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Supercharging pressure control device for engine provided with supercharger

阅读:316发布:2021-11-13

专利汇可以提供Supercharging pressure control device for engine provided with supercharger专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To aim at reducing changeover shock by approach driving a subturbo-charger and making corrections of accumulation and subtraction rates in accordance with the engine driving conditions before changing over to main/sub turbo charger drive at the point where the total hours of the accumulation and the subtraction of the subturbo charger have exceeded the specified hours.
CONSTITUTION: An engine 1 is equipped with both main and sub turbo chargers 7, 8. The main and the sub turbo chargers 7, 8 have their respective turbines 7a, 8a connected respectively to the aggregation part on an exhaust manifold 3 and their respective compressors 7b, 8b connected respectively to a surge tank 2 through an intercooler 6 and a throttle valve 4 in a suction air passage 14. Now the main and sub turbo chargers 7, 8 have the sub turbo charger 8 assigned to its approach drive and changed over from one-driving to two-driving at the point of time where the total hours of the accumulation and subtraction of the approach drive of the sub turno charger 8 have exceeded the specified hours. In this case, the accumulation and the subtraction rates of the total approaching hours of the subturbo charger 8 is corrected in accordance with the driving conditions of the engine 1. Thus changeover shock and excessive temperature increase can be restrained by the approaching revolution of the subturbo charger up to the very limit of the permissible temperature.
COPYRIGHT: (C)1994,JPO,下面是Supercharging pressure control device for engine provided with supercharger专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 主ターボチャージャと副ターボチャージャを備え、1個ターボチャージャ運転から2個ターボチャージャ運転に切替える前に副ターボチャージャを助走運転し、副ターボチャージャ助走の積、減算の累計時間が所定時間を越えたら2個ターボチャージャ運転に切替える過給機付エンジンの過給圧制御装置において、副ターボチャージャの助走累計時間の積、減算割合をエンジン運転条件に応じて補正する補正手段を設けたことを特徴とする過給機付エンジンの過給圧制御装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、2ステージツインターボエンジン(主、副2つのターボチャージャを有し、エンジン運転状態に応じて、主ターボチャージャのみが運転される1個ターボチャージャ運転と、主、副のターボチャージャが共に運転される2個ターボチャージャ運転とが切替えられるエンジン)の過給圧制御装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】2ステージツインターボエンジンは、本出願人により特願平3−198215号等で提案されている。 そこでは、1個ターボチャージャ運転から2個ターボチャージャ運転への切替えのショックをやわらげるために、切替え前に副ターボチャージャを助走回転させ、2個に切替えたときに助走された回転からフル回転に立上らせるようにしてある。 なお、副ターボチャージャの助走回転は、副ターボチャージャのタービンの下流に設けた排気切替弁をバイパスする排気バイパス通路の排気バイパス弁を開け、排気を小量副ターボチャージャタービンに流すことによって行う。

    【0003】しかし、この副ターボチャージャの助走回転時には、副ターボチャージャのコンプレッサの下流に設けられた吸気切替弁を閉じた状態で副ターボチャージャを助走回転させるので、副ターボチャージャのコンプレッサで昇圧されたコンプレッサ下流側のガスがコンプレッサ上流側にリークし、これが再びコンプレッサで昇圧されてコンプレッサ下流側へと送られることを繰り返すことにより、副ターボチャージャ側のガスが著しく昇温していく。

    【0004】この昇温ガスからコンプレッサインペラ(通常アルミ製)が溶損したり強度不足を生じたりするのを防ぐために、従来(特願平3−198215号)
    は、排気バイパス弁が開弁状態の副ターボチャージャ助走累計時間(積、減算の累計時間)が所定時間を超えたら通常のターボチャージャ切替条件より低吸入空気量側で2個ターボチャージャ運転に切替えることによって、
    副ターボチャージャの著しい温度上昇を抑制していた。

    【0005】

    【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、副ターボチャージャ助走時間累計(積、減算)をエンジン運転状態の如何を問わず一律の割合で行い、この累計時間が所定時間(最もインペラ温度が高くなる条件に対して設定された所定時間)を越えたら2個ターボチャージャ運転に切替えるようにしてあるため、各運転状態で最適な切替えがされているとはえない。

