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Fuel cell system

阅读:1035发布:2020-12-03

专利汇可以提供Fuel cell system专利检索,专利查询,专利分析的服务。并且PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an operational method of a fuel cell system which prevents a magnetic type on-off valve from freezing, is applicable especially in a cold district, and smoothly starts up and stops.SOLUTION: A fuel cell system comprises: a fuel cell for generating electric power using a fuel gas and an oxidant gas; a fuel gas supply section for creating the fuel gas by steam reforming raw materials; an oxidant gas supply section for supplying air to the fuel cell; a fuel gas supply route for communicating between the fuel gas supply section and the fuel cell; an oxidant gas supply route for communicating between the oxidant gas supply section and the fuel cell; a fuel gas exhaustion route for exhausting a residual fuel gas from the fuel cell; an oxidant gas exhaustion route for exhausting a residual oxidant gas from the fuel cell; a fuel gas valve for opening and closing the fuel gas supply route; an oxidant gas valve for opening and closing the oxidant gas supply route; a residual fuel gas valve for opening and closing the fuel gas exhaustion route; a residual oxidant gas valve for opening and closing the oxidant gas exhaustion route; a housing; a temperature detector 14 for detecting an atmospheric temperature; and a control section.,下面是Fuel cell system专利的具体信息内容。

  • 燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電を行う燃料電池と、
    前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給部と、
    前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給部と、
    前記燃料電池および前記燃料ガス供給部を連通する燃料ガス供給経路と、
    前記燃料電池および前記酸化剤ガス供給部を連通する酸化剤ガス供給経路と、
    発電に使用しなかった残余燃料ガスを前記燃料電池から排出する燃料ガス排出経路と、
    発電に使用しなかった残余酸化剤ガスを前記燃料電池から排出する酸化剤ガス排出経路と、
    前記燃料ガス供給経路、前記酸化剤ガス供給経路、前記燃料ガス排出経路及び前記酸化剤ガス排出経路の少なくとも1つの経路上に設けられ、前記経路を開閉する電磁式開閉弁と、
    前記電磁式開閉弁の制御を行う制御器と、
    を備え、
    前記制御器は、前記電磁式開閉弁ヘの供給電力量を変更するよう制御する、燃料電池システム。
  • 前記制御器は、励磁状態で開弁する形式の前記電磁式開閉弁に、開弁動作に必要な電力量よりも小さな電力量となるような通電処理を実施し、前記電磁式開閉弁の閉弁状態を保持したまま、自己発熱量を変化させるよう制御する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、励磁状態で開弁する形式の前記電磁式開閉弁に、開弁動作に必要な電力量よりも大きな電力量となるような通電処理を実施し、前記電磁式開閉弁を開弁させるとともに、自己発熱量を変化させるよう制御する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、励磁状態で開弁する形式の前記電磁式開閉弁に、開弁状態保持に必要な電力量よりも大きな電力量となるような通電処理を実施し、前記電磁式開閉弁を開弁状態保持させるとともに、自己発熱量を変化させるよう制御する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、励磁状態で閉弁する形式の前記電磁式開閉弁に、閉弁動作に必要な電力量よりも小さな電力量となるような通電処理を実施し、前記電磁式開閉弁の開弁状態を保持したまま、自己発熱量を変化させるよう制御する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、励磁状態で閉弁する形式の前記電磁式開閉弁に、閉弁動作に必要な電力量よりも大きな電力量となるような通電処理を実施し、前記電磁式開閉弁を閉弁させるとともに、自己発熱量を変化させるよう制御する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、励磁状態で閉弁する形式の前記電磁式開閉弁に、閉弁状態保持に必要な電力量よりも大きな電力量となるような通電処理を実施し、前記電磁式開閉弁を閉弁状態保時させるとともに、自己発熱量を変化させるよう制御する、請求項1に記載の燃料電池システム。
  • 前記燃料電池が収納される筺体と、
    前記筺体の内側もしくは外側の大気の温度を検知する温度検知器と、
    を備え、
    前記制御器は、前記温度検知器の検知温度により機器凍結リスクを判定する、請求項1
    〜7のいずれかに記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、前記燃料電池が発電停止してからの時間を判定する、請求項1〜8のいずれかに記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、前記燃料電池の運転中に、前記経路を開閉する場合に、前記電磁式開閉弁に、前記電磁式開閉弁の開閉動作に必要な電力量とあわせて自己発熱のための電力量を供給するよう制御する、請求項1〜9のいずれかに記載の燃料電池システム。
  • 前記制御器は、前記電磁式開閉弁に供給する電力量を、パルス電流の時間間隔で制御する、請求項1〜10のいずれかに記載の燃料電池システム。
  • 说明书全文

