Seine net

阅读:353发布:2020-07-25

专利汇可以提供Seine net专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a seine net that can recover living fishes and shellfishes captured with a seine net, as the freshness of these fishes is retained, can properly receive or transport a large amount of living fishes and can easily select the fishes according to their body sizes.
SOLUTION: In this seine net, a living fish-receiving means A3 is connected to the rear part of the net main body on the net body side A2 and the fish-receiving means A3 is connected to the upper stream side to form the inflow port 2 whereby the means A3 works as a towable fish-receiving bag part 3.
COPYRIGHT: (C)2006,JPO&NCIPI,下面是Seine net专利的具体信息内容。

  • 身網部側の網本体部の後方に活魚介類収容手段を連結した曳き網であって、
    前記活魚介類収容手段が、上流側に前記網本体部と連通する流入口が形成された曳航可能な袋状部を有することを特徴とする曳き網。
  • 前記活魚介類収容手段は、前記袋状部内に配設され、前記袋状部内の大きさの異なる複数の活魚介類を、所定の大きさよりも小さい活魚介類を通過させることによって大小を選別可能とされるとともに、袋状部内の少なくとも一部における流速を低減可能とされた少なくとも1個の選別・流速低減部を有することを特徴とする請求項1に記載の曳き網。
  • 前記活魚介類収容手段は、前記網本体部と着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の曳き網。
  • 前記選別・流速低減部は、網部材からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の曳き網。
  • 前記袋状部における前記流入口に連なる一定範囲の部位が、網状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の曳き網。
  • 前記袋状部の下流側に、水の流出口が開閉可能に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の曳き網。
  • 前記袋状部は、流水抵抗に優れた素材によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の曳き網。
  • 流水の圧力を用いて前記袋状部に対して拡開方向の力を作用させる複数の拡開手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の曳き網。
  • 前記拡開手段の少なくとも一つは、曳航方向から作用する流水の圧力を受けることによって拡開方向に変位することを特徴とする請求項8に記載の曳き網。
  • 前記拡開手段のうち、前記曳航方向から作用する流水の圧力を受けることによって拡開方向に変位する拡開手段を除いた他の拡開手段は、曳航方向と逆方向から作用する流水の圧力を受けることによって拡開方向に変位することを特徴とする請求項9に記載の曳き網。
  • 说明书全文

    本発明は、曳き網に係り、特に、漁獲した活魚介類の鮮度を保持したり移送するのに好適な曳き網に関する。 本発明の曳き網は、トロール網その他の曳航される網を含むものである。

    一般に、曳き網はトロール漁法において使用されており、漁船から繰り出されて網口を開口した状態で曳航されて、海中の活魚介類を網口から内部に取り込むようにして漁獲する。 曳き網内に取り込まれた活魚介類は、曳き網内を開口部から奥にむけて袖網部、身網部、コッド網部と順に進んで、最奥部のコッド網部内に収容される。 活魚介類の取り込みが終了すると、曳き網の全体を漁船に揚網し、コッド網部の最奥端部を開放することにより漁獲した活魚介類を船倉内に一旦収容する。 生きたまま揚げ漁港まで輸送する対象となる活魚介類は船倉の水槽内に収容されて輸送される(例えば、特許文献1参照。

    特開2000−189000号公報

    しかしながら、漁獲した活魚介類を鮮度よく生きたまま港に水揚げするためには従来の曳き網においては種々の問題点があった。

    即ち、曳き網の最奥部のコッド網部は、単に漁獲した活魚介類を漁船の船上に揚げるためのものであり、曳網中のコッド網部に収容された活魚介類が自由に遊泳できるスペースはなく、むしろ活魚介類の密度は高いものであり、活魚介類が衝突やストレスで疲労・斃死する場合が多いという問題点があった。 更に、曳き網を船上に揚網する場合には、コッド網部を単に船上に持ち上げるために、活魚介類は水切り状態で密集されて持ち上げられたり、移動させられるので、酸素不足となったり、魚体を互いに擦って損傷させられた状態となり、その後に水槽に入れられても、既に鮮度が大きく下落したものとなり、活魚介類としての商品価値が大きく低下してしまうという問題点があった。 また、コッド網内には魚体の大きさに関係なく大小の活魚介類が一緒に収容されるものであり、小さい活魚介類は特に斃死しやすいという問題点があった。 また、曳き網を活魚介類を収容したまま水揚げ漁港まで曳航することは費用が高くなり、活魚介類も斃死しやい等の理由によって採用することができなかった。

