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Self-propelled soil improving machine and mixing device used for the same

阅读:225发布:2024-01-27

专利汇可以提供Self-propelled soil improving machine and mixing device used for the same专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a self-propelled soil improving machine and a mixing device used for the soil improving machine capable of obtaining sufficient reforming effect even on slurry-like sediment as a reforming object.
SOLUTION: This self-propelled soil improving machine for producing improved soil by mixing the reforming object sediment received in a hopper, with a soil improving material, comprises a body casing 201; a paddle mixer 212 provided in the body casing 201 to mix the led-in reforming object sediment and the soil improving material; a lower opening 201b provided on the lower side of the body casing 201 to discharge the reformed sediment; and a mixing device 200 having a closing member 201B capable of adjusting the opening degree of the lower opening 201b.
COPYRIGHT: (C)2004,JPO,下面是Self-propelled soil improving machine and mixing device used for the same专利的具体信息内容。

  • 投入される改質対象土砂を受け入れるホッパと、
    このホッパにより受け入れた改質対象土砂を搬送する搬送コンベアと、
    改質対象土砂を改質する土質改良材を供給する土質改良材供給装置と、
    本体ケーシング,この本体ケーシング内に設けられ導入された改質対象土砂及び土質改良材を混合するパドルミキサ,前記本体ケーシング下部側に設けられ、改質した土砂を排出する下部開口,及びこの下部開口の開口度合を調整可能な閉鎖部材を有する混合装置と、
    この混合装置の下方から機外にかけて延設した排出コンベアとを備えたことを特徴とする自走式土質改良機。
  • 請求項1記載の自走式土質改良機において、前記閉鎖部材を前記本体ケーシング長手方向にスライド可能に支持するスライド機構を備えたことを特徴とする自走式土質改良機。
  • 請求項2記載の自走式土質改良機において、前記閉鎖部材をスライドさせる駆動装置を備えたことを特徴とする自走式土質改良機。
  • 受け入れた改質対象土砂及び土質改良材を混合して改良土を生成する自走式土質改良機に用いる混合装置において、
    自走式土質改良機の本体フレームに設けた本体ケーシングと、
    この本体ケーシング内に設けられ導入された改質対象土砂及び土質改良材を混合するパドルミキサと、
    前記本体ケーシング下部側に設けられ、改質した土砂を排出する下部開口と、
    この下部開口の開口度合を調整可能な閉鎖部材と、
    この閉鎖部材を前記本体ケーシング長手方向にスライド可能に支持するスライド機構と、
    前記閉鎖部材をスライドさせる駆動装置とを備えることを特徴とする自走式土質改良機に用いる混合装置。
  • 说明书全文

    【0001】
    【発明の属する技術分野】
