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Multistory parking facility and usage thereof

阅读:328发布:2024-02-07

专利汇可以提供Multistory parking facility and usage thereof专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To enable entrance and leaving of cars quickly by changing over the place of selection using the place of entering and leaving to the traverse trucks as a fixed place and the place of selection employing the place of entering and leaving as an indefinite place by a selector switch for a controller. SOLUTION: An upper-stage lifting-lowering pallet 47 is disposed to an upper- stage parking floor 9, a lower-stage lifting-lowering pallet 15 to a lower-stage parking floor 11 and a traverse truck 63 to an intermediate-stage parking floor 10 respectively, and an entering-leaving port for cars 14, 14 is formed in front of the intermediate-stage parking floor 10. A selector switch having the place of selection using the place of entering and leaving to the traversing truck 63 as a fixed place and the place of selection employing the place of entering and leaving as an indefinite place is fitted to the multistory parking facility. When entering-leaving commands are input to the traversing truck 63 while using the selector switch as a fixed place, the traversing truck 63 is moved to the fixed place. When the selector switch is brought to an unsettled place at the time of leaving, the cars can be left quickly without waiting time.,下面是Multistory parking facility and usage thereof专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 上段駐車階と中段駐車階と下段駐車階とを形成し、上段駐車階に、車両を支持可能でかつ中段駐車階との間で昇降自在な複数台の上段昇降パレットを横一列に配設し、下段駐車階に、車両を支持可能でかつ中段駐車階との間で昇降自在な下段昇降パレットを前記上段昇降パレットと同数台だけ横一列に配設し、中段駐車階に、車両を支持可能でかつ横方向に移動自在な横行台車を前記上段昇降パレットよりも少数台だけ配設し、中段駐車階の前方に車両の入出庫口を形成した立体駐車設備であって、 前記横行台車に対する入出庫位置を、固定位置とする選択位置と不定位置とする選択位置を備えた選択手段を設け、 前記選択手段の選択位置が固定位置のとき、前記横行台車に対する入出庫指令を入力すると、この横行台車を固定位置へ移動させる制御手段を設けたことを特徴とする立体駐車設備。
  • 【請求項2】 請求項1記載の立体駐車設備の使用方法であって、 入庫時に選択手段において固定位置を選択し、出庫時に選択手段において不定位置を選択することを特徴とする。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、上段駐車階と中段駐車階と下段駐車階とを有し、複数台の車両を駐車し得る立体駐車設備およびその使用方法に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、この種の立体駐車設備としては例えば実開平2−107664号公報に示されるものがある。 すなわち、上段駐車部には、車両を支持可能でかつ中段駐車部との間で昇降自在な3台の上段パレットが横一列に配設され、下段駐車部には、車両を支持可能でかつ中段駐車部との間で昇降自在な3台の下段パレットが横一列に配設されている。 中段駐車部には、車両を支持可能でかつ横方向に移動自在な2台の中段パレットが横一列に配設されている。 また、中段駐車部の前方には入出庫口が形成されている。

    【0003】これによると、上段パレットの車両を入出庫する場合は、中段パレットを横移動させて、目的の上段パレットの下方から中段パレットを退避させる。 その後、目的の上段パレットを上段駐車部から中段駐車部に下降させることにより、目的の上段パレットに対して車両の入出庫が行える。

    【0004】同様に、下段パレットの車両を入出庫する場合は、中段パレットを横移動させて、目的の下段パレットの上方から中段パレットを退避させる。 その後、目的の下段パレットを下段駐車部から中段駐車部に上昇させることにより、目的の下段パレットに対して車両の入出庫が行える。

    【0005】また、中段パレットに対しては、そのまま入出庫口から車両を入出庫すればよい。

    【0006】

    【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来形式では、上段駐車部の各上段パレットの下降位置あるいは下段駐車部の各下段パレットの上昇位置により、各中段パレットの停止位置が「不定」となるために、中段パレットへの入庫の際、停止した車両の位置と、入庫しようとする目的の中段パレットの位置が必ずしも一致せず、車両を切返して入庫させなければならなかった。

