・プラットホームと相互作用し電気通信ネットワーク10を許可されない使用から防ぐように不正防止アルゴリズムを生ずる。 有料電話機12及び呼処理システム16のような顧客構内設備は、遠隔インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20のような遠隔のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに直接結合してもよい。 或いは有料電話機12又は呼処理システム16は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24のようなローカル・インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに中央局26を経て結合してもよい。 有料電話機12及び呼処理システム16のような顧客構内設備は、本願の譲受人の出願に係わる米国特許第4,933,965号、同第4,944,966
    号、同第4,890,317号、同第4,908,85
    2号、同第4,952,588号及び同第4,920,
    562号の各公報に記載されこれ等の記載を本説明に参照したシステムのように自動化扱者サービス及び電話機勘定管理機能を行うことのできる複雑な電気通信処理システムを備えてもよい。

    【0020】電気通信ネットワーク10の第2の主要部品は、接続ネットワーク・システムを備えている。 前記したようにこれ等は、中央局システム又は衛星局或いはマイクロ波局のようなその他の形の電気通信送信を含む。 本発明の重要な技術的利点は、顧客構内設備内と本発明インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム内との処理機能によりこれ等のシステムが既存のネットワーク・システムに対しインタフェースとなり既存のネットワークの変更又は改良を行わないで向上した電気通信サービスを得ることができる。 既存の中央局及び電気通信ネットワーク・システムの複雑さ及び寸法によつて顧客ごとの基準で新たなサービスを実現する経済性が困難になる。 たとえば特定の領域又は事業部門に音声メッセージ・システムを実現するには、伝統的な方法及びシステムを利用する場合に既存の中央局システムに対し数百万ドルの設備向上が必要である。 本発明の利点は、音声メール、メッセージ送出し等のようなサービスがわずかな費用及び時間で既存のネットワーク構造を変更しないで又はこれに干渉しないで特定の顧客に与えられることである。

    【0021】これ等の利点は一部は、本発明の電気通信ネットワーク10の最終部分すなわちインテリジェント・ネットワーク・プラットホームの機能によつて得られる。 図1に示したインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20,22,24は融通性の高いモジュラ電気通信処理システムである。 遠隔のインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20,22は、電気通信ネットワーク10の動作に使われる種々の電気通信スイッチング・システム、電気通信サービス・システム及び電気通信電気管理システムを備えている。 「遠隔」
    (remote)及び「ローカル」(local)という用語は、この場合電話機に直接結合されたインテリジェント・ネットワーク・プラットホームと、別のインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム上の電話機に中央局を経て結合したプラットホームとを単に区別するのに使用されるインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20,22は、ローカル・インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に中央局26,
    28を経て普通の電気通信回線を介し結合してもよい。
    さらにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20,22と直接通信するようにプログラムされ、そして普通の高速データ通信システムを使いインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20,22
    に結合してもよい。

    【0022】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、他の中央局30のような普通の電気通信ネットワークの他の部分、衛星局32のような衛星通信設備又はマイクロ波局34のようなマイクロ波電気通信設備又は普通のセルラ/RFコネクティビテイズ(c
    ellular/RF connectivitie
    s)に結合してもよい。 図1は本発明により構成した電気通信ネットワークの融通性を示す。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システム20,2
    2,24は、構造がモジュラ形で、構成及び動作に極めて融通性がある。 たとえばインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システムは中央局のいずれの側に位置させても、図1に示すような有料電話機又は呼処理システムと有効に通信することができる。 さらにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24のようなインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24が中央局であるように、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20のようなインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに応答するようにプログラムすることができる。

    【0023】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20と有料電話機12又は呼処理システム16
    との間に中央局を設けないで、有料電話機12又は呼処理システム16のような電話機又は呼処理システムとの直接通信の際にインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20のようなインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを位置させることの1つの利点は、
    帯域外(out−of−band)又はデータオーバーボイス(data−over−voice)通信が生ずることである。 正規の電話回線と音声通信帯域幅よりはるかに高い周波数と音声通信帯域幅よりはるかに低いスイッチング周波数とを使うことにより、有料電話機12
    又は呼処理システム16と、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20との間の音声通信と同時にデータを送ることができる。 このデータ通信は、電気通信ネットワーク10に不正を防止し又は状況情報をいずれの方向にも伝送するのに使うことができる。 電話の呼出しの開始に先だって普通の帯域内発信(in−ban
    d−signalling)を使うと、本願の譲受人の出願に係わる米国特許願07/944,166号明細書「電気通信不正防止のシステム及び方法」(TELLE
    COMMUNICATION FRAUDPREVEN
    TION SYSTEM AND METHOD」の場合のように不正防止アルゴリズムを実施することができる。 前記米国特許願明細書の記述は本明細書に参照してある。 本発明により得られる帯域外通信又はデーターオーバーボイス通信の施設は前記した不正防止法及びシステムのほかに使うことができる。 さらにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20は、電話の呼出し(tellephone call)の処理中に必要な料金情報又はその他の情報を受信し又は送信することができる。 一般に帯域外通信又はデーターオーバーボイス通信は、進歩した電気通信ネットワーク環境でSS7
    発信(SS7signalling)に認められるものと同様な信号通信機能をネットワーク10に与える。 これ等の機能は、顧客構内設備と本発明のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームとの間にこの機能を設けることによりSS7機能性及び中央局環境の時間及び費用のかかる具現を行わないで得られる。

    【0024】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24のような単一のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20は設けないで有料電話機1
    2のような有料電話機に中央局26を経て接続すると、
    インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24
    及び有料電話機12はなお、呼を処理し電気通信ネットワーク10を管理するように有効に通信することができる。 しかしインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24及び有料電話機12の間に中央局26を位置させると、従来の中央局システムが正規の音声帯域幅の外側の信号を伝えないので前記した外側周波数帯域幅直列データリンクを省くことができる。

    【0025】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20,22,24のモジュラ構造によりインテリジェント・ネットワーク・プラットホームが図1について述べた電気通信ネットワーク10で示した種々の役割を果すことができる。 さらにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24のようなインテリジェント・ネットワーク・プラットホームのモジュラ構造の融通性により電気通信システム10は、電気通信システム10が、たとえばインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内のインタフェース・サーキットリー(interface circuitry)を変更することにより、任意普通の電気通信ネットワークに対しインタフェースすることができる点で「ネットワーク独立」(network in dependent)にすることができる、インテリジェント・ネットワーク・
    プラットホーム24は、普通の中央局システムと通信するように、マイクロ波トランシーバ、衛星通信インタフェース、又は普通のフアイバ或いは陸線インタフェース(landline interface)を備えている。 セルラ通信及び無線通信のような他の電気通信ネットワーク機能も又、インテリジェント・ネットワーク・
    プラットホーム24の特定の機器のモジュラ構造内に所要のインタフェース・システムを含めることにより、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に対しインタフェースさせてもよい。 このようにして、インテリジェント有料電話機及び呼処理システムと関連するインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・
    システムは、一次電気通信システム又は電気通信システムの向上を必要とする際に電気通信サービスを各エリアに迅速に展開するのに使うことができる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームの融通性によりどのような通信機能が前もつて存在していてもこれに対しこのプラットホームがインタフェースすることができる。

    【0026】図2には電気通信ネットワーク10の別の実施例を示してある。 図2ではインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、セルラ・システム(cellular system)を介して有料電話機12,14及び呼処理システム16,18と通信する。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、ネットワークMUX及びDEMUX機能25に結合してある。 さらに有料電話機12,14はそれぞれ、図2に示したセルラ・トランシーバ13,15に結合してある。 同様に呼処理システム16,18は、図2
    に示すようにセルラ・トランシーバ17,19に結合してある。

    【0027】この実施例によればたとえばインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20及び有料電話機12の間のリンクは普通のセルラ・リンクを利用する。 図2に示した実施例を使うと、新式の電気通信ネットワークを陸上回線機能の全くない区域で作動させることができる。 セルラ有料電話機及びセルラ呼処理システムに対する応答指令は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20を使って得られる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20は、ハード応答指令をセルラ有料電話機及び呼処理システムに帯域内又は帯域外発信(in band or out o
    f band signalling)によつて送る。
    インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24
    は、セルラ有料電話機12及びセルラ呼処理システム1
    6から信号を受取ることができ、中央局30、衛星局3
    2又はマイクロ波局34に対し直接インタフェースしてネットワークの遠隔部分との通信を完了することができる。

    【0028】本発明によれば、従来のシステムに伴う欠点を実質的になくし又は減らすモジュラ電気通信システムが得られる。 融通性が高いモジュラ・インテリジェント・ネットワーク・プラットホームから成る確実な電気通信ネットワーク環境が得られる。 これ等のプラットホームは、既存のネットワーク要素及び中央局システムに対し費用のかかる変更又は改良を必要としないで電気通信サービスの急速な展開ができる。 複数の電話機及び呼処理システムに対しインタフェースすることのできるインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システムが得られる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、融通性のあるスイッチング機能を生ずる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、性質がモジュラ形であり、従って種々の複雑さを持つサービスの実施に使うことができる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、音声メール及びメッセージ送りのような呼処理サービスができ、精巧なシステム管理サービスにより電気通信ネットワークの保守監視及び管理ができる。

