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Picture processing method and its device

阅读:208发布:2021-02-28

专利汇可以提供Picture processing method and its device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PURPOSE: To obtain an excellent output by making the picture quality (color reproducibility) of an input picture equal to that of an output picture by implementing picture processing including color space conversion.
CONSTITUTION: This device is provided with a color reproduction range calculation section A5 employing a chrominance signal L and a hue θ to calculate a color reproduction range independently of the device depending on the calculation of the color reproduction range independently of the device and a color reproduction range calculation section B6 calculating the color reproduction range depending on an output device such as a color printer for each lightness and each hue, and also a color space conversion section 8 employing a saturation γ
i of an input chrominance signal being an output of a saturation calculation section 4, a saturation γ
1 being an output of the color reproduction range calculation section A5, and a saturation γ
p being an output of the color reproduction range calculation section B6 depending on the mode M of a conversion mode setting section 9 with respect to an input chrominance signal and converting the saturation γ
i of the input chrominance signal into the saturation γ
p of the output device. When a color picture is outputted from the output device, picture processing including color space conversion is implemented.
COPYRIGHT: (C)1993,JPO&Japio,下面是Picture processing method and its device专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 デバイスに依存しない色再現範囲を算出する算出手段と、デバイスに依存する色再現範囲を算出する算出手段と、該色再現範囲間で、色空間の変換を行なう手段とを具備したことを特徴とする画像処理装置。
  • 【請求項2】 前記デバイスに依存しない色再現範囲の算出は、CIE(国際照明委員会)の等色関数反転x
    (λ)、反転y(λ)、反転z(λ)と、分光反射率分布が「0の領域」、「1の領域」のみで構成される色と、分光放射率分布が“1”である光源とを用いることにより、算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  • 【請求項3】 前記デバイスに依存しない色再現範囲の算出は、CIE(国際照明委員会)の等色関数反転x
    (λ)、反転y(λ)、反転z(λ)と、分光反射率分布が、「0の領域」、「0から1に変化する領域」、
    「1の領域」で構成される色と、分光放射率分布が1である光源とを用いることにより、算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  • 【請求項4】 前記デバイスに依存しない色再現範囲の算出は、CIE(国際照明委員会)の等色関数反転x
    (λ)、反転y(λ)、反転z(λ)と、分光反射率分布が「0又は1の領域」、「γの領域(0<γ<1)」
    で構成される色と、分光放射率分布が1である光源とを用いることにより、算出することを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  • 【請求項5】 前記デバイスに依存する色再現範囲の算出は、出力デバイスの出力媒体の特性を用いて、算出することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  • 【請求項6】 前記両色再現範囲の算出及び色空間変換は、均等知覚色空間において各明度、各色相ごとに行なうことを特徴とする請求項1、2、3、4、5記載の画像処理装置。
  • 【請求項7】 前記色空間変換は、明度、色相を一定とし、一方の色再現範囲の彩度を圧縮して、他方の色再現範囲の最外縁に変換することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  • 【請求項8】 前記色空間変換は、彩度のみを線形的に圧縮し、その圧縮比が、デバイスに依存しない色再現範囲と、デバイスに依存する色再現範囲との比に対応することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  • 【請求項9】 前記空間変換は、彩度のみを非線形的に圧縮し、中心(白色点)からの色空間距離が大きい程、
    圧縮率を大きくすることを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  • 【請求項10】 前記色空間変換は、デバイスに依存する色再現範囲の中心(白色点)からα%(0<α<10
    0)の距離にある色までは、そのまま再現し、それ以上の距離にある色は、彩度のみを線形に圧縮することを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  • 【請求項11】 色再現範囲の異なる異機種入出力デバイス間での画像データの変換方法であってデバイスに依存しない色再現範囲を算出し、デバイスに依存する色再現範囲を算出し、該色再現範囲間で色空間の変換を行うことを特徴とする画像処理方法。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【産業上の利用分野】本発明は、異機種入出デバイス間のカラー画像通信に好適な画像処理方法及び装置に関するものである。

