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Coding device

阅读:990发布:2024-01-14

专利汇可以提供Coding device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To correct securely the erroneous printing and reduce the running cost. SOLUTION: A device provided with a label paper reel 22 on which a label paper is wound, a second adhesive mass feed reel 39 on which a pressure sensitive adhesive tape formed of a pressure sensitive adhesive piece, to which an infrared absorbent for absorbing phosphor exciting light of fluorescent ink is added, stuck on a mounting paper is wound, and a first pressure sensitive adhesive feed reel 38 on which a pressure sensitive adhesive tape formed of a pressure sensitive adhesive piece, to which the infrared absorbent is not at all added, stuck on a mounting paper is wound. Usually bar codes are printed on the label paper by a thermal head unit 26, and then the pressure sensitive adhesive piece brought from the first pressure sensitive adhesive feed reel is fixed by pressure on the label paper, and the paper is stuck on a postcard. At the time of modifying the bar codes, modified bard codes are printed on the label paper, and then the pressure sensitive adhesive piece brought from the second pressure sensitive adhesive feed reel is fixed by pressure on the label paper, and the paper is overlapped on the label stuck on the postcard and stuck thereon.,下面是Coding device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 郵便物等に記載されている郵便番号等の情報を入力し、この入力した情報をバーコード等の読取り可能な記号に変換して透光性のラベルに蛍光インクを使用して印刷し、前記郵便物等に貼付するコーディング装置において、 前記ラベルとこのラベルに圧着する板状の粘着剤片を別々に搬送し、記号を印刷した前記ラベルに前記粘着剤片を圧着させた後、前記郵便物等に貼付する構成とし、 前記粘着剤片は、前記蛍光インクの励起光あるいは発光する光の吸収剤又は反射剤を含有している粘着剤片と、
    これらの吸収剤又は反射剤を含有しない粘着剤片の2種類設け、通常は吸収剤又は反射剤を含有しない粘着剤片を前記ラベルに圧着し、修正時は吸収剤又は反射剤を含有している粘着剤片を前記ラベルに圧着することを特徴とするコーディング装置。
  • 【請求項2】 蛍光インクは赤外光の励起により発光する蛍光体を含有し、吸収剤を含有している粘着剤片は、
    前記蛍光インクの励起光を吸収する赤外吸収剤を含有し、この粘着剤片における赤外吸収剤の含有率を粘着剤片全体に対して、0.5重量%以上2重量%以下にしたことを特徴とする請求項1記載のコーディング装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、バーコード等の読取り可能な記号を透光性のラベルに蛍光インクを使用して印刷し、これを郵便物等に貼付するコーディング装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】例えば、郵便事業においては、郵便業務のより一層の合理化を図るために、郵便物の区分作業の機械化が一段と進められている。 この一環として、郵便物上に記載された郵便番号等の情報を入することにより、その情報をバーコードに変換して郵便物に直接印刷するコーディング装置が知られている。 このようなコーディング装置は、例えば、特公昭61−15758号公報に見られるように、供給部に集積されている葉書等の郵便物を1枚ずつ送り出し、送り出した郵便物を搬送路において一旦停止させ、この状態でオペレータが郵便物から郵便番号等の情報を読取ってキー入力すると、キー入力した郵便番号に対応したバーコードを郵便物に直接印刷し、印刷を終えた郵便物は収納部であるスタッカに集められるようになっている。 そして、スタッカに集められたバーコード印刷済みの郵便物は、その後、バーコードを光学的に読み取ることで自動的に仕分けされることになる。 このようなコーディング装置ではバーコード印刷にインクジェットプリンタやドットプリンタ等が使用されるが、このように郵便物に直接印刷する方式をとると、郵便物の材質により印刷できない場合が生じる。

    【0003】このため、本出願人は、バーコードを透明なラベルに目立たない蛍光インクで印刷した後、このラベルを郵便物に貼着する方式のコーディング装置を提案し出願した。 (特願平6−88255号) このコーディング装置を使用すれば郵便物の材質の影響を受けずにバーコードを郵便物に付加させることができる。

