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Method of signal reproduction and signal reproducing device

阅读:808发布:2020-11-29

专利汇可以提供Method of signal reproduction and signal reproducing device专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce error propagation generated in a bit shift phenomenon by performing the confirmation processing of a short burst error detection signal. SOLUTION: A method of signal reproduction for a recording medium adds the error correction sign of a P symbol in the column direction to the information block of an (M×N) data symbol to constitute the error correction information block of an (M×(N+P)) symbol; where, each row is composed of a K frame; each frame is L-divided; a burst error detection symbol is inserted in each divided location; and a synchronizing signal is added to the leading of each frame. The error correction processing of the data symbol is performed by: detecting a distance between the synchronizing signals; changing a symbol divided point for re-demodulation to generate the data symbol when the distance between the synchronizing signals is deviated from a specified distance. COPYRIGHT: (C)2003,JPO,下面是Method of signal reproduction and signal reproducing device专利的具体信息内容。

  • 【特許請求の範囲】 【請求項1】 M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にP
    シンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×
    N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/J
    シンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+(L−1)個のシンボルデータが順次変調されて記録されている記録媒体(但し、J、K、L、
    M、Nは整数)の信号再生方法において、 同期信号間距離を検出し、 同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、シンボル分割点を変更して再復調してデータシンボルを生成し、データシンボルの誤り訂正処理を行う信号再生方法。 【請求項2】 M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にP
    シンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×
    N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+(L−1)個のシンボルデータが順次変調されて記録されている記録媒体(但し、J、K、L、
    M、Nは整数)の再生方法において、 同期信号間距離を検出し、 同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、同期信号の前のフレームに挿入されたバーストエラー検出シンボルの誤り有無を検出し、 バーストエラー検出シンボルが誤っていると検出されたら、データシンボル分割点を変更して再復調してデータシンボルを生成し、データシンボルの誤り訂正処理を行う信号再生方法。 【請求項3】 M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にP
    シンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×
    N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+(L−1)個のシンボルデータが順次変調され記録されている記録媒体(但し、J、K、L、M、
    Nは整数)の信号再生方法において、 同期信号間距離を検出し、 同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、同期信号の前のフレームに挿入されたバーストエラー検出シンボルの誤り訂正の有無を検出し、 バーストエラー検出シンボルが誤っていると検出されたら、そのフレームのデータを再変調し、検出した同期信号位置と検出予測点との乖離距離だけ前後にシフトした位置にデータシンボル分割点を移動して変調データを復調しデータシンボルを得て、 前記バーストエラー検出シンボルの誤り訂正されたデータと、シンボル分割点を移動して復調したバーストエラー検出シンボルが等しい場合、移動したシンボル分割点で復調したデータシンボルを選択する信号再生方法。 【請求項4】 バーストエラー検出シンボルが誤っている場合、バーストエラー検出シンボルを誤り訂正処理したデータと、フレーム内データシンボルを再変調して生成したチャネルビット列の分割点を変更して再復調したデータが上記誤り訂正したバーストエラー検出シンボルデータと等しい分割点を、それ以降のデータシンボルの分割点とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の信号再生方法。 【請求項5】 上記バーストエラー検出シンボルがフレーム内に複数箇所挿入されており、データシンボルが再変調され、分割点を変更して再復調する時、各バーストエラー検出シンボルの正しい分割点ズレ量が検出されたら、そのズレ量に基づいてデータシンボル復調の変更分割点を決定する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の信号再生方法。 【請求項6】 上記バーストエラー検出シンボルがフレーム内に複数箇所挿入されており、同期信号検出距離がずれて検出された時、先ず当該同期信号の前のフレームにおける当該同期信号に最も近いバーストエラー検出シンボルの誤り検出訂正結果を調べ、次にその前のバーストエラー検出シンボルの誤り検出訂正結果を調べ、当該同期信号の前の同期信号まで順次検出訂正結果を調べ、
