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Zoom lens device

阅读:776发布:2024-01-30

专利汇可以提供Zoom lens device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To continuously change a focal length, as for such a type of a zoom lens device by relatively moving two lens groups with the rotation of a single motor for varying the power, thereafter, focusing by moving a rear group lens in the power-varied state.
SOLUTION: The arm part 30 of a driving ring 12 is fitted into the groove part 31 of a rotary cylinder 11 with leaving a prescribed gap in a rotating direction around an optical axis 22. Inside the rotary cylinder 11, a rear group lens moving cylinder 16 is incorporated so as to be freely moved in the direction of the optical axis 22 and also in a state where the cylinder 16 is engaged in the rotating direction around the optical axis 22. At varying the power, the rotation beyond the prescribed gap is transmitted from the motor 27 to the driving ring 12, the rotary cylinder 11 is extended outside a fixed cylinder 10 with rotation, then, the front group lens 13 incorporated with the rotary cylinder 11 is moved. The rotation of the rotary cylinder 11 is also transmitted to the rear group lens moving cylinder 16, then, the rear group lens 14 is moved by a power varying cam 36 in accordance with the rotation of the rear group lens moving cylinder 16.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Zoom lens device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 モータで駆動される駆動部材と、この駆動部材の変位に連動して前群レンズを光軸方向に移動させる回転筒と、駆動部材の変位に連動して前記回転筒内で光軸方向に移動する後群レンズと、前記駆動部材と回転筒との間の連係部に設けられ、一定範囲内で駆動部材のみの変位を許容する空転域とを有し、前記駆動部材を前記空転域を越えて変位させることによって前群レンズ及び後群レンズを移動して変倍を行った後、駆動部材の前記空転域内の変位によって後群レンズを移動して合焦を行うようにしたことを特徴とするズームレンズ装置。
  • 【請求項2】 モータで駆動される駆動リングにより回転筒を光軸を中心に回転させ、この回転筒の回転に応じて前群レンズを光軸方向に移動させるとともに、前記回転筒内に光軸方向に移動自在に設けられた後群レンズ用移動筒を回転筒と一体に回転させ、この後群レンズ用移動筒の回転に応じて後群レンズを光軸方向に移動して変倍を行うズームレンズ装置において、 前記駆動リングの回転を回転筒に伝達する連係部に駆動リングのみの回転を許容する空転域を設け、この空転域内での駆動リングの回転によって後群レンズ用移動筒を回転筒内で光軸方向に移動させ、この後群レンズ用移動筒の移動量に応じて後群レンズを光軸方向に移動して合焦を行うようにしたことを特徴とするズームレンズ装置。
  • 【請求項3】 前記後群レンズ用移動筒は、光軸方向に延ばされ前記回転筒と係合する直進ガイドと、この直進ガイドを介して回転筒と一体に回転したときに後群レンズを光軸方向に移動させる変倍カムと、前記直進ガイドに沿って回転筒に対して光軸方向に移動したときに後群レンズを光軸方向に移動させる合焦カムとを有していることを特徴とする請求項2記載のズームレンズ装置。
  • 【請求項4】 前記変倍カムは、後群レンズを保持するレンズ枠の外周に突設されたカムピンと、前記カムピンを光軸方向に沿って直進自在にガイドする直進ガイド部材と、前記カムピンに係合しており、光軸を中心に回転することで光軸方向に変位して前記直進ガイド部材との合成作用により前記カムピンを光軸方向に沿って直進的に変位させるカム面とで構成されており、前記カムピンは、前記カム面に当接する2部位のうちの少なくとも1
    部位が弾性自在とされていることを特徴とする請求項3
    記載のズームレンズ装置。
  • 【請求項5】 ズームレンズの倍率を変更する倍率変更操作部材と、 前記倍率変更操作部材の操作に連動して前記モータを駆動して前記回転筒を回転させる変倍制御手段と、 前記回転筒の回転位置又は光軸方向の移動位置を検出する変倍位置検出手段と、 前記倍率変更操作部材の操作完了時に、前記変倍位置検出手段から得られる位置信号に基づいて予め設定された複数の停止位置の中の所定の停止位置を決定し、この停止位置で前記回転筒を停止させる停止位置決定制御手段と、 被写体距離を検出する被写体距離検出手段と、 前記変倍位置決定制御手段で決定した変倍位置と前記被写体距離検出手段で検出した被写体距離とに基づいて前記後群レンズ用移動筒の移動量を決定する合焦量決定手段と、 合焦動作時に前記駆動リングを前記空転域内で回転させる回転量で前記モータを駆動し、モータの回転量が前記合焦量決定手段で決定した後群レンズ用移動筒の移動量に応じた回転量に一致した時点で前記モータの駆動を停止する合焦制御手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のズームレンズ装置。
  • 【請求項6】 前記合焦制御手段は、合焦制御を行う前に、合焦時の原点位置を出す合焦原点出し制御手段を備えており、前記合焦原点出し制御手段は、モータを駆動して前記変倍位置検出手段で決定した停止位置から一定方向に所定量だけずれた位置に前記回転筒を回転させるとともに、その後の合焦制御は、モータを前記方向とは逆の方向に、前記空転域内の回転量で駆動することを特徴とする請求項5記載のズームレンズ装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】単一のモータの回転を利用して少なくとも前群レンズと後群レンズとを内蔵した回転筒を回転させることで、回転筒と一緒に2つのレンズ群を光軸方向に移動させ、且つ互いのレンズ群間の距離を変化させて変倍を行い、その後にその変倍状態で後群レンズを光軸方向に移動して合焦を行うズームレンズ装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】共通の駆動手段を利用して変倍動作とフォーカシング動作を行うズームレンズが特公平6−10
    0707号公報に提案されている。 このズームレンズは、ズームリング、2つのレンズ群、及びズームリング回動用のモータ等から構成されており、ズームリングの内周には2つのレンズ群を相対的に移動させて変倍動作を行う第1のカム溝と、この第1のカム溝とは異なる軌跡を描くように前記レンズ群を移動させてフォーカシング動作を行う第2のカム溝とが設けられている。 この第2のカム溝は第1のカム溝の延長線上に交互に設けられており、モータの駆動により回転するズームリングの回転に応じて各変倍位置に対するフォーカシング位置を決める。

