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Refrigeration cycle equipment

阅读:80发布:2024-01-11

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  • 圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を凝縮器(13)、減圧装置(15)、および蒸発器(17)の経路で順次循環させて、冷房モードを設定するとともに、
    前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒をホットガスバイパス通路(19)を通して直接、前記蒸発器(17)に流入させることにより、ホットガスバイパスによる暖房モードを設定する冷凍サイクル装置において、
    前記冷房モード時に、前記蒸発器(17)の入口側冷媒通路(164)から冷媒中のオイルが自重により前記ホットガスバイパス通路(19)の配管出口部に流れ込むことを阻止するように、前記ホットガスバイパス通路(19)と 前記入口側冷媒通路(164)との合流部に対して、前記ホットガスバイパス通路(19)を水平方向よりも上方向から接続することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  • 圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を凝縮器(13)、減圧装置(15)、および蒸発器(17)の経路で順次循環させて、冷房モードを設定するとともに、
    前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒をホットガスバイパス通路(19)を通して直接、前記蒸発器(17)に流入させることにより、ホットガスバイパスによる暖房モードを設定する冷凍サイクル装置において、
    前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が前記凝縮器(13)および前記ホットガスバイパス通路(19)のいずれに流入するかを切り替える弁手段(12、20)を備え、
    前記冷房モード時に、前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が前記ホットガスバイパス通路(19)に流入 し、前記ホットガスバイパス通路(19)内に溜まったオイルを前記蒸発器(17)の入口側冷媒通路(164)側へ強制的に押し出す状態を、前記弁手段(12、20)の切替により短時間だけ設定することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  • 前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が前記凝縮器(13)および前記ホットガスバイパス通路(19)のいずれに流入するかを切り替える弁手段(12、20)を備え、
    前記冷房モード時に、前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が前記ホットガスバイパス通路(19)に流入 し、前記ホットガスバイパス通路(19)内に溜まったオイルを前記蒸発器(17)の入口側冷媒通路(164)側へ強制的に押し出す状態を、前記弁手段(12、20)の切替により短時間だけ設定することを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  • 前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が前記ホットガスバイパス通路(19)に流入する状態を前記冷房モードの起動時だけに設定することを特徴とする請求項2 または3に記載の冷凍サイクル装置。
  • 前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が前記ホットガスバイパス通路(19)に流入する状態を前記冷房モード時に間欠的に設定することを特徴とする請求項2 または3に記載の冷凍サイクル装置。