    本発明は、土砂を受け入れて土質改良材と混合し改質する自走式土質改良機及びこれに用いる混合装置に係わるものである。
    【0002】
    【従来の技術】
    近年、建設省によるいわゆる建設リサイクル推進計画の策定(1997年)といった廃棄物再利用促進の背景の下、通常、そのままの状態では廃棄せざるを得ないような劣悪な土砂を、例えば、ガス管埋設時の埋め戻しや、地盤強化を図るための宅地用地・道路の路床等の表層への敷設等に用いる改良土として再利用可能な性状に改質する自走式土質改良機のニーズが拡がりつつある。
    【0003】
    この種の自走式土質改良機は、一般的に、ホッパに受け入れた土砂を土質改良材と共に混合装置に供給し、この混合装置内で土砂及び土質改良材を攪拌混合して改質しつつ、混合装置から排出された改良土を排出コンベアによって機外に搬出するようになっている(例えば特許文献1参照)。
    【0004】
    【特許文献1】
    特開2000−45327号公報【0005】
    【発明が解決しようとする課題】
    上記従来技術において、前述の混合装置は、回転軸に複数の攪拌翼を設けたパドルミキサを混合装置の本体ケーシング内部に備えたもので、本体ケーシングの一端側に設けた入口から供給された土砂及び土質改良材を、パドルミキサによって攪拌混合して改良土を生成しつつ、本体ケーシングの他端側に設けた出口に向けて移送するようになっている。 こうしたいわゆるミキシング方式の混合装置においては、混合装置の本体ケーシングの内部でパドルミキサによって土砂及び土質改良材が十分に攪拌混合されるので、良好な混合状態の改良土を生成することができる。
    【0006】
    しかしながら、上記従来技術のような自走式の土質改良機においては、混合装置を本体フレーム上の限られたスペースに配設する関係上、混合装置をあまり大きくすることができない。 そのため、近年、多種多様化する改質対象土砂のうち、特に泥土状の高含比の土砂を改質する場合には、十分改質される前に出口(排出口)から土砂が排出されてしまう恐れがある。
    【0007】
    本発明は、上記の事柄に基づいてなされたものであり、その目的は、泥土状の土砂を改質対象とした場合でも十分な改質効果を得ることができる自走式土質改良機及びこれに用いる混合装置を提供することにある。
    【0008】
    【課題を解決するための手段】
    (1)上記目的を達成するために、本発明の自走式土質改良機は、投入される改質対象土砂を受け入れるホッパと、このホッパにより受け入れた改質対象土砂を搬送する搬送コンベアと、改質対象土砂を改質する土質改良材を供給する土質改良材供給装置と、本体ケーシング,この本体ケーシング内に設けられ導入された改質対象土砂及び土質改良材を混合するパドルミキサ,前記本体ケーシング下部側に設けられ、改質した土砂を排出する下部開口,及びこの下部開口の開口度合を調整可能な閉鎖部材を有する混合装置と、この混合装置の下方から機外にかけて延設した排出コンベアとを備える。
    【0009】
    本発明においては、通常の土質改良作業を行う場合には、例えば、混合装置の下部開口を、閉鎖部材を操作してパドルミキサによる土砂移送方向下流側端部近傍を部分的に開放し、この開放部分を改良土の出口とする。 このような態様とすれば、混合装置の本体ケーシング内に供給された土砂及び土質改良材をパドルミキサによって攪拌混合しつつ、十分に混合された改良土を順次出口から排出するといったように、連続的な土質改良作業を行うことができる。 なおかつ、泥土状の高含水比の土砂を改質対象土砂とする場合でも、閉鎖部材により混合装置の下部開口を全閉し、本体ケーシング内に供給された土砂及び土質改良材をバッチ式で十分に攪拌混合することにより、十分な改質効果を得ることができる。
    【0010】
    (2)上記(1)において、好ましくは、前記閉鎖部材を前記本体ケーシング長手方向にスライド可能に支持するスライド機構を備える。
    【0011】
    (3)上記(2)において、また好ましくは、前記閉鎖部材をスライドさせる駆動装置を備える。
    【0012】
    (4)上記目的を達成するために、また本発明は、受け入れた改質対象土砂及び土質改良材を混合して改良土を生成する自走式土質改良機に用いる混合装置において、自走式土質改良機の本体フレームに設けた本体ケーシングと、この本体ケーシング内に設けられ導入された改質対象土砂及び土質改良材を混合するパドルミキサと、前記本体ケーシング下部側に設けられ、改質した土砂を排出する下部開口と、この下部開口の開口度合を調整可能な閉鎖部材と、この閉鎖部材を前記本体ケーシング長手方向にスライド可能に支持するスライド機構と、前記閉鎖部材をスライドさせる駆動装置とを備える。