    本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、曳き網によって漁獲した活魚介類を鮮度よく収容することができ、安価なコストで大量の活魚介類を適正に収容したり移送することができ、また活魚介類の大小を簡易に選別することができる曳き網を提供することを目的とする。

    前述した目的を達成するため、本発明の請求項1に係る曳き網の特徴は、身網部側の網本体部の後方に活魚介類収容手段を連結した曳き網であって、前記活魚介類収容手段が、上流側に前記網本体部と連通する流入口が形成された曳航可能な袋状部を有する点にある。

    そして、このような構成によれば、曳き網の開口より内部に漁獲収容された活魚介類は、身網部側の網本体部を通りその奥部に流入口をもって連結されている魚介類収容手段内に入って収容される。 魚介類収容手段内においては、活魚介類は密着することなく、圧迫感なく、自由に遊泳することができるので、疲労や斃死することがなく、鮮度を高く維持される。 更に、漁獲終了後に、魚介類収容手段を水中において曳き網の身網部側の網本体部より切り離して、漁船によって曳航することにより、活魚介類を疲労や斃死を防止しつつ適正に移送することが可能となる。

    請求項2に係る曳き網の特徴は、請求項1において、前記活魚介類収容手段は、前記袋状部内に配設され、前記袋状部内の大きさの異なる複数の活魚介類を、所定の大きさよりも小さい活魚介類を通過させることによって大小を選別可能とされるとともに、袋状部内の少なくとも一部における流速を低減可能とされた少なくとも1個の選別・流速低減部を有する点にある。

    そして、このような構成によれば、魚介類収容手段内に入った活魚介類を魚体の大小に応じて選別して収容することができ、また、このような袋状部内に選別・流速低減部を備えたことによって、袋状部内の流速を低減しつつ活魚介類を収容することができる。 その結果、大量の活魚介類は、疲労や斃死を防止され、鮮度を高く維持される。 更に、漁獲終了後に、魚介類収容手段を水中において曳き網の身網部側の網本体部より切り離して、漁船によって曳航することにより、袋状部内に活魚介類を収容して移送を行うことができ、活魚介類の収容容積を一定に保持しながら迅速な移送を行うことができ、また、このような袋状部内に選別・流速低減部を備えたことによって、袋状部内の流速を低減しつつ活魚介類の移送を行うことができる。 この結果、大量の活魚介類を、疲労や斃死を防止しつつ適正に移送することが可能となる。 また、袋状部内における流速を低減することができることにともなって、袋状部の曳航速度を速くしたとしても活魚介類の疲労や斃死を有効に抑制することができることから、活魚介類の移送を迅速に行うことが可能となる。

    請求項3に係る曳き網の特徴は、請求項1または請求項2において、前記活魚介類収容手段が前記網本体部と着脱自在に連結されている点にある。

    そして、このような構成によれば、漁獲終了後の魚介類収容手段を水中において曳き網の身網部側の網本体部より切り離す作業を迅速かつ確実に実行することができ、作業尾の効率化を図ることができる。

    請求項4に係る曳き網の特徴は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記選別・流速低減部が、網部材からなる点にある。

    そして、このような構成によれば、選別・流速低減部をさらに簡易かつ軽量な構成にすることができるため、さらに効率的かつ安価に活魚介類の収容、移送および選別を行うことが可能となる。

    請求項5に係る曳き網の特徴は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、前記袋状部における前記流入口に連なる一定範囲の部位が、網状に形成されている点にある。