    本発明は、特に寒冷地方で用いられる燃料電池システムの改良に関するものである。

    一般に、燃料電池の発電中には、素極を水素イオンが移動するため水素極および酸素極に供給されるガスは水分を含んでいる必要があり、また酸素極側では発電により水が生成する。 このため、燃料電池システム内の様々なガス配管経路には水または水蒸気が存在している。 燃料電池の発電中には、発電による発熱および補機等からの発熱によりこれらの水は、水または水蒸気の状態で存在している。 しかしながら、外気温度低下時には、燃料電池が発電を停止した場合または発電中でも燃料電池システム筺体内換気のための換気風入口付近等外気温度低下の影響を受ける箇所では、これらの水または水蒸気が凍結してしまう可能性があり、燃料電池は寒冷地方での運転に支障をきたす恐れがある。

    燃料電池システムは短時間で発電準備を終え、発電に至ることで効率を高めることができるが、外気温度低下により各種ガスの供給/遮断を制御する電磁式開閉弁が開状態を保持したままあるいは閉状態を保持したまま凍結してしまう場合がある。 その場合には、外気温度の上昇または何らかの手段により熱を供給し、解凍する必要性が生じるため、始動および停止指令に対し円滑な処理が出来ずに燃料電池システムの運転効率を大きく低下させることになる。

    燃料電池システムにおいて、凍結した電磁式開閉弁を解凍する従来の技術として、始動時の処理で通電により解凍するもの(例えば、特許文献1参照)。 また、電磁式開閉弁に第1、第2のコイルを備え多くの発熱量を得て解凍するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。

    特開2005−268051号公報

    特開2005−147313号公報

    上述した技術では、電磁式開閉弁が凍結した場合、都度始動時に解凍処理が必要となる。 そのため電磁式開閉弁の凍結判定および解凍判定のための機器を必要とし、システム構成が複雑化する。

    また、電磁式開閉弁に第1、第2のコイルを備える場合、機器が大型化し消費電が大きくなり、燃料電池システムの効率を低下させるという課題を解決することはできない。

    本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、電磁式開閉弁の凍結を防止し、特に寒冷地に適用可能な、円滑に始動停止する燃料電池システムの運転方法を提供することを目的とする。

    前記従来の課題を解決するために、本発明に係る燃料電池システムは電磁式開閉弁への供給電力量を制御することで、電磁式開閉弁の自己発熱量を変化させ凍結を防止し短時間で始動停止処理を終え、燃料電池システムを円滑に運転することができる。

    これによって、寒冷地等での気温低下時の毎始動時に解凍処理を実施する必要がなくなるだけではなく発電中の凍結防止のためのヒータ等の消費電力を抑制することができ、燃料電池システムの運転効率を高めることができる。

    また、本発明に係る燃料電池システムは、設置される外気温度の判定および発電停止からの経過時間よりシステム筺体内の残潜熱を判定し、電磁式開閉弁への供給電力量を加減して制御し、自己発熱のための電力量が過剰または不足とならないようにすることで、凍結防止のための消費電力を抑制しつつ確実な凍結防止機能を提供することができる。

    これによって、電磁式開閉弁の凍結防止のための消費電力を抑制し、燃料電池システムの運転効率を高めることができる。

    さらに、本発明に係る燃料電池システムは、始動、発電、停止および待機等の燃料電池システムの全ての動作工程において、電磁式開閉弁によりガス経路を開閉する場合、開閉動作に必要な電力量とあわせて自己発熱のための電力量を供給することで、別途凍結防止のために運転・動作等を行う必要がなくなり、本来の発電を目的とした動作以外に燃料電池システムが動くことを抑制できる。