  • 前記弁手段は、前記ホットガスバイパス通路(19)の入口部を開閉する弁手段(20)を含むことを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、暖房時には圧縮機吐出ガス冷媒(ホットガス)を蒸発器に直接導入することにより、蒸発器をガス冷媒の放熱器として使用するホットガスバイパス機能を持った冷凍サイクル装置において、特に、夏期のように冷房運転を行って、長期間ホットガスバイパス運転を行わない場合に、ホットガスバイパス通路内に冷媒中のオイルが溜まることを抑制するための改良に関するものであって、例えば、車両用空調装置に用いて好適なものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来、車両用空調装置では冬期暖房時に温(エンジン冷却水)を暖房用熱交換器に循環させ、この暖房用熱交換器にて温水を熱源として空調空気を加熱するようにしている。 この場合、温水温度が低いときには車室内への吹出空気温度が低下して必要な暖房能が得られない場合がある。
    【0003】
    そこで、特開平5−223357号公報においては、ホットガスバイパスにより暖房機能を発揮できる冷凍サイクル装置が提案されている。 この従来装置では、圧縮機吐出側から凝縮器をバイパスして蒸発器入口側に直接連通するホットガスバイパス通路を設けるとともに、このホットガスバイパス通路に減圧手段を設け、エンジン始動直後のごとく温水温度が所定温度より低いときには、圧縮機吐出ガス冷媒(ホットガス)をホットガスバイパス通路の減圧手段で減圧した後に蒸発器に直接導入し、蒸発器でガス冷媒から空調空気に放熱することにより、暖房機能を発揮できるようにしている。
    【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    ところで、上記の従来装置において、通常の冷凍サイクル運転時(夏期の冷房モード時)には、長期間、ホットガスバイパス運転を行わないので、ホットガスバイパス通路内に冷媒中のオイルが溜まって圧縮機へのオイル戻り量が不足し、圧縮機の潤滑不足を招く恐れがある。
    【0005】
    本発明は上記点に鑑みてなされたもので、ホットガスバイパス運転の停止時に、ホットガスバイパス通路内へオイルが溜まることを抑制することを目的とする。
    【0006】
    【課題を解決するための手段】
    本発明者の検討によると、ホットガスバイパス通路と蒸発器入口側の冷媒通路との合流部において、ホットガスバイパス通路の配管が蒸発器入口側の冷媒通路の配管に対して下方側から接続される場合には、蒸発器入口側冷媒のオイルが自重にてホットガスバイパス通路の配管内に流入するので、ホットガスバイパス通路内へオイルが溜まりやすいことがわかった。
    【0007】
    そこで、請求項1記載の発明では、ホットガスバイパスによる暖房モードを設定する冷凍サイクル装置において、
    冷房モード時に、蒸発器(17)の入口側冷媒通路(164)から冷媒中のオイルが自重によりホットガスバイパス通路(19)の配管出口部に流れ込むことを阻止するように、ホットガスバイパス通路(19)と蒸発器(17)の入口側冷媒通路(164)との合流部に対して、ホットガスバイパス通路(19)を水平方向よりも上方向から接続することを特徴としている。
    これによると、夏期の冷房モードによる通常の冷凍サイクル運転時に、蒸発器入口側冷媒のオイルが自重にてホットガスバイパス通路の配管内に流入することがなくなる。 そのため、ホットガスバイパス通路内へのオイルの滞留を抑制して圧縮機へのオイル戻り量を確保できる。
    【0008】
    また、請求項2記載の発明では、ホットガスバイパスによる暖房モードを設定する冷凍サイクル装置において、
    圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が凝縮器(13)およびホットガスバイパス通路(19)のいずれに流入するかを切り替える弁手段(12、20)を備え、
    冷房モード時に、圧縮機(10)の吐出ガス冷媒がホットガスバイパス通路(19)に流入し、ホットガスバイパス通路(19)内に溜まったオイルを蒸発器(17)の入口側冷媒通路(164)側へ強制的に押し出す状態を、弁手段(12、20)の切替により短時間だけ設定することを特徴としている。
    【0009】
    これによると、夏期の冷房モード時に短時間だけ圧縮機(10)の吐出ガス冷媒をホットガスバイパス通路(19)に流入させて、ホットガスバイパス通路(19)内に溜まったオイルを強制的に押し出して圧縮機(10)に還流させることができる。 そのため、圧縮機へのオイル戻り量を良好に確保できる