    データシンボルの再分割点を調整する請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の信号再生方法。 【請求項7】 上記同期信号の検出タイミングにズレが検出された時、バーストエラー検出用シンボルの状態によって、データシンボルをチャネルビット信号に戻してシンボル分割点を変更して再復調し、変更したデータシンボルはエラーとしてフラグをたて、データシンボルの誤り訂正処理を行う請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の信号再生方法。 【請求項8】 M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にP
    シンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×
    N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+(L−1)個のシンボルデータが順次変調されて記録されている記録媒体(但し、J、K、L、
    M、Nは整数)の信号再生装置において、 同期信号間距離を検出する手段と、 同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、シンボル分割点を変更して再復調してデータシンボルを生成し、データシンボルの誤り訂正処理を行う手段とを具備する信号再生装置。 【請求項9】 M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にP
    シンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×
    N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+(L−1)個のシンボルデータが順次変調されて記録されている記録媒体(但し、J、K、L、
    M、Nは整数)の再生装置において、 同期信号間距離を検出する手段と、 同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、同期信号の前のフレームに挿入されたバーストエラー検出シンボルの誤り有無を検出する手段と、 バーストエラー検出シンボルが誤っていると検出されたら、データシンボル分割点を変更して再復調してデータシンボルを生成し、データシンボルの誤り訂正処理を行う手段と、 を具備する信号再生装置。 【請求項10】 M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にPシンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×
    N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+(L−1)個のシンボルデータが順次変調され記録されている記録媒体(但し、J、K、L、M、
    Nは整数)の信号再生装置において、 同期信号間距離を検出する手段と、 同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、同期信号の前のフレームに挿入されたバーストエラー検出シンボルの誤り訂正の有無を検出する手段と、 バーストエラー検出シンボルが誤っていると検出されたら、そのフレームのデータを再変調し、検出した同期信号位置と検出予測点との乖離距離だけ前後にシフトした位置にデータシンボル分割点を移動して変調データを復調しデータシンボルを得る手段と、 前記バーストエラー検出シンボルの誤り訂正されたデータと、シンボル分割点を移動して復調したバーストエラー検出シンボルが等しい場合、移動したシンボル分割点で復調したデータシンボルを選択する手段と、 を具備する信号再生装置。 【請求項11】 バーストエラー検出シンボルが誤っている場合、バーストエラー検出シンボルを誤り訂正処理したデータと、フレーム内データシンボルを再変調して生成したチャネルビット列の分割点を変更して再復調したデータが上記誤り訂正したバーストエラー検出シンボルデータと等しい分割点を、それ以降のデータシンボルの分割点とする請求項8乃至請求項10のいずれか一項に記載の信号再生装置。 【請求項12】 上記バーストエラー検出シンボルがフレーム内に複数箇所挿入されており、データシンボルが再変調され、分割点を変更して再復調する時、各バーストエラー検出シンボルの正しい分割点ズレ量が検出されたら、そのズレ量に基づいてデータシンボル復調の変更分割点を決定する請求項8乃至請求項10のいずれか一項に記載の信号再生装置。 【請求項13】 上記バーストエラー検出シンボルがフレーム内に複数箇所挿入されており、同期信号検出距離がずれて検出された時、先ず当該同期信号の前のフレームにおける当該同期信号に最も近いバーストエラー検出シンボルの誤り検出訂正結果を調べ、次にその前のバーストエラー検出シンボルの誤り検出訂正結果を調べ、当該同期信号の前の同期信号まで順次検出訂正結果を調べ、データシンボルの再分割点を調整する請求項8乃至請求項10のいずれか一項に記載の信号再生装置。 【請求項14】 上記同期信号の検出タイミングにズレが検出された時、バーストエラー検出用シンボルの状態によって、データシンボルをチャネルビット信号に戻してシンボル分割点を変更して再復調し、変更したデータシンボルはエラーとしてフラグをたて、データシンボルの誤り訂正処理を行う請求項8乃至請求項10のいずれか一項に記載の信号再生装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、特定単位の情報ブロックに誤り訂正符号を付加した誤り訂正処理に関し、