    これによって、発電以外の燃料電池システムの動作による電力消費を低減し、燃料電池システムの運転効率を高めることができる。

    本発明の燃料電池システムは、電磁式開閉弁の凍結を防止し、かつ、凍結防止に要する消費電力を抑制することが可能となり、寒冷地でも円滑な運転が可能な燃料電池システムを提供することができる。

    本発明の実施の形態1における燃料電池システムのシステム構成図

    励磁状態で開弁する電磁式開閉弁の凍結防止動作フローチャート

    外気温度>T1の場合の励磁状態で開弁する電磁式開閉弁の通電処理の模式図

    T1>外気温度>T2の場合の励磁状態で開弁する電磁式開閉弁の通電処理の模式図

    外気温度<T3の場合の励磁状態で開弁する電磁式開閉弁の通電処理の模式図

    外気温度<T3の場合の励磁状態で閉弁する電磁式開閉弁の通電処理の模式図

    外気温度<T3の場合の励磁状態で開弁する電磁式開閉弁の開弁動作通電処理の模式図

    第1の発明は、燃料ガスと酸化剤ガスとを反応させて発電を行う燃料電池と、前記燃料電池に前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給部と、前記燃料電池に前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給部と、前記燃料電池および前記燃料ガス供給部を連通する燃料ガス供給経路と、前記燃料電池および前記酸化剤ガス供給部を連通する酸化剤ガス供給経路と、発電に使用しなかった残余燃料ガスを前記燃料電池から排出する燃料ガス排出経路と、発電に使用しなかった残余酸化剤ガスを前記燃料電池から排出する酸化剤ガス排出経路と、前記燃料ガス供給部と、前記酸化剤ガス供給部と、前記燃料ガス供給経路上と、前記酸化剤ガス供給経路上と、前記燃料ガス排出経路と、前記酸化剤ガス排出経路の少なくとも1つに設けられた前記経路を開閉する電磁式開閉弁と、前記電磁式開閉弁の制御を行う制御器と、を備え、前記制御器は、前記電磁式開閉弁ヘの供給電力量を変更する制御手段を、備えることを特徴とする燃料電池システムである。 係る構成にすることにより、制御器は電磁式開閉弁への供給電力量を制御し、電磁式開閉弁の自己発熱量を変えることができる。

    第2の発明は、特に、第1の発明の燃料電池システムにおいて、前記燃料電池が収納される筺体と、前記筺体の内側もしくは外側の大気の温度を検知する温度検知器と、を備え、前記制御器は、前記温度検知器の検知温度により外気温度を判定する制御手段を、備えることを特徴とする燃料電池システムである。 係る構成にすることにより、制御器は燃料電池システムの外気温度の判定結果から、電磁式開閉弁への供給電力量を変更し、外気温度の低下にあわせた電磁式開閉弁の自己発熱を得て凍結を防止し、かつ、凍結防止のための消費電力を抑制することができる。

    第3の発明は、前記第1または第2の発明の燃料電池システムにおいて、前記制御器は、前記燃料電池が発電停止してからの時間を判定する制御手段を、備えることを特徴とする燃料電池システムである。 係る構成にすることにより、制御器は燃料電池システムの外気温度とあわせて発電中に発生した燃料電池システム筺体内の残潜熱を判定し、電磁式開閉弁への供給電力量を変更し、外気温度の低下および燃料電池システム筺体内の残潜熱にあわせた電磁式開閉弁の自己発熱を得て凍結を防止し、かつ、凍結防止のための消費電力を抑制することができる。

    第4の発明は、前記第1〜第3の発明の燃料電池システムにおいて、前記制御器は、前記燃料電池の始動、発電、停止および待機等の工程中に、前記経路を開閉する場合に、前記電磁式開閉弁に、前記電磁弁の開閉動作に必要な電力量とあわせて自己発熱のための電力量を供給することを特徴とする燃料電池システムである。 係る構成にすることにより、制御器は燃料電池システムの外気温度とあわせて発電中に発生した燃料電池システム筺体内の残潜熱を判定し、ガス経路を開閉する必要が生じた場合に、電磁式開閉弁に開閉動作に必要な電力量とあわせて自己発熱分を上乗せした電力量を供給し、外気温度の低下および燃料電池システム筺体内の残潜熱の変化にあわせた電磁式開閉弁の自己発熱を得て凍結を防止し、かつ、凍結防止のための消費電力を抑制することができる。

