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Refrigeration cycle equipment

阅读:103发布:2024-01-16

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  • 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(10)と、
    この圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を凝縮する凝縮器(13)と、
    この凝縮器(13)で凝縮した冷媒を減圧させる第1減圧装置(15)と、
    この第1減圧装置(15)で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(17)と、
    前記圧縮機(10)の吐出側を直接、前記蒸発器(17)の入口側に接続するホットガスバイパス通路(19)と、
    このホットガスバイパス通路(19)に設けられ、前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を減圧する第2減圧装置(21)と、
    前記圧縮機(10)の吐出側から前記凝縮器(13)および前記ホットガスバイパス通路(19)への冷媒流れを切り替える弁手段(12、20)とを備え、
    前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を前記ホットガスバイパス通路(19)を通して直接、前記蒸発器(17)に流入させることにより、ホットガスバイパスによる暖房モードを設定する冷凍サイクル装置において、
    前記ホットガスバイパス通路(19)からの冷媒が前記凝縮器(13)側に逆流するのを防止する逆止弁(16)を、前記第1減圧装置(15)のジョイント(151、152)に内蔵 し、
    前記逆止弁(16)の搭載方向を、前記逆止弁(16)の自重が閉弁方向に作用するように設定したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  • 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(10)と、
    この圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を凝縮する凝縮器(13)と、
    この凝縮器(13)で凝縮した冷媒を減圧させる第1減圧装置(15)と、
    この第1減圧装置(15)で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(17)と、
    前記圧縮機(10)の吐出側を直接、前記蒸発器(17)の入口側に接続するホットガスバイパス通路(19)と、
    このホットガスバイパス通路(19)に設けられ、前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を減圧する第2減圧装置(21)と、
    前記圧縮機(10)の吐出側から前記凝縮器(13)および前記ホットガスバイパス通路(19)への冷媒流れを切り替える弁手段(12、20)とを備え、
    前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を前記ホットガスバイパス通路(19)を通して直接、前記蒸発器(17)に流入させることにより、ホットガスバイパスによる暖房モードを設定する冷凍サイクル装置において、
    前記第1減圧装置(15)は、冷媒を減圧する絞り通路(160)を有し、
    この絞り通路(160)の下流側にジョイント(151)が接続され、
    このジョイント(151)に、前記ホットガスバイパス通路(19)からの冷媒が前記凝縮器(13)側に逆流するのを防止する逆止弁(16) が内蔵されており、
    前記ジョイント(151)には、前記ホットガスバイパス通路(19)の出口部が接続されるバイパス接続口(165)が前記逆止弁(16)の下流側流路に開口しており、
    前記ジョイント(151)は、前記バイパス接続口(165)よりも下流側に位置する接続口(167)を有し、
    この接続口(167)を前記蒸発器(17)の入口側に接続することを特徴とする冷凍サイクル装置。
  • 前記第1減圧装置(15)は、冷媒を減圧する絞り通路(160)を有し、
