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Air conditioner

阅读:913发布:2024-01-28

专利汇可以提供Air conditioner专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an air conditioner capable of interlocking air-conditioning in two rooms with simple constitution.
SOLUTION: A washroom air conditioner 2A comprising a fan 4a, a fan case 6a forming an air course, a damper 7a switching the air course, and a heater 15a heating air, and a bathroom air conditioner 3A of the same constitution comprising a fan 4b, a fan case 6b forming an air course, a damper 7b switching the air course, and a heater 15b heating air, are stored in parallel in a single body case 16, and the respective air conditioners are interlocked to perform control.
COPYRIGHT: (C)2007,JPO&INPIT,下面是Air conditioner专利的具体信息内容。

  • 第1の部屋の空気を吸い込んで、温風または送風を前記第1の部屋に吹き出す運転と、前記第1の部屋の空気を吸い込んで、屋外へ排出する運転が切り替えて実行される第1の空調機と、
    前記第1の部屋と隣接した第2の部屋の空気を吸い込んで、温風または送風を前記第2の部屋に吹き出す運転と、前記第2の部屋の空気を吸い込んで、屋外へ排出する運転が切り替えて実行される第2の空調機と、
    前記第1の空調機と前記第2の空調機を連動させて運転する制御手段と を備えたことを特徴とする空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機は並列して構成され、前記第1の部屋と前記第2の部屋との間仕切り上の天井面または壁面に、前記第1の部屋に対応して前記第1の空調機が設置されると共に、前記第2の部屋に対応して前記第2の空調機が設置される ことを特徴とする請求項1記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機は、自機が設置される部屋からの空気の吸込口と同部屋への空気の吹出口を有するフロントパネルを独立して備えた ことを特徴とする請求項2記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機のそれぞれに設けた屋外への空気の排出口を1本に繋げる連結配管と、
    前記連結配管と屋外を繋ぐ1本の排気配管とを備えた ことを特徴とする請求項1,2または3記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機は、自機が設置される部屋から吸い込んで、同部屋に吹き出す空気を加熱する加熱手段をそれぞれ備えた ことを特徴とする請求項1,2,3または4記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機は、自機が設置される部屋の空気を吸い込んで同部屋に吹き出すと共に、前記部屋の空気を吸い込んで屋外へ排出するファンをそれぞれ備え、
    前記第1の空調機の前記ファンと前記第2の空調機の前記ファンは、独立したファン駆動手段で個別に駆動される ことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機は、自機が設置される部屋の空気を吸い込んで同部屋に吹き出すと共に、前記部屋の空気を吸い込んで屋外へ排出するファンをそれぞれ備え、
    前記第1の空調機の前記ファンと前記第2の空調機の前記ファンは、同軸上に配置されて、双方のファンが単一のファン駆動手段で連動して駆動される ことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機は、自機が設置される部屋から吸い込んだ空気を同部屋に吹き出すか、屋外へ排出するかを切り替える風路切替部材をそれぞれ備え、
    前記第1の空調機の前記風路切替部材と、前記第2の空調機の前記風路切替部材は、独立した風路切替駆動手段で個別に駆動される ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機は、自機が設置される部屋から吸い込んだ空気を同部屋に吹き出すか、屋外へ排出するかを切り替える風路切替部材をそれぞれ備え、
    前記第1の空調機の前記風路切替部材と、前記第2の空調機の前記風路切替部材は、単一の風路切替駆動手段で連動して駆動される ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載の空調装置。
  • 前記第1の部屋は洗面脱衣所で、前記第2の部屋は浴室であり、
    前記制御手段は、前記第1の空調機で前記洗面脱衣所の空気を吸い込んで温風を前記洗面脱衣所に吹き出すと共に、前記第2の空調機で前記浴室の空気を吸い込んで温風を前記浴室に吹き出す暖房運転の停止時に、前記第1の空調機の暖房運転の停止を遅延させる ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,8または9記載の空調装置。
  • 前記第1の空調機と前記第2の空調機を連動させて運転する操作を受ける単一の操作手段を備えた ことを特徴とする請求項1〜10に何れか記載の空調装置。
  • 说明书全文

    本発明は、間仕切りされた2部屋で暖房や換気等の空調を連動させて行う空調装置に関する。 詳しくは、2部屋のそれぞれに空調機を備えることで、簡単な構成で、2部屋で連動または単独で空調を行えるようにしたものである。

    従来より、浴室内の暖房等を行う浴室暖房機が提案されている。 一般的に、冬季においては住宅の居室は暖房されており、寒さを感じない温度となっているが、暖房されていない浴室は入浴前の温度が低く、入浴者は浴室への入室直後は寒さを感じる。

    そこで、浴室暖房機を使用して浴室内を予め暖房しておき、冬季の入浴時における居室と浴室の温度差を解消することで、浴室への入室直後に寒さを感じないようにして、入浴者の負担の軽減を図っている。

    また、浴室暖房機は換気機能を備えており、浴室内の湿気等を排出できるようになっている。

    さて、浴室に隣接する洗面脱衣所も、従来は暖房機が設置されておらず、冬季は暖房されている居室との温度差があるので、脱衣中等には寒さを感じる。 そこで、洗面脱衣所内の暖房等を行う洗面所暖房機が提案されている。

    従来は、浴室と洗面脱衣所のように隣接する2部屋の空調を行えるようにするためには、上述したようにそれぞれの部屋に暖房機等を設置して、ユーザはそれぞれの暖房機を操作して暖房運転等を行っていた。

    これに対して、浴室暖房機に、別室の空調を行える機能を搭載した装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。

    特開平9−264550号公報

    しかし、2部屋のそれぞれに暖房機等を設置する構成では、連動して運転が行えないので、操作に手間がかかるという問題があった。

    本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、2部屋の空調を連動させることができる空調装置を提供することを目的とする。

    上述した課題を解決するため、本発明に係る空調装置は、第1の部屋の空気を吸い込んで、温風または送風を第1の部屋に吹き出す運転と、第1の部屋の空気を吸い込んで、屋外へ排出する運転が切り替えて実行される第1の空調機と、第1の部屋と隣接した第2の部屋の空気を吸い込んで、温風または送風を第2の部屋に吹き出す運転と、第2の部屋の空気を吸い込んで、屋外へ排出する運転が切り替えて実行される第2の空調機と、第1の空調機と第2の空調機を連動させて運転する制御手段とを備えたことを特徴とする。

    本発明の空調装置では、第1の空調機は、第1の部屋の空気を吸い込み、温風または送風を第1の部屋に吹き出すことで、第1の部屋に対する暖房運転を行う。 また、第1の部屋の空気を吸い込み、屋外へ排出することで、第1の部屋に対する換気運転を行う。

    第2の空調機は、第2の部屋の空気を吸い込み、温風または送風を第2の部屋に吹き出すことで、第2の部屋に対する暖房運転を行う。 また、第2の部屋の空気を吸い込み、屋外へ排出することで、第2の部屋に対する換気運転を行う。

    制御手段は、第1の空調機と第2の空調機の運転を連動させることで、第1の部屋と第2の部屋で同時もしくは選択的に暖房または換気を行う。

    本発明の空調装置によれば、2部屋にそれぞれ空調機を設置して、各空調機を連動させて運転を行えるので、部屋毎の暖房や換気等を選択的に行うことができる。

    また、各空調機を連動させて運転が行えることで、複数の空調機の操作を簡単なものとすることができる。

    以下、図面を参照して本発明の空調装置の実施の形態について説明する。

    <第1の実施の形態の空調装置の構成例>
    図1〜図3は第1の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図で、図1(a)は空調装置1Aを一方の側面から見た側断面図、図1(b)は空調装置1Aを他方の側面から見た側断面図である。 また、図2は空調装置1Aの平面断面図、図3は空調装置1Aの正面断面図である。

