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Method, device, and program for cell arrangement of lsi

阅读:598发布:2020-12-29

专利汇可以提供Method, device, and program for cell arrangement of lsi专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain an arrangement result of good quality by combining a partitioning-based system and a resistive network system and supplementing their weak points.
SOLUTION: This device is equipped with a partitioning-based arrangement processing means 2 which assigns respective cells to areas obtained by dividing a chip and determines tentative arrangement of the cells and a resistive-network system arrangement processing means 4 which assumes that virtual nets are extended to the respective cells from the tentative arrangement and the nets are spring and then determines the arrangement of the cells.
COPYRIGHT: (C)2002,JPO,下面是Method, device, and program for cell arrangement of lsi专利的具体信息内容。

【特許請求の範囲】
  • 【請求項1】チップを分割した領域に各セルを振り分けるパーティショニングベースの配置処理を行って、各セルの暫定配置を決め、 該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理を行うことを特徴としたLSIのセル配置方法。
  • 【請求項2】チップを分割した領域に各セルを振り分け、各セルの暫定配置を決めるパーティショニングベースの配置処理手段と、 該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段とを備えることを特徴としたLSIのセル配置装置。
  • 【請求項3】セルの配置結果を入力する入力手段と、 該入力された配置結果における各セルの位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段とを備えることを特徴としたLS
    Iのセル配置装置。
  • 【請求項4】チップを分割した領域に各セルを振り分け、各セルの暫定配置を決めるパーティショニングベースの配置処理手段と、 該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  • 说明书全文

    【発明の詳細な説明】

    【0001】

    【発明の属する技術分野】本発明は、LSI(大規模集積回路)上のセル配置の改善を行う方法及び装置及びプログラムに関する。

    【0002】LSIの設計では、先ず、アンド(AN
    D)回路、オア(OR)回路などのセルと、セル間の接続(ネット)を決定し(論理設計)、次に、セルのチップ上の位置を決定し(配置)、最後に、セル間のネットをどう引くかを決定(配線)するものである。 なお、1
    つのセルは、通常2個から4個等の複数のトランジスタを含むものである。

    【0003】

    【従来の技術】LSIのセルの配置において、よく使用される方式として、パーティショニングベースと呼ばれる方式があり、またもう一つ、LSIのセルの配置に使える方式として、レジスティブネットワーク方式と呼ばれるものが存在する。 以下、これらの方式を説明する。

    【0004】(1):パーティショニングベース配置方式の説明 パーティショニングベースと呼ばれる方式では、チップを分割して、分割したそれぞれのブロック(領域)にセルを割り当てることを繰り返す。 最終的に、各ブロックが1つ程度のセルしか含まない程度まで細かく分割されたところで、セルの位置が決定されるものであった。

    【0005】図6は従来のパーティショニングベース配置方式の説明図である。 図6において、1回目のカットとして、チップ全体を最初に2分割する。 分割する線をカットラインと呼ぶ。 そして、全セルを2つの領域(ブロック)、のそれぞれに振り分ける。 このセルを振り分ける基準であるが、セルを2つの領域に分けた結果、2つの領域にまたがって存在するネットの数をコストとし、このコストが最小になるようなグループ分けを採用する方法(min-cut 法)がよく用いられる。 そのような処理を行うアルゴリズムとしては、FM法などが知られている。

    【0006】このとき、2つの領域に振り分けるセルの面積の合計値が、一定の範囲内におさまることを条件とすることにより、セルがどちらかの領域に片寄らないように操作する。

    【0007】例えば、2つの領域、の面積をS1、
    S2、領域、に割り当てられたセルの面積の合計値をそれぞれs1、s2とすると、次の式が満たされていることを条件とするものである。

    【0008】|s1/S1−s2/S2|≦α (αはある正の定数) 同様に、次に2回目のカットとして横、次に縦、という順序で分割を繰り返していくことにより、セルの位置を決定するものであった。