    【0003】

    【発明が解決しようとする課題】このようなズームレンズでは、順に第1の変倍位置、次に第1の変倍位置におけるフォーカシング範囲、次に第2の変倍位置、そして第2の変倍位置におけるフォーカシング範囲・・・となるようにカム溝が変倍用の第1のカム溝とフォーカシング用の第2のカム溝とを合成したカム溝で構成されているから、変倍位置が変倍軌跡上に予めステップごとに決められた位置でしか使用することができず、したがって、撮影者の意図する焦点距離に変更することができない恐れがある。

    【0004】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもので、1つの駆動源の駆動を利用して変倍と合焦とを行うものにおいて、ズームレンズの焦点距離を連続的に変更することができるズームレンズ装置を提供することを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明のズームレンズ装置では、モータで駆動される駆動部材と、この駆動部材の変位に連動して前群レンズを光軸方向に移動させる回転筒と、駆動部材の変位に連動して前記回転筒内で光軸方向に移動する後群レンズと、前記駆動部材と回転筒との間の連係部に設けられ、
    一定範囲内で駆動部材のみの変位を許容する空転域とを有し、前記駆動部材を前記空転域を越えて変位させることによって前群レンズ及び後群レンズを移動して変倍を行った後、駆動部材の前記空転域内の変位によって後群レンズを移動して合焦を行うようにしたものである。 これによれば、空転域を超えて駆動部材を駆動させることで移動筒が回転して変倍を行い、また、空転域内で駆動部材を回転させることで、移動筒の回転を停止状態に置いて後群レンズだけを光軸方向に移動して合焦を行う。

    【0006】

    【発明の実施の形態】以下、図1、図2及び図3に示すように、本発明のズームレンズ装置を、固定筒10、回転筒11、駆動リング12、前群レンズ枠13、後群レンズ枠14、直進筒15、後群レンズ用移動筒16、シャッタブロック17、直進ガイド枠18、及び、化粧板19等で構成される2成分機械補正式の2群ズームレンズとして説明する。

    【0007】回転筒11は、光軸を中心に回転することで固定筒10の内周で互いに係合されたヘリコイド2
    0,21のリードに従って光軸22の方向に沿って移動する。 回転筒11には、前側に化粧板19が取り付けられ、また、内部には、前群レンズ13、シャッタブロック17、後群レンズ用移動筒16、直進筒15、後群レンズ枠14、駆動リング12、及び直進ガイド枠18が順に内蔵される。

    【0008】直進筒15には、前側(物体側)にシャッタブロック17が、また後側(フイルム面側)に直進ガイド枠18がそれぞれ固定され、これらは回転筒11に対し光軸22の方向に沿った移動に一緒に移動し、光軸22を中心とする回転方向で回転自在に支持される。 直進ガイド枠18の外周には、光軸を中心とする3分割位置に3個のガイド突起23が形成されている。 ガイド突起23は、固定筒10に形成した直進ガイド用の開口2
    4にそれぞれ係合し、シャッタブロック17と直進筒1
    5との回転止めの作用を行う。 シャッタブロック17には、前側に前群レンズ枠13が固定される。

    【0009】直進ガイド枠18には、一部のガイド突起23にギヤ25が取り付けられている。 このギヤ25には、固定筒10の一部の開口24を介してカメラボディ側の駆動伝達系出ギヤである駆動ギヤ26が噛合しており、この駆動ギヤ26を介してモータ27の駆動が伝達される。 そして、駆動ギヤ26が光軸22の方向に沿って長い形状とされているため、回転筒11が繰り出されてもギヤ25との間での噛合状態が維持される。