    【0004】

    【発明が解決しようとする課題】ところで、コーディング装置でバーコードを郵便物に付加する場合、オペレータが郵便番号等の情報の入力操作を誤ると、誤ったバーコードをラベルに印刷して郵便物に貼付することになる。 これを修正するには、例えば、ラベルに蛍光インクの励起波長又は蛍光インクの発光波長を吸収する層を設け、誤ったバーコードを印刷したラベルの上に正しいバーコードを印刷したラベルを重ねて貼着することが考えられる。 このようにすれば、後で仕分けのためにバーコードを光学的に読み取るとき、下のラベルに印刷された誤ったバーコードからの励起波長又は発光波長が吸収層によって吸収されるので光が上のラベルを介して表面に出ることはなく、上に貼ったラベル上の正しいバーコードのみを読み取ることができるようになる。

    【0005】しかし、この方式を採用すると、修正時以外の通常時においても吸収層を設けたラベルを使用することになる。 ところで、吸収層に含有される吸収剤はコストが高く、このため、吸収層を設けたラベルはかなり高価となる。 従って、修正時以外の通常時においてもこのようなラベルを使用することは、ランニングコストが高く、実用性に乏しいという問題がある。

    【0006】そこで請求項1記載の発明は、バーコード等の読取り可能な記号を透光性のラベルに蛍光インクを使用して印刷し、これを郵便物等に貼付するものにおいて、誤った印刷の修正が確実にでき、しかもランニングコストを低下させることができるコーディング装置を提供する。

    【0007】また、請求項2記載の発明は、バーコード等の読取り可能な記号を透光性のラベルに蛍光インクを使用して印刷し、これを郵便物等に貼付するものにおいて、誤った印刷の修正が確実にでき、しかもランニングコストを低下させることができ、さらに、郵便物等に印刷している宛名等の文字に対して判別が困難になるなどの影響を及ぼすおそれがないコーディング装置を提供する。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
    郵便物等に記載されている郵便番号等の情報を入力し、
    この入力した情報をバーコード等の読取り可能な記号に変換して透光性のラベルに蛍光インクを使用して印刷し、郵便物等に貼付するコーディング装置において、ラベルとこのラベルに圧着する板状の粘着剤片を別々に搬送し、記号を印刷したラベルに粘着剤片を圧着させた後、郵便物等に貼付する構成とし、粘着剤片は、蛍光インクの励起光あるいは発光する光の吸収剤又は反射剤を含有している粘着剤片と、これらの吸収剤又は反射剤を含有しない粘着剤片の2種類設け、通常は吸収剤又は反射剤を含有しない粘着剤片をラベルに圧着し、修正時は吸収剤又は反射剤を含有している粘着剤片をラベルに圧着することにある。

    【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載のコーディング装置において、蛍光インクは赤外光の励起により発光する蛍光体を含有し、吸収剤を含有している粘着剤片は、蛍光インクの励起光を吸収する赤外吸収剤を含有し、この粘着剤片における赤外吸収剤の含有率を粘着剤片全体に対して、0.5重量%以上2重量%以下にしたことにある。

    【0010】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1はコーディング装置の外観を示す斜視図で、1は郵便物、例えば多数枚の葉書2を収納した供給部、3は葉書2を搬送する搬送部、4は郵便番号等の宛名情報を入力するためのキーや印刷を開始させるための印刷実行キー等を設けたキーボード、5は葉書2に読取り可能な記号、例えばバーコードを印刷する印刷部である。 この印刷部5には印刷の終了した葉書2
    を収納する収納部6を出し入れ自在に設けている。

    【0011】この装置は、供給部1から搬送部3に葉書2を1枚ずつ自動的に繰り出して搬送し、途中で葉書2
    を一旦停止し、この状態でオペレータが葉書2を搬送部3から取って郵便番号や住所表示番号等の宛名情報を確認し前記キーボード4によりその宛名情報を入力する。
    そして宛名情報の入力後、葉書2を搬送部3に切手部が手前上になるように横向きにして戻し、この状態でキーボード4の印刷実行キーを操作する作業を行う。 これにより、搬送部3の葉書2を印刷部5に送り込み、所定の位置にバーコードを印刷したラベルを貼着し、収納部6
    に収納するという一連の動作を行うようになっている。