    この絞り通路(160)の上流側に接続されるジョイント(152)に、前記凝縮器(13)側からの高圧冷媒を前記絞り通路(160)に導く接続口(169)が設けられおり、
    この接続口(169)の流路に前記逆止弁(16)が内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  • 冷媒を圧縮し、吐出する圧縮機(10)と、
    この圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を凝縮する凝縮器(13)と、
    この凝縮器(13)で凝縮した冷媒を減圧させる第1減圧装置(15)と、
    この第1減圧装置(15)で減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(17)と、
    前記圧縮機(10)の吐出側を直接、前記蒸発器(17)の入口側に接続するホットガスバイパス通路(19)と、
    このホットガスバイパス通路(19)に設けられ、前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を減圧する第2減圧装置(21)と、
    前記圧縮機(10)の吐出側から前記凝縮器(13)および前記ホットガスバイパス通路(19)への冷媒流れを切り替える弁手段(12、20)とを備え、
    前記圧縮機(10)の吐出ガス冷媒を前記ホットガスバイパス通路(19)を通して直接、前記蒸発器(17)に流入させることにより、ホットガスバイパスによる暖房モードを設定する冷凍サイクル装置において、
    前記ホットガスバイパス通路(19)からの冷媒が前記凝縮器(13)側に逆流するのを防止する逆止弁(16)を、前記第1減圧装置(15)の直後もしくは直前の部位に配置 し、
    前記逆止弁(16)の搭載方向を、前記逆止弁(16)の自重が閉弁方向に作用するように設定したことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  • 前記第1減圧装置(15)は、前記蒸発器(17)の出口冷媒の過熱度に応じて弁開度を調整する温度式膨張弁であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、暖房時には圧縮機吐出ガス冷媒(ホットガス)を凝縮器側をバイパスして減圧し、蒸発器に直接導入することにより、蒸発器をガス冷媒の放熱器として使用するホットガスバイパス機能を持った冷凍サイクル装置において、特に、ホットガスバイパス運転時に凝縮器側への冷媒の寝込みを防止するための逆止弁の設置場所に関するものであって、例えば、車両用空調装置に用いて好適なものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    従来、車両用空調装置では冬期暖房時に温(エンジン冷却水)を暖房用熱交換器に循環させ、この暖房用熱交換器にて温水を熱源として空調空気を加熱するようにしている。 この場合、温水温度が低いときには車室内への吹出空気温度が低下して必要な暖房能が得られない場合がある。
    【0003】
    そこで、特開平5−223357号公報においては、ホットガスバイパスにより暖房機能を発揮できる冷凍サイクル装置が提案されている。 この従来装置では、圧縮機吐出側から凝縮器をバイパスして蒸発器入口側に直接連通するホットガスバイパス通路を設けるとともに、このホットガスバイパス通路に減圧手段を設け、エンジン始動直後のごとく温水温度が所定温度より低いときには、圧縮機吐出ガス冷媒(ホットガス)をホットガスバイパス通路の減圧手段で減圧した後に蒸発器に直接導入し、蒸発器でガス冷媒から空調空気に放熱することにより、暖房機能を発揮できるようにしている。
    【0004】
    【発明が解決しようとする課題】
    ところで、上記の従来装置において、ホットガスバイパス運転時における冷媒の挙動を実際に検討してみると、外気温:−20°Cの条件下では、圧縮機吐出側:20kgf/cm 2 G、70°C、ホットガスバイパス通路の減圧手段(絞り)直後:2kgf/cm 2 G、40°C、蒸発器出口側:1kgf/cm 2 G、−10°Cとなる。
    【0005】
    これに対して、凝縮器は、−20°Cの外気雰囲気中に置かれているので、凝縮器内部の冷媒は、外気温度と同一温度(−20°C)に冷却されて液化し、この温度に対応した飽和圧力(0.5kgf/cm 2 G)の液状態になっている。 従って、ホットガスバイパス通路の減圧手段直後の冷媒は、凝縮器内部の冷媒に比して高温、高圧になっているので、ホットガスバイパス通路から凝縮器側へ冷媒が流入しようとする。
