专利汇可以提供Visitor guide support device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a visitor guide support device for reducing the load on visitors, while utilizing relation of exhibits.
SOLUTION: In a system A, a concept structure of the exhibits is visualized as a knowledge space structure, and by operation of an input part 1 by the visitor, a control part 2 acquires the interest of the visitor from the visualized knowledge space structure to form an interest space structure, forms an interest- knowledge-fused space structure by fusing the concept structure with the interest space structure, and compares the knowledge space structure, the interest space structure and the interest-knowledge-fused space structure one another to select the exhibit corresponding to the interest of the visitor. In a system B, a control part 4 generates virtual exhibits corresponding to the selected exhibit, rearranges the virtual exhibits in the order suitable for the visit, and displays a suggested route for the visit on an output display part 5.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Visitor guide support device专利的具体信息内容。
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は見学者案内支援装置に関し、特に、博物館や美術館などの展示内容の構造を可視化して見学者に見せ、見学者に対して最適な見学コースなどを三次元表示して案内する見学者案内支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本には400館以上もの博物館があると言われている。 これらの博物館を訪れる見学者は、年齢,職業,国籍などの背景や訪問の目的,興味を持つ分野などがさまざまに異なっている。 しかし、現在の博物館での展示は、このように千差万別の見学者に対して同じものしか提供することができない。 また、博物館が持っているすべての情報を開示しても、見学者は情報の洪水に飲まれてしまうばかりである。 そのため、見学者は興味のあることについて深く掘り下げて知る、あるいは自分の視点で関心のあるものだけを中心に展示を見るといったことが難しいという問題がある。
【0003】そこで、本願発明者らは特開平11−25
102号公報において、知識の提供者と利用者との間の意思疎通を仲介するために、知識や興味を融合して伝達する方法について提案した。 しかし、この方法では知識や興味を融合して伝達することはできるが、それを展示の見学の案内に使用することができなかった。 展示の案内をするために、本願発明者らは、特願平11−157
394号において、見学者の興味に応じた展示物を選択したとき、選択された展示物を見学に適した順に並び替えて案内できるような見学者案内支援装置を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法では同じ展示物が何度も展示されてしまう可能性があり、見学者に負担をかけることになる。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、展示物の関連を活用しつつ、見学者の負担を減らすための見学者案内支援装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、展示物を可視化するとともに展示物の提供者の知識と、見学者の興味とを融合して見学者に案内情報を提供する見学者案内支援装置であって、展示物の概念構造を知識空間構造として可視化する可視化手段と、可視化手段によって可視化された知識空間構造を見学者が操作することにより、