    第1の実施の形態の空調装置1Aは、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを一体に構成し、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aで各部の駆動手段を独立して備えたものである。

    洗面所空調機2Aは第1の空調機の一例で、ファン4aと、ファン4aを駆動するファンモータ5aと、風路を形成するファンケース6aと、風路を切り替えるダンパ7aと、ダンパ7aを駆動するダンパモータ8aを備える。

    ファン4aは多翼の羽根車で、ファンモータ5aの軸に取り付けられる。 ファンモータ5aはファン駆動手段の一例で、ファン4aの回転軸を平方向としてファンケース6aに取り付けられる。

    ファンケース6aは、ファン4aの軸方向に沿った面を開口して形成されるファン吸込口9aを備える。 また、ファンケース6aは、ファン4aの接線方向に沿った下面を開口して形成されるファン吹出口10aと、ファン4aの接線方向に沿った側面を開口して形成されるファン排気口11aとを備える。

    ダンパ7aは風路切替部材の一例で、ダンパモータ8aにより軸12aを支点に回転して風路の切り替え動作を行う。 ダンパモータ8aは風路切替駆動手段の一例で、例えば、ギアG等を介してダンパ7aに駆動を伝達する。

    ファンケース6a内には、ダンパ7aの位置によって、ファン吸込口9aからファン吹出口10aへ連通した循環風路13aか、ファン排気口11aへ連通した排気風路14aが形成される。

    すなわち、ダンパ7aが図1(a)に実線で示す全閉位置にあると、ファン排気口11aへの風路が遮蔽され、ファン吸込口9aからファン吹出口10aへ連通した循環風路13aが形成される。 なお、ダンパ7aが全閉となる位置をダンパ7aの循環位置と称す。

    これに対して、ダンパ7aが図1(a)に一点鎖線で示す全開位置にあると、ファン吹出口10aへの風路が遮蔽され、ファン吸込口9aからファン排気口11aへ連通した排気風路14aが形成される。 なお、ダンパ7aが全開となる位置をダンパ7aの換気位置と称す。

    洗面所空調機2Aは、ファンケース6aにヒータ15aを備える。 ヒータ15aは加熱手段の一例で、ファンケース6aのファン吹出口10aに備えられる。 図1(a)に実線で示すように、ダンパ7aを循環位置とし、ファンモータ5aによりファン4aを回転駆動すると、空気がファン吸込口9aから吸い込まれ、循環風路13aを通りファン吹出口10aから吹き出す。 ヒータ15aに通電すると、ヒータ15aが加熱することでファン吹出口10aを通る空気が温められ、温風がファン吹出口10aから吹き出す。

    ここで、ヒータ15aとしては例えばPTCヒータを備える。 PTCヒータは、正極性のサーミスタ特性を有するヒータで、温度が上昇すると抵抗値が上昇し、これにより消費する電流が制御されると共に温度上昇が緩やかになり、その後、消費電流及び発熱部の温度が、飽和領域に達して安定していくものであり、自己温度制御を行う。

    このように、PTCヒータでは、ヒータの温度が上昇すると消費電流が低くなり、その後一定温度の飽和領域に達すると、消費電流が低い値で安定する特性があるために、これを用いることにより、消費電力の節約ができると共に、発熱体の温度の異常上昇を防止可能であるという利点がある。

    浴室空調機3Aは第2の空調機の一例で、洗面所空調機2Aと同等の構成を有し、ファン4bと、ファン4bを駆動するファンモータ5bと、風路を形成するファンケース6bと、風路を切り替えるダンパ7bと、ダンパ7bを駆動するダンパモータ8bを備える。

    ファン4bは多翼の羽根車で、ファンモータ5bの軸に取り付けられる。 ファンモータ5bはファン駆動手段の一例で、ファン4bの回転軸を水平方向としてファンケース6bに取り付けられる。

    ファンケース6bは、ファン4bの軸方向に沿った面を開口して形成されるファン吸込口9bを備える。 また、ファンケース6bは、ファン4bの接線方向に沿った下面を開口して形成されるファン吹出口10bと、ファン4bの接線方向に沿った側面を開口して形成されるファン排気口11bとを備える。

    ダンパ7bは風路切替部材の一例で、ダンパモータ8bにより軸12bを支点に回転して風路の切り替え動作を行う。 ダンパモータ8bは風路切替駆動手段の一例で、例えば、ギアG等を介してダンパ7bに駆動力を伝達する。

    ファンケース6b内には、ダンパ7bの位置によって、ファン吸込口9bからファン吹出口10bへ連通した循環風路13bか、ファン排気口11bへ連通した排気風路14bが形成される。

    すなわち、ダンパ7bが図1(b)に実線で示す全閉位置にあると、ファン排気口11bへの風路が遮蔽され、ファン吸込口9bからファン吹出口10bへ連通した循環風路13bが形成される。 なお、ダンパ7bが全閉となる位置をダンパ7bの循環位置と称す。

    これに対して、ダンパ7bが図1(b)に一点鎖線で示す全開位置にあると、ファン吹出口10bへの風路が遮蔽され、ファン吸込口9bからファン排気口11bへ連通した排気風路14bが形成される。 なお、ダンパ7bが全開となる位置をダンパ7bの換気位置と称す。

    浴室空調機3Aは、ファンケース6bにヒータ15bを備える。 ヒータ15bは加熱手段の一例で、ファンケース6bのファン吹出口10bに備えられる。 ここで、ヒータ15bとしては例えばPTCヒータを備える。

    図1(b)に実線で示すように、ダンパ7bを循環位置とし、ファンモータ5bによりファン4bを回転駆動すると、空気がファン吸込口9bから吸い込まれ、循環風路13bを通りファン吹出口10bから吹き出す。 ヒータ15bに通電すると、ヒータ15bが加熱することでファン吹出口10bを通る空気が温められ、温風がファン吹出口10bから吹き出す。

    空調装置1Aは、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aが収容される本体ケース16を備える。 本体ケース16は、内部が仕切り部材17で仕切られ、仕切り部材17を挟んで一方の空間に洗面所空調機2Aを備え、他方の空間に浴室空調機3Aを備える。

    洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aは、仕切り部材17を挟んで対称な形態で、洗面所空調機2Aにおいて、ファンケース6aにより形成される循環風路13a及び排気風路14aと、浴室空調機3Aにおいて、ファンケース6bにより形成される循環風路13a及び排気風路14bは、仕切り部材17で仕切られて独立しており、空気が混合することがない構成である。

    洗面所空調機2Aのファンケース6aに形成されたファン吸込口9aと、浴室空調機3Aのファンケース6bに形成されたファン吸込口9bは、それぞれが水平方向に外側を向いている。

    そして、洗面所空調機2Aのファン吸込口9aと連通した吸込開口部18aと、浴室空調機3Aのファン吸込口9bと連通した吸込開口部18bが、本体ケース16の下面に独立して形成される。

    また、洗面所空調機2Aのファン吹出口10aと、浴室空調機3Aのファン吹出口10bは、本体ケース16の下面に独立して形成され、洗面所空調機2Aのファン排気口11aと、浴室空調機3Aのファン排気口11bは、本体ケース16の側面に独立して形成される。