    特にデータ復調と誤り訂正処理の相互関係を利用したデータ復調補正処理を行う信号再生方法及び信号再生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】バイト(8ビット)単位でデジタルデータを記録し、伝送するシステムに於いては、リードソロモン誤り訂正積符号ブロックを構成してデータを処理する場合が多い。 即ち、(M×N)バイトのデータをM行×N列の行列に配置し、列毎のMバイトの情報部にPo
    バイトの誤り訂正検査ワードを付加するとともに、行毎のNバイトの情報部にPiバイトの誤り訂正検査ワードを付加して、(M+Po)行×(N+Pi)列のリードソロモン積符号ブロックを構成する。 このリードソロモン誤り訂正積符号ブロックを記録、伝送する事により、
    再生側や受信側では、ランダム誤り及びバースト誤りを効率よく訂正できる。 【0003】このようなリードソロモン誤り訂正積符号ブロックは、符号語全体の大きさ、即ち(M+Po)×
    (N+Pi)に対する誤り訂正検査ワードの部分(Pi
    ×M+Po×N+Po×Pi)の比率(冗長率)が小さい程、記録、伝送の効率が高い事になる。 一方、誤り訂正検査ワードPi、Poが大きい程、ランダム誤りに対してもバースト誤りに対しても訂正能は高くなる。 【0004】ここで、リードソロモン誤り訂正積符号ブロックの冗長率が同一でも、M、Nが小さく、従ってP
    i、Poも小さいリードソロモン誤り訂正積符号ブロックの方が、M、Nが大きく、従ってPi、Poも大きいリードソロモン誤り訂正積符号ブロックよりも、訂正能力が低下する事が知られている。 【0005】このようにM、Nを大きくすれば、同一の冗長率でもPi、Poを大きく出来るため、高い訂正能力が得られる事は知られているものの、以下に述べる制約条件を充たすもので無ければ実現できない。 【0006】第一に、リードソロモン符号語を構成できる為の符号語長として、語長(シンボル長)が8ビット場合、M+Po及びN+Piは255バイト以下で無ければならないという制約条件がある。 尚、上記PiはP
    I系列の誤り訂正符号長、PoはPO系列の誤り訂正符号長である。 【0007】これらの諸条件を元に、情報記録メディアとして、DVD−ROMやDVD−RAM及びDVD−
    R等の光ディスク規格が近年発表された。 これら規格の内、DVD−ROMとDVD−RAMはISO化がDI
    S16448(80mm DVD−ROM)、DIS1
    6449(120mm DVD−ROM)、DIS16
    825(DVD−RAM)として確定した。 【0008】このDVD規格では、誤り訂正符号化処理方式に対して、RSPS(リードソロモンプロダクトコード)方式が採用され、従来の光ディスク系で用いられている方式に比べ、少ない冗長率の誤り検査ワードで誤り訂正能力は格段の向上を充たした。 【0009】DVDの誤り訂正方式に対しては、基本的には前記した通りであるが、そのベースとなる問題は、
    ランダム誤り訂正能力とバースト誤り訂正能力の目標値をどの程度とするかにある。 これらの決定には記録媒体の記録方式や取り扱いからくるディフェクト発生等を考慮して決定しなくてはならない。 【0010】記録/再生方式に関しては、光ディスク系では記録波長や光学系特性から来る記録/再生用ビームスポットサイズから決められる記録密度が誤り訂正方式決定に大きな要因を持つ。 特に、バースト誤りの訂正能力決定では、取り扱いなどから発生する傷等のディフェクト長は経験から求められるが、誤り訂正能力は物理的なディフェクト長に線記録密度を乗じたものが情報データのバーストエラー長となり、記録密度向上により合わせて訂正能力を上げる必要がでてくる。 記録密度に関して、再生系を例に記述すると下記のようになる。 【0011】光源波長をλ、対物レンズの開口をNAとすると、レーザ光のスポットサイズの半径Rは、次の式(1)のように表される。 【0012】 R=0.32λ/NA (1) この式(1)に表すように、レーザ光のスポットサイズの半径を小さくする為には、波長λを短くするか、または対物レンズの開口率NAを大きくすれば良い。 【0013】さて、DVDにおいては、採用されている波長は650nm、NAは0.6である。 誤り訂正方式としては、リードソロモン積符号で、(M×N)=(1
    92×172)バイトの情報データブロックに対して、
    夫々PI=10バイト、PO=16バイトとする、 行側内符号 RS(182,172,11) 列側外符号 RS(208,192,17) が採用されている。 ここでは、PI系列で誤り訂正を行い、訂正不能行にエラーマークフラグをつけ、PO系列でエラーマークをエラーポジションとして扱い、エラーパターンのみを演算抽出する「消失訂正」方式を用いれば、最大16行のバーストエラーが訂正できる。 【0014】DVDでは、記録密度はデータビット長=
    0.267nmであるから、 0.000267×8×182×16=6.2mm 約6mmのバーストエラー訂正能力があると言える。 【0015】しかしながら、次世代DVDとして更なる高密度化による大容量光ディスクの検討が始まっている。 現行のDVD以上に大容量化の為には記録密度を上げなくてはならない。 最近のこれらの要求に答えるべく記録密度向上のためには、レーザスポットサイズを小さくするために、式(1)で示したように、波長λを短くするか、開口率NAを大きくすることが必要になる。 最近各社が研究している方式は、波長λ=405nm、開口率NA=0.85を採用する検討がなされている。 このような方式を用いれば、現行のDVDの5倍以上の高密度化が可能になり、ディスク1枚にHi−visio
    n等の高精細映像が2時間以上記録可能となる。 【0016】しかしながら、開口率NAを大きくすると、収差が大きくなり、信号の記録再生が困難になる。
    その解決方法の一つとして、ディスク基盤を薄くして収差を少なくする方法が知られている。 【0017】DVDもコンパクトディスク(CD)で使われていた1.2mm厚の基盤を、0.6mmにすることで、収差問題対策が行われた。 次世代では0.1mm
    程度の薄カバー方式が検討されている。 【0018】ところが、基盤厚を薄くすると、収差が少なくなる反面、従来問題が少なかったディスク基盤表面の小さなほこりや傷によってデータエラーを大きくなってしまうと言う問題が生じる事になる。 【0019】このような方式での高密度化に於いては、
    従来の誤り訂正方式を導入すると、従来と同様なディフェクト対応能力を持たせる事が出来ない。 一例として、
