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Diluting and supplying device of liquid manure original

阅读:848发布:2022-10-28

专利汇可以提供Diluting and supplying device of liquid manure original专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a diluting and supplying device of a liquid manure original preventing the defective growth of a crop due too excessive manuring in culture in hydroponics and compensating the shortage quantity of manure when a manuring quantity is short.
SOLUTION: This device is provided with a function for measuring a manuring quantity after starting irrigation in a period until completing an irrigating period and for comparing the manuring quantity and a set manuring quantity previously stored in the device with each other to continue the supply of the liquid manure diluted liquid as long as the manuring quantity is smaller than the set manuring quantity and to stop the supply of the liquid manure diluted liquid when the manuring quantity amounts to the set manuring quantity. In addition, the device is added with a function manuring a shortage quantity at the next time when a passing time after starting irrigation exceeds a period stored in the device and the manured quantity in the period is smaller than a set manuring quantity in the period.
COPYRIGHT: (C)1998,JPO,下面是Diluting and supplying device of liquid manure original专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】 液体肥料原液送出手段、水送出手段および送出管からなる灌水部ならびに制御部からなり、施肥量測定手段を該灌水部、該灌水部の近傍または該制御部に有しており、それらの各部および手段は電気的信号伝達経路により結ばれてなり、該液体肥料原液送出手段により送出された液体肥料原液と該水送出手段により送出された水とが混合、希釈されて液体肥料希釈液となって培地に供給される液体肥料原液の希釈供給装置であって、灌水開始前に予め灌水期間と該灌水期間中に培地に供給すべき液体肥料原液の量すなわち設定施肥量を該制御部の入力手段に入力して、該灌水期間および該設定施肥量を該制御部の記憶手段に記憶させ、灌水開始直後より該制御部の時間監視手段は灌水開始後の経過時間を監視し、該灌水期間が満了するまでの間において、該液体肥料測定手段が灌水開始後の液体肥料原液の供給量すなわち施肥量を測定して、該制御部の演算手段が該施肥量と該設定施肥量とを比較し該施肥量が該設定施肥量未満である限り該液体肥料希釈液の供給を続け、該施肥量が該設定施肥量に達したときに該液体肥料希釈液の供給を自動的に停止する機能を有することを特徴とする、過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。
  • 【請求項2】 施肥量が設定施肥量に達しないうちに灌水期間が満了した場合、次回の灌水期間を直前の灌水期間と同一とし、次回の設定施肥量を直前の設定施肥量と直前の施肥量との差の量を直前の設定施肥量に追加した液体肥料原液量として、自動的に次の灌水を再開始する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。
  • 【請求項3】 施肥量が設定施肥量に達しないうちに灌水期間が満了した場合、直前の設定施肥量と直前の施肥量との差の量を表示手段に表示する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、養液栽培において、液体肥料原液を希釈して供給する装置に関する。

    【0002】

    【従来の技術】養液栽培においては、液体肥料原液をで適当な濃度に希釈して培地に供給することが行われている。 液体肥料原液を希釈して培地に供給する液体肥料原液の自動希釈供給装置については、例えば実公昭63
    −5770号公報や実公平1−33150号公報に示されたものが挙げられる。 これらの液体肥料原液の自動希釈供給装置は、定量ポンプを利用して一定量の液体肥料原液を一定量の水で希釈して、一定時間、培地に供給するものである。 したがって、これらの装置により一定時間に一定量の液体肥料原液を供給できることが上記の実用新案公報に示されている。

    【0003】また、養液栽培においては、一般に、灌水とは、水または液体肥料原液を水で希釈した液体肥料希釈液を培地に供給することをいうが、本明細書では、水のみを供給する場合を給水と呼び、液体肥料原液を水で希釈した液体肥料希釈液を供給する場合を灌水という。
    したがって、灌水では、水分と肥料分が同時に供給される。 また、本明細書ではそれぞれの場合に、培地に供給される水の量を給水量、灌水液(すなわち、液体肥料希釈液)の量を灌水量という。 また、本明細書では、培地に供給された液体肥料原液の量を施肥量という。 液体肥料原液をn倍に水で希釈して灌水する場合、施肥量と灌水量の関係は、次式(1)で表される。 n×(施肥量)=(灌水量)・・・式(1) 通常、nは固定された値である。 特に断らない限り、本明細書では、給水量、灌水量、施肥量は当該期間における累積値である。

