首页 / 专利库 / 化妆品和香水 / 化妆品 / 不脱色化妆品 / Antimicrobial agent consisting of complex particle or hollow particle

Antimicrobial agent consisting of complex particle or hollow particle

阅读:667发布:2020-09-30

专利汇可以提供Antimicrobial agent consisting of complex particle or hollow particle专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain an antimicrobial agent having good dispersibility when added to materials such as resins, rubbers, coatings, cosmetics or fibers, capable of exhibiting sufficient antimicrobial effect without loosing characteristics of the material themselves and free from decoloring and deterioration.
CONSTITUTION: This complex particles has a coating layer containing at least one kind of metal selected from silver, copper and zinc and/or its compound of fine particles used as a core. The antimicrobial agent consists of this complex particles and/or hollow particles having the above coating layer.
COPYRIGHT: (C)1995,JPO,下面是Antimicrobial agent consisting of complex particle or hollow particle专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 コアとなる微粒子上に銀、銅および亜鉛よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属および/
    またはそれらの化合物を含む被覆層を有する複合粒子からなることを特徴とする抗菌剤。
  • 【請求項2】 銀、銅および亜鉛よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属および/またはそれらの化合物を含む表面層を有し、さらに粒子内部に空孔を有する中空粒子からなることを特徴とする抗菌剤。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、複合粒子または中空粒子からなる抗菌剤に関し、さらに詳しくは、樹脂、ゴム、塗料、紙、化粧品、繊維等への添加剤および生物の繁殖抑制用の添加剤として使用される複合粒子または中空粒子からなる抗菌剤に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンなどが抗菌性を示すことは既に知られており、これらの金属イオンを保持したゼオライトまたはセラミックを高分子中に混合して抗菌性を付与するという試みがなされている(特開昭59-133235号公報、特開平4-77537号公報等)。
    しかしながら、これらの金属イオンを担持させたゼオライトは必ずしも安価でなく、また、少量の添加では抗菌性の発現が不十分となる。 さらにゼオライトは0.5μ
    m以下の微粒子化が困難で、樹脂、ゴム、塗料、化粧品、繊維等への分散性が悪く、抗菌性が均一に発現されず、耐薬品性に劣り、しかも着色しやすいという欠点を有している。 かかる着色等を抑制するために、例えばゼオライトにアンモニウムイオンを担持させたり、アンミン錯体イオンを担持させることが行われているが未だ充分ではない。

    【0003】また、抗菌性を示す前記金属そのものを微粒子化して樹脂やゴムに配合しようとする試みもなされているが、微粒子化が困難で分散性が悪く、抗菌性が十分発現されていない。 さらに、塗料や化粧品等の液状製品に微粒子状の抗菌性金属を配合しようとする試みもあるが、保存中にこれら金属が沈降するという欠点を有する。

    【0004】一方、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(M
    RSA)等による院内感染菌の防止対策をはじめ、抗菌効果を有する衣料、カーペット、カーテン等のインテリア用抗菌繊維が近年、強く求められてきている。 繊維に抗菌効果を付与するためには、従来、4級アンモニウム塩等の有機系抗菌剤を繊維中に含浸させたり、有機系抗菌剤を後加工によって、繊維表面に塗布またはスプレーする方法が試みられてきた。 しかしながら、有機系抗菌剤を繊維中に含浸させる方法は、綿繊維には有効な方法であっても、ポリアミド、ポリエステル等の合成繊維には有効ではなく、これら有機系抗菌剤を繊維中に保持できず、繊維内部からブリードアウトしたり、または洗濯を繰り返すことによりその効果が損なわれるという欠点を有している。