    【0013】
    【発明の実施の形態】
    以下、本発明の自走式土質改良機の一実施の形態を図面を用いて説明する。
    図1は本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側面図、図2はその上面図である。
    これら図1及び図2において、1は走行体で、この走行体1は、走行装置2と、この走行装置2の上部に設けた略枠型形状の本体フレーム3とで構成されている。 また、4は走行装置2のトラックフレームで、このトラックフレーム4は、本体フレーム3の下部に接続している。 5,6はそれぞれこのトラックフレーム4の両端に設けた従動輪(アイドラ)及び駆動輪、7はこれら従動輪5及び駆動輪6に掛け回した履帯(無限軌道履帯)、8は駆動輪6に直結した駆動装置である。 9a,9bは本体フレーム3上に複数立設した支持ポストで、これら支持ポスト9a,9bの上部には、支持フレーム10,11が設けられている。
    【0014】
    12は改質対象となる土砂を受入れる上方拡開形状のホッパで、このホッパ12は、後方側(図1中右側)を除く側面を囲うように形成されており、上記支持フレーム10により、本体フレーム3の長手方向一方側(図1中左側)に支持されている。 13はこのホッパ12で受入れた土砂を搬送する搬送コンベアで、この搬送コンベア13は、ホッパ12の下方から後述する混合装置200の入口筒体202上方にかけてほぼ水平に延設してある。 14はこの搬送コンベア13のコンベアフレームで、このコンベアフレーム14は、上記支持ポスト9a,9b等に支持されている。 15,16はそれぞれこのコンベアフレーム14の両端に設けた駆動輪及び従動輪、17はこれら駆動輪15及び従動輪16に掛け回した搬送ベルト、18はこの搬送ベルト17の搬送面を支持する複数の支持ローラである。 なお、駆動輪15には、この駆動輪15を駆動して搬送ベルト17を循環駆動させるための駆動装置(図示せず)が連結されている。
    【0015】
    19はこの搬送コンベア13上の土砂に土質改良材を添加する土質改良材供給装置で、この土質改良材供給装置19は、水平断面が略方形の土質改良材の貯留タンク20と、この貯留タンク20内の土質改良材を下方に導出するスクリューフィーダ21と、貯留タンク20内の土質改良材をスクリューフィーダ21に導く漏斗の役割を果たす略四錐形状のシュート22とで構成されている。 貯留タンク20は、このシュート22上部のフランジ状の枠板23に連設した蛇腹部24と、この蛇腹部24の上部をカバーする天板部25とで構成されている。 26はこの天板部25のほぼ中央に設けた土質改良材充填用の受入口(図2参照)、27はこの土質改良材受入口26の開閉蓋で、この開閉蓋27は、天板部25に蝶番28(図2参照)により取付けられている。
    【0016】
    32は上記支持フレーム11に支持された略枠型の台板、33はこの台板32上に立設した複数のガイド筒で、このガイド筒33には、前述のシュート22の枠板23を支持すると共に、その先端付近に図示しないピン穴が穿設してある。 29は天板部25の外周部に複数(この例では3つ)設けた取付部、30はこれら取付部29下部に延設した支柱で、この支柱30の上下には、それぞれ所定の位置にピン穴31(上側のもののみ図1に図示)が穿設されている。 各支柱30は、それぞれ上記ガイド筒33に上下方向にスライド可能に挿入され、台板32の下方にまで突出可能となっている。 34は支柱30をガイド筒33に固定するストッパピンで、このストッパピン34は、ガイド筒33の図示しないピン穴を介し支柱30のピン穴31に挿入するものである。
    このような構造により、例えば稼動時等には、蛇腹部24を伸長させ、ガイド筒33のピン穴を介し支柱30の下側のピン穴31にストッパピン34を挿入すれば、図1に示す状態のように貯留タンク20の内部容積を十分確保し、自走式土質改良機をトレーラ等で輸送するとき等には、蛇腹部24を減縮させ、ガイド筒33のピン穴を介し支柱30の上側のピン穴31にストッパピン34を挿入すれば、自走式土質改良機の全高を輸送制限をクリアする高さまで低くした状態で保持できるようになっている。