    【0006】上記の問題点をさらに具体的に説明すると次の通りである。 図1に示すように、エンジン回転数N
    E、エンジン負荷PMが大な程、吸入空気量Gaも大になり、図2に示すように、Ga増程、副ターボチャージャの助走回転数も大になり、図3に示すように、副ターボチャージャのインペラ温度もそれに伴なって高くなる。 したがって、図4に示すように軽負荷から同じ時間で立上げてGa=A条件とB条件で運転する場合は、G
    aが大(副ターボチャージャの助走回転数が高い)のA
    の方がインペラ上昇温度が大きく、図5に示すように早くインペラ許容温度に達してしまう。

    【0007】いかなる運転条件でも許容温度以下になるように制御しなくてはならないので、従来技術では、図5に示すように、最もインペラ温度が高くなる条件(2
    個ターボチャージャ運転への切替え直前の、たとえばG
    a=A)でも許容温度以下に抑える判定カウンタ(図5
    ではCVSV3=¥F0)に設定していた。 その場合、
    Ga=B条件で運転された時のインペラ温度bは、インペラ許容温度よりはるかに小さいにもかかわらず、Ga
    条件での切替えが実行されてしまう。 すなわち、副ターボチャージャの助走が不十分な段階で2個ターボチャージャ運転への切替が行われる。 逆に、切替時間を遅目に設定するとGa=Aの時にインペラ温度が許容温度以上に上昇し、強度を維持するためにはインペラ肉厚増等の対策が必要になり、レスポンス悪化を生じ、最悪の場合はインペラ溶損を生じるおそれがある。

    【0008】本発明の目的は、1個ターボチャージャ運転から2個ターボチャージャ運転への切替時期を従来の一律から最適なものとし、許容限度ぎりぎりまで副ターボチャージャを助走させて切替ショックを小にするとともに、副ターボチャージャのコンプレッサの著しい温度上昇も抑えるようにした、過給機付エンジンの過給圧制御装置を提供することにある。

    【0009】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明に係る過給機付エンジンの過給圧制御装置は、
    次の装置から成る。 すなわち、主ターボチャージャと副ターボチャージャを備え、1個ターボチャージャ運転から2個ターボチャージャ運転に切替える前に副ターボチャージャを助走運転し、副ターボチャージャ助走の積、
    減算の累計時間が所定時間を越えたら2個ターボチャージャ運転に切替える過給機付エンジンの過給圧制御装置において、副ターボチャージャの助走累計時間の積、減算割合をエンジン運転条件に応じて補正する補正手段を設けた過給機付エンジンの過給圧制御装置。

    【0010】

    【作用】上記本発明の装置では、副ターボチャージャの助走累計時間の積算、減算の割合がエンジン運転条件に応じて変化される。 たとえば、G/N(1回転あたりの吸入空気量)、NE(エンジン回転数)に応じた吸気温度上昇カウンタa′(a′は可変)で助走累計時間CV
    SV5Aをカウントする。 あるいは、飽和温度(最大温度)と現時点の温度との温度差により吸気温度上昇率を求め、助走累計時間を補正する。 かくの如く副ターボチャージャの助走累計時間の積、減算割合を運転条件によって切替えることにより、1個ターボチャージャ運転から2個ターボチャージャ運転への切替え時期を最適なものとし、許容温度ぎりぎりになるまで副ターボチャージャを助走回転させて切替ショックを小にするとともに、
    許容温度を越えることがないようにして副ターボチャージャの過度な温度上昇を抑えることができる。

    【0011】

    【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を説明する。 はじめに各実施例に共通な構成、作用を説明する。
    図6において、1はエンジン、2はサージタンク、3は排気マニホールドを示す。 排気マニホールド3は排気干渉を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜#6気筒群の2
    つに集合され、その集合部が連通路3aによって連通されている。 7、8は互いに並列に配置された主ターボチャージャ、副ターボチャージャである。 ターボチャージャ7、8のそれぞれのタービン7a、8aは排気マニホールド3の集合部に接続され、それぞれのコンプレッサ7b、8bは、コンプレッサ下流の吸気通路14に設けたインタクーラ6、スロットル弁4を介してサージタンク2に接続されている。 コンプレッサ上流の吸気通路1
    5には、エアフローメータ24、エアクリーナ23が設けられる。 また排気通路20には触媒コンバータ21、
    マフラ22、酸素センサ19が設けられる。