    空調装置1Aは、本体ケース16の下面に、洗面所空調機2Aに対応してフロントパネル19aが取り付けられ、浴室空調機3Aに対応してフロントパネル19bが取り付けられる。

    洗面所空調機2Aのフロントパネル19aと浴室空調機3Aのフロントパネル19bは、互いが独立した部品として構成され、洗面所空調機2Aのフロントパネル19aは、吸込開口部18aと連通した吸込口20aと、ファン吹出口10aと連通した吹出口21aを備える。 また、浴室空調機3Aのフロントパネル19bは、吸込開口部18bと連通した吸込口20bと、ファン吹出口10bと連通した吹出口21bを備える。

    空調装置1Aは、洗面所空調機2Aのファン排気口11aと浴室空調機3Aのファン排気口11bを繋ぐ排気チャンバー22を備える。 排気チャンバー22は連結配管の一例で、ファン排気口11aとファン排気口11bが形成された本体ケース16の側面に取り付けられ、ファン排気口11aから吹き出す空気の流路とファン排気口11bから吹き出す空気の流路を1本に繋ぐ。

    排気チャンバー22には排気ダクト23が取り付けられる。 排気ダクト23は排気配管の一例で、排気チャンバー22を介して空調装置1Aと屋外とを繋ぐ。

    <第1の実施の形態の空調装置の制御機能例>
    図4は第1の実施の形態の空調装置1Aの制御系の一例を示す機能ブロック図である。 空調装置1Aは、制御部31と操作部32を備え、操作部32で入浴者等のユーザの操作を受け、制御部31が洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを制御する。

    制御部31は制御手段の一例で、洗面所空調機2Aのファンモータ5aと、ダンパモータ8aと、ヒータ15a等が接続される。 また、浴室空調機3Aのファンモータ5bと、ダンパモータ8bと、ヒータ15b等が接続される。

    制御部31は、図示しないCPUやメモリ等を備え、操作部32での操作と、予め記憶されているプログラムに従って、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを連動させて制御する。 ここで、制御部31を構成する基板は、例えば、浴室の湿気の影響を受けにくい洗面所空調機2A側の本体ケース16内に設置される。 また、基板を本体ケース16の外側に収容できる構成としても良い。

    図5は操作部32の一例を示す構成図である。 図5(a)に示す操作部32aは操作手段の一例で、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aで連動して暖房運転を行う暖房運転モードを選択する暖房モードボタン33と、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aで連動して換気運転を行う換気運転モードを選択する換気モードボタン34を備える。

    また、操作部32aは、各種時間の設定を行うタイマ設定ボタン35と、設定内容の表示等を行う表示部36等を備える。

    <第1の実施の形態の空調装置の設置例>
    図6〜図8は第1の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図で、図6は洗面脱衣所51及び浴室52を並び方向正面側から見た構成図、図7は洗面脱衣所51及び浴室52を天井側から見た構成図、図8は洗面脱衣所51を側方から見た構成図である。

    空調装置1Aの設置場所は、洗面脱衣所51と浴室52であり、空調装置1Aは、洗面脱衣所51と浴室52に跨る形態で設置される。 洗面脱衣所51は第1の部屋の一例で、浴室52は第2の部屋の一例であり、洗面脱衣所51と浴室52は間仕切り53を挟んで隣接する。

    空調装置1Aは、洗面脱衣所51と浴室52の間仕切り53上の天井面54に、洗面脱衣所51に対応して洗面所空調機2Aが設置されると共に、浴室52に対応して浴室空調機3Aが設置される向きで取り付けられる。

    空調装置1Aは、本体ケース16の下面に、洗面所空調機2Aに対応してフロントパネル19aが取り付けられ、浴室空調機3Aに対応してフロントパネル19bが取り付けられることで、洗面脱衣所51の天井面54にフロントパネル19aが設置され、浴室52の天井面54にフロントパネル19bが設置される。

    また、空調装置1Aは、排気チャンバー22に接続された排気ダクト23が図示しない建物の外壁まで延び、屋外への排気が行われる。

    更に、空調装置1Aは、図5等で説明した操作部32aが、洗面脱衣所51と浴室52の間の間仕切り53の洗面脱衣所51側の壁面53aに取り付けられる。 なお、操作部32aと空調装置1Aの制御部31は、例えば電気ケーブル等の有線で接続される。

    <第1の実施の形態の空調装置の動作例>
    次に、各図を参照して第1の実施の形態の空調装置1Aの動作について説明する。 まず、暖房運転について説明すると、入浴者等は、入浴前に洗面脱衣所51と浴室52を暖房するため、洗面脱衣所51に設置されている操作部32aの暖房モードボタン33を押す。

    操作部32aの暖房モードボタン33が押されると、制御部31は、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを連動させた暖房運転モードが選択されたと判断して、洗面所空調機2Aのファンモータ5aとダンパモータ8aとヒータ15aを駆動すると共に、浴室空調機3Aのファンモータ5bとダンパモータ8bとヒータ15bを駆動する。

    すなわち、主制御部31は、洗面所空調機2Aのダンパモータ8aを駆動して、ダンパ7aの位置を図1(a)に実線で示す循環位置とする。 これにより、洗面所空調機2Aでは、ファンケース6aのファン吸込口9aからファン吹出口10aまでの風路を介して、フロントパネル19aの吸込口20aから吹出口21aまで連通した循環風路13aが形成される。

    また、主制御部31は、浴室空調機3Aのダンパモータ8bを駆動して、ダンパ7bの位置を図1(b)に実線で示す循環位置とする。 これにより、浴室空調機3Aでは、ファンケース6bのファン吸込口9bからファン吹出口10bまでの風路を介して、フロントパネル19bの吸込口20bから吹出口21bまで連通した循環風路13bが形成される。

    更に、主制御部31は、洗面所空調機2Aのファンモータ5aを回転駆動してファン4aを回転させると共に、ヒータ15aに通電してヒータ15aを加熱させる。 また、主制御部31は、浴室空調機3Aのファンモータ5bを回転駆動してファン4bを回転させると共に、ヒータ15bに通電してヒータ15bを加熱させる。

    これにより、空調装置1Aは、洗面所空調機2Aにおいては、洗面脱衣所51の天井に設置されたフロントパネル19aの吸込口20aから、本体ケース16の吸込開口部18aを介してファンケース6aのファン吸込口9aへと洗面脱衣所51の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7aの位置が循環位置であると、ファンケース6aにおいてファン吸込口9aからファン吹出口10aへの循環風路13aが形成されるので、ファン吸込口9aから吸い込まれた空気は、循環風路13aを通りファン吹出口10aからフロントパネル19aの吹出口21aを介して洗面脱衣所51内に吹き出される。

    そして、ヒータ15aは、ファンケース6aのファン吹出口10aに配置されるので、ヒータ15aに通電されてヒータ15aが加熱されると、循環風路13aを通る空気が温められて、フロントパネル19aの吹出口21aから吹き出す。 これにより、空調装置1Aは、洗面所空調機2Aにより洗面脱衣所51の空気を循環させながら、洗面脱衣所51内を暖房することができる。

    また、空調装置1Aは、浴室空調機3Aでも同様に、浴室52の天井に設置されたフロントパネル19bの吸込口20bから、本体ケース16の吸込開口部18bを介してファンケース6bのファン吸込口9bへと浴室52の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7bの位置が循環位置であると、ファンケース6bにおいてファン吸込口9bからファン吹出口10bへの循環風路13bが形成されるので、ファン吸込口9bから吸い込まれた空気は、循環風路13bを通りファン吹出口10bからフロントパネル19bの吹出口21bを介して浴室52内に吹き出される。