    以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。 なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

    (実施の形態1)
    図1は、本発明の第1の実施の形態における燃料電池システムのシステム構成図である。

    図1に示すように、本実施の形態における燃料電池システムは、水素リッチな燃料ガスと空気中の酸素を酸化剤ガスとして用い発電を行なう燃料電池1と、原料を水蒸気改質し水素リッチな燃料ガスを生成する燃料ガス供給部2と、燃料電池1へ空気を供給する酸化剤ガス供給部3と、燃料ガス供給部2からの燃料ガスを燃料電池1に通連する燃料ガス供給経路4と、酸化剤ガス供給部3からの酸化剤ガスを燃料電池1に通連する酸化剤ガス供給経路5と、燃料電池1からの残余燃料ガスを通連する燃料ガス排出経路6と、燃料電池1からの残余酸化剤ガスを通連する酸化剤ガス排出経路7と、燃料ガス供給部2から燃料電池1に供給する燃料ガスの供給/遮断を行う燃料ガス弁8と、酸化剤ガス供給部3から燃料電池1に供給する酸化剤ガスの供給/遮断を行う酸化剤ガス弁9と、残余燃料ガスの排出/遮断を行う残余燃料ガス弁10と、残余酸化剤ガスの排出/遮断を行う残余酸化剤ガス弁11と、機器の運転制御を行う制御器12と、燃料電池1を収納する筺体13と、外気の大気温度を検知する温度検知器14と、を備える。

    ここで、燃料ガス供給部2に供給される原料として、例えば、エタン、プロパン等の炭化水素といった、少なくとも炭素及び水素を構成元素とする有機化合物を含むものを使用することができる。 また前述の有機化合物の混合ガスである都市ガス、LPガスから付臭成分除去したものを使用することもできる。 またここで、燃料ガス供給部2への原料供給源としては原料を充填したボンベ、ガスインフララインを用いることができる。

    また、酸化剤ガス供給部3と燃料電池1の間の酸化剤ガス供給経路5には、酸化剤ガスを加湿するための加湿器を備えている(図示しない)。 燃料ガス供給部2からの燃料ガスを、燃料電池1をバイパスして、燃料ガス排出経路6に通連するために、燃料ガス供給経路4と燃料ガス排出経路6の間に燃料ガスバイパス経路を設け、燃料バイパス経路を遮断するための弁を備える構造としてもよい。 また、温度検知器14は筺体外に設置し直接外気温度を測る構成としてもよい。

    次に、本実施の形態における燃料電池システムに関して、具体的動作を説明する。

    図1に示す燃料電池システムでは、燃料電池1発電の際には燃料ガス弁8および残余燃料ガス弁10を開弁状態にすることにより、燃料ガス供給経路4を通じて燃料電池1に燃料ガスが供給され、発電に使用されなかった燃料ガスは燃料ガス排出経路6を通じて排出される。 また、酸化剤ガス弁9および残余酸化剤ガス弁11を開弁状態にすることにより、酸化剤ガス供給経路5を通じて燃料電池1に酸化剤ガスが供給され、発電に使用されなかった酸化剤ガスは残余酸化剤ガス排出経路を通じて排出される。 燃料電池1に供給される燃料ガスおよび酸化剤ガスは、水または水蒸気を含んでいる。 また、発電中の燃料電池1では水が生成されることから残余燃料ガスおよび残余酸化剤ガスともに、水または水蒸気を含んでいる。

    これらのことから、燃料電池1が氷点下で運転した場合に、燃料ガス弁8、酸化剤ガス弁9、残余燃料ガス弁10及び残余酸化剤ガス弁11は、開弁状態あるいは閉弁状態で凍結する場合がある。 本実施形態の燃料電池システムは、燃料電池1の始動、発電、停止および待機等の燃料電池システムの全ての動作工程においてこれらの各弁(電磁式開閉弁)が凍結することを防止することができる。