    【0010】
    また、請求項記載の発明では、請求項1において、圧縮機(10)の吐出ガス冷媒が凝縮器(13)およびホットガスバイパス通路(19)のいずれに流入するかを切り替える弁手段(12、20)を備え、
    冷房モード時に、圧縮機(10)の吐出ガス冷媒がホットガスバイパス通路(19)に流入し、ホットガスバイパス通路(19)内に溜まったオイルを蒸発器(17)の入口側冷媒通路(164)側へ強制的に押し出す状態を、弁手段(12、20)の切替により短時間だけ設定することを特徴としている。
    【0011】
    これによると、蒸発器入口側冷媒のオイルが自重にてホットガスバイパス通路の配管内に流入することを抑制するとともに、ホットガスバイパス通路(19)内に溜まったオイルを強制的に押し出して圧縮機(10)に還流させることができ、請求項1による作用効果と請求項2による作用効果とを併せ奏することができる。
    なお、請求項2記載の発明及び請求項3記載の発明は、圧縮機(10)の吐出ガス冷媒がホットガスバイパス通路(19)に流入する状態を、具体的には請求項4のように冷房モードの起動時だけに設定したり、請求項5のように、冷房モード時に間欠的に設定してもよい。
    請求項6記載の発明のように、請求項2ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置において、弁手段は、ホットガスバイパス通路(19)の入口部を開閉する弁手段(20)を含んでいる。
    【0012】
    なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
    【0013】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
    (第1実施形態)
    図1〜図4は本発明を車両用空調装置における冷凍サイクル装置に適用した第1実施形態を示している。 図1において、圧縮機10は、電磁クラッチ11を介して水冷式の車両エンジン(図示せず)により駆動される。 圧縮機10の吐出側は第1電磁弁(弁手段)12を介して凝縮器13に接続されている。 この凝縮器13の出口側は冷媒の気液を分離して液冷媒を溜める受液器14に接続される。
    【0014】
    そして、受液器14の出口側は温度式膨張弁(第1減圧装置)15に接続されている。 この温度式膨張弁15は、膨張弁本体部150の出口側に逆止弁16を一体に内蔵するものであり、逆止弁16の出口側は蒸発器17の入口側に接続される。 膨張弁本体部150は周知のごとく通常の冷凍サイクル運転時(冷房モード時)に蒸発器18出口冷媒の過熱度が所定値に維持されるように弁開度(冷媒流量)を調整するものである。
    【0015】
    蒸発器17の出口側は膨張弁15内の通路153、166(後述の図3参照)を通過した後に、アキュームレータ18の入口側に接続される。 このアキュームレータ18は周知のごとく冷媒の気液を分離して液冷媒を溜めてガス冷媒を導出するとともに、オイルを含む液冷媒を少量、オイル戻し穴から吸入するものであって、アキュームレータ18の出口側は圧縮機10の吸入側に接続される。
    【0016】
    一方、圧縮機10の吐出側から凝縮器13等をバイパスして蒸発器17の入口側(逆止弁16の出口側)に直接至るホットガスバイパス通路19が設けてある。 このバイパス通路19には、その入口部を開閉する第2電磁弁(弁手段)20と圧縮機10の吐出ガス冷媒を減圧する絞り(第2減圧装置)21が設けてある。 本例では、第2電磁弁20と絞り21とを1つの弁装置22として一体化している。 ここで、絞り21は、第2電磁弁20の絞り穴通路自身で構成できる。
    【0017】
    蒸発器17は車両用空調装置の空調ユニット23のケース内に設置され、図示しない送風機により送風される空気(車室内空気または外気)を夏期冷房モード時には冷却する。 また、冬期暖房モード時には、蒸発器17はホットガスバイパス通路19からの高温冷媒ガス(ホットガス)が流入して空気を加熱するので、放熱器としての役割を果たす。
    【0018】
    空調ユニット23のケース内において、蒸発器17の空気下流側には車両エンジンからの温水(エンジン冷却水)を熱源として送風空気を加熱する温水式の暖房用熱交換器24が設置されており、この暖房用熱交換器24の下流側に設けられた吹出口(図示せず)から車室内へ空調空気を吹き出すようになっている。