    【0010】駆動リング12は、直進筒15の後端と直進ガイド枠25との間で、光軸22を中心に回転自在に支持されている。 駆動リング12には、外周にセクタギヤ部28が形成されている。 前記ギヤ25は、回転筒1
    1の切り欠き部29を介して回転筒11の内部のセクタギヤ部28に噛合している。 また、駆動リング12には、光軸22を中心とする回転方向の3等分位置に、光軸20の方向の前側に向けて突出した移動筒回転伝達部材30がそれぞれ一体に設けられている。 各移動筒回転伝達部材30は、光軸20を中心とする回転方向に沿った長さが一定なキー形状とされており、これらが回転筒11の内壁の3等分位置に一段凹んで形成された被回転伝達溝31に、光軸22を中心とする回転方向に所定の隙間をもってそれぞれ遊嵌される。 これらの移動筒回転伝達部材30と被回転伝達溝31とは、空転域をもった連係部を構成している。

    【0011】後群レンズ用移動筒16は、内周が直進筒15の外周に嵌合され、光軸22を中心とする回転方向に回転自在で、且つ光軸22の方向に沿って移動自在に支持される。 この後群レンズ用移動筒16には、外周の3分割位置に光軸22の方向に沿って長く伸びて突出した直進ガイド突起32がそれぞれ形成されている。 これらの直進ガイド突起32は、回転筒11の内壁の3分割位置に、光軸22の方向に沿って一段凹んで形成された直進ガイド溝33にそれぞれ係合する。 これにより、後群レンズ用移動筒16は、回転筒11に対して光軸22
    を中心とする回転方向で係合した状態、すなわち回転筒11と一緒に回転し、且つ回転筒11に対して光軸22
    の方向に沿って直進自在となる。

    【0012】直進筒15の内部には、後群レンズ枠14
    が内蔵される。 後群レンズ枠14の外周には、3個のカムピン34が3分割位置に突出して取り付けられる。 これらのカムピン34は、直進筒15に形成した直進ガイド開口35を介して後群レンズ用移動筒16の内周の3
    分割位置に形成した3個のカム溝36にそれぞれ係合する。 これらのカム溝36は、変倍時に前群レンズ枠13
    に対しての間隔を変更する変倍軌跡に沿って後群レンズ枠14を移動させる変倍カムを構成している。

    【0013】変倍時には、モータ27の回転により駆動リング12を所定の隙間を越えて回転させることで、詳しくは図4に示すように、移動筒回転伝達部材30の光軸22を中心とする回転方向の両端30a,30bのうちの何れかの端が、その回転方向の被回転伝達溝31の壁31a,31bに当接し、駆動リング12の回転が回転筒11に伝達される。 回転筒11が回転すると、ヘリコイド20,21のリードに従って回転筒11が光軸2
    0の方向に移動する。 これにより、前群レンズ枠13と後群レンズ用移動筒16とが回転筒11と一緒に光軸2
    2の方向に沿って移動し、且つ、後群レンズ用移動筒1
    6が回転筒11と一緒に回転することでカム溝36の変位により後群レンズ枠14を光軸方向に移動させ、前群レンズ枠13との間の間隔が相対的に変更され、焦点距離の変更が連続的に行われる。

    【0014】各移動筒回転伝達部材30の内側には、カム突起40がそれぞれ一体に設けられている。 これらのカム突起40は、詳しくは図5に示すように、後群レンズ用移動筒16の外周の3分割位置に形成された合焦用カム溝41にそれぞれ係合している。 合焦用カム溝41
    は、回転筒1に対して後群レンズ枠14を光軸22の方向に移動させて合焦を行うための合焦カムを構成しており、前述した変倍カムとは異なる軌跡で形成されている。 合焦時には、駆動リング12が所定の隙間内で回転される。 この回転によりカム突起40が合焦用カム溝4
    1に沿って移動する。 後群レンズ用移動筒16は、回転筒11により回転止めされているから、カム突起40の回転量に対する合焦用カム溝41の光軸22の方向に沿った変位により後群レンズ枠14を光軸20の方向に沿って直進させる。

    【0015】なお、カム突起40と合焦用カム溝41との係合により、後群レンズ用移動筒16は回転しようとするが、回転筒11は固定筒10との間でのヘリコイド20,21の結合等による回転負荷が大きいため、後群レンズ用移動筒16の回転を抑える。 後群レンズ用移動筒16が回転せずに直進すると、後群レンズ用移動筒1
    6の内部では直進ガイド開口35を介して変倍用カム溝36とカムピン34との係合により、後群レンズ用移動筒16の移動と一緒に後群レンズ枠14が移動する。

    【0016】モータ27の駆動は、詳しくは図6に示すように、ドライバ45を介して制御部46で制御される。 モータ27の駆動ギヤ27aと駆動ギヤ26との間には減速ギヤ列47が設けられている。 制御部46は、
    操作部48に設けられたズームボタンの操作に応答してモータ27を駆動させる変倍制御を行う。 ズームボタンは、焦点距離をテレ端に向けて連続的に可変するためのテレ側ズームボタンとワイド側に向けて可変するためのワイド側ズームボタンとで構成されている。 なお、図3
    及び図6に示す符号49はフイルム面また符号50は前カバーである。