    【0029】帯域外発信又はデータオーバーボイス送信は、電話機及び呼処理装置のような構内設備と本発明の確実なネットワークに処理機能を与えるインテリジェント・ネットワーク・プラットホームとの間にデータ送信を行うのに使う。 データオーバーボイス送信は、本発明のネットワークを確実にするように複雑な不正防止アルゴリズムを実施するのに使う。 さらにデータオーバーボイス発信は、SS7支援に必要な費用のかかる中央局設備を設けないで、比較的費用のかかるSS7ネットワークに一般に伴うシステムの管理監視の機能を生ずることができる。

    【0030】既存のネットワークにインテリジェント・
    ネットワーク・プラットホーム及び進歩した顧客構内設備を位置させると、既存のネットワーク設備の費用のかかる変更又は改良を行わないで進歩した電気通信サービスを迅速に行うのに役立つ。 たとえば先端的なボイスメール、メッセージ送出し、情報サービス、公衆サービス及び非常サービス、国際的及びその他の形式の呼トラヒック応答監視は本発明インテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使って行うことができる。 本発明のインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは高度にモジュラ形であり、既存の任意のネットワーク・システムと相互作用するのに十分な融通性がある。 このようにしてインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム及び顧客構内設備を既存のネットワーク・システムに対しこれ等のネットワーク・システムを変更しないでインタフェースさせることにより、極めて進歩した電気通信サービスが得られる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、顧客構内設備と相互作用し進歩した不正防止法及びシステムを生ずる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームの処理機能と顧客構内に位置させた電話機及び呼処理システムの処理機能とを利用すると、呼許可発信(call author
    ization signalling)及び呼進行発信(callprogress signallin
    g)を使いネットワークの不正を防止することができる。 このようにしてインテリジェント・ネットワーク・
    プラットホーム及び進歩した顧客構内設備を使い進歩した確実な電気通信ネットワークを形成することができる。

    【0031】確実なネットワークを設けることにより、
    このようなサービスを行うことに通常伴う不正を受けないで種々の前払いの電話通話及びその他の形の支払い請求可能な電気通信トラヒックを正当と認めるのに使える。 たとえば前払い勘定は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使い追跡することができ、そしてクレジット・カード及びコレクト・コール・トラヒックは、前払い勘定、クレジットカード勘定又は宛先電話番号が要求された電話の呼出しに対し確実に支払いできるように電話の呼出しを行うのに先だって妥当化することができる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、個人識別番号(PIN)を使いアクセスされた前払い勘定を使って行った呼を処理するのに同様に使うことができる。 PINが正当と認められると、勘定収支は前記したインテリジェント・ネットワーク・プラットホームの処理機能を使い監視することができる。

    【0032】インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは最小費用方向呼処理(least cost
    direction call processin
    g)を行うのに使う。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、宛先番号から発信番号に行われる呼が、発信番号から宛先番号に行われる呼より費用が安いかどうかを定めることができる。 このような場合にはネットワークと関連して動作するインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは通話を最小費用方向に接続することができる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、前払い電話回線サービスを普通の電気通信ネットワークからの電話サービスに適合することのできない顧客に与えるのに使う。 たとえば信用の低いおそれのある利用者は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに固定され制御される前払い電話回線を購入して、全部の利用者の呼を、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームを経て経路選択(r
    oute)し、呼トラヒックの前払い量を利用者が超えることがないようにする。

    【0033】インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、中央局システム、搬送波共同システム又はこれ等の両システムをバイパスするのに使う。 若干の電話機は、衛星リンク又はマイクロ波局に結合できるインテリジェント・ネットワーク・プラットホームに直接接続できる。 このようにしてインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、既存の搬送波共同ネットワーク及び中央局システムとは独立して、完全に別個の電気通信ネットワークを生成するのに使うことができる。 或いはインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは搬送波共同方式の中継線用の端末点として使うことができる。 このようにして中央局システムはバイパスされ、インテリジェント・ネットワークは複数の電話線を専用回線に切換えるのに使うことができる。

    【0034】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システムを利用する本発明のネットワークは、費用のかかる中央局システムを使わないで勘定をつけにする加入者の採択可能性を生ずることができる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、勘定をつけにする加入者の情報採択データベース(bil
    led party preference data
    base of information)をアクセスする機能を持ち、識別された発呼者に関連する適当な搬送波を検索する。 次いでインテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、適当な搬送波を直接アクセスして勘定をつけにする加入者の情報採択データベースから検索された情報を使い発呼者の呼を結合することができる。

    【0035】本発明の1実施例によれば、顧客構内設備に結合したインテリジェント・ネットワーク・プラットホームにこれ等の動作を集中することにより実質的な処理機能を欠く「ダム」(dumb)顧客構内設備に自動オペレータ・サービス(automated oper
    ator service)を加える。 このような自動サービスはたとえば、本願の譲受人の出願に係わりほん説明に参照した米国特許第4,933,965号、同第4,944,966号、同第4,890,317号、同第4908,852号、同第4,952,588号及び同第4,920,562号の各公報に記載してあるような自動コレクト・コール等を含む。 たとえばインテリジェント・ネットワーク・プラットホームはO+フォーマットでダイヤルを回した電話の呼出しに対する要求を受取り、この呼出しを利用者からの或る方式の支払いを得て確認した後呼出しを直接ダイヤル呼出しに変換することができる。 さらにインテリジェント・ネットワーク・
    プラットホームは、利用者の名前を記録し、直接ダイヤル呼出しを被呼者にかけ、記録した名前から返済を受取ることにより自動コレクト・コールを完了するように所要のシステムを備えている。 この場合インテリジェント・ネットワーク・プラットホームは、記憶した音声メッセージを使い被呼者を促し、被呼者が呼に関連する料金に対する責任を認めると、呼を完了する。 これ等の又その他の進歩した自動サービスは、本発明により構成した単一の中央インテリジェント・ネットワーク・プラットホームを使い多数の電話機に加えることができる。

    【0036】図3は本発明により構成したインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム20,22,24
    の実施例の詳細を示す。 図3は多重チャネル母線36を使い接続した複数の互いに別々のモジュールを備えたモジュラ構造を示す。 多重チャネル母線36は、システム制御母線38、システム監視母線40及びシステム・データ/音声母線42から成っている。 システム制御母線38及びシステム監視母線40は、普通のメッセージ・
    パッシング方法及び方式(message passi
    ng method and system)を使いR
    S232直列通信リンク又はローカル・エリア・ネットワーク通信リンクのような普通のコンピュータ・データ通信チャネルを備えている。 システム・データ/音声母線42は、電話の呼出し及び制御信号トラヒックに対し時間多重化する普通のPCM通路を備えている。 前記したようにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、多重チャネル母線36を経て相互に結合した複数の互いに別々のモジュールを備えている。 図3に示すようにこれ等のモジュールは、インタフェース・モジュール44、スイッチ・モジュール46、サービス・
    モジュール48、管理制御モジュール50、実時間モジュール52、パワー・モジュール54及びシステム制御モジュール56から成っている。 インタフェース・モジュール44は、若干のローカル・スイッチング性能(l
    ocal switching capabilit
    y)を含み一般にインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に結合した種々の電気通信リンクにインタフェースを与えるように機能する。 スイッチ・モジュール46は、入り及び出の電気通信リンク間と各電気通信リンク間の交換と、音声促進、メッセージ送り機能等のようなインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム内の他のシステムにより得られるサービスとを行う。 サービス・モジュール48は、DTMF音声検出及び生成に広く利用されている機能に対し音声メールと同様に複雑な機能のような任意の数の電気通信機能を生ずるようなモジュールから成っている。 管理制御モジュール50は、残りのシステムの構成を管理する作用をすると共に、勘定をつけにした記録及びシステム通信等のような情報のデータベースを管理するのに役立つ。 実時間モジュール52は、呼トラヒックの刻々の経路選択及びハンドリングに必要な実時間交換及びその他の機能を管理する作用をする。 パワー・モジュール54は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内の残りのモジュールに電力を送り、インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに接続したライブ・パワード有料電話機(live powered paypho
    ne)に電力を送るのに使うことができる。 さらにパワー・モジュール54は、リンギング信号及びリンギング電圧をインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に接続した有料電話機又はその他の電話機に送ることができる。 システム制御モジュール56は、残りのシステムの異常のないことを監視するように動作し、この際にインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24の完全性及び平滑な動作を保持するのに必要な制御信号及び警報信号を監視し発生する。