    そして、このような構成によれば、袋状部内の活魚介類に酸素を供給する特別な装置を要せずとも、袋状部の網状に形成された部位を通して袋状部内の水を交換することができるため、袋状部内の活魚介類に酸素を簡便かつ適正に供給することができる。 この結果、袋状部内の活魚介類の疲労や斃死をさらに有効かつ安価に抑制することが可能となる。

    なお、袋状部の曳航速度を速くしたとしても、前記網状の部位は流水に対する一定の流水抵抗を有するため、袋状部内の流速が活魚介類の適正な収容並びに移送に支障を来たすほど大きくなってしまうことはない。

    請求項6に係る曳き網の特徴は、請求項1乃至請求項5のいずれか1項において、前記袋状部の下流側に、水の流出口が開閉可能に形成されている点にある。

    そして、このような構成によれば、魚介類収容手段の移送先において、袋状部内の活魚介類を流出口を通して自然に解放することができるため、解放時において活魚介類が損傷することを防止することができ、活魚介類の鮮度をさらに良好に保持することが可能となる。

    請求項7に係る曳き網の特徴は、請求項1乃至請求項6のいずれか1項において、前記袋状部が、流水抵抗に優れた素材によって形成されている点にある。

    そして、このような構成によれば、袋状部に外部から作用する水圧に抗するように袋状部の形状を保持することができるため、袋状部内の活魚介類をさらに安定的に収容したり移送することが可能となる。

    請求項8に係る曳き網の特徴は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項において、流水の圧を用いて前記袋状部に対して拡開方向の力を作用させる複数の拡開手段を有する点にある。

    そして、このような構成によれば、袋状部の形状をさらに適正に保持することによってより安定的に活魚介類を収容したり移送することが可能となる。

    請求項9に係る活魚介類の移送装置の特徴は、請求項8において、前記拡開手段の少なくとも一つは、曳航方向から作用する流水の圧力を受けることによって拡開方向に変位する点にある。

    そして、このような構成によれば、曳航時に、拡開手段に曳航方向から流水の圧力を作用させることによって、前記拡開手段を拡開方向に変位させることができるため、曳航時における袋状部の形状をさらに効率的かつ安定的に保持することが可能となる。

    請求項10に係る曳き網の特徴は、請求項9において、前記拡開手段のうち、前記曳航方向から作用する流水の圧力を受けることによって拡開方向に変位する拡開手段を除いた他の拡開手段は、曳航方向と逆方向から作用する流水の圧力を受けることによって拡開方向に変位する点にある。

    そして、このような構成によれば、非曳航時または曳航停止時に、拡開手段に曳航方向と逆方向から流水の圧力を作用させることによって、前記拡開手段を拡開方向に変位させることができるため、非曳航時または曳航停止時における袋状部の形状を効率的かつ安定的に保持することが可能となる。

    本発明の曳き網はこのように構成され作用するものであるから、曳き網によって漁獲した活魚介類を鮮度よく収容することができ、安価なコストで大量の活魚介類を適正に収容したり移送することができ、また活魚介類の大小を簡易に選別することができる等の優れた効果を奏する。

    具体的には、本発明の請求項1に係る活魚介類の移送装置によれば、曳き網の開口より内部に漁獲収容された活魚介類を、魚介類収容手段内に疲労や斃死することがなく、鮮度を高く維持して収容することができ、更に、魚介類収容手段のみを漁船によって曳航することにより、活魚介類を疲労や斃死を防止しつつ適正に移送することができる。

    請求項2に係る曳き網によれば、請求項1に係る曳き網の効果に加えて、魚介類収容手段内に入った活魚介類を魚体の大小に応じて選別して収容することができ、その結果、大量の活魚介類は、疲労や斃死を防止され、鮮度を高く維持される。 更に、漁獲終了後に、魚介類収容手段のみを移送する際に、活魚介類の移送の際に活魚介類に及ぶ負担を軽減して疲労や斃死を有効に防止することができる移送装置を安価に実現することができるとともに、活魚介類の大小の選別に要する労力を大幅に軽減することができる。