    【0005】さらに、有機系抗菌剤は、高温で分解しやすく、合成繊維中に配合し難いものが多く、高濃度に添加すると変色したり、日光によって劣化し、その分解生成物が皮膚障害を生起したりするという問題も有する。
    また、後加工により繊維表面に有機系抗菌剤を塗布する方法は、付着させた薬剤が洗濯等によって容易に脱落してしまうという欠点を有している。 そこで、合成繊維中に酸化亜鉛微粉末や銀を担持させたゼオライト微粉末を練り込み、紡糸することで抗菌効果の持続を図ろうとする試みもあるが、微粉末であるほど繊維中での分散状態が不良となり、凝集して紡糸ができなかったり、繊維強度を低下させるという欠点を有する。 また、これら粉末の粒径を大きくすると、やはり紡糸中に糸切れ等の問題と共に繊維強度も低下させてしまうことになる。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、樹脂、ゴム、塗料、化粧品、繊維等の材料に添加した際に分散性が良好で、材料本来の特性を失うことなく、充分な抗菌効果を示し、変色、変質することのない複合粒子または中空粒子からなる抗菌剤を提供することにある。

    【0007】

    【課題を解決するための手段】前記課題は、 コアとなる微粒子(以下、「コア微粒子」という。)上に銀、銅および亜鉛よりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属および/またはそれらの化合物(以下、これらをまとめて「抗菌性金属」という。)を含む被覆層を有する複合粒子からなることを特徴とする抗菌剤、ならびに抗菌性金属を含む表面層を有し、さらに粒子内部に空孔を有する中空粒子からなることを特徴とする抗菌剤、により達成される。

    【0008】以下、本発明について具体的に説明する。
    本発明において用いられるコア微粒子は、有機化合物および無機化合物のいずれも使用することができる。 ここで、有機化合物としては、例えばポリスチレン、ポリスチレンとジビニルベンゼンとの共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリウレタン、ポリカーボネート、フッ素樹脂、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、スチレン系エラストマー、ブタジエン系エラストマー等の重合体またはこれらと共重合可能な単量体(エチレングリコールジメタクリレート等の架橋性単量体を含む)を共重合させた共重合体;セルロース;天然ゴム等を挙げることができる。 また、無機化合物としては、例えばアルミナ、シリカ、二酸化チタン、タルク、カオリン、ハイドロキシアパタイト、活性白土、ケイソウ土、
    雲母等を挙げることができる。 これらの有機化合物および無機化合物は1種単独であるいは2種以上を混合して用いることができる。 本発明におけるコア微粒子の形態は真球状のものだけでなく、凹部を有する偏平状のもの、長軸と短軸を有する棒状のもの等の異形粒子であってもよい。

    【0009】本発明においてコア微粒子の被覆に用いられる抗菌性金属の具体例としては、銀、銅、亜鉛ならびに酸化銀、塩化銀、硫酸銀、チオ硫酸銀、セレン化銀、
    リン酸銀、メタリン酸銀、硝酸銀、酢酸銀等の銀化合物、酸化銅、塩化銅、塩素酸銅、セレン化銅、硫酸銅、
    硝酸銅、酢酸銅等の銅化合物、酸化亜鉛、塩化亜鉛、過塩素酸亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛、硫酸亜鉛、硝酸亜鉛、酢酸亜鉛等の亜鉛化合物を挙げることができる。 これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。

    【0010】本発明において、複合粒子を得るためにコア微粒子上に抗菌性金属を被覆する方法としては、例えば加分解法、機械的方法、真空法等、種々の方法が採用できる。

    【0011】加水分解法は、加水分解性の抗菌性金属および/または金属アルコキシドの水溶液中にコア微粒子を均一に分散せしめ、次いで室温で、あるいは40℃以上の温度に加熱しながら尿素、炭酸等を供給源とする炭酸イオンの存在下、加水分解反応を生起させて該コア微粒子上に抗菌性金属の塩基性炭酸金属塩を形成した後、
    室温でアルカリ処理するか、あるいは空気中で200〜
    300℃に加熱することにより抗菌性金属の酸化物に変換する方法である。 ここで、加水分解反応液1リットルに対する加水分解性の抗菌性金属塩および/または金属アルコキシドの使用量は0.01〜100ミリモルが好ましく、0.1〜100ミリモルがさらに好ましい。