    【0037】後述のモジュールのうち第1のモジュールは、システム制御母線38、システム監視母線40及びシステム・データ/音声母線42にそれぞれ結合したインタフェース・モジュール44である。 インタフェース・モジュール44は、なお詳しく後述する複数のインタフェース・ボードを備えている。 各インタフェース・ボードは、たとえば6本の電話回線及び6本の中央局回線に結合される。 各インタフェース・ボードは、6本の電話回線のうちの任意の電話回線を6本の中央局回線のうちの任意の中央局回線に内部の固有の交換機能を経て結合することができる。 さらになお詳しく述べるようにインタフェース・モジュール44は、単一のインタフェース・モジュール44内のインタフェース・ボードに関連する電話回線及び中央局回線を切換えて、選択的に相互に結合できるような交換機能を持つ。 さらにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、多数本の回線を必要とする場合に、インタフェース・モジュール44と同じ若干のインタフェース・モジュールを備えている。 インタフェース・モジュール44の内部交換機能を使うと、3個までのインタフェース・モジュールが、3個のインタフェース・モジュールのサービスを受ける電線回線及び中央局回線のうちの任意の回線の切換えを行うことができる。 インタフェース・モジュール4
    4のような3個以上のインタフェース・モジュールが特定の実施に必要であれば、図2に示したスイッチ・モジュール46のようなスイッチ・モジュールを設けて、付加的な交換機能を行う。 このようにしてインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は4レベルの電気通信交換の機能を持つ。 第1にインタフェース・モジュール44を形成するインタフェース・カードは、6本の電話回線のうちの任意の電話回線を、特定のカードに直接結合された6本の中央局回線のうちの任意の回線に接続するカード内交換性能(intracard sw
    itching capability)を持つ。 第2
    にインタフェース・モジュール44は、単一のインタフェース・モジュール44内の隣接カード間でモジュール内/カード間の交換(intramodule/int
    ercard switching)を認める。 第3にインタフェース・モジュールは、補助なしに3個までのインタフェース・モジュール間で交換を行う所要の処理機能を含む。 第4にそして最後に3個以上のインタフェース・モジュールが、特定のインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に含まれる場合は、スイッチ・モジュール46を設けて、若干のインタフェース・
    モジュール44によりサービスを受ける電話回線及び中央局回線の間でさらに交換を行うのを援助できる。 この多重レベル交換機能は、特定の電気通信ネットワークの必要性に応ずるのに著しい融通性を持つ。 さらにインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24の構造のモジュール性により、同じモジュール又は構成を種々の交換及び電気通信ネットワーク・システム機能に使うことができる。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24のモジュラ性によつて、設備の実質的に同じ部品を極めて精巧かつ複雑なスイッチになるように構成し、又は一層低い交換機能を持つように構成しそして他のモジュールを加えることにより管理上の精巧な自動オペレータ・サービスを生ずるように構成することができる。 インタフェース・モジュール44内のインタフェース・カードは、各インタフェース・カードに結合した特定の回線の性質に従って、普通の電話回線インタフェース・モジュール、アナログ或いはデイジタルの中継線インタフェース・モジュール、又はSS7リンク・インタフェース・モジュールから成る。 インタフェース・
    カードは又、信号バッファリング及びその他の普通の電気通信データ処理機能を生ずる。

    【0038】スイッチ・モジュール46は、寸法が8×
    8から約512×512又はそれ以上の普通のデイジタル交差点スイッチを備えている。 前記したようにスイッチ・モジュール46は電話回線を中央局回線又はその他の電話機に結合するように作用する。 スイッチ・モジュール46は又、入り及び出の電気通信経路を図3に示したサービス・モジュール48のような1つ又は複数のサービス・モジュールに結合するのに役立つ。 サービス・
    モジュール48は、電話の呼出しと自動オペレータ・サービスの性能とに必要な種々のリソースを備えている。
    たとえばサービス・モジュール48は、DTMF及びM
    Fの発生検出回路と、音声メッセージの記録再生回路と、計数化音声指示メッセージを記憶する音声メモリとを提供する。 サービス・モジュール48は又、電話回線に沿って伝わる信号を使い応答検出を行うことのできる回路を備えている。 サービス・モジュール48はさらに、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24の残りの部分に共用される音声認識機能性又はその他の複雑な機能性を生ずるシステムを備えている。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、
    一般的な又は特定の機能に各別に役立つ若干のサービス・モジュール48を備えている。 たとえば単一のサービス・モジュール48は、音声メール・システムを生ずるように専用化され、そして音声メール・サービスを行うのに必要な音声サーキットリー、処理サーキットリー及びメッセージ記憶サーキットリーを備えている。

    【0039】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24はさらに、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内の残りのモジュールに、システム制御母線38、システム監視母線40及びシステムデータ/音声母線42を経て結合する管理モジュール5
    0を備えている。 管理制御モジュール50は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24の動作を制御するように機能し、そして中央処理システム・データ通信システム及び大規模短時間記憶システムを持つ普通の386又は486型の互換性のあるパーソナル・コンピュータを備えている。 管理制御モジュール50は、
    本願の譲受人の出願に係わり本説明に参照した親特許願07/944,166号明細書に記載してある不正防止プロトコルに使われているメモリシステムを備えている。 管理制御モジュール50により利用者はインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に対し相互作用し、システム構成監視、システム・サービス及びシステム改良を行うことができる。 管理制御モジュール5
    0は又本発明の構成のモジュラ性から利益を得るのはもちろんである。 たとえばインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24の特定の具現は、単一の主管理モジュールにより制御される複数の特定目的の管理制御モジュール50を利用する。 特殊目的の管理制御モジュールは、ファイル・サーバー(file serve
    r)として機能し、たとえばクレジット・カード電話の呼出し(telephone call)、借り方カード電話の呼出しPIN呼又はスマートカード電話の呼出しの評価(placement)及び勘定書き記入(b
    illing)に使われる勘定をつけにした勘定番号の確認に使う情報の大きいデータベースを管理する。

    【0040】本発明の1実施例によれば、管理制御モジュール50により管理されるデータベース管理システムは、インテリコール・インコーパレイティド(Inte
    llicall Inc. )により構成され本発明の譲受人の出願に係わり本説明に参照した米国特許第4,9
    33,965号、同第4,933,966号、同第4,
    890,317号、同第4,908,852号、同第4,952,588号及び同第4,920,562号の各公報により構成した妥当性検査インタフェース・コンピュータ・システムを備えている。 動作時には管理制御モジュール50は、勘定をつけにできる電気通信トラヒックの評価に使うクレジットカード番号、電話番号及びその他のつけにした勘定番号を確認するデータベースをアクセスするように機能する。 本発明の1実施例によればインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム2
    4は管理制御モジュール50の使用により、前払いのスマート・カード(smart card)に又はプレーン磁気カード(plainmagnetic car
    d)に勘定書記入した電話トラヒックを経路選択するように動作することができる。 この実施例によれば電気通信ネットワークの顧客は、前払い電気通信借方カードを購入する。 このカードは、カード識別磁気条片を持つプレーン・プラスチック・カード、カード残留値を記憶する集積回路チップを持つスマート・カード、又はランディズ・エンド・GYR・テクノロジー(Landis
    and GYR Technology)社製のカードのような「オプト・カード」(opto−card)のいずれでもよい。 動作時には、図1に例示した電気通信ネットワーク10の利用者は、そのカードを、図1に例示した有料電話機12のような有料電話機のカード読取り機にカードを挿入する。 有料電話機12は利用者のカードから識別を読取り、この情報を、従来の電気通信技術によりインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24と、カード番号のデータベースを管理する管理制御モジュール50とにアップロード(upload)
    する。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24及び管理モジュール50はこの場合データベースを検査してカードが電気通信トラヒックを評価するのに使われることを確認する。 カードがカードの値を記憶するメモリ・システムを備える場合には、ローカル電話機12は又カードに残る値を検索し、さらにその情報をインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24にアップロードすることができる。 次いでインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は呼を監視し、
    カードに残る金額を電話の呼出し中に確実に越えないようにする。 電話の呼出しの終了時に、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、電話機に、カードに記憶される金額を低減するように指令する。 次いで電話機は、適当な金額をカードに書込む。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は又このカードに関連する金額を、これ自体のデータ・ベース内に記憶し、このカードを使い評価された後の呼に対しさらに照合するのに使う。 このようにして任意のときに特定のカードに割当てた金額を、カード値の中央データベースを使いインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に、又利用者のカードからの値を検索することによりローカル電話機にアクセスすることができる。

    【0041】本発明の別の実施例によれば、借方カードを使う。 このカードには、このカードに関連する金額を記憶するサーキットリーを含んでいない。 この実施例によればカードは単に、電話機14により、磁気的又は光学的カード読取機又はその他の普通のシステムを使い読取ることのできる磁気的又は光学的識別子ストリップ(identifier strip)を含むだけである。 この識別子ストリップは次いで、特定のカードに関連する金額を見出すように中央データベースをアクセスすることのできるインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24にアップロードされる。 この実施例によればインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は、電話機14からアップロードされたカード番号が妥当なものであること、このカード番号が所望の呼を評価するのに十分な量の金額に関連することを確認する。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24はさらにこの呼を監視してこの呼に対する料金が、
    カードに記憶された金額を確実に越えないようにする。
    呼の終了時には、この特定の呼に関連するデータベースの入りを、この呼に関連する料金を反映するように低減させる。 この実施例には、カードに対する情報の書込みを必要としなくて従って電話機14内の設備が著しく安価であり、一層信頼性が高いという技術的利点がある。
    このようにして電流の使用が著しく少なくなる。 さらに磁気借方カードがライン・パワード電話機(line−
    powerd telephone)に提供されてローカル電気通信装置にA/C電力を送る必要がなくなる。
    本発明によればスマート・カード・システムは又ライン・パワード電話機と協働して使うことができるのはもちろんである。 インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内の処理性能によりカード値のデータベースに対する集中した制御及びアクセスができ、データベースの監視と、スマート・カード、磁気借方カード、光学カード又はその他のカード技術を使うかどうかを、カード顧客に説明することを容易にする。