    バーストエラー訂正能力では、DVD並みの能力を持たせる為には、訂正能力を2〜3倍向上させる必要がある。 【0020】更に、前記で記述したように誤り訂正符号長は、シンボル長=8ビット系の処理システムを用いる限り、255バイトが最大であり、DVD規格がPO系列208バイトである事から、バーストエラー対応能力は限界に近く、僅かにしか向上は見込めない。 【0021】訂正を能力向上させる為には、訂正符号を大きくすれば良いが、データ利用率が悪化する。 そこで、従来はインターリーブ技術を使って、バーストエラー訂正能力向上が考えられてきた。 【0022】DVDの誤り訂正方式をベースに、従来考えられてきた能力向上方式を説明する。 【0023】図9は、DVDで採用されているデータセクタ構造を示す。 172バイト×12行が1データセクタとされる。 1行目のみ最初に4バイトのIDと、2バイトのIED、6バイトのCPR−MAIが設けられ、
    残りの160バイトがメインデータである。 2行目からは172バイト全てがメインデータである。 最終行は1
    68バイトのメインデータの後ろに4バイトのEDCが設けられる。 【0024】図10に示すように、16個のデータセクタを集合させて、1個の誤り訂正(ECC)データブロックを構成する。 1個の誤り訂正データブロックは17
    2バイト×192行のデータブロックを含む。 192行の各列に対して、16行の誤り訂正外符号POを生成し、次に外符号PO行も含めた208行の各行に対して、10バイトの誤り訂正内符号PIを生成し、(17
    2+10)バイト×(192+16)行の誤り訂正ブロックが構築される。 【0025】ここで、16行の誤り訂正ブロック(外符号PO)は実際には、図11に示すように12行で構成される各セクタに分散配置することによる行インターリーブ処理を行い、12行(データブロック)+1行(外符号PO)からなる16組の記録セクタ0〜15が構成される。 図11は、PO符号行がインターリーブ処理された後の誤り訂正データブロックを示す。 【0026】DVD方式に用いられているような積符号ブロックで訂正能力向上には、ランダムエラー訂正能力は差異は無いが、バーストエラー訂正能力向上は、インターリーブ処理の導入で可能である。 【0027】図12は、従来考えられてきたバーストエラー訂正能力の向上のための一方式である。 すなわち、
    訂正符号が付加された図11に示すECCブロックAとBとの間にて、インターリーブ処理による行の入れ替えを行う。 図12では、ECCブロックAの偶数行とEC
    CブロックBの奇数行で、新記録ECCブロックA´を構成し、ECCブロックAの奇数行とECCブロックB
    の偶数行で新記録ECCブロックB´を構成する。 このようにすると、訂正処理から見た誤り訂正符号は、2倍の距離に分散された事になり、結果として2倍長のバーストエラーに対しても訂正可能な能力を有する事になる。 【0028】上記のような積符号を使わない方法として、最近LDC(Long−Distance err
    or correction)Codeを用いた方式が提案されている。 ハードディスクドライブやMOディスクドライブに用いられているLDCコード方式は、列方向のみに誤り訂正符号を生成付加するもので、行方向の訂正符号を用いない為、列方向訂正符号を大きく出来る。 【0029】しかしながら、従来のLDCコードによる訂正方式は、積符号で利用されるエラーマークフラグを用いた消失訂正技術が利用できない。 すなわち積符号方式では、行方向の誤り訂正処理で訂正不能であった行は、エラーマークをつけておき、列方向の誤り訂正処理において、エラーポジション情報を前記エラーマークで代用することで、訂正処理における演算抽出をエラーパターンのみに出来、結果として訂正能力を向上できるものである。 【0030】近年、このような積符号で利用されている消失訂正技術をLDCコード方式でも利用する技術開発がなされている。 一例が”Error Modeling and Perform
    anceAnalysis of Error-Correcting Codes for the Dig
    ital Video Recording System”, Kouhei Yamamoto et
    al., SPIE学会誌第3864号第339頁〜第34
    1号に記載されている。 【0031】この文献は、オープンメディア及びリムーバルメディアである光ディスク系の持つショートバーストエラーに対する能力向上を目指したECCブロック構造を提案する。 このブロック構造は、図13に示すように、データストリーム(データの流れ)方向、すなわち行方向には誤り訂正符号は設けず、列方向にのみ誤り訂正符号を付加したLDCコード方式である。 行方向に誤り訂正符号を設けない代わりに、行方向に一定単位(n
    バイト)毎に制御コードと誤り訂正符号からなるショートバーストエラー検出のためのバーストエラー検出コード(BEC)シンボルを挿入する。 BECシンボルがエラーであれば、周囲のデータシンボルはエラーと見なして、積符号での消失訂正に用いるエラーマークフラグのような機能を持たせる事で、訂正能力を向上させる。 【0032】8nバイト×M行の情報データは、行方向にPバイトの誤り訂正符号が生成付加される。 例えば、
    各列の訂正方式は、リードソロモン符号RS[M+P、
    M、P+1]が用いられる。 訂正符号が付加された(8
    n)バイト×(M+P)行の訂正ブロックは、行方向に8等分され、最初と4ブロック目と5ブロック目の間を除き、他のブロック境界に計6個のBECシンボルを挿入する。 BECシンボルは、図14に示すように、制御情報(Sバイト)とパリティー符号(Qバイト(S+Q
    =k−1))の符号長で構成される信号である。 【0033】BECシンボル以外にも、最初と4ブロック目と5ブロック目に更に同期信号(SYNC)を挿入して、BECシンボルとSYNCシンボルの検出結果から、そこに挟まれたデータの信頼性を予測して、LDC
    での誤り訂正処理を行う。 【0034】このような技術を用いると、ショートバーストエラーの多い光ディスクではエラー状況を検出して、更なる性能向上を得られる可能性がある。 【0035】 【発明が解決しようとする課題】光ディスクなどのバーストエラーは埃や傷等のディフェクトによって発生するが、データ読み出しでの再生処理では、ディスクから読み出された信号は「リードチャネル」部にある読み出すクロック生成回路と、そこで作られた読み出しクロックでデータを読み出す回路に供給される。 現在の記録再生方式はセルフクロック方式になっており、リードチャネル部の読み出しクロック生成回路がチャネル同期状態を一旦外れると、再同期化され、正しいチャネルデータが読み出されても、同期外れ→同期化処理で1〜数チャネルビット程度のビットシフトが発生してしまう。 ビットシフトが発生すると、1シンボル=nチャネルビットとした場合のシンボル分割点が変化してしまい、復調部では正しいデータシンボルに復調されない(同期ズレ)事になる。 このような同期ズレによって起こるデータエラーは次に来る同期信号でエラー連鎖を防止しているが、