    【0012】エンジンの運転状態が低吸入空気量領域(低Ga)にあるときは主ターボチャージャ7のみが運転されて、1個ターボチャージャ運転となり、高吸入空気量域(高Ga)にあるときは主ターボチャージャ7と副ターボチャージャ8の両方が運転されて、2個ターボチャージャ運転となる。 1個ターボチャージャ運転と2
    個ターボチャージャ運転との切替を行うために、排気系には副ターボチャージャタービン8aの下流に排気切替弁17が設けられ、吸気系には副ターボチャージャコンプレッサ8bの下流に吸気切替弁18が設けられる。 排気切替弁17はダイヤフラムアクチュエータ16で開閉され、吸気切替弁18はダイヤフラムアクチュエータ1
    1で開閉される。 吸、排気切替弁の両方が閉のとき、1
    個ターボチャージャ運転となり、吸、排気切替弁の両方が開のとき、2個ターボチャージャ運転となる。

    【0013】1個ターボチャージャ運転から2個ターボチャージャ運転に切替わるときには、一時的に過給圧が低下して、切替ショックが生じるので、それを軽減するために、切替直前に副ターボチャージャを助走回転させる。 このために、排気切替弁17をバイパスする排気バイパス通路40が設けられ、そに排気バイパス弁41が設けられている。 排気バイパス弁41はダイヤフラムアクチュエータ42で開閉される。 吸、排気切替弁17、
    18を閉じたまま排気バイパス弁41を開くと、排気ガスの一部が副ターボチャージャタービン8aを流れ副ターボチャージャ8が助走される。

    【0014】吸気切替弁18が閉じた状態で副ターボチャージャ8が回転されると、副ターボチャージャ8のコンプレッサ8b近傍のガスは昇温していき、管壁を通して自然放熱とバランスして飽和温度(最大温度)に達するまで温度が上昇していく。 この昇温から副ターボチャージャコンプレッサ8bを保護するために、副ターボチャージャコンプレッサ8bの下流でかつ吸気切替弁18
    より上流の吸気通路部分を吸気バイパス通路13を介して、主ターボチャージャ7のコンプレッサ上流15aと結び、吸気バイパス通路13上に吸気バイパス弁33を設け、ダイヤフラムアクチュエータ10で吸気バイパス弁33を開けて昇温したエアを主ターボチャージャ7上流側に一部リークさせる。 これによって新気が副ターボチャージャコンプレッサを流れてそれを冷却できる。 ただし、吸気バイパス弁33を開くと副ターボチャージャ8のタービン回転数が落ちるので2個ターボチャージャ運転に切替えたときの切替ショックが大になるため、2
    個ターボチャージャ運転への切替え直前には吸気バイパス弁33を閉じるようにする。

    【0015】また、31はウエイストゲートバルブで、
    9はウエイストゲートバルブを開閉するダイヤフラムアクチュエータである。 また、34は吸気切替弁バイパス通路で、12はそこに設けられた逆止弁である。 28は排気切替弁17を開閉するアクチュエータ16を作動させる三方向電磁弁、25は吸気切替弁18を開閉するアクチュエータ11を作動させる三方向電磁弁、32は排気バイパス弁41を開閉するアクチュエータ42を作動させるデューティ制御の二方向電磁弁、27は吸気バイパス弁33を開閉するアクチュエータ10を作動させるデューティ制御の三方向電磁弁、35はウエストゲートバルブ31を開閉するアクチュエータ9を作動させるデューティ制御の二方向電磁弁35である。 各電磁弁2
    8、25、32、27、35の作動は電子制御装置(E
    CU)29からの指令によって制御される。 ECU29
    には、サージタンク2内圧を検出する圧力センサ3
    0、スロットル開度センサ5、酸素センサ19の出力信号が入力される。

    【0016】ECU29は、通常のマイクロコンピュータと同様にRAM(ランダアクセスメモリ)、ROM
    (リードオンリメモリ)、CPU(セントラルプロセッサユニット)、I/Dインタフェースを有しており、R
    OMには図7に示す制御ルーチンが格納されており、C
    PUに呼出されて演算が実行される。