    次に、図2は車両への冷凍サイクル装置の搭載状態を示すもので、蒸発器17を収容している空調ユニット23は、車室内前部の計器盤下方位置に配置されるが、他の機器はいずれも車両エンジンルーム内に配置される。 図2において、25は圧縮機10の吐出ゴムホース、26は第1電磁弁12と凝縮器13との間の高圧配管、27は凝縮器13と受液器14との間の高圧配管、28は受液器14と温度式膨張弁15との間の高圧配管である。
    【0019】
    温度式膨張弁15は、図3に示すように、大別して、上記した膨張弁本体部150と、逆止弁16を一体に内蔵する第1ジョイント151と、第2ジョイント152との3つの部分から構成されている。 第1ジョイント151の2つの接続口167、168は蒸発器17の出入口配管と接続される。 そして、第2ジョイント152の2つの接続口169、170のうち、一方は高圧配管28の下流端に接続され、他方は低圧配管29の上流端に接続され、この低圧配管29の下流端はアキュームレータ18の入口に接続される。 アキュームレータ18の出口は吸入ゴムホース30を介して圧縮機10の吸入側に接続される。
    【0020】
    また、ホットガスバイパス通路19を構成する配管の出口部は、蒸発器17の入口側冷媒通路と合流するために、第1ジョイント151のバイパス接続口165(図3参照)に接続される。
    次に、図3は温度式膨張弁15の具体的構造を例示するもので、膨張弁本体部150は一般にボックス型と称される周知の構成であり、蒸発器17で蒸発したガス冷媒が流れるガス冷媒通路153を有し、この通路153内の冷媒の圧力と温度を感知してダイヤフラム154を変位させ、このダイヤフラム154の変位により感温棒155、作動棒156を介して球状の弁体157を変位させる。 この弁体157は、高圧通路158と低圧通路159の間に形成された絞り通路160の開度を調整して冷媒流量を調整する。 これらの要素153〜160は縦長の直方体状のハウジング161内に設けられている。
    【0021】
    第1ジョイント151は、膨張弁本体部150のハウジング161に連結される主ブロック体162と、この主ブロック体162に連結される副ブロック体163とにより構成されている。 主ブロック体162には低圧通路159に接続される低圧通路164が設けてあり、この低圧通路164内に逆止弁16が内蔵さている。
    【0022】
    この逆止弁16は樹脂等の材質で概略円柱状に成形され、その外周面にOリング(弾性シール材)16aを配置し、保持している。 逆止弁16の出口側(図3の右側)から逆止弁16に逆方向の圧力が加わると、Oリング16aが低圧通路164のシート面に圧着することにより、逆止弁16は閉弁状態となる。 これに対し、逆止弁16の入口側(図3の左側)から順方向の圧力が加わると、Oリング16aが低圧通路164のシート面から開離することにより、逆止弁16は開弁状態となる。 図3は逆止弁16の開弁状態を示している。 また、逆止弁16には開弁リフト量を所定値に規制する係止爪部16bが一体成形されている。
    【0023】
    さらに、主ブロック体162の低圧通路164において、逆止弁16の出口側の部位にバイパス接続口165が設けられている。 このバイパス接続口165は図3の紙面垂直方向に主ブロック体162の壁面を貫通して、図1、2のホットガスバイパス通路19を構成する配管の出口部に接続される。 また、主ブロック体162には低圧通路164と平行に延びるガス冷媒通路166が設けてあり、このガス冷媒通路166は膨張弁本体部150のガス冷媒通路153に接続される。
    【0024】
    副ブロック体163には、2つの接続口167、168が設けられており、その一方の接続口167は膨張弁本体部150の絞り通路160で減圧された気液2相冷媒およびホットガスバイパス通路19からのホットガスの両方が流入する。 この接続口167は蒸発器17の入口配管に接続され、他方の接続口168は蒸発器17の出口配管に接続される。
    【0025】
    また、第2ジョイント152は、膨張弁本体部150のハウジング161に対して、第1ジョイント151の主ブロック体162と反対側に連結されるものであって、2つの接続口169、170を有している。 一方の接続口169は受液器14の出口側に接続され、他方の接続口170はアキュームレータ18の入口側に接続される。