    【0012】図2はコーディング装置内の概略構成を示す平面図、図3はコーディング装置内の印刷部の構成を示す斜視図である。 前記供給部1は、葉書2を収納したカセット7を設け、このカセット7から自動供給ローラ8と従動ローラ9により葉書2を1枚ずつ搬送部3に繰り出すようになっている。 前記搬送部3は、繰り出された葉書2を1対のローラ10,11間に掛け渡された搬送用ベルト12と1対のローラ13,14間に掛け渡された搬送用ベルト15により挟持して搬送するようになっている。

    【0013】前記印刷部5は、前記各搬送用ベルト1
    2,15によって搬送した葉書2を1対のローラ16,
    17間に掛け渡された搬送用ベルト18と1対のローラ19,20間に掛け渡された搬送用ベルト21によって挟持して搬送するようになっている。

    【0014】前記印刷部5には、粘着剤を付着していないラベル用紙を巻装したラベル用紙リール22を設け、
    このラベル用紙リール22からラベル用紙23を送出し、プーリ24を介してプラテンローラ25へ搬送し、
    このプラテンローラ25の位置にてサーマルヘッドユニット26により前記ラベル用紙23に宛名情報に対応したバーコードを蛍光インクを使用して熱転写印刷するようになっている。

    【0015】前記サーマルヘッドユニット26は、サーマルプリンタからなり、図4に示すように、プラテンローラ25に対向してサーマルヘッド27を配置すると共に、インクリボン供給リール28とインクリボン巻取リール29を設け、インクリボン供給リール28からの蛍光インクリボン30を前記サーマルヘッド27とラベル用紙23との間を通してインクリボン巻取リール29で巻き取るようになっている。

    【0016】前記サーマルヘッドユニット26でバーコードを印刷したラベル用紙23を、プーリ31を介してラベル自動カッタ32に供給し、このカッタ32により所定の長さに切断した後、粘着剤圧着ローラ33と台紙剥離器34との間に供給するようになっている。

    【0017】前記印刷部5は、また、図5及び図6に示すように、板状の粘着剤片35を所定の間隔で台紙36
    に貼付けた粘着剤テープ37を巻装した第1、第2の粘着剤供給リール38,39を設け、この各粘着剤供給リール38,39から粘着剤テープ37を送出し、プーリ40、前記台紙剥離器34及びプーリ41を介して第1、第2の台紙巻取リール42,43で巻き取るようになっている。 前記第1の粘着剤供給リール38から送出す粘着剤テープ37上の粘着剤片35は、例えば性系のアクリルの粘着剤を約20μm程度の厚さで台紙36
    の上に塗工したものであり、前記第2の粘着剤供給リール38から送出す粘着剤テープ37上の粘着剤片35
    は、前記蛍光インクリボン30の蛍光インクの励起光を吸収する吸収剤又は反射する反射剤あるいは蛍光インクの発光する光を吸収する吸収剤又は反射する反射剤を含有している。

    【0018】前記各粘着剤供給リール38,39から送出した粘着剤テープ37は前記台紙剥離器34と粘着剤圧着ローラ33との間に供給され、これと同期して搬送される切断後のラベル44の裏面側に粘着剤片35が前記粘着剤圧着ローラ33により圧着され、その後、前記台紙剥離器34により台紙36が粘着剤片35から剥離されるようになっている。 そして、各粘着剤供給リール38,39のいずれの粘着剤テープ37を使用するかは、例えば前記キーボード4からのキー入力によって選択できるようになっている。 前記粘着剤片35を圧着したラベル44は、その後、ラベル圧着ローラ45,46
    によって、前記1対の搬送用ベルト18,21により搬送されてくる葉書2に貼着するようになっている。 このとき葉書2とラベル44は同期が取られ、ラベル44は葉書2の基準位置、例えば葉書の先端を基準にしてその位置から所定距離の常に同じ位置に貼り付けられるようになっている。

    【0019】なお、前記搬送用ベルト18はプーリ47
    によってテンションを調整し、前記搬送用ベルト21はプーリ48,49によってテンションを調整するようになっている。 このコーディング装置では、供給部1のカセット7から自動供給ローラ8と従動ローラ9により葉書2が搬送部3に繰り出された後、搬送用ベルト12,
    15により搬送され、この搬送用ベルト12,15の途中で停止される。