    【0007】そこで、本発明のうち請求項1記載の発明は、各中段パレットの停止位置を「固定」とする立体駐車設備を提供し、また請求項2記載の発明は、中段パレットへの入庫の際、停止した車両の位置と、入庫しようとする目的の中段パレットの位置を一致させる立体駐車設備の使用方法を提供することを目的としたものである。

    【0008】

    【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の立体駐車設備は、
    上段駐車階と中段駐車階と下段駐車階とを形成し、上段駐車階に、車両を支持可能でかつ中段駐車階との間で昇降自在な複数台の上段昇降パレットを横一列に配設し、
    下段駐車階に、車両を支持可能でかつ中段駐車階との間で昇降自在な下段昇降パレットを前記上段昇降パレットと同数台だけ横一列に配設し、中段駐車階に、車両を支持可能でかつ横方向に移動自在な横行台車を前記上段昇降パレットよりも少数台だけ配設し、中段駐車階の前方に車両の入出庫口を形成した立体駐車設備であって、前記横行台車に対する入出庫位置を、固定位置とする選択位置と不定位置とする選択位置を備えた選択手段を設け、前記選択手段の選択位置が固定位置のとき、前記横行台車に対する入出庫指令を入すると、この横行台車を固定位置へ移動させる制御手段を設けたことを特徴とするものである。

    【0009】上記構成によると、選択手段の選択位置が固定位置のとき、制御手段は横行台車に対する入出庫指令を入力すると、この横行台車を予め設定された固定位置へ移動させる。 すなわち、前記固定位置に、下段昇降パレット、あるいは上段昇降パレットが位置している場合、下段昇降パレットを下段へ下降させ、あるいは上段昇降パレットを上段へ上昇させて、目的の横行台車を固定位置へ横行させる。

    【0010】また選択手段の選択位置が不定位置のとき、制御手段は横行台車に対する入出庫指令を入力しても、パレットの移動動作を実行しない。 また請求項2記載の立体駐車設備の使用方法は、請求項1記載の立体駐車設備の使用方法であって、入庫時に選択手段において固定位置を選択し、出庫時に選択手段において不定位置を選択することを特徴とするものである。

    【0011】上記使用方法によると、入庫時に選択手段において固定位置が選択されると、制御手段は横行台車を予め設定された固定位置へ移動させる。 したがって、
    横行台車に入庫させる際、予め固定位置に対向して車両を停止し、選択手段により固定位置ポジションを選択すれば、停止した車両の位置と、入庫しようとする目的の横行台車の位置が一致し、車両を切返して移動させることなく、迅速に入庫することができる。

    【0012】また、出庫時に選択手段において不定位置が選択されると、制御手段はパレット、横行台車の移動動作を実行しないので、待ち時間なく、迅速に出庫することができる。

    【0013】

    【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図7に示すように、立体駐車設備1の骨組み構造は、主に、左右一対の前部主縦支柱2
    と、左右一対の後部主縦支柱3と、両前部主縦支柱2の上端部間に設けられた前梁材4と、両後部主縦支柱3の上端部間に設けられた後梁材5(図12参照)と、前後で相対向する前部主縦支柱2と後部主縦支柱3との上端部間および中間部間に設けられた桁材6とにより構成されており、これにより、上段駐車階9と中段駐車階10と下段駐車階11とが形成されている。 また、各駐車階9,1
    0,11にはそれぞれ、3台の車両を横一列に駐車可能な駐車スペースA〜Iが形成され、また図8に示すように、上記下段駐車階11は、地下に形成されたピット内に設けられ、中段駐車階10は地上1階に設けられている。 〔下段昇降パレット〕上記下段駐車階11においては、各駐車スペースG,H,Iごとに、車両14を支持可能でかつ中段駐車階10との間で昇降自在な下段昇降パレット15
    が横一列に複数台(3台)設けられている。 すなわち、
    図8,図9に示すように、下段駐車階11の各駐車スペースG,H,Iの上部にはそれぞれ、下段昇降パレット15
    を支持する下段支持フレーム16が設けられている。 これら下段支持フレーム16はそれぞれ、左右一対の側フレーム材17と、両側フレーム材17の前部間にブラケット18
    (図15参照)を介して設けられた前フレーム材19と、両側フレーム材17の後部間にブラケット20(図15参照)を介して設けられた後フレーム材21とにより、平面視で四枠状に形成されている。