    【0017】図7のルーチンは一定時間毎(たとえば、
    32〜64ミリsec毎)に割込まれる。 ステップ10
    0でサイクルが開始され、ステップ142でそのサイクルが終了する。 ステップ102、106、108、11
    0、112、114は高吸入空気量(吸入空気量:Ga
    >130g/sec)になったときに1回目に通るルートで、このルートで、電磁弁28、電磁弁25がオンとされることにより、排気切替弁17が開かれ、吸気切替弁18も開かれて、2個ターボチャージャ運転に切替えられ、フラグXSV28が1(2個ターボチャージャ運転のとき1、そうでないとき0を示すフラグ)とされる。 2回目のサイクルでは、エンジン回転数NEが30
    00rpm以上のとき、ステップ102、104から、
    そのままステップ142に進み、2個ターボチャージャ運転が保持される。 ステップ102と108でNEの比較値を変えてあるのは、NE=3000rpmの上下でバタバタするのを防止するためである。

    【0018】吸入空気量が130g/sec以下になってくると、ステップ106からステップ116へと進み、第1回目はフラグXSV28はまだ1のままだから、ステップ116からステップ134、136、13
    8、140へと進み、ステップ142でリターンする。
    このルートは、低吸入空気量になった1回目のサイクルであり、電磁弁25、電磁弁28がオフとされることにより、吸気切替弁17と排気切替弁18が閉じられ、1
    個ターボチャージャ運転に切替えられ、フラグXSV2
    8も0とされる。 1個ターボチャージャ運転に切替えられた2回目以後のサイクルでは、ステップ106、11
    6、118、124、128、132と進み、ステップ132でXSV28=1でないからそのままステップ1
    42に進んでリターンし、1個ターボチャージャ運転が保持される。

    【0019】1個ターボチャージャ運転されていてエンジン負荷PMが大きくなってくると(PM>1100m
    mHgabs)、2個ターボチャージャ運転にスムースに切替えるために副ターボチャージャの助走を開始する。 このために、ステップ116、118、124から126へと進み、排気バイパス弁のデューティ比値DS
    V32を増加させていく。 PMが1250mmHgab
    sを越えるとステップ120に進み、DSV32を下げて、排気バイパス弁41が1100mmHgを境にしてバタバタするのを防止する。 排気バイパス弁41を開にして副ターボチャージャ8を助走させるとき、ステップ122に進んで、電磁弁27をONにして吸気バイパス弁33を閉じ、助走回転数を上げる。 そして、ステップ130に進んで、吸入空気量Gaが所定値、たとえば1
    00g/secを越えると、ステップ110、112側に進んで2個ターボチャージャ運転へと切替えていくが、Gaが小のうちは、助走回転運転を続けるために、
    ステップ142に進んでリターンする。 以上が基本制御である。

    【0020】ステップ122で吸気バイパス弁33を閉じて助走回転を続けていると、副ターボチャージャコンプレッサ8bまわりの温度が飽和温度に達するまで上っていこうとする。 前記の特願平3−198215号では、コンプレッサインペラ溶損などの問題を防止するために、1サイクル毎に、副ターボチャージャコンプレッサ温度を推定する助走時間CVSV5Aを一定割合(たとえば¥02)づつ積算していき、CVSV5Aが許容温度に対応する許容時間¥F0以上になると、2個ターボチャージャ運転に切替えて、新気を副ターボチャージャ8に流して冷却するステップを、ステップ122と1
    30との間に設けて対策するようにしていた。 このような対策手段を設けた場合は、吸気バイパス通路、吸気バイパス弁は除去してもよい。 しかし、その場合でも、前述したような問題が生じていた。 この問題を解決するための本発明は、次の2つの実施例を含み、以下、各実施例に特有な構成、作用を説明する。

    【0021】第1実施例 第1実施例は、図7のフローチャートにおいて、の部位に図8のフローチャートのロジックを挿入し、の部位に図9のフローチャートのロジックを挿入し、の部位に図10のフローチャートのロジックを挿入した制御ルーチンを有する。

    【0022】図8のルーチンでは、従来のように吸気温度を一律にカウント推定するのではなく、エンジン運転条件に応じて変化させて、より正確に吸気温度(副ターボチャージャコンプレッサ下流の吸気温度)を推定するようにしてある。 そして、図9のルーチンで、上記の推定した吸気温度を許容温度と比較し、吸気温度が許容温度に達したら2個ターボチャージャ運転に切替えるステップ110、112のルートに進むようにする。