    【0020】この状態でオペレータは、葉書2を手で取って記載されている郵便番号及び住所表示番号の宛名情報を読取り、キーボード4のキー操作により入力する。
    キー入力操作が終了すると葉書2を切手部が手前上になるように横向きにして搬送用ベルト12,15に戻す。
    そしてキーボード4の印刷実行キーを操作する。 これにより搬送用ベルト12,15は再度葉書2を搬送する。
    こうして葉書2は横向きになって印刷部5に送り込まれる。

    【0021】印刷部5では搬送用ベルト18,21により葉書2を搬送する。 また、印刷部5ではラベル用紙リール22から送り出されるラベル用紙23に対してサーマルヘッドユニット26のサーマルヘッド27により入力した宛名情報に対応したバーコードを印刷する。 このときラベル用紙23には蛍光インクリボン30から蛍光インクが熱転写されてバーコード印刷が行われる。

    【0022】印刷されたラベル用紙23はラベル自動カッタ32により所定の長さに切断された後、ラベル44
    として粘着剤圧着ローラ33と台紙剥離器34との間に供給される。 一方、通常においては第1の粘着剤供給リール38が選択され、この第1の粘着剤供給リール38
    から粘着剤テープ37がプーリ40を介して粘着剤圧着ローラ33と台紙剥離器34との間に供給される。

    【0023】そして、粘着剤圧着ローラ33によりラベル44の裏面側に粘着剤片35が圧着され、その後、台紙剥離器34により台紙36が粘着剤片35から剥離され、台紙36は第1の台紙巻取リール42で巻き取られることになる。 粘着剤片35を圧着したラベル44はラベル圧着ローラ45,46によって、搬送用ベルト1
    8,21により搬送される葉書2に貼着される。

    【0024】また、バーコード印刷が誤っているために修正する場合は、第2の粘着剤供給リール39が選択され、この第2の粘着剤供給リール39から送出される粘着剤テープ37の粘着剤片35がラベル44に圧着された後、このラベル44がラベル圧着ローラ45,46によって、搬送用ベルト18,21により搬送されてくる葉書2のすでにラベルを貼着した上に重ねて貼着されるようになる。

    【0025】このコーディング装置に使用する蛍光インクリボン30の蛍光インクは、蛍光色素として図7に励起特性や図8に発光特性を示すように、シアニン系色素のNK−2204((株)日本色素研究所社製)等を使用する。 この特性から明らかなように、この蛍光インクの励起光のピークは800nm付近で、発光波長のピークは877nm付近である。

    【0026】この蛍光インクリボン30は、図9に示すように、インク(ワックス+バインダー+その他)51
    に樹脂固溶体52及び反射剤53を含有させたもので、
    前記樹脂固溶体52としては、図10に示すように、樹脂54中にNK−2204のシアニン系色素55を1重量部に対して、例えば、ポリメタクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、塩ビ酢ビ共重合体、アルキド樹脂、芳香族スルホンアミド、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、及びそれらの共重合体などの樹脂100重量部の比率で含有させた樹脂固溶体を使用している。 耐光性向上のため、Ni 錯体等クェンチャー56をシアニン色素1
    重量部に対して、1重量部を添加している。

    【0027】前記樹脂固溶体52は、例えば、塊状樹脂粉砕法により作製し、平均粒子径で約2μm以下まで粉砕する。 例えば、蛍光インクリボン30として、厚さが4.5μmのポリエチレンテレフタレートフィルムからなる支持体の上に、ワックスとエチレン−酢酸ビニル共重合体からなるバインダーが70重量部、前記樹脂固溶体52が30重量部のインクを4.5μmの厚さでフォットメルトコーターで塗工したものを使用する。

    【0028】また、ラベル用紙23は、図11に示すように、基材厚50μmのPET61にポリエステル系樹脂にシリカを混入してなるインク受理層62を設けたものを使用する。 図12はラベル用紙23を切断して得たラベル44のPET61に台紙36上の接着剤片35が圧着した状態を示している。 前記第2の粘着剤供給リール38から送出す粘着剤テープ37上の粘着剤片35
    は、具体的には、アクリル系粘着剤100重量部に対して、蛍光インクリボン30の蛍光インクの蛍光体NK−
    2204の励起光を吸収する赤外吸収剤を添加したものを使用している。