    【0017】制御部46は、変倍操作に応じて予め決められた変倍位置を決定する変倍位置決定制御、予め決められた変倍位置にズームレンズを駆動する変倍制御、駆動リング12の所定の隙間内の回転により後群レンズ1
    4が移動する範囲のうちの所定位置に後群レンズ枠14
    を移動させる合焦原点出し制御、前記所定位置から被写体距離に応じた合焦位置に後群レンズ14を移動させる合焦制御、露光制御、駆動リング12を所定の隙間を超えて回転させて後群レンズ14を元の変倍位置に戻す変倍位置戻し制御、及び戻し制御を行う。 これらの制御は、ROM51に予め記憶されたシーケンスに基づいて実行される。 合焦原点出し制御は、操作部48に設けたシャッタボタンのストロークの半分を押す半押し操作に応答して行われ、その後に合焦制御が行われる。 そして、シャッタボタンのストロークの全部を押す全押し操作に応答して露光制御が行われ、露光制御完了後に、変倍位置戻し制御を行って元の変倍位置で待機する。

    【0018】戻し制御は、ズームレンズ鏡筒に外力等が加わることで、回転筒11又は後群レンズ用移動筒16
    が空転域の範囲で動くて変倍位置が狂ってしまいそのまま合焦動作を行うことでピンぼけする不都合を防止するために、変倍位置を監視して変倍位置が狂った場合に元の変倍位置に戻す制御である。

    【0019】モータ27の駆動軸には、羽根車52が取り付けられている。 羽根車52の近傍には、馬型の光電センサー53が取り付けられている。 光電センサー5
    3は、羽根車52のスリットを読み取ってモータ27の回転角を検出し、この回転角に応じたパルス信号を制御部46に送る。 制御部46は、合焦原点出し制御及び合焦制御のときに、このパルス信号を利用してモータ27
    の停止を制御する。

    【0020】シャッタブロック17の前側には、図7に示すように、円弧状のコード板55が配置されている。
    このコード板55には、回転筒11の前側内部に固定して設けられた摺動ブラシ56が回転筒11の回転により摺動する。 摺動ブラシ56は信号用ブラシ56a、56
    bとアース用ブラシ56cとで構成されている。 コード板55は、アース用パターンGRDと複数の信号用パターンE0,E1,E2とから構成されている。 これらのコード板55と摺動ブラシ56とが変倍位置検出手段を構成している。

    【0021】図示した一点鎖線Z1〜Z5は、予め複数設定されたズームレンズの変倍位置に対応した回転筒1
    1の停止位置である。 各信号用パターンE0,E1,E
    2は、回転筒11の各変倍位置Z1〜Z5と信号用ブラシ56a,56bの摺動軌跡との交差エリアで、特定のコードを形成する形状となっている。 したがって、制御部46は、複数の信号用ブラシ56a,56bから得られる信号の組み合わせにより、その時点の変倍位置を特定することができる。 これにより、変倍操作後及び露光制御後の待機位置を、変倍位置Z1〜Z5にすることで、外力により回転筒11がずれてもこのずれをすぐに検出することができるとともに、変倍位置Z1〜Z5に特定のコードを付与しているから、このときのずれの方向を特定することができる。

    【0022】制御部46の変倍制御は、テレ側ズームボタン又はワイド側ズームボタンの操作に応答してモータ27の回転方向を変えてモータ27を駆動する。 変倍位置決定制御は、変倍操作が完了した時点で、複数の変倍位置から任意の変倍位置を変倍操作に応じて決定し、この変倍位置に対応した停止位置で回転筒11を停止させる。 すなわち、変倍操作が完了した時点で信号用パターンE0〜E2のうちいずれかからON信号が得られた場合はこの時点でモータ27の駆動を停止し、また、操作完了した時点でON信号が得られていない場合には、次のON信号が入力されるまでモータ27の駆動を継続し、ON信号を得た時点でモータ27の駆動を停止する。 そして、制御部46は、信号用パターンE0〜E2
    から得られるON信号の組み合わせに基づいて、予め決められた変倍位置のうち変倍操作完了後の変倍位置を認識することができる。 このとき制御部46は、この時点の変倍位置の情報をRAM54に記憶する。 こうすることで、変倍操作後の回転筒11は、信号用パターンE0
    〜E2から常に変倍位置の情報が得られる停止位置で待機しているから、ずれた場合元の位置まで戻すことが簡単に行える。

    【0023】合焦原点出し制御は、シャッタボタンの全押し操作に応答して行われ、且つ合焦制御の前に行われる。 この合焦原点出し制御は、後群レンズ枠14を合焦原点位置に移動させる制御であるため、後群レンズ枠1
    4の移動位置を検出する手段を設けて、後群レンズ枠1
    4の移動位置を直に検出するのが確実であるから望ましい。 しかしながら、変倍位置検出手段の他にこの手段を設けるとコストアップとなるとともに、この手段を設けるスペースにより鏡筒が大型化する。 このため、この実施例では、前述した変倍位置から回転筒11を一方向、
    この例ではテレ端方向に所定量だけ回転させ、信号用ブラシ56が信号用パターンE0〜E2の上から所定量だけ移動した位置をズームレンズの合焦原点位置としている。