    データ構造による効率向上では、同期信号距離間が長くなっており、エラーが増大している。 上記ビットシフトは、読み出しクロックの同期外れ→同期化等で発生するチャネルビットクロックの増減によるシンボル分割点のチャネルビットシフトのことであるが、このようなビットシフトは、オープンメディアの光ディスクでは傷などによって多く発生し、データ構造効率化を目指した、同期信号期間の長い符号長ではエラー伝播が長くなり問題があった。 【0036】尚、上記ビットシフトは、ディフェクトによるチャネルビットデータの読み出しクロックがディフェクトの期間で増減する事により、シンボル分割点がシフトする事を示しているが、この他に読み出し信号の波形歪現象などで一部の領域が前後にシフトする現象もあり、このような現象も本発明ではビットシフトと呼ぶ。 【0037】このように積符号で利用されている消失訂正技術を利用する従来のLDCコード方式による訂正方式はビットシフトにより正しいデータシンボルに復調されない(同期ズレ)事がある。 【0038】本発明は、記録密度を向上した記録媒体へのデータ記録再生に関わり、ディフェクト等に対する誤り訂正能力を向上させる為、ディフェクト等で発生するビットストリームシフト対策を目的とする。 【0039】また、本発明の他の目的は、所定のシンボルサイズで、かつ大きな誤り訂正ブロックを採用する記録再生において、ショートバーストエラー検出符号の確認処理を行う事で、ビットシフト現象で発生するエラー伝播を少なくする事である。 【0040】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決し目的を達成するために、本発明は以下に示す手段を用いている。 【0041】(1)本発明の信号再生方法及び装置は、
    M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にPシンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+(L−
    1)個のシンボルデータが順次変調されて記録されている記録媒体(但し、J、K、L、M、Nは整数)の信号再生方法及び装置において、同期信号間距離を検出し、
    同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、シンボル分割点を変更して再復調してデータシンボルを生成し、データシンボルの誤り訂正処理を行うものである。 【0042】この方法及び装置によれば、特定の方式で変調された信号が伝送或いは記録媒体から読み出され再生する場合、同期信号の検出状態でチャネルビットをシンボルデータに復調する場合の分割点を変更することで、チャネルビットデータが正しく読み出されていれば、従来エラーになっていたシンボルデータを正しいシンボルデータで読み出す事が出来る。 【0043】(2)本発明の他の信号再生方法及び装置は、M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にPシンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+
    (L−1)個のシンボルデータが順次変調されて記録されている記録媒体(但し、J、K、L、M、Nは整数)
    の信号再生方法及び装置において、同期信号間距離を検出し、同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、同期信号の前のフレームに挿入されたバーストエラー検出シンボルの誤り有無を検出し、バーストエラー検出シンボルが誤っていると検出されたら、データシンボル分割点を変更して再復調してデータシンボルを生成し、データシンボルの誤り訂正処理を行うものである。 【0044】本発明の他の方法及び装置によれば、ショートバースト検出符号の訂正処理結果を併用して、ビットシフト対策を行う事で、チャネルビットクロックのシフト現象発生範囲も指定できる。 【0045】(3)本発明の別の信号再生方法及び装置は、M行×N列で構成される(M×N)データシンボルの情報データブロックに対して、列方向にPシンボルの誤り訂正符号が付加され、((M+P)×N)シンボルの誤り訂正情報ブロックが構成され、各行がKフレームで構成され、各フレームはL分割され、分割場所にバーストエラー検出シンボルが挿入され、バーストエラー検出シンボルは、列方向に(M+P)/Jシンボルで誤り訂正符号系列を形成し、各フレームの先頭には同期信号が付加され、各フレームの同期信号及び(N/2)+
    (L−1)個のシンボルデータが順次変調されて記録されている記録媒体(但し、J、K、L、M、Nは整数)
    の信号再生方法及び装置において、同期信号間距離を検出し、同期信号間距離が所定の距離からずれている場合、同期信号の前のフレームに挿入されたバーストエラー検出シンボルの誤り訂正の有無を検出し、バーストエラー検出シンボルが誤っていると検出されたら、そのフレームのデータを再変調し、検出した同期信号間距離だけシフトした位置にデータシンボル分割点を移動して変調データを復調しデータシンボルを得て、前記バーストエラー検出シンボルの誤り訂正されたデータと、シンボル分割点を移動して復調したバーストエラー検出シンボルが等しい場合、移動したシンボル分割点で復調したデータシンボルを選択するものである。 【0046】本発明の別の方法及び装置によれば、ショートバーストエラー検出符号の誤り訂正結果とシンボル分割点を変更した場合で得られるショートバーストエラー検出符号を比較する処理工程を導入することで、ビットシフト現象の発生の有無の信頼性が大幅に向上できる。 【0047】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明による信号再生方法及び装置の実施形態を説明する。 【0048】第1実施形態図1は本発明の第1実施形態に係る信号再生装置としてのDVDディスクドライブの基本的な構成を示す図である。 図1を参照してディスクに書き込まれたデータを読み出す工程を説明する。 【0049】記録媒体である光ディスク10から光ピックアップヘッド12にて読み出された信号は、プリアンプ14で増幅や波形等価処理等が行われ、リードチャネル部16に送られる。 ここでは、送り込まれた信号の周波数成分と位相成分を抽出して、内蔵のPLL(Pha
    se Locked Loop)回路でチャネルビットデータ読み出しのチャネルビットクロック(PLCK)