    そして、ヒータ15bは、ファンケース6bのファン吹出口10bに配置されるので、ヒータ15bに通電されてヒータ15bが加熱されると、循環風路13bを通る空気が温められて、フロントパネル19bの吹出口21bから吹き出す。 これにより、空調装置1Aは、浴室空調機3Aにより浴室52の空気を循環させながら、浴室52内を暖房することができる。

    入浴者等は、暖房運転を停止させる際には、操作部32aの暖房モードボタン33を再度押す。 操作部32aの暖房モードボタン33が再度押されると、制御部31は、暖房運転モードの停止が選択されたと判断して、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを異なるタイミングで停止させる。

    すなわち、制御部31は、まず、浴室空調機3Aのヒータ15bとファンモータ5bの駆動を停止する。 これにより、浴室空調機3Aからの温風の吹き出しが停止する。

    次に、制御部31は、予め設定されている所定の暖房運転時間が経過すると、洗面所空調機2Aのヒータ15aとファンモータ5aの駆動を停止する。 これにより、洗面所空調機2Aからの温風の吹き出しが、浴室空調機3Aより遅延して停止する。

    ここで、洗面所空調機2Aの暖房運転を遅延させて停止させるための暖房運転時間は、入浴者の入浴時間等を考慮して設定される。 すなわち、空調装置1Aでは、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを連動させて、入浴前に洗面脱衣所51と浴室52をそれぞれ暖房する。

    これに対して、入浴中は、温風であっても入浴者に風が当たると寒く感じることがあるので、入浴前の暖房運転を行った後、入浴者の操作等により、入浴中は空調装置1Aの運転を停止する。

    但し、入浴中に洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aの双方の暖房運転を停止させると、入浴中に洗面脱衣所52の温度が低下する可能性がある。 このため、洗面所空調機2Aの暖房運転を遅延させて停止させることで、入浴中の洗面脱衣所51の温度低下を抑制する。

    空調装置1Aでは、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aでヒータ15aとヒータ15bが独立しており、ヒータ15aとヒータ15bの駆動と駆動停止を個別に制御することができる。 また、ファン4a,4bの駆動源が独立しており、ファン4aとファン4bの駆動と駆動停止を個別に制御することができる。

    従って、浴室空調機3Aに対して、洗面所空調機2Aの暖房運転を遅延して停止させることが可能である。

    次に、換気運転について説明すると、入浴者等は、洗面脱衣所51と浴室52を換気するため、操作部32aの換気モードボタン34を押す。

    操作部32aの換気モードボタン34が押されると、制御部31は、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを連動させた換気運転モードが選択されたと判断して、洗面所空調機2Aのファンモータ5aとダンパモータ8aを駆動すると共に、浴室空調機3Aのファンモータ5bとダンパモータ8bを駆動する。

    すなわち、主制御部31は、洗面所空調機2Aのダンパモータ8aを駆動して、ダンパ7aの位置を図1(a)に一点鎖線で示す換気位置とする。 これにより、洗面所空調機2Aでは、ファンケース6aのファン吸込口9aからファン排気口11aまでの風路を介して、フロントパネル19aの吸込口20aからファン排気口11aまで連通した排気風路14aが形成される。

    また、主制御部31は、浴室空調機3Aのダンパモータ8bを駆動して、ダンパ7bの位置を図1(b)に一点鎖線で示す換気位置とする。 これにより、浴室空調機3Aでは、ファンケース6bのファン吸込口9bからファン排気口11bまでの風路を介して、フロントパネル19bの吸込口20bからファン排気口11bまで連通した排気風路14bが形成される。

    更に、主制御部31は、洗面所空調機2Aのファンモータ5aを回転駆動してファン4aを回転させると共に、浴室空調機3Aのファンモータ5bを回転駆動してファン4bを回転させる。 換気運転モードでは、ヒータ15a,15bは共に非駆動である。

    これにより、空調装置1Aは、洗面所空調機2Aにおいては、洗面脱衣所51の天井に設置されたフロントパネル19aの吸込口20aから、本体ケース16の吸込開口部18aを介してファンケース6aのファン吸込口9aへと洗面脱衣所51の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7aの位置が換気位置であると、ファンケース6aにおいてファン吸込口9aからファン排気口11aへの排気風路14aが形成されるので、ファン吸込口9aから吸い込まれた空気は、排気風路14aを通りファン排気口11aから排気チャンバー22及び排気ダクト23を介して屋外へ排気される。

    これにより、空調装置1Aは、洗面所空調機2Aにより洗面脱衣所51の空気を屋外に排気して、洗面脱衣所51を換気することができる。

    また、空調装置1Aは、浴室空調機3Aでも同様に、浴室52の天井に設置されたフロントパネル19bの吸込口20bから、本体ケース16の吸込開口部18bを介してファンケース6bのファン吸込口9bへと浴室52の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7bの位置が換気位置であると、ファンケース6bにおいてファン吸込口9bからファン排気口11bへの排気風路14bが形成されるので、ファン吸込口9bから吸い込まれた空気は、排気風路14bを通りファン排気口11bから排気チャンバー22及び排気ダクト23を介して屋外へ排気される。

    これにより、空調装置1Aは、浴室空調機3Aにより浴室52の空気を屋外に排気して、浴室52を換気することができる。

    なお、洗面所空調機2A及び浴室空調機3Aで換気運転を行う際には、洗面脱衣所51と図示しない廊下等の間に設けられるドアのガラリやアンダーカット、及び、洗面脱衣所51と浴室52を仕切る間仕切り53に設けられるドア55のガラリ55aを通して、部屋の空気等が給気される。

    入浴者等は、換気運転を停止させる際には、操作部32aの換気モードボタン34を再度押す。 操作部32aの換気モードボタン34が再度押されると、制御部31は、換気運転モードの停止が選択されたと判断して、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを同時に停止させる。

    すなわち、制御部31は、洗面所空調機2Aのファンモータ5aと浴室空調機3Aのファンモータ5bの駆動を同時に停止する。 これにより、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aによる換気運転が停止する。

    なお、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aのダンパ7a,7bを図1(a),(b)の破線で示すような中間位置として、室内空気の排気(換気)と室内への送風を同時に行う涼風運転モード、及び室内空気の排気(換気)とヒータ15a,15bに通電することによる室内へ温風の送風を同時に行う衣類等の乾燥運転モードを設けても良い。 また、これらモードを選択できるように、操作部32aに選択ボタンを設けるようにしても良い。

    以上説明したように、第1の実施の形態の空調装置1Aでは、単一の操作部32aを操作することで、洗面所空調機2Aによる洗面脱衣所51の暖房または換気と、浴室空調機3Aによる浴室52の暖房または換気を連動させて行うことができる。 これにより、2部屋の暖房や換気を簡単な操作で行うことができる。

    また、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを単一の本体ケース26に収容して一体化してあるので、1台の装置の設置作業と同等の設置作業で、2台の装置を設置可能となる。

    なお、本発明での浴室とは、浴槽を有せず、シャワーのみのシャワー室も含むものである。

    ここで、図5(b)は操作部32の変形例を示す。 図5(b)に示す操作部32bは、洗面脱衣所51と浴室52の暖房と換気を選択的に連動運転と個別運転を行えるようにしたものである。