    【0002】

    【従来の技術】従来、例えば、カラースキャナで読み取ったカラー画像をカラープリンタで出力するといった、
    色再現範囲の異なる異機種入出力デバイス間でのカラー画像通信が行なわれていた。 ここでは、出力デバイスの色信号に変換するための色変換処理や、カラープリンタのインクの不要吸収を補正するためのマスキング処理等が行なわれている。

    【0003】

    【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
    入出力デバイスそれぞれの色再現範囲が異なるにもかかわらず、上記従来例では、入出力デバイスそれぞれの色再現範囲を考慮に入れた画像処理(色空間変換を含む)
    を行なわないので、以下のような問題があった。 ・入力画像と出力画像での画質(色再現性)が異なる。 ・出力デバイスの色再現範囲外の色を出力する場合、階調性がそこなわれる。

    【0004】本発明にかかる問題を解決した画像処理方法及び装置を提供することを目的とする。

    【0005】

    【課題を解決するための手段(及び作用)】本出願の一発明によれば、デバイスに依存しない色再現範囲を算出する手段と、デバイスに依存する色再現範囲を算出する手段と、両色再現範囲間で、色空間変換を行なう手段とを設けることにより、出力デバイスからカラー画像を出力する際に、色空間変換を含む画像処理を行なうものである。

    【0006】

    【実施例】本発明の実施例を説明するにあたり、まず人間の視覚特性に基づいたデバイスに依存しない色再現範囲の算出方法について説明する。

    【0007】ここでは、デバイスに依存しない色再現範囲の算出をCIE(国際照明委員会)による、CIE1
    976L ***均等色空間で行なう。 色再現範囲は、
    各明度、各色相における最も鮮やかな色を求めれば得られる。 図9に示したのは、xy色度図におけるスペクトル軌跡である。 このスペクトル軌跡は、人間の目で見ることのできる色再現範囲を表わしている。

    【0008】図10にCIEによる、標準比視感度特性を示す。 これはXYZ表色系の反転y(λ)に相当するものであり、1mmごとの値がCIEより提供されている。 この比視感度曲線を用いて各明度、各色相における最も彩やかな色を求める。 ところで、最も彩やかな色を与える分光特性は図11に示す様な0と1の値のみを持つ分光反射率を持つ。 光源の分光放射率分布を図12に示す様に、全波長域に対して“1”となる理想的な分布とした時、図11の分布を持つ色の表色値は(1)式により求められる。

    【0009】

    【外1】

    【0010】ここで、S(λ)は光源の分光放射率分布(=1)、R(λ)は物体色の分光反射率分布(0または1)、反転x(λ)、反転y(λ)、反転z(λ)は等色関数、

    【0011】

    【外2】

    である。

    【0012】一方、XYZ表色系からL ***表色系への変換は(2)式による。

    【0013】

    【外3】

    【0014】ただし、X/Xn>0.008856、Y
    /Yn>0.008856、Z/Zn>0.00885
    6で、XnYnZnは完全拡散面の三刺激値である。 L
    ***表面系において明度V、色相θ、彩度γを(3)式により定義する。