    【0009】(2):レジスティブネットワーク方式の説明 もう一つのLSIのセルの配置に使える方式として、レジスティブネットワーク方式と呼ばれるものが存在する(例えば、参考文献 Chung-Kuan Cheng and Ernest S.
    Kuh. Module Placement Based on Resistive Network O
    ptimization.IEEE Trans. On Computer-Aided Design,
    3(3):218-225, July 1984.及び参考文献H.Eisenmann an
    d FMJohannes. Generic Global Placement and Floor
    planning. ACM/IEEE Design Automation Conference,Vo
    l.35,pp.269-274,1998.参照)。

    【0010】この方式では、ネットをバネと考え、バネの学的エネルギーを最小にするセル位置を求める。 図7は従来のレジスティブネットワーク方式の説明図であり、図7(a)はレジスティブネットワーク方式の説明である。 図7(a)において、外部端子11とセルA間のネットをバネ21とみなし、外部端子12とセルB間のネットをバネ22とみなし、セルAとセルB間のネットをバネ23とみなし、セルBとその他のネットをバネ24、25、26とみなしてある。

    【0011】しかし、これだけでは、セルの面積が考慮されておらず(セルは点と仮定されている)、重なりが生じるので、セルが重なっている部分では、反発力が発生していると考えて、反発力が加わった状態で、バネの力学的エネルギーを最小にする配置を求める。 図7
    (b)はセル面積を考慮する手法の説明である。 図7
    (b)において、レジスティブネットワーク方式でセル面積を考慮する手法であり、セルAのネットが引く力をF21、セルBのネットが引く力をF22、F23とし、セルAとセルBが重なったことにより生じる反発力をそれぞれF1、F2とする。 この状態で、バネの力学的エネルギーを最小にする配置を求めるものである。

    【0012】また、ネットが混雑していて配線が困難なエリアが生じたときも、同様にそのエリア内のセルに反発力を仮定することにより、セルをその領域から追い出して配線性を高めることができる。

    【0013】(3):パーティショニングベース方式とレジスティブネットワーク方式の比較 ・パーティショニングベース方式とレジスティブネットワーク方式の両者にはそれぞれ利点と欠点がある。 パーティショニングベース方式の利点は、処理を速く行えること、最近のパーティショニングアルゴリズムの改良により、最終的なネットの線長が短いものが得られる点である。 欠点は、チップを分割する初期段階で、セルの最終的な配置結果を予想することが困難で、このまま処理を進めたとき配線性が良くなるか悪くなるかを判定しにくい点である。

    【0014】例えば、図8は従来のパーティショニングベース方式の問題点の説明図である。 図8において、分割を進めていくうちに、ネット数が他の領域より多い領域が生じてしまうと、その領域は配線しにくくなってしまう。 しかし、分割の初期段階では、ネット数が他よりも多い領域ができるかどうかを知ることができない。 このため、配線が困難な領域が生じてしまうことがあった。

    【0015】・レジスティブネットワーク方式の利点は、処理の高速性と最終的なセルの配置結果を予想できる点である。 欠点は、ネットを2つのセル間のバネとして近似しているため配線長が見積もりにくい点である。
    LSIでは、配線は垂直及び平方向にしか引けず、斜め方向の配線はできないので、ネットの長さは、|x|
    +|y|で表されることになる。

    【0016】図9は従来のレジスティブネットワーク方式の線長見積もりの説明図である。 図9において、ネットAとネットBの配線の長さは、どちらも2Lで等しい。 しかし、レジスティブネットワーク方式でバネの伸びとして計算するときは、square-root(x 2 +y 2 )を長さとするため、ネットBの線長の方が長くなってしまう。

    【0017】また、3つ以上のセルにつながっているネットがあったとき、これを2つのセル間のバネの組み合わせで近似表現することになるため、力学的エネルギー最小の解が、必ずしも線長最小の解を与えることにはならなかった。

    【0018】図10は従来のレジスティブネットワーク方式で3つ以上のセルに接続するネットの説明図である。 図10において、セルAは、セルBを突き抜けてセルCと1つのネットで接続されている。 これをレジスティブネットワーク方式では、複数のバネ31、32、3
    3で置き換えるが、これらのバネの強さの調整が複雑となり、しかも、力学的エネルギー最小の解が、必ずしも線長最小の解を与えることにはならない。