    【0042】本発明の重要な技術的利点は、本発明が磁気ストリップ・カード、スマート・カード又は光学カードの性能を利用することができる点で3つの主要なカード技術がすべて本発明により支援できることにある。 本発明の重要な利点は、一層高価な光学カードにより得られるのと同じ、又は一層良好な安全レベルで安価な磁気カードを使用できることにある。 このことは、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム及びローカル電気通信装置内の固有の処理性能が前記した米国特許願07/944,166号明細書に記載してある前記した不正防止法及びシステムを使うことにより絶対的に確実なネットワークを生ずるので可能である。 このようにしてはるかに安価なシステムを使い、極めて確実な前払いカード電話の呼出しをライン・パワード電話機で行うことができる。

    【0043】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム14は又、システム制御母線38、システム監視母線40及びシステム・データ/音声母線42により、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内の残りのモジュールに結合した実時間モジュール52を備えている。 実時間モジュール52は、管理制御モジュール50から呼処理の実時間動作をオフロード(offload)するのに使用され、特定の管理制御モジュール50内の不必要なリソースの繰返しの費用をなくす。 実時間モジュール52は、インテリジェント・
    ネットワーク・プラットホーム24を介して電話トラヒックの管理を行う作用をする。 たとえばスイッチ・モジュール48は、実時間モジュール52の制御のもとに動作し、特定の入り及び出の電話回線に接続され又はサービス・モジュール48内の特定のリソースを、このリソースを必要とする電話の呼出しに接続する。 又図3において本発明の若干の実施例によれば管理制御モジュール50は他のモジュールの管理に専用化する。 たとえば単一の管理制御モジュール50は、特定のサービス・モジュールにより提供されるリソースの使用を最適にするようにサービス・モジュール48の管理に専用化される。
    さらに単一の管理制御モジュール50は、所定の複数のインタフェース・モジュール44の管理に専用化する。
    これ等の専用化された管理制御モジュールは次いで、付加的管理制御モジュール50により管理され、ピラミッド形制御機構を形成する。 このようにして図3に例示したモジュール構成により特定の電気通信環境に対するシステム・リソースの拡張及び最適化が容易にできる。

    【0044】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は又、図3に示したパワー・モジュール5
    4を備えている。 パワー・モジュール54は、システム制御母線38に結合され、残りの各モジュールに種々の電圧を供給するように動作する。 たとえばパワー・モジュール54は、電気通信ループ電流用に−48VDC及び96VDCを供給し、又インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内の残りのモジュール内に在るデイジタル回路に対し±5Vaのような普通の論理レベル電圧を供給する。 パワー・モジュール54は又ライン・パワード電話機に電力を供給し、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24に接続した計測器具にリンギング信号及びリンギング電圧を供給する。 パワー・モジュール54は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内の残りのモジュールに、多重チャネル母線36のシステム制御母線38を経て供給されている。

    【0045】インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24は又、インテリジェント・ネットワーク・
    プラットホーム24内の残りのモジュールにシステム監視母線40を経て結合してある。 システム制御モジュール56は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内の残りのモジュールの異常のないことを監視するように機能し、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム24内で若干の警報コンテンションが検出されると、非常用システム機能を果す。 システム制御モジュール56は又このシステムをパワーアップに初期状態設定するのに役立ち、緊急機能停止の場合にシステムの状態及び完全性を保持するように機能する。

    【0046】図4は或るインテリジェント・ネットワーク・プラットホーム内の複数のモジュールの相互接続を示すブロック図である。 図4は又多重チャネル母線36
    を示す。 前記したように多重チャネル母線36は、システム制御母線38、システム監視母線40及びシステム・データ/音声母線42を備えている。 図4は、多重チャネル母線36を、多重チャネル母線36の構造に平行する内部母線を使うことにより各モジュールを形成するカードに通じさせる方式を示す。 たとえば図4は、インタフェース・カード60,62,64を備えたインタフェース・モジュール58を示す。 各インタフェース・カード60,62,64はそれぞれ、モジュラ多重母線6
    6に結合してある。 モジュラ多重母線66は、モジュラ・インタフェース回路70により生成されるモジュラ・
    システム制御母線68を備えている。 モジュラ・インタフェース回路70は、モジュラ・システム制御母線68
    にシステム制御母線38をインタフェースするように動作する。 モジュラ・システム制御母線68は、各インタフェース・カード60,62,64に送信する。 同様にモジュラ・システム監視母線70及びモジュラ・システム・データ/音声母線72は、モジュラ・インタフェース・カードにより各インタフェース・カード60,6
    2,64に送信し、システム監視母線40及びシステム・データ/音声母線42と、各インタフェース・カード60,62,64との間の通信を許容するのに役立つ。

    【0047】前記したように各インタフェース・カードは、たとえば6本の電話回線及び6本の中央局回線に結合される。 たとえばインタフェース・カード60は、中央局回線74及び電話回線76に結合される。 同様にインタフェース・カード62は、電話回線78及び中央局回線80に結合される。 前記したようにインタフェース・カード60は、電話回線74のうちの任意の電話回線を中央局回線76の任意の回線に切換える性能を持つ。
    これは、本発明に固有の第1の切換えレベルであり従来カード内切換え(intracard switchi
    ng)と呼ばれている。 モジュラ多重チャネル母線66
    と共にインタフェース・カード60,62の性能は、モジュール内/カード間切換え(intramodule
    /intercard switching)を行う性能を持つ。 たとえば中央局回線74のうちの任意の中央局回線は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システムの残余内に在る切換えハードウエアによらないで、回線80のうちの任意の回線に接続することができる。

    【0048】モジュール82は又、モジュール・インタフェース84を経て多重チャネル母線36に接続される。 モジュール82は、これが前記したように電話回線及び中央局回線に結合したインタフェース・カード8
    6,88を含む点でモジュール58と同様である。 さらにモジュール82は又、モジュール多重チャネル母線9
    0を含み、このモジュール多重チャネル母線90は、インタフェース・カード86,インタフェース・カード8
    8及びサービス・カード98に結合されたモジュール・
    システム制御母線92、モジュール・システム監視母線94及びモジュール・システム・データーオーバーバス母線96から成る。 モジュール92は、本発明システムの固有のモジュール間切換え性能を使い特定のモジュール内又は隣接モジュール内でカードに共有のサービスをローカル的に供給するように、サービスカードを他のモジュールに組み入れる本発明システムの性能を示す。 たとえばサービス・カード98は、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム・システムの残りの部分に在る切換えハードウエアによらないで、モジュール82
    内の他のカードに又制限した個数の他の隣接モジュールに、サービス・モジュール48について前記したサービスを与える。 たとえばサービス・カード98は、各隣接モジュール内でモジュール82により処理される呼に対しDTMF及びMFの信号発生及び検出音声認識及び音声メッセージの記憶及び検索のサービスを供給する。 サービス・カード98は、システムの残りの部分にモジュラ多重チャネル母線90及び多重チャネル母線36を介して通信する。

    【0049】図4は又、モジュール・システム制御母線104,モジュール・システム監視母線106及びモジュール・システム・データ/音声母線108から成るモジュラ多重チャネル母線102を備えたモジュール10
    0を示す。 モジュール100内のカードは、モジュール多重チャネル母線102を前記したように多重チャネル母線36に結合するモジュール・インタフェース・カード110を経てシステムの残りの部分と通信する。 モジュール100は、単一のモジュール内に不均質なカードを含む本発明システムの性能を示す。 たとえばモジュール100は、実時間カード112、切換えカード11
    4、サービス・カード116及び管理カード118を備えている。 実時間カード112は、前記した実時間モジュール52について述べたのと同様な機能を生ずる。 実時間カードは、モジュラ多重チャネル母線102及び多重チャネル母線36を利用し、モジュール100内の残りのカードと残りのモジュール内のカードとをそれぞれ通信させる。 同様にスイッチ・カード114、サービス・カード116及び管理カード118は、それぞれスイッチ・モジュール46、サービス・モジュール48及び管理モジュール50について前記した機能性をローカル的に提供する。 前記したように一層複雑なシステムに対して全モジュールは、特定のサービス又は管理機能を生ずるように専用化することができる。 従ってモジュール100はそれぞれ、たとえば複雑な最新式の音声メール・システム内にそれぞれ互いに異なる機能を生ずる複数のサービス・カードを含む。 本発明の他の実施例によれば全モジュールは、管理機能に専用化され、特定のモジュール内の他がいに異なるカードはインテリジェント・
    ネットワーク・プラットホームの残りの部分の管理に専用化された十分に機能的なコンピュータ・システム(f
    ully functional computer
    system)の互いに異なる部分を備えている。 これ等のカードのうちの任意のカードは、図4に関し説明したモジュール多重チャネル母線及びモジュール間多重チャネル母線36を利用して、システムの残余の部分をインタフェースしかつ通信する。