    【0012】機械的方法は抗菌性の金属および/または金属アルコキシドとコア微粒子とをヘンシェルミキサー、ハイブリタイザー、オングミル等の高速回転羽根または高速回転アームを有する混合機や粉砕機中に入れて、200〜10,000rpm、好ましくは1,00
    0〜8,000rpmの回転数で、1〜120分間、好ましくは3〜30分間、通常、室温下、必要に応じて加熱または冷却しながら高速攪拌することにより、コア微粒子上に金属および/または金属酸化物を被覆する方法である。

    【0013】真空法は抗菌性の金属および/または金属酸化物を蒸着源またはターゲットとして、10 -5 Pa〜
    2Paの真空度で被処理コア微粒子を振動させながら、
    真空蒸着、スパッタリングまたはイオンプレーティング等の処理を通常、30分間行う方法である。

    【0014】なお、上記各方法において金属を被覆させた場合には前記処理後、酸素または空気中で100〜3
    00℃に加熱することにより金属酸化物に変換することもできる。

    【0015】また、抗菌性金属を被覆するに際しては、
    コア微粒子の表面を物理的、化学的方法により親水化処理した後、被覆することによりコア微粒子の表面と抗菌性金属との接着性を向上させることができる。

    【0016】このようなコア微粒子の表面の親水化方法としては、短波長紫外線を照射する方法、プラズマ処理またはプラズマ重合処理する方法、加水分解法、
    ならびに極性基を導入する方法を挙げることができるが、特に〜の方法が好ましい。

    【0017】の方法は、酸素およびオゾンの存在下、
    あるいは不存在下でコア微粒子表面に160〜400n
    mの波長領域を有する紫外線、例えば低圧水銀灯、高圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、カーブンアーク灯等を照射してコア微粒子の表面を親水化する方法である。 ここで、紫外線の照射量は0.01〜1
    0J/cm 2 、好ましくは0.1〜5J/cm 2である。
    なお、酸素およびオゾンの不存在下とは窒素、アルゴン等の不活性ガス中、または10Torr以下の真空下、
    酸素が1容量%未満およびオゾンが0.1容量%未満含まれている状態をいう。 また、処理に際してはコア微粒子を振動させながら処理するのがより望ましい。

    【0018】の方法は、真空下、あるいは酸素、アンモニア、アルゴン等の非重合性ガス雰囲気下でコア微粒子表面をプラズマ処理する方法、またはベンゼン等の重合性ガス雰囲気下でコア微粒子表面をプラズマ重合処理する方法である。 これらの処理条件は、例えば真空度1
    0mTorr〜10Torr、周波数50Hz〜50M
    Hz、放電電0.2〜500W、処理時間30秒〜3
    0分である。

    【0019】の方法は、加水分解が可能なコア微粒子を溶解または膨潤させない溶媒、例えば濃度1〜10重量%の水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ水溶液中にコア微粒子を分散させ、室温〜100℃の温度で1〜24時間、コア微粒子表面の加水分解を行った後、水洗し、乾燥する方法である。

    【0020】本発明においては、上述のようにして得られた複合粒子のコア微粒子が、アルミナ、シリカ等の加熱により多孔質になる無機化合物、あるいは有機化合物である場合、例えば酸素または水素の存在下あるいは真空下で、100℃以上、好ましくは300℃以上に加熱処理することにより、複合粒子内部のコア微粒子を分解し、ガス化させるか、コア微粒子内部に含まれる揮発成分をガス化させて、該コア微粒子内部に空孔を持たせることにより中空粒子を得ることができる。 ここで中空粒子とは粒子内部の30容量%以上が空孔である粒子をいう。 なお、加熱処理において、昇温速度および冷却速度が急激であると、中空粒子が崩壊しやすくなるため、昇温速度は、30℃/分以下、冷却速度は、20℃/分以下が好ましい。

    【0021】また、これらの複合粒子または中空粒子は、酸化および/または還元処理することにより種々の組成の被覆層に変換させることができる。 さらに、これらの複合粒子および中空粒子は、アルミニウム、ガリウム、インジウム、イットリウム、セリウム、チタン、ジルコニウム、バナジウム、タルタン等の化合物、好ましくはこれらの酸化物を被覆層中あるいは表面層中に含むことができる。 これらの化合物を含むことにより、複合粒子および中空粒子が抗菌能と同時に紫外線遮蔽能を発現することが可能となる。 上記化合物の被覆層中の割合は、好ましくは1〜99モル%、好ましくは5〜95モル%である。