    【0019】・このようにパーティショニングベース方式とレジスティブネットワーク方式には、それぞれ長所と短所があるので、パーティショニングベース方式とレジスティブネットワーク方式を組み合わせ、それぞれの長所を生かす方式が考えられる。

    【0020】例えば、レジスティブネットワーク方式でおおよその位置を決め、その解をパーティショニングアルゴリズムの初期解として与えるなどの手法が知られている。 しかし、最近のパーティショニングアルゴリズムは、最適解を求めるために、初期解から大きく異なる解まで探索するように作られているので、初期解をレジスティブネットワーク方式で与えても、得られる分割は全く異なるものになってしまう。 これを避けるために解の探索範囲をせばめると、最適化能力が低くなり、線長が伸びるという欠点が残ってしまっていた。

    【0021】

    【発明が解決しようとする課題】前記従来のものは、次のような課題があった。

    【0022】(1):パーティショニングベース方式は、チップを分割する初期段階で、セルの最終的な配置結果を予想することが困難で、処理を進めたとき、配線の困難な領域が生じてしまうことがあった。

    【0023】(2):レジスティブネットワーク方式は、ネットを2つのセル間のバネとして近似しているため配線長が見積もりにくい問題があった。

    【0024】(3):レジスティブネットワーク方式でおおよその位置を決め、その解をパーティショニングアルゴリズムの初期解として与える手法は、初期解から大きく異ならないようにするため、解の探索範囲をせばめると、最適化能力が低くなり、線長が伸びるという欠点が残ってしまっていた。

    【0025】本発明は、このような従来の課題を解決し、パーティショニングベース方式とレジスティブネットワーク方式を組み合わせ、それぞれの欠点を補うことによって品質のよい配置結果を得られるようにすることを目的とする。

    【0026】

    【課題を解決するための手段】図1は本発明の装置構成図である。 図1中、1は入力手段、2はパーティショニングベースの配置処理手段、3は抽出手段、4はレジスティブネットワーク方式の配置処理手段である。

    【0027】本発明は、上記従来の課題を解決するため次のように構成した。

    【0028】(1):チップを分割した領域に各セルを振り分け、各セルの暫定配置を決めるパーティショニングベースの配置処理手段2と、該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段4とを備える。

    【0029】(2):セルの配置結果を入力する入力手段1と、該入力された配置結果における各セルの位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段4とを備える。

    【0030】(3):局所的にネットが混雑している領域、又は、信号伝達の遅延が大きいネットを抽出する抽出手段3を備え、該抽出したその領域だけを前記(2)
    記載のレジスティブネットワーク方式の配置処理手段4
    で配置処理を行う。

    【0031】(作用)前記構成に基づく作用を説明する。

    【0032】パーティショニングベースの配置処理手段2でチップを分割した領域に各セルを振り分けて各セルの暫定配置を決め、レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4で該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決める。 このため、パーティショニングベース方式でネットが集中している領域が生じてしまっても、レジスティブネットワーク方式で配置結果を改善することができ、品質のよい配置結果を高速に得ることができる。

    【0033】また、入力手段1でセルの配置結果を入力し、該入力された配置結果における各セルの位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4でネットをバネと考えてセルの配置を決める。 このため、任意の配置位置を入力して、レジスティブネットワーク方式で配置結果を改善することができ、品質のよい配置結果を高速に得ることができる。

    【0034】さらに、抽出手段3で局所的にネットが混雑している領域、又は、信号伝達の遅延が大きいネットの領域を抽出し、該抽出したその領域だけをレジスティブネットワーク方式の配置処理手段4で配置処理を行う。 このため、処理領域が少なく、品質のよい配置結果をより高速に得ることができる。

    【0035】

    【発明の実施の形態】本発明は、セルの暫定配置位置とそのセル間とをつなぐネット(仮想ネット)があるものとみなして、レジスティブネットワーク方式でLSIのセル配置を求めるものである。