    【0006】
    そこで、このような凝縮器側への冷媒流入(逆流)を防止するために、上記の従来装置では、凝縮器出口側に配置される受液器の出口側に逆止弁を配置している。 しかし、この逆止弁を受液器側に近接した位置に設置すると、車両用空調装置では、凝縮器および受液器は通常、エンジンルーム最前部(ラジエータ前方位置)に配置されるので、車室内に設置される蒸発器入口部(ホットガスバイパス通路の出口部)から逆止弁の設置場所に至るまでの配管長さがかなり長くなる。 その結果、ホットガスバイパス通路の出口部と蒸発器入口部との合流部から逆止弁の設置場所に至るまでの配管内に液冷媒が溜まってしまい、ホットガスバイパス運転時に循環冷媒量が不足して、暖房能力の低下、圧縮機吐出ガス温度の異常上昇等の不具合を生じる。
    【0007】
    また、冷媒配管途中に逆止弁を設置すると、逆止弁専用のジョイントを追加する必要があり、コストアップを招く。
    本発明は上記点に鑑みてなされたもので、ホットガスバイパス運転時における冷媒配管内への冷媒の寝込み現象を防止することを目的とする。
    また、本発明は、専用のジョイントを必要とすることなく、逆止弁を低コストで設置できるようにすることを他の目的とする。
    【0008】
    また、本発明は、簡潔な構成で逆止弁を確実に閉弁できるようにすることを他の目的とする。
    【0009】
    【課題を解決するための手段】
    本発明では、通常の冷凍サイクル運転時に、蒸発器に流入する冷媒を減圧膨張させる第1減圧装置のジョイントに着目して、このジョイント内に逆止弁を設置することにより、上記目的を達成するものである。
    すなわち、請求項1記載の発明では、凝縮器(13)で凝縮した冷媒を減圧させる第1減圧装置(15)のジョイント(151、152)に、ホットガスバイパス通路(19)からの冷媒が凝縮器(13)側に逆流するのを防止する逆止弁(16)を内蔵したことを特徴としている。
    【0010】
    第1減圧装置(15)は減圧後の冷媒が外部より吸熱することを避ける必要があるから、第1減圧装置(15)は元来蒸発器(17)に近接して配置される。 従って、ホットガスバイパス通路(19)の出口部と、逆止弁(16)とを近接して配置することができるので、ホットガスバイパス運転時に、第1減圧装置(15)よりも上流側の冷媒配管内に吐出ガス冷媒が流入して寝込むという現象が生じるのを良好に防止できる。
    【0011】
    しかも、第1減圧装置(15)のジョイント(151、152)を利用して、逆止弁(16)を設置するから、逆止弁専用のジョイントを必要とせず、コスト低減を図ることができる。
    さらに、請求項1記載の発明では、逆止弁(16)の搭載方向を、逆止弁(16)の自重が閉弁方向に作用するように設定しているので、逆止弁(16)前後の差圧だけでなく、逆止弁(16)の自重をも有効利用して、逆止弁(16)を閉弁させることができる。 そのため、ホットガスバイパス運転時に逆止弁(16)前後の差圧が小さくても、逆止弁(16)を確実に閉弁することができ、その結果、ホットガスバイパス運転時における冷媒の寝込み現象をより一層良好に防止できる。
    また、請求項2記載の発明では、 凝縮器(13)で凝縮した冷媒を減圧させる第1減圧装置(15)の絞り通路(160)の下流側にジョイント(151)を接続し、このジョイント(151)に逆止弁(16)を内蔵し、
    この逆止弁(16)の下流側流路に、ホットガスバイパス通路(19)の出口部が接続されるバイパス接続口(165)を開口させ、
    このバイパス接続口(165)よりも下流側に位置する接続口(167)を蒸発器(17)の入口側に接続することを特徴としている。
    【0012】
    これによると、第1減圧装置(15)の絞り通路(160)の直後に逆止弁(16)が位置し、そして、逆止弁(16)の直後にバイパス接続口(165)を位置させることができる。 このため、ホットガスバイパス運転時に、第1減圧装置(15)よりも上流側の冷媒配管内に吐出ガス冷媒が流入して寝込むという現象が生じるのを良好に防止できる。
    また、請求項2記載の発明においても、第1減圧装置(15)のジョイント(151)を利用して、逆止弁(16)を設置できるから、逆止弁専用のジョイントを必要とせず、コスト低減を図ることができる。
    また、請求項3記載の発明では、請求項1において、第1減圧装置(15)は冷媒を減圧する絞り通路(160)を有し、この絞り通路(160)の上流側に接続されるジョイント(152)に、凝縮器(13)側からの高圧冷媒を絞り通路(160)に導く接続口(169)を設け、この接続口(169)の流路に逆止弁(16)を内蔵したことを特徴としている。