    図を参照して本実施の形態における燃料電池システムの電磁式開閉弁の凍結防止動作を説明する。 まず、温度検知器14で温度を検知する。 このとき検知温度が凍結防止通電開始温度閾値(ここではT1とした)以上であると検知された時は、電磁式開閉弁に凍結防止のための自己発熱を目的とした電力量の供給は行わない(図2参照)。 温度検知器14は、機器凍結リスクを判定できれば、燃料電池システム外部の外気温度を直接測定する構成としてもよいし、燃料電池システム内部の雰囲気温度または内部機器等の温度を代用する構成とすることも可能である。 図3に検知温度>T1のとき、励磁状態で開弁する形式の電磁式開閉弁を(a)開弁状態で保持および(b)閉弁状態で保持した場合の通電処理の模式図を示す。 検知温度が凍結防止通電開始温度閾値T1以上であるため、(a)の場合には開弁状態保持に必要な最低電力量を供給する(以下、本実施の形態では、電磁式開閉弁に供給する電力量の制御はパルス電流の幅の変更[デューティ比の変更]により行う場合を例示して説明するが、電圧変更による電力量の変更にも応用が可能である。ここでは開弁状態保持に必要な最低電力量となるパルス電流の幅をt1とした)。 一方、(b)の場合には非励磁状態で閉弁状態が保持されるため電力量の供給を行わない(ここでは電力量の供給を行わない状態をパルス幅t1´=0とした)。

    温度検知器14で検知した温度が凍結防止通電開始温度閾値T1以下であることを検知すると(S1)、制御器12は燃料電池1が発電停止してからの経過時間が凍結防止通電開始時間閾値(ここではt時間とした)以上であるかを判断する(S2)。 ここで、経過時間がt時間以内であれば検知温度および経過時間の判定を継続する。 経過時間がt時間以上であると判定された時は、温度検知器14で検知した温度がT1より低い第2の温度閾値(ここではT2とした)以下であるかを判定する(S3)。 一般に、燃料電池システムは発電停止直後からある程度の時間が経過するまで、筺体内に多くの熱が残る、この残潜熱の影響により筺体内温度が外気温度と比して十分に高く筺体内部機器の凍結リスクが低い場合には、電磁式開閉弁の自己発熱による凍結防止を実施する必要が無くなる。 残潜熱の変化は、発電停止直後からの経過時間および外気温度に依存するため、経過時間tの設定は、設置地域および燃料電池システムの構成等から任意に決定できる(例えば、寒冷地ではt=2時間 非寒冷地ではt=5時間)。 図4にT1>検知温度>T2のとき、発電停止からの経過時間tを考慮に入れた励磁状態で開弁する形式の電磁式開閉弁を(a)開弁状態で保持および(b)閉弁状態で保持した場合の通電処理の模式図を示す。 検知温度が凍結防止通電開始温度閾値T1以下であるため、発電停止からの経過時間>tが成立すると、(a)の場合には開弁状態保持分電力量に、凍結防止のための自己発熱分電力量をあわせた電力量を供給する(ここではパルス電流の幅をt2とした)。 一方、(b)の場合には凍結防止のための自己発熱分電力量のみを供給する(ここではパルス電流の幅をt2´とした、t2´は開弁状態を保持するための電力量よりも小さな電力量となるように設定し、閉弁状態を維持したまま凍結防止のための自己発熱をさせる[t2´<t1])。

    図2において、温度検知器14で検知した温度がT2以下であった場合、さらに第3の温度閾値(ここではT3とした)以下であるかを判定する(S4)。 図5に検知温度がT3以下まで低下した場合の、励磁状態で開弁する形式の電磁式開閉弁を(a)開弁状態で保持および(b)閉弁状態で保持した場合の通電処理の模式図を示す。 図4と同様に、検知温度が閾値T1以下および発電停止からの経過時間>tが成立すると凍結防止のための自己発熱分電力量の供給を開始する。 (a)の場合、閾値T2以下が成立すると上記t2より大きなパルス電流の幅t3で電力量を供給し、より大きな自己発熱を得る。 さらに、検知温度が閾値T3以下となったら上記t3より大きなパルス電流の幅t4で電力量を供給する。 (b)の場合も同様に、閾値T2以下が成立すると上記t2´より大きなパルス電流の幅t3´で電力量を供給し、同様により大きな自己発熱を得る。 閾値T3以下となったら上記t3´より大きなパルス電流の幅t4´で電力量を供給する。 閉弁状態を保持する場合、t1´〜t4´いずれのパルス電流の幅でも開弁状態に至らない電力量となるようパルス電流の幅を設定(t4´<t1)する。