    が生成される。 このクロックPLCKによって同期信号が検出され、続いて送られてくる信号からチャネルビットデータが読み出される。 読み出されたチャネルビットデータは復調部18でシンボルデータに復調され、セクタ同期やエラー訂正ブロック同期が取られ、バッファメモリ20の指定場所に一旦記録される。 【0050】バッファメモリ20に記憶されたデータがエラー訂正ブロック単位で記憶されると、誤り訂正部2
    2は順次記憶されたデータを読み出し、誤り訂正処理を実行する。 この処理で、バッファメモリ20内のデータは誤り訂正処理が行われ、外部からのデータ要求指示でインターフェース(I/F)部24を通して、外部に送り出される。 これがドライブの再生処理の工程である。 【0051】光ディスク10のモータ26を制御するサーボ回路28、誤り訂正部22、I/F部24にはマイコンバス32を介して制御マイコン30が接続される。 【0052】さてこのような処理工程の中で、誤り訂正方式に積符号を用いず、LDCコードを採用し、訂正能力を向上させる為、BECシンボルを付加した訂正処理によるビットシフト補償技術を説明する。 【0053】図2は本実施形態におけるBECシンボルが挿入されたECCブロックを示す。 図2では、一行に6列のBECが挿入され、BEC一列には2組の(一列のBEC列、例えば最初のBEC列は「B00〜B0
    k」と「B60〜B6k」の2組のBEC系列がある)
    BECシンボルが1行置きに一列に配置された例である。 実際は2組とは限らず、複数組のBECシンボルが順に配置されていてもよい。 あるいは、4組が一列に配置され、BECシンボル列は6列あるため、全体で24
    組のBECシンボルが挿入されていてもよい。 図2は全体で12組のBEC系列がある。 【0054】尚、主情報データはMバイトの情報にPバイトのパリティーが生成付加されているが、BECシンボルは符号長が(M+P)/Jで、BECの訂正符号がPシンボルであれば、主情報のパリティー数と同じ為、
    BECのデータ長は((M+P)/J)−Pとなり、データ長に対してパリティー長の比率が大きくなる為、主情報データに対して誤り訂正能力は強力になっている。
    BECシンボルが付加されると、次に、伝送または記録されるとき、情報及びBECシンボルは変調されるが、
    合わせて先頭と上記分割の4ブロックと5ブロック目の間には同期信号SYNCが付加される。 この同期信号S
    YNCの付加も含めた構成が図2で示している。 【0055】このような構成で情報データ及びBECシンボルは変調され、伝送または記録されるが、記録または伝送された信号を再生する場合、傷やその他のディフェクトによって発生する信号欠陥がある。 この信号欠陥は単にデータを破壊するだけで無く、データ読み出しを行う読み出しクロック生成のPLL回路を乱す事がある。 PLLの乱調で、チャネルビット同期外れが発生し、正しい信号によって再同期が行われても、1〜2クロック程度のクロック増減は発生する場合が非常に多い。 このような動作は、信号処理系から見れば同期信号間の距離が増減したような動作となり、チャネルビットデータをシンボルデータに復調する為のチャネルビット分割点が誤ってしまう結果となる。 このようなビットシフト現象が発生すると、次の同期信号でチャネルビット同期が再同期されるまで、全てのシンボルデータはエラーとなる。 【0056】図3は信号欠陥によってビットシフトが発生する関係を示している。 ここでは、同期信号(SYN
    C)間で欠陥が発生し、読出しが同期外れ、ビットシフトが発生する。 【0057】図4はビットシフトによって発生する各信号の関係を示すタイミングチャートである。 一般に、再生装置での同期信号検出回路は、情報領域にも傷などで偽同期信号パターンが発生する事が考えられる事から、
    前に検出された同期信号によって同期信号検出ウインド回路は動作させ、実際はチャネルビットクロックをカウントし、次の同期信号が発生するタイミングをセンターにして前後に幅を持たせて検出ウインドを発生させ、その中で同期信号が検出されたら正しい同期信号として認識する。 【0058】図4においては、再生信号に対して検出された同期信号を「SYNC検出信号」、前の同期信号から規定のSYNC間距離のジャストポイントに発生させる信号を「SYNC間検出TP」、SYNC検出ウインドを「SYNC検出WD」と表示している。 【0059】図3のようなSYNC間欠陥によってPL
    Lが欠陥領域で2クロック不足で出力してしまった「2
    cbシフト例」の場合、図4に示すように再生信号に対して、「SYNC間距離TP」は2チャネルビット遅れたポイントで発生する。 【0060】シンクパターンの最後の変化ポイントを読み出した場合、「SYNC検出信号」を発生させ、1フレーム前の「SYNC検出信号」から距離を測定して「SYNC間距離TP」信号を発生させるとした場合、
    TP信号の中で「SYNC検出信号」の立ち上がりエッジが発生すれば、正しい距離でSYNCが発生したことになる。 図4の2CBシフトの場合は、TP信号に対して2CB前で「SYNC検出信号」のエッジが発生しており、前側に2CBシフトしている事が判明する。 実際は、前側にシフトしている場合は、SYNC検出信号のエッジからTPまでの距離を測定してシフト量が判明し、後側にシフトしている場合は、TPからSYNCまでの距離を測定してシフト量を検出する。 結果として、
    再生信号から検出された「SYNC検出信号」は「SY
    NC間距離TP」より2チャネルビット前に検出される。 【0061】再生動作では、ここで検出される同期信号前の情報データは、「SYNC間距離TP」を基準として(実際は前に検出された同期信号が基準)シンボル分割され復調器で復調される為、1チャネルでもビットシフトが発生すると、チャネルビットデータは正しく読み出されても、シンボルデータは全てエラーとなる。 【0062】このようなビットシフト現象は何処から始まりどの程度シフトしたかが検出できれば、シンボル分割点を変更して、シフトエラーを防止できる。 シフト現象は欠陥によって必ず発生するものではない為、従来ではその検出は困難であった。 本実施形態では図2のようなBECシンボル信号を用いて、シフト量の検出確認を行い、ショートバーストエラーを補償する。 【0063】図5はBECシンボルを付加した誤り訂正方式を導入した信号再生装置の第1実施形態のブロック図である。 【0064】記録媒体である光ディスク40から光ピックアップヘッド42にて読み出された信号は、図示しないプリアンプで増幅や波形等価処理等が行われ、リードチャネル部44に送られる。 ここでは、送り込まれた信号の周波数成分と位相成分を抽出して、PLL(Pha