    【0014】このうち、中央に位置する下段支持フレーム16の両側フレーム材17と、両側に位置する下段支持フレーム16の中央側の側フレーム材17とは、それぞれ、隣接する駐車スペースG,H間およびH,I間の境界に位置している。 そして、中央に位置する下段支持フレーム
    16の前端部における左右端および両側に位置する下段支持フレーム16の前端部における中央側の端部は、それぞれ、左右一対の前部副縦支柱22により支持されている。
    同様に、中央に位置する下段支持フレーム16の後端部における左右端および両側に位置する下段支持フレーム16
    の後端部における中央側の端部は、それぞれ、左右一対の後部副縦支柱23により支持されている。 また、両側の下段支持フレーム16の前端部における外側端部は、それぞれ、上記前部主縦支柱2の中間部に連結されて支持されている。 同様に、両側の下段支持フレーム16の後端部における外側端部は、それぞれ、上記後部主縦支柱3の中間部に連結されて支持されている。

    【0015】上記下段昇降パレット15は、四角板状でかつ上記下段支持フレーム16の枠内に収納可能に形成され、下段支持フレーム16に昇降自在に吊り下げられている。 すなわち、図8,図11に示すように、下段昇降パレット15の下面両側部かつ前後部にはそれぞれブラケット
    24が垂設され、これらブラケット24の下端外側面に取付けられた係止ブロック体25に、下段昇降パレット15を吊るためのチェン26の一端が連結されている。 これらチェン26は両方の側フレーム材17の前後部に設けられた遊転スプロケット28を介して後方に導かれ、両方の側フレーム材17の後端部に設けられた駆動スプロケット29に巻き付けられ、チェン26の他端部は駆動スプロケット29を介して転向されたのち側フレーム材17の後端部に連結されている。

    【0016】図9に示すように、両駆動スプロケット29
    間は駆動軸30で連結されており、下段支持フレーム16の後部には両駆動スプロケット29を回転駆動させる電動機
    31が設けられている。 尚、図8に示すように、駆動スプロケット29とチェン26の他端部との間には、ウエイト体
    32がチェン26に噛合するスプロケット33を介して設けられている。 これらウエイト体32は下段昇降パレット15を常に上昇方向に付勢するものである。 また、側フレーム材17の前後部にはそれぞれ、ガイドレール34が垂設され、下段昇降パレット15の両側面における前後部にはそれぞれ、上記ガイドレール34に接触して遊転自在なガイドローラ35が設けられている。

    【0017】また、上記各側フレーム材17の中間部には、中段駐車階10まで吊り上げられた下段昇降パレット
    15の落下を防止するための落下防止装置37が設けられている。 この落下防止装置37は、図10に示すように、装置本体38から左右方向に出退自在なストッパピン39と、装置本体38内に設けられかつストッパピン39を出退させる駆動装置40とから構成されている。 また、図8,図11に示すように、各側フレーム材17の前後部には、内側面から左右方向に突出する被係止板41が設けられている。

    【0018】図8,図10に示すように、下段昇降パレット15の両側面の中央部にはそれぞれ落下防止板42が垂設され、これら落下防止板42には、上記ストッパピン39を挿通可能な落下防止孔43が形成されている。 そして、上記下段昇降パレット15の各係止ブロック体25は、図11に示すように、上記各被係止板41に下方から係合自在に形成されている。 尚、図10,図11に示すように、下段支持フレーム16の側フレーム材17上には、人が歩行可能なデッキ板44が前後方向にわたって取付けられている。