    本実施の形態における燃料電池システムとすることで、電磁式開閉弁の開弁状態または閉弁状態を保持したまま、自己発熱量を変化させ凍結を防止することができ、かつ凍結防止のための消費電力を抑制することができる。

    T1、T2およびT3の温度設定としては、電磁式開閉弁が凍結しない温度であれば任意の値に設定してよい(T1>T2>T3例えばT1=5℃、T2=0℃、T3=−5℃、また温度にヒステリシスを持たせるように構成してもよい。また、本説明では温度設定をT1、T2およびT3の3点としたが、温度範囲を2点[T1およびT2]または3点以上[T1、T2、T3、T4・・・]に設定する構成としてもよい)。

    図2〜図5では、励磁状態で開弁する形式の電磁式開閉弁を例に通電処理の模式図を示したが、本発明は励磁状態で閉弁する形式の弁にも同様に適用可能である。 図6に検知温度がT3以下まで低下した場合の、励磁状態で閉弁する形式の電磁式開閉弁を(a)閉弁状態で保持および(b)開弁状態で保持した場合の通電処理の模式図を示す。 図5同様に、検知温度低下に伴って自己発熱分の電力量が大きくなるよう構成するが、(b)の開弁状態保持の場合、t1´〜t4´いずれのパルス電流の幅での通電においても閉弁状態に至らない電力量となるようパルス電流の幅を設定(t4´<t1)する必要がある。

    また、図2〜図6では、電磁式開閉弁の開弁状態または閉弁状態を保持する場合の通電処理について示したが、本発明は開弁動作または閉弁動作のための通電処理時にも同様に適用が可能である。 図7に検知温度がT3以下まで低下した場合の、励磁状態で開弁する形式の電磁式開閉弁を開弁動作させた場合の通電処理の模式図を示す。 検知温度低下に伴って、弁動作に必要な電力量とあわせて自己発熱分の電力量が大きくなるよう構成する。 一般に、燃料電池システムは発電停止後、発電中に発生した熱等の影響により各部の圧力が大気圧よりも上昇または低下する場合がある、例えば、図1の燃料電池システム構成では、発電停止後の水素極は大気圧よりも低下するため、空気を吸い込んでしまう問題が発生する。 この問題を回避するため、燃料ガス弁8または残余燃料ガス弁10を開弁状態にすることで系内圧力が負圧となってしまうことを避ける必要がある。 このため、燃料電池システムでは発電停止中にも、各経路の圧力調整等のために弁を開閉する必要がある。 本実施形態とすることで、通常の燃料電池システムの動作中に凍結防止ができるため、別途凍結防止のための動作、工程等を設ける必要をなくすことができ、凍結防止のための消費電力および動作を抑制し燃料電池システムの効率を高めることができる。

    以上によって、外気温低下時に燃料電池システムが、凍結防止のための消費電力を抑制しながら凍結を防止し、円滑な運転を継続することができ、寒冷地等でも電磁式開閉弁の解凍処理を実施する必要がなくなる。 また、燃料電池システム運転のための電磁式開閉弁動作時に、凍結防止のための通電処理も同時に実施することで、凍結防止を目的とした動作、工程を削減し、燃料電池システムの運転効率を高めることができる。

    本発明に係る燃料電池システムは、電磁式開閉弁の凍結を防止し、特に寒冷地に適用可能な、円滑に始動停止することができ、例えば、モバイル用燃料電池、自動車用燃料電池、家庭用燃料電池に適用することができる。

    1 燃料電池 2 燃料ガス供給部 3 酸化剤ガス供給部 4 燃料ガス供給経路 5 酸化剤ガス供給経路 6 燃料ガス排出経路 7 酸化剤ガス排出経路 8 燃料ガス弁 9 酸化剤ガス弁 10 残余燃料ガス弁 11 残余酸化剤ガス弁 12 制御器 13 筺体 14 温度検知器

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