    【0004】通常、給水または灌水一回当たりの量は培地の保水量により或る量(給水と灌水とで同じ量である)に決定されるので、或る期間における給水量は一回当たりの給水量と当該期間の給水回数の積に、また或る期間における灌水量は一回当たりの灌水量と当該期間の灌水回数の積となる。 養液栽培においては、通常、一日に数回の灌水がなされる。 ここで、灌水回数は、培地中の水分の蒸発の程度により変わりうる。 例えば、日照時間が長くかつ湿度の低い日は、培地からの水分の蒸発が多いので、水分を多く供給する必要があり、その日の灌水量は多くなる。 上述のように一回当たりの灌水量は一定量なので、その日の灌水回数は多くなる。 逆に、日照時間が短くかつ湿度の高い日は、灌水液の蒸発が少ないので、灌水回数は少なくなる。 つまり、一定期間の灌水回数は、天候により必ずしも一定ではなく、当該期間の灌水量も必ずしも一定ではない。 上記のように灌水液の肥料分の濃度は固定された値であるので、一定期間に培地に供給される灌水液中の肥料分の量(すなわち、施肥量)は、必ずしも一定ではない。

    【0005】培地に水を供給するという観点からは、上記の灌水方法でよいが、施肥の観点からは、上記の灌水方法では、必要以上に液体肥料原液が供給されてしまったり(過剰施肥)、必要なだけの液体肥料原液が供給されなかったりしてしまい具合が悪い。 そこで、通常は、
    培地の水分の蒸発に応じた水分の供給と、必要なだけの液体肥料原液の供給とのバランスを取り、数日ないし十数日単位で期間を定め、当該期間の施肥量が一定になるように施肥管理が行われている。 すなわち、当該期間の灌水量を一定にするために、各日の灌水回数の過不足を相殺し当該期間を通じて灌水回数を一定にすることが行われている。

    【0006】ところが、天候によっては、上記の施肥管理では調節しきれず、その期間内の灌水液の供給量を、
    期間途中から当初予定量よりも多くせざるを得ないときがある。 たとえば、晴れた日が続き、培地の水分の蒸発が多く、水分の供給を優先しなければならないときである。 その場合の施肥管理は、それまでは固定値であった灌水液の液体肥料原液濃度を下げることになる。 しかし、必ずしも正確に濃度を下げることができなかったり、あるいは下げ忘れる、という人為的なミスのため過剰施肥となり、栽培する作物が多すぎる肥料のため生育不良となることが間々あった。

    【0007】逆に、その期間内の灌水液の供給量を、期間途中から当初予定量よりも少なくせざるを得ないときがある。 その場合は、灌水液中の液体肥料原液濃度を上げること、あるいは次の施肥期間にその不足量が補われることが行われている。

    【0008】

    【発明が解決しようとする課題】本発明は、養液栽培において、過剰施肥による作物の生育不良を防ぐための過剰施肥防止機能を持つ液体肥料原液の希釈供給装置を提供することを目的とする。

    【0009】上記の過剰施肥防止とは、二つの場合に分けられる。 一つは施肥量の過不足がない場合であり、もう一つは施肥量が不足する場合である。 本発明では、過不足なく施肥できる過剰施肥防止機能を持つ液体肥料原液の希釈供給装置および施肥量が不足した場合、その不足量を補う機能を持つ液体肥料原液の希釈供給装置を提供することを目的とする。

    【0010】

    【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の状況に鑑み、過剰施肥による作物の生育不良を防ぐためには、施肥量そのものを管理し、期間内に必要な施肥量に達した場合、該期間終了まで給水のみ行い、灌水を行わないようにすることが必要と考えた。 また、期間内に必要な施肥量に達しないときは、過剰施肥の場合ほど深刻な生育不良が生じないことから、該期間の次の期間に不足分だけ供給すればよいと考え、以下に述べる過剰施肥防止装置機能を有する液体肥料原液の希釈供給装置の発明に至った。