    請求項3に係る曳き網によれば、請求項1または請求項2に係る曳き網の効果に加えて、漁獲終了後の魚介類収容手段を水中において曳き網の身網部側の網本体部より切り離す作業を迅速かつ確実に実行することができ、作業尾の効率化を図ることができる。

    請求項4に係る曳き網によれば、請求項1乃至請求項3に係る曳き網の効果に加えて、活魚介類の収容、移送および大小の選別に要するコストをさらに削減することができる。

    請求項5に係る曳き網によれば、請求項1乃至請求項4に係る曳き網の効果に加えて、さらに、活魚介類の疲労や斃死を有効に防止する魚介類収容手段を備えた曳き網実現することができる。

    請求項6に係る曳き網によれば、請求項1乃至請求項5に係る曳き網の効果に加えて、活魚介類の鮮度をさらに良好に保持することができる。

    請求項7に係る曳き網によれば、請求項1乃至請求項6に係る曳き網の効果に加えて、袋状部内の活魚介類をさらに安定的に収容し移送する魚介類収容手段を備えた曳き網を実現することができる。

    請求項8に係る曳き網によれば、請求項1乃至請求項7に係る曳き網の効果に加えて、さらに安定的に活魚介類を収容し移送する魚介類収容手段をを備えた曳き網実現することができる。

    請求項9に係る曳き網によれば、請求項8に係る曳き網の効果に加えて、さらに簡便に活魚介類を安定的に収容し移送する魚介類収容手段を備えた曳き網を実現することができる。

    請求項102に係る曳き網によれば、請求項91に係る曳き網の効果に加えて、活魚介類の移送を行わないときや、あるいは、移送を停止したときにおいても、活魚介類に及ぶ負担を軽減することができる魚介類収容手段を備えた曳き網を実現することができる。

    次に、本発明に係る曳き網の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。

    図1は本発明の曳き網Aの全体構成を示している。 本実施形態の曳き網Aは、上流側から下流側に順に、網口A1をもって開口している身網部A2側の網本体部とその奥部に連結されている魚介類収容手段A3とによって形成されている。 身網部A2側の網本体部は従来の曳き網と同様に形成されており、魚介類収容手段A3と連活される最奥部にはコッド網部を設けても省略してもよい。 コッド網部を設けた場合には、既製の曳き網の最後部のコッド網部に魚介類収容手段A3を連結することにより簡単に本発明の曳き網Aを製作することができる。 魚介類収容手段A3の容積は漁獲すべき活魚介類の量を十分に収容できる大きさとされる。 身網部A2側の網本体部に対して魚介類収容手段A3は後述する上流端の流入口をもって必要に応じて固着若しくは着脱自在に連活されている。 本実施形態においてはファスナーA4をもって着脱自在に連活されている。

    図2乃至図4は身網部A2側の網本体部から分離された状態の魚介類収容手段A3を示している。

    更に説明すると、図2乃至図4に示すように、本実施形態における魚介類収容手段A3は、一端部に円形状の活魚介類および水の流入口2が形成された袋状部3を有しており、流入口2の部分をファスナーA4によって曳き網Aの身網部A2に着脱自在に連結される。 袋状部3は、外周に取着された複数本の曳航綱4を介して前記流入口2を上流側にした状態で漁船6(図6参照)等の動力源によって曳航可能とされている。 また、袋状部3の曳航は、図2の下流端側の流出口8を上流側にした状態で行ってもよい。

    さらに、前記袋状部3の内部には、この袋状部3内の大きさの異なる複数の活魚介類を所定の大きさよりも小さい活魚介類を通過させることによって大小を選別可能とされるとともに、袋状部3内の少なくとも一部における流速を低減可能とされた選別・流速低減部7が配設されている。