    【0017】
    上記スクリューフィーダ21は、略円筒状のケーシング35と、このケーシング35内に設けたスクリュー(オーガ)36とを備えており、駆動装置(図示せず)によりこのスクリュー36を回転駆動し、先のシュート22からケーシング35内に導入された土質改良材を図1中左側に移送するようになっている。 そして、図示しない土質改良材の出口から搬送コンベア13の搬送方向下流側(図1中右側)端部付近を搬送される土砂に定量づつ添加するようになっている。
    【0018】
    200は搬送コンベア13から導入された土砂及び土質改良材を混合して改良土を生成する混合装置である。
    図3はこの混合装置200の詳細構造を表す上面図、図4はこの図3中IV−IV断面による側断面図、図5は混合装置200の支持構造を表す側面図、図6はこの図5中左側から見た正面図である。
    これら図3乃至図6において、201はこの混合装置200の略箱状の本体ケーシングで、この本体ケーシング201には、その長手方向一方側(図4中左側)上部に土砂及び土質改良材の入口筒体202が、他方側(図4中右側)下部に改良土の出口カバー203(図5参照)が設けてある。 227A,227B(図5参照)は本体ケーシング201の取付部で、取付部227Aは上記本体ケーシング201、取付部227Bはハウジング225のそれぞれの側面に突設してある。 228A,228B(図5参照)は本体ケーシング201を本体フレーム3上に固定する連結部材で、これら連結部材228A,228Bの両端は、それぞれ上記取付部227Aと本体フレーム3上部、取付部227Bと本体フレーム3上部に対しボルト締結されている。 なお、連結部材228Aは、図6に示すように、後述のスライド機構100に干渉しないよう、スライド機構100を跨ぐように略「く」の字状に形成されている。
    【0019】
    201Aは本体ケーシング201の入口筒体202を除く上面を構成する蓋体で、この蓋体201Aは、本体ケーシング201上に入口筒体202と共に複数枚(この例では3枚)並設されている。 これら入口筒体202及び蓋体201Aは、本体ケーシング201上部に着脱可能に設けられており、取外せば、本体ケーシング201の上面が全面的に開放されるようになっている。 なお、図3に示すように、本体ケーシング201の幅方向一方側(図3中上側)の上部には、各蓋体201Aの端部に当接するストッパ210が設けられており、蓋体201Aの取付けの際、容易に位置決めすることができるよう配慮されている。 211は蓋体201Aの上部に設けた把手で、この把手211は、蓋体201Aの着脱作業に配慮して設けたものである。
    【0020】
    212は本体ケーシング201内に設けた複数(この例では2本)のパドルミキサで、このパドルミキサ212は、本体ケーシング201の長手方向(図3中左右方向)に略平行に配設した中空(中実でも構わない)の回転軸213と、この回転軸213に放射状に複数設けたパドル214とで構成されている。 このパドル214は、その平滑な面が、回転軸213の軸線方向(この場合図3中右方向)に対し、パドルミキサ212の回転方向を向くように傾斜して設けられている。
    【0021】
    215,216は回転軸213の両端に接続する1対の支軸で、これら支軸215,216は、それぞれ本体ケーシング201の長手方向(図3中左右方向)両端部に、軸受217,217(図4参照)により回転自在に支持されている。 即ち、本実施の形態においては、パドルミキサ212は、支軸215,216に着脱可能に設けられており、容易に取外し可能な構成となっている。 なお、本体ケーシング201内の土砂及び土質改良材の移送方向上流側端部の底面(本体ケーシング201の支軸215及び回転軸213の締結部の下方)には、土砂及び土質改良材の堆積防止部材218(図4参照)が設けてある。
    【0022】
    223は支軸216の他端(図4中右端)に設けたギア、224はパドルミキサ212の駆動装置で、この駆動装置224の出軸224aは、支軸216の他端(図4中右端)に直結している。 また、ギア223は隣接する支軸216のもの同士互いに噛合しており、隣接するパドルミキサ212がほぼ同一回転数で互いに反対方向に回転駆動するようになっている。 これにより、混合装置200は、搬送コンベア13から入口筒体202を介して導入された土砂及び土質改良材をパドル214により混合して改良土としつつ反対側に移送するようになっている。 225はギア223等を内包するハウジングである。