    【0011】すなわち、本発明により、以下の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置が提供される。 1. 液体肥料原液送出手段、水送出手段および送出管からなる灌水部ならびに制御部からなり、施肥量測定手段を該灌水部、該灌水部の近傍または該制御部に有しており、それらの各部および手段は電気的信号伝達経路により結ばれてなり、該液体肥料原液送出手段により送出された液体肥料原液と該水送出手段により送出された水とが混合、希釈されて液体肥料希釈液となって培地に供給される液体肥料原液の希釈供給装置であって、灌水開始前に予め灌水期間と該灌水期間中に培地に供給すべき液体肥料原液の量すなわち設定施肥量を該制御部の入手段に主力して、該灌水期間および該設定施肥量を該制御部の記憶手段に記憶させ、灌水開始直後より該制御部の時間監視手段は灌水開始後の経過時間を監視し、該灌水期間が満了するまでの間において、該液体肥料測定手段が灌水開始後の液体肥料原液の供給量すなわち施肥量を測定して該制御部の演算手段が該施肥量と該設定施肥量とを比較し該施肥量が該設定施肥量未満である限り該液体肥料希釈液の供給を続け、該施肥量が該設定施肥量に達したときに、該制御部の命令手段が上記液体肥料原液送出手段に液体肥料原液の送出を停止する命令を伝達することにより、該液体肥料希釈液の供給を自動的に停止する機能を有することを特徴とする、過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。

    【0012】2. 施肥量が設定施肥量に達しないうちに灌水期間が満了した場合、次回の灌水期間を直前の灌水期間と同一とし、次回の設定施肥量を直前の設定施肥量と直前の施肥量との差の量を直前の設定施肥量に追加した液体肥料原液量として、自動的に次の灌水を再開始する機能を有することを特徴とする、上記1に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。 該装置は長期に亘って使用しても施肥不足が生じない。

    【0013】3. 施肥量が設定施肥量に達しないうちに灌水期間が満了した場合、直前の設定施肥量と直前の施肥量との差の量を表示手段に表示する機能を有することを特徴とする、上記1に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。 該装置は、長期に亘る灌水において、次回施肥量の決定に有効な情報を提供する。

    【0014】4. 施肥量の測定が液体肥料原液または液体肥料希釈液の体積の測定である上記1ないし3に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。 5. 灌水部の送出管が液体肥料原液送出管、水送出管および液体肥料希釈液送出管からなり、液体肥料原液送出管に設けられた流量計により、液体肥料原液の体積の測定を行う上記4に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。 6. 灌水部の送出管が液体肥料原液送出管、水送出管および液体肥料希釈液送出管からなり、液体肥料希釈液送出管に設けられた流量計により、液体肥料希釈液の体積の測定を行う上記4に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。 7. 液体肥料原液送出手段の一回の駆動で送出される液体肥料原液の体積を固定し、該送出が何回行われたかを計測して一回の送出量とその回数をかけて、送出した合計液体肥料原液の体積を求めることにより、液体肥料原液の体積の測定を行う上記4に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。 8. 高さが決まれば容積が求まる容器に液体肥料原液を保存しておき、液面の低下量を該容器の内部または外部に設けられたセンサにより測定し、該低下量に相当する容器内の液体肥料原液の体積を求めることにより、体積の測定を行う上記4に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。

    【0015】9. 施肥量の測定が液体肥料原液の重量の測定である上記1ないし3に記載の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置。

    【0016】

    【発明の実施の形態】本発明の液体肥料原液の希釈供給装置は、灌水部、制御部からなり、施肥量測定手段を該灌水部、該灌水部の近傍または該制御部に有している。
    各部および各手段間は電気的信号伝達経路により結ばれている。

    【0017】灌水部は、液体肥料原液送出手段、水送出手段、送出管からなる。 送出管はさらに、液体肥料原液送出管、水送出管および液体肥料希釈液送出管からなる。

    【0018】灌水部について、以下に図1を利用して説明する。 液体肥料原液送出手段1により送出された液体肥料原液6は送出管3a(液体肥料原液送出管)を通り、水送出手段2により図示されていない水源から送出されて送出管3b(水送出管)を通ってきた水と、それぞれの送出管が合流される合流地点7において混合、希釈される。 この希釈された液体肥料希釈液は、送出管3
    aと送出管3bとが合流した送出管3c(液体肥料希釈液送出管)を通り、図示されていない培地に供給される。 液体肥料原液の希釈率は、液体肥料原液送出手段1、水送出手段2のそれぞれの送出量を調節して決定できる。 また、水送出手段2のみを稼働させ、水のみ供給することももちろん可能である。