    【0050】図5は図4について前記した典型的なインタフェース・カード60の線図である。 インタフェース・カード60は、たとえばモトローラ(Motorol
    a)68340のような16ビットマイクロプロセッサから成るマイクロプロセッサ・サーキットリー120を備えている。 マイクロプロセッサ・サーキットリー12
    0は、マイクロプロセッサ・サーキットリー120を動作させるのに使われるソフトウエアの構成及び試験に使用されるデバック・ポート122を備えている。 インタフェース・カード120はさらに、モジュラ・システム制御母線68から48Vの電力を受取り、インタフェース・カード60内のマイクロプロセッサ・サーキットリー120に又残りの各デイジタル・サーキットリーに±
    5Vのデイジタル電源電圧を出力する電源124を備えている。 マイクロプロセッサ・サーキットリー120
    は、インタフェース・カード60内のサーキットリーのうちの残余のサーキットリーと、並列制御母線126を経て通信する。 並列制御母線126は、電話回線インタフェース回路128に結合してある。 電話回線インタフェース回路128は、たとえば6本の電話回線に結合される。 電話回線インタフェース回路128は又、インタフェース・カード60に結合された電話回線及び中央局回線により、音声の搬送及び帯域内データ伝送に使われる普通の32チャネルPCM回線130にも結合される。

    【0051】帯域外通信又はデーターオーバーボイス通信は、電話回線74及び並列制御母線126の間に結合された18kHz信号サーキットリー132により得られる。 中央局回線76は、図5に示した中央局回線インタフェース・サーキットリー134を経てPCM母線1
    30にインタフェースされる。 中央局回線インタフェース・サーキットリー134は、並列制御母線126を経て制御信号を受取り、マイクロプロセッサ・サーキットリー120を経て中央局回線136及びPCM母線13
    0間のインタフェースを制御する。

    【0052】インタフェース・カード60はさらに図5
    に示した複数のリソース回路136を備えている。 リソース回路136は、たとえばDTMF受信機、DTMF
    送信機、呼進行トーン検出器(call progre
    ss tone detector)、その他カックー検出器(cuckoo detector)のような特殊なトーン検出器及びたとえば1200ボー(Bau
    d)変復調装置のような通信サーキットリーを備えている。 リソース回路136は、ローカル的に電気通信リソースを形成する。 リソース回路136は、マイクロプロセッサ・サーキットリー120から並列制御母線126
    を経て受取る制御信号によつて制御される。 リソース回路136は、デイジタル・スイッチ・サーキットリー1
    38及びPCM母線130を経て電話回線74又は中央局回線76に結合される。 デイジタル・スイッチ・サーキットリー138は、32×16のチャネル・スイッチング・マトリックスを備えている。 デイジタル・スイッチ・サーキットリー138は、並列制御母線126を経て伝送される制御信号を介しマイクロプロセッサ・サーキットリー120により制御される。 デイジタル・スイッチ・サーキットリー138は又、PCM母線130をモジュラ・システム・データ兼音声母線72のPCM母線部分に結合するのに役立つ。

    【0053】デイジタル・スイッチ・サーキットリー1
    38は又、クロッキング選択サーキットリー[cloc
    king select circuitry]140
    からクロッキング信号を受取る。 クロッキング選択サーキットリー140は、残りの各回路に並列制御母線12
    6を経てクロック信号を供給する。 クロッキング選択サーキットリー140は、モジュラ・システム・データ兼音声母線72から一次及び二次のクロック信号を受取る。 クロッキング選択サーキットリー140は又モジュラ・システム・データ兼音声母線72を経てクロック信号を出力する。

    【0054】インタフェース・カード60は、インタフェース回路142を経て並列制御母線126に結合すされるモジュラ・システム制御母線68を介して監視される。

    【0055】インタフェース・カード60は又警報兼リセット回路149を備えている。 警報兼リセット回路1
    49は、並列母線126に結合され、並列母線126を介しマイクロプロセッサ・サーキットリー120により制御する。 警報兼リセット回路149は、警報兼リセット条件をローカル的に表示し、このような条件をシステム監視母線70を介しシステムの残りの部分に報告するように動作する。 警報兼リセット回路149は又、システム監視母線70を介し、たとえばシステムリセット信号のような緊急制御信号を受取る。 警報兼リセット回路70は、全リセットのような指示機能をインタフェース・カード60に生じさせる。

    【0056】図6はインテリジェント有料電話機150
    のブロック図を示す。 インテリジェント有料電話機15
    0は、たとえばモトローラ68340型16ビット・プロセッサでよいプロセッサ152を備えている。 プロセッサ152は、プロセッサに対し実時間を供給し、又インテリジェント有料電話機150の通し番号を記憶する実時間クロック通し番号ROM回路154に結合される。 プロセッサ152は又インテリジェント有料電話機150の構成データ(configuration d
    ata)を記憶するのに使われる工場構成(facto
    ry configuration)EEPROM15
    6に結合される。 プロセッサ152は、インテリジェント有料電話機150の外部からデバック・インターフェース回路158及び並列インターフェース160を経てアクセスされる。 デバック・インターフェース回路15
    8は、プロセッサ152をデバック・ポート162に結合する作用をする。 デバック・ポート162は、プロセッサ152及びインテリジェント有料電話機150を試験モードにし、インテリジェント有料電話機150の動作の誤りを隔離し補正するのに使用される。 同様に並列インターフェース回路160は、プロセッサ152をモニタ・ポート164に結合するのに役立つ。 モニタ・ポート164は、試験及び正常な動作中に、プロセッサ1
    52及びインテリジェント有料電話機150の動作を調べるのに使用される。

    【0057】プロセッサ152は、図6に並列母線16
    6として集合的に示した16ビットのアドレス回線と1
    6ビットのデータ兼制御回線とに結合される。 並列母線166は、プロセッサ152を第1及び第2の静的ランダム・アクセス・メモリ回路(static rand
    om access memory circuit)
    168,170に結合するのに役立つ作用をする。 各静的ランダム・アクセス・メモリ回路168,170は、
    それぞれたとえば128キロバイトの普通の静的RAM
    を備えている。 さらに並列母線166は、プロセッサ1
    52を、たとえば64キロバイトの電気的にプログラム可能な読出し専用メモリを備えたEPROM回路172
    に結合される。 各メモリ回路168,170,172
    は、同様に並列母線166に結合された書込み保護兼制御回路174により部分的に制御される。 メモリ書込み保護兼制御回路174は、メモリ回路168,170,
    172へのアクセスを制御し、メモリに記憶されたデータの過剰書込みを防ぐ。 メモリ書込み保護兼制御回路1
    74は又エクスパンション・メモリ(expansio
    n memory)の使用を援助する。 エクスパンションRAM回路176,178のような付加的メモリは、
    メモリ書込み保護兼制御回路174を利用し並列母線1
    66を経てアクセスされる。 さらにメモリ書込み保護兼制御回路174は、エクスパンションEEPROM回路180を制御するのに使用することができる。 各メモリ回路168,170,172,176,178,180
    は、プロセッサ152により使用されるルーチン及びデータを記憶するのに役立ち、一般にプロセッサ152によるプログラム実行のための作業用領域を備え、インテリジェント有料電話機150により行われる精巧な電気通信機能を動作させるのに必要な種々のデータを記憶するのに使用される。

    【0058】並列母線166は、周辺母線インタフェース回路184を経て周辺母線182に結合される。 一般に周辺母線182及び周辺母線インタフェース回路18
    4は、プロセッサ152とそのメモリとを備えた前記した処理エンジン(processing engin
    e)を、インタフェースに結合するのに役立つ。 これ等のインタフェースは、プロセッサ152を外界と、プロセッサ152によりその機能を果たすのに使用されるリソースとに結合する。 たとえば周辺母線182は、音声プロセッサ回路186をインテリジェント有料電話機1
    50内の回路の残りの部分に結合するのに役立つ。 音声プロセッサ回路186は、音声メモリ・モジュール18
    8に結合される。 音声プロセッサ回路186は、インテリジェント有料電話機150を使い処理される電気通信トラヒックの進行中に人の音声を記録し音声メッセージを検索する。 音声メモリ・モジュール188は、インテリジェント有料電話機150の利用者を催促するのに使用される音声催促(voice prompt)を記憶する。 音声メモリ・モジュール188は又、利用者の若干の音声を記憶するのに使用される。 たとえば利用者の名前は自動コレクトコールの評価中に記録される。 音声プロセッサ回路186は、送受器から受取る入り音声信号に選択的に結合され、又図7に示した音声スイッチ・
    マトリックス190を経て音声催促を行うように送受器内のスピーカに結合する。 後述のように音声スイッチ・
    マトリックス190は、任意の数の入力信号及びリソースを出力経路に結合し、又受信信号を、これ等の受信信号を処理するのに使用されるインテリジェント有料電話機150内のリソースに結合するように動作する。