    【0024】すなわち、合焦原点出し制御は、信号用パターンE0〜E2から信号用ブラシ56が外れ、制御部46にOFF信号が入力された時点から所定パルス分(以下、「合焦原点出し用パルス数」と称す。)だけモータ27を同じ方向に駆動させる。 これにより、信号用ブラシ56が、図7に示す一点鎖線F1〜F5のいずれかの上に位置する。 したがって、この回転位置がズームレンズの合焦原点位置となる。 このとき後群レンズ用移動筒16は、図12に示すようにカム突起40が合焦用カム溝41の上端側FTの位置に移動し、後群レンズ用移動筒16がその光軸22の方向に沿った移動範囲のうちの最もフイルム面側に寄った位置となる。 なお、合焦原点出し用パルス数は、変倍位置に係わらず一定のパスル数であり、そのデータは予めROM51に記憶されている。

    【0025】制御部46の合焦制御は、合焦原点出し制御を行った後に行われる。 この合焦制御では、まずシャッタ半押し操作に連動して作動する測距部59からの被写体距離を得た後にこれに応じたパルス数を前記ROM
    51から読み出す。 その後にモータ27を逆転駆動する。 この駆動は、駆動リング12を所定の隙間内で回転させる分で、且つ、被写体距離に応じたパスル数の分だけモータ27を駆動する。

    【0026】なお、この例では、変倍後にその変倍状態で後群レンズ枠14を光軸22の方向に移動させて合焦を行うタイプのため、合焦時に測距した結果が同じでも変倍位置ごとで後群レンズ枠14を移動させる量が異なる。 このため、被写体距離に応じたモータ駆動パスルは、変倍位置ごとに複数種類用意されており、これらはROM51に予め記憶されている。

    【0027】露光制御完了後には、前述したように、変倍位置戻し制御が行われ、回転筒11の回転位置が、常に図7で説明した変倍位置Z1〜Z5に戻される。 この状態のときに、制御部46は、常に変倍位置を監視する。 この監視は、信号用パターンE0〜E2から得られる信号を監視することでで行える。 そして、ずれを検出した場合には戻し制御を行う。 この戻し制御は、その時点の変倍位置の情報がRAM54に記憶されているから、回転筒11を所定方向に回転し、次に得られる信号用パターンE0〜E2の信号組み合わせコードから、元の変倍位置の回転方向を割り出し、その方向に回転筒1
    1を回転させてズームレンズを元の変倍位置に戻す制御である。

    【0028】また、この実施例では、変倍時及び合焦時に後群レンズ枠14をスムーズに移動させる工夫がなされている。 後群レンズ枠14のカムピン34は、直進筒15の直進ガイド開口35と後群レンズ用移動筒16のカム溝36とに係合しており、変倍時に後群レンズ用移動筒16が回転することでカム溝36と直進ガイド開口35とが重なる交点の移動に誘導されて移動する。 カムピン34は、カム溝36の非曲線上の法線に対して光軸22を中心とする回転方向とのなす圧力角が大きくなると、スムーズに移動しない。 ましてカムピン34と直進ガイド開口35及びカム溝36とは光軸22を中心とする回転方向の3分割位置でそれぞれ係合しているから、
    3分割位置のそれぞれで加工精度や組立精度が良くないと、同一の変位が得られなく、移動がスムーズに行えない。 移動がスムーズに行えないと回転負荷が増大して安価なモータでは駆動できない不都合が生じる。

    【0029】また、この例では、合焦時にカム溝36がカムピン34を光軸22の方向に押して後群レンズ枠1
    4を直進させる機能も有している。 この合焦時にカム溝36でカムピン34を押すと、光軸22の方向への力とともに光軸22を中心とする回転方向への力も分力として生じる。 前述したように後群レンズ用移動筒16は、
    回転筒11に対して直進自在に支持されているが、回転筒11の回転負荷との釣合いで、回転筒11とともに後群レンズ用移動筒16を回転させてしまうと合焦時に変倍が行われる不都合が生じる。

    【0030】このような不都合を解消するために、この例のカムピン34は、カム溝36に挟まれる2カ所のうちの少なくとも一か所がベンド構造とされている。 図8
    及び図9に示すように、ベンド部60は、カムピン34
    の先端に一体に設けられている。 このベンド部60は、
    カム溝36に挟まれる範囲で断面C字形状とされ、且つ外周に沿って一定の長さだけ切り欠いて一端60aがつながれ、他端60bがカムピン34の断面輪郭中心に向けてベンドする構造である。