    【0019】上記構成により図8に示すように、下段昇降パレット15は、電動機31の駆動により、駆動スプロケット29が回転してチェン26がたぐり寄せられ、仮想線に示すように下段駐車階11から中段駐車階10まで吊り上げられる。 下段昇降パレット15が上限位置に達すると、図
    10の実線に示すように、左右両落下防止装置37の駆動装置40の駆動によりストッパピン39が突出して下段昇降パレット15の落下防止孔43に挿入される。 これにより、下段昇降パレット15の落下事故を防止することができる。
    この際、図11に示すように、各係止ブロック体25が下方から被係止板41に係合しているため、下段昇降パレット
    15の前部または後部の浮き上がりを防止することができる。 このように、2個の落下防止装置37で1台の下段昇降パレット15の落下事故を防止し得るため、コストダウンが図れる。

    【0020】また、図10の仮想線に示すように、駆動装置40の駆動によりストッパピン39が退入して落下防止孔
    43から脱抜された後、電動機31の逆駆動により、チェン
    26が引き出され、図8の実線に示すように下段昇降パレット15は中段駐車階10から下段駐車階11まで吊り下げられる。 このような下段昇降パレット15の昇降はガイドローラ35を介してガイドレール34に案内されるため、円滑な昇降が行える。 〔上段昇降パレット〕図7に示すように、上段駐車階9
    においては、各駐車スペースA,B,Cごとに、車両14
    を支持可能でかつ中段駐車階10との間で昇降自在な上段昇降パレット47が下段昇降パレット15と同数台(3台)
    設けられている。 すなわち、上段駐車階9の各駐車スペースA,B,Cにはそれぞれ、上段昇降パレット47を支持する上段支持フレーム48が設けられている。 図12,図
    13に示すように、上段支持フレーム48はそれぞれ、上記前梁材4と後梁材5とに支持されており、左右一対の側フレーム材49と、両側フレーム材49の前部間に設けられた前フレーム材50と、両側フレーム材49の後部間に設けられた後フレーム材51とにより、平面視で四角枠状に形成されている。 このうち、中央に位置する上段支持フレーム48の両側フレーム材49と、両側に位置する上段支持フレーム48の中央側の側フレーム材49とは、それぞれ、
    隣接する駐車スペースA,B間およびB,C間の境界に位置している。

    【0021】上記上段昇降パレット47は、四角板状でかつ上記上段支持フレーム48の枠内に収納可能に形成され、上段支持フレーム48に昇降自在に吊り下げられている。 すなわち、ワイヤ52の一端がそれぞれ両方の側フレーム材49の前部および後部に連結されており、これらワイヤ52は側フレーム材49の前部と後部とにそれぞれ設けられた前後一対のプーリー53a,53bにより後方に導かれ、ワイヤ52の他端は側フレーム材49の後端部に設けられた巻上げドラム54により巻き取られている。

    【0022】両巻上げドラム54間は駆動軸55により連結され、電動機56により回転駆動される。 また、上記前後一対のプーリー53a,53b間に渡されたワイヤ52には、
    上段昇降パレット47の両側面に設けられた前後一対のプーリー57がそれぞれ上方から係合しており、これにより上段昇降パレット47はワイヤ52を介して上段支持フレーム48に昇降自在に吊り下げられている。 尚、図3に示すように、上下方向で相対向する下段昇降パレット15と上段昇降パレット47とは、横方向に所定間隔X置きに形成される鉛直軸心58上に配置されている。

    【0023】また、図12,図13に示すように、上記各側フレーム材49の中間部には、上段駐車階9まで吊り上げられた上段昇降パレット47の落下を防止するための落下防止装置37が設けられている。 この落下防止装置37は、
    先に述べた下段側のものと同じであり、左右方向に出退自在なストッパピン39を有している。 また、各側フレーム材49の前後部には、内側面から左右方向に突出する被係止板59が設けられている。