該見学者の興味を獲得して興味空間構造を形成する興味獲得手段と、概念構造と興味獲得手段によって獲得された興味空間構造を融合して興味知識融合空間構造を形成する興味融合手段と、知識空間構造と興味空間構造と興味知識融合空間構造とを比較して、見学者の興味に応じた展示物を選択する選択手段と、選択手段から選択信号が与えられたことに応じて、選択された展示物に対応した仮想展示物を生成する生成手段と、生成された仮想展示物を見学に適した順に並び替えて見学順路を表示する案内表示手段とを備えて構成される。
【0007】また、複数の展示物は関連の強いハブとなる展示物と、この展示物とリンクする展示物を含み、ハブとなる展示物とこれにリンクする展示物を選択し、案内表示手段はハブとなる展示物にリンクする展示物の数が一定数以上の展示物を並び替え、それ以外の展示物を展示しないことを特徴とする。
【0008】さらに、案内表示手段は、ハブとなる展示物を先頭に知識空間で距離の小さい展示物順に表示することを特徴とする。
【0009】さらに、可視化手段と興味獲得手段と興味融合手段と選択手段は第1のシステムに内蔵され、生成手段と案内表示手段は第1のシステムに電気的に着脱自在に設けられた第2のシステムに内蔵されることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態では、学芸員の知識と見学者の興味を融合させ、見学者毎にカスタマイズされた新しい展示を構成する装置に、この発明を適用した場合について説明する。
【0011】図1はオブジェクトと特徴属性との関連を模式的に示した図であり、図2は特徴属性の重みを示す図である。
【0012】展示室や展示物に付与されているすべての説明文のように、ある一まとまりの知識を表現するものを知識オブジェクトと称し、その集合を図1に示すように知識オブジェクト集合Ocとする。 説明文に含まれる複数のキーワードを特徴属性集合Kcと称し、Kcで示されている特徴属性には、それぞれ図2に示すように重みwijが付与されている。 ここで重みwijはたとえば0.5,0.3…のような数値である。 これらの知識オブジェクト集合Ocと特徴属性集合Kcとによって学芸員の知識が構成されており、これらの知識オブジェクト集合Ocと特徴属性集合Kcとの二次空間構造を統計手法(相対尺度法)によって可視化したものを知識空間と称する。
【0013】知識オブジェクト集合Ocに含まれる説明文オブジェクトの中から見学者が興味を持つオブジェクトのみを選択することによって、知識オブジェクト集合Ocの部分オブジェクト集合Ovと、この部分オブジェクト集合Ovの構成要素である説明文オブジェクトに含まれるすべての重み付けの特徴属性Kvを生成する。 この場合OvとKvの二次元空間構造を統計手法(相対尺度法)によって可視化したものを興味空間aと称する。
なお、図1においてKc−Kvの領域は部分オブジェクト集合Ovに全く含まれていない特徴属性の部分集合である。
【0014】図1において、集合Omは部分オブジェクト集合Ovには含まれないが、特徴属性Kvに含まれる特徴属性の全部または一部を含む説明文オブジェクトの集合である。 集合Ov -は特徴属性の集合Kvに含まれる特徴属性を一切含まないオブジェクトである。
【0015】興味空間上にOmのオブジェクトを配置したものを拡張興味空間bと称する。 また、説明文オブジェクトの集合OvとOmと特徴属性Kvに対して統計手法(相対尺度法)を適用することによって、Ov集合機構Omに含まれるすべての説明文オブジェクトと、Kv
に含まれるすべての特徴属性、すなわち図1のaとbの領域に含まれるオブジェクトと特徴属性の関係を二次元空間構造として可視化する。 ここで、相対尺度法とは、
複数の数量化属性で構成されたオブジェクト集合が与えられたときに、オブジェクト同士の属性共有性と属性同士の共起性を顕在化するようにオブジェクト集合と属性集合にそれぞれ得点数量を与えることによって構造を可視化する手法である。