    【0015】

    【外4】

    【0016】例として、V=30の時のデバイスに依存しない色再現範囲の算出方法を説明する。 (3)式よりL * =30となり、L * =30となるYは(2)式よりY
    =6.24である。 そこでY=6.24を与えるようなR(λ)を(1)式より求めれば良い。 まず、図11
    (a)に示すタイプの分光反射率分布の色についてであるが、分光反射率の遷移波長が2つある。 短波長側の遷移波長を380nmに固定し、長波長側の遷移波長を3
    81nm、382nm…と1nmごとに増やしてゆき、
    それぞれについて(1)式よりY値を求め6.24に最も近いY値を示す長波長側の遷移波長を算出する。 これにより短波長側の遷移波長が380nmである物体色の分光反射率分布が定まったので、(1)式よりX,Z値を算出し、(2)式よりa **値を算出する。 そして(3)式よりθ、γ値も算出する。 以上の様な方法によりV=30のある色相θにおける最も鮮やかな色の座標値が1つ定まった。 次に短波長側の遷移波長を順に38
    1nm、382nmと増やしてゆき、それぞれに対する長波長側の遷移波長を求めれば良い。 そして図11
    (b)に示すタイプの分光反射率分布の色についても遷移波長が2つであることから同様の手法により、物体色の分光反射率分布を定め、θ、γ値を算出できる。 以上の手法により、様々なθにおける最も鮮やかな色の座標点が算出できるので、それらを結ぶことにより、V=3
    0の時の理論的色再現範囲が図2のように導き出せる。
    そして明度Vの値を1、2、3…50…98、99とすることにより、全ての明度、全ての色相におけるデバイスに依存しない色再現範囲を導くことができる。

    【0017】次にデバイスに依存する色再現範囲の算出方法について説明する。 ここでは、出力デバイスとして2値記録のカラープリンタを想定し説明する。 図13は2値記録の記録モデルである。 3色重ね部分の面積率をa min 、2色重ね部分の面積率をa mid 、単色部分の面積率をa maxとし、各色での3刺激値を各々X1、Y1、
    Z1;X2、Y2、Z2;X3、Y3、Z3とする。 同様に記録紙の3刺激値をX P 、Y P 、Z Pとすると、合計の刺激値は、 X=〔1−(a min +a mid +a max )〕X P +a min X1+a mid X2+a max X 3 Y=〔1−(a min +a mid +a max )〕Y P +a min Y1+a mid Y2+a max Y 3 Z=〔1−(a min +a mid +a max )〕Z P +a min Z1+a mid Z2+a max Z 3 …(4) で示される。 カラー記録は、通常減法混色で表わされるから、3原色をCyan、Magenta、Yello
    wとし、c、m、yが各色の記録面積率を示すとすると相互の関係は、 1)y≧m≧c:a min =c、a mid =m−c、a max =y−m、a P =1−y 2)m≧c≧y:a min =y、a mid =c−y、a max =m−c、a P =1−m 3)c≧y≧m:a min =m、a mid =y−m、a max =c−y、a P =1−c 4)y≧c≧m:a min =m、a mid =c−m、a max =y−c、a P =1−y 5)m≧y≧c:a min =c、a mid =y−c、a max =m−y、a P =1−m 6)c≧m≧y:a min =y、a mid =m−y、a max =c−m、a P =1−c …(5) で示される。 各色のL ***は、(4)式の結果を(2)式に代入することにより得られる。

    【0018】記録装置(カラープリンタ)の3原色のベタ濃度と各原色の2次及び3次色のベタ濃度に関する3
    刺激値が求まれば、(4)式より、デバイスに依存する色再現範囲を推定することができる。 すなわち、3色の記録材面積率c、m、yを 0≦c、m、y≦1 の範囲で変化させ、各明度における。 色相ごとの最長色度点を求めることにより、最外郭点を求めることができる。 この最外郭点を結んだ面がデバイスに依存する色再現範囲の最外縁となる。