    【0024】上記上段昇降パレット47の両側面の中央部にはそれぞれ、下段昇降パレット15と同様に、上記ストッパピン39を挿通可能な落下防止孔43を有する落下防止板42が垂設されている。 そして、上段昇降パレット47の両側面前後部に設けられた係止板60が、上記各被係止板
    59に下方から係合自在に形成されている。

    【0025】上記構成により図12に示すように、上段昇降パレット47は、電動機56の駆動により、巻上げドラム
    54が回転してワイヤ52が引き出され、実線に示すように上段駐車階9から中段駐車階10まで吊り下げられる。 また、電動機56の逆駆動により、ワイヤ52が巻上げドラム
    54に巻き取られ、図12の仮想線に示すように上段昇降パレット47は中段駐車階10から上段駐車階9まで吊り上げられる。 上段昇降パレット47が吊り上げられた後、左右両落下防止装置37のストッパピン39が突出して上段昇降パレット47の落下防止孔43に挿入される。 これにより、
    上段昇降パレット47の落下事故を防止することができる。 この際、図12の仮想線に示すように、各係止板60が下方から被係止板59に係合しているため、上段昇降パレット47の前部または後部の浮き上がりを防止することができる。 また、上段昇降パレット47を下降させる場合は、ストッパピン39が退入して上段昇降パレット47の落下防止孔43から脱抜される。 〔横行台車〕図7に示すように、中段駐車階10においては、車両14を支持可能でかつ横方向に移動自在な横行台車63が下段昇降パレット15および上段昇降パレット47よりも少数台(2台)設けられている。 図14,図15に示すように、横行台車63の左右両側フレーム64a,64bの前後端部にはそれぞれ車輪66が設けられ、このうち後側の車輪66は電動機67により駆動可能となっている。 これら横行台車63は、車輪66を介して、前後一対の走行レール
    68に支持案内されて横行自在である。 これら走行レール
    68は、図8,図9および図15に示すように、下段支持フレーム16の前フレーム材19上と後フレーム材21上とに取付けられ、両前部主縦支柱2間および両後部主縦支柱3
    間にわたって敷設されている。

    【0026】これら横行台車63は、図3に示すように各鉛直軸心58上に設定された停止位置70に停止可能である。 各横行台車63の後端部には、上記停止位置70を検出するリミットスイッチ(図示せず)が設けられており、
    下段支持フレーム16の後フレーム材21には、上記リミットスイッチをオンさせる被検出片(図示せず)が上記停止位置70に対応した位置に取付けられている。

    【0027】上記構成により図14に示すように、横行台車63は、電動機67が駆動することにより、車輪66を介して走行レール68に支持案内されて左右方向に移動する。
    この際、左右方向に移動している横行台車63のリミットスイッチが被検出片によりオンされることにより、停止位置70が検出される。

    【0028】また、図7に示すように、中段駐車階10の前方には、車両14の入出庫ゲート装置77が両前部主縦支柱2間にわたって配置されており、電動機(図示せず)
    によりゲート78を昇降自在としている。

    【0029】また、入出庫ゲート装置77のさらに前方には、後述する制御装置が内蔵された操作ボックス81が設置されている。 この操作ボックス81の表面には、図1に示すように、操作パネル82が設けられている。

    【0030】この操作パネル82には、運転キースイッチ(差込み口)83、非常停止スイッチ84、横行台車63の「固定位置」と「不定位置」の選択位置を有す選択スイッチ85、運転OKランプ86、故障表示ランプ87、入出庫するパレット15,47,あるいは横行台車63を選択するパレット選択スイッチ88、ランプ付き取消スイッチ89、ランプ付き故障解除スイッチ90、ランプ付き安全確認スイッチ91、ランプ付きスタートスイッチ92、およびディジタル表示器93が設けられている。 上記パレット選択スイッチ88の”A””B””C”は図7に示す駐車スペースA,B,Cに位置する上段昇降パレット47、”D””
    E”は駐車スペースD,Eを固定位置とする横行台車6
    3、”G””H””I”は駐車スペースG,H,Iに位置する下段昇降パレット15を選択するスイッチである。