    【0013】
    請求項3記載の発明では、逆止弁(16)が第1減圧装置(15)の絞り通路(160)の直前に位置することになって、請求項2に比較すると、逆止弁(16)とバイパス接続口(165)との距離が若干増加するが、この距離の増加は実用上問題のないレベルの僅少値であるから、請求項1の作用効果を良好に発揮できる。
    【0014】
    また、請求項4記載の発明では、ホットガスバイパス通路(19)からの冷媒が凝縮器(13)側に逆流するのを防止する逆止弁(16)を、第1減圧装置(15)の直後もしくは直前の部位に配置したことを特徴としている。
    このように、逆止弁(16)を、第1減圧装置(15)の直後もしくは直前の部位に配置することにより、上記した請求項1〜3の発明と同様に、ホットガスバイパス運転時における冷媒の寝込み現象を良好に防止できる。
    さらに、請求項4記載の発明では、逆止弁(16)の搭載方向を、逆止弁(16)の自重が閉弁方向に作用するように設定しているので、逆止弁(16)前後の差圧だけでなく、逆止弁(16)の自重をも有効利用して、逆止弁(16)を閉弁させることができる。
    その結果、請求項1と同様に、ホットガスバイパス運転時における冷媒の寝込み現象をより一層良好に防止できる。
    【0015】
    また、第1減圧装置(15)は、具体的には、請求項5記載のように蒸発器(17)の出口冷媒の過熱度に応じて弁開度を調整する温度式膨張弁で構成できる
    【0017】
    なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
    【0018】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
    (第1実施形態)
    図1〜3は車両用空調装置における冷凍サイクル装置に本発明を適用した第1実施形態を示している。 図1において、圧縮機10は、電磁クラッチ11を介して水冷式の車両エンジン(図示せず)により駆動される。 圧縮機10の吐出側は第1電磁弁(冷房用弁手段)12を介して凝縮器13に接続され、この凝縮器13の出口側は冷媒の気液を分離して液冷媒を溜める受液器14に接続される。
    【0019】
    そして、受液器14の出口側は温度式膨張弁(第1減圧装置)15に接続されている。 この温度式膨張弁15は、膨張弁本体部150の出口側に逆止弁16を一体に内蔵するものであり、逆止弁16の出口側は蒸発器17の入口側に接続される。 膨張弁本体部150は周知のごとく通常の冷凍サイクル運転時(冷房運転時)に蒸発器18出口冷媒の過熱度が所定値に維持されるように弁開度(冷媒流量)を調整するものである。
    【0020】
    蒸発器17の出口側は膨張弁本体部150内の流路153、166(後述の図3参照)を通過した後に、アキュームレータ18の入口側に接続される。 このアキュームレータ18は周知のごとく冷媒の気液を分離して液冷媒を溜めてガス冷媒を導出するもので、その出口側は圧縮機10の吸入側に接続される。
    一方、圧縮機10の吐出側から凝縮器13等をバイパスして蒸発器17の入口側(逆止弁16の出口側)に直接至るホットガスバイパス通路19が設けてある。 このバイパス通路19には第2電磁弁(暖房用弁手段)20と絞り(第2減圧装置)21とを一体化した弁装置22が配置されている。 絞り21は、第2電磁弁20の絞り穴流路自身で構成できる。
    【0021】
    蒸発器17は、車両用空調装置の空調ユニット23のケース内に設置され、図示しない送風機により送風される空気(車室内空気または外気)を冷房モード時および除湿必要時には冷却する。 また、冬期暖房モード時には、蒸発器17はホットガスバイパス通路19からの高温冷媒ガス(ホットガス)が流入して空気を加熱するので、放熱器としての役割を果たす。
    【0022】
    空調ユニット23のケース内において、蒸発器17の空気下流側には車両エンジンからの温水(エンジン冷却水)を熱源として送風空気を加熱する温水式の暖房用熱交換器24が設置されており、この暖房用熱交換器24の下流側に設けられた吹出口(図示せず)から車室内へ空調空気を吹き出すようになっている。
    次に、図2は車両への冷凍サイクル装置の搭載状態を示すもので、蒸発器17を収容している空調ユニット23は、車室内前部の計器盤下方位置に配置されるが、他の機器はいずれも車両エンジンルーム内に配置される。 図2において、25は圧縮機10の吐出ゴムホース、26は第1電磁弁12と凝縮器13との間の高圧配管、27は凝縮器13と受液器14との間の高圧配管、28は受液器14と温度式膨張弁15との間の高圧配管である。