    この選別・流速低減部7は、1個配設するようにしてもよいし、また、流水方向(曳航方向)に所定の間隔を設けて複数個配設するようにしてもよい。 前記選別・流速低減部7を複数個配設する場合は、通過させる魚介類の大きさが上流側から下流側に向かって順次段階的に変化するように配設することが好ましい。 この場合、例えば、通過させる魚介類の大きさが上流側から下流側に向かって順次小さくなるように配設するようにすれば、活魚介類が曳き網Aから逃避しようとして下流側に泳ぐ性質を利用して選別をより効率的に行うことができる。 また、前記のように複数の選別・流速低減部7を配設した魚介類収容手段A3を単独で曳航して活魚介類を水揚げ漁港等の移送先まで移送する場合には、活魚介類が流水に逆らって泳ぐ性質を利用して、図2の流出口8を上流側として魚介類収容手段A3を曳航することにより選別をより効率的に行うようにするとよい。

    このように、前記選別・流速低減部7を備えた袋状部3を有する魚介類収容手段A3によれば、前記袋状部3を曳航することによって、前記袋状部3内の流速を前記選別・流速低減部7によって低減しながら活魚介類を移送することができる。

    この結果、曳き網A内に漁獲された大量の活魚介類を疲労や斃死を防止しつつ適正に収容したり移送することができるようになっている。

    また、袋状部3内における流速を低減することができることにともなって、袋状部3の曳航速度を速くしたとしても活魚介類の疲労や斃死を有効に抑制することができることから、活魚介類の移送を迅速に行うことができるようになっている。 より具体的には、本実施形態によれば、5ノットに達する曳航速度に対しても、適正な移送を行うことが期待できる。

    さらに、このような活魚介類の収容と移送と選別とを行う魚介類収容手段A3を、選別・流速低減部7を備えた袋状部3からなる簡易な構成によって安価に形成することができるようになっている。

    また、本実施形態においては、前記選別・流速低減部7が、網部材によって形成されている。

    これにより、選別・流速低減部7をさらに簡易かつ軽量な構成にすることができるため、さらに効率的かつ安価に活魚介類の収容、移送および選別を行うことができるようになっている。

    さらに、本実施形態においては、前記袋状部3における前記流入口2に連なる一定範囲の部位が、網状に形成されている。 より具体的には、前記流水口2に連なる図2における左右の両側面の傾斜状の部位3aが網状に形成されている。

    これにより、袋状部3内の活魚介類に酸素を供給する特別な装置を要せずとも、袋状部3の網状に形成された部位3aを通して袋状部3内の水を交換することができるため、袋状部3内の活魚介類に酸素を簡便かつ適正に供給することができる。 この結果、袋状部3内の活魚介類の疲労や斃死をさらに有効かつ安価に抑制することができるようになっている。

    また、魚介類収容手段A3を流出口8側を上流にして移送する場合には、流出口8の近傍にも網状に形成された部位3aと同様の網状に形成された部位(図示せず)を設けることとする。

    なお、袋状部3の曳航速度を速くしたとしても、網状の部位3aは流水に対する一定の流水抵抗を有するため、袋状部3内の流速が活魚介類の適正な収容や移送に支障を来たすほど大きくなってしまうことはない。

    さらにまた、本実施形態においては、前記袋状部3の下流側に、水の流出口8が開閉可能に形成されている。

    これにより、移送先において、袋状部3内の活魚介類を流出口8を通して自然に解放することができるため、解放時において活魚介類が損傷することを防止することができ、活魚介類の鮮度をさらに良好に保持することができるようになっている。

    また、本実施形態においては、前記袋状部3における流水方向における中央側の部位が、流水方向に沿って開口の大きさがほぼ同一に形成され、上流側の部位が、上流側に向かって開口の大きさが次第に小さくなるように形成され、下流側の部位が、下流側に向かって開口の大きさが次第に小さくなるように形成されている。 より具体的には、前記袋状部3の中央側の部位は、流水方向に直交する横断面が略長方形の開口を有するような略四筒に形成され、この中央側の部位に連なる上流側の部位が、前記流入口2に向かって横断面が小さくなる中空略四角錐台状に形成され、下流側の部位が、前記流出口8に向かって横断面が小さくなる中空略四角錐台状に形成されている。