    【0019】液体肥料原液送出手段および水送出手段としては、例えばポンプが挙げられる。

    【0020】また、必要に応じて、送出管中に弁が適宜設置されてもよい。 設置の場合は、液体肥料原液送出手段1の下流であって上記合流地点7より上流である位置および水送出手段2の下流であって上記合流地点7より上流である位置にそれぞれ1つづ設置することが好ましい。

    【0021】次に施肥量測定手段について説明する。 施肥量の測定は、液体肥料原液の体積または重量を測定することにより、直接行うことができる。 また、液体肥料希釈液の体積を測定し、その測定値を該液体肥料希釈液の液体肥料原液濃度で割ることにより、施肥量を知ることができる。

    【0022】液体肥料原液の体積の測定について、以下に図1を利用して説明する。 液体肥料原液の体積の測定手段の一として、流量計が挙げられる。 液体肥料原液送出手段1の下流から合流地点7までの間に流量計8を設置し、供給された液体肥料原液の量を直接測定できる。
    また、合流地点7より培地側の送出管3cに流量計を設置した場合は、液体肥料希釈液の流量から上記のように施肥量を知ることができる。 この場合施肥量測定手段は、灌水部に設置されたことになる

    【0023】また、なお、既述のように灌水一回当たりの施肥量は固定された値であるので、灌水回数を計測することにより当該期間の施肥量を求めることも可能である。 例えば、液体肥料原液送出手段1として定量ポンプを用いた場合、一回の灌水で該定量ポンプが駆動する回数は予め決められている。 ここでその回数をk回とすると、或る灌水期間において、定量ポンプの駆動を開始するk回目の信号が制御部から出されるたびに、その回数すなわちそれが該灌水期間で何回目のk回目の信号であるかを制御部の記憶手段に記憶させ必要なときにそのデータを取り出すことにより、該期間で何回灌水されたか計測することができる。

    【0024】また、上記定量ポンプが一回の駆動動作で送出する送出液量は固定されているので、該送出が何回行われたかを計測して、一回の駆動で送出される液量とその駆動回数をかけて、送出した液体肥料原液の量(すなわち施肥量)を求めることも可能である。 送出の回数の測定は、ポンプの駆動操作の回数を機械的または電気的に制御部で監視すればよい。 例えば、駆動操作の開始時または終了時に電気的信号が制御部に伝達され、その回数が記憶手段に記憶されるようにすることで回数を数えることができる。 制御部の演算手段でこの回数に一回の送出液量をかけて送出した液体肥料原液の量を求めることが可能である。 この方法は、上記の灌水回数を計測することに比し、より精細に施肥量測定が可能な点で好ましい。

    【0025】上記の二つの場合、施肥量測定手段は灌水部の定量ポンプおよび制御部であるので、施肥量測定手段が、灌水部と制御部の双方に設置されたことになる。

    【0026】また、液体肥料原液の体積を測定する別の方法として、高さが決まれば容積が求まる容器に液体肥料原液を保存しておき、液面の低下量を測定し、該低下量に相当する容器内の液体肥料原液の体積を求める方法が挙げられる。 このときの容器は、例えば、n柱(n
    は自然数)、円筒や円錐台のような回転体である。 液面の低下量の測定は、例えば、水面を検出可能でありかつ鉛直方向に移動可能であるように設けられたセンサにより液面を検出し、液面検出までに該センサが移動した距離を求めることにより可能である。 この場合、施肥量測定手段は、灌水部の近傍に設置することになる。

    【0027】センサとしては、気相と液相の違いを検出できるものであればよく、例えば、温度、電気伝導度、
    光や音などの波を測定するものが挙げられる。 電気伝導度の測定のようにセンサを液体肥料原液と接触させて測定するものは、センサを容器内部に設ければよい。 図1
    で施肥量測定手段4の一部が液体肥料原液6に浸されたように示されているが、この部分が上記センサの設け方を示すものである。 また、光センサのように非接触測定が可能なものは、例えば、ガラス容器の外部および内部にセンサを対向するようにして設けることも可能である。 図1で施肥量測定手段4の一部が、液体肥料原液6
    の入った容器9の図でみて右側の外部と内部とを挟むように示されているが、この部分が上記のセンサの設け方を示すものである。

    【0028】センサの移動距離の測定には、センサを移動させるためのモーターの回転数やモーターを回転させるための電気パルス数を測定し、それぞれ1回あたりのセンサの移動距離をかけて求めることが挙げられる。