    【0023】
    温度式膨張弁15は、大別して、上記した膨張弁本体部150と、逆止弁16を一体に内蔵する第1ジョイント151と、第2ジョイント152との3つの部分から構成され、第1ジョイント151の2つの接続口(後述の図3の符号167、168参照)は蒸発器17の出入口配管と接続される。 そして、第2ジョイント152の2つの接続口(後述の図3の符号169、170参照)のうち、一方は高圧配管28の下流端に接続され、他方は低圧配管29の上流端に接続され、この低圧配管29の下流端はアキュームレータ18の入口に接続される。 アキュームレータ18の出口は吸入ゴムホース30を介して圧縮機10の吸入側に接続される。 また、ホットガスバイパス通路19を構成する配管の出口部は、第1ジョイント151のバイパス接続口(後述の図3の符号165参照)に接続される。
    【0024】
    次に、図3は温度式膨張弁15の具体的構造を例示するもので、膨張弁本体部150は一般にボックス型と称される周知の構成であり、蒸発器17で蒸発したガス冷媒が流れるガス冷媒流路153を有し、この流路153内の冷媒の圧力と温度を感知してダイヤフラム154を変位させ、このダイヤフラム154の変位により感温棒155、作動棒156を介して球状の弁体157を変位させる。
    【0025】
    この弁体157は、高圧流路158と低圧流路159の間に形成された絞り流路160の開度を調整して冷媒流量を調整する。 これらの要素153〜160は縦長の直方体状のハウジング161内に設けられている。
    第1ジョイント151は、膨張弁本体部150のハウジング161に連結される主ブロック体162と、この主ブロック体162に連結される副ブロック体163とにより構成されている。 主ブロック体162には低圧流路159に接続される低圧流路164が設けてあり、この低圧流路164内に逆止弁16が内蔵さている。
    【0026】
    この逆止弁16は樹脂等の材質で概略円柱状に成形され、その外周面にOリング(弾性シール材)16aを配置し、保持している。 逆止弁16の出口側(図3の右側)から逆止弁16に逆方向の圧力が加わると、Oリング16aが低圧流路164のシート面に圧着することにより、逆止弁16は閉弁状態となる。
    これに対し、逆止弁16の入口側(図3の左側)から順方向の圧力が加わると、Oリング16aが低圧流路164のシート面から開離することにより、逆止弁16は開弁状態となる。 図3は逆止弁16の開弁状態を示している。 また、逆止弁16には開弁リフト量を所定値に規制する係止爪部16bが一体成形されている。
    【0027】
    さらに、主ブロック体162の低圧流路164において、逆止弁16の出口側の部位にバイパス接続口165が設けられている。 このバイパス接続口165は図3の紙面垂直方向に主ブロック体162の壁面を貫通して、図1、2のホットガスバイパス通路19を構成する配管の出口部に接続される。 また、主ブロック体162には低圧流路164と平行に延びるガス冷媒流路166が設けてあり、このガス冷媒流路166は膨張弁本体部150のガス冷媒流路153に接続される。
    【0028】
    副ブロック体163には、2つの接続口167、168が設けられており、その一方の接続口167は膨張弁本体部150の絞り通路160で減圧された気液2相冷媒およびホットガスバイパス通路19からのホットガスの両方が流入する。 この接続口167は蒸発器17の入口配管に接続され、他方の接続口168は蒸発器17の出口配管に接続される。
    【0029】
    また、第2ジョイント152は、膨張弁本体部150のハウジング161に対して、第1ジョイント151の主ブロック体162と反対側に連結されるものであって、2つの接続口169、170を有している。 一方の接続口169は受液器14の出口側に接続され、他方の接続口170はアキュームレータ18の入口側に接続される。
    【0030】
    従って、蒸発器17で蒸発したガス冷媒は、図3において接続口168→ガス冷媒流路166→ガス冷媒流路153→接続口170へと流れ、さらにアキュームレータ18の入口に向かって流れる。
    次に、上記構成において第1実施形態の作動を説明する。 冷房モード時には、図示しない制御装置により第1電磁弁12が開状態とされ、第2電磁弁20が閉状態とされる。 従って、電磁クラッチ11が接続状態となり、圧縮機10が車両エンジンにて駆動されると、圧縮機10の吐出ガス冷媒は開状態の第1電磁弁12を通過して凝縮器13に流入する。