    すなわち、操作部32bは、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aで連動して暖房運転を行う暖房運転モードを選択する同時暖房モードボタン33aと、洗面所空調機2A単体で暖房運転を行う洗面所暖房モードボタン33bと、浴室空調機3A単体で暖房運転を行う浴室暖房モードボタン33cを備える。

    また、操作部32bは、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aで連動して換気運転を行う換気運転モードを選択する同時換気モードボタン34aと、洗面所空調機2A単体で換気運転を行う洗面所換気モードボタン34bと、浴室空調機3A単体で換気運転を行う浴室換気モードボタン34cを備える。

    これにより、操作部32bの同時暖房モードボタン33aを選択することで、上述したように、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aの両方を連動させた暖房運転が行える。 これに対して、操作部32bの洗面所暖房モードボタン33bを選択することで、浴室空調機3Aは停止させ、洗面所空調機2A単体での暖房運転が行える。 また、操作部32bの浴室暖房モードボタン33cを選択することで、洗面所空調機2Aは停止させ、浴室空調機3A単体での暖房運転が行える。

    同様に、操作部32bの同時換気モードボタン34aを選択することで、上述したように、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aの両方を連動させた換気運転が行える。 これに対して、操作部32bの洗面所換気モードボタン34bを選択することで、浴室空調機3Aは停止させ、洗面所空調機2A単体での換気運転が行える。 また、操作部32bの浴室換気モードボタン34cを選択することで、洗面所空調機2Aは停止させ、浴室空調機3A単体での換気運転が行える。

    <第2の実施の形態の空調装置の構成例>
    図9,図10は第2の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図で、図9は空調装置1Bの平面断面図、図10は空調装置1Bの正面断面図である。 ここで、第2の実施の形態の空調装置1Bにおいて、洗面所空調機及び浴室空調機の側面図については、図1と同等であるので、図示を省略する。 なお、以下の説明では、第1の実施の形態の空調装置1Aと同じ構成については同じ番号を付して説明する。

    第2の実施の形態の空調装置1Bは、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bを一体に構成し、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bで各部の駆動手段を共用したものである。

    洗面所空調機2Bは第1の空調機の一例で、ファン4aと、風路を形成するファンケース6aと、風路を切り替えるダンパ7aと、ヒータ15aを備える。 また、浴室空調機3Bは第2の空調機の一例で、ファン4bと、風路を形成するファンケース6bと、風路を切り替えるダンパ7bと、ヒータ15bを備える。

    空調装置1Bは、洗面所空調機2Bのファン4aと、浴室空調機3Bのファン4bを駆動するファンモータ24と、洗面所空調機2Bのダンパ7aと、浴室空調機3Bのダンパ7bを駆動するダンパモータ25を備える。

    ファンモータ24はファン駆動手段の一例で、モータケースの両端から軸が突出した両軸のモータである。 洗面所空調機2Bのファン4aと浴室空調機3Bのファン4bは、回転軸を水平方向として同軸上に配置され、ファンモータ24の一方の軸にファン4aが取り付けられ、他方の軸にファン4bが取り付けられる。

    ダンパモータ25は風路切替駆動手段の一例で、例えば、ギアG等を介して洗面所空調機2Bのダンパ7aと浴室空調機3Bのダンパ7bに駆動力を伝達する。 洗面所空調機2Bのダンパ7aと浴室空調機3Bのダンパ7bは、それぞれ軸12a,12bを支点に連動して回転して、風路の切り替え動作を行う。

    空調装置1Bでは、洗面所空調機2Bにおいて、ダンパ7aがダンパモータ25で駆動され、図1(a)に実線で示す循環位置にあると、浴室空調機3Bにおいても、ダンパ7bがダンパモータ25に駆動されることで、図1(b)に実線で示す循環位置となる。 これにより、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bの双方でそれぞれ循環風路13a,13bが形成される。

    これに対して、洗面所空調機2Bにおいて、ダンパ7aがダンパモータ25で駆動され、図1(a)に一点鎖線で示す換気位置にあると、浴室空調機3Bにおいても、ダンパ7bがダンパモータ25に駆動されることで、図1(b)に一点鎖線で示す換気位置となる。 これにより、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bの双方でそれぞれ排気風路14a,14bが形成される。

    空調装置1Bは、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bが本体ケース16に収容される。 洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bは、仕切り部材17を挟んで対称な形態で、ファンモータ24は、軸が水平方向となる向きで仕切り部材17を貫通して取り付けられる。

    空調装置1Bは、本体ケース16の下面に、洗面所空調機2Bに対応してフロントパネル19aが取り付けられ、浴室空調機3Bに対応してフロントパネル19bが取り付けられる。 洗面所空調機2Aのフロントパネル19aと浴室空調機3Aのフロントパネル19bは、互いが独立した部品として構成される。

    また、空調装置1Bは、洗面所空調機2Bのファン排気口11aと浴室空調機3Bのファン排気口11bを繋ぐ排気チャンバー22が取り付けられ、排気チャンバー22には、空調装置1Bと屋外とを繋ぐ排気ダクト23が接続される。

    <第2の実施の形態の空調装置の制御機能例>
    図11は第2の実施の形態の空調装置1Bの制御系の一例を示す機能ブロック図である。 空調装置1Bは、制御部37と操作部32aを備え、操作部32aで入浴者等のユーザの操作を受け、制御部37が洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bを制御する。

    制御部37は制御手段の一例で、洗面所空調機2Bのファン4aと浴室空調機3Bのファン4bを駆動するファンモータ24と、洗面所空調機2Bのダンパ7aと浴室空調機3Bのダンパ7bを駆動するダンパモータ25と、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bのそれぞれのヒータ15a,15b等が接続される。

    制御部37は、図示しないCPUやメモリ等を備え、操作部32aでの操作と、予め記憶されているプログラムに従って、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bを連動させて制御する。 ここで、操作部32aは、本例では図5(a)で説明したものと同じとする。

    <第2の実施の形態の空調装置の設置例>
    図12,図13は第2の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図で、図12は洗面脱衣所51及び浴室52を並び方向正面側から見た構成図、図13は洗面脱衣所51及び浴室52を天井側から見た構成図である。 ここで、洗面脱衣所51を側方から見た図は図8を同等であるので、図示を省略する。

    第2の実施の形態の空調装置1Bの設置形態は、第1の実施の形態の空調装置1Bと同じであり、空調装置1Bは、洗面脱衣所51と浴室52の間仕切り53上の天井面54に、洗面脱衣所51に対応して洗面所空調機2Bが設置されると共に、浴室52に対応して浴室空調機3Bが設置される向きで取り付けられる。

    そして、空調装置1Bは、洗面脱衣所51の天井面54にフロントパネル19aが設置され、浴室52の天井面54にフロントパネル19bが設置される。

    <第2の実施の形態の空調装置の動作例>
    次に、各図を参照して第2の実施の形態の空調装置1Bの動作について説明する。 まず、暖房運転について説明すると、入浴者等は、入浴前に洗面脱衣所51と浴室52を暖房するため、洗面脱衣所51に設置されている操作部32aの暖房モードボタン33を押す。

    操作部32aの暖房モードボタン33が押されると、制御部37は、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bを連動させた暖房運転モードが選択されたと判断して、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bで共用しているファンモータ24及びダンパモータ25と、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bのそれぞれのヒータ15a及びヒータ15bを駆動する。

    すなわち、主制御部37は、ダンパモータ25を駆動して、洗面所空調機2Bのダンパ7aの位置を図1(a)に実線で示す循環位置とすると共に、浴室空調機3Bのダンパ7bの位置を図1(b)に実線で示す循環位置とする。