【0016】上述の知識空間は、特徴属性Kvによって束縛されているため、見学者の興味による制約を受けている。 しかし、一方で集合Omに含まれる説明文オブジェクトによって、Kvに含まれるキーワード間によって見学者によっては導入されなかった新たな関係が導入される。 この関係はそもそも学芸員によって与えられたものであるので、結局この空間は学芸員の知識構造と見学者興味を融合させることによって再構成した知識空間であるとみなせる。 この空間を興味知識融合空間a+bと称する。
【0017】この興味知識融合空間a+bは、学芸員の知識構造に基づく展示空間の単なる部分構造ではない。
知識空間には、集合Kvに含まれないキーワードによる関連が含まれているが、興味知識融合空間からはこれらのキーワードによる寄与が削除されている。 このことは、単に一部の関連が削除されるのみならず、これらのキーワードによって与えられる関連性によって覆い隠されていたような関連性を顕在化させる効果を持つ。 この結果、興味知識融合空間a+bには知識空間にはなかった関連が現れる可能性がある。
【0018】図3はこの発明の一実施形態の見学者案内支援装置の全体の構成を示すブロック図である。 図3において、見学者案内支援装置は、システムAとシステムBとから構成されている。 システムAは展示の内容の構造を可視化するとともに、見学者の興味を獲得するインタフェースとなる。 システムBは見学者に対して仮想展示を行なうものであり、システムAからオブジェクトI
Dがどの展示物と対になるのかというID対情報が送られてくると自動的に見学の案内を行なう。
【0019】このために、システムAは入力部1と制御部2と出力表示部3とを含み、システムBは制御部4と出力表示部5とを含む。 そして、システムAの制御部2
とシステムBの制御部4とはID対情報とを送るために電気的に着脱自在に接続されている。 システムAの入力部1はキーボードやフロッピィディスク読取装置などによって構成され、前述の知識オブジェクトや特徴属性などを入力する。 制御部2は入力された知識オブジェクトや特徴属性を後述の図4および図5に示すフローチャートに基づくプログラム処理を行なったり、システムBにID対情報を出力する。 出力表示部3はディスプレイやプリンタなどによって構成され、前述の興味空間aや拡張興味空間bや興味知識融合空間a+bを形成する。
【0020】システムBの制御部4はシステムAからI
D対情報を受取ると、後述の図6に示すフローチャートに基づくプログラム処理を行なって展示中のオブジェクトと仮想展示空間全体と見学者の位置の表示を行なう。
【0021】図4および図5はシステムAの動作を説明するためのフローチャートであり、図6はシステムBの動作を説明するためのフローチャートであり、図7は知識空間の一例を示す図であり、図8は拡張興味空間の一例を示し、図9は興味知識融合空間の一例を示し、図1
0は知識空間構造と拡張興味空間構造と興味知識融合空間構造との関連を示す図である。
【0022】次に、図4〜図10を参照して、この発明の一実施形態の動作について説明する。
【0023】図4に示したステップ(図示ではSPと略称する)SP1において、システムAの入力部1から知識オブジェクト集合が入力され、制御部2に与えられる。 制御部2はステップSP2において、各知識オブジェクトから構文解析によりキーワードを抽出し、図2に示すような重み付け特徴属性を抽出し、ステップSP3
において統計処理により知識オブジェクトと特徴属性を空間構造として可視化し、図7に示すような知識空間構造を出力表示部3によって表示する。
【0024】図7に示した知識空間構造は一例として国立歴史民族博物館の常設展示室を引用したものであり、
個々の展示の説明文が知識オブジェクトとして可視化されている。
【0025】利用者は図4のステップSP4において、
図7に示した展示空間を見て、入力部1のセレクトボタンを操作し、たとえば「日本文化のあけぼの」,「王朝文化」,「民衆の生活と文化」のアイコンをクリックして知識オブジェクトを指定する。 制御部2はステップS
P5において、利用者によって指定された知識オブジェクトが含む特徴属性を一切含まない知識オブジェクトあるいはステップSP4で利用者によって指定された特徴属性を一切含まない知識オブジェクトを破棄する。 すなわち、図1に示した集合Ov -の知識オブジェクトが破棄される。
【0026】図7において、制御部2は利用者が知識オブジェクトを指定していた場合、指定されたどの知識オブジェクトにも含まれない特徴属性を破棄する。 ステップSP7において利用者が指定された知識オブジェクトないし特徴属性のみを用いて、統計処理によりそれらの知識オブジェクトと特徴属性を空間構造として可視化する。 さらに、ステップSP8において、ステップSP7
でできた空間上に、破棄されていない残りのすべての知識オブジェクトと特徴属性を配置し、図8に示すような拡張興味空間構造を形成して出力表示部3で可視化する。