    【0019】図1は、本発明の一実施例のハードウエア構成図である。 同図に於いて1はRiGiBi色信号をXYZ色信号へ変換する色変換部、2は色変換部1より出力されるXYZ色信号を(2)式に示した変換式によりLaibi色信号へ変換する色変換部、3は色変換部2より出力されるLaibi色信号から(3)式に示した変換式により色相θを計算する色相計算部、4は色変換部2より出力されるLaibi色信号から(3)式に示した変換式により彩度γ iを計算する彩度計算部、5
    はL色信号と色相θを用いて、前述したデバイスに依存しない色再現範囲の算出法によりデバイスに依存しない色再現範囲を算出する色再現範囲算出部A、6はカラープリンタ等の出力デバイスのデバイスに依存する色再現範囲を各明度、各色相ごとに算出する色再現範囲算出部B、7は彩度計算部4より出力される入力色信号の彩度γ iと色再現範囲算出部B6より出力される出力デバイス明度L、色相θに対応する彩度γ pとを比較し入力色信号が、出力デバイスの色再現範囲内にあるかどうかの判別をする比較器、8は入力色信号に対し、変換モード設定部9のモードMに応じ、彩度計算部4の出力である入力色信号の彩度γ iと色再現範囲算出部A5の出力である彩度γ tと色再現範囲算出部B6の出力である彩度γ pとを用いて、入力色信号の彩度γ iを出力デバイスの彩度γ p内へ変換する色空間変換部、9は色空間変換の変換方法(詳細後述)を設定する変換モード設定部、1
    0はモードMに応じ彩度γ 1と彩度γ 2から最終的な彩度を選択するセレクタ、11は色相計算部3の出力である色相θと、セレクタ10の出力である彩度γ 0とから色度を計算する合成部、12は色変換部2の出力であるL
    と合成部11の出力であるa 0 、b 0とからR 000色信号へと変換する逆色変換部である。 次にこのハードウエアの具体的な動きを説明する。

    【0020】入力色信号であるR iiiは、例えば(6)式に示すような1次変換式により色変換部1にてXYZ色信号に変換される。

    【0021】 X=a 11i +a 12i +a 13i Y=a 21i +a 22i +a 23i Z=a 31i +a 32i +a 33i …(6) XYZ色信号は、色変換部2にて(2)式によりLa i
    i色信号に変換される。 La ii色信号は色相計算部3、彩度計算部4にて(3)式を用い、入力色信号の色相θと彩度γ iに変換される。 明度Lと色相θを用い、
    その明度、色相に対応するデバイスに依存しない色再現範囲γ tを前述した手法により算出する。 尚、詳細なハードウエアは後述する。 デバイスに依存する色再現範囲は、色再現範囲算出部B6内で算出され、算出結果があらかじめ記憶されている詳細後述。 記憶部はROMにより実現でき、EEPROMにすれば書き換えも可能である。 一方、明度L、色相θが色再現範囲算出部B6のメモリ領域にアクセスすることにより、その明度、色相に対応する出力デバイスの色再現範囲γ pを選択する。 色空間変換部8では、入力色信号の彩度γ iデバイスに依存しない色再現範囲γ t 、出力デバイスの色再現範囲γ p
    を用い、γ iをγ p内に納めるよう彩度の圧縮を行なう。
    圧縮方法は例えば以下に示す4種を用いる。 尚、どの圧縮法をとるかは、変換モード設定部9のモードMにより選択される。

    【0022】図2は、V=30における、デバイスに依存しない色再現範囲(実線)と出力デバイスの色再現範囲(点線)をそれぞれa **座標に示した図である。 入力色信号の彩度γ iはγ i >γ pであることからこのままでは出力デバイスでは表現できない。 そこで、彩度がγ
    pよりも大きい領域における色の階調性を保存するためにも、出力デバイスの色再現範囲内へ圧縮する必要がある。 一方、入力色信号のとりうる最大の彩度が既知でないので、デバイスに依存しない色再現範囲を算出し、入力色信号のとりうる最大の彩度と仮定して、彩度の圧縮を行なう。 圧縮の方法としては、 i)線形圧縮(図3に示す)γ 0 =γ i ×(γ p /γ t ) ii)非線形圧縮(図4に示す)