    se Locked Loop)回路等からなる同期検出分離回路46でチャネルビットデータ読み出しのチャネルビットクロック(PLCK)が生成される。 このクロックPLCKによって同期信号が検出され、続いて送られてくる信号からチャネルビットデータが読み出される。 読み出されたチャネルビットデータから同期信号が検出され、シンボル分割点が決められると、復調部48
    でシンボルデータに復調され、セクタ同期やエラー訂正ブロック同期が取られ、データ記憶部50の指定場所に一旦記録される。 この時、同期信号検出状況もデータ記憶部50に記憶される。 【0065】データ記憶部50に誤り訂正ブロック全データが記憶されたら、先ずBEC訂正・検出部52でB
    ECシンボルの誤り訂正処理を行う。 エラーフラグコントロール部54は、同期信号検出状況とBECシンボル訂正処理結果から、情報データの信頼性を示すフラグを生成する。 一般的には、同期信号やBECシンボル符号が共に正しく検出されなかった(情報データの信頼性が無い)場合は、同期信号がチャネルビットシフトが発生し情報データは誤っていると判断して、再変調・再分割部62で対象BECシンボル符号周辺を再変調、再復調してシフト状態を調べ、その結果に応じて、同期信号とBECシンボル符号の間の情報データを再変調してシンボル分割点を変更する。 再復調部64は変更後のシンボル分割点に応じてデータ記憶部50のデータを変更し、
    誤り訂正復号化部56で処理される。 誤り訂正処理された信号は、スクランブルされたデータであればデスクランブル部58でデスクランブル処理等が施され、データ出力コントロール回路60を通して出力される。 情報データの信頼性が有る場合は、そのまま誤り訂正復号化部56で処理される。 【0066】次に、図5の再生装置の動作を説明する。 【0067】図6に本実施形態の処理工程のデータ関係を示す。 図6における変調方式はRLL(17)符号を用いた場合について示した一例である。 【0068】記録される情報シンボルデータ(ヘキサ表示)は、シンボルデータのビット配列で連結し、RLL
    (17)符号の規則によってチャネルビットに変換される。 チャネルビットストリームは、NRZI変調で記録ドライバによって記録媒体に記録される。 NRZIはチャネルビット信号の1の位置で極性反転を行う変調方式である。 これによって記録信号の“1”もしくは“0”
    の連続距離は、最小で2チャネルビット、最大で8チャネルビットに制限される。 このようにして記録媒体に記録された信号を再生する場合において、図3での2チャネルビットシフト現象が発生してシンボル分割点が2チャネルビットシフトして再生されると、図4の再生データ関係となる。 【0069】本実施形態では、同期信号検出で2チャネルビットシフトしている事が検出されたら、データ記憶部50にその情報を記憶しておき、シンボル分割点を修正して復調する。 【0070】図7は再生処理のフローチャートである。
    先ず、ステップS12で光ディスク40から光ピックアップヘッド42にて読み出された信号は同期検出分離回路46でチャネルビットデータ読み出しのチャネルビットクロック(PLCK)が生成され、このクロックPL
    CKによって同期信号が検出される。 このとき、ビットシフトも検出される。 ステップS14で、同期信号に基づいてシンボル分割点が決められ、復調部48でシンボルデータに復調される。 復調時には、セクタ同期やエラー訂正ブロック同期も取られ、データ記憶部50の指定場所に一旦記録される。 【0071】ステップS16で、エラーフラグ生成部5
    4により同期信号検出状況からビットシフトの有無を判断し、ビットシフトが有る場合は、ステップS18で情報データの信頼性を示すシフトフラグをセットするとともに、ビットシフト量を記録する。 【0072】データ記憶部50に誤り訂正ブロック全データが記憶されたら、ステップS20で、BEC訂正・
    検出部52によりBECシンボルの誤り訂正処理を行う。 図6の例では、BECシンボル“93”が誤り訂正により、“58”に訂正されたとする。 一般的には、同期信号とBECシンボル及びBECシンボル符号間の情報は、同期信号やBECシンボル符号が共に正しく検出されなかった場合は、情報データは誤っていると判断して、誤り訂正復号化部56で処理される。 ステップS2
    2でBECシンボルの訂正有りを示すフラグをセットするとともに、訂正後のBECシンボル“58”を記録する。 【0073】情報データの誤り訂正処理を行う為、データ記憶部50から情報データを読み出し、ステップS2
    4で対象の情報データの前のBECシンボルの訂正の有無を調べる。 対象のBECシンボルが訂正されたものであれば、その周囲のシンボルデータは正しくない可能性が高いので、ステップS26で復調シンボルデータ配列を再変調して、チャネルビットを得る。 ステップS28
    で再変調チャネルビットの中に訂正後のBECシンボル“58”が含まれているか否か判定される。 具体的には、ステップS18で記録されたビットシフト量だけシンボル分割点をずらして、シンボル“58”と一致するパターンがあるか否か判定する。 一致するパターンが無い場合は、さらにシンボル分割点をずらして見る。 訂正後のBECシンボル“58”が再変調チャネルビットの中に含まれている場合は、ステップS30で、そのシンボル“58”に対応するシンボル分割点に基づいてチャネルビットを再分割し、再復調する。 この再復調の結果、記録したシンボルと同じシンボルが復調される。 【0074】以上説明したように、本実施形態によれば、チャネルビット同期外れ(ビットシフト現象)が発生し、チャネルビットデータをシンボルデータに復調する為のチャネルビット分割点が誤ってしまっても、ビットシフト現象が何処から始まりどの程度シフトしたかを検出することにより、シンボル分割点を変更して、最復調することによりショートバーストエラーを補償することができる。 そのため、列方向のみに誤り訂正符号を生成付加し、行方向の訂正符号を用いない為、列方向訂正符号を大きく出来るLDCコード方式(積符号で利用されるエラーマークフラグを用いた消失訂正技術が利用できないものでも)において、ショートバーストエラーを補償することができる。 なお、最近では、データ構造の効率を上げる為、同期信号距離を長く取っており、ディフェクト等によるチャネルビットクロックのシフト現象は大きな問題になっているので、本実施形態は効果が大きい。 