【0027】ステップSP9において、拡張興味空間構造上であるすべての知識オブジェクトと特徴属性を用いて統計処理により空間構造として可視化し、図9に示すような興味知識融合空間構造を可視化する。
【0028】ステップSP10において、図7に示した知識構造上の任意の2つの知識オブジェクトのすべての組合せについて、その間の正規化距離を測定する。 ここで、オブジェクトOiとOj(i≠j)の正規化距離d
ijはdij=(xij−x - /σ)で表わされる。 但し、xijは各空間におけるOiとOjの実測距離、x
-およびσは、それぞれ各空間における全オブジェクト間の実測距離の平均と標準偏差である。
【0029】ステップSP11において、図8に示した拡張興味空間構造上の任意の2つの知識オブジェクトのすべての組合せについて、その間の正規化距離を測定する。 また、制御部2はステップSP12において、図9
に示した興味知識融合空間構造上の任意の2つの知識オブジェクトのすべての組合せについて、その間の正規化距離を測定する。 ステップSP13,SP14およびS
P15において、それぞれ測定した正規化距離に対し、
あるしきい値を用いてすべての知識オブジェクト対の距離関係を、近い/遠い/中間の3つに量子化し、表1に示すような距離変化パターンを得る。
【0030】
【表1】
【0031】図10は上述の距離変化を説明するための図である。 図10(a)に示す知識空間構造、図10
(b)に示す拡張興味空間構造および図10(c)に示す興味知識融合空間構造のそれぞれに関して、「イ」と「ロ」は「遠い→遠い→近い」という関係にあり、
「イ」と「ハ」は「近い→遠い→遠い」という関係にあり、「ロ」と「ハ」は「遠い→遠い→遠い」という関係になる。
【0032】表1において、パターン1の「近い→近い→近い」やパターン8の「遠い→遠い→遠い」という変化は、学芸員と知識の空間においても利用者の興味の空間においても同様に意識されたものであり、この装置による融合の結果も変化がなく、利用者にとっても学芸員にとっても発見がないといえる。 前述の図7〜図9に示した国立歴史民族博物館のデータでは、「日本文化のあけぼの」と「稲と倭人」などの組合せが1に相当し、
「道と旅」と「印刷文化」などの組合せが8に当たる。
【0033】パターン3の「近い→遠い→近い」という変化は、学芸員が用意した知識空間では関連性が高いとされていたにも拘らず、利用者の拡張興味空間では関連性が薄れてしまったが、この装置によって再度近く配置されることでその関連性が改めて利用者に伝えられることになると見ることができる。
【0034】従来の展示方法では、学芸員が伝えようとしたにも拘らず見学者が見落としたままになるものを、
この装置に支援によって見学者が発見できたと解釈できる。 パターン3の例は、「道と旅」と「海浜の民」に見ることができる。
【0035】上述の3パターンが見学者に発見されるものであったのに対して、パターン5の「遠い→近い→近い」という変化は学芸員にとっての発見となる場合である。 学芸員が意識していなかった関連性が見学者によって示され、この装置が見学者の意見を支持する形で両者を融合したと考えることができる。 これは学芸員にとっては、見学者からのフィードバックによる新たな発見といえる。 このような見学者から学芸員へのフィードバックは、従来の博物館の展示においては困難であり、この発明による仲介の注目すべき効果である。
【0036】パターン5の例として「東国と西国」と「都市の大衆の時代」が挙げられる。 ここで注意すべきは、5のパターンが見学者にとって意味がないパターンであるとは限らない点である。 つまり、見学者から自分の興味に応じた納得のいく結果が得られたのであり、この実施形態の装置では、見学者の要望に応じたものを提供できていると考えられるからである。
【0037】パターン3と5の場合は、学芸員もしくは見学者のいずれか一方にとっては発見であるが、他方にとってはわかっていたことをもう一方に教示したものと考えられる。
【0038】パターン2の「近い→近い→遠い」という変化とパターン7の「遠い→近い→近い」という変化は、学芸員と見学者の双方が同様に関連性が高いもしくは低いと意識していたものがこの装置によって反対であることが明らかにされたという意味で、どちらにとっても発見といえる。
【0039】パターン2の例としては、「文書と絵図はあたる」と「都市の風景」が相当し、パターン7の例としては「律令国家」と「都市の繁栄」が相当する。 特に、パターン7の場合は、学芸員も見学者も関連が深いとは意識していなかったものが、この装置によって両者の知識と視点が融合されて初めて顕在化する関連であり、より有益な発見と考えられる。