    【0031】
    凝縮器13では、図示しない冷却ファンにより送風される外気にて冷媒が冷却されて凝縮する。 そして、凝縮後の液冷媒は受液器14で気液分離され、液冷媒のみが温度式膨張弁15の膨張弁本体部150で減圧されて、低温低圧の気液2相状態となる。
    次に、この低圧冷媒は第1ジョイント151に内蔵されている逆止弁16を開弁させて、接続口167から蒸発器17内に流入する。 蒸発器17において冷媒は、図示しない送風機により送風される空調空気から吸熱して蒸発する。 蒸発器17で冷却された空調空気は車室内へ吹き出して車室内を冷房する。 そして、蒸発器17で蒸発したガス冷媒はアキュームレータ18を経由して圧縮機10に吸入され、圧縮される。
    【0032】
    冬期暖房モード時には、図示しない制御装置によりにより第1電磁弁12が閉状態とされ、第2電磁弁20が開状態とされ、ホットガスバイパス通路19が開通する。 このため、圧縮機10の高温吐出ガス冷媒(過熱ガス冷媒)が開状態の第2電磁弁20を通って絞り21で減圧された後、バイパス接続口165から接続口167を通って蒸発器17内に流入する。 蒸発器17において、減圧後の過熱ガス冷媒が空調空気に放熱して、空調空気を加熱する。
    【0033】
    ホットガスバイパス運転時には、バイパス通路19からのガス冷媒の圧力で逆止弁16が閉弁状態を維持するので、吐出ガス冷媒が受液器14側へ逆流することはない。
    温水式の暖房用熱交換器23に車両エンジンからの温水を流すことにより、空調空気を熱交換器23においても加熱することができる。 そして、蒸発器17で放熱したガス冷媒はアキュームレータ18を経由して圧縮機10に吸入され、圧縮される。
    【0034】
    ところで、本実施形態によると、逆止弁16を、温度式膨張弁15の第1ジョイント151に内蔵しているから、温度式膨張弁15の絞り通路160の直後の部位に逆止弁16が位置することになって、逆止弁16とホットガスバイパス通路19の出口部のバイパス接続口165とが僅少距離(例えば、5mm程度)で近接する。
    【0035】
    従って、ホットガスバイパス運転時にバイパス通路19からのガス冷媒が外気温まで冷却されているサイクル高圧側配管28等(図2)に逆流して、液化され、液状態で寝込むという不具合を確実に阻止できる。
    (第2実施形態)
    第2実施形態は逆止弁16の閉弁作用をより確実化するためのものである。 図4は、ホットガスバイパス運転時におけるサイクル圧力変動の挙動を示しており、実験条件は外気温:−30°C、圧縮機10の回転数:1000rpm、空調ユニット23の送風量:Hi(300m 3 /h)である。 図中、P Dは圧縮機10の吐出圧(図1参照)、P Hは温度式膨張弁15の上流部圧力(図1参照)、P Lは逆止弁16の下流部圧力(図1参照)、P Sは圧縮機10の吸入圧(図1参照)である。
    【0036】
    図4に示すように、ホットガスバイパス運転を極低温時に圧縮機10の低回転(1000rpm)で起動すると、逆止弁16に対して閉弁方向に作用する差圧(P L −P H )は非常に小さな値になることが分かった。 その結果、この差圧(P L −P H )が発生しても、逆止弁16が確実に閉弁できず、その結果、逆止弁16の閉弁シール力が不足するという事態が発生する。
    【0037】
    そして、逆止弁16でのシール洩れにより、ホットガスバイパス運転時にバイパス通路19からのガス冷媒が逆止弁16を通過して徐々に凝縮器13側へ流れ込む現象が発生する。 また、サイクル停止時(サイクル放置時)においても、バイパス通路19側および蒸発器17側から冷媒が逆止弁16を通過して徐々に凝縮器13側へ流れ込む現象が発生する。
    【0038】
    このことが原因となって、ホットガスバイパス運転時における冷媒不足が発生して、暖房能力の低下や圧縮機10の循環不足を引き起こす恐れがある。
    そこで、第2実施形態では逆止弁16の搭載方向を、逆止弁16の自重が閉弁方向に作用するように設定することにより、逆止弁16の閉弁シール力の増大を図るものである。
    【0039】
    すなわち、図5は第2実施形態による逆止弁16の搭載方向を示しており、逆止弁16の軸線(弁移動方向)が水平方向に対して垂直方向に向くように設定し、逆止弁16の下方への移動により逆止弁16が閉弁するようにしている。 これにより、逆止弁16の自重が閉弁方向に作用するので、上記差圧(P L −P H )と逆止弁16の自重の両方で逆止弁16を閉弁できるので、閉弁シール力を増大できる。