    【0022】上述のようにして得られる複合粒子または中空粒子の平均粒径は、通常、0.01〜500μmのものが実用的であり、好ましくは、0.05〜50μm
    である。 粒径が0.01μm未満であると凝集性が強くなり、均質な複合粒子および中空粒子を得ることができず、また、500μmを超えると複合粒子または中空粒子からなる抗菌剤を樹脂やゴム等へ配合したときに分散不良となる恐れがある。 特に、塗料や化粧品に配合するには、50μm以下が好ましい。 また、複合粒子または中空粒子の外径に対する内径の比は、通常0.3〜0.
    99であり、好ましくは、0.5〜0.99、特に好ましくは、0.6〜0.99である。

    【0023】本発明の複合粒子または中空粒子からなる抗菌剤は、樹脂、ゴム、塗料、化粧品、繊維等の基材へ配合しても材料本来の特性を損なうことはなく、十分な抗菌効果を示すことができる。 本発明の抗菌剤を上記基材に配合する場合の配合量は、一般に基材100重量部に対し、0.1〜30重量部である。 0.1重量部未満では、抗菌効果が充分発現されず、30重量部以上では、経済的に高価となり、また、基材の強度を低下させる恐れがある。 例えば本発明の抗菌剤を繊維に配合する場合は、繊維の原料となる樹脂100重量部に対し、抗菌剤を0.5〜30重量部、好ましくは1〜20重量部配合する。 配合量が0.5重量部未満では十分な抗菌効果を発現できず、30重量部を超えると紡糸性が不良となったり、繊維を低下させたりする恐れがある。 なお、
    配合量が多くなる場合は配合する繊維と同じ組成を有する重合体をコア微粒子として用いることが好ましい。

    【0024】また、本発明の複合粒子または中空粒子からなる抗菌剤は、前記基材に配合する時に、難燃材、可塑剤、酸化防止剤、消臭剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、香料、増粘剤、蛍光増白剤、安定剤、紫外線吸収剤、紫外線遮蔽剤等が同時に添加されていてもよい。

    【0025】

    【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。 抗菌性試験 試験菌株として大腸菌Escherlchia coli IAM1239を用いた。 これをブイヨン培地で37℃24時間培養し、培養液を滅菌リン酸緩衝液で希釈し、培養液1ml当たり大腸菌が10 5 〜10 6個となるように調整した。 この調整液を複合粒子(20mg)または中空粒子(20mg)
    と混合するか、または調整液を試験シート(4cm 2
    に1ml添加し、37℃で保存し、8時間後および24
    時間後に生理食塩水30mlで複合粒子、中空粒子あるいは試験シート上の菌液を洗いだした。 この洗液の生菌液数をメンブランフィルター法により測定した。

    【0026】分散性の評価 樹脂、繊維原液および塗料中における粒子の分散状態を電子顕微鏡を用いて観察した。

    【0027】実施例1 平均粒径2.2μmのポリスチレン粒子10gを振動させながら、該粒子から80mmの距離から253.7n
    mの波長を有する紫外線ランプ(10W)を10分間照射してポリスチレン粒子を親水化した。 次いで該粒子および3mol/lの尿素水溶液5mlを0.1mol/
    lの硝酸銀水溶液50ml中に入れ、超音波水浴中で1
    分間攪拌した後、90℃で1時間加水分解させた。 加水分解終了後、空気中で250℃で24時間酸化処理することにより、酸化銀が被覆されたポリスチレン粒子(以下、「粒子A」という。)を得た。 得られた粒子Aの平均粒径は2.44μmであり、粒子外径に対する内径の比は0.90であった。 得られた粒子Aについて抗菌性試験を行った。 また、粒子AをABS樹脂100重量部に対して1重量部混合し、エクストルーダーでペレット化した後、熱プレスで0.2mmの厚さのシートにし、
    2cm 2の試験シートとした。 このシートについて抗菌性試験および分散性の評価を行った。