    【0029】次に、重量を測定する場合の施肥量測定手段としては、ロードセルや圧力センサが挙げられる。 図1で施肥量測定手段4は、その一部が、液体肥料原液6
    の入った容器9の下に示されているが、これが重量を測定する場合の施肥量測定手段4の設け方の例である。 施肥開始時の液体肥料原液重量から現在の液体肥料原液重量を引くことで現在の施肥量が求められる。 この場合、
    施肥量測定手段は、灌水部の近傍に設置することになる。

    【0030】上記の各過程で必要な演算は、施肥量測定手段に設けた計算機で行ってもよく、後述の制御部で行ってもよい。 施肥開始時からの累積の施肥量の計算についても同様である。

    【0031】制御部は、図1に示すように、入力手段5
    1、記憶手段52、表示手段53、時間監視手段54、
    演算手段55、命令手段56を有する。 制御部の例としては、コンピューターが挙げられる。

    【0032】本発明の液体肥料原液の希釈供給装置を用いた液体肥料原液の希釈供給作業および該装置の制御部のプログラムのフローの例を以下に説明する。

    【0033】灌水開始前に灌水期間、設定施肥量(当該灌水期間に培地に供給すべき液体肥料原液)が、入力手段51により入力され、記憶手段52により記憶される。 上記入力された灌水期間、設定施肥量は、表示手段53によって表示され、灌水期間内、作業者は随時これらの情報を確認することが可能である。

    【0034】灌水期間中、時間監視手段54により、灌水開始からの経過期間(以下単に経過期間ということがある)が監視され、経過期間が当初入力された灌水期間を越えない限り、以下のフローで灌水が行われる。

    【0035】命令手段56により、液体肥料原液送出手段1および水送出手段2それぞれに液体肥料原液、水を送出するようにまたは送出を停止する命令が電気的信号として伝達される。 この命令により、液体肥料原液と水が送出、停止され、灌水が開始または停止される。 前述のように、通常、灌水は一日に数回行われる。 すなわち、灌水期間中、実際に培地に灌水液が供給されることは断続的に行われ、通常の状態では、上記の送出信号、
    停止信号は一日に数回ずつ交互に伝達される。 灌水中、
    施肥量測定手段から施肥量が制御部に伝達される。 より詳細には、施肥量が制御部の演算手段55に伝達される。 この伝達は、一回の灌水ごとに行ってもよいが、より精度を上げるには、灌水中常時行うのが好ましい。

    【0036】演算手段55に伝達された施肥量は、演算手段55により、灌水中常時または一回の灌水ごとに設定施肥量と比較され、以下の場合に分けられ、それぞれの場合に、以下のステップに進む。 1−1)施肥量が設定施肥量未満である場合、灌水を続ける。 1−2)施肥量が設定施肥量に達した場合、液体肥料原液の送出を停止する命令を制御部の命令手段56から灌水部の液体肥料原液送出手段2に伝達する。 該液体肥料原液送出手段2はこの停止命令を受けると直ちに作動を停止する。 このときから、灌水開始時に記憶させた灌水期間が終了するまで、命令手段56から液体肥料原液送出手段2に液体肥料原液原液の送出を命令することを止めることで、液体肥料原液送出手段2は作動せず、給水のみ行われる。

    【0037】次に、施肥量が設定施肥量に達しないうちに灌水期間が満了した場合について、以下に説明する。
    時間監視手段54により、灌水開始からの経過期間が監視され、当初入力した灌水期間に達した時点で、演算手段55により灌水開始からの累積の施肥量と設定施肥量の差が計算される。 そして、演算手段55から記憶手段52、表示手段53および時間監視手段54にリセット信号が伝達される。 このまま、次の灌水の指示が作業者によって入力されるまで、命令手段56から液体肥料原液送出手段2に液体肥料原液の送出を命令することを止めることで、給水のみ行うようにしてもよいが、灌水期間を改めて自動的に灌水を再開始することが好ましい。
    このとき、記憶手段52に記憶される灌水期間は、直前の灌水期間と同一とし、設定施肥量は、直前の灌水での不足分(設定施肥量と施肥量の差)を直前の設定施肥量に加えた量とすればよい。 これにより、直前の灌水における施肥量の不足量を補った液体肥料原液の希釈供給が行える。