    【0036】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。

    【0037】(1):LSIのセル配置装置の説明 図1は本発明の装置構成図である。 図1において、LS
    Iのセル配置装置には、入力手段1、パーティショニングベースの配置処理手段2、抽出手段3、レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4が設けてある。

    【0038】入力手段1は、セルの任意の配置位置等を入力するものである。 パーティショニングベースの配置処理手段2は、パーティショニングベース方式によるセルの配置処理を行うものである。 抽出手段3は、ネットの数が一定値を越える領域(配線が混雑しているエリア)、信号伝達の遅延が大きいネットの領域等を抽出するものである。 レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4は、仮想ネット発生手段を有し、レジスティブネットワーク方式によるセルの配置処理を行うものである。

    【0039】(2):LSIのセル配置処理の説明 :パーティショニングベース方式で暫定配置を求める場合の説明 図2はLSIのセル配置処理の説明図である。 以下、図2の処理S1〜処理S3に従って説明する。

    【0040】S1:最初に、パーティショニングベースの配置処理手段2は、パーティショニングベース方式で、セルの暫定配置を求め、セルの暫定位置を決定し、
    処理S2に移る。

    【0041】S2:次に、仮想ネット発生手段は、それぞれのセルから、そのセルの暫定位置の間をつなぐネットがあるものとみなし(仮想ネットを発生)、処理S3
    に移る。

    【0042】S3:レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4は、レジスティブネットワーク方式でセルの配置を求める。

    【0043】このように仮想ネットを追加したことにより、セルは暫定位置に引きつけられるので、配置位置が大きく変わることはない。 もし、仮想ネットが存在しないときは、最初からレジスティブネットワーク方式を使ったのと同じ結果になり、セルは全く違った位置に置かれてしまうことになる。

    【0044】また、ネット数がある一定値を越える領域があって、配線が困難だと思われる領域に対して、従来のレジスティブネットワーク方式と同様、反発力を発生させることにより、セルをその領域から追い出すことができる。 このようにして、パーティショニングベース配置でネットが集中している領域が生じてしまっても、配置結果を改善することが可能となる。

    【0045】このように、パーティショニングベース方式で得られた結果をレジスティブネットワーク方式を使って改善することにより、それぞれの欠点を補って、品質のよいセルの配置結果を得ることができる。

    【0046】:任意の配置位置を入力する場合の説明 レジスティブネットワーク方式によるセルの配置の改善部(レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4)
    は、配置システムの一部として動く必要はなく、改善部分だけを独立して動作させることもできる。 この場合、
    任意のセルの配置位置(例えば、パーティショニングベース方式以外の配置処理手段で求めた位置)を入力として、仮想ネットを追加してレジスティブネットワーク方式を適用する。 このようにして、レジスティブネットワーク方式を用いたセル配置改善システムを作ることができる。

    【0047】:必要部分だけのセルの配置を改善する場合の説明 全データに対して、レジスティブネットワーク方式によるセル配置の改善を行う必要はない。 局所的(チップの一部)に配線が混雑しているエリアがあったときは、そのエリアを抽出手段3で抽出し、そのエリアだけをレジスティブネットワーク方式の配置処理手段4へ入力し、
    レジスティブネットワーク方式によるセル配置の改善を行うことができる。

    【0048】同様に、一部のネットが長すぎて遅延が大きくなっているものを改善したいときは、抽出手段3でスラックの値が一定値以下の部分を抽出して、その部分だけをレジスティブネットワーク方式の配置処理手段4
    へ入力し、レジスティブネットワーク方式によるセル配置の改善を行うことができる。

    【0049】ここでスラックとは、あるネットの遅延を、タイミング制約の範囲内でどれだけ増加させられるかという余裕を示す値である。 すなわち、信号が最悪でもこの時間で届かなければならない時間(目標遅延)から、信号が実際に到達する時間(実際の遅延)を引いたものである(スラック=目標遅延−実際の遅延)。