    【0031】立体駐車設備1の制御系は、図16の制御ブロック図に示すように、記憶部、制御部、入出力部を備えたマイクロコンピュータからなる上記制御装置95、上記操作パネル82、上記停止位置70を検出するリミットスイッチなどからなるセンサ系96、下段昇降パレット15の駆動スプロケット29を回転駆動する電動機31、上段昇降パレット47の巻上げドラム54を回転駆動する電動機56、
    横行台車63の車輪66を駆動する電動機67、落下防止装置
    37の駆動装置40、入出庫ゲート装置77のゲート78を昇降駆動する電動機97などからなる駆動系98から構成されている。 制御装置95は操作パネル82からの設定信号、センサ系96からの検出信号を入力して記憶し、これら設定信号、検出信号に応じて、駆動系98を制御して立体駐車設備1全体の動作を制御している。

    【0032】以下、パレット選択スイッチ88により”
    E”が選択された場合、すなわち駐車スペースEを固定位置とする横行台車63Eが選択された場合の制御装置95
    の動作を、図2のフローチャートにしたがって詳細に説明する。

    【0033】前提として例えば図3に示す中段中央の駐車スペースEに下段昇降パレット15H(Hスペースの下段昇降パレット15)が上昇して待機しているものとする。 また運転キースイッチ(差込み口)83により「入」
    とされ、運転OKランプ86が点灯しているものとする。

    【0034】パレット選択スイッチ88により”E”が選択されると(ステップ−1)、ディジタル表示器93に”
    E”を表示し、安全確認スイッチ91のランプを点灯する(ステップ−2)。

    【0035】次に周りの安全が確認されて安全確認スイッチ91が操作されると(ステップ−3)、故障がないことを確認し(ステップ−4)、スタートスイッチ92のランプを点灯する(ステップ−5)。

    【0036】そしてスタートスイッチ92が操作されると(ステップ−6)、選択スイッチ85により「固定位置」
    が選択されているのか、「不定位置」が選択されているのかを確認する(ステップ−7)。

    【0037】選択スイッチ85により「固定位置」が選択されている場合、まず図3,図4に示すように、下段昇降パレット15Hの落下防止装置37の駆動装置40にピン戻し信号を出力して、ストッパーピン39を外し(ステップ−8)、続いて下段昇降パレット15Hの電動機31に下降指令信号を出力して下段昇降パレット15Hを下降させる(ステップ−9)。

    【0038】次に図4,図5に示すように、駐車スペースFに位置している横行台車63Eの車輪駆動用電動機67
    に左行指令信号を出力し、駐車スペースE(第1停止位置70)に停止させる(ステップ−10)。

    【0039】続いて図5,図6に示すように、駐車スペースIの下段昇降パレット15Iの電動機31に上昇指令信号を出力して下段昇降パレット15Iを上昇させ(ステップ−11)、下段昇降パレット15Iの落下防止装置37の駆動装置40にピン挿入信号を出力して、ストッパーピン39
    を挿入する(ステップ−12)。 なお、この下段昇降パレット15Iの動作に代えて、駐車スペースCの上段昇降パレット47Cを下降させてもよい。

    【0040】このステップ−12の後、またステップ−7
    において選択スイッチ85により「不定位置」が選択されている場合、次に入出庫ゲート装置77の電動機97へ開信号を出力してゲート78を開ける(ステップ−13)。

    【0041】駐車スペースEに位置した横行台車63Eに対して車両14の入出庫が行われ、再び安全確認スイッチ
    91が操作されると(ステップ−14)、再び故障がないことを確認し(ステップ−15)、スタートスイッチ92のランプを点灯する(ステップ−16)。