【0040】パターン4の「近い→遠い→遠い」というパターンは、たとえば「前方後円墳の時代」と「印刷文化」に見られる。 元の展示空間では関連度が高かったが、見学者の興味空間では関連性が薄れ、この実施形態による融合の結果もそのままであったというパターンである。 見学者にとって発見はなく、学芸員にとっても有益とはなりにくい。
【0041】同様に、「都市の風景」と「産業と改革」
に見られる「遠い→近い→遠い」というパターン6も学芸員にとっては元の知識空間と同じ結果が得られているだけであり、見学者にとっては関連性が低くなる変化であるので、見学者,学芸員の双方にとってもあまり効果的ではない例である。
【0042】図11はシステムAでの展示に関する知識と興味を融合する機能の動作例を説明するための図である。 図5に示すステップSP7において、上述の如く8
パターンを得ると、ステップSP17において獲得した知識空間11と拡張興味空間12と興味知識融合空間1
3とともにパターン分類14を図11に示す表示態様で出力表示装置3で表示する。 パターン分類として表示の8つのパターンを示す番号と見学する展示物の個数が表示される。
【0043】見学者がステップSP18において入力部1を操作していずれかのパターンを選択すると、制御部2はステップSP19において選択したパターンのオブジェクトIDがどの展示物と対になるのかというID対情報をシステムBに出力する。 システムBでは、図6に示すステップSP31において制御部4がシステムAからID対情報が入力されたことを判別すると、ステップSP32でシステムAから受けとったID対情報をグラフで表現する。
【0044】図12はID対をグラフで表現した例を示し、図13は図12のID対のうち、ハブから直接つながっているノードだけを選び出して表現した例を示す。
【0045】図12に示す展示物のID番号1〜17がノードであり、展示物間の関連がリンクである。 すなわち、ID3に対してID1,ID2,ID4,ID5,
ID9がそれぞれリンクを介して対となっており、ID
4に対してID3,ID6,ID7がリンクを介して対になっており、ID7に対してID4,ID8がリンクを介して対になっている。 さらに、ID14に対して、
ID11,ID12,ID13,ID15,ID16,
ID17がそれぞれリンクを介して対になっており、I
D11に対してID10,ID14がリンクを介して対になっており、ID12とID9とがリンクを介して対になっている。
【0046】システムBは、ステップSP32において数多くのリンクがあるノードをハブとみなし、リンクの多いものから一定数のハブを選び出す。 図12に示した例では、それぞれのノードのリンクの数は多いものから、ID14が6,ID3が5,ID4が3,ID7とID9とID11が2,その他は1である。 そして、リンクの数が多い上位2つの展示物(ID14とID3)
を展示の代表になるものとし、ハブと決定する。
【0047】次に、システムBはステップSP33において、ハブと直接リンクがあるノードを抽出し、ハブとノードのグループを複数作る。 ID3に対して直接リンクがあるノードはID1,ID2,ID4,ID5,I
D9であるのでこれらのノードが抽出される。 また、I
D14に対して直接リンクがあるノードはID11,I
D12,ID13,ID15,ID16,ID17であるのでこれらのノート゛が抽出される。
【0048】さらに、システムBはステップSP34において1つのハブのグループに含まれるノードをハブとの類似度の高い順に並び替えるために、ステップSP3
5において、システムAに対して類似度の問い合わせを行う。 ここで類似度は図10(a)の知識空間における近さであり、たとえば図10(a)における「ハ」がハブであるとすると、「イ」は「ロ」よりも近いと判断することであり、システムAに対してその近さを問い合わせる。
【0049】システムAでは、図5のステップSP20
においてシステムBからの問い合わせがあるかを判別し、ステップSP21において類似度の問い合わせに対して、各IDが知識空間で有している近さを前述のステップSP13,SP14,SP15での量子化の結果に基づいて判断し、その結果をシステムBに返す。 システムBでは、システムAからの判断の結果に基づいて、S
P36において図14に示すようにハブグループをリンクの多いハブから順に並べる。 図14では、類似度の高い順にID14,ID16,ID17,ID12,ID
15,ID11,ID13およびID3,ID9,ID