    【0031】ベンド部60は、カム溝36に挟まれる2
    カ所のうちの一か所、すなわち、合焦時にカム溝36がカムピン34を押す方向(図9に示す矢印Y方向)側とされている。 したがって、合焦時には、このY方向とは逆方向側のカム面36bでベンド部60が押される。 押されると、ベンド部60の他端60bが内側に向けて撓む。 このとき、カム面36aとの間での摩擦力が高まり、他端60bの外周がカム面36aの傾斜に沿って滑りにくくなる。 これにより、後群レンズ用移動筒16への回転力が打ち消され、光軸22の方向への移動が確実に且つスムーズに行えるようになる。 他端60bが弾性により元に戻ると、カム溝36の両カム面36a,36
    bで挟まれた状態に戻る。

    【0032】なお、直進筒15の直進ガイド開口35に挟まれたカムピン34の部分は、図8に示したように、
    ベンド構造とはされていない。 また、カムピン34を挟む直進ガイド開口35の両端面は、ベンド部60に接しないように、外周側を一段凹まして肉薄にした断面形状とされている。

    【0033】上記構成の作用を、図10を参照しながら説明する。 先ず、変倍操作を行ってワイド端からテレ端に向けてズーム操作を行う。 このズーム操作に連動して制御部46は、モータ27を正転駆動する。 この回転は、駆動リング12を所定の隙間を超えて回転させる分で、且つ回転筒11をテレ端に向けて回転させる方向で行われる。 したがって、図11に示すように、移動筒回転伝達部材30の一端面30aが被回転伝達溝31の壁31aに当接して駆動リング12の回転が回転筒11に伝達され、回転筒11がテレ端方向に向けて回転する。

    【0034】ズーム操作が完了すると、完了した時点でパターンE0〜E2のうちのいずれかから得られるON
    信号を制御部46が監視する。 そして、ON信号が得られていると、その時点でモータ27の駆動を停止し、また、得られていない場合には、そのままモータ27の駆動を継続し、その回転方向(図7に示す反時計方向)に沿った次のパターンE0〜E2のうちのいずれかからO
    N信号が得られた時点でモータ27の駆動を停止する。
    このとき、各パターンE0〜E2から得られるON信号の組み合わせコード、すなわち、変倍位置情報をRAM
    54に記憶する。 このとき、移動筒回転伝達部材30と被回転伝達溝31との位置関係は、図11に示すように、一端面30aが壁31aに当接した状態となっている。 また、カム突起40と合焦用カム溝41との位置関係は、図12に示すように、カム突起40が合焦用カム溝41の上端側FTに位置している。

    【0035】シャッタボタンの半押し操作を行うと制御部46は、測距部59を作動して被写体距離を測距する。 得られた被写体距離の情報からは、その時点の変倍位置に応じたパルス数がROM51から読み出され、また、合焦原点出し用パスル数も読み出され、これらはR
    AM54に記憶される。

    【0036】その後、撮影者が半押し操作をしたまま更にシャッタボタンの全押し操作を行うシャッタレリーズ操作に連動して制御部46は、合焦原点出し制御を行うためにモータ27を正転駆動する。 この回転は、回転筒11をテレ端へ回転させる方向であるから、駆動リング12の回転とともに回転筒11がすぐにテレ端に向けて回転する。

    【0037】回転筒11が回転すると、この回転方向がテレ端に向けての回転方向であるため、信号用ブラシ5
    6が図7に一点鎖線で示した変倍位置Z1〜Z5のうちのいずれかからテレ端側に外れる。 このとき、制御部4
    6にパターンE0〜E2のうちのいずれかがON信号からOFF信号に変化する。 この変化点を得た時点で制御部46はモータ27の正転駆動を減速し、この時点から合焦原点出し用パルス数の分だけモータ27を低速駆動した後にモータ27の駆動を停止する。 この時には、信号用ブラシ56が図7に示す一点鎖線F1〜F5のうちのいっずれかの上に位置した状態となる。

    【0038】その後、被写体距離に応じたパルス数をR
    AM54から読み出し、この分だけモータ27を逆転駆動させる。 この間のモータ27の逆転駆動は、回転筒1
    1をワイド端に向けて回転させる方向であるが、回転が駆動リング12の所定の隙間内での回転で行われるから、回転筒11が回転することがない。

    【0039】したがって、モータ27の駆動により駆動リング12が図12に示すワイド端方向に向けて回転し、カム突起40が一緒に回転する。 後群レンズ用移動筒16は、直進ガイド突起32が回転筒11の直進ガイド溝33に係合しているから、カム突起40が合焦用カム溝41の内部で移動すると、図12に示すカム突起4
    0が合焦用カム溝41の前側面41aを押して後群レンズ用移動筒16を光軸22の方向の物体側に向けて直進させる。 そして、被写体距離に応じたパルス数の分だけ駆動した時点で、モータ27の駆動を停止すると、カム突起40が合焦回転域のうちの被写体距離に応じた合焦位置に移動している。 したがって、このときの後群レンズ用移動筒16の移動は、カム溝36と直進ガイド開口35との作用によりカムピン34に伝達され、後群レンズ用移動筒16の移動と一緒に後群レンズ枠14が直進される。 なお、合焦は、至近から無限大に向けてピントが合う方向で行われる。