    【0028】実施例2 平均粒径3.2μmのポリメチルメタクリレート粒子1
    00gを用いた以外は実施例1と同様にして該粒子の表面を親水化した後、平均粒径0.5μmの酸化銀粉末1
    0gをヘンシェルミキサーを用いて4,000rpmの回転数で、10分間室温下で高速攪拌して酸化銀が被覆されたポリメチルメタクリレート粒子(以下、「粒子B」という。)を得た。 得られた粒子Bの平均粒径は4.0μmであり、粒子外径に対する内径の比は0.8
    0であった。 粒子Bについて抗菌性試験を行った。 また、粒子Bをポリメチルメタクリレートに混合した以外は実施例1と同様にして2cm 2の試験シートとした。
    このシートについて抗菌性試験および分散性の評価を行った。

    【0029】実施例3 平均粒径2.2μmのポリメチルメタクリレート粒子1
    00gを10重量%の水酸化ナトリウム水溶液で50
    ℃、8時間親水化処理した後、該粒子を0.2mol/
    lの硫酸銅水溶液500ml中に入れて混合し、さらに3mol/lの尿素水溶液50mlを加えて80℃で2
    時間加水分解を行った後、空気中で250℃で24時間加熱して粒子表面が酸化銅で被覆され、かつ、粒子内部に空孔を有する粒子(以下、「粒子C」という。)を得た。 粒子Cの平均粒径は2.42μmであり、粒子外径に対する内径の比は0.80であった。 粒子Cについて抗菌性試験を行った。 また、実施例1と同様にして粒子CをABS樹脂に配合し、抗菌性試験および分散性の評価を行った。

    【0030】実施例4 実施例2においてポリメチルメタクリレート粒子の代わりに平均粒径1.18μmのエチルアクリレート/多官能ウレタアクリレートUA−101H(共栄社製)=8
    5/15(重量比)からなる粒子を用いた以外は実施例2と同様にしてエチルアクリレート/多官能ウレタンアクリレート粒子の表面が酸化銀で被覆された粒子(以下、「粒子D」という。)を得た。 粒子Dの平均粒径は1.2μmであり、粒子外径に対する内径の比は0.8
    0であった。 次いで、アクリロニトリル/エチルアクリレート/メタクリルスルホン酸ナトリウム=93.3/
    5.5/1.2(重量比)からなるアクリル系繊維原液(ジメチルホルムアミドの25重量%溶液)100重量部に対して、粒子D10重量部を添加して分散させた。
    引き続いて該繊維原液を20℃で65重量%のジメチルホルムアミド水溶液中に紡糸させながら延伸し、水洗後、乾燥し、120℃で湿熱処理を行った。 得られた繊維を常法に従って不織布の試験シートとし、抗菌性試験および分散性の評価を行った。

    【0031】実施例5 平均粒径1.6μmのシリカ粒子10gおよび3mol
    /lの尿素水溶液5mlを、0.05mol/lの硝酸銅水溶液20ml中にいれ、超音波水浴中で1分間攪拌した後、90℃で24時間加水分解させた。 その後、室温まで冷却し、遠心分離により粒子を沈降させ、蒸留水を加え、精製、乾燥して銅−シリカ複合粒子を得た。 さらに20℃/時間の速度で1100℃まで昇温して、この温度で2時間熱処理して10℃/時間の速度で除冷し、酸化銅からなる被覆層を有する中空粒子(以下、
    「粒子E」という。 )を得た。 粒子Eの平均粒径は1.
    72μmであり、粒子外径に対する内径の比は0.91
    であった。 粒子Eについて抗菌性試験を行った。 次いで、固形分12重量%のエポキシ系塗料に固形分100
    重量部当たり、粒子Eを10重量部添加し、これを2c
    2のステンレス板に塗布し、乾燥したものを試験シートとして抗菌性試験および分散性の評価を行った。 また、粒子Eを固形分100量部当たり、30重量部配合し、固形分を5重量%としたエポキシ系塗料を3ヶ月間室温で保存したが、粒子Eが沈降することはなかった。