    【0040】
    これに反し、前述の第1実施形態の図3に示すごとく、もし、逆止弁16の軸線を水平方向に向けて、逆止弁16が水平方向に移動して開弁、閉弁を行う場合は、逆止弁16の自重を閉弁シール力のために利用できないない。 特に、図3の搭載方向(水平方向の搭載)よりも、図3の右側が斜め下方へ向くように逆止弁16(膨張弁15)が傾斜配置される場合は、逆止弁16の自重が開弁方向に作用するので、逆止弁16の閉弁時の洩れが一層発生しやすい状況となる。 しかるに、第2実施形態によると、上記のごとく逆止弁16の下方への移動により逆止弁16が閉弁するように逆止弁16の搭載方向を設定しているから、逆止弁16の自重を有効活用して逆止弁16を確実に閉弁できる。
    【0041】
    (第3実施形態)
    上記の第2実施形態では、逆止弁16を温度式膨張弁15の第1ジョイント151内に内蔵する場合について説明したが、第3実施形態は逆止弁16を温度式膨張弁15の外部に独立に設置する場合であり、例えば、図6では、逆止弁16を温度式膨張弁15の上流側に独立に設置している。
    【0042】
    そして、この独立設置の場合に、図7に示すように、逆止弁16の軸線が水平方向に対して垂直方向に向くように設定し、逆止弁16の下方への移動により逆止弁16が閉弁することにより、逆止弁16の自重を閉弁方向に作用させることができる。 図7の例では、接続ネジ部を両端外周面に持つパイプ状のハウジング16′の内部に逆止弁16を垂直方向に収容している。
    【0043】
    なお、第2実施形態および第3実施形態では、図5、図7に示すように逆止弁16を垂直方向に搭載しているが、逆止弁16の搭載方向を必ずしも垂直方向だけに限定する必要はなく、ある程度傾斜していてもよく、要は、逆止弁16の自重が閉弁方向に作用するように逆止弁16の搭載方向を設定すればよい。
    (第4実施形態)
    図8は第4実施形態であり、逆止弁16に閉弁用バネ(コイルバネ)16cおよびリング状のバネ保持板16dを追加設置して、バネ16cのバネ力により逆止弁16を確実に閉弁できるようにしたものである。 従って、第4実施形態によると、逆止弁16の自重を利用する搭載方向を設定しなくても、逆止弁16を確実に閉弁できる。
    【0044】
    (他の実施形態)
    なお、上述した第1、第2、第4実施形態では、温度式膨張弁15の第1ジョイント151に逆止弁16を内蔵して、温度式膨張弁15の絞り通路160の直後の部位に逆止弁16を位置させる場合について説明したが、温度式膨張弁15の第2ジョイント152の接続口169の流路(図3の2点鎖線枠Aの部位)に逆止弁16を内蔵して、温度式膨張弁15の絞り通路160の直前の部位に逆止弁16を位置させてもよい。
    【0045】
    この場合は、逆止弁16とバイパス接続口165との距離が上記実施形態よりも若干量増加するが、高圧配管28の途中に逆止弁16を配置する場合に比較すれば、上記距離は大幅に小さいので、ホットガスの寝込みが問題となることはない。
    また、上記した各実施形態では、本発明を車両用空調装置の冷凍サイクルに適用した場合について説明したが、本発明を種々な用途の冷凍サイクルに適用できることはもちろんである。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の第1実施形態を示す冷凍サイクル図である。
    【図2】第1実施形態による車両への搭載状態を示す分解斜視図である。
    【図3】第1実施形態による温度式膨張弁の断面図である。
    【図4】ホットガスバイパス運転時のサイクル圧力変動の挙動を示すグラフである。
    【図5】第2実施形態による温度式膨張弁の断面図である。
    【図6】第3実施形態を示す冷凍サイクル図である。
    【図7】第3実施形態による逆止弁の断面図である。
    【図8】第4実施形態による温度式膨張弁の断面図である。
    【符号の説明】
    10…圧縮機、12、20…第1、第2電磁弁(弁手段)、13…凝縮器、
    15…温度式膨張弁(第1減圧装置)、16…逆止弁、17…蒸発器、
    19…ホットガスバイパス通路、21…絞り(第2減圧装置)、
    150…膨張弁本体部、151、152…ジョイント、160…絞り通路、
    165…バイパス接続口。

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