    これにより、洗面所空調機2Bでは、ファンケース6aのファン吸込口9aからファン吹出口10aまでの風路を介して、フロントパネル19aの吸込口20aから吹出口21aまで連通した循環風路13aが形成される。

    また、浴室空調機3Bでは、ファンケース6bのファン吸込口9bからファン吹出口10bまでの風路を介して、フロントパネル19bの吸込口20bから吹出口21bまで連通した循環風路13bが形成される。

    更に、主制御部37は、ファンモータ24を回転駆動して洗面所空調機2Bのファン4aを回転させると共に、浴室空調機3Bのファン4bを回転させる、また、洗面所空調機2Bのヒータ15aに通電してヒータ15aを加熱させると共に、浴室空調機3Bのヒータ15bに通電してヒータ15bを加熱させる。

    これにより、空調装置1Bは、洗面所空調機2Bにおいては、洗面脱衣所51の天井に設置されたフロントパネル19aの吸込口20aから、ファンケース6aのファン吸込口9aへと洗面脱衣所51の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7aの位置が循環位置であるので、ファン吸込口9aから吸い込まれた空気は、循環風路13aを通りファン吹出口10aからフロントパネル19aの吹出口21aを介して洗面脱衣所51内に吹き出される。

    そして、ヒータ15aに通電されてヒータ15aが加熱されると、循環風路13aを通る空気が温められて、フロントパネル19aの吹出口21aから吹き出す。 これにより、空調装置1Bは、洗面所空調機2Bにより洗面脱衣所51の空気を循環させながら、洗面脱衣所51内を暖房することができる。

    また、空調装置1Bは、浴室空調機3Bでも同様に、浴室52の天井に設置されたフロントパネル19bの吸込口20bから、ファンケース6bのファン吸込口9bへと浴室52の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7bの位置が循環位置であるので、ファン吸込口9bから吸い込まれた空気は、循環風路13bを通りファン吹出口10bからフロントパネル19bの吹出口21bを介して浴室52内に吹き出される。

    そして、ヒータ15bに通電されてヒータ15bが加熱されると、循環風路13bを通る空気が温められて、フロントパネル19bの吹出口21bから吹き出す。 これにより、空調装置1Bは、浴室空調機3Bにより浴室52の空気を循環させながら、浴室52内を暖房することができる。

    入浴者等は、暖房運転を停止させる際には、操作部32aの暖房モードボタン33を再度押す。 操作部32aの暖房モードボタン33が再度押されると、制御部37は、暖房運転モードの停止が選択されたと判断して、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aを同時に停止させる。

    すなわち、空調装置1Bでは、洗面所空調機2Bのファン4aと浴室空調機3Bのファン4bが共通のファンモータ24で駆動されているので、個別に送風を停止することができない。

    このため、制御部37は、洗面所空調機2Bのヒータ15aと浴室空調機3Bのヒータ15bの駆動を停止すると共に、ファンモータ24の駆動を停止する。 これにより、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bからの温風の吹き出しが停止する。

    次に、換気運転について説明すると、入浴者等は、洗面脱衣所51と浴室52を換気するため、操作部32aの換気モードボタン34を押す。

    操作部32aの換気モードボタン34が押されると、制御部37は、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bを連動させた換気運転モードが選択されたと判断して、ファンモータ24とダンパモータ25を駆動する。

    すなわち、主制御部37は、ダンパモータ25を駆動して、洗面所空調機2Bのダンパ7aの位置を図1(a)に一点鎖線で示す換気位置とすると共に、浴室空調機3Bのダンパ7bの位置を図1(b)に一点鎖線で示す換気位置とする。

    これにより、洗面所空調機2Bでは、ファンケース6aのファン吸込口9aからファン排気口11aまでの風路を介して、フロントパネル19aの吸込口20aからファン排気口11aまで連通した排気風路14aが形成される。

    また、浴室空調機3Bでは、ファンケース6bのファン吸込口9bからファン排気口11bまでの風路を介して、フロントパネル19bの吸込口20bからファン排気口11bまで連通した排気風路14bが形成される。

    更に、主制御部37は、ファンモータ24を回転駆動して洗面所空調機2Bのファン4aを回転させると共に、浴室空調機3Bのファン4bを回転させる。 換気運転モードでは、ヒータ15a,15bは共に非駆動である。

    これにより、空調装置1Bは、洗面所空調機2Bにおいては、洗面脱衣所51の天井に設置されたフロントパネル19aの吸込口20aから、ファンケース6aのファン吸込口9aへと洗面脱衣所51の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7aの位置が換気位置であるので、ファン吸込口9aから吸い込まれた空気は、排気風路14aを通りファン排気口11aから排気チャンバー22及び排気ダクト23を介して屋外へ排気される。

    これにより、空調装置1Bは、洗面所空調機2Bにより洗面脱衣所51の空気を屋外に排気して、洗面脱衣所51を換気することができる。

    また、空調装置1Bは、浴室空調機3Bでも同様に、浴室52の天井に設置されたフロントパネル19bの吸込口20bから、ファンケース6bのファン吸込口9bへと浴室52の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7bの位置が換気位置であるので、ファン吸込口9bから吸い込まれた空気は、排気風路14bを通りファン排気口11bから排気チャンバー22及び排気ダクト23を介して屋外へ排気される。

    これにより、空調装置1Bは、浴室空調機3Bにより浴室52の空気を屋外に排気して、浴室52を換気することができる。

    入浴者等は、換気運転を停止させる際には、操作部32aの換気モードボタン34を再度押す。 操作部32aの換気モードボタン34が再度押されると、制御部37は、換気運転モードの停止が選択されたと判断して、洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bを同時に停止させる。

    すなわち、制御部37は、ファンモータ24の駆動を停止することで、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aによる換気運転が停止する。

    以上説明したように、第2の実施の形態の空調装置1Bでは、第1の実施の形態の空調装置1Aで得られる効果に加え、ファンモータとダンパモータを洗面所空調機2Bと浴室空調機3Bで共用としたので、構成を簡単にして、装置の小型化を図ることができると共に、低コスト化を図ることができる。

    なお、第2の実施の形態の空調装置1Bでも、ダンパ7a,7bを図1に示すような中間位置として、涼風運転や乾燥運転を行えるようにしても良い。

    <第3の実施の形態の空調装置の構成例>
    図14〜図16は第3の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図で、図16は空調装置1Cを構成する洗面所空調機2C及び浴室空調機3Cの側断面図、図15は洗面所空調機2C及び浴室空調機3Cの平面断面図、図18は洗面所空調機2C及び浴室空調機3Cの正面断面図である。

    第3の実施の形態の空調装置1Cは、洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cを独立した構成としたものである。 なお、以下の説明では、第1の実施の形態の空調装置1Aと同じ構成については同じ番号を付して説明する。 ここで、本例では、洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cは同じ構成を有しているので、図14〜図16において、浴室空調機3Cの構成を説明する符号については括弧内に示す。

    洗面所空調機2Cは第1の空調機の一例で、第1の実施の形態の洗面所空調機2Aと同等の構成を有する。 洗面所空調機2Cは、ファン4aと、ファン4aを駆動するファンモータ5aと、風路を形成するファンケース6aと、風路を切り替えるダンパ7aと、ダンパ7aを駆動するダンパモータ8aと、ヒータ15aを備え、本体ケース26aに収容される。