    【0023】
    201bは本体ケーシング201の下部側のほぼ全面に設けた下部開口、201Bはこの下部開口201bの開口度合を調整する閉鎖部材(開閉蓋)201Bで、閉鎖部材201Bの内壁は、パドル214の回転軌跡に沿うように円弧状に形成されている。 閉鎖部材201Bは、下部開口201bを完全に覆うことができると共に、状況に応じて下部開口201bの開度を調整することも可能な構成となっている。 即ち、下部開口201bを全閉状態とすれば混合装置200によるバッチ処理が可能となり、また、図7に示すようにパドルミキサ212の土砂移送方向下流側(図4中右側)端部近傍のみを部分的に開放すれば、この開放部分を改良土の出口として、供給された土砂を連続的に改質しつつ排出するといった要領で連続処理が可能となるようになっている。 また、下部開口201bを大きく開放すれば(図5はその状態を表している)、本体ケーシング201内に異物が詰まった場合、詰まった異物を土砂及び土質改良材と共に排出することもできるようになっている。 なお、繁雑防止のため特に図示していないが、下部開口201bと閉鎖部材201Bとの間には、ある程度の機密性を確保するためにシールを介設することが好ましい。
    以下に閉鎖部材201Bをスライドさせるための構成を説明する。
    【0024】
    100は閉鎖部材201Bを本体ケーシング201の長手方向に略水平にスライド可能に支持するスライド機構で、このスライド機構100は、ガイド部材122と、このガイド部材122に摺動するスライド部材123とで構成されている。 ガイド部材122は、本体フレーム3にボルト締結されたサイドプレート122Aと、このサイドプレート122Aの内側に固着した「く」の字状の支持部材122Bと、この支持部材122B上に略水平に設けたレール122Cと、このレール122Cの外方に設けたガイド部122Dとで構成され、本体フレーム3の内側に設けられている。 一方、スライド部材123は、ガイド部材122のレール122C上を摺動する摺動部123Aと、この摺動部123A上に接続するよう閉鎖部材201Bの幅方向(図6中左右方向)に突設され、上記ガイド部122Dの内側に当接した支持板123Bとで構成されている。 また、234は閉鎖部材201Bをスライド駆動させる油圧シリンダ(駆動装置)、124,124はそれぞれスライド部材123の支持板123B及び本体ケーシング201の側部に固着されたブラケットで、油圧シリンダ234の両端は、これらブラケット124,124に回動可能に連結されている。
    【0025】
    以上のように、本体ケーシング201及び閉鎖部材201Bは、それぞれ独立して本体フレーム3から支持され、相互間においては油圧シリンダ234により連結されている。 これにより、油圧シリンダ234が伸長すると、摺動部123Aがレール122C上を摺動し、これに伴って閉鎖部材201Bが本体ケーシング201の長手方向に略水平にスライドする結果、下部開口201bが開閉されるようになっている。 このとき、閉鎖部材201Bのスライド駆動に際し、下部開口201bの縁に対してあまり大きな間隙が生じると、その間隙から内部の土砂や土質改良材が漏洩する可能性があるため、下部開口201bは、その縁が閉鎖部材201Bのスライド軌道に沿うよう形成し、閉鎖部材201Bの上端が下部開口201bの下端に摺動するようにすることが好ましい。 また、この場合、閉鎖部材201Bが下部開口201bの縁にガイドされてスライド動作可能なように、閉鎖部材201Bと下部開口201bの縁とが嵌合するよう形成しても良い。
    【0026】
    図1及び図2に戻り、60はこの混合装置200から導出された改良土等を機外に排出する排出コンベアで、この排出コンベア60は、混合装置200の長手方向一方側(図1中左側)端部の下方から他方側(図1中右側)に向かって所定距離略水平に延在した後、本体フレーム3の間を通って上り傾斜に延在している。 61はこの排出コンベア60のコンベアフレームで、このコンベアフレーム61は、支持部材62,63等を介し動力装置64(後述)や本体フレーム3等から支持されている。 65はこの排出コンベア60の搬送方向下流側(図1中右側)端部に設けた駆動輪、66はこの駆動輪65及び排出コンベア60の搬送方向上流側(図1中左側)に設けた図示しない従動輪に掛け回した搬送ベルト、67はこの搬送ベルト66の搬送面を支持する複数の支持ローラである。 68(図2参照)は駆動輪65に直結した駆動装置で、この駆動装置68により、駆動輪65を回転駆動して搬送ベルト66を循環駆動させるようになっている。