    【0026】
    従って、蒸発器17で蒸発したガス冷媒は、図3において接続口168→ガス冷媒通路166→ガス冷媒通路153→接続口170へと流れ、さらにアキュームレータ18の入口に向かって流れる。
    次に、図4(a)、(b)は、本実施形態によるホットガスバイパス通路19の配管出口部19aと、蒸発器入口側の低圧通路164との合流部における接続構造を示し、これに対し、図4(c)、(d)は本実施形態の比較例を示している。 この比較例ではホットガスバイパス通路19の配管出口部19aを水平よりも下方から低圧通路164のバイパス接続口165に接続しているが、本実施形態では、ホットガスバイパス通路19の配管出口部19aを水平よりも上方から低圧通路164のバイパス接続口165に接続している。
    【0027】
    図4(a)の例では、配管出口部19aを水平よりも上方から下方へ曲げ形成した後に水平方向の部分を形成して、温度式膨張弁15の第1ジョイント151を垂直方向に向けている。 一方、図4(b)の例では、配管出口部19aを水平よりも上方から下方へ曲げ形成し、配管出口部19aの端面を垂直方向に対して斜めに配置している。 そのため、これに合わせて、温度式膨張弁15の第1ジョイント151も垂直方向に対して斜めに配置している。
    【0028】
    なお、図4において、副ブロック体163の中央部には、蒸発器17側のブロックとの連結用の取付穴163aが設けてある。
    次に、上記構成において本実施形態の作動を説明する。 夏期冷房モード時には、図示しない制御装置により第1電磁弁12が開状態とされ、第2電磁弁20が閉状態とされる。 従って、電磁クラッチ11が接続状態となり、圧縮機10が車両エンジンにて駆動されると、圧縮機10の吐出ガス冷媒は開状態の第1電磁弁12を通過して凝縮器13に流入する。 凝縮器13では、図示しない冷却ファンにより送風される外気にて冷媒が冷却されて凝縮する。 そして、凝縮後の液冷媒は受液器14で気液分離され、液冷媒のみが温度式膨張弁15の膨張弁本体部150で減圧されて、低温低圧の気液2相状態となる。
    【0029】
    次に、この低圧冷媒は第1ジョイント151に内蔵されている逆止弁16を開弁させて、接続口167から蒸発器17内に流入する。 蒸発器17において冷媒は、図示しない送風機により送風される空調空気から吸熱して蒸発する。 蒸発器17で冷却された空調空気は車室内へ吹き出して車室内を冷房する。 そして、蒸発器17で蒸発したガス冷媒はアキュームレータ18を経由して圧縮機10に吸入され、圧縮される。
    【0030】
    冬期暖房モード時には、図示しない制御装置によりにより第1電磁弁12が閉状態とされ、第2電磁弁20が開状態とされ、ホットガスバイパス通路19が開通する。 このため、圧縮機10の高温吐出ガス冷媒(過熱ガス冷媒)が開状態の第2電磁弁20を通って絞り21で減圧された後、バイパス接続口165から接続口167を通って蒸発器17内に流入する。 蒸発器17において、減圧後の過熱ガス冷媒が空調空気に放熱して、空調空気を加熱する。
    【0031】
    ホットガスバイパス運転時には、バイパス通路19からのガス冷媒の圧力で逆止弁16が閉弁状態を維持するので、吐出ガス冷媒が受液器14側へ逆流することはない。
    温水式の暖房用熱交換器24に車両エンジンからの温水を流すことにより、空調空気を熱交換器24においても加熱することができる。 そして、蒸発器17で放熱したガス冷媒はアキュームレータ18を経由して圧縮機10に吸入され、圧縮される。
    【0032】
    ところで、図4(c)、(d)に示す比較例のように、ホットガスバイパス通路19の配管出口部19aを水平よりも下方から低圧通路164のバイパス接続口165に接続していると、夏期冷房モード時にはホットガスバイパス通路19への冷媒流れが停止されるので、低圧通路164を流れる冷媒中のオイル(液冷媒中にオイルは溶け込んでいる)が自重によりホットガスバイパス通路19の配管出口部19a内に流れ込み、ホットガスバイパス通路19の配管内にオイルが溜まり、圧縮機10へのオイル戻り量が不足する場合がある。
    【0033】