【0075】さらに、バーストエラー検出シンボルが誤っている場合、バーストエラー検出シンボルを誤り訂正処理したデータと、フレーム内データシンボルを再変調して生成したチャネルビット列の分割点を変更して再復調したデータが上記誤り訂正したバーストエラー検出シンボルデータと等しい分割点を、それ以降のデータシンボルの分割点とすることにより、ショートバーストエラー符号間のシフト量検出を正しくする事が出来る。 【0076】また、バーストエラー検出シンボルがフレーム内に複数箇所挿入されており、データシンボルが再変調され、分割点を変更して再復調する時、各バーストエラー検出シンボルの正しい分割点ズレ量が検出されたら、そのズレ量に基づいてデータシンボル復調の変更分割点を決定することにより、前後のショートバーストエラー検出符号の検出状態で、シフト量の設定を導き出す事が可能になる。 【0077】また、バーストエラー検出シンボルがフレーム内に複数箇所挿入されており、同期信号検出距離がずれて検出された時、先ず当該同期信号の前のフレームにおける当該同期信号に最も近いバーストエラー検出シンボルの誤り検出訂正結果を調べ、次にその前のバーストエラー検出シンボルの誤り検出訂正結果を調べ、当該同期信号の前の同期信号まで順次検出訂正結果を調べ、
    データシンボルの再分割点を調整することにより、同期信号の検出ポイントがシフトしていた場合、ショートバーストエラー検出の処理は同期信号に近い側から前の信号にさかのぼって処理することで、シフトが複数箇所ある場合も検出が可能になる。 【0078】また、上記同期信号の検出タイミングにズレが検出された時、バーストエラー検出用シンボルの状態によって、データシンボルをチャネルビット信号に戻してシンボル分割点を変更して再復調し、変更したデータシンボルはエラーとしてフラグをたて、データシンボルの誤り訂正処理を行うことにより、シンボル分割点を変更した場合も、情報データはエラーであることのフラグをつけることで、誤訂正を防止することができる。 【0079】以下、本発明による信号再生方法及び装置の他の実施形態を説明する。 他の実施形態の説明において第1の実施形態と同一部分は同一参照数字を付してその詳細な説明は省略する。 【0080】第2実施形態図8は第2実施形態の信号再生装置のブロック図である。 第1実施形態では、図5に示すように、再生処理工程では、チャンネルビットデータが読み出され、同期信号検出によって、シンボル分割点が設定され、復調回路48でシンボルデータが復調、復調されたシンボルデータはデータ記憶部50に記憶された後、誤り訂正ブロックのデータが記憶されたら、データ記憶部50から読み出されて、誤り訂正処理がなされる。 この工程で再変調・再復調が含まれるが、再変調の工程を削除するのが第2実施形態である。 すなわち、チャネルビットデータは復調しないまま、データ記憶部50に記憶し、誤り訂正処理を行う時に、データ記憶部50からチャネルビットデータを読み出し、その場でシンボルデータに復調して訂正処理を行う。 ビットシフトが検出された場合は、再分割部62により変更したシンボル分割点を復調部48
    へ指示する。 この構成では再変調は必要無いが、変調方式がRLL方式では、データ記憶部50は第1実施形態に比べて余分に必要となる。 変調方式2/3RLL
    (1,7)では1.5倍、DVD規格で用いている8/
    16RLL(2,10)では2倍の容量が必要になる。
    また、この方式では、データ記憶部50に記憶されたチャネルビットを読み出して復調してから誤り訂正を行う必要があるため、先ず最初にBEC符号の誤り訂正処理では、変調方式が2/3RLL(1、7)では、復調は隣のシンボル信号と連結している可能性があり、前後3
    シンボル分のチャネルビットデータを読み出さないと、
    BEC符号の復調が出来ない事が発生する。 しかしながら、同期信号の検出状態とBEC符号の誤り訂正の有無の状態からチャンネルビットクロックによるビットシフト現象から、読み出しデータを補償する為の技術を提供する事であり、データ記憶部50の処理と復調部48の処理に違いはない。 【0081】以上説明したように本発明によれば、積符号を用いずLDC方式を用いる事により、全体のデータ量に対するパリティー量の冗長率は上げずに、所定のシンボルサイズで、かつ大きな誤り訂正ブロックを採用する高密度記録媒体からのデータ再生において、ショートバーストエラー検出符号の確認処理を行う事で、ビットシフト現象で発生するエラー伝播を少なくする事ができる。 【0082】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記録密度を向上した記録媒体へのデータ記録再生に関わり、所定のシンボルサイズで、かつ大きな誤り訂正ブロックを採用する記録再生において、ショートバーストエラー検出符号の確認処理を行う事で、ビットシフト現象で発生するエラー伝播を少なくし、ディフェクト等に対する誤り訂正能力を向上させることができる。

    【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による信号再生装置の適用されるDVD
    ドライブの構成を示すブロック図。 【図2】本発明の一実施形態のECCブロックにおけるBECの配置例を示す図。 【図3】ビットシフト発生要因を説明するための図。 【図4】ビットシフト検出タイミングを示す図。 【図5】本発明による信号再生装置の第1実施形態の構成を示すブロック図。 【図6】第1実施形態のデータ変換工程を示す図。 【図7】第1実施形態の再生動作を示すフローチャート。 【図8】本発明による信号再生装置の第2実施形態の構成を示すブロック図。 【図9】従来のDVDにおけるデータセクタの構成例を示す図。 【図10】従来のDVDにおけるECCブロックの構成例を示す図。 【図11】従来のDVDにおける行インターリーブ後のECCブロックの構成例を示す図。 【図12】異なるECCブロック間のインターリーブ例を示す図。 【図13】従来の列方向にのみ誤り訂正符号を付加したLDCコード方式のECCブロックの構成例を示す図。 【図14】図13のBECシンボルの構成を示す図。 【符号の説明】 40…光ディスク46…同期検出分離部48…復調部50…データ記憶部52…BEC訂正・検出部54…エラーコントロール部56…誤り訂正復号化部58…デスクランブル部60…データ出力コントロール部62…再変調/再分割部64…再復調部

    ───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl. 7識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 G11B 20/18 572F H03M 13/29 H03M 13/29

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