    【0027】
    上記動力装置64は、搭載した各作動装置の動力源となるエンジンや油圧駆動系統、制御系等を適宜内蔵したもので、本体フレーム3の長手方向他方側(図1中右側)端部に支持部材73を介して支持されている。 74はこの動力装置64の前方側(図1中左側)の区画に設けられた運転席で、この運転席74には、上記走行装置2を操作する1対の操作レバー75や、他の各作動装置を操作する操作盤76等が設けてある。
    【0028】
    69は手動操作盤で、この手動操作盤69は、例えば上記動力装置64内に設けた図示しないコントローラにコードを介して電気的に接続しており、本体フレーム3の長手方向一方側(図1中左側)端部に着脱式に設けられている。 但し、手動操作板69としては、このように有線操作式に限られず、例えば無線操作式としても構わない。 また、その設置箇所に関しても、上記位置に限らず混合装置200が見易い位置であれば足り、更に着脱式に設けた例を説明したが、固定しても構わない。
    【0029】
    図8は手動操作盤69の外観を表す概略図である。
    この図8において、70A,70Bはそれぞれ上記混合装置200の閉鎖部材201Bを開閉する操作スイッチで、操作スイッチ70Aを押すと上記油圧シリンダ234が伸びて閉鎖部材201Bが開き、操作スイッチ70Bを押すと油圧シリンダ234が縮んで閉鎖部材201Bが閉まるようになっている。 閉鎖部材201Bの開閉動作に関しては、例えば操作スイッチ70Aを押している間に開動作を行い離すと停止するといった構成としても、例えば予めリミットスイッチ等によって段階的に閉鎖部材201Bの位置(開度)が検出され、一旦操作スイッチ70Aを押せば、自動的に次の位置となるように開動作が行われる構成としても良い。 勿論、閉動作の場合も同様である。
    【0030】
    71A,71Bは共に上記混合装置200のパドルミキサ212を駆動させる操作スイッチで、操作スイッチ71Aを押すと上記駆動装置224を正転させ、パドルミキサ212が土砂及び土質改良材を上記出口筒体40側に移送するように駆動し、操作スイッチ71Bを押すと駆動装置224を逆転させ、パドルミキサ212を逆方向に回転させるようになっている。 72A,72Bはそれぞれ上記排出コンベア60を起動・停止させる操作スイッチで、操作スイッチ72Aを押すと上記駆動装置68が駆動して搬送ベルト66が循環駆動し、操作スイッチ72Bを押すと駆動装置68を停止させ搬送ベルト66を停止させるようになっている。
    【0031】
    なお先の図1において、102は警告灯で、この警告灯102は、例えば、混合装置200内で詰まりが生じた際の作業者への報知等に用いられるものである。 この場合、例えば混合装置200の駆動装置224の負荷又は回転数を検出するセンサを設けておき、このセンサの検出値を基に図示しないコントローラによって異物の噛み込みが生じたと判断された場合、コントローラからの指令によって点灯する構成とすれば良い。 また、図1においては、この警告灯102を土質改良材供給装置19上に設けた例を示したが、視認性の良い箇所であれば設置位置はそこに限られない。 勿論、作業者への報知手段としては、このような警告灯によるものに限らず、警告音、或いはパネルによる文字表示等としても構わない。
    【0032】
    次に、上記構成の本実施の形態の自走式土質改良機の動作を説明する。
    ▲1▼連続処理を行う場合比較的改質し易い性状の土砂を対象として改質作業を行う場合、閉鎖部材201Bを適宜スライドさせ、先に図7に示したように、混合装置200の下部開口201bにおける後方側を改良土出口として部分的に開放する。 このとき、改良土出口としての開放面積は、改質対象土砂の物性に応じて、要求される攪拌混合距離が確保されるよう調整する。
    そしてこの状態で、例えば油圧ショベル等によりホッパ12に改質対象となる土砂を投入すると、ホッパ12で受け入れられた土砂は、その下方の搬送コンベア13上に載置され搬送される。 土質改良材供給装置19は、その貯留タンク20内の土質改良材をスクリューフィーダ21を介し搬送コンベア13により搬送される土砂に供給していく。 そして、搬送コンベア13により混合装置200に導入された土砂及び土質改良材は、パドルミキサ212で均一に攪拌混合され、排出コンベア60上に改良土として導出される。 この改良土は排出コンベア60により搬送され、最終的に自走式土質改良機外に排出される。