    【0032】参考例1 平均粒径0.4μmのポリスチレン70g、平均粒径0.1μmの酸化銀粉末15gおよび平均粒径0.1μ
    mの酸化チタン粉末15gを1500rpmで5分間、
    予備混合した後、7500rpmで10分間高速攪拌して酸化銀/酸化チタン被覆ポリスチレン(以下、「粒子F」という。)を得た。 粒子Fの平均粒径は0.55μ
    mであり、粒子外径に対する内径の比は0.73であった。 また、実施例1と同様にして粒子CをABS樹脂に配合し、抗菌性試験および分散性の評価を行った。 さらに粒子CについてJIS L−0842に準ずる耐光性試験の前および試験96時間後の360nmおよび30
    5nmの紫外線透過率を日立製作所製分光光度計U−3
    400を用いて測定したところ、紫外線透過率は低く、
    また、分光性試験の前後で紫外線透過率が変化することなく、良好な紫外線遮蔽性を示していた。

    【0033】参考例2 平均粒径0.4μmのポリメチルメタクリレート粒子7
    0g、平均粒径0.05μmの酸化亜鉛粉末および平均粒径0.1μmの酸化ジルコニウム粉末15gを実施例1と同様に高速攪拌して酸化亜鉛/酸化ジルコニウム被覆ポリメチルメタクリレート(以下、「粒子G」という。)を得た。 粒子Gの平均粒径は0.52μmであり、粒子外径に対する内径の比は0.77であった。 また、実施例1と同様にして粒子GをABS樹脂に配合し、抗菌性試験および分散性の評価を行った。 さらに粒子Gについて参考例1と同様にして紫外線透過率の測定を行ったところ、紫外線透過率は低く、また、分光性試験の前後で紫外線透過率が変化することなく、良好な紫外線遮蔽性を示していた。

    【0034】参考例3 平均粒径1.4μmのポリメチルメタクリレート粒子1
    0gおよび3mol/lの尿素水溶液5mlを0.05
    mol/lの硝酸銅50mlおよび0.1mol/lのテトラブトキシチタン水溶液50ml中に入れ、1分間超音波処理した後、80℃で2時間加水分解させた。 その後、室温まで冷却し、4,000rpmで遠心分離により粒子を沈降させ、蒸留水を加え精製、乾燥させて銅と酸化チタンが混合被覆されたポリメチルメタクリレート粒子(以下、「粒子H」という。)を得た。 粒子Hの平均粒径は1.33μmであり、粒子外径に対する内径の比は0.95であった。 また、実施例1と同様にして粒子HをABS樹脂に配合し、抗菌性試験および分散性の評価を行った。 さらに粒子Hについて参考例1と同様にして紫外線透過率の測定を行ったところ、紫外線透過率は低く、また、分光性試験の前後で紫外線透過率が変化することなく、良好な紫外線遮蔽性を示した。

    【0035】以上の抗菌性試験および分散性の評価の結果をまとめて表1に示した。

    【0036】

    【表1】

    【0037】

    【発明の効果】本発明によれば、樹脂、ゴム、塗料、化粧品、繊維等の材料に添加した際に分散性が良好で、材料本来の特性を失うことなく、充分な抗菌効果を示し、
    変色、変質することのない複合粒子または中空粒子からなる抗菌剤が得られる。

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 25/26 59/20 Z

    高效检索全球专利

    专利汇是专利免费检索,专利查询,专利分析-国家发明专利查询检索分析平台,是提供专利分析,专利查询,专利检索等数据服务功能的知识产权数据服务商。

    我们的产品包含105个国家的1.26亿组数据,免费查、免费专利分析。

    申请试用

    分析报告

    专利汇分析报告产品可以对行业情报数据进行梳理分析,涉及维度包括行业专利基本状况分析、地域分析、技术分析、发明人分析、申请人分析、专利权人分析、失效分析、核心专利分析、法律分析、研发重点分析、企业专利处境分析、技术处境分析、专利寿命分析、企业定位分析、引证分析等超过60个分析角度,系统通过AI智能系统对图表进行解读,只需1分钟,一键生成行业专利分析报告。

    申请试用

    QQ群二维码
    意见反馈