    【0040】このように合焦制御の前に必ず合焦原点出し制御を行うようにすると、変倍操作後からシャッタボタンの半押し操作を行うまでの間に、例えば回転筒11
    をフイルム面側に向けて押す力が外部から加わって回転筒11及び後群レンズ移動筒16の位置が狂っても、合焦制御を問題なく行うことができる。

    【0041】合焦制御完了後、制御部46は、シャッタ機構を作動させる露光制御を行う。 露光完了後、制御部46は、変倍位置戻し制御を行う。 この制御は、モータ27を逆転駆動する。 この駆動方向は、回転筒11をワイド端方向に向けて回転させる方向であるから、移動筒回転伝達部材30の他端面30bが被回転伝達溝31の壁31bに当接する方向で行われ、当接した後には、回転筒11がワイド端に向けて回転する。 そして、信号用パターンEO〜E2のうちのいずれかからON信号を受けた時点でモータ27の駆動を停止する。 これにより、
    次回の合焦原点出し制御は移動筒回転伝達部材30の他端面30bが被回転伝達溝31の壁31bに当接した状態から行われる。 このように、露光完了後、変倍位置に戻すことで、必ず、信号用ブラシ56がパターンE0〜
    E2のうちのいずれかの上に接した状態となるから、その後に、外力等がズームレンズに加わって回転筒11が動いても、これを検出し、元の位置に戻す制御を容易に行うことができる。

    【0042】図13は、外力等がズームレンズに加わって回転筒11が動いたときに、元の回転位置に戻す戻し制御の動作を示している。 回転筒11のずれ検出は、変倍操作及びシャッタボタン操作が行われていないときに、制御部46がランダムに、又は一定時間経過ごとに信号用パターンE0〜E2のうちのいずれかから得られるON信号を監視し、このON信号がOFF信号に変化した場合に、回転筒11のズレを検出する。 これを検出した場合には、モータ27を所定方向に駆動して回転筒11を回転させる。 所定方向は、二方向のうちのいずれか一方に予め決められている。 そして、次に信号用パターンE0〜E2からON信号が得られた時点で、モータ27の駆動を停止する。 このときの変倍位置の情報を信号用パターンE0〜E2から得られるON信号の組み合わせから特定し、この変倍位置情報とRAM54に記憶した元の変倍位置情報と比較する。 そして、一致している場合には、この位置で待機状態にするとともに、一致していない場合には元の変倍位置に戻すためのモータ2
    7の回転方向を割り出してモータ27をその回転方向に駆動して回転筒11を元の回転位置に戻す。 このように駆動リング12の所定の隙間を超える回転でモータ27
    を駆動して回転筒11を回転させれば、内部で遊びをもって動く後群レンズ用移動筒16の位置も元に戻すことができ、ズームレンズ全体を確実に元の変倍位置に戻すことができる。

    【0043】次に、テレ端からワイド端に向けてズーム操作を行うと、モータ27が逆転駆動される。 この回転は、所定の隙間を越えて駆動リング12を回転させるから、移動筒回転伝達部材30の他端面30bが被回転伝達溝31の壁31bに当接し、回転筒11がワイド端に向けて回転される。 このとき、カム突起40が図12に示す合焦用カム溝41の下端側FWに位置しているから、後群レンズ用移動筒16は直進筒15に対して光軸22の方向に沿った物体側の位置で回転筒11と共に回転することになる。

    【0044】ズーム操作が終わると、信号用ブラシ56
    がその回転方向(図7に示す時計方向)に沿った次の信号用パターンE0〜E2に接した時点でモータ27の駆動が停止される。 その後、シャッタレリーズにより、合焦原点出し制御が行われる。 この制御は、モータ27を正転駆動させる。 このとき、カム突起40が図12に示す合焦用カム溝41の下端側FWに位置しているから、
    モータ27の正転駆動は、駆動リング12を所定の隙間を超えて回転させた後に、回転筒11を回転させる。 回転筒11が回転すると、信号用ブラシ56がパターンE
    0〜E2から外れる。 このとき、制御部46にパターンE0〜E2のうちのいずれかがON信号からOFF信号に変化する。 この変化点を得た時点から合焦原点出し用パルス数の分だけ同方向に駆動した後にモータ27の正転駆動を停止する。 これにより、信号用ブラシ56が図7に示す一点鎖線F1〜F5のうちのいずれかの上に位置した状態となり、この状態から、被写体距離に応じたパルス数の分だけモータ27を逆転駆動させる合焦制御を行う。

    【0045】したがって各変倍位置に対する合焦は、合焦原点出し制御により、移動筒回転伝達部材30と被回転伝達溝31との位置関係、及びカム突起40と合焦用カム溝41との位置関係が図11及び図12で示した状態から開始されるから、至近又は無限大のうちのいずれか一方の合焦位置から一方向に向けて合焦させるから、
    精度良くピント合わせを行うことができる。