    【0059】周辺母線182は、第1のDTMFゼネレータ回路192及び第2のDTMFゼネレータ回路19
    4に結合してある。 各DTMFゼネレータ回路192、
    194は、プロセッサ152の制御のもとに動作し、インテリジエント有料電話機150によって電気通信トラヒックを処理する際に使うデュアル・トーン多重周波数信号(dual−tone multifrequen
    cy signal)を発生する。 たとえばDTMFトーンはインテリジエント有料電話機150によりダイヤルされる番号の信号を送るのに使われることが多い。 周辺母線182は又、電話機回線を経て受取られるデュアル・トーン多重周波数信号を受取り、解読するように動作可能なDTMF受信機196に結合される。 DTMF
    トーンは、たとえば自動コレクト・コールに使用され、
    被呼者が、インテリジエント有料電話機150により催促される特定のキーを押すことにより、電話の呼出しに対する料金を被呼者が承認するかどうかをインテリジエント有料電話機150に指令する。 図7に示すように受信DTMFトーンは、インテリジエント有料電話機15
    0に結合された電話機回線から音声スイッチ・マトリックス190を経てDTMF受信機196に導かれる。 周辺母線182は又、呼進行検出器198、呼状態回路2
    00及び特定計測パルス検出回路202に結合される。
    呼進行検出器198は、インテリジエント有料電話機1
    50に接続した電話回線のエネルギーを監視するエネルギー検出器を備えている。 呼進行検出器198は350
    ないし620Hzの信号を検出し特性を定める。 ダイヤル・トーン及び話中信号のような普通の呼進行信号の多くはこの周波数範囲内にある。 呼状態回路200は又、
    インテリジエント有料電話機150に結合した電話回線の信号を監視する。 呼状態回路200は、特定の情報トーン、リングバック・トーン、話中トーン及び高速話中トーン(fast busy tone)を含み電話回線で伝送される種種の信号を検出する。 呼状態回路20
    0は又、所定の周波数と、前もって選定した周波数を持つ信号が存在するかしないかを指示する戻り信号とを検出することのできる2っのプログラマブル・トーン検出器を備えている。 これ等のプログラマブル・トーン検出器は、たとえば互いに異なる電気通信プロトコルに柔軟に調整され、モデム・トーンを検出するのに使うことができる。 プロセッサ152は、呼状態回路200及び呼進行検出器198からの信号を利用しインテリジエント有料電話機150を使いかけられた電話の呼出しの進行を正確に追跡する。 たとえば呼進行検出器198及び呼状態回路200により行われる処理の組合わせによって、インテリジエント有料電話機150に接続した電話回線を経て受取る信号だけを使い応答を正確に検出することができる。 電話の呼出しに対する応答の正確な検出は、電話の呼出しの時間を正確に定める際に、かつ又電話の呼出しのペンデンシイ(pendency)中に利用者及び被呼者を催促する際に、重大である。 特定の登算パルス検出回路[metering pulse d
    etector circuit]202は、インテリジエント有料電話機150に結合された電話機回線の信号を監視し、電話の呼出しの登算を行うのに欧州の電気通信システムに一般的に使用されるSPM信号を検出する。

    【0060】周辺母線182は又モデム回路204に結合される。 モデム回路204は、音声スイッチ・マトリックス190からデータ信号を受取り、そしてモデム回路の普通の動作に従って、インテリジエント有料電話機150に結合された電話機回線を経てデータ信号を伝送する。 周辺母線182は又、インテリジエント有料電話機150の動作を監視し、インテリジエント有料電話機150の動作構成に対するアクセス制御するように動作するソフトウエア機密保護回路206に結合される。

    【0061】周辺母線182は又、インテリジエント有料電話機150に使う外部入力に周辺母線182を結合する複数のインタフエース回路に結合してある。 たとえば周辺母線182は、インテリジエント有料電話機15
    0を使い利用者にメッセージを表示するのに使う液晶デイスプレー210を駆動するように動作するLCDインタフエース回路208に結合する。

    【0062】周辺母線182は又、キーパッド・インタフエース回路212に結合される。 キーパッド・インタフエース回路212は、電話番号、クレジットカード番号等のようなデイジタル情報を入力するのにインテリジエント有料電話機150の利用者により使用される外部キーパッド214に周辺母線182を接続するように動作する。 周辺母線182は又、硬貨確認エスクロー・インタフエース(coin validator and
    escrow interface)回路216に結合してある。 硬貨確認エスクロー・インタフエース回路216は、インテリジエント有料電話機150の加入者が、インテリジエント有料電話機150に入れた硬貨を識別し確認するのに役立つ硬貨確認回路218から信号を受取る。 硬貨確認エスクロー・インタフエース回路2
    16は又、硬貨が収集され又は利用者に戻されることをプロセッサ152が決定するようなときまで、インテリジエント有料電話機150の利用者が入れた硬貨を保持するのに使用されるエスクロー・ユニット220を制御するように動作する。

    【0063】周辺母線182は又、周辺母線182をカード読取りシステム224に接続する作用をするカード・インタフエース222に結合する。 前記したように、
    カード読取りシステム224は、磁気カード、スマート・カード又は光学カード或いはこれ等のカード技術の組合せを読取るように動作できるシステムを備えている。

    【0064】周辺母線182は又、周辺母線182は音声認識回路228に結合する音声認識インタフエース回路226に結合される。 音声認識回路228は、音声スイッチ・マトリックス190から音声認識インタフエース回路226を経て音声信号を受取るように動作できる。 音声信号は、音声認識回路228により受取られて処理される。 音声認識回路228は、インテリジエント有料電話機150による呼トラヒックの評価中に利用者又は被呼者からの指令を受けやすくするように、利用者からは独立した音声認識を行うように動作できる。 たとえばコレクト・コール・トラヒックの承認は、インテリジエント有料電話機150により催促されるときに「イエス」の言葉を話す被呼者により完了する。 話される言葉「イエス」は次いで、音声認識回路228を使って処理され、この処理に結果は、音声認識回路228から周辺母線182及び並列母線166を介してプロセッサ1
    52に通信される。

    【0065】インテリジエント有料電話機150は、音声スイッチ・マトリックス190から加算回路232及び減衰回路234を経て音声信号を受取る受話口230
    を設けた普通の電話送受器を備えている。 インテリジエント有料電話機150の送受器は又、図7に示すように音声スイッチ・マトリックス190に緩衝増幅器238
    を経て経路選択される電気信号に音声及びその他の音響エネルギーを変換する普通の変換器を設けたマイクロホン236を備えている。 インテリジエント有料電話機1
    50は、回線インタフエース回路242を経て普通の電話回線240のチップ及びリングに結合される。 回線インタフエース回路242は、減衰回路244から電話回線240で伝送する信号を受取る。 減衰回路244は、
    音声スイッチ・マトリックス190から加算回路[su
    mmer circuit]246を経て信号を受取る。 加算回路246は又、DTMFゼネレータ回路19
    2の出力とモデム回路204の出力とに結合される。 回線インタフエース回路242は又、特定の登算パルス検出回路202に回線信号を出力する。

    【0066】リング検出回路248は、回線インタフエース回路242に結合され、電話回線240の信号を監視してリンギング信号を検出するように動作する。 リング検出器248からリング・カウント・ウオッチドッグ回路[ring countwatchdog cir
    cuit]250に制御信号を出力する。 回線インタフエース回路242は又、ライン−パワード(line−
    powered)電話機の場合に電源回路252に電力を送る。 18kHzのモデム回路254は又、回線インタフエース回路242に結合され、前記した電話回線2
    40によりデーターオーバーボイス発信トラヒックを実行するように動作できる。 18kHzモデム回路254
    からの信号は、プロセッサ152の直列ポートに選定した信号を伝達するように動作する直列バッフア・マルチプレクサ回路256に直接送られる。 直列バッフア・マルチプレクサ回路256は又、硬貨確認回路218、カード読取回路224及びモデム回路204から直列信号を受取る。

    【0067】インテリジエント有料電話機150は又、
    音声スイッチ・マトリックス190に結合される汎用I
    /Oインタフエース258を備えている。 汎用I/Oインタフエース258は、アナログ又はデイジタルのエクスパンション装置(expansion equipm
    ent)をインテリジエント有料電話機150に接続することができる。 汎用I/Oインタフエース258を使うと、9600ボー・モデム(baud modem)
    等にような種種の特殊音響発生システムをインテリジエント有料電話機150に接続し、このインテリジエント有料電話機と共に使うことができる。 汎用I/Oインタフエース258から直列バッフア・マルチプレクサ回路256に信号を送り、プロセッサ152と通信することができる。