    【0042】そしてスタートスイッチ92が操作されると(ステップ−17)、入出庫ゲート装置77の電動機97へ閉信号を出力してゲート78を閉じる(ステップ−18)。 また、ステップ−4、ステップ−15において、故障の発生が確認されると、故障表示ランプ87を点灯し(ステップ−19)、終了する。

    【0043】この作用により、選択スイッチ85の選択位置が「固定位置」のとき、制御装置95は横行台車63の入出庫選択信号を入力すると、この横行台車63を予め設定された固定位置へ移動させる。 すなわち、前記固定位置に、下段昇降パレット15、あるいは上段昇降パレット47
    が位置している場合、下段昇降パレット15を下段へ下降させ、あるいは上段昇降パレット47を上段へ上昇させて待避させ、目的の横行台車63を固定位置へ横行させる。

    【0044】また選択スイッチ85の選択ポジションが「不定位置」のとき、制御装置95は横行台車63の入出庫選択信号を入力しても、パレット15,47、横行台車63の移動動作を実行しない。

    【0045】したがって、中段駐車階10の横行台車63に入庫させる際、予め固定位置に対向して車両14を停止し、選択スイッチ85の選択位置を「固定位置」として操作すれば、停止した車両14の位置と、入庫しようとする目的の横行台車63の位置が一致し、車両14を切返して移動させることなく、迅速に入庫することができる。

    【0046】また、中段駐車階10の横行台車63に駐車している車両14を出庫させる際、選択スイッチ85の選択位置を「不定位置」として操作すれば、パレット15,47、
    横行台車63の移動動作がなく、すぐにゲート78が開くことから、待ち時間なく、迅速に出庫することができる。

    【0047】他の実施の形態を説明する。 いま、図17,
    図18に示すように、横行台車63において、一方(正面視で右側)の側フレーム材64aに、上記デッキ板44の上方に重複可能なサイドデッキ69を前後方向にわたって取付けた場合について説明する。

    【0048】このサイドデッキ69を取り付けた横行台車
    63は、図19に示すように各鉛直軸心58上に設定された第1停止位置70と、仮想線に示すように各鉛直軸心58から正面視で左側に所定距離Yだけ離れた地点に設定された第2停止位置71に停止可能としている。 すなわち、各横行台車63の後端部には、上記第1停止位置70と第2停止位置71をそれぞれ検出するリミットスイッチ(図示せず)が設けられており、下段支持フレーム16の後フレーム材21には、上記リミットスイッチをオンさせる被検出片(図示せず)が上記第1停止位置70と第2停止位置71
    に対応した位置に取付けられている。 また、第1停止位置70においては、図18の実線に示すように上記サイドデッキ69のほぼ全体がデッキ板44の上方に重複し、第2停止位置71においては、図18に仮想線に示すようにサイドデッキ69の外側縁部のみがデッキ板44の上方に重複する。

    【0049】上記構成により図17に示すように、横行台車63は、電動機67が駆動することにより、車輪66を介して走行レール68に支持案内されて左右方向に移動する。
    この際、左右方向に移動している横行台車63のリミットスイッチが被検出片によりオンされることにより、第1
    停止位置70、第2停止位置71が検出される。

    【0050】このような横行台車63とした場合における制御装置95においては、図2のフローチャートにおいて、ステップ−9の後に、駐車スペースDに位置している横行台車63Dの車輪駆動用電動機67に左行指令信号を出力し、駐車スペースDの第2停止位置71に停止させる動作を付加する。

    【0051】したがって、選択スイッチ85の選択ポジションが「固定位置」のとき、制御装置95は横行台車63の入出庫選択信号を入力すると、この横行台車63を予め設定された固定位置へ移動させると共に、図19に示すように隣接する横行台車63をサイドデッキ69の外側縁部のみがデッキ板44の上方に重複するように移動させる。 すなわち、サイドデッキ69が使用できるように乗降用スペース79を確保する。 その結果、また運転者は車両14から降りて広いデッキ板44とサイドデッキ69との上を歩き入出庫口を通って中段駐車階10から出ることができる。