    【0033】
    ▲2▼バッチ処理を行う場合例えば、泥土等、含水比が高く、十分な改質効果を得るために、更に十分な攪拌混合が必要な性状の土砂を対象として改質作業を行う場合、閉鎖部材201Bを適宜スライドさせ、先に図4に示したように、混合装置200の下部開口201bを閉鎖部材201Bによって閉鎖する。
    そしてこの状態で、例えば油圧ショベル等により投入された土砂は、上記同様、土質改良材と共に混合装置200に供給される。 そして、混合装置200の本体ケーシング201の容積に応じ、本体ケーシング201内に所定量の土砂及び土質改良材が貯留されたら、土砂及び土質改良材の供給を停止する。 この間、混合装置200内に供給される土砂及び土質改良材は、パドルミキサ212によって順次攪拌混合され、更にその後も混合装置200外に排出されることなく本体ケーシング201内で十分に攪拌混合される。 所定時間後、十分に攪拌混合されて得られた改良土は、開放された下部開口部材201bから排出コンベア60上に排出され、最終的に機外に搬出される。 その際の混合装置200からの改良土の排出は、図5のように下部開口201bを大きく開口し自重落下させるようにしても良いし、上述の連続処理の場合と同じように改良土出口を部分的に開放し(図7参照)パドルミキサ212により改良土を出口に向かって移送するようにしても良い。
    【0034】
    ▲3▼異物の噛み込み除去を行う場合以上のような土質改良作業中に、例えば、パドルミキサ212のパドル214と本体ケーシング201の内壁との間に、土砂に混入した比較的大きな石等の異物が噛み込んでしまった場合には、閉鎖部材201Bをスライド駆動させ、混合装置200の下部開口201bを図5のように大きく開放し、噛み込んだ異物を改質中の土砂や土質改良材ごと本体ケーシング201外に排出する。 排出された異物は、共に排出された土砂や土質改良材と共に排出コンベア60に受け止められ、この排出コンベア60により機外に搬出される。
    異物除去後は、閉鎖部材201Bを元の位置にスライドさせ、再び土質改良作業に復帰する。
    【0035】
    本実施の形態によれば、以上のように、閉鎖部材201Bを操作し、混合装置200の下部開口201bを改質対象土砂の物性に応じて適宜開閉することにより、通常の比較的改質し易い土砂を対象として連続処理を行うことは勿論のこと、泥土等を対象とした場合であっても、バッチ処理を行うことにより十分な改質効果を得ることができる。
    【0036】
    またここで、近年においては自走式土質改良機の改質対象となる土砂の性状も多種多様化してきており、例えば礫、抜根、土塊等といった比較的大きな異物を多く含んだ土砂を改質対象とする場合には、異物がパドルと本体ケーシング内壁との間等に噛み込んでしまう可能性がある。 自走式土質改良機においては、固定式のプラントと異なり、走行装置上に各機器を集約配置してあるため、異物除去のための作業スペースが十分に確保できず、混合装置の復旧のために土質改良作業を長時間中断せざるを得ない状況が発生する場合がある。
    【0037】
    それに対し、本実施の形態においては、土質改良作業中に、土砂と共に混合装置200内に大きな異物が混入し、その異物が本体ケーシング201内で噛み込みを起こしてしまった場合には、閉鎖部材201Bをスライドさせ、混合装置200の下部開口201bを大きく開放することにより、噛み込んだ異物を土砂や土質改良材もろとも排出コンベア60上に排出し、容易に機外へ搬出することができる。 また、仮に噛み込んだ異物が排出されなかったとしても、この異物の周囲にあった土砂や土質改良材が排出されるので、容易に異物を目視確認できるようになり、例えば、パドルミキサ212を逆転駆動したり、混合装置200上部の蓋体201を開けてそこから突く等して容易に異物を除去することができる。 これにより、迅速かつ容易に土質改良作業に復帰することができ、安定した生産性を確保することができる。
    【0038】