    洗面所空調機2Cは、ファンケース6aに形成されたファン吸込口9aと連通した吸込開口部27aが、本体ケース26aの下面に形成される。 また、ファンケース6aのファン吹出口10aが本体ケース26aの下面に形成され、ファンケース6aのファン排気口11aが本体ケース26aの側面に形成される。

    浴室空調機3Cは第2の空調機の一例で、第1の実施の形態の浴室空調機3Aと同等の構成を有する。 浴室空調機3Cは、ファン4bと、ファン4bを駆動するファンモータ5bと、風路を形成するファンケース6bと、風路を切り替えるダンパ7bと、ダンパ7bを駆動するダンパモータ8bと、ヒータ15bを備え、洗面所空調機2Cとは独立した本体ケース26bに収容される。

    浴室空調機3Cは、ファンケース6bに形成されたファン吸込口9bと連通した吸込開口部27bが、本体ケース26bの下面に形成される。 また、ファンケース6bのファン吹出口10bが本体ケース26bの下面に形成され、ファンケース6bのファン排気口11bが本体ケース26bの側面に形成される。

    洗面所空調機2Cは、本体ケース26aの下面に吸込口20aと吹出口21aを備えたフロントパネル19aが取り付けられ、浴室空調機3Cは、本体ケース26bの下面に吸込口20bと吹出口21bを備えたフロントパネル19bが取り付けられる。

    空調装置1Cは、洗面所空調機2Cのファン排気口11aと浴室空調機3Cのファン排気口11bを繋ぐ排気チャンバー28を備える。 排気チャンバー28は連結配管の一例で、洗面所空調機2Cのファン排気口11aから吹き出す空気の流路と浴室空調機3Cのファン排気口11bから吹き出す空気の流路を1本に繋ぐ。 また、排気チャンバー28には、空調装置1Cと屋外とを繋ぐ排気ダクト23が接続される。

    <第3の実施の形態の空調装置の制御機能例>
    図17は第3の実施の形態の空調装置1Cの制御系の一例を示す機能ブロック図である。 空調装置1Cは、制御部38と操作部39を備え、操作部39で入浴者等のユーザの操作を受け、制御部38が洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cを制御する。

    制御部38は制御手段の一例で、洗面所空調機2Cのファンモータ5aと、ダンパモータ8aと、ヒータ15a等が接続される。 また、浴室空調機3Cのファンモータ5bと、ダンパモータ8bと、ヒータ15b等が接続される。

    制御部38は、図示しないCPUやメモリ等を備え、操作部39での操作と、予め記憶されているプログラムに従って、洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cを連動させて制御する。

    図18は操作部39の一例を示す構成図である。 操作部39は、洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cで連動して暖房運転を行う暖房運転モードを選択する暖房モードボタン33と、洗面所空調機2C単独で換気運転を行う洗面所換気運転モードを選択する洗面所換気モードボタン34aと、浴室空調機3C単独で換気運転を行う浴室換気運転モードを選択する浴室換気モードボタン34bとを備える。

    更に、操作部39は、各種時間の設定を行うタイマ設定ボタン35と、設定内容の表示等を行う表示部36等を備える。

    <第3の実施の形態の空調装置の設置例>
    図19,図20は第3の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図で、図19は洗面脱衣所51及び浴室52を並び方向正面側から見た構成図、図20は洗面脱衣所51及び浴室52を天井側から見た構成図である。 ここで、洗面脱衣所51を側方から見た図は図8を同等であるので、図示を省略する。

    空調装置1Cの設置場所は、洗面脱衣所51と浴室52であり、洗面脱衣所51の天井面54に洗面所空調機2Cが設置されると共に、浴室52の天井面54に浴室空調機3Cが設置される。 洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cは独立しているので、設置位置は、排気チャンバー28の形状に応じて任意に選択可能である。

    <第3の実施の形態の空調装置の動作例>
    次に、各図を参照して第3の実施の形態の空調装置1Cの動作について説明する。 まず、暖房運転について説明すると、入浴者等は、入浴前に洗面脱衣所51と浴室52を暖房するため、洗面脱衣所51に設置されている操作部39の暖房モードボタン33を押す。

    操作部39の暖房モードボタン33が押されると、制御部38は、洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cを連動させた暖房運転モードが選択されたと判断して、洗面所空調機2Cのファンモータ5aとダンパモータ8aとヒータ15aを駆動すると共に、浴室空調機3Cのファンモータ5bとダンパモータ8bとヒータ15bを駆動する。

    すなわち、主制御部38は、洗面所空調機2Cのダンパモータ8aを駆動して、ダンパ7aの位置を図14に実線で示す循環位置とする。 これにより、洗面所空調機2Cでは、ファンケース6aのファン吸込口9aからファン吹出口10aまでの風路を介して、フロントパネル19aの吸込口20aから吹出口21aまで連通した循環風路13aが形成される。

    また、主制御部38は、浴室空調機3Cのダンパモータ8bを駆動して、ダンパ7bの位置を図14に実線で示す循環位置とする。 これにより、浴室空調機3Cでは、ファンケース6bのファン吸込口9bからファン吹出口10bまでの風路を介して、フロントパネル19bの吸込口20bから吹出口21bまで連通した循環風路13bが形成される。

    更に、主制御部38は、洗面所空調機2Cのファンモータ5aを回転駆動してファン4aを回転させると共に、ヒータ15aに通電してヒータ15aを加熱させる。 また、主制御部38は、浴室空調機3Cのファンモータ5bを回転駆動してファン4bを回転させると共に、ヒータ15bに通電してヒータ15bを加熱させる。

    これにより、空調装置1Cは、洗面所空調機2Cにおいては、洗面脱衣所51の天井に設置されたフロントパネル19aの吸込口20aから、ファンケース6aのファン吸込口9aへと洗面脱衣所51の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7aの位置が循環位置であるので、ファン吸込口9aから吸い込まれた空気は、循環風路13aを通りファン吹出口10aからフロントパネル19aの吹出口21aを介して洗面脱衣所51内に吹き出される。

    そして、ヒータ15aに通電されてヒータ15aが加熱されると、循環風路13aを通る空気が温められて、フロントパネル19aの吹出口21aから吹き出す。 これにより、空調装置1Cは、洗面所空調機2Cにより洗面脱衣所51の空気を循環させながら、洗面脱衣所51内を暖房することができる。

    また、空調装置1Cは、浴室空調機3Cでも同様に、浴室52の天井に設置されたフロントパネル19bの吸込口20bから、ファンケース6bのファン吸込口9bへと浴室52の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7bの位置が循環位置であるので、ファン吸込口9bから吸い込まれた空気は、循環風路13bを通りファン吹出口10bからフロントパネル19bの吹出口21bを介して浴室52内に吹き出される。

    そして、ヒータ15bに通電されてヒータ15bが加熱されると、循環風路13bを通る空気が温められて、フロントパネル19bの吹出口21bから吹き出す。 これにより、空調装置1Cは、浴室空調機3Cにより浴室52の空気を循環させながら、浴室52内を暖房することができる。

    入浴者等は、暖房運転を停止させる際には、操作部39の暖房モードボタン33を再度押す。 操作部39の暖房モードボタン33が再度押されると、制御部38は、暖房運転モードの停止が選択されたと判断して、洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cを異なるタイミングで停止させる。

    すなわち、制御部38は、まず、浴室空調機3Cのヒータ15bとファンモータ5bの駆動を停止する。 これにより、浴室空調機3Cからの温風の吹き出しが停止する。

    次に、制御部38は、予め設定されている所定の暖房運転時間が経過すると、洗面所空調機2Cのヒータ15aとファンモータ5aの駆動を停止する。 これにより、洗面所空調機2Cからの温風の吹き出しが、浴室空調機3Cより遅延して停止する。 このように、洗面所空調機2Cの暖房運転を遅延させて停止させることで、入浴中の洗面脱衣所51の温度低下を抑制する。