    これに対して、本実施形態によると、図4(a)、(b)に示すようにホットガスバイパス通路19の配管出口部19aを水平よりも上方から低圧通路164のバイパス接続口165に接続しているので、夏期冷房モード時に低圧通路164から冷媒中のオイルが自重によりホットガスバイパス通路19の配管出口部19aに流れ込むという現象を阻止できる。 これにより、夏期冷房モード時における圧縮機10へのオイル戻り量を確保できる。
    【0034】
    また、逆止弁16は、ホットガスバイパス運転時にバイパス通路19からのガス冷媒が外気温まで冷却されているサイクル高圧側配管28等(図2)に逆流して、液化され、液状態で寝込むという不具合を確実に阻止する。
    (第2実施形態)
    図5、6は第2実施形態であり、ホットガスバイパス通路19内に滞留したオイルを回収するための回収制御を上記第1実施形態の冷凍サイクル装置に組み合わせるものである。
    【0035】
    図5は電気制御ブロック図であり、40はマイクロコンピュータおよびその周辺回路で構成される空調用電子制御装置、41は冷房モードと暖房モードの切替スイッチ、42は車室内の目標温度を設定する温度設定スイッチ、43は圧縮機10の作動を断続するエアコンスイッチ、44は空調ユニット23の送風機(図示せず)の風量を切り替える送風機スイッチであり、これらのスイッチ41〜44は車室内の空調操作パネル(図示せず)に設置されて乗員により手動操作される。
    【0036】
    45〜50は周知の各種センサであり、これらセンサ45〜50の検出信号およびスイッチ41〜44の操作信号が空調用電子制御装置40に入力される。 空調用電子制御装置40は予め設定されたプログラムに基づいて入力信号に対する所定の演算処理を行って、電磁弁12、20、電磁クラッチ11、空調ユニット23の送風機駆動モータ51、凝縮器13の冷却ファン駆動モータ52等の作動を制御する。
    【0037】
    図6は空調用電子制御装置40により実行される制御ルーチンを示すもので、この制御ルーチンは車両エンジンのイグニッションスイッチ(図示せず)および送風機スイッチ44の投入によりスタートし、ステップS100にてタイマーIを0にリセットする。 次に、ステップS110にて図5のスイッチ41〜44およびセンサ45〜50からの信号を読み込む。
    【0038】
    次に、ステップS120にてタイマーJを0にリセットし、スタートさせ、ステップS130に進み、エアコンスイッチ43がオンであって、かつ、冷房モード(モード切替スイッチ41が冷房モード位置に投入された状態)であるか判定する。 エアコンスイッチ43がオフ、または暖房モードのときはステップS110に戻り、ステップS130の判定がYESであれば、ステップS140に進む。
    【0039】
    このステップS140では、タイマーI=0であるか判定する。 ここで、冷房起動時、すなわち、エアコンスイッチ43およびモード切替スイッチ41の投入直後では、ステップS100によりタイマーI=0の状態になっているので、ステップS140からステップS150に進む。
    このステップS150では、冷房用電磁弁12および暖房用電磁弁20をともに開弁するので、冷房モード時であっても、圧縮機10の高圧吐出ガスの一部がホットガスバイパス通路19を通過して流れる。 そのため、ホットガスバイパス通路19の配管内に溜まったオイルを上記高圧吐出ガスの流入により蒸発器17の入口通路164側へ強制的に押し出すことができる。 これにより、冷房起動時にホットガスバイパス通路19内のオイルを回収して圧縮機10に還流させることがでる。
    【0040】
    従って、夏期冷房モード時における圧縮機10へのオイル戻りをより一層良好にすることができる。
    そして、ステップS150によるオイル回収制御は次のステップS160においてタイマーJの時間が所定時間(本例では、20秒間)経過するまで継続され、タイマーJの時間が所定時間経過すると、ステップS170に進み、冷房用電磁弁12を開弁状態に、また、暖房用電磁弁20を閉弁状態にする。 すなわち、両電磁弁12、20を冷房モードの状態に設定する。
    【0041】
    次に、ステップS180にてタイマーIのカウントを開始して、I=I+1(秒)にする。 従って、ステップS180からステップS130に戻り、ステップS140を通過するとき、ステップS140の判定がNOになるので、ステップS170に直接進み、冷房モードの状態を以後継続する。 従って、第2実施形態によると、エアコンスイッチ43およびモード切替スイッチ41の投入直後の冷房起動時のみに、ホットガスバイパス通路19内に滞留したオイルの回収制御を行うことができる。