    【0029】ここで、図13に示す吸収特性を持つ赤外吸収剤801W(日本触媒社製)をアクリル系粘着剤1
    00重量部に対して、0重量部〜2.5重量部の範囲で添加して実験を行った結果について述べる。 この実験は、図14に示すように、蛍光インク30aでバーコードを印刷したラベル44aを葉書2に貼着したサンプルを用意し、これに蛍光インク30bでバーコードを印刷した修正用ラベル44bに赤外吸収剤801Wを0重量部〜2.5重量部の範囲で添加した粘着剤片35のサンプルを圧着してラベル44a上に重ねて貼着して行った。 なお、図中61aはPET、62aはインク受理層を示している。

    【0030】この場合に、粘着剤片35のサンプルとして、赤外線吸収剤801Wの添加量を0重量%、0.2
    5重量%、0.5重量%、0.75重量%、1.0重量%、1.5重量%、2.0重量%、2.5重量%としたものを使用し、発光出力の測定、葉書2上の文字の目視による視認性の評価、読取り結果の良否判定を行った。
    バーコードを読取るときの励起光としては発光波長が8
    10nmの半導体レーザの光を照射して行った。 なお、
    発光出力は赤外線吸収剤801Wの添加量が0重量%のものを100%とし、それとの相対値で求めた。

    【0031】その結果、赤外線吸収剤の含有率と発光出力の関係が図15に示すようになり、この実験により、
    下表に示す結果が得られた。 添加量 文字の視認性 読取り結果 発光出力 0 重量% ○ × 100% 0.25重量% ○ △ 41% 0.5 重量% ○ ○ 20% 0.75重量% ○ ○ 15.5% 1.0 重量% ○ ○ 10% 1.5 重量% ○ ○ 5% 2.0 重量% ○ ○ 3% 2.5 重量% △ ○ 2% なお、○は良好、×は不良、△やや良好を示している。

    【0032】以上の結果から、葉書2上の文字を目視により確実に判別できる範囲としては、2.0重量%以下が望ましく、また、修正したバーコードを確実に読取れる範囲としては0.5重量%以上が望ましいことが分かった。 すなわち、下のラベル44aに印刷したバーコードの蛍光インク30aの影響を受けずに蛍光インク30
    bで修正したバーコードを確実に読取ることができ、かつ、葉書2上の文字を確実に目視できるには、赤外線吸収剤801Wの添加量を0.5重量%以上2.0重量%
    以下であることが望ましいことが分かった。

    【0033】図16は修正したバーコードが確実に読取れるか否かのメカニズムを説明するための図で、(a) は葉書2に蛍光インク30aで直接印刷を行い、その上にPET61aとインク受理層62aからなり、このインク受理層62aに蛍光インク30bで修正バーコードを印刷したラベル44bを、蛍光インクの励起光の波長を吸収する吸収剤を添加した粘着剤351を使用して貼着した場合を示し、(b)は吸収剤を全く添加していない粘着剤352を使用して貼着した場合を示している。 なお、蛍光インク30aと30bは同一のものである。

    【0034】図16の(a) においては、励起光がラベル44bを透過しても粘着剤351によって吸収されるので、蛍光インク30aは発光しない。 一方、励起光により蛍光インク30bは発光する。 これにより、蛍光インク30bにより印刷された修正バーコードを正確に読取ることができる。

    【0035】これに対し、図16の(b) においては、励起光がラベル44b及び粘着剤352を透過して蛍光インク30aに照射されるので、蛍光インク30aも発光してしまう。 このため、蛍光インク30aからの発光光と蛍光インク30bからの発光光が混在して出力されるので、修正バーコードと蛍光インク30aによるバーコードが重なってしまい修正バーコードを正確に読取ることはできなくなる。

    【0036】このように修正用ラベルに使用する粘着剤として、蛍光インクの蛍光体NK−2204の励起光を吸収する赤外吸収剤を添加したものを使用することで、
    蛍光インクでバーコードを印刷したラベルを葉書に貼着し、その上に同じ蛍光インクで修正バーコードを印刷したラベルを重ねて貼着したり、蛍光インクで葉書に直接バーコードを印刷した上に修正バーコードを印刷したラベルを貼着したりしても、修正バーコードを正確に読取ることができる。