    【0050】(3):min-cut 方式を使った処理の説明 パーティショニングアルゴリズムとしてmin-cut 方式を使った場合において、レジスティブネットワーク方式によるセル配置の改善を行うフェーズでは、配線混雑度が基準値よりも高い領域に入っているセルに対して、反発力を生成する。 そして、仮想ネットのバネの強さを通常ネットよりも大きくすることにより、ネットが混雑して配線できない領域以外では、パーティショニングベース配置の結果を尊重し、配線が困難な領域ではレジスティブネットワーク方式によって、セルの密度を減らすことが可能になる。

    【0051】次に、図面に基づいて、パーティショニングアルゴリズムとしてmin-cut 方式を使った場合の処理の説明をする。 図3はパーティショニングベース方式による配置フェーズの説明図、図4は仮想ネット発生フェーズの説明図、図5はレジスティブネットワーク方式による改善フェーズの説明図である。 以下、図3〜図5の処理S11〜処理S23に従って説明する。

    【0052】:パーティショニングベース方式(パーティショニングベースの配置処理手段2)による配置フェーズの説明 S11:全ブロック(領域)を分割し、処理S12に移る。

    【0053】S12:全てのブロックにFMアルゴリズムを適用し、ブロック内部のセルが、分割したブロックのどちらに入るか決定し、処理S13に移る。

    【0054】S13:ブロックは十分小さくなった(例えば、1ブロックのセルの数が1〜2)か判断する。 この判断で、ブロックが十分小さくなった場合は次のフェーズ(処理S14)に移り、もし、十分小さくなっていない場合は処理S11に戻る。

    【0055】:仮想ネット(仮想ネット発生手段による)発生フェーズの説明 S14:変数「i」を1として、処理S15に移る。

    【0056】S15:i番目のセルを取り出し、処理S
    16に移る。

    【0057】S16:セルiと、セルiが置かれているブロックの中心点の間にネット(仮想ネット)を発生し、処理S17に移る。

    【0058】S17:変数「i」をi+1とし、処理S
    18に移る。

    【0059】S18:iがセル数より大きいかどうか判断する。 この判断で、iがセル数より大きい場合は次のフェーズ(処理S19)に移り、もし、大きくない場合は処理S15に戻る。

    【0060】:レジスティブネットワーク方式(レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4)による改善フェーズの説明 S19:ネットの重み(バネの強さ)を決定(仮想ネットの強さは通常のネットの10倍に)し、処理S20に移る。

    【0061】S20:配線混雑度を計算し、処理S21
    に移る。

    【0062】S21:配線混雑度が基準値よりも高い領域が存在するかどうか判断する。 この判断で、配線混雑度が基準値よりも高い領域が存在する場合は処理S22
    に移り、存在しない場合はこの処理を終了する。

    【0063】S22:配線混雑による反発力を計算(反発力を強く)し、処理S23に移る。

    【0064】S23:バネの力学的エネルギーを最小にするセルの配置を求め、処理S20に戻る。

    【0065】(4):プログラムのインストールの説明 入力手段1、パーティショニングベースの配置処理手段2、抽出手段3、レジスティブネットワーク方式の配置処理手段4等は、プログラムで構成でき、主制御部(C
    PU)が実行するものであり、主記憶に格納されているものである。 このプログラムは、一般的な、コンピュータで処理されるものである。 このコンピュータは、主制御部、主記憶、ファイル装置、表示装置、キーボード等の入力手段である入力装置などのハードウェアで構成されている。

    【0066】このコンピュータに、本発明のプログラムをインストールする。 このインストールは、フロッピィ、光磁気ディスク等の可搬型の記録(記憶)媒体に、
    これらのプログラムを記憶させておき、コンピュータが備えている記録媒体に対して、アクセスするためのドライブ装置を介して、或いは、LAN等のネットワークを介して、コンピュータに設けられたファイル装置にインストールされる。 そして、このファイル装置から処理に必要なプログラムステップを主記憶に読み出し、主制御部が実行するものである。

    【0067】〔以下、付記を記載する〕 (付記1)チップを分割した領域に各セルを振り分けるパーティショニングベースの配置処理を行って、各セルの暫定配置を決め、該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理を行うことを特徴としたLSIのセル配置方法。