    これにより、さらに、袋状部3内の流速を低減して活魚介類に作用する水圧を緩和しながら活魚介類を収容したり移送するために好適な形状に袋状部3を形成することができ、この結果、活魚介類の疲労や斃死をさらに有効に抑制することができるようになっている。

    さらに、本実施形態においては、前記袋状部3が、流水抵抗に優れた素材によって形成されている。

    これにより、袋状部3に外部から作用する水圧に抗するように袋状部3の形状を保持することができるため、袋状部3内の容積を大きく保持することができ、この結果、袋状部3内の活魚介類を疲労や斃死を抑制しつつさらに安定的に収容したり移送することができるようになっている。

    なお、前記袋状部3を、例えばキャンパス地によって形成すれば、袋状部3内の圧力をより安定的に保持することができる。

    さらにまた、本実施形態においては、前記袋状部3に、流水の圧力を用いて前記袋状部3に対して拡開方向の力を作用させる複数の拡開手段10が着脱可能に配設されている。

    これにより、袋状部3の曳航の際に、外部から作用する流水の圧力に抗して袋状部3の形状をさらに適正に保持することができるため、より安定的に活魚介類を収容したり移送することができるようになっている。

    前記複数の拡開手段10のうち、図2に示すように、前記袋状部3の左右の両側面に、曳航方向に所定の間隔を設けて配設された左右各一対、合計4個の拡開手段10は第1拡開手段14とされている。

    前記第1拡開手段14は、曳航方向上流側に開口14aを有するとともに、この開口14aを通じて曳航方向から流入して第1拡開手段14の内面に作用する流水の圧力を受けることによって、拡開方向(左右方向)に変位(膨張)可能とされている。

    従って、曳航時における袋状部3の形状をさらに効率的かつ安定的に保持することができるようになっている。

    さらに、前記複数の拡開手段10のうち、前記第1拡開手段14を除く他の拡開手段24、すなわち、前記袋状部3の左右の両側面であって、前記左右各一対の第1拡開手段14の間に配設された左右各1個の拡開手段24は、第2拡開手段24とされている。

    前記第2拡開手段24は、曳航方向下流側に開口24aを有するとともに、この開口24aを通じて曳航方向と逆方向から流入して第2拡開手段24の内面に作用する流水の圧力を受けることによって、拡開方向に変位可能とされている。 従って、前記第2拡開手段24は、曳航時には拡開手段として機能せず、袋状部3が定位を保持する非曳航時や、袋状部3の曳航を停止した曳航停止時においてはじめて機能するようになっている。

    これにより、非曳航時または曳航停止時における袋状部3の形状を効率的かつ安定的に保持することができるようになっている。

    なお、前記第1拡開手段14、第2拡開手段24をそれぞれ拡網体とすれば、拡開手段14,24をさらに簡便かつ安価に得ることができ、ひいては魚介類収容手段A3の製造コストを削減することができる。

    さらに、前記各拡開手段14,24を、例えばキャンパス地によって形成すれば、袋状体3の形状をさらに効率的かつ安定的に保持することができる。

    前記各構成の他にも、本実施形態においては、前記袋状部3の左右の両側面に、所定の直径を有する複数個の開孔11が穿設されており、この開孔11を通して袋状部3内の水を交換することができるようになっている。 これにより、袋状部3内が酸素不足になることをさらに有効に防止することができ、袋状部3内の活魚介類の疲労や斃死をさらに有効に抑制することができるようになっている。

    また、前記流入口2の外周には、金属等からなる円環状の剛性の流入口保持部材12が取着されており、この流入口保持部材12によって流入口2の形状を適正に保持してより安定的な活魚介類の移送を行うことができるようになっている。

    さらに、前記袋状部3の上面には、曳航方向に長いファスナ13が必要に応じて配設されており、このファスナ13によって前記袋状部3を開閉可能とされている。

    さらにまた、前記袋状部3の上面には、浮子15が、下面には沈子16が連結されており、これによって前記袋状部3に適正な浮力を付与しつつ袋状部3の曳航をより安定的に行うことができるようになっている。