    また、以上のように、混合装置200の噛み込み除去作業を容易に行うことができるので、専門の知識を有するサービスマン等を呼ばなくとも本実施の形態の自走式土質改良機を使用するレンタル業者、現場の作業者等のエンドユーザにも、混合装置200内の噛み込み等の不具合に対応することができるようになるといったメリットもある。 さらに、図5のように、下部開口201bを大きく開放した際、スライドした閉鎖部材201Bの内壁が混合装置200前方に露出するので、閉鎖部材201Bの内壁のメンテナンス作業が容易になるといったメリットもある。
    【0039】
    なお、以上において、パドルミキサ212を支軸215,216に対し着脱可能な構成としたが、前述の本実施の形態の効果を得るためにはこの構成は必ずしも必要なく、パドルミキサ212の回転軸213が支軸215,216と一体的に形成されていても良い。 また、パドルミキサ212の駆動装置224を複数設ける構成としたが、必ずしも複数必要でなく1つに省略しても良い。
    【0040】
    また、以上において、閉鎖部材201Bをスライド駆動させる駆動装置として、油圧シリンダ234を例示したが、例えば油圧又は電動のモータに代えても良い。 この場合、例えば上記摺動部材スライド部材123の支持部材123B等にギア部を設け、このギア部に噛み合うよう設けたピニオンを、モータで回転させることにより、閉鎖部材201Bをスライド駆動させる構成とすれば足りる。
    【0041】
    更に、履帯7を有するいわゆるクローラ式の走行装置2を備える自走式土質改良機を例にとって説明してきたが、これに限られず、例えばいわゆるホイール式の走行体を備える自走式土質改良機としても良い。 また、ホッパ12の上方に、いわゆる振動篩や固定篩を用いた自走式土質改良機にも以上は適用可能である。 さらに、篩を設けた場合、土砂投入性への配慮として、篩の上方にいわゆる煽りを設けたものにも、以上の構成は適用可能である。 また、土砂に土質改良材を添加するするものとして、スクリューフィーダ21を例に挙げたが、これに代えていわゆるロータリフィーダ等、他の供給装置を設けても良い。 これらの場合も同様の効果を得る。
    【0042】
    【発明の効果】
    本発明によれば、改質対象土砂の物性に応じて混合装置の下部開口を適宜開放し、連続的な土質改良作業は勿論のこと、泥土状の高含水比の土砂を改質対象土砂とする場合でも、バッチ処理によって十分な改質効果を得ることができる。 そしてなおかつ、異物が混合装置内で噛み込みを起こした場合には、混合装置の下部開口を大きく開放することにより、内部の土砂や土質改良材ごと異物を排出することができ、迅速に土質改良作業に復帰することができる。
    【図面の簡単な説明】
    【図1】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す側面図である。
    【図2】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態の全体構造を表す上面図である。
    【図3】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の詳細構造を表す上面図である。
    【図4】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の詳細構造を表す図3中IV−IV断面による側断面図である。
    【図5】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の支持構造を表す側面図である。
    【図6】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の支持構造を表す図5中左側から見た正面図である。
    【図7】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた混合装置の連続処理作業を行う状態を表す側断面図で、図3に対応する図である。
    【図8】本発明の自走式土質改良機の一実施の形態に備えられた手動操作盤の外観を表す概略図である。
    【符号の説明】
    3 本体フレーム12 ホッパ13 搬送コンベア19 土質改良材供給装置60 排出コンベア100 スライド機構121 パドルミキサ200 混合装置201 本体ケーシング201b 下部開口201B 閉鎖部材234 油圧シリンダ(駆動装置)

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