    【0046】なお、上記実施例では、合焦原点出し制御及び合焦制御をシャッタボタンの全押しに連動して行っているが、シャッタボタンの半押し操作に連動して行うようにしてもよい。 この場合には、シャッタボタンの全押しに連動して露光制御だけを行う。

    【0047】また、上記実施例の変倍位置検出手段は、
    回転筒11の回転量を検出しているが、これの代りに、
    回転筒11の光軸22の方向に沿った移動量を検出するようにしてもよい。 この場合は、信号用パターンを光軸に沿って直線状に固定して設け、回転止めされ、且つ回転筒11と一緒に進退する直進ガイド枠18に摺動ブラシを設けるのが望ましい。

    【0048】上記実施例で説明した変倍位置は、図7で説明したように、Z1〜Z5としているが、本発明では連続的な変倍が行えるからこの数に特定されない。 したがって、変倍位置を連続的となるように増やすことも可能である。 この場合には、コード板55のパターンを変更することで簡単に行える。

    【0049】変倍位置検出手段としては、予め決めた変倍位置ごとに特定のコードを持ったコード板55を用いているが、これの代りに、抵抗体を用いてもよい。 この場合には、各変倍位置に応じた抵抗値を予め決めておく。 したがって、この例の合焦原点出し制御は、変倍位置から、所定の抵抗値の変化分だけ回転筒11を所定方向に所定量だけ回転させ、ここを合焦原点位置とし、ここから、モータ27を前記回転方向とは逆の方向に、所定の隙間内の分だけ回転させて合焦位置に後群レンズを移動させる。 また、抵抗体を用いた変倍位置検出手段では、どの変倍位置でも検出することができる。 したがって、変倍操作後、外力等により回転筒11の回転位置が狂ってもこれすぐに検出することができるとともに、このときのずれ量も抵抗体の変化値で検出することができるから、合焦原点出し制御や変倍位置戻し制御、及び戻し制御等を簡単に行うことができる。 また、これらの制御を省略し、ずれた分を考慮してそのまま合焦動作させれば、合焦動作を迅速に、且つ精度良く行うこともできる。

    【0050】また、上記実施例では、移動筒回転伝達部材30と被回転伝達溝31との係合により駆動リング1
    2の駆動を回転筒11に伝達しているが、これの代わりに、カム突起40と合焦用カム溝41の端とに係合することの作用により駆動リング12の回転を後群レンズ用移動筒16を介して回転筒11に伝達してもよい。

    【0051】さらに、上記実施例では、前群レンズ枠1
    3との間の間隔を変更させるために後群レンズ枠14を光軸22の方向に移動させる変倍移動手段を、カムピン34とカム溝36とで構成しているが、これらの代わりにヘリコイドのリードに従って移動させてもよい。

    【0052】上記実施例のベンド部60は、カム溝36
    で挟まれる二箇所のうちの一か所にベンドする部分が当接するように設けているが、二箇所に設けてもよい。 この場合には、ベンド部60の周方向の長さを短くしたものを2つ用意し、これらをカムピン36の断面輪郭を中心とする回転対称の位置にそれぞれ設ければよい。 これによれば、2つのカム面のうちのいずれかから負荷がかかってもベンドする構造となるので、効果的である。

    【0053】

    【発明の効果】以上のように、本発明のズームレンズ装置では、空転域を超えて駆動部材を駆動させることで移動筒が回転して変倍を行い、また、空転域内で駆動部材を回転させることで、移動筒の回転を停止状態に置いて後群レンズだけを光軸方向に移動して合焦を行うから、
    ズームレンズの焦点距離を連続して変更することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】ズームレンズ装置の概略を示す分解斜視図である。

    【図2】要部を拡大した分解斜視図である。

    【図3】ズームレンズ装置のワイド端の状態を示す横断面図である。

    【図4】ズームレンズ装置の縦断面図であり、フイルム面側から見ている。

    【図5】後群レンズ用移動筒の展開図であり、外周面側を示している。

    【図6】ズームレンズ装置のテレ端の状態を示す横断面図である。

    【図7】変倍位置検出手段の説明図である。

    【図8】カムピンのベンド構造を拡大して示した断面図である。

    【図9】カムピンのベンド構造を示した説明図である。

    【図10】ズームレンズの変倍及び合焦時の動作を説明したフローチャート図である。

    【図11】合焦原点出し制御後の移動筒回転伝達部材と被回転伝達溝との位置関係を示した説明図である。

    【図12】合焦原点出し制御後のカム突起と合焦用カム溝との位置関係を示した説明図である。

    【図13】戻し制御の動作を示したフローチャート図である。

    【符号の説明】

    10 固定筒 11 回転筒 12 駆動リング 13 前群レンズ枠 14 後群レンズ枠 15 直進筒 16 後群レンズ用移動筒 30 移動筒回転伝達部材 31 被回転伝達溝 32 直進ガイド突起 33 直進ガイド溝 35 直進ガイド開口 36 カム溝 40 カム突起 41 合焦用カム溝

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