    なお、前記魚介類収容手段A3は、図5に示すようにアンカー綱18、係留綱19、枠綱20等が連結されるとともに、浮子15および沈子によって浮力を安定的に保持されることによって、活魚介類を畜養する生簀としても機能させることができる。

    次に、本実施形態の作用について説明する。

    本実施形態において活魚介類を漁獲する場合には、図1に示すように、曳き網Aを水中に投網して漁船により曳航する。 これによりオッターボードA5によって曳き網Aの網口A1が開口されて曳航される。 網口A1より身網部A2側の網本体部に漁獲された活魚介類は網から逃避しようとして網の奥部方向に遊泳して行き、流入口2を通って魚介類収容手段A3の袋状部3内に入る。 そして活魚介類は更に奥部に逃避し、選別・流速低減部7によって魚体の大きさに応じて区分される。 魚介類収容手段A3内においては、活魚介類は密着することなく、圧迫感なく、自由に遊泳することができるので、疲労や斃死することがなく、鮮度を高く維持される。 このような活魚介類の生息環境については、次の移送と同様となるので、後で詳述する。

    このようにして活魚介類の漁獲が終了すると、曳き網Aは漁船に揚網される。 魚介類収容手段A3の部分は水中において曳き網Aの身網部A2側の網本体部より切り離して、漁船6(図6)によって曳航することにより、活魚介類を疲労や斃死を防止しつつ適正に移送することが可能となる。

    本実施形態において、活魚介類を移送する場合は、図6に示すように、前記魚介類収容手段A3の袋状部3を前記曳航綱4を介して漁船6等の動力源に連結する。

    次に、前記漁船6等を所望の速度で航行させることによって、前記袋状部3がその内部に収容された活魚介類とともに曳航される。

    このとき、前記袋状部3内に配設された前記選別・流速低減部7によって、袋状部3内における流速を低減して活魚介類に作用する水圧を有効に低減した状態で移送(漁獲時の活魚介類の収容を含む。以下同じ)が行われるとともに、この移送の際に、前記袋状部3内の活魚介類の大小の選別が行われる。

    また、前記網状の部位3aおよび前記開孔11によって袋状部3と外部との間で水の交換が行われ、袋状部3内の活魚介類に対して酸素の供給が適正に行われる。

    さらに、前記袋状部3が流水抵抗に優れた素材から形成されいるとともに、袋状部3の曳航にともなって第1拡開手段14が曳航方向から作用する流水の圧力を受けて拡開方向に変位することによって、袋状部3内の容積が大きく保持された状態で活魚介類の移送が安定的に行われる。

    そして、移送先においては、袋状部3の曳航を停止した後、前記流出口8を開放することによって袋状部3内の活魚介類を外部に解放する。 このとき、第2拡開手段24が、曳航方向の逆方向から作用する流水の圧力を受けて拡開方向に変位することによって、袋状部3内の容積を大きく保持することができるため、移送後においても活魚介類を安定的に保持することができる。

    したがって、本実施形態によれば、曳き網Aによって漁獲した活魚介類を鮮度よく収容することができ、安価なコストで大量の活魚介類を適正に収容したり移送することができ、また活魚介類の大小を簡易に選別することができる。

    なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。

    本発明に係る曳き網の1実施形態を示す斜視図

    本発明に係る魚介類収容手段の1実施形態示す斜視図

    図2の平面図

    図2の右側面図

    図2の魚介類収容手段の他の利用態様を示す斜視図

    本発明に係る曳き網の実施形態において、魚介類収容手段の曳航状態を模式的に示す図

    符号の説明

    A 曳き網 A2 身網部 A3 魚介類収容手段 A4 ファスナー 2 流入口 3 袋状部 3a 網状の部位 7 選別・流速低減 8 流出口 10 拡開手段 14 第1拡開手段 24 第2拡開手段

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