    【0023】図8のルーチンにおいて、現在の副ターボチャージャコンプレッサ部の吸気温度CVSV5Aを推定する場合、1つ前のサイクルのCVSV5A i-1に温度上昇分を積、減算して今回のサイクルのCVSV5A
    とする。 そして、この温度上昇分(温度上昇割合)をエンジン運転条件に応じて変化させるようにする(従来は温度上昇分が一定)。 ステップ222の式がその演算を行っている式である。 CVSV5A i-1 +(a+b−CVSV5A i-1 )×K
    =CVSV5A ここで、 CVSV5A i-1 :1サイクル前のCVSV5A値 CVSV5A:現在の吸気温度の推定カウンタ値 a:定常運転時の最大推定温度相当値(飽和温度) b:外気温度の補正値 K:吸気温度上昇補正係数 そして、上式において、(a+b−CVSV5A i-1
    ×Kの項が1サイクルあたりの温度上昇分であり、この値をエンジン運転条件に応じて変えることにより、正確に吸気温度CVSV5Aを推定するようにする。

    【0024】温度上昇部分は、飽和温度aと現在のコンプレッサ部吸気温度CVSV5A i- 1との温度差(a−
    CVSV5A i-1 )が大な程大であり、エンジン回転数NEが大な程飽和温度aが大となるためステップ220
    のマップを用いてaを補正し、外気温度THAまたはエンジン温THWが低い程飽和温度に達するのに時間がかかるから、外気温補正値bを、ステップ206、21
    0、214のマップに示すように、THA、THWが低い程小にするようにしてある。 ステップ204では始動後60秒経過した後か否かを判断し、60秒経過していないならセンサの検出するTHAだけではふらつきが大のためTHWの補正も加えるようにし、60秒経過後はTHAの値が安定するので、THAだけで外気温補正をするようにした。 以上のようにして、エンジン運転条件に応じて温度上昇分を変化させ、従来に比べてより正確な副ターボチャージャコンプレッサインペラ温度を推定した。

    【0025】図9のルーチンでは、図8で推定した吸気温度(=副ターボチャージャコンプレッサインペラ温度)CVSV5Aが許容温度¥F0(溶損などを生じないための許容温度でインペラ材質等から定まる一定値)
    に達したかどうかをステップ302で判定し、達したら2個ターボチャージャに切替えることができるようにステップ130へと進み、達していないならステップ14
    2に進んでリターンするようにする。 図10のルーチンはCVSV5A値が増減してマイナスにもなり得る値であるからCVSV5A<¥00のときはCVSV5A=
    ¥00とするものである。 図9、図10のルーチンを備えた場合は、吸気温度が所定温度を越えたら2個ターボチャージャ運転に切替えられて、新気が副ターボチャージャコンプレッサを通り、冷却できるので、吸気バイパス通路13、吸気バイパス弁33は除去してもよい。 そうすることによって、その分コストダウンがはかれる。

    【0026】図11、図12は第1実施例の作用を示している。 図11はエンジン運転状態とa値とのマップ(ステップ220のマップ)を示しており、図12は、
    たとえばNE(エンジン回転数)をNrpm一定のままG/NだけをE→I→F→Hと変化させた場合に、副ターボチャージャインペラ温度CVSV5Aはどのように変化するかを示している。 図12のぎざぎざの曲線の1
    つの段の高さ、すなわち温度上昇分が(a+b−CVS
    V5A i-1 )×Kであり、曲線がCVSV5Aとなる。
    上昇分は、従来は一定であったが、本発明では変化しており、これによって、より真の温度に近づく。

    【0027】上記のようにして、吸気温度CVSV5A
    を真の温度に近づけることにより、副ターボチャージャ8の助走回転から2個ターボチャージャ運転への切替えを、吸気温度がコンプレッサ溶損等を生じないぎりぎりの温度になるまで、待つことができる。 その結果、副ターボチャージャ8を十分助走させることができ、2個ターボチャージャ運転への切替時の一時的過給圧低下(切替ショック)を低減できる。 それと同時に、吸気温度が許容温度以上になる事態の発生も抑えることができるので、そしてその信頼性も高いので、コンプレッサインペラを薄肉にでき(信頼性がない場合は強度増加の必要があるため厚くしておかなくてはならないがそのような必要がなくなる)、それによってターボチャージャのレスポンスが上る(イナーシャが小さくなるため)。