4,ID2,ID1,ID5が並び替えられて配置されている。 そして、見学者は矢印に沿って見学する。
【0050】図15は、図7に示した知識空間構造上の展示物をハブグループに分けた例を示す図である。 図7
に示す展示物に対してID番号1〜12がつけられているものとすると、ノードとリンクは図15のように表される。 図15の一方はID3に対して直接リンクがあるノードはID3,ID6,ID12であり、ID7に対して直接リンクがあるノードはID1,ID2,ID
9,ID10であり、ID6に対して直接リンクがあるノードはID3,ID5であり、ID10に対してID
7とID11であり、ID11に対してID8とID1
0となる。 そして、ノードのリンクの数は3本,4本,
2本,2本,2本であるので、ID3とID7を中心とするハブが残される。 すなわち、図16に示すようにI
D3,ID4,ID6、ID12の組と、ID7,ID
9,ID2,ID1,ID10の組が展示ケースに表示される。
【0051】なお、図3に示したシステムAとシステムBは展示空間の入口に設置しておいてもよく、あるいはシステムBをシステムAから切り離し、見学者が所持できるように携帯型として見学者がシステムBの表示された見学順序で見学するようにしてもよい。 また、システムBは各家庭内に設置しておき、システムAとの間はインターネットを利用してオブジェクトIDを受け取るようにしてもよい。
【0052】今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。 本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0053】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、展示物の構造概念を知識空間構造として可視化し、見学者がその構造概念を操作したときにその見学者の興味を獲得して興味空間構造を形成し、元の概念構造と興味空間構造を融合して興味知識融合空間構造を形成し、これらの3つの構造を比較して見学者の興味に応じた展示物を複数関連付けて選択し、選択された展示物に対応した複数の仮想展示物を見学者の興味に応じて並び替えて見学順に案内表示するようにしたので、展示者側の知識と見学者の興味を仲介して、不特定多数の見学者向けに最適な展示情報を提供できる。
【図1】 この発明の実施形態で用いられるオブジェクトと特徴属性の関連を模式的に示した図である。
【図2】 特徴属性の重みを示す図である。
【図3】 この発明の一実施形態の概略ブロック図である。
【図4】 この発明の一実施形態のシステムAの動作を説明するためのフローチャートの前半部分を示す図である。
【図5】 この発明の一実施形態のシステムAの動作を説明するためのフローチャートの後半部分を示す図である。
【図6】 この発明の一実施形態のシステムBの動作を説明するためのフローチャートを示す図である。
【図7】 知識空間の一例を示す図である。
【図8】 拡張興味空間の一例を示す図である。
【図9】 興味知識融合空間の一例を示す図である。
【図10】 知識空間構造と拡張興味空間構造と興味知識融合空間構造との関連を示す図である。
【図11】 システムAでの展示に関する知識と興味を融合する機能の動作例を説明するための図である。
【図12】 図12はIDの対をグラフで表現した例を示す図である。
【図13】 図12に示したIDの対のうち、ハブから直接つながっているノードだけを選び出して表現した例を示す図である。
【図14】 この発明の一実施形態による展示物の配置例を示す図である。
【図15】 図7に示した知識空間構造上の展示物をハブグループに分けた例を示す図である。
【図16】 図15に示したID対のうち、展示するI
Dを示す図である。
【符号の説明】 1 入力部、2,4 制御部、3,5 出力表示部。
フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 128 G06F 17/60 128 (72)発明者 間瀬 健二 京都府相楽郡精華町光台二丁目2番地2 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信 研究所内 Fターム(参考) 5B049 BB00 CC02 EE05 EE07 FF01 5B075 ND36 PQ02 PQ74 PR06 QM08 UU40 5E501 AA13 AA30 BA05 EA05 EA11 FA04 FA42
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