    【0068】(付記2)セルの配置結果を入力し、該入力された配置結果における各セルの位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理を行うことを特徴としたLSIのセル配置方法。

    【0069】(付記3)チップを分割した領域に各セルを振り分け、各セルの暫定配置を決めるパーティショニングベースの配置処理手段と、該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段とを備えることを特徴としたLSI
    のセル配置装置。

    【0070】(付記4)セルの配置結果を入力する入力手段と、該入力された配置結果における各セルの位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段とを備えることを特徴としたLSIのセル配置装置。

    【0071】(付記5)局所的にネットが混雑している領域を抽出する抽出手段を備え、該抽出したその領域だけを前記レジスティブネットワーク方式の配置処理手段で配置処理を行うことを特徴とした付記4記載のLSI
    のセル配置装置。

    【0072】(付記6)信号伝達の遅延が大きいネットを抽出する抽出手段を備え、該抽出したその領域だけを前記レジスティブネットワーク方式の配置処理手段で配置処理を行うことを特徴とした付記4記載のLSIのセル配置装置。

    【0073】(付記7)チップを分割した領域に各セルを振り分け、各セルの暫定配置を決めるパーティショニングベースの配置処理手段と、該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム又はプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

    【0074】(付記8)セルの配置結果を入力する入力手段と、該入力された配置結果における各セルの位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム又はプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

    【0075】

    【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次のような効果がある。

    【0076】(1):パーティショニングベースの配置処理手段でチップを分割した領域に各セルを振り分けてセルの暫定配置を行い、レジスティブネットワーク方式の配置処理手段で該暫定配置位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるため、パーティショニングベース方式でネットが集中している領域が生じてしまっても、レジスティブネットワーク方式で配置結果を改善することができ、品質のよい配置結果を高速に得ることができる。

    【0077】(2):入力手段でセルの配置結果を入力し、該入力された配置結果における各セルの位置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、レジスティブネットワーク方式の配置処理手段でネットをバネと考えてセルの配置を決めるため、任意の配置位置を入力して、レジスティブネットワーク方式で配置結果を改善することができ、品質のよい配置結果を高速に得ることができる。

    【0078】(3):抽出手段で局所的にネットが混雑している領域、又は、信号伝達の遅延が大きいネットの領域を抽出し、該抽出したその領域だけをレジスティブネットワーク方式の配置処理手段で配置処理を行うため、処理領域が少なく、品質のよい配置結果をより高速に得ることができる。

    【0079】(4):チップを分割した領域に各セルを振り分け、各セルの暫定配置を決めるパーティショニングベースの配置処理手段と、該暫定配置から各セルに仮想のネットが張られているとみなして、ネットをバネと考えてセルの配置を決めるレジスティブネットワーク方式の配置処理手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム又はプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とするため、このプログラムをコンピュータにインストールすることで品質のよい配置結果を高速に得ることができるLSIのセル配置方法及び装置を容易に提供することができる。

    【図面の簡単な説明】

    【図1】本発明の装置構成図である。

    【図2】実施の形態におけるLSIのセル配置処理の説明図である。

    【図3】実施の形態におけるパーティショニングベース方式による配置フェーズの説明図である。

    【図4】実施の形態における仮想ネット発生フェーズの説明図である。

    【図5】実施の形態におけるレジスティブネットワーク方式による改善フェーズの説明図である。

    【図6】従来のパーティショニングベース配置方式の説明図である。

    【図7】従来のレジスティブネットワーク方式の説明図である。

    【図8】従来のパーティショニングベース方式の問題点の説明図である。

    【図9】従来のレジスティブネットワーク方式の線長見積もりの説明図である。

    【図10】従来のレジスティブネットワーク方式で3つ以上のセルに接続するネットの説明図である。

    【符号の説明】

    1 入力手段 2 パーティショニングベースの配置処理手段 3 抽出手段 4 レジスティブネットワーク方式の配置処理手段

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