    【0068】音声スイッチ・マトリックス190を通過する信号の減衰及び緩衝は、減衰ゼネレータ回路26
    0、262によって行う。 減衰ゼネレータ回路260は音声スイッチ・マトリックス190から加算回路264
    を経て信号を受取る。 減衰ゼネレータ回路262は、音声スイッチ・マトリックス190から加算回路266を経て信号を受取る。

    【0069】電源252は、リング・カウント・ウオッチドッグ回路250からリング・カウント・ウオッチドッグ信号を受取る。 さらに電源252は、プログラム・
    ウオッチドッグ回路268からウオッチドッグ信号を受取る。 プログラム・ウオッチドッグ回路268は又、ウエークアップ(wake−up)回路270に信号を伝送する。 ウエークアップ回路270は又、普通のフック・スイッチ・システム(hook switch sy
    stem)272から信号を受取る。 ウエークアップ回路270は、インテリジエント有料電話機150を初期値設定するのに役立ち、プロセッサ152にリセット信号を供給する。

    【0070】本発明の電気通信ネットワークの重要な技術的利点は、このネットワークの種種の部品の具現に、
    可能ならば、モジュラ・ハードウエア・ソフトウエア・
    システムを利用し、これ等のリソースのポータビリティ(portability)を提供することにある。 前記の説明及び各図面にはこのようにできる複数の例を記載してある。 たとえばインタフエース・カード60及び有料電話カード150は共にプロセッサ120及びプロセッサ152としてモトローラ68340型マイクロプロセッサを利用することができる。 さらに前記したようにインタフエース・カード60は、リソース・サーキットリー136に含まれる複数のリソースを備えている。
    前記したようにこれ等のリソースの多くは又、インテリジエント有料電話機150により使用される。 本発明によれば、重複的な設計努力を防ぎ、インテリジエント有料電話機150及びインタフエース・カード160のようなモジュールの間でソフトウエアのポータビリティを可能にするように、必要ならリソースの代りに類似のサーキットリーを使用できる。 たとえばインタフエース・
    カード160及びインテリジエント有料電話機150は共にDTMFトーン発生及び呼進行検出を利用する。 各回路は、両システムで重複させることができ、又普通のルーチンを使いこれ等の回路を駆動することができる。

    【0071】図8は、本発明の電気通信ネットワークに使うソフトウエア環境の新規な組織化した構造及び通信性能を示す図である。 図8は、本発明に利用するソフトウエアの変型による階層組織を示す線図280である。
    外部応用層282は、本発明の電気通信ネットワークの下側に設けた広い複雑な電気通信機構を示す。 応用プログラムは、呼管理すなわち電話の呼出しの評価及び経路選択、音声メール・サービス、システム管理及び勘定書作製、不正防止、又は前記したように本発明のネットワークを使って具現されるその他の複雑な機構の任意の任意のものを実施するのに必要なソフトウエアをすべて備えている。

    【0072】このソフトウエア環境の階層構造によって、複雑な電気通信応用プログラムのライター(wri
    ter)は、その利用するハードウエアのビット及びワイヤレベルのオペレーションの詳細に関係する必要がない、このことは、応用ライターに線図280でブロック284により示されるシステム応用プログラムすなわちSAPを与えることによって完成される。 本発明によればシステム応用プログラムは、特定のハードウエアに関連して一層高いレベルのプログラメーション(prog
    rammation)によりハードウエアを使用することができる。 たとえばシステム応用プログラムはDTM
    Fゼネレータ回路192に関連する。 この場合応用プログラムはDTMFゼネレータ回路192に関連するシステム応用プログラムと通信できる。 このようにして応用プログラムは、DTMFゼネレータ回路192と関連するシステム応用プログラムにどのようなトーンを発生しようとしているかを指示する指令を伝送するだけである。 次いでシステム応用プログラムは、DTMFゼネレータ回路192内の特定のハードウエアと相互作用することによりトーンの発生を完成する。 このようにして高レベルの応用プログラムを生じ、使用し又は役立てる人は、ハードウエアの複雑さに関与する必要がなくて、これ等の機能を生ずるのにハードウエアと関連するシステム応用プログラムを利用することができる。 さらにシステム内のSAPのポータビリティにより、リソースを持つインタフエース内でこれ等のリソースをシステム内のどこで使っても均等性及び整合性を確保できる。 たとえば高レベルのプログラマーは、DTMFリソースをインタフエース・カード60に位置させてもインテリジエント有料電話機150に位置させても、DTMFトーンの発生を可能にするのに使用される同じインタフエースで計数することができる。

    【0073】同様にシステム応用プログラムは、ブロック286により示した状態マシン・エンジン(stat
    e machine engine)を利用し、さらにシステム応用プログラム・レベル284を線図280中のブロック288により示したベース・オペレーテイング・システムから隔離できる。 状態マシン・エンジン2
    86は、応用プログラム又はシステム応用プログラムのいずれかにより指令されたときに、任意特定のシステムを一定の状態にセットするように動作する。 状態マシン・エンジン286は又特定の状態を監視しシステムの状態を特定の事象の生じたときに第2の識別状態に変える。 又状態マシン・エンジン286は応用プログラム及びシステム応用プログラムの両プログラマを、本発明システムのゲート・レベル動作の複雑さから解放することができる。 高レベル・ルーチンのプログラマは、システムがどの状態にあることをこのプログラマが望むかを単に確認し、この場合システムの各パラメータを特定の状態にセットする状態マシン・エンジンに指令することができる。

    【0074】本発明のソフトウエア・アーキテクチャの詳細の最終レベルは、線図280のブロック288により示されたベース・レベルである。 このアーキテクチャは、本発明ネットワーク・システムの動作システムと呼ばれ、多重タスキング、多重プロセッサ動作システムを備えている。 ベース・レベル288は、タスク・スケジューリング及びシステム内通信すなわちモジュール間、
    カード間及びプロセッサ間の通信のような多重タスキング・マルチプロセッサ動作システムに共通のシステム・
    ユーテイリイテイを生ずる。

    【0075】前記したように線図280に例示したソフトウエア・アーキテクチャへの階層型のアプローチにより本発明システムの開発者及び操作員に適宜の機具を提供して、このような人達がそれぞれの開発のレベルのもとでシステム・オペレーションの詳細に関与する必要がないようにする。 しかし線図280に示すように本発明のソフトウエア・アーキテクチャにより、このソフトウエア・アーキテクチャの全部の階層の間の通信をこのような通信の望ましい場合に行うことができる。 たとえば特定の応用282を開発する応用プログラマは、その処理に当って全部のシステム応用プログラム284を持つ。 しかし応用プログラム282は又、状態マシン・エンジンを利用し、又は所望によりベース・レベル288
    に直接進むことができる。 たとえば種種のカード間で種種のシステム間のメッセージを行うことを含むシステム・ユーテイリイテイを使用することを望む応用の開発者は、本発明アーキテクチャによって動作システム288
    のこのような機能性を直接アクセスすることができる。

    【0076】さらに線図280に示すように、システム応用プログラムの開発者は所望により状態マシン・エンジン286を利用する。 しかしシステム応用プログラマは又、ベース動作システム288により形成した設備に直接進む。 従って本発明のソフトウエア・アーキテクチャは、一層高いレベルのプログラマが転送可能であり、
    かつモジュラである所定の一層低いレベルのルーチンを使うことのできる変型した階層型のアプローチを提供する。 しかしプログラマがこのようなルーチンをバイパスし、このような機能性を必要とする場合に、低い方のレベルのユーテイリイテイをアクセスする機構が得られる。

    【0077】図9は、本発明に従って使われるソフトウエアの変型による階層型アーキテクチャをさらに詳細に示す線図290である。 線図290はたとえば前記したように呼管理サービス又は音声メールを備えた複数の機構292を示す。 図9に回線294により示したこれ等の機構は、応用レベル296、システム応用レベル29
    8、状態マシン・エンジンレベル300及びベース動作システム・レベル302を含むソフトウエア・アーキテクチャの全レベルをアクセスする性能を備えている。 線図290はさらに、応用レベル296がさらに再分割され又は階層化されることを示す。 応用レベル296は、
    マネージャ・モジュール304、機能モジュール306
    及びエイジェント・モジュール308を備えることを示す。 図9に示したマネージャ、機能及びエイジェントの各レベルは、一層低いレベルのタスクを行うのにマネージャ・モジュールが機能モジュールに依存し、機能モジュールがエイジェント・モジュールに依存できるようなソフトウエア・アーキテクチャの層別(stratif
    ication)を示す。 しかし回線294により示すように各レベルは、このアーキテクチャ内の一層高いレベルによりなお直接アクセスできる。 たとえば性能[c
    apability]又は機構[feature]29
    2のうち任意のものがたとえばエイジェント・モジュール308を直接アクセスできる。