    【0052】なお、上記実施の形態では、図7に示すように、車両14を後進で入庫するため、図19に示すように横行台車63では第2停止位置71を第1停止位置70の左側(すなわち運転席側)のみに設定しているが、車両14を前進で入庫する場合、第2停止位置71を第1停止位置70
    の右側(すなわち運転席側)に設定する。

    【0053】

    【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれば、選択手段の選択位置を固定位置とすると、選択された横行台車を予め設定された固定位置へ移動させることにより、横行台車の入出庫位置を常に同じにでき、したがって入庫の際に、停止した車両の位置と、入庫しようとする目的の横行台車の位置を一致させることができ、
    車両を切返して移動させることなく、迅速に入庫することができる。

    【0054】また請求項2記載の発明によれば、横行台車に入庫させる際、予め固定位置に対向して車両を停止し、選択手段の選択位置を固定位置とすると、選択された横行台車を予め設定された固定位置へ移動させることにより、停止した車両の位置と、入庫しようとする目的の横行台車の位置を一致させることができ、車両を切返して移動させることなく、迅速に入庫することができる。 また横行台車より車両を出庫させる際、選択手段の選択ポジションを不定位置とすると、横行台車およびパレットの移動動作を実行しないことにより、待ち時間なく、迅速に出庫することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施の形態を示す立体駐車設備の操作パネルの正面図である。

    【図2】同立体駐車設備の制御装置の動作を説明するフローチャートである。

    【図3】同立体駐車設備の各パレットおよび横行台車の動作を説明する図である。

    【図4】同立体駐車設備の各パレットおよび横行台車の動作を説明する図である。

    【図5】同立体駐車設備の各パレットおよび横行台車の動作を説明する図である。

    【図6】同立体駐車設備の各パレットおよび横行台車の動作を説明する図である。

    【図7】同立体駐車設備の斜視図である。

    【図8】同立体駐車設備の下段昇降パレットおよびその昇降機構の側面図である。

    【図9】同立体駐車設備の下段昇降パレットおよびその昇降機構の平面図である。

    【図10】同立体駐車設備の下段昇降パレットの落下防止装置の正面図である。

    【図11】同立体駐車設備の下段昇降パレットの浮き上がり防止機構の図である。

    【図12】同立体駐車設備の上段昇降パレットおよびその昇降機構の側面図である。

    【図13】同立体駐車設備の上段昇降パレットおよびその昇降機構の底面図である。

    【図14】同立体駐車設備の横行台車の平面図である。

    【図15】同立体駐車設備の横行台車の要部正面図である。

    【図16】同立体駐車設備の制御ブロック図である。

    【図17】本発明の他の実施の形態を示す立体駐車設備の横行台車の平面図である。

    【図18】同立体駐車設備の横行台車が第1停止位置から第2停止位置まで移動することによって形成される乗降用スペースの正面図である。

    【図19】同立体駐車設備の各パレットおよび横行台車の動作を説明する図である。

    【符号の説明】

    1 立体駐車設備 9 上段駐車階 10 中段駐車階 11 下段駐車階 14 車両 15 下段昇降パレット 31 下段昇降パレットの昇降用電動機 37 落下防止装置 39 ストッパーピン 40 ストッパーピン駆動装置 44 デッキ板 47 上段昇降パレット 56 上段昇降パレットの昇降用電動機 58 鉛直軸心 63 横行台車 67 横行台車の走行用電動機 69 サイドデッキ 70 第1停止位置 71 第2停止位置 77 入出庫ゲート装置 78 ゲート 81 操作ボックス 82 操作パネル 85 選択スイッチ(選択手段) 88 パレット選択スイッチ 95 制御装置

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