    【0023】

    【外5】

    iii)領域圧縮(図5に示す) (γ

    i ≦α×γ

    pのとき)γ

    0 =γ

    i (γ

    i >α×γ

    pのとき) γ

    0 ={γ

    i −αγ

    p )×(γ

    p −αγ

    p )/(γ

    t −α γ

    p )}+αγ

    p iv)貼り付け圧縮(図6に示す) (γ

    i ≦γ

    pのとき)γ

    0 =γ

    i (γ

    i >γ

    pのとき)γ

    0 =γ

    pなどが挙げられるが、圧縮方法は特に限定せず、どのような方法をとっても良い。 ここでγ

    0は色空間変換後の彩度である。 図3〜図6はある明度、ある色相における各圧縮法の様子を示した例である。

    【0024】比較器7において、変換モード設定部9のモードM(上記の4種)に応じ、γ iとγ pの大小関係を見る。 その結果は色空間変換部8にて用いられる。 そしてセレクタ10により色空間変換後の彩度γ 0が出力される。 このγ 0が色相θとともに合成部11に入力され、a 0 =γ 0 cosθ、b 0 =γ 0 sinθにより色空間変換後の色度a 0 、b 0が計算される。 このa 0 、b 0と明度Lが逆色変換部12に入力されR 000色信号へと変換される。 ここでの変換は、(2)式(6)式それぞれの逆変換により実現できる。

    【0025】図7に色再現範囲算出部A5のハードウエア構成例を示す。 71は(3)式によりL→Yへの変換を行なう色変換部、72は短波長側の遷移波長を設定する短波長設定部、73は長波長側の遷移波長を設定する長波長設定部、74はCIEの等色関数反転x(λ)、
    反転y(λ)、反転z(λ)を1nmおきに記憶してある等色関数記憶部、75は(1)式によりX ttt値を計算する表色値計算部、76は入力色信号のY値に最も近いY t値を選択する比較器、77は(2)式によりX tttからa ttへ変換する色変換部、78は(3)式により色相θ tを計算する色相計算部、79はθに最も近いθ tを選択する比較器、80は(3)式により彩度γ tを計算する彩度計算部である。

    【0026】具体的な動きは、前述したように、入力色信号の明度LをYに変換する。 そして、短波長側の遷移波長を380nm〜780nmの時のそれぞれに対応する長波長側の遷移波長をみつけだし、X ttt値を計算し、a ttの色度値に変換する。 入力色信号θに最も近いθ tをみつけだし、それを与えるa t 、b tより彩度γ tを計算する。 このように、入力色信号のL、θに対応した、理論的色再現範囲γ tが算出される。

    【0027】図8に、色再現範囲算出部B6のハードウエア構成例を示す。 81〜84はそれぞれ、Cyan,
    Magenta,Yellowの3種インクによる。 1
    次色(Cyan,Magenta,Yellow)2次色(Red,Green,Blue)、3次色(Bla
    ck)、と紙の三刺激値XYZが記憶されている部分である。 これらと、面積率設定部85による設定(0〜
    1)を段階的に変化させることにより(4)式で説明した様に乗算器86、加算器87によりCyan,Mag
    enta,Yellowの3種のインクによって再現できる色全色の三刺激値が求められる。 そしてそれが(2)式で説明した様な変換式で、色変換部88においてL pPp色信号へと変換される。 そして、これらの色の色相θ p 、彩度γ pが、色相計算部89、彩度計算部90において算出され、明度L p 、色相θ pに対する最大の彩度γ pが得られる。 この彩度γ pは、明度L p 、色相θ pに対応する様に色再現範囲記憶部91に記憶され、
    色再現範囲算出部B6の入力である明度L、色相θのアクセスにより、Lとθに対応する彩度γ pが出力される。

    【0028】(他の実施例)実施例において、色再現範囲算出部A5は、入力色信号ごとに計算する構成をとったが、あらかじめ計算しておき、全部又は一部をメモリに置き換えても良い。 又、計算の精度や出力デバイスの階調数や解像度に応じ、1nmごとの計算ではなく、5
    nmごと10nmごとの計算でも良く、特に限定しない。