    【0038】また、自動的に灌水期間を改めて灌水を再開始するまでもなく、不足量を表示手段53で表示して、作業者がその分を勘案して次回の設定施肥量を決定できるようにしてもよい。

    【0039】上記の施肥量が演算手段55に伝達される場合、同時に表示手段53にも施肥量が伝達され、表示手段53によって表示されるのが好ましい。 この場合、
    灌水中刻々と変化する施肥量を表示し、灌水と灌水の間は直前の灌水の最終値を表示することにより、灌水期間内、作業者は随時この情報を確認することが可能である。

    【0040】

    【実施例】平成8年7月に、1,000m 2の砂栽培ハウスで、サラダ菜を30日間栽培した。 液体肥料原液は住友液肥2号(登録商標、住友化学社製)を用い、灌水期間を10日間、設定施肥量を10リットルとした。 制御部には、コンピューターを用いた。

    【0041】操作の手順を以下に示す。 まず、灌水期間(10日間)をコンピューターに入力し記憶させた。 次に、当該期間に供給すべき設定施肥量(10リットル)
    をコンピューターに入力し記憶させた。 次に、一回当たりの灌水時間(10分)、一回当たりに供給する液体肥原液の量(300cc)および水の量(500リットル)をコンピューターに入力し記憶させた。 上記の入力の後、本発明の液体肥料原液の希釈供給装置を作動させ、灌水を行った。

    【0042】各回の灌水で供給された液体肥料原液の量(施肥量)がコンピューターで累積される。 この累積の施肥量と設定施肥量との比較がコンピューターより行われ、以下の場合に分け、1−2)および2)の場合に灌水部の液体肥料原液送出手段に液体肥料原液の送出を停止する命令が送られるようにした。 1)灌水開始からの経過期間が灌水期間以下である場合 1−1)施肥量が設定施肥量未満である場合 1−2)施肥量が設定施肥量以上である場合 2)経過期間が設定期間を越えた場合 実際には、当初入力した施肥期間(10日間)に達する前(8日後)に、施肥量が設定期間に達し(上記1−
    2)の場合に相当)、コンピューターから液体肥料原液の送出を停止する命令が液体肥料原液送出手段である液体肥料原液送出ポンプに伝達され、以降、残りの設定期間内に液体肥料原液送出ポンプが作動することはなく、
    給水のみが行われた。

    【0043】本発明に係る液体肥料原液の希釈供給装置は、灌水期間中の肥料濃度の設定変更は不要で、装置の動作チェックを10日に1度行ったのみで、そのトータル作業時間は、30分/1作であった。 液体肥料原液の供給が過剰に行われることなく、100g/株の収穫物の標準に対する歩留まりは90%であった。

    【0044】比較例として、従来法で、平成8年7月に、1,000m 2の砂栽培ハウスで、サラダ菜を30
    日間栽培した。 液体肥料原液は住友液肥2号(登録商標、住友化学社製)を用い、灌水期間を10日間、設定施肥量を10リットルとした。 従来法では、肥料の消費を毎日チェックし、液体肥料原液濃度を3日に1度の割合で設定し直した(1000倍希釈→1300倍希釈→
    2000倍希釈→2500倍希釈)。 そのトータル作業時間は、2時間/1作であった。 しかも人為的ミスにより液体肥料原液が過剰に供給されていた(2500倍希釈とするところを1500倍希釈とした)ため、収穫物は不良品が多く、100g/株の収穫物の標準に対する歩留まりは50%であった。

    【0045】

    【発明の効果】本発明の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置の使用により、養液栽培時において人為的ミスによる過剰施肥が防止でき、作物の生育不良の発生をなくすことができる。 また、施肥管理(液体肥料原液濃度の調節)に要する時間を従来の4分の1まで削減し、作業の効率化が可能となる。

    【0046】また、施肥量が設定施肥量に達しないうちに灌水期間が満了した場合、施肥量の不足分を次回の施肥量に加えて自動的に灌水を再開始することで、過剰施肥がないことと合わせて長期間に亘って施肥量の不足がなく、作物の生育不良をなくすことができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の過剰施肥防止機能付液体肥料原液の希釈供給装置の構成を表す図である。

    【符号の説明】

    1:液体肥料原液送出手段 2:水送出手段 3a,3b,3c:送出管 4:施肥量測定手段 5:制御部 6:液体肥料原液 7:合流地点 8:流量計 9:容器

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