    【0037】また、通常において葉書にバーコードを印刷したラベルを貼着する場合は吸収剤を全く添加していない粘着剤を使用し、吸収剤を添加した粘着剤を使用するのを切替えによりバーコードの修正時のみに限定することができるので、コスト的に高価な吸収剤を添加した粘着剤の使用量を少なくでき、ランニングコストを低下させることができる。

    【0038】また、粘着剤に対する赤外線吸収剤801
    Wの添加量を0.5重量%以上2.0重量%以下にすることで、葉書上の文字の視認性を良好に保つことができ、これにより葉書に印刷している宛名等の文字に対して判別が困難なるなどの影響を及ぼすことはない。

    【0039】なお、この実施の形態は、蛍光インクとしてシアニン系色素の1つであるNK−2204を使用した場合について述べたがこれに限定するものではなく、
    他のシアニン系色素は勿論、励起光が紫外領域にある色素を使用したものであってもよい。

    【0040】また、この実施の形態は、修正用ラベルに使用する粘着剤として、蛍光インクの励起光を吸収する吸収剤を添加した粘着剤を使用したがこれに限定するものではなく、励起光を反射する反射剤や、励起光によって蛍光インクが発光して得られる発光光を吸収する吸収剤や、この発光光を反射する反射剤を使用しても修正バーコードを正確に読取ることができる。

    【0041】また、この実施の形態ではバーコードを付加する対象物として葉書を述べたがこれに限定するものではなく、他の郵便物であっても、あるいは郵便物以外の、例えば宅配便等であってもよい。 また、この実施の形態では読取り可能な記号としてバーコードを使用した場合について述べたがこれに限定するものでないのは勿論である。

    【0042】

    【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によれば、バーコード等の読取り可能な記号を透光性のラベルに蛍光インクを使用して印刷し、これを郵便物等に貼付するものにおいて、誤った印刷の修正が確実にでき、しかもランニングコストを低下させることができる。

    【0043】また、請求項2記載の発明によれば、バーコード等の読取り可能な記号を透光性のラベルに蛍光インクを使用して印刷し、これを郵便物等に貼付するものにおいて、誤った印刷の修正が確実にでき、しかもランニングコストを低下させることができ、さらに、郵便物等に印刷している宛名等の文字に対して判別が困難になるなどの影響を及ぼすおそれがない。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の形態の外観を示す斜視図。

    【図2】同実施の形態の概略構成を示す平面図。

    【図3】同実施の形態における印刷部の構成を示す斜視図。

    【図4】同実施の形態のサーマルヘッドユニットの構成を示す図。

    【図5】同実施の形態の粘着剤テープの構成を示す部分平面図。

    【図6】同実施の形態の粘着剤テープの構成を示す部分側面図。

    【図7】同実施の形態の蛍光インクに使用する蛍光色素の励起特性を示すグラフ。

    【図8】同実施の形態の蛍光インクに使用する蛍光色素の発光特性を示すグラフ。

    【図9】同実施の形態の蛍光インクリボンの構成を説明するための模式図。

    【図10】図9の蛍光インクリボンに含有する樹脂固溶体の構成を説明するための模式図。

    【図11】同実施の形態のラベル用紙の部分構成を示す図。

    【図12】同実施の形態のラベル用紙に粘着剤テープの粘着剤片が圧着した状態を示す部分構成図。

    【図13】同実施の形態で使用した赤外吸収剤の吸収特性を示すグラフ。

    【図14】同実施の形態におけるバーコード修正の実験方式を説明するための図。

    【図15】同実施の形態の粘着剤に含有する赤外線吸収剤の含有率と発光出力の相対値との関係を示すグラフ。

    【図16】修正したバーコードの読取り可否のメカニズムを説明するための図。

    【符号の説明】

    2…葉書(郵便物) 5…印刷部 22…ラベル用紙リール 23…ラベル用紙 26…サーマルヘッドユニット 30…蛍光インクリボン 35…粘着剤片 37…粘着剤テープ 38…第1の粘着剤供給リール 39…第2の粘着剤供給リール

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 6識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 3/00 G09F 3/00 G Q

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