    【0078】図10は、性能又は機構の特定の例とその利用するマネージャ、機能及びエイジェントの各モジュールの若干とを示す線図310である。 線図310は呼マネージメント・システム機構312を示す。 呼マネージメント・システム312は、本発明電気通信ネットワークのインテリジェント・ネットワーク・プラットホームによる電気通信トラヒックの監視及び経路選択を行うソフトウエア・プログラムである。 呼管理システム31
    2は、入り電話の呼出しを受取り、入り電話の呼出しを出トランクに接続し、電話の呼出し中に特定の情報トーン及び呼進行信号を監視し、呼をその終結(concl
    usion)において終えるように図3について述べた種種のモジュールを利用する。 これ等のタスクを行うのに呼マネージメント・システム312は、呼処理マネージャ・モジュール314を利用する。 呼処理マネージャ・モジュール314はその処理において種種の機能モジュールを持つ。 これ等の機能モジュールのうち3つを図10に示してある。 線図310は、翻訳モジュール31
    6、接続モジュール318及び機器識別コード・モジュール320を示す。 翻訳モジュール316は、電話の呼出しの接続ができるように受信デイジットを内部コードに翻訳するのに必要な全部のテーブルを含む。 たとえば翻訳モジュール316は、エリア・コード及び7桁電話番号を与えられたときに、この電話番号を所要のデイジットの流れに翻訳し、本発明ネットワークシステム内で電話回線及び適当なトランク回線を内部接続する。 ソフトウエア・アーキテクチャの層別の利点は、この点において明らかである。 呼処理マネージャ・モジュールは、
    翻訳モジュール316に電話番号の数字を通信できるだけであり、この呼処理マネージャ・モジュール自体は翻訳がどのようにして実際上行われるか関与する必要がない。 翻訳モジュールは次いで呼を接続するのに所要の数字流れを呼処理マネージャ・モジュール314に戻す。

    【0079】この同じ例を継続して、呼処理マネージャ・モジュール314は、翻訳モジュール316から受取るデータを取り、これを接続機能モジュール318に送る。 次いで接続機能モジュール318は、所要のポートが使用中であるかないかを調べ、翻訳モジュール316
    により識別されたポート間の実際の接続を行うような機能を行う。 これにより接続機能モジュール318は、ネットワーク内のハードウエア接続のソフトウエア・イメージを備える。 又ソフトウエア層別により、呼処理マネージャ・モジュール314は有効な機能性を機能モジュールにダウンロード(download)することができる。 呼処理マネージャ・モジュール314は、各ポート間の接続を正確にどのようにして行うかについて問題はない。 ハードウエア結線と、結線の監視とはすべて接続機能モジュール318内で行われる。

    【0080】本発明のネットワークに使う複合の不正防止アルゴリズム及びシステムは又、機器識別コード・モジュール320として知られている機能モジュール内に含まれる。 機器識別コード・モジュール320は、ローカル電気通信機器から伝送されるコードを受取り、このローカル電気通信機器がインテリジェント・ネットワーク・プラットホームを利用することを確実に認められるのに必要な計算を行う。 又このアーキテクチャの層別により機器識別コード・モジュール320内だけに機能性を含ませることができる。 呼処理マネージャ・モジュール314は、機密保護検査を行うのに機器識別コード・
    モジュール320だけしか必要としない。 呼処理マネージャ・モジュールは次いで、電話機器が認可されるかされないかに関して「ゴー」又は「ノーゴー」のコードを機器識別コード・モジュール320から受取る。

    【0081】線図310は、各機能モジュール間のエイジエント・モジュール(agentmodule)の付加的レベルと、図9に例示したシステム応用プログラム・レベル298とがあることを示す。 線図310は、回線エイジエント・モジュール322、トランク・エイジエント・モジュール324及び発信エイジエント・モジュール[signaling agent modul
    e]326を含むエイジエント・モジュールの特定の例を示す。 回線エイジエント・モジュール322は、たとえば接続機能モジュール318に使用され、電話回線による実際のハードウエア接続及び通信を取扱う。 動作時には、たとえば接続機能モジュール318は、電話回線を捕捉する必要のあることを識別する。 回線エイジエント・モジュール322はこの場合、実際の回線に対するハードウエア・インタフエースを制御するシステム応用プログラムと通信する。 トランク・エイジエント・モジュール324は通信経路のトランク側に対して同様な機能を実行する。

    【0082】信号エイジエント・モジュール326は、
    前記したデーター・オーバーボイス発信(data−o
    ver−voice signaling)を行うのに所要の機能を実行する。 このことは前記した不正防止の方法及びシステムに使うことができる。 この例では機器識別コード・モジュール320は信号エイジエント・モジュール326を利用し、インテリジェント・ネットワーク・プラットホーム及びローカル電気通信装置間で機密保護コードを送信しかつ受信する。

    【0083】図11は、本発明のアーキテクチャに使用される通信プロトコルが、標準OSTスタック・プロトコルに係わるから、この通信プロトコルのグラフ式の比較を示す。 図11は通信プロトコル・デイテイル・スタック330[communication proto
    col detail stack]を示す。 図11は又通信プロトコル群スタック332と従来のOSIスタック334とを示す。 図11に示すように従来のOSI
    スタックの応用レベルは、通信プロトコル・群と、デイテイル・スタックとの両方の応用レベルに正確に対応する。 OSIスタックプレゼンテーション・レベル及びセション・レベルは、群スタック内のエイジエント・レベルに対応し、通信プロトコル・デイテイル・スタック3
    30内の高レベル・エイジエント・レベル及び底レベル・エイジエント・レベルに再分割される。 OSIスタックのトランスポート・レベルは、通信プロトコル・スタック332及びデイテイル・スタック330の両方の高レベル・システム応用に対応する。 OSIスタックのネットワーク、データ・リンク及び物理の各レベルは、通信プロトコル群スタックのメッセージ転送プロトコル・
    レベルに対応する。 OSIスタックのネットワーク・レベル及びデータ・リンクレベルは、通信プロトコル・デイテイル・スタックの低い方のレベル・システム応用プログラム・レベルに対応する。 普通のOSIスタックの物理レベルは、通信プロトコル・デイテイル・スタックの物理レベルに直接対応する。 このようにして本発明ネットワークに使われるソフトウエア・システム及びハードウエア・システムの内部アーキテクチャは普通のOS
    Iスタックに対し横方向互換性(lateral co
    mpatibility)を提供する。

    【0084】図12は本発明電気通信ネットワーク内のシステム内通信に使う標準メッセージ・フオーマットを示す線図である。 標準メッセージ・フオーマットはテンプレート及び長さブロック336で開始する。 この標準メッセージ・フオーマットの次の部分はクラス・ブロック338である。 次の部分はブロック340で示した宛先情報を含む。 この宛先情報は、メッセージを差向けるノード、モジュール、タスク又は待ち行列を特定する情報を含む。 標準メッセージ・フオーマットの次の部分のブロック342はメッセージ源を示す。 標準メッセージ・フオーマットのこのブロックは、メッセージの始まるノード、モジュール又はタスクを特定するデータを含む。 標準メッセージ・フオーマットの次のフイールド3
    44は、伝送されるメッセージの種類を示す。 標準メッセージ・フオーマットの次のフイールド346は、情報をシステムを経て経路選択する方法に関する情報を含むデータを持つ。 このメッセージの実際のデータは、ブロック348すなわち標準メッセージ・フオーマット内の最後のブロックに含まれる。

    【0085】本発明による電気通信ネットワーク及び方法論について詳細に説明したが、本発明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うことができるのはもちろんである。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明による電気通信ネットワークの実施例のブロック図である。

    【図2】本発明電気通信ネットワークの他の実施例のブロック図である。

    【図3】本発明インテリジェント・ネットワーク・プラットホームのモジュラ構造を示すブロック図である。

    【図4】本発明インテリジェント・ネットワーク・プラットホームの別のモジュラ構造を示すブロック図である。

    【図5】本発明インテリジェント・ネットワーク・プラットホームに使用される電話機回線インタフエース回路及び電話機ネットワーク・インタフエースの構成図である。

    【図6】本発明により構成した電話機の構成図である。

    【図7】本発明により構成した電話機の構成図である。

    【図8】本発明に使用されるソフトウエア・アーキテクチャの線図である。

    【図9】本発明に使用されるソフトウエア・アーキテクチャの線図である。

    【図10】本発明に使用されるソフトウエア・アーキテクチャの線図である。

    【図11】OSIプロトコルの本発明に使用されるプロトコルに対する関係を示す線図である。

    【図12】本発明に使用されるメッセージ・プロトコルを示す線図である。

    【符号の説明】

    10 電気通信ネットワーク 12、14 有料電話機 16、18 呼処理システム 20、22、24 インテリジェント・ネットワーク・
    プラットホーム 36 多重チヤネル母線 44 インタフエース・モジュール 46 スイッチ・モジュール 48 サービス・モジュール 50 管理制御モジュール 52 実時間・モジュール 54 パワー・モジュール 150 インテリジェント・有料電話機

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リンゼイ、ディー、オゥイン アメリカ合衆国テクサス州キャロルタン、 リーユーニァン・サークル 1611番 (72)発明者 デイヴィド、ダブルュー、スォーン アメリカ合衆国テクサス州リチァドスン、 ウッドオウク 1603番 (72)発明者 ハラルド、イー、エイ、ハンセン アメリカ合衆国テクサス州プレィノゥ、ヒ ドン・コウヴ 3300番

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