    【0042】
    (第3実施形態)
    図7は第3実施形態であり、ホットガスバイパス通路19内に滞留したオイルを回収するための回収制御を冷房モード時に所定の時間間隔で間欠的に行うものである。
    図7の制御ルーチンではスタートした後、まずステップS200にてタイマーI、Jを0にリセットしてスタートさせる。 次に、ステップS210にてスイッチ41〜44およびセンサ45〜50からの信号を読み込む。
    【0043】
    次に、ステップS220にてエアコンスイッチ43がオンであって、かつ、冷房モード(モード切替スイッチ41が冷房モード位置に投入された状態)であるか判定する。 エアコンスイッチ43がオフ、または暖房モードのときはステップS200に戻り、ステップS220の判定がYESであれば、ステップS230に進む。
    【0044】
    このステップS230では、タイマーIの時間がI≧7200秒(2時間)であるか判定する。 ここで、エアコンスイッチ43およびモード切替スイッチ41の投入直後のごとく冷房起動時ではステップS230の判定がNOとなり、ステップS270に進み、冷房用電磁弁12を開弁状態に、また、暖房用電磁弁20を閉弁状態にする。 すなわち、両電磁弁12、20を冷房モードの状態に設定し、冷房モードの運転が開始される。
    【0045】
    そして、冷房モードの運転時間が7200秒(2時間)経過すると、ステップS230からステップS240に進み、冷房用電磁弁12および暖房用電磁弁20をともに開弁状態にして、オイル回収制御の状態を設定する。 従って、圧縮機10の高圧吐出ガスの一部がホットガスバイパス通路19を通過して流れるので、ホットガスバイパス通路19の配管内に溜まったオイルを上記高圧吐出ガスの流入により蒸発器17の入口通路164側へ強制的に押し出すことができる。 これにより、ホットガスバイパス通路19内のオイルを回収して圧縮機10に還流させることがでる。
    【0046】
    そして、ステップS240によるオイル回収制御は次のステップS250においてタイマーJの時間が所定時間(本例では、20秒間)経過するまで継続され、タイマーJの時間が所定時間経過すると、ステップS260に進み、タイマーI、Jの時間を0にリセットする。 そして、ステップS270に進み、冷房用電磁弁12を開弁状態に、また、暖房用電磁弁20を閉弁状態にして、両電磁弁12、20を再び冷房モードの状態に設定する。
    【0047】
    以後、2時間間隔で、20秒間だけオイル回収制御の状態を間欠的に繰り返すことができる。 これにより、夏期冷房モード時における圧縮機10へのオイル戻り性を改善できる。
    (他の実施形態)
    なお、上記した実施形態では、本発明を車両用空調装置の冷凍サイクルに適用した場合について説明したが、本発明を種々な用途の冷凍サイクルに適用できることはもちろんである。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の第1実施形態による冷凍サイクル装置のサイクル図である。
    【図2】本発明の第1実施形態による冷凍サイクル装置の車両への搭載状態を示す分解斜視図である。
    【図3】図1、2の温度式膨張弁の断面図である。
    【図4】(a)、(b)は本発明の第1実施形態によるホットガスバイパス通路の配管出口部の接続構造を示す正面図、(c)、(d)は比較例によるホットガスバイパス通路の配管出口部の接続構造を示す正面図である。
    【図5】本発明の第2実施形態による電気ブロック図である。
    【図6】本発明の第2実施形態によるフローチャートである。
    【図7】本発明の第3実施形態によるフローチャートである。
    【符号の説明】
    10…圧縮機、12、20…第1、第2電磁弁(弁手段)、13…凝縮器、
    15…温度式膨張弁(第1減圧装置)、17…蒸発器、
    19…ホットガスバイパス通路、21…絞り(第2減圧装置)、
    40…空調用電子制御装置、151…温度式膨張弁の第1ジョイント、
    164…低圧通路(入口側冷媒通路)。

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