    【0028】第2実施例 第2実施例は、図7のフローチャートにおいて、の部位に図13のフローチャートのロジックを挿入し、の部位に図14のフローチャートのロジックを挿入し、
    の部位に図10のフローチャートのロジック(第1実施例と同様)を挿入した制御ルーチンを有する。

    【0029】第2実施例では、図13のルーチンにおいて、温度上昇分a′を、G/N−NEマップに対応して予じめ定めておいて、エンジン運転条件に応じてステップ220′においてa′を読みとり、ステップ222′
    で前回のサイクルのCVSV5Aにa′を積、減算して今回のサイクルのCVSV5Aを求めるようにする。 たがし、a′は一定ではなく、エンジン運転条件に対応して変化するものであり、NEが大な程、a′が大となるように設定してある。 第2実施例は、温度上昇分の求め方が第1実施例より簡単であるが精度は劣る。 また、図13のルーチンにおいて、許容温度b′を外気温TH
    A、水温THWから求めておく。

    【0030】また、図14のルーチンにおいて、上記の推定吸気温CVSV5A度が許容温度b′に達したか否かを判定し、達したら2個ターボチャージャ運転への切替が可能なようにステップ130へと進む。

    【0031】図15、図16は第2実施例の作用を示している。 図15のG/N−NEマップで、エンジン運転条件をたとえばe→j→i→g→f→e→iと変えたとする。 この時のステップ222′の式による吸気温CV
    SV5Aの演算結果を図16に示す。 温度上昇分a′は従来と異なり、エンジン運転条件に対応して変わり、C
    VSV5Aがより正確な値となっている。 これによって、第1実施例と同様の作用、効果が得られる。

    【0032】

    【発明の効果】本発明によれば、副ターボチャージャの助走累計時間(したがって、副ターボチャージャ部位での吸気温度)の積、減算割合(増加分、減少分)を、従来のように一率ではなく、エンジン運転条件に応じて補正する補正手段(第1実施例の図8のルーチン、第2実施例の図13のルーチン)を設けたので、吸気温度の推定値が正確になり、許容温度ぎりぎりまで助走させることができるので、副ターボチャージャの助走を十分にとることができ、2個ターボチャージャ運転への切替時のショックを低減できる。 また、吸気温度の推定が正確になるということは、吸気温度が許容温度を越えてしらずに運転を続けることがなくなることであり、吸気温度の推定が不正確なときに必要であったコンプレッサインペラの肉厚増大が不要となる。 したがって、実質的にインペラの肉厚をうすくでき、ターボチャージャのレスポンスが良くなる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】一般の過給機付きエンジンの負荷(PM)対エンジン回転数(NE)と吸入空気量(Ga)との関係図である。

    【図2】ツインターボエンジンにおける副ターボチャージャ助走回転数対Ga図である。

    【図3】副ターボチャージャコンプレッサインペラ温度対副ターボチャージャ助走回転数図である。

    【図4】ツインターボエンジンのGa対時間図である。

    【図5】ツインターボエンジンの副ターボチャージャインペラ温度、切替判定カウンタ対時間図である。

    【図6】本発明の過給機付エンジンの過給圧制御装置の系統図である。

    【図7】図6の装置の基本フローチャートである。

    【図8】本発明の第1実施例に係る吸気温度(CVSV
    5A)推定用部分フローチャートである。

    【図9】本発明の第1実施例に係る吸気温度が許容温度に達したかを判定する部分フローチャートである。

    【図10】本発明の第1実施例で用いられる部分フローチャートである。

    【図11】本発明の第1実施例の作用のG/N対NE図である。

    【図12】本発明の第1実施例のG/N、CVSV5A
    対時間図である。

    【図13】本発明の第2実施例に係る吸気温度(CVS
    V5A)推定用部分フローチャートである。

    【図14】本発明の第2実施例に係る吸気温度が許容温度b′に達したかを判定する部分フローチャートである。

    【図15】本発明の第2実施例の作用のG/N対NE図である。

    【図16】本発明の第2実施例のG/N、CVSV5A
    対時間図である。

    【符号の説明】

    1 エンジン 7 主ターボチャージャ 8 副ターボチャージャ 8b コンプレッサ 29 電子制御装置 41 排気バイパス弁

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