    【0029】デバイスに依存しない色再現範囲を算出する際に、実施例では、理想的な特体色として図11に示すように分光反射率分布が「0の領域」「1の領域」のみから成る色としたが、これだけに限定せず、図14に示す様に、0から1又は1から0へ変化する部分が、ある傾きTを持つような色としても良い。 図11に示す様な分光特性を持つ色は現実には、あり得ないので、図1
    4に示すように傾きを持たせ変化させることにより、現実性の高い色に設定することもできる。 実際のデバイスに依存しない色再現範囲の算出時には、あらかじめ傾きTを、実験的又は理論的に求めて設定しておき、実施例にて説明した方法と同様の方法により色再現範囲を求めれば良い。 この時の色再現範囲算出部A5のハードウエア構成例を図15に示す。 図7との違いは傾き設定部9
    2が新たに加わった点である。

    【0030】また、さらに図11の分布を図16の点線に示す様に、「0の領域」を固定し、「1の領域」の値を0.95に変化させる(図16(a)),又は「1の領域」を固定し、「0の領域」の値を0.05に変化させる(図16(b))のように設定しても良い。 そして、この変化させる量は実験的又は理論的に求め設定しても良く、特に限定しない。 このように、値を変化させることにより現実性の高い色に設定することが出来る。
    ここで色再現範囲の算出方法は実施例と同様である。

    【0031】均等色空間として、CIE1976L **
    *色空間を用いたが、特にこれには限定せず、CIE
    1976L ***色空間でも良く、さらには、空間上での距離が色差に対応する様な、人間の視覚特性にのっとった色空間であれば構わない。

    【0032】色再現範囲算出部B6で計算し記憶させる出力デバイスの色再現範囲は、1つの出力デバイスだけに限る理由はなく、2つ、3つの出力デバイスごとの色再現範囲を計算し、記憶させ出力デバイスに応じ、使いわけるよう構成しても良い。 また、記録モデルについても、特に限定せず、デバイスの出力媒体(例えばプリンタのインクやCRTの発光素子)の特性を用いて導く方法であれば構わない。

    【0033】色空間変換部8において彩度のみを圧縮する方法を4種述べたが、これらに限定せず、圧縮方法は問わない。

    【0034】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
    出力デバイスからカラー画像を出力する際に、色空間変換を含む画像処理を行なうことにより、入力画像と出力画像での画質(色再現性)を等しくすることができ、
    又、出力デバイスの色再現範囲外の色を出力する場合でも階調性が保存され良好な出力が得られるという効果がある。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の実施例のハードウエアの構成図。

    【図2】色再現範囲を説明する図。

    【図3】色空間変換部の圧縮法を説明する図。

    【図4】色空間変換部の圧縮法を説明する図。

    【図5】色空間変換部の圧縮法を説明する図。

    【図6】色空間変換部の圧縮法を説明する図。

    【図7】色再現範囲算出部Aを説明するハードウエア構成図。

    【図8】色再現範囲算出部Bを説明するハードウエア構成図。

    【図9】CIEのスペクトル領域を示したxy色度図。

    【図10】比視感度曲線を示す図。

    【図11】最も彩度の高い色を与える分光反射率分布を示す図。

    【図12】理想的な光源の分光放射率分布を示す図。

    【図13】出力デバイスの記録モデルを説明する図。

    【図14】彩度の高い色を与える分光反射率分布を示す図。

    【図15】色再現範囲算出部Aを説明するハードウエア構成図。

    【図16】彩度の高い色を与える分光反射率分布を示す図。

    【符号の説明】

    1、2 色変換部 3 色相計算部 4 彩度計算部 5、6 色再現範囲算出部 7 比較器 8 色空間変換部 9 変換モード設定部 10 セレクタ 11 合成部 12 逆色変換部

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