    次に、洗面所空調機2C及び浴室空調機3C単体での換気運転について説明する。 洗面脱衣所51の換気を行う場合は、入浴者等は、操作部39の洗面所換気モードボタン34aを押す。

    操作部39の洗面所換気モードボタン34aが押されると、制御部38は、洗面所空調機2C単体での換気運転モードが選択されたと判断して、洗面所空調機2Cのファンモータ5aとダンパモータ8aを駆動する。

    すなわち、主制御部38は、洗面所空調機2Cのダンパモータ8aを駆動して、ダンパ7aの位置を図14に一点鎖線で示す換気位置とする。 これにより、洗面所空調機2Cでは、フロントパネル19aの吸込口20aからファン排気口11aまで連通した排気風路14aが形成される。

    また、主制御部38は、洗面所空調機2Cのファンモータ5aを回転駆動してファン4aを回転させる。 換気運転モードでは、ヒータ15aは非駆動である。

    これにより、空調装置1Cは、洗面所空調機2Cにおいては、洗面脱衣所51の天井に設置されたフロントパネル19aの吸込口20aから、ファンケース6aのファン吸込口9aへと洗面脱衣所51の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7aの位置が換気位置であるので、ファン吸込口9aから吸い込まれた空気は、排気風路14aを通りファン排気口11aから排気チャンバー22及び排気ダクト23を介して屋外へ排気される。

    これにより、空調装置1Cは、洗面所空調機2Cにより洗面脱衣所51の空気を屋外に排気して、洗面脱衣所51を換気することができる。

    入浴者等は、洗面所空調機2C単体での換気運転を停止させる際には、操作部39の洗面所換気モードボタン34aを再度押す。 操作部39の洗面所換気モードボタン34aが再度押されると、制御部38は、洗面所空調機2C単体での換気運転モードの停止が選択されたと判断して、洗面所空調機2Cを停止させる。

    すなわち、制御部38は、洗面所空調機2Cのファンモータ5aの駆動を停止させることで、洗面所空調機2Cによる換気運転が停止する。

    浴室52の換気を行う場合は、入浴者等は、操作部39の浴室換気モードボタン34bを押す。

    操作部39の浴室換気モードボタン34bが押されると、制御部38は、浴室空調機3C単体での換気運転モードが選択されたと判断して、浴室空調機3Cのファンモータ5bとダンパモータ8bを駆動する。

    すなわち、主制御部38は、浴室空調機3Cのダンパモータ8bを駆動して、ダンパ7bの位置を図14に一点鎖線で示す換気位置とする。 これにより、浴室空調機3Cでは、フロントパネル19bの吸込口20bからファン排気口11bまで連通した排気風路14bが形成される。

    また、主制御部38は、浴室空調機3Cのファンモータ5bを回転駆動してファン4bを回転させる。 換気運転モードでは、ヒータ15bは非駆動である。

    これにより、空調装置1Cは、浴室空調機3Cにおいては、浴室52の天井に設置されたフロントパネル19bの吸込口20bから、ファンケース6bのファン吸込口9bへと浴室52の空気が吸い込まれる。

    ダンパ7bの位置が換気位置であるので、ファン吸込口9bから吸い込まれた空気は、排気風路14bを通りファン排気口11bから排気チャンバー22及び排気ダクト23を介して屋外へ排気される。

    これにより、空調装置1Cは、浴室空調機3Cにより浴室52の空気を屋外に排気して、浴室52を換気することができる。

    入浴者等は、浴室空調機3C単体での換気運転を停止させる際には、操作部39の浴室換気モードボタン34bを再度押す。 操作部39の浴室換気モードボタン34bが再度押されると、制御部38は、浴室空調機3C単体での換気運転モードの停止が選択されたと判断して、浴室空調機3Cを停止させる。

    すなわち、制御部38は、浴室空調機3Cのファンモータ5bの駆動を停止させることで、浴室空調機3Cによる換気運転が停止する。

    以上説明したように、第3の実施の形態の空調装置1Cでは、洗面所空調機2Cと浴室空調機3Cを独立させることで、同じ構成の装置を2台用いて、連動運転が可能な空調装置1Cを構成することができ、低コスト化を図ることができる。

    なお、第3の実施の形態の空調装置1Cでも、ダンパ7a,7bを図1に示すような中間位置として、涼風運転や乾燥運転を行えるようにしても良い。

    <各実施の形態の空調装置の変形例>
    上述した各実施の形態の空調装置1A〜1Cでは、浴室空調機2A〜2Cにおいて、入浴前に浴室52の予備暖房を行う構成である。 これに対して、カーボンランプ等の輻射暖房装置を備えて、浴室空調機2A〜2Cによる入浴前(予備)暖房を停止した後は、輻射暖房装置による入浴中暖房運転を実行しても良い。

    また、各実施の形態の空調装置1A〜1Cは、洗面脱衣所51及び浴室52の天井面54に設置したが、壁面に設置しても良い。

    第1の実施の形態の空調装置1Aでは、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aでファンモータとダンパモータがそれぞれ独立した構成であるので、第3の実施の形態の空調装置1Cのように、洗面所空調機2Aと浴室空調機3Aの単体での換気運転も行えるようにしても良い。

    これに対して、第1の実施の形態の空調装置1Aにおいて、第2の実施の形態の空調装置1Bのように、ダンパモータを共用させても良い。

    本発明は、浴室と洗面脱衣所のように、間仕切りされた2部屋で暖房と換気を連動させて行えるようにした空調装置に適用される。

    第1の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第1の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第1の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第1の実施の形態の空調装置の制御系の一例を示す機能ブロック図である。

    操作部の一例を示す構成図である。

    第1の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図である。

    第1の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図である。

    第1の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図である。

    第2の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第2の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第2の実施の形態の空調装置の制御系の一例を示す機能ブロック図である。

    第2の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図である。

    第2の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図である。

    第3の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第3の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第3の実施の形態の空調装置の一例を示す構成図である。

    第3の実施の形態の空調装置の制御系の一例を示す機能ブロック図である。

    操作部の一例を示す構成図である。

    第3の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図である。

    第3の実施の形態の空調装置の設置例を示す構成図である。

    符号の説明

    1A,1B,1C・・・空調装置、2A,2B,2C・・・洗面所空調機、3A,3B,3C・・・浴室空調機、4a,4b・・・ファン、5a,5b・・・ファンモータ、6a,6b・・・ファンケース、7a,7b・・・ダンパ、8a,8b・・・ダンパモータ、9a,9b・・・ファン吸込口、10a,10b・・・ファン吹出口、11a,11b・・・ファン排気口、12a,12b・・・軸、13a,13b・・・循環風路、14a,14b・・・排気風路、15a,15b・・・ヒータ、16・・・本体ケース、17・・・仕切り部材、18a・・・吸込開口部、18b・・・吸込開口部、19a,19b・・・フロントパネル、20a,20b・・・吸込口、21a,21b・・・吹出口、22・・・排気チャンバー、23・・・排気ダクト、31・・・制御部、32・・・操作部、33・・・暖房モードボタン、34・・・換気モードボタン、35・・・タイマ設定ボタン、36・・・表示部、51・・・洗面脱衣所、52・・・浴室、53・